JP4777407B2 - 整経装置 - Google Patents

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Description

本発明は、糸シートを巻き付ける糸層支持体と、糸層支持体を回転駆動可能な回転駆動部と、糸層支持体を支承する軸受機構と、糸層支持体に沿って移動可能な綾取機構及び整経筬とを有する整経装置に関する。
上述のような整経装置として、糸層支持体である整経ドラムを有するコーン整経装置が一般的に知られている。整経ドラムを有するコーン整経装置では、所謂部分整経を自動的に行うことができる。部分整経では、糸シートがいわゆる「バンド」または「経糸帯」の態様でクリールから引き出され、所定の長さになるまで整経ドラムに巻き取られる。綾取機構及び整経筬を備える糸シート案内機構は、整経ドラムの1回転毎に、所定の距離だけ整経ドラムの一端部の方へと糸シートを移動させる。このように糸シートを動かすことで、軸線方向の一端が円錐形状を成す糸層が得られ、糸層の自由端面で糸が外れてしまうことを防ぐことができる。
整経ドラムに所定の長さの糸シートが巻き取られると、糸シート案内機構は、再び巻き取り開始位置に移動する。糸シートは、円錐の基部で整経ドラムの周面に巻き取られる。このような巻き取り工程が新たに開始される。経糸の幅が所望幅となるように多くの経糸帯が並べられて巻き取られる。(例えば、特許文献1参照)
特開昭58−208431号公報
前述のような整経、すなわち糸層の形成に続いて、経糸を巻き返す必要がある。巻き返すために経糸は、整経ドラムから繰り出され、経糸の全幅がワープビームに巻き取られる。なお、整経ドラムから経糸を繰出す前に、経糸帯は、所定箇所で切断され、経糸用の糸として所定の本数の個別糸が生成される。このような巻返し作業は、生産時間において比較的大きな割合を占めており、短尺経糸の生成時において、その割合は特に大きい。
このような巻返し作業を行うことを避けるために、経糸を直接ワープビームに巻き取る方法も知られている。ワープビームは、その軸線方向両端部にフランジを有する。フランジは、軸線方向両端部において、巻き取られた糸が糸層から落下するのを防止するためのものである。フランジの間の距離に応じて、編成時に経糸として必要な本数の糸を最初から巻き取る必要がある。例えば、1メートル当り千本の経糸を必要とし、1メートル幅の経糸の整経する場合、千個のボビンを収容できるクリールが必要である。この方法では、整経の開始時に、千本の糸を取り扱う必要がある。例えば整経筬及び綾取機構に前記千本の糸を通す必要がある。そのため、大変手間のかかる整経方法である。個々に取り扱う必要のある糸の本数が増えれば増えるほど、整経前に必要とする準備時間が一層長くなる。
本発明の課題は、経糸製造時における生産時間を短くすることが可能な整経装置を提供することである。
前記課題は、糸シートを巻き付ける糸層支持体と、前記糸層支持体を回転駆動可能な回転駆動部と、前記糸層支持体を支承する軸受機構と、前記糸層支持体に沿って移動可能な綾取機構及び整経筬とを有する整経装置において、前記糸層支持体は、ワープビームであり、前記ワープビームは、少なくとも1つのワープビームフランジを有し、且つ前記回転駆動部および前記軸受機構と着脱可能に結合されている本発明によって解決される。
本発明に従えば、部分整経プロセスにおいて、ワープビーム上に糸層を直接生成することができる。コーン整経機では、本来、ワープビームが綾取機構及び整経筬と協動する。しかしながら、整経過程終了後、ワープビームを回転駆動部および軸受機構から取り外すことで、継続処理機、例えば織機、糊付機または編機にワープビームを直接投入することができる。継続処理機によっては、ワープビームに円錐状に巻き取られた経糸を引き出すときにワープビームを僅かに軸線方向にずらさなければならない場合がある。しかし、このような手間は、本来なら巻返し作業に必要な時間を省くことによって、十二分に補うことができる。
上記構成に加えて、前記ワープビームは、前記回転駆動部および前記軸受機構に嵌め込むことで着脱可能に結合されており、前記ワープビームを前記回転駆動部および前記軸受機構に嵌め込むためのワープビーム嵌込み装置を備えていることが好ましい。上記構成に従えば、ワープビーム嵌込み装置によって、経糸が巻き付けられていないワープビームを整経装置に嵌め込み、また経糸が巻き付けられたワープビームを整経装置から取り出すことができる。これにより、ワープビームの取扱いが容易となる。
上記構成に加えて、綾糸を収容するための綾糸収納部は、前記ワープビームに着脱可能に結合されていることが好ましい。既存の整経装置で行うことのできる自動部分整経では、綾糸を糸層に引き入れる必要がある。綾糸は、分割綾、糊付綾等を形成するのに役立つ。ところで、ワープビームの軸線方向の一方側の面に綾糸収納部を配置することができる。この位置に綾糸収納部を配置すると、経糸帯を巻き取って糸層とするとき綾糸を綾糸収納部から引き出すことができる。糸層が完成すると、即ち、多くの経糸帯がワープビームに巻き取られて所要幅の経糸が形成されると、ワープビーム及びその上に形成された糸層と、綾糸収納部との間で、綾糸を切断する。そうすると、必要な綾糸を経糸内に残すことができ、ワープビーム自体を綾糸収納部から自由に取外しすることができる。
上記構成に加えて、綾糸収納部は、前記ワープビーム(2)と共に回転するように前記回転駆動部と相対回転不能に結合されていることが好ましい。これにより、綾糸収納部はワープビームと同じ回転数で駆動される。つまり、ワープビームから綾糸収納部へと駆動出力を伝達する必要がない。従って、経糸の製造時点で綾糸が縺れる虞を低く抑えることができる。
上記構成に加えて、ワープビームフランジには、前記綾糸を挿通するための孔が形成されていることが好ましい。このような構成であれば、整経時に供給したい半径方向の位置に、綾糸を供給することができる。これにより、綾糸に対して、半径方向に許容範囲以上に高い張力がかかることを防ぐことが簡単にできる。また、孔の間にワープビームフランジの壁面が残っているため、この壁面により糸層から糸が外れて落ちてしまうことを確実に防止することができる。そのため、ワープビームフランジに孔を形成しても、糸が糸層から外れて落ちてしまうという問題が生じない。
上記構成に加えて、ワープビームフランジは、少なくとも1つのガイドを有し、前記ガイドは、その内側に前記綾糸を固着する綾糸用のフックが配置されていることが好ましい。綾糸は、経糸生成時にワープビームの軸線と平行に配置され、更に巻き取られる経糸帯毎に経糸帯の幅だけ移動させる必要がある。綾糸を把持することは難しいので、各綾糸を1つの綾糸用のフックで固着することが望ましい。その場合、綾糸用のフックを把持し、綾糸用のフックと共に綾糸をワープビームの軸線と平行な方向へ僅かな距離、例えば経糸帯の幅だけ引き出すことができる。
上記構成に加えて、前記綾用のフックを把持して前記ワープビームと平行な方向に移動可能な把持具を有する少なくとも1つの把持具装着部を備えることが好ましい。把持具は、綾糸用のフックを把持し、移動することで綾糸用のフックに固着された綾糸を所望する距離だけ軸線方向に移動させることができる。これにより、次の経糸帯を巻き取ることができる。
上記構成に加えて、前記ワープビームフランジは、円錐形の当接面を有することが好ましい。ワープビームフランジが円錐形の当接面を有することで、経糸帯を円錐形状に巻き付けることができる。即ち、糸層が常に円錐形の面を有することとなる。円錐形の面の場合、個々の糸が糸層から外れることを抑えることができる。そのことから、巻き付けた後に、経糸をワープビームから引き出すことが容易となる。こうして、経糸に対して許容範囲以上に高い張力がかかることを避けることができる。
上記構成に加えて、前記ワープビームフランジは、前記ワープビームの外周面上において、前記ワープビームの軸線方向の種々の位置で固定可能に構成されていることが好ましい。これにより、経糸の幅は、所望する幅に合わせることができる。細い経糸を希望する場合、ワープビームフランジは、ワープビームの外周面上で、例えば、経糸を完成させた場合、軸線方向両端から略同じ距離離れた位置に移動させられる。別の可能性も考えられる。
本発明によれば、経糸製造時における生産時間を短くすることができる整経装置を提供することができる。
以下、図面と合わせて好ましい実施例に基づいて本発明が説明される。
図1に概略を示した整経装置1は、ワープビーム2である糸層支持体を有する。糸層支持体2に巻き取られる糸3は、クリール4から引き出される。糸3は、綾取機構5を通って整経筬6に案内される。糸3は、整経筬6にて経糸帯7へと纏められる。
ワープビーム2は、回転駆動部8に連結されている。ワープビーム2は、回転駆動部8と連結すべく、軸線方向の一端部にビーム嵌合部9を有する。ビーム嵌合部9は、詳しくは図示しない嵌合片によって回転駆動部8と相対回転不能に嵌合している。
またワープビーム2は、軸線方向の他端部にビーム軸部10を有する。ビーム軸部10は、軸受機構11内で、回転可能に支承されている。軸受機構11は、図1の矢印12で示す双方向、即ちワープビーム2の軸線13に平行な方向に移動可能に構成されている。ワープビーム2の軸線方向の一端部をビーム嵌合部9によって回転駆動部8に嵌合させ、次に、軸受機構11を移動させてワープビーム2のビーム軸部10を軸受機構11に支承させる。これにより、整経装置1にワープビーム2が装着される。
更に、整経装置1は、回転駆動部8と相対回転不能に設けられた綾糸収納部14を備える。綾糸収納部14は、多数の綾糸ボビン15が収容されており、各綾糸ボビン15から綾糸16を縺れることなく引き出すことができる。
各綾糸16は、綾糸ボビン15から引出された方の端部(即ち、先端部)が綾糸用のフック17に固着されている。また、整経装置1には、把持具装着部18が設けられている。把持具装着部18は、軸線13と平行に移動可能な把持具19を有している。把持具19の移動は、例えば、把持具装着部18を軸線13と平行に移動可能に構成することによって実現できる。
把持具19は、綾糸用のフック17を把持可能に構成されており、綾糸用のフック17に固着された綾糸16と共に、前記綾糸用のフック17を、例えば経糸帯7の幅だけ移動させることができる。綾糸16を内側に配置した場合、つまり綾糸16がワープビーム2の外周面寄りに配置されている場合、以下のような利点がある。ワープビーム2が1〜数回転した後には、既に、その間に巻き取られた経糸帯7によって綾糸16が保持されることとなる。逆にそれよりも半径方向外側に綾糸16がある場合、ワープビーム2上に糸層20の状態となった経糸帯7に対して、綾糸16が必要となったときに綾糸16を移動させることができるという利点がある。
整経筬6及び綾取機構5は、例えば、ボールねじ21によって駆動される詳しくは図示しない摺動台によって軸線13に平行に移動可能である。把持具装着部18も、例えば詳しくは図示しない第2ボールねじによって駆動し、軸線13に平行に移動させることができる。
ワープビーム2の軸線方向の両端部の近傍に設けられたワープビーム嵌込み装置22は、双方向矢印23の方向に移動可能であって、ワープビーム2を整経装置1に嵌め込み、巻き付けが完了したワープビーム2を整経装置1から取り出すことができる。これにより、ワープビーム2の取扱いが容易となる。
ワープビーム2には、回転駆動部8に向き合う端部、即ち軸線方向の一端部の外周面にワープビームフランジ24が配置されている。ワープビーム2は、本実施形態において管として形成されている。ワープビーム2は、外周面に雄ねじ25が螺刻されている。ワープビームフランジ24は、前記雄ねじ25に対応する雌ねじ26を有している。従って、ワープビームフランジ24は、ワープビーム2の外周面において軸線方向の種々の位置にて位置決めすることができる。また、詳しくは図示しないが、例えばロックナットのような固着機構をワープビーム2に設けておき、ロックナットによりワープビーム2の外周面の所望の位置にてワープビームフランジ24を保持するように構成される。
雄ねじ25及び雌ねじ26の代わりに、またはそれらの構成に加えて、ワープビーム2の外周面の所望の位置でワープビームフランジ24を保持する締付機構を設けておくこともできる。
ワープビームフランジ24は、円錐形状に形成され、その外周面に当接面27を有する。当接面27は、ワープビーム2の軸線13と角度α(図2参照)を成している。該角度αは、理論的には1〜89°の範囲内である。該角度αは、好ましくは45°以下であり、特に好ましいのは20°以下であり、最も好ましいのは15°である。図2に示すワープビームフランジ24の当接面27は、単に概略的に示したものに過ぎない。
ワープビームフランジ24には、図3から分かるように、軸線方向に貫通する複数の開口部28が形成されている。本実施形態において、各開口部28は、半径方向外方へと放射状に延びる長孔として形成されている。ただし、開口部28は、厳密に半径方向内側から外側へと延びている必要はなく、実施の形態に合わせて、別の形状にしてもよい。
図3で示された8つの開口部28のうち4つの開口部28に、綾糸用のフック17というよりもむしろ綾糸16用のガイド29が設けられている。ガイド29は、開口部28が延在する方向に動かすことができ、例えば(詳しくは図示しない)締付具によって、半径方向の種々の位置で位置決めし固定することができる。綾糸16を分割機構と称する場合、ガイド29を「分割機構ガイド」と称する場合がある。
ガイド29は、その内側に綾糸用のフック17(図1参照)が配置され、整経開始時に綾糸用のフック17を保持する。また糸層の形成を開始する前に、綾糸用のフック17には、綾糸16の一端が固着される。その後に、ガイド29は、綾糸用のフック17が半径方向で所望の箇所に当接するように半径方向において位置決めされる。例えば、1つのガイド29は、半径方向において、ワープビーム2の外周面に隣接にするように極力内側に位置決めされる。また、別のガイド29は、半径方向の外側の位置、具体的には、ワープビーム2の外周面に形成すべき糸層20の所望の直径と同じ距離だけ軸線13から離れた位置に位置決めされる。このように位置決めされると、別のガイド29によって綾糸16が案内された後、この綾糸16に沿って経糸帯7を切断することで、糸3の所望の初端が得られる。
このように前記ガイド29をワープビームフランジ24の半径方向の種々の位置で配置可能なため、綾糸16に対して、半径方向に許容範囲以上に高い張力がかかることを避けることが簡単にできる。
整経装置1は以下の如くに作動する:
まず、ワープビーム2が整経装置1に挿入される。ワープビームフランジ24が事前にワープビーム2の所望の軸線方向の位置で固定されていない場合、ワープビームフランジ24を所望の軸線方向の位置に移動させる。綾糸16は、綾糸ボビン15から繰り出され、綾糸用のフック17に固着される。次に、ワープビームフランジ24に近いところで、ワープビーム2の周面に第1経糸帯7を固着する(図2の2点鎖線参照)。そして、回転駆動部8によりワープビーム2を回転させると、クリール4から糸3が繰り出されてワープビーム2に糸層が形成される。まず初めは、ワープビーム2に形成される糸層は、経糸帯7が1層だけである。そして、整経筬6をワープビームフランジ24の方向に移動させながらワープビーム2を回転させて、第1経糸帯7をワープビーム2に巻き付ける。こうして得られる糸層20は、軸線方向の一方側の面、つまりワープビームフランジ24側の面が内側円錐面状に形成され、軸線方向の他方側の面、つまり回転駆動部8から離れた方の面(軸受機構11側の面)が外側円錐面状に形成される。軸線方向一方及び他方側の面は、共に円錐角が前記角度αに一致することとなる。
第1経糸帯7の巻き付けが終了すると、把持具19によって経糸帯1つ分の幅だけ綾糸用のフック17を軸線13に平行な方向へと引き出す。その際、例えば、把持具装着部18を移動させる。次に、次の経糸帯7、つまり第2経糸帯7を巻き付ける。第2経糸帯7もまた第1経糸帯と同様に巻き付ける。第1経糸帯7と第2経糸帯7との違いは、第2経糸帯をワープビームフランジ24の当接面27に当接させるのではなく、第1糸層の軸線方向他方側の面に当接させる点である。そのため、第1経糸帯7は、切断され貼り付けておく必要がある。次に、第2経糸帯7の初端は、ワープビーム2の外周面に固着される。又は、経糸帯7は、ワープビーム2の外周面を下へと案内され、いわばエンドレスに引き続き巻き付けることができる。第1及び第2経糸帯7において、綾は、自動的に生成される。
糸層20が完成する、つまり所定の数の経糸帯7がワープビーム2に巻き取られると、糸層20が形成されたワープビーム2を整経装置1から持ち上げる。なお、ワープビーム2から整経装置1を持ち上げる前に、回転駆動部8及び軸受機構11とワープビーム2との連結は外されている。更に、糸層20と綾糸収納部14の綾糸ボビン15との間で、綾糸16が切断されている。事前に綾糸用のフック17を綾糸16から分離し、そして糸層20から引き出しておくことが有効な場合もある。切断しておくことで、必要な綾糸16を糸層20内に残したまま、ワープビーム自体を綾糸収納部から自由に取外しすることができる。取外した後、完成した糸層20が形成されたワープビーム2は、巻返しをすることなく継続処理機、例えば織機、糊付機または編機に送られる。
このようにしてワープビーム2に糸層20を形成することで、クリール4の個数が少なく、限られた本数の糸3しか提供できないような場合でも、経糸製造を比較的短い製造時間で行うことができる。なお、継続処理機によっては、ワープビーム2に巻き取られた経糸を引き出すときにワープビーム2を僅かに軸線方向にずらさなければならない場合がある。しかし、このような手間は、本来なら巻返し作業に必要な時間を省くことによって、十二分に補うことができる。
また本実施形態では、開口部28を形成しているが、ワープビームフランジ24の当接面27が円錐面状に形成され、糸層20のワープビームフランジ24側の面が当接面27に当接しているので、糸層20から糸がこぼれ落ちることを確実に防止できる。そのため、ワープビームフランジ24に開口部28を形成しても、糸が糸層20から外れて落ちてしまうような問題が生じない。
また、ワープビームフランジ24の当接面27により糸層20の軸線方向の一端及び他端を円錐面状にすることができ、経糸をワープビームから引き出すことが容易となり、経糸に対して許容範囲以上に高い張力がかかることを避けることができる。
整経装置を概略的に示した構成図である。 ワープビームを一部拡大して概略的に示した拡大図である。 ワープビームフランジの構成を示す正面図である。
符号の説明
1 整経装置
2 ワープビーム
8 回転駆動部
11 軸受部
14 綾糸収納部
16 綾糸
17 綾糸用のフック
18 把持具装着部
19 把持具
20 糸層
24 ワープビームフランジ
27 当接面
28 開口部
29 ガイド

Claims (9)

  1. 糸シートを巻き付ける糸層支持体と、前記糸層支持体を回転駆動可能な回転駆動部(8)と、前記糸層支持体を支承する軸受機構(11)と、前記糸層支持体(2)に沿って移動可能な綾取機構(5)及び整経筬(6)とを有する整経装置(1)において、
    前記糸層支持体は、ワープビーム(2)であり、
    前記ワープビーム(2)は、前記回転駆動部(8)および前記軸受機構(11)と着脱可能に結合され、且つ少なくとも1つのワープビームフランジ(24)を有することを特徴とする整経装置。
  2. 前記ワープビーム(2)は、前記回転駆動部(8)および前記軸受機構(11)に嵌め込むことで着脱可能に結合されており、
    前記ワープビーム(2)を前記回転駆動部(8)および前記軸受機構(11)に嵌め込むためのワープビーム嵌込み装置(22)を更に備えることを特徴とする、
    請求項1記載の整経装置。
  3. 綾糸を収容するための綾糸収納部(14)が前記ワープビーム(2)に着脱可能に結合されていることを特徴とする、
    請求項1または2記載の整経装置。
  4. 前記綾糸収納部(14)は、前記ワープビーム(2)と共に回転するように前記回転駆動部(8)と相対回転不能に結合されていることを特徴とする、
    請求項3記載の整経装置。
  5. 前記ワープビームフランジ(24)には、前記綾糸(16)を挿通するための孔(28)が形成されていることを特徴とする、
    請求項3又は4記載の整経装置。
  6. 前記ワープビームフランジ(24)は、少なくとも1つのガイド(29)を有し、
    前記ガイド(29)は、その内側に前記綾糸を固着する綾糸用のフック(17)が配置されていることを特徴とする、
    請求項3〜5のいずれか1項記載の整経装置。
  7. 前記綾用のフック(17)を把持して、前記ワープビーム(2)と平行な方向に移動可能な把持具(19)を有する少なくとも1つの把持具装着部(18)を備えることを特徴とする、
    請求項3〜6のいずれか1項記載の整経装置。
  8. 前記ワープビームフランジ(24)は、円錐形の当接面(27)を有することを特徴とする、
    請求項1〜7のいずれか1項記載の整経装置。
  9. 前記ワープビームフランジ(24)は、前記ワープビーム(2)の外周面上において、前記ワープビーム(2)の軸線方向の種々の異なる位置で固定可能に構成されていることを特徴とする、
    請求項1〜8のいずれか1項記載の整経装置。
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