JP4801974B2 - 細胞画像処理装置,角膜内皮細胞画像処理装置,細胞画像処理プログラム,及び角膜内皮細胞画像処理プログラム - Google Patents

細胞画像処理装置,角膜内皮細胞画像処理装置,細胞画像処理プログラム,及び角膜内皮細胞画像処理プログラム Download PDF

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Description

この発明は、撮像手段で撮像された細胞像を解析するための細胞画像処理装置,角膜内皮細胞画像処理装置,細胞画像処理プログラム,及び角膜内皮細胞画像処理プログラムに関するものである。
従来、被検者の角膜内皮細胞を撮像した画像を取り込むための画像入力手段と、この画像入力手段で得られた画像信号に基づき、前記撮像された任意の角膜内皮細胞の内から、選択された角膜内皮細胞の外形を識別するための外形識別手段と、この外形識別手段で識別された外形データに基づき、前記角膜内皮細胞の面積を算出するための角膜内皮細胞面積演算手段と、この角膜内皮細胞面積演算手段で算出された複数の角膜内皮細胞の面積データに基づき、角膜内皮細胞の細胞密度を演算する細胞密度演算手段を備える角膜内皮細胞計測装置が知られている(特許文献1参照)。
この外形識別手段は、前記撮像された任意の角膜内皮細胞(セル画像)の略中央に指定点を入力表示させ、この指定点から半径方向に延びる複数の動径線と角膜内皮細胞(セル画像)の細胞壁であるエッジとの交点を検出することにより、角膜内皮細胞の外形を識別するようにしている。
また、撮影された角膜内皮細胞像を表示するモニタと、モニタに表示された細胞像の各細胞の中心点をマーキングする入力装置と、マーキングされた中心点の座標を特定するとともにそのマーキングされた中心点同士の間にある細胞壁を検出し、且つ、この検出結果に基づいて各細胞の面積を演算する演算処理装置を備える角膜内皮細胞測定装置が知られている(例えば特許文献2参照)。
特開平9−313442号公報 特開2001−314374号公報
しかしながら、前者の角膜内皮細胞計測装置では、全ての動径線が必ずしもエッジを検出していなくても処理を続行するために、検出できなかった場合には平均値を代入していた。このため、ノイズの多いセル画像では必ずしも細胞壁を示しているとは限らないものであった。
また、検出されたセル画像が隣接するセル画像とオーバーラップしたり、又は隣接するセル画像同士が接触していないことも考えられる。
更に、後者の角膜内皮細胞測定装置では、マーキングされた中心点同士の間にある細胞壁を検出処理しているため、必ずしも正確な細胞密度を求めるのが難しいものであった。
そこで、この発明は、画像処理を細胞密度検出の前に前処理として行うことにより、より正確な細胞密度を求めることができる細胞画像処理装置,角膜内皮細胞画像処理装置,細胞画像処理プログラム,及び角膜内皮細胞画像処理プログラムを提供することを目的とするものである。
この目的を達成するため、請求項1の発明は、細胞像の各セルの細胞壁であるエッジを検出するエッジ検出手段と、前記エッジ検出手段により検出されたエッジに基づいて複数の細胞壁からなるセルを求めて、この求めた各セルの複数の前記細胞壁から前記各セル内に向けて延びる法線を想定して、この法線の前記細胞壁から前記セル内への平均長さの位置を求めることにより、前記法線の前記細胞壁から前記セル内への平均長さの位置から前記各セルの中心である基準点を自動的に算出する基準点算出手段と、前記エッジ検出手段で検出されたエッジから前記各セルの面積・形状をセル特徴として求めるセル特徴算出手段と、前記基準点の数からセルの数を求めると共に、この求めたセルの数と前記セル特徴からセル密度を求める演算制御回路とを備えることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、角膜内皮細胞像の各セルの細胞壁であるエッジを検出するエッジ検出手段と、前記エッジ検出手段により検出されたエッジに基づいて各セル内に基準点を求める基準点算出手段と、前記エッジ検出手段で検出されたエッジから前記各セルの面積・形状をセル特徴として求めるセル特徴算出手段と、
前記セル特徴と前記基準点から前記各セルの分割・統合を判断する演算制御回路と、前記セルの面積・形状が平均的な大きさのセルより大きく分割すべきと判断された大セルがある場合に前記演算制御回路により作動制御されて前記大セルを分割するセル分割手段と、前記セルの面積・形状が平均的な大きさのセルより小さく統合すべきと判断された小セルがある場合に前記演算制御回路により作動制御されて前記小セルを統合するセル統合手段を備え、前記演算制御回路は、前記セルの分割・統合処理をした後、セル密度算出手段を作動制御して前記セルの数からセル密度を求めるようになっていることを特徴とする。
更に、請求項3の発明では、前記演算制御回路は、前記細胞壁を検出可能であるか否かを判断し、検出可能であれば自動的に前記セルの分割・統合処理をした後、セル密度算出手段を作動制御して前記セルの数からセル密度を求めるようになっていることを特徴とする角膜内皮細胞画像処理装置としたことを特徴とする。
また、請求項4の発明は、角膜内皮細胞像の各セルの細胞壁であるエッジを検出するエッジ検出手段と、前記エッジ検出手段により検出されたエッジに基づいて各セル内に基準点を求める基準点算出手段と、画像処理のための前記基準点を内在させる所定の周形状情報を形成する形状情報形成手段と、前記基準点から前記周形状情報を膨張させる周形状膨張手段と、前記周形状膨張手段により膨張される前記周形状情報と前記細胞壁情報から前記細胞壁情報の形状をエッジとして検出する細胞壁検出手段と、を有する角膜内皮細胞画像処理装置であって、互いに隣接し且つ前記周形状膨張手段により膨張させられる複数の前記周形状情報が隣接する方向において前記細胞壁情報に接触せず互いに接触したときに、互いに接触した複数の前記周形状情報が分割すべき一つの大きな面積のセル内に存在すると判断して、互いに接触した複数の前記周形状情報がそれぞれ含まれるように前記一つの大きな面積のセルを複数に分割処理するセル分割手段が設けられていることを特徴とする。
また、請求項の発明は、細胞像の各セルの細胞壁であるエッジを検出するエッジ検出ステップと、前記エッジ検出ステップにより検出されたエッジに基づいて複数の細胞壁からなるセルを求めて、この求めた各セルの複数の前記細胞壁から前記各セル内に向けて延びる法線を想定して、この法線の前記細胞壁から前記セル内への平均長さの位置を求めることにより、前記法線の前記細胞壁から前記セル内への平均長さの位置から前記各セルの中心である基準点を自動的に算出する基準点算出ステップと、前記エッジ検出ステップで検出されたエッジから前記各セルの面積・形状をセル特徴として求めるセル特徴算出ステップと、前記基準点の数からセルの数を求めると共に、この求めたセルの数と前記セル特徴からセル密度を求めるセル密度算出ステップを備えることを特徴とする。
また、請求項の発明は、角膜内皮細胞像の各セルの細胞壁であるエッジを検出するエッジ検出ステップと、前記エッジ検出ステップにより検出されたエッジに基づいて各セル内に基準点を求める基準点算出ステップと、前記エッジ検出ステップで検出されたエッジから前記各セルの面積・形状をセル特徴として求めるセル特徴算出ステップと、前記セル特徴と前記基準点から前記各セルの分割・統合を判断する判断ステップと、前記セルの面積・形状が平均的な大きさのセルより大きく分割すべきと判断された大セルがある場合に前記大セルを分割するセル分割ステップと、前記セルの面積・形状が平均的な大きさのセルより小さく統合すべきと判断された小セルがある場合に前記小セルを統合するセル統合ステップと、前記セルの分割・統合処理をした後、前記セルの数からセル密度を求めるセル密度算出ステップを有することを特徴とする。
また、請求項の発明は、演算制御回路により、前記細胞壁を検出可能であるか否かを判断し、検出可能であれば自動的に前記セルの分割・統合処理をした後、前記セルの数からセル密度を求めさせるようになっていることを特徴とする。
また、請求項の発明は、角膜内皮細胞像の各セルの細胞壁であるエッジを検出するエッジ検出ステップと、前記エッジ検出ステップにより検出されたエッジに基づいて各セル内に基準点を求める基準点算出ステップと、画像処理のための前記基準点を内在させる所定の周形状情報を形成する形状情報形成ステップと、 前記基準点から前記周形状情報を膨張させる周形状膨張ステップと、前記周形状膨張手段により膨張される前記周形状情報と前記細胞壁情報から前記細胞壁情報の形状をエッジとして検出する細胞壁検出ステップと、を有する角膜内皮細胞画像処理プログラムであって、互いに隣接し且つ前記周形状膨張ステップにより膨張させられる複数の前記周形状情報が隣接する方向において前記細胞壁情報に接触せず互いに接触したときに、互いに接触した複数の前記周形状情報が分割すべき一つの大きな面積のセル内に存在すると判断して、互いに接触した複数の前記周形状情報がそれぞれ含まれるように前記一つの大きな面積のセルを複数に分割処理するセル分割ステップが設けられていることを特徴とする。
このような画像処理装置及び画像処理プログラムによれば、画像処理を細胞密度検出の前に前処理として行うことにより、より正確な細胞密度を求めることができる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は角膜内皮細胞撮影装置を示したものである。
[構成]
この角膜内皮細胞撮影装置は、図1に示したように、被検眼の角膜内皮細胞を撮影するCCDカメラ等の撮像手段1と、撮像手段1で撮像された角膜内皮細胞像から角膜内皮細胞を計測や画像処理をする角膜内皮細胞計測装置2と、角膜内皮細胞計測装置2で処理された画像やデータを表示する液晶表示器(ディスプレイ)等の表示手段(表示装置)3と、表示手段3に表示された画像やデータに操作を加えるマウス等の入力手段4を備えている。
尚、撮像手段1にはCCDカメラが採用されているが、撮像手段1としては角膜内皮を撮像することができるものであれば、何れのものを採用することもできる。また、出力手段として表示手段3を用いているが、表示手段3以外にプリンター等の出力手段を追加することができる。更に、入力手段4としては、マウスを用いているが、キーボードやライトペン等他の入力手段を用いることができる。
<角膜内皮細胞計測装置2>
この角膜内皮細胞計測装置2は、演算処理手段(演算処理手段)5と、画像メモリ(記憶手段)6を有する。
この演算処理手段5は、図示を省略したCPU,ROM,RAM,入出力インターフェース,動作制御回路(動作制御手段)等を有する演算制御回路(演算制御手段)7を有する。この演算制御回路7は、起動時にROMに記憶されたプログラムをRAMに読み込んで記憶することにより、RAMに読み込まれたプログラムに従って角膜内皮細胞撮影装置全体の演算や制御を実行するようになっている。また、画像メモリ6は、撮像手段1により撮像された元の画像を記憶する原画像メモリ部(原画像記憶部)6aと、画像処理された画像を記憶する処理画像メモリ部(処理画像記憶部)6b、メモリ6cを有する。
そして、撮像手段1により図5(a),図6(a)のような被検眼角膜の角膜内皮細胞像が撮影されると、原画像メモリ部6aには撮像手段1で撮像された角膜内皮細胞像が演算制御回路7を介して記憶される。
尚、この演算制御回路7は、画像メモリ6に記憶された角膜内皮細胞像を表示手段3に表示させるようになっていると共に、入力手段4の操作により表示手段3に表示された画像の処理を行うようになっている。この角膜内皮細胞像は細胞壁(エッジ)9で囲まれる多数(複数)のセル10を有する。
また、演算処理手段5は、図1に示したように、演算制御回路7により制御される画像処理手段8を有する。
この画像処理手段8は、図2に示したように、角膜内皮細胞像の拡大縮小や角膜内皮細胞像の指定された範囲を拡大処理して表示手段3に表示させるズーム手段8aと、各セル10の細胞壁9をエッジとして検出するエッジ検出手段8bと、前記エッジ検出手段8bにより検出された細胞壁に基づいて各セル10の重心点又は頂点若しくは中心点等を求めるための核状基準点(核状基準位置)13aを算出する基準点算出手段8cを有する。
また、画像処理手段8は、エッジ検出手段8bにより検出された細胞壁9で囲まれるセル10の面積や周囲長,形状(円形度),最大長,幅,アスペクト比等の特徴を求めるセル特徴算出手段8fを有する。
更に、画像処理手段8は、画像からセル10の核状基準点13aを除去する核除去手段8gと、各セル10の細胞壁9の部分を細線化する細線化手段8hを有する。この細線化手段8hは、細線化したセル10の細胞壁9から延びるヒゲや細胞壁9から浮いているエッジを長さを限定して除去し、或いは点を除去するようになっている。
また、画像処理手段8は、細線化手段8hで細胞壁が細線化されたセル画像に色付け等のラベルをつけるラベリング手段8iを有する。このラベリング手段8iは、上下左右が同じラベルである場合、エッジを消去するようになっている。
また、画像処理手段8は、ラベリングされたセル画像の略中央から円を膨張させて細胞壁を検出するセル細胞壁検出手段8jを有する。このセル細胞壁検出手段8jは、基準点13(核状基準点13aの中心)から例えば後述する円等の周形状情報画像(環状画像)がセル10の細胞壁9に接するまで膨張させられたとき、この周形状情報画像(環状画像)が接した位置を細胞壁9として検出する。
また、画像処理手段8は、ラベリング手段8iで処理されたセル画像にシワや核が残っていて、本来なら一つのセル画像が分割されている場合に、シワや核を除去して一つに統合するセル統合手段8kと、ラベリング手段8iで処理されたセル画像が本来なら細胞壁で複数になっていなければならない場合に、細胞壁を入れて分割するセル分割手段8Lと、最終的に処理された複数のセル画像からなる角膜内皮細胞処理画像を解析してセル密度を求めるセル密度算出手段8mを有する。
更に、画像処理手段8は、画像処理のための基準点13を内在させる所定の周形状情報画像(環状画像)を形成する形状情報形成手段8nと、基準点13から周形状情報画像(環状画像)を膨張させる周形状膨張手段8oを有する。この形状情報形成手段8nは、円又は楕円、或いは多角形等その他の周形状情報である周形状情報画像(環状画像)を形成するようになっている。
[作用]
以下、このような構成の角膜内皮細胞撮影装置の演算制御回路7による制御作用を図3〜図5のフローチャートに基づいて説明する。
(1)細胞密度解析のフローチャートの概略
図3は、細胞密度を解析するための全体のフローチャートを概略的に示したものであり、図5(a),図7,図8は撮像手段1で撮像されて原画像メモリ部6aに記憶され且つ表示手段3に表示された角膜内皮細胞画像を示したものである。また、図6(a)、は図5(a)の一部分をズーム手段8aにより拡大して表示させた部分拡大図である。尚、図7,図8は図5,図6とは異なる角膜内皮細胞像である。尚、図7,図8において、セル10,10間の細胞壁の部分は、分かりやすくするために、便宜上白い線で示している。
この図5,図6,図7,図8において、角膜内皮細胞画像は多数のセル(セル画像すなわち角膜内皮細胞像)10からなり、隣接するセル10同士の間の黒い部分がセル10,10間の細胞壁になる。
ステップS1において、撮像手段1により被検眼の角膜内皮細胞が撮影され、この撮影された角膜内皮細胞像が演算制御回路7を介して原画像メモリ部6aに記憶されると共に、図5(a),図6(a)に示したように角膜内皮細胞像が表示手段3に表示されると、ステップS2に移行する。
次に、ステップS2において演算制御回路7は「細胞壁検出」処理を実行する。
この「細胞壁検出」処理は、ステップS21の「エッジ検出」処理、ステップS22の「ヒゲ除去」処理、ステップS23の「端点延長」処理を有する。
ステップS21において、画像処理手段8を動作制御して、図5(b),図6(b)に示したようなセル10間の細胞壁9をエッジとして検出する。
この後、演算制御回路7は、図2の基準点算出手段8cを用いて、図6(a),図7,図8に示した細胞壁(エッジ)9から各セル10の重心点又は頂点若しくは中心点等の核状基準点(核状基準位置)13aを算出する。この算出は、図9(a)に示したように各細胞壁(エッジ)9の複数の点(位置)から各セル10の中央又は中心側に向けて延びる線又は法線14を想定して、この線又は法線14方向における平均長さのところに投票を行う(平均長さの位置を求める)ことにより、図9(b)に示したような核状基準点(核状基準位置)13aが算出される。
この後、演算制御回路7は、この核状基準点13aの中央位置のアドレスを算出して、算出したアドレスを基準点(重心)13としてメモリ6cに記憶させる。このような記憶は各セル10毎に順に実行し、ステップS22に移行する。
このステップS22において演算制御回路7は、図2の細線化手段8hにより図10(a)に示したように細胞壁(エッジ)9を細線化した後、ヒゲ15や浮いているエッジ15aを長さを限定して除去すると共に点16を除去して、ステップS23に移行する。
ステップS23において演算制御回路7は、細線化手段8hにより各細胞壁9のうち+−90°以内で最短距離になる2つの端点を延長して結んで細胞壁9の一つのエッジとする。例えば、図10の(a)のセル10aの端点a1とa2、セル10bの端点a3とa4、a5とa6、セル10cの端点a7とa8を結んで、図10(b)に示したような細胞壁9を得る。尚、図10bにおいて修正がないセルは、図10(c)の10d1〜10d5及び10e1〜10e4等となる。
そして、演算制御回路7は、このようなステップS21〜23の「細胞壁検出」処理を実行した後、ステップS3に移行する。
このステップS3において演算制御回路7は、次の「形状認識」処理を実行する。この「形状認識」処理は、ステップS31の「ラベリング」処理、ステップS32の「特徴量計算」処理、ステップS33の「ラベル分割」処理、ステップS34の「ラベル統合」処理を有する。
このステップS31において演算制御回路7は、ラベリング手段8iにより図11(b)に示したように隣接する複数のセル10にラベルL1,L2,L3…Lnを付けるラベリング処理をして、ステップS32に移行する。
ステップS32において演算制御回路7は、セル特徴算出手段8fにより、図9(a)に示した細胞壁9で囲まれるセル10の面積や周囲長,形状(円形度),図12(b)に示した最大長及び幅から求められるアスペクト比、基準点(重心)から細胞壁9までの最大長さ(Maxrad)と最小長さ(Minrad)における距離の比等の特徴を求めて、ステップS33に移行する。ここで、円形度は、
円形度=4π×面積/周囲長2
として求められる。また、アスペクト比は、
アスペクト比=最大長/幅
として求められる。
このステップS33では、先ず、ステップS31でラベリングの処理をした画像の中の内、図9(a)の矢印A1で示したくびれ部に本来細胞壁がなければならないセル10fをセル特徴算出手段8fにより算出された各セルのセル特徴から求める。即ち、各セル10の平均的な大きさを求めて、図9(a)から明らかなように平均的な大きさのセルより大きいセルであって且つ想定される基準点13が複数ある場合には、例えば本来細胞壁がなければならないセル10fとして検出する。

この場合には、ステップS33において、セル分割手段8Lを制御して図9(a)のセル10fの中央のくびれた部A1に図9(d)で示したように分割線10Laを細胞壁として入れて、図9(a)のセル10fを図9(d)の如く2つのセル10f1,10f2に分割処理し、ステップS34に移行する。
この分割処理においてセル10fの分割線の検出は、演算制御回路7が図2の形状情報形成手段8n及び周形状膨張手段8oを次のように制御することによって実行される。
先ず、形状情報形成手段8nは、図9(c)に示したように各セル10の核状基準点13aの中央位置(基準点13)を中心とする円(周形状情報)R1,R2、又は図13(b)に示したように例えば基準点13a1,13a2を中心とする円(周形状情報)R1,R2を形成させる。
この後、周形状膨張手段8oは、円(周形状情報)R1,R2を同じ割合で膨張(径を徐々に大きくして、円の面積を徐々に大きくすることを)させる。
この際、演算制御回路7は、セル細胞壁検出手段8jにより円R1,R2が接する部分の付近で細胞壁を検出すればセルを検出するが、円R1,R2が接する部分の付近で細胞壁を検出しなければ、2つ分のセルが一つのセルとなっていることを検出する。そして、細胞壁を検出しなかった場合には、図9(d)のように円R1,R2が接する部分に分割線10Laを細胞壁として入れる。
次に、ステップS34において演算制御回路7は、ステップS31でラベリングの処理をした画像の中の内、図13(a)の楕円19で示した部分に本来細胞壁がないはずであるのに、セル10b1,10b2間に細胞壁のようなエッジ20がある場合、セル統合手段8kを制御してエッジ20を除去して、セル10b1,10b2を統合して、図13(c)に示したように一つのセル10bとし、ステップS4に移行する。
尚、この場合、エッジ20があることにより、エッジ20の両側のセルが平均的なセルの面積より非常に小さいことをセル特徴算出手段8fにより算出された各セルのセル特徴から求めることができる。しかも、このエッジ20を除去したときのセルの面積が平均的なセルの面積と略同じ範囲又は所定の範囲に入っていれば、エッジ20が不要な線であることが判断できる。従って、このような場合には、エッジ20を除去することにより、本来のセルの形状を求めることができる。
このようにして、分割、統合処理が終了すると、例えば図19に示したような角膜内皮細胞像が得られる。
このステップS4において演算制御回路7は、セル密度算出手段8mを動作制御して、図13(c)のように分割、統合処理により図19の角膜内皮細胞像が得られた後、基準点13が設けられた最外周のセル10の外周(外側)線26の内側の面積(セルの総面積)を求める。そして、演算制御回路7は、この求めたセルの総面積と、最外周のセル10及びその内側のセル10の数とから細胞密度を解析し、この解析結果を表示手段3に表示させて終了する。尚、各ステップで処理された画像は処理画像メモリ部6bに適宜記憶される。また、セルの数は基準点(図示せず)の数から求めることができる。
(2)細胞密度解析の他の例
ステップS1において、撮像手段1により被検眼の角膜内皮細胞が撮影され、この撮影された角膜内皮細胞像が演算制御回路7を介して原画像メモリ部6aに記憶されると共に、図5(a),図6(a)に示したような角膜内皮細胞像が表示手段3に表示されると、ステップS2に移行する。
ステップS2においては「細胞壁検出」処理を実行する。即ち、ステップS21において演算制御回路7は、画像処理手段8を動作制御して、図5(b),図6(b)に示したようなセル10間の細胞壁9をエッジとして検出する。この後、上述した実施例と同様にして基準点13(実際には表示されない)を算出する。
このステップS21において演算制御回路7は、図2の細線化手段8hにより図10(a)に示したように細胞壁(エッジ)9を細線化し、ステップS22に移行する。
このステップS22において演算制御回路7は、画像処理手段8を動作制御して、図11(a)に示したセル10の細胞壁9とは異なるヒゲ15や点16等を除去して、ステップS23の「端点延長」処理を実行し、ステップS3に移行する。
このステップS3ではステップS31〜ステップS34の処理を実行する。
即ち、ステップS31において演算制御回路7は、図11(b)に示したように隣接する複数のセル10の色を異ならせてラベル(例えば、複数のセル10にラベルL1,L2,L3,…Ln等)を付けるラベリング処理をし、ステップS32に移行する。このステップS32では、上述したように「特徴量計算」処理を実行して、ステップS33に移行する。
また、ステップS33において演算制御回路7は、ラベリングの処理をした画像の中の内、図13(b)の楕円17で示した部分に本来細胞壁がなければならないセル10aをセル特徴算出手段8fにより検出したとき、セル分割手段8Lを制御して図13(b)のセル10aの中央のくびれた部分に図13(c)で示したように分割線18を細胞壁として入れて、図13(b)のセル10aを図13(c)の如く2つのセル10a1,10a2に分割処理し、ステップS34に移行する。
この場合、セル10aの検出は、基準点13a1,13a2(実際には表示されない)をセル10aの左右の部分の略中央に上述した入力手段4を操作して入れて、形状情報形成手段8nにより例えば基準点13a1,13a2を中心とする円(周形状情報)R1,R2を形成させ、この円(周形状情報)R1,R2を周形状膨張手段8oにより同じ割合で膨張(径を徐々に大きくして、円の面積を徐々に大きくすること)させたときに、セル細胞壁検出手段8jが円R1,R2が接する部分の付近で細胞壁を検出しないことで実行できる。そして、セル細胞壁検出手段8jが細胞壁を検出しなかった場合には円R1,R2が接する部分に分割線18を細胞壁として入れる。
また、図14(a)のように、本来なら図14(c)のように3つのセル10(ラベルL1〜L3)があるはずであるのに、図14(c)のセルL1〜L3間の細胞壁9が図14(a)のようになく、一つのおおきなラベルL0のセルとなっている場合、図14(b)のように3つの基準点13(実際には表示されない推定点)を中心とする円R1,R2,R3を膨張(径を同じように徐々に大きく)させて、円R1,R2,R3が接触する部分を通る線を細胞壁として線引きして、図14(a)のラベルL0のセルを図14(c)の如く3つのラベルL1〜L3のセル10に分割する。
次に、ステップS34において演算制御回路7は、図3のステップS23でラベリングの処理をした画像の中の内、図13(a)の楕円19で示した部分に本来細胞壁がないはずであるのに、セル10b1,10b2間に細胞壁のようなエッジ20をセル特徴算出手段8fにより検出したとき、セル統合手段8kを制御してエッジ20を除去して、セル10b1,10b2を統合して、図13(c)に示したように一つのセル10bとし、ステップS4に移行する。この際の統合判断は、ラベルが付されたセルに基準点13があるか否かで行われる。
このようにして、分割、統合処理が終了すると、例えば図19に示したような角膜内皮細胞像が得られる。
このステップS46において演算制御回路7は、セル密度算出手段8mを動作制御して、図13(c)のように分割、統合処理により図19の角膜内皮細胞像が得られた後、最外周のセル10の各基準点13(実際には表示されない)により選ばれた細胞(セル10)の外周を結ぶ線26の内側の面積(総面積)を求め、この求めた面積と最外周のセル10の及びその内側のセル10の数とから細胞密度を解析し、この解析結果を表示手段3に表示させて終了する。尚、各ステップで処理された画像は処理画像メモリ部6bに適宜記憶される。この場合、形状から判断することもできる。
(3)セルの統合処理のより具体例
図3のステップS2でエッジが細線化処理された角膜内皮細胞画像のセルの統合処理を行う場合、先ず演算制御回路7は画像処理手段8を動作制御して、図11(a)に示したセル10の細胞壁9とは異なるヒゲ15や点16等を除去し、ステップS3に移行する。
このステップS3では、ステップS31〜ステップS34の処理を実行する。
即ち、ステップS3で演算制御回路7は、図11(b)に示したように隣接する複数のセル10の色を異ならせてラベル(例えば、複数のセル10にラベルL1,L2,L3,…Ln等)を付けるラベリング処理をして、ステップS32に移行する。このステップS32では、上述した「特徴量計算」処理を実行し、ステップS33に移行する。このステップS33では、上述した「ラベル分割」処理を実行し、ステップS34に移行する。このステップS34では、図4に示したフローチャートのステップS341〜344の「統合処理」を実行する。
このステップS341では、ステップS33の「ラベル分割」処理後のラベル付画像を表示手段3に表示させて、ステップS342に移行する。
(小面積部の統合)
図15(a)はラベリングした画像であり、この画像のラベルL1,L2の平均的な大きさのセル10,10内にはラベルL1a,L2aの小面積部(小セル)10a,10bがある。
この場合、ステップS342において演算制御回路7は、図2のセル統合手段8kを制御して、ラベルL1aの小面積部10aをラベルL1のセル10に統合すると共に、ラベルL2aの小面積部10bをラベルL2のセル10に統合して、小面積部10a,10bが図15(b)のようにない状態としステップS343に移行する。
この処理は、所定面積以下(例えば面積が10画素以下)のラベルを隣接するラベルと統合する処理である。この場合、隣接するラベルの中から、最も接触面の大きいラベルと統合する。
(接触数が1の統合)
ステップS343において演算制御回路7は、図16(a)のように基準点13(実際には表示されない)を含むラベルL1の小面積部(小セル)10aがセル10(L)内にある場合、図2のセル統合手段8kを制御して、このラベルL1の小面積部10aをラベルLのセル10に統合して、小面積部10aが図16(b)のようにない状態としてステップS344に移行する。
また、ステップS343において演算制御回路7は、図17(a)のように基準点13(実際には表示されない)を含まないラベルL2の小面積部10bがセル10(L)内にある場合、図2のセル統合手段8kを制御して、ラベルL2の小面積部10bをラベルLのセル10に統合して、小面積部10bが図17(b)のようにない状態としステップS344に移行する。このようなステップS343の処理は、基準点13のあるラベルが接触しているラベルが1個しかない時、基準点13のある方のラベルに統合する。
(円形度で統合)
また、図18(a)のようにラベルL1〜L3を付した小面積部(小セル)10a〜10cがある場合において、基準点13はラベルL1の小面積部10aにはあるがラベルL2,L3の小面積部10b,10cにはない場合がある。
この場合、ステップS344において演算制御回路7は、小面積部10aと小面積部10b,10cとの間にあるエッジe1,e2及び小面積部10b,10c間にあるエッジe3を除去(削除)して、ラベルL2,L3の小面積部10b,10cをラベルL1の小面積部10aに統合すべきことを基準点13(実際には表示されない)の有無から判断する。
しかも、演算制御回路7は、この判断に基づいて図2のセル統合手段8kを制御して、小面積部10a〜10cを一つに統合して、小面積部10a〜10cが図18(b)のようにない一つのセル10の状態とした後、ステップS343に移行してループする。そして、ラベル付のセル10の全てにおいて、ステップS344の統合処理が完了すると、統合処理が終了する。
(変形例)
図20は、細胞密度を解析するための全体のフローチャートの他の例を概略的に示したものである。
図20のステップS1aにおいて、撮像手段1により被検眼の角膜を撮影する。
この撮像手段1により撮像された角膜内皮細胞像は演算制御回路7を介して原画像メモリ6aに記憶されると共に、表示手段3に表示される。この表示手段3に表示された角膜内皮細胞像にノイズがある場合には、再度撮影し直す。また、角膜内皮細胞像に図21,図22に示したようにノイズが少ない場合には、セル(角膜内皮細胞)間の細胞壁が鮮明な場合には、必ずしも再撮影する必要はない。
即ち、演算制御回路7は、指定した範囲の角膜内皮細胞像全体をスキャンして、指定範囲の面積に対する細胞壁(エッジ)の検出割合等から、角膜内皮細胞像が鮮明である場合には、ステップS2aに移行する。
尚、斜めから照明光を角膜に照射して、反対の斜めから撮影するようにしているので、角膜内皮細胞像の明るさが左右眼で相違し、細胞壁の検出精度に差が生じる。このため、ステップS2aにおいて演算制御回路7は、先ず左右眼の角膜内皮細胞像のシェーディング補正をすることにより、即ち左右眼の角膜内皮細胞像の明るさの相違がある場合、左右眼の角膜内皮細胞像の明るさが同じになるような補正をし、細胞壁の検出精度に差が生じないようにする。また、ステップS2aにおいて演算制御回路7は、エッジ検出手段8bによりフィルタ処理をして、図5(b),図6(b)に示したようなノイズ22aを除去する。
次に、ステップS2aにおいて演算制御回路7は、画像処理手段8を動作制御して、図5,図6に示したようなセル10間の細胞壁9を検出し、ステップS3aに移行する。
このステップS3aにおいて演算制御回路7は、画像処理手段8を動作制御して、図22(b)に示したように隣接する複数のセル10にラベルL1〜Lnを付けるラベリング処理をして、ステップS4aに移行する。
ステップS4aにおいて演算制御回路7は、ステップS3aでラベリングの処理をしたラベルL1〜Lnのセル10の面積や形状等のセル特徴から、ラベルL1〜Lnが付されたセル10が分割すべきものであるか否かを判断して、分割すべきと判断したときには分割処理をし、ステップS5aに移行する。例えば、図13(b)の楕円13a1で示した部分に細胞壁がなければならない場合、セル10aは面積が大きく且つ楕円13a1で示した部分がくびれているので、このくびれ形状と面積とからくびれ部分に設ける必要があると判断して、くびれ部分に図13(c)の如く細胞壁18を設けて、セル10aをセル10a1,1
0a2に分割する。
次に、ステップS5aにおいて演算制御回路7は、ステップS3aでラベリングの処理をした画像の中の内、図13(a)の楕円19で示した部分に本来細胞壁がないはずであるのに、セル10b1,10b2間に細胞壁のようなエッジ20がある場合、セル10b1,10b2の面積や形状等のセル特徴から、セル10b1,10b2は統合すべき小セルであると判断して、セル統合手段8kを制御してエッジ20を除去して、セル10b1,10b2を統合処理する尚、図16〜図18に示したような小面積部(小セル)も面積や形状から統合すべきであると判断したときには、同様に面積や形状から統合すべきセルを求めて統合処理をする。
このようにして、分割、統合処理が終了すると、例えば図19に示したような角膜内皮細胞像が得られる。
このステップS6aにおいて演算制御回路7は、セル密度算出手段8mを動作制御して、図13(c)のように分割、統合処理により図19の角膜内皮細胞像が得られた後、最外周のセル10の各基準点13(実際には表示されない推定点)により選択された各々の細胞(セル)の他の選択された細胞と隣り合わない細胞壁を結ぶ線26の内側の面積を求める。即ち、基準点13で指定された複数のセル10の内、最外周のセル10の最も外側の細胞壁を結ぶ線26の内側の総面積を求める。そして、演算制御回路7は、この求めた総面積と最外周のセル10及びその内側のセル10の数とから細胞密度を解析し、この解析結果を表示手段3に表示させて終了する。尚、各ステップで処理された画像は処理画像メモリ部6bに適宜記憶される。この場合も、セル10の数は、エッジが検出されたセルの基準点13の数により求めることができる。
以上説明したように、この発明の実施の形態の細胞画像処理装置は、細胞像の各セルの細胞壁であるエッジを検出するエッジ検出手段8bと、前記エッジ検出手段8bにより検出されたエッジに基づいて各セル内に基準点を求める基準点算出手段8cと、前記エッジ検出手段8bで検出されたエッジから前記各セルの面積・形状をセル特徴として求めるセル特徴算出手段8fと、前記セル特徴と前記基準点から前記各セルの数からセル密度を求める演算制御回路7とを備えている。
この細胞画像処理装置によれば、画像処理を細胞密度検出の前に前処理として行うことにより、より正確な細胞密度を求めることができる。
また、この発明の実施の形態の角膜内皮細胞画像処理装置は、 角膜内皮細胞像の各セルの細胞壁であるエッジを検出するエッジ検出手段8bと、前記エッジ検出手段8bにより検出されたエッジに基づいて各セル内に基準点を求める基準点算出手段8cと、前記エッジ検出手段8bで検出されたエッジから前記各セル10の面積・形状をセル特徴として求めるセル特徴算出手段8fと、前記セル特徴と前記基準点から前記各セルの分割・統合を判断する演算制御回路7と、前記面積・形状から分割すべきと判断された大セルがある場合に前記演算制御回路7により作動制御されて前記大セルを分割するセル分割手段8Lと、前記面積・形状から統合すべきと判断された小セルがある場合に前記演算制御回路7により作動制御されて前記小セルを統合するセル統合手段8kを備えている。しかも、前記演算制御回路7は、前記細胞壁が鮮明であるのを検出したときに、自動的に前記セルの分割・統合処理をした後、セル密度算出手段8mを作動制御して前記セルの数からセル密度を求めるようになっている。
また、この発明の実施の形態の角膜内皮細胞画像処理装置において、前記演算制御回路は、前記細胞壁を検出可能であるか否かを判断し、検出可能であれば自動的に前記セルの分割・統合処理をした後、セル密度算出手段を作動制御して前記セルの数からセル密度を求めるようになっている。
また、この発明の実施の形態の角膜内皮細胞画像処理装置は、角膜内皮細胞像の各セルの細胞壁であるエッジを検出するエッジ検出手段8bと、前記エッジ検出手段8bにより検出されたエッジに基づいて各セル内に基準点を求める基準点算出手段8cと、画像処理のための前記基準点13を内在させる所定の周形状情報(円R1〜R3)を形成する形状情報形成手段8nと、前記基準点13から前記周形状情報(円R1〜R3)を膨張させる周形状膨張手段8oと、前記周形状膨張手段8oにより膨張される前記周形状情報(円R1〜R3)と前記細胞壁情報から前記細胞壁情報の形状をエッジとして検出する細胞壁検出手段(8j)と、を有する。
更に、この発明の実施の形態の角膜内皮細胞画像処理装置には、互いに隣接し且つ前記周形状膨張手段8oにより膨張させられる複数の前記周形状情報(円R1〜R3)が隣接する方向において前記細胞壁情報に接触せず互いに接触したときに、互いに接触した複数の前記周形状情報(円R1〜R3)が分割すべき一つの大きな面積のセル内に存在すると判断して、互いに接触した複数の前記周形状情報(円R1〜R3)がそれぞれ含まれるように前記一つの大きな面積のセルを複数に分割処理するセル分割手段8Lが設けられている。
このような角膜内皮細胞画像処理装置によれば、画像処理を細胞密度検出の前に前処理として行うことにより、より正確な細胞密度を求めることができる。
また、この発明の実施の形態の細胞画像処理プログラムは、細胞像の各セルの細胞壁であるエッジを検出するエッジ検出ステップと、前記エッジ検出ステップにより検出されたエッジに基づいて各セル内に基準点を求める基準点算出ステップと、前記エッジ検出ステップで検出されたエッジから前記各セルの面積・形状をセル特徴として求めるセル特徴算出ステップと、前記セル特徴と前記基準点から前記各セルの数からセル密度を求める判断ステップとを備えている。
この細胞画像処理プログラムによれば、画像処理を細胞密度検出の前に前処理として行うことにより、より正確な細胞密度を求めることができる。
また、この発明の実施の形態の角膜内皮細胞画像処理プログラムは、角膜内皮細胞像の各セルの細胞壁であるエッジを検出するエッジ検出ステップと、前記エッジ検出ステップにより検出されたエッジに基づいて各セル内に基準点を求める基準点算出ステップと、前記エッジ検出ステップで検出されたエッジから前記各セルの面積・形状をセル特徴として求めるセル特徴算出ステップと、前記セル特徴と前記基準点から前記各セルの分割・統合を判断する判断ステップと、前記面積・形状から分割すべきと判断された大セルがある場合に前記大セルを分割するセル分割ステップと、前記面積・形状から統合すべきと判断された小セルがある場合に前記小セルを統合するセル統合ステップと、前記セルの分割・統合処理をした後、前記セルの数からセル密度を求めるセル密度算出ステップを有する。
また、この発明の実施の形態の角膜内皮細胞画像処理プログラムは、前記演算制御回路は、前記細胞壁を検出可能であるか否かを判断し、検出可能であれば自動的に前記セルの分割・統合処理をした後、前記セルの数からセル密度を求めるようになっている。
また、この発明の実施の形態の角膜内皮細胞画像処理プログラムは、角膜内皮細胞像の各セルの細胞壁であるエッジを検出するエッジ検出ステップと、前記エッジ検出ステップにより検出されたエッジに基づいて各セル内に基準点を求める基準点算出ステップと、画像処理のための前記基準点を内在させる所定の周形状情報を形成する形状情報形成ステップと、前記基準点から前記周形状情報を膨張させる周形状膨張ステップと、前記周形状膨張手段により膨張される前記周形状情報と前記細胞壁情報から前記細胞壁情報の形状をエッジとして検出する細胞壁検出ステップと、を有する。
また、この発明の実施の形態の角膜内皮細胞画像処理プログラムは、互いに隣接し且つ前記周形状膨張ステップにより膨張させられる複数の前記周形状情報が隣接する方向において前記細胞壁情報に接触せず互いに接触したときに、互いに接触した複数の前記周形状情報が分割すべき一つの大きな面積のセル内に存在すると判断して、互いに接触した複数の前記周形状情報がそれぞれ含まれるように前記一つの大きな面積のセルを複数に分割処理するセル分割ステップが設けられている。
このような角膜内皮細胞画像処理プログラムによれば、画像処理を細胞密度検出の前に前処理として行うことにより、より正確な細胞密度を求めることができる。
この発明にかかる角膜内皮細胞画像処理装置のブロック図である。 図1に示した画像処理手段の説明図である。 図1に示した演算制御回路による概略の全体フローチャートである。 図1に示した演算制御回路による統合処理の説明のためのフローチャートである。 (a)は図1の撮像手段により撮像された角膜内皮細胞像の全体に点状のノイズがある場合の例を示す説明図、(b)は(a)の角膜内皮細胞像の説明図である。 (a)は、図1の撮像手段により撮像された角膜内皮細胞像の全体に点状のノイズがある場合に、角膜内皮細胞像を部分的に拡大して示した説明図である。また、(b)は(a)の角膜内皮細胞像の説明図である。 図1の撮像手段により撮像された角膜内皮細胞像の説明図である。 エッジ検出により得られた画像の一例を示す説明図である。 (a)〜(d)は分割処理のための説明図である。 (a)〜(c)は細線化処理されたセルのヒゲ除去等の処理の説明図である。 エッジ検出により得られた画像から不要部を除去してラベリングをするための説明図である。 (a)はセルの周囲長と面積との関係を示す説明図、(b)はセルの最大長と幅との関係を示す説明図、(c)はアスペクト比のための説明図である。 ラベリングした画像のセルの分割・統合の説明図である。 ラベリングした画像のセルの分割の他の例を示す説明図である。 小面積部の統合の説明図である。 接触数1の小面積部の統合の説明図である。 接触数1の小面積部の統合の他の例を示す説明図である。 円形度による小面積部の統合の説明図である。 細胞密度を求めるための説明図である。 この発明の画像処理の変形例を示すフローチャートである。 (a)は細胞壁が全体的に鮮明な角膜内皮細胞像を示す説明図、(b)は(a)の角膜内皮細胞像の説明図である。 (a)は細胞壁が全体的に鮮明な角膜内皮細胞像を部分的に拡大して示した説明図、(b)は(a)の角膜内皮細胞像の説明図である。
符号の説明
7…演算制御回路
8…画像処理手段
8b…エッジ検出手段
8c…基準点算出手段
8f…セル特徴算出手段
8j…セル細胞壁検出手段
8k…セル統合手段
8L…セル分割手段
8m…セル密度算出手段
8n…形状情報形成手段
8o…周形状膨張手段
10…セル(角膜内皮細胞像)
10a〜10d…小面積部(小セル)
13…基準点
14…細胞壁(エッジ)
R1〜R3…円(周形状情報)

Claims (8)

  1. 細胞像の各セルの細胞壁であるエッジを検出するエッジ検出手段と、
    前記エッジ検出手段により検出されたエッジに基づいて複数の細胞壁からなるセルを求めて、この求めた各セルの複数の前記細胞壁から前記各セル内に向けて延びる法線を想定して、この法線の前記細胞壁から前記セル内への平均長さの位置を求めることにより、前記法線の前記細胞壁から前記セル内への平均長さの位置から前記各セルの中心である基準点を自動的に算出する基準点算出手段と、
    前記エッジ検出手段で検出されたエッジから前記各セルの面積・形状をセル特徴として求めるセル特徴算出手段と、
    前記基準点の数からセルの数を求めると共に、この求めたセルの数と前記セル特徴からセル密度を求める演算制御回路とを備えることを特徴とする細胞画像処理装置。
  2. 角膜内皮細胞像の各セルの細胞壁であるエッジを検出するエッジ検出手段と、
    前記エッジ検出手段により検出されたエッジに基づいて各セル内に基準点を求める基準点算出手段と、
    前記エッジ検出手段で検出されたエッジから前記各セルの面積・形状をセル特徴として求めるセル特徴算出手段と、
    前記セル特徴と前記基準点から前記各セルの分割・統合を判断する演算制御回路と、
    前記セルの面積・形状が平均的な大きさのセルより大きく分割すべきと判断された大セルがある場合に前記演算制御回路により作動制御されて前記大セルを分割するセル分割手段と、
    前記セルの面積・形状が平均的な大きさのセルより小さく統合すべきと判断された小セルがある場合に前記演算制御回路により作動制御されて前記小セルを統合するセル統合手段を備え、
    前記演算制御回路は、前記セルの分割・統合処理をした後、セル密度算出手段を作動制御して前記セルの数からセル密度を求めるようになっていることを特徴とする角膜内皮細胞画像処理装置。
  3. 前記演算制御回路は、前記細胞壁を検出可能であるか否かを判断し、検出可能であれば自動的に前記セルの分割・統合処理をした後、セル密度算出手段を作動制御して前記セルの数からセル密度を求めるようになっていることを特徴とする請求項2に記載の角膜内皮細胞画像処理装置。
  4. 角膜内皮細胞像の各セルの細胞壁であるエッジを検出するエッジ検出手段と、
    前記エッジ検出手段により検出されたエッジに基づいて各セル内に基準点を求める基準点算出手段と、
    画像処理のための前記基準点を内在させる所定の周形状情報を形成する形状情報形成手段と、
    前記基準点から前記周形状情報を膨張させる周形状膨張手段と、
    前記周形状膨張手段により膨張される前記周形状情報と前記細胞壁情報から前記細胞壁情報の形状をエッジとして検出する細胞壁検出手段と、を有する角膜内皮細胞画像処理装置であって、
    互いに隣接し且つ前記周形状膨張手段により膨張させられる複数の前記周形状情報が隣接する方向において前記細胞壁情報に接触せず互いに接触したときに、互いに接触した複数の前記周形状情報が分割すべき一つの大きな面積のセル内に存在すると判断して、互いに接触した複数の前記周形状情報がそれぞれ含まれるように前記一つの大きな面積のセルを複数に分割処理するセル分割手段が設けられていることを特徴とする角膜内皮細胞画像処理装置。
  5. 細胞像の各セルの細胞壁であるエッジを検出するエッジ検出ステップと、
    前記エッジ検出ステップにより検出されたエッジに基づいて複数の細胞壁からなるセルを求めて、この求めた各セルの複数の前記細胞壁から前記各セル内に向けて延びる法線を想定して、この法線の前記細胞壁から前記セル内への平均長さの位置を求めることにより、前記法線の前記細胞壁から前記セル内への平均長さの位置から前記各セルの中心である基準点を自動的に算出する基準点算出ステップと、
    前記エッジ検出ステップで検出されたエッジから前記各セルの面積・形状をセル特徴として求めるセル特徴算出ステップと、
    前記基準点の数からセルの数を求めると共に、この求めたセルの数と前記セル特徴からセル密度を求めるセル密度算出ステップを備えることを特徴とする細胞画像処理プログラム。
  6. 角膜内皮細胞像の各セルの細胞壁であるエッジを検出するエッジ検出ステップと、
    前記エッジ検出ステップにより検出されたエッジに基づいて各セル内に基準点を求める基準点算出ステップと、
    前記エッジ検出ステップで検出されたエッジから前記各セルの面積・形状をセル特徴として求めるセル特徴算出ステップと、
    前記セル特徴と前記基準点から前記各セルの分割・統合を判断する判断ステップと、
    前記セルの面積・形状が平均的な大きさのセルより大きく分割すべきと判断された大セルがある場合に前記大セルを分割するセル分割ステップと、
    前記セルの面積・形状が平均的な大きさのセルより小さく統合すべきと判断された小セルがある場合に前記小セルを統合するセル統合ステップと、
    前記セルの分割・統合処理をした後、前記セルの数からセル密度を求めるセル密度算出ステップを有することを特徴とする角膜内皮細胞画像処理プログラム。
  7. 演算制御回路により、前記細胞壁を検出可能であるか否かを判断し、検出可能であれば自動的に前記セルの分割・統合処理をした後、前記セルの数からセル密度を求めさせることを特徴とする請求項に記載の角膜内皮細胞画像処理プログラム。
  8. 角膜内皮細胞像の各セルの細胞壁であるエッジを検出するエッジ検出ステップと、
    前記エッジ検出ステップにより検出されたエッジに基づいて各セル内に基準点を求める基準点算出ステップと、
    画像処理のための前記基準点を内在させる所定の周形状情報を形成する形状情報形成ステップと、
    前記基準点から前記周形状情報を膨張させる周形状膨張ステップと、
    前記周形状膨張手段により膨張される前記周形状情報と前記細胞壁情報から前記細胞壁情報の形状をエッジとして検出する細胞壁検出ステップと、
    を有する角膜内皮細胞画像処理プログラムであって、
    互いに隣接し且つ前記周形状膨張ステップにより膨張させられる複数の前記周形状情報が隣接する方向において前記細胞壁情報に接触せず互いに接触したときに、互いに接触した複数の前記周形状情報が分割すべき一つの大きな面積のセル内に存在すると判断して、互いに接触した複数の前記周形状情報がそれぞれ含まれるように前記一つの大きな面積のセルを複数に分割処理するセル分割ステップが設けられていることを特徴とする角膜内皮細胞画像処理プログラム。
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