JP4773697B2 - Soi基板およびその製造方法ならびに半導体装置 - Google Patents

Soi基板およびその製造方法ならびに半導体装置 Download PDF

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Description

本発明は、SOI基板およびその製造方法ならびに半導体装置に関する。
従来のSOI(Silicon On Insulator)基板としては、例えば特許文献1に記載されたものがある。同文献に記載のSOI基板は、絶縁層とその上に積層されたシリコン層とを有して構成されている。このSOI基板には貫通電極が形成されており、当該貫通電極は、シリコン層および絶縁層を共に貫通している。すなわち、貫通電極は、絶縁層側の端面が絶縁層から突出するように形成されている。それゆえ、この貫通電極は、絶縁層の下面(上記シリコン層と反対側の面)に支持基板が設けられた状態において、その支持基板まで達している。
特開2003−7909号公報(図57)
しかしながら、上述のように貫通電極が絶縁層から突出した構造では、上記SOI基板を備える半導体装置の製造工程において支持基板を除去する際に、貫通電極が何らかのダメージを受け易くなってしまう。そのため、特許文献1に記載のSOI基板には、信頼性の面で向上の余地がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、信頼性の高いSOI基板およびその製造方法ならびに半導体装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明によるSOI基板は、第1絶縁膜と、前記第1絶縁膜上に位置するエッチング阻止膜と、前記エッチング阻止膜上に形成された第2絶縁膜とを含む絶縁層と、前記絶縁層上に設けられたシリコン層と、前記シリコン層から前記絶縁層まで達する貫通電極を備え、前記貫通電極における前記絶縁層側の端面は、前記エッチング阻止膜のうち前記第1絶縁膜と接する面に位置していることを特徴とする。
このSOI基板においては、貫通電極における絶縁層側の端面が絶縁層内に止まっている。すなわち、当該端面が絶縁層から突出しない構造となっている。それゆえ、当該SOI基板を備える半導体装置の製造工程において支持基板を除去する際に、貫通電極がダメージを受けにくい。したがって、信頼性の高いSOI基板が実現される。
絶縁層は、エッチング阻止膜を含んでいる。これにより、貫通電極の上記端面が絶縁層内に止まった構造を容易に実現することができる。
エッチング阻止膜は、SiNであってもよい。これにより、エッチング阻止膜を重金属等の拡散を阻止する金属拡散阻止膜としても機能させることができる。また、この場合において、絶縁層は、エッチング阻止膜のシリコン層と反対側に設けられたシリコン酸化膜を含んでいてもよい。この場合、シリコン窒化膜とシリコン酸化膜とのエッチング選択比により、貫通電極の上記端面が絶縁層内に止まった構造を一層容易に実現することができる。
絶縁層の厚さは、100nm以上800nm以下であってもよい。絶縁層の厚さが100nm以上であることにより、絶縁層のカバレッジを充分に確保することができる。ところで、絶縁層の厚さが大き過ぎるとSOI基板に反りが生じることがある。この点、厚さが800nm以下であれば、SOI基板に生じる反りを充分に抑制することができる。
上記SOI基板は、シリコン層に設けられたポリシリコンプラグを備えていてもよい。これにより、ポリシリコンプラグを不純物のゲッタリングサイトとして機能させることができる。このポリシリコンプラグは、貫通電極の側面に接していてもよい。
本発明による半導体装置は、上記SOI基板を備えることを特徴とする。上記SOI基板は、上述の通り、支持基板を除去する際に貫通電極がダメージを受けにくく、信頼性が高い。したがって、この半導体装置においても高い信頼性が得られる。
本発明によるSOI基板の製造方法は、支持基板と、前記支持基板上に設けられた絶縁層と、前記絶縁層上に設けられたシリコン層とを有して構成されたSOIウエハに、前記シリコン層から前記絶縁層まで達する孔または溝を形成し、前記孔または前記溝に導電膜を埋め込むことにより、貫通電極を形成する貫通電極形成工程を含み、前記絶縁層は、第1絶縁膜と、前記第1絶縁膜上に位置するエッチング阻止膜と、前記エッチング阻止膜上に形成された第2絶縁膜とを含み、前記貫通電極形成工程においては、前記貫通電極における前記絶縁層側の端面が、前記エッチング阻止膜のうち前記絶縁層とは逆側の面に位置するように、前記貫通電極を形成することを特徴とする。
この製造方法においては、貫通電極における絶縁層側の端面が絶縁層内に止まるように貫通電極を形成する。すなわち、当該端面が絶縁層から突出しないように貫通電極を形成する。それゆえ、当該SOI基板を備える半導体装置の製造工程において支持基板を除去する際に、貫通電極がダメージを受けにくい。したがって、この製造方法によれば、信頼性の高いSOI基板を得ることができる。
本発明によれば、信頼性の高いSOI基板およびその製造方法ならびに半導体装置が実現される。
以下、図面を参照しつつ、本発明によるSOI基板およびその製造方法ならびに半導体装置の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明によるSOI基板の一実施形態を示す断面図である。また、図2は、本発明によるSOI基板の一実施形態を示す平面図である。SOI基板1は、支持基板10、支持基板10上に積層された絶縁層20、および絶縁層20上に積層されたシリコン層30を有して構成されている。本実施形態において支持基板10としては、シリコン基板を用いている。
絶縁層20は、シリコン酸化膜21(第1シリコン酸化膜)、シリコン窒化膜23、およびシリコン酸化膜25(第2シリコン酸化膜)を含んでいる。すなわち、絶縁層20は、これらのシリコン酸化膜21、シリコン窒化膜23およびシリコン酸化膜25が支持基板10側から順に積層された多層絶縁膜として構成されている。シリコン窒化膜23は、エッチング阻止膜として機能するとともに、重金属等の拡散を阻止する金属拡散阻止膜としても機能する。シリコン酸化膜21およびシリコン酸化膜25は、例えばSiO膜である。シリコン窒化膜23は、例えばSiN膜である。なお、シリコン窒化膜23の代わりにまたはシリコン窒化膜23と共に、SiCN膜もしくはSiON膜またはこれらの組み合わせを用いてもよい。また、絶縁層20の厚さは、100nm以上800nm以下であることが好適である。
SOI基板1のデバイス形成領域(回路形成領域)A1には、貫通電極40が設けられている。この貫通電極40は、シリコン層30から絶縁層20まで達している。具体的には、貫通電極40は、シリコン層30の表面に端を発し、シリコン層30を貫通して絶縁層20の内部まで延びている。ここで、貫通電極40の絶縁層20側の端面40aは、絶縁層20内に止まっている。本実施形態において、端面40aの位置は、シリコン窒化膜23の支持基板10側の面(すなわちシリコン層30と反対側の面)に略一致している。貫通電極40の材料としては、例えばCu、W、Alまたはポリシリコンを用いることができる。貫通電極40の側面は、SiO等の絶縁膜41により覆われている。
また、デバイス形成領域A1には、ポリシリコンプラグ50が設けられている。ポリシリコンプラグ50は、シリコン層30を貫通するように形成されている。本実施形態においては、ポリシリコンプラグ50が複数設けられている。
デバイス形成領域A1とスクライブライン領域A2との境界に沿って、溝部60が設けられている。溝部60は、シリコン層30を貫通して絶縁層20まで達しているともに、図2に示すように、デバイス形成領域A1の側面全体を包囲するように設けられている。溝部60内には、導電膜61が埋め込まれている。この導電膜61の材料としては、例えば貫通電極40と同一の材料が用いられる。また、導電膜61の内周面および外周面は、共に絶縁膜63により覆われている。なお、図2においては、絶縁膜41、ポリシリコンプラグ50および絶縁膜63の図示を省略している。
図3および図4を参照しつつ、本発明によるSOI基板の製造方法の一実施形態として、SOI基板1の製造方法の一例を説明する。まず、支持基板10となる第1のシリコンウエハ上に、SiO、SiNおよびSiOを順に積層する。この多層絶縁膜の膜厚は、100nm以上800nm以下に設定することが好ましい。この第1のシリコンウエハに、シリコン層30となる第2のシリコンウエハを貼り合わせて真空中でアニールし、支持基板10上に絶縁層20およびシリコン層30が積層されたSOIウエハを得る(図3)。
次に、図3に示すSOIウエハの所定位置に、例えばドライエッチングにより、シリコン層30から絶縁層20まで達する、貫通電極40用の孔71を形成する。このとき、貫通電極40の端面40a(図1参照)が絶縁層20内に止まるように、シリコン酸化膜21とシリコン窒化膜23との境界でエッチングが止まるようなエッチング条件とする。本例においては、孔71と同時に溝部60も形成する。さらに、この状態でシリコン層30を熱酸化することにより、絶縁膜41および絶縁膜63を形成する(図4)。なお、孔71は、溝でもよい。
続いて、孔71に導電膜を埋め込むことにより、貫通電極40を形成する(貫通電極形成工程)。本例においては、孔71と同時に溝部60にも導電膜を埋め込む。具体的には、TiN、TaNまたはTa等のバリアメタルを形成後、Cu、W、またはAlをメッキまたはCVDにより成膜する。さらに、孔71および溝部60の内部以外に成膜された導電膜、およびシリコン層30上の絶縁膜を除去する。また、シリコン層30の所定位置にポリシリコンプラグ50を形成する。以上により、図1に示すSOI基板1を得る。
さらに、図5〜図9を参照しつつ、SOI基板1を備える半導体装置の製造方法の一例を説明する。まず、SOI基板1のデバイス形成領域A1上に必要なデバイスを形成した後、スクライブライン領域A2をダイシングすることにより、SOI基板1上に配線層100が設けられた半導体チップ3を複数得る(図5)。なお、配線層100には、配線の他にも、電極端子、各種受動素子等の各種回路要素を含んでも良い。
次に、表面に配線層81を有するベースウエハ80を準備し、この上に半導体チップ3を積層する(図6)。このとき、配線層81,100同士が対向するようにする。ベースウエハ80と半導体チップ3との接合には、例えば、表面活性化接合法を用いることができる。この方法は、両者の接合面をCMP法(化学機械研磨法)等により平坦化し、相対する電極および絶縁膜同士をプラズマ照射等により活性化させた状態で接合するものである。なお、一般的なフリップチップ接合工法を用いて電極間の接合および樹脂封止を行ってもよい。本例においては、ベースウエハ80上に、所定の間隔を置いて複数の半導体チップ3を積層する。この間隔は、後の工程でベースウエハ80をダイシングする際に用いられるダイシングブレードの厚さよりも大きく設定される。
続いて、例えばウエットエッチングにより、SOI基板1から支持基板10を除去する(支持基板除去工程)。このとき、貫通電極40の端面40aが露出するように、支持基板10と共にシリコン酸化膜21も除去する(図7)。なお、支持基板除去工程においては、ウエットエッチング以外にも、研削もしくはCMPまたはそれらの組み合わせによって支持基板10を除去してもよい。
さらに、SOI基板91上に配線層93が設けられた第2の半導体チップ90を準備し、これを半導体チップ3上に積層する。このとき、配線層93が半導体チップ3に対向するようにする(図8)。
最後に、ベースウエハ80における半導体チップ3が設けられていない領域をダイシングすることにより、SOI基板1を備える半導体装置5を得る(図9)。
本実施形態の効果を説明する。本実施形態においては、貫通電極40の端面40aが絶縁層20内に止まっている。すなわち、端面40aが絶縁層20から突出しない構造となっている。それゆえ、支持基板除去工程において支持基板10を除去する際に、貫通電極40がダメージを受けにくい。したがって、信頼性の高いSOI基板1およびそれを備える半導体装置が実現されている。
絶縁層20はエッチング阻止膜として機能するシリコン窒化膜23を含んでいるため、貫通電極40の端面40aが絶縁層20内に止まった構造を容易に実現することができる。シリコン窒化膜23としてSiNを用いた場合、シリコン窒化膜23の金属拡散阻止膜としての効果が特に顕著となる。また、絶縁層20は、SiON膜またはSiCNを含む場合にも、金属拡散阻止膜として好適に機能することができる。
絶縁層20はシリコン酸化膜21を含んでいるため、シリコン窒化膜23とシリコン酸化膜21とのエッチング選択比により、貫通電極40の端面40aが絶縁層20内に止まった構造を一層容易に実現することができる。
さらに、本実施形態においてはシリコン酸化膜25が設けられており、このシリコン酸化膜25も金属拡散阻止膜として機能する。したがって、シリコン酸化膜21、シリコン窒化膜23およびシリコン酸化膜25からなる多層膜構造を有する絶縁層20は、エッチング阻止の面でも金属拡散阻止の面でも特に優れた機能を発揮する。ただし、本実施形態において絶縁層20が多層膜構造を有することは必須ではない。絶縁層20は、例えばシリコン酸化膜21とシリコン窒化膜23とからなる2層構造であってもよく、あるいはシリコン酸化膜21のみからなる単層構造であってもよい。
絶縁層の厚さを100nm以上とした場合、絶縁層20のカバレッジを充分に確保することができる。また、この厚さを800nm以下とした場合、SOI基板1に生じる反りを充分に抑制することができる。
シリコン層30にポリシリコンプラグ50が設けられている。このため、SOI基板1においてはこのポリシリコンプラグ50により、不純物のゲッタリングが行われる。なお、ポリシリコンプラグ50は、図10に示すように、貫通電極40の側面に接して設けられていてもよい。同図においては、導電膜61の側面にも接してポリシリコンプラグ50が設けられている。ただし、ポリシリコンプラグ50を設けることは必須ではない。
シリコン層30におけるデバイス形成領域A1の側面全体を包囲するように導電膜61および絶縁膜63が設けられている。このため、チップの側面に重金属等が付着した場合であっても、これらの導電膜61および絶縁膜63により、デバイス形成領域A1の内部まで重金属等が拡散するのを防ぐことができる。したがって、SOI基板1の信頼性が一層向上している。しかも、上記実施形態においては、導電膜61および絶縁膜63を、貫通電極40と同一工程にて形成している。これにより、工程数の増大を招くことなく、導電膜61および絶縁膜63ならびに貫通電極40を備えるSOI基板1を得ることができる。ただし、導電膜61および絶縁膜63を共に設けることは必須ではなく、何れか一方のみを設けてもよく、何れも設けないこととしてもよい。
なお、上記実施形態においては、上記支持基板10が除去された後のSOI基板1において貫通電極40の端面40aがSOI基板1の表面と略一致する例を示した(図7等参照)。しかし、図11に示すように、当該端面40aは、SOI基板1の表面に対して窪んでいてもよい。同図において端面40a上には、半田43が設けられている。この半田43の表面には、SOI基板1の表面から突出している部分(突出部分)と、SOI基板1の表面から突出していない部分(非突出部分)とが存在している。具体的には、半田43表面の中央部はSOI基板1表面から突出し、半田43表面の縁部はSOI基板1表面から突出せずに絶縁層20内に止まっている。
図12は、図11に示す構造のSOI基板1同士を接合する様子を示している。上述のように、半田43表面に非突出部分が設けられていることにより、この部分が接合後の電極材の逃げとなり、SOI基板1の全面を好適に接合することができる。
また、図13に示すように、端面40aに突出部分と非突出部分とが存在するように貫通電極40を形成してもよい。同図の貫通電極40の形状は、図11の貫通電極40と半田43とを併せた形状と同一である。すなわち、図13においては、貫通電極40の端面40aの一部が絶縁層20内に止まった構成となっている。この場合も、端面全体が絶縁層から突出している場合と比べて、支持基板10を除去する際に貫通電極40がダメージを受けにくい。
SOI基板1を備える半導体装置としては、図9に示す半導体装置5に限らず、SOI基板1を備えていればどのようなものでもよい。例えば、SOI基板1を備えるインターポーザ(interposer)も、本発明による半導体装置の一実施形態に含まれる。このインターポーザは、積層型の半導体装置において、例えばロジックLSIとDRAMとの間に設けられる。かかる積層型の半導体装置においては、ロジックLSIとDRAMとの間の導通をインターポーザの貫通電極により行うことができるため、両者間の導通をワイヤボンディング等により行う場合に比して処理速度の向上および低消費電力化等の効果が得られる。
本発明によるSOI基板の一実施形態を示す断面図である。 本発明によるSOI基板の一実施形態を示す平面図である。 本発明によるSOI基板の製造方法の一実施形態を示す工程図である。 本発明によるSOI基板の製造方法の一実施形態を示す工程図である。 図1のSOI基板を備える半導体装置の製造方法の一例を示す工程図である。 図1のSOI基板を備える半導体装置の製造方法の一例を示す工程図である。 図1のSOI基板を備える半導体装置の製造方法の一例を示す工程図である。 図1のSOI基板を備える半導体装置の製造方法の一例を示す工程図である。 図1のSOI基板を備える半導体装置の製造方法の一例を示す工程図である。 図1のSOI基板の変形例を説明するための図である。 図1のSOI基板の変形例を説明するための図である。 図1のSOI基板の変形例を説明するための図である。 図1のSOI基板の変形例を説明するための図である。
符号の説明
1 SOI基板
3 半導体チップ
5 半導体装置
10 支持基板
20 絶縁層
21 シリコン酸化膜
23 シリコン窒化膜
25 シリコン酸化膜
30 シリコン層
40 貫通電極
40a 貫通電極の端面
41 絶縁膜
43 半田
50 ポリシリコンプラグ
60 溝部
61 導電膜
63 絶縁膜
80 ベースウエハ
100 配線層
A1 デバイス形成領域
A2 スクライブライン領域

Claims (8)

  1. 第1絶縁膜と、前記第1絶縁膜上に位置するエッチング阻止膜と、前記エッチング阻止膜上に形成された第2絶縁膜とを含む絶縁層と
    記絶縁層上に設けられたシリコン層と
    記シリコン層から前記絶縁層まで達する貫通電極と、
    を備え、
    前記貫通電極における前記絶縁層側の端面は、前記エッチング阻止膜のうち前記第1絶縁膜と接する面に位置しているSOI基板。
  2. 請求項に記載のSOI基板において、
    前記エッチング阻止膜は、SiNであるSOI基板。
  3. 請求項に記載のSOI基板において、
    前記第1絶縁膜は、シリコン酸化膜であるSOI基板。
  4. 請求項1乃至いずれかに記載のSOI基板において、
    前記絶縁層の厚さは、100nm以上800nm以下であるSOI基板。
  5. 請求項1乃至いずれかに記載のSOI基板において、
    前記シリコン層に設けられたポリシリコンプラグを備えるSOI基板。
  6. 請求項に記載のSOI基板において、
    前記ポリシリコンプラグは、前記貫通電極の側面に接しているSOI基板。
  7. 請求項1乃至いずれかに記載のSOI基板を備える半導体装置。
  8. 支持基板と、前記支持基板上に設けられた絶縁層と、前記絶縁層上に設けられたシリコン層とを有して構成されたSOIウエハに、前記シリコン層から前記絶縁層まで達する孔または溝を形成し、前記孔または前記溝に導電膜を埋め込むことにより、貫通電極を形成する貫通電極形成工程を含み、
    前記絶縁層は、第1絶縁膜と、前記第1絶縁膜上に位置するエッチング阻止膜と、前記エッチング阻止膜上に形成された第2絶縁膜とを含み、
    前記貫通電極形成工程においては、前記貫通電極における前記絶縁層側の端面が、前記エッチング阻止膜のうち前記第1絶縁膜と接する面に位置するように、前記貫通電極を形成することを特徴とするSOI基板の製造方法。
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