JP4768765B2 - ガス栓用過流出防止弁装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ガス栓からゴム管が外れた場合などのように、一度に大量のガスが流出したとき自動的にガスを止める構造の過流出防止弁に、ガス栓の半開状態での使用を防ぐ弁装置を設け、ガス使用時における過流出防止弁の性能を維持するようにしたガス栓用の過流出防止弁装置に関する。
過流出防止弁の弁座口に弁体を対接させ、これと連動するカム機構によって、せん(10)の開閉操作に伴い全開位置近傍において瞬時に開弁閉弁する弁装置を組み込んだ過流出防止弁付きガス栓として、すでに、実開平2−146279号公報に記載のものを提案した(特許文献1)。
この従来のものは、図6に示すように、ガス栓本体のせん収容部内に回動自在に収容されるせん(10)内にその底部から胴部に開放する逆L字状のガス通過孔(10a)が形成され、その上流側(図では下方)に、過流出防止弁装置が配設される構成である。
前記過流出防止弁装置を構成する円筒主体(2)の下流端(図面では上端)には弁座口(20)が設けられ、前記弁座口(20)に弁体(5)を対接させる。この弁体(5)の周縁には、前記円筒主体(2)の胴部外周を被覆する筒状部(53)が上流側(図面では下方)へ延長形成されている。前記筒状部(53)はせん(10)のガス通過孔(10a)に対して、相対回動阻止状態で且つ昇降自在に収容される。又、円筒主体(2)の基端部の外周には、カム筒(22)が配設固定されてあり、前記筒状部(53)はカム筒(22)内に、回動リング(30)を介して収容される。
回動リング(30)の内周面には180度の間隔をおいて、第1カム突起(36)(36)が突設されてあり、その外周面には、第2カム突起(21)(21)が突設されている。
筒状部(53)の胴部上部域には、ガス通過孔(10a)の下流端へ連通するガス出口(50)が開口しており、その下方には、周方向に180度の間隔をおいて、一対の反L字状の第1開口カム部(3a)(3a)が形成されている。又、カム筒(22)には、同じく周方向に180度の間隔をおいて、一対の第2開口カム部(3b)(3b)が形成されてある。
第1カム突起(36)(36)が筒状部(53)の第1開口カム部(3a)(3a)に移動自在に嵌まり込み、又、第2カム突起(21)(21)は、第2開口カム部(3b)(3b)に移動自在に嵌まり込む。これにより、それぞれカム機構が構成される。
前記第1開口カム部(3a)は、筒状部(53)の軸線に沿って上方へ延びる縦孔部(31)とこれに連通し且つ円周方向の一方に伸びる横孔部(32)とからなり、前記第2開口カム部(3b)は、図6における一点鎖線で囲った円内に示すカム筒(22)の側面図に示すように、円周方向に伸びる長孔部(34)と、この長孔部(34)の一端から下流側(上方)へ向かって傾斜する傾斜辺部(37)及びこの傾斜辺部(37)に続く幅広部(35)とから構成されている。又、第2開口カム部(3b)(3b)に連通し且つ前記第2カム突起(21)(21)が対応する各位置に、溝部(39)(39)が、カム筒(22)の上方及び内方に開放するように形成されてあり、前記第2カム突起(21)(21)は、前記溝部(39)(39)を通って、第2開口カム部(3b)(3b)に嵌め込まれる。
回動リング(30)は、円筒主体(2)の基端部との間に介装されたコイルバネ(62)によって上方へ付勢されており、第2カム突起(21)(21)は、前記回動リング(30)の回動に伴って、前記第2開口カム部(3b)(3b)内を、長孔部(34)の上辺及び傾斜辺部(37)の上辺に沿って移動する。
尚、コイルバネ(62)の上端はバネキャップ(6)の下方に開放する環状溝部に密に嵌め込まれてあり、コイルバネ(62)の付勢力は、バネキャップ(6)を介して回動リング(30)に付与される。他方、弁体(5)に閉弁力を付与するため、弁体(5)の上面とせん(10)のガス通過孔(10a)の頂壁との間に、上コイルバネ(61)が介装されている。
せん(10)が全閉位置にあって弁体(5)が閉弁状態にあるときには、第2カム突起(21)は、図6の二点鎖線の円内に示すカム筒(22)の側面図に示すように、長孔部(34)における幅広部(35)の反対側の端部に位置しており、このとき弁体(5)の第1開口カム部(3a)の縦孔部(31)の側辺が第1カム突起(36)に当接するように位置している。これがガス栓の全閉位置となる。
上記構成の過流出防止弁付きガス栓において、前記全閉位置から、せんを全開方向に開回動させると、筒状部(53)がせん(10)と共に同方向に回動する。これにより、筒状部(53)に設けられている第1開口カム部(3a)の横孔部(32)の端縁(33)が回動リング(30)の第1カム突起(36)に当接すると、回動リング(30)を回動方向へ押し、これに伴って、回動リング(30)が回動する。回動リング(30)の回動に伴い、第2カム突起(21)が長孔部(34)の上辺に沿って移動する。第2カム突起(21)が傾斜辺部(37)に至る手前の位置においては、図7の(A)に示すように、第2カム突起(21)は、ガス栓本体のガス通路内に固定状態にあるカム筒(22)の第2開口カム部(3b)の長孔部(34)の前記上辺に係止していることから、コイルバネ(62)の付勢力は前記上辺で受け止められ、弁体(5)は上コイルバネ(61)の閉弁付勢力によって閉弁状態に維持されたままである。
その後、せん(10)をさらに回動させて、第2カム突起(21)が傾斜辺部(37)へ移行した全開直前位置に到ると、コイルバネ(62)の付勢力によって、第2カム突起(21)は、回動リング(30)を回動させながら前記傾斜辺部(37)に沿って上昇する。このとき、第1カム突起(36)は第1開口カム部(3a)の横孔部(32)の上辺に当接しつつ、前記傾斜部(37)の軸方向移動量に相当する分だけ上昇して弁体(5)を持ち上げるので、弁体(5)は円筒主体(2)の弁座口(20)から離反させられて開弁する。
尚、上記のように弁体(5)が開弁するために、コイルバネ(62)の付勢力は上コイルバネ(61)のそれよりも強く設定してある。
続いて、わずかな回動範囲であるが、せん(10)を全開直前位置から全開位置まで回動させると、図7の(B)に示すように、第1カム突起(36)は第1開口カム部(3a)の横孔部(32)の縦孔部(31)側の端部に位置した状態となる。この状態が全開であり、円筒主体(2)内に収容される球弁(24)が過流出防止弁として動作可能な状態となる。
全開状態にあるせん(10)を閉方向に回動させると、この初期の微小角度の回動によって、図7の(B)の状態から図7の(C)の状態へ移行し、第1開口カム部(3a)の縦孔部(31)に第1カム突起(36)が嵌まり込み、上コイルバネ(61)の付勢力によって弁体(5)が降下し、円筒主体(2)の弁座口(20)を閉弁する。
その後、せん(10)を閉方向に回動させると、第1カム突起(36)が縦孔部(31)の側辺(31a)に押されて、回動リング(30)を回動させながら、第2カム突起(21)を傾斜辺部(37)に沿って降下させ、続いて第2カム突起(21)は第2開口カム部(3b)の前記傾斜辺部(37)から長孔部(34)に移り、長孔部(34)の上辺に沿った全閉位置に復帰する。
以後、上記動作の繰り返すことにより、せん(10)の開閉及び弁体(5)の開閉が行なわれる。
実開平2−146279号公報 実公平5−42300号公報
しかしながら、上記従来のものでは、せん(10)の閉回動に伴って、回動リング(30)が降下し、コイルバネ(62)が圧縮させられる際に、回動リング(30)の下端と、コイルバネ(62)の上端に取り付けられているバネキャップ(6)の上面との摩擦抵抗、及び、コイルバネ(62)の下端と円筒主体(2)下部のコイルバネ(62)の受け部との摩擦抵抗が大きくなり、せん(10)の閉方向への回動によって、コイルバネ(62)に閉回動方向のねじり力が蓄積されることがある。
そのため、せん(10)を閉位置から開位置に回動させる際に、回動リング(30)の第2カム突起(21)が、図7の(A)に示す位置に達した時点で、前記コイルバネ(62)に蓄積されたねじり力が、バネキャップ(6)を介して、回動リング(30)に作用し、せん(10)の実際の回動操作に先行して、回動リング(30)が回動することがある。この場合、第2カム突起(21)は、上述したように、傾斜辺部(37)に沿って、図7の(B)に示す位置まで上昇し、一旦、弁体(5)を持ち上げて開弁させた後、さらに、第1カム突起(36)が縦孔部(31)に嵌まり込んで、弁体(5)を閉弁させてしまう(図7の(C)に示す位置)こととなる。この状態にて、操作つまみを実際に回動させて、開位置に設定しても、弁体(5)は上述したように、閉弁したままであるから、ガスが流れないという問題がある。
本発明は、『ガス栓本体内に収容され、せん(10)の開閉操作に伴い全開位置近傍において瞬時に開弁閉弁する弁装置を備えたガス栓用過流出防止弁装置であって、
ガス栓本体内のガス通路部に固定され、内部に球弁(24)を収容した円筒主体(2)と、
前記円筒主体(2)の下流端部に設けられた弁座口(20)と、
前記円筒主体(2)の上流端部外周部に設けられたカム筒(22)と、
前記円筒主体(2)に対して軸線方向に進退可能で且つ周方向に回動可能に外嵌し、せん(10)の縦方向のガス通過孔(10a)に対して軸線方向に進退可能で且つ周方向に相対回動阻止状態に収容された筒状部(53)を有する弁体(5)と、
前記弁体(5)を前記弁座口(20)の方向に付勢するバネ(61)と、
前記筒状部(53)と前記カム筒(22)との間に介装され、内外周面に第1、第2カム突起(36)(21)が各々突設された回動リング(30)と、
前記回動リング(30)を下流側へ付勢するコイルバネ(62)と、
前記筒状部(53)の下流部に設けられ、前記ガス通過孔(10a)に連通するガス出口(50)と、
前記筒状部(53)の上流部に設けられ、前記第1カム突起(36)を周方向及び軸線方向に移動可能に収容する反L字状の第1開口カム部(3a)と、
前記カム筒(22)に設けられ、前記第2カム突起(21)が周方向移動域から傾斜辺部(37)を介して下流方向へ移動可能な第2開口カム部(3b)とから成る、ガス栓用過流出防止弁装置』において、せん(10)を回動させる際に回動リング(30)に与えられる回転力が、コイルバネ(62)に、ねじり力として蓄積されないようにすることを課題とする。
請求項1に係る発明の技術的手段は、『前記コイルバネ(62)と前記回動リング(30)との間に補助リング(1)が設けられ、
前記補助リング(1)は、前記回動リング(30)と共に、前記筒状部(53)とカム筒(22)との間を軸線方向に進退可能で且つ前記カム筒(22)に対して相対回動阻止状態に設けられ
前記補助リング(1)の外周面に少なくとも2つの凸部を設け、
前記カム筒(22)の第2開口カム部(3b)の両端部に、前記凸部が各々係合する係合辺部を前記軸線に沿って形成し、
前記凸部の前記係合辺部への係合位置は、前記第1、第2カム突起(36)(21)の回動範囲から外れた位置に設けられている』ことである。
上記技術的手段は次のように作用する。
筒状部(53)とカム筒(22)との間には、上流側から、コイルバネ(62)、補助リング(1)、回動リング(30)が順に介装されてあり、せん(10)を回動させると、筒状部(53)がせん(10)と共に回動し、筒状部(53)の第1開口カム部(3a)の端縁で第1カム突起(36)が押されて、回動リング(30)が回動する。このとき、前記回動リング(30)は、補助リング(1)を介して、コイルバネ(62)によって下流側へ付勢されている。補助リング(1)は、回動リング(30)と共に軸線方向に移動可能であるが、カム筒(22)に対して、相対回動阻止状態に設けられているから、前記回動リング(30)の回動による回転力が補助リング(1)に伝えられても、補助リング(1)が回動することはない。すなわち、回動リング(30)とコイルバネ(62)との間に、補助リング(1)を介在させることにより、回動リング(30)の回転力が、コイルバネ(62)に影響することがないから、コイルバネ(62)にねじり力が蓄積されることがない。
前記せん(10)を全閉位置から開方向へ回動させると、筒状部(53)及び回動リング(30)が同時に回動し、回動リング(30)の回動により、第2カム突起(21)が第2開口カム部(3b)の周方向移動域を傾斜辺部(37)側に向かって移動する。第2カム突起(21)が前記周方向移動域の前記傾斜辺部(37)側の端部近傍に達したときに、せん(10)の開位置から閉位置への回動時にコイルバネ(62)にねじり力が蓄積されていれば、せん(10)の回動に先行して回動リング(30)が回動し、上述したような、操作つまみを開位置に回動させてもガスが流れないといった不都合を生じさせることがあるが、コイルバネ(62)に前記ねじり力は蓄積されない構成としたから、第2カム突起(21)が不用意に傾斜辺部(37)に至ることがない。すなわち、せん(10)の回動に先行して回動リング(30)が回動することはない。そして、せん(10)を開方向へ回動させると、第2カム突起(21)が前記周方向移動域を超えて傾斜辺部(37)に沿って下流側へ移動する。後は、上述したように、コイルバネ(62)の付勢力によって、回動リング(30)が第1カム突起(36)を介して筒状部(53)を押し上げ、弁体(5)が開弁する。
そして、せん(10)を閉方向に回動させると、それに伴って筒状部(53)が回動し、回動リング(30)の第1カム突起(36)が第1開口カム部(3a)の縦孔部(31)に嵌まり込み、上述した従来例と同じ作用により、弁体(5)が閉弁する。
又、補助リング(1)に突設させる少なくとも2つの凸部を、前記カム筒(22)の第2開口カム部(3b)の両端部に設けた係合辺部にそれぞれ係合させることにより、補助リング(1)の回動を阻止するようにしある。このものでは、補助リング(1)の外周面の、第2開口カム部(3b)の係合辺部に対応する2〜4箇所に前記凸部を設けて、前記係合辺部に接するように凸部を嵌め込むことにより、補助リング(1)を、カム部(22)に対して、軸線方向に移動可能で且つ周方向には相対回動阻止状態に収容することができ、回動リング(30)の回転力が、コイルバネ(62)に影響することがなく、コイルバネ(62)にねじり力が蓄積されることがない。尚、この場合、前記第2開口カム部(3b)の一つの係合辺部が、前記凸部の一つを一方向に回り止め状態に係合させる係合部として機能することとなり、補助リング(1)には少なくとも2個の凸部を設けることにより、時計方向及び反時計方向への補助リング(1)の回動を阻止する構造となる。
請求項に係る発明のものは、請求項1に記載のガス栓用過流出防止弁装置において、『前記コイルバネ(62)の下流端にバネキャップ(6)が被覆され、前記補助リング(1)は、前記バネキャップ(6)と前記回動リング(30)との間に介在されている』ものでは、回動リング(30)とコイルバネ(62)との間に、補助リング(1)とバネキャップ(6)が介在される態様となるから、回動リング(30)の回動に伴う回転力がコイルバネ(62)に伝達されるのは、補助リング(1)とバネキャップ(6)によって二重に阻止されることとなる。
尚、上記補助リング(1)を、コイルバネ(62)の下流端に被嵌可能な形状に構成することにより、補助リング(1)をバネキャップ(6)と兼用させることができる。言い換えれば、バネキャップ(6)を補助リング(1)として機能させることも可能となる。
以上のように、請求項1に係る発明によれば、回動リング(30)とコイルバネ(62)との間に補助リング(1)を介在させることにより、せん(10)を開位置から閉位置へ回動させる際に回動リング(30)に与えられる回転力が、コイルバネ(62)へねじり力として蓄積させる不都合を防止することができるから、第2カム突起(21)が周方向移動域の傾斜辺部(37)側の端部に位置した状態から不用意に傾斜辺部(37)へ移行することはない。よって、第2カム突起(21)がせん(10)の回動に先行して、傾斜辺部(37)を下流側へ移動し、これにより、弁体(5)が持ち上げられて開弁した後、さらに、第1カム突起(36)が縦孔部(31)に嵌まり込んで、弁体(5)を閉弁させてしまうといった現象は生じないから、操作つまみを開位置に達するまで回動させたときに、弁体(5)が閉弁したままでガスが流れないといった問題は生じない。
又、補助リング(1)に設ける凸部をカム筒(22)に設ける係合辺部に係合させることにより、補助リング(1)のカム筒(22)内での周方向への回動を阻止し、コイルバネ(62)にねじり力を蓄積させない構成を容易に実現することができ、これにより、回動リング(30)がせん(10)の回動に先行して回動することで生じるガス栓用過流出防止弁装置の機能不全を確実に防止することができる。
また、請求項に係る発明によれば、補助リング(1)はバネキャップ(6)と分離しているので、コイルバネ(62)の偏りや、傾きによる影響を受けることなく軸線方向への動きは円滑なものとなり、回動リング(30)や弁体(5)の動作が確実に行われる。さらに、回動リング(30)の回動に伴う回転力のコイルバネ(62)への伝達は、前記補助リング(1)とバネキャップ(6)によって二重に阻止されることから、コイルバネ(62)にねじり力が蓄積されることを確実に防止することができ、前記ねじり力が作用することによるガス栓用過流出防止弁装置の機能不全を一層確実に防止することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1は第1番目の参考例を表したものであり、既述した従来の過流出防止弁装置と基本的には同様の機構が採用されてあり、せん(10)の開閉に伴う回動リング(30)の回動と弁体(5)の開閉との関係は従来例で説明したとおりである。
先ず、弁体(5)は、これと一体の筒状の筒状部(53)と、この筒状部(53)の下流端(図面では上端)の閉塞板(54)とから構成されている。
そして、この筒状部(53)の図面における上部域で且つ閉塞板(54)の下方には通過孔へのガス出口(50)が形成されている。
この筒状部(53)をせん(10)に設けたガス通過孔(10a)の垂直孔と昇降自在に且つ相対回動阻止状態に収容するために、筒状部(53)の胴部の一部に、軸線方向に沿った凸条(51)が設けられていると共に、ガス通過孔(10a)の垂直孔の内周面には、前記凸条(51)が昇降自在に嵌まり込むガイド溝(図示せず)が形成されている。
尚、弁体(5)に閉弁力を付与するため、閉塞板(54)とせん(10)のガス通過孔(10a)の頂壁との間に、上コイルバネ(61)が介装され、筒状部(53)の前記ガス出口(50)の下方には、反L字状の一対の第1開口カム部(3a)(3a)が180度の間隔をおいて形成されている。前記第1開口カム部(3a)は、筒状部(53)の軸線に並行な縦孔部(31)とこれに続き且つ円周方向の一方に伸びる横孔部(32)とからなり、この第1開口カム部(3a)(3a)に、前記筒状部(53)に外嵌させる回動リング(30)の内面に突出させた一対の第1カム突起(36)(36)をそれぞれ移動自在に嵌入させる。
尚、回動リング(30)は、円筒主体(2)の基端部外周に配設されているカム筒(22)と対偶してカム機構を構成する。このため、このカム筒(22)には一対の第2開口カム部(3b)(3b)が相互に対向する位置に形成されてあり、この第2開口カム部(3b)(3b)に回動リング(30)の外周面に突設させた第2カム突起(21)(21)を各別に嵌入させる。
カム筒(22)には、図3の(C)に示すように、第2開口カム部(3b)(3b)に連通し且つ下流側(図面では上方)及び内方に開放する溝部(39)(39)が形成されてあり、第2カム突起(21)(21)は、前記溝部(39)(39)を通って第2開口カム部(3b)(3b)に移動自在に嵌め込まれる。
この第2開口カム部(3b)は、従来のものと同様、円周方向に伸びる長孔部(34)と、この長孔部(34)の一端から下流側へ向かって傾斜する傾斜辺部(37)、及びこの傾斜辺部(37)に連続する幅広部(35)とから構成されている(図7参照)。
回動リング(30)の上流側(下方)には、コイルバネ(62)が設けられてあり、回動リング(30)は、コイルバネ(62)によって上方へ付勢されていることから、第2カム突起(21)(21)は、前記第2開口カム部(3b)(3b)の長孔部(34)の上辺及び傾斜辺部(37)に沿って移動することとなる。
尚、コイルバネ(62)の上端(回動リング(30)側)には、バネキャップとして補助リング(1)を被嵌させる。
補助リング(1)は、図1及び図2に示すように、下方に開放する断面略コ字状体を環状に構成することにより、下方開放の環状凹溝(12)が形成された環状体であり、コイルバネ(62)の上端部を前記環状凹溝(12)内に嵌め込むことにより、補助リング(1)をコイルバネ(62)の上端に被嵌させている。
又、図1及び図3の(B)に示すように、補助リング(1)の外周面には、所定の間隔をおいて、2つの凸部(11a)(11b)が突設されてあり、凸部(11a)(11b)の突設箇所に対応するカム筒(22)には、図3の(C)に示すように、前記凸部(11a)(11b)がちょうど摺動自在に内嵌する大きさ形状の2つの溝部(25a)(25b)が上方に開放するように形成してある。
溝部(25a)(25b)は、カム筒(22)における一対の第2開口カム部(3b)(3b)の非形成域に設けてある。
この参考例の過流出防止弁装置を組み付けるには、まず、コイルバネ(62)の上端を補助リング(1)の環状凹溝(12)に嵌め込んで、コイルバネ(62)に補助リング(1)を被嵌させると共に、回動リング(30)の第1カム突起(36)(36)を、第1、第2開口カム部(3a)(3a)にそれぞれ外側から嵌め込んで、回動リング(30)を筒状部(53)に外嵌させる。
そして、補助リング(1)の凸部(11a)(11b)をカム筒(22)に設けられている溝部(25a)(25b)に対応させ、コイルバネ(62 をカム部(22)内に収容すると共に、溝部(25a)(25b)の上方から凸部(11a)(11b)を嵌め込む。尚、球弁(24)とバネ(27)は予め(2)内に収容してある。
その後、筒状部(53)に外嵌させた回動リング(30)の第2カム突起(21)(21)をカム筒(22)の溝部(39)(39)に対応させた状態で、筒状部(53)を円筒主体(2)に外嵌させ、回動リング(30)で補助リング(1)を下方へ押し込みながら、弁体(5)をカム筒(22)内に収容する。
この状態から、第2カム突起(21)(21)をカム筒(22)の第2開口カム部(3b)(3b)内に位置させることによって、回動リング(30)はカム筒(22)内において上方へ抜け止め状態に収容されると共に、その下方に位置する補助リング(1)は、凸部(11a)(11b)が溝部(25a)(25b)に嵌まり込んでいることから、上下には昇降可能であるが、カム筒(22)に対して周方向への回動は阻止された態様となる。
このように組み付けられた過流出防止弁装置をせん(10)のガス通過孔(10a)内に、上コイルバネ(61)を介して収容する。
この組み付け状態にて、せん(10)の全閉位置から全開方向へ回動させると、その回動に伴って筒状部(53)が回動し、これと第1カム突起(36)(36)との係合関係に応じて回動リング(30)が同方向に回動する。
回動リング(30)の回動による回転力が、補助リング(1)に伝わっても、補助リング(1)は、カム筒(22)内において、回り止め状態に収容されているから、補助リング(1)は、回動リング(30)が回動してもその影響を受けて共回りすることはない。言い換えれば、回動リング(30)とコイルバネ(62)との間に、補助リング(1)を介在させることにより、回動リング(30)は、補助リング(1)上で独立して回動することとなり、回動リング(30)の回動による回転力は、補助リング(1)を介してコイルバネ(62)に伝達されることはない。よって、コイルバネ(62)にねじり力が蓄積されることはない。
回動リング(30)の回動に伴って、第2カム突起(21)が、第2開口カム部(3b)の長孔部(34)の上辺に沿って移動し、第2カム突起(21)が長孔部(34)の、傾斜辺部(37)へ移行する手前に達した時点(図7の(A)の状態)にて、回動リング(30)にコイルバネ(62)のねじれ戻しによる全開方向へのモーメントが作用することはないから、第2カム突起(21)は不用意に傾斜辺部(37)に移行することはない。
尚、せん(10)が全閉位置にあって弁体(5)が閉弁状態にあるときには、第2カム突起(21)は長孔部(34)における傾斜辺部(37)の反対側の端部に位置し且つ、第1カム突起(36)は弁体(5)の第1開口カム部(3a)の縦孔部(31)の側辺に当接した位置にあり、この位置から、せん(10)を開方向に回動させると、せん(10)と共に弁体(5)が回動し、筒状部(53)の横孔部(32)の端部(33)が回動リング(30)の第1カム突起(36)に当接する。このまま第1カム突起(36)が横孔部(32)の前記端部(33)に押されながら、回動リング(30)が同方向に回動させられる。回動リング(30)はコイルバネ(62)の付勢力によって上方へ付勢されていることから、第2カム突起(21)は長孔部(34)の上辺に沿って移動する(図7(A)参照)。
上述したように、この参考例の過流出防止弁装置では、回動リング(30)とコイルバネ(62)との間に、バネキャップとして補助リング(1)を介在させて、コイルバネ(62)のねじり力を蓄積させないようにしているため、回動リング(30)を回動させても、コイルバネ(62)のねじり力が回動リング(30)に作用して回動リング(30)を先行回動させることはない。これにより、上記した図7の(A)の状態から、せん(10)を回動させない限り、第2カム突起(21)がせん(10)の半開位置で先行回動し、傾斜辺部(37)を上昇することはない。よって、弁体(5)を一旦開弁させた後、さらに、第1カム突起(36)が第1開口カム部(3a)の縦孔部(31)内に嵌まり込み、弁体(5)を閉弁させてしまい、実際に、せん(10)を開方向に回動させたときに弁体(5)が閉弁したままとなって、ガスの流れに支障を来たすといった不都合は生じない。
尚、この参考例においては、円筒主体(2)の上端の弁座口(20)は、円筒主体(2)の上端開放部の外周にシート体(23)が嵌着された構成となっており、このシート体(23)は弾性材料で構成されていると共に、その上端を円筒主体(2)の上部開放端よりも上方に突出させている。又、過流出防止弁作動後の球弁(24)は、弁体(5)の閉弁によりリセットする構造になっている。
図4に示すものは、第2番目の参考例の過流出防止弁装置における回動リング(30)からカム筒(22)までの構成を示した分解斜視図であり、二点鎖線の枠内に示しているのは、円筒主体(2)及びカム筒(22)の断面図である。
このものでは、コイルバネ(62)に補助リング(1)とは別に、環状のバネキャップ(6)を被嵌させていると共に、カム筒(22)には、補助リング(1)に突設させた凸部(11a)(11b)を周方向に係合させる溝部として、縦長孔(26a)(26b)を形成したものである。
縦長孔(26a)(26b)は、それぞれ、カム筒(22)における第2開口カム部(3b)(3b)の非形成域に設けられてあり、これら縦長孔(26a)(26b)に、補助リング(1)の凸部(11a)(11b)を上方から強制的に嵌め込めば、補助リング(1)はカム筒(22)内において縦長孔(26a)(26b)に沿って昇降自在で且つ相対回動阻止状態に収容されることとなる。
尚、凸部(11a)(11b)を縦長孔(26a)(26b)に上方から嵌め込み易くするために、凸部(11a)(11b)の下面は、外方に向かって上昇する傾斜面に設定されている。
前記バネキャップ(6)には、コイルバネ(62)の上端を収容するための環状凹溝が下方に開放するように形成されてあり、補助リング(1)には、第1番目の参考例のような環状凹溝(12)を形成しておく必要はない。
これらを組み付けた状態にて、回動リング(30)とコイルバネ(62)との間には、補助リング(1)とバネキャップ(6)が介在される態様となり、補助リング(1)は、その凸部(11a)(11b)を縦長孔(26a)(26b)内に嵌め込むことにより、周方向への回動は阻止される。
せん(10)の回動に伴って回動リング(30)が回動し、その回転力が補助リング(1)に伝わっても、補助リング(1)は上述したように周方向への回動は阻止されていると共に、補助リング(1)とコイルバネ(62)との間には、さらに、バネキャップ(6)が介在されているから、回動リング(30)の回転力がコイルバネ(62)に伝わることがなく、コイルバネ(62)にねじり力が蓄積されることもない。
よって、せん(10)の半開状態において、第2カム突起(21)は傾斜辺部(37)に移行することはなく、弁体(5)が開弁した後、閉弁する誤作動を防止することができる。
図5に示すものは、本願発明の実施の形態の過流出防止弁装置における回動リング(30)からカム筒(22)までの構成を示した分解斜視図であり、二点鎖線の枠内に示しているのは、カム筒(22)と補助リング(1)の位置関係である。
このものでは、上述した第1番目の参考例の場合と同様に、バネキャップ(6)を用いることなく、補助リング(1)を、コイルバネ(62)の上端部に直接被嵌させる構成とする。
前記補助リング(1)の外周面には、3つの凸部(11a)(11b)(11c)が突設されてあり、凸部(11a)(11b)をカム筒(22)の溝部(39)に収容して時計方向の回り止め構造とし、凸部(11c)の一側面を第2開口カム部(3b)の幅広部(35)の側辺部(38)に当接させることによって反時計方向の回り止め構造としている。すなわち、第2開口カム部(3b)の幅広部(35)の側辺部(38)を係合辺部として機能させている。
ここで、補助リング(1)がカム筒(22)に収容し易いように凸部(11c)の下面は、外方に向かって上昇する傾斜面としている。
尚、補助リング(1)をカム筒(22)内において相対回動阻止状態に固定できるならば、凸部は1つ又は複数個設ける構成としても良く、その場合、凸部の数に応じて、カム筒(22)に溝部や縦長孔等の係合部を設けておけばよい。
本発明の第1番目の参考例のガス栓用過流出防止弁装置とせん(10)の分解斜視図。 第1番目の参考例のガス栓用過流出防止弁装置にて採用されている補助リング(1)の断面図。 第1番目の参考例のガス栓用過流出防止弁装置に採用されている回動リング(30)と補助リング(1)とカム筒(22)の平面図。 第2番目の参考例のガス栓用過流出防止弁装置の要部の分解斜視図。 本発明の実施の形態のガス栓用過流出防止弁装置の要部の分解斜視図。 従来のガス栓用過流出防止弁装置とせん(10)の分解斜視図。 従来のガス栓用過流出防止弁装置の作動説明図。
符号の説明
(1) ・・・・・補助リング
(10)・・・・・せん
(10a) ・・・・ガス通過孔
(2) ・・・・・円筒主体
(20)・・・・・弁座口
(21)・・・・・第2カム突起
(22)・・・・・カム筒
(24)・・・・・球弁
(3a)・・・・・第1開口カム部
(3b)・・・・・第2開口カム部
(30)・・・・・回動リング
(36)・・・・・第1カム突起
(37)・・・・・傾斜辺部
(5) ・・・・・弁体
(50)・・・・・ガス出口
(53)・・・・・筒状部
(61)・・・・・バネ
(62)・・・・・コイルバネ

Claims (2)

  1. ガス栓本体内に収容され、せん(10)の開閉操作に伴い全開位置近傍において瞬時に開弁閉弁する弁装置を備えたガス栓用過流出防止弁装置であって、
    ガス栓本体内のガス通路部に固定され、内部に球弁(24)を収容した円筒主体(2)と、
    前記円筒主体(2)の下流端部に設けられた弁座口(20)と、
    前記円筒主体(2)の上流端部外周部に設けられたカム筒(22)と、
    前記円筒主体(2)に対して軸線方向に進退可能で且つ周方向に回動可能に外嵌し、せん(10)の縦方向のガス通過孔(10a)に対して軸線方向に進退可能で且つ周方向に相対回動阻止状態に収容された筒状部(53)を有する弁体(5)と、
    前記弁体(5)を前記弁座口(20)の方向に付勢するバネ(61)と、
    前記筒状部(53)と前記カム筒(22)との間に介装され、内外周面に第1、第2カム突起(36)(21)が各々突設された回動リング(30)と、
    前記回動リング(30)を下流側へ付勢するコイルバネ(62)と、
    前記筒状部(53)の下流部に設けられ、前記ガス通過孔(10a)に連通するガス出口(50)と、
    前記筒状部(53)の上流部に設けられ、前記第1カム突起(36)を周方向及び軸線方向に移動可能に収容する反L字状の第1開口カム部(3a)と、
    前記カム筒(22)に設けられ、前記第2カム突起(21)が周方向移動域から傾斜辺部(37)を介して下流方向へ移動可能な第2開口カム部(3b)とから成る、ガス栓用過流出防止弁装置において、
    前記コイルバネ(62)と前記回動リング(30)との間に補助リング(1)が設けられ、
    前記補助リング(1)は、前記回動リング(30)と共に、前記筒状部(53)とカム筒(22)との間を軸線方向に進退可能で且つ前記カム筒(22)に対して相対回動阻止状態に設けられ
    前記補助リング(1)の外周面に少なくとも2つの凸部を設け、
    前記カム筒(22)の第2開口カム部(3b)の両端部に、前記凸部が各々係合する係合辺部を前記軸線に沿って形成し、
    前記凸部の前記係合辺部への係合位置は、前記第1、第2カム突起(36)(21)の回動範囲から外れた位置に設けられていることを特徴とするガス栓用過流出防止弁装置。
  2. 請求項1に記載のガス栓用過流出防止弁装置において、前記コイルバネ(62)の下流端にはバネキャップ(6)が被覆され、前記補助リング(1)は、前記バネキャップ(6)と前記回動リング(30)との間に介在されていることを特徴とするガス栓用過流出防止弁装置。
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