JP4799019B2 - パワーステアリング装置およびその組立方法 - Google Patents
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Description
図1を参照すると、本発明が適用されたパワーステアリング装置1は、運転者がハンドル2に加える操舵力が連動機構(図示されず)を介して入力されるギヤボックス3と、ギヤボックス3から出力される操舵力を操舵輪に伝達する1対のタイロッド4a,4bを備える伝達機構と、運転者による操舵力を軽減する補助操舵力を発生する電動モータ25を有する補助操舵力発生機構5とを備えるラック・ピニオン型の電動パワーステアリング装置である。
第1ハウジング部7c、中間ハウジング9および第2端部ハウジング8により、ラック軸22が挿通する挿通孔Hが形成される。そして、挿通孔Hの1対の端部開口Ha,Hbが、両端部7a,8bにそれぞれ形成される。
入力軸11が、出力軸12に結合されたトーションバー13に挿入されて、出力軸12およびトーションバー13に回転可能な状態で組み付けられる。次いで、入力軸11および出力軸12が第2ハウジング部7dに挿入され、ホルダ14dが入力軸11および出力軸12に嵌合された後、ホルダ14dを覆うように入力軸11に挿入されたセンサ本体14eが、第2ハウジング部7dにボルトB2により結合される。この状態で、トーションバー13に対して入力軸11を回転させ、前記螺旋溝を通じてホルダ14dを回転中心線方向Aに移動させることにより、1対のコイル14b,14cに対する回転中心線方向Aでのコア14aの位置が調整されて、前記中立位置が決定される。そして、この中立位置が得られたときの出力軸12およびトーションバー13に対する入力軸11の相対位置が、前記所定相対位置になる。この状態で、トーションバー13に予め形成された挿入孔13cに整合する挿入孔11cが入力軸11に形成され、該それら挿入孔11c,13cにピン18が圧入されて、組立体Mが得られる。したがって、少なくとも入力軸11と出力軸12とトーションバー13とトルクセンサ14とが一体化された組立体Mにおいては、入力軸11と出力軸12との間の前記所定相対位置に対応してトルクセンサ14の前記中立位置が設定されている。
なお、トルクセンサ14は、車両の走行中に異物との衝突を防止するための保護カバー19(図1参照)により部分的に覆われる。
この支持構造は、ハウジング6に保持されてラック軸22を軸方向に移動可能に支持する支持手段と、ハウジング6に対する前記支持手段の移動を規制するストッパ手段とから構成される。
まず、出力軸12にウォームホイール26bが一体に結合された後、前述のようにトーションバー13、入力軸11、第2ハウジング部7d、トルクセンサ14が一体に結合されて、入力軸11、トーションバー13、出力軸12、ウォームホイール26b、トルクセンサ14および第2ハウジング部7dが一体化された組立体Mが得られる。
組立体Mにおいて設定されている入力軸11と出力軸12との間の前記所定相対位置に対応してトルクセンサ14の前記中立位置が設定されるパワーステアリング装置1において、出力軸12には、組立体Mを第1ハウジング部7cにおける組付位置に圧入するために、組立体Mを圧入方向に移動させる工具80が係合可能な係合部73が設けられることにより、第1ハウジング部7cへの組立体Mの圧入の際に、圧入荷重は係合部73を通じて出力軸12に加えられることから、圧入荷重により入力軸11、トーションバー13および出力軸12の相対位置が変化することがなく、組立体Mの組付完了時にも、組立体Mの状態で設定されている入力軸11および出力軸12の前記所定相対位置およびトルクセンサ14の前記中立位置が維持されるので、組立体Mの組付完了後に、トルクセンサ14が中立位置を占めるように、入力軸11および出力軸12の相対位置を調整する必要がない。この結果、第1ハウジング部7cへの組立体Mの組付により、入力軸11および出力軸12の相対位置が前記所定相対位置からずれること、したがってコア14aとコイル14b,14cとの間の回転中心線方向Aでの相対位置に基づくトルクセンサ14の前記中立位置からのずれが防止され、組立体Mの組付後にその相対位置を調整する必要がないので、パワーステアリング装置1の組立の作業効率が向上する。
係合部73は、圧入開始直前の状態で開口70から第1ハウジング部7cの外部に突出していてもよい。
組立体Mは、出力軸12に保持された軸受16を有し、該軸受16が第1ハウジング部7cに圧入されることで、組立体Mが出力軸12において軸受16を介して第1ハウジング部7cに圧入されてもよい。
前記実施形態では、電動モータ25の回転力がウォームギヤ26,出力軸12およびピニオン21を介してラック軸22に伝達されたが、ウォームギヤ26が、出力軸12に結合されることなく、したがって出力軸12およびピニオン21を介することなくラック軸22に電動モータの回転力を伝達する型式の電動パワーステアリング装置であってもよく、また前記伝動機構としてウォームギヤ26が使用されない電動パワーステアリング装置であってもよい。さらに、本発明が適用されるパワーステアリング装置は、補助操舵力発生機構が電動モータ以外のアクチュエータを備えるパワーステアリング装置であってもよい。そして、これらの場合には、ロックナット72により出力軸12に対する軸受17の抜止めがなされる際に、工具80で係合部73の小径部73bを挟持することにより、出力軸12の回転が阻止されることから、軸受17を固定するロックナット72を出力軸12に螺合するときのロックナット72と出力軸12との共回りが防止されるので、軸受17の組付作業が容易になり、パワーステアリング装置の組立の作業効率が向上する。
B1,B2…ボルト、G…収納室、D…防塵ブーツ、H…挿通孔、M…組立体、A…回転中心線方向。
Claims (4)
- ハンドルからの操舵力が入力される入力軸と前記入力軸にトーションバーを介して結合された出力軸とが一体化された組立体と、前記組立体を前記出力軸において回転可能に支持するハウジングと、前記トーションバーの捩れ量に基づいて操舵トルクを検出するトルクセンサとを備え、前記組立体において設定されている前記入力軸と前記出力軸との間の所定相対位置に対応して前記トルクセンサの基準位置が設定されるパワーステアリング装置において、
前記出力軸には、前記組立体を前記ハウジングにおける組付位置に圧入するために、前記組立体を圧入方向に移動させる工具が係合可能な係合部が設けられることを特徴とするパワーステアリング装置。 - 前記組立体は、前記出力軸において前記ハウジングに保持された軸受または前記出力軸に保持された軸受を介して前記ハウジングに圧入され、前記ハウジングには、組付方向での前記出力軸の延長上に開口が設けられ、前記係合部は、前記出力軸の回転中心線方向で前記入力軸が位置する側とは反対側の端部で、前記組立体が前記軸受または前記ハウジングに圧入される直前にある状態で前記開口から前記ハウジングの外部に突出しない位置に設けられることを特徴とする請求項1記載のパワーステアリング装置。
- 前記端部には、前記ハウジングに保持される別の軸受に支持されるジャーナル部と、前記別の軸受を前記回転中心線方向で固定するロックナットが螺合するネジ部とが設けられ、前記係合部は、前記ネジ部よりも前記端部の先端寄りに位置することを特徴とする請求項2記載のパワーステアリング装置。
- ハンドルからの操舵力が入力される入力軸と前記入力軸にトーションバーを介して結合された出力軸とが一体化された組立体と、前記組立体を前記出力軸において回転可能に支持するハウジングと、前記トーションバーの捩れ量に基づいて操舵トルクを検出するトルクセンサとを備え、前記組立体において設定されている前記入力軸と前記出力軸との間の所定相対位置に対応して前記トルクセンサの基準位置が設定されるパワーステアリング装置の組立方法において、
前記組立体を前記ハウジングにおける組付位置に圧入する方向の圧入荷重を、前記出力軸、または前記出力軸に相対移動不能に結合されると共に前記組立体を構成する係合部に圧入工具により加えることにより、前記組立体を前記ハウジングにおける組付位置に圧入することを特徴とするパワーステアリング装置の組立方法。
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