JP4769359B2

JP4769359B2 - VEHICLE NAVIGATION DEVICE AND METHOD, AND RECORDING MEDIUM CONTAINING VEHICLE NAVIGATION SOFTWARE

Info

Publication number: JP4769359B2
Application number: JP2001005058A
Authority: JP
Inventors: 裕道市川
Original assignee: Clarion Co Ltd
Current assignee: Faurecia Clarion Electronics Co Ltd
Priority date: 2001-01-12
Filing date: 2001-01-12
Publication date: 2011-09-07
Anticipated expiration: 2021-01-12
Also published as: JP2002213964A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用のナビゲーション技術の改良に係り、特に、有料道路において車両が停止しなくても料金の支払いができる自動料金収受システム（ＥｌｅｃｔｒｉｃＴｏｌｌＣｏｌｌｅｃｔｉｏｎＳｙｓｔｅｍ、以下、「ＥＴＣシステム」と呼ぶ）の機能を備えた車両用ナビゲーション装置及び方法並びにナビゲーション用ソフトウェアを記録した記録媒体に関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年、デジタル技術、通信技術の進歩に伴い、自動車の利便性を向上させるための様々な技術が開発されている。例えば、車両用ナビゲーションシステムは、ＣＤ−ＲＯＭやＤＶＤ−ＲＯＭなどの記録媒体にあらかじめ記録された道路などのデータに基づいて、与えられた目的地までの最適な経路を計算し、ＧＰＳ航法などでリアルタイムに計算する自車位置付近の地図を画面表示しながら、表示画面や合成音声などで右左折などの道案内を行うものである。
【０００３】
また、ＥＴＣシステムは、有料道路の料金所において、従来から手渡しで行なわれていた現金や回数券の収受処理を、道路側アンテナと車載機との間での無線通信を介して実現するシステムである。このＥＴＣシステムの具体例を、以下に説明する。すなわち、ユーザは有料道路を利用するときに、車載機にＩＣカードを挿入する。そして、車両が有料道路の入口付近を通過する際に、入口側アンテナと車載機とが通信を行ない、ユーザのＩＤ番号を受け取ることによってユーザが識別される。このとき、車載機はどの入口から利用したかの入口情報を受信する。
【０００４】
そして、出口の料金所において、車載機は出口側アンテナと通信を行ない、入口情報を送信すると、通行料金の計算が行なわれる。計算結果は車載機に送信されるとともに、ユーザが契約しているクレジット会社へ送信される。月ごとにあらかじめ定められた締め日までの利用料金は、精算日にユーザの指定口座から引き落とされ、月単位で明細書がユーザに送付される。口座の残高が不足していれば、ユーザに請求書が送付される。
【０００５】
かかるＥＴＣシステムを利用すれば、車両が料金所において一旦停止する必要がないので、料金所渋滞の解消につながり、キャッシュレスによるドライバーの利便性の向上、管理コストの削減等の利点が得られる。さらに、上述の車両用ナビゲーションシステムとＥＴＣ車載機とを組み合わせることによって、料金所に近づいた際にＥＴＣ用のレーンへ誘導したり、利用金額やカード残高などの画面表示、音声案内を可能にしたシステムも開発されている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような従来の技術においては、ユーザの指定口座における残高が不足していた場合には、ユーザは後日送付されてきた請求書に基づいて支払わなければならず、面倒である。また、頻繁にＥＴＣを利用するユーザの場合、その月の引き落とし金額を把握し難く、支払い不能となるような多額の請求がクレジットカード会社から届く場合があり、いわゆるカード破産に陥る可能性も否定できない。
【０００７】
さらに、クレジットカード会社経由での支払いで、残高不足による引き落としができなかった場合には、そのユーザは信用を落とすことになり、かかる情報がカード会社間でやり取りされると、ユーザはその後のカード加入やカード利用を制限されるので、著しい不利益を蒙ることになる。
【０００８】
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決するために提案されたもので、その目的は、有料道路を利用する際に、ユーザがあらかじめ設定したＥＴＣの利用上限額を超える場合には、その旨をユーザに報知することによって、料金支払いに関する不都合を回避できる車両用ナビゲーション装置及び方法並びに車両用ナビゲーション用ソフトウェアを記録した記録媒体を提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項１記載の発明は、案内すべき経路上の地図を記憶した地図情報記憶手段と、車両の現在位置を計算する現在位置計算手段と、前記地図上の目的地を指定する目的地指定手段と、現在位置から目的地へ到達するための経路を計算する経路計算手段と、前記経路計算手段によって計算された経路を前記地図とともに表示する表示手段とを有する車両用ナビゲーション装置において、前記経路上の有料道路の利用料金を記憶する利用料金記憶手段と、有料道路の利用上限額を入力する上限額入力手段と、前記上限額入力手段によって入力された利用上限額を記憶する上限額記憶手段と、車両が利用した有料道路の料金処理を行なう料金処理手段と、前記料金処理手段によって処理された利用額を積算する利用額積算手段と、前記利用額積算手段によって積算された累積利用額を記憶する累積利用額記憶手段と、前記経路計算手段によって計算された経路上に、料金支払いが生ずる有料道路の利用区間が有るか否かを判定する料金支出判定手段と、前記料金支出判定手段による判定結果に応じて、前記利用料金記憶手段に記憶された当該利用区間の利用料金と前記累積利用額記憶手段に記憶された累積利用額とを加算する加算手段と、前記加算手段によって加算された加算額と前記上限額記憶手段に記憶された利用上限額とを比較する比較手段と、前記比較手段による比較結果に応じて、前記加算額と前記利用上限額との関係を示す情報を報知する報知手段と、前記料金処理手段によって処理された利用額の締め日を記憶する締め日記憶手段と、装置を起動した日付を記憶する日付記憶手段と、前記日付記憶手段に記憶された直近の起動日付と前記締め日記憶手段に記憶された前回の締め日とを比較する日付比較手段と、累積利用額の消去指示を入力する入力手段と、前記日付比較手段によって、直近の起動日付が前回の締め日以前であると判定され、且つ前記入力手段から消去指示が入力された場合に、前記累積利用額記憶手段における累積利用額を消去する利用額消去手段と、を有することを特徴とする。
【００１０】
請求項５記載の発明は、請求項１記載の発明を方法の観点から捉えたものであり、案内すべき経路上の地図を記憶するステップと、車両の現在位置を計算するステップと、前記地図上の目的地を指定するステップと、現在位置から目的地へ到達するための経路を計算するステップと、計算された経路を前記地図とともに表示するステップとを含む車両用ナビゲーション方法において、前記経路上の有料道路の利用料金を記憶するステップと、有料道路の利用上限額を入力するステップと、前記利用上限額を記憶するステップと、車両が利用した有料道路の料金処理を行なうステップと、処理された利用額を積算するステップと、積算された累積利用額を記憶するステップと、現在位置から目的地へ到達するために計算された経路上に、料金支払いが生ずる有料道路の利用区間が有るか否かを判定するステップと、料金支払いが生ずる利用区間が有る場合に、その利用料金と前記累積利用額とを加算するステップと、加算された加算額と、前記利用上限額とを比較するステップと、比較結果に応じて、前記加算額と前記利用上限額との関係を示す情報を報知するステップと、車両が利用した有料道路の利用額の締め日を記憶するステップと、累積利用額の消去指示の入力があった場合に、締め日以前の累積利用額を、当該締め日以降に消去するステップと、を含むことを特徴とする。
【００１１】
請求項９記載の発明は、請求項１、５記載の発明を、コンピュータによって読み取り可能な記録媒体の観点から捉えたものであり、コンピュータを用いて、案内すべき経路上の地図を記憶させ、車両の現在位置を計算させ、前記地図上の目的地を指定させ、現在位置から目的地へ到達するための経路を計算させ、計算された経路を前記地図とともに表示させる車両用ナビゲーション用ソフトウェアを記録した記録媒体において、そのソフトウェアは前記コンピュータに、前記経路上の有料道路の利用料金を記憶させ、有料道路の利用上限額を入力させ、前記利用上限額を記憶させ、車両が利用した有料道路の料金処理によって処理された利用額を積算させ、積算された累積利用額を記憶させ、現在位置から目的地へ到達するために計算された経路上に、料金支払いが生ずる有料道路の利用区間が有るか否かを判定させ、料金支払いが生ずる利用区間が有る場合に、その利用料金と前記累積利用額とを加算させ、加算された加算額と、前記利用上限額とを比較させ、比較結果に応じて、前記加算額と前記利用上限額との関係を示す情報を報知させ、車両が利用した有料道路の利用額の締め日を記憶させ、累積利用額の消去指示の入力があった場合に、締め日以前の累積利用額を、当該締め日以降に消去させることを特徴とする。
【００１２】
以上のような請求項１、５及び９記載の発明では、ユーザは、経路設定段階において、経路上の有料道路の利用料金及びそれまでの累積利用額の加算額と、あらかじめ記憶された利用上限額との関係について報知を受けることができる。このため、当該有料道路を利用すると利用上限額を超える場合には、ユーザは、料金処理を自動で行うシステムの利用を避けることによって、使い過ぎによる残高不足、支払い不能等の種々の不利益を防止できる。特に、ユーザは経路設定の段階で報知を受けることができるので、車両の走行中に初めて報知を受ける場合に比べて、はるかに余裕をもって対処することができ、安全運転につながる。
また、締め日ごとに累積利用額が整理されるので、ユーザが、定期的な収入のうちの所望の割合に応じて、利用上限額を設定しておけば、累積利用額との関係で適切な報知が得られ、無理のない利用計画を立てて生活することができる。
【００１３】
請求項２記載の発明は、請求項１記載の車両用ナビゲーション装置において、前記料金支出判定手段によって判定された料金支出が生ずる利用区間が、複数存在する場合に、それらの利用区間の利用料金を車両が通行する予定の順に加算していく複数料金加算手段と、前記複数料金加算手段が利用料金を加算する毎に前記比較手段が行なう比較の結果に応じて、前記利用上限額を初めて超過する利用区間を判定する超過区間判定手段とを有することを特徴とする。
【００１４】
請求項６記載の発明は、請求項２記載の発明を方法の観点から捉えたものであり、請求項５記載の車両用ナビゲーション方法において、料金支出が生ずる有料道路の利用区間が複数ある場合に、それらの利用区間の利用料金を車両が通行する予定の順に加算していくステップと、利用料金を加算する毎に行なわれる前記加算額と前記利用上限額との比較の結果に応じて、前記利用上限額を初めて超過する利用区間を判定するステップとを含むことを特徴とする。
【００１５】
請求項１０記載の発明は、請求項２、６記載の発明をコンピュータによって読み取り可能な記録媒体の観点から捉えたものであり、請求項９記載の車両用ナビゲーション用ソフトウェアを記録した記録媒体において、コンピュータを用いて、料金支出が生ずる有料道路の利用区間が複数あると判定された場合に、それらの利用区間の利用料金を車両が通行する予定の順に加算させ、利用料金を加算する毎に行なわれる前記加算額と前記利用上限額との比較の結果に応じて、前記利用上限額を初めて超過する利用区間を判定させることを特徴とする。
【００１６】
以上のような請求項２、６、１０記載の発明では、経路設定の段階で、有料道路の利用区間が複数ある場合に、利用上限額を超える利用区間を判定できるので、この利用区間を、例えば表示手段に表示させる等によってユーザに明示すれば、ユーザは、複数ある有料道路の利用区間のうち、どの区間まで利用すべきかについて的確な判断が可能となる。従って、ユーザは、予算に合わせて最大限にまで有料道路を利用することができ、料金処理を自動で行なうシステムの有効活用が可能となる。
【００１７】
請求項３記載の発明は、請求項１又は請求項２記載の車両用ナビゲーション装置において、前記報知手段は、車両が前記利用上限額を超過する利用区間に所定の距離接近した場合に、前記加算額と前記利用上限額との関係を示す情報を報知するように設定されていることを特徴とする。
【００１８】
請求項７記載の発明は、請求項３記載の発明を方法の観点から捉えたものであり、請求項５又は請求項６記載の車両用ナビゲーション方法において、車両が、前記利用上限額を超過する利用区間に所定の距離接近した場合に、前記加算額と前記利用上限額との関係を示す情報を報知するステップを含むことを特徴とする。
【００１９】
請求項１１記載の発明は、請求項３、７記載の発明をコンピュータによって読み取り可能な記録媒体の観点から捉えたものであり、請求項９又は請求項１０記載の車両用ナビゲーション用ソフトウェアを記録した記録媒体において、コンピュータを用いて、車両が、前記利用上限額を超過する利用区間に所定の距離接近した場合に、前記加算額と前記利用上限額との関係を示す情報を報知させることを特徴とする。
【００２０】
以上のような請求項３、７、１１記載の発明では、経路設定時における報知に加えて、利用上限額を超える利用となる利用区間の手前で報知を受けることができるので、経路設定時における報知を忘れていたユーザであっても、あらためて報知を受けて、料金処理を自動で行うシステムの利用を避ける等の対処ができなくなることを防止できる。
【００２１】
請求項４記載の発明は、請求項１〜３のいずれか１項に記載の車両用ナビゲーション装置において、前記比較手段による比較結果に応じて、前記経路計算手段によって計算された経路を修正する経路修正手段を有することを特徴とする。
【００２２】
請求項８記載の発明は、請求項４記載の発明を方法の観点から捉えたものであり、請求項５〜７のいずれか１項に記載の車両用ナビゲーション方法において、前記加算額と前記利用上限額との比較結果に応じて、現在位置から目的地へ到達するための経路を修正するステップを含むことを特徴とする。
【００２３】
請求項１２記載の発明は、請求項４、８記載の発明を、コンピュータによって読み取り可能なソフトウェアの観点から捉えたものであり、請求項９〜１１のいずれか１項に記載の車両用ナビゲーション用ソフトウェアを記録した記録媒体において、コンピュータを用いて、前記加算額と前記利用上限額との比較結果に応じて、現在位置から目的地へ到達するための経路を修正させることを特徴とする。
【００２４】
以上のような請求項４、８及び１２記載の発明では、有料道路においては、料金処理を自動で行うシステムの自動支払い用ゲートと、有人で料金を徴収する有人ゲートとが異なっているが、有料道路を利用すると利用上限額を超える場合には、案内すべき経路を、自動的に有人ゲートへ修正することができる。このため、料金処理を自動で行うシステムの利用を避けたいユーザが、誤って自動支払い用ゲートを通過してしまうことが防止される。
【００２９】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図１〜６を参照して具体的に説明する。なお、本実施の形態のうち情報処理に関する部分は、典型的には、コンピュータをソフトウェアで制御することで実現される。この場合のソフトウェアは、コンピュータのハードウェアを物理的に活用することで本発明の作用効果を実現するもので、また、従来技術との共通部分には従来技術も適用される。但し、この場合のハードウェアやソフトウェアの種類や構成、ソフトウェアで処理する範囲などは各種変更可能であるため、以下の説明では、本発明及び実施形態の各機能を実現する仮想的回路ブロックを用いる。
【００３０】
さらに、以下の説明では、有料道路における施設を次のように定義する。すなわち、通行券を受け取る料金所を「発券ゲート」と呼ぶ。通行料金を支払う料金所を「精算ゲート」と呼ぶ。「精算ゲート」のうち、ＥＴＣシステムによって通行料金の支払いを行なう料金所を「ＥＴＣゲート」と呼ぶ。「精算ゲート」のうり、係員に通行料金を支払う料金所を「有人ゲート」と呼ぶ。「ＥＴＣゲート」の手前にあり、ＥＴＣシステムの動作を確認できるゲートを「ＥＴＣ予告ゲート」と呼ぶ。
【００３１】
〔１．構成〕
まず、本実施の形態は、移動体である自動車に搭載して経路を案内するためのナビゲーション装置（本装置と呼ぶ）と、本装置上で実行されるナビゲーション方法を示すもので、これらを実現するためのナビゲーション用ソフトウェアを記録した記録媒体として把握することもできる。
【００３２】
〔１−１．全体構成〕
まず、本装置は、図１の機能ブロック図に示すように、絶対位置・方位検出部１、相対方位検出部２、車速検出部３、メインＣＰＵ及びその周辺回路４、メモリ群Ｍ、ユーザインタフェース部９、表示部１０ａ、音声出力部１０ｂ、入力部１１、ＣＤ−ＲＯＭ制御部１２、ＦＭ多重受信及び処理部１３、光・電波ビーコン受信及び処理部１４、ＥＴＣ車載機１５等を備えている。
【００３３】
このうち、絶対位置・方位検出部１は、本装置が搭載された自動車（自車と呼ぶ）の現在位置すなわち自車位置について、地表での絶対的な位置座標や方位を計算するために、例えば、ＧＰＳ衛星から送られてくるＧＰＳ電波をアンテナやレシーバなどで受信するための部分である。また、相対方位検出部２は、ジャイロなどを使って自車の相対的な方位を検出するための部分である。また、車速検出部３は、自動車より得られる車速パルスを処理することで自車の速度を計算する部分である。
【００３４】
また、メインＣＰＵ及びその周辺回路４は、本装置全体を制御する制御回路の役割を果たす部分である。また、メモリ群Ｍは、本装置の動作に必要な各種のメモリで、例えば、プログラムが格納され、起動時等にメインＣＰＵからアクセスされるＲＯＭ５、メインプログラムがロードされ、ワークエリアなどを提供するＤＲＡＭ（ダイナミックＲＡＭ）６、メイン電源ＯＦＦ時にも設定などの情報をバックアップするＳＲＡＭ（スタチックＲＡＭ）７、表示部１０ａ用のＶＲＡＭ（ＶｉｄｅｏＲＡＭ）８などを含む。
【００３５】
また、表示部１０ａ及び音声出力部１０ｂは、案内用地図（立体表示やランドマーク表示等を含む）、メニュー表示（ユーザに対する確認画面等を含む）、目的地リスト、検索用５０音表、利用金額、警告表示など各種の情報を、図示しない液晶表示画面や音声合成などで出力する部分である。入力部１１は、ユーザがフロントパネルやリモコンにおけるスイッチやジョイスティックなどから、命令や数値などの情報を入力するための部分であり、例えば、地図上の所望の地点（目的地等を含む）やランドマーク、メニューボタン、施設名リスト、検索用５０音表などの選択操作入力、ユーザが希望する利用上限額の入力、カード会社が銀行口座から利用料金の引き落としを行なう場合の締め日の入力、累積利用額の消去指示などを行うことができる。
【００３６】
なお、表示部１０ａは、画面に表示された地図上の任意の地点、メニューボタンなどの項目を、直接指で触るだけで入力部１１と同様に入力手段としての役割を果たすことができるタッチパネルとしての機能も有している。また、ユーザインタフェース部９は、Ｉ／Ｏ制御回路やドライバなどを使って、表示部１０ａ、音声出力部１０ｂ及び入力部１１と、メインＣＰＵ及びその周辺回路４とを結ぶユーザインタフェースである。
【００３７】
また、ＣＤ−ＲＯＭ制御部１２は、ＣＤ−ＲＯＭに記録されたデータベースを読み出す手段であり、データベースの内容は、地図データを中心として、例えば、道路のネットワーク構造を表す経路探索用データ、ガソリンスタンドなどのランドマークを表す表示用データなどを含むとともに、各有料道路の利用料金のデータベース、利用料金の利用上限額を超える利用に対する警告情報なども含んでいる。利用料金データベースは、例えば、図５に示すような、料金所とリンクさせることができるテーブルとして設定されている。
【００３８】
警告情報は、例えば、図２に示すように、「ＥＴＣゲートを通過すると、利用上限を超えます。」といった画像データとともに、同内容の音声データが含まれている。さらに、ＲＯＭ５に格納され、起動時にＤＲＡＭ６上に読み込まれるアプリケーションには、メニューボタンや５０音パネル等の本装置の操作に必要な基本的な情報が含まれている。
【００３９】
また、ＦＭ多重受信及び処理部１３は、ＦＭ放送波やこの放送波に含まれるＶＩＣＳの交通情報を受信する部分である。さらに、光・電波ビーコン受信及び処理部１４は、高速道路や一般道路に設置された送信設備の下を通過する際に、ＶＩＣＳの交通情報を受信する部分である。なお、交通情報は渋滞、事故、規制、工事、目的地までの旅行時間等の情報を含んでいる。
【００４０】
ＥＴＣ車載機１５は、内蔵アンテナを介して、道路側アンテナとの無線通信により自動的に料金の収受処理を行う料金処理部１５ａを備えている。また、ＥＴＣ車載機１５には、図示はしないが、ユーザを認証するためのＩＣカードが挿入され、当該ＩＣカードの情報を読み書きするＩＣカードリーダライタが設けられているとともに、各種情報を表示する表示部を備えている。
【００４１】
〔１−２．メインＣＰＵ及びその周辺回路の役割〕
さらに、メインＣＰＵ及びその周辺回路４は、上記のようなソフトウェアの作用によって、現在位置計算部４０、目的地指定部４１、経路計算部４２、案内部４３、上限額格納部４４、利用額積算部４５、累積利用額格納部４６、料金支出判定部４７、単一料金加算部４８、料金比較部４９、複数料金加算部５０、超過区間判定部、警告情報検索部５２、警告出力部５３、描画部５４、締め日格納部５５、日付格納部５６、日付比較部５７及び利用額消去部５８としての役割を果たすように構成されている。なお、上限額格納部４４、累積利用額格納部４６、締め日格納部５５及び日付格納部５６は、それぞれ請求項に記載の上限額記憶手段、累積利用額記憶手段、締め日記憶手段、日付記憶手段に対応し、ユーザ設定用のメモリ等の記憶領域を、必要領域確保することによって実現される。
【００４２】
このうち現在位置計算部４０は、自車の現在位置すなわち自車位置を計算するための手段であり、具体的には、ＧＰＳ航法測位と自律航法測位とを組み合わせることで自車位置を計算するように構成されている。ここで、ＧＰＳ航法測位は、人工衛星からの電波に基づいて絶対位置・方位検出部１から得られる情報を使って現在位置を計算するものである。また、自律航法測位は、地磁気及び自車の速度に基づいて、相対方位検出部２及び車速検出部３から得られる情報を使って現在位置を計算するものである。
【００４３】
また、経路計算部４２は、現在の自車位置から、目的地指定部４１によって指定された施設にいたる最適な経路を、前記経路探索用データに基づいて計算する手段である。案内部４３は、経路計算部４２によって計算された経路について、現在位置計算部４０によって逐次計算される現在位置などに基いて、合成音声や画面表示によって道案内する手段である。
【００４４】
上限額格納部４４は、あらかじめユーザによって入力部１１から入力された利用上限額を格納する手段である。利用額積算部４５は、料金処理部１５ａによって処理された利用額を積算することによって、累積利用額を算出する手段である。累積利用額格納部４６は、利用額積算部４５において算出された累積利用額を格納する手段である。
【００４５】
料金支出判定部４７は、経路計算部４２によって計算された経路において、有料道路の利用区間があるか否かを判定する手段である。単一料金加算部４８は、料金支出判定部４７において判定された料金支出を伴う利用区間が単一である場合に、料金データベースから取得したその利用区間に係る料金と、累積利用額格納部４６に格納された累積利用額とを加算する手段である。また、複数料金加算部５０は、料金支出判定部４７によって判定された料金支出を伴う利用区間が複数ある場合に、料金データベースにおける各利用区間の利用料金を、車両が経路計算部４２によって計算された経路上を通行する予定の順に、累積利用額格納部４６に格納された累積利用額へ加算していく手段である。料金比較部４９は、上限額格納部４４に格納された利用上限額と、単一料金加算部４８において加算された金額若しくは複数料金加算部５０において順次加算される金額とを比較する手段である。超過区間判定部５１は、単一料金加算部４８において加算された金額若しくは複数料金加算部５０において順次加算された金額が、上限額格納部４４に格納された利用上限額を超過すると料金比較部４９によって判断された場合に、その超過することとなる利用区間を判定する手段である。
【００４６】
警告情報検索部５２は、ＣＤ−ＲＯＭに記録された警告情報を検索する手段である。警告出力部５３は、警告情報検索部５２において検索された警告情報を描画部５４や音声出力部１０ｂに出力する手段である。描画部５４は、他の各部から渡される情報に基づいて、表示部１０ａに表示される表示内容を描画する手段である。なお、警告出力部５３や表示部１０ａ等を含めて、警告をユーザに報知する機能を持つ構成部によって、請求項に記載の報知手段が構成されている。
【００４７】
締め日格納部５５は、あらかじめユーザから入力部１１によって入力され、クレジットカード会社が銀行口座から利用料金の引き落としを行う場合の締め日を格納する手段である。なお、この締め日は、ＥＴＣ車載機１５が取得した情報、ＩＣカードに記録された情報などから自動的に入力され、締め日格納部５５に格納されるように設定してもよい。
【００４８】
また、日付格納部５６は、前回ナビゲーション装置を起動した日付を格納する手段である。日付比較部５７は、ナビゲーション装置の起動時に、締め日格納部５５に格納された日付と、日付格納部５６に格納された日付とを比較する手段である。利用額消去部５８は、日付比較部５７によって、日付格納部５６に格納された日付が、締め日格納部５５に格納された前回の締め日以前であると判定された場合に、累積利用額格納部４６に格納された累積利用額を消去する手段である。なお、この累積利用額の消去の前には、確認画面が表示され、ユーザが入力部１１から消去してもよい旨を入力した場合に消去が行なわれる。
【００４９】
〔２．実施の形態の作用〕
上記のように構成された本実施の形態は、次のように作用する。まず、本実施の形態は、絶対位置・方位検出部１、相対方位検出部２、車速検出部３からの情報に基づいて、現在位置計算部４０によって計算された自車位置から目的地指定部４１によって指定された目的地に至る最適な経路を、経路計算部４２が経路探索用データに基づいて計算し、案内部４３が合成音声や画面表示によって道案内する機能や、目的地指定部４１によって指定された目的地の座標地周辺の地図を検索して表示させる機能といった通常のナビゲーション装置としての機能を有している。
【００５０】
さらに、本実施の形態は、ＥＴＣの利用料金に応じた案内機能を有している。この案内機能を、図２〜９を参照して説明する。なお、図２及び図８は、本実施の形態の利用手順の一例を示す説明図である。図３は、本実施の形態の全体の処理（メインルーチン）の流れを示すフローチャートである。図４及び６は、図３のフローチャートにおけるステップ３０１、３０５の処理（サブルーチン）に対応するフローチャートである。図７は、車両走行時におけるナビゲーション処理のフローチャートである。図９は、図７のフローチャートにおけるステップ７０６の処理（サブルーチン）に対応するフローチャートである。
【００５１】
〔２−１．全体の作用〕
まず、本実施の形態において、利用上限額を１０，０００円と設定した場合の作用例を、図２を参照して説明する。すなわち、ユーザが、あらかじめ上限額を１０，０００円に設定する。そして、目的地を設定し、経路計算を行うと経路設定段階において、当該有料道路の利用料金（例えば、５００円）が算出される。次に、今までの累積利用金額（例えば、９，７００円）に、今回の利用料金が加算される。すると、この例で加算された金額１０，２００円は、あらかじめ設定された利用上限額１０，０００円を超えるため、ナビゲーション画面に警告が表示されるとともに、音声でも警告される。
【００５２】
〔２−２．累積利用額の整理〕
次に、本実施の形態の処理手順の詳細を説明する。まず、起動時に累積利用額を整理する処理を、図３、４のフローチャートを参照して説明する。なお、利用上限額や締め日は、あらかじめユーザによって入力部１１から入力され、上限額格納部４４及び締め日格納部５５に格納されている。すなわち、車両のアクセサリースイッチを入れて電願ＯＮにする（ステップ３０１）。これにより、本装置が初期化される（ステップ４０１）。この時、自車位置の測位、描画処理などが行なわれるが、詳細は省略する。そして、日付比較部５７は、日付格納部に格納された日付と締め日格納部５５に格納された前回の締め日（既に経過した締め日のうちの直近の締め日）とを比較して、前回電源をＯＮにしたのはその締め日以前かどうかをチェックする（ステップ４０２、４０３）。
【００５３】
前回電源ＯＮにしたのが締め日以前の場合には、表示部１０ａに「クリアしてよいか」のメッセージが表示され（ステップ４０４）、これに対応する選択ボタンをユーザが選択すると、利用額消去部５８が累積利用額格納部４６に格納された累積利用額を消去する（ステップ４０５）。そして、日付格納部５６の日付は、次回起動時にも同様のチェックを行なうために、装置内部のタイマーに基づいて、今回電源をＯＮにした日付に更新される。なお、ステップ４０３で、前回の電源ＯＮの日付が締め日以前でないと判定された場合や、ステップ４０４でユーザが累積利用額の消去を選択しない場合には、累積利用額の消去は行なわれず、日付格納部５６の日付が、今回電源をＯＮにした日付で更新される（ステップ４０６）。
【００５４】
〔２−３．利用料金情報の算出〕
次に、有料道路を通行する前の利用料金情報の算出処理を、図３と図６のフローチャートと図５の表を参照して説明する。まず、目的地を設定する（ステップ３０２）。目的地設定はユーザが入力部１１を通して行う。次に、経路計算を行うか否かを確認し（ステップ３０３）、行わなければそのままナビゲーションを開始する（ステップ３０６）。行う場合は、経路計算部４２で経路計算を行う（ステップ３０４）。そして、経路計算部で計算した経路に基づいて、料金支出判定部４７において判定した有料道路の通行料金を、ＣＤ−ＲＯＭに記憶されている利用料金データベース（図５参照）から取得する（ステップ６０１）。新規開通等で利用料金データベースに料金を載せることができなかった等の理由により、通行料金が算出できなかった場合には、エラーメッセージを返し当フローを終了する（ステップ６０４）。
【００５５】
ここで、設定経路上において、料金支出区間が単一である場合には、単一料金加算部４８によって、累積利用額格納部４６に記憶されている累積料金と、料金支出判定部４７で取得した料金とが加算される。一方、設定経路上において、料金支出区間が複数に及ぶ場合には、複数料金加算部５０が、累積料金に対して、当該経路を車両が乗り降りする予定の順に利用料金を加算していく。そして、料金比較部４９において、加算額が、上限額格納部４４に記憶されている上限額を超過しているか否かを比較する（ステップ６０２）。このとき、超過区間判定部５１によって、車両が利用すると利用上限額を超えることとなる利用区間が判定される。このように、設定経路に、利用上限額を超える利用区間が存在する場合には警告を出力する（ステップ６０３）。その方法は、警告情報検索部５２から警告出力部５３と、描画部５４を介して、表示部１０ａで利用上限額を超えたことを知らせるメッセージを表示したり、音声出力部１０ｂで音声によるアナウンスを行うなどの方法が良い。上限額を超過しない場合には、当フローは終了する。
【００５６】
〔２−４．通行料金のチェック〕
その後はナビゲーションを開始する（ステップ３０６）。ナビゲーション中の作用については、図７のフローチャート及び図８を参照して説明する。まず、車の電源をチェックして、電源がＯＦＦであれば、当フローを終了する（ステップ７０１）。ＯＦＦでなければ、現在位置計算部４０によって、自車が計算した経路において一般道路から高速道路等の有料道路に入る地点の手前から所定の位置にいるか否かチェックされる（ステップ７０２）。後述するように、警告を行なうこともあるので、ここでいう所定の位置は適切な値とすることが望ましい。このように所定の位置に来たことが判定された場合には、通行料金のチェックが行なわれる（ステップ７０５）。料金チェックは、前述の図６のフローのように行なわれる。そして、利用上限額を超えている場合には、再度警告を行う（図８参照）。更に自車が発券ゲートに近づいたら、図１０に示すように、有人ゲートへの誘導を行うようにしてもよい。
【００５７】
このとき、当該有料道路の利用料金が、利用料金データベースにない場合であっても、ＥＴＣ車載機１５が取得した料金に基づいて料金チェックを行なえば、エラーメッセージが出力される事態を防止できる。また、経路設定時に超過区間判定部５１によって判定された利用区間の手前でのみ、警告を出力するようにしてもよい。警告の方法は、上述と同様とすることによって、運転の妨げにならないようにした方法がよい。
【００５８】
〔２−５．精算ゲート通過チェック〕
次に、精算ゲートを通過したか否かのチェック処理（ステップ７０６）を、図９のフローチャートを参照して説明する。すなわち、精算ゲートを通過した場合には、通常のＥＴＣと同様に、料金処理部１５ａよる通行料金の支払い処理が行なわれる。そして、上記のステップ６０３の警告の有無にかかわらず、ＥＴＣゲートを通過したか、つまりＥＴＣシステムを利用して通行料金の支払い処理を行なったかどうかがチェックされる（ステップ９０１）。ＥＴＣシステムを利用して支払った場合には、利用額積算部４５は、累積利用額に今回支払った通行料金を加算し、この加算金額に基づいて、累積利用額格納部４６における累積利用額を更新する（ステップ９０２）。その後、ステップ７０４に戻って車両の電源がＯＦＦになるまで上述の処理を繰り返す。一方、例えば、有人ゲートで料金を支払う等、ＥＴＣゲートを通過していない場合には（ステップ９０１）、それまでの累積利用額は更新されない。
【００５９】
〔３．実施の形態の効果〕
以上のような本実施の形態によれば、ユーザは、ナビゲーションシステムの経路設定の段階で、設定経路上の有料道路を利用すると、あらかじめ設定したＥＴＣの利用上限額を超える場合には、自動的に警告を受けることができる。このため、この警告を受けたユーザは、自らの判断で有人ゲートで支払いを済ませれば、後日送付されてくる請求書に基づいて支払いを行なう手間がかからない。特に、自動的に有人ゲートへ誘導するナビゲーションを行なえば、ＥＴＣの利用を避けたいユーザが、誤ってＥＴＣゲートを通過することが防止される。
【００６０】
また、ユーザは経路設定の段階で警告を受けることができるので、車両の走行中に初めて警告を受ける場合に比べて、はるかに余裕をもって対処することができ、安全運転につながる。特に、経路設定の段階での警告に加えて、有料道路に入る位置から十分に手前の位置で、同様の警告が再度行われ、さらに、有人ゲートへの誘導も行なわれるので、経路設定時における警告を忘れていたユーザであっても、ＥＴＣシステムの利用を避ける等の対処ができなくなることを防止できるとともに、支払い準備のための十分な時間が得られ、安全性を確保できる。
【００６１】
また、累積利用額を正確に把握した上で、これに基づいて利用上限額を超えるか否かが判断されるので、頻繁にＥＴＣを利用するユーザの場合であっても、支払い不能となるような多額の請求がクレジットカード会社から届くことを防止できる。そして、利用上限額は、預金口座の残高にかかわらず、ユーザが自由に設定することができるので、当該預金口座のうち、ＥＴＣを利用する分の金額に応じて利用上限額を設定しておけば、当該預金口座をＥＴＣ以外の他の様々な料金の支払いに利用する場合であっても、かかる支払いが不能となる事態を防止できる。特に、累積利用額は締め日ごとに整理されるので、例えば、ユーザが、定期的な収入のうちの所望の割合に応じて、利用上限額を設定しておけば、累積利用額との関係で適切な警告が得られ、無理のない利用計画を立てて生活することができる。
【００６２】
さらに、クレジットカード会社経由での支払いで、残高不足による引き落としができずに、そのユーザが信用を落とすことを防止できるので、ユーザがその後のカード加入やカード利用の制限等の不利益を蒙ることがない。
【００６３】
〔４．他の実施の形態〕
本発明は、上記のような実施の形態に限定されるものではない。例えば、累積利用額は、ユーザが停車中などに、入力部１１によるメニュー操作で、表示部１０ａに表示させたり、音声出力部１０ｂから音声によるアナウンスをさせる構成とすることもできる。かかる構成とすれば、ユーザ自身が累積利用額を正確に把握した上で、ＥＴＣを利用することができる。
【００６４】
また、上記の料金データベース、上限額格納部４４、累積利用額格納部４６、締め日格納部５５、日付格納部５６等の情報の格納領域は、自由に設定可能であり、例えば、これらの情報の全部若しくは一部をＥＴＣ車載機側のメモリ等に記憶する構成としてもよい。料金データベースは、料金変更に伴って更新される構成としてもよい。また、ナビゲーション用データ等の記録媒体としては、ＣＤ−ＲＯＭには限定されない。例えば、ＤＶＤ−ＲＯＭ制御部によって読み出されるＤＶＤ−ＲＯＭであってもよい。
【００６５】
また、累積利用額などの利用料金、その他の情報を、ＭＤやフラッシュメモリ等の小形の記録媒体に記録して、ユーザ所有のコンピュータによって管理できるように、外部記憶装置を設けてもよい。同様の管理を、ＩＣカードとの連繋で行なうこともできる。
【００６６】
また、表示画面や出力音声の設定、利用上限額の設定、締め日の設定、利用料金チェックのための精算ゲート手前からの距離設定等は、自由に変更可能である。締め日は、クレジットカード会社から送信される情報に基づいて、自動的に締め日格納部５５に格納される構成とすることによって、ユーザが入力する手間を省くこともできる。また、ユーザは、入力部１１による操作によって、所望の時に、累積利用額格納部４６における累積利用額を消去することもできる。さらに、音声認識部を備えることによって、ユーザによる入力操作を音声入力によって行なうこともできる。
【００６７】
また、上記の実施の形態は、ポストペイドカードとしてＩＣカードを利用する場合を例として用いたが、あらかじめ金額を電子的に記憶したプリペイドカードとしてＩＣカードを利用する場合にも、適用可能である。この場合の支払い処理は、ＥＴＣシステムの利用による計算結果が車載機に送信され、利用金額に応じて、ＩＣカードが電子的に記憶している金額の残高が書き換えられることによって行なわれる。かかる場合には、ユーザが、ＩＣカードに記録された残高に応じて、利用上限額を適切な値に設定しておくことによって、上述の実施の形態と同様の作用効果が得られる。
【００６８】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、有料道路を利用する際に、ユーザがあらかじめ設定したＥＴＣの利用上限額を超える場合には、その旨をユーザに報知することによって、料金支払いに関する不都合を回避できる車両用ナビゲーション装置及び方法並びに車両用ナビゲーション用ソフトウェアを記録した記録媒体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態の構成を示す機能ブロック図である。
【図２】図１の実施の形態の利用手順の概要を示す説明図である。
【図３】図１の実施の形態における全体の処理の流れを示すフローチャートである。
【図４】図１の実施の形態における電源ＯＮ時の処理手順を示すフローチャートである。
【図５】図１の実施の形態における料金表の一例を示す説明図である。
【図６】図１の実施の形態における利用料金のチェック処理を示すフローチャートである。
【図７】図１の実施の形態におけるナビゲーション時の処理手順を示すフローチャートである。
【図８】図１の実施の形態の利用手順の概要を示す説明図である。
【図９】図１の実施の形態における精算ゲート通過チェック処理を示すフローチャートである。
【図１０】図１の実施の形態における有人ゲートへの誘導画面例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
１…絶対位置・方位検出部
２…相対方位検出部
３…車速検出部
４…メインＣＰＵ及びその周辺回路
Ｍ…メモリ群
５…ＲＯＭ
６…ダイナミックＲＡＭ（ＤＲＡＭ）
７…スタチックＲＡＭ（ＳＲＡＭ）
８…ＶｉｄｅｏＲＡＭ（ＶＲＡＭ）
９…ユーザインタフェース部
１０ａ…表示部
１０ｂ…音声出力部
１１…入力部
１２…ＣＤ−ＲＯＭ制御部
１３…ＦＭ多重受信及び処理部
１４…光・電波ビーコン受信及び処理部
１５…ＥＴＣ車載機
１５ａ…料金処理部
４０…現在位置計算部
４１…目的地指定部
４２…経路検索部
４３…案内部
４４…上限額格納部
４５…利用額積算部
４６…累積利用額格納部
４７…料金支出判定部
４８…単一料金加算部
４９…料金比較部
５０…複数料金加算部
５１…超過区間判定部
５２…警告情報検索部
５３…警告出力部
５４…描画部
５５…締め日格納部
５６…日付格納部
５７…日付比較部
５８…利用額消去部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an improvement in vehicle navigation technology, and more particularly, an automatic toll collection system (hereinafter referred to as an “ETC system”) that can pay a toll even if the vehicle does not stop on a toll road. The present invention relates to a vehicle navigation apparatus and method having the above functions and a recording medium on which navigation software is recorded.
[0002]
[Prior art]
In recent years, with the advancement of digital technology and communication technology, various technologies for improving the convenience of automobiles have been developed. For example, a vehicle navigation system calculates the optimum route to a given destination based on data such as roads recorded in advance on a recording medium such as a CD-ROM or DVD-ROM, and uses GPS navigation or the like. While displaying the map near the vehicle position calculated in real time on the screen, the route guidance such as turning left or right is performed on the display screen or synthesized voice.
[0003]
In addition, the ETC system is a system that realizes cash and coupon collection processing, which has been conventionally done by hand at toll road tollgates, via wireless communication between the roadside antenna and the vehicle-mounted device. is there. A specific example of this ETC system will be described below. That is, the user inserts an IC card into the in-vehicle device when using the toll road. And when a vehicle passes near the entrance of a toll road, an entrance side antenna and vehicle equipment communicate, and a user is identified by receiving a user's ID number. At this time, the in-vehicle device receives the entrance information indicating which entrance is used.
[0004]
When the vehicle-mounted device communicates with the exit-side antenna at the exit toll gate and transmits the entrance information, the toll is calculated. The calculation result is transmitted to the in-vehicle device and also transmitted to the credit company with which the user has a contract. Usage fees up to a closing date determined in advance for each month are withdrawn from the user's designated account on the settlement date, and a statement is sent to the user on a monthly basis. If the account balance is insufficient, an invoice is sent to the user.
[0005]
If such an ETC system is used, it is not necessary for the vehicle to stop at the toll booth, which leads to elimination of the toll booth congestion, and there are advantages such as improved convenience of the driver by cashless and reduction of management costs. In addition, by combining the above-mentioned vehicle navigation system and ETC in-vehicle device, it is possible to guide to the ETC lane when approaching the toll booth, display screens such as usage amount and card balance, and voice guidance. A system has also been developed.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the conventional techniques as described above, when the balance in the user's designated account is insufficient, the user must pay based on an invoice sent at a later date, which is troublesome. In addition, for users who frequently use ETC, it may be difficult to grasp the amount of debit for the month, and a large amount of charges may be received from the credit card company that makes payment impossible, so the possibility of bankruptcy is also denied. Can not.
[0007]
In addition, if payment is made via a credit card company and it cannot be debited due to insufficient balance, the user will lose credit, and if such information is exchanged between the card companies, the user will receive a credit card. Subscription and card usage will be restricted, resulting in significant disadvantages.
[0008]
The present invention has been proposed in order to solve the above-described problems of the prior art. The purpose of the present invention is to use a toll road when the usage upper limit of the ETC set in advance by the user is exceeded. The object of the present invention is to provide a vehicle navigation apparatus and method that can avoid inconveniences related to fee payment by informing the user of this fact, and a recording medium that records vehicle navigation software.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
  In order to achieve the above object, the invention described in claim 1 is a map information storage unit that stores a map on a route to be guided, a current position calculation unit that calculates a current position of a vehicle, and an object on the map. Vehicle having destination designation means for designating a place, route calculation means for calculating a route for reaching the destination from the current position, and display means for displaying the route calculated by the route calculation means together with the map In the navigation apparatus for use, a usage fee storage means for storing a usage fee for the toll road on the route, an upper limit amount input means for inputting a usage upper limit amount of the toll road, and a usage upper limit amount input by the upper limit amount input means The upper limit amount storage means for storing the charge amount, the charge processing means for processing the toll road used by the vehicle, and the usage amount processed by the toll processing means are integrated.Usage amountWhether there is a toll road use section where payment is made on the route calculated by the integration means, the accumulated use amount storage means for storing the accumulated use amount accumulated by the use amount accumulation means, and the route calculation means A charge expenditure determining means for determining whether or not, and in accordance with a determination result by the charge expenditure determining means, a usage fee for the usage section stored in the usage fee storage means and a cumulative amount stored in the cumulative usage amount storage means In accordance with the result of comparison by the comparison means by the addition means for adding the usage amount, the comparison means for comparing the addition amount added by the addition means and the usage upper limit amount stored in the upper limit amount storage means, An informing means for informing information indicating a relationship between the added amount and the upper limit of use, a closing date storage means for storing a closing date of the used amount processed by the fee processing means, and an apparatus, A date storage means for storing the moved date, a date comparison means for comparing the latest start date stored in the date storage means with the previous closing date stored in the closing date storage means, and an instruction to erase the accumulated usage amount When the latest start date is before the previous closing date and an erasure instruction is input from the input means, the cumulative amount in the cumulative usage amount storage means Usage amount erasing means for erasing the usage amount.
[0010]
  Claim5The described invention is obtained by capturing the invention according to claim 1 from the viewpoint of the method, and storing a map on a route to be guided, calculating a current position of the vehicle, and an object on the map A toll road on the route, comprising: a step of designating a location; a step of calculating a route for reaching the destination from the current position; and a step of displaying the calculated route together with the map. A step of storing the usage fee, a step of inputting the usage upper limit of the toll road, a step of storing the usage upper limit, a step of processing a toll road used by the vehicle, and a processed usage amount A step of accumulating the accumulated amount, a step of memorizing the accumulated accumulated usage amount, and a fee payment is generated on the route calculated to reach the destination from the current position. Determining whether or not there is a toll road usage section; if there is a usage section in which fee payment occurs; adding the usage fee and the accumulated usage amount; Comparing the usage upper limit, and notifying information indicating a relationship between the addition amount and the usage upper limit according to a comparison result;A step of storing the closing date of the usage amount of the toll road used by the vehicle, and a step of deleting the cumulative usage amount before the closing date after the closing date when an instruction to delete the cumulative usage amount is input,It is characterized by including.
[0011]
  The invention described in claim 9 captures the invention described in claims 1 and 5 from the viewpoint of a computer-readable recording medium, and stores a map on a route to be guided using the computer. Records vehicle navigation software that calculates the current position of the vehicle, specifies the destination on the map, calculates a route to reach the destination from the current position, and displays the calculated route together with the map In the recorded medium, the software causes the computer to store the toll road usage fee on the route, to input the toll road usage upper limit amount, to store the usage upper limit amount, and for the toll road used by the vehicle. Processed by fee processingUsage amountAnd the accumulated accumulated usage amount is memorized, and it is determined whether or not there is a toll road usage section where the fee payment is made on the route calculated to reach the destination from the current position. When there is a usage section where payment occurs, the usage fee and the accumulated usage amount are added, the added amount is compared with the upper limit of use, and the addition amount and the Information indicating the relationship with the upper limit of usage is notified, the closing date of the usage amount of the toll road used by the vehicle is memorized, and when there is an instruction to delete the cumulative usage amount, the cumulative usage amount before the closing date is It is characterized by erasing after the closing date.
[0012]
  Claim 1 as described above,5 and 9In the described invention, at the route setting stage, the user can be notified of the relationship between the usage fee of the toll road on the route and the sum of the accumulated usage amount so far and the usage upper limit amount stored in advance. . For this reason, if the usage limit is exceeded when the toll road is used, the user can avoid various disadvantages such as insufficient balance due to overuse and inability to pay by avoiding the use of a system that automatically performs toll processing. Can be prevented. In particular, since the user can be notified at the stage of route setting, compared with the case where the user is notified for the first time while the vehicle is traveling, the user can deal with a much more margin, leading to safe driving.
  In addition, since the accumulated usage amount is arranged for each closing date, if the user sets the usage upper limit amount according to the desired ratio of the regular income, it is appropriate in relation to the accumulated usage amount. Information can be obtained, and it is possible to live with a reasonable use plan.
[0013]
According to a second aspect of the present invention, in the vehicular navigation device according to the first aspect, when there are a plurality of usage sections in which the fee expenditure determined by the fee expenditure determination means exists, the usage charges for those usage sections are calculated. A plurality of charge adding means for adding in the order in which the vehicle is scheduled to pass, and the use upper limit is exceeded for the first time depending on the result of comparison performed by the comparing means each time the multiple charge adding means adds a use charge. And an excess section determining means for determining a use section.
[0014]
  Claim6The described invention is obtained by capturing the invention described in claim 2 from the viewpoint of a method.5In the vehicle navigation method described above, when there are a plurality of toll road use sections that generate toll expenditure, a step of adding the use charges of these use sections in the order in which the vehicle is scheduled to pass, and adding the use charges And determining a use section that exceeds the use upper limit for the first time according to a result of comparison between the added amount and the use upper limit performed every time.
[0015]
  Claim10The invention described in claim 2,6The present invention is understood from the viewpoint of a computer-readable recording medium.9In the recording medium on which the vehicle navigation software described is recorded, if it is determined by a computer that there are a plurality of toll road usage sections that generate tolls, the vehicle passes the usage charges for those usage sections. According to a result of comparison between the added amount and the usage upper limit amount each time a usage fee is added, a usage section that exceeds the usage upper limit amount for the first time is determined. .
[0016]
  Claim 2 as described above,6, 10In the described invention, when there are a plurality of toll road use sections at the stage of route setting, it is possible to determine a use section that exceeds the use upper limit amount. For example, this use section is clearly displayed to the user by displaying it on a display means or the like. Then, the user can make an accurate determination as to which section of a plurality of toll road use sections should be used. Therefore, the user can use the toll road to the maximum according to the budget, and the system that automatically performs the fee processing can be effectively used.
[0017]
According to a third aspect of the present invention, in the vehicle navigation device according to the first or second aspect, the informing means adds the addition when the vehicle approaches a usage section that exceeds the usage upper limit amount. It is set so that the information which shows the relationship between the amount of money and the use upper limit amount is notified.
[0018]
  Claim7The described invention is obtained by capturing the invention described in claim 3 from the viewpoint of a method.5Or claims6In the vehicle navigation method described above, the method includes a step of notifying information indicating a relationship between the additional amount and the usage upper limit when the vehicle approaches a usage section exceeding the usage upper limit by a predetermined distance. It is characterized by.
[0019]
  Claim11The invention described in claim 3,7The present invention is understood from the viewpoint of a computer-readable recording medium.9Or claims10In the recording medium on which the vehicle navigation software described is recorded, when the vehicle approaches a use section exceeding the use upper limit by a predetermined distance, the addition amount and the use upper limit are calculated. Information indicating the relationship is notified.
[0020]
  Claim 3 as described above,7, 11In the described invention, in addition to the notification at the time of route setting, since it is possible to receive notification before the usage section that will be used exceeding the upper limit of use, even a user who forgot to notify at the time of route setting, It is possible to prevent a situation in which it is impossible to take measures such as avoiding the use of a system that automatically receives charges and receives fee information again.
[0021]
According to a fourth aspect of the present invention, there is provided the vehicle navigation apparatus according to any one of the first to third aspects, wherein the route calculated by the route calculating unit is corrected according to a comparison result by the comparing unit. It has a correction means.
[0022]
  Claim8The described invention is obtained by capturing the invention described in claim 4 from the viewpoint of a method.5-7The vehicle navigation method according to claim 1, further comprising a step of correcting a route for reaching the destination from the current position according to a comparison result between the added amount and the usage upper limit amount. And
[0023]
  Claim12The invention described in claim 4,8The invention described is taken from the viewpoint of software readable by a computer, and claims.9-11In order to reach the destination from the current position according to the comparison result between the additional amount and the upper limit of use using a computer in the recording medium in which the vehicle navigation software according to any one of the above is recorded It is characterized by correcting the path of
[0024]
  Claim 4 as described above,8 and 12In the described invention, in the toll road, the automatic payment gate of the system that automatically charges the fee is different from the manned gate that collects the fee by manned, but if the toll road is used, the upper limit of use is exceeded The route to be guided can be automatically corrected to the manned gate. For this reason, it is possible to prevent a user who wants to avoid using a system that automatically performs fee processing from accidentally passing through the automatic payment gate.
[0029]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, an embodiment of the present invention will be specifically described with reference to FIGS. Note that the portion related to information processing in the present embodiment is typically realized by controlling a computer with software. The software in this case realizes the operational effects of the present invention by physically utilizing computer hardware, and the conventional technology is also applied to the common part with the conventional technology. However, since the types and configurations of the hardware and software in this case, the range to be processed by software, and the like can be changed in various ways, the following description uses virtual circuit blocks that implement the functions of the present invention and the embodiments. .
[0030]
Furthermore, in the following description, facilities on toll roads are defined as follows. That is, a toll gate that receives a pass ticket is called a “ticketing gate”. The toll booth that pays the toll is called the “settlement gate”. Among the “settlement gate”, a toll gate that pays a toll by the ETC system is called an “ETC gate”. A toll gate that pays tolls to a staff member is called a “manned gate”. A gate that is in front of the “ETC gate” and can confirm the operation of the ETC system is called an “ETC notice gate”.
[0031]
[1. Constitution〕
First, the present embodiment shows a navigation device (referred to as this device) for guiding a route by being mounted on a moving vehicle, and a navigation method executed on this device. It can also be grasped as a recording medium on which navigation software is recorded.
[0032]
[1-1. overall structure〕
First, as shown in the functional block diagram of FIG. 1, this apparatus includes an absolute position / orientation detection unit 1, a relative orientation detection unit 2, a vehicle speed detection unit 3, a main CPU and its peripheral circuit 4, a memory group M, a user interface. Unit 9, display unit 10a, audio output unit 10b, input unit 11, CD-ROM control unit 12, FM multiplex reception and processing unit 13, optical / radio wave beacon reception and processing unit 14, ETC in-vehicle device 15 and the like. .
[0033]
Among them, the absolute position / orientation detection unit 1 calculates the absolute position coordinates and direction on the ground surface with respect to the current position of the automobile (referred to as the own vehicle) on which the apparatus is mounted, that is, the own vehicle position. For example, it is a part for receiving GPS radio waves transmitted from GPS satellites with an antenna or a receiver. The relative orientation detection unit 2 is a part for detecting the relative orientation of the host vehicle using a gyro or the like. Moreover, the vehicle speed detection part 3 is a part which calculates the speed of the own vehicle by processing the vehicle speed pulse obtained from a motor vehicle.
[0034]
The main CPU and its peripheral circuit 4 are parts that serve as a control circuit for controlling the entire apparatus. The memory group M is a variety of memories necessary for the operation of the apparatus. For example, a program is stored, the ROM 5 accessed from the main CPU at the time of start-up, the main program is loaded, and a work area is provided. A DRAM (dynamic RAM) 6, an SRAM (static RAM) 7 that backs up information such as settings even when the main power is turned off, a VRAM (VideoRAM) 8 for the display unit 10 a, and the like are included.
[0035]
In addition, the display unit 10a and the voice output unit 10b include a guidance map (including a three-dimensional display and a landmark display), a menu display (including a confirmation screen for the user), a destination list, a search 50-sound table, a use This is a part for outputting various information such as a monetary amount and warning display on a liquid crystal display screen (not shown) or voice synthesis. The input unit 11 is a part for a user to input information such as commands and numerical values from a switch or a joystick on the front panel or a remote control. For example, a desired point (including a destination) on a map or a land Select operation input such as mark, menu button, facility name list, search syllabary table, etc., input of upper limit of usage desired by user, input of deadline when card company deducts usage fee from bank account, cumulative usage You can give instructions to erase the amount.
[0036]
The display unit 10a is a touch panel that can serve as an input unit in the same manner as the input unit 11 by directly touching an item such as an arbitrary point on the map displayed on the screen or a menu button with a finger. It also has the function of The user interface unit 9 is a user interface that connects the display unit 10a, the audio output unit 10b, the input unit 11, and the main CPU and its peripheral circuit 4 using an I / O control circuit, a driver, or the like.
[0037]
The CD-ROM control unit 12 is means for reading a database recorded on the CD-ROM. The contents of the database are centered on map data, for example, route search data representing a road network structure, a gas station, and the like. In addition to display data representing landmarks such as, a database of usage charges for each toll road, warning information for usage exceeding the usage limit of usage charges, and the like are also included. The usage fee database is set as a table that can be linked to a toll gate as shown in FIG. 5, for example.
[0038]
For example, as shown in FIG. 2, the warning information includes audio data having the same content as the image data such as “the usage upper limit is exceeded when the ETC gate is passed”. Further, the application stored in the ROM 5 and read onto the DRAM 6 at the start includes basic information necessary for operation of the apparatus such as a menu button and a 50 sound panel.
[0039]
The FM multiplex reception and processing unit 13 is a part that receives FM broadcast waves and VICS traffic information included in the broadcast waves. Furthermore, the optical / radio wave beacon reception and processing unit 14 is a part that receives VICS traffic information when passing under a transmission facility installed on an expressway or a general road. The traffic information includes information such as traffic jams, accidents, regulations, construction, and travel time to the destination.
[0040]
The ETC in-vehicle device 15 includes a fee processing unit 15a that automatically performs fee collection processing by wireless communication with a road antenna via a built-in antenna. Although not shown, the ETC in-vehicle device 15 is provided with an IC card for authenticating a user, an IC card reader / writer for reading and writing information on the IC card, and various information are displayed. A display unit is provided.
[0041]
[1-2. Role of main CPU and its peripheral circuits]
Further, the main CPU and its peripheral circuit 4 are configured so that the current position calculation unit 40, the destination designation unit 41, the route calculation unit 42, the guide unit 43, the upper limit amount storage unit 44, the usage amount accumulation by the operation of the software as described above. Unit 45, accumulated usage amount storage unit 46, fee expenditure determination unit 47, single fee addition unit 48, fee comparison unit 49, multiple fee addition unit 50, excess section determination unit, warning information search unit 52, warning output unit 53, The drawing unit 54, the closing date storage unit 55, the date storage unit 56, the date comparison unit 57, and the usage amount erasing unit 58 are configured to play a role. The upper limit amount storage unit 44, the accumulated usage amount storage unit 46, the closing date storage unit 55, and the date storage unit 56 are respectively an upper limit amount storage unit, a cumulative usage amount storage unit, a closing date storage unit, and a date storage unit. In response to the above, it is realized by securing a necessary area for a storage area such as a user setting memory.
[0042]
Among these, the current position calculation unit 40 is a means for calculating the current position of the own vehicle, that is, the own vehicle position. Specifically, the current position calculation unit 40 calculates the own vehicle position by combining GPS navigation positioning and autonomous navigation positioning. It is configured as follows. Here, in GPS navigation positioning, the current position is calculated using information obtained from the absolute position / orientation detection unit 1 based on radio waves from an artificial satellite. In the autonomous navigation positioning, the current position is calculated using information obtained from the relative bearing detection unit 2 and the vehicle speed detection unit 3 based on the geomagnetism and the speed of the own vehicle.
[0043]
The route calculation unit 42 is a means for calculating an optimum route from the current vehicle position to the facility designated by the destination designation unit 41 based on the route search data. The guide unit 43 is a unit that guides the route calculated by the route calculation unit 42 based on the current position calculated sequentially by the current position calculation unit 40 or the like by synthetic voice or screen display.
[0044]
The upper limit storage 44 is a means for storing the usage upper limit that has been input from the input unit 11 by the user in advance. The usage amount integrating unit 45 is a means for calculating the accumulated usage amount by integrating the usage amount processed by the fee processing unit 15a. The accumulated usage amount storage unit 46 is means for storing the accumulated usage amount calculated by the usage amount accumulation unit 45.
[0045]
The toll expenditure determining unit 47 is a means for determining whether or not there is a toll road use section in the route calculated by the route calculating unit 42. The single fee adding unit 48, when there is a single usage segment with the fee expenditure determined by the fee expenditure determining unit 47, the fee related to the usage segment acquired from the fee database, and the accumulated usage amount storage unit 46 This is a means for adding the accumulated usage amount stored in. In addition, when there are a plurality of usage sections with the fee expenditure determined by the fee expenditure determination unit 47, the multiple fee addition unit 50 calculates the usage fee of each usage section in the fee database by the route calculation unit 42. It is a means of adding to the accumulated usage amount stored in the accumulated usage amount storage unit 46 in the order of passing through the route. The fee comparison unit 49 is a means for comparing the use upper limit amount stored in the upper limit amount storage unit 44 with the amount added by the single fee addition unit 48 or the amount sequentially added by the multiple fee addition unit 50. . When the amount added by the single fee adding unit 48 or the amount sequentially added by the multiple fee adding unit 50 exceeds the usage upper limit stored in the upper limit storage 44, the excess section determination unit 51 This is a means for determining the usage section that will be exceeded when determined by 49.
[0046]
The warning information search unit 52 is a means for searching for warning information recorded on a CD-ROM. The warning output unit 53 is means for outputting the warning information searched by the warning information search unit 52 to the drawing unit 54 and the audio output unit 10b. The drawing unit 54 is a unit that draws display content displayed on the display unit 10a based on information passed from other units. In addition, the notifying unit described in the claims is configured by a component having a function of notifying the user of a warning, including the warning output unit 53 and the display unit 10a.
[0047]
The closing date storage unit 55 is a means for storing the closing date when the credit card company deducts the usage fee from the bank account, which is input in advance by the user through the input unit 11. The closing date may be set to be automatically input from information acquired by the ETC in-vehicle device 15 or information recorded in the IC card and stored in the closing date storage unit 55.
[0048]
The date storage unit 56 is means for storing the date when the navigation device was last activated. The date comparison unit 57 is a means for comparing the date stored in the closing date storage unit 55 with the date stored in the date storage unit 56 when the navigation device is activated. When the date comparison unit 57 determines that the date stored in the date storage unit 56 is before the previous closing date stored in the closing date storage unit 55, the usage amount erasing unit 58 stores the accumulated usage amount storage unit. 46 is a means for erasing the accumulated usage amount stored in 46. Prior to the deletion of the accumulated usage amount, a confirmation screen is displayed, and the deletion is performed when the user inputs from the input unit 11 that the amount may be deleted.
[0049]
[2. Operation of the embodiment]
The present embodiment configured as described above operates as follows. First, the present embodiment is based on the information from the absolute position / azimuth detection unit 1, the relative direction detection unit 2, and the vehicle speed detection unit 3, based on the vehicle position calculated by the current position calculation unit 40. The route calculation unit 42 calculates the optimum route to the destination designated by the route 41 based on the route search data, and the guidance unit 43 provides a route guidance by using synthesized speech or screen display, or the destination designation unit 41. It has a function as a normal navigation device, such as a function for searching and displaying a map around the coordinate location of the destination specified by.
[0050]
Furthermore, the present embodiment has a guidance function according to the ETC usage fee. This guidance function will be described with reference to FIGS. 2 and 8 are explanatory diagrams illustrating an example of a use procedure according to the present embodiment. FIG. 3 is a flowchart showing the flow of the entire process (main routine) of the present embodiment. 4 and 6 are flowcharts corresponding to the processing (subroutine) of steps 301 and 305 in the flowchart of FIG. FIG. 7 is a flowchart of the navigation process when the vehicle is traveling. FIG. 9 is a flowchart corresponding to the processing (subroutine) of step 706 in the flowchart of FIG.
[0051]
[2-1. Overall action)
First, in the present embodiment, an example of operation when the upper limit of use is set to 10,000 yen will be described with reference to FIG. That is, the user sets the upper limit amount to 10,000 yen in advance. When the destination is set and the route is calculated, the usage fee (for example, 500 yen) of the toll road is calculated at the route setting stage. Next, the current usage fee is added to the accumulated usage amount so far (for example, 9,700 yen). Then, since the added amount of 10,200 yen in this example exceeds a preset usage upper limit of 10,000 yen, a warning is displayed on the navigation screen and a warning is also given by voice.
[0052]
[2-2. (Organization of accumulated usage)
Next, details of the processing procedure of the present embodiment will be described. First, the process of organizing the accumulated usage amount at startup will be described with reference to the flowcharts of FIGS. Note that the usage upper limit and the closing date are input in advance from the input unit 11 by the user and stored in the upper limit storage 44 and the closing date storage 55. In other words, the accessory switch of the vehicle is turned on and the electronic application is turned on (step 301). As a result, the present apparatus is initialized (step 401). At this time, positioning of the own vehicle position, drawing processing, and the like are performed, but details are omitted. Then, the date comparison unit 57 compares the date stored in the date storage unit with the previous closing date stored in the closing date storage unit 55 (the most recent closing date among the past closing dates), and turns on the previous power. It is checked whether or not it is before the closing date (steps 402 and 403).
[0053]
If the power was turned on before the closing date, a message “Are you sure?” Is displayed on the display unit 10a (step 404), and when the user selects the corresponding selection button, the usage amount is deleted. The unit 58 deletes the accumulated usage amount stored in the accumulated usage amount storage unit 46 (step 405). Then, the date in the date storage unit 56 is updated to the date when the power is turned on this time based on a timer inside the apparatus in order to perform the same check at the next startup. If it is determined in step 403 that the previous power-on date is not before the closing date, or if the user does not select the deletion of the accumulated usage amount in step 404, the accumulated usage amount is not deleted. The date in the storage unit 56 is updated with the date when the power is turned on this time (step 406).
[0054]
[2-3. (Calculation of usage fee information)
Next, calculation processing of usage fee information before traveling on a toll road will be described with reference to the flowcharts of FIGS. 3 and 6 and the table of FIG. First, a destination is set (step 302). The destination is set by the user through the input unit 11. Next, it is confirmed whether or not route calculation is performed (step 303). If not, navigation is started as it is (step 306). If so, the route calculation unit 42 performs route calculation (step 304). Then, based on the route calculated by the route calculation unit, the toll for the toll road determined by the fee expenditure determination unit 47 is acquired from the usage fee database (see FIG. 5) stored in the CD-ROM (step 601). ). If the toll cannot be calculated due to the reason that the charge could not be placed in the usage fee database due to new opening, etc., an error message is returned and the flow is terminated (step 604).
[0055]
Here, when there is a single fee expenditure section on the set route, the single fee addition unit 48 acquires the accumulated fee stored in the accumulated usage amount storage unit 46 and the fee expenditure determination unit 47. Will be added. On the other hand, when there are a plurality of fee expenditure sections on the set route, the multiple fee adding unit 50 adds the usage fee to the accumulated fee in the order in which the vehicle gets on and off the route. Then, the charge comparison unit 49 compares whether or not the added amount exceeds the upper limit amount stored in the upper limit amount storage unit 44 (step 602). At this time, the excess section determination unit 51 determines a use section that exceeds the use upper limit when the vehicle is used. In this way, when there is a usage section that exceeds the usage upper limit on the set route, a warning is output (step 603). The warning information search unit 52 displays a message informing that the usage limit has been exceeded on the display unit 10a via the warning output unit 53 and the drawing unit 54, or the voice output unit 10b announces by voice. The method of doing is good. If the upper limit is not exceeded, this flow ends.
[0056]
[2-4. (Toll check)
Thereafter, navigation is started (step 306). The operation during navigation will be described with reference to the flowchart of FIG. 7 and FIG. First, the power supply of the vehicle is checked. If the power supply is OFF, this flow is terminated (step 701). If it is not OFF, the current position calculation unit 40 checks whether or not the vehicle is at a predetermined position from the point before entering the toll road such as a highway from the general road on the route calculated by the own vehicle (step 702). As will be described later, since a warning may be given, the predetermined position here is preferably set to an appropriate value. If it is determined that the vehicle has arrived at the predetermined position, the toll is checked (step 705). The charge check is performed as shown in the flow of FIG. If the usage upper limit is exceeded, a warning is given again (see FIG. 8). Furthermore, when the vehicle approaches the ticketing gate, guidance to a manned gate may be performed as shown in FIG.
[0057]
At this time, even if the usage fee for the toll road is not in the usage fee database, if a fee check is performed based on the fee acquired by the ETC in-vehicle device 15, a situation in which an error message is output can be prevented. Further, a warning may be output only before the use section determined by the excess section determination unit 51 at the time of route setting. The warning method may be the same as described above so that it does not hinder driving.
[0058]
[2-5. (Check-out gate check)
Next, the check process (step 706) of whether or not the payment gate has been passed will be described with reference to the flowchart of FIG. That is, when passing through the settlement gate, the toll fee payment process is performed by the toll processing unit 15a in the same manner as a normal ETC. Regardless of the presence or absence of the warning in step 603, it is checked whether the ETC gate has been passed, that is, whether the toll payment process has been performed using the ETC system (step 901). When paying using the ETC system, the usage amount accumulating unit 45 adds the toll paid this time to the accumulated usage amount and, based on the added amount, calculates the accumulated usage amount in the accumulated usage amount storage unit 46. Update (step 902). Thereafter, the process returns to step 704 and the above-described processing is repeated until the vehicle is turned off. On the other hand, for example, when paying at a manned gate and not passing through the ETC gate (step 901), the accumulated usage amount up to that point is not updated.
[0059]
[3. Effects of the embodiment
According to the present embodiment as described above, when the user uses the toll road on the set route at the route setting stage of the navigation system, if the user exceeds the preset ETC usage upper limit, the user automatically You can get a warning. For this reason, if the user who received this warning has paid at the manned gate at his / her own discretion, there will be no hassle of making payment based on an invoice sent at a later date. In particular, if navigation that automatically leads to a manned gate is performed, a user who wants to avoid using the ETC is prevented from passing through the ETC gate by mistake.
[0060]
In addition, since the user can receive a warning at the stage of route setting, the user can deal with the warning with a greater margin than when receiving a warning for the first time while the vehicle is running, leading to safe driving. In particular, in addition to the warning at the stage of route setting, a similar warning is given again at a position sufficiently before the toll road entry, and further to the manned gate, so at the time of route setting Even a user who has forgotten the warning can be prevented from taking measures such as avoiding the use of the ETC system, and sufficient time for payment preparation can be obtained to ensure safety.
[0061]
In addition, it is possible to make payment impossible even for users who frequently use ETC because it is determined whether or not the usage upper limit is exceeded based on the accurate grasp of the accumulated usage amount. Can prevent a large amount of charges from being received from a credit card company. Since the user can freely set the usage limit regardless of the balance of the deposit account, the usage limit can be set according to the amount of money used for ETC in the deposit account. For example, even when the deposit account is used for payment of various charges other than ETC, it is possible to prevent a situation in which such payment becomes impossible. In particular, since the accumulated usage amount is arranged for each closing date, for example, if the user sets a usage upper limit amount according to a desired ratio of regular income, the relationship with the accumulated usage amount Appropriate warnings can be obtained, and you can live with a reasonable use plan.
[0062]
Furthermore, payment via a credit card company cannot prevent the user from losing credit without being able to withdraw due to a lack of balance, so the user suffers disadvantages such as subsequent card enrollment and card usage restrictions. There is no.
[0063]
[4. Other Embodiments]
The present invention is not limited to the embodiment as described above. For example, the accumulated usage amount can be displayed on the display unit 10a by a menu operation by the input unit 11 while the user is stopped, or can be announced by voice from the voice output unit 10b. With such a configuration, the user can use the ETC after accurately grasping the accumulated usage amount.
[0064]
In addition, the storage area of information such as the above fee database, the upper limit storage unit 44, the accumulated usage storage unit 46, the closing date storage unit 55, the date storage unit 56, and the like can be freely set. All or a part of the information may be stored in a memory or the like on the ETC in-vehicle device side. The fee database may be updated as the fee changes. Further, the recording medium for navigation data and the like is not limited to a CD-ROM. For example, a DVD-ROM read by a DVD-ROM control unit may be used.
[0065]
Further, an external storage device may be provided so that usage charges such as the accumulated usage amount and other information can be recorded on a small recording medium such as an MD or a flash memory and managed by a user-owned computer. Similar management can be performed by connecting to an IC card.
[0066]
In addition, the display screen and output audio settings, the usage upper limit amount setting, the closing date setting, the distance setting from before the settlement gate for the usage fee check, and the like can be freely changed. The closing date is automatically stored in the closing date storage unit 55 based on information transmitted from the credit card company, so that it is possible to save time and effort for the user to input. In addition, the user can delete the accumulated usage amount in the accumulated usage amount storage unit 46 at a desired time by operating the input unit 11. Furthermore, by providing a voice recognition unit, an input operation by the user can be performed by voice input.
[0067]
In addition, the above embodiment is used as an example of the case where an IC card is used as a postpaid card. However, the embodiment can also be applied to a case where an IC card is used as a prepaid card in which the amount is electronically stored in advance. . The payment process in this case is performed by transmitting the calculation result by using the ETC system to the in-vehicle device and rewriting the balance of the amount electronically stored in the IC card according to the amount of use. In such a case, the user can set the usage upper limit to an appropriate value according to the balance recorded on the IC card, and the same effects as those in the above-described embodiment can be obtained.
[0068]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, when a toll road is used, if the user exceeds a preset upper limit of the ETC usage, the user is informed of the fact, thereby inconvenience related to the fee payment. Can be provided, and a vehicle navigation apparatus and method and a recording medium recording vehicle navigation software can be provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a functional block diagram showing a configuration of an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an explanatory diagram showing an outline of a use procedure according to the embodiment of FIG. 1;
FIG. 3 is a flowchart showing the overall processing flow in the embodiment of FIG. 1;
4 is a flowchart showing a processing procedure when the power is turned on in the embodiment of FIG. 1; FIG.
FIG. 5 is an explanatory diagram showing an example of a fee table in the embodiment of FIG. 1;
FIG. 6 is a flowchart showing a usage charge check process in the embodiment of FIG. 1;
7 is a flowchart showing a processing procedure during navigation in the embodiment of FIG. 1. FIG.
FIG. 8 is an explanatory diagram showing an outline of a use procedure according to the embodiment of FIG. 1;
FIG. 9 is a flowchart showing an adjustment gate passage check process in the embodiment of FIG. 1;
10 is a flowchart showing an example of a guidance screen to a manned gate in the embodiment of FIG.
[Explanation of symbols]
1… Absolute position / azimuth detector
2 ... Relative bearing detector
3 ... Vehicle speed detector
4 ... Main CPU and its peripheral circuits
M ... Memory group
5 ... ROM
6. Dynamic RAM (DRAM)
7 ... Static RAM (SRAM)
8 ... VideoRAM (VRAM)
9. User interface part
10a ... display section
10b ... Audio output unit
11 ... Input section
12 ... CD-ROM controller
13 ... FM multiplex reception and processing unit
14: Light / radio wave beacon reception and processing unit
15 ... ETC in-vehicle equipment
15a ... Charge processing section
40 ... Current position calculation section
41 ... Destination designation part
42 ... Route search part
43 ... Guide
44 ... upper limit storage
45 ... Usage amount integration part
46 ... Cumulative usage amount storage
47. Charge expenditure judgment part
48 ... Single charge addition part
49 ... Price comparison part
50 ... Multiple charge addition part
51 ... Excess section determination unit
52. Warning information search section
53. Warning output section
54: Drawing section
55: Closing date storage
56 ... Date storage
57 ... Date comparison section
58 ... Usage amount elimination part

Claims

案内すべき経路上の地図を記憶した地図情報記憶手段と、車両の現在位置を計算する現在位置計算手段と、前記地図上の目的地を指定する目的地指定手段と、現在位置から目的地へ到達するための経路を計算する経路計算手段と、前記経路計算手段によって計算された経路を前記地図とともに表示する表示手段とを有する車両用ナビゲーション装置において、
前記経路上の有料道路の利用料金を記憶する利用料金記憶手段と、
有料道路の利用上限額を入力する上限額入力手段と、
前記上限額入力手段によって入力された利用上限額を記憶する上限額記憶手段と、
車両が利用した有料道路の料金処理を行なう料金処理手段と、
前記料金処理手段によって処理された利用額を積算する利用額積算手段と、
前記利用額積算手段によって積算された累積利用額を記憶する累積利用額記憶手段と、
前記経路計算手段によって計算された経路上に、料金支払いが生ずる有料道路の利用区間が有るか否かを判定する料金支出判定手段と、
前記料金支出判定手段による判定結果に応じて、前記利用料金記憶手段に記憶された当該利用区間の利用料金と前記累積利用額記憶手段に記憶された累積利用額とを加算する加算手段と、
前記加算手段によって加算された加算額と前記上限額記憶手段に記憶された利用上限額とを比較する比較手段と、
前記比較手段による比較結果に応じて、前記加算額と前記利用上限額との関係を示す情報を報知する報知手段と、
前記料金処理手段によって処理された利用額の締め日を記憶する締め日記憶手段と、
装置を起動した日付を記憶する日付記憶手段と、
前記日付記憶手段に記憶された直近の起動日付と前記締め日記憶手段に記憶された前回の締め日とを比較する日付比較手段と、
累積利用額の消去指示を入力する入力手段と、
前記日付比較手段によって、直近の起動日付が前回の締め日以前であると判定され、且つ前記入力手段から消去指示が入力された場合に、前記累積利用額記憶手段における累積利用額を消去する利用額消去手段と、
を有することを特徴とする車両用ナビゲーション装置。Map information storage means for storing a map on the route to be guided, current position calculation means for calculating the current position of the vehicle, destination specifying means for specifying the destination on the map, and from the current position to the destination In a vehicle navigation apparatus, comprising: a route calculation unit that calculates a route to reach; and a display unit that displays the route calculated by the route calculation unit together with the map.
Usage fee storage means for storing usage fees for toll roads on the route;
An upper limit input means for inputting the upper limit of use of the toll road,
Upper limit storage means for storing the usage upper limit input by the upper limit input means;
Toll processing means for processing tolls for toll roads used by vehicles;
Usage amount integration means for integrating the usage amount processed by the fee processing means;
Accumulated usage amount storage means for storing the accumulated usage amount accumulated by the usage amount accumulation means;
Toll expenditure determining means for determining whether or not there is a toll road use section where fee payment occurs on the route calculated by the route calculating means;
An adding means for adding the usage fee of the usage section stored in the usage fee storage means and the cumulative usage amount stored in the cumulative usage amount storage means according to the determination result by the fee expenditure determination means;
A comparing means for comparing the added amount added by the adding means with the use upper limit amount stored in the upper limit amount storing means;
Informing means for informing information indicating a relationship between the added amount and the upper limit of use according to a comparison result by the comparing means;
A closing date storage means for storing a closing date of the usage amount processed by the fee processing means;
Date storage means for storing a date when the device is activated;
A date comparison means for comparing the latest start date stored in the date storage means with the previous closing date stored in the closing date storage means;
An input means for inputting an instruction to delete the accumulated usage amount;
Usage amount for erasing the accumulated usage amount in the accumulated usage amount storage means when it is determined by the date comparison means that the most recent startup date is before the previous closing date and an erasure instruction is input from the input means Erasing means;
A vehicle navigation device comprising:

前記料金支出判定手段によって判定された料金支出が生じる利用区間が、複数存在する場合に、それらの利用区間の利用料金を車両が通行する予定の順に加算していく複数料金加算手段と、
前記複数料金加算手段が利用料金を加算する毎に前記比較手段が行なう比較の結果に応じて、前記利用上限額を初めて超過する利用区間を判定する超過区間判定手段と、
を有することを特徴とする請求項１記載の車両用ナビゲーション装置。A plurality of fee adding means for adding the usage fees of those usage sections in the order in which the vehicle is scheduled to pass when there are a plurality of usage sections where the fee expenditure determined by the fee expenditure determination means exists;
An excess section determination means for determining a usage section that exceeds the usage upper limit for the first time, according to a result of comparison performed by the comparison means each time the multiple charge addition means adds a usage charge;
The vehicle navigation apparatus according to claim 1, further comprising:

前記報知手段は、車両が前記利用上限額を超過する利用区間に所定の距離接近した場合に、前記加算額と前記利用上限額との関係を示す情報を報知するように設定されていることを特徴とする請求項１又は請求項２記載の車両用ナビゲーション装置。 The notification means is set to notify information indicating a relationship between the additional amount and the usage upper limit when a vehicle approaches a usage section exceeding the usage upper limit by a predetermined distance. The vehicle navigation apparatus according to claim 1 or 2, characterized in that

前記比較手段による比較結果に応じて、前記経路計算手段によって計算された経路を修正する経路修正手段を有することを特徴とする請求項１〜３のいずれか１項に記載の車両用ナビゲーション装置。 The vehicle navigation apparatus according to claim 1, further comprising a route correction unit that corrects the route calculated by the route calculation unit according to a comparison result by the comparison unit.

案内すべき経路上の地図を記憶するステップと、車両の現在位置を計算するステップと、前記地図上の目的地を指定するステップと、現在位置から目的地へ到達するための経路を計算するステップと、計算された経路を前記地図とともに表示するステップとを含む車両用ナビゲーション方法において、
前記経路上の有料道路の利用料金を記憶するステップと、
有料道路の利用上限額を入力するステップと、
前記利用上限額を記憶するステップと、
車両が利用した有料道路の料金処理を行なうステップと、
処理された利用額を積算するステップと、
積算された累積利用額を記憶するステップと、
現在位置から目的地へ到達するために計算された経路上に、料金支払いが生ずる有料道路の利用区間が有るか否かを判定するステップと、
料金支払いが生ずる利用区間が有る場合に、その利用料金と前記累積利用額とを加算するステップと、
加算された加算額と、前記利用上限額とを比較するステップと、
比較結果に応じて、前記加算額と前記利用上限額との関係を示す情報を報知するステップと、
車両が利用した有料道路の利用額の締め日を記憶するステップと、
累積利用額の消去指示の入力があった場合に、締め日以前の累積利用額を、当該締め日以降に消去するステップと、
を含むことを特徴とする車両用ナビゲーション方法。Storing a map on a route to be guided; calculating a current position of the vehicle; designating a destination on the map; calculating a route to reach the destination from the current position And a vehicle navigation method including the step of displaying the calculated route together with the map,
Storing a toll usage fee on the route;
Entering the upper limit of toll road usage,
Storing the upper limit of use;
Performing toll processing for toll roads used by vehicles;
Accumulating the processed usage amount;
Storing the accumulated accumulated usage amount;
Determining whether there is a toll road usage section where toll payment occurs on the route calculated to reach the destination from the current position;
A step of adding the usage fee and the accumulated usage amount when there is a usage section where fee payment occurs;
Comparing the added amount with the upper limit of use,
Informing the information indicating the relationship between the additional amount and the usage upper limit according to the comparison result;
Storing the closing date of the usage amount of the toll road used by the vehicle;
If there is an instruction to delete the accumulated usage amount, a step of erasing the accumulated usage amount before the closing date after the closing date;
A vehicle navigation method comprising:

料金支出が生ずる有料道路の利用区間が複数ある場合に、それらの利用区間の利用料金を車両が通行する予定の順に加算していくステップと、
利用料金を加算する毎に行なわれる前記加算額と前記利用上限額との比較の結果に応じて、前記利用上限額を初めて超過する利用区間を判定するステップと、
を含むことを特徴とする請求項５記載の車両用ナビゲーション方法。When there are a plurality of toll road use sections that generate tolls, a step of adding the use charges of these use sections in the order in which the vehicle is scheduled to pass;
Determining a usage section that exceeds the usage upper limit amount for the first time, according to a result of comparison between the addition amount and the usage upper limit amount each time a usage fee is added;
The vehicle navigation method according to claim 5, further comprising:

車両が、前記利用上限額を超過する利用区間に所定の距離接近した場合に、前記加算額と前記利用上限額との関係を示す情報を報知するステップを含むことを特徴とする請求項５又は請求項６記載の車両用ナビゲーション方法。 6. The method according to claim 5, further comprising a step of notifying information indicating a relationship between the additional amount and the upper limit of use when a vehicle approaches a use section exceeding the upper limit of use by a predetermined distance. The vehicle navigation method according to claim 6.

前記加算額と前記利用上限額との比較結果に応じて、現在位置から目的地へ到達するための経路を修正するステップを含むことを特徴とする請求項５〜７のいずれか１項に記載の車両用ナビゲーション方法。 8. The method according to claim 5, further comprising a step of correcting a route for reaching the destination from the current position according to a comparison result between the additional amount and the usage upper limit amount. Vehicle navigation method.

コンピュータを用いて、案内すべき経路上の地図を記憶させ、車両の現在位置を計算させ、前記地図上の目的地を指定させ、現在位置から目的地へ到達するための経路を計算させ、計算された経路を前記地図とともに表示させる車両用ナビゲーション用ソフトウェアを記録した記録媒体において、
そのソフトウェアは前記コンピュータに、
前記経路上の有料道路の利用料金を記憶させ、
有料道路の利用上限額を入力させ、
前記利用上限額を記憶させ、
車両が利用した有料道路の料金処理によって処理された利用額を積算させ、
積算された累積利用額を記憶させ、
現在位置から目的地へ到達するために計算された経路上に、料金支払いが生ずる有料道路の利用区間が有るか否かを判定させ、
料金支払いが生ずる利用区間が有る場合に、その利用料金と前記累積利用額とを加算させ、
加算された加算額と、前記利用上限額とを比較させ、
比較結果に応じて、前記加算額と前記利用上限額との関係を示す情報を報知させ、
車両が利用した有料道路の利用額の締め日を記憶させ、
累積利用額の消去指示の入力があった場合に、締め日以前の累積利用額を、当該締め日以降に消去させることを特徴とする車両用ナビゲーション用ソフトウェアを記録した記録媒体。Using a computer, store the map on the route to be guided, calculate the current position of the vehicle, specify the destination on the map, calculate the route to reach the destination from the current position, and calculate In a recording medium recording vehicle navigation software for displaying a route along with the map,
The software is on the computer,
Memorize the toll road charge on the route,
Enter the toll road usage limit,
Memorize the upper limit of use,
Accumulate the usage amount processed by the toll road charge processing used by the vehicle,
Memorize the accumulated accumulated usage amount,
Determine whether there is a toll road use section where the toll payment is made on the route calculated to reach the destination from the current position,
If there is a usage section where fee payment occurs, the usage fee and the accumulated usage amount are added,
The added amount added is compared with the upper limit of use,
In accordance with the comparison result, information indicating the relationship between the additional amount and the upper limit of usage is notified,
Remember the closing date of the usage amount of the toll road used by the vehicle,
A recording medium on which navigation software for a vehicle is recorded, wherein an accumulated usage amount before the closing date is deleted after the closing date when an instruction to delete the accumulated usage amount is input.

コンピュータを用いて、
料金支出が生ずる有料道路の利用区間が複数あると判定された場合に、それらの利用区間の利用料金を車両が通行する予定の順に加算させ、
利用料金を加算する毎に行なわれる前記加算額と前記利用上限額との比較の結果に応じて、前記利用上限額を初めて超過する利用区間を判定させることを特徴とする請求項９記載の車両用ナビゲーション用ソフトウェアを記録した記録媒体。Using a computer
When it is determined that there are multiple toll road usage sections that generate toll expenditure, the usage charges for those usage sections are added in the order in which the vehicle is scheduled to pass,
The vehicle according to claim 9, wherein a use section that exceeds the use upper limit amount for the first time is determined according to a result of comparison between the addition amount and the use upper limit amount each time a use fee is added. Media for recording navigation software.

コンピュータを用いて、
車両が、前記利用上限額を超過する利用区間に所定の距離接近した場合に、前記加算額と前記利用上限額との関係を示す情報を報知させることを特徴とする請求項９又は請求項１０記載の車両用ナビゲーション用ソフトウェアを記録した記録媒体。Using a computer
The information indicating the relationship between the added amount and the upper limit of use is notified when a vehicle approaches a use section exceeding the upper limit of use by a predetermined distance. The recording medium which recorded the software for vehicle navigation as described.

コンピュータを用いて、
前記加算額と前記利用上限額との比較結果に応じて、現在位置から目的地へ到達するための経路を修正させることを特徴とする請求項９〜１１のいずれか１項に記載の車両用ナビゲーション用ソフトウェアを記録した記録媒体。Using a computer
The vehicle according to any one of claims 9 to 11, wherein a route for reaching the destination from the current position is corrected according to a comparison result between the added amount and the usage upper limit amount. A recording medium that records navigation software.