JP4781761B2 - 自動復帰型自動閉鎖装置 - Google Patents
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Description
瞬時の通電で作動して開閉機のブレーキを解放させると共に、非通電状態でブレーキ解放状態を保持し、かつ、瞬時の通電で解放状態のブレーキを復帰させる自動閉鎖装置であって、
ロック機能を備え、ブレーキ解放信号による通電で駆動される電動モータと、
非通電時には電動モータとロックして一体で回転し、通電時には電動モータとのロックが解除されて回転可能な状態となる、無励磁式電磁ブレーキと、
ブレーキレバーを押してブレーキを解放する一方向と、ブレーキを復帰させる他方向との間で移動自在であるブレーキ解放手段と、
ブレーキ解放手段を前記他方向に移動させる復帰スプリングと、
ブレーキ解放後に当該自動閉鎖装置への通電を遮断する通電遮断手段と、
からなり、
ブレーキ解放時には、非通電状態の無励磁式電磁ブレーキがブレーキ解放信号により通電された電動モータとロックして一体で回転してブレーキ解放手段を前記一方向に移動させてブレーキを解放すると共に、前記通電遮断手段により当該自動閉鎖装置への通電が遮断され、自動閉鎖装置への通電遮断後のシャッターカーテン自重降下中には、非通電状態の電動モータのロック機能と非通電状態の無励磁式電磁ブレーキの保持力とで、自動閉鎖装置が非通電状態にありながら前記復帰スプリングのバネ力に打ち勝ってブレーキ解放状態が保持され、
ブレーキ復帰時には、ブレーキ復帰信号により無励磁式電磁ブレーキが通電状態となって、非通電状態の電動モータとのロックが解除されて回転可能な状態となり、前記復帰スプリングによって、ブレーキ解放手段を前記他方向に移動させてブレーキを復帰させる。
まず、本発明に係る自動閉鎖装置が採用されるシャッター装置の全体構成について説明する。図1および図2において、1は開口部に建付けられる電動シャッターであって、電動シャッター1を構成するシャッターカーテン2は、両端縁部を開口部両側に設けたガイドレール3、3に案内された状態で上下昇降し、開口部を閉鎖する閉鎖姿勢と、開口部上方の天井裏4に設けたシャッターケース(図示せず)内に巻装されて、開口部を開放する収納姿勢とに変姿可能に構成されている。
[B−1]自動閉鎖装置の構成
自動閉鎖装置8について説明する。シャッター装置の開閉制御において、防災盤10からの火災信号を制御装置(危害防止用連動中継器)12が受信すると、制御装置12が自動閉鎖モードとなって、制御装置12からの通電によって自動閉鎖装置8が作動し、開閉機5のブレーキ部を解放させてシャッター2が降下して防火区域を区画する。ブレーキ開放後には、直ちにモータへの通電が遮断される。本発明に係る自動閉鎖装置8は、自動閉鎖装置8のモータへの通電が遮断された後も、電気がかからない状態で、開閉機5のブレーキ解放状態が保持される点に特徴を有する。そして、自重降下するシャッターカーテン2の下端の座板2に障害物が当接した時には、座板スイッチ2aから障害物検知信号が制御装置12に送信され、障害物検知信号を受信した制御装置12からの指令で、開閉機5のブレーキが復帰することを特徴とする。
自動閉鎖装置の動作について説明する。
[B−2−1]自動閉鎖装置の解放動作
(1)制御装置(危害防止用連動中継器)12からの起動信号(DC24V)をDCウォームギヤードモータ80に供給すると、出力軸80aが図示の例では反時計回りに回転し始める。同時に無励磁式電磁ブレーキ81の本体810も回転し、本体810に固定されたピニオン82が反時計回りに回転する。
(2)ピニオン82の回転によって、ピニオン82に噛合うラック83がブレーキ解放方向に移動し始め、ラック83に連結されたブレーキレバー解放体84が開閉機ブレーキレバー85を押し始める。これによって、開閉機5のブレーキが解放される。
(3)ブレーキレバー解放体84の作動により開閉機ブレーキレバー85を解放した後に、ブレーキレバー解放体84の接触片840によってマイクロスイッチ86が入り、モータ80への通電が遮断されてモータ80が停止する。
(4)停止後は、DCウォームギヤードモータ80のセルフロック機能と非通電時の無励磁式電磁ブレーキ81の保持力で、電力を消費せずに、ブレーキ解放状態の保持状態を維持する。
(5)マイクロスイッチ86が入ると、マイクロスイッチ86Aが閉成され、制御装置12は、シャッターカーテン2が自重降下中であることを検知して、自動閉鎖装置8への起動信号(DC24V)の供給を停止する。
(1)障害物検知信号に基づいて制御装置(危害防止用連動中継器)12から無励磁式電磁ブレーキ81にDC24Vが印加されると、無励磁式電磁ブレーキ81が解放状態になって、本体810が回転可能な状態となる。
(2)ブレーキ解放状態の保持状態の時圧縮されていた復帰スプリング87の力で、ラック83が瞬時に元の位置に戻る。
(3)保持していたブレーキレバー解放体84も元の位置に戻り、復帰スプリング85aによって、開閉機ブレーキレバー85も復帰する。
(4)この時、ラック83と噛合うピニオン82とピニオン82に固定された無励磁式電磁ブレーキ81の本体810も時計回りに回転して元の位置に戻る。
(5)ラック83の移動によって、ブレーキレバー解放体84が移動してマイクロスイッチ86が戻り、マイクロスイッチ86Aが開成され、制御装置12は、シャッターカーテン2が自重降下中でないことを検出する。
(6)障害物が除去されると、制御装置12は、障害物が除去されたことを、座板スイッチ2aを介して検知する。障害物が除去されたことを検知した後、所定時間、例えば、10秒から20秒後に、制御装置12から自動閉鎖装置8に起動信号(DC24)が通電される。モータ80への通電によって、上述のように、開閉機5のブレーキが解放され、シャッターカーテンは自重降下を再開する。
8 自動閉鎖装置
80 ウォームギヤードモータ
81 無励磁式電磁ブレーキ
82 ピニオン
83 ラック
84 ブレーキレバー解放金具
85 開閉機ブレーキレバー
86 マイクロスイッチ
87 復帰スプリング
12 制御装置(危害防止用連動中継器)
Claims (2)
- 瞬時の通電で作動して開閉機のブレーキを解放させると共に、非通電状態でブレーキ解放状態を保持し、かつ、瞬時の通電で解放状態のブレーキを復帰させる自動閉鎖装置であって、前記自動閉鎖装置は、
ロック機能を備え、ブレーキ解放信号による通電で駆動される電動モータと、
非通電時には電動モータとロックして一体で回転し、通電時には電動モータとのロックが解除されて回転可能な状態となる、無励磁式電磁ブレーキと、
ブレーキレバーを押してブレーキを解放する一方向と、ブレーキを復帰させる他方向との間で移動自在であるブレーキ解放手段と、
ブレーキ解放手段を前記他方向に移動させる復帰スプリングと、
ブレーキ解放後に当該自動閉鎖装置への通電を遮断する通電遮断手段と、
からなり、
ブレーキ解放時には、非通電状態の無励磁式電磁ブレーキがブレーキ解放信号により通電された電動モータとロックして一体で回転してブレーキ解放手段を前記一方向に移動させてブレーキを解放すると共に、前記通電遮断手段により当該自動閉鎖装置への通電が遮断され、自動閉鎖装置への通電遮断後のシャッターカーテン自重降下中には、非通電状態の電動モータのロック機能と非通電状態の無励磁式電磁ブレーキの保持力とで、自動閉鎖装置が非通電状態にありながら前記復帰スプリングのバネ力に打ち勝ってブレーキ解放状態が保持され、
ブレーキ復帰時には、ブレーキ復帰信号により無励磁式電磁ブレーキが通電状態となって、非通電状態の電動モータとのロックが解除されて回転可能な状態となり、前記復帰スプリングによって、ブレーキ解放手段を前記他方向に移動させてブレーキを復帰させる、
自動閉鎖装置。 - 前記ロック機能を備えたモータは、セルフロック機能を備えたウォームギヤードモータであり、
前記ブレーキ解放状態の保持は、ウォームギヤードモータのセルフロック機能と、非通電時の無励磁式電磁ブレーキの保持力と、で行われる、請求項1に記載の自動閉鎖装置。
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Applications Claiming Priority (1)
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