JP4777577B2 - 自動車のサスペンション用の非対称ダンパ装置 - Google Patents

自動車のサスペンション用の非対称ダンパ装置 Download PDF

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Description

【0001】
本発明は、特にハイドロニューマチック式の自動車のサスペンション用の非対称ダンパ装置に関する。
【0002】
図1は、自動車の車輪の既知のハイドロニューマチックサスペンションをきわめて概略的に示している。
【0003】
このサスペンションは、ガス室4とオイル室5とをそれぞれ画定する柔軟なダイヤフラム3を内部に備えた、球状の外装2を有するハイドロニューマチックブロック1と、ダンパ6とを含む。ダンパ6は、図ではサスペンションの球体2から分離されたものとして示されているが、一般にはサスペンションの球体の内部に組み込まれている。
【0004】
ダンパ6は、オイル室5と、車輪Rが接続されるサスペンションジャッキ7のシリンダ7a内に画定される下部室Cとの間に配置される。下部室Cは、ジャッキ7のピストン7bの下に画定され、ピストン7bは、自動車の車体8に上端で結合されるジャッキシャフト7cに結合される。一定の構造では、ジャッキシャフト7cが中空であり、サスペンションの球体2とその上部で連通する。
【0005】
この種のサスペンションは、ハイドロニューマチックアキュムレータ1によって確保されるフレキシビリティと、油圧ダンパ6によって確保される減衰力とを特徴とする。油圧ダンパは、駆動時、すなわち、たとえば障害物の通過時に車輪Rが上がるとき、矢印Aが示す方向に、また伸張時、すなわち車輪が穴に落ちて下がるとき、矢印Bが示す方向に、油圧液(オイル)の通過を制限する役割を果たす。
【0006】
図2に従来のダンパ6を示した。このダンパは、たとえばクランプによって球状の外装2の下部に端部品10(図1参照)が固定されており、この端部品に固定される鋼等の剛性材料からなる本体9と、油圧液の各通路13、14を閉鎖できるようにダンパ6の本体9の各側に配置された、可撓性の伸張弁11と駆動弁12とを含み、前記通路は、本体9に対して横方向に設けられ、本体の外側で同一の円周に配置される。さらに、ダンパ6は、ダンパの軸の方向に沿って、本体9の軸と同軸のジェット16を備えた中央部分15を含み、中央部分15は、あらゆる適切な手段、たとえばクランプによって本体9に固定されている。クランプはまた、中央部分の位置で本体9に可撓性の弁11、12を保持する。
【0007】
ダンパ6を通る液体の流量は、車輪の変位速度に依存する。かくして、液体の流量が比較的多く、いずれにしても所定の最小閾値に達するか、もしくはこの閾値を超える場合、弁11または12は、駆動時または伸張時に、ダンパ6を通る液体の通過方向に応じて開く。また、弁11および12は、予め応力を与えられ、駆動時と伸張時とで異なる減衰力を得るように持ち上がる。一般に、弁11、12は、液体の流量が所定の最低閾値を超えると、伸張時よりも駆動時に車輪の運動の減衰が少なくなるように調整される。反対に、所定の最低閾値未満の少ない流量、すなわち車輪の変位速度が遅い場合、液体は中央ジェット16を通るので、減衰力は伸張時と駆動時で同じになり、車両の乗員の快適性を損なう。
【0008】
車両の乗員の快適性をさらに改善するために、車両の車輪の変位速度が遅いとき、駆動時よりも伸張時に減衰力が大きくなるダンパ装置が既に提案されている。
【0009】
上記の既知の解決方法は、フランス特許FR−B−2681386号に記載されており、この特許は、車輪の変位速度が遅いときの減衰力の差が、各ダンパに対して非対称な弁をなす可撓性部品によって得られるダンパ装置を開示している。前記部品は、ダンパを含むハイドロニューマチックブロックに一端ではめ込まれる複数の脚部を備え、脚部の間を液体が流れることができる。可撓性部品の中央部分は、中央穴があけられていて、ダンパの中央部分に取り付けられているか、または取り付けられておらず、ダンパの中央部分自体には、ジェットをなす軸方向の管路が設けられている。
【0010】
しかしながら、上記の既知の装置には幾つかの欠点がある。まず第一に、ダンパを含むブロックに弁をなす可撓性部品を保持する手段を設けなくてはならないので、複雑性が増し、従って、コスト高になる。しかも、こうした可撓性の弁は、時間が経つとともに流動して、特性が劣化するおそれがあり、その結果、減衰力の差がもはや最初と同じではなくなる。特に、伸張段階にダンパに可撓性の弁を支持する際の気密性が得られなくなる。
【0011】
本発明は、簡単かつ安価に製造され、経時的に特性が劣化しないダンパを提案することにより、既知の解決方法の上記の欠点を除去することを目的とする。
【0012】
このため、本発明による自動車のサスペンション用の非対称なダンパ装置は、ダンパの本体の両側に配置された弁を含み、前記弁は、液体の流量が多いときに、本体を通る液体の移動方向に応じて異なる減衰力を得るように構成され、中央部分は、本体の軸の方向に沿って延びており、可動部品と協動するジェットを備えることにより、液体の流量が少ないときに、ジェットを通る液体の移動方向に応じて異なる減衰力を得るようにされた装置であって、可動部品は剛性であり、ダンパの本体の中央部でジェットと同じレベルに配置され、液体が通過可能な二つの断面をジェットと共にそれぞれ画定する二つの端位置の間で、液体の移動によって移動可能であり、断面の一方が他方よりも大きいことを特徴とする。
【0013】
装置は、有利には、ダンパ本体の中央部分に2個のストッパを含み、剛性の可動部品の行程を、この可動部品の二つの端位置にそれぞれ制限する。
【0014】
2個のストッパの少なくとも一方は、はめ込み部品である。
【0015】
変形実施形態によれば、2個のストッパの少なくとも一方は、ダンパ本体の中央部分の内面から構成される。
【0016】
特定の実施形態によれば、剛性の可動部品は、その二つの端位置で2個のはめ込み部品により支持される金属球であり、各はめ込み部品は、ダンパ本体の中央部分に、この本体の軸に対して横方向に固定されるピンから構成され、ジェットは、2個の止めピンにそれぞれ隣接する異なる直径の2個の連続軸穴により画定され、球は、端位置のいずれかで2個の穴の一方に収容されるようにしている。
【0017】
別の特定の実施形態によれば、剛性の可動部品は金属球であり、その二つの端位置で、球のシートをなす中央部分の内面と、ダンパ本体の中央部分に前記本体の軸に対して横方向に固定されるはめ込み部品とでそれぞれ支持され、ジェットは、異なる直径の2個の対向する軸穴により画定され、それによって、球は、はめ込み部品で支持される一方の端位置で直径の大きい方の穴に収容され、シートで支持される他方の端位置で直径の小さい方の穴を塞ぐ。
【0018】
有利には、この実施形態のはめ込み部品は、ほぼ菱形の形状を有し、その辺が、液体を通過可能にするように湾曲している。
【0019】
ダンパ本体の中央部分に傾斜穴が設けられ、傾斜穴は、異なる直径の2個の軸穴の間に設けられた軸穴に通じることにより、シートにおける球の支持位置で液体の通過を可能にし、傾斜穴の直径は、直径の小さい方の軸穴の直径にほぼ等しい。
【0020】
ダンパ本体の中央部分は、単一部品から構成され、あるいは変形実施形態によれば、ねじ留めにより互いに組み立てられる2個の要素から構成される。
【0021】
第三の実施形態によれば、剛性の可動部品は、二端が開いているほぼ筒状の剛性の舟形部品であり、ダンパ本体の中央部分の軸穴に軸方向摺動式に取り付けられ、この摺動は、ジェットと、舟形部品のガイド穴と内部を連通する舟形部材のの壁を通って設けられて同じくジェットをなす傾斜穴とを液体が通過できるように、本体の軸に対して横方向に中央部分に固定された環状リングからなるはめ込み部品で支持される一方の端位置と、傾斜穴を通る液体の通路を塞いでジェットのみを液体が通過できるように、中央部分の対応するシートで支持される他方の端位置との間で行われる。
【0022】
ジェットは、環状の止めリングに対向する舟形部品の端壁を通って設けられた軸穴であり、舟形部品の内部に連通する。
【0023】
弁は可撓性であって、同一側に配置される弁は駆動弁、反対側に配置される弁は伸張弁であり、弁は、一定の液体流量から駆動時よりも伸張時に大きい減衰力を得るように配置される。
【0024】
駆動時の減衰力は、液体の通過断面が大きい方の可動部品の端位置に対応し、この減衰力は、可動部品の他方の端位置で小さい方の液体通過断面によって得られる伸張時の減衰力よりも小さい。
【0025】
好適には、サスペンションは、油圧式またはハイドロニューマチック式である。
【0026】
本発明はまた、ダイヤフラムを備えたハイドロニューマチックアキュムレータと、非対称ダンパ装置とを含む自動車のハイドロニューマチックサスペンション用のハイドロニューマチックブロックを対象とし、ダンパ装置は、上記のように構成されることを特徴とする。
【0027】
本発明は、単に例として挙げられた本発明の複数の実施形態を示す添付図面に関して、以下の説明からいっそう理解され、本発明の他の目的、特徴、詳細および長所がさらに明らかになるであろう。
【0028】
図3、4は、本発明の第一の実施形態による非対称ダンパ装置を詳細に示している。
【0029】
この装置の部品は、図2の既知の装置の部品と共通で同じ機能を果たす場合、同じ参照符号を付されている。後述する他の実施形態に関しても同様である。
【0030】
図3、4に示したダンパ装置6は、端部品10に固定された剛性の本体9を含む。端部品は、ハイドロニューマチックアキュムレータ1(図1参照)の下部に結合され、液体室(オイル)5と連通するチャンバ17を内部に画定する。
【0031】
本体9は、本体を通って長手方向の軸X−X’に平行に設けられて、同一円周上で互いに角方向に分離された穴13を含む。穴13は、可撓性の伸張弁11により本体9の片面で閉鎖可能である。この面は、図3、4では右側に配置されている。本体9はまた、本体を通って軸X−X’に平行に設けられて、可撓性の駆動弁12により反対の面で閉じられる他の穴14を含む。駆動弁12は、図3に矢印A1で示したように、駆動時に液体が穴13を自在に通過できるように穴13から軸方向にシフトされ、他方、伸張弁11は、図4に矢印D1で示したように、液体が穴14を自在に通過できるように穴14から軸方向にシフトされている。
【0032】
単一部品からなる中央部分15は、中央部分15の一端でクランプ15aにより本体9に本体と同軸に固定され、クランプは、リング18を介して伸張弁11を保持する。中央部分15の反対端は、他のリング18を介して駆動弁12に押し当てられるショルダ15bを含む。
【0033】
中央部分15は軸方向に穿孔されており、その中央部に、直径が小さい方の穴15cと、直径が大きい方の穴15dとの連続する2個の隣接穴を含む。これらの穴は、図3、4から見て左と右にそれぞれ配置され、また、軸方向に間隔を開けた2個のピン19,20の間に配置されている。ピンは、本体9の軸X−X’に対して横方向に中央部分15に固定される。
【0034】
たとえば鋼からなる金属球21は、中央部分15で2個の止めピン19、20の間に収容され、液体の移動によって、2個のピン19、20でそれぞれ支持される2個の端位置の間を移動可能である。この時、ピン20で支持されるとき、矢印A2で示された方向に駆動液が通過する通過断面は、穴15dと球21との直径の差により画定され、球21がピン19で支持されるときの、穴15cと球21の直径の差により画定される、矢印D2によって示されたような伸張時の液体の通過断面よりも大きくなるようにする。
【0035】
このように、液体の流量が比較的多く、所定の最低閾値に達するか、もしくはこの閾値を超える場合、車輪が障害物を越えると、液体が矢印A1で示された方向に穴13を通り、可撓性の弁11を持ち上げる。車輪が穴に落ちると、一定量の液体がチャンバ5からサスペンションジャッキ7の方に移動し、流量が多いために、液体が矢印D1で示された方向に穴14を通って可撓性の弁12を持ち上げる。弁11、12によって、たとえば弁11の数よりも多い数の弁12を設けることにより、または各弁11よりも多い各弁12の薄片を積み重ねることにより、あるいはまた弁の厚みを調整することにより、液体の流量が比較的多い場合、駆動時よりも伸張時に減衰力を大きくすることができる。
【0036】
流量が所定の最低閾値よりも低くて少ない場合、液体は、駆動時に、金属球21を右側に移動して金属球がピン20で支持されるように導き、それによって、液体は、開いた穴15cによって画定されるジェットと、大きい方の直径の穴15dおよび球21の間に画定される通過断面とを通る。伸張時には、球21を移動して球がピン19で支持されるようにし、その結果、液体は、小さい方の直径の穴15cと球21との間に画定される小さい方の断面を通過するため、駆動時よりも伸張時の方が大きい減衰力となって現れる。
【0037】
換言すれば、減衰力は、車輪の垂直変位速度とは無関係に駆動時よりも伸張時に大きくなる。
【0038】
図5、6に示された第二の実施形態を参照すると、ダンパ装置6は、図3、4の第一の実施形態に記載したものと同じ本体9と、伸張弁11および駆動弁12とを含む。
【0039】
この第二の実施形態によれば、中央部分15が、単一部品から構成されて第一の実施形態の中央部分15と同様に本体9に固定され、すなわち、一端でクランプ15aが、他端でショルダ15bが、リング18を介して本体9の対応面に弁11、12を押し当てて固定され、ジェットをなす軸穴15cを含む。この軸穴15cは、軸穴15eを介して直径のより大きい別の軸穴15dと連通し、軸穴15eの直径は、穴15cの直径と穴15dの直径との中間である。
【0040】
中間の穴15eは、中央部分15に設けられてチャンバ17に至る傾斜穴15fと連通する。傾斜穴15fの直径は、穴15cにほぼ等しい。
【0041】
金属球21は、穴15dに収容されており、中間穴15eの反対側で中央部分の軸X−X’に対して横方向に中央部分15に固定されたストッパ22で支持される端位置と、中間穴15eと直径の大きい方の穴15dとの結合面に設けられたシート15gで支持される別の端位置とを、液体の移動によって占有可能である。
【0042】
図5に鎖線で正面図を示したストッパ22は、ほぼ菱形の形状を有し、その辺22aが、液体を通過可能にするように湾曲している。
【0043】
流量が多い場合、車輪が障害物を通過する時、従って駆動時は、液体が可撓性の弁11を持ち上げ、車輪が穴に落ちる伸張時は、一定量の液体がチャンバ5からサスペンションジャッキ7に流れて可撓性の弁12を持ち上げる。これらの弁を適切に調整することにより、駆動時よりも伸張時に減衰力を大きくすることができる。
【0044】
液体の流量が少ない場合、駆動時に、液体は穴15c、15eを通り、球21を押してストッパ22で支持させるので、液体は、穴15dと球21との間に画定される通過断面を同様に流れる。傾斜穴15fにおける液体の流量は、穴15dの直径が傾斜穴15fの直径よりもずっと大きいのでごくわずかである。伸張時に、液体は、矢印D2で示された方向に流れ(図6)、球21を押してシート15gで気密に支持させることにより、穴15eと15cとを塞ぐ。このような状況で、チャンバ5から送られてチャンバ17に至る液体は、直径の小さい穴15f、次いで穴15cを通過する。そのため、減衰力は駆動時よりも伸張時に大きくなる。
【0045】
図7に示したダンパ装置の変形実施形態は、図5、6に示した実施形態とほぼ同じであるが、中央部分15は、互いに着脱式に固定された2個の部分15A、15Bから構成されている。より詳しくは、部分15Aは、ほぼナットの形状であり、部分15Bの対応するねじ穴15Blにねじ留めされ、ショルダ15bと、部分15Aのショルダ部分15Alと、リング18とを介して、本体9の対応面に弁11、12を押し当てる。この構成では、ジェットをなす穴15cが部分15Aを通って設けられ、穴15eを介して直径の大きい方のジェットをなす穴15dと連通する。
【0046】
図8に示した第三の実施形態によれば、少ない流量で駆動時よりも伸張時に大きい減衰力を得られる可動部品が、金属製の舟形部品23から構成されている。舟形部品は、単一部品からなる中央部品15の軸穴15iで摺動移動可能であり、この移動が、チャンバ17側に配置されて環状リングからなるストッパ24で支持される端位置と、中央部品15の軸穴15iと直径が小さい方の軸穴15kとの接合面に画定されるシート15jで支持される端位置との間で行われる。
【0047】
舟形部品23は、二端が開いた剛性の筒形をしており、ジェットをなす直径が小さい軸穴15cを含み、軸穴15cは、直径が大きい第二の穴23aに続く。第二の穴23aは、環状のストッパリング24に面し、リング24の内径と同じ直径をもつ。穴15cは、舟形部品23のほぼ円錐台形の突端をなす端壁23bを通って設けられる。傾斜穴15lは、舟形部品23の壁を通って設けられ、2個の穴15c、23aの間の連通ゾーンに至る。かくして、傾斜穴15lは、舟形部品23の端壁23bとを囲む軸穴15iの一部と穴23aとを連通させる。
【0048】
液体の流量が比較的多い場合、液体は、駆動時および伸張時に弁11、12と協動し、前の実施形態と同様に駆動時よりも伸張時に大きい減衰力を得るようにしている。これは、伸張弁11が、駆動時と伸張時とで異なる持ち上がり方をするように、駆動弁12とは異なる層状構造を有するためである。
【0049】
液体の流量が少ない場合、液体は、駆動時に上流の穴15kを通り、舟形部品23を止めリング24で支持されるように移動し、シート15jから突端23bを解放する。その結果、液体は、ジェットをなす穴15cと傾斜穴15lとを通る。伸張時には、液体は、少ない流量で中央穴23aを通り、突端23bで舟形部品23をシート15jに気密に押し当てる。このため、液体は、ジェットをなす中央穴15cだけを通り、もはや傾斜穴15lから出ない。
【0050】
自動車用の非対称ダンパ装置により、車輪の垂直変位速度とは無関係に、駆動時よりも伸張時に減衰力を大きくすることができる。球または舟形部品から構成される可動部品は、剛性の材料で製造されるので、時間の経過とともに劣化したり変形したりするおそれがなく、減衰特性が保たれる。さらに、非対称面を有するジェットの製造は、実際には、対称面を持つジェットと少しも変わらないので、製造コストが抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 自動車の車輪の既知のハイドロニューマチックサスペンションを概略的に示す図である。
【図2】 図1のハイドロニューマチックサスペンションで使用可能な既知のダンパを示す図である。
【図3】 本発明の第一の実施形態による非対称ダンパの縦断面図である。
【図4】 本発明の第一の実施形態による非対称ダンパの縦断面図である。
【図5】 本発明の第二の実施形態による非対称ダンパの縦断面図である。
【図6】 本発明の第二の実施形態による非対称ダンパの縦断面図である。
【図7】 図5、6の非対称ダンパの変形実施形態を示す断面図である。
【図8】 本発明の第三の実施形態による非対称ダンパの縦断面図である。

Claims (14)

  1. 自動車のサスペンション用の非対称ダンパ装置であって、該ダンパ(6)の本体(9)の両側に配置された弁(11、12)を含み、該弁は、液体の流量が多いときに、前記本体(9)を通る液体の移動方向に応じて異なる減衰力を得るように構成され、中央部分(15)が前記本体(9)の軸の方向に沿って延びており、可動部品(21)と協動するジェットを備えることにより、液体の流量が少ないときに、前記ジェットを通る液体の移動方向に応じて異なる減衰力を得るようにされた装置において、
    前記可動部品(21)は剛性で、前記ダンパ(6)の前記本体の前記中央部(15)で前記ジェットと同じレベルに配置され、液体が通過可能な二つの断面を前記ジェットと共にそれぞれ画定する二つの端位置の間で、液体の移動によって移動可能であり、
    前記断面の一方が他方よりも大きく、
    前記剛性の可動部品が、その二つの端位置でそれぞれ2個のはめ込み部品により支持される金属球(21)であり、
    前記各はめ込み部品は、前記ダンパ(6)の前記本体(9)の前記中央部分(15)に、この本体の軸に対して横方向に固定されるピン(19;20)から構成され、
    前記ジェットは、前記2個の止めピン(19、20)にそれぞれ隣接する異なる直径の2個の連続軸穴(15c、15d)により画定され、
    前記球(21)は、前記端位置のいずれかで前記2個の穴の一方に収容されるようにしたことを特徴とする装置。
  2. 自動車のサスペンション用の非対称ダンパ装置であって、該ダンパ(6)の本体(9)の両側に配置された弁(11、12)を含み、該弁は、液体の流量が多いときに、前記本体(9)を通る液体の移動方向に応じて異なる減衰力を得るように構成され、中央部分(15)が前記本体(9)の軸の方向に沿って延びており、可動部品(23)と協動するジェットを備えることにより、液体の流量が少ないときに、前記ジェットを通る液体の移動方向に応じて異なる減衰力を得るようにされた装置において、
    前記可動部品(23)は剛性で、前記ダンパ(6)の前記本体の前記中央部(15)で前記ジェットと同じレベルに配置され、液体が通過可能な二つの断面を前記ジェットと共にそれぞれ画定する二つの端位置の間で、液体の移動によって移動可能であり、
    前記断面の一方が他方よりも大きく、
    前記剛性の可動部品は、二端が開いているほぼ筒状の剛性の舟形部品(23)であり、前記ダンパ(6)の前記本体(9)の前記中央部分(15)の軸穴(15i)に軸方向摺動式に取り付けられ、
    該摺動は、前記ジェットと、前記舟形部品(23)のガイド穴(15i)内部に連通する前記舟形部品(23)の壁(23a)に設けられて同じくジェット(15l)をなす傾斜穴とを通過できるように、前記本体(9)の軸(X−X’)に対して横方向に前記中央部分(15)に固定された環状リング(24)からなるはめ込み部品で支持される一方の端位置と、前記傾斜穴(15l)を通る液体の通路を塞いで前記ジェット(15c)のみを液体が通過できるように、前記中央部分(15)の対応シート(15j)で支持される他方の端位置との間で行われることを特徴とする装置。
  3. 前記ダンパ(6)の前記本体(9)の前記中央部分(15)に2個のストッパを含み、前記剛性の可動部品(21;23)の行程を、該可動部品の二つの端位置にそれぞれ制限することを特徴とする請求項1または2に記載の装置。
  4. 前記2個のストッパの一方(19;2024)は、はめ込み部品であることを特徴とする請求項に記載の装置。
  5. 自動車のサスペンション用の非対称ダンパ装置であって、該ダンパ(6)の本体(9)の両側に配置された弁(11、12)を含み、該弁は、液体の流量が多いときに、前記本体(9)を通る液体の移動方向に応じて異なる減衰力を得るように構成され、中央部分(15)が前記本体(9)の軸の方向に沿って延びており、可動部品(21)と協動するジェットを備えることにより、液体の流量が少ないときに、前記ジェットを通る液体の移動方向に応じて異なる減衰力を得るようにされた装置において、
    前記可動部品(21)は剛性で、前記ダンパ(6)の前記本体の前記中央部(15)で前記ジェットと同じレベルに配置され、液体が通過可能な二つの断面を前記ジェットと共にそれぞれ画定する二つの端位置の間で、液体の移動によって移動可能であり、
    前記断面の一方が他方よりも大きく、
    該装置は、前記ダンパ(6)の前記本体(9)の中央部分(15)に2個のストッパを含み、前記剛性の可動部品(21)の行程を、該可動部品の二つの端位置にそれぞれ制限し、
    前記2個のストッパの一方(15g)は、前記中央部分(15)の内面から構成され、
    前記剛性の可動部品は、金属球(21)であり、その二つの端位置で、前記球(21)のシートをなす前記中央部分(15)の内面(15g)と、前記本体(9)の軸に対して横方向に前記中央部分(15)に固定されるはめ込み部品(22)とでそれぞれ支持され、
    前記ジェットは、異なる直径の2個の対向する軸穴(15c、15d)により画定され、それによって、前記球(21)は、前記はめ込み部品(22)で支持される一方の端位置で直径の大きい方の穴(15d)に収容され、前記シート(15g)で支持される他方の端位置で、直径の小さい方の穴(15c)を塞ぐことを特徴とする装置。
  6. 前記はめ込み部品(22)は、ほぼ菱形の形状を有し、その辺(22a)は、液体を通過可能にするように湾曲していることを特徴とする請求項に記載の装置。
  7. 前記ダンパ(6)の前記本体(9)の前記中央部分に設けた傾斜穴(15f)を含み、該穴は、異なる直径の2個の軸穴(15c、15d)の間に設けられた軸穴(15e)に通じることにより、前記シート(15g)における前記球(21)の支持位置で液体を通過可能にし、前記傾斜穴(15f)は、前記直径の小さい方の穴(15c)にほぼ等しい直径を有することを特徴とする請求項またはに記載の装置。
  8. 前記ダンパ(6)の前記本体(9)の前記中央部分(15)は、単一部品から構成されることを特徴とする請求項1ないしのいずれか一項に記載の装置。
  9. 前記ダンパ(6)の前記本体(9)の前記中央部分(15)は、ねじ留めにより互いに組み立てられる2個の要素(15A、15B)から構成されることを特徴とする請求項ないしのいずれか一項に記載の装置。
  10. 前記ジェットは、前記環状の止めリング(24)に対向する前記舟形部品(23)の端壁(23b)を通って設けられた軸穴(15c)であり、前記舟形部品(23)の内部に連通することを特徴とする請求項2並びに請求項2を引用する請求項3、4及び8のいずれか一項に記載の装置。
  11. 前記弁は可撓性であって、同一側に配置される弁は駆動弁(12)、反対側に配置される弁は伸張弁(11)であり、該弁(11、12)は、一定の液体流量から駆動時よりも伸張時に大きい減衰力を得るように配置されることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか一項に記載の装置。
  12. 駆動時の減衰力は、液体の通過断面が大きい方の前記可動部品(21;23)の端位置に対応し、該減衰力は、前記可動部品(21;23)の他方の端位置で小さい方の液体通過断面によって得られる伸張時の減衰力よりも小さいことを特徴とする請求項1ないし11のいずれか一項に記載の装置。
  13. 前記サスペンションは、油圧式またはハイドロニューマチック式であることを特徴とする請求項1ないし12のいずれか一項に記載の装置。
  14. ダイヤフラム(3)を備えたハイドロニューマチックアキュムレータ(1)と、非対称ダンパ装置(6)とを含む自動車のハイドロニューマチックサスペンション用のハイドロニューマチックブロックにおいて、前記ダンパ装置(6)が、請求項1ないし13のいずれか一項に記載されたように構成されることを特徴とするハイドロニューマチックブロック。
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