JP4778802B2 - 脱気装置、液体吐出ヘッド及び液体吐出装置並びに溶存気体除去方法 - Google Patents
脱気装置、液体吐出ヘッド及び液体吐出装置並びに溶存気体除去方法 Download PDFInfo
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Description
図1は本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置の全体構成図である。同図に示したように、このインクジェット記録装置10は、黒(K),シアン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y)の各インクに対応して設けられた複数のインクジェットヘッド(以下、ヘッドという。)12K,12C,12M,12Yを有する印字部12と、各ヘッド12K,12C,12M,12Yに供給するインクを貯蔵しておくインク貯蔵/装填部14と、記録媒体たる記録紙16を供給する給紙部18と、記録紙16のカールを除去するデカール処理部20と、前記印字部12のノズル面(インク吐出面)に対向して配置され、記録紙16の平面性を保持しながら記録紙16を搬送する吸着ベルト搬送部22と、記録済みの記録紙(プリント物)を外部に排紙する排紙部26と、を備えている。
次に、ヘッドの構造について説明する。色別の各ヘッド12K,12C,12M,12Yの構造は共通しているので、以下、これらを代表して符号50によってヘッドを示すものとする。
図5はインクジェット記録装置10におけるインク供給系の構成を示した概要図である。インク供給タンク60はヘッド50にインクを供給する基タンクであり、図1で説明したインク貯蔵/装填部14に設置される。インク供給タンク60の形態には、インク残量が少なくなった場合に、不図示の補充口からインクを補充する方式と、タンクごと交換するカートリッジ方式とがある。使用用途に応じてインク種類を変える場合には、カートリッジ方式が適している。この場合、インクの種類情報をバーコード等で識別して、インク種類に応じた吐出制御を行うことが好ましい。なお、図5のインク供給タンク60は、先に記載した図1のインク貯蔵/装填部14と等価のものである。
次に、図6を用いて、気体交換部17について詳述する。図6は、気体交換部17の概略構成を示す図である。図6に示すように、気体交換部17の内部では、インク流路15から供給されたインク120(第1の液体)と、気体運搬液体流路100から供給された気体運搬液体122(第2の液体)とを気体透過膜102によって隔てるように構成されている。
図7はインクジェット記録装置10のシステム構成を示す要部ブロック図である。インクジェット記録装置10は、通信インターフェース70、システムコントローラ72、画像メモリ74、モータドライバ76、ヒータドライバ78、プリント制御部80、画像バッファメモリ82、ヘッドドライバ84等を備えている。
次に、本発明に係る第2実施形態について説明する。図8は、第2実施形態に係るインク供給系の構成を示す概要図である。また、図9は、第2実施形態に係る制御系の概略構成を示すブロック図である。なお、図8、図9中、図5、図7と同一または類似する部分には同一の符号を付し、その説明は省略する。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図10は、第3実施形態に係るインク供給系の構成を示す概略図であり、図11は、制御系の概略構成を示すブロック図である。なお、上述した第1、第2実施形態と同一または類似する部分には同一の符号を付し、その説明は省略する。
次に、本発明の第4実施形態について説明する。図12は、第4実施形態に係るインク供給系の概略構成を示すブロック図である。同図に示すように、キャップ64を用いてヘッド50から回収された廃インクが収容される回収タンク68と気体運搬液体122が収容される気体運搬液体タンク160がポンプ162及び弁164を介して連通される。即ち、ヘッドメンテナンス時に排出される廃インクが気体運搬液体122に転用されるように構成される。
次に、図13及び図14を用いて、本発明の第5実施形態について説明する。図13及び図14は、気体交換部17内のインク120の流路及び気体運搬液体122の流路の流路構造を示す図である。
次に、図15を用いて上述した第1〜第5実施形態の応用例について説明する。図15は、本応用例に係るヘッド210の概略構造を示す図である。なお、図15では、圧力室52や供給口54(図4参照)などの構成が省略されている。
上記実施形態では、圧力室52の壁に接合されたアクチュエータ58を動作させて圧力室52を変形させ、圧力室52内のインクを加圧する方式を例示したが、圧力室52内にヒータを備え、該ヒータを動作させて圧力室52内にバブルを発生させて圧力室52内のインクを加圧する方式を適用してもよい。
Claims (19)
- 第1の液体の流路となる第1の流路と、
単位体積あたりの溶存気体量で表される溶存気体濃度が前記第1の液体以下であり、モリブデン錯体を含有する第2の液体の流路となる第2の流路と、
前記第1の流路及び前記第2の流路と連通し、前記第1の液体及び前記第2の液体に接触して前記第1の液体及び第2の液体を隔てる気体透過膜を有する気体交換手段と、
少なくとも前記気体透過膜と接触する領域の前記第2の液体に光を照射する光照射手段と、
を備えたことを特徴とする脱気装置。 - 前記第2の液体の溶存気体を除去する溶存気体除去手段と、
前記溶存気体除去手段により溶存気体が除去された前記第2の液体を前記気体交換手段へ循環させる循環手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1記載の脱気装置。 - 前記第2の液体の温度を調節する温度調節手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の脱気装置。
- 前記気体交換手段は、前記第1の液体が流れる第1の分岐流路を複数有し、
前記第1の分岐流路の前記第2の液体と接触する部分に前記気体透過膜を備えたことを特徴とする請求項1乃至3のうち何れか1項に記載の脱気装置。 - 前記気体交換手段は、前記第2の液体が流れる第2の分岐流路を複数有し、
前記第2の分岐流路の前記第1の液体と接触する部分に前記気体透過膜を備えたことを特徴とする請求項1乃至3のうち何れか1項に記載の脱気装置。 - 前記第1の液体と前記第2の液体との相対的な流速を可変させる流速可変手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至5のうち何れか1項に記載の脱気装置。
- 前記第2の液体の飽和状態の溶存気体濃度は、前記第1の液体の飽和状態の溶存気体濃度以上であることを特徴とする請求項1乃至6のうち何れか1項に記載の脱気装置。
- 前記第1の液体の溶存気体量を検出する検出手段と、
前記検出された第1の液体の溶存気体量が所定値以下であり、前記第1の液体の脱気が不十分な場合には、前記光照射手段の照射能力を上げて前記第1の液体に対する脱気能力を高めるように前記光照射手段を制御する照射制御手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至7のうち何れか1項に記載の脱気装置。 - 前記第1の液体の消費量を判断する判断手段を備え、
前記照射制御手段は、前記判断手段によって第1の液体の消費量が増加して前記第1の液体の脱気が不十分になったと判断されると、前記光照射手段の照射能力を上げて前記第1の液体に対する脱気能力を高めることを特徴とする請求項8に記載の脱気装置。 - 前記循環手段に含まれる流路のうち、前記溶存気体除去手段と前記気体交換手段との間は遮光される構造を有することを特徴とする請求項2乃至9のうち何れか1項に記載の脱気装置。
- 前記第2の流路内の前記第2の液体の液量を検出する液量検出手段と、
前記検出された第2の液体の液量が所定量以下になると、前記第2の流路へ前記第2の液体を補充する補充手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1乃至10のうち何れか1項に記載の脱気装置。 - メディア上に第1の液体を吐出させる液体吐出ヘッドであって、
第1の液体の流路となる第1の流路と、
単位体積あたりの溶存気体量で表される溶存気体濃度が前記第1の液体以下であり、モリブデン錯体を含有する第2の液体の流路となる第2の流路と、
前記第1の流路及び前記第2の流路と連通し、前記第1の液体及び前記第2の液体に接触して前記第1の液体及び第2の液体を隔てる気体透過膜を有する気体交換手段と、
少なくとも前記気体透過膜と接触する領域の前記第2の液体に光を照射する光照射手段と、
を具備する脱気装置を備えたことを特徴とする液体吐出ヘッド。 - 前記液体吐出ヘッドは、前記第1の液体を吐出させるノズルと、
前記ノズルと連通される液室と、
前記液室と連通され、前記液室へ前記第1の液体を供給し、前記ノズル及び前記液室の上側に配置される共通液室と、
を備え、
前記気体交換手段は、前記第1の流路が前記共通液室と兼用され、前記共通液室と兼用される前記第1の流路の上面に前記気体透過膜が設けられ、前記第2の流路が前記気体透過膜を介して前記第1の流路の上側に設けられる構造を有することを特徴とする請求項12に記載の液体吐出ヘッド。 - 請求項2から11のいずれか1項に記載の脱気装置を備えたことを特徴とする請求項12又は13に記載の液体吐出ヘッド。
- メディア上に第1の液体を吐出させる液体吐出ヘッドと、
第1の液体の流路となる第1の流路、及び単位体積あたりの溶存気体量で表される溶存気体濃度が前記第1の液体以下であり、モリブデン錯体を含有する第2の液体の流路となる第2の流路、前記第1の流路及び前記第2の流路と連通し、前記第1の液体及び前記第2の液体に接触して前記第1の液体及び第2の液体を隔てる気体透過膜を有する気体交換手段、少なくとも前記気体透過膜と接触する領域の前記第2の液体に光を照射する光照射手段を具備する脱気装置と、
を備えたことを特徴とする液体吐出装置。 - 吐出データから第1の液体の流速を算出する算出手段と、
前記算出された第1の液体の流速に応じて、前記光照射手段の照射能力を可変させるように前記光照射手段を制御する照射制御手段と、
を備えたことを特徴とする請求項15に記載の液体吐出装置。 - 請求項2から11のいずれか1項に記載の脱気装置を備えたことを特徴とする請求項15又は16に記載の液体吐出装置。
- 第1の液体と、単位体積あたりの溶存気体量で表される溶存気体濃度が前記第1の液体以下であり、モリブデン錯体を含有する第2の液体と、を、気体透過膜を介して接触させ、少なくとも前記気体透過膜と接触する領域の前記第2の液体に光を照射して前記第1の液体の溶存気体を除去することを特徴とする溶存気体除去方法。
- 前記第2の液体の飽和状態の溶存気体濃度は、前記第1の液体の飽和状態の溶存気体濃度以上であることを特徴とする請求項18記載の溶存気体除去方法。
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