JP4803347B2 - 振動切削装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光学素子用の成形金型等の材料の切削加工に用いる振動切削装置関するものである。
工具を振動させながら切削加工することで、難切削材料である超硬やガラス等の材料を、ダイヤモンド等の工具で切削する技術があり、振動切削と呼ばれている。これは、振動によって工具刃先を高速に微小切り込みを行い、かつ、この時に生成する切り屑を振動によって刃先が掬い出す効果によって、工具に対しても被削材料に対しても応力の少ない切削加工を実現するものである(例えば特許文献1、2,3等参照)。
これによって、通常の延性モード切削で必要とされる臨界切り込み量が数倍に向上し、難切削材料を高効率に切削加工することができる。
この振動切削加工において、加工効率を向上するには振動周波数を高めれば上述した効果が増加し、さらに周波数にほぼ比例して工具の送り速度も高められるので、通常は20kHz以上の高速な振動が使われる。また、この周波数では人間の可聴域を超えているので、振動子やそれにより励振される振動体が不快な音を生じないというメリットもある。
このような高速振動を工具刃先に発生させる方法として、ピエゾ素子や超磁歪素子等によって工具を保持する部材を励振し、この部材を撓み振動や軸方向振動等で共振させることにより、定在波として安定振動させることが実用化されている。このような方法において、工具を保持する部材、すなわち振動体は、共振の節にあたるところで装置筐体や加工機の工具台等に連結された部材に固定されている。
特開2000−52101号公報 特開2000−218401号公報 特開平9−309001号公報
しかしながら、上記のように高速で工具を振動させると、励振のための振動子が電気的な損失によって発熱し、この振動子に密着固定されている振動体を加熱するので、振動体が熱膨張することが起きる。この現象により、以下の問題が生じる。
(1)振動体が熱膨縮するため、この先端に保持された工具刃先の位置が変動し、高精度な切削加工ができない。
(2)切削負荷によって振動の負荷も変わるので、振動子の発熱量も変化して振動体の熱膨張量が変わり、結局、切削条件や被削材料の種類等によっても工具刃先の位置が変動して、加工再現性や加工汎用性が損なわれる。
(3)振動体は、振動の節の位置でネジ等によって押圧し保持されているが、振動体の膨縮によりその保持力が変化したり緩んだりして、共振状態が影響を受け、切削装置としての信頼性を損ねることがある。
そこで、本発明は、高い加工形状精度と滑らかな表面粗さを効率よく達成することができる振動切削装置提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る第1の振動切削装置は、(a)切削工具と、(b)切削工具を振動させるための振動源と、(c)線膨張係数が6×10−6以下の材料で形成されるとともに、切削工具を保持して振動源からの振動を軸方向振動及び撓み振動として切削工具に伝達する振動体と、(d)振動体を軸方向振動及び撓み振動における共通の節位置で固定する固定部材とを備える。この振動切削装置は、振動源の少なくとも一部にガス状流体を吹き付ける冷却手段をさらに備え、振動源及び振動体が、これらの接合部で連通する貫通孔を有し、冷却手段が、貫通孔の振動源側からガス状流体を供給する。
上記装置では、振動体の形成材料が線膨張係数6×10−6以下であるので、振動源が発熱しても、振動体の熱膨張を抑えることができる。よって、振動体に支持された切削工具を精度良く配置することができ、高精度な切削加工が可能になる。
また、上記装置では、固定部材が振動体を軸方向振動及び撓み振動における共通の節位置で固定するので、エネルギーの損失を抑えつつ、振動体を目的とする軸方向振動及び撓み振動によって共振動作させることができる。よって、切削工具を目的とする状態で振動させることができ、高精度で効率的な切削加工が可能になる。
さらに、上記装置では、冷却手段が振動源にガス状流体を吹き付けるので、振動源延いては振動体の温度上昇を抑えることができる。よって、振動体に固定されている切削工具の位置制御の再現性を高めることができ、高精度な切削加工が可能になる。なお、ガス状流体は、質量が軽く、振動体の振動条件を変化させないという利点がある。さらに、上記装置では、貫通孔にガス状流体を流すことができ、振動源と振動体とを直接的かつ効率的に冷却することができる。
本発明に係る第2の振動切削装置は、(a)切削工具と、(b)切削工具を振動させるための振動源と、(c)窒化珪素を主成分として含む材料で形成されるとともに、切削工具を保持して振動源からの振動を軸方向振動及び撓み振動として切削工具に伝達する振動体と、(d)振動体を軸方向振動及び撓み振動における共通の節位置で固定する固定部材とを備える。ここで、窒化珪素を主成分として含むとは、材料の50質量%以上が窒化珪素であることを意味するものとする。この振動切削装置は、振動源の少なくとも一部にガス状流体を吹き付ける冷却手段をさらに備え、振動源及び振動体が、これらの接合部で連通する貫通孔を有し、冷却手段が、貫通孔の振動源側からガス状流体を供給する。
上記装置では、振動体の形成材料が窒化珪素を主成分として含む材料であるので、振動体の形成材料の線膨張係数が極めて小さくなり、振動源が発熱しても振動体の熱膨張を抑えることができ、高精度の切削加工が可能になる。また、窒化珪素を主成分として含む材料は、じん性が非常に高いことから比較的大きな振幅が得られるという利点があり、ヤング率が大きいことから高い振動数での振動が可能であるという利点もある。その他、良好な熱伝導性によって温度上昇を抑える効果や、耐衝撃性によって振動の負荷による破損等の弊害を防止する効果も期待される。
本発明の具体的態様では、上記第2の振動切削装置において、振動体が、サイアロンで形成されている。
本発明に係る第3の振動切削装置は、(a)切削工具と、(b)切削工具を振動させるための振動源と、(c)超硬材料で形成されるとともに、切削工具を保持して振動源からの振動を軸方向振動及び撓み振動として切削工具に伝達する振動体と、(d)振動体を軸方向振動及び撓み振動における共通の節位置で固定する固定部材とを備える。この振動切削装置は、振動源の少なくとも一部にガス状流体を吹き付ける冷却手段をさらに備え、振動源及び振動体が、これらの接合部で連通する貫通孔を有し、冷却手段が、貫通孔の振動源側からガス状流体を供給する。
上記装置では、振動体の形成材料が超硬材料であるので、振動体の形成材料の線膨張係数が極めて小さくなり、振動源が発熱しても振動体の熱膨張を抑えることができ、高精度の切削加工が可能になる。また、超硬材料は、ヤング率が大きいことから高い振動数での振動が可能であるという利点があり、一般的にセラミック材料等に比較して割れにくいことから、切削工具保持用の構造材料として高い信頼性を有する。
本発明に係る第4の振動切削装置は、(a)切削工具と、(b)切削工具を振動させるための振動源と、(c)インバー材及びステンレスインバー材の少なくとも一方で形成されるとともに、切削工具を保持して振動源からの振動を軸方向振動及び撓み振動として切削工具に伝達する振動体と、(d)振動体を軸方向振動及び撓み振動における共通の節位置で固定する固定部材とを備える。この振動切削装置は、振動源の少なくとも一部にガス状流体を吹き付ける冷却手段をさらに備え、振動源及び振動体が、これらの接合部で連通する貫通孔を有し、冷却手段が、貫通孔の振動源側からガス状流体を供給する。
上記装置では、振動体の形成材料がインバー材及びステンレスインバー材の少なくとも一方であるので、振動体の形成材料の線膨張係数が極めて小さくなり、振動源が発熱しても振動体の熱膨張を抑えることができ、高精度の切削加工が可能になる。
本発明の具体的態様では、上記振動切削装置において、ガス状流体は、ミスト状の状態を含む。この場合、ミスト状に添加された粒子によって冷却効率を高めることができ、ガス状流体に対して潤滑等の機能を付加することができる。
本発明の具体的態様では、上記振動切削装置において、ガス流体の温度を調整する温度調整手段をさらに備える。この場合、振動源をより精密に温度制御することができ、振動体の温度を安定させて切削工具の刃先位置の温度ドリフトを低減することができる。
本発明の具体的態様では、上記振動切削装置において、ガス流体の流量を調整する流量調整手段をさらに備える。この場合、振動源をガス流体の流量制御によって温度制御することができ、切削工具の刃先位置の温度ドリフトを低減することができる。
本発明の具体的態様では、上記振動切削装置において、ガス流体が、乾燥圧縮空気であることを特徴とする。この場合、ガス流体が安価で容易に入手可能なものとなり、漏電等の発生を効率的に防止できる。
本発明の具体的態様では、上記振動切削装置において、振動体が、軸状の外形を有し、固定部材が、振動体と一体形成されるとともに振動体の共通の節位置から軸に略垂直な方向に広がった板状部分を有する。この場合、板状部分によって緩みのない高精度の固定が可能なり、変動の少ない安定した動作を実現することができる。また、板状部分によって、振動体を周囲から均等に保持することができ、振動体の固定の信頼性を高めることができる。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態に係る振動切削装置を図面を用いて説明する。図1は、レンズ等の光学素子を成形するための成形金型の光学面を加工する振動切削装置の構造を説明するブロック図である。
図1に示すように、振動切削装置10は、ワークWを切削加工するための振動切削ユニット20と、振動切削ユニット20をワークWに対して支持するNC制御機構30と、NC制御機構30の動作を制御するステージ駆動装置40と、振動切削ユニット20に所望の振動を与える振動子駆動装置50と、振動切削ユニット20に冷却用のガスを供給するガス供給装置60と、装置全体の動作を統括的に制御する主制御装置70とを備える。
振動切削ユニット20は、下部のチップ21先端に切削工具を埋め込んだものであり、この切削工具の振動によってワークWを切削する。振動切削ユニット20の詳細については後述する。
NC制御機構30は、台座31上にコラム33を設けた構造になっており、コラム33に取り付けられてZ方向に昇降しθ方向に回転するヘッド35を備える。このヘッド35には、振動切削ユニット20が取り付けられており、下部にチップ21を露出させている。振動切削ユニット20に対向して、台座31上には、XYステージ37が設けられている。このXYステージ37は、ワークWを支持してXY面内で所望の位置に所望の速度で移動させることができる。
ステージ駆動装置40は、高精度の数値制御が可能になっており、NC制御機構30に内蔵されたモータや位置センサ等を主制御装置70の制御下で駆動することによって、ヘッド35やXYステージ37を適宜動作させる。これにより、ワークWに対する振動切削ユニット20のチップ21先端の位置や角度、さらにそれらの変化速度を自在に調整することができる。
振動子駆動装置50は、振動切削ユニット20に内蔵された振動源に電力を供給するためのものであり、内蔵する発振回路やPLL回路によって、チップ21先端を主制御装置70の制御下で所望の振動数及び振幅で振動させることができる。なお、詳細は後述するが、チップ21先端は、軸に垂直な撓み振動や軸に沿った軸方向振動が可能になっており、3次元的な振動によってワークW表面にチップ21先端を向けた加工が可能になっている。
ガス供給装置60は、振動切削ユニット20を冷却するためのものであり、加圧された乾燥空気(乾燥圧縮空気)を供給するガス状流体源61と、ガス状流体源61からの加圧乾燥空気を通過させることによってその温度を調節する温度調節部63と、温度調節部63を通過した加圧乾燥空気の流量調節を行う流量調節部65とを備える。ここで、ガス状流体源61は、例えば熱的工程やデシケータ等を利用した乾燥機に空気を送り込むことによって空気を乾燥させ、コンプレッサで乾燥空気を所望の気圧まで昇圧する。また、温度調節部63は、図示を省略するが、冷媒を周囲に循環させた流路と、この流路の途中に設けた温度センサとを有する温度調整手段であり、冷媒の温度や供給量の調節によって、流路に通した加圧乾燥空気を所望の温度に調節することができる。さらに、流量調節部65は、バルブやフローコントローラ(不図示)を有する流量調節手段であり、温度調節された加圧乾燥空気を振動切削ユニット20に供給する際の流量を調節することができるようになっている。
図2は、振動切削ユニット20の構造を説明する断面図である。振動切削ユニット20は、切削工具81と、振動体82と、軸方向振動子83と、撓み振動子84と、カウンタバランス85と、筐体86とを備える。
ここで、切削工具81は、振動体82の先端側であるチップ21の端部に埋め込むように固定されている。切削工具81は、先端81aが切刃になっており、共振状態とされた振動体82の開放端として振動体82とともに振動する。つまり、切削工具81は、振動体82の軸方向振動に伴ってZ方向に変位する振動を生じ、振動体82の撓み振動に伴ってXY方向に変位する振動を生じる。
振動体82は、先端のチップ21側で外径が細くなっており、根元側で外径が太くなっている。振動体82の側面の適当な箇所には、板状部分である第1固定フランジ87が形成されており、振動体82は、第1固定フランジ87を介して筐体86に例えばネジ93で固定されている。なお、振動体82は、軸方向振動子83によって振動し、Z方向に局所的に変位する定在波が形成されている共振状態となる。また、振動体82は、撓み振動子84によって振動し、XY方向に局所的に変位する定在波が形成されている共振状態となる。ここで、第1固定フランジ87の位置は、振動体82にとって、軸方向振動と撓み振動とに共通の節となっており、第1固定フランジ87を介して固定することにより、軸方向振動や撓み振動が妨げられることを防止できる。
図3は、第1固定フランジ87の形状を例示する。図3(a)に示す第1固定フランジ87は、完全な円板状の固定部材であり、外周部分が筐体86に固定されて筐体86を封止しており、通気のない構造となっている。図3(b)に示す第1固定フランジ87は、開口87aを有する固定部材であり、外周部分を筐体86に固定しても、筐体86内外の通気が確保できるようになっている。図3(c)に示す第1固定フランジ87は、例えば等角度で3方向に延びる支持部材87bを有する固定部材であり、支持部材87b先端を筐体86に固定しても、筐体86内外の通気が確保できるようになっている。
軸方向振動子83は、ピエゾ素子(PZT)や超磁歪素子等で形成され振動体82の根元側端面に接続される振動源であり、図示を省略するコネクタ等を介して図1の振動子駆動装置50に接続されている。軸方向振動子83は、振動子駆動装置50からの駆動信号に基づいて動作し高周波で伸縮振動することによって振動体82に縦波を与える。なお、軸方向振動子83は、Z方向に関しては変位可能になっているが、XY方向に関しては変位しないようになっている。
撓み振動子84は、ピエゾ素子や超磁歪素子等で形成され振動体82の根元側側面に接続される振動源であり、図示を省略するコネクタ等を介して図1の振動子駆動装置50に接続されている。撓み振動子84は、振動子駆動装置50からの駆動信号に基づいて動作し高周波で振動することによって振動体82に横波を与える。
カウンタバランス85は、軸方向振動子83を挟んで振動体82の反対側に接続される。カウンタバランス85の側面の適当な箇所には、第2固定フランジ88が形成されており、カウンタバランス85は、第2固定フランジ88を介して筐体86に固定されている。第2固定フランジ88の形状は、図3に示す第1固定フランジ87と同様のものとなっている。なお、カウンタバランス85は、軸方向振動子83によって振動し、Z方向に局所的に変位する定在波が形成されている共振状態となる。ここで、第2固定フランジ88の位置は、カウンタバランス85にとって、軸方向振動の節となっており、第2固定フランジ88を介して固定することにより、軸方向振動が妨げられることを防止できる。
筐体86は、筒状の部材であり、第1及び第2固定フランジ87,88を介して振動体82やカウンタバランス85を支持固定する部分である。筐体86の一端には、開口を塞ぐように第1固定フランジ87が取り付けられており、他端には、端面の開口に連結された給気パイプ92が設けられている。この給気パイプ92は、図1のガス供給装置60に連結されており、所望の流量及び温度に設定された加圧乾燥空気が供給される。つまり、給気パイプ92は、ガス供給装置60とともに、振動切削ユニット20を内部から冷却するための冷却手段となっている。
以上の振動切削ユニット20において、振動体82と、軸方向振動子83と、カウンタバランス85とは、互いにロウ付けによって固定されており、軸方向振動子83の効率的な振動が可能になっている。また、振動体82と、軸方向振動子83と、カウンタバランス85との軸心には、これらを貫通する貫通孔91が形成されており、給気パイプ92からの加圧乾燥空気が流通する。貫通孔91の先端は、二股以上に分岐した細孔91aとなっており、貫通孔91に導入された加圧乾燥空気をチップ21の端部に排出できるようになっている。
以下、振動体82を形成する材料について説明する。なお、カウンタバランス85も、振動体82と同一の材料で形成されている。
振動体82の材料としては、線膨張係数が6×10−6以下の材料を用い、具体的には、窒化珪素、サイアロン、超硬、インバー材、ステンレスインバー材等が好適に用いられる。以下の表1は、振動体82の材料の典型的な実施例(インバー、ステンレスインバー、超硬、窒化珪素、サイアロン、炭化珪素)や、比較例(所謂6−4チタン;Ti−6Al−4V、アルミ合金;A5056、ステンレス;SUS304、アルミナ)を示したものであり、各材料の物性を併せて記載している。
Figure 0004803347
従来、振動子83,84で励振させられる振動体82は、ステンレス材料や焼き入れ鋼、アルミ等が主な材料であった。これは、比較的安価な材料でありながら音速が速く、軸方向振動を効率良く実現できるためであった。しかし、ステンレス材料の線膨張係数は13〜17×10−6と大き<、焼き入れ鋼で10〜11×10−6程度、アルミに至っては24×10−6と極めて大きかった。このような材料で、切削工具81を支持する振動体82(以下、従来型の振動体82)を製作した場合、振動体82の温度が多少変化すると、その先端に取り付けられた切削工具81の刃先位置(先端81aの端部)が比較的大きく変動していた。そのため、例えば振動切削加工を開始すると、振動子83,84が電気的な損失によって発熱するので、時間の経過とともに少しずつ振動子83,84の温度が上昇し、これに結合固定されている従来型の振動体82の温度も徐々に上昇した。その結果、従来型の振動体82は、加工が進行するにつれ熱膨縮により全長を延ばし、その先端に設けた切削工具81の刃先位置が徐々に変化していた。このように刃先位置が加工中に変動する切削装置にあっては、加工形状を高精度に創製することは難し<、超硬やガラス、あるいはセラミック等の難加工材料をワークWとして切削している場合、切り込み量がミクロンオーダーで変動して、表面粗さも一様とはならない。
本実施形態では、このような振動体82の熱伸張によって加工精度が低下することを防止するため、線膨張係数が6×10−6以下の材料を用いている。つまり、本発明者は、最も一般的な焼き入れ鋼材の10〜11×10−6の約半分である、6×10−6以下の線膨張係数を有する材料を振動体82に用いることが、切削工具81の刃先位置の温度ドリフトの低減に目立った効果を発揮することを見出した。
線膨張係数が6×10−6以下の材料はたくさんあるが、大きく分けると合金系とセラミック系の材料がある。合金系材料は、加工がセラミツクより容易な反面、比重は大きくヤング率も小さいので、高周波で共振させるには不向きである。セラミック系材料は、その逆で、ヤング率が鋼材の2〜3倍程もあり、しかも比重は半分以下であるため、軽くて高い振動数で振動させやすく、さらに振動を吸収しにくいので単一で純度の高い共振周波数を得やすい。つまり、材料のQ値が高く、本来このような材料で振動体82を製作すべきである。
以下、振動体82の具体的材料について説明する。振動体82は、例えば窒化珪素やサイアロンで形成することができる。窒化珪素やサイアロンは、ほとんど同一の特性を有するセラミック材料であり、室温での線膨張係数が1.3×10−6と非常に小さく、鋼材の約1/10程度であるので、振動体82の熱膨縮量を著しく低減し、先端に保持した切削工具81の刃先位置の温度ドリフトを劇的に低減する。その結果、安定した振動と切り込み量が確保できるので、ワークWにおいて、高い精度の切削加工面を効率よく、再現性良く得ることができる。
さらに、窒化珪素やサイアロンは、セラミック材料の中ではじん性が非常に高く、柔軟な振動をするので歪みが少なく、単一振動周波数で比較的大きな振幅が得られるという特徴もある。また、比重が3.3と非常に軽く慣性力が小さくてヤング率も300GPaと大きいので、高い振動数で振動させやすい。したがって、振動子83,84の負荷を小さくでき、その発熱量も低く押さえられるので、切削工具81の刃先位置の温度ドリフトを低減するには非常に良い。また、熱伝導率も、ステンレス程度と、セラミックとしては比較的高い方であり、振動体82に熱を蓄積せずに伝搬して温度上昇を抑える特徴がある。また、窒化珪素やサイアロンは、衝撃に強いセラミック材料であるので、振動の負荷による割れの発生や、ワークWの加工時の事故による破損等も起こりにくいという特徴がある。
振動体82は、例えば超硬材料で形成することができる。ここでいう超硬材料とは、タングステンカーバイトを80重量%以上含む合金を全て指す。超硬材料は、線膨張係数が6×10−6と、鋼材の約半分であり、剛性が非常に高くヤング率も高いので共振周波数を比較的高くできるが、振動振幅を大きくするには比重が14と重いので、振動子83,84に大きなエネルギーを供給する必要がある。一方、振動体82をセラミック材料で形成する場合よりはずっと割れにくくなるので、切削工具81を保持固定する構造材料として好適であり、振動体82の信頼を高めることができる。
振動体82は、例えばインバー材で形成することができる。ここでいうインバー材とは、50原子%以上を含む主成分がFeであって、10原子%以上を含む成分が少なくともNiで構成されている合金材料全てを指す。以上のようなインバー材は、例えば36原子%のニッケルを含む鉄合金であるが、線膨張係数が室温で1×10−6以下である。ヤング率は、鋼材の約半分と低いが、これを振動体82の材料に用いることで、振動体82の熱膨縮が抑制され、先端に保持される切削工具81の刃先位置の温度ドリフトを抑制できる。
振動体82は、例えばステンレスインバー材で形成することができる。ここでいうステンレスインバー材とは、50原子%以上となる主成分がFeであり、5原子%以上を含む付随的材料がCoと、Crと、Niとの少なくとも1つである合金材料全てを指す。したがって、ここではコバール材もこのステンレスインバー材に含まれる。ステンレスインバー材は、線膨張係数が室温で1.3×10−6以下である。ヤング率は、鋼材の約半分と低いが、これを振動体の材料に用いることで、振動体82の熱膨縮が抑制され、先端に保持される切削工具81の刃先位置の温度ドリフトを抑制できる。さらに、ステンレスインバー材は、インバー材よりも水分に対する耐性がずっと高く、加工冷却液等がかかっても錆びが発生しないという優れた特徴があるので、切削工具81を保持固定する構造材料として適している。
以上説明した第1実施形態の振動切削装置10では、振動切削ユニット20にガス状流体である加圧乾燥空気を供給して、振動体82と振動子83,84に加圧乾燥空気を吹き付けることにより、振動体82や振動子83,84を空冷している。振動子83,84からの発熱に対しては、発熱体となる振動子83,84に直接、冷却用の加圧乾燥空気を吹き付けることで、振動子83,84の温度上昇を抑え、振動体82の温度膨縮を抑えて、この先端に固定されている切削工具81の刃先位置の再現性を高めることができ、高精度な切削面を効率よく創製できる。また、振動子83,84がピエゾ素子のように、高電圧で直接駆動する素子である場合は、ピエゾ素子外部に絶縁塗料等で電極を覆うと、ガス流体の冷却によって結露しても漏電や振動の安定性を損ねたりせず安全である。この際、加圧乾燥空気が振動体82、軸方向振動子83、及びカウンタバランス85の軸心に形成した貫通孔91に供給されており、効率良く加圧乾燥空気が流れるので、振動子83,84と振動体82の温度を加圧乾燥空気の温度と流量で調整することができる。このように、加圧乾燥空気の温度を調整することにより、振動体82の温度を安定させ、その先端に保持された切削工具81の刃先位置の温度ドリフトを低減することになる。また、加圧乾燥空気の流量を調整することにより、過不足が無く供給量の変動が無いので、振動子83,84や振動体82の温度をより安定して制御でき、高精度で再現性の高い切削加工面が得られる。また、加圧乾燥空気によって、振動子83,84や振動体82を冷却しているが、乾燥空気は、安価で容易に入手・供給でき、かつ漏電等の原因となる水分が無いので、安全である。乾燥状態としては、相対湿度で10%以下が、結露の危険を避けられるので好ましい。
なお、以上のような加圧乾燥空気を通すための貫通孔91は、振動体82の最先端まで貫通している必要はなく、つまり図2に例示する細孔91aに代えて、振動体82の途中で横穴や斜め穴等によって外部に排気する構造とすることもできる。
また、上記実施形態の振動切削ユニット20では、振動体82を支持するために、振動体82の軸方向振動と撓み振動とに共通の節位置に第1固定フランジ87を設けている。これにより、振動体82の効率的な軸方向振動や撓み振動を確保することができる。
すなわち、本実施形態では、振動体82に一体化した板状の第1固定フランジ87を振動体82の節位置から振動体82の軸方向に略垂直な方向に延在させ、この第1固定フランジ87を筐体86にネジ93で締結したり、他の部品で強力に押圧して固定する。この方法によると、(1)第1固定フランジ87を筐体86に強固に固定することができるので、振動体82の固定力が強く緩み等による変動はほぼ完全に抑えられる。(2)特に第1固定フランジ87を振動体82の全周に設けることで、固定点の軸対称性が良くなるので、振動体82の固定バランスが良くなる。また、この場合、固定点のバランスが幾何的な形状によっているので、これが崩れることもない。(3)振動体82や筐体86の熱膨縮と固定力は無関係であり、固定信頼性が高い。
特に、振動体82を撓み共振だけでなく軸方向共振をさせる場合には、振動体82の両端が自由支持でなければならず、そのため振動体82を第1固定フランジ87で固定するだけでなく、振動体82に結合固定された軸方向振動子83の反対の端面にも質量を有する部品すなわちカウンタバランス85が結合固定される必要があり、かつ、このカウンタバランス85が軸方向に振動できるようにされている必要がある。上記実施形態の振動切削ユニット20では、第2固定フランジ88をカウンタバランス85の節位置に設けており、一体的可動部82,83,84,85が、振動体82の節位置と反対側のカウンタバランス85の節位置との2カ所で保持されており、一体的可動部82,83,84、85の軸方向の振動がなんら拘束されることなく実現できる。しかも、一体的可動部82,83,84,85の保持剛性は、ネジ止め等よりもはるかに強くすることができ、安定して信頼できる軸方向共振を実現できる。ここで、各フランジ87,88は、振動体82やカウンタバランス85と同一材料で一体化されたものに限らず、振動体82やカウンタバランス85とは別材料で形成することもできる。この場合、各フランジ87,88は、振動体82やカウンタバランス85にロウ付け等によって固定される。
〔第2実施形態〕
以下、第2実施形態に係る振動切削装置について説明する。第2実施形態の振動切削装置は、第1実施形態の振動切削装置を一部変更したものであり、特に説明しない部分は、第1実施形態の装置と共通しており、図面において共通する部分には同一の符号を付して重複説明を省略する。
図4は、第2実施形態における振動切削ユニット120の構造を説明する断面図である。この場合、筐体86に給気パイプ92が設けられておらず、振動体82を直接冷却することはできないが、振動体82の熱膨張係数が小さければ、加工精度の低下は生じない。なお、図1のガス供給装置60は不要である。
〔第3実施形態〕
以下、第3実施形態に係る振動切削装置について説明する。第3実施形態の振動切削装置は、第2実施形態の振動切削装置を一部変更したものである。
図5は、第3実施形態における振動切削ユニット220の構造を説明する断面図である。この場合、第2固定フランジ88を設けておらず、カウンタバランス85が筐体86に直接支持されていないが、振動体82やカウンタバランス85の軸方向振動や撓み振動は確保されており、動作上の差異は生じない。ただし、第2固定フランジ88が存在しない分、第1固定フランジ87の強度を確保する必要がある。
なお、図5の振動切削ユニット220において、第1実施形態の場合と同様に、一体的可動部82,83,84の軸心に貫通孔91を設け(図2参照)、筐体86に給気パイプ92を設けることもできる。この場合、図1のガス供給装置60によって、一体的可動部82,83,84を効率的に冷却することができる。
〔第4実施形態〕
以下、第4実施形態に係る振動切削装置について説明する。第4実施形態の振動切削装置は、第1実施形態の振動切削装置を一部変更したものである。
図6は、第4実施形態における振動切削ユニット320の構造を説明する断面図である。この場合、筐体86の側面に給気パイプ392が設けられており、振動子83,84を側面から直接冷却することができ、振動体82も側面から直接冷却される。
〔第5実施形態〕
以下、第5実施形態に係る成形金型について説明する。図7は、第1〜第4実施形態の振動切削ユニット20〜320を用いて作製した成形金型を説明する図であり、図7(a)は、固定型すなわち第1金型2Aの側方断面図であり、図7(b)は、可動型すなわち第2金型2Bの側方断面図である。両金型2A,2Bの光学面3a,3bは、図1〜図6に示す振動切削装置によって仕上げ加工されたものである。つまり、両金型2A,2Bの母材(材料は例えば超硬)をワークWとしてXYステージ37上に固定し、振動子駆動装置50等を動作させて振動切削ユニット20〜320に定在波を形成しつつ切削工具81を高速振動させる。これと並行してステージ駆動装置40を適宜動作させて、振動切削ユニット20〜320のチップ21先端をワークWに対して3次元的に任意に移動させる。これにより、金型2A,2Bの光学面3a,3bは、球面や非球面に限らず、段差面、位相構造面とすることができる。
図8は、図7(a)の金型2Aと図7(b)の金型2Bとを用いてプレス成形したレンズLの断面図である。レンズLの材料は、プラスチックに限らず、ガラス等とすることができる。
以上、実施形態に即して本発明を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、図1のガス供給装置60において、空気ではなく、オイルその他の潤滑要素等をミスト化して添加したガス状流体や、窒素ガス等の不活性ガス等を用いることができる。
また、図1の振動切削装置10は、3次元移動なNC制御機構30を組み込んで振動切削ユニット20を所望の位置に移動させるものであったが、このような機構に代えて、旋盤のように旋削を可能にする機構を設け、このような旋削的な運動機構によって振動切削ユニット20を駆動することもできる。
第1実施形態の振動切削装置を説明するブロック図である。 図1の振動切削装置に組み込まれる振動切削ユニットの構造を説明する縦断面図である。 (a)〜(c)は、図1の振動切削ユニットに用いられる第1固定フランジの形状を例示する端面図である。 第2実施形態の装置に組み込まれる振動切削ユニットの構造を説明する縦断面図である。 第3実施形態の装置に組み込まれる振動切削ユニットの構造を説明する縦断面図である。 第4実施形態の装置に組み込まれる振動切削ユニットの構造を説明する縦断面図である。 (a)、(b)は、第5実施形態に係る成形金型の側方断面図である。 図7の成形金型によって形成されたレンズの側方断面図である。
符号の説明
2A,2B…金型、 3a,3b…光学面、 10…振動切削装置、 20…振動切削ユニット、 50…振動子駆動装置、 60…ガス供給装置、 70…主制御装置、 81…切削工具、 82…振動体、 83…軸方向振動子、 84…撓み振動子、 85…カウンタバランス、 86…筐体、 87…第1固定フランジ、 88…第2固定フランジ、 91…貫通孔、 92…給気パイプ

Claims (11)

  1. 切削工具と、
    前記切削工具を振動させるための振動源と、
    線膨張係数が6×10−6以下の材料で形成されるとともに、前記切削工具を保持して前記振動源からの振動を軸方向振動及び撓み振動として前記切削工具に伝達する振動体と、
    前記振動体を前記軸方向振動及び撓み振動における共通の節位置で固定する固定部材と、
    前記振動源の少なくとも一部にガス状流体を吹き付ける冷却手段とを備え、
    前記振動源及び前記振動体は、これらの接合部で連通する貫通孔を有し、前記冷却手段は、前記貫通孔の前記振動源側から前記ガス状流体を供給することを特徴とする振動切削装置。
  2. 前記振動体は、窒化珪素を主成分として含む材料で形成されることを特徴とする請求項1記載の振動切削装置。
  3. 前記振動体は、サイアロンで形成されていることを特徴とする請求項2記載の振動切削装置。
  4. 前記振動体は、超硬材料で形成されることを特徴とする請求項1記載の振動切削装置。
  5. 前記振動体は、インバー材及びステンレスインバー材の少なくとも一方で形成されることを特徴とする請求項1記載の振動切削装置。
  6. 前記ガス状流体は、ミスト状の状態を含むことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項記載の振動切削装置。
  7. 前記ガス流体の温度を調整する温度調整手段をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項記載の振動切削装置。
  8. 前記ガス流体の流量を調整する流量調整手段をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項記載の振動切削装置。
  9. 前記ガス流体は、乾燥圧縮空気であることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項記載の振動切削装置。
  10. 前記固定部材は、開口を有することを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項記載の振動切削装置。
  11. 前記振動体は、軸状の外形を有し、前記固定部材は、振動体と一体形成されるとともに前記振動体の前記共通の節位置から軸に略垂直な方向に広がった板状部分を有することを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか一項記載の振動切削装置。
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