JP4774868B2 - 現像器内現像剤攪拌制御装置、および前記現像器内現像剤攪拌制御装置を備えた画像形成装置 - Google Patents
現像器内現像剤攪拌制御装置、および前記現像器内現像剤攪拌制御装置を備えた画像形成装置 Download PDFInfo
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Description
特許文献1記載の技術では、予めロータリー現像器の動作時間を定めておき、この動作時間中に画像密度の低い画像が連続して処理される場合に、長時間現像器内に滞留するトナーの劣化に起因する濃度ムラの発生を抑制するため、前記所定の動作時間中の積算画像密度と、予め予測した限界密度とを、所定の時間(前記動作時間の1/2)毎に判断するようにしたため、迅速にトナーの劣化を認識することができる。また、トナー劣化を認識した場合には、現像器内のトナーを排出し、排出したトナー量と同量のトナーを補給するようにしたため、その後の濃度ムラを抑制することができる。
特許文献2記載の技術では、画像データをドット数として計測して原稿の画像密度を測定する測定手段8と、測定手段8により測定した原稿の画像密度が所定値以下となった場合に露光ユニット3の露光量を可変させる制御を行う制御手段9とを備えている。
特許文献3記載の技術では、画像形成装置は、画像形成手段により濃度計測用トナー像としてのパッチを形成し、濃度計測手段により前記パッチの濃度を計測し、前記濃度が所定の目標値となるように現像手段に供給するトナー量を制御する濃度制御動作を所定のタイミングで行う濃度制御手段と、前記濃度制御動作以外の画像形成動作に基づいて前記パッチの形成条件を補正するパッチ補正手段とを備えている。前記パッチ補正手段は、画像形成動作中の画像密度が基準値よりも高い場合には前記パッチの濃度が低くなるように前記パッチの形成条件を補正し、画像形成動作中の画像密度が基準値よりも低い場合には前記パッチの濃度が高くなるように前記パッチの形成条件を補正する。
特許文献1〜3記載の技術では、画像面積比率の小さい画像(トナー消費量が少なく、現像器内のトナーの入れ替わりが少ない画像)を連続して印刷した場合に、現像器内の現像剤攪拌部材の回転速度を低下させていないので、トナーの劣化速度を低下させることはできない。この場合、結局劣化したトナーを排出して新しいトナーを補給することになるので、トナー消費量が多くなり、不経済である。
(O01)画像面積比率の小さい画像(トナー消費量が少なく、現像器内のトナーの入れ替わりが少ない画像)を連続して印刷する場合の、現像器内のトナーの劣化速度を低下させること。
なお、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明の範囲を実施例に限定するためではない。
前記課題を解決するために第1発明の現像器内現像剤攪拌制御装置(D+C+D1+M1)は、次の構成要件(A01)〜(A05),(A08)〜(A010),(A017)〜(A020)を備えたことを特徴とする。
(A01)トナーを含む現像剤を収容する現像容器(V)と、前記現像容器(V)に回転可能に収容され且つ前記現像剤を攪拌する現像剤攪拌部材(R1,R2)と、前記現像容器(V)に回転可能に収容され且つ前記攪拌された現像剤を静電潜像が形成された像担持体(PR)の表面に搬送する現像ロール(R0)とを有し、前記像担持体(PR)表面に形成された静電潜像をトナー像に現像する現像器(D)、
(A02)次に画像記録を行う1頁分の画像の画像面積比率(P)を算出して記憶する画像面積比率算出記憶手段(C2)、
(A03)前記算出された画像面積比率である算出画像面積比率(P)が小さいか否か判別するための閾値の基準値(P1a,P2a)を記憶する閾値の基準値記憶手段(C6a)を有し、前記基準値(P1a,P2a)に基づいて前記閾値(P1,P2)を設定し、前記設定した閾値(P1,P2)を画像面積比率設定閾値(P1,P2)として記憶する画像面積比率閾値設定記憶手段(C6)、
(A04)前記算出画像面積比率(P)が前記画像面積比率設定閾値(P1,P2)に比較して小さいか否かを判別する画像面積比率比較判別手段(C7)、
(A05)前記算出画像面積比率(P)が前記画像面積比率設定閾値(P1,P2)に比較して小さい場合には大きい場合よりも前記現像剤攪拌部材(R1,R2)の回転速度を小さく設定し記憶する攪拌部材回転速度設定記憶手段(C9)、
(A08)前記算出画像面積比率(P)が前記画像面積比率設定閾値(P1,P2)に比較して小さい画像の印刷が連続した場合の連続印刷回数(n,n1,n2)をカウントする連続印刷回数カウンタ(KT,KT′)、
(A09)前記連続印刷回数(n,n1,n2)の閾値である連続印刷回数閾値(n0,n10,n20)を記憶する連続印刷回数閾値記憶手段(C8,C8′)、
(A010)前記算出画像面積比率(P)が前記画像面積比率設定閾値(P1,P2)に比較して小さい画像の印刷が前記連続印刷回数閾値(n0,n10,n20)を超えて連続している場合にのみ前記現像剤攪拌部材(R1,R2)の回転速度を小さく設定し記憶する前記攪拌部材回転速度設定記憶手段(C9)、
(A017)次に画像記録を行う1頁分の画像の全表示部分に対する階調表示部分の比率である写真比率(Q)を算出して記憶する写真比率算出記憶手段(C3)、
(A018)前記算出された写真比率である算出写真比率(Q)が小さいか否か判別するための閾値である写真比率判別用閾値(Q1〜Q3)を記憶する写真比率閾値記憶手段(C4)、
(A019)前記算出写真比率(Q)が前記写真比率判別用閾値(Q1〜Q3)に比較して小さいか否かを判別する写真比率比較判別手段(C5)、
(A020)前記算出写真比率(Q)が前記写真比率判別用閾値(Q1〜Q3)に比較して大きい場合には小さい場合に比較して前記画像面積比率設定閾値(P1,P2)を大きく設定する前記画像面積比率閾値設定記憶手段(C6)。
前記構成要件(A01)〜(A05),(A08)〜(A010),(A017)〜(A020)を備えた第1発明の現像器内現像剤攪拌制御装置(D+C+D1+M1)では、現像容器(V)はトナーを含む現像剤を収容する。前記現像容器(V)に回転可能に収容された現像剤攪拌部材(R1,R2)は、前記現像剤を攪拌する。前記現像容器(V)に回転可能に収容された現像ロール(R0)は、前記攪拌された現像剤を静電潜像が形成された像担持体(PR)の表面に搬送する。前記現像ロール(R0)を有する現像器(D)は、前記像担持体(PR)表面に形成された静電潜像をトナー像に現像する。
画像面積比率算出記憶手段(C2)は、次に画像記録を行う1頁分の画像の画像面積比率(P)を算出して記憶する。
閾値の基準値記憶手段(C6a)は、前記算出された画像面積比率である算出画像面積比率(P)が小さいか否か判別するための閾値の基準値(P1a,P2a)を記憶する。前記閾値の基準値記憶手段(C6a)を有する画像面積比率閾値設定記憶手段(C6)は、前記基準値(P1a,P2a)に基づいて前記閾値(P1,P2)を設定し、前記設定した閾値(P1,P2)を画像面積比率設定閾値(P1,P2)として記憶する。
画像面積比率比較判別手段(C7)は、前記算出画像面積比率(P)が前記画像面積比率設定閾値(P1,P2)に比較して小さいか否かを判別する。
攪拌部材回転速度設定記憶手段(C9)は、前記算出画像面積比率(P)が前記画像面積比率設定閾値(P1,P2)に比較して小さい場合には大きい場合よりも前記現像剤攪拌部材(R1,R2)の回転速度を小さく設定し、設定値を記憶する。
連続印刷回数カウンタ(KT,KT′)は、前記算出画像面積比率(P)が前記画像面積比率設定閾値(P1,P2)に比較して小さい画像の印刷が連続した場合の連続印刷回数(n,n1,n2)をカウントする。
連続印刷回数閾値記憶手段(C8,C8′)は、前記連続印刷回数(n,n1,n2)の閾値である連続印刷回数閾値(n0,n10,n20)を記憶する。
前記攪拌部材回転速度設定記憶手段(C9)は、前記算出画像面積比率(P)が前記画像面積比率設定閾値(P1,P2)に比較して小さい画像の印刷が前記連続印刷回数閾値(n0,n10,n20)を超えて連続している場合にのみ前記現像剤攪拌部材(R1,R2)の回転速度を小さく設定し、設定値を記憶する。
写真比率算出記憶手段(C3)は、次に画像記録を行う1頁分の画像の全表示部分に対する階調表示部分の比率である写真比率(Q)を算出して記憶する。
写真比率閾値記憶手段(C4)は、前記算出された写真比率である算出写真比率(Q)が小さいか否か判別するための閾値である写真比率判別用閾値(Q1〜Q3)を記憶する。
写真比率比較判別手段(C5)は、前記算出写真比率(Q)が前記写真比率判別用閾値(Q1〜Q3)に比較して小さいか否かを判別する。
前記画像面積比率閾値設定記憶手段(C6)は、前記算出写真比率(Q)が前記写真比率判別用閾値(Q1〜Q3)に比較して大きい場合には小さい場合に比較して前記画像面積比率設定閾値(P1,P2)を大きく設定する。
画像記録動作時の前記現像剤攪拌部材(R1,R2)の回転速度は、前記設定値となるように制御される。
したがって、前記算出画像面積比率(P)が小さい場合(すなわち、トナー消費量が少なく現像器(D)内のトナーの入れ替わりが少ない場合)には、現像剤攪拌部材(R1,R2)の回転速度が小さくなるので、トナーの劣化速度が低下する。
また、前記算出写真比率(Q)が大きい程、トナー消費量が少なく、トナー入れ替わりが少なくなるので、この第1発明では、前記画像面積比率設定閾値(P1,P2)を大きく設定することにより、現像剤攪拌部材(R1,R2)の回転速度を小さくしている。このような設定を行うことにより、トナーの劣化速度を適切に低下させることができる。
前記課題を解決するために第2発明の現像器内現像剤攪拌制御装置(D+C+D1+M1)は、次の構成要件(A01)〜(A05),(A011)〜(A013),(A014)〜(A016),(A017)〜(A020)を備えたことを特徴とする。
(A01)トナーを含む現像剤を収容する現像容器(V)と、前記現像容器(V)に回転可能に収容され且つ前記現像剤を攪拌する現像剤攪拌部材(R1,R2)と、前記現像容器(V)に回転可能に収容され且つ前記攪拌された現像剤を静電潜像が形成された像担持体(PR)の表面に搬送する現像ロール(R0)とを有し、前記像担持体(PR)表面に形成された静電潜像をトナー像に現像する現像器(D)、
(A02)次に画像記録を行う1頁分の画像の画像面積比率(P)を算出して記憶する画像面積比率算出記憶手段(C2)、
(A03)前記算出された画像面積比率である算出画像面積比率(P)が小さいか否か判別するための閾値の基準値(P1a,P2a)を記憶する閾値の基準値記憶手段(C6a)を有し、前記基準値(P1a,P2a)に基づいて前記閾値(P1,P2)を設定し、前記設定した閾値(P1,P2)を画像面積比率設定閾値(P1,P2)として記憶する画像面積比率閾値設定記憶手段(C6)、
(A04)前記算出画像面積比率(P)が前記画像面積比率設定閾値(P1,P2)に比較して小さいか否かを判別する画像面積比率比較判別手段(C7)、
(A05)前記算出画像面積比率(P)が前記画像面積比率設定閾値(P1,P2)に比較して小さい場合には大きい場合よりも前記現像剤攪拌部材(R1,R2)の回転速度を小さく設定し記憶する攪拌部材回転速度設定記憶手段(C9)、
(A011)前記算出された画像面積比率である算出画像面積比率(P)が小さいか否か判別するための閾値として、第1閾値(P1)および前記第1閾値(P1)よりも小さい第2閾値(P2)の2つの閾値を設定し、前記設定した第1閾値(P1)および第2閾値(P2)を画像面積比率第1設定閾値(P1)および画像面積比率第2設定閾値(P2)として記憶する前記画像面積比率閾値設定記憶手段(C6)、
(A012)前記算出画像面積比率(P)が前記画像面積比率第1設定閾値(P1)および画像面積比率第2設定閾値(P2)に対して小さいか否かを判別する前記画像面積比率比較判別手段(C7)、
(A013)前記算出画像面積比率(P)が前記画像面積比率第2設定閾値(P2)よりも小さい場合には、前記算出画像面積比率(P)が前記画像面積比率第1設定閾値(P1)に比較して小さく且つ画像面積比率第2設定閾値(P2)より大きい場合よりも前記現像剤攪拌部材(R1,R2)の回転速度を小さく設定し記憶する前記攪拌部材回転速度設定記憶手段(C9)、
(A014)前記算出画像面積比率(P)が前記画像面積比率第1設定閾値(P1)に比較して小さい画像の印刷が連続した場合の連続印刷回数(n)をカウントする連続印刷回数カウンタ(KT)、
(A015)前記連続印刷回数(n)の閾値である連続印刷回数閾値(n0)を記憶する連続印刷回数閾値記憶手段(C8)、
(A016)前記算出画像面積比率(P)が前記画像面積比率第1設定閾値(P1)に比較して小さい画像の印刷が前記連続印刷回数閾値(n0)を超えて連続している場合にのみ前記現像剤攪拌部材(R1,R2)の回転速度を小さく設定し記憶する前記攪拌部材回転速度設定記憶手段(C9)、
(A017)次に画像記録を行う1頁分の画像の全表示部分に対する階調表示部分の比率である写真比率(Q)を算出して記憶する写真比率算出記憶手段(C3)、
(A018)前記算出された写真比率である算出写真比率(Q)が小さいか否か判別するための閾値である写真比率判別用閾値(Q1〜Q3)を記憶する写真比率閾値記憶手段(C4)、
(A019)前記算出写真比率(Q)が前記写真比率判別用閾値(Q1〜Q3)に比較して小さいか否かを判別する写真比率比較判別手段(C5)、
(A020)前記算出写真比率(Q)が前記写真比率判別用閾値(Q1〜Q3)に比較して大きい場合には小さい場合に比較して前記画像面積比率設定閾値(P1,P2)を大きく設定する前記画像面積比率閾値設定記憶手段(C6)。
前記構成要件(A01)〜(A05),(A011)〜(A013),(A014)〜(A016),(A017)〜(A020)を備えた第2発明の現像器内現像剤攪拌制御装置(D+C+D1+M1)では、現像容器(V)はトナーを含む現像剤を収容する。前記現像容器(V)に回転可能に収容された現像剤攪拌部材(R1,R2)は、前記現像剤を攪拌する。前記現像容器(V)に回転可能に収容された現像ロール(R0)は、前記攪拌された現像剤を静電潜像が形成された像担持体(PR)の表面に搬送する。前記現像ロール(R0)を有する現像器(D)は、前記像担持体(PR)表面に形成された静電潜像をトナー像に現像する。
画像面積比率算出記憶手段(C2)は、次に画像記録を行う1頁分の画像の画像面積比率(P)を算出して記憶する。
閾値の基準値記憶手段(C6a)は、前記算出された画像面積比率である算出画像面積比率(P)が小さいか否か判別するための閾値の基準値(P1a,P2a)を記憶する。前記閾値の基準値記憶手段(C6a)を有する画像面積比率閾値設定記憶手段(C6)は、前記基準値に基づいて前記閾値(P1,P2)を設定し、前記設定した閾値(P1,P2)を画像面積比率設定閾値(P1,P2)として記憶する。
画像面積比率比較判別手段(C7)は、前記算出画像面積比率(P)が前記画像面積比率設定閾値(P1,P2)に比較して小さいか否かを判別する。
攪拌部材回転速度設定記憶手段(C9)は、前記算出画像面積比率(P)が前記画像面積比率設定閾値(P1,P2)に比較して小さい場合には大きい場合よりも前記現像剤攪拌部材(R1,R2)の回転速度を小さく設定し、設定値を記憶する。
前記画像面積比率閾値設定記憶手段(C6)は、前記算出された画像面積比率である算出画像面積比率(P)が小さいか否か判別するための閾値として、第1閾値(P1)および前記第1閾値(P1)よりも小さい第2閾値(P2)の2つの閾値を設定し、前記設定した第1閾値(P1)および第2閾値(P2)を画像面積比率第1設定閾値(P1)および画像面積比率第2設定閾値(P2)として記憶する。
前記画像面積比率比較判別手段(C7)は、前記算出画像面積比率(P)が前記画像面積比率第1設定閾値(P1)および画像面積比率第2設定閾値(P2)に対して小さいか否かを判別する。
前記攪拌部材回転速度設定記憶手段(C9)は、前記算出画像面積比率(P)が前記画像面積比率第2設定閾値(P2)よりも小さい場合には、前記算出画像面積比率(P)が前記画像面積比率第1設定閾値(P1)に比較して小さく且つ画像面積比率第2設定閾値(P2)より大きい場合よりも前記現像剤攪拌部材(R1,R2)の回転速度を小さく設定し、設定値を記憶する。
連続印刷回数カウンタ(KT)は、前記算出画像面積比率(P)が前記画像面積比率第1設定閾値(P1)に比較して小さい画像の印刷が連続した場合の連続印刷回数(n)をカウントする。
連続印刷回数閾値記憶手段(C8)は、前記連続印刷回数(n)の閾値である連続印刷回数閾値(n0)を記憶する。
前記攪拌部材回転速度設定記憶手段(C9)は、前記算出画像面積比率(P)が前記画像面積比率第1設定閾値(P1)に比較して小さい画像の印刷が前記連続印刷回数閾値(n0)を超えて連続している場合にのみ前記現像剤攪拌部材(R1,R2)の回転速度を小さく設定し、設定値を記憶する。
写真比率算出記憶手段(C3)は、次に画像記録を行う1頁分の画像の全表示部分に対する階調表示部分の比率である写真比率(Q)を算出して記憶する。
写真比率閾値記憶手段(C4)は、前記算出された写真比率である算出写真比率(Q)が小さいか否か判別するための閾値である写真比率判別用閾値(Q1〜Q3)を記憶する。
写真比率比較判別手段(C5)は、前記算出写真比率(Q)が前記写真比率判別用閾値(Q1〜Q3)に比較して小さいか否かを判別する。
前記画像面積比率閾値設定記憶手段(C6)は、前記算出写真比率(Q)が前記写真比率判別用閾値(Q1〜Q3)に比較して大きい場合には小さい場合に比較して前記画像面積比率設定閾値(P1,P2)を大きく設定する。
画像記録動作時の前記現像剤攪拌部材(R1,R2)の回転速度は、前記設定値となるように制御される。
したがって、前記算出画像面積比率(P)が小さい場合(すなわち、トナー消費量が少なく現像器(D)内のトナーの入れ替わりが少ない場合)には、現像剤攪拌部材(R1,R2)の回転速度が小さくなるので、トナーの劣化速度が低下する。
また、前記算出画像面積比率(P)が小さい場合(トナーの入れ替わりが少ない場合)の画像印刷の連続印刷回数(n)が少ない時には、ほとんどトナーの劣化が生じないので、第2発明では、前記算出画像面積比率(P)が小さい画像の印刷が前記連続印刷回数閾値(n0)を超えて連続している場合にのみ前記現像剤攪拌部材(R1,R2)の回転速度が小さく設定される。このような設定を行っても、トナーの劣化速度を低下させることができる。
さらに、前記算出写真比率(Q)が大きい程、トナー消費量が少なく、トナー入れ替わりが少なくなるので、この第2発明では、前記画像面積比率設定閾値(P1,P2)を大きく設定することにより、現像剤攪拌部材(R1,R2)の回転速度を小さくしている。このような設定を行うことにより、トナーの劣化速度を適切に低下させることができる。
前記課題を解決するために第3発明の現像器内現像剤攪拌制御装置(D+C+D1+M1)は、次の構成要件(A01)〜(A05),(A011)〜(A013),(A014′)〜(A016′),(A017)〜(A020)を備えたことを特徴とする。
(A01)トナーを含む現像剤を収容する現像容器(V)と、前記現像容器(V)に回転可能に収容され且つ前記現像剤を攪拌する現像剤攪拌部材(R1,R2)と、前記現像容器(V)に回転可能に収容され且つ前記攪拌された現像剤を静電潜像が形成された像担持体(PR)の表面に搬送する現像ロール(R0)とを有し、前記像担持体(PR)表面に形成された静電潜像をトナー像に現像する現像器(D)、
(A02)次に画像記録を行う1頁分の画像の画像面積比率(P)を算出して記憶する画像面積比率算出記憶手段(C2)、
(A03)前記算出された画像面積比率である算出画像面積比率(P)が小さいか否か判別するための閾値の基準値(P1a,P2a)を記憶する閾値の基準値記憶手段(C6a)を有し、前記基準値(P1a,P2a)に基づいて前記閾値(P1,P2)を設定し、前記設定した閾値(P1,P2)を画像面積比率設定閾値(P1,P2)として記憶する画像面積比率閾値設定記憶手段(C6)、
(A04)前記算出画像面積比率(P)が前記画像面積比率設定閾値(P1,P2)に比較して小さいか否かを判別する画像面積比率比較判別手段(C7)、
(A05)前記算出画像面積比率(P)が前記画像面積比率設定閾値(P1,P2)に比較して小さい場合には大きい場合よりも前記現像剤攪拌部材(R1,R2)の回転速度を小さく設定し記憶する攪拌部材回転速度設定記憶手段(C9)、
(A011)前記算出された画像面積比率である算出画像面積比率(P)が小さいか否か判別するための閾値として、第1閾値(P1)および前記第1閾値(P1)よりも小さい第2閾値(P2)の2つの閾値を設定し、前記設定した第1閾値(P1)および第2閾値(P2)を画像面積比率第1設定閾値(P1)および画像面積比率第2設定閾値(P2)として記憶する前記画像面積比率閾値設定記憶手段(C6)、
(A012)前記算出画像面積比率(P)が前記画像面積比率第1設定閾値(P1)および画像面積比率第2設定閾値(P2)に対して小さいか否かを判別する前記画像面積比率比較判別手段(C7)、
(A013)前記算出画像面積比率(P)が前記画像面積比率第2設定閾値(P2)よりも小さい場合には、前記算出画像面積比率(P)が前記画像面積比率第1設定閾値(P1)に比較して小さく且つ画像面積比率第2設定閾値(P2)より大きい場合よりも前記現像剤攪拌部材(R1,R2)の回転速度を小さく設定し記憶する前記攪拌部材回転速度設定記憶手段(C9)、
(A014′)前記算出画像面積比率(P)が前記画像面積比率第1設定閾値(P1)に比較して小さい画像の印刷が連続した場合の連続印刷回数である第1の連続印刷回数(n1)、および前記画像面積比率第2設定閾値(P2)に比較して小さい画像の印刷が連続した場合の連続印刷回数である第2の連続印刷回数(n2)をカウントする連続印刷回数カウンタ(KT′)、
(A015′)前記第1の連続印刷回数(n1)および第2の連続印刷回数(n2)の閾値である第1の連続印刷回数閾値(n10)および第2の連続印刷回数閾値(n20)を記憶する連続印刷回数閾値記憶手段(C8′)、
(A016′)前記算出画像面積比率(P)が前記画像面積比率第1設定閾値(P1)に比較して小さい画像の印刷が前記第1の連続印刷回数閾値(n10)を超えて連続している場合および前記画像面積比率第2設定閾値(P2)に比較して小さい画像の印刷が前記第2の連続印刷回数閾値(n20)を超えて連続している場合にのみ前記現像剤攪拌部材(R1,R2)の回転速度を小さく設定し記憶する前記攪拌部材回転速度設定記憶手段(C9)、
(A017)次に画像記録を行う1頁分の画像の全表示部分に対する階調表示部分の比率である写真比率(Q)を算出して記憶する写真比率算出記憶手段(C3)、
(A018)前記算出された写真比率である算出写真比率(Q)が小さいか否か判別するための閾値である写真比率判別用閾値(Q1〜Q3)を記憶する写真比率閾値記憶手段(C4)、
(A019)前記算出写真比率(Q)が前記写真比率判別用閾値(Q1〜Q3)に比較して小さいか否かを判別する写真比率比較判別手段(C5)、
(A020)前記算出写真比率(Q)が前記写真比率判別用閾値(Q1〜Q3)に比較して大きい場合には小さい場合に比較して前記画像面積比率設定閾値(P1,P2)を大きく設定する前記画像面積比率閾値設定記憶手段(C6)。
前記構成要件(A01)〜(A05),(A011)〜(A013),(A014′)〜(A016′),(A017)〜(A020)を備えた第3発明の現像器内現像剤攪拌制御装置(D+C+D1+M1)では、現像容器(V)はトナーを含む現像剤を収容する。前記現像容器(V)に回転可能に収容された現像剤攪拌部材(R1,R2)は、前記現像剤を攪拌する。前記現像容器(V)に回転可能に収容された現像ロール(R0)は、前記攪拌された現像剤を静電潜像が形成された像担持体(PR)の表面に搬送する。前記現像ロール(R0)を有する現像器(D)は、前記像担持体(PR)表面に形成された静電潜像をトナー像に現像する。
画像面積比率算出記憶手段(C2)は、次に画像記録を行う1頁分の画像の画像面積比率(P)を算出して記憶する。
閾値の基準値記憶手段(C6a)は、前記算出された画像面積比率である算出画像面積比率(P)が小さいか否か判別するための閾値の基準値(P1a,P2a)を記憶する。前記閾値の基準値記憶手段(C6a)を有する画像面積比率閾値設定記憶手段(C6)は、前記基準値に基づいて前記閾値(P1,P2)を設定し、前記設定した閾値(P1,P2)を画像面積比率設定閾値(P1,P2)として記憶する。
画像面積比率比較判別手段(C7)は、前記算出画像面積比率(P)が前記画像面積比率設定閾値(P1,P2)に比較して小さいか否かを判別する。
攪拌部材回転速度設定記憶手段(C9)は、前記算出画像面積比率(P)が前記画像面積比率設定閾値(P1,P2)に比較して小さい場合には大きい場合よりも前記現像剤攪拌部材(R1,R2)の回転速度を小さく設定し、設定値を記憶する。
前記画像面積比率閾値設定記憶手段(C6)は、前記算出された画像面積比率である算出画像面積比率(P)が小さいか否か判別するための閾値として、第1閾値(P1)および前記第1閾値(P1)よりも小さい第2閾値(P2)の2つの閾値を設定し、前記設定した第1閾値(P1)および第2閾値(P2)を画像面積比率第1設定閾値(P1)および画像面積比率第2設定閾値(P2)として記憶する。
前記画像面積比率比較判別手段(C7)は、前記算出画像面積比率(P)が前記画像面積比率第1設定閾値(P1)および画像面積比率第2設定閾値(P2)に対して小さいか否かを判別する。
前記攪拌部材回転速度設定記憶手段(C9)は、前記算出画像面積比率(P)が前記画像面積比率第2設定閾値(P2)よりも小さい場合には、前記算出画像面積比率(P)が前記画像面積比率第1設定閾値(P1)に比較して小さく且つ画像面積比率第2設定閾値(P2)より大きい場合よりも前記現像剤攪拌部材(R1,R2)の回転速度を小さく設定し、設定値を記憶する。
連続印刷回数カウンタ(KT′)は、前記算出画像面積比率(P)が前記画像面積比率第1設定閾値(P1)に比較して小さい画像の印刷が連続した場合の連続印刷回数である第1の連続印刷回数(n1)、および前記画像面積比率第2設定閾値(P2)に比較して小さい画像の印刷が連続した場合の連続印刷回数である第2の連続印刷回数(n2)をカウントする。
連続印刷回数閾値記憶手段(C8′)は、前記第1の連続印刷回数(n1)および第2の連続印刷回数(n2)の閾値である第1の連続印刷回数閾値(n10)および第2の連続印刷回数閾値(n20)を記憶する。
前記攪拌部材回転速度設定記憶手段(C9)は、前記算出画像面積比率(P)が前記画像面積比率第1設定閾値(P1)に比較して小さい画像の印刷が前記第1の連続印刷回数閾値(n10)を超えて連続している場合および前記画像面積比率第2設定閾値(P2)に比較して小さい画像の印刷が前記第2の連続印刷回数閾値(n20)を超えて連続している場合にのみ前記現像剤攪拌部材(R1,R2)の回転速度を小さく設定し記憶する。
写真比率算出記憶手段(C3)は、次に画像記録を行う1頁分の画像の全表示部分に対する階調表示部分の比率である写真比率(Q)を算出して記憶する。
写真比率閾値記憶手段(C4)は、前記算出された写真比率である算出写真比率(Q)が小さいか否か判別するための閾値である写真比率判別用閾値(Q1〜Q3)を記憶する。
写真比率比較判別手段(C5)は、前記算出写真比率(Q)が前記写真比率判別用閾値(Q1〜Q3)に比較して小さいか否かを判別する。
前記画像面積比率閾値設定記憶手段(C6)は、前記算出写真比率(Q)が前記写真比率判別用閾値(Q1〜Q3)に比較して大きい場合には小さい場合に比較して前記画像面積比率設定閾値(P1,P2)を大きく設定する。
画像記録動作時の前記現像剤攪拌部材(R1,R2)の回転速度は、前記設定値となるように制御される。
したがって、前記算出画像面積比率(P)が小さい場合(すなわち、トナー消費量が少なく現像器(D)内のトナーの入れ替わりが少ない場合)には、現像剤攪拌部材(R1,R2)の回転速度が小さくなるので、トナーの劣化速度が低下する。
また、前記算出画像面積比率(P)が小さい場合(トナーの入れ替わりが少ない場合)の画像印刷の連続印刷回数(n1,n2)が少ない時には、ほとんどトナーの劣化が生じないので、第3発明では、前記算出画像面積比率(P)が小さい画像の印刷が前記連続印刷回数閾値(n10,n20)を超えて連続している場合にのみ前記現像剤攪拌部材(R1,R2)の回転速度が小さく設定される。このような設定を行っても、トナーの劣化速度を低下させることができる。
さらに、前記算出写真比率(Q)が大きい程、トナー消費量が少なく、トナー入れ替わりが少なくなるので、この第3発明では、前記画像面積比率設定閾値(P1,P2)を大きく設定することにより、現像剤攪拌部材(R1,R2)の回転速度を小さくしている。このような設定を行うことにより、トナーの劣化速度を適切に低下させることができる。
第4発明の画像形成装置(U)は、次の構成要件(A024)を備えたことを特徴とする
。
(A024)第1〜第3発明のいずれか記載の現像器内現像剤攪拌制御装置(D+C+D1+M1)。
(第4発明の作用)
前記構成要件(A024)を備えた第4発明の画像形成装置(U)は、第1〜第3発明のいずれか記載の現像器内現像剤攪拌制御装置(D+C+D1+M1)を備えているので、現像器(D)内のトナーの劣化速度を低下させることができる。
(E01)画像面積比率の小さい画像(トナー消費量が少なく、現像器内のトナーの入れ替わりが少ない画像)を連続して印刷する場合の、現像器内のトナーの劣化速度を低下させることができる。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
図1において、画像形成装置Uは、上面にプラテンガラス(透明な原稿台)PGを有する画像形成装置本体としてのデジタル式の複写機本体U1と、前記プラテンガラスPG上に着脱自在に装着される自動原稿搬送装置(オートドキュメントフィーダ、ADF)U2とを備えている。
前記自動原稿搬送装置U2は、複写しようとする複数の原稿Giが重ねて載置される原稿給紙トレイTG1を有している。前記原稿給紙トレイTG1に載置された複数の各原稿Giは順次プラテンガラスPG上の複写位置を通過して原稿排紙トレイTG2に排出されるように構成されている。
複写機本体U1上面の透明なプラテンガラスPGの下方に配置された原稿読取装置としてのIITは、プラテンレジ位置に配置された露光系レジセンサ(プラテンレジセンサ)Sp、および露光光学系Aを有している。
前記自動原稿搬送装置(オートドキュメントフィーダ)U2を使用して複写を行うADFモードの場合は、前記露光光学系Aはホーム位置に停止した状態で、プラテンガラスPG上の複写位置を順次通過する各原稿Giを露光する。
原稿Giを作業者が手でプラテンガラスPG上に置いて複写を行うプラテンモードの場合、露光光学系Aは移動しながらプラテンガラスPG上の原稿を露光走査する。
露光された前記原稿Giからの反射光は、前記露光光学系Aを通ってCCD(固体撮像素子)上に収束される。前記CCDは、その撮像面上に収束された原稿反射光を電気信号に変換する。
前記レーザ駆動信号出力装置DLは、入力された画像データに応じたレーザ駆動信号をROS(潜像書込走査装置)に出力する。前記IPS、前記レーザ駆動信号出力装置DL、電源回路E等は、コンピュータにより構成されたコントローラCにより作動を制御される。
前記ROSの下方に配置された像担持体PRは、矢印Ya方向に回転する。前記像担持体PR表面は、帯電領域Q0において帯電ロール(帯電器、チャージロール)CRにより例えば−(マイナス)700Vに帯電された後、潜像書込位置Q1において前記ROS(潜像書込装置)のレーザビームLにより露光走査されて例えば−300Vの静電潜像が形成される。前記像担持体PRへのレーザビームLによる潜像形成は、シートセンサ(図示せず)がシート先端を検知してから所定の時間経時後に開始される。前記静電潜像が形成された像担持体PR表面は回転移動して現像領域Q2、転写領域(画像記録位置)Q4を順次通過する。
前記転写領域(画像記録位置)Q4において前記像担持体PRに対向する転写ロールTRは、像担持体PR表面のトナー像をシートSに転写する部材であり、現像器Dで使用される現像用のトナーの帯電極性と逆極性の転写電圧が電源回路Eから供給される。前記帯電ロールCRに印加する帯電バイアス、現像ロールR0に印加する現像バイアス、転写ロールTRに印加する転写バイアス等のバイアス、後述の定着装置Fの加熱ロールのヒータを加熱するヒータ電源等を有する電源回路Eは前記コントローラCにより制御される。
前記第1給紙トレイTR1および第2給紙トレイTR2の右端部の上端部には取出ロール(ピックアップロール)Rpが配置されており、前記取出ロールRpにより取り出されたシートは給紙トレイTR1,TR2の右側の給紙路SH1に搬送される。
給紙路SH1には、給紙部材Rsが配置されており、給紙部材Rsは、互いに圧接する部分によりニップ部を形成する給紙ロールRs1および分離ロール(分離部材)Rs2を有している。前記ニップ部に搬送されたシートは給紙部材Rsにより1枚づつ分離されて、シート搬送路SH1の下流側部分に搬送される。シート搬送路SH1の下流側部分は上下に延びており、正逆回転可能な搬送ロール(正逆転回転搬送ロール)Rbが配置されている。シート搬送路SH1に搬送された前記シートSは正逆転回転可能な搬送ロールRbにより、上方の上流側シート搬送路SH2に搬送される。
前記像担持体PR表面に現像されたトナー像Tnは、前記転写領域Q4において、転写ロールTRによりシートSに転写される。転写後、像担持体PR表面は、感光体クリーナCL1によりクリーニングされて残留トナーが除去され、次に感光体除電器JLにより除電されてから前記帯電ロールCRにより再帯電される。
前記像担持体PR、帯電ロールCR、ROS(潜像書込装置)、現像器D、転写ロールTR、感光体クリーナCL1、感光体除電器JL等により画像記録部材G(PR+CR+ROS+D+TR+CL1+JL)が構成されている。
前記シート排出路SH4には、前記定着装置Fの下流側に切替ゲート(シート搬送方向制御部材)GTが配置されている。切替ゲートGTは、前記定着装置Fを通過したシートSの搬送方向を前記排紙トレイTRh側またはシート反転接続路SH5のいずれかの方向に切り替える。シート反転用接続路SH5は、前記シート排出路SH4の上流端と(定着装置Fの下流側部分)と前記シート搬送路SH1とを接続する。
前記反転して上流側シート搬送路SH2に再送された片面記録済シートSは、前記転写領域(画像記録位置)Q4に再送され、2面目にトナー像が転写される。
図2は現像器とその駆動回路のブロック線図である。
図2において、現像領域Q2において像担持体PRに対向して配置された現像器Dは、負極帯電性のトナーおよび正極帯電性の磁性キャリアから成る2成分現像剤を収容する現像容器Vを有している。前記現像容器Vの内側には、現像ロール(現像剤搬送部材)R0を収容する現像ロール収容室V0と、現像剤攪拌部材R1,R2とをそれぞれ収容する攪拌部材収容室V1,V2とが設けられている。前記現像ロールR0は、磁石ロールR0aと前記磁石ロールR0aの外側に配置された回転可能な現像スリーブ(現像剤搬送スリーブ)R0bとを有している。そして、現像動作時には、現像器用モータM1の回転力により、現像ロールR0、現像剤攪拌部材R1,R2が回転駆動される。また、前記現像ロールR0と現像剤攪拌搬送部材R1,R2は、前記現像器用モータM1により連動して回転する。
前記現像剤攪拌部材R1,R2をそれぞれ収容する攪拌部材収容室V1,V2の間には仕切壁Vaが設けられている。前記攪拌部材収容室V1およびV2は、前記仕切壁Vaの両端部で連通しており、現像容器V内の現像剤は前記現像剤攪拌部材R1,R2により循環しながら攪拌される。
現像容器Vの上方には現像剤カートリッジ装着ケース4が配置されている。前記現像剤カートリッジ装着ケース4には、トナー濃度の高い2成分現像剤(高濃度現像剤)が貯蔵された現像剤カートリッジ6が着脱可能に装着される。また、前記現像剤カートリッジ装着ケース4の下方には、リザーブタンク7が設けられている。現像剤カートリッジ6からリザーブタンク7に供給された2成分現像剤は、リザーブタンク7内でタンク内攪拌搬送部材8a〜8cにより、循環しながら攪拌されて前記現像剤補給筒3に搬送される。
前記タンク内攪拌搬送部材8a〜8cは、現像剤補給用モータM2により回転駆動されるようになっている。
この2成分現像剤の補給は、通常の使用時には像担持体PR上に形成した濃度検出用トナー像(トナーパッチ)の濃度を検知するトナー像濃度センサSN1(後述の図3参照)の検出値により行われている。
前記排出用現像剤搬送筒接続部11には排出用現像剤搬送筒12の前端部(X端部)が接続されており、前記排出用現像剤搬送筒12の後端部(−X端部)には排出現像剤回収タンク13が接続されている。
前記排出用現像剤搬送筒12の内部には、排出用現像剤搬送部材(図示せず)が配置されている。前記排出用現像剤搬送部材の回転により、前記排出用現像剤搬送筒12内に排出された余剰現像剤は、前記排出現像剤回収タンク13へ搬送されるようになっている。
前記現像器D、コントローラC、現像器用モータ駆動回路D1および現像器用モータM1により、現像器内現像剤攪拌制御装置(D+C+D1+M1)が構成されている。
図4は前記図3で示した現像器内現像剤攪拌制御装置を備えた画像形成装置の制御部のブロック線図の続きのブロック線図である。
図3、図4において、前記コントローラCは、外部との信号の入出力および入出力信号レベルの調節等を行うI/O(入出力インタフェース)、必要な処理を行うためのプログラムおよびデータ等が記憶されたROM(リードオンリーメモリ)、必要なデータを一時的に記憶するためのRAM(ランダムアクセスメモリ)、前記ROMに記憶されたプログラムに応じた処理を行うCPU(中央演算処理装置)、ならびにクロック発振器等を有するコンピュータにより構成されており、前記ROMに記憶されたプログラムを実行することにより種々の機能を実現することができる。
コントローラCは、UI(ユーザインタフェース)、トナー像濃度センサSN1、現像容器内トナー濃度センサSN2、その他の信号入力要素からの信号が入力されている。
前記UIは、表示器UIa、コピースタートキーUIb、コピー枚数設定入力キーUIc、テンキーUId等を備えている。
また、コントローラCは、現像器用モータ駆動回路D1、現像剤補給用モータ駆動回路D2、その他の制御要素に接続されており、それらの作動制御信号を出力している。
現像器用モータ駆動回路D1は、現像器用モータM1を介して現像器Dの現像ロールR0および現像剤攪拌部材R1,R2等を回転駆動する。
現像剤補給用モータ駆動回路D2は、現像剤補給用モータM2を介してリザーブタンク7のタンク内攪拌搬送部材8a〜8cを回転駆動する。
前記コントローラCは、前記信号出力要素からの入力信号に応じた処理を実行して、前記各制御要素に制御信号を出力する機能を有している。
すなわち、コントローラCは次の機能を有している。
C1:現像剤補給制御手段
現像剤補給制御手段C1は、現像剤補給量設定手段C1aを有し、現像剤補給量設定手段C1aにより設定された現像剤補給量の現像剤を補給する。
C1a:現像剤補給量設定手段
現像剤補給量設定手段C1aは、トナー像濃度センサSN1のトナー像濃度検出値に応じて現像剤補給量(タンク内攪拌搬送部材8a〜8cの回転速度または回転数)を設定する。
画像面積比率算出記憶手段C2は、次に画像記録を行う1頁分の画像の画像面積比率(算出画像面積比率)P%を算出して記憶する。
C3:写真比率算出記憶手段
写真比率算出記憶手段C3は、次に画像記録を行う1頁分の画像の全表示部分に対する階調表示部分の比率である写真比率Q%を算出して記憶する。
写真比率閾値記憶手段C4は、前記算出された写真比率(算出写真比率)Qが小さいか否か判別するための写真比率判別用閾値Q1〜Q3を記憶する。なお、実施例では、写真比率判別用閾値Q1は25%に設定されており、写真比率判別用閾値Q2は50%に設定されており、写真比率判別用閾値Q3は75%に設定されている。
C5:写真比率比較判別手段
写真比率比較判別手段C5は、前記写真比率Qが前記写真比率判別用閾値Q1〜Q3に比較して小さいか否かを判別する。
C6:画像面積比率閾値設定記憶手段
画像面積比率閾値設定記憶手段C6は、閾値の基準値記憶手段C6aと、設定閾値演算用補正係数記憶手段C6bと、設定閾値演算記憶手段C6cと、を有しており、前記写真比率Qが前記写真比率判別用閾値Q1〜Q3に比較して大きい場合には、小さい場合に比較して第1設定閾値(画像面積比率第1設定閾値,画像面積比率設定閾値)P1および第2設定閾値(画像面積比率第2設定閾値、画像面積比率設定閾値)P2を大きく設定して記憶する。
閾値の基準値記憶手段C6aは、第1閾値の基準値記憶手段C6a1と、第2閾値の基準値記憶手段C6a2とを有しており、前記画像面積比率算出記憶手段C2で算出された画像面積比率(算出画像面積比率)Pが小さいか否か判別するための閾値の基準値P1a,P2aを記憶する。
C6a1:第1閾値の基準値記憶手段
第1閾値の基準値記憶手段C6a1は、第1閾値の基準値P1aを記憶している。なお、実施例では、前記第1閾値の基準値P1aは、P1a=6%に設定されている。
C6a2:第2閾値の基準値記憶手段
第2閾値の基準値記憶手段C6a2は、第2閾値の基準値P2aを記憶している。なお、実施例では、前記第2閾値の基準値P2aは、P2a=4%に設定されている。
設定閾値演算用補正係数記憶手段C6bは、前記写真比率算出記憶手段C3で記憶された写真比率(算出写真比率)Q%に応じて、補正係数αの値を設定(α=α0〜α3)して記憶する。なお、本実施例では、補正係数α0=1.0、α1=1.1、α2=1.2、α3=1.3に設定される。
前記写真比率QがQ1(25%)よりも小さい場合(Q<Q1)には、前記補正係数αをα0(=1.0)に設定して記憶する。
前記写真比率QがQ1(25%)以上で、且つQ2(50%)よりも小さい場合(Q1≦Q<Q2)、前記補正係数αをα1(=1.1)に設定して記憶する。
前記写真比率QがQ2(50%)以上で、且つQ3(75%)よりも小さい場合(Q2≦Q<Q3)、前記補正係数αをα2(=1.2)に設定して記憶する。
前記写真比率QがQ3(75%)以上の場合(Q3≦Q)、前記補正係数αをα3(=1.3)に設定して記憶する。
設定閾値演算記憶手段C6cは、前記設定閾値演算用補正係数記憶手段C6bで記憶された補正係数α(=α0〜α3)の値に応じて、第1設定閾値P1%および第2設定閾値P2%の値を演算して記憶する。
前記第1設定閾値P1は、設定された前記補正係数αおよび前記第1閾値の基準値記憶手段C6a1で記憶された第1閾値の基準値P1a(=6%)を基に、次式で求めることができる。
P1(%)=P1a(6%)×α(α0=1.0)………式(1)
前記式(1)により、写真比率Q<Q1(25%)の場合、前記第1設定閾値P1は6%に設定される。
また、前記第2設定閾値P2は、設定された前記補正係数αおよび前記第2閾値の基準値記憶手段C6a2で記憶された第2閾値の基準値P2a(=4%)を基に、次式で求めることができる。
P2(%)=P2a(4%)×α(α0=1.0)………式(2)
前記式(2)により、写真比率Q<Q1(25%)の場合、前記第2設定閾値P2は4%に設定される。
前記設定閾値演算記憶手段C6cは、設定した前記第1設定閾値P1(=6%)および第2設定閾値P2(=4%)を記憶する。
前記写真比率QがQ2(50%)以上で、且つQ3(75%)よりも小さい場合(Q2≦Q<Q3)、前記式(1)および式(2)の補正係数αをα2(=1.2)に設定して、第1設定閾値P1(=7.2%)および第2設定閾値P2(=4.8%)を算出して記憶する。
前記写真比率QがQ3(75%)以上の場合(Q3≦Q)、前記式(1)および式(2)の補正係数αをα3(=1.3)に設定して、第1設定閾値P1(=7.8%)および第2設定閾値P2(=5.2%)を算出して記憶する。
画像面積比率比較判別手段C7は、前記画像面積比率Pが前記画像面積比率閾値設定記憶手段C6で設定された前記率第1設定閾値P1および第2設定閾値P2に対して小さいか否かを判別する。
C8:連続印刷回数閾値記憶手段
連続印刷回数閾値記憶手段C8は、連続印刷回数閾値n0を記憶する。なお、実施例1では、前記連続印刷回数閾値n0は「10」に設定されている。
KT:連続印刷回数カウンタ
連続印刷回数カウンタKTは、画像面積比率Pが第1設定閾値P1に比較して小さい画像の印刷が連続した場合の連続印刷回数nをカウントする。
攪拌部材回転速度設定記憶手段C9は、現像器用モータ回転速度の基準値記憶手段C9aと、設定回転速度演算用補正係数記憶手段C9bと、設定モータ回転速度演算記憶手段C9cと、を有しており、前記画像面積比率Pが前記第1設定閾値P1に比較して小さい画像の印刷が前記連続印刷回数閾値n0(=10)を超えて連続している場合にのみ前記現像剤攪拌部材R1,R2の回転速度が小さくなるように、前記現像器用モータM1の回転速度Nを設定して記憶する。
C9a:現像器用モータ回転速度の基準値記憶手段
現像器用モータ回転速度の基準値記憶手段C9aは、現像ロールR0が所望の値となるように、前記現像器用モータM1の回転速度Nの基準値N0[rpm]を記憶する。すなわち、前記現像ロールR0と前記現像剤攪拌部材R1,R2とは、前記現像器用モータM1の回転により連動して回転するため、前記現像剤攪拌部材R1,R2の回転速度は間接的に設定される。
設定回転速度演算用補正係数記憶手段C9bは、前記画像面積比率算出記憶手段C2で記憶された画像面積比率P(%)の前記設定閾値P1,P2に対する大きさに応じて、現像器用モータM1の回転速度補正係数β(=β0〜β2)を設定して記憶する。なお、本実施例1では、補正係数β0=1.0、β1=1.3/1.6、β2=1/1.6に設定される。
前記画像面積比率P(%)が前記第1設定閾値P1(%)よりも大きい場合(P1≦P)、前記補正係数βをβ0(=1.0)に設定して記憶する。
前記画像面積比率P(%)が前記第1設定閾値P1(%)より小さく、且つ第2設定閾値P2(%)以上の場合(P2≦P<P1)、前記補正係数βをβ1(=1.3/1.6)に設定して記憶する。
前記画像面積比率Pが前記第2設定閾値P2(%)より小さい場合(P<P2)、前記補正係数βをβ2(=1.0/1.6)に設定して記憶する。
設定モータ回転速度演算記憶手段C9cは、前記設定回転速度演算用補正係数記憶手段C9bで記憶された補正係数β(=β0〜β2)の値に応じて、前記現像器用モータM1の回転速度N(rpm)を算出して記憶する。すなわち、前記画像面積比率P(%)が前記画像面積比率閾値設定記憶手段C6で記憶された第1設定閾値P1以上である場合(P1≦P)、次の式(3)により前記現像器用モータM1の回転速度N(rpm)を算出することができる。
N(rpm)=N0………式(3)
前記画像面積比率P(%)が前記画像面積比率閾値設定記憶手段C6で記憶された第2設定閾値P2以上で、且つ前記第1設定閾値P1よりも小さい場合(P2≦P<P1)、次の式(4)により前記現像器用モータM1の回転速度N(rpm)を算出することができる。
N(rpm)=N0×1.3/1.6………式(4)
前記画像面積比率P(%)が前記第2設定閾値P2よりも小さい場合(P<P2)、次の式(5)により前記現像器用モータM1の回転速度N(rpm)を算出することができる。
N(rpm)=N0×1/1.6………式(5)
前記式(3)〜式(5)により算出された前記現像器用モータM1の回転速度N(rpm)は、前記設定モータ回転速度演算記憶手段C9cに記憶される。
図5は本発明の閾値設定処理のフローチャートである。
図5のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、前記コントローラCのROMやハードディスク等に記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理は画像形成装置Uの他の各種処理と並行してマルチタスクで実行される。
図5の閾値設定処理のフローチャートは画像形成装置Uの電源オンにより開始される。
ST2において、印刷用画像データが有るか否かを判別する。ノー(N)の場合は前記ST1に戻り、イエス(Y)の場合はST3に進む。
ST3において、1頁分の画像の写真比率Q(%)を算出して記憶する。そして、ST4に進む。
ST4において、写真比率QがQ1(25%)よりも小さいか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST5に進み、ノー(N)の場合はST6に進む。
ST5において、次の処理(1)、(2)を実行して、前記ST2に戻る。
(1)第1設定閾値P1を6[%]に設定する。
(2)第2設定閾値P2を4[%]に設定する。
ST7において、次の処理(1)、(2)を実行して、前記ST2に戻る。
(1)第1設定閾値P1を6.6[%]に設定する。
(2)第2設定閾値P2を4.4[%]に設定する。
ST8において、写真比率QがQ3(75%)よりも小さいか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST9に進み、ノー(N)の場合はST10に進む。
ST9において、次の処理(1)、(2)を実行して、前記ST2に戻る。
(1)第1設定閾値P1を7.2[%]に設定する。
(2)第2設定閾値P2を4.8[%]に設定する。
ST10において、次の処理(1)、(2)を実行して、前記ST2に戻る。
(1)第1設定閾値P1を7.8[%]に設定する。
(2)第2設定閾値P2を5.2[%]に設定する。
図6のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、前記図5に示す閾値設定処理のフローチャートと同様に、画像形成装置Uの他の各種処理と並行して実行される。
図6に示す現像ロール周速度設定処理(すなわち現像器用モータ回転速度設定処理)のフローチャートは画像形成装置Uの電源オンにより開始される。
図6のST21において、コピースタートキーがオンされたか否かを判別する。ノー(N)の場合はST21を繰り返し、イエス(Y)の場合はST22に進む。
ST22において、印刷用画像データが有るか否かを判別する。ノー(N)の場合は前記ST21に戻り、イエス(Y)の場合はST23に進む。
ST23において、1頁分の画像の画像面積比率P(%)を算出して記憶する。そして、ST24に進む。
ST25において、次の処理(1)、(2)を実行して、前記ST22に戻る。
(1)連続印刷回数カウンタKTのカウント値nを「n=0」にする。
(2)現像器用モータM1の回転速度N[rpm]を現像器用モータ回転速度の基準値N0に設定する。
ST26において、連続印刷回数カウンタKTのカウント値nを「n=n+1」にする。そして、ST27に進む。
ST27において、連続印刷回数カウンタKTのカウント値nが10以上か否かを判別する。ノー(N)の場合はST28に進み、イエス(Y)の場合はST29に進む。
ST29において、画像面積比率P(%)が前記図5に示す閾値設定処理のフローチャートにより設定された第2設定閾値P2以上か否かを判別する。イエス(Y)の場合はST30に進み、ノー(N)の場合はST31に進む。
ST30において、現像器用モータM1の回転速度N[rpm]をN0×1.3/1.6[rpm]に設定して、前記ST22に戻る。
ST31において、現像器用モータM1の回転速度N[rpm]をN0×1/1.6[rpm]に設定して、前記ST22に戻る。
図7Aにおいて、写真比率QがQ1(25%)よりも小さい時の画像面積比率Pが第1設定閾値P1(6%)以上の場合(P1≦P)、前記現像器用モータM1の回転速度Nを現像器用モータ回転速度の基準値N0[rpm]に設定する。
写真比率QがQ1(25%)よりも小さい時の画像面積比率Pが第1設定閾値P1(6%)よりも小さく第2設定閾値P2(4%)以上の場合(P2≦P<P1)、前記現像器用モータM1の回転速度NをN0×1.3/1.6[rpm]に設定する。
写真比率QがQ1(25%)よりも小さい時の画像面積比率Pが第2設定閾値P2(4%)よりも小さい場合(P<P2)、前記現像器用モータM1の回転速度NをN0×1/1.6[rpm]に設定する。
写真比率QがQ3(75%)以上の時の画像面積比率Pが第1設定閾値P1(7.8%)よりも小さく第2設定閾値P2(5.2%)以上の場合(P2≦P<P1)、前記現像器用モータM1の回転速度NをN0×1.3/1.6[rpm]に設定する。
写真比率QがQ3(75%)以上の時の画像面積比率Pが第2設定閾値P2(5.2%)よりも小さい場合(P<P2)、前記現像器用モータM1の回転速度NをN0×1/1.6[rpm]に設定する。
前記構成を備えた実施例1の現像器内現像剤攪拌制御装置(D+C+D1+M1)では、前記現像ロールR0および現像剤攪拌部材R1,R2は、前記現像器用モータM1に連動して回転する。したがって、前記現像ロールR0の周速度が所望の値となるように前記現像器用モータM1の回転速度Nを設定すると、前記現像剤攪拌部材R1,R2の回転速度が間接的に設定されることになる。このため、現像容器V内のトナーの入れ替わりが少ない場合に前記現像器用モータM1の回転速度Nの設定値を低くすることにより、前記現像剤攪拌部材R1,R2の回転速度を低下させることができる。その場合、前記現像剤攪拌部材R1,R2の過度の攪拌によるトナー劣化を低減させることができる。
すなわち、画像面積比率Pが第1設定閾値P1以上の場合(P1≦P)、前記現像器用モータM1の回転速度Nを現像器用モータ回転速度の基準値N0[rpm]に設定する。前記画像面積比率Pが第1設定閾値P1よりも小さく第2設定閾値P2以上の場合(P2≦P<P1)、前記現像器用モータM1の回転速度NをN0×1.3/1.6[rpm]に設定する。前記画像面積比率Pが第2設定閾値P2よりも小さい場合(P<P2)、前記現像器用モータM1の回転速度NをN0×1/1.6[rpm]に設定する。
このように、前記画像面積比率P(%)の値が低くなると、前記現像器用モータM1の回転速度Nを低く設定するので、前記現像剤攪拌部材R1,R2の回転によるトナーの劣化を低減することができる。
すなわち、前記写真比率QがQ1(25%)より小さい場合(Q<Q1)、前記第1設定閾値P1を4%に設定し、前記第2設定閾値P2を6%に設定する。前記写真比率QがQ1(25%)以上で、且つQ2(50%)よりも小さい場合(Q1≦Q<Q2)、第1設定閾値P1を6.6%に設定し、第2設定閾値P2を4.4%に設定する。前記写真比率QがQ2(50%)以上で、且つQ3(75%)よりも小さい場合(Q2≦Q<Q3)、第1設定閾値P1を7.2%に設定し、第2設定閾値P2を4.8%に設定する。前記写真比率QがQ3(75%)以上の場合(Q3≦Q)、第1設定閾値P1を7.8%に設定し、第2設定閾値P2を5.2%に設定する。
このように、前記写真比率Q(%)の値が大きくなるにしたがって、前記第1設定閾値P1(%)および第2設定閾値P2(%)の値を大きく設定するので、前記現像器用モータM1の回転速度が小さく設定される。この場合、トナーの劣化速度を適切に低下させることができる。
なお、この図8に示す実施例2の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例2は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。
(コントローラCの機能)
実施例2のコントローラCは、次の機能を有している。
C8′:連続印刷回数閾値記憶手段
連続印刷回数閾値記憶手段C8′は、P<P1連続印刷回数閾値記憶手段C8aと、P<P2連続印刷回数閾値記憶手段C8bとを有している。
C8a:P<P1連続印刷回数閾値記憶手段
P<P1連続印刷回数閾値記憶手段C8aは、P<P1連続印刷回数閾値n 1 0を記憶する。なお、実施例2では、前記P<P1連続印刷回数閾値n10は「10」に設定されている。
P<P2連続印刷回数閾値記憶手段C8bは、P<P2連続印刷回数閾値n20を記憶する。なお、実施例2では、前記P<P2連続印刷回数閾値n20は「8」に設定されている。
KT′:連続印刷回数カウンタ
連続印刷回数カウンタKT′は、P<P1連続印刷回数カウンタKT1と、P<P2連続印刷回数カウンタKT2とを有している。
KT1:P<P1連続印刷回数カウンタ
P<P1連続印刷回数カウンタKT1は、画像面積比率Pが第1設定閾値P1よりも小さい画像の印刷が連続した場合の連続印刷回数n1をカウントする。
KT2:P<P2連続印刷回数カウンタ
P<P2連続印刷回数カウンタKT2は、画像面積比率Pが第2設定閾値P2よりも小さい画像の印刷が連続した場合の連続印刷回数n2をカウントする。
図9のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、前記図5に示す閾値設定処理のフローチャートと同様に、画像形成装置Uの他の各種処理と並行して実行される。
図9のST41において、コピースタートキーがオンされたか否かを判別する。ノー(N)の場合はST41を繰り返し、イエス(Y)の場合はST42に進む。
ST42において、印刷用画像データが有るか否かを判別する。ノー(N)の場合は前記ST41に戻り、イエス(Y)の場合はST43に進む。
ST43において、1頁分の画像の画像面積比率P(%)を算出して記憶する。そして、ST44に進む。
ST45において、次の処理(1)〜(3)を実行して、前記ST42に戻る。
(1)現像器用モータM1の回転速度N[rpm]を現像器用モータ回転速度の基準値N0に設定する
(2)P<P1連続印刷回数カウンタKT1のカウント値n1を「n1=0」にする。
(3)P<P2連続印刷回数カウンタKT2のカウント値n2を「n2=0」にする。
ST46において、P<P1連続印刷回数カウンタKT1のカウント値n1を「n1=n1+1」にする。
ST47において、面積比率P(%)が前記図5に示す閾値設定処理のフローチャートにより設定された第2設定閾値P2より小さいか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST48に進み、ノー(N)の場合はST51に進む。
ST49において、P<P2連続印刷回数カウンタKT2のカウント値n2がP<P2連続印刷回数閾値n20(=8)以上か否かを判別する。イエス(Y)の場合はST50に進み、ノー(N)の場合はST51に進む。
ST50において、現像器用モータM1の回転速度N[rpm]をN0×1/1.6[rpm]に設定して、前記ST42に戻る。
ST51において、P<P1連続印刷回数カウンタKT1のカウント値n1がP2<P<P1連続印刷回数閾値n10(=10)以上か否かを判別する。イエス(Y)の場合はST52に進み、ノー(N)の場合はST53に進む。
ST52において、現像器用モータM1の回転速度N[rpm]をN0×1.3/1.6[rpm]に設定して、前記ST42に戻る。
ST53において、現像器用モータM1の回転速度N[rpm]を現像器用モータ回転速度の基準値N0に設定して、前記ST42に戻る。
前記構成を備えた実施例2の現像器内現像剤攪拌制御装置(D+C+D1+M1)では、P<P1連続印刷回数カウンタKT1は、画像面積比率Pが第1設定閾値P1よりも小さい画像の印刷が連続した場合の連続印刷回数n1をカウトする。前記連続印刷回数n1が前記P<P1連続印刷回数閾値n10(=10)以上の場合、現像器用モータM1の回転速度N[rpm]をN0×1.3/1.6[rpm]に設定する。
P<P2連続印刷回数カウンタKT2は、画像面積比率Pが第2設定閾値P2よりも小さい画像の印刷が連続した場合の連続印刷回数n2をカウトする。前記連続印刷回数n2が前記P<P2連続印刷回数閾値n20(=8)以上の場合、現像器用モータM1の回転速度N[rpm]をN0×1/1.6[rpm]に設定する。
このような設定を行うことにより画像面積比率Pの小さい画像が連続した場合(P<P1画像が連続n10(=10)回以上、またはP<P2画像が連続n20(=8)回以上連続した場合)に現像器用モータM1の回転数Nを低下させて、トナーの劣化速度を低下させることができる。
その他、実施例2の現像器内現像剤攪拌制御装置(D+C+D1+M1)の作用効果は、前記実施例1の現像器内現像剤攪拌制御装置(D+C+D1+M1)と同様の作用効果を奏する。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記各実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更実施例(H01)〜(H06)を下記に例示する。
(H01)前記実施例1において、画像面積比率P(%)の閾値を第1設定閾値(P1)と第2設定閾値(P2)とで2つ設けたがこれに限定されず、前記閾値を1つまたは3つ以上設けることも可能である。
(H02)前記各実施例において、連続印刷回数閾値(n0,n10,n20)の設定値(n0=10,n10=10,n20=8)はこれに限定されず、前記連続印刷回数閾値(n0,n10,n20)を任意の設定値(例えば、n0=8,n10=7,n20=6)に設定することが可能である。また、前記実施例1の連続印刷回数閾値n0を「0」または「1」に設定した場合、現像剤攪拌部材(R1,R2)の回転速度の設定を1頁毎に設定することになる。
(H04)前記実施例1において、写真比率Q(%)の写真比率判別用閾値(Q1=25%,Q2=50%,Q3=75%)の値はこれに限定されず、環境や画像形成装置の機種に応じた任意の値に設定(例えば、Q1=20%,Q2=40%,Q3=60%等)することが可能である。
(H05)前記実施例1において、補正係数αの値(α0=1.0,α1=1.1,α2=1.2,α3=1.3)はこれに限定されず、環境や画像形成装置の機種に応じた任意の値に設定(例えば、α0=1.0,α1=1.2,α2=1.4,α3=1.6等)することが可能である。
(H06)前記実施例1において、画像面積比率PがP2≦P<P1の場合には、連続印刷回数カウンタKTのカウント値n=n+1とし、P<P2の場合には、n=n+1.2としてカウント値nを加算し、n=10以上になったときに攪拌搬送部材R1,R2の回転数を低下させることが可能である。前記P<P2の場合にn=n+1.2としたが、加算した1.2の値は、任意の値(例えば13,14,15)に設定することができる。
C3…写真比率算出記憶手段、
C4…写真比率閾値記憶手段、
C5…写真比率比較判別手段、
C6…画像面積比率閾値設定記憶手段、
C6a…閾値の基準値記憶手段、
C7…画像面積比率比較判別手段、
C8…連続印刷回数閾値記憶手段、
C9…攪拌部材回転速度設定記憶手段、
D…現像器、
D+C+D1+M1…現像器内現像剤攪拌制御装置、
KT…連続印刷回数カウンタ、
n,n1,n2…連続印刷回数、
n0,n10,n20…連続印刷回数閾値、
P…算出画像面積比率、
P1,P2…画像面積比率設定閾値、
P1a,P2a…閾値の基準値、
PR…像担持体、
Q1〜Q3…写真比率判別用閾値、
R0…現像ロール、
R1,R2…攪拌部材、
U…画像形成装置、
V…現像容器。
Claims (4)
- 次の構成要件(A01)〜(A05),(A08)〜(A010),(A017)〜(A020)を備えた現像器内現像剤攪拌制御装置、
(A01)トナーを含む現像剤を収容する現像容器と、前記現像容器に回転可能に収容され且つ前記現像剤を攪拌する現像剤攪拌部材と、前記現像容器に回転可能に収容され且つ前記攪拌された現像剤を静電潜像が形成された像担持体の表面に搬送する現像ロールとを有し、前記像担持体表面に形成された静電潜像をトナー像に現像する現像器、
(A02)次に画像記録を行う1頁分の画像の画像面積比率を算出して記憶する画像面積比率算出記憶手段、
(A03)前記算出された画像面積比率である算出画像面積比率が小さいか否か判別するための閾値の基準値を記憶する閾値の基準値記憶手段を有し、前記基準値に基づいて前記閾値を設定し、前記設定した閾値を画像面積比率設定閾値として記憶する画像面積比率閾値設定記憶手段、
(A04)前記算出画像面積比率が前記画像面積比率設定閾値に比較して小さいか否かを判別する画像面積比率比較判別手段、
(A05)前記算出画像面積比率が前記画像面積比率設定閾値に比較して小さい場合には大きい場合よりも前記現像剤攪拌部材の回転速度を小さく設定し記憶する攪拌部材回転速度設定記憶手段、
(A08)前記算出画像面積比率が前記画像面積比率設定閾値に比較して小さい画像の印刷が連続した場合の連続印刷回数をカウントする連続印刷回数カウンタ、
(A09)前記連続印刷回数の閾値である連続印刷回数閾値を記憶する連続印刷回数閾値記憶手段、
(A010)前記算出画像面積比率が前記画像面積比率設定閾値に比較して小さい画像の印刷が前記連続印刷回数閾値を超えて連続している場合にのみ前記現像剤攪拌部材の回転速度を小さく設定し記憶する前記攪拌部材回転速度設定記憶手段、
(A017)次に画像記録を行う1頁分の画像の全表示部分に対する階調表示部分の比率である写真比率を算出して記憶する写真比率算出記憶手段、
(A018)前記算出された写真比率である算出写真比率が小さいか否か判別するための閾値である写真比率判別用閾値を記憶する写真比率閾値記憶手段、
(A019)前記算出写真比率が前記写真比率判別用閾値に比較して小さいか否かを判別する写真比率比較判別手段、
(A020)前記算出写真比率が前記写真比率判別用閾値に比較して大きい場合には小さい場合に比較して前記画像面積比率設定閾値を大きく設定する前記画像面積比率閾値設定記憶手段。 - 次の構成要件(A01)〜(A05),(A011)〜(A013),(A014)〜(A016),(A017)〜(A020)を備えた現像器内現像剤攪拌制御装置、
(A01)トナーを含む現像剤を収容する現像容器と、前記現像容器に回転可能に収容され且つ前記現像剤を攪拌する現像剤攪拌部材と、前記現像容器に回転可能に収容され且つ前記攪拌された現像剤を静電潜像が形成された像担持体の表面に搬送する現像ロールとを有し、前記像担持体表面に形成された静電潜像をトナー像に現像する現像器、
(A02)次に画像記録を行う1頁分の画像の画像面積比率を算出して記憶する画像面積比率算出記憶手段、
(A03)前記算出された画像面積比率である算出画像面積比率が小さいか否か判別するための閾値の基準値を記憶する閾値の基準値記憶手段を有し、前記基準値に基づいて前記閾値を設定し、前記設定した閾値を画像面積比率設定閾値として記憶する画像面積比率閾値設定記憶手段、
(A04)前記算出画像面積比率が前記画像面積比率設定閾値に比較して小さいか否かを判別する画像面積比率比較判別手段、
(A05)前記算出画像面積比率が前記画像面積比率設定閾値に比較して小さい場合には大きい場合よりも前記現像剤攪拌部材の回転速度を小さく設定し記憶する攪拌部材回転速度設定記憶手段、
(A011)前記算出された画像面積比率である算出画像面積比率が小さいか否か判別するための閾値として、第1閾値および前記第1閾値よりも小さい第2閾値の2つの閾値を設定し、前記設定した第1閾値および第2閾値を画像面積比率第1設定閾値および画像面積比率第2設定閾値として記憶する前記画像面積比率閾値設定記憶手段、
(A012)前記算出画像面積比率が前記画像面積比率第1設定閾値および画像面積比率第2設定閾値に対して小さいか否かを判別する前記画像面積比率比較判別手段、
(A013)前記算出画像面積比率が前記画像面積比率第2設定閾値よりも小さい場合には、前記算出画像面積比率が前記画像面積比率第1設定閾値に比較して小さく且つ画像面積比率第2設定閾値より大きい場合よりも前記現像剤攪拌部材の回転速度を小さく設定し記憶する前記攪拌部材回転速度設定記憶手段、
(A014)前記算出画像面積比率が前記画像面積比率第1設定閾値に比較して小さい画像の印刷が連続した場合の連続印刷回数をカウントする連続印刷回数カウンタ、
(A015)前記連続印刷回数の閾値である連続印刷回数閾値を記憶する連続印刷回数閾値記憶手段、
(A016)前記算出画像面積比率が前記画像面積比率第1設定閾値に比較して小さい画像の印刷が前記連続印刷回数閾値を超えて連続している場合にのみ前記現像剤攪拌部材の回転速度を小さく設定し記憶する前記攪拌部材回転速度設定記憶手段、
(A017)次に画像記録を行う1頁分の画像の全表示部分に対する階調表示部分の比率である写真比率を算出して記憶する写真比率算出記憶手段、
(A018)前記算出された写真比率である算出写真比率が小さいか否か判別するための閾値である写真比率判別用閾値を記憶する写真比率閾値記憶手段、
(A019)前記算出写真比率が前記写真比率判別用閾値に比較して小さいか否かを判別する写真比率比較判別手段、
(A020)前記算出写真比率が前記写真比率判別用閾値に比較して大きい場合には小さい場合に比較して前記画像面積比率設定閾値を大きく設定する前記画像面積比率閾値設定記憶手段。 - 次の構成要件(A01)〜(A05),(A011)〜(A013),(A014′)〜(A016′),(A017)〜(A020)を備えた現像器内現像剤攪拌制御装置、
(A01)トナーを含む現像剤を収容する現像容器と、前記現像容器に回転可能に収容され且つ前記現像剤を攪拌する現像剤攪拌部材と、前記現像容器に回転可能に収容され且つ前記攪拌された現像剤を静電潜像が形成された像担持体の表面に搬送する現像ロールとを有し、前記像担持体表面に形成された静電潜像をトナー像に現像する現像器、
(A02)次に画像記録を行う1頁分の画像の画像面積比率を算出して記憶する画像面積比率算出記憶手段、
(A03)前記算出された画像面積比率である算出画像面積比率が小さいか否か判別するための閾値の基準値を記憶する閾値の基準値記憶手段を有し、前記基準値に基づいて前記閾値を設定し、前記設定した閾値を画像面積比率設定閾値として記憶する画像面積比率閾値設定記憶手段、
(A04)前記算出画像面積比率が前記画像面積比率設定閾値に比較して小さいか否かを判別する画像面積比率比較判別手段、
(A05)前記算出画像面積比率が前記画像面積比率設定閾値に比較して小さい場合には大きい場合よりも前記現像剤攪拌部材の回転速度を小さく設定し記憶する攪拌部材回転速度設定記憶手段、
(A011)前記算出された画像面積比率である算出画像面積比率が小さいか否か判別する
ための閾値として、第1閾値および前記第1閾値よりも小さい第2閾値の2つの閾値を設定し、前記設定した第1閾値および第2閾値を画像面積比率第1設定閾値および画像面積比率第2設定閾値として記憶する前記画像面積比率閾値設定記憶手段、
(A012)前記算出画像面積比率が前記画像面積比率第1設定閾値および画像面積比率第2設定閾値に対して小さいか否かを判別する前記画像面積比率比較判別手段、
(A013)前記算出画像面積比率が前記画像面積比率第2設定閾値よりも小さい場合には、前記算出画像面積比率が前記画像面積比率第1設定閾値に比較して小さく且つ画像面積比率第2設定閾値より大きい場合よりも前記現像剤攪拌部材の回転速度を小さく設定し記憶する前記攪拌部材回転速度設定記憶手段、
(A014′)前記算出画像面積比率が前記画像面積比率第1設定閾値に比較して小さい画像の印刷が連続した場合の連続印刷回数である第1の連続印刷回数、および前記画像面積比率第2設定閾値に比較して小さい画像の印刷が連続した場合の連続印刷回数である第2の連続印刷回数をカウントする連続印刷回数カウンタ、
(A015′)前記第1の連続印刷回数および第2の連続印刷回数の閾値である第1の連続印刷回数閾値および第2の連続印刷回数閾値を記憶する連続印刷回数閾値記憶手段、
(A016′)前記算出画像面積比率が前記画像面積比率第1設定閾値に比較して小さい画像の印刷が前記第1の連続印刷回数閾値を超えて連続している場合および前記画像面積比率第2設定閾値に比較して小さい画像の印刷が前記第2の連続印刷回数閾値を超えて連続している場合にのみ前記現像剤攪拌部材の回転速度を小さく設定し記憶する前記攪拌部材回転速度設定記憶手段、
(A017)次に画像記録を行う1頁分の画像の全表示部分に対する階調表示部分の比率である写真比率を算出して記憶する写真比率算出記憶手段、
(A018)前記算出された写真比率である算出写真比率が小さいか否か判別するための閾値である写真比率判別用閾値を記憶する写真比率閾値記憶手段、
(A019)前記算出写真比率が前記写真比率判別用閾値に比較して小さいか否かを判別する写真比率比較判別手段、
(A020)前記算出写真比率が前記写真比率判別用閾値に比較して大きい場合には小さい場合に比較して前記画像面積比率設定閾値を大きく設定する前記画像面積比率閾値設定記憶手段。 - 次の構成要件(A024)を備えた画像形成装置、
(A024)請求項1ないし3のいずれか記載の現像器内現像剤攪拌制御装置。
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