JP4779982B2 - 移動体及び移動体の制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、回転駆動される2以上の回転体により走行する移動体に関する。特に、2以上の回転体によって走行状態において移動体の前後方向に揺動可能に支持される車体を有し、車体の傾斜角等を入力変数として車体の倒立を維持するための倒立安定化制御及び前後方向の走行制御を行う倒立振子型移動体に関する。
本明細書における倒立振子型移動体とは、車体と車体に連結された2以上回転体(車輪など)を有し、車体が移動体の前後方向に傾斜可能な状態で車体と回転体の間を連結して構成され、車体の重心又は車体及び車体上に支持される搭乗者等の対象を合計した総質量の重心が、回転体の回転中心位置より上方に位置する状態、つまり車体の倒立状態を維持しながら回転体の回転によって移動することが可能な移動体を指す。このような倒立振子型移動体は、例えば特許文献1及び2に開示されている。
特許文献1に開示される装置は、2以上の車輪と、これらの車輪に支持される車体を有する倒立振子型移動体である。さらに、車体は、2以上の車輪の中心を結ぶ車軸方向と直交する走行方向に延在し、搭乗者の左右の足が個別に置かれる一対の搭乗デッキを有する。さらに、一対の搭乗デッキのピッチ方向(車軸周り)の傾斜角と、ロール方向(走行方向に平行な移動体の前後軸周り)の傾斜角の検出結果に応じて移動体の走行制御を行う。
特許文献2に開示される装置は、倒立振子制御によって前方推進方向への推力を制御する同軸二輪型の移動機構を備える移動ロボットである。さらに当該移動ロボットは、ロボットの上体をロール方向(前方推進方向に平行な移動ロボットの前後軸周り)に自律的に揺動傾斜できるよう構成されており、移動ロボットの重心に働く遠心力と重力との合成ベクトルを延長した線と車輪の接地面(路面)との交点位置を左右の車輪の間の領域に維持するように揺動姿勢を制御する。このような重心移動を行う構成によって、急旋回時に発生する遠心力や路面の傾斜に起因する移動ロボットの転倒や車輪のスリップの発生を抑制されている。
特開2006−1384号公報 特開2006−136962号公報
倒立振子型移動体を支える車輪等の回転体と路面との間でスリップが発生すると、路面上での急旋回などの予期しない挙動が生じ、また、車体の倒立を維持するための倒立安定化制御及び前後方向の走行制御に支障が発生する。このため、倒立振子型移動体においては、回転体のスリップ発生を早期に検出し、当該検出の結果に応じてスリップ解消のための処置を速やかに実行できることが望ましい。
上述した特許文献2は、ロボット上体(車体)のロール方向の傾斜による重心移動によって、旋回時や傾斜した路面の走行時にスリップの発生を抑制できることを開示するが、車輪のスリップ発生を検出するための機構や、スリップ検出に応じてスリップを解消するための機構を開示していない。
本発明は、上述した事情を考慮してなされたものであり、回転体と路面との間におけるスリップの発生を検出することでスリップ解消のための処理の実行を可能とする移動体及び移動体の制御方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様にかかる移動体は、路面に接する第1及び第2の回転体と、前記第1及び第2の回転体に支持される車体とを備える移動体であって、前記第1及び第2の回転体は、前記第1の回転体及び前記路面が接する接点と前記第2の回転体及び前記路面が接する接点との間を結ぶ直線が前記移動体の前後方向に対して非平行となるよう配置されるとともに、前記移動体の前後方向に回転駆動される。さらに、前記移動体は、前記第1及び第2の回転体の回転状態を示す物理量を検知して、検知された当該物理量の大きさに応じた信号を出力する回転センサと、前記第1及び第2の回転体が接する路面上での前記移動体の旋回状態を示す物理量を検知して、検知された当該物理量の大きさに応じた信号を出力する旋回センサと、前記回転センサの出力信号を用いて、前記移動体の旋回量を表す旋回パラメータの予測値を算出する算出部と、前記旋回センサの出力信号を入力して得られる前記旋回パラメータの実測値と前記予測値とを比較することで前記第1又は第2の回転体のスリップ発生を検出するスリップ検出部とを有する。このような構成によって、移動体のスリップ発生の検出が可能となり、スリップ検出に応じてスリップを解消するための制御を実行することが可能となる。
なお、前記回転センサによって検知される回転状態を表す物理量には、前記第1及び第2の回転体の回転数や回転方向、回転角、回転角速度、回転角加速度等が適宜用いられる。例えば、後述する発明の実施の形態1においては、エンコーダ17L及びRが本発明の第1の態様における回転センサに相当し、回転状態を表す物理量は、車輪10L及びRの回転角θ及びθである。また、前記旋回センサによって検知される旋回状態を表す物理量には、旋回数や旋回方向、旋回角、旋回角速度、旋回角加速度等を適宜用いられる。例えば、後述する発明の実施の形態1においては、レートジャイロ18が本発明の第1の態様における旋回センサに相当し、旋回状態を表す物理量は、移動体1の旋回角速度ωである。
本発明の第2の態様にかかる移動体は、前記本発明の第1の態様にかかる移動体において、前記旋回パラメータを、前記路面に垂直な仮想軸を中心とする前記移動体の旋回角又は旋回角速度としたものである。
本発明の第3の態様にかかる移動体は、前記本発明の第1の態様にかかる移動体において、前記回転センサを、前記第1及び第2の回転体それぞれの回転量、回転角度又は回転位置を検知するエンコーダとしたものである。
本発明の第4の態様にかかる移動体は、前記本発明の第1乃至第3の態様のいずれかにかかる移動体において、前記スリップ検出部によるスリップ発生の検出に応じて、前記第1及び第2の回転体のうちスリップ発生が検出された回転体と前記路面との間の動摩擦力が増大するように、前記車体の姿勢を制御する制御部をさらに備えるものである。このような構成により、スリップの解消が可能となる。
本発明の第5の態様にかかる移動体は、前記本発明の第4の態様にかかる移動体において、前記車体の姿勢の制御量を前記旋回パラメータの実測値と予測値との差の大きさに応じて決定するものである。このような構成により、スリップの度合いに応じた適切な車体の姿勢制御を行うことができる。
本発明の第6の態様にかかる移動体は、前記本発明の第1乃至第3の態様のいずれかにかかる移動体において、前記スリップ検出部によるスリップ発生の検出に応じて、前記第1及び第2の回転体に対する荷重割合を変更する制御部をさらに備えるものである。このような構成により、スリップが発生した回転体と路面との間の動摩擦力を増大させることができ、スリップの解消が可能となる。
本発明の第7の態様にかかる移動体は、前記本発明の第6の態様にかかる移動体において、前記第1及び第2の回転体が、前記車体に対する相対位置が上下方向に移動できるよう前記車体に取り付けられ、さらに、前記制御部が、前記スリップ検出部によるスリップ発生の検出に応じて、前記第1及び第2の回転体のうちスリップ発生が検出された回転体を上方向に移動させるものである。このような構成によって、移動体の位置の移動量に対して相対的に大きな車体の重心移動を行うことができるため、第1及び第2の回転体に対する荷重割合の変更を効率よく速やかに行うことができる。
本発明の第8の態様にかかる移動体は、前記本発明の第7の態様にかかる移動体において、前記第1及び第2の回転体のうちスリップ発生が検出された回転体の移動量を前記旋回パラメータの実測値と予測値との差の大きさに応じて決定するものである。このような構成により、荷重割合の変更制御をスリップの度合いに応じて適切に行うことができる。
本発明の第9の態様にかかる移動体は、前記本発明の第6の態様にかかる移動体において、前記制御部が、前記スリップ検出部によるスリップ発生の検出に応じて、前記車体の重心を前記第1及び第2の回転体のうちスリップ発生が検出された回転体に近づけるよう前記車体の姿勢を変更させるものである。
本発明の第10の態様にかかる移動体は、前記本発明の第4又は第6の態様にかかる移動体において、前記第1及び第2の回転体を駆動する駆動部を備えることとし、前記制御部がさらに、前記スリップ検出部によるスリップ発生の検出に応じて、前記第1及び第2の回転体のうちスリップ発生が検出された回転体に対する前記駆動部による駆動力の付与を停止させるものである。このような構成により、スリップ状態を速やかに解消できる
本発明の第11の態様にかかる方法は、路面に接する第1及び第2の回転体と、前記第1及び第2の回転体に支持される車体とを備え、前記第1及び第2の回転体が、前記第1の回転体及び前記路面が接する接点と前記第2の回転体及び前記路面が接する接点との間を結ぶ直線が前記移動体の前後方向に対して非平行となるよう配置されるとともに、前記移動体の前後方向に回転駆動される移動体の制御方法である。具体的には、本態様にかかる制御方法は、前記第1及び第2の回転体の回転状態を示す物理量を検知する回転センサの出力信号を用いて、前記移動体の旋回量を表す旋回パラメータの予測値を算出する処理と、前記第1及び第2の回転体が接する路面上での前記移動体の旋回状態を示す物理量を検知する旋回センサの出力信号を入力して得られる前記旋回パラメータの実測値と前記予測値とを比較することで前記第1又は第2の回転体のスリップ発生を検出する処理と、前記第1又は第2の回転体のスリップ発生が検出されたことに応じて、前記第1及び第2の回転体に対する荷重割合を変更する処理とを含む。このような方法によって、移動体のスリップ発生の検出が可能となり、スリップ検出に応じてスリップを解消するための制御を実行することが可能となる。
本発明の第12の態様にかかる方法は、前記本発明の第11の態様にかかる方法において、前記第1又は第2の回転体のスリップ発生が検出されたことに応じて、さらに、前記第1及び第2の回転体のうちスリップ発生が検出された回転体に対する駆動力の付与を停止させるものである。これにより、スリップ状態を速やかに解消できる
本発明により、回転体と路面との間におけるスリップの発生を検出することでスリップ解消のための処理を実行可能とする移動体及び移動体の制御方法を提供できる。
以下では、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。
発明の実施の形態1.
本実施の形態にかかる倒立振子型移動体1(以下、単に移動体1と呼ぶ)は、搭乗者の操作に従って走行可能な移動体である。本実施の形態にかかる移動体1の外観を図1(a)及び(b)に示す。図1(a)は移動体1の側面図であり、図1(b)は移動体1の正面図である。なお、説明容易化のために、図1(a)及び(b)には車体11内部の構成を適宜図示されている。
図1(a)及び(b)に示すように、移動体1の下部には左右の車輪10L及びRが設けられている。車輪10L及びRは、車輪10L及び路面が接する接点と車輪10R及び路面が接する接点との間を結ぶ直線が移動体1の前後方向に対して非平行となるよう配置され、移動体1の前後方向に回転駆動される。より具体的に述べると、本実施の形態では、2つの接点の間を結ぶ直線は、移動体1の前後方向に対して垂直である。また、車体11は、移動体1の左右軸を中心として移動体1の前後方向(ピッチ方向)に揺動可能である。車体11は、座席12、操縦桿13、コンピュータ14、モータ15L及びR、モータドライバ16L及びR、エンコーダ17L及びR、レートジャイロ18、バッテリ19及び車体フレーム20を有している。
操縦桿13は、座席12に着座した搭乗者による操作入力を受け付け、搭乗者による操縦桿13の操作量に応じた操作量信号を出力する。
コンピュータ14は、移動体1が車体11の倒立を維持しながら、搭乗者による操縦桿13の操作に従って走行できるように制御を実行する。より具体的に述べると、コンピュータ14は、例えば、操縦桿13の操作量の大きさに対応付けられた移動体1の速度目標値又は加速度目標値と、車体11の鉛直方向からの傾斜角の変化速度(傾斜角速度)の目標値とを算出し、これらを制御目標値とする倒立安定化制御及び走行制御を実行する。
さらに、コンピュータ14は、車輪10L及びRとこれらが接する路面との間のスリップの発生を検出し、スリップ状態を解消するための制御を実行する。なお、スリップ検出及びスリップ解消のための制御内容の詳細については後述する。
モータ15L及びRは、それぞれ車輪10L及びRと連結されている。モータドライバ16L及びRは、コンピュータ14が出力するトルク指令値τ及びτに応じて、それぞれモータ15L及びRを駆動する。移動体1は、車輪10L及びRがモータ15L及びRによって駆動されることにより、移動体1の前後方向に走行することができる。
さらに、モータ15L及びRは、車体11の上下方向に移動できるよう車体フレーム20に取り付けられている。モータ15L及びRの取り付け位置を移動可能とするためには、例えば、車体フレーム20へのモータ15L及びRの取り付けにボールねじ駆動方式の直動ガイド(不図示)を使用してもよい。そして、直動ガイドのねじ軸又はナットを回転駆動することにより、車体フレーム20とモータ15L及びRとの間の相対位置を変更可能とすればよい。モータ15L及びRの車体フレーム20に対する取り付け位置を移動させることによって、車輪10L及びRの車体11に対する相対位置を車体11の上下方向に移動することができる。
エンコーダ17L及びRは、モータ15L及びRの回転角、つまりは車輪10L及びRの回転角θ及びθを計測するためのセンサである。エンコーダ17L及びRの出力を用いて車輪10L及びRの単位時間当たりの回転角を算出することにより、車輪10L及びRの回転角速度ω及びωが得られる。また、車輪10L及びRの回転角速度ω及びω、車輪10L及びRの半径R、並びに車輪10L及びRの間の距離Laを用いることで、移動体1が接する路面に垂直な仮想軸周りの移動体1の旋回角速度の予測値ωを算出することができる。
レートジャイロ18は、路面上での移動体1の旋回状態を計測するセンサである。つまり、レートジャイロ18により得られる角速度により、移動体1が接する路面に垂直な軸周りの移動体1の旋回角速度の実測値ωが得られる。
続いて以下では、本実施の形態にかかる移動体1の制御系について説明する。図2は、車輪10L及びRのスリップ検出及びスリップ抑制のための制御に関する移動体1の制御系を示している。図2において、予測値算出部101は、エンコーダ17L及びRによって計測される車輪10L及びRの回転角θ及びθを入力し、移動体1の旋回角速度の予測値ωを算出する。
いま、図3に示すように、車輪10L及びRの間の距離をLとすると、路面に垂直な軸周りの移動体1の旋回角φは、以下の(1)式により表される。なお、図3は、移動体1が有する車輪10L及びRを上方から見た平面図である。また、(1)式において、Rは車輪10L及びRの半径である。したがって、移動体1の旋回角速度の予測値ωは、以下の(2)式により算出することができる。
Figure 0004779982
スリップ検出部102は、レートジャイロ18によって得られる移動体1の旋回角速度の実測値ωと、予測値算出部101により算出される予測値ωを入力し、これらの値を比較することで車輪10L及びRのスリップ発生を検出する。具体的には、例えば、実測値ωと予測値ωとの差Δω=ω−ωを算出し、算出されたΔωの絶対値が予め定められた閾値Thdより大きい場合にスリップ発生と判定すればよい。なお、車輪10L及びRのどちらがスリップしているかは、Δωの正負によって判定できる。つまり、上述したΔωの定義に従えば、Δωが正であるときに車輪10Rがスリップしていると判定できる。他方、Δωが負であるときに車輪10Lがスリップしていると判定できる。また、Δωの絶対値が大きいほど、スリップの程度が大きいことが分かる。
安定化・走行コントローラ103は、移動体1の倒立安定化制御及び走行制御を実行する制御部である。具体的には、操縦桿13の操作量に応じて決定される目標速度又は目標化速度や車体11の傾斜角速度などを制御目標値として、これらの制御偏差をゼロに近づけるように、モータドライバ16L及びRに対するトルク指令値τ及びτを算出する。
また、安定化・走行コントローラ103は、スリップ検出部102によって車輪10L又はRのスリップ発生が検出されたことに応じて、スリップ状態を解消するための制御を実行する。より具体的に述べると、本実施の形態では、車輪移動機構104として、モータ15L及びRを支持する直動ガイド107L及びR、直動ガイド107L及びRのねじ軸又はナットを回転駆動するモータ105L及びRと、モータ105L及びRの回転量を計測するエンコーダ106L及びRを移動体1に設けることとする。そして、安定化・走行コントローラ103は、モータ105L及びRに対してトルク指令値を出力し、車輪10L及びRの取り付け位置の上下差によって車体11を傾斜させることで、車輪10L及びRに対する荷重割合を変更する。なお、Δωの絶対値の大きさがスリップの程度を示すため、車輪10L及びRに対する荷重割合の変更の度合いは、Δωの大きさに応じて決定すればよい。
さらに、安定化・走行コントローラ103は、スリップ検出部102によるスリップ発生の検出に応じて、車輪10L及びRのうちスリップが発生した車輪に対するトルク指令値をゼロとする。
図4(a)及び(b)を参照して、本実施の形態におけるスリップ解消の原理を説明する。図4(a)は、左右の車輪10L及びRが車体11に対して同じ高さとなる位置に取り付けられた状態を示している。このような状態では、車輪10L及びRに対する荷重は均等となる。このため、車輪10L及びRに対する路面からの垂直抗力F及びFの大きさは理論上等しくなる。
一方、車輪10Lがスリップしている場合は、図4(b)に示すように、車輪10Lの取り付け位置を車輪10Rより相対的に高い位置に移動させればよい。これにより、車体11が車輪10L側に傾斜することになり、車輪10Lに対する荷重が増大する。つまり、車輪10Lに対する路面からの垂直抗力Fが増大して、車輪10Lと路面との間の動摩擦力が増大する。このため、車輪10Lのスリップを解消することができる。
なお、制御系の構成を示す図2は、説明の容易化のために移動体1のスリップ検出及びスリップ解消のための制御に必要な要素のみを記載している。つまり、図2に示した要素のほかにも、移動体1の姿勢及び走行を制御するためのコントローラやセンサが、必要に応じて移動体1に対して追加されることはもちろんである。
上述した予測値算出部101、スリップ検出部102及び安定化・走行コントローラ103の処理は、コンピュータ14を用いて実現可能である。具体的には、一定の時間間隔で発生するタイマ割り込みに応じて、図5に示す処理をコンピュータ14に行わせるためのプログラムを実行すればよい。
図5のフローチャートにおけるステップS11では、エンコーダ17L及びRによる車輪回転角θ及びθの計測情報を用いて旋回角速度の予測値ωを算出する。ステップS12では、レートジャイロ18から旋回角速度の実測値ωを取得する。なお、ステップS11及びS12の実行順序は便宜的なものであり、実行順序が逆でも良いし、並行して行われてもよい。
ステップS13では、実測値ωと予測値ωの差Δωを計算する。ステップS14では、算出されたΔωを所定の閾値Thdと比較し、Δωの絶対値が閾値Thdを超えて大きい場合にスリップ発生と判定する。なお、閾値Thdの大きさは、エンコーダ17L及びR並びにレートジャイロ18の計測誤差を考慮して定めるとよい。
ステップS14においてスリップ発生と判定された場合、スリップが発生した車輪に対するトルク指令値をゼロとして、モータ15L又はRによる駆動力の付与を停止させる(ステップS15)。さらに、ステップS16において、車輪10L及びRのうち、スリップが発生した車輪の車体11に対する取り付け位置が他方の車輪の取り付け位置より相対的に高い位置となるように、車輪取り付け位置を移動させることで、車輪10L及びRに対する荷重割合を変更する。
以上に述べたように、本実施の形態にかかる移動体1は、レートジャイロ18により得られる移動体1の旋回角速度の実測値ωと、車輪10L及びRの回転角より予測される旋回角速度の予測値ωとの比較によって、移動体1が有する車輪10L及びRのスリップ発生を検出することとした。これにより、倒立振子型移動体である移動体1のスリップ発生を検出することができ、スリップを解消するための制御を実行することができる。
なお、本発明の実施の形態にかかるスリップ検出の原理は、移動体1が坂道を走行する場合にも適用可能である。この場合は、レートジャイロ18として、3軸レートジャイロを用いればよい。3軸レートジャイロの計測情報を用いれば、任意の軸周りの旋回角速度を得ることができる。さらに、車体11の傾斜角を計測する傾斜角センサを移動体1に搭載し、車体11の傾斜角に応じた座標変換によって、路面に垂直な軸周りの旋回角速度の実測値を得ればよい。これにより、車輪10L及びRの回転角θ及びθを用いて算出された旋回角速度の予測値ωと旋回角速度の実測値との比較を容易に行うことができる。
発明の実施の形態2.
本実施の形態にかかる移動体2は、車輪10L及びRの荷重割合を変更するために、車体21の一部を移動させることで車体21の重心を移動する機構を採用している点が、発明の実施の形態1にかかる移動体1と相違している。なお、移動体2における倒立安定化制御、走行制御、及びスリップ検出のための制御は、上述した発明の実施の形態1と同様であるため、これらの制御に関する詳細説明を省略する。
移動体2の外観を図6(a)に示す。図6(a)における車体21は、車体基部211、車体上部212、及び車体連結部213を有している。車体基部211は、移動体2の左右軸を中心として移動体2の前後方向(ピッチ方向)に揺動可能となるよう車輪10L及びRによって支持される。車体連結部213は、車体基部211及び車体上部212を連結する。車体上部212は、移動体2の左右方向に摺動可能である。
移動体2が有する安定化・走行コントローラ103は、スリップ検出部102による車輪10L又はRのスリップ検出に応じて、スリップ状態を解消するための制御を実行する。より具体的に述べると、安定化・走行コントローラ103は、車輪10L及びRのうちスリップが発生した車輪側に車体上部212をスライドさせる。
例えば、車輪10Lがスリップしている場合は、図6(b)に示すように、車体上部212を車輪10L側にスライドさせる。これにより、車体21の重心が車輪10L側に近づくため車輪10Lに対する荷重が増大する。つまり、車輪10Lに対する路面からの垂直抗力Fが増大して、車輪10Lと路面との間の動摩擦力が増大する。このため、車輪10Lのスリップを解消することができる。
その他の実施の形態.
発明の実施の形態1及び2では、移動体1の旋回角速度の実測値と予測値の比較によってスリップ発生を検出することとした。しかしながら、旋回角速度は、スリップ発生の検出に用いる旋回パラメータの一例に過ぎない。例えば、旋回角速度に代えて、路面に垂直な軸周りの移動体1及び2の旋回角や旋回量を旋回パラメータとしてもよい。移動体1及び2の旋回角を旋回パラメータとする場合は、レートジャイロ18の計測情報を積分して移動体1の方位角を算出すればよい。また、レートジャイロ18に代えて方位角センサを移動体1に搭載し、方位角センサによって移動体1及び2の旋回角を得てもよい。
また、発明の実施の形態1及び2では、スリップが検出された車輪10L及びRに対する駆動力の付与を停止させることとした。車輪10L及びRのスリップは、車輪10L及びRに対する駆動トルクが車輪半径Rと動摩擦力との積を超える場合に発生する。このため、スリップ車輪の駆動トルクを低下させることで、スリップ状態を速やかに解消できるという利点がある。しかしながら、スリップが検出された車輪に対する駆動力を停止させずに、スリップ発生時の駆動力より小さくしてもよい。また、スリップが検出された車輪に対する駆動力を段階的に徐々に小さくしてもよい。また、車輪10L及びRに対する荷重割合の変更のみによってスリップの解消が可能であれば、スリップが検出された車輪の駆動力を小さくする制御を実行しなくてもよい。
また、発明の実施の形態1では、モータ15L及びRの車体11に対する取り付け位置を上下させることで、車輪10L及びRの車体11に対する相対位置を変更することとした。しかしながら、車輪10L及びRの車体11に対する相対位置を変更するための構成は、発明の実施の形態1及び2に示した具体的な構成に限定されないことはもちろんである。例えば、車輪10L及びRが独立懸架式のサスペンションを介して車体11に取り付けられる場合であれば、サスペンションを上下させることで車輪10L及びRの車体11に対する相対位置を変更してもよい。
また、発明の実施の形態1及び2は、人間が搭乗可能な倒立振子型移動体に本発明を適用した具体例について説明したが、本発明はその他の移動体に対しても適用可能である。例えば、ヒューマノイドロボットの移動機構としてロボットの下半身に組み込まれた移動体、つまり、ヒューマノイドロボットの上半身が車体に搭載された移動体や、荷物などの積載物を搭載して移動する移動体などにも適用可能である。
また、発明の実施の形態1及び2にかかる移動体1及び2は、車輪10L及びRの取り付け位置の上下移動によって車体11が傾斜している場合を除いて、2つの車輪10L及びRの回転軸が同軸上に位置するものである。つまり、車輪10L及び路面が接する接点と車輪10R及び路面が接する接点との間を結ぶ直線が移動体1及び2の前後方向に対して垂直である。しかしながら、本発明は、車輪10Lの回転軸と車輪10Rの回転軸が同軸上にない移動体、言い換えると、車輪10L及び路面が接する接点と車輪10R及び路面が接する接点との間を結ぶ直線が移動体1及び2の前後方向に対して垂直でない移動体にも適用可能である。
また、発明の実施の形態1及び2では、移動体1及び2が2つの車輪10L及びRを備えることとしたが、本発明はこのような構成の移動体に限らず適用可能である。例えば、車輪に代えて、断面が円形状である球形や円柱形の回転体を用いてもよい。また、移動体1及び2は3つ以上の車輪を有してもよい。
さらに、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、既に述べた本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
本発明の実施の形態にかかる移動体の外観図である。 本発明の実施の形態にかかる移動体の制御系を示す図である。 スリップ検出の原理を説明するための図である。 本発明の実施の形態にかかる移動体におけるスリップを抑制するための車体の制御を説明するための図である。 本発明の実施の形態にかかる移動体におけるスリップ検出処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態にかかる移動体におけるスリップを抑制するための車体の制御を説明するための図である。
符号の説明
1、2 移動体
11 車体
12 座席
13 操縦桿
14 コンピュータ(MCU)
15L、15R モータ
16L、16R モータドライバ
17L、17R エンコーダ
18 レートジャイロ
19 バッテリ
20 車体フレーム
21 車体
101 予測値算出部
102 スリップ検出部
103 安定化・走行コントローラ
104 車輪移動機構
105L、105R モータ
106L、106R エンコーダ
107L、107R 直動ガイド
211 車体基部
212 車体上部
213 車体連結部

Claims (12)

  1. 路面に接する第1及び第2の回転体と、前記第1及び第2の回転体に支持される車体とを備える移動体であって、
    前記第1及び第2の回転体は、前記第1の回転体及び前記路面が接する接点と前記第2の回転体及び前記路面が接する接点との間を結ぶ直線が前記移動体の前後方向に対して非平行となるよう配置されるとともに、前記移動体の前後方向に回転駆動され、
    前記第1及び第2の回転体それぞれの回転状態を検知する回転センサと、
    前記路面上での前記移動体の旋回状態を示す物理量を検知して、検知された当該物理量の大きさに応じた信号を出力する旋回センサと、
    前記回転センサの出力に基づいて得られる前記第1及び第2の回転体のそれぞれの前記回転状態を示す第1及び第2の物理量の差分を用いて、前記移動体の旋回量を表す旋回パラメータの予測値を算出する算出部と、
    前記予測値と、前記旋回センサの出力信号を入力して得られる前記旋回パラメータの実測値とを比較することで前記第1又は第2の回転体のスリップ発生を検出するスリップ検出部と、
    を備える移動体。
  2. 前記旋回パラメータは、前記路面に垂直な仮想軸を中心とする前記移動体の旋回角又は旋回角速度である請求項1に記載の移動体。
  3. 前記回転センサは、前記第1及び第2の回転体それぞれの回転量、回転角度又は回転位置を検知するエンコーダである請求項1又は2に記載の移動体。
  4. 前記スリップ検出部によるスリップ発生の検出に応じて、前記第1及び第2の回転体のうちスリップ発生が検出された回転体と前記路面との間の動摩擦力が増大するように、前記車体の姿勢を制御する制御部をさらに備える請求項1乃至3のいずれかに記載の移動体。
  5. 前記車体の姿勢の制御量が、前記旋回パラメータの実測値と予測値との差の大きさに応じて決定される請求項4に記載の移動体。
  6. 前記スリップ検出部によるスリップ発生の検出に応じて、前記第1及び第2の回転体に対する荷重割合を変更する制御部をさらに備える請求項1乃至3のいずれかに記載の移動体。
  7. 前記第1及び第2の回転体は、前記車体に対する相対位置が上下方向に移動できるよう前記車体に取り付けられており、
    前記制御部は、前記スリップ検出部によるスリップ発生の検出に応じて、前記第1及び第2の回転体のうちスリップ発生が検出された回転体を上方向に移動させる請求項6に記載の移動体。
  8. 前記第1及び第2の回転体のうちスリップ発生が検出された回転体の上方向への移動量が、前記旋回パラメータの実測値と予測値との差の大きさに応じて決定される請求項7に記載の移動体。
  9. 前記制御部は、前記スリップ検出部によるスリップ発生の検出に応じて、前記車体の重心を前記第1及び第2の回転体のうちスリップ発生が検出された回転体に近づけるよう前記車体の姿勢を変更させる請求項6に記載の移動体。
  10. 前記第1及び第2の回転体を駆動する駆動部を備え、
    前記制御部はさらに、前記スリップ検出部によるスリップ発生の検出に応じて、前記第1及び第2の回転体のうちスリップ発生が検出された回転体に対する前記駆動部による駆動力の付与を停止させる請求項4又は6のいずれかに記載の移動体。
  11. 路面に接する第1及び第2の回転体と、前記第1及び第2の回転体に支持される車体とを備え、前記第1及び第2の回転体が、前記第1の回転体及び前記路面が接する接点と前記第2の回転体及び前記路面が接する接点との間を結ぶ直線が前記移動体の前後方向に対して非平行となるよう配置されるとともに、前記移動体の前後方向に回転駆動される移動体の制御方法であって、
    前記第1及び第2の回転体のそれぞれの回転状態を示す第1及び第2の物理量の差分を用いて、前記移動体の旋回量を表す旋回パラメータの予測値を算出し、
    前記予測値と、前記路面上での前記移動体の旋回状態を示す物理量を検知する旋回センサの出力信号を入力して得られる前記旋回パラメータの実測値とを比較することで前記第1又は第2の回転体のスリップ発生を検出し、
    前記第1又は第2の回転体のスリップ発生が検出されたことに応じて、前記第1及び第2の回転体に対する荷重割合を変更する、制御方法。
  12. 前記第1又は第2の回転体のスリップ発生が検出されたことに応じて、前記第1及び第2の回転体のうちスリップ発生が検出された回転体に対する駆動力の付与を停止させる請求項11に記載の制御方法。
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