JP2002173775A - 半導体製造装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体製造装置および半導体装置の製造方法

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JP2002173775A JP2001264899A JP2001264899A JP2002173775A JP 2002173775 A JP2002173775 A JP 2002173775A JP 2001264899 A JP2001264899 A JP 2001264899A JP 2001264899 A JP2001264899 A JP 2001264899A JP 2002173775 A JP2002173775 A JP 2002173775A
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boat
process tube
substrate
stage
boats
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Tatsuhisa Matsunaga
建久 松永
Koichi Noto
幸一 能戸
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Hitachi Kokusai Electric Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パーティクルの発生やボートの倒れ事故を防
止する。 【解決手段】 筐体2内の中央部に設定された熱処理ス
テージ4の左前脇には第一退避ステージ5が、後脇には
第二退避ステージ5Aが設定されている。熱処理ステー
ジ4と第一退避ステージ5間には第一ボート30を両ス
テージ4、5間でロータリーアクチュエータ24により
移動させる第一ボートエレベータ20が、熱処理ステー
ジ4と第二退避ステージ5A間には第二ボート30Aを
両ステージ4、5A間でロータリーアクチュエータ24
Aにより移動させる第二ボートエレベータ20Aが設置
されている。第一ボート30の処理中、第二ボート30
Aは第二ボートエレベータ20Aで第二退避ステージ5
Aに移動されて退避する。 【効果】 処理済ボートの熱影響から退避時に他方のボ
ートをボートエレベータから外さずに済むため、パーテ
ィクルやボートの倒れの発生を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造装置お
よびそれを使用した半導体装置の製造方法に関し、特
に、処理が施される基板の酸化や汚染防止技術に係り、
例えば、半導体集積回路装置(以下、ICという。)の
製造方法において被処理基板である半導体ウエハにアニ
ール処理や酸化膜形成処理、拡散および成膜処理等の熱
処理を施すのに利用して有効なものに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ICの製造方法において半導体
素子を含む集積回路が作り込まれる半導体ウエハ(以
下、ウエハという。)にアニール処理や酸化膜形成処
理、拡散および成膜処理等の熱処理を施すのにバッチ式
縦形ホットウオール形熱処理装置(furnace 。以下、熱
処理装置という。)が、広く使用されている。
【0003】従来のこの種の熱処理装置として、特許第
2681055号公報に記載されているものがある。こ
の熱処理装置においては、ウエハ移載装置とプロセスチ
ューブの真下空間との間にボート交換装置が配置されて
おり、ボート交換装置の回転テーブルの上に一対(二
台)のボートが載置され、回転テーブルを中心として一
対のボートが180度ずつ回転することにより、ボート
エレベータに対して未処理のボートと処理済みボートと
が交換されるようになっている。すなわち、この熱処理
装置においては、ウエハ群を保持した一方のボート(第
一ボート)がプロセスチューブの処理室で処理されてい
る間に、他方のボート(第二ボート)に新規のウエハを
ウエハ移載装置によって移載することにより、スループ
ットを向上させている。
【0004】また、特開平9−289173号公報に
は、ウエハ群を保持した第一ボートを載せてウエハ移載
領域とプロセスチューブとの間を移動させる第一ボート
エレベータと、ウエハ群を保持した第二ボートを載せて
ウエハ移載領域とプロセスチューブとの間を移動させる
第二ボートエレベータとを備えており、特許第2681
055号公報に記載されているようなボートエレベータ
に対するボートの交換を実施せずにスループットを向上
させる縦型熱処理装置が、記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特許第
2681055号公報に記載された熱処理装置において
は、ボートの交換に際してパーティクルが発生するとい
う問題点があるばかりでなく、ボートの交換時や地震発
生時にボートが倒れる危険性がある。
【0006】本発明の第一の目的は、パーティクルの発
生や倒れ事故を防止することができる半導体製造装置を
提供することにある。
【0007】他方、特開平9−289173号公報に記
載された縦型熱処理装置においては、ボートエレベータ
に対するボートの交換を行わないことによりボートの位
置ずれの問題がなくなるため、ボートの転倒を防止する
ことができるが、第一ボートエレベータの位置と第二ボ
ートエレベータの位置とを結んだ直線上に熱処理炉の中
心があるため、第一ボートエレベータと第二ボートエレ
ベータとの間の距離が各ボートエレベータのアーム(回
転基台)の2倍程度と大きくなり、縦型熱処理装置の横
幅(間口)の寸法が増大するという問題点があり、さら
に、第一ボートエレベータおよび第二ボートエレベータ
によってプロセスチューブからそれぞれ離間した位置に
移動された第一ボートおよび第二ボートへウエハ群はウ
エハ移載装置によって移載されるため、ウエハ移載装置
の移動エリアが大きくなり、フットプリント(占有床面
積)が大きくなるという問題点がある。
【0008】本発明の第二の目的は、フットプリントを
抑制することができる半導体製造装置を提供することに
ある。
【0009】本発明の他の目的は、未処理ボートの処理
済みボートからの熱影響を防止することができる半導体
製造装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ための第一の手段は、基板を処理するプロセスチューブ
と、複数枚の前記基板を保持する一対のボートと、これ
らのボートを前記プロセスチューブにそれぞれ搬入搬出
するとともに、前記プロセスチューブに搬入搬出する位
置とそれ以外の位置との間で移動させる一対のボートエ
レベータと、前記基板を前記ボートに対して移載する基
板移載装置とを備えており、前記基板移載装置および前
記一対のボートエレベータは前記基板移載装置の位置と
前記一対のボートエレベータのそれぞれの位置とを結ん
で形成される三角形の内部に前記プロセスチューブの中
心が位置するように配置されているとともに、前記プロ
セスチューブの下方のボート搬入搬出位置において前記
各ボートに対して前記基板を移載するように構成されて
いることを特徴とする。
【0011】前記した課題を解決するための第二の手段
は、基板を処理するプロセスチューブと、複数枚の前記
基板を保持する一対のボートと、これらのボートを前記
プロセスチューブにそれぞれ搬入搬出するとともに、前
記プロセスチューブに搬入搬出する位置とそれ以外の位
置との間で移動させる一対のボートエレベータと、前記
基板を前記ボートに対して移載する基板移載装置とを備
えており、前記一対のボートエレベータが前記基板移載
装置の位置と前記プロセスチューブの中心とを通る直線
の両側に配置されているとともに、一方のボートエレベ
ータは前記ボートを前記基板移載装置側に移動させ、他
方のボートエレベータは前記ボートを前記基板移載装置
と反対側に移動させるようにそれぞれ構成されているこ
とを特徴とする。
【0012】前記した第一および第二の手段によれば、
ボートエレベータがボートをプロセスチューブの搬入搬
出位置と別の位置との間で移動させることができるよう
に構成されていることにより、ボートをボートエレベー
タに固定してもボートをプロセスチューブに搬入搬出す
ることができるため、処理済みボートと未処理ボートと
の交換時のパーティクルの発生を防止することができ、
また、ボート交換時や地震発生時等のボートの倒れ事故
の発生を回避することができる。
【0013】しかも、第一の手段においては、一対のボ
ートエレベータのそれぞれの位置を結ぶ直線上にプロセ
スチューブの中心を位置させずに、基板移載装置の位置
と一対のボートエレベータのそれぞれの位置とを結んで
形成される三角形の内部にプロセスチューブの中心が位
置するように基板移載装置および一対のボートエレベー
タを配置したので、一対のボートエレベータ間の間隔を
狭く抑制することができ、ひいては半導体製造装置の横
幅の寸法を減少することができる。さらに、基板移載装
置がプロセスチューブの下方のボート搬入搬出位置にお
いて一対のボートのいずれに対してもウエハを移載する
ように構成されていることにより、熱処理ステージの一
箇所においてウエハを一対のボートのいずれにも移載す
ればよいため、基板移載装置の移動エリアを小さくする
ことができ、フットプリントを小さく抑制することがで
きる。
【0014】また、第二の手段においては、一対のボー
トエレベータが基板移載装置とプロセスチューブとを通
る直線の両側に配置されているとともに、一方のボート
エレベータはボートを基板移載装置側に移動させ、他方
のボートエレベータはボートを基板移載装置と反対側に
移動させるようにそれぞれ構成されていることにより、
全てが略一直線状に並ぶため、半導体製造装置の横幅の
寸法およびフットプリントをより一層小さく抑制するこ
とができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に即して説明する。
【0016】本実施の形態において、本発明に係る半導
体製造装置は、バッチ式縦形ホットウオール形熱処理装
置(furnace )の一例であるバッチ式縦形ホットウオー
ル形CVD装置(以下、CVD装置という。)として構
成されている。また、本発明に係る半導体装置の製造方
法は、CVD装置が使用されてウエハにCVD膜が被着
される工程を有するICの製造方法として構成されてい
る。なお、以下の説明において、前後左右は図1を基準
とする。すなわち、ポッドステージ8側を前側、その反
対側を後側、クリーンユニット3側を左側、その反対側
を右側とする。
【0017】図1に示されているように、本実施の形態
に係るCVD装置1は平面視が長方形の略直方体の箱形
状に形成された筐体2を備えている。筐体2の左側側壁
にはクリーンエアを吹き出すクリーンユニット3が二
台、前後に並べられて設置されており、前後のクリーン
ユニット3、3はクリーンエアを退避ステージのそれぞ
れに供給するようになっている。筐体2の内部における
略中央部には熱処理ステージ4が設定されており、熱処
理ステージ4の左前脇には第一退避ステージ5が、熱処
理ステージ4の後脇には第二退避ステージ5Aがそれぞ
れ設定されている。筐体2の内部における前側右隅部に
はウエハローディングステージ7が設定されており、そ
の手前にはポッドステージ8が設定されている。また、
ウエハローディングステージ7の左脇にはウエハのノッ
チ(図示せず)を整列させるノッチ合わせ装置9が設置
されている。以下、各ステージの構成を順に説明する。
【0018】図2および図3に示されているように、熱
処理ステージ4の上部には石英ガラスが使用されて下端
が開口した円筒形状に一体成形されたプロセスチューブ
11が、中心線が垂直になるように縦に設置されてい
る。プロセスチューブ11の筒中空部はボートによって
同心的に整列した状態に保持された複数枚のウエハが搬
入される処理室12を形成しており、プロセスチューブ
11の下端開口は被処理基板としてのウエハを搬入搬出
するための炉口13を構成している。プロセスチューブ
11の下端面はマニホールド14の上端面にシールリン
グ15を挟んで当接されており、マニホールド14が筐
体2に支持されることにより、プロセスチューブ11は
垂直に支持された状態になっている。マニホールド14
の側壁には処理室12を所定の真空度に真空排気するた
めの排気管16と、処理室12へ原料ガスや窒素ガス等
のガスを導入するためのガス導入管17とが処理室12
に連通するようにそれぞれ接続されている。プロセスチ
ューブ11の外部には処理室12を加熱するためのヒー
タユニット18がプロセスチューブ11を包囲するよう
に同心円に設備されており、ヒータユニット18は筐体
2に支持されることによって垂直に据え付けられた状態
になっている。
【0019】熱処理ステージ4と第一退避ステージ5と
の間の後側には、第一ボート30を熱処理ステージ4と
それ以外の位置である第一退避ステージ5との間で移動
させるための第一ボートエレベータ20が設置されてお
り、熱処理ステージ4と第二退避ステージ5Aとの間の
後側には、第二ボート30Aを熱処理ステージ4とそれ
以外の位置である第二退避ステージ5Aとの間で移動さ
せるための第二ボートエレベータ20Aが設置されてい
る。すなわち、一対のボートエレベータである第一ボー
トエレベータ20と第二ボートエレベータ20Aとは、
ウエハローディングステージ7の中心と熱処理ステージ
4(プロセスチューブ11の中心)とを通る直線の両側
に配置されており、第一ボートエレベータ20は第一ボ
ート30をウエハローディングステージ7側に移動さ
せ、第二ボートエレベータ20Aは第二ボート30Aを
ローディングステージ7と反対側に移動させるようにそ
れぞれ構成されている。また、ウエハローディングステ
ージ7と第一ボートエレベータ20と第二ボートエレベ
ータ20Aとは、ウエハローディングステージ7の中心
と第一ボートエレベータ20と第二ボートエレベータ2
0Aとを結んで形成される三角形の内部にプロセスチュ
ーブ11の中心が位置するように配置されている。ま
た、第一ボート30の中心と第二ボート30Aの中心と
はいずれも、ウエハローディングステージ7の中心とプ
ロセスチューブ11の中心とを通る直線の片側(本実施
の形態では左側)に位置している。
【0020】ここで、第一ボートエレベータ20および
第二ボートエレベータ20A並びに第一ボート30およ
び第二ボート30Aの構成を説明するが、第一ボートエ
レベータ20と第二ボートエレベータ20Aとは原則的
に同一に構成され、ウエハローディングステージ7と熱
処理ステージ4とを通る直線の両側に略左右対称形に配
置されており、第一ボート30と第二ボート30Aとは
原則的に同一に構成されているので、図2および図3に
示されている第一ボートエレベータ20および第一ボー
ト30を代表にして説明する。
【0021】図2および図3に示されているように、第
一ボートエレベータ20は筐体2の内部の所定の位置に
垂直に立脚されて回転自在に支承された送りねじ軸21
を備えており、送りねじ軸21は電動モータ22によっ
て正逆回転されるようになっている。送りねじ軸21に
は昇降台23が送りねじ軸21の回転に従って昇降する
ように螺合されており、昇降台23にはアーム25を水
平面内で往復回動させるロータリーアクチュエータ24
が水平に据え付けられている。アーム25には第一ボー
ト30を垂直に立脚させた状態で支持するキャップ26
が水平に固定されており、キャップ26には第一ボート
30を固定するための固定部27が設けられている。固
定部27は第一ボート30を固定することができ、第一
ボート30の洗浄等のメンテナンスに際しては第一ボー
ト30の固定を解除し得るように構成されている。
【0022】図2および図3に示されているように、第
一ボート30は上側端板31および下側端板32と、両
端板31と32との間に架設されて垂直に配設された複
数本(本実施の形態では三本)の保持部材33とを備え
ており、各保持部材33には保持溝34が複数条(通
例、百条〜二百条)、長手方向に等間隔に配されて互い
に同一平面内において開口するようにそれぞれ刻設され
ている。そして、ウエハWは外周辺部が各保持溝34間
に挿入されて水平かつ互いに中心が揃った状態で整列さ
れて保持される。第一ボート30の下側端板32の下に
は外形が円柱形状の断熱キャップ部35が形成されてお
り、断熱キャップ部35の下面には円板形状のベース3
6が固定されている。ベース36は第一ボートエレベー
タ20のキャップ26の上面に当接された状態で、固定
部27によって固定されるようになっている。
【0023】図1に示されているように、ウエハローデ
ィングステージ7にはウエハ移載装置40が設置されて
おり、ウエハ移載装置40はウエハWをポッドステージ
8とノッチ合わせ装置9と熱処理ステージ4との間で搬
送して、ポッド50とノッチ合わせ装置9とボート3
0、30Aとの間で移載するように構成されている。
【0024】すなわち、図4に示されているように、ウ
エハ移載装置40はベース41を備えており、ベース4
1の上にはロータリーアクチュエータ42が水平に設置
されている。ロータリーアクチュエータ42の上には第
一リニアアクチュエータ43が水平に設置されており、
ロータリーアクチュエータ42は第一リニアアクチュエ
ータ43を水平面内で旋回させるように構成されてい
る。第一リニアアクチュエータ43の上には第二リニア
アクチュエータ44が水平に設置されており、第一リニ
アアクチュエータ43は第二リニアアクチュエータ44
を往復移動させるように構成されている。第二リニアア
クチュエータ44の上には取付台45が水平に設置され
ており、第二リニアアクチュエータ44は取付台45を
往復移動させるように構成されている。取付台45の一
側面にはウエハWを下から支持するツィーザ46が複数
枚(本実施の形態においては五枚)、上下方向に等間隔
に配置されて水平に取り付けられている。ウエハ移載装
置40は送りねじ機構によって構成されたエレベータ4
7によって昇降されるようになっている。
【0025】ポッドステージ8にはウエハWを搬送する
ためのキャリア(収納容器)としてのFOUP(front
opening unified pod 。以下、ポッドという。)50が
一台ずつ載置されるようになっている。ポッド50は一
つの面が開口した略立方体の箱形状に形成されており、
開口部にはドア51が着脱自在に装着されている。ウエ
ハのキャリアとしてポッドが使用される場合には、ウエ
ハが密閉された状態で搬送されることになるため、周囲
の雰囲気にパーティクル等が存在していたとしてもウエ
ハの清浄度は維持することができる。したがって、CV
D装置が設置されるクリーンルーム内の清浄度をあまり
高く設定する必要がなくなるため、クリーンルームに要
するコストを低減することができる。そのため、本実施
の形態に係るCVD装置1においては、ウエハのキャリ
アとしてポッド50が使用されている。なお、ポッドス
テージ8にはポッド50のドア51を着脱することによ
ってポッド50を開閉するポッドオープナ(図示せず)
が設置されている。
【0026】次に、本発明の一実施の形態であるICの
製造方法におけるウエハにCVD膜が被着される成膜工
程を、前記構成に係るCVD装置が使用される場合につ
いて図5〜図8に沿って説明する。
【0027】図5に示されているように、第二ボートエ
レベータ20Aに支持された第二ボート30Aがプロセ
スチューブ11の処理室12に搬入されて処理が実施さ
れている状態において、第一ボートエレベータ20に支
持された第一ボート30は第一退避ステージ5に退避さ
れている。
【0028】所定の処理が終了すると、図6に示されて
いるように、第二ボート30Aを支持したキャップ26
Aが第二ボートエレベータ20Aによって下降されるこ
とにより、第二ボート30Aがプロセスチューブ11の
処理室12から搬出(ボートアンローディング)され
る。第二ボート30Aが搬出されたプロセスチューブ1
1の処理室12の炉口13はシャッタ(図示せず)によ
って閉鎖され、処理室12の高温の雰囲気が逃げるのを
防止される。処理室12から搬出された第二ボート30
Aおよびこれに保持されたウエハW群(以下、処理済み
ボート30Aという。)は高温の状態になっている。
【0029】図7に示されているように、処理室12か
ら搬出された高温状態の処理済みボート30Aはプロセ
スチューブ11の軸線上の熱処理ステージ4から第二退
避ステージ5Aへそのままの状態で、第二ボートエレベ
ータ20Aのロータリーアクチュエータ24Aによって
退避される。第二退避ステージ5Aはクリーンユニット
3のクリーンエアの吹出口の近傍に設定されているた
め、第二退避ステージ5Aに退避された高温状態の処理
済みボート30Aはクリーンユニット3から吹き出され
るクリーンエアによってきわめて効果的に冷却される。
【0030】処理済みボート30Aが第二退避ステージ
5Aに第二ボートエレベータ20Aによって退避される
と、図8に示されているように、第一退避ステージ5の
第一ボート30が熱処理ステージ4へ空の状態で、第一
ボートエレベータ20のロータリーアクチュエータ24
によって移動される。空の第一ボート30が熱処理ステ
ージ4に移動されると、ポッド50のウエハWが空の第
一ボート30にウエハ移載装置40によって移載されて
行く。この際、処理済みボート30Aは第二退避ステー
ジ5Aに退避され、かつ、クリーンユニット3によって
充分に冷却されているため、熱処理ステージ4にて空の
第一ボート30に移載中のウエハWが処理済みボート3
0Aの熱影響を受けることはない。
【0031】図8に示されているように、ウエハ移載装
置40によってウエハWがボート移載される際には、ポ
ッドステージ8に供給されたポッド50はドア51をポ
ッドオープナ(図示せず)によって脱装されて開放され
る。ポッド50が開放されると、ウエハ移載装置40は
ポッド50のウエハWを熱処理ステージ4の空の第一ボ
ート30へノッチ合わせ装置9を経由して移載する。
【0032】すなわち、図4において、(a)に示され
た状態から(b)に示されているように、第二リニアア
クチュエータ44および取付台45がポッド50の方向
に移動されてツィーザ46がポッド50に挿入され、ツ
ィーザ46によってポッド50内のウエハWを受け取っ
た後に、(a)に示された位置に後退される。この状態
で、ロータリーアクチュエータ42が約90度回転作動
し、続いて、第二リニアアクチュエータ44および取付
台45がノッチ合わせ装置9の方向に移動されて、ツィ
ーザ46のウエハWをノッチ合わせ装置9にエレベータ
47の作動によって受け渡す。ウエハWのノッチ合わせ
が終了すると、ウエハ移載装置40はツィーザ46によ
ってノッチ合わせ装置9からウエハWを受け取った後
に、ツィーザ46を(a)に示された位置に後退させ
る。この状態で、ロータリーアクチュエータ42が約9
0度回転作動し、続いて、第二リニアアクチュエータ4
4および取付台45が熱処理ステージ4の方向に移動さ
れてツィーザ46の上のウエハWをボート30の保持溝
34に移載する。ウエハWをボート30に移載したウエ
ハ移載装置40は第二リニアアクチュエータ44および
取付台45を一度後退させた後に、ロータリーアクチュ
エータ42を約180度回転作動させて、ツィーザ46
をポッド50側に向けた図4(a)の状態になる。
【0033】この際、ウエハ移載装置40は五枚のツィ
ーザ46を備えているため、一回の移載作動によって五
枚のウエハWをポッド50の五段の保持溝からボート3
0の五段の保持溝34に移載することができる。ここ
で、ボート30がバッチ処理するウエハWの枚数(例え
ば、百枚〜二百枚)は一台のポッド50に収納されたウ
エハWの枚数(例えば、二十五枚)よりも多いため、ウ
エハ移載装置40は複数台のポッド50から所定枚数の
ウエハWをボート30にエレベータ47によって昇降さ
れて移載することになる。なお、ウエハWのノッチ合わ
せが予め確保されている場合には、ウエハ移載装置40
はウエハWをノッチ合わせ装置9を経由せずにポッド5
0からボート30へ直接移載することになる。
【0034】予め指定された枚数のウエハWが第一ボー
ト30に移載されると、図3に示されているように、第
一ボート30は第一ボートエレベータ20によって上昇
されてプロセスチューブ11の処理室12に搬入(ボー
トローディング)される。第一ボート30が上限に達す
ると、キャップ26の上面における外周辺部がマニホー
ルド14の下面にシールリング15を挟んで着座した状
態になってマニホールド14の下端開口をシール状態に
閉塞するため、処理室12は気密に閉じられた状態にな
る。
【0035】処理室12がキャップ26によって気密に
閉じられた状態で、処理室12が所定の真空度に排気管
16によって真空排気され、ヒータユニット18によっ
て所定の処理温度(例えば、800〜1000℃)に加
熱され、所定の流量の処理ガスが処理室12にガス導入
管17によって供給される。これにより、ウエハWには
CVD反応によってCVD膜が形成される。
【0036】プロセスチューブ11の処理室12におい
て第一ボート30に対する処理が実施されている間に、
第二退避ステージ5Aに退避されている処理済みボート
30Aが熱処理ステージ4へそのままの状態で、第二ボ
ートエレベータ20Aのロータリーアクチュエータ24
Aによって移動される。この際、処理済みボート30A
は充分に冷却されて、例えば、150℃以下になってい
る。また、熱処理ステージ4に移動された処理済みボー
ト30Aの三本の保持部材24はウエハ移載装置40側
が開放した状態になっている。
【0037】処理済みボート30Aが熱処理ステージ4
に第二ボートエレベータ20Aによって移動されると、
ウエハ移載装置40は図4について前述した作動に準じ
て、熱処理ステージ4の処理済みボート30Aからウエ
ハWを受け取ってポッドステージ8の空のポッド50へ
移載して行く。この際、処理済みボート30Aがバッチ
処理したウエハWの枚数は一台のポッド50に収納され
るウエハWの枚数よりも多いため、ウエハ移載装置40
はエレベータ47によって昇降されながらポッドステー
ジ8に入れ換えられ、複数台のポッド50にウエハWを
所定枚数ずつ収納して行く。なお、所定枚数のウエハW
を収納されたポッド50はポッドステージ8から搬出さ
れて、別の場所に搬送されて行く。
【0038】処理済みウエハWのポッド50への移載が
完了して空になった第二ボート30Aは、第二ボートエ
レベータ20Aによって第二退避ステージ5Aに移動さ
れて、次の作動に待機する。
【0039】翻って、第一ボート30について予め設定
された処理時間が経過すると、第一ボート30を支持し
たキャップ26が第一ボートエレベータ20によって下
降されることによって、第一ボート30がプロセスチュ
ーブ11の処理室12から搬出される。第一ボート30
が搬出されたプロセスチューブ11の処理室12の炉口
13はシャッタ(図示せず)によって閉鎖され、処理室
12の高温雰囲気が逃げるのを防止される。処理室12
から搬出された第一ボート30およびこれに保持された
ウエハW群は高温の状態になっている。
【0040】前述した第二ボート30Aと同様に、処理
室12から搬出された高温状態の処理済み第一ボート3
0はプロセスチューブ11の軸線上の熱処理ステージ4
から第一退避ステージ5へそのままの状態で、第一ボー
トエレベータ20のロータリーアクチュエータ24によ
って退避される。第一退避ステージ5もクリーンユニッ
ト3のクリーンエアの吹出口の近傍に設定されているた
め、第一退避ステージ5に退避された高温状態の処理済
み第一ボート30はクリーンユニット3から吹き出され
るクリーンエアによってきわめて効果的に冷却される。
【0041】以降、前述した運用が繰り返されてウエハ
WがCVD装置1によってバッチ処理されて行く。
【0042】なお、前記実施の形態においては、一方の
ボートを処理し、そのボートを処理室から搬出して退避
ステージに退避した後に、他方のボートに次に処理する
ウエハを移載するようにしている。しかし、例えば、熱
影響がそれほど問題とならない膜種を扱う場合には、一
方のボートでの処理中に他方のボートに次回で処理する
ウエハを移載するようにしてもよい。
【0043】前記実施の形態によれば、次の効果が得ら
れる。
【0044】(1)二台のボートを使用することによ
り、一方のボートでの処理中に他方のボートに対するウ
エハの移載作業を同時進行させることができるため、C
VD装置のスループットを高めることができる。
【0045】(2)二台のボートをプロセスチューブに
それぞれ搬入搬出する二台のボートエレベータはボート
を熱処理ステージと退避ステージとの間を移動させるよ
うにそれぞれ構成することにより、プロセスチューブに
よって二台のボートを交互に使用して処理するに際し
て、ボートをボートエレベータから着脱しないで済むた
め、二台のボート相互の交換作業が連続して迅速に実行
することができるばかりでなく、ウエハの位置ずれを防
止することができるとともに、パーティクルの発生を防
止することができる。
【0046】(3)ボートエレベータの昇降台に搭載し
たロータリーアクチュエータのアームによってボートを
熱処理ステージと退避ステージとの間を移動させるよう
にそれぞれ構成することにより、簡単な構造をもって二
台のボートを二台のボートエレベータによって独立して
移動させることができるため、CVD装置の製造コスト
の増加を抑制することができる。
【0047】(4)ボートをボートエレベータのアーム
に支持されたキャップに固定することにより、地震等に
よるボートの倒れ事故を未然に防止することができるた
め、倒れ事故によるボートおよびウエハの損傷の発生を
防止することができる。
【0048】(5)第一退避ステージおよび第二退避ス
テージと熱処理ステージとの間で処理済みボートおよび
空のボートの入替え移送を実行することにより、第一ボ
ートエレベータのアームおよび第二ボートエレベータの
アームの回転半径を小さく設定することができるため、
CVD装置の筐体の左右(間口)および前後(奥行)の
寸法を小さく設定することができる。
【0049】(6)筐体2の容積を小さく抑制すること
により、クリーンユニットのクリーンエアの供給量等を
小さく設定することができるため、CVD装置のイニシ
ャルコスト(初期投資額)およびランニングコスト(運
用の直材費用)を抑制することができ、前記(1)とあ
いまってコスト・オブ・オーナシップ(Cost of owners
ip。COO。)を低減することができる。ちなみに、C
OO〔円/枚〕=(初期投資額+直材費用)/原価償却
迄のウエハ処理枚数である。
【0050】(7)プロセスチューブの処理室から搬出
されて高温状態になった処理済みボートをプロセスチュ
ーブの軸線上のステージである熱処理ステージから離れ
た退避ステージにボートエレベータによって直ちに移送
して退避させることにより、高温状態の処理済みボート
の熱影響が熱処理ステージにおいて空のボートに移載
(ローディング)される新規のウエハに及ぶのを防止す
ることができるため、これから処理される新規のウエハ
における処理済みボートの熱影響による処理精度の低下
を未然に防止することができる。
【0051】(8)これから処理される新規のウエハに
おける処理済みボートの熱影響を回避することにより、
待機中の処理室の温度を低下させなくて済むため、待機
中の処理室の温度を低下させることによってスループッ
トが低下されてしまうのを未然に回避することができ
る。
【0052】(9)ウエハに熱影響が及ぶのを回避する
ことにより、CVD装置の熱処理の精度を高めることが
できるとともに、ウエハによって製造される半導体装置
の品質および信頼性を高めることができる。
【0053】(10)高温状態の処理済みボートを待機さ
せる第一退避ステージおよび第二退避ステージをクリー
ンユニットのクリーンエア吹出口に臨ませることによ
り、高温状態の処理済みボートをきわめて効果的に冷却
させることができるため、冷却時間を短縮することがで
きる。
【0054】(11)ウエハ移載装置はプロセスチューブ
の下方のボート搬入搬出位置である熱処理ステージにお
いて第一ボートおよび第二ボートのいずれに対してもウ
エハを移載するように構成されていることにより、熱処
理ステージの一箇所においてウエハを第一ボートおよび
第二ボートのいずれにも移載すればよいため、ウエハ移
載装置の移動エリアを小さく抑制することができ、フッ
トプリントを小さく抑制することができる。
【0055】(12)第一ボートエレベータおよび第二ボ
ートエレベータをウエハ移載装置とプロセスチューブと
を通る直線の両側に配置されているとともに、第一ボー
トエレベータは第一ボートをウエハ移載装置側に移動さ
せ、第二ボートエレベータは第二ボートをウエハ移載装
置と反対側に移動させるようにそれぞれ構成することに
より、全てを略一直線状に並ばせることができるため、
フットプリントをより一層小さく抑制することができ
る。
【0056】(13)ウエハ移載装置の位置と第一ボート
エレベータと第二ボートエレベータとの位置とを結んで
形成される三角形の内部にプロセスチューブの中心が来
るように、ウエハ移載装置と第一ボートエレベータと第
二ボートエレベータとを配置することにより、第一ボー
トエレベータと第二ボートエレベータとの間の間隔を狭
く抑制することができるため、CVD装置の横幅の寸法
を小さく抑制することができる。
【0057】(14)プロセスチューブの下方のボート搬
入搬出位置において第一ボートおよび第二ボートのいず
れに対してもウエハを移載し得るようにウエハ移載装置
を構成することにより、熱処理ステージの一箇所におい
てウエハを第一ボートおよび第二ボートのいずれにも移
載することができるため、ウエハ移載装置の移動エリア
を小さくすることができ、フットプリントを小さく抑制
することができる。
【0058】(15)ウエハ移載装置とプロセスチューブ
とを結んだ直線の片側(左側)に第一ボートの中心およ
び第二ボートの中心を位置させることにより、第一ボー
トエレベータと第二ボートエレベータとの間隔を狭く設
定することができるため、CVD装置の横幅の寸法を小
さく抑制することができる。
【0059】図9〜図12は本発明の他の実施の形態に
係るICの製造方法の成膜工程におけるCVD装置の運
用方法を示す各一部省略斜視図である。
【0060】本実施の形態に係るCVD装置の運用方法
が前記実施の形態に係るCVD装置の運用方法と異なる
点は、一方のボートの処理中に他方のボートへウエハを
移載し、その後に、この移載済みのボートを退避ステー
ジの上部に退避させておくことにより、新規のウエハに
対する処理済みボートの熱影響をより一層確実に防止す
るように工夫した点である。
【0061】すなわち、図9に示されているように、第
一ボートエレベータ20に支持された第一ボート30が
プロセスチューブ11の処理室12において処理されて
いる間に、第二ボートエレベータ20Aに支持された第
二ボート30Aには次に処理する新規のウエハWが熱処
理ステージ4において移載され、この新規のウエハWを
保持した第二ボート30Aはロータリーアクチュエータ
24Aによって熱処理ステージ4から第二退避ステージ
5Aに移動され、かつ、第二ボートエレベータ20Aに
よって第二退避ステージ5Aの上部へ移動されて退避さ
れる。
【0062】その後、図10に示されているように、処
理済みの第一ボート30は第一ボートエレベータ20に
よって下降される。この際、新規のウエハWを保持した
第二ボート30Aは第二退避ステージ5Aの上部に退避
されることによって熱処理ステージ4から充分に離間さ
れているため、新規のウエハWは処理済みボート30の
熱影響を確実に回避することができる。
【0063】同様に、図11に示されているように、第
二ボートエレベータ20Aに支持された第二ボート30
Aがプロセスチューブ11の処理室12において処理さ
れている間に、第一ボートエレベータ20に支持された
第一ボート30には次に処理する新規のウエハWが熱処
理ステージ4において移載され、この新規のウエハWを
保持した第一ボート30はロータリーアクチュエータ2
4によって熱処理ステージ4から第一退避ステージ5に
移動され、かつ、第一ボートエレベータ20によって第
一退避ステージ5の上部へ移動されて退避される。
【0064】その後、図12に示されているように、処
理済みの第二ボート30Aは第二ボートエレベータ20
Aによって下降される。この際、新規のウエハWを保持
した第一ボート30は第一退避ステージ5の上部に退避
されることによって熱処理ステージ4から充分に離間さ
れているため、新規のウエハWは処理済みボート30A
の熱影響を確実に回避することができる。
【0065】本実施の形態に係るCVD装置の運用方法
によれば、前記実施の形態に係るCVD装置の運用方法
の効果に加えて、新規のウエハに対する処理済みボート
の熱影響をより一層確実に防止することができるという
効果を得ることができる。
【0066】図13は本発明の第二の実施の形態に係る
CVD装置を示す一部省略平面断面図である。
【0067】本実施の形態に係るCVD装置が前記実施
の形態に係るCVD装置と異なる点は、プロセスチュー
ブ(ヒータユニット等を含む。)が二基、ボートエレベ
ータおよびボートが四台ずつ、退避ステージが三箇所に
それぞれ設けられている点である。以下、本実施の形態
に係るCVD装置を図13について説明する。なお、以
下の説明において、図13のポッドステージ8側を前
側、その反対側を後側とする。
【0068】筐体2の後側領域には第一の熱処理ステー
ジ4と第二の熱処理ステージ4Aとが左右対称形に設定
されており、左側の第一の熱処理ステージ4には第一の
プロセスチューブ11が設置され、右側の第二の熱処理
ステージ4Aには第二のプロセスチューブ11Aが設置
されている。左側の第一のプロセスチューブ11に対し
ては第一ボート30を移動させる第一ボートエレベータ
20と、第二ボート30Aを移動させる第二ボートエレ
ベータ20Aとが対角線の位置にそれぞれ設置されてお
り、右側の第二のプロセスチューブ11Aに対しては第
三ボート30Bを移動させる第三ボートエレベータ20
Bと、第四ボート30Cを移動させる第四ボートエレベ
ータ20Cとが対角線の位置にそれぞれ設置されてい
る。第一ボート30が退避する第一退避ステージ5は第
一の熱処理ステージ4の前脇に設定されており、第二ボ
ート30Aが退避する第二退避ステージ5Aは第一の熱
処理ステージ4の右脇に設定されている。第三ボート3
0Bが退避する第三退避ステージ5Bは第二の熱処理ス
テージ4Aの前脇に設定されており、第四ボート30C
が退避する第四退避ステージ5Cは第二の熱処理ステー
ジ4Aの左脇に設定されている。
【0069】図13に示されているように、第二退避ス
テージ5Aと第四退避ステージ5Cとは第一の熱処理ス
テージ4と第二の熱処理ステージ4Aとの間において共
用されるようになっている。また、ウエハローディング
ステージ7は筐体2の前側中央部の一箇所に設定されて
おり、このウエハローディングステージ7に設置された
ウエハ移載装置40は第一の熱処理ステージ4および第
二の熱処理ステージ4Aとポッドステージ8との間でウ
エハWを移載するように構成されている。
【0070】本実施の形態に係るCVD装置の運用方法
は前記実施の形態に係るCVD装置の運用方法に準ず
る。
【0071】本実施の形態によれば、前記実施の形態に
係るCVD装置の効果に加えて、次の効果が得られる。
【0072】(1)プロセスチューブを二基、ボートエ
レベータおよびボートを四台ずつ設けることにより、C
VD装置のスループットをより一層高めることができ
る。
【0073】(2)第二退避ステージ5Aと第四退避ス
テージ5Cとを第一の熱処理ステージ4と第二の熱処理
ステージ4Aとの間において共用するように構成するこ
とにより、退避ステージを三箇所に減少させることがで
きるため、筐体2の内部空間を縮小させることができ
る。
【0074】(3)ウエハローディングステージ7を筐
体2の前側中央部の一箇所に設定し、このウエハローデ
ィングステージ7に設置したウエハ移載装置40を第一
の熱処理ステージ4および第二の熱処理ステージ4Aと
ポッドステージ8との間でウエハWを移載するように構
成することにより、第一の熱処理ステージ4と第二の熱
処理ステージ4Aとの間でウエハ移載装置40を共用す
ることができるため、筐体2の内部空間を縮小させるこ
とができるとともに、ウエハ移載装置40の設置台数を
減少させることができる。
【0075】(4)前記(2)および(3)により、C
VD装置のイニシャルコストおよびランニングコストを
大幅に低減することができるため、COOを低減するこ
とができる。
【0076】図14は本発明の第三の実施の形態である
CVD装置を示す一部省略平面断面図である。図15は
その側面断面図である。
【0077】本実施の形態に係るCVD装置が前記実施
の形態に係るCVD装置と異なる点は、筐体2内におけ
る熱処理ステージ4の下部空間、第一退避ステージ5お
よび第二退避ステージ5Aの空間がロードロックチャン
バ構造60に構成されている点である。以下、ロードロ
ックチャンバ構造60を主体にして、本実施の形態に係
るCVD装置を説明する。以下の説明において、ポッド
ステージ8側を前側、その反対側を後側、ノッチ合わせ
装置9側を左側、その反対側を右側とする。
【0078】図14および図15に示されているよう
に、筐体2の室内の後側の下部空間には気密室62を構
成したロードロックチャンバ(以下、チャンバとい
う。)61が設置されており、気密室62の前側中央部
には熱処理ステージ4が、気密室62の熱処理ステージ
4の左後方には第一退避ステージ5が、同じく熱処理ス
テージ4の右後方には第二退避ステージ5Aがそれぞれ
設定されている。チャンバ61の天井壁における熱処理
ステージ4に対向する位置にはプロセスチューブ11が
気密室62に連通するように設置されている。熱処理ス
テージ4の左脇で、かつ、第一退避ステージ5の前脇に
は第一ボート30を移動させるための第一ボートエレベ
ータ20が設置されており、熱処理ステージ4の右脇
で、かつ、第二退避ステージ5Aの前脇には第二ボート
30Aを移動させるための第二ボートエレベータ20A
が設置されている。
【0079】図15に示されているように、チャンバ6
1の天井壁には窒素ガス等の不活性ガス63を供給する
ための不活性ガス供給管64が不活性ガス63を気密室
62に供給するように接続されており、チャンバ61の
底壁には気密室62を排気するための排気管65が接続
されている。つまり、チャンバ61の気密室62は不活
性ガス63によってパージされるようになっている。チ
ャンバ61の正面壁の上部にはウエハ搬入搬出口66が
気密室62と筐体2の前側室とを連通させるように開設
されており、ウエハ搬入搬出口66にはウエハ搬入搬出
口66を適時に開閉するゲートバルブ67が設置されて
いる。つまり、ゲートバルブ67がウエハ搬入搬出口6
6を開放させた状態において、筐体2の前側室のウエハ
ローディングステージ7に設置されたウエハ移載装置4
0はウエハ搬入搬出口66を通してウエハWを、熱処理
ステージ4に移送された第一ボート30または第二ボー
ト30Aに対して移載(チャージングまたはディスチャ
ージング)するようになっている。
【0080】本実施の形態に係るCVD装置の運用方法
はチャンバが不活性ガスによってパージされる点を除い
て、前記実施の形態に係るCVD装置の運用方法と同様
である。すなわち、通常時には、ウエハ搬入搬出口66
がゲートバルブ67によって閉鎖された状態で、チャン
バ61の気密室62は不活性ガス供給管64から供給さ
れて排気管65から排気される不活性ガス63によって
パージされている。そして、ウエハWが熱処理ステージ
4に移送された第一ボート30または第二ボート30A
に対してウエハ移載装置40によって移載される際に
は、ウエハ搬入搬出口66がゲートバルブ67によって
開放される。
【0081】本実施の形態によれば、前記実施の形態に
係るCVD装置の効果に加えて、次の効果が得られる。
【0082】(1)熱処理ステージ、第一退避ステージ
および第二退避ステージの空間をロードロックチャンバ
構造に構成して不活性ガスによってパージすることによ
り、熱処理後や熱処理前のウエハが大気に接触するのを
防止することができるため、大気に含まれる酸素および
水分によってウエハが自然酸化されて不必要な酸化膜
(以下、自然酸化膜という。)が形成されるのを確実に
防止することができる。
【0083】(2)前記(1)により、CVD装置の熱
処理の精度をより一層高めることができるため、ウエハ
によって製造される半導体装置の品質および信頼性をよ
り一層高めることができる。
【0084】(3)一方のボートに対する熱処理中に他
方のボートに対するウエハの移載を同時進行させること
により、不活性ガスのパージの置換に必要な時間を短縮
することができるため、全体としての熱処理時間を短縮
することができ、その結果、CVD装置の性能を高める
ことができるとともに、ランニングコストを低減するこ
とができる。
【0085】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々に変
更が可能であることはいうまでもない。
【0086】例えば、本実施の形態ではバッチ式縦形ホ
ットウオール形CVD装置の場合について説明したが、
本発明はこれに限らず、バッチ式縦形ホットウオール形
拡散装置等の熱処理装置やその他の半導体製造装置全般
に適用することができる。
【0087】前記実施の形態ではウエハに熱処理が施さ
れる場合について説明したが、被処理基板はホトマスク
やプリント配線基板、液晶パネル、コンパクトディスク
および磁気ディスク等であってもよい。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
スループットを高めることができるとともに、パーティ
クルの発生や倒れ事故を防止することができ、さらに、
フットプリントを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるCVD装置を示す
一部省略平面断面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う縦断面図である。
【図3】その処理中を示す縦断面図である。
【図4】ウエハ移載装置を示す各側面図であり、(a)
は短縮時を示し、(b)は伸長時を示している。
【図5】本発明の一実施の形態であるICの製造方法の
成膜工程におけるCVD装置の運用方法を示しており、
第二ボートの処理中を示す斜視図である。
【図6】そのボートの搬出後を示す斜視図である。
【図7】そのボートの退避後を示す斜視図である。
【図8】第一ボートへのウエハ移載作業を示す斜視図で
ある。
【図9】本発明の他の実施の形態であるICの製造方法
の成膜工程におけるCVD装置の運用方法を示してお
り、第二ボートの上部退避中を示す斜視図である。
【図10】第一ボートの搬出後を示す斜視図である。
【図11】第一ボートの上部退避中を示す斜視図であ
る。
【図12】第二ボートの搬出後を示す斜視図である。
【図13】本発明の第二の実施の形態であるCVD装置
を示す一部省略平面断面図である。
【図14】本発明の第三の実施の形態であるCVD装置
を示す一部省略平面断面図である。
【図15】その側面断面図である。
【符号の説明】
W…ウエハ(基板)、1…CVD装置(半導体製造装
置)、2…筐体、3…クリーンユニット、4、4A…熱
処理ステージ、5…第一退避ステージ、5A…第二退避
ステージ、5B…第三退避ステージ、5C…第四退避ス
テージ、7…ウエハローディングステージ、8…ポッド
ステージ、9…ノッチ合わせ装置、11…プロセスチュ
ーブ、11A…第二のプロセスチューブ、12…処理
室、13…炉口、14…マニホールド、15…シールリ
ング、16…排気管、17…ガス導入管、18…ヒータ
ユニット、20…第一ボートエレベータ、20A…第二
ボートエレベータ、20B…第三ボートエレベータ、2
0C…第四ボートエレベータ、21…送りねじ軸、22
…電動モータ、23、23A…昇降台、24、24A…
ロータリーアクチュエータ、25、25A…アーム、2
6、26A…キャップ、27…固定部、30…第一ボー
ト、30A…第二ボート、30B…第三ボート、30C
…第四ボート、31…上側端板、32…下側端板、33
…保持部材、34…保持溝、35…断熱キャップ部、3
6…ベース、40…ウエハ移載装置、41…ベース、4
2…ロータリーアクチュエータ、43…第一リニアアク
チュエータ、44…第二リニアアクチュエータ、45…
取付台、46…ツィーザ、47…エレベータ、50…ポ
ッド(キャリア)、51…ドア、60…ロードロックチ
ャンバ構造、61…チャンバ(ロードロックチャン
バ)、62…気密室、63…不活性ガス(窒素ガス)、
64…不活性ガス供給管、65…排気管、66…ウエハ
搬入搬出口、67…ゲートバルブ。
フロントページの続き Fターム(参考) 4K030 CA04 CA12 FA10 GA13 5F031 CA02 FA01 FA07 FA09 FA12 GA04 GA45 HA67 MA03 MA06 MA09 MA13 MA28 MA29 MA30 NA02 NA05 NA09 PA02 PA11 PA23 5F045 AA03 BB15 BB20 DP19 DQ05 EN04 EN05 EN06

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を処理するプロセスチューブと、複
    数枚の前記基板を保持する一対のボートと、これらのボ
    ートを前記プロセスチューブにそれぞれ搬入搬出すると
    ともに、前記プロセスチューブに搬入搬出する位置とそ
    れ以外の位置との間で移動させる一対のボートエレベー
    タと、前記基板を前記ボートに対して移載する基板移載
    装置とを備えており、前記基板移載装置および前記一対
    のボートエレベータは前記基板移載装置の位置と前記一
    対のボートエレベータのそれぞれの位置とを結んで形成
    される三角形の内部に前記プロセスチューブの中心が位
    置するように配置されているとともに、前記プロセスチ
    ューブの下方のボート搬入搬出位置において前記各ボー
    トに対して前記基板を移載するように構成されているこ
    とを特徴とする半導体製造装置。
  2. 【請求項2】 基板を処理するプロセスチューブと、複
    数枚の前記基板を保持する一対のボートと、これらのボ
    ートを前記プロセスチューブにそれぞれ搬入搬出すると
    ともに、前記プロセスチューブに搬入搬出する位置とそ
    れ以外の位置との間で移動させる一対のボートエレベー
    タと、前記基板を前記ボートに対して移載する基板移載
    装置とを備えており、前記一対のボートエレベータが前
    記基板移載装置の位置と前記プロセスチューブの中心と
    を通る直線の両側に配置されているとともに、一方のボ
    ートエレベータは前記ボートを前記基板移載装置側に移
    動させ、他方のボートエレベータは前記ボートを前記基
    板移載装置と反対側に移動させるようにそれぞれ構成さ
    れていることを特徴とする半導体製造装置。
  3. 【請求項3】 前記基板移載装置は前記プロセスチュー
    ブの下方の搬入搬出位置において前記各ボートに対して
    前記基板を移載するように構成されていることを特徴と
    する請求項2に記載の半導体製造装置。
  4. 【請求項4】 前記一対のボートの中心はいずれも、基
    板移載装置とプロセスチューブとを通る直線の片側に位
    置することを特徴とする請求項1、2または3に記載の
    半導体製造装置。
  5. 【請求項5】 前記ボートを前記プロセスチューブに搬
    入搬出する位置以外の位置は、前記ボートを退避させて
    おく退避ステージであり、この退避ステージにはこの退
    避ステージに退避された前記ボートにクリーンエアを吹
    き出すクリーンユニットが設置されていることを特徴と
    する請求項1、2、3または4に記載の半導体製造装
    置。
  6. 【請求項6】 基板を処理する二基のプロセスチューブ
    と、複数枚の前記基板を保持する四台のボートと、これ
    らのボートを前記両プロセスチューブにそれぞれ搬入搬
    出するとともに、前記両プロセスチューブに搬入搬出す
    る位置とそれ以外の位置との間で移動させる四台のボー
    トエレベータと、前記基板を前記ボートに対して移載す
    る基板移載装置とを備えており、前記ボートを前記プロ
    セスチューブに搬入搬出する位置以外の位置が三箇所設
    定されていることを特徴とする半導体製造装置。
  7. 【請求項7】 基板を処理するプロセスチューブと、複
    数枚の前記基板を保持する一対のボートと、これらのボ
    ートを前記プロセスチューブにそれぞれ搬入搬出すると
    ともに、前記プロセスチューブに搬入搬出する位置とそ
    れ以外の位置との間で移動させる一対のボートエレベー
    タと、前記基板を前記ボートに対して移載する基板移載
    装置とを備えており、前記一対のボートエレベータが前
    記基板移載装置の位置と前記プロセスチューブの中心と
    を通る直線の両側に配置されているとともに、一方のボ
    ートエレベータは前記ボートを前記基板移載装置側に移
    動させ、他方のボートエレベータは前記ボートを前記基
    板移載装置と反対側に移動させるようにそれぞれ構成さ
    れている半導体製造装置を使用して前記基板を処理する
    工程を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記一対のボートのうちの一台に保持さ
    れた前記基板を前記プロセスチューブによって処理した
    後に、このボートを前記プロセスチューブから搬出して
    前記搬入搬出位置以外の位置に移動させ、その後に、前
    記ボートのうちの他のものに次回に処理する前記基板を
    移載することを特徴とする請求項7に記載の半導体装置
    の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記一対のボートのうちの一台に保持さ
    れた前記基板を前記プロセスチューブによって処理して
    いる間に、前記ボートのうちの他のものに次回に処理す
    る前記基板を移載することを特徴とする請求項7に記載
    の半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記一対のボートのうちの他のものに
    次回に処理する前記基板を移載した後に、このボートを
    前記ボートエレベータによって前記プロセスチューブの
    搬入搬出位置以外の位置の上方へ移動させることを特徴
    とする請求項9に記載の半導体装置の製造方法。
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