JP4774897B2 - 制動力制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は制動力制御装置に関する。
従来から、ブレーキペダルを操作性を向上させる技術が幾つか知られている。
下記特許文献1に記載の制動力制御装置では、ブレーキペダルの踏み込み速度が大きい場合には、ペダル比が小さくなり、それにより、ペダルストロークが短くなり、入力軸に対するストローク、あるいはマスタシリンダ圧が大きくなることにより、ブレーキをより確実に動作させている。
下記特許文献2に記載の制動力制御装置では、ブレーキペダルを運転者に近づく方向に移動させることで、油圧低下に伴うブレーキペダルのストロークの増大を補っている。
下記特許文献3に記載の制動力制御装置では、車間距離追従制御において、前方車両との衝突に対する緊急度に応じて、ブレーキペダル位置を変更している。
特開2000−347590号公報 特開平7−125616号公報 特開2000−326759号公報
しかしながら、従来の制動力制御装置では、ブレーキの操作性は十分ではないという問題点があった。本発明は、ブレーキの操作性を向上可能な制動力制御装置を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するため、請求項1にかかる制動力制御装置は、運転者シートと、運転者シートの前方に位置するブレーキペダルと、ブレーキペダルの踏力に応じて車輪に制動力を与える制動装置と、運転者シートをブレーキペダル方向へ移動させるシート駆動手段と、運転者シートがブレーキペダル方向へ目標距離だけ移動するように、シート駆動手段を制御する制御手段とを備え、制御手段は、制動装置の状態量が大きくなるほど目標距離が大きくなるように設定することを特徴とする。
本発明の制動装置によれば、制動装置の状態量が大きいほど目標距離を大きくするように運転者シートを駆動するので、ブレーキペダルを踏み込みやすくなり、ブレーキの操作性が改善する。
請求項2に係る制動力制御装置では、前記状態量は、ブレーキペダルのストロークであることを特徴とする。
ブレーキペダルのストロークは運転者シートとの相対距離と直接的な相関があるため、ブレーキ操作性を直接的に改善することができる。なお、制動装置の状態量としては、ブレーキペダルのストロークの他、間接的にはマスタシリンダ圧、ブレーキペダルの踏力、車両の減速度、ホイルシリンダ圧が挙げられる。
請求項3に係る制動力制御装置では、上記目標距離は、上記状態量の関数であり、この関数は下に凸の曲線で表されることを特徴とする。制動装置の状態量は、ブレーキペダルのストロークが大きくなるほど増加する。
すなわち、制動装置の状態量の増加に伴い、運転者の足が伸びきってしまうことによってブレーキペダルを踏み込み難くなる傾向があるが、本発明では前記関数を下に凸の曲線とするので、すなわち、ブレーキペダルの踏み込みの初期においては目標距離の増加量を小さくし、踏み込みの後期においては目標距離の増加量を大きくするので、ブレーキの操作フィーリングが向上する。
請求項4に係る制動力制御装置は、運転席シートのシートバックの角度を変更するシートバック傾斜角変更手段を更に備え、制御手段は、シートバックの上方位置とハンドルとの相対距離の変動量が、運転者シートの座部が移動する上記目標距離よりも小さくなるように、シートバック傾斜角変更手段を制御することを特徴とする。
運転者シートの移動時においては、ハンドルと運転者との間の相対距離が小さくなる傾向にあるが、本発明では、シードバック傾斜角変更手段が、傾斜角を変更することで、座部の移動目標距離よりも上記ハンドル/シートバック上方位置間の相対距離の変動量を小さくするので、好ましくは変動量を零とするので、シートバックの上方位置上の肩部とハンドル間の相対距離が変動しにくくなり、ハンドルの操作性を確保することができる。
請求項5に係る制動力制御装置では、上記ブレーキペダル方向は、運転者シートの座部の上部位置からブレーキペダル上の力点に向かう方向であることを特徴とすることを特徴とする。
運転者シートをブレーキペダル上の力点に向けて移動させると、すなわち、運転者シートを前方の下向き方向に移動させると、ブレーキペダルの踏み込み量の増加に有効な移動量を得るための目標距離を最小化することができ、移動時間を短縮することができる。
本発明の制動力制御装置によれば、ブレーキの操作性を十分に向上させることができる。
以下、実施の形態に係る制動力制御装置について説明する。なお、同一要素には同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
図1は、実施の形態に係る制動力制御装置の説明図である。
運転者シート1は、略水平方向に配置される座部(クッション)1a、座部クッション1aの後方に位置するヒンジを介して立設した背部クッション(シートバック)1b、背部クッション1bの頂部に取り付けられたヘッドレスト1cを備えている。運転者シート1には、運転者10が座ることになるが、運転者10の脚LGはブレーキペダル2に延びることとなり、ブレーキペダル2への踏力の反力は背部クッション1bに加えられる。
ブレーキペダル2は、運転者シート1の前方に位置している。
制動装置4は、ブレーキペダル2の踏力に応じて車輪Wに制動力を与える。制動装置4は、ブレーキペダル2の踏力に応じて内部ピストンが押圧されるマスタシリンダMC、マスタシリンダMCのブレーキ液が伝達されブレーキシューを駆動するホイルシリンダWC、マスタシリンダMCとホイルシリンダWC間の油圧経路内に設けられた図示しないABSアクチュエータ、マスタシリンダMCの圧力を検出する油圧センサPを備えている。
ブレーキペダル2を前方に踏むと、マスタシリンダMCの圧力が上昇し、これに応じてホイルシリンダWCの圧力が上昇し、ホイルシリンダWCがブレーキシューを駆動して車輪Wに制動力が与えられる。マスタシリンダMC内の圧力は油圧センサPによって検出される。なお、ブレーキペダル2への踏力印加時のストロークが規定値を超えると、ストップスイッチSTPがONする。
運転者シート駆動装置(シート駆動手段)6は、運転者シート1をブレーキペダル2方向へ移動させる。
運転者シート駆動装置6は、運転者シート1を前後方向(X方向とする)に移動させるため、運転者シート1の下部において前後方向に延びた第1支持部材の螺旋溝に噛合する第1ウォーム歯車を回転させるモータM1を備えている。モータM1が回転すると、第1ウォーム歯車が回転し、第1支持部材が軸方向に移動し、運転者シート1が前後方向に移動する。運転者シート1のX方向移動量は、モータM1に設けられたロータリエンコーダなどの運転者シート位置検出センサによって検出することができる。
運転者シート駆動装置6は、運転者シート1を上下方向(Y方向とする)に移動させるため、運転者シート1の下部において上下方向に延びた第2支持部材の螺旋溝に噛合する第2ウォーム歯車を回転させるモータM2を備えている。モータM2が回転すると、第2ウォーム歯車が回転し、第2支持部材が軸方向に移動し、運転者シート1が上下方向に移動する。運転者シート1のY方向移動量は、モータM2に設けられたロータリエンコーダなどの運転者シート位置検出センサによって検出することができる。
運転者シート駆動装置6は、モータM1,M2を駆動することによって、運転者シート1をブレーキペダル2の方向へ移動させる。この方向は前方下向きであって移動量はSsである。移動量SsのX方向成分(ブレーキペダル2に近づく方向を正とする)をSsx、Y方向成分(下向きを正とする)をSsyとする。
運転者シート1の背部クッション1bの前方にはハンドルHが配置されている。ハンドルHは車輪Wにリンクしており、回転によって車輪Wの操舵を行う。背部クッション1bの傾斜角は、モータM3を駆動することによって変更することができる。ハンドルHの中心と背部クッション1bの上方位置Uとの間の距離をL、背部クッション1bの長手方向の長さ、すなわち、運転者シート1のヒンジ位置から上方位置Uまでの距離をLSBとする。
電子制御ユニット(ECU)4は、入力信号に応じて各種モータM1,M2,M3を制御する。ECU4には、各センサから出力された、ブレーキペダル2のペダルストロークSp、運転者シート(座部)1のX方向位置Ssx、Y方向位置Ssy、背部クッション1bの基準位置から傾斜角KSB、マスタシリンダ圧P1が入力される。なお、車両の前後方向をX軸、上下方向をY軸、幅方向をZ軸としている。
ECU4は、運転者シート1がブレーキペダル2の方向へ目標距離Sstだけ移動するように、シート駆動装置6を制御する。ECU4は、制動装置4の状態量が大きくなるほど目標距離Sstが大きくなるように設定する。本例における制動装置4の状態量は、ブレーキペダル2のストロークSpである。ブレーキペダル2のストロークSpは、運転者シート1上の運転者10の脚の付け根とブレーキペダル2との相対距離Lphと直接的な相関があるため、この状態量に応じて運転者シート1を移動させることで、ブレーキ操作性を直接的に改善することができる。相対距離LphのX方向成分をLphx、Y方向成分をLphyとする。
なお、制動装置4の状態量としては、ブレーキペダル2のストロークの他、間接的にはマスタシリンダ圧、ブレーキペダルの踏力、車両の減速度、ホイルシリンダ圧が挙げられる。マスタシリンダ圧P1は、ペダルストロークSpに比例し、また、他の状態量もペダルストロークSpの増加と共に増加する特性を有する。
本実施形態のECU4によれば、制動装置4の状態量が大きいほど目標距離Sstを大きくするように運転者シート1を駆動するので、ブレーキペダル2を踏み込みやすくなり、ブレーキの操作性が改善する。すなわち、ブレーキストロークSpが大きくなるほど運転者10の脚LGがブレーキペダル2に近づく。なお、運転者シート1の位置は座部の位置で規定される。
また、目標距離Sstは、ブレーキストロークSpを超えないように設定されており、踏み込みの感触は残されている。目標距離Sstは、上述の状態量の関数であり、この関数は下に凸の曲線で表される(図5参照)。制動装置4の状態量は、ブレーキペダルのストロークが大きくなるほど増加する。すなわち、制動装置4の状態量の増加に伴い、運転者の足が伸びきってしまうことによってブレーキペダル2を踏み込み難くなる傾向があるが、本実施形態では、この関数を下に凸の曲線とするので、すなわち、ブレーキペダル2の踏み込みの初期においては目標距離の増加量を小さくし、踏み込みの後期においては目標距離の増加量を大きくするので、ブレーキの操作フィーリングが向上する。
目標距離SstのX方向成分をSsxt、Y方向成分をSsytとする。
図2に示すように、運転者シート1のX方向位置Ssxが増加すると、相対距離LphのX方向成分Lphxは直線的に減少する。
図3に示すように、運転者シート1のY方向位置Ssyが増加すると、相対距離LphのY方向成分Lphyは直線的に減少する。
相対距離Lph、X方向成分Lphx、Y方向成分Lphyで形成される三角形は、目標距離Sst、X方向成分Ssxt、Y方向成分Ssytで形成される三角形と相似であり、図4に示すように、移動目標のX方向成分SsxtとY方向成分Ssytの比率は、相対距離のX方向成分LphxとY方向成分Lphyの比率に等しい。換言すれば、運転者シート1が移動するブレーキペダル方向は、運転者シート1の座部1aの上部位置(脚LGの付け根位置)Qからブレーキペダル2の上の力点Rに向かう方向である。
運転者シート1をブレーキペダル2上の力点Rに向けて移動させると、すなわち、運転者シート1を前方の下向き方向に移動させると、ブレーキペダル2の踏み込み量の増加に有効な移動量を得るための目標距離Sstを最小化することができ、移動時間を短縮することができる。
運転者シート1の移動時においては、ハンドルHと運転者10との間の相対距離が小さくなる傾向にあるが、本実施形態では、モータM3(シードバック傾斜角変更手段)が、背部クッション1bの傾斜角KSB(θSB=θのときの角度を基準(零)とした場合の傾斜角)を変更することで、座部1aの移動目標距離SstよりもハンドルHへの相対距離Lの変動量を小さくするので、好ましくは変動量を零とするので、シートクッション1bの上方位置U上の肩部とハンドルHとの間の相対距離Lが変動しにくくなり、ハンドルHの操作性を確保することができる。換言すれば、モータM3は、運転者シート1の移動時に運転者の肩部や頭部が移動しないように、傾斜角KSBを変更する。
目標距離Sstが決定された場合、モータM1によるX方向成分Ssxt、モータM2によるY方向成分Ssyt、背部クッション1bの目標傾斜角KSBtは以下のように設定する。
Figure 0004774897
図5は、通常の制動時におけるペダルストロークSpと目標距離Sstの関係を示すグラフである。
通常の制動時とは、状態量(ペダルストロークSp)の時間微分値dSp/dtが閾値αの絶対値よりも小さい場合のことを示す。なお、目標距離SstのペダルスロークSpに対する比率Sst/Spは1よりも小さく、また、このグラフの関数は下に凸である。Sst=F(Sp)×aで与えられる。Fは二次関数であり、aは運転者の脚の長さ(相対距離Lph)によって決定される係数である。なお、ペダルストロークSpがSp以下の場合には目標距離Sstは0に設定される。例えば、通常制動時において、ブレーキペダル2のストップスイッチSTPがONとなるストロークSpの値Spとする。
図6は、相対距離Lphと係数aの関係を示すグラフである。脚の長い運転者の場合(Lphが大きい場合)には、係数aは小さく(=0.8)、脚の短い運転者の場合(Lphが小さい場合)には係数aは大きく(=1.2)設定される。すなわち、脚の長い運転者の場合には短い場合と比較して相対的に運転者シートの移動量は小さくて済むということである。
図7は、緊急の制動時におけるペダルストロークSpと目標距離Sstの関係を示すグラフである。
緊急の制動時とは、状態量(ペダルストロークSp)の時間微分値dSp/dtが閾値αの絶対値以上の場合のことを示す。なお、ペダルスロークSpがSp(>Sp)よりも大きい場合には、緊急時と判断して目標距離SstをC×aに設定する。なお、Cは定数である。このような緊急時判定手段としては、車両間距離センサを用いることもでき、これによって検出される距離が規定値よりも小さくなり、且つ、車速が閾値以上の場合に緊急時と判断することができる。なお、緊急時においては、ABSコンピュータがブレーキアシスト装置を作動させる。
図8は、ストロークSに対する減速度Gの関係を示すグラフである。
従来の装置においては、ペダルストロークSpの増加に伴って減速度Gが徐々に増加する。本実施形態の装置においては、ペダルストロークSpから目標距離Sstを減じた距離が体感するストロークとなるため、短いストロークで十分な減速度Gを得ることができるように感じることができる。
図9は、ECU4の制御を示すフローチャートである。
まず、運転者シート1の位置(Ssx,Ssy)と、シートバックの傾斜角KSBを読み込む(S1)。ここで、Ssx,Ssy,傾斜角KSBの零点位置を設定する。なお、Lphx=F(Ssx)、Lphy=F(Ssy)、θSB=F(KSB)を満たす。F、F、Fは一次関数である。
次に、ペダルストロークSpとマスタシリンダ圧P1を読み込み(S2)、制動状態が通常制動時であるか、緊急制動時であるかどうかを判定する。ここでは、上述のように、ペダルストロークの時間微分値が閾値以上の場合を緊急制動時とし、閾値未満の場合を通常制動時と判定する。制動状態量としてのマスタシリンダ圧P1の時間微分値を閾値判定し、閾値以上の場合を緊急制動時とし、閾値未満の場合を通常制動時と判定してもよい。
次に、判定された通常制動条件と緊急制動条件に合わせて、上述の目標距離Sstを演算する(S3)。
しかる後、実際のシート位置(Ssx,Ssy)が目標位置(Ssxt,Ssyt)に一致するようにモータM1,M2を制御し、且つ、傾斜角KSBが目標傾斜角KSBtに一致するようにモータM3を制御する。
以上、説明したように、上述の制御装置では、制動力関連量(減速度、ペダルストローク、踏力、マスタシリンダ圧、ホイルシリンダ圧)に依存して、ブレーキペダル2と運転者シート1(位置Q)の相対距離Lphを短縮させるので、ブレーキフィーリングが向上する。このシート位置変更は制動判定前のシート位置からブレーキペダル2の相対距離Lphを特定し、相対距離Lphに基づき移動量を決定し、相対距離がLphが短いときに移動量を増加させるので、体格に違いによる踏み込み量の差をシート移動により補正するため、運転者によらず、適切なフィーリングを確保することができる。
また、運転者シート1の移動は比較的緊急度の高い領域を特定し、移動量を変更している。すなわち、dSp/dtが大きい場合に衝突リスクが高い緊急時と判定する。したがって、緊急時の制動力が向上し安全性を向上させることができる。
更に、運転者シート1の移動量は、(dSst/dSp)<1の関係を保持する範囲で設定しており、シート移動による板感を防止することができる。
また、運転者シート1の移動量は、dSst/dSpがペダルストロークに対して増加するように設定しており、上述の例ではSpに対するSstの特性関数が下に凸の特性を有するように設定しており、したがって、ブレーキペダル2の操作フィーリングが向上する。
また、運転者シート1の移動によるハンドルHとの相対距離の短縮が抑制されるように前後移動量に応じて背部クッション1bを後傾させるので、ハンドルHとの相対距離の短縮が抑制され、操舵フィーリングの悪化を抑制することができる。なお、ブレーキペダル2を乗員の方向に移動させるよりも、運転者シート1をブレーキペダル2の方向に移動させた方が、ブレーキペダル2に体重が乗せやすい分、ブレーキペダル2の操作フィーリングが良い。
実施の形態に係る制動力制御装置の説明図である。 SsxとLphxの関係を示すグラフである。 SsyとLphyの関係を示すグラフである。 SsxtとSsytの関係を示すグラフである。 通常の制動時におけるペダルストロークSpと目標距離Sstの関係を示すグラフである。 相対距離Lphと係数aの関係を示すグラフである。 緊急の制動時におけるペダルストロークSpと目標距離Sstの関係を示すグラフである。 ストロークSに対する減速度Gの関係を示すグラフである。 ECU4の制御を示すフローチャートである。
符号の説明
1・・・運転者シート、1a・・・座部、1b・・・背部クッション(シートバック)、1c・・・ヘッドレスト、2・・・ブレーキペダル、4・・・制動装置、6・・・シート駆動装置、10・・・運転者、H・・・ハンドル、LG・・・脚、M1,M2,M3・・・モータ、MC・・・マスタシリンダ、P・・・油圧センサ、STP・・・ストップスイッチ、U・・・上方位置、W・・・車輪、WC・・・ホイルシリンダ。


Claims (4)

  1. 制動力制御装置において、
    運転者シートと、
    前記運転者シートの前方に位置するブレーキペダルと、
    前記ブレーキペダルの踏力に応じて車輪に制動力を与える制動装置と、
    前記運転者シートをブレーキペダル方向へ移動させるシート駆動手段と、
    前記運転者シートが前記ブレーキペダル方向へ目標距離だけ移動するように、前記シート駆動手段を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記制動装置の状態量が大きくなるほど前記目標距離が大きくなるように設定し、
    前記ブレーキペダル方向は、前記運転者シートの座部の上部位置から前記ブレーキペダル上の力点に向かう方向であることを特徴とする制動力制御装置。
  2. 前記状態量は、前記ブレーキペダルのストロークであることを特徴とする請求項1に記載の制動力制御装置。
  3. 前記目標距離は、前記状態量の関数であり、この関数は下に凸の曲線で表されることを特徴とする請求項2に記載の制動力制御装置。
  4. 前記運転席シートのシートバックの角度を変更するシートバック傾斜角変更手段を更に備え、
    前記制御手段は、
    前記シートバックの上方位置とハンドルとの相対距離の変動量が、前記運転者シートの座部が移動する前記目標距離よりも小さくなるように、前記シートバック傾斜角変更手段を制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の制動力制御装置。
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