JP4790667B2 - センサー付き遠近両用眼鏡 - Google Patents
センサー付き遠近両用眼鏡 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4790667B2 JP4790667B2 JP2007166139A JP2007166139A JP4790667B2 JP 4790667 B2 JP4790667 B2 JP 4790667B2 JP 2007166139 A JP2007166139 A JP 2007166139A JP 2007166139 A JP2007166139 A JP 2007166139A JP 4790667 B2 JP4790667 B2 JP 4790667B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- eyebrows
- sensor
- nose pad
- lens
- movement
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Eyeglasses (AREA)
Description
使用者は、遠方を見る際は、顎を引いて額を前に出すように顔面を傾け、眼鏡の上方の遠方目視用レンズを利用し、新聞等を読む際は、逆に顎を突き出し額を引くようにして顔面を傾けて、眼鏡の下方の近辺目視用レンズを使用する。
或は、眼鏡のテンプルに手を添えて、遠方を見る際はレンズを少し下方にずらし、近くを見るときはレンズを少し上方にずらして、上下のレンズを目的に会わせて使用していた。
特許文献1に記載の眼鏡においては、ノーズパッドを上下するように構成して、磁石を利用して位置決めが可能となり、ノーズパッドが上下することにより、相対的に眼鏡レンズが上下するものである。
特許文献2に記載の眼鏡においては、ノーズパッド及びテンプルの耳掛け部が上下する構成を利用して、眼鏡レンズを上下させるものである。
特許文献3に記載の眼鏡においては、ノーズパッドの支持部を蝶番式に設けたもので、これにより眼鏡レンズの上下を可能としたものである。
しかし、これらの手による操作は、何か他の仕事をしていて手を離すことができないような場合には非常に困難で、不便なことであった。
尚、本発明においては、普段遠近両用眼鏡を利用する者が、新聞や雑誌等の近辺目視の際には、眉をひそめ、或は、眉間に皺を寄せたりし、逆に遠方の景色等、遠方目視をする際には、眉間を広げて眉を上げ、目を見開く動作をよく行うことにヒントを得て、開発されたものである。
上記センサーが所定変位分以上の眉又は眉周辺の皮膚の動きを感知することにより、上記回転駆動機が作動し、これにより動力伝達手段を介してノーズパッドが下方又は上方に所定距離分だけ移動し、次に上記センサーが再度所定変位分以上の眉又は眉周辺の皮膚の動きを感知することにより、上記回転駆動機が逆回転駆動して、ノーズパッドが元の位置に復帰することを特徴とするセンサー付き遠近両用眼鏡である。
このように、本発明においては、眉又は眉周辺の皮膚を動かすことにより、手を使わずに眼鏡のレンズを上下に移行させることができものとなるのである。
図1は、本発明に係るセンサー付き遠近両用眼鏡の全体概念図である。
この眼鏡10は、通常の遠近両用の眼鏡と同様に、レンズを保持する左右の眼鏡フレーム11,11と、これらの両フレームを接続するブリッジ12と、左右のフレーム11のそれぞれの外側側方で回動自在に連結されたテンプル13、13とからなる。
ブリッジ12には、ガイドレール20が設けられ、このガイドレール20にノーズパッド23、23の支持部21が上下移動可能に組み付けられている。
支持部21には、脚部22、22が両側に延長して、その先端部にノーズパッド23、23が取り付けられている。
イメージセンサー40は、右フレーム11の図中左寄りに設けられ、眉の先端部又は眉間部分の皮膚をスキャンできる方向に向けられ、その部位をスキャンして、当該画像の動きを捉え、その変位量を認識でき、その結果に応じてノーズパッド駆動手段に駆動指令を送ることができるものである。
ノーズパッド駆動手段は、マイクロモータ等の回転駆動部30と、この回転駆動部30によって巻き取り、巻き戻しが成されるワイヤー31とから構成されている。
ワイヤー31の先端には、ノーズパッド23の支持部21が連結され、ワイヤー31の動作に応じて、ノーズパッド23が上下に移動する。
イメージセンサー40及びマイクロモータへの電力供給は、左側のテンプル13の後方に設けられている電源部41によって行われる。
本発明に係る眼鏡を掛けた使用者が、例えば眼鏡レンズ上方部の遠方目視用レンズ15を使用して遠方の景色を見ている際には、ノーズパッド23は、上端位置に位置している。
ここで、新聞や雑誌を読む際に、眉間に皺を寄せるように眉を動かすと、イメージセンサー40は、眉の中央側先端部の動き又は眉間の皮膚の動きの所定距離分以上の変位を感知し、回転駆動機であるマイクロモータに駆動指令を送る。これによりマイクロモータは所定角度分回動する。
ここで眉等の動きの所定距離とは、約7mm〜10mm程度であり(以下同じ)、これよりも少なく設定すると、例えば、何かで笑った際に眉が動き、不用意に回転駆動機に駆動指令を送ってしまうことになるが、この距離は適宜必要に応じて設定することができる。
ノーズパッド23が下方に移動すると、相対的に眼鏡フレーム11、11は上方に移動して、レンズの下方部の近辺目視用レンズ16が使用者の瞳の前方に位置し、新聞等の近辺を見るのに都合のよい状態となる。
尚、回転駆動部30において、回転駆動機としてのマイクロモータの回動量を適宜調整するための調整ノブを設け、これにより回動角度を適宜調節して、巻取り長さを調整することができ、これによりノーズパッドの上下の移動距離も適宜調節することができる。
本発明においては、眼鏡フレームに眉或は眉周辺の皮膚の動きを感知するセンサーを設け、このセンサーの感知結果に応じて、ノーズパッドを上下させることがその要旨であり、それ故、ノーズパッド駆動手段は、このセンサーの感知結果による指令に基き動作するものであればどのような構成を採用するのも自由である。
この場合には、逆U字形状の支持枠体の両脚部にノーズパッドを取り付け、この逆U字形状の支持枠体自体を歯車手段等により上下させるように構成することも容易に可能である。
即ち、眉の中央側先端部が上方に移動したときには、モータの正回転指令を出すように設定し、眉の中央側先端部が下方又は横方向に移動したときには、モータの逆回転の指令を出すように設定、制御して、正回転指令によりワイヤーが巻き取られて眼鏡レンズが下方に移行(遠方目視用レンズを使用)し、逆回転指令によりワイヤーが巻き戻されて眼鏡レンズが上方に移行(近辺目視用レンズを使用)するように制御することも可能である。
尚、センサーの設置位置は、眉の動き又は眉周辺の皮膚の動きを感知できる位置であれば、フレーム上方の何れの位置であってもよい。
マイクロモータは、制御が簡単なDCマイクロモータを使用しているが、パワー不足の場合には、歯車やウォームギアなどを用いて力を補うこともでき、またこれによりモータが停止しているときに、ノーズバッドが移動してしまわないようにすることもできる。
回転駆動機としは、数値制御可能なサーボモータを使用することもできる。
電源部の設置位置については、必要に応じて眼鏡フレームやテンプル等の適切な位置を選択することができる。
11 眼鏡フレーム
12 ブリッジ
13 テンプル
15 遠方目視用レンズ
16 近辺目視用レンズ
20 ガイドレール
21 支持部
23 ノーズパッド
30 回転駆動部
31 ワイヤー
40 イメージセンサー
41 電源部
Claims (1)
- 眼鏡のレンズの上方に遠方を見るための遠方目視用レンズ(15)、その下方に近くを見るための近辺目視用レンズ(16)を備える遠近両用眼鏡において、
眼鏡フレーム(11)及びテンプル(13)等の適宜位置に、電源部(41)と、センサー(40)と、ノーズパッド駆動手段とを設けたものからなり、
センサー(40)は、眼鏡フレーム(11)の上方適宜位置に配置され、眉又は眉周辺の皮膚の動きを感知することができ、
ノーズパッド駆動手段は、マイクロモータ等の回転駆動機と動力伝達手段によりノーズパッド(23)を上下に移動させることができ、
上記センサー(40)が所定変位分以上の眉又は眉周辺の皮膚の動きを感知することにより、上記回転駆動機が作動し、これにより動力伝達手段を介してノーズパッド(23)が下方又は上方に所定距離分だけ移動し、
次に上記センサー(40)が再度所定変位分以上の眉又は眉周辺の皮膚の動きを感知することにより、上記回転駆動機が逆回転駆動して、ノーズパッド(23)が元の位置に復帰することを特徴とするセンサー付き遠近両用眼鏡。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007166139A JP4790667B2 (ja) | 2007-06-25 | 2007-06-25 | センサー付き遠近両用眼鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007166139A JP4790667B2 (ja) | 2007-06-25 | 2007-06-25 | センサー付き遠近両用眼鏡 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009003335A JP2009003335A (ja) | 2009-01-08 |
JP4790667B2 true JP4790667B2 (ja) | 2011-10-12 |
Family
ID=40319748
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007166139A Expired - Fee Related JP4790667B2 (ja) | 2007-06-25 | 2007-06-25 | センサー付き遠近両用眼鏡 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4790667B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017177573A1 (zh) * | 2016-04-16 | 2017-10-19 | 深圳市兼明科技有限公司 | 具有距离监测功能的智能眼镜 |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
MX2013004011A (es) * | 2010-10-11 | 2013-05-20 | Adlens Beacon Inc | Lentes de contacto ajustables rellenos de fluido. |
CN102902067B (zh) * | 2011-07-27 | 2015-04-08 | 中山市云创知识产权服务有限公司 | 3d眼镜省电结构 |
CN105487232A (zh) * | 2016-01-18 | 2016-04-13 | 京东方科技集团股份有限公司 | 一种智能穿戴设备 |
US10754175B2 (en) | 2016-02-18 | 2020-08-25 | Lg Electronics Inc. | Head-mounted display |
JP6482728B2 (ja) * | 2016-03-22 | 2019-03-13 | 富士フイルム株式会社 | 装着性調整値出力メガネシステム、装着性調整値出力メガネ、装着性情報検出メガネ、および装着性調整値出力メガネシステムに用いられるプログラム、並びに調整機能付メガネ |
WO2017163641A1 (ja) * | 2016-03-22 | 2017-09-28 | 富士フイルム株式会社 | 装着性調整メガネシステム、装着性調整メガネ、および装着性調整メガネシステムに用いられるプログラム |
US10690936B2 (en) * | 2016-08-29 | 2020-06-23 | Mentor Acquisition One, Llc | Adjustable nose bridge assembly for headworn computer |
JP6379266B2 (ja) * | 2016-10-03 | 2018-08-22 | 則雄 関 | 遠近両用眼鏡状のフレーム |
WO2018066245A1 (ja) * | 2016-10-03 | 2018-04-12 | 則雄 関 | 遠近両用眼鏡状のフレーム |
JP6407385B2 (ja) * | 2016-10-27 | 2018-10-17 | 則雄 関 | 遠近両用眼鏡状のフレーム |
JP6211676B1 (ja) * | 2016-12-26 | 2017-10-11 | 有限会社めがねレンズ工房 | 眼鏡 |
CN108388028B (zh) * | 2018-01-30 | 2019-12-06 | 海尔优家智能科技(北京)有限公司 | 一种复位眼镜的方法、***及自动复位眼镜 |
KR102480181B1 (ko) * | 2018-04-02 | 2022-12-21 | 노리오 세키 | 안경형의 프레임 |
CN114895393B (zh) * | 2022-05-23 | 2023-09-05 | 无锡泓瑞航天科技有限公司 | 一种晶圆级金属化光学窗片及其制备方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH032892Y2 (ja) * | 1985-02-22 | 1991-01-25 | ||
RU2411586C2 (ru) * | 2005-08-11 | 2011-02-10 | Слип Дайэгностикс Пти. Лтд | Очки с контролем внимательности |
-
2007
- 2007-06-25 JP JP2007166139A patent/JP4790667B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017177573A1 (zh) * | 2016-04-16 | 2017-10-19 | 深圳市兼明科技有限公司 | 具有距离监测功能的智能眼镜 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009003335A (ja) | 2009-01-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4790667B2 (ja) | センサー付き遠近両用眼鏡 | |
US20210003868A1 (en) | Wearable vision redirecting devices | |
US8721070B2 (en) | Translating multifocal eyeglass lenses | |
US11902646B2 (en) | Wearable systems having remotely positioned vision redirection | |
CN206906702U (zh) | 一种头戴显示器 | |
JP6461425B2 (ja) | 映像投影機能付き眼鏡 | |
EP3079005A1 (en) | Adjustable eyewear, lenses, and frames | |
KR20170044296A (ko) | 헤드마운트 디스플레이 장치 | |
JP2010102025A (ja) | 遠近両用メガネ | |
KR20150039316A (ko) | 의료용 루페 | |
JP6482728B2 (ja) | 装着性調整値出力メガネシステム、装着性調整値出力メガネ、装着性情報検出メガネ、および装着性調整値出力メガネシステムに用いられるプログラム、並びに調整機能付メガネ | |
JP6829515B2 (ja) | 眼鏡フレーム | |
JP2009163049A (ja) | 眼鏡ディスプレイ | |
JP4626072B2 (ja) | 映像観察装置 | |
JP4258950B2 (ja) | 映像表示装置 | |
JP3772008B2 (ja) | 頭部装着型ディスプレイ | |
JP2007014393A (ja) | 視力回復訓練装置 | |
KR20180125417A (ko) | 가상현실용 헤드 마운트 디스플레이의 안구 대응형 렌즈모듈 | |
KR101865117B1 (ko) | 헤드 마운트 디스플레이 장치 | |
JP2010075672A (ja) | 画像目視スコープ | |
JP2010256548A (ja) | 眼鏡 | |
JP3136439U (ja) | 遠近両用眼鏡 | |
KR200273627Y1 (ko) | 장애자용 시각변경장치 | |
JP2006508389A (ja) | 光学装置 | |
JP2004233880A (ja) | ヘッドマウントディスプレイ装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090716 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110714 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110720 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140729 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |