JP4785504B2 - スプーン付き容器 - Google Patents

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Description

本発明は、スプーン付き容器に関し、特に粉粒物が収容された容器本体の略4角形の上面開口部を開閉する蓋部材の裏面に、粉粒物を取り出すための柄部と掬い部とからなるスプーンを着脱可能に取り付けたスプーン付き容器に関する。
粉状或いは粒状の洗浄剤や、砂糖、塩、小麦粉等の調味料などの粉粒物を箱状の容器本体に収容すると共に、これらの粉粒物を取り出すスプーンを備えるスプーン付き容器は周知である。スプーン付き容器では、使用時に容器を開封した後、内部からスプーンを取り出し、このスプーンを用いて粉粒物を掬い取って適宜計量しながら、所望量の粉粒物を使用する。ここで、スプーンを粉粒物と共に容器本体に収容すると、スプーンが粉粒物の中に埋没してしまい、場所がわからなくて取り出し難くなったり、取り出す際に手が汚れたり、粉粒物が食品の場合には手が触れて不衛生になったりする。
このため、容器本体の上面開口部を開閉可能に覆う蓋体と、容器本体に収容された粉粒物との間に残置される空間部分に、スプーンを安定した状態で保持して、使用開始前のみならず使用開始後においても、スプーンを粉粒物の中に埋没させることなく粉粒物と共に容器本体の内部に収容しておくようにした容器も開発されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−344243号公報
しかしながら、特許文献1の容器では、粉粒物の上方の空間部分にスプーンを略水平に保持するために、スプーンとは別部品のすり切り部材を容器本体に取り付けて支持させるものであることから、部品点数が多くなる。また、粉粒物の使用前の流通過程等においては、容器は逆さまにされたり、震動を受けたリ、急角度に傾けた状態で取り扱われたりすることがある。このため、容器を元の正立状態に戻した際に、空間部分に保持したスプーンやすり切り部の上に粉粒物が堆積しやすくなって、粉粒物の使用時に容器を開蓋した際に手が汚れたり不衛生になる。
本発明は、部品点数を増やすことなく、蓋部材やスプーンに簡易な改良を加えるだけで、粉粒物の中に埋没させることなく、スプーンを蓋部材の裏面に安定した状態で着脱可能に保持することができると共に、粉粒物を保持されたスプーンの上に堆積させ難くすることのできるスプーン付き容器を提供することを目的とする。
本発明は、粉粒物が収容された容器本体の略4角形の上面開口部を開閉する蓋部材の裏面に、粉粒物を取り出すための柄部と掬い部とからなるスプーンを着脱可能に取り付けたスプーン付き容器であって、前記スプーンは、閉蓋状態で前記掬い部の開口側を前記容器本体の底部に向け、前記柄部の前記掬い部とは反対側の端部を前記蓋部材の角部近傍部分に取着して、前記柄部を前記蓋部材の裏面に対して傾斜させた状態で略4角形の前記蓋部材の対角線方向に取り付けられているスプーン付き容器を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明のスプーン付き容器によれば、部品点数を増やすことなく、蓋部材やスプーンに簡易な改良を加えるだけで、粉粒物の中に埋没させることなく、スプーンを蓋部材の裏面に安定した状態で着脱可能に保持することができると共に、粉粒物を保持されたスプーンの上に堆積させ難くすることができる。
図1(a),(b)に示す本発明の好ましい一実施形態に係るスプーン付き容器10は、粉状又は粒状の粉粒物11として、例えば食器洗い用の洗浄剤を収容する合成樹脂製の容器であり、上面の全体が上面開口部12として開口する略六面体形状の箱体である容器本体13と、容器本体13にヒンジ結合部14を介して回動可能にヒンジ連結されることにより、容器本体13の上面開口部12を開閉する蓋部材15とからなり、蓋部材15の裏面には、容器本体12に収容された粉状物11を掬い取るためのスプーン16が着脱可能に取り付けられている。
すなわち、本実施形態のスプーン付き容器10は、粉粒物11が収容された容器本体13の略4角形の上面開口部12を開閉する蓋部材15の裏面に、粉粒物11を取り出すための柄部17と掬い部18とからなるスプーン16を着脱可能に取り付けた、好ましくは底の深い箱容器であって、スプーン16は、略4角形の上面開口部12の短辺部の長さL2よりも長く形成されていると共に、好ましくは容器本体13の略矩形形状の底部13aの対角線より長く形成されており、蓋部材15の閉蓋状態で掬い部18の開口側を容器本体13の底部13aに向け、柄部17の掬い部18とは反対側の端部17aを蓋部材15の角部近傍部分15aに取着して、柄部17を蓋部材15の裏面に対して傾斜させた状態で略4角形の蓋部材15の対角線方向に取り付けられている。
また、本実施形態では、スプーン16は、掬い部18の底部外側面18a(図2(a),(b)参照)を蓋部材15の裏面に押し付けるように付勢された状態で取り付けられている。そして、例えば蓋部材15の角部近傍部分15aには、蓋部材15の裏面から垂直に突出する係合ピン19を設けると共に、柄部17の掬い部18とは反対側の端部17aには係合孔20が貫通形成されており、係合孔20に係合ピン19を貫通させつつ嵌め込んで係合することにより、蓋部材15の裏面に対して傾斜した状態の柄部17をしならせて、掬い部18の底部外側面18aを蓋部材15の裏面に押し付ける付勢力を生じさせるようになっている。
容器本体13は、例えば合成樹脂による射出成形品であって、略矩形形状の底部13aから、上面開口部12に向けて断面の面積を徐々に拡大させた、上広がりの箱容器である。容器本体13の四方の側面部13bは、外側に凸となって周方向に滑らかに湾曲する形状を備えており、また隣接する側面部13bは、湾曲する角部を介して滑らかに接続している。さらに、容器本体13の側面部13bの上端部分には、側面部13bの周方向に環状に連続して、当接段差リブ21が外側に突出して設けられている。この当接段差リブ21には、上面開口部12の閉塞時に蓋部材15の周壁部15bの下端部分が当接密着して、容器本体13を封止する。
本実施形態では、容器本体13は、底部13aの略矩形形状の内寸における長辺部の長さT1と短辺部の長さT2の比T1/T2を、1.0〜1.5とすることが好ましく、上面開口部12の略矩形形状の内寸における長辺部の長さL1とT1の比L1/T1を1.0〜1.3、短辺部の長さL2とT2の比L2/T2を1.0〜1.3とすることが好ましい。また、例えば底部13aから上面開口部12までの高さHとL1の比H/L1が0.5〜1.0となっており、底の深い箱容器を形成している。また、本実施形態では、容器本体13を手で把持する観点から、底部13aの略矩形形状の内寸は、長辺部の長さT1が90〜120mm、短辺部の長さT2が70〜100mmとなっており、上面開口部12の略矩形形状の内寸は、長辺部の長さL1が100〜140mm、短辺部の長さL2が80〜120mmとなっている。また、例えば底部13aから上面開口部12までの高さHが90〜140mmとなっている。
蓋部材15は、容器本体13と同様に例えば合成樹脂による射出成形品であって、上面開口部12を覆う大きさの略矩形の平面形状を備えている。蓋部材15の周縁部には、図3にも示すように、高さの低い周壁部15bが容器本体13側に立設して設けられている。周壁部15bの内側に、容器本体13の側面部13bの当接段差リブ21よりも上方の帯状突出部分13cを嵌め込むようにしながら、周壁部15bの下端部分を当接段差リブ21に当接密着させて、容器本体13の上面開口部12を蓋部材15によって閉塞する。
また、蓋部材15は、略矩形形状の一方の長辺部において周壁部15bを介してヒンジ結合部14により容器本体13の当接段差リブ21に回動可能にヒンジ連結しており、ヒンジ結合部14を中心に回動して、上面開口部12を開閉する。ヒンジ連結された長辺部とは反対側の長辺部の中央部分には、周壁部15bに係止凹嵌部22が設けられている。この係止凹嵌部22を、当接段差リブ21よりも上方の帯状突出部分13cにおいて容器本体13の長辺部の中央部分に設けられた係止リブ23に着脱可能に係止することにより、蓋部材15による上面開口部12の閉塞状態を保持する。
さらに、蓋部材15の裏面の角部近傍部分15aには、係合ピン19が、当該裏面から垂直又は略垂直に突出して設けられている。また、係合ピン19が配置された角部近傍部分15aとは対角に位置する角部近傍部分15cには、一対の位置決めリブ24を突出して配置することが好ましい。係合ピン19は、スプーン16の柄部17に開口形成された係合孔20と略合致する円形断面の円柱ロッド形状の突起であって、スプーン16の係合孔20を貫通するのに十分な長さを備えている。位置決めリブ24は、矩形平板形状の突片であって、スプーン16の掬い部18の幅と略合致する間隔を置いて、蓋部材15の対角線方向に沿って平行に設けられる。
スプーン16は、容器本体13と同様に例えば合成樹脂による射出成形品であって、図2(a),(b)に示すように、略半長円の開口断面形状を備える掬い部18と、掬い部18の円弧形状側に連接すると共に、掬い部18のすり切り面に沿って延設する平面帯板形状の柄部17とからなる。スプーン16の全体の長さS1は、容器本体13の略4角形の上面開口部12の短辺部の長さL2よりも長く、且つ蓋部材15の裏面の対角線方向に納まる長さとして、例えば90〜140mmとなっており、容器本体13の略矩形形状の底部13a内面の対角線の長さより長く形成することが好ましい。また、スプーン16は、蓋部材16の裏面の対角線方向に取着された際に、掬い部18と反対側の柄部17の端部と、掬い部18における柄部17と反対側の角部とが、蓋部材16の裏面に容器本体13の開口縁部があたる領域より1.0mm〜4.0mmの範囲にあるように、スプーン16の全体の長さS1を長くすることが好ましい。スプーン16の全体の長さS1は、容器本体13の底部13aから上面開口部12までの高さH以上とすることが好ましい。
掬い部18は、上述のように、略半長円の開口断面形状を備え、底部に向けてその断面形状を徐々に小さくしたお椀形状に形成されると共に、底部外側面18aの角部分に丸みを持たせた形状を備えている。また掬い部18は、その高さ(深さ)hが例えば15〜25mmとなっている。これによって、掬い部18が、その開口側を蓋部材15の裏面とは反対側(蓋部材15の閉蓋状態で容器本体13の底部13a側)に向けた状態で、柄部17の端部17aを蓋部材15の角部近傍部分15aに取着され(係合し)、掬い部18の底部外側面18aを蓋部材15の裏面に当接させた際に、柄部17は、蓋部材15の裏面との間に間隔を保持しつつ、当該裏面に対して傾斜した状態となる。さらに、掬い部18には、その内側面に2本の計量目盛25が施されており、掬い部18のすり切り面を含めて、3段階の量の粉粒物11をスムーズに計量できる計量スプーンとしての機能をスプーン16に付与している。
柄部17は、上述のように、掬い部18の円弧形状側に一体として連接すると共に、掬い部18のすり切り面に沿って延設する帯板形状部分であって、例えば60〜110mm程度の相当の長さS2を有しており、スプーン16の全体の長さS1との関係では、例えばS1の2/3〜7/8の長さS2を有している。柄部17は、背面側に樹脂抜きのための凹部を設けることなく、全体に亘って略同じ厚さの板状部分として成形されている。また柄部17は、帯板をこれの長手方向に波状に繰り返し湾曲させた形状を備えている。
柄部17が相当の長さS2を有していることにより、容器本体13が底の深い箱容器であって、粉粒物11が残り少なくなって底部分にのみ収容されている場合でも(図3参照)、掬い部18を容器本体13の底部分まで届かせて、残った粉粒物11を容易に掬い取ることが可能になる。柄部17を、背面側に樹脂抜きのための凹部を設けることなく略同じ厚さの板状部分として形成することにより、スプーン16を装着して蓋部材15を閉じた状態の容器10を逆さまにした後に元の正立状態に戻した場合でも、蓋部材15の裏面との間に間隔が保持された柄部17の背面側に、粉粒物11を堆積させ難くすることが可能になる。また柄部17を長手方向にしなりやすくすることも可能になる。柄部17を波状に繰り返し湾曲する形状とすることにより、当該柄部17を介してスプーン16を把持しやすくなる。
柄部17の掬い部18とは反対側の端部17aには、係合孔20が貫通形成されている。係合孔20は、蓋部材15の裏面に設けられた係合ピン19を嵌め込むようにして貫通挿入できるように、係合ピン19の外径と略同様の内径を有する円形孔である。また係合孔20は、掬い部18のすり切り面に対して垂直又は略垂直な方向に穿孔形成されている。これによって、図1(a),(b)に示すように、掬い部18を一対の位置決めリブ24(図3参照)の間に位置決めしつつ、開口側を容器本体13の底部13a側に向けた状態で掬い部18の底部外側面18a(図2参照)を蓋部材15の裏面に当接させた際に、柄部17が蓋部材15の裏面に対して傾斜した状態にすることにより、係合孔20の軸心は係合ピン19の軸心に対して斜めに傾いた状態となる。係合孔20の軸心が斜めに傾いた状態から、柄部17をしならせながら係合孔20の軸心を係合ピン19の軸心に沿わせるようにして、係合孔20に係合ピン19を挿入すれば、柄部17がしなった状態から元に戻ろうとする弾性付勢力によって、係合孔20と係合ピン19との接触部分に摩擦力が生じてこれらの係合状態が保持されると共に、このような柄部17の弾性付勢力によって、掬い部18の底部外側面18aは蓋部材15の裏面に押し付けられることになるので、スプーン16は、蓋部材15の裏面に安定した状態で着脱可能に装着されることになる。
そして、上述の構成を備える本実施形態のスプーン付き容器10によれば、部品点数を増やすことなく、蓋部材15やスプーン16に簡易な改良を加えるだけで、粉粒物11の中に埋没させることなく、スプーン16を蓋部材15の裏面に安定した状態で着脱可能に保持することができると共に、粉粒物11を保持されたスプーン16の上に堆積させ難くすることが可能になる。
すなわち、本実施形態によれば、スプーン16は、略4角形の上面開口部12の短辺部の長さL2よりも長く形成されており、掬い部18の開口側を容器本体13の底部13aに向け、柄部17の掬い部18とは反対側の端部17aを蓋部材15の角部近傍部分15aに係合して、蓋部材15の裏面に取り付けられている。またスプーン16は、柄部17を蓋部材15の裏面に対して斜めに延設させ、好ましくは掬い部18の底部外側面18aを蓋部材15の裏面に押し付けるように付勢した状態で、略4角形の蓋部材15の対角線方向に取り付けられている。これらによって、スプーン16とは別部品であるすり切り部材等を容器本体13に取り付けることなく、蓋部材15やスプーン16に例えば係合ピン19や係合孔20と設けるといった簡易な改良を加えるだけで、粉粒物11の中に埋没させることなく、スプーン16を蓋部材15の裏面に安定した状態で着脱可能に保持することが可能になる。さらに、柄部17が蓋部材15の裏面との間に間隔を置いて蓋部材15の裏面に対して傾斜した状態で取り付けられるので、柄部17を把持してスプーン16を取り外しやすくなる。
また、本実施形態によれば、スプーン16は開口側を閉蓋状態で容器本体13の底部13aに向けて取り付けられており、また柄部17は好ましくは厚さの均一な帯板部材によって形成されていて、蓋部材15の裏面との間に間隔を有する柄部17の背面側には凹状部分が形成されていないので、スプーン16の上に乗った粉粒物11を下方に落下しやすくして、蓋部材15の裏面に取り付けられたスプーン16の上に粉粒物11を堆積させ難くすることが可能になる。
さらに、本実施形態では、スプーン16の柄部17の長さS2と、掬い部18の高さhとの比を調整することにより、蓋部材15の裏面に対する柄部17の傾斜角度や、係合孔20に係合ピン19を係止した際の柄部17のしなりの大きさを適宜調整することができ、これによって、スプーン16の着脱が容易で、且つスプーン16を蓋部材15の裏面に安定した状態で保持するのに適した係合孔20と係合ピン19との係合状態を得ることが可能になる。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、容器本体に収容される粉粒物は、食器洗い用の洗浄剤の他、その他の種々の粉状或いは粒状の洗剤や、砂糖、塩、小麦粉等の調味料を粉粒物として収容するができる。また容器本体は底の深い容器である必要は必ずしもなく、蓋部材は、容器本体に回動可能にヒンジ連結されるものである必要は必ずしもない。さらに、掬い部の底部外側面を蓋部材の裏面に押し付けるように付勢する手段は、係合ピン及び係合孔によるものである必要は必ずしもない。
また、例えば図4(a),(b)に示すように、容器本体13の上端周縁部分の内側にフランジ段差部26を設け、両側のフランジ段差部26の内側縁部の長辺方向の間隔d1を、容器本体13の底部13aの略矩形形状の内寸における長辺部の長さT1よりも大きくし、且つスプーン16の全体の長さS1と略同じか又はS1よりも小さくしておくことが好ましい。これによって、スプーン16の柄部17の端部をフランジ段差部26に掛けた状態のまま、収容された粉粒物11の上に掬い部18を載置してゆくことが可能になり、粉粒物11が減少した際に収容された粉粒物11の上に掬い部18を載置すると、スプーン15の柄部17の端部はフランジ段差部26又は容器本体13の内壁に掛かるため、粉粒物11に柄部17を触れさせることなく、スプーン16を取り出しやすい状態で容器本体13にスプーン16を収容しておくことが可能になる。
さらに、図5に示すように、容器本体13の上面開口部12における対角線方向の内寸の間隔d2が、スプーン16の全体の長さS1よりも小さくなるように、容器本体13の上端周縁部分の内側に角部フランジ段差部27を設けておくことが好ましい。これによって、スプーン16が対角線方向に配設されても、スプーン16の柄部17の端部を角部フランジ段差部27又は容器本体13の内壁に掛けた状態のまま、粉粒物11の上に掬い部18を載置した状態を保持することが可能になり、スプーン16をいずれの方向に置いても、粉粒物11に柄部17を触れさせることなく容器本体13にスプーン16を収容しておくことが可能になる。
(a)は、本発明の好ましい一実施形態に係るスプーン付き容器の構成を説明する開蓋状態の斜視図、(b)は、開蓋状態の同スプーン付き容器の、スプーンが取り付けられる略4角形の蓋部材の対角線方向に沿った断面図である。 (a)はスプーンの斜視図、(b)はスプーンの側面図である。 本発明の好ましい一実施形態に係るスプーン付き容器において、残り少なくなった粉粒物を掬い取る状況を説明する斜視図である。 (a)は本発明のスプーン付き容器の他の実施態様を説明する略断面図、(b)は略示平面図である。 本発明のスプーン付き容器のさらに他の実施態様を説明する略示平面図である。
符号の説明
10 スプーン付き容器
11 粉粒物
12 容器本体の上面開口部
13 容器本体
13a 容器本体の底部
14 ヒンジ結合部
15 蓋部材
15a 蓋部材の角部近傍部分
16 スプーン
17 柄部
17a 柄部の掬い部とは反対側の端部
18 掬い部
18a 掬い部の底部外側面
19 係合ピン
20 係合孔
21 当接段差リブ
22 係止凹嵌部
23 係止リブ
24 位置決めリブ
25 計量目盛
L2 略4角形の上面開口部の短辺部の長さ
S1 スプーンの長さ

Claims (5)

  1. 粉粒物が収容された容器本体の略4角形の上面開口部を開閉する蓋部材の裏面に、粉粒物を取り出すための柄部と掬い部とからなるスプーンを着脱可能に取り付けたスプーン付き容器であって、
    前記スプーンは、閉蓋状態で前記掬い部の開口側を前記容器本体の底部に向け、前記柄部の前記掬い部とは反対側の端部を前記蓋部材の角部近傍部分に取着して、前記柄部を前記蓋部材の裏面に対して傾斜させた状態で略4角形の前記蓋部材の対角線方向に取り付けられており、
    前記柄部は、全体に亘って略同じ厚さの板状部分として成形されており、
    前記スプーンは、前記掬い部の底部外側面を前記蓋部材の裏面に押し付けるように付勢された状態で取り付けられており、
    前記蓋部材の角部近傍には、前記蓋部材の裏面から垂直に突出する係合ピンが設けられると共に、前記柄部の前記掬い部とは反対側の端部には係合孔が貫通形成されており、前記係合ピンを前記係合孔に貫通させて係合することにより、前記蓋部材の裏面に対して傾斜させた前記柄部をしならせた状態として、前記掬い部の底部外側面を前記蓋部材の裏面に押し付ける付勢力を生じさせているスプーン付き容器。
  2. 前記係合ピンは、円形断面の円柱ロッド形状の突起であり、前記係合孔は、前記係合ピンの外径と略同様の内径を有する円形孔である請求項1記載のスプーン付き容器。
  3. 前記スプーンは、前記容器本体の底部内面の対角線の長さより長く形成されてなる請求項1又2に記載のスプーン付き容器。
  4. 前記柄部は、帯板を波状に繰り返し湾曲させた形状を備えている請求項1〜3のいずれか1項に記載のスプーン付き容器。
  5. 前記容器本体の上端周縁部分の内側にフランジ段差部を設け、両側のフランジ段差部の内側縁部の長辺方向の間隔は、前記容器本体の底部の略矩形形状の内寸における長辺部の長さよりも大きくなっており、且つ前記スプーンの全体の長さと略同じか又は小さくなっている請求項1〜4のいずれか1項に記載のスプーン付き容器。
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