JP4778546B2 - 半導体製造装置における地震被害拡散低減方法及び地震被害拡散低減システム - Google Patents

半導体製造装置における地震被害拡散低減方法及び地震被害拡散低減システム Download PDF

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Description

本発明は、半導体製造装置における地震被害拡散低減方法及び地震被害拡散低減システムに関する。
半導体装置の製造においては、被処理体である半導体ウエハに例えば酸化処理、成膜処理等の各種の処理を施す工程があり、このような処理を行う装置として例えば多数枚のウエハをバッチ式に処理可能な半導体製造装置(縦型熱処理装置ともいう)が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
この半導体製造装置は、複数枚のウエハを収納した収納容器であるフープ(FOUP:Front Opening Unify Pod、キャリアともいう)を搬入搬出するロードポート(搬入搬出部)から保管棚部や移載部に又はその逆に搬送する搬送機構を有する搬送領域と、上記ロードポートに搬入されたフープの前部から着脱可能な蓋を取外してフープ内のウエハの位置を検出するウエハカウンタ(検出機構)と、上記搬送機構から移載部にフープを受け渡すフープキャッチャ(受渡機構)と、熱処理炉の炉口よりも下方に形成されたローディングエリア(作業領域)に設けられ上記炉口を開閉する蓋体上に上下方向に複数枚のウエハを所定間隔で搭載したボート(保持具)を支持して熱処理炉に搬入搬出する昇降機構と、上記搬送領域とローディングエリアを仕切る隔壁に設けられた開口部を上記移載部上のフープの蓋と一緒に開閉するドア機構と、上記ローディングエリア側からウエハを収容してその円周上の目印例えばノッチ(切欠部)の位置を揃えるノッチアライナ(整列機構)とを備えて構成されている。
ところで、上記ウエハは、高価のものであり、処理工程が進むにつれ、製造コストが増大する。従って、その取扱いは慎重でなければならない。
特開2000−150400号公報
ところで、前述したバッチ式の半導体製造装置においては、装置の構成上、ハード及びソフトの面で様々な制約があり、耐震構造ないし耐震機能を持たせることが難しく、充分な耐震対策がなされていないのが現状である。このため、地震が発生して、装置が大きな揺れを受けると、ボートの倒壊、ボートからのウエハの脱落破損、ガスの漏洩等々の被害が発生するおそれがある。このような被害が発生すると、操業再開までの装置復旧にも長時間を要するようになり、被害が甚大となる。そこで、かかる問題を解消するために、本出願人は、半導体製造装置における地震被害拡散低減方法及び地震被害拡散低減システムを先に出願している(特願2007−208863、未公開)。
しかしながら、上記出願に係る発明だけでは、半導体製造装置全体をカバーするには不十分である。例えば、ロードポートや移載部においては、フープの蓋が取外されて開放された状態になる場合があり、この場合に地震による大きな揺れを受けると、フープ内からウエハが飛び出したり、飛び出したウエハが落下して破損したりする場合がある。
また、搬送機構によりフープを搬送している最中に地震による大きな揺れを受けると、フープが落下し、フープ内のウエハが破損するおそれがある。また、フープキャッチャによりフープを移載部に載置したときに地震が発生して載置部からフープが落下し、フープ内のウエハが破損するおそれもある。
更に、熱処理後、ボートを熱処理炉からアンロード(搬出)している最中に地震が発生すると、ボートからウエハが飛び出したり、落下して破損する恐れがある。ウエハが破損してローディングエリア内に飛散すると、細かい破片が各種駆動部に噛み込まれるおそれもある。
なお、半導体製造装置においては、熱処理炉を高温に加熱するヒータ(加熱装置)と、熱処理炉内を排気したり減圧したりするためのポンプ系と、熱処理炉内に危険ガスを含む処理ガスや不活性ガスを供給するガス系とを備えているため、地震による人的被害を含めた被害の拡散を低減するに際しては、安全重視と早期復旧重視を両立させることが望ましい。
本発明は、上記事情を考慮してなされたものであり、地震の発生を予知して開放中の収納容器からの被処理体の飛び出し、搬送中の収納容器の落下、搬出途中の保持具からの被処理体の飛び出しを防止することができ、被害を最小限に抑え且つ復旧時間を短縮させることができる半導体製造装置における地震被害拡散低減方法及び地震被害拡散低減システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のうち、請求項1に係る発明は、複数枚の被処理体を収納した収納容器を搬入搬出する搬入搬出部から保管棚部や移載部に又はその逆に搬送する搬送機構を有する搬送領域と、熱処理炉の炉口よりも下方に形成された作業領域に設けられ上記炉口を開閉する蓋体上に上下方向に複数枚の被処理体を所定間隔で搭載した保持具を支持して熱処理炉に搬入搬出する昇降機構と、上記搬送領域と作業領域を仕切る隔壁に設けられた開口部を上記移載部上の収納容器の蓋と一緒に開閉するドア機構とを備えた半導体製造装置において、通信回線を介して配信される初期微動に基く緊急地震情報を受信するか又は初期微動を直接検知する工程と、受信した緊急地震情報又は検知した初期微動に基いて半導体製造装置の運転を停止する第1工程と、該第1工程と並行して、上記ドア機構が開状態にある時に該ドア機構を閉作動させる第2工程とを備え、上記熱処理炉は、ヒータと、減圧ポンプと、処理ガスや不活性ガスを供給するバルブとを備え、上記第1工程は、予測震度が所定値以上であるときに、上記ヒータ及び上記減圧ポンプをオフにし、上記処理ガス及び不活性ガスのバルブを閉にし、予測震度が所定値未満であるときに、上記ヒータ及び減圧ポンプをオンのままにし、上記不活性ガスのバルブを開のままにし、上記処理ガスのバルブを閉にすることを含むことを特徴とする。
請求項10に係る発明は、複数枚の被処理体を収納した収納容器を搬入搬出する搬入搬出部から保管棚部や移載部に又はその逆に搬送する搬送機構を有する搬送領域と、熱処理炉の炉口よりも下方に形成された作業領域に設けられ上記炉口を開閉する蓋体上に上下方向に複数枚の被処理体を所定間隔で搭載した保持具を支持して熱処理炉に搬入搬出する昇降機構と、上記搬送領域と作業領域を仕切る隔壁に設けられた開口部を上記移載部上の収納容器の蓋と一緒に開閉するドア機構とを備えた半導体製造装置において、通信回線を介して配信される初期微動に基く緊急地震情報を受信する受信部又は初期微動を直接検知する初期微動検知部と、受信した緊急地震情報又は検知した初期微動に基いて半導体製造装置の運転を停止する第1工程、及び、被処理体の飛び出しを防止すべく、上記ドア機構が開状態にある時には該ドア機構を閉作動させる第2工程を実行する制御部とを備え、上記熱処理炉は、ヒータと、減圧ポンプと、処理ガスや不活性ガスを供給するバルブとを備え、上記第1工程は、予測震度が所定値以上であるときに、上記ヒータ及び上記減圧ポンプをオフにし、上記処理ガス及び不活性ガスのバルブを閉にし、予測震度が所定値未満であるときに、上記ヒータ及び減圧ポンプをオンのままにし、上記不活性ガスのバルブを開のままにし、上記処理ガスのバルブを閉にすることを含むことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、複数枚の被処理体を収納した収納容器を搬入搬出する搬入搬出部から保管棚部や移載部に又はその逆に搬送する搬送機構を有する搬送領域と、熱処理炉の炉口よりも下方に形成された作業領域に設けられ上記炉口を開閉する蓋体上に上下方向に複数枚の被処理体を所定間隔で搭載した保持具を支持して熱処理炉に搬入搬出する昇降機構と、上記搬送領域と作業領域を仕切る隔壁に設けられた開口部を上記移載部上の収納容器の蓋と一緒に開閉するドア機構とを備えた半導体製造装置において、通信回線を介して配信される初期微動に基く緊急地震情報を受信するか又は初期微動を直接検知する工程と、受信した緊急地震情報又は検知した初期微動に基いて半導体製造装置の運転を停止する第1工程と、該第1工程と並行して、上記ドア機構が開状態にある時に該ドア機構を閉作動させる第2工程とを備え、上記熱処理炉は、ヒータと、処理ガスや不活性ガスを供給するバルブとを備え、記第1工程は、予測震度が所定値以上であるときに、記ヒータをオフにし、記処理ガス及び不活性ガスのバルブを閉にし、予測震度が所定値未満であるときに、記ヒータをオンのままにし、記不活性ガスのバルブを開のままにし、記処理ガスのバルブを閉にすることを含むことを特徴とする
請求項11に係る発明は、複数枚の被処理体を収納した収納容器を搬入搬出する搬入搬出部から保管棚部や移載部に又はその逆に搬送する搬送機構を有する搬送領域と、熱処理炉の炉口よりも下方に形成された作業領域に設けられ上記炉口を開閉する蓋体上に上下方向に複数枚の被処理体を所定間隔で搭載した保持具を支持して熱処理炉に搬入搬出する昇降機構と、上記搬送領域と作業領域を仕切る隔壁に設けられた開口部を上記移載部上の収納容器の蓋と一緒に開閉するドア機構とを備えた半導体製造装置において、通信回線を介して配信される初期微動に基く緊急地震情報を受信する受信部又は初期微動を直接検知する初期微動検知部と、受信した緊急地震情報又は検知した初期微動に基いて半導体製造装置の運転を停止する第1工程、及び、被処理体の飛び出しを防止すべく、上記ドア機構が開状態にある時には該ドア機構を閉作動させる第2工程を実行する制御部とを備え、上記熱処理炉は、ヒータと、処理ガスや不活性ガスを供給するバルブとを備え、上記第1工程は、予測震度が所定値以上であるときに、上記ヒータをオフにし、上記処理ガス及び不活性ガスのバルブを閉にし、予測震度が所定値未満であるときに、上記ヒータをオンのままにし、上記不活性ガスのバルブを開のままにし、上記処理ガスのバルブを閉にすることを含むことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、複数枚の被処理体を収納した収納容器を搬入搬出する搬入搬出部から保管棚部や移載部に又はその逆に搬送する搬送機構を有する搬送領域と、熱処理炉の炉口よりも下方に形成された作業領域に設けられ上記炉口を開閉する蓋体上に上下方向に複数枚の被処理体を所定間隔で搭載した保持具を支持して熱処理炉に搬入搬出する昇降機構と、上記搬送領域と作業領域を仕切る隔壁に設けられた開口部を上記移載部上の収納容器の蓋と一緒に開閉するドア機構とを備えた半導体製造装置において、通信回線を介して配信される初期微動に基く緊急地震情報を受信するか又は初期微動を直接検知する工程と、受信した緊急地震情報又は検知した初期微動に基いて半導体製造装置の運転を停止する第1工程と、該第1工程と並行して、上記ドア機構が開状態にある時に該ドア機構を閉作動させる第2工程とを備えると共に、上記搬入搬出部に搬入された収納容器の前部から着脱可能な蓋を取外して収納容器内の被処理体の位置を検出する検出機構を備え、上記第2工程は、上記検出機構が作動中である時には該検出機構を初期状態に戻して蓋を閉じることを含むことを特徴とする
請求項12に係る発明は、複数枚の被処理体を収納した収納容器を搬入搬出する搬入搬出部から保管棚部や移載部に又はその逆に搬送する搬送機構を有する搬送領域と、熱処理炉の炉口よりも下方に形成された作業領域に設けられ上記炉口を開閉する蓋体上に上下方向に複数枚の被処理体を所定間隔で搭載した保持具を支持して熱処理炉に搬入搬出する昇降機構と、上記搬送領域と作業領域を仕切る隔壁に設けられた開口部を上記移載部上の収納容器の蓋と一緒に開閉するドア機構とを備えた半導体製造装置において、通信回線を介して配信される初期微動に基く緊急地震情報を受信する受信部又は初期微動を直接検知する初期微動検知部と、受信した緊急地震情報又は検知した初期微動に基いて半導体製造装置の運転を停止する第1工程、及び、被処理体の飛び出しを防止すべく、上記ドア機構が開状態にある時には該ドア機構を閉作動させる第2工程を実行する制御部と、上記搬入搬出部に搬入された収納容器の前部から着脱可能な蓋を取外して収納容器内の被処理体の位置を検出する検出機構とを備え、上記第2工程は、上記検出機構が作動中である時には該検出機構を初期状態に戻して蓋を閉じることを含むことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、複数枚の被処理体を収納した収納容器を搬入搬出する搬入搬出部から保管棚部や移載部に又はその逆に搬送する搬送機構を有する搬送領域と、熱処理炉の炉口よりも下方に形成された作業領域に設けられ上記炉口を開閉する蓋体上に上下方向に複数枚の被処理体を所定間隔で搭載した保持具を支持して熱処理炉に搬入搬出する昇降機構と、上記搬送領域と作業領域を仕切る隔壁に設けられた開口部を上記移載部上の収納容器の蓋と一緒に開閉するドア機構とを備えた半導体製造装置において、通信回線を介して配信される初期微動に基く緊急地震情報を受信するか又は初期微動を直接検知する工程と、受信した緊急地震情報又は検知した初期微動に基いて半導体製造装置の運転を停止する第1工程と、該第1工程と並行して、上記ドア機構が開状態にある時に該ドア機構を閉作動させる第2工程とを備えると共に、上記作業領域側から被処理体を収容してその円周上の目印の位置を揃える整列機構を備え、上記第2工程は、上記整列機構に設けられた中心位置合せ機構を作動させて被処理体を拘束することを含むことを特徴とする
請求項13に係る発明は、複数枚の被処理体を収納した収納容器を搬入搬出する搬入搬出部から保管棚部や移載部に又はその逆に搬送する搬送機構を有する搬送領域と、熱処理炉の炉口よりも下方に形成された作業領域に設けられ上記炉口を開閉する蓋体上に上下方向に複数枚の被処理体を所定間隔で搭載した保持具を支持して熱処理炉に搬入搬出する昇降機構と、上記搬送領域と作業領域を仕切る隔壁に設けられた開口部を上記移載部上の収納容器の蓋と一緒に開閉するドア機構とを備えた半導体製造装置において、通信回線を介して配信される初期微動に基く緊急地震情報を受信する受信部又は初期微動を直接検知する初期微動検知部と、受信した緊急地震情報又は検知した初期微動に基いて半導体製造装置の運転を停止する第1工程、及び、被処理体の飛び出しを防止すべく、上記ドア機構が開状態にある時には該ドア機構を閉作動させる第2工程を実行する制御部と、上記作業領域側から被処理体を収容してその円周上の目印の位置を揃える整列機構とを備え、上記第2工程は、上記整列機構に設けられた中心位置合せ機構を作動させて被処理体を拘束することを含むことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、複数枚の被処理体を収納した収納容器を搬入搬出する搬入搬出部から保管棚部や移載部に又はその逆に搬送する搬送機構を有する搬送領域と、熱処理炉の炉口よりも下方に形成された作業領域に設けられ上記炉口を開閉する蓋体上に上下方向に複数枚の被処理体を所定間隔で搭載した保持具を支持して熱処理炉に搬入搬出する昇降機構と、上記搬送領域と作業領域を仕切る隔壁に設けられた開口部を上記移載部上の収納容器の蓋と一緒に開閉するドア機構と、を備えた半導体製造装置において、通信回線を介して配信される初期微動に基く緊急地震情報を受信するか又は初期微動を直接検知する工程と、受信した緊急地震情報又は検知した初期微動に基いて半導体製造装置の運転を停止する第1工程と、該第1工程と並行して、上記ドア機構が開状態にある時に該ドア機構を閉作動させる第2工程とを備え、上記第2工程は、上記搬送機構が昇降動作中である時には該搬送機構を最下降位置まで移動させて停止させることを含むことを特徴とする
請求項14に係る発明は、複数枚の被処理体を収納した収納容器を搬入搬出する搬入搬出部から保管棚部や移載部に又はその逆に搬送する搬送機構を有する搬送領域と、熱処理炉の炉口よりも下方に形成された作業領域に設けられ上記炉口を開閉する蓋体上に上下方向に複数枚の被処理体を所定間隔で搭載した保持具を支持して熱処理炉に搬入搬出する昇降機構と、上記搬送領域と作業領域を仕切る隔壁に設けられた開口部を上記移載部上の収納容器の蓋と一緒に開閉するドア機構とを備えた半導体製造装置において、通信回線を介して配信される初期微動に基く緊急地震情報を受信する受信部又は初期微動を直接検知する初期微動検知部と、受信した緊急地震情報又は検知した初期微動に基いて半導体製造装置の運転を停止する第1工程、及び、被処理体の飛び出しを防止すべく、上記ドア機構が開状態にある時には該ドア機構を閉作動させる第2工程を実行する制御部とを備え、上記第2工程は、上記搬送機構が昇降動作中である時には該搬送機構を最下降位置まで移動させて停止させることを含むことを特徴とする。
請求項6に係る発明は、複数枚の被処理体を収納した収納容器を搬入搬出する搬入搬出部から保管棚部や移載部に又はその逆に搬送する搬送機構を有する搬送領域と、熱処理炉の炉口よりも下方に形成された作業領域に設けられ上記炉口を開閉する蓋体上に上下方向に複数枚の被処理体を所定間隔で搭載した保持具を支持して熱処理炉に搬入搬出する昇降機構と、上記搬送領域と作業領域を仕切る隔壁に設けられた開口部を上記移載部上の収納容器の蓋と一緒に開閉するドア機構と、を備えた半導体製造装置において、通信回線を介して配信される初期微動に基く緊急地震情報を受信するか又は初期微動を直接検知する工程と、受信した緊急地震情報又は検知した初期微動に基いて半導体製造装置の運転を停止する第1工程と、該第1工程と並行して、上記ドア機構が開状態にある時に該ドア機構を閉作動させる第2工程とを備え、上記第2工程は、上記搬送機構が搬送アームを伸張させて収納容器を保管棚部に載置する時又は保管棚部から取出す時には搬送アームを伸張させた状態に保持することを含むことを特徴とする
請求項15に係る発明は、複数枚の被処理体を収納した収納容器を搬入搬出する搬入搬出部から保管棚部や移載部に又はその逆に搬送する搬送機構を有する搬送領域と、熱処理炉の炉口よりも下方に形成された作業領域に設けられ上記炉口を開閉する蓋体上に上下方向に複数枚の被処理体を所定間隔で搭載した保持具を支持して熱処理炉に搬入搬出する昇降機構と、上記搬送領域と作業領域を仕切る隔壁に設けられた開口部を上記移載部上の収納容器の蓋と一緒に開閉するドア機構とを備えた半導体製造装置において、通信回線を介して配信される初期微動に基く緊急地震情報を受信する受信部又は初期微動を直接検知する初期微動検知部と、受信した緊急地震情報又は検知した初期微動に基いて半導体製造装置の運転を停止する第1工程、及び、被処理体の飛び出しを防止すべく、上記ドア機構が開状態にある時には該ドア機構を閉作動させる第2工程を実行する制御部とを備え、上記第2工程は、上記搬送機構が搬送アームを伸張させて収納容器を保管棚部に載置する時又は保管棚部から取出す時には搬送アームを伸張させた状態に保持することを含むことを特徴とする。
請求項7に係る発明は、複数枚の被処理体を収納した収納容器を搬入搬出する搬入搬出部から保管棚部や移載部に又はその逆に搬送する搬送機構を有する搬送領域と、熱処理炉の炉口よりも下方に形成された作業領域に設けられ上記炉口を開閉する蓋体上に上下方向に複数枚の被処理体を所定間隔で搭載した保持具を支持して熱処理炉に搬入搬出する昇降機構と、上記搬送領域と作業領域を仕切る隔壁に設けられた開口部を上記移載部上の収納容器の蓋と一緒に開閉するドア機構とを備えた半導体製造装置において、通信回線を介して配信される初期微動に基く緊急地震情報を受信するか又は初期微動を直接検知する工程と、受信した緊急地震情報又は検知した初期微動に基いて半導体製造装置の運転を停止する第1工程と、該第1工程と並行して、上記ドア機構が開状態にある時に該ドア機構を閉作動させる第2工程とを備えると共に、上記搬送機構から移載部に収納容器を受け渡す受渡機構を備え、上記第2工程は、上記受渡機構が収納容器を移載部に受け渡した時には受渡機構が収納容器を把持した状態に保持することを含むことを特徴とする
請求項16に係る発明は、複数枚の被処理体を収納した収納容器を搬入搬出する搬入搬出部から保管棚部や移載部に又はその逆に搬送する搬送機構を有する搬送領域と、熱処理炉の炉口よりも下方に形成された作業領域に設けられ上記炉口を開閉する蓋体上に上下方向に複数枚の被処理体を所定間隔で搭載した保持具を支持して熱処理炉に搬入搬出する昇降機構と、上記搬送領域と作業領域を仕切る隔壁に設けられた開口部を上記移載部上の収納容器の蓋と一緒に開閉するドア機構とを備えた半導体製造装置において、通信回線を介して配信される初期微動に基く緊急地震情報を受信する受信部又は初期微動を直接検知する初期微動検知部と、受信した緊急地震情報又は検知した初期微動に基いて半導体製造装置の運転を停止する第1工程、及び、被処理体の飛び出しを防止すべく、上記ドア機構が開状態にある時には該ドア機構を閉作動させる第2工程を実行する制御部と、上記搬送機構から移載部に収納容器を受け渡す受渡機構とを備え、上記第2工程は、上記受渡機構が収納容器を移載部に受け渡した時には受渡機構が収納容器を把持した状態に保持することを含むことを特徴とする。
請求項8に係る発明は、複数枚の被処理体を収納した収納容器を搬入搬出する搬入搬出部から保管棚部や移載部に又はその逆に搬送する搬送機構を有する搬送領域と、熱処理炉の炉口よりも下方に形成された作業領域に設けられ上記炉口を開閉する蓋体上に上下方向に複数枚の被処理体を所定間隔で搭載した保持具を支持して熱処理炉に搬入搬出する昇降機構と、上記搬送領域と作業領域を仕切る隔壁に設けられた開口部を上記移載部上の収納容器の蓋と一緒に開閉するドア機構とを備えた半導体製造装置において、通信回線を介して配信される初期微動に基く緊急地震情報を受信するか又は初期微動を直接検知する工程と、受信した緊急地震情報又は検知した初期微動に基いて半導体製造装置の運転を停止する第1工程と、該第1工程と並行して、上記ドア機構が開状態にある時に該ドア機構を閉作動させる第2工程とを備え、上記第2工程は、上記昇降機構が保持具を熱処理炉内から搬出中である時には該保持具を熱処理炉内に再度搬入することを含むことを特徴とする
請求項17に係る発明は、複数枚の被処理体を収納した収納容器を搬入搬出する搬入搬出部から保管棚部や移載部に又はその逆に搬送する搬送機構を有する搬送領域と、熱処理炉の炉口よりも下方に形成された作業領域に設けられ上記炉口を開閉する蓋体上に上下方向に複数枚の被処理体を所定間隔で搭載した保持具を支持して熱処理炉に搬入搬出する昇降機構と、上記搬送領域と作業領域を仕切る隔壁に設けられた開口部を上記移載部上の収納容器の蓋と一緒に開閉するドア機構とを備えた半導体製造装置において、通信回線を介して配信される初期微動に基く緊急地震情報を受信する受信部又は初期微動を直接検知する初期微動検知部と、受信した緊急地震情報又は検知した初期微動に基いて半導体製造装置の運転を停止する第1工程、及び、被処理体の飛び出しを防止すべく、上記ドア機構が開状態にある時には該ドア機構を閉作動させる第2工程を実行する制御部とを備え、上記第2工程は、上記昇降機構が保持具を熱処理炉内から搬出中である時には該保持具を熱処理炉内に再度搬入することを含むことを特徴とする。
請求項9に係る発明は、複数枚の被処理体を収納した収納容器を搬入搬出する搬入搬出部から保管棚部や移載部に又はその逆に搬送する搬送機構を有する搬送領域と、熱処理炉の炉口よりも下方に形成された作業領域に設けられ上記炉口を開閉する蓋体上に上下方向に複数枚の被処理体を所定間隔で搭載した保持具を支持して熱処理炉に搬入搬出する昇降機構と、上記搬送領域と作業領域を仕切る隔壁に設けられた開口部を上記移載部上の収納容器の蓋と一緒に開閉するドア機構とを備えた半導体製造装置において、通信回線を介して配信される初期微動に基く緊急地震情報を受信するか又は初期微動を直接検知する工程と、受信した緊急地震情報又は検知した初期微動に基いて半導体製造装置の運転を停止する第1工程と、該第1工程と並行して、上記ドア機構が開状態にある時に該ドア機構を閉作動させる第2工程とを備えると共に、上記被処理体の移載を行うために保持具を載置する保持具載置台と、該保持具載置台上に載置された保持具をロックするロック機構とを備え、上記第2工程は、上記保持具載置台上に保持具が載置されている時には上記ロック機構が上記保持具をロックすることを含むことを特徴とする
請求項18に係る発明は、複数枚の被処理体を収納した収納容器を搬入搬出する搬入搬出部から保管棚部や移載部に又はその逆に搬送する搬送機構を有する搬送領域と、熱処理炉の炉口よりも下方に形成された作業領域に設けられ上記炉口を開閉する蓋体上に上下方向に複数枚の被処理体を所定間隔で搭載した保持具を支持して熱処理炉に搬入搬出する昇降機構と、上記搬送領域と作業領域を仕切る隔壁に設けられた開口部を上記移載部上の収納容器の蓋と一緒に開閉するドア機構とを備えた半導体製造装置において、通信回線を介して配信される初期微動に基く緊急地震情報を受信する受信部又は初期微動を直接検知する初期微動検知部と、受信した緊急地震情報又は検知した初期微動に基いて半導体製造装置の運転を停止する第1工程、及び、被処理体の飛び出しを防止すべく、上記ドア機構が開状態にある時には該ドア機構を閉作動させる第2工程を実行する制御部と、上記被処理体の移載を行うために保持具を載置する保持具載置台と、該保持具載置台上に載置された保持具をロックするロック機構とを備え、上記第2工程は、上記保持具載置台上に保持具が載置されている時には上記ロック機構が上記保持具をロックすることを含むことを特徴とする。
本発明によれば、主要動(S波)の10数秒前に検知されて通信回線を介して配信される初期微動(P波)の緊急地震情報を利用して又は初期微動を直接検出して半導体製造装置の運転を停止する一方、これと並行して、上記ドア機構が開状態にある時に該ドア機構を閉作動させるため、地震による収納容器からの被処理体の飛び出し及び飛び出しによる落下破損を防止することができ、被害を最小限に抑え且つ復旧時間を短縮させることができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を基に詳述する。図1は本発明の実施の形態の一例である半導体製造装置における地震被害拡散低減システムを概略的に示す図、図2は図1の半導体製造装置の横断面図、図3はロードポート部におけるフープの蓋の開閉動作を説明する説明図である。
これらの図において、1はクリーンルーム内に設置される半導体製造装置例えば縦型熱処理装置であり、この熱処理装置1は装置の外郭を形成する筐体2を備えている。この筐体2内には、被処理体例えば半導体ウエハwを複数枚収納した収納容器であるフープ3をロードポート(搬入搬出部)7から保管棚部11や移載ステージ(移載部)12に又はその逆に搬送するための搬送領域Saと、多数例えば100〜150枚程度のウエハwを上下方向に所定ピッチで搭載するボート(保持具)4と上記移載ステージ12上のフープ3との間でウエハwの移載作業や、熱処理炉5へのボート4の搬入・搬出を行うためのローディングエリア(作業領域)Sbとが設けられている。上記搬送領域SaとローディングエリアSbとは隔壁6によって仕切られている。
上記フープ3は、所定口径例えば直径300mmのウエハwを水平状態で上下方向に所定間隔で複数枚例えば13〜25枚程度収容可能で持ち運び可能なプラスチック製の容器であり、その前面部に開口形成されたウエハ取出口にこれを気密に塞ぐための蓋3aを着脱可能に備えている。蓋3aの前面部には蓋3aに設けられた錠機構の鍵穴が設けられている(図示省略)。なお、上記鍵穴に鍵部材を挿入して回動することにより蓋3aを開錠し、その蓋をフープに対して着脱する装置としては、例えば特開2002−353289号公報等に記載された蓋着脱装置が用いられ、この蓋着脱装置はロードポート7及びドア機構15に設けられている。
上記筐体2の前部には、オペレータあるいは搬送ロボットによりフープ3を搬入搬出するための上記ロードポート(搬入搬出部)7が設けられている。このロードポート7は、筐体内の前部に設けられフープ3を載置するための載置台8と、筐体2の前面部に形成され載置台8に対してフープ3を出し入れするための開口部9とにより構成されている。この開口部9には昇降可能なドア10が取付けられていることが好ましい。
上記ロードポート7の載置台8の後部にはフープ3の蓋3aを開けてウエハWの位置および枚数を検出する検出機構32が設けられている。この検出機構32は、前述の蓋着脱装置を有している。また、検出機構32は、図3に示すように左右に離間して対向した出射光部32aと入射光部32b間に張られた光線32cがフープ3内のウエハwで遮られるか否かによりウエハwの有無を検出する検出ヘッド32xと、この検出ヘッド32xを操作棒32yを介して上下に昇降及び前後に進退させる図示しない駆動部とを備えている。
搬送領域Sa内の上記隔壁6側には、ウエハの移載を行うために、フープ3を載置するための移載ステージ12が設けられ、この移載ステージ12の上方及び上記載置台8の上方には複数個のフープ3を保管しておくための保管棚部11が設けられている。
上記搬送機構13は、搬送領域Saの一側部に設けられた昇降機構13aにより昇降移動される昇降アーム13bと、この昇降アーム13bに設けられ、フープ3の底部を支持して水平方向に搬送する搬送アーム13cとから主に構成されている。
搬送領域Saは、図示しない空気清浄機(ファン・フィルタユニット)により清浄化された大気雰囲気とされている。ローディングエリアSbも、その一側に設けた空気清浄機(ファン・フィルタユニット)14により清浄化されており、陽圧の大気雰囲気又は不活性ガス(例えばN2ガス)雰囲気とされている。搬送領域Saには、上記搬送機構13から移載ステージ12にフープ3を受け渡すフープキャッチャ(受渡機構)33が設けられている。このフープキャッチャ33は、図2、図9に示すように搬送領域Saの一側部に設けられた昇降機構33aにより昇降移動される昇降アーム33bと、この昇降アーム33bに設けられフープ3の上部支持部3xを把持する把持機構33cとから主に構成されている。フープキャッチャ33は、搬送機構13からフープ3を受取って待機しており、移載ステージ12から搬送機構13がフープ3を保管棚部11又はロードポート7の載置台8に搬送している間に次のフープ3を移載ステージ12に置くことにより搬送作業の効率化を図っている。
上記隔壁6には、図4にも示すように移載ステージ12に載置されたフープ3の前面部を搬送領域Sa側から当接させてフープ3内とローディングエリアSb内を連通するための開口部34が設けられていると共に、該開口部34をローディングエリアSb側から閉鎖する扉15aを有するドア機構15が設けられている。開口部34は、フープ3の前面開口(ウエハ取出口)とほぼ同口径に形成されており、開口部34からフープ3内のウエハwの出し入れが可能になっている。ドア機構15は、扉15aを左右方向にスライドさせて開口部34を開閉するように構成されている、上記扉15aには前述の蓋着脱装置が組込まれている。なお、上記移載ステージ12には、フープ3の前面部を開口部34の周縁部に当接させるべく押圧するための図示しない押圧機構が設けられている。
上記移載テージ12の下方には、結晶方向を揃えるためにウエハwの周縁部に設けられている目印であるノッチ(切欠部)を一方向に整列させるためのノッチアライナ(整列機構)16が設けられている。このノッチアライナ16は、ローディングエリアSb側に臨んで開放されており、後述する移載機構24により移載ステージ12上のフープ3から移載されるウエハwのノッチを整列させるように構成されている。
ノッチアライナ16は、図5ないし図6に示すように、複数枚例えば5枚のウエハを周縁部にて上下方向に所定の間隔で支持する平面視で4つのブロックからなる支持体35を有する中心位置合せ機構36と、上記支持体35に支持された各ウエハwの下面中央部を持ち上げて各ウエハを水平に回転させる回転機構37と、各ウエハのノッチを検出するセンサ38とを備えている。センサ38がノッチを検出すると、回転機構37によるウエハの回転が停止され、ノッチが整列される。上記支持体35は、断面L字状の支持片39を上下方向に所定間隔で複数例えば5つ備えており、支持片39の水平面39aでウエハwの周縁部下面を受け、支持片39の垂直面39bでウエハの周縁部の位置を規制するようになっている。
中心位置合せ機構36は、図6(b)に示すように支持体35を互いに接近する方向に移動機構により移動されることによりウエハwの中心位置決めがなされるようになっている。またこの中心位置合せ機構36を利用して、後述するように地震発生時にウエハを拘束してウエハの飛び出しを防止するようになっている。なお、図6において、(a)はウエハを支持体の支持片上に載置した状態の図、(b)は支持体同士を接近させてウエハを中心位置決めした状態の図、(c)は回転機構を上昇させてウエハを支持した状態の図、(d)は支持体同士を離間させて回転機構によりウエハを回転する状態の図である。
一方、ローディングエリアSbの奥部上方には、下部に炉口5aを有する縦型の熱処理炉5が設置されており、ローディングエリアSbには、多数例えば100〜150枚程度のウエハwを上下方向に所定間隔で搭載した例えば石英製のボート4を蓋体17の上部に載置して熱処理炉5内への搬入搬出及び炉口5aを開閉する蓋体17の昇降を行う昇降機構18が設けられている。蓋体17の上部にはその閉塞時に炉口5a部分からの放熱を抑制する保温筒(遮熱体)19が載置され、この保温筒19の上部にボート4が載置されている。上記蓋体17には保温筒19を介してボート4を回転する回転機構20が設けられている。炉口5aの近傍には、蓋体17が開放されて熱処理後のボート4が搬出された際に炉口5aを遮蔽するためのシャッター21が水平方向に開閉移動可能(旋回可能)に設けられている。このシャッター21は、これを水平方向に旋回移動させて開閉させる図示しないシャッター駆動機構を有している。
ローディングエリアSbの一側すなわち空気清浄機14側には、ウエハwの移載等のためにボート4を載置しておくためのボート載置台(保持具載置台、ボートステージともいう)22が設けられている。このボート載置台22は、1つでもよいが、図2に示すように空気清浄機14に沿って前後に配置された第1載置台(チャージステージ)22aと第2載置台(スタンバイステージ)22bの2つからなっていることが好ましい。
ローディングエリアSb内の下方であって、移載ステージ12と熱処理炉5との間には、ボート載置台22と蓋体17との間、具体的にはボート載置台22の第1載置台22a若しくは第2載置台22bと降下された蓋体17との間、及び第1載置台22aと第2載置台22bとの間でボート4の搬送を行うボート搬送機構23が設けられている。また、このボート搬送機構23の上方には、移載ステージ12上のフープ3とボート載置台22上のボート4との間、具体的には移載ステージ12上のフープ3とノッチ整列機構16との間、ノッチ整列機構16とボート載置台22の第1載置台22a上のボート4との間、および第1載置台22a上の熱処理後のボート4と移載ステージ12上の空のフープ3との間でウエハwの移替えを行うための移載機構24が設けられている。
ボート4は、図11の(a)に示すように天板4aと底板4bの間に複数例えば4本の支柱4cを介設してなり、底板4bは平面円環状に形成され、底板4bの下部には底板4bよりも径の小さい縮径部4dが設けられている。ボート搬送機構23は、ボート4の底板4bの縮径部4dを平面C字形状の保持部23a(図2参照)で保持してボート4を搬送するようになっている。上記支柱4cにはウエハを上下方向に所定の間隔で保持するための図示しない溝部が形成されている。正面側の左右の支柱4d間は、ウエハを出し入れするために拡開されている。
第1載置台22aにはボート4を第1載置台22a上にロックするロック機構65が設けられている。このロック機構65は、第1載置台22aの上部に突出して配置され上記ボート4の底板4bの開口部4eの内側に位置する一対のローラ45aと、これらローラ45aを互いに離間又は接近移動させることにより上記底板4bの開口部4eの内周に押圧又は離反させてロック又はロック解除する駆動部例えばエアシリンダ45bとを備えている。このロック機構45は、第2工程で上記制御部29により制御されるように構成されている。
上記移載機構24は、水平回動可能な基台24a上に半導体ウエハを載置する複数枚例えば5枚の薄板状の移載アーム24bを進退可能に設けてなり、搬送時のボート4との干渉を避けるために、図2に仮想線で示す作業位置Aから実線で示す退避位置Bに旋回アーム25を介して横方向に退避可能に構成されている。上記移載アーム24bとしては、5枚のうちの中央の枚葉移載用の1枚の移載アームと、他の4枚の移載アームとが基台24a上に独立して進退可能に設けられていると共に、他の4枚の移載アームが中央の移載アームを基準として上下方向にピッチ変換可能に構成されていることが好ましい。旋回アーム25の基部側は、ローディングエリアSbの他側に設けられた図示しない昇降機構に連結されており、これにより移載機構24が昇降可能とされている。
前記熱処理炉5は、図1に示すように例えば上端が閉塞され、下端が開口された円筒状の石英ガラス製の処理容器(反応管)50と、この処理容器50の周囲を覆うように設置されたヒータ51とを備えている。処理容器50の下端部には、処理ガスや不活性ガス(例えばN2ガス)を供給するガス導入管部及び排気管部を有する円筒状のマニホールド52が接続されており、ガス導入管部には処理ガスや不活性ガスを供給するガス供給管53a,53bが接続され、排気管部には排気管54が接続されている。
上記ガス供給管53a,53bには開閉用のバルブ55a,55bが設けられている。上記排気管54には、開閉用のメインバルブ56、圧力調節弁57、排気トラップ58、減圧ポンプ59等が順に接続されている。なお、ローディングエリアSbが不活性ガス(例えばN2ガス)雰囲気とされるタイプの縦型処理装置においては、ローディングエリアSbに不活性ガスを供給するガス供給管61が接続され、このガス供給管61にはバルブ62が設けられている。
このように構成された縦型熱処理装置1を地震から守るために、縦型熱処理装置1における地震被害拡散低減方法は、通信回線26を介して配信される初期微動(P波)に基く緊急地震情報を受信する工程と、該緊急地震情報に基いて上記縦型熱処理装置1の運転を停止する第1工程と、該第1工程と並行して、ウエハwの飛び出しを防止すべく、上記ドア機構15が開状態にある時に該ドア機構15を閉作動させる第2工程と、を備えている。また、この方法を実行する地震被害拡散低減システム27は、通信回線26を介して配信される初期微動(P波)に基く緊急地震情報を受信する受信部28と、該受信部28により得られた緊急地震情報に基いて縦型熱処理装置1の運転を停止させる第1工程、及び、ウエハwの飛び出しを防止すべく、上記ドア機構15が開状態にある時に該ドア機構15を閉作動させる第2工程を実行する制御部29と、を備えている。
上記緊急地震情報としては、気象庁が提供する緊急地震速報や、第三者機関が提供する緊急地震検知システムなどが利用可能である。地震は、縦波で速度の速い(毎秒7k〜8km)P波(Primary)からなる小さな揺れの初期微動と、横波で速度の遅い(毎秒3k〜4km)S波(Secondary)からなる大きな揺れの主要動とから構成されている。全国各地に設置された多数の地震計30により収集したP波のデータを処理して震源、震度及びS波の到着時間を算出し、この地震情報が配信部31から有線回線や衛星回線26を介して配信され、この地震情報が上記受信部28で受信されるようになっている。これにより、大きく揺れる本震の数秒から10数秒前に予想される震度を知り、予め本震に備えることができる。制御部29は、所定のしきい値(例えば予測震度5)が設定され、そのしきい値を超えた時に地震被害拡散低減方法を実行するように構成されていることが好ましい。上記しきい値は、建屋の耐震強度等を考慮してユーザ側で任意に設定することができる。なお、ポンプ系及びガス系の回避動作においては、安全重視と早期復旧重視を両立させるために、予測震度レベル例えば予測震度が大(所定震度以上)例えば震度5強以上の場合と予測震度が小(所定震度未満例えば震度5弱以下の場合に分け、予測震度が所定値以上の場合、人的及び物的被害を最小限に抑える安全を重視した装置(半導体製造装置)の停止を行い、予測震度が所定値未満の場合、早期復旧を前提とした装置の停止を行うことが好ましい。
基本的には、上記第1工程では、上記熱処理装置1の電源(主電源)、ガスラインを遮断する。なお、主電源は、本震(S波)の直前まで生かしておくようにしてもよい。第1工程(P波)で主電源を切る場合、ウエハの飛び出しを防止するべく駆動する蓋着脱装置を含む検出機構32、ドア機構15、ノッチアライナ16、昇降機構18や、フープ3の落下を防止するべく駆動する搬送機構13、フープキャッチャ33には補助電源が確保されている必要がある。
具体的には、前記第1工程では、予測震度が所定値以上であるときには、人的及び物的被害を最小限に抑える安全を重視した装置の停止を行うため、前記ヒータ51及び前記減圧ポンプ59をオフにし、前記処理ガス(実ガス)及び不活性ガスのバルブ55a,55bを閉にする。なお、メインバルブ56も閉にすることが好ましい。
予測震度が所定値未満であるときには、早期復旧を前提とした装置の停止を行うため、前記ヒータ51及び減圧ポンプ59をオンのままにし、前記不活性ガスのバルブ55bを開のままにし、前記処理ガスのバルブ55aを閉にする。なお、排気管54のメインバルブ56は開のままにすることが好ましい。ここで、ヒータ51をオンのままにするとは、ヒータ51の電源をオンのままにし、ヒータ51の温度を設定温度に保持することをいう。また、不活性ガスのバルブ55bを開のままにするとは、例えば、サイクルパージ(処理容器内の酸素濃度を短時間に一定以下にするために、N2の供給・停止と真空引きを繰り返すこと)、希釈排気(処理容器内の処理ガスを排気する場合にN2で希釈しながら排気すること)、或いはローディングエリア内へのN2の供給を続行することをいう。なお、メインバルブ56を含むバルブ55a,55b,62の開閉、ヒータ51及び減圧ポンプ59のオンオフの制御は、予測震度に基いて制御部29により行われる。
一方、本実施の形態では、上記第2工程では、制御部29により上記ドア機構15が開状態〔(a)参照〕にある時には該ドア機構15を閉作動させる〔(b)参照〕ように構成されている。
以上の構成からなる地震被害拡散低減方法ないし地震被害拡散低減システム27によれば、主要動(S波)の数秒から10数秒前に検知されて通信回線26を介して配信される初期微動(P波)に基く緊急地震情報を使用し、縦型熱処理装置1の運転を停止する一方、これと並行して、図4に示すように、上記ドア機構15が開状態〔(a)参照〕にある時には該ドア機構15を閉作動させる〔(b)参照〕ため、地震による移載ステージ12上のフープ3からのウエハwの飛び出しによるウエハwの破損等の物的被害及び装置復旧の時間的損失の拡大を未然に防止することができる。
特に、前記熱処理炉5は、ヒータ51と、減圧ポンプ59と、処理ガスや不活性ガスを供給するバルブ55a,55bとを備え、前記第1工程は、予測震度が所定値以上であるときに、前記ヒータ51及び前記減圧ポンプ59をオフにし、前記処理ガス及び不活性ガスのバルブ55a,55bを閉にし、予測震度が所定値未満であるときに、前記ヒータ51及び減圧ポンプ59をオンのままにし、前記不活性ガスのバルブ55bを開のままにし、前記処理ガスのバルブ55aを閉にすることを含むことから、ポンプ系とガス系の回避動作における安全重視と早期復旧重視の両立が可能となる。
装置を復旧させるべく電源を再投入する際には、装置の状態、ウエハの状態、ボートの状態をオペレータが確認する。オペレータは、装置の運転続行の可否を判断し、不可能な場合には続行不可要因(例えば、ウエハロットアウト、ウエハの破損や位置ずれ、ボートの破損や位置ずれ、ガス漏れ、漏水、漏電)の対策を施し、装置を立ち上げる条件(例えば、処理ガス系のバルブ類や減圧ポンプの動作、搬送系の動作)が整ったことを確認後、装置の立ち上げを行う。
上記第2工程においては、図3に示すように、フープ3の蓋3aを開け〔(b)、(e)参照〕、検出機構32の検出ヘッド32xをフープ3内のウエハwに接近させて検出を行う〔(c)、(d)参照〕のを途中で止め、検出ヘッド32xを下方の元の位置(ホームポジション)HPaに戻し、フープ3の蓋3aを閉める〔(a)、(d)参照〕ことを含むことが好ましい。上記検出機構32が作動中である時には該検出機構32を初期状態に戻して上記蓋3aを閉じるため、地震によるフープ3からのウエハwの飛び出しによるウエハwの破損等の物的被害及び装置復旧の時間的損失の拡大を未然に防止することができる。また、上記検出機構32の検出ヘッド32xをホームポジションHPaに戻すため、半導体製造装置1を迅速に復帰させることができる。
また、上記第2工程においては、図5、図6(b)ないし(c)に示すように、上記ノッチアライナ16に設けられた中心位置合せ機構36を作動させてウエハwを拘束することが好ましい。これにより、地震によるノッチアライナ16からのウエハwの飛び出しによるウエハwの破損等の物的被害及び装置復旧の時間的損失の拡大を未然に防止することができる。
上記第2工程においては、図7の(a)、(b)に示すように、上記搬送機構13が昇降動作中である時には該搬送機構13を最下降位置すなわちホームポジションHPbまで移動させて停止させることを含むことが好ましい。これにより、地震による高位置の搬送機構13の搬送アーム13cからのフープ3の落下を防止でき、フープ3の落下によるウエハwの破損等の物的被害を未然に防止することができる。なお、搬送機構13が昇降動作中以外で、例えば図8に示すように、搬送アーム3cを伸張させてフープ3を保管棚部11に載置する時又は保管棚部11から取出す時には、第2工程で搬送機構13を最下降位置に下ろす制御は行わず、搬送アーム13cを伸張させた状態に保持する。
上記第2工程においては、図9の(a)、(b)に示すように、フープキャッチャ33がフープ3を移載ステージ12に受け渡した時には、フープキャッチャ33の把持機構33cが開いてフープを解放した場合でも再度把持機構33cを閉じてフープ3を把持した状態に保持することが好ましい。これにより移載ステージ12上からのフープ3の落下を防止でき、フープ3の落下によるウエハwの破損等の物的被害を未然に防止することができる。
更に、上記第2工程においては、図10の(a)、(b)に示すように、上記昇降機構18がボート4を熱処理炉5内から搬出中である時には該ボート4を熱処理炉5内に再度搬入することを含むことが好ましい。これにより、熱処理炉5からのボート4のアンロード時に地震によるボート4からのウエハの飛び出しを防止できると共にウエハの飛び出しによるウエハの破損等の物的被害及び装置復旧の時間的損失の拡大を未然に防止することができる。
また、上記第2工程においては、図11に示すように、上記ボート載置台である第1載置台22a上にボート4が載置されている時には上記ロック機構45が上記ボート4をロックすることを含むことが好ましい。これにより第1載置台22a上のボート4の転倒を防止することができる。
図12は本発明の他の実施の形態である半導体製造装置における地震被害拡散低減システムの一例を概略的に示す図である。図12の実施の形態において、図1の実施の形態と同一部分は同一符号を付して説明を省略する。本実施の形態の縦型熱処理装置1は、初期微動を直接検知する初期微動検知部である地震計60と、検知した初期微動に基いて縦型熱処理装置1の運転を停止する第1工程、及び、上記ドア機構15が開状態にある時に該ドア機構15を閉作動させる第2工程を実行する制御部29とを備えている。上記地震計60は、筐体2内に設置されていることが好ましいが、工場の敷地内に設置されていてもよい。本実施形態によれば、緊急地震情報を受信することなく自ら初期微動を検知することができ、地震の発生を予知してフープ内からのウエハの飛び出し及び飛び出しに起因するウエハの破損を未然に防止することができ、被害を最小限に抑えることが可能となる。
以上、本発明の実施の形態を図面により詳述してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の設計変更が可能である。例えば、本発明に係る半導体製造装置における地震被害拡散低減システムは、通信回線を介して配信される初期微動に基く緊急地震情報を受信する受信部と、初期微動を直接検知する初期微動検知部とを共に備え、これらを選択的に切換えて使用するように構成されていてもよい。
上記実施の形態では、減圧ポンプを有する熱処理装置(例えばCVD装置)が例示されているが、本発明は、減圧ポンプを有しない熱処理装置(例えば拡散装置)にも適用可能であり、この場合、熱処理炉の排気手段として例えば工場排気系が用いられる。
本発明の実施の形態である半導体製造装置における地震被害拡散低減システムを概略的に示す図である。 図1の半導体製造装置の横断面図である。 ロードポート部におけるフープの蓋の開閉動作を説明する説明図である。 ウエハ移載部においてフープの蓋の開閉を行うドア機構の開閉動作を説明する説明図である。 ノッチアライナの一例を概略的に示す斜視図である。 ノッチアライナの作動を説明する説明図である。 フープ搬送機構の昇降動作を説明する説明図である。 フープ搬送機構のアーム伸張時の状態を示す図である。 ウエハ移載部における地震時のフープキャッチャの動作を説明する説明図である。 熱処理炉からのボートのアンロード中における地震時の動作を説明する説明図である。 第1載置台上のボートを概略的に示す図で、(a)は斜視図、(b)はボートの天板及び支柱を省略した状態の拡大平面図、(c)は(b)のc−c線断面図である。 本発明の他の実施の形態である半導体製造装置における地震被害拡散低減システムを概略的に示す図である。
符号の説明
1 縦型熱処理装置(半導体製造装置)
w 半導体ウエハ(被処理体)
3 フープ(収納容器)
3a 蓋
4 ボート(保持具)
5 熱処理炉
6 隔壁
7 ロードポート(搬入搬出部)
Sa 搬送領域
Sb ローディングエリア(移載領域)
13 搬送機構
15 ドア機構
16 ノッチアライナ(整列装置)
17 蓋体
18 昇降機構
22a 第1載置台(保持具載置台)
24 移載機構
26 通信回線
27 地震被害拡散低減システム
28 受信部
29 制御部
32 検出機構
36 中心位置合せ機構
51 ヒータ
55a,55b バルブ
59 減圧ポンプ
60 地震計(初期微動検知部)
62 バルブ
65 ロック機構

Claims (18)

  1. 複数枚の被処理体を収納した収納容器を搬入搬出する搬入搬出部から保管棚部や移載部に又はその逆に搬送する搬送機構を有する搬送領域と、熱処理炉の炉口よりも下方に形成された作業領域に設けられ上記炉口を開閉する蓋体上に上下方向に複数枚の被処理体を所定間隔で搭載した保持具を支持して熱処理炉に搬入搬出する昇降機構と、上記搬送領域と作業領域を仕切る隔壁に設けられた開口部を上記移載部上の収納容器の蓋と一緒に開閉するドア機構とを備えた半導体製造装置において、通信回線を介して配信される初期微動に基く緊急地震情報を受信するか又は初期微動を直接検知する工程と、受信した緊急地震情報又は検知した初期微動に基いて半導体製造装置の運転を停止する第1工程と、該第1工程と並行して、上記ドア機構が開状態にある時に該ドア機構を閉作動させる第2工程とを備え、上記熱処理炉は、ヒータと、減圧ポンプと、処理ガスや不活性ガスを供給するバルブとを備え、上記第1工程は、予測震度が所定値以上であるときに、上記ヒータ及び上記減圧ポンプをオフにし、上記処理ガス及び不活性ガスのバルブを閉にし、予測震度が所定値未満であるときに、上記ヒータ及び減圧ポンプをオンのままにし、上記不活性ガスのバルブを開のままにし、上記処理ガスのバルブを閉にすることを含むことを特徴とする半導体製造装置における地震被害拡散低減方法。
  2. 複数枚の被処理体を収納した収納容器を搬入搬出する搬入搬出部から保管棚部や移載部に又はその逆に搬送する搬送機構を有する搬送領域と、熱処理炉の炉口よりも下方に形成された作業領域に設けられ上記炉口を開閉する蓋体上に上下方向に複数枚の被処理体を所定間隔で搭載した保持具を支持して熱処理炉に搬入搬出する昇降機構と、上記搬送領域と作業領域を仕切る隔壁に設けられた開口部を上記移載部上の収納容器の蓋と一緒に開閉するドア機構とを備えた半導体製造装置において、通信回線を介して配信される初期微動に基く緊急地震情報を受信するか又は初期微動を直接検知する工程と、受信した緊急地震情報又は検知した初期微動に基いて半導体製造装置の運転を停止する第1工程と、該第1工程と並行して、上記ドア機構が開状態にある時に該ドア機構を閉作動させる第2工程とを備え、上記熱処理炉は、ヒータと、処理ガスや不活性ガスを供給するバルブとを備え、記第1工程は、予測震度が所定値以上であるときに、記ヒータをオフにし、記処理ガス及び不活性ガスのバルブを閉にし、予測震度が所定値未満であるときに、記ヒータをオンのままにし、記不活性ガスのバルブを開のままにし、記処理ガスのバルブを閉にすることを含むことを特徴とする半導体製造装置における地震被害拡散低減方法。
  3. 複数枚の被処理体を収納した収納容器を搬入搬出する搬入搬出部から保管棚部や移載部に又はその逆に搬送する搬送機構を有する搬送領域と、熱処理炉の炉口よりも下方に形成された作業領域に設けられ上記炉口を開閉する蓋体上に上下方向に複数枚の被処理体を所定間隔で搭載した保持具を支持して熱処理炉に搬入搬出する昇降機構と、上記搬送領域と作業領域を仕切る隔壁に設けられた開口部を上記移載部上の収納容器の蓋と一緒に開閉するドア機構とを備えた半導体製造装置において、通信回線を介して配信される初期微動に基く緊急地震情報を受信するか又は初期微動を直接検知する工程と、受信した緊急地震情報又は検知した初期微動に基いて半導体製造装置の運転を停止する第1工程と、該第1工程と並行して、上記ドア機構が開状態にある時に該ドア機構を閉作動させる第2工程とを備えると共に、上記搬入搬出部に搬入された収納容器の前部から着脱可能な蓋を取外して収納容器内の被処理体の位置を検出する検出機構を備え、上記第2工程は、上記検出機構が作動中である時には該検出機構を初期状態に戻して蓋を閉じることを含むことを特徴とする半導体製造装置における地震被害拡散低減方法。
  4. 複数枚の被処理体を収納した収納容器を搬入搬出する搬入搬出部から保管棚部や移載部に又はその逆に搬送する搬送機構を有する搬送領域と、熱処理炉の炉口よりも下方に形成された作業領域に設けられ上記炉口を開閉する蓋体上に上下方向に複数枚の被処理体を所定間隔で搭載した保持具を支持して熱処理炉に搬入搬出する昇降機構と、上記搬送領域と作業領域を仕切る隔壁に設けられた開口部を上記移載部上の収納容器の蓋と一緒に開閉するドア機構とを備えた半導体製造装置において、通信回線を介して配信される初期微動に基く緊急地震情報を受信するか又は初期微動を直接検知する工程と、受信した緊急地震情報又は検知した初期微動に基いて半導体製造装置の運転を停止する第1工程と、該第1工程と並行して、上記ドア機構が開状態にある時に該ドア機構を閉作動させる第2工程とを備えると共に、上記作業領域側から被処理体を収容してその円周上の目印の位置を揃える整列機構を備え、上記第2工程は、上記整列機構に設けられた中心位置合せ機構を作動させて被処理体を拘束することを含むことを特徴とする半導体製造装置における地震被害拡散低減方法。
  5. 複数枚の被処理体を収納した収納容器を搬入搬出する搬入搬出部から保管棚部や移載部に又はその逆に搬送する搬送機構を有する搬送領域と、熱処理炉の炉口よりも下方に形成された作業領域に設けられ上記炉口を開閉する蓋体上に上下方向に複数枚の被処理体を所定間隔で搭載した保持具を支持して熱処理炉に搬入搬出する昇降機構と、上記搬送領域と作業領域を仕切る隔壁に設けられた開口部を上記移載部上の収納容器の蓋と一緒に開閉するドア機構とを備えた半導体製造装置において、通信回線を介して配信される初期微動に基く緊急地震情報を受信するか又は初期微動を直接検知する工程と、受信した緊急地震情報又は検知した初期微動に基いて半導体製造装置の運転を停止する第1工程と、該第1工程と並行して、上記ドア機構が開状態にある時に該ドア機構を閉作動させる第2工程とを備え、上記第2工程は、上記搬送機構が昇降動作中である時には該搬送機構を最下降位置まで移動させて停止させることを含むことを特徴とする半導体製造装置における地震被害拡散低減方法。
  6. 複数枚の被処理体を収納した収納容器を搬入搬出する搬入搬出部から保管棚部や移載部に又はその逆に搬送する搬送機構を有する搬送領域と、熱処理炉の炉口よりも下方に形成された作業領域に設けられ上記炉口を開閉する蓋体上に上下方向に複数枚の被処理体を所定間隔で搭載した保持具を支持して熱処理炉に搬入搬出する昇降機構と、上記搬送領域と作業領域を仕切る隔壁に設けられた開口部を上記移載部上の収納容器の蓋と一緒に開閉するドア機構とを備えた半導体製造装置において、通信回線を介して配信される初期微動に基く緊急地震情報を受信するか又は初期微動を直接検知する工程と、受信した緊急地震情報又は検知した初期微動に基いて半導体製造装置の運転を停止する第1工程と、該第1工程と並行して、上記ドア機構が開状態にある時に該ドア機構を閉作動させる第2工程とを備え、上記第2工程は、上記搬送機構が搬送アームを伸張させて収納容器を保管棚部に載置する時又は保管棚部から取出す時には搬送アームを伸張させた状態に保持することを含むことを特徴とする半導体製造装置における地震被害拡散低減方法。
  7. 複数枚の被処理体を収納した収納容器を搬入搬出する搬入搬出部から保管棚部や移載部に又はその逆に搬送する搬送機構を有する搬送領域と、熱処理炉の炉口よりも下方に形成された作業領域に設けられ上記炉口を開閉する蓋体上に上下方向に複数枚の被処理体を所定間隔で搭載した保持具を支持して熱処理炉に搬入搬出する昇降機構と、上記搬送領域と作業領域を仕切る隔壁に設けられた開口部を上記移載部上の収納容器の蓋と一緒に開閉するドア機構とを備えた半導体製造装置において、通信回線を介して配信される初期微動に基く緊急地震情報を受信するか又は初期微動を直接検知する工程と、受信した緊急地震情報又は検知した初期微動に基いて半導体製造装置の運転を停止する第1工程と、該第1工程と並行して、上記ドア機構が開状態にある時に該ドア機構を閉作動させる第2工程とを備えると共に、上記搬送機構から移載部に収納容器を受け渡す受渡機構を備え、上記第2工程は、上記受渡機構が収納容器を移載部に受け渡した時には受渡機構が収納容器を把持した状態に保持することを含むことを特徴とする半導体製造装置における地震被害拡散低減方法。
  8. 複数枚の被処理体を収納した収納容器を搬入搬出する搬入搬出部から保管棚部や移載部に又はその逆に搬送する搬送機構を有する搬送領域と、熱処理炉の炉口よりも下方に形成された作業領域に設けられ上記炉口を開閉する蓋体上に上下方向に複数枚の被処理体を所定間隔で搭載した保持具を支持して熱処理炉に搬入搬出する昇降機構と、上記搬送領域と作業領域を仕切る隔壁に設けられた開口部を上記移載部上の収納容器の蓋と一緒に開閉するドア機構とを備えた半導体製造装置において、通信回線を介して配信される初期微動に基く緊急地震情報を受信するか又は初期微動を直接検知する工程と、受信した緊急地震情報又は検知した初期微動に基いて半導体製造装置の運転を停止する第1工程と、該第1工程と並行して、上記ドア機構が開状態にある時に該ドア機構を閉作動させる第2工程とを備え、上記第2工程は、上記昇降機構が保持具を熱処理炉内から搬出中である時には該保持具を熱処理炉内に再度搬入することを含むことを特徴とする半導体製造装置における地震被害拡散低減方法。
  9. 複数枚の被処理体を収納した収納容器を搬入搬出する搬入搬出部から保管棚部や移載部に又はその逆に搬送する搬送機構を有する搬送領域と、熱処理炉の炉口よりも下方に形成された作業領域に設けられ上記炉口を開閉する蓋体上に上下方向に複数枚の被処理体を所定間隔で搭載した保持具を支持して熱処理炉に搬入搬出する昇降機構と、上記搬送領域と作業領域を仕切る隔壁に設けられた開口部を上記移載部上の収納容器の蓋と一緒に開閉するドア機構とを備えた半導体製造装置において、通信回線を介して配信される初期微動に基く緊急地震情報を受信するか又は初期微動を直接検知する工程と、受信した緊急地震情報又は検知した初期微動に基いて半導体製造装置の運転を停止する第1工程と、該第1工程と並行して、上記ドア機構が開状態にある時に該ドア機構を閉作動させる第2工程とを備えると共に、上記被処理体の移載を行うために保持具を載置する保持具載置台と、該保持具載置台上に載置された保持具をロックするロック機構とを備え、上記第2工程は、上記保持具載置台上に保持具が載置されている時には上記ロック機構が上記保持具をロックすることを含むことを特徴とする半導体製造装置における地震被害拡散低減方法。
  10. 複数枚の被処理体を収納した収納容器を搬入搬出する搬入搬出部から保管棚部や移載部に又はその逆に搬送する搬送機構を有する搬送領域と、熱処理炉の炉口よりも下方に形成された作業領域に設けられ上記炉口を開閉する蓋体上に上下方向に複数枚の被処理体を所定間隔で搭載した保持具を支持して熱処理炉に搬入搬出する昇降機構と、上記搬送領域と作業領域を仕切る隔壁に設けられた開口部を上記移載部上の収納容器の蓋と一緒に開閉するドア機構とを備えた半導体製造装置において、通信回線を介して配信される初期微動に基く緊急地震情報を受信する受信部又は初期微動を直接検知する初期微動検知部と、受信した緊急地震情報又は検知した初期微動に基いて半導体製造装置の運転を停止する第1工程、及び、被処理体の飛び出しを防止すべく、上記ドア機構が開状態にある時には該ドア機構を閉作動させる第2工程を実行する制御部とを備え、上記熱処理炉は、ヒータと、減圧ポンプと、処理ガスや不活性ガスを供給するバルブとを備え、上記第1工程は、予測震度が所定値以上であるときに、上記ヒータ及び上記減圧ポンプをオフにし、上記処理ガス及び不活性ガスのバルブを閉にし、予測震度が所定値未満であるときに、上記ヒータ及び減圧ポンプをオンのままにし、上記不活性ガスのバルブを開のままにし、上記処理ガスのバルブを閉にすることを含むことを特徴とする半導体製造装置における地震被害拡散低減システム。
  11. 複数枚の被処理体を収納した収納容器を搬入搬出する搬入搬出部から保管棚部や移載部に又はその逆に搬送する搬送機構を有する搬送領域と、熱処理炉の炉口よりも下方に形成された作業領域に設けられ上記炉口を開閉する蓋体上に上下方向に複数枚の被処理体を所定間隔で搭載した保持具を支持して熱処理炉に搬入搬出する昇降機構と、上記搬送領域と作業領域を仕切る隔壁に設けられた開口部を上記移載部上の収納容器の蓋と一緒に開閉するドア機構とを備えた半導体製造装置において、通信回線を介して配信される初期微動に基く緊急地震情報を受信する受信部又は初期微動を直接検知する初期微動検知部と、受信した緊急地震情報又は検知した初期微動に基いて半導体製造装置の運転を停止する第1工程、及び、被処理体の飛び出しを防止すべく、上記ドア機構が開状態にある時には該ドア機構を閉作動させる第2工程を実行する制御部とを備え、上記熱処理炉は、ヒータと、処理ガスや不活性ガスを供給するバルブとを備え、上記第1工程は、予測震度が所定値以上であるときに、上記ヒータをオフにし、上記処理ガス及び不活性ガスのバルブを閉にし、予測震度が所定値未満であるときに、上記ヒータをオンのままにし、上記不活性ガスのバルブを開のままにし、上記処理ガスのバルブを閉にすることを含むことを特徴とする半導体製造装置における地震被害拡散低減システム。
  12. 複数枚の被処理体を収納した収納容器を搬入搬出する搬入搬出部から保管棚部や移載部に又はその逆に搬送する搬送機構を有する搬送領域と、熱処理炉の炉口よりも下方に形成された作業領域に設けられ上記炉口を開閉する蓋体上に上下方向に複数枚の被処理体を所定間隔で搭載した保持具を支持して熱処理炉に搬入搬出する昇降機構と、上記搬送領域と作業領域を仕切る隔壁に設けられた開口部を上記移載部上の収納容器の蓋と一緒に開閉するドア機構とを備えた半導体製造装置において、通信回線を介して配信される初期微動に基く緊急地震情報を受信する受信部又は初期微動を直接検知する初期微動検知部と、受信した緊急地震情報又は検知した初期微動に基いて半導体製造装置の運転を停止する第1工程、及び、被処理体の飛び出しを防止すべく、上記ドア機構が開状態にある時には該ドア機構を閉作動させる第2工程を実行する制御部と、上記搬入搬出部に搬入された収納容器の前部から着脱可能な蓋を取外して収納容器内の被処理体の位置を検出する検出機構とを備え、上記第2工程は、上記検出機構が作動中である時には該検出機構を初期状態に戻して蓋を閉じることを含むことを特徴とする半導体製造装置における地震被害拡散低減システム。
  13. 複数枚の被処理体を収納した収納容器を搬入搬出する搬入搬出部から保管棚部や移載部に又はその逆に搬送する搬送機構を有する搬送領域と、熱処理炉の炉口よりも下方に形成された作業領域に設けられ上記炉口を開閉する蓋体上に上下方向に複数枚の被処理体を所定間隔で搭載した保持具を支持して熱処理炉に搬入搬出する昇降機構と、上記搬送領域と作業領域を仕切る隔壁に設けられた開口部を上記移載部上の収納容器の蓋と一緒に開閉するドア機構とを備えた半導体製造装置において、通信回線を介して配信される初期微動に基く緊急地震情報を受信する受信部又は初期微動を直接検知する初期微動検知部と、受信した緊急地震情報又は検知した初期微動に基いて半導体製造装置の運転を停止する第1工程、及び、被処理体の飛び出しを防止すべく、上記ドア機構が開状態にある時には該ドア機構を閉作動させる第2工程を実行する制御部と、上記作業領域側から被処理体を収容してその円周上の目印の位置を揃える整列機構とを備え、上記第2工程は、上記整列機構に設けられた中心位置合せ機構を作動させて被処理体を拘束することを含むことを特徴とする半導体製造装置における地震被害拡散低減システム。
  14. 複数枚の被処理体を収納した収納容器を搬入搬出する搬入搬出部から保管棚部や移載部に又はその逆に搬送する搬送機構を有する搬送領域と、熱処理炉の炉口よりも下方に形成された作業領域に設けられ上記炉口を開閉する蓋体上に上下方向に複数枚の被処理体を所定間隔で搭載した保持具を支持して熱処理炉に搬入搬出する昇降機構と、上記搬送領域と作業領域を仕切る隔壁に設けられた開口部を上記移載部上の収納容器の蓋と一緒に開閉するドア機構とを備えた半導体製造装置において、通信回線を介して配信される初期微動に基く緊急地震情報を受信する受信部又は初期微動を直接検知する初期微動検知部と、受信した緊急地震情報又は検知した初期微動に基いて半導体製造装置の運転を停止する第1工程、及び、被処理体の飛び出しを防止すべく、上記ドア機構が開状態にある時には該ドア機構を閉作動させる第2工程を実行する制御部とを備え、上記第2工程は、上記搬送機構が昇降動作中である時には該搬送機構を最下降位置まで移動させて停止させることを含むことを特徴とする半導体製造装置における地震被害拡散低減システム。
  15. 複数枚の被処理体を収納した収納容器を搬入搬出する搬入搬出部から保管棚部や移載部に又はその逆に搬送する搬送機構を有する搬送領域と、熱処理炉の炉口よりも下方に形成された作業領域に設けられ上記炉口を開閉する蓋体上に上下方向に複数枚の被処理体を所定間隔で搭載した保持具を支持して熱処理炉に搬入搬出する昇降機構と、上記搬送領域と作業領域を仕切る隔壁に設けられた開口部を上記移載部上の収納容器の蓋と一緒に開閉するドア機構とを備えた半導体製造装置において、通信回線を介して配信される初期微動に基く緊急地震情報を受信する受信部又は初期微動を直接検知する初期微動検知部と、受信した緊急地震情報又は検知した初期微動に基いて半導体製造装置の運転を停止する第1工程、及び、被処理体の飛び出しを防止すべく、上記ドア機構が開状態にある時には該ドア機構を閉作動させる第2工程を実行する制御部とを備え、上記第2工程は、上記搬送機構が搬送アームを伸張させて収納容器を保管棚部に載置する時又は保管棚部から取出す時には搬送アームを伸張させた状態に保持することを含むことを特徴とする半導体製造装置における地震被害拡散低減システム。
  16. 複数枚の被処理体を収納した収納容器を搬入搬出する搬入搬出部から保管棚部や移載部に又はその逆に搬送する搬送機構を有する搬送領域と、熱処理炉の炉口よりも下方に形成された作業領域に設けられ上記炉口を開閉する蓋体上に上下方向に複数枚の被処理体を所定間隔で搭載した保持具を支持して熱処理炉に搬入搬出する昇降機構と、上記搬送領域と作業領域を仕切る隔壁に設けられた開口部を上記移載部上の収納容器の蓋と一緒に開閉するドア機構とを備えた半導体製造装置において、通信回線を介して配信される初期微動に基く緊急地震情報を受信する受信部又は初期微動を直接検知する初期微動検知部と、受信した緊急地震情報又は検知した初期微動に基いて半導体製造装置の運転を停止する第1工程、及び、被処理体の飛び出しを防止すべく、上記ドア機構が開状態にある時には該ドア機構を閉作動させる第2工程を実行する制御部と、上記搬送機構から移載部に収納容器を受け渡す受渡機構とを備え、上記第2工程は、上記受渡機構が収納容器を移載部に受け渡した時には受渡機構が収納容器を把持した状態に保持することを含むことを特徴とする半導体製造装置における地震被害拡散低減システム。
  17. 複数枚の被処理体を収納した収納容器を搬入搬出する搬入搬出部から保管棚部や移載部に又はその逆に搬送する搬送機構を有する搬送領域と、熱処理炉の炉口よりも下方に形成された作業領域に設けられ上記炉口を開閉する蓋体上に上下方向に複数枚の被処理体を所定間隔で搭載した保持具を支持して熱処理炉に搬入搬出する昇降機構と、上記搬送領域と作業領域を仕切る隔壁に設けられた開口部を上記移載部上の収納容器の蓋と一緒に開閉するドア機構とを備えた半導体製造装置において、通信回線を介して配信される初期微動に基く緊急地震情報を受信する受信部又は初期微動を直接検知する初期微動検知部と、受信した緊急地震情報又は検知した初期微動に基いて半導体製造装置の運転を停止する第1工程、及び、被処理体の飛び出しを防止すべく、上記ドア機構が開状態にある時には該ドア機構を閉作動させる第2工程を実行する制御部とを備え、上記第2工程は、上記昇降機構が保持具を熱処理炉内から搬出中である時には該保持具を熱処理炉内に再度搬入することを含むことを特徴とする半導体製造装置における地震被害拡散低減システム。
  18. 複数枚の被処理体を収納した収納容器を搬入搬出する搬入搬出部から保管棚部や移載部に又はその逆に搬送する搬送機構を有する搬送領域と、熱処理炉の炉口よりも下方に形成された作業領域に設けられ上記炉口を開閉する蓋体上に上下方向に複数枚の被処理体を所定間隔で搭載した保持具を支持して熱処理炉に搬入搬出する昇降機構と、上記搬送領域と作業領域を仕切る隔壁に設けられた開口部を上記移載部上の収納容器の蓋と一緒に開閉するドア機構とを備えた半導体製造装置において、通信回線を介して配信される初期微動に基く緊急地震情報を受信する受信部又は初期微動を直接検知する初期微動検知部と、受信した緊急地震情報又は検知した初期微動に基いて半導体製造装置の運転を停止する第1工程、及び、被処理体の飛び出しを防止すべく、上記ドア機構が開状態にある時には該ドア機構を閉作動させる第2工程を実行する制御部と、上記被処理体の移載を行うために保持具を載置する保持具載置台と、該保持具載置台上に載置された保持具をロックするロック機構とを備え、上記第2工程は、上記保持具載置台上に保持具が載置されている時には上記ロック機構が上記保持具をロックすることを含むことを特徴とする半導体製造装置における地震被害拡散低減システム。
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