JP4783700B2 - 携帯端末 - Google Patents

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Description

本発明は、二次電池を搭載した携帯端末にあって、二次電池を搭載したまま、二次電池の特性劣化の判定と表示を行う携帯端末に関する。
(背景技術1)
二次電池は、充放電の繰り返し、高温、高電圧などのストレスにより経年劣化し、内部抵抗が増し、電池容量が減少する。電池の劣化の判断方法として、この内部抵抗を測定する方法や、電池の放電終止状態から満充電までの充電量を測定する方法がある。しかし、電池の内部抵抗は、測定条件によりばらつき、本来の電池劣化に伴う内部抵抗の変化を測定することがむずかしい。充電量を充放電して測定する方法は、測定に時間を要する。内部抵抗値と電池容量の関係は個体バラツキも大きく、内部抵抗値を測定しても電池容量と必ずしも正確に対応が付かないとの問題も有った。
また、二次電池を搭載した携帯電話機では、二次電池を携帯電話機から取り外して、専用の電池測定器で電池特性を測定しており、携帯電話機の販売店などに出向く必要があり、携帯電話機の使用者にとっては不便であった。また、携帯電話機も、二次電池を容易に取り外し可能な構造とする必要があり、構造が複雑になっていた。
(背景技術2)
電池の内部抵抗を測定して、電池寿命の表示を行う電池残容量表示装置がある(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1では、電池から定電流負荷回路7に放電した時の電圧降下により電池の内部抵抗を測る。更に、温度を測定して、常温以外と判断した場合は、前記内部抵抗値に温度補正を加える。この温度補正後の内部抵抗値により電池寿命を判断して、電池交換の表示をしている(段落0024〜0039)。
(背景技術3)
電池の内部抵抗を測定して、電池劣化の判定を行う電池劣化判定装置がある(例えば、特許文献2参照。)。この特許文献2では、電池から抵抗12に放電した時の電圧降下により電池の内部抵抗を測り、更に温度で補正して記憶する。この処理を、電池の出荷時の初期状態で行う。また、実使用上の定期的もしくは任意の時に行い、初期内部抵抗からの変化量でもって劣化を判定している(段落0006〜0016)。また、電池の初期状態と実使用時において、トリクル充電中の満充電状態での電圧を測定する。電池が劣化して内部抵抗が高くなると充電電流により前記満充電状態での電圧も高くなるので、初期状態と実使用時とで前記満充電状態での電圧を比較することにより、劣化を判定している(段落0017)。これらの方法により、電池固体間の内部抵抗ばらつきの問題を解決している。
特開2000−12104号公報(段落0024〜0039、図1、図2、図4) 特開2000−215923号公報(段落0006〜0019、図1〜図5)
電池の内部抵抗は、電池のSOC(State of Charge;満充電や完全放電等を表す充電状態)によっても内部抵抗がばらつくが、背景技術2(特許文献1)、背景技術3(特許文献2)には、その記載はない。また、背景技術1の携帯電話機では、「高頻度充電」又は「低放電深度充電」などと言われるように、使用者は、少し使用してはすぐに充電台に置くという操作が多く、その場合、電池は、常時、満充電状態、つまり、特定のSOC状態におかれることになる。その場合、内部抵抗の測定に工夫を必要とする。
また、内部抵抗の測定は、電池の放電時、または充電時のみに行っており、その場合、電圧降下の値は小さくて測定精度が悪くなる。また、電池の放電時にのみに測定を行うと、測定のために電池電流を消費してしまうという問題がある。
本発明は、従来の問題点を解決して、携帯端末をACアダプタに載置して充電しながら、携帯端末自体で電池劣化の判定を短時間で正確に行い、内部抵抗値と電池容量の関係の個体バラツキの影響が無く、その結果を表示または出力することができる携帯端末を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の携帯端末は、充電可能な電池と、前記電池から電流を供給される負荷部と、前記電池電圧を第1の測定精度で測定しながら所定の満充電近辺の電圧まで充電制御し、前記所定の満充電近辺の電圧に達したら、充電中に前記負荷部を軽負荷として前記負荷部に第1負荷電流を流す第1状態と、充電停止中に前記負荷部を重負荷として前記負荷部に当該第1負荷電流より多い第2負荷電流を流す第2状態とを切り替え、前記第1状態と前記第2状態の電池電圧を前記第1の測定精度より高精度の第2の測定精度で測定して当該電池電圧の差分を算出、又は、当該電池電圧差分を前記第1状態と第2状態の電池電流差分で除算して前記電池の内部抵抗を算出し、更に、前記電池電圧差分の変化量又は前記内部抵抗の変化量を算出し、前記電池電圧差分の変化量又は前記内部抵抗の変化量に対応して前記電池の特性に関する情報を報知する制御手段とを具備することを特徴とする。
本発明によれば、携帯端末に電池を搭載したまま、携帯端末自体で電池劣化の判定を短時間で正確に行い、その結果を表示または出力することが可能となる。
以下、本発明の実施例を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の各実施例に係る携帯端末の関連部分のブロック図である。携帯端末100は、接点1、ダイオード2、充電回路3、電池6、サーミスタ7、操作部8、トランジスタスイッチ9〜11、送信パワーアンプ12、LCD13、白色LED14、制御部15などによって構成される。更に、充電回路3は、トランジスタスイッチ4、電圧制御回路5などを有する。また、制御部15は、検出部16、電流記憶メモリ17、電池温度特性メモリ18、測定データ記憶メモリ19、充電回数カウンタ20などを有する。図示しないACアダプタ200は、携帯端末100の充電用の定電流源であり、充電時は、携帯端末100がACアダプタ200に載置される。
携帯端末100の接点1は、ACアダプタ200との接続接点である。ダイオード2は、純正以外のACアダプタが間違って極性が逆に接続された時の携帯端末100の保護用である。また、ダイオード2は、電池6から充電回路3内部の特定の経路を経て接点1に電力が供給されることを防止する。これは、接点1は構造上、外部に露出しており、外部で金属ショートによる発熱などを防止するためである。
充電回路3は、ACアダプタ200から供給される定電流を制御して電池6に所定の充電を行う。充電回路3のトランジスタスイッチ4や電圧制御回路5は、制御部15の制御により充電のオン/オフ制御や、充電電圧の制御が行われる。電池6は、二次電池である。サーミスタ7は、電池6の温度測定用である。操作部8は、ユーザー操作用の入力手段である。
トランジスタスイッチ9〜11は、携帯端末100が本来備える負荷である送信パワーアンプ12、LCD13、白色LED14への電源供給の断続用スイッチであり、制御部15により制御される。なお、これらのスイッチおよび負荷は、この3種類に限らず、例えば、図示しないカメラ部とその断続用のスイッチなどを更に設けてもよい。送信パワーアンプ12は、図示しない基地局などへ無線送信するパワーアンプであり、消費電流が大きい。LCD13は表示手段であり、やはり消費電流が大きい。白色LED14は、LCD13のバックライトであり、やはり消費電流が大きい。
制御部15は、図示しないCPU、ROM、RAM、I/O等により構成され、携帯端末100の全体の制御を行う。特に、電池6の内部抵抗測定に関する部分として、検出部16は、ADC(ADコンバータ)により電池電圧6aの検出および温度7aの検出を行う。電流記憶メモリ17は、ACアダプタ200の定電流値を予め記憶しておく。また、実験などにより予め測定した負荷電流、すなわち、送信パワーアンプ12、LCD13、白色LED14などの負荷電流を記憶しておく。内部抵抗測定用に送信パワーアンプ12を動作させる場合は、不要な高周波電力の放射を避けるような周波数をシンセサイザなどの信号源回路で発生させて送信パワーアンプに入力して動作させても良い。それにより、消費電流は発生するが同調がずれて余計な電波を出すおそれがなくなる。電池温度特性メモリ18は、電池の内部抵抗と温度との関連性を予め記憶するメモリであり、一般的には、電池メーカーなどから予め入手したデータを記憶しておく。
測定データ記憶メモリ19は、電池6の内部抵抗などを測定して記憶するメモリである。充電回数カウンタ20は、携帯端末100がACアダプタ200に載置されて充電を行った回数をカウントする。充電回数カウンタ20のイニシャライズは、例えば、サービスマンが電池交換時などに、特殊キー操作により行うようにしてもよい。また、電池が個別ID番号を有して、自動で読み取ることができる場合は、制御部15の処理により個別ID番号が変わったことを検出して充電回数のイニシャライズを行ってもよい。
図2は、本発明の各実施例に係る携帯端末の電池の内部抵抗測定を説明する図であり、関連部分の電圧と電流を示す。電池の内部抵抗は、リチウムイオン電池の場合、新品の状態で例えば40〜60mΩ、劣化すると100mΩ程度の値となる。この劣化の進捗を測定するためには、10mΩステップ程度の測定精度を必要とする。
(a)は、「充電中かつ軽負荷」状態での電圧と電流を示す。ACアダプタ200の定電流を500mAとすると、充電電流500mAが供給される。この値は、予め制御部15の電流記憶メモリ17に記憶されている。充電電流値スイッチ9〜11は全てオフであり、負荷電流は、制御部15に供給されるIddのみである。従って、電池6には、500−Idd[mA]が充電される。この時、電池電圧6a=電池セル電圧V+(500−Idd)×内部抵抗61であり、制御部15によりこの電池電圧6aが測定される。
(b)は、「充電中かつ重負荷」状態での電圧と電流を示す。ACアダプタ200の定電流を500mAとすると、充電電流500mAが供給される。スイッチ9〜11は全てオンである。スイッチ9〜11側の負荷電流は予め実験等で測定されて、制御部15の電流記憶メモリ17に記憶されている。この電流を例えば600mAとする。負荷電流の合計は、600+Idd[mA]となる。充電電流は500mAなので、負荷電流に足りない分の(600+Idd−500)[mA]は、電池6から放電される。この時の電池電圧6a=電池セル電圧V−(600+Idd−500)×内部抵抗61であり、制御部15によりこの電池電圧6aが測定される。
この、(a)(第1状態)と(b)(第2状態)を比較すると、内部抵抗61に流れる電池電流の差分は、(500−Idd)+(600+Idd−500)=600[mA]である。また、電池電圧6aの差分も算出される。内部抵抗61は、オームの法則により、電池電圧6aの差分を電池電流の差分600[mA]で割り算すれば算出される。
(c)は、「充電停止かつ軽負荷」状態での電圧と電流を示す。携帯端末100を充電中に制御部13により充電を一旦停止した状態でもよいし、携帯端末100をACアダプタ200から外した通常の使用状態でもよい。充電電流は0mAである。スイッチ9〜11は全てオフであり、負荷電流は、制御部15に供給されるIddのみである。従って、電池6からIddが放電される。
(d)は、「充電停止かつ重負荷」状態での電圧と電流を示す。充電電流は0mAである。スイッチ9〜11は全てオンであり、スイッチ9〜11側の負荷電流は600mAとする。負荷電流の合計は、600+Idd[mA]となる。従って、電池6から600+Idd[mA]が放電される。
この(c)(第1状態)と(d)(第2状態)を比較すると、内部抵抗61に流れる電池電流の差分は、(600+Idd)−Idd=600[mA]である。同様に、内部抵抗61は、電池電圧6aの差分を電池電流の差分600[mA]で割り算すれば算出される。
また、(a)(第1状態)と(d)(第2状態)を比較すると、内部抵抗61に流れる電池電流の差分は、(500−Idd)+(600+Idd)=1100[mA]と大きい。また、電池電圧6aの差分も算出される。内部抵抗61は、電池電圧6aの差分を電池電流の差分1100[mA]で割り算すれば算出される。この場合、電池電流の差分が大きいので、電池電圧6aの差分も大きくなり、内部抵抗算出の精度を上げることができる。
なお、(a)、(b)、(c)、(d)において、制御部15に供給されるIddは、スイッチ9〜11側の負荷電流に比べて小さい場合は無視してもよい。また、(a)、(b)、(c)、(d)それぞれのIddが異なる場合は、予め実験等で測定しておき、それぞれの電流値を上記計算式に適用してもよい。また、負荷電流は、電池電圧6aの値によっても変化するので、予め実験等で測定して、電池電圧VS負荷電流のデータとして電流記憶メモリ17に記憶しておき、内部抵抗測定時の電池電圧に対応する負荷電流を上記計算式に適用してもよい。また、電池電圧が所定の電圧値の時に、内部抵抗を測定するようにすれば、負荷電流も固定できるので、抵抗値算出の精度が上がる。
また、(a)、(b)、(c)、(d)において、充電の状態は、定電流充電を行うか充電停止かの2通りであったが、例えば、充電回路3(図1)と並列に他の充電回路を設けて、充電の状態として、大電流の定電流充電を行うか小電流の定電流充電を行うかの2通りの状態としてもよい。また、負荷の状態は、スイッチ9〜11の全てをオンにするかオフにするかの2通りであったが、負荷電流が大と小の2通りに切り替わるようにしてもよい。いずれも、充電電流の差異および負荷電流の差異が生じる組み合わせであれば、電池の内部抵抗を算出することができる。
また、(a)−(b)間の変移、(c)−(d)間の変移、(a)−(d)間の変移について説明したが、(a)−(c)間の変移、(b)−(d)間の変移でも、電池に流れる電流の電池電流差分として、500mAが得られる。
次に、測定電圧の必要精度について説明する。電池の内部抵抗は、リチウムイオン電池の場合、新品の状態で例えば40〜60mΩ、劣化すると100mΩ程度の値となる。この劣化の進捗を測定するためには、10mΩステップ程度の測定精度を必要とする。従って、前記の電流差分が600mAの場合は、600mA×10mΩ=6mVステップ程度の電圧検出精度を必要とする。また、電流差分が1100mAの場合は、1100mA×10mΩ=11mVステップ程度の電圧検出精度を必要とする。
図3は、本発明の各実施例に係る携帯端末の電池電圧の検出部の回路図である。制御部15の検出部16は、抵抗31、抵抗32、増幅器33、抵抗34〜36、トランジスタスイッチ37、レジスタ38、ADC39などによって構成される。なお、これらの構成要素は、制御部15と充電回路3に分散して配置してもよい。
ADC39は、電池電圧の検出や、図示しない電池温度の検出(サーミスタ7)などを行うが、ここでは、電池電圧の検出について説明する。ADC39は、8ビット(256ステップ)のADコンバータであり、参照電圧Vref端子には、2.6[V]が供給される。従って、ADC39のIN入力の(0〜2.6)[V]の入力に対して、電圧検出精度は、2.6[V]/256=10.15[mV]ステップである。
抵抗31、抵抗32は、電池電圧6aの検出すべき範囲を、ADC39のIN入力の(0〜2.6)[V]に合わせるためである。なお、抵抗31、抵抗32は、高抵抗であり、その電流は無視できる。増幅器33、抵抗34〜36は、帰還増幅器である。この帰還増幅器は電池電圧6aの検出すべき精度に合わせて、ADC39のIN入力に供給するためである。帰還増幅器のゲインは、トランジスタスイッチ37がオフの時は、ゲインは、(抵抗34+抵抗35+抵抗36)/抵抗34となる。トランジスタスイッチ37がオンとなって抵抗35が短絡した時のゲインは、(抵抗34+抵抗36)/抵抗34となる。
ところで、電池電圧6aの検出範囲は、通常の充電制御を行う場合には、0〜4.3[V]の電圧範囲を検出する必要があり、電池電圧6aのポイントで、4.3[V]/256=16.79[mV]ステップの検出精度となる。また、内部抵抗の測定を行う場合には、図2で説明したように、6mVステップや11mVステップの精度が必要である。従って、1つのADC39を共用して使うために、用途に応じて、前記帰還増幅器のゲインを制御する。
なお、ADコンバータが10bitや12bitの分解能が有ればゲイン制御は不要である。16bitのADコンバータも実用化されているがAD変換に時間が掛かる。携帯端末、特に携帯電話ではADコンバータはCPUなどと共に制御用LSIに集積されて通信用と兼用されるので高速性も要求されるので、逐次変換型や全並列型(フラッシュ型)が用いられる。逐次比較型の場合は抵抗の精度が低いと単調性が維持出来ないが、制御用LSIでは十分な精度を確保することはコスト上昇が大きいので分解能を8bit程度に制限して単調性を確保することが多い。全並列型(フラッシュ型)は多bitとするとコンパレータのオフセットの精度が必要となり、回路規模と消費電流も大きいので、LSIの目的に応じた現実的な分解能である8bit程度にすることが多い。よって、ゲインの制御は簡単で廉価かつ小規模な回路を集積するだけで実現出来るので有効な方法である。
図4は、本発明の各実施例に係る携帯端末の電池の劣化に伴う内部抵抗の変化を説明する図である。電池6は、充放電サイクルの繰り返しなどの経年変化により劣化し、内部抵抗が増加していく。電池6は、個体バラツキがあり、新品の時点でも、電池Aと電池Bとでは、内部抵抗の初期値が異なる。しかし、どちらの電池も、使用するにつれて内部抵抗が増加していく。この内部抵抗を、新品の使用開始時点および毎充電時や、所定の頻度で測定し、初期値からの変化量を算出することにより、電池の劣化を判断し、その劣化程度を、使用者やサービスマンに報知する。使用者は特に意識することなく抵抗値は測定されて蓄積されているので、使用に制約は無く、又、使用者が抵抗値を知りたい場合は直ちに抵抗値に関わる情報を報知することが出来る。電池容量と電池内部抵抗の比は電池個体バラツキが有る。説明した方法で電池内部抵抗値を測定しても、絶対値を報知するとユーザーに電池容量について個体バラツキを含む情報を示すことになる。携帯機器と電池の製造時に、機器メーカーが電池容量を確認して保証した初期時点からの劣化値を報知することにより、使用者やサービスマンに個体バラツキの影響を受けない電池の劣化の情報を提供することが可能になる。電池内部抵抗測定回路にもバラツキが有り、電池との接続抵抗もバラツキが有るので、電池交換が行なわれにくい携帯機器の場合は初期時点からの劣化値は電池容量との相関を高くすることが容易なので有効である。
なお、サービスマンなどが電池を交換したり、電池容量値と抵抗値を確認した時を起点として電池抵抗値の劣化を測定して表示する為に、請求項6に記載した如く充電回数をリセットし、初期の抵抗値を設定出来ることが便利である。
しかし、電池の内部抵抗は、測定する条件により、劣化以外の要因で大きく異なり、図4に示した本来の劣化に伴う内部抵抗の変化を正確に検出する必要がある。次に、劣化以外の要因で内部抵抗が異なる場合について、説明する。
図5は、本発明の各実施例に係る携帯端末のリチウムイオン電池の内部抵抗の劣化以外のばらつき要因を説明する図である。
(a)は、内部抵抗とSOC(満充電や完全放電等を表す充電状態)との一般的な関係、および電池電圧とSOCとの一般的な関係を示す。内部抵抗は、SOCの状態によっても変化する。横軸のSOCは、0[%]が完全放電状態、100[%]が満充電状態を表す。太い実線で示した内部抵抗[mΩ]は、SOCが小さい状態では大きく、SOCが大きくなるにつれて小さくなり、SOCの中央付近のN以上ではほぼ平坦な特性となる。従って、正確な内部抵抗を測定するためには、この抵抗値が平坦な部分で測定するのが望ましい。しかし、このSOCを検知するために充放電量をチェックするのは時間が掛かるので、電池電圧でSOC状態を把握する。
次に、電池電圧とSOCとの一般的な関係を説明する。電池電圧の変化を点線で示す。電池電圧は、SOCが小さい状態では小さく、SOCの中央付近では電圧が略平坦な状態となり、SOCが満充電に近い部分では電圧が急峻になる。電圧のチェックにより抵抗値が平坦な部分を認識するためには、電圧が略平坦な部分の電圧チェックでは、電圧バラツキにより抵抗値が平坦な部分を認識するのはむずかしい。従って、電圧値が満充電近辺の電圧範囲にあるかをチェックして、その電圧部分において抵抗値を測定すれば、抵抗平坦な部分の内、満充電に近い部分の値を正確に測定することができる。
また、使用者による携帯端末の使われ方として、ACアダプタを携帯端末の置き台代わりにACアダプタに載置されることが多い。その場合、電池がほぼ満充電状態にあることが多い、すなわち、電池電圧は、ほぼ高い状態にある。従って、電圧値が満充電に近い部分、例えば、電池電圧4.10[V]や満充電状態にあるかをチェックして、その電圧部分において抵抗値を測定するようにしておけば、その測定頻度を上げることができる。
以上に記載したように、抵抗値の測定は適切な電池電圧(SOC)で行なうことが肝要である。4.20Vが満充電(SOC;100%)の、コバルト酸リチウムが正極材料でグラファイトが負極材料であるようなリチウムイオン電池を例に取って説明する。例えば、電池電圧(点線)が3.6V以下で測定する設計では太い実線で示した電池の抵抗値が急峻に変わる状態で測定している可能性が高く、電池容量と相関が強い抵抗値を測定していないことが懸念されるので本特許の目的には不適切である。例えば3.8V程度で測定する設計では、通話毎に充電する「高頻度充電」又は「低放電深度充電」を行なう習慣のユーザーの場合は、常に4.00V以上であり得るので抵抗値を測定する機会が少ないことが懸念される。
例えば4.20Vで測定する設計では、充電電圧が4.20Vであっても電池電圧は充電電流を開放すると同時に4.10〜4.17V程度に低下する充電設計が多用されているので、測定前に充電を止めると電池電圧は4.20V未満であるので、後述する実施例1の如く充電中に電池の内部抵抗を測定する方法に限定される。4.00V〜4.10V程度で測定することにすれば、充電の途中で充電を中止しない限りは充電毎にこの電池電圧を経過するので、高い確率で高頻度で測定が可能となり、好適である。以下、所定の電池電圧とは4.20Vが満充電(SOC;100%)のリチウムイオン電池の場合は、概ねこの範囲の満充電に近い電池電圧を指す。
送信パワーアンプ12、LCD13、白色LED14などの負荷電流は、電池電圧が高い場合は消費電流が増加することが一般的である。図示しないDCDCコンバータの負荷電流は電池電圧が高い場合は消費電流が減少することが一般的である。これ等の消費電流は電池電圧に対して直線的に変化せずに複数の変曲点を持つ例も多い。よって、内部抵抗を測定する際の電池電圧を固定することは、簡単な測定で測定精度を高める為に望ましい。
4.00V近辺で抵抗値を測定する場合、もし、充電開始時に既に電池電圧が4.17Vである場合は、4.00Vの電池電圧での内部抵抗値と4.17Vの電池電圧での内部抵抗値の差は僅かであるので、4.17Vでの測定値を代用することは差し支え無い。特に厳密な測定では、4.17V等と満充電に近いリチウムイオン電池の抵抗値は4.00Vよりも大きな値を示すので、平均値や移動平均値を算出する場合は除外したり、重みを軽くする等の処置を行ってもよい。
(b)は、リチウムイオン電池の内部抵抗と温度との関係を示す。内部抵抗は、電池温度によっても変化する。内部抵抗は、常温以上で最低値を示し、値も安定している。低温側になるにつれて上昇する。従って、常温以上、例えばセ氏15度以上で測定した抵抗値をそのまま決定値としてもよい。または、この内部抵抗と温度との関係を補正係数として電池温度特性メモリ18(図1)に記憶しておき、例えばセ氏25度の内部抵抗値を基準の補正係数「1」として、他の温度で測定した抵抗値を、セ氏25度換算の内部抵抗値に補正して決定値としてもよい。たとえば、抵抗値を測定した時の温度がセ氏5度であれば、その時の抵抗値を補正係数1.25で割れば、セ氏25度換算の抵抗値となる。この特性は、リチウムイオン電池の一般的な代表データであり、電池の個体差はあるが、ほぼ適用できる。
図6は、本発明の実施例1に係る携帯端末の制御部の電池内部抵抗測定のフローチャートである。実施例1は、充電中に、充電を一旦停止して大電流の負荷をオンにして、充電中と、充電を一旦停止して大電流負荷オン時の電池電圧差分および電流差分1100mAにより、内部抵抗を算出する。すなわち、図2の(a)から(d)への変移により内部抵抗を算出する。
図7は、本発明の各実施例に係る携帯端末の測定データ記憶メモリを説明する図である。測定データ記憶メモリ19の符号19a欄は充電回数、符号19b欄は測定時温度、符号19c欄は変移前の電池電圧、符号19d欄は変移後の電池電圧、符号19e欄は算出した抵抗値、符号19f欄は補正した抵抗値、符号19g欄は抵抗値変化量が記憶される。
図6、図7により、動作を説明する。制御部15は、電池の充電処理の最中に電池内部抵抗の測定を行う。制御部15は、充電処理(ステップS1)に入ると、まず、充電回数カウンタ20をプラス1する(ステップS2)。そして、ADC入力のゲインを下げて、すなわち増幅器33(図3)のゲインを下げる(ステップS3)。これは、図3で説明したように、充電処理では電池電圧の測定範囲として、0〜4.3[V]の範囲を測定して管理する必要があるためである。そして、定電流充電処理を行いながら(ステップS4)、電池電圧6aが満充電近辺の電圧にあるかをチェックする(ステップS5)。
これが満充電近辺の電圧であれば、充電処理以外のアプリケーション、例えば、通信処理、LCD表示処理などを実行中であるかをチェックする(ステップS6)。これは、携帯端末100の本来の機能を実行しながら充電する、いわゆる「ながら充電」中であるかをチェックするものである。「ながら充電」中であれば、内部抵抗算出用の電圧測定(ステップS10)をパスして、充電処理を継続する(ステップS50)。なお、「ながら充電」中であっても、実行中のアプリケーションの種類によっては、そのアプリケーションを停止してもよい場合は、停止して、内部抵抗算出用の測定(ステップS10)に入ってもよい。
ステップS6で「ながら充電」中でなければ、内部抵抗算出用の電圧測定(ステップS10)に入る。まず、トランジスタスイッチ9〜11をオフにして、負荷である送信パワーアンプ12、LCD13、白色LED14への電源供給をオフにする(ステップS11)。次に、温度を測定する(ステップS12)。これは、検出部16への入力を、図示しない切り替えスイッチによりサーミスタ7側に切り替えて、温度7a(図1)の電圧検出により行う。そして、現在の充電回数カウンタ20の値に相当する測定データ記憶メモリ19の符号19aの「充電回数」欄の、「測定時温度」欄(符号19b)に、測定した温度を記録する(ステップS12)。
次に、検出部16への入力を再び電池電圧6a側に切り替え、更に、電圧検出の精度を上げるために、ADC入力のゲインを上げて、すなわち増幅器33のゲインを上げる(ステップS13)。これは、図3で説明したように、通常の充電制御時の検出精度より、内部抵抗測定時の検出精度の方を上げる必要があるためである。
そして、定電流充電中の電池電圧6aを精度良く測定する(ステップS14)。この状態は、図2の(a)に相当する。そして、この電池電圧6aを測定データ記憶メモリ19の同じ「充電回数」欄の「変移前の電池電圧」欄(符号19c)に記録する(ステップS14)。次に、充電を一旦停止し、所定時間、例えば、0.01秒〜10秒程度待つ(ステップS15)。これは、充電を停止したことに伴う電池特性の安定待ちのためである。
次に、トランジスタスイッチ9〜11をオンにして、負荷である送信パワーアンプ12、LCD13、白色LED14への電源供給をオンにし、電池電圧6aを測定する(ステップS16)。この状態は、図2の(d)に相当する。そして、この電池電圧6aを測定データ記憶メモリ19の同じ「充電回数」欄の「変移後の電池電圧」欄(符号19d)に記録する(ステップS16)。
そして、トランジスタスイッチ9〜11をオフにして、負荷への電源供給をオフにする(ステップS17)。そして、定電流充電を再開する(ステップS18)。
以上で、内部抵抗を算出するデータは揃うが、ステップS12〜S18を複数回繰り返して複数回分を測定して平均値を取ってもよい。複数回繰り返しても処理時間は短時間で済む。内部抵抗算出用の電圧測定などが終わると、次に、ADC入力のゲインを下げて通常の充電処理に入る準備をし(ステップS19)、充電処理継続に入る(ステップS50)。
次に、内部抵抗算出処理(ステップS100)について説明する。この処理は、充電処理の中で行ってもよいし、充電処理以外の任意のタイミング、例えば、携帯端末100がACアダプタから取り外されて待ち受け状態などにおいて行ってもよい。測定データ記憶メモリ19には、充電処理のステップS12〜S18で測定した電圧や温度データが記録されている。
制御部15は、測定データ記憶メモリ19を読み出す。充電回数1回目のデータについて、測定データ記憶メモリ19の「変移前の電池電圧」V1P[V]と「変移後の電池電圧」V1S[V]との電圧差分を計算する。この電圧差分を、電流記憶メモリ17に予め記憶されている電流差分1100mAで割り算した抵抗値60.5mΩを測定データ記憶メモリ19の符号19e欄の「算出した抵抗値」欄に記憶する(ステップS101)。
次に、測定データ記憶メモリ19の「測定時温度」セ氏5度と、電池温度特性メモリ18のセ氏5度の補正係数1.25(図5(b))を基に、60.5mΩ/1.25=48.4mΩの演算を行い、48.4mΩを測定データ記憶メモリ19の符号19fの「補正した抵抗値」欄に記憶する(ステップS102)。充電回数1回目であれば、測定データ記憶メモリ19の符号19gの「抵抗値変化」欄には、零を記録する。これが初期値として今後の基準となる。
測定データ記憶メモリ19の充電回数2回目と3回目は、測定時温度がセ氏70度とセ氏マイナス9度の場合の例である。この場合は、電池の通常の使用範囲外ということで、抵抗値の算出演算は行わないか、行って結果を記録しても参考値に留める。また、この温度が、電池温度特性メモリ18にも記載がない場合も同様である。
充電回数4回目については、同様の処理を行い、「算出した抵抗値」53.4mΩ、「補正した抵抗値」48.5mΩを記録する。そして、基準となる充電回数1回目の「補正した抵抗値」48.4mΩと、今回の「補正した抵抗値」48.5mΩとの差0.1mΩを演算し、「抵抗値変化」欄に、0.1mΩを記録する(ステップS103)。
なお、基準となる初期値は、充電回数1回目分の「補正した抵抗値」48.4mΩのみではなく、充電回数の早い回数複数分の「補正した抵抗値」の平均を取って、「補正した抵抗値」の初期値としてもよい。特異データがあれば除いて平均値を取って、「補正した抵抗値」の初期値としてもよい。
各充電回数毎に、「補正した抵抗値」の算出と抵抗値変化量の算出を行い、充電回数100回目で抵抗値変化量30.2mΩ、充電回数300回目で抵抗値変化量50.7mΩ、充電回数500回目で抵抗値変化量110mΩが記録される。
なお、温度による補正を行わない場合は、温度が常温以上、例えばセ氏15度〜50度の範囲であれば内部抵抗はほぼ一定なので、温度が常温以上の範囲にあるかを判断して、常温以上の範囲にある時に算出した内部抵抗値のみを有効にするようにしてもよい。
また、測定データ記憶メモリ19には、電圧[V]や抵抗値[mΩ]として記憶したが、検出部16のADC39の出力2値データをそのまま記録するようにしてもよい。多くの場合、使用者が知りたいことは電池の劣化量であるので、使用者に報知するデータも抵抗値の代わりにADC39の出力値を10進数や8進数や16進数としたものでも良い。電池劣化の程度の判断基準値をこれらの劣化表示値と共に表示することは使用者に対する利便性を上げるので好ましい。
図8は、本発明の各実施例に係る携帯端末の制御部の電池劣化報知のフローチャートである。
図9は、本発明の各実施例に係る携帯端末の制御部の電池劣化報知の表示画面を説明する図であり、(a)は抵抗値の変化量表示、(b)は電池電圧差分(ADC値)の変化量表示の例である。
図8、図9の(a)により、動作を説明する。制御部15は、携帯端末100のユーザーによる電池劣化の報知操作がなされると(ステップS201でYES)、測定データ記憶メモリ19から最新の充電回数の「抵抗値変化量」を読み出す(ステップS202)。例えば、現在の充電回数が100回目が最新であれば、現在の「抵抗値変化量」は30.2mΩである。そして、この現在の「抵抗値変化量」30.2mΩを、表示画面の「初期値に対する内部抵抗値の変化量」欄に表示する。また、表示画面の「電池劣化の目安表示」欄に、「抵抗値変化量」VS電池劣化を表す文言も合わせて表示する(ステップS203)。
この「抵抗値変化量」VS電池劣化は、予め、電池メーカーなどから入手した抵抗値変化量と電池容量のデータなどにより判断基準が区分けされている。それにより、「抵抗値変化量」0〜40mΩは電池が新品同様、「抵抗値変化量」40〜60mΩは電池の容量劣化が始まっている、「抵抗値変化量」100mΩ以上は電池が劣化しており電池交換を勧める、などの表示を行う。
ユーザーはこれを見て、「抵抗値変化量」は30.2mΩであれば、電池は新品同様であることを知る。現在の充電回数が300回目が最新であれば、「抵抗値変化量」50.7mΩと表示され、電池容量の劣化が始まっていることを知る。現在の充電回数が500回目が最新であれば、「抵抗値変化量」110mΩと表示され、電池交換が必要であることを知る。なお、この表示形態に限らず、電池劣化を表す文言のみの表示であってもよい。
図9の(b)は、抵抗値表示ではなく、抵抗値算出の根拠となった「電池電圧差分÷電池電流差分(固定値)=電池内部抵抗値」の式の「電池電圧差分」の変化量をADC値そのままで表示してもよい。初期値を例えば100なるように定数を乗じるなどして使用者が判り易くなるように処理を加えて表示しても良い。電池電流差分が固定値なので、「電池電圧差分」のADC値は、等価的に内部抵抗を意味する。また、他の情報として、充電回数や高温遭遇回数などを表示してもよい。
なお、図8、図9は、携帯端末100のユーザー用の報知例であったが、サービスマン用に、特殊キー操作がなされた時に、測定データ記憶メモリ19の内容(図7)をすべて、表示したり、図示しない外部インターフェースを介して出力するようにしてもよい。これにより、サービスマンは、電池劣化の詳細と、その原因となる使用者の携帯端末の使用温度環境や充電操作の性向等を知ることができる。また、測定データ記憶メモリ19に、充電回数と共に充電日時を記録するようにしておいてもよい。
実施例1によれば、電池電圧が満充電近辺の時に内部抵抗算出用の電圧測定を行うので、内部抵抗がSOCの影響を受けないと共に、使用者が頻繁に充電する使い方で常に満充電すなわち電池電圧が常に高い状態にあっても電池の内部抵抗を測定する所定の電池電圧値が満充電に近い電圧にしているので、内部抵抗測定のタイミングを逸することがない。また、充電中に内部抵抗算出のための測定を行うので、携帯端末の通常の使用に影響を及ぼさない。また、充電電流と放電電流の大きな電流差分により検出精度を上げることができる。また、ADCの入力ゲインを通常充電中と内部抵抗測定時とで切り替えるので、内部抵抗測定用の精度を十分に上げることができる。また、放電電流は、携帯端末が本来備える負荷やトランジスタスイッチを利用するので、内部抵抗測定のためだけの放電抵抗やスイッチを別途備える必要がない。
また、内部抵抗の劣化以外によるばらつき要因であるSOCや温度の影響が取り除かれて、内部抵抗の劣化を判断するための正確な内部抵抗測定が可能になる。
図10は、本発明の実施例2に係る携帯端末の制御部の電池内部抵抗測定のフローチャートである。実施例2は、充電中に、充電を一旦停止し、大電流の負荷をオン/オフして、大電流負荷のオン/オフ時の電池電圧差分および電流差分600mAにより、内部抵抗を算出する。つまり、充電電流は考慮しない。すなわち、図2の(c)から(d)への変移により内部抵抗を算出する。図7、図8、図9については、実施例1と同様であり、詳細な説明は省略する。
また、図10は、実施例1の図6と同じ箇所は同じステップ番号を付して、相違点を主に説明する。制御部15は、充電処理(ステップS1)に入り、電池電圧6aが満充電近辺の電圧にあれば(ステップS4でYES)、内部抵抗算出用の電圧測定(ステップS20)に入る。まず、負荷への電源供給をオフにし(ステップS21)、温度測定し(ステップS22)、ADC入力ゲインを高く設定し(ステップS23)、充電を一旦停止して所定時間待つ(ステップS24)。
次に、負荷への電源供給をオフにして電池電圧6aを測定し、測定データ記憶メモリ19の「変移前の電池電圧」欄(符号19c)に記録する(ステップS25)。この状態は、図2の(c)に相当する。次に、負荷への電源供給をオンにして電池電圧6aを測定し、測定データ記憶メモリ19の「変移後の電池電圧」欄(符号19d)に記録する(ステップS26)。この状態は、図2の(d)に相当する。
以上で、内部抵抗を算出するデータは揃うが、ステップS25、S26を複数回繰り返して複数回分の平均値を取ってもよい。また、このステップ中に、温度測定を入れて複数回測定してもよい。複数回繰り返しても処理時間は、数10[mS]で済む。内部抵抗算出用の電圧測定などが終わると、次に、ADC入力のゲインを下げて通常の充電処理に入る準備をし(ステップS28)、充電処理継続に入る(ステップS50)。
内部抵抗算出処理(図6のステップS100相当)については、電流差分1100mA(実施例1)ではなく、電流差分600mAで内部抵抗を演算する点が異なるが、他は同様であり、説明を省略する。
実施例2によれば、電池電圧が満充電近辺の時に内部抵抗算出用の電圧測定を行うので、内部抵抗がSOCの影響を受けないと共に、使用者が頻繁に充電する使い方で常に満充電すなわち電池電圧が常に高い状態にあっても内部抵抗算出のタイミングを逸することがない。また、充電中に内部抵抗算出のための測定を行うので、携帯端末の通常の使用に影響を及ぼさない。また、ADCの入力ゲインを通常充電中と内部抵抗測定時とで切り替えるので、内部抵抗測定用の精度を出すことができる。また、放電電流は、携帯端末が本来備える負荷やトランジスタスイッチを利用するので、内部抵抗算出のためだけの放電抵抗やスイッチを別途備える必要がない。
また、内部抵抗の劣化以外によるばらつき要因であるSOCや温度の影響が取り除かれて、内部抵抗の劣化を判断するための正確な内部抵抗測定が可能になる。
図11は、本発明の実施例3に係る携帯端末の制御部の電池内部抵抗測定のフローチャートである。実施例3は、充電中に充電を停止することなく、大電流の負荷をオン/オフして、大電流負荷のオン/オフ時の電池電圧差分および電流差分600mAにより、内部抵抗を算出する。すなわち、図2の(a)から(b)への変移により内部抵抗を算出する。図7、図8、図9については、実施例1と同様であり、詳細な説明は省略する。
また、図11は、実施例1の図6と同じ箇所は同じステップ番号を付して、相違点を主に説明する。相違点は、図6(実施例1)の充電一旦停止処理(ステップS15)および定電流充電再開(ステップS18)を削除した点である。これは、実施例3は、充電中に充電を停止することなく行うために、この部分が不要となる。他の部分は同じであり、負荷のオン/オフ時の電池電圧および温度を測定して、測定データ記憶メモリ19に記録する。
内部抵抗算出処理(図6のステップS100相当)については、電流差分1100mA(実施例1)ではなく、電流差分600mAで内部抵抗を演算する点が異なるが、他は同様であり、説明を省略する。
実施例3によれば、電池電圧が満充電近辺の時に内部抵抗算出用の電圧測定を行うので、内部抵抗がSOCの影響を受けないと共に、使用者が頻繁に充電する使い方で常に満充電すなわち電池電圧が常に高い状態にあっても内部抵抗算出のタイミングを逸することがない。また、充電中に内部抵抗算出のための測定を行うので、携帯端末の通常の使用に影響を及ぼさない。特に、充電の一旦停止も行わないので、充電制御への影響を完全になくすことができる。また、ADCの入力ゲインを通常充電中と内部抵抗測定時とで切り替えるので、内部抵抗測定用の精度を出すことができる。また、放電電流は、携帯端末が本来備える負荷やトランジスタスイッチを利用するので、内部抵抗算出のためだけの放電抵抗やスイッチを別途備える必要がない。
また、内部抵抗の劣化以外によるばらつき要因であるSOCや温度の影響が取り除かれて、内部抵抗の劣化を判断するための正確な内部抵抗測定が可能になる。
なお、各実施例の携帯端末は、携帯電話機、PDA、カメラ、ノートパソコンなどに適用することができる。
本発明の各実施例に係る携帯端末の関連部分のブロック図。 本発明の各実施例に係る携帯端末の電池の内部抵抗測定を説明する図。 本発明の各実施例に係る携帯端末の電池電圧の検出部の回路図。 本発明の各実施例に係る携帯端末の電池の劣化に伴う内部抵抗の変化を説明する図。 本発明の各実施例に係る携帯端末のリチウムイオン電池の内部抵抗の劣化以外のばらつき要因を説明する図。 本発明の実施例1に係る携帯端末の制御部の電池内部抵抗測定のフローチャート。 本発明の各実施例に係る携帯端末の測定データ記憶メモリを説明する図。 本発明の各実施例に係る携帯端末の制御部の電池劣化報知のフローチャート。 本発明の各実施例に係る携帯端末の制御部の電池劣化報知の表示画面を説明する図。 本発明の実施例2に係る携帯端末の制御部の電池内部抵抗測定のフローチャート。 本発明の実施例3に係る携帯端末の制御部の電池内部抵抗測定のフローチャート。
符号の説明
1 接点
2 ダイオード
3 充電回路
4 トランジスタスイッチ
5 電圧制御回路
6 電池
61 内部抵抗
7 サーミスタ
8 操作部
9、10、11 トランジスタスイッチ
12 送信パワーアンプ
13 LCD
14 白色LED
15 制御部
16 検出部
17 電流記憶メモリ
18 電池温度特性メモリ
19 測定データ記憶メモリ
20 充電回数カウンタ
31、32 抵抗
33 増幅器
34、35、36 抵抗
37 トランジスタスイッチ
38 レジスタ
39 ADC
100 携帯端末
200 ACアダプタ

Claims (3)

  1. 充電可能な電池と、
    前記電池から電流を供給される負荷部と、
    前記電池電圧を第1の測定精度で測定しながら所定の満充電近辺の電圧まで充電制御し、
    前記所定の満充電近辺の電圧に達したら、充電中に前記負荷部を軽負荷として前記負荷部に第1負荷電流を流す第1状態と、充電停止中に前記負荷部を重負荷として前記負荷部に当該第1負荷電流より多い第2負荷電流を流す第2状態とを切り替え、
    前記第1状態と前記第2状態の電池電圧を前記第1の測定精度より高精度の第2の測定精度で測定して当該電池電圧の差分を算出、又は、当該電池電圧差分を前記第1状態と第2状態の電池電流差分で除算して前記電池の内部抵抗を算出し、
    更に、前記電池電圧差分の変化量又は前記内部抵抗の変化量を算出し、前記電池電圧差分の変化量又は前記内部抵抗の変化量に対応して前記電池の特性に関する情報を報知する制御手段とを具備することを特徴とする携帯端末。
  2. 前記第1及び第2の測定精度での測定は充電1回毎に行われ、
    前記電池電圧を第1の測定精度で測定しながら所定の満充電近辺の電圧まで充電制御して前記所定の満充電近辺の電圧に達したら、前記第2の測定精度での電池電圧測定を行い、この測定が終わると、前記電池電圧を第1の測定精度で測定しながら充電制御を継続することを特徴とする請求項1記載の携帯端末。
  3. 更に、
    前記電池の充電回数をカウントする充電回数カウント手段と、
    前記充電回数カウント手段をリセットするリセット手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記電池電圧差分の変化量又は前記内部抵抗の変化量の算出は、前記充電回数が初期のときに算出した前記電池電圧差分又は前記内部抵抗を基準として、前記変化量を算出することを特徴とする請求項2記載の携帯端末。
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