JP4796439B2 - 緩衝器用樹脂被膜ピストン装置 - Google Patents

緩衝器用樹脂被膜ピストン装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4796439B2
JP4796439B2 JP2006138170A JP2006138170A JP4796439B2 JP 4796439 B2 JP4796439 B2 JP 4796439B2 JP 2006138170 A JP2006138170 A JP 2006138170A JP 2006138170 A JP2006138170 A JP 2006138170A JP 4796439 B2 JP4796439 B2 JP 4796439B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin sheet
piston
piston material
heating
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006138170A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007309394A (ja
Inventor
邦大 池山
毅也 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Corp
Original Assignee
Showa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Corp filed Critical Showa Corp
Priority to JP2006138170A priority Critical patent/JP4796439B2/ja
Priority to US11/608,745 priority patent/US8071213B2/en
Priority to CN2006101700868A priority patent/CN101074729B/zh
Publication of JP2007309394A publication Critical patent/JP2007309394A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4796439B2 publication Critical patent/JP4796439B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J1/00Pistons; Trunk pistons; Plungers
    • F16J1/005Pistons; Trunk pistons; Plungers obtained by assembling several pieces
    • F16J1/006Pistons; Trunk pistons; Plungers obtained by assembling several pieces of different materials
    • F16J1/008Pistons; Trunk pistons; Plungers obtained by assembling several pieces of different materials with sealing lips
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F9/00Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
    • F16F9/32Details
    • F16F9/3207Constructional features
    • F16F9/3214Constructional features of pistons
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F2226/00Manufacturing; Treatments
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/29Coated or structually defined flake, particle, cell, strand, strand portion, rod, filament, macroscopic fiber or mass thereof
    • Y10T428/2913Rod, strand, filament or fiber
    • Y10T428/2973Particular cross section
    • Y10T428/2975Tubular or cellular

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Description

本発明は、自動車用油圧緩衝器等に用いられるピストンの密封性、耐摩耗性及び摺動性を高めるために、四フッ化エチレン樹脂等の樹脂シートをピストン素材の外周に被着した緩衝器用樹脂被膜ピストン製造装置に関する。
従来、緩衝器用樹脂被膜ピストン製造装置において、薄肉で柔らかい素材の樹脂シートでも損傷なく確実にピストン素材に被着させて品質の良い緩衝器用樹脂被膜ピストンを製造しようとした、特許文献1に記載のものがある。
この従来技術は、複数の環状溝を外周に有する円筒形ピストン素材の外周に座金形状の樹脂シートを被着した緩衝器用樹脂被膜ピストン製造装置において、樹脂シートセット孔を上端部に開口されたセット型と、このセット型の樹脂シートセット孔内に樹脂シートをセットする手段と、セット型にセットした樹脂シート上に円筒形ピストン素材を心出してセットする手段と、前記円筒形ピストン素材の樹脂シート係止用環状溝に樹脂シートが係止されるまで樹脂シートに対して円筒形ピストン素材を押圧する手段と、前記樹脂シートが係止されたピストン素材を押入する往復動ラムを有する連続的に配置された加熱及び冷却用シリンダとを具えてなり、前記セット型の上端部に開口する樹脂シートセット孔が被着すべき座金形状の樹脂シートの外径よりわずかに大きな内径を有し、この樹脂シートセット孔の下側にピストン素材の外径より大きな内径を有する凹部が段部を介して形成され、この段部が曲率半径Rの曲面を有し、下側凹部の中央からピストン素材の内径が嵌合し得る心出しガイドがセット型の中心軸線に延長して設けられるようにしたものである。
また、この従来技術は、中心孔を有する座金形状の樹脂シートの積重体を前記中心孔に挿入された垂直保持棒に沿って昇降可能に保持し、前記積重体の最上部近傍接線方向に気体を噴出して前記最上端の樹脂シートをその下側の樹脂シートから分離する噴出ジェットと、前記最上段のシートを吸着保持して前記積重体からセット型の樹脂シートセット孔内にセットする減圧吸引具とを具えるようにしている。
また、この従来技術では、前記加熱シリンダが前記ピストン素材の外径に前記樹脂シートの厚さの2倍を加えた寸法より小さい入口端内径Dと、この入口端よりテーパー部を経て入口端内径Dより小径の加熱シリンダ内径Eとを有し、前記冷却シリンダが前記加熱シリンダ内径以下の内径を有し、前記加熱シリンダの上端入口に前記ピストン素材を樹脂シート係止端部から押入して所定のプレスピッチで押し進める往復動プッシャーを具えるようにしている。
また、この従来技術では、複数個の前記セット型が円周方向に離間した位置でターンテーブル上に設けられ、このターンテーブルのまわりに前記樹脂シートセット装置、ピストン素材セット装置、樹脂シート係止装置及び加熱−冷却シリンダ装置とが配置され、前記ターンテーブル、樹脂シートセット装置、ピストン素材セット装置、樹脂シート係止装置及び加熱−冷却シリンダ装置を同期作動するよう制御する装置を具えるようにしている。
特許3400080
従来技術には以下の問題点がある。
(1)セット型にセットした樹脂シート上に円筒形ピストン素材をセットするものであるため、該樹脂シート上にピストン素材を心出してセットする手段、具体的にはセット型の下側凹部の中央からピストン素材の内径が嵌合し得る心出しガイドを延長して設ける必要がある。
セット型へのピストン素材のセットに際し、該ピストン素材の内径を心出しガイドに嵌合させる動作が必要になり、ピストン素材セット装置が複雑になる。
(2)セット型にセットした樹脂シート上に円筒形ピストン素材をセットするものであるため、セット型への樹脂シートのセット工程と、セット型へのピストン素材のセット工程を同時に行なうことができず、製造時間が長くなる。
(3)ピストン素材の樹脂シート係止用環状溝に樹脂シートが係止されるまで樹脂シートに対してピストン素材を押圧する手段(押込みシリンダ装置)と、樹脂シートが係止されたピストン素材を押入れする往復動ラム(プレスシリンダ装置)を別体とするものであるため、2個のシリンダ装置を必要とし、複雑になる。
(4)ピストン素材の樹脂シート係止用環状溝に樹脂シートが係止されるまで樹脂シートに対してピストン素材を押圧する手段(押込みシリンダ装置)と、樹脂シートが係止されたピストン素材を押入れする往復動ラム(プレスシリンダ装置)を別体とするものであるため、押込みシリンダ装置によるピストン素材押圧工程と、プレスシリンダ装置によるピストン素材押入工程が不連続をなすものになり、製造時間が長くなる。
(5)樹脂シートをセット型の樹脂シートセット孔にセットする手段が、樹脂シートの積層体の最上端部近傍接線方向に気体を噴出して最上端の樹脂シートをその下側の樹脂シートから分離する噴出ジェットと、最上段のシートを吸着保持して積層体からセット型の樹脂シートセット孔内にセットする減圧吸引具を備えるようにした。噴出ジェットの噴出圧力の調整が必要になり、樹脂シートを必ず正確に1枚のみ安定して分離することに困難がある。減圧吸引具を用いるため、真空ポンプ等の減圧発生手段が必要になる。
(6)冷却シリンダの内径を加熱シリンダの内径以下にするものであるから、樹脂シートが係止されたピストン素材を加熱シリンダを経て冷却シリンダに押入れするとき、ピストン素材に被着された樹脂シートが加熱シリンダと冷却シリンダの境界に引っかかり、スムースに押入れできず、加熱シリンダ内で加熱成形処理された樹脂シートが損傷を受けるおそれがある。
(7)ターンテーブルのまわりに樹脂シートセット装置、ピストン素材セット装置、樹脂シート係止装置及び加熱/冷却シリンダ装置とが配置され、それら各装置を同期作動させるものであるから、全部で4工程になり、製造時間が長くなるし、製造装置が大型化する。
本発明の課題は、緩衝器用樹脂被膜ピストン製造装置において、ピストン素材セット装置を単純化し、セット型へのピストン素材のセットと樹脂シートのセットを同時化し、ピストン素材の樹脂シート係止用環状溝へ樹脂シートを係止し、かつ該樹脂シートが係止されたピストン素材を加熱及び冷却シリンダに押入れする動作を単一のピストン素材押圧手段により連続的に行なうようにし、製造装置の簡素化と製造時間の短縮を図ることにある。
本発明の他の課題は、樹脂シートセット手段が樹脂シートを1枚のみ安定してセット型にセットできるようにすることにある。
本発明の他の課題は、ピストン素材を加熱シリンダから冷却シリンダにスムースに押入れできるようにすることにある。
本発明の他の課題は、製造装置の小型化と製造時間の短縮を図ることにある。
請求項1の発明は、複数の環状溝を外周に有する円筒形ピストン素材の外周に座金形状の樹脂シートを被着した緩衝器用樹脂被膜ピストン製造装置において、ピストンセット孔と樹脂シートセット孔を同軸上に設けられたセット型と、このセット型のピストンセット孔内にピストン素材をセットする手段と、セット型の樹脂シートセット孔内に樹脂シートをセットする手段と、ピストン素材の樹脂シート係止用環状溝に樹脂シートが係止されるまで樹脂シートに対してピストン素材を押圧する手段と、樹脂シートが係止されたピストン素材を押入するように連続的に配置された加熱及び冷却用シリンダ装置とを有してなり、上記ピストン素材を押圧する手段は、セット型の中心軸上を往復動可能に設けられ、該セット型のピストンセット孔にセットされたピストン素材の内径に嵌合し得る心出しガイトを備え、樹脂シートに対してピストン素材を押圧してピストン素材の樹脂シート係止用環状溝に樹脂シートを係止させるとともに、該樹脂シートが係止されたピストン素材を加熱及び冷却用シリンダ装置に押入可能にするようにしたものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において更に、前記セット型の上部に樹脂シートの外周を押圧する樹脂シート押さえを設け、ピストン素材に樹脂シートを係止させる時に樹脂シート押さえにより樹脂シートの外周を押圧し、その係止後に樹脂シートの外周を解放し、樹脂シートが係止されたピストン素材が、樹脂シート押さえの内周を通過して、加熱及び冷却用シリンダ装置に押入れられるようにしたものである。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において更に、前記座金形状の樹脂シートの積層体を該樹脂シートの中心孔に挿入された垂直保持棒に沿って下降可能に保持し、上記積層体の最下端部の樹脂シートを1枚のみ保持して該積層体の最下端部から外方に切出し可能にする樹脂シート切出し具を垂直保持棒の下方に配置し、樹脂シート切出し具に保持されて切出された樹脂シートをセット型の樹脂シートセット孔に押し込んでセットする樹脂シート押込み具を備えるようにしたものである。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかの発明において更に、前記加熱及び冷却用シリンダ装置の加熱シリンダがピストン素材の外径に樹脂シートの厚さの2倍を加えた寸法より小さい入口端内径Dと、この入口端よりR面取部を介して続く入口端内径Dより小径の加熱シリンダ内径Eとを有し、前記加熱及び冷却用シリンダ装置の冷却シリンダが上記加熱シリンダ内径Eより大きい内径を有するようにしたものである。
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれかの発明において更に、前記セット型がスライドテーブル上に設けられ、このスライドテーブルに沿って前記ピストン素材セット手段、樹脂シートセット手段、ピストン素材押圧手段、並びに加熱及び冷却用シリンダ装置とが配置され、スライドテーブルとピストン素材セット手段と樹脂シートセット手段とピストン素材押圧手段と加熱及び冷却用シリンダ装置とを作動させるように制御する装置を有するようにしたものである。
(請求項1)
(a)セット型のピストンセット孔にセットしたピストン素材の上の樹脂シートセット孔に樹脂シートをセットするものであるため、ピストン素材の内径が嵌合し得る心出しガイドをセット型に設ける必要がない。ピストン素材はセット型のピストンセット孔に単に投入すれば足り、ピストン素材セット手段を単純化できる。
(b)セット型のピストンセット孔にセットしたピストン素材の上の樹脂シートセット孔に樹脂シートをセットするものであるため、セット型のピストンセット孔の横部にピストン投入口を設ける等により、セット型へのピストン素材のセット工程と、セット型への樹脂シートのセット工程を同時に行なうことができ、製造時間を短縮できる。
(c)樹脂シートに対してピストン素材を押圧してピストン素材の樹脂シート係止用環状溝に樹脂シートを係止させる手段(押込みシリンダ装置)と、樹脂シートが係止されたピストン素材を加熱及び冷却用シリンダ装置に押入れする手段(押込みシリンダ装置)を単一化したため、製造装置を簡素化できる。
(d)樹脂シートに対してピストン素材を押圧してピストン素材の樹脂シート係止用環状溝に樹脂シートを係止させる手段(押込みシリンダ装置)と、樹脂シートが係止されたピストン素材を加熱及び冷却用シリンダ装置に押入れする手段(押込みシリンダ装置)を単一化したため、ピストン素材を押圧してピストン素材の樹脂シート係止用環状溝に樹脂シートを係止させる工程と、樹脂シートが係止されたピストン素材を加熱及び冷却用シリンダ装置に押入する工程を単一のピストン素材押圧手段(押込みシリンダ装置)により連続的に行なうことができ、製造時間を短縮できる。
(e)単一のピストン素材押圧手段がピストン素材の内径に嵌合し得る心出しガイドを備えるようにしたから、ピストン素材の樹脂シート係止用環状溝を樹脂シートにセンタリングして係止させることができ、続いて樹脂シートが係止されたピストン素材を加熱及び冷却用シリンダ装置にセンタリングして押入れでき、ピストン素材を押圧してピストン素材の樹脂シート係止用環状溝に樹脂シートを係止させる工程と、樹脂シートが係止されたピストン素材を加熱及び冷却用シリンダ装置に押入れする工程の円滑、確実を図ることができる。
(請求項2)
(f)樹脂シート押さえにより樹脂シートを押さえてピストン素材に係合させ、このピストン素材及び樹脂シートが樹脂シート押さえの内周を通過することで、樹脂シートが仮しごきされ、ピストン素材の外周に倣う形状になり、加熱及び冷却用シリンダ装置に挿入し易い形状とすることができる。
(請求項3)
(g)樹脂シートをセット型の樹脂シートセット孔にセットする手段が、樹脂シートを1枚のみ保持して積層体の最下端部から外方に切出し可能にする樹脂シート切出し具を垂直保持棒の下方に配置し、樹脂シート切出し具に保持されて切出された樹脂シートをセット型の樹脂シートセット孔に押込んでセットする樹脂シート押込み具を備えるようにしたから、樹脂シートを1枚のみ安定してセット型にセットできる。また、真空ポンプ等の特殊設備を必要としない。
(請求項4)
(h)冷却シリンダの内径が加熱シリンダの内径より大きくされたから、樹脂シートが係止されたピストン素材を加熱シリンダを経て冷却シリンダに押入するとき、ピストン素材に被着された樹脂シートが加熱シリンダと冷却シリンダの境界に引っかかることなく、スムースに押入れでき、加熱シリンダ内で加熱成形処理された樹脂シートが損傷を受けることおそれがない。
(請求項5)
(i)スライドテーブル上にピストン素材セット手段、樹脂シートセット手段、ピストン素材押圧手段、並びに加熱及び冷却シリンダ装置とが配置され、ピストン素材セット手段と樹脂シートセット手段を同時に作動させ、ピストン素材押圧手段によりピストン素材を押圧してピストン素材の樹脂シート係止用環状溝に樹脂シートを係止させる工程と、樹脂シートが係止されたピストン素材を加熱及び冷却用シリンダ装置に押入れする工程を連続的に行なうことができ、製造時間を短縮し、製造装置を小型化できる。
図1は樹脂被膜ピストン製造装置を示す模式平面図、図2は樹脂被膜ピストン製造装置の変形例を示す模式平面図、図3はピストン素材セット手段と樹脂シートセット手段を示す模式正面図、図4はセット型を示す断面図、図5は樹脂シートセット手段の樹脂シート切出し具を示し、(A)は平面図、(B)は(A)のB−B線に沿う断面図、(C)は(A)の側面図、図6はピストン素材押圧手段と加熱及び冷却用シリンダの前半工程を示す模式正面図、図7は図5の要部拡大図、図8はピストン素材押圧手段と加熱及び冷却用シリンダの後半工程を示す模式正面図、図9は図7の要部拡大図、図10は加熱及び冷却用シリンダとピストン素材の寸法関係図、図11はピストン素材と樹脂シートを示す断面図、図12はピストン素材の樹脂シート係止用環状溝に樹脂シートを係止させた状態を示す断面図である。
緩衝器用樹脂皮膜ピストンを構成するピストン素材1と樹脂シート2の一例を図11に示す。ピストン素材1は中心孔1Aを有する円筒形をなし、複数の環状溝1Bを外周に備える。樹脂シート2は四フッ化エチレン等の樹脂からなり、中心孔2Aを有する平板状(円錐状でも可)座金形状をなす。
樹脂シート2はその中心孔2Aの内径Aがピストン素材1の樹脂シート係止端部1Cにおける環状溝1Dの管径Bより小さいか、又は同径とする。そして、後述するように、ピストン素材1の外径Cに樹脂シート2の厚さtの2倍を加えた寸法が、樹脂シート2をピストン素材1の外周に圧着するために用いられる加熱シリンダ61の入口端内径Dより大きくなるように設定する。
上述のピストン素材1と樹脂シート2をセット型10にセットする。セット型10は、図4に示す如く、ピストンセット孔11と、該ピストンセット孔11の上部の樹脂シートセット孔12を同軸上に設けられる。ピストンセット孔11はピストン素材1の外径より僅かに大きな内径を有し、ピストン素材セット手段30によりピストン素材1をセット可能にする。樹脂シートセット孔12は樹脂シート2の外径より僅かに大きな内径を有し、樹脂シートセット手段40により樹脂シート2をセット可能にする。尚、セット型10は、ピストン素材押圧手段50の押圧ロッド51と心出しガイド52を下方から挿入可能にする下部開口13をピストンセット孔11の下部に備えるとともに、下部開口13から挿入された押圧ロッド51に対して横方向に離隔移動可能にする側部開口14を備える。
セット型10のピストンセット孔11にセットされたピストン素材1はその中心孔1Aに、ピストン素材押圧手段50の心出しガイド52が嵌合される。そして、ピストン素材押圧手段50により、樹脂シート2に対してピストン素材1を押圧してピストン素材1の樹脂シート係止端部1Cにおける環状溝1Dに樹脂シート2の内径を係止させる(図12)とともに、樹脂シート2が係止されたピストン素材1を加熱及び冷却用シリンダ装置60の加熱シリンダ61と冷却シリンダ62に連続的に押入れる。加熱シリンダ61はピストン素材1の外周の樹脂シート2を加熱成形処理し、ピストン素材1の外周の環状溝1Bに樹脂シート2を圧着させる。冷却シリンダ62はピストン素材1の外周の環状溝1Bに圧着させた樹脂シート2を冷却固化処理して定着させ、冷却シリンダ61の上端排出口から樹脂皮膜ピストンが製品として押出される。
緩衝器用樹脂皮膜ピストン製造装置100は、図1に示す如く、セット型10が固定されるスライドテーブル20をスライドガイド21に支持し、スライドテーブル20に連結したスライドシリンダ22によりセット型10をスライドテーブル20とともに移動し、このセット型10をスライドテーブル20の移動経路に沿う2位置のそれぞれに設置した第1ステーション101と第2ステーション102のそれぞれに切換え設定する。スライドガイド21は架台100Aに支持される。第1ステーション101の一側にはピストン素材セット手段30が配置され、第1ステーション101の他側には樹脂シートセット手段40が配置される。第2ステーション102の上下にはピストン素材押圧手段50と加熱及び冷却用シリンダ装置60が同軸上に配置される。第2ステーション102にはスライドテーブル20上のセット型10の前端面が衝合してセット型10を第2ステーション102に位置付けるストッパ103が設置される。制御装置(不図示)は、スライドテーブル20とピストン素材セット手段30と樹脂シートセット手段40とピストン素材押圧手段50と加熱及び冷却用シリンダ装置60を作動させ、セット型10にセットしたピストン素材1と樹脂シート2から樹脂皮膜ピストンを製造する。
樹脂皮膜ピストン製造装置100は、図2に示す如く、スライドテーブル20の移動径路上で、第2ステーション102を挟んで等距離だけ離隔する2位置のそれぞれに第1ステーション101、101を設置し、スライドテーブル20上におけるスライドテーブル20の移動経路に沿う2位置であって、各第1ステーション101と第2ステーション102の離隔距離だけ離れた2位置のそれぞれにセット型10、10を固定しても良い。各セット型10にセットしたピストン素材1と樹脂シート2から、交互に、樹脂皮膜ピストンが製造される。
ピストン素材セット手段30は、セット型10のピストンセット孔11にピストン素材1をセットする。ピストン素材セット手段30は、図1〜図4に示す如く、第1ステーション101の一側にピストン投入シュート31を設け、第1ステーション101に位置付けられたセット型10におけるピストンセット孔11の一側の側部を切欠いたピストン投入口11Aに、ピストン投入シュート31の傾斜下降端を対向配置している。ピストン投入シュート31は架台100Aに支持される。セット型10が第1ステーション101に位置付けられる度に、ピストン投入シュート31から自重で滑り落ちるピストン素材1がピストン投入口11Aを経てピストンセット孔11に投入される。
樹脂シートセット手段40は、セット型10の樹脂シートセット孔12に樹脂シート2をセットする。樹脂シートセット手段40は、図1〜図5に示す如く、第1ステーション101の他側に設置される。樹脂シートセット手段40は、樹脂シート2の積層体3を該樹脂シート2の中心孔2Aに挿入された垂直保持棒41に沿って下降可能に保持する。垂直保持棒41には中空ウエイト42が挿通され、ウエイト42が積層体3の最上端部の樹脂シート2を下方に向けて加圧する。垂直保持棒41の下端部の周囲には、最下端部の側の積層体3を囲んで保持する保持枠43が設置される。樹脂シートセット手段40は、保持枠43に保持されている積層体3の最下端部の樹脂シート2を1枚のみ保持して該積層体3の最下端部から外方に切出し可能にする樹脂シート切出し具44を、垂直保持棒41及び保持枠43の下方に配置する。樹脂シート切出し具44は、図5に示す如く、樹脂シート2を切出し可能にする切出し孔44Aを上面〜下面に沿って開口し、1枚の樹脂シート2の外縁の相対する両側縁部を収容可能にする狭巾の切出し溝44Bを上面における切出し孔44Aの両側部に備える。切出し溝44Bの深さは1枚の樹脂シート2の厚さ分に相当し、両切出し溝44Bの対向間隔を樹脂シート2の外径より僅かに大きくする。樹脂シート切出し具44には切出しシリンダ45が連結され、切出しシリンダ45は樹脂シート切出し具44を保持枠43の下方の切出し開始位置と、第1ステーション101に位置付けられたセット型10の上部の切出し終端位置との間で往復動する。このとき、樹脂シート切出し具44の上面は保持枠43の下端面に対しこれをすり切るようにスライド移動する。切出し終端位置に位置付けられた樹脂シート切出し具44の上方には、樹脂シート押込み具46が配置される。樹脂シート押込み具46には押込みシリンダ47が連結され、押込みシリンダ47は樹脂シート押込み具46を樹脂シート切出し具44の上方から樹脂シート切出し具44の切出し孔44Aに挿入し、切出し溝44Bに保持されて切出された1枚分の樹脂シート2を切出し孔44Aからセット型10の樹脂シートセット孔12に押込んでセットする。垂直保持棒41、保持枠43、切出しシリンダ45、押込みシリンダ47は架台100Aに支持される。
ピストン素材押圧手段50は、図6〜図9に示す如く、第2ステーション102に位置付けられたセット型10の下方に押圧ロッド51を配置し、この押圧ロッド51を不図示の押圧シリンダにより昇降する。押圧ロッド51の上端部には心出しガイド52が着脱される。心出しガイド52は押圧ロッド51の上端部に挿入して固定される中心軸52Aを備え、中心軸52Aの上部の拡径部をピストン素材1の下端面に衝合するボス52Bとし、ボス52Bの上部の心出し部52Cをピストン素材1の内径に嵌合可能にする。
ピストン素材押圧手段50は、樹脂シート押さえ53を付帯的に備える。樹脂シート押さえ53は、ピストン素材1の外径Cに樹脂シート2の厚さtの2倍を加えた寸法より大きな内径の円管状押さえ部材で、架台100Aに支持されたスライドガイド54にガイドされ、不図示の押さえシリンダによりセット型10の樹脂シートセット孔12に対して昇降し、セット型10の樹脂シートセット孔12にセットされた樹脂シート2の外縁を押さえる下降位置と、樹脂シートセット孔12から離隔する待機位置との間で昇降する。
即ち、ピストン素材押圧手段50の押圧ロッド51は、セット型10の下方から下部開口13、ピストンセット孔11、樹脂シートセット孔12の中心軸上を往復動可能に設けられ、セット型10のピストンセット孔11にセットされたピストン素材1の内径に嵌合し得る心出しガイド52を押圧ロッド51の上端部に備える。これにより、ピストン素材押圧手段50の押圧ロッド51は、セット孔10の樹脂シートセット孔12にセットされて樹脂シート押さえ53により外縁が押さえ保持されている樹脂シート2に対し、心出しガイド52により心出ししたピストン素材1を押圧し、ピストン素材1の樹脂シート係止端部1Cにおける環状溝1Dに樹脂シート2の内径を係止させる。続いて、樹脂シート押さえ53による樹脂シート2の外縁の押さえ保持を解除するとともに、ピストン素材押圧手段50の押圧ロッド51は、樹脂シート2が係止されたピストン素材1を、心出しガイド52による心出し状態を保って、樹脂シート押さえ53の内周を通過し、加熱及び冷却用シリンダ装置60に押入れる。
加熱及び冷却用シリンダ装置60は、図6〜図9に示す如く、ピストン素材押圧手段50により、樹脂シート2が係止されたピストン素材1を押入れするように、連続配置された加熱シリンダ61と冷却シリンダ62を有する。加熱シリンダ61は電熱ヒータ等の加熱作動部61Aを備え、冷却シリンダ62は水ジャケット等の冷却作動部62Aを備える。
加熱及び冷却用シリンダ装置60において、加熱シリンダ61は、ピストン素材1の外径Cに樹脂シート2の厚さtの2倍を加えた寸法より小さい入口端内径Dと、この入口端よりR面取部を介して続く入口端内径Dより大径の内径Eを有する。
従って、樹脂皮膜ピストン製造装置100は以下の如く動作する。
(1)セット型10は第1ステーション101に位置付けられている(図1の(1))。
(2)セット型10のピストンセット孔11にピストン素材1をセットする(図1の(2))。ピストン素材1はピストン素材セット手段30のピストン投入シュート31を自重で滑り落ちてセット型10のピストンセット孔11に納まる。
(3)セット型10の樹脂シートセット孔12に樹脂シート2をセットする(図1の(3))。樹脂シート2は樹脂シートセット手段40の樹脂シート切出し具44によりセット型10の上に切出され、樹脂シート押込み具46により押込まれてセット型10の樹脂シートセット孔12にセットされる。
(4)スライドシリンダ22によりセット型10を第2ステーション102に位置付ける(図1の(4))。
(5)セット型10の樹脂シートセット孔12にセットされた樹脂シート2の外縁を樹脂シート押さえ53により押さえる(図6の(5))。
(6)ピストン素材押圧手段50の押圧ロッド51により、心出しガイド52が心出ししたピストン素材1を押上げ、図12に示す如く、ピストン素材1の樹脂シート係止端部1Cにおける環状溝1Dに樹脂シート2の内径を係止させる(図8の(6))。
(7)樹脂シート押さえ53による樹脂シート2の外縁の押さえを解除する(図8の(7))。
(8)ピストン素材押圧手段50により樹脂シート2が係止されたピストン素材1をセット型10から押出して樹脂シート押さえ53の内径を通過させ、樹脂シート2を仮しごきしてピストン素材1の外周に倣わせ、このピストン素材1及び樹脂シート2を加熱及び冷却用シリンダ装置60の加熱シリンダ61、冷却シリンダ62に連続的に押入れる(図8の(8))。
ピストン素材押圧手段50がピストン素材1をセット型10から押出した後、セット型10はスライドシリンダ22により第2ステーション102から第1ステーション101に切換え設定される。セット型10の側部開口14がピストン素材押圧手段50の押圧ロッド51を横切って横方向に移動可能になる。
(9)ピストン素材押圧手段50によりピストン素材1及び樹脂シート2を加熱及び冷却用シリンダ装置60に連続的に押入れたことにより、樹脂シート2をピストン素材1の環状溝1Bに係合させ、これを定着させる(図4の(9))。
本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
(a)セット型10のピストンセット孔11にセットしたピストン素材1の上の樹脂シートセット孔12に樹脂シート2をセットするものであるため、ピストン素材1の内径が嵌合し得る心出しガイド52をセット型10に設ける必要がない。ピストン素材1はセット型10のピストンセット孔11に単に投入すれば足り、ピストン素材セット手段30を単純化できる。
(b)セット型10のピストンセット孔11にセットしたピストン素材1の上の樹脂シートセット孔12に樹脂シート2をセットするものであるため、セット型10のピストンセット孔11の横部にピストン投入口11Aを設ける等により、セット型10へのピストン素材1のセット工程と、セット型10への樹脂シート2のセット工程を同時に行なうことができ、製造時間を短縮できる。
(c)樹脂シート2に対してピストン素材1を押圧してピストン素材1の樹脂シート係止用環状溝1Dに樹脂シート2を係止させる手段(ピストン素材押圧手段50)と、樹脂シート2が係止されたピストン素材1を加熱及び冷却用シリンダ装置60に押入れする手段(ピストン素材押圧手段50)を単一化したため、製造装置を簡素化できる。
(d)樹脂シート2に対してピストン素材1を押圧してピストン素材1の樹脂シート係止用環状溝1Dに樹脂シート2を係止させる手段(ピストン素材押圧手段50)と、樹脂シート2が係止されたピストン素材1を加熱及び冷却用シリンダ装置60に押入れする手段(ピストン素材押圧手段50)を単一化したため、ピストン素材1を押圧してピストン素材1の樹脂シート係止用環状溝1Dに樹脂シート2を係止させる工程と、樹脂シート2が係止されたピストン素材1を加熱及び冷却用シリンダ装置60に押入する工程を単一のピストン素材押圧手段50により連続的に行なうことができ、製造時間を短縮できる。
(e)単一のピストン素材押圧手段50がピストン素材1の内径に嵌合し得る心出しガイド52を備えるようにしたから、ピストン素材1の樹脂シート係止用環状溝1Dを樹脂シート2にセンタリングして係止させることができ、続いて樹脂シート2が係止されたピストン素材1を加熱及び冷却用シリンダ装置60にセンタリングして押入れでき、ピストン素材1を押圧してピストン素材1の樹脂シート係止用環状溝1Dに樹脂シート2を係止させる工程と、樹脂シート2が係止されたピストン素材1を加熱及び冷却用シリンダ装置60に押入れする工程の円滑、確実を図ることができる。
(f)樹脂シート押さえ53により樹脂シート2を押さえてピストン素材1に係合させ、このピストン素材1及び樹脂シート2が樹脂シート押さえ53の内周を通過することで、樹脂シート2が仮しごきされ、ピストン素材1の外周に倣う形状になり、加熱及び冷却用シリンダ装置60に挿入し易い形状とすることができる。
(g)樹脂シート2をセット型10の樹脂シートセット孔12にセットする手段40が、樹脂シート2を1枚のみ保持して積層体3の最下端部から外方に切出し可能にする樹脂シート切出し具44を垂直保持棒41の下方に配置し、樹脂シート切出し具44に保持されて切出された樹脂シート2をセット型10の樹脂シートセット孔12に押込んでセットする樹脂シート押込み具46を備えるようにしたから、樹脂シート2を1枚のみ安定してセット型10にセットできる。また、真空ポンプ等の特殊設備を必要としない。
(h)冷却シリンダ62の内径が加熱シリンダ61の内径より大きくされたから、樹脂シート2が係止されたピストン素材1を加熱シリンダ61を経て冷却シリンダ62に押入するとき、ピストン素材1に被着された樹脂シート2が加熱シリンダ62と冷却シリンダ61の境界に引っかかることなく、スムースに押入れでき、加熱シリンダ62内で加熱成形処理された樹脂シート2が損傷を受けることおそれがない。
(i)スライドテーブル20上にピストン素材セット手段30、樹脂シートセット手段40、ピストン素材押圧手段50、並びに加熱及び冷却シリンダ装置60とが配置され、ピストン素材セット手段30と樹脂シートセット手段40を同時に作動させ、ピストン素材押圧手段50によりピストン素材1を押圧してピストン素材1の樹脂シート係止用環状溝1Dに樹脂シート2を係止させる工程と、樹脂シート2が係止されたピストン素材1を加熱及び冷却用シリンダ装置60に押入れする工程を連続的に行なうことができ、製造時間を短縮し、製造装置を小型化できる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
図1は樹脂被膜ピストン製造装置を示す模式平面図である。 図2は樹脂被膜ピストン製造装置の変形例を示す模式平面図である。 図3はピストン素材セット手段と樹脂シートセット手段を示す模式正面図である。 図4はセット型を示す断面図である。 図5は樹脂シートセット手段の樹脂シート切出し具を示し、(A)は平面図、(B)は(A)のB−B線に沿う断面図、(C)は(A)の側面図である。 図6はピストン素材押圧手段と加熱及び冷却用シリンダの前半工程を示す模式正面図である。 図7は図5の要部拡大図である。 図8はピストン素材押圧手段と加熱及び冷却用シリンダの後半工程を示す模式正面図である。 図9は図7の要部拡大図である。 図10は加熱及び冷却用シリンダとピストン素材の寸法関係図である。 図11はピストン素材と樹脂シートを示す断面図である。 図12はピストン素材の樹脂シート係止用環状溝に樹脂シートを係止させた状態を示す断面図である。
符号の説明
1 ピストン素材
1A 中心孔
1B 環状溝
1C 樹脂シート係止端部
1D 環状溝
2 樹脂シート
2A 中心孔
3 積層体
10 セット型
11 ピストンセット孔
12 樹脂シートセット孔
20 スライドテーブル
30 ピストン素材セット手段
40 樹脂シートセット手段
41 垂直保持棒
44 樹脂シート切出し具
46 樹脂シート押込み具
50 ピストン素材押圧手段
52 心出しガイド
53 樹脂シート押さえ
60 加熱及び冷却用シリンダ装置
61 加熱シリンダ
62 冷却シリンダ
101 樹脂皮膜ピストン製造装置

Claims (5)

  1. 複数の環状溝を外周に有する円筒形ピストン素材の外周に座金形状の樹脂シートを被着した緩衝器用樹脂被膜ピストン製造装置において、
    ピストンセット孔と樹脂シートセット孔を同軸上に設けられたセット型と、
    このセット型のピストンセット孔内にピストン素材をセットする手段と、
    セット型の樹脂シートセット孔内に樹脂シートをセットする手段と、
    ピストン素材の樹脂シート係止用環状溝に樹脂シートが係止されるまで樹脂シートに対してピストン素材を押圧する手段と、
    樹脂シートが係止されたピストン素材を押入するように連続的に配置された加熱及び冷却用シリンダ装置とを有してなり、
    上記ピストン素材を押圧する手段は、セット型の中心軸上を往復動可能に設けられ、該セット型のピストンセット孔にセットされたピストン素材の内径に嵌合し得る心出しガイトを備え、樹脂シートに対してピストン素材を押圧してピストン素材の樹脂シート係止用環状溝に樹脂シートを係止させるとともに、該樹脂シートが係止されたピストン素材を加熱及び冷却用シリンダ装置に押入可能にすることを特徴とする緩衝器用樹脂被膜ピストン製造装置。
  2. 前記セット型の上部に樹脂シートの外周を押圧する樹脂シート押さえを設け、ピストン素材に樹脂シートを係止させる時に樹脂シート押さえにより樹脂シートの外周を押圧し、その係止後に樹脂シートの外周を解放し、樹脂シートが係止されたピストン素材が、樹脂シート押さえの内周を通過して、加熱及び冷却用シリンダ装置に押入れられる請求項1に記載の緩衝器用樹脂被膜ピストン製造装置。
  3. 前記座金形状の樹脂シートの積層体を該樹脂シートの中心孔に挿入された垂直保持棒に沿って下降可能に保持し、
    上記積層体の最下端部の樹脂シートを1枚のみ保持して該積層体の最下端部から外方に切出し可能にする樹脂シート切出し具を垂直保持棒の下方に配置し、
    樹脂シート切出し具に保持されて切出された樹脂シートをセット型の樹脂シートセット孔に押し込んでセットする樹脂シート押込み具を備える請求項1又は2に記載の緩衝器用樹脂被膜ピストン製造装置。
  4. 前記加熱及び冷却用シリンダ装置の加熱シリンダがピストン素材の外径に樹脂シートの厚さの2倍を加えた寸法より小さい入口端内径Dと、この入口端よりR面取部を介して続く入口端内径Dより小径の加熱シリンダ内径Eとを有し、
    前記加熱及び冷却用シリンダ装置の冷却シリンダが上記加熱シリンダ内径Eより大きい内径を有する請求項1〜3のいずれかに記載の緩衝器用樹脂被膜ピストン製造装置。
  5. 前記セット型がスライドテーブル上に設けられ、
    このスライドテーブルに沿って前記ピストン素材セット手段、樹脂シートセット手段、ピストン素材押圧手段、並びに加熱及び冷却用シリンダ装置とが配置され、
    スライドテーブルとピストン素材セット手段と樹脂シートセット手段とピストン素材押圧手段と加熱及び冷却用シリンダ装置とを作動させるように制御する装置を有する請求項1〜4のいずれかに記載の緩衝器用樹脂被膜ピストン製造装置。
JP2006138170A 2006-05-17 2006-05-17 緩衝器用樹脂被膜ピストン装置 Active JP4796439B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006138170A JP4796439B2 (ja) 2006-05-17 2006-05-17 緩衝器用樹脂被膜ピストン装置
US11/608,745 US8071213B2 (en) 2006-05-17 2006-12-08 Resin coated piston manufacturing apparatus for shock absorber
CN2006101700868A CN101074729B (zh) 2006-05-17 2006-12-18 缓冲器用树脂覆膜活塞制造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006138170A JP4796439B2 (ja) 2006-05-17 2006-05-17 緩衝器用樹脂被膜ピストン装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007309394A JP2007309394A (ja) 2007-11-29
JP4796439B2 true JP4796439B2 (ja) 2011-10-19

Family

ID=38712265

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006138170A Active JP4796439B2 (ja) 2006-05-17 2006-05-17 緩衝器用樹脂被膜ピストン装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8071213B2 (ja)
JP (1) JP4796439B2 (ja)
CN (1) CN101074729B (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8926310B2 (en) * 2007-10-23 2015-01-06 Jere F. Irwin Cup thermoforming machine
CN113261572B (zh) * 2021-06-28 2022-06-17 河北同福健康产业有限公司 一种具有定量填料功能的馒头生产用面团打揉机
CN114905769B (zh) * 2022-07-19 2022-10-25 成都泰格尔航天航空科技股份有限公司 一种织物蜂窝成型装置及织物蜂窝成型工艺

Family Cites Families (47)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1860488A (en) * 1929-02-26 1932-05-31 Sanite Corp Means for attaching sheets of celluloid and the like to mandrels
US2419758A (en) * 1943-08-12 1947-04-29 Gustave W Borkland Method and apparatus for coating frangible articles
US2425390A (en) * 1946-01-15 1947-08-12 Eastman Kodak Co Forming flanged or beaded containers
US3121767A (en) * 1961-05-10 1964-02-18 Illinois Tool Works Method and apparatus for fabricating sheet formed molded articles
US3305158A (en) * 1963-10-01 1967-02-21 Plastic Can Corp Multiaxially oriented containers
US3212411A (en) 1964-02-14 1965-10-19 Duriron Co Fluid tight self-lubricating cylinder assembly
US3358349A (en) * 1964-08-05 1967-12-19 Darlite Corp Method of explosion cladding irregular aluminum objects
US3499188A (en) * 1966-12-13 1970-03-10 Shell Oil Co Apparatus for forming hollow articles of cold-strengthenable materials
NL6716923A (ja) * 1966-12-13 1968-06-14
US3605192A (en) * 1969-07-28 1971-09-20 Illinois Tool Works Continuous motion container molding machine
US3933562A (en) * 1970-07-13 1976-01-20 United States Steel Corporation Method of laminating a plastic sheet onto a surface of a hollow body
US3837782A (en) * 1971-12-15 1974-09-24 Filper Corp Apparatus for forming containers
US3930770A (en) * 1972-11-21 1976-01-06 American Can Company Expandable poincon method and apparatus
US3964856A (en) * 1972-12-19 1976-06-22 Illinois Tool Works Inc. Vacuum moulding techniques
US3953273A (en) * 1974-03-14 1976-04-27 Hoerner Waldorf Corporation Process for forming visual display packages
US3897929A (en) * 1974-08-12 1975-08-05 Nat Tool And Manufacturing Co Recessed sprue bushing for a three-plate mold set
US4067093A (en) * 1976-05-24 1978-01-10 Dynamic Seals Incorporated Piston assembly and method for manufacturing
US4239727A (en) * 1978-09-15 1980-12-16 Mobil Oil Corporation Method and apparatus for thermoforming thermoplastic foam articles
US4404162A (en) * 1979-07-16 1983-09-13 Sumitomo Bakelite Company Ltd. Process for producing a thin-wall deep drawn container of thermoplastic resin
US4610332A (en) * 1981-11-05 1986-09-09 Ford Motor Company Velocity sensitive valve element for a shock absorber
US4519569A (en) * 1984-04-05 1985-05-28 Maxcap, Inc. Molding
JPS6182072A (ja) * 1984-09-28 1986-04-25 Nok Corp 緩衝器用ピストン及びその製造方法並びに製造装置
FR2592833B1 (fr) * 1986-01-13 1988-05-27 Dromigny Pierre Procede de fabrication d'objets par injection de matiere synthetique sur une pellicule decoupee a partir d'une bande et machine pour la mise en oeuvre du procede
JPH01502171A (ja) * 1986-09-29 1989-08-03 ディークヴィッシュ,リタ 3次元の中実体をプラスチクで被覆する方法と装置
JPH051709Y2 (ja) * 1988-08-06 1993-01-18
US5328655A (en) * 1989-03-08 1994-07-12 Fortex, Inc. Method and apparatus for the manufacture of shaped products of biaxially oriented polymeric material
US5034077A (en) * 1989-09-05 1991-07-23 Jack Pata Method for thermoforming and bonding a paint-coated polymeric film to a substrate
US5525290A (en) * 1992-04-09 1996-06-11 Wes Carpenter Method of manufacturing a decorated helmet
JP3722495B2 (ja) * 1993-04-30 2005-11-30 大豊工業株式会社 ショックアブソーバのピストン
US5345860A (en) * 1993-07-06 1994-09-13 Tri Dayton, Inc. Banded piston and method of making
US5588350A (en) * 1993-07-06 1996-12-31 Freudenberg-Nok General Partnership Manufacture of banded pistons
US5435233A (en) * 1993-07-06 1995-07-25 Tri Dayton, Inc. Banded piston
JP2860235B2 (ja) * 1993-09-20 1999-02-24 株式会社ケンウッド フィルム成形品の成形方法及びその装置
JP3400080B2 (ja) * 1994-04-20 2003-04-28 株式会社ファインシンター 緩衝器用樹脂被膜ピストンの製造装置
US5611260A (en) * 1994-07-07 1997-03-18 Unisia Jecs Corporation Piston ring mount structure
DE19513727B4 (de) * 1995-04-11 2005-06-30 Carl Freudenberg Kg Kolben
DE19523397C1 (de) * 1995-06-28 1996-08-14 Fichtel & Sachs Ag Kolben mit richtungsabhängigen Voröffnungsquerschnitten
DE19746867C1 (de) * 1997-10-24 1999-04-08 Fritsche Moellmann Gmbh Co Kg Thermoformwerkzeug
DE19847343A1 (de) * 1998-10-14 2000-04-20 Gkn Sinter Metals Holding Gmbh Kolben mit druckabhängiger Dichtwirkung für eine Kolben-Zylinder-Anordnung, insbesondere Stoßdämpferkolben
DE19847342A1 (de) * 1998-10-14 2000-08-17 Gkn Sinter Metals Holding Gmbh Kolben mit Stützstegen für eine Kolben-Zylinder-Anordnung, insbesondere Stoßdämpferkolben
US6305266B1 (en) * 1998-12-04 2001-10-23 W.S. Shamban Europa A/S Piston or plunger and a method for making the same
ES2199601T3 (es) * 1998-12-04 2004-02-16 W.S. Shamban Europa A/S Piston o embolo y procedimiento para elaborar el mismo.
JP2002122239A (ja) * 2000-10-12 2002-04-26 Showa Corp 樹脂ピストンリングの取付方法及び装置
DE10108246A1 (de) * 2001-02-21 2002-09-19 Gkn Sinter Metals Gmbh Kolben mit Stützstegen für eine Kolben-Zylinder-Anordnung, insbesondere Stoßdämpferkolben
FR2830310B1 (fr) * 2001-09-28 2005-03-18 Zf Sachs Ag Segment de piston a etancheite renforcee notamment pour le piston d'un amortisseur
DE10245404A1 (de) * 2002-09-28 2004-04-08 Gkn Sinter Metals Gmbh Pulvermetallurgisch hergestellter Kolbenkörper mit Stützstegen und Verfahren zu seiner Herstellung
US7537445B2 (en) * 2006-10-27 2009-05-26 Trelleborg Sealing Solutions Us, Inc. Injection molding assembly having a product remover with a biasing member

Also Published As

Publication number Publication date
US8071213B2 (en) 2011-12-06
CN101074729A (zh) 2007-11-21
US20070269547A1 (en) 2007-11-22
JP2007309394A (ja) 2007-11-29
CN101074729B (zh) 2010-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20080102155A1 (en) Injection molding assembly having a product remover with a biasing member
JP4796439B2 (ja) 緩衝器用樹脂被膜ピストン装置
KR101266375B1 (ko) 포밍기 및 이를 이용한 포밍 방법
JP2008543614A (ja) 圧縮成形機械
CN111842700A (zh) 缸套加工方法
JPS60180816A (ja) 熱可塑性のプラスチツクから深絞り部分を製造する装置及びこの装置で実施する方法
JP6468242B2 (ja) 抜枠造型機
JP2006289945A (ja) 成形品の金型
US3973313A (en) Apparatus for assembling micro-filter units
CN116351943B (zh) 一种电机外壳轴承室双层叠料成型工艺
KR101600929B1 (ko) 배터리 케이스 제작용 임팩트 프레스 장치
EP3057768B1 (en) Mould system for a thermoforming device, thermoforming device, and method for thermoforming a product
CN110465990B (zh) 汽车通风管废料顶出机构
JP2001198644A (ja) 弾力的なダイを有する工具カセット
JP2017222181A (ja) 樹脂成形品の製造方法
CN201002359Y (zh) 压力机的压边及工件顶出装置
KR101696721B1 (ko) 측면 피어싱 가공용 금형
US20080099950A1 (en) Method for manufacturing sealing rings
CN107351311B (zh) 音频耳机插针的生产工艺
CN111229932B (zh) 复合型盖杯成型模具及成型方法
CN111774251A (zh) 用于缸套加工的涂油装置
CN111842699A (zh) 缸套加工***
JP2572273B2 (ja) 型成形物品用製造装置および該物品の製造方法
US4052779A (en) Method for assembling micro-filter units
CN217291228U (zh) 锁芯装配装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110726

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110729

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4796439

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140805

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250