JP4786824B2 - データ分配装置及びノイズ除去装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定の伝送フォーマットを用いてデータがシリアルに伝送される伝送線路に挿入されるデータ分配装置及びノイズ除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、双方向CATVシステムでは、増幅器,分配器,電源装置等、伝送線路に接続される各種機器(以下「伝送線路機器」という)にステータスモニタユニット(STM)を設けると共に、ヘッドエンド等からなるセンター装置にステータスモニタ監視制御装置(以下単に「監視制御装置」という)を設け、これらSTMと監視制御装置との間で双方向のデータ通信を行うことにより、伝送線路や伝送線路機器の状態を監視したり、その監視結果に従って伝送線路機器を遠隔制御する等して、システムの維持管理を図ることが行われている。
【0003】
なお、監視制御装置と各STMとの間の通信は、通常、ポーリング方式で行われ、監視制御装置が各STMに対して順番に問合信号を送信し、各STMはこの問合信号に応答することで監視制御装置と全てのSTMとの双方向通信が実現されている。
【0004】
また、STM及び監視制御装置は、少なくともコンピュータ及びモデムを備えており、これらコンピュータとモデムとは、一般に、RS−232Cインタフェースを介して接続されている。なお、このRS−232Cインタフェースを介して接続された両装置間の通信には、伝送制御手順(プロトコル)として調歩同期方式(非同期方式ともいう)が使用されている。
【0005】
ところで、双方向CATVシステムを構成する伝送線路は、幹線から各加入者宅へ支線が伸びるいわゆるツリー状の構造を有しているため、各加入者宅や支線上にて上り信号に重畳された雑音は全て幹線に集中し、いわゆる流合雑音が発生する。そして流合雑音は、伝送線路に接続される端末が増えるほど増大し、監視制御装置のモデム(以下「センターモデム」という)での受信信号のC/N、ひいては通信品質を劣化させてしまうという問題があった。
【0006】
このような流合雑音を低減する方法の一つとして、複数系統の幹線を設けることにより、各幹線に接続される端末の台数を制限する方法が知られている。
この場合、監視制御装置では、センターモデムを各幹線毎に設ける必要があり、そのため、コンピュータと各センターモデムとの間には、コンピュータから各センターモデムへの信号を分配し、各センターモデムからコンピュータへの信号を混合するためのデータ分配器を設ける必要がある。
【0007】
そして、上述したように監視制御装置とSTMとの通信がポーリング方式で行われている場合、複数のSTMが同時に監視制御装置に向けて信号を送出することがないため、このデータ分配器において、各センターモデムからコンピュータへの上り経路では、各センターモデムの出力を単純に論理和したものを、コンピュータの入力とするように構成されていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この場合、一系統で生じたノイズが、データ分配器を通過することにより、他系統からの信号にも重畳されてしまうことになり、システム全体に悪影響を与えてしまうという問題があった。
【0009】
また、調歩同期方式でモデムとの間の伝送制御を行う監視制御装置やSTMのコンピュータでは、ノイズがスタートビットとして誤認され、ストップビットのタイミングでストップビットと同じ信号レベルが確認されると、正しい伝送フォーマットであるとして、スタートビットとストップビットとの間のノイズをデータとして受信バッファに取り込んでしまう。従って、このようなノイズによる伝送フォーマットの誤認が頻発すると、受信バッファがオーバーフローして、コンピュータが機能停止してしまう虞があった。
【0010】
本発明は、上記問題点を解決するために、伝送線路上のノイズ、特に伝送フォーマットとして誤認される可能性のあるノイズを除去するデータ分配器及びノイズ除去装置を提供し、特にデータ分配器では、一系統で生じたノイズが他系統に影響を与えることのないようにすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための発明である請求項1記載のデータ分配装置は、所定の伝送フォーマットにてデータがシリアルに伝送される伝送線路に挿入して使用され、受信手段が、個別伝送線路のそれぞれについて、個別伝送線路から伝送フォーマットに一致するビット列を検出してデータを受信し、その受信したデータをバッファ手段が記憶する。そして、送信手段が、このバッファ手段に記憶されたデータを、前記伝送フォーマットを用いて共通伝送線路に送信する。
【0012】
つまり、本発明のデータ分配装置は、各個別伝送線路から共通伝送線路にデータが直接伝送されることのないように両伝送線路を分離し、各個別伝送線路上で検出された伝送フォーマットに一致するビット列のみを共通伝送線路側に通過させるようにされている。
【0013】
従って、本発明のデータ分配装置によれば、伝送フォーマット内に信号レベルの固定されたビットがNビットあり、そのすべてのビットを伝送フォーマットの検出に使用すれば、個別伝送線路と共通伝送線路とを直結した場合と比較して、共通伝送線路上のノイズを1/2N 程度に低減することができる。
【0014】
例えば、調歩同期方式の伝送フォーマットでは、信号レベルの固定されたビット(スタートビット、ストップビット)が2〜3ビットある。ここでは、スターとビットもストップビットも各1ビットずつであるとすると、任意の2(=N)ビットが取りうる信号レベルのパターンは、(0,0)(0,1)(1,0)(1,1)の4(=2N )種類ある。そのうち伝送フォーマットに一致するいずれか一つのパターンの時のみ、ビット列を通過させ、伝送フォーマットとは一致しない他の三つのパターンの時にはビット列を通過させないため、共通伝送線路側に通過するノイズは少なくとも1/4(=1/2N )になるのである。
【0015】
また、本発明のデータ分配装置によれば、個別伝送線路から受信したデータをバッファ手段に一旦記憶し、そのバッファ手段に記憶されたデータを共通伝送線路に送信するようにされているため、共通伝送線路にデータを送信する時に、個別伝送線路上のノイズが直接重畳されてしまうことがなく、ある個別伝送線路上のノイズが、共通伝送線路上に送出された他の個別伝送線路からのデータに悪影響を与えてしまうことを確実に防止できる。
【0016】
ところで、所定の伝送フォーマットを有するビット列(以下「フレーム」という)が単独で伝送されることがなく、必ずN(Nは2以上の整数)個以上のフレームが連続して伝送されることがわかっている場合には、フレームが単独受信されるか、連続受信されたフレーム数がN未満であれば、これらのフレームを、ノイズの誤認によるものであると判断することができる。
【0017】
そこで、請求項1記載のデータ分配装置では、更に、送信許可手段が、受信手段でのデータの受信が、同一個別伝送線路での前回の受信から予め設定された制限時間以内で行われた場合を連続受信とし、連続受信が予め設定された規定回以上継続した時には、その連続受信によりバッファ手段に記憶されたデータの送信を送信手段に許可し、また、連続受信が前記規定回未満で途切れた時には、その連続受信或いは単独受信によりバッファ手段に記憶されたデータを削除する。
【0018】
このように構成された本発明のデータ分配装置によれば、ノイズの発生状況が伝送フォーマットのビット列と偶然に一致したとしても、そのような一致が連続して発生する可能性は低いため、これをほぼ確実に除去することができ、ノイズ除去効果を一層向上させることができる。
また、共通伝送線路に接続されたマスター装置が、各個別伝送線路に接続されたスレーブ装置に対してポーリングを行うよう構成されている等して、複数の個別伝送線路から共通伝送線路に向かう信号が同時に出力されないことがわかっている場合には、請求項2記載のように、送信禁止手段が、送信許可手段により許可されたデータの送信が終了するまでの間、その送信中のデータを受信した個別伝送線路以外からの受信によりバッファ手段に記憶されたデータの送信を禁止するように構成することが望ましい。
【0019】
次に、請求項3記載のデータ分配装置では、リセット手段が、受信手段でのデータの受信が予め設定された監視時間以上途絶えた場合に、当該装置をリセットする。
例えば、当該装置がノイズの影響を受けて、送信手段や受信手段がデータの送受信を行うことができない状態となった場合に、リセット手段が作動して、送信手段や受信手段が再設定される。そして、送信手段や受信手段の異常の原因が、電気的に書換可能な設定の異常等であれば、この再設定によって、送信手段や受信手段を正常な状態に復帰させることができる。
【0020】
従って、本発明のデータ分配装置によれば、上述のような異常に対しては、作業員が出向いて保守作業を行う必要がなくなるため、装置の保守作業に要する労力を低減することができる。
なお、この場合、当該装置の起動時にLED等の表示装置が点灯するように構成しておけば、リセット手段が作動して装置が再起動される毎に表示装置が点灯するため、いずれの個別伝送線路からもデータの入力がない場合には、監視時間毎に表示装置が点灯されることになり、このような装置の状態を簡単に確認することができる。
【0021】
次に請求項4記載のノイズ除去装置は、所定の伝送フォーマットを用いてデータがシリアルに伝送される伝送線路に挿入して使用され、受信手段が、送信元側の伝送線路から、伝送フォーマットに一致するビット列を検出してデータを受信し、この受信したデータをバッファ手段が記憶する。そして、送信手段が、このバッファ手段に記憶されたデータを伝送フォーマットに一致するビット列に変換して、送信先側の伝送線路に送信する。
【0022】
つまり、本発明のノイズ除去装置は、送信元側の伝送線路から送信先側の伝送線路にデータが直接伝送されることのないように両伝送線路を分離し、送信元側の伝送線路上で検出された伝送フォーマットに一致するビット列のみを送信先側の伝送線路に供給するようにされている。
【0023】
従って、本発明のノイズ除去装置によれば、請求項1記載のデータ分配装置と同様に、伝送フォーマット内に信号レベルの固定されたビットがNビットあり、そのすべてのビットを伝送フォーマットの検出に使用すれば、個別伝送線路と共通伝送線路とを直結した場合と比較して、共通伝送線路上のノイズを1/2N 程度に低減することができる。
【0024】
更に請求項4記載のノイズ除去装置では、送信許可手段が、受信手段でのデータの受信が、前回の受信から予め設定された制限時間以内に行われた場合を連続受信とし、連続受信が予め設定された規定回以上継続した時には、その連続受信によりバッファ手段に記憶されたデータの送信を送信手段に許可し、連続受信が前記規定回未満で途切れた時には、その連続受信或いは単独受信によりバッファ手段に記憶されたデータを削除する。
し、新たなフレームの受信が開始された時に、それ以前に連続受信に成功し送信すべきデータが格納されたバッファが残っている場合には、この送信すべきデータが格納されたバッファに、新たなデータが上書きされないよう、このバッファを確保し、仮に今回の受信が不成立となったとしても、未送信のデータが確実に送信されるように構成する必要がある。
【0025】
このように構成された本発明のノイズ除去装置によれば、請求項1記載のデータ分配装置と同様に、ノイズの発生状況が伝送フォーマットのビット列と偶然に一致したとしても、これをほぼ確実に除去することができ、ノイズ除去効果を一層向上させることができる。
【0026】
なお、請求項4記載のノイズ除去装置に、請求項3に記載されたものと同様のリセット手段を設けてもよい。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
図1は、本発明が適用されたCATVシステムのセンタ装置の概略構成図である。
【0028】
なお、本実施形態において、CATVシステムは、4系統の伝送線路L0〜L3を備えており、また、各伝送線路L0〜L3上に接続された各種伝送線路機器(双方向増幅器、分岐装置、電源装置等)には、コンピュータ,モデムからなり、伝送線路L0〜L3を介してセンタ装置との通信が可能なステータスモニタ(STM)が設けられているものとする。
【0029】
図1に示すように、センタ装置1は、人工衛星や地上局から送信されたテレビ放送信号を受信する受信アンテナや、ビデオテープやビデオディスクに録画されたテレビ信号を再生するビデオ機器や、自主放送用のテレビカメラ等から供給される信号に基づき、システム内での放送用に生成された多数のテレビ信号を、予め設定されたチャンネルに対応する伝送周波数の下り信号に変換して、各伝送線路L0〜L3へ送出するための放送設備等からなるヘッドエンド(HE)3と、各伝送線路機器に設けられたSTMとの双方向通信を行い、STMを介して伝送線路や伝送線路機器に関する監視情報の収集や、伝送線路機器の遠隔制御を行うステータスモニタ監視制御装置(以下単に「監視制御装置」という)5とを備えている。
【0030】
なお、ヘッドエンド3は、監視制御装置5から供給される制御信号を、下り信号に混合して伝送線路L0〜L3に送出し、また、伝送線路L0〜L3上の上り信号から、STMが送出した制御信号を抽出して監視制御装置5に供給するように構成されている。
【0031】
また、監視制御装置5は、各個別伝送線路L0〜L3のそれぞれに対応して設けられた4個のセンタモデムCM0〜CM3を備えており、更に、センタモデムCM0〜CM3を介して送受信されるデータの処理を行う制御コンピュータ7との間に、制御コンピュータ7からのデータを各センタモデムCM0〜CM3に分配すると共に、各センタモデムCM0〜CM3からのデータを混合して制御コンピュータ7に供給するデータ分配器10を備えている。
【0032】
そして、制御コンピュータ7は、データ分配器10,センタモデムCM0〜CM3,ヘッドエンド3を介して、各伝送線路L0〜L3に接続された伝送線路機器のSTMとの通信をポーリング形式にて行い、複数のSTMが同時に制御コンピュータ7に向けた信号を送出することがないように構成されている。
【0033】
ここで、図2は、データ分配器10の内部構成を表す回路図である。
図示の如く、データ分配器10は、一対のワンチップマイクロコンピュータ(以下単に「マイコン」という)MC0,MC1を中心に構成され、更に、制御コンピュータ7との接続に使用するケーブルCAx(図1参照)が接続される混合側コネクタCNx、各センタモデムCM0〜CM3との接続に使用するケーブルCA0〜CA3(図1参照)が接続される分配側コネクタCN0〜CN3を備えている。
【0034】
混合側コネクタCNx及び分配側コネクタCN0〜CN3は、いずれもRS−232Cインタフェースを提供するものであり、分配側コネクタCN0〜CN3では、送信データSD,送信要求RS,受信データRD,送信許可CSの信号線を接続する端子(以下では「SD端子」「RS端子」「RD端子」「CS端子」という)が使用され、混合側コネクタCNxでは、これらに加えてデータ端末レディER,データセットレディDRの信号線を接続する端子(以下では「ER端子」「DR端子」という)が使用されている。
【0035】
また、データ分配器10は、モード信号Smに従って接続先が切り替わる切替スイッチ11,12,13,14、選択信号Seに従って接続先が切り替わる切替スイッチ15、論理和回路16,17、モード信号Sm,選択信号Se,個別選択信号S0,S1等を生成する信号生成回路18、マイコンMC0により制御される発光ダイオードLE00,LE01、マイコンMC1により制御される発光ダイオードLE10,LE11、両マイコンMC0,MC1から同時にリセット要求が生じた場合に、両マイコンMC0,MC1をリセットするリセット回路19を備えている。
【0036】
ここで、マイコンMCi(i=0,1)は、図3に示すように、受信ポートRX0及び送信ポートTX0を備えたシリアルインタフェース(SIF)部20、受信ポートRX1及び送信ポートTX1を備えたSIF部21と、各種信号を入出力するためのパラレルインタフェース(PIF)部22と、SIF部20,21やPIF部22を制御して各種処理を実行するCPU23と、CPU23が実行する処理のプログラムが格納され、格納内容を書き換え可能なフラッシュメモリ24と、CPU23での処理の実行中に一時的に生成されるデータを記憶したり、SIF部20,21の受信ポートRX0,RX1を介して受信したデータを格納するためのバッファとして使用されるRAM25とを備えている。
【0037】
そして、PIF部22は、出力ポートとして、発光ダイオードLEi1,LEi2の点灯状態を制御するためのLED制御ポートPOa,POb、受信ポートRX0,RX1を介したシリアルデータの受信がない状態が、予め設定された無入力監視時間Tr(本実施形態では10秒)以上継続している無入力状態である場合に、リセット回路19に対してリセットを要求するためのリセット出力ポートPOr、他方のマイコンMCj(j=0,1:但しj≠i)に対してSIF部20,21を介したデータ送信の禁止要求をするための禁止出力ポートPOxを備え、また、入力ポートとして、他方のマイコンMCjの禁止出力ポートPOxに接続される禁止入力ポートPIx、モード信号Smが入力されるモード設定ポートPIm、個別選択信号Siが入力される選択設定ポートPIsを備えている。
【0038】
なお、モード信号Smは、当該データ分配器10の動作モードを表すものであり、混合側コネクタCNxから入力された送信データSDの各分配側コネクタCN0〜CN3への分配、及び各分配側コネクタCN0〜CN3から入力された受信データRDの混合側コネクタCNxへの混合を行う通常モードと、マイコンMCO,MC1のフラッシュメモリ24に格納されたプログラムの更新を行う更新モードとからなる。また、選択信号Seは、更新モード時にマイコンMC0,MC1のいずれが更新の対象となるかを表すものである。
【0039】
そして、信号生成回路18は、図2に示すように、ER端子及びDR端子からの入力に基づいて、ER端子の信号レベルに応じて信号レベルが変化するモード信号Smを生成すると共に、ER端子(即ちモード信号Sm)が更新モードを表す信号レベルの時に、DR端子の信号レベルに応じて信号レベルが変化する選択信号Se、及び選択信号SeがマイコンMC0側を選択する信号レベルの時にアクティブレベルとなる個別選択信号S0、選択信号SeがマイコンMC1側を選択する信号レベルの時にアクティブレベルとなる個別選択信号S1を生成する。
【0040】
また、信号生成回路18は、ER端子(即ちモード信号Sm)が通常モードを表す信号レベルの時には、混合側コネクタCNxのCS端子に論理和回路17の出力をそのまま供給し、ER端子(即ちモード信号Sm)が更新モードを表す信号レベルの時には、論理和回路17の出力に関わらず、混合側コネクタCNxのCS端子にアクティブレベルの信号を供給する。
【0041】
つまり、本実施形態では、混合側コネクタCNxのER端子及びDR端子を、本来の用途で用いるのではなく、ER端子はデータ分配器10の動作モード指定用、DR端子は更新モード時における更新対象マイコンの選択用に用いている。特にDR端子は、本来出力用の端子であるものを入力用の端子として使用している。
【0042】
なお、各コネクタCNx,CN0〜CN3の出力用の各端子にはドライバ、入力用の各端子にはレシーバがそれぞれ接続されているが、以下では、説明を簡潔なものとして理解を容易にするため、これらドライバ,レシーバを省略して説明する。また、図2では、モード信号Smに従って動作する切替スイッチ11〜14は、通常モード時の設定を表しており、また、選択信号Seに従って動作する切替スイッチ15は、マイコンMC0を選択した時の設定を表している。
【0043】
このように構成されたデータ分配器10において、モード信号Smにて表される動作モードが通常モードの時に、混合側コネクタCNxのSD端子からの入力は、切替スイッチ11を介して、そのまま各分配側コネクタCN0〜CN3のSD端子から出力される。また、分配側コネクタCN0,CN1のRD端子からの入力は、直接或いは切替スイッチ13を介してマイコンMC0の受信ポートRX0,RX1に供給され、同様に、分配側コネクタCN2,CN3のRD端子からの入力は、直接或いは切替スイッチ14を介してマイコンMC1の受信ポートRX0,RX1に供給される。そして、各マイコンMC0,MC1の送信ポートTX0のいずれかからの出力が、論理和回路16及び切替スイッチ12を介して混合側コネクタCNxのRD端子から出力される。
【0044】
また、混合側コネクタCNxのRS端子からの入力は、そのまま各分配側コネクタCN0〜CN3のRS端子から出力され、各分配側コネクタCN0〜CN3のCS端子からの入力は、これら入力のいずれかがアクティブレベルの時に出力がアクティブレベルとなる論理和回路17に供給され、この論理和回路17の出力が信号生成回路18を介してそのまま混合側コネクタCNxのCS端子から出力される。
【0045】
一方、動作モードが更新モードの時に、混合側コネクタCNxのSD端子からの入力は、切替スイッチ11及び切替スイッチ13或いは14を介して両マイコンMC0,MC1の各受信ポートRX1に供給される。そして、選択信号SeがマイコンMC0側を選択する信号レベル、即ち個別選択信号S0がアクティブの時には、マイコンMC0の送信ポートTX1からの出力を、また、選択信号SeがマイコンMC1側を選択する信号レベル、即ち個別選択信号S1がアクティブレベルの時には、マイコンMC1の送信ポートTX1からの出力を、切替スイッチ15及び切替スイッチ12を介して混合側コネクタCNxのRD端子から出力する。また、信号生成回路18は、論理和回路17の出力に関わらず、混合側コネクタCNxのCS端子にアクティブレベルの信号を供給する。
【0046】
次に、マイコンMC0,MC1のCPU23が実行する処理について説明する。
まず、CPU23への電源供給の開始後、或いはリセット回路19によるリセット後に、マイコンMCi(i=0,1)にて最初に起動するメイン処理の内容を、図4に示すフローチャートに沿って説明する。
【0047】
本処理が起動すると、まずマイコンMCiを構成する各部の初期設定をする初期化処理を実行する(S110)。この初期化処理では、具体的には、SIF部20,21が行うシリアル通信の通信速度や伝送フォーマット等を設定したり、PIF部22の各ポートの入出力設定及び出力ポートの初期設定、後述の処理で使用されるCPU23に内蔵されたタイマーの初期設定等が行われる。
【0048】
そして、本実施形態では、SIF部20,21は、調歩同期方式でシリアル通信を行い、その伝送フォーマットは、1ビットのスタートビット、8ビットのデータ、1ビットのパリティ、1ビットのストップビットからなり、通信速度は9600ボーに設定されるものとする。また、PIF部22の禁止出力ポートPOx,リセット出力ポートPOrは、非アクティブレベルを表すハイ(H)レベルに、LED制御ポートPOa,PObは、発光ダイオードLEi0,LEi1が消灯状態となる信号レベルに初期化されるものとする。
【0049】
次に、モード設定ポートPImを介して入力されるモード信号Smの信号レベルが通常モードを示すものであるか否かを判断し(S120)、通常モードを示すものであれば、受信ポートRX0,RX1にて伝送フォーマットに一致するビット列を受信した場合にこれを送信ポートTX0から出力する通常処理(S130)を実行する。
【0050】
一方、モード信号Smの信号レベルが通常モードを示すものではない場合、即ち更新モードを示すものである場合には、選択設定ポートPIsを介して入力される個別選択信号Siの信号レベルがアクティブレベルであるか否かを判断する(S140)。
【0051】
そして、個別選択信号Siがアクティブレベルでなければ、そのまま待機し、個別選択信号Siがアクティブレベルになると、マイコンMCiのフラッシュメモリ24に格納されたプログラムの内容を更新する更新処理(S150)を実行する。
【0052】
ここで、S130にて実行される通常処理の詳細を、図5に示すフローチャートに沿って説明する。
本処理が起動すると、まず、LED制御ポートPOaを介して発光ダイオードLEi0を0.5秒間だけ点灯(S210)させた後、受信ポートRX0を介してS110の初期化処理時に設定した伝送フォーマットに一致するビット列(以下では「フレーム」ともよぶ)を受信するRX0受信処理、及び受信ポートRX1を介して伝送フォーマットに一致するビット列を受信するRX1受信処理をそれぞれ起動する(S220)。
【0053】
そして、RX0受信処理により設定されるリセット(RS)フラグFR0、及びRX1受信処理により設定されるRSフラグFR1がいずれもアクティブレベルを表すLレベルに設定されているか否かを判断し(S230)、いずれか一方でも非アクティブレベルを表すHレベルのものがあれば、同ステップ(S230)を繰り返し実行することで待機する。
【0054】
一方、RSフラグFR0,FR1がいずれもLレベルである場合には、リセット出力ポートPOrをLレベルに設定することにより、リセット回路19に対してリセット要求を出力し(S240)、再度、RSフラグFR0,FR1がいずれもLレベルであるか否かを判断する(S250)。
【0055】
そして、RSフラグFR0,FR1がいずれもLレベルのままであれば、同ステップ(S250)を繰り返し実行することで待機し、いずれか一方でもHレベルに変化した場合には、リセット出力ポートPOrをHレベルに設定することにより、リセット回路19に対するリセット要求を解除した後(S260)、S230に戻る。
【0056】
次に、S220にて起動されるRXk(k=0,1)受信処理の内容を、図6に示すフローチャートに沿って説明する。なお、本処理は、各マイコンMC0,MC1の各受信ポートRX0,RX1毎に起動されるが、ここではマイコンMCi上で起動されたものとして説明する。
【0057】
本処理が起動すると、まず、受信ポートRXkを介して受信したデータの送信を禁止する時にLレベルに設定される禁止フラグFXk、及び受信ポートRXkを介したデータの受信がない状態が無入力監視時間tr以上継続している時にLレベルとなるRSフラグFRkを、いずれもHレベルに初期設定し(S310)、無入力監視時間trが経過するとタイムアウトする無入力監視タイマーTMRkをスタートさせ(S320)、受信ポートRXkを介して連続受信されているフレーム数をカウントするための受信カウンタnkをゼロクリアすると共に、最終的に連続受信されたフレーム数を表す受信フレーム数NEkを、受信バッファBFkが最大格納数より大きな初期値(本実施形態ではFFH)にセットする(S330)。
【0058】
そして、受信ポートRXkにてフレームの先頭を表すスタートビットが検出されたか否かを判断し(S340)、スタートビットが検出されたのであれば、無入力監視タイマーTMRkをリスタートさせ、更に、発光ダイオードLEikが点灯していれば、これを消灯し、また、RSフラグFRkがLレベルに設定されていれば、これをHレベルに戻す(S350)。
【0059】
次に、受信ポートRXkにて受信されたフレームが、伝送フォーマットに一致した正常なものであるか否かを判断し(S360)、伝送フォーマットに何らかの異常があれば、発光ダイオードLEi1を0.2秒だけ点灯するようにLED制御ポートPOa又はPObを制御して(S370)、S340に戻る。
【0060】
一方、伝送フォーマットが正常であれば、連続受信であるか否かを判定するための連続受信監視時間Tc(本実施形態では1.6ms)が経過するとタイムアウトする連続受信監視タイマーTMCkをスタート(但し、既に動作している場合にはリスタート)させ(S380)、受信データをRAM25上のバッファBFkに転送するバッファ転送処理(S390)を実行して、S340に戻る。
【0061】
なお、SIF部20又は21は、スタートビットの検出や伝送フォーマットの異常判定をハードウェアにて実行し、その実行結果をステータスレジスタに設定するように構成されており、S340やS360の処理は、このステータスレジスタを監視することにより判定できるようにされている。また、伝送フォーマットの異常判定は、具体的には、ストップビットの有無、パリティビットの正否等により判定する。
【0062】
次に、先のS340にてスタートビットは検出されていないと判定された場合には、無入力監視タイマーTMRkがタイムアウトしたか否かを判断し(S400)、タイムアウトしていれば、リセットフラグFRkをLレベルに設定すると共に、発光ダイオードLEikが点灯するようにLED制御ポートPObを設定することにより、受信ポートRXkが無入力状態であることを示して(S410)、S340に戻る。
【0063】
一方、先のS400にて、無入力監視タイマーTMRkがタイムアウトしていないと判定された場合には、受信カウンタnkがゼロクリアされているか否かを判断し(S420)、ゼロクリアされている場合には、そのままS340に戻る。
【0064】
また、受信カウンタnkがゼロクリアされていない場合には、連続受信監視タイマーTMCkがタイムアウトしたか否かを判断し(S430)、タイムアウトしていなければ、そのままS340に戻る。一方、連続受信監視タイマーTMCkがタイムアウトしていれば、受信カウンタnkの値を受信フレーム数NEkとして記憶した後(S440)、受信カウンタnkの値をゼロクリアして(S450)、S340に戻る。
【0065】
次に、S390にて起動されるバッファ転送処理の内容を、図7に示すフローチャートに沿って説明する。
本処理が起動すると、まず、受信ポートRXkにて受信されたシリアルデータを、RAM25上に形成されたバッファBFkに格納し(S510)、受信カウンタnkの値をインクリメントする(S520)。なお、受信バッファBFkは、書込の順に読出が行われるいわゆるFIFO形式のバッファとして構成されている。
【0066】
そして、受信カウンタnkの値が、予め設定された連続受信の規定値Nst(本実施形態では2)以上であるか否かを判断し(S530)、規定値Nstに達していなければ、今度は受信フレーム数NEkが規定値Nstより小さいか否かを判断し(S560)、規定値Nst以上、即ち受信フレーム数NEkが初期値FFHに設定されている状態であれば、そのまま本処理を終了する。
【0067】
一方、先のS530にて、受信カウンタnkの値が、規定値Nst以上であると判定された場合には、送信ポートTX0を介した送信が可能であるか否かを判断し(S540)、送信可能であると判定された場合には、後述する送信処理を起動して(S550)、本処理を終了する。
【0068】
なお、送信可能であるか否かの判断は、禁止入力ポートPIx及び禁止フラグFXkに基づき、いずれもが非アクティブレベルであるHレベルである場合に送信可能であるとする。
そして、先のS540にて送信不可であると判定された場合、或いは先のS560にて、受信フレーム数NEkが規定値Nstより小さいと判定された場合には、バッファBFkの内容をクリアすると共に、受信カウンタnkをゼロクリアし(S570)、更に、連続受信監視タイマーTMCkを停止させて(S580)、本処理を終了する。
【0069】
次に、S550にて起動される送信処理の内容を、図8に示すフローチャートに沿って説明する。
本処理が起動すると、禁止出力ポートPOxをLレベルに設定すると共に、禁止出力フラグFXl(l=0,1、但しl≠k)をLレベルに設定する(S610)ことにより、他方のマイコンMCjによる送信、及び同一マイコンMCi内の他方の受信ポートRXlにて受信されたデータの送信を禁止する。
【0070】
そして、送信したフレーム数をカウントするための送信カウンタmをゼロクリア(S620)し、送信カウンタmと受信カウンタnkとが同じ値であるか否かを判断する(S630)。
両カウンタm,nkが同じ値であれば、バッファBFk中に送信すべきデータはないものとして、同ステップ(S630)を繰り返し実行することで待機し、一方、受信カウンタnkの方が大きいか、或いは連続受信が途絶えて先のS460にて受信カウンタnkがゼロクリアされることにより、両カウンタm,nkが異なる値である場合には、送信カウンタmが先のS450にて設定された受信フレーム数NEkと一致しているか否かを判断する(S640)。
【0071】
そして、送信カウンタmと受信フレーム数NEkとが一致していなければ、バッファBFkから1フレーム分のデータを読み出し、所定の伝送フォーマットに加工して、送信ポートTX0からデータを送信し(S670)、送信カウンタmをインクリメントして(S680)、S630に戻る。
【0072】
一方、S640にて、送信カウンタmと受信フレーム数NEkとが一致している場合には、送信すべきデータはないものとして、禁止出力ポートPOx、及び禁止出力フラグFXlをいずれもHレベルにすることにより送信禁止状態を解除し(S650)、受信フレーム数NEkを初期値FFHにリセットして(S660)、本処理を終了する。
【0073】
なお、本実施形態において、S380,S430,S450,S520,S530が送信許可手段、S540,S610,S650が送信禁止手段、S230〜S260,S320,S350,S400,S410及びリセット回路19がリセット手段に相当する。
【0074】
つまり、動作モードが通常モードの時にマイコンMCiは、受信ポートRXkにて検出されたフレームが正常である場合(S360−YES)には、その受信データを一旦バッファBFkに格納する(S510)。そして、図9に示すように、同一受信ポートRXkにて規定個Nst(=2)のフレームを連続受信(先のフレームの受信後、連続受信監視時間tc以内に次のフレームを受信)し(S530−YES)、しかも、他方のマイコンMCjによるデータ送信或いは同一マイコンMCi内の他方の受信ポートRXlでの受信に基づくデータ送信が実行されていない(S540−YES)場合にのみ、バッファBFkに格納されたデータを送信ポートTX0を介して送信する(S550)。
【0075】
そして、前フレームとも次フレームとも連続受信監視時間tc以上離れて単独受信されるか、連続受信したフレーム数が規定個Nstに満たなかった場合(S530−NO)、或いは、既に他の受信ポートでの受信データに基づく送信処理が行われている場合(S540−NO)には、バッファBFkに格納されたデータを、送信ポートTX0から送信することなく削除する(S570)。
【0076】
なお、送信処理は、まず、他方のマイコンMCjによるデータ送信及び同一マイコンMCi内の他方の受信ポートRXlでの受信に基づくデータ送信を禁止(S610)してから行い、データの送信を終了する時には、他の受信ポートにて受信されたデータに基づくデータ送信が可能となるように、データ送信の禁止を解除する(S650)。
【0077】
また、電源投入後或いはリセット後のマイコンMCiの起動(通常処理の開始)時には、発光ダイオードLEi0が0.5秒間だけ点灯し(S210)、受信ポートRXkにて検出されたフレームに異常がある場合には(S360−NO)、発光ダイオードLEi1が0.2秒間だけ点灯する(S370)。
【0078】
更に、受信ポートRXkでのフレーム受信のない状態が、無入力監視時間tr以上継続した場合(S400−NO)には、RSフラグFRkがLレベルに設定されると共に、発光ダイオードLEikが点灯し(S410)、その後フレームを受信した場合には、RSフラグFRkがHレベルに戻されると共に、発光ダイオードLEikが消灯する(S350)。
【0079】
そして、両受信ポートRX0,RX1がいずれも無入力状態となった時には(S230−YES)、マイコンMCiはリセット回路19に対するリセット要求を設定する(S240)。つまり、両マイコンMC0,MC1の全受信ポートRX0,RX1がいずれも無入力状態となり、両マイコンMC0,MC1からリセット要求を受けると、リセット回路19は、両マイコンMC0,MC1をリセットする。なお、各マイコンMCiは、両受信ポートRX0,RX1のいずれか一方でも無入力状態が解除された時には(S250−NO)、リセット要求を解除する(S260)。
【0080】
次に、動作モードが更新モードの時にCPU23が実行する処理、即ち先のS150にて起動される更新処理について説明する。
本処理が起動すると、まず、フラッシュメモリ24を書込可能な状態とし、以後、受信ポートRX1を介して入力されるデータを、順次フラッシュメモリ24に書き込む。そして、書込内容のチェックを行い、そのチェックの結果を、送信ポートTX1を介して出力する。
【0081】
このように構成されたデータ分配器10の通常の使用時には、制御コンピュータ7と混合側コネクタCNxとの間を接続するケーブルCAx、センタモデムCM0〜CM3と分配側コネクタCN0〜CN3との間を接続するケーブルCA0〜CA3として、図10(a)に示すように、全ての端子をストレートに接続するストレートケーブルが用いられる。
【0082】
そして、制御コンピュータ7は、ER端子を通常モードを表す信号レベルに設定すれば、SD端子、RS端子、RD端子、CS端子を周知の方法で使用することにより、調歩同期方式にて各センタモデムCM0〜CM3との通信、ひいては各伝送線路L0〜L3に接続された各伝送線路機器のSTMとの通信が可能となる。
【0083】
一方、データ分配器10のマイコンMC0,MC1のプログラムを更新する場合には、プログラム更新装置(コンピュータ)と混合側コネクタCNxとの間を接続するケーブルとして、図10(b)に示す特殊ケーブルが用いられる。
この特殊ケーブルでは、DR端子以外はストレートに接続されており、混合側コネクタCNx側のDR端子は送信要求RSの信号線に接続され、プログラム更新装置側のDR端子はデータ端末レディERの信号線に接続されている。つまり、プログラム更新装置は、送信要求RSによって、混合側コネクタCNxのDR端子の信号レベルを設定でき、また自装置側のDR端子を介して、混合側コネクタCNxのER端子の信号レベル、即ち動作モードの設定をモニタできるようにされている。
【0084】
そして、プログラム更新装置は、混合側コネクタCNxのER端子を更新モードを表す信号レベルに設定すると共に、混合側コネクタCNxのDR端子を、RS端子を介して更新すべきマイコンを指定する信号レベルに適宜設定すれば、SD端子,RD端子,CS端子を周知の方法で使用することにより、データ分配器10を構成するいずれかのマイコンMC0又はMC1との調歩同期方式を用いた通信が可能となり、マイコンMC0,MC1のプログラムを任意に更新することが可能となる。
【0085】
以上説明したように、本実施形態のデータ分配器10においては、各分配側コネクタCN0〜CN3に接続される個別伝送線路(RD端子に接続される信号線)から、伝送フォーマットに一致するビット列(フレーム)をそれぞれ抽出して一旦バッファに記憶し、同一伝送線路上にて規定個Nst以上のフレームがいずれも連続受信監視時間tc以内の間隔で連続受信された場合にのみ、その連続受信によりバッファに記憶された受信データを、混合側コネクタCNxに接続される共通伝送線路(RD端子に接続される信号線)に送出するようにされている。
【0086】
従って、本実施形態のデータ分配器10によれば、ノイズの発生状況が伝送フォーマットのビット列と偶然に一致したとしても、そのような一致が連続して発生する可能性は低いため、このようなフレームとして誤認される可能性の高いノイズを、データ分配器10にて確実に除去することができる。
【0087】
しかも、共通伝送線路に個別伝送線路からの受信データを送出する場合、他の個別伝送線路からの受信データが同時に共通伝送線路に送出されることのないように、ある個別伝送線路を介して受信したデータを共通伝送線路へ送信している時には、他の個別伝送線路を介して受信したデータの送信を禁止するようにされている。
【0088】
従って、本実施形態のデータ分配器10によれば、共通伝送線路には、いずれか一つの個別伝送線路上から抽出された伝送フォーマットに一致するビット列のみが送出されることになり、データ送信元が接続された個別伝送線路以外の個別伝送線路上で発生したノイズの影響を完全に除去することができる。
【0089】
また、このように、共通伝送線路上のノイズが充分に低減されることにより、制御コンピュータ7の受信バッファに、ノイズの誤認によるデータが蓄積される可能性が大幅に低減するため、制御コンピュータ7に、必要な処理を効率良く実行させることができる。
【0090】
更に、本実施形態のデータ分配器10では、マイコンMCiの起動時やリセット時に、発光ダイオードLEi0が点灯し、また、受信ポートRX0,RX1がいずれも無入力状態である間、発光ダイオードLEi1が点灯し、更に、受信ポートRXkにて伝送フォーマットのエラーが検出された時には、発光ダイオードLEikが点灯するようにされているので、データ分配器10の動作状態を外部から簡単に確認することができる。
【0091】
また更に、本実施形態のデータ分配器10によれば、混合側コネクタCNxを介してデータ分配器10を構成するマイコンMC0,MC1のプログラムを更新できるようにされているので、例えば、伝送フォーマット検出方法として、ヘッダデータ(例えばSTX,ETX等の制御データ)を検出するように変更したり、無入力監視時間tr,連続受信監視時間tc,連続受信の規定回数Nst,発光ダイオードLEi0,LEi1の使用方法の他、SIF部20,21が実行するシリアル通信のボーレート,伝送フォーマット等を、システムの仕様や伝送路の状態等に応じて適宜変更することができる。
【0092】
しかも、マイコンMC0,MC1のプログラムを更新は、混合側コネクタCNxとプログラム更新装置との間を特殊ケーブルにて接続し、後は、プログラム更新装置から操作するだけでよく、装置の内部を露出させる等の作業を行う必要がないため、作業の手間を大幅に軽減することができる。
【0093】
[第2実施形態]
次に第2実施形態について説明する。
図11は、本実施形態のノイズ除去装置の全体構成を表す回路図である。
なお、本実施形態のノイズ除去装置30は、RS−232Cインタフェースを接続する伝送線路に挿入して使用されるものである。
【0094】
図示の如く、ノイズ除去装置30は、ワンチップマイクロコンピュータ(以下単に「マイコン」という)MCを中心に構成され、RS−232Cインタフェースを提供する第1及び第2コネクタCNa,CNbを備えている。
なお、第2コネクタCNbは、第1実施形態における分配側コネクタCN0〜CN3と同様に、SD端子,RS端子,RD端子,CS端子が使用され、第1コネクタCNaでは、これらに加えてER端子が使用されている。
【0095】
また、ノイズ除去装置30は、モード信号Smに従って接続先が切り替わる切替スイッチ31,32、モード信号Sm等を生成する信号生成回路38、マイコンMCにより制御される発光ダイオードLE0,LE1、マイコンMCからのリセット要求に応じてマイコンMCをリセットするリセット回路39を備えている。
【0096】
なお、マイコンMCは、第1実施形態におけるマイコンMCiと同様に、1対のSIF部,PIF部,CPU,フラッシュメモリ,RAMからなり、PIF部の入出力ポートから、禁止出力ポートPOx,禁止入力ポートPIx,選択設定ポートPIsが省略されている以外は、全く同様に構成されている。
【0097】
なお、モード信号Smは、当該ノイズ除去装置30の動作モードを表すものであり、第1及び第2コネクタCNa,CNb間でデータを通過させる通常モードと、マイコンMCのフラッシュメモリに格納されたプログラムの更新を行う更新モードとからなる。
【0098】
そして、信号生成回路38は、ER端子の信号レベルに応じて信号レベルが変化するモード信号Smを生成すると共に、ER端子(即ちモード信号Sm)が通常モードを表す信号レベルの時には、第1コネクタCNaのCS端子に第2コネクタCNbのCS端子からの入力をそのまま供給し、ER端子(即ちモード信号Sm)が更新モードを表す信号レベルの時には、第2コネクタCNbのCS端子からの入力に関わらず、第1コネクタCNaのCS端子にアクティブレベルの信号を供給する。
【0099】
なお、各コネクタCNa,CNbの出力用の各端子にはドライバ、入力用の各端子にはレシーバがそれぞれ接続されているが、以下では、説明を簡潔なものとして理解を容易にするため、これらドライバ,レシーバを省略して説明する。また、図11では、モード信号Smに従って動作する切替スイッチ31,32は、通常モード時の設定を表している。
【0100】
このように構成されたノイズ除去装置30において、モード信号Smにて表される動作モードが通常モードの時に、第1コネクタCNaのSD端子からの入力は、切替スイッチ31を介して、そのまま第2コネクタCNbのSD端子から出力される。また、第2コネクタCNbのRD端子からの入力は、マイコンMCの受信ポートRX0に供給される。そして、マイコンMCの送信ポートTX0の出力が、切替スイッチ32を介して第1コネクタCNaのRD端子から出力される。
【0101】
また、第1コネクタCNaのRS端子からの入力は、そのまま第2コネクタCNbのRS端子から出力され、第2コネクタCNbのCS端子からの入力は、信号生成回路38を介してそのまま第1コネクタCNaのCS端子から出力される。
【0102】
一方、動作モードが更新モードの時に、第1コネクタCNaのSD端子からの入力は、切替スイッチ31を介してマイコンMCの受信ポートRX1に供給される。そして、マイコンMCの送信ポートTX1の出力が、切替スイッチ32を介して第1コネクタCNaのRD端子から出力される。また、信号生成回路38は、第2コネクタCNbのCS端子からの入力に関わらず、第1コネクタCNaのCS端子にアクティブレベルの信号を供給する。
【0103】
そして通常モードの時にマイコンMCは、受信ポートRX0を介して伝送フォーマットに一致するビット列(フレーム)を検出し、検出されたフレームが正常である場合には、その受信データを一旦バッファBFに格納する。そして、受信ポートRX0にて規定個Nst(=2)のフレームを連続受信(先のフレームの受信後、連続受信監視時間tc以内に次のフレームを受信)した場合にのみ、バッファBFkに格納されたデータを送信ポートTX0を介して送信する。
【0104】
つまり、前フレームとも次フレームとも連続受信監視時間tc以上離れて単独受信されるか、連続受信したフレーム数が規定個Nstに満たなかった場合には、バッファBFに格納されたデータを、送信ポートTX0から送信することなく削除する。
【0105】
なお、電源投入後或いはリセット後のマイコンMCの起動(通常処理の開始)時には、発光ダイオードLE0を0.5秒間だけ点灯させ、また、受信ポートRX0にて検出されたフレームに異常がある場合には、発光ダイオードLE1を0.2秒間だけ点灯させる。
【0106】
また、受信ポートRX0でのフレーム受信のない状態が、無入力監視時間tr以上継続した場合には、リセット出力ポートPOrを介してリセット回路39にリセット要求を出力し、これに従って、リセット回路39は、マイコンMCをリセットする。
【0107】
次に、更新モードの時にマイコンMCは、まず、フラッシュメモリを書込可能な状態とし、以後、受信ポートRX1を介して入力されるデータを、順次フラッシュメモリに書き込む。そして、書込内容のチェックを行い、そのチェックの結果を、送信ポートTX1を介して出力する。
【0108】
このように構成されたノイズ除去装置30では、通常の使用時には、例えばコンピュータとモデムとを接続する伝送線路に、第1コネクタCNaをコンピュータ側、第2コネクタCNbをモデム側にして接続される。なお、いずれの間もストレートケーブルを用いる。
【0109】
そして、コンピュータは、ER端子を通常モードを表す信号レベルに設定すれば、SD端子、RS端子、RD端子、CS端子を周知の方法で使用することにより、調歩同期方式にてモデムとの通信を行うことが可能となる。
一方、マイコンMCのプログラムを更新する場合には、プログラム更新装置(コンピュータ)を第1コネクタCNa側に接続し、プログラム更新装置は、ER端子を更新モードを表す信号レベルに設定すれば、SD端子,RS端子,RD端子,CS端子を周知の方法で使用することにより、ノイズ除去装置30を構成するマイコンMCとの調歩同期方式を用いた通信が可能となり、マイコンMCのプログラムを任意に更新することが可能となる。
【0110】
以上説明したように、本実施形態のノイズ除去装置30においては、第2コネクタCNbに接続される伝送線路(RD端子に接続される信号線)から、伝送フォーマットに一致するビット列(フレーム)を抽出して一旦バッファに記憶し、規定個Nst以上のフレームがいずれも連続受信監視時間tc以内の間隔で連続受信された場合にのみ、その連続受信によりバッファに記憶された受信データを、第1コネクタCNaに接続される伝送線路(RD端子に接続される信号線)に送出するようにされている。
【0111】
従って、本実施形態のノイズ除去装置30によれば、ノイズの発生状況が伝送フォーマットのビット列と偶然に一致したとしても、そのような一致が連続して発生する可能性は低いため、このようなフレームとして誤認される可能性の高いノイズを、確実に除去することができる。
【0112】
なお、本実施形態では、第2コネクタCNb側から第1コネクタCNa側に通過するシリアルデータについてのみ、ノイズを除去するように構成されているが、第1コネクタCNa側から第2コネクタCNb側に通過するシリアルデータについても、同様の構成を適用して、ノイズを除去するように構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 センタ装置の概略構成を表すブロック図である。
【図2】 第1実施形態のデータ分配器の全体構成を表す回路図である。
【図3】 データ分配器を構成するマイクロコンピュータの内部構成を表すブロック図である。
【図4】 マイクロコンピュータが実行するメイン処理の内容を表すフローチャートである。
【図5】 通常処理の内容を表すフローチャートである。
【図6】 RXk受信処理の内容を表すフローチャートである。
【図7】 バッファ転送処理の内容を表すフローチャートである。
【図8】 送信処理の内容を表すフロチャートである。
【図9】 通常処理時の動作を表す説明図である。
【図10】 データ分配器の接続に使用するケーブルの構成を表す説明図である。
【図11】 第2実施形態のノイズ除去装置の全体構成を表す回路図である。
【符号の説明】
1…センタ装置 3…ヘッドエンド 5…監視制御装置
7…制御コンピュータ 10…データ分配器
11〜15,31,32…切替スイッチ 16,17…論理和回路
18,38…信号生成回路 19,39…リセット回路
20,21…シリアルインタフェース(SIF)部
22…パラレルインタフェース(PIF)部 24…フラッシュメモリ
30…ノイズ除去装置 CA0〜3,CAx…ケーブル
CM0〜3…センタモデム CN0〜3…分配側コネクタ
CNx…混合側コネクタ CNa,CNb…コネクタ
L0〜3…伝送線路 LE00,01,10,11…発光ダイオード
MC,MC0〜1…マイコン PIm…モード設定ポート
PIs…選択設定ポート PIx…禁止入力ポート
POa,POb…LED制御ポート POr…リセット出力ポート
POx…禁止出力ポート RX0,RX1…受信ポート
TX0,TX1…送信ポート

Claims (4)

  1. 所定の伝送フォーマットにてデータがシリアルに伝送される伝送線路に挿入され、単一の共通伝送線路と複数の個別伝送線路との間でデータの分配・混合を行うデータ分配装置であって、
    前記個別伝送線路のそれぞれについて、該個別伝送線路から前記伝送フォーマットに一致するビット列を検出して前記データを受信する受信手段と、
    該受信手段が受信したデータを記憶するバッファ手段と、
    該バッファ手段に記憶されたデータを前記伝送フォーマットを用いて、前記共通伝送線路に送信する送信手段と、
    前記受信手段でのデータの受信が、同一個別伝送線路での前回の受信から予め設定された制限時間以内で行われた場合を連続受信とし、該連続受信が予め設定された規定回以上継続した時には、該連続受信により前記バッファ手段に記憶されたデータの送信を前記送信手段に許可し、前記連続受信が前記規定回未満で途切れた時には、該連続受信或いは単独受信により前記バッファ手段に記憶されたデータを削除する送信許可手段と、
    を備えることを特徴とするデータ分配装置。
  2. 請求項1記載のデータ分配装置において、
    前記送信許可手段により許可されたデータの送信が終了するまでの間、該データを受信した個別伝送線路以外からの受信により前記バッファ手段に記憶されたデータの送信を禁止する送信禁止手段を設けたことを特徴とするデータ分配装置。
  3. 前記受信手段でのデータの受信が予め設定された監視時間以上途絶えた場合に、当該装置をリセットするリセット手段を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2記載のデータ分配装置。
  4. 所定の伝送フォーマットにてデータがシリアルに伝送される伝送線路に挿入され、伝送線路上のノイズを除去するノイズ除去装置であって、
    送信元側の伝送線路から、前記伝送フォーマットに一致するビット列を検出して前記データを受信する受信手段と、
    該受信手段が受信したデータを記憶するバッファ手段と、
    該バッファ手段に記憶されたデータを前記伝送フォーマットを用いて、送信先側の伝送線路に送信する送信手段と、
    前記受信手段でのデータの受信が、前回の受信から予め設定された制限時間以内に行われた場合を連続受信とし、該連続受信が予め設定された規定回以上継続した時には、該連続受信により前記バッファ手段に記憶されたデータの送信を前記送信手段に許可し、前記連続受信が前記規定回未満で途切れた時には、該連続受信或いは単独受信により前記バッファ手段に記憶されたデータを削除する送信許可手段と、
    を備えることを特徴とするノイズ除去装置。
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