JP4767697B2 - 燃料タンク - Google Patents

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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

本発明は、燃料を貯留するタンク本体と、タンク本体内に配置されて燃料を圧送するポンプモジュールと、タンク本体内で発生した蒸発燃料を液化させて該タンク本体内に戻すサブタンクとを備えた燃料タンクに関する。
本出願人は、特願2005−376027号により、メインタンクの温度が上昇するときはサブタンクにおいて蒸発燃料を液化させ、逆にメインタンクの温度が下降するときはメインタンクにおいて蒸発燃料を液化させるとともに、サブタンクの燃料蒸気圧を低下させることで、その次にメインタンクの温度が上昇したときに、サブタンクにおける蒸発燃料の液化を促進し、タンク本体およびサブタンクの温度状態がいかなる場合でも蒸発燃料の発生を効果的に抑制することが可能な蒸発燃料処理装置を提案している。
ところで上記特願2005−376027号には、燃料タンクの温度上昇時にはタンク本体の温度をサブタンクの温度よりも高くし、燃料タンクの温度下降時にはサブタンクの温度をタンク本体の温度よりも高くすべく、サブタンクをタンク本体の内部に配置する実施例が開示されている。しかしながら、タンク本体の内部にはインタンク式のリザーバユニットが配置されているため、このリザーバユニットに加えて前記サブタンクをタンク本体の内部に配置しようとすると、その組み付けが面倒になる問題がある。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、タンク本体の内部にポンプモジュールおよびサブタンクを容易に組み付けられるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、燃料を貯留するタンク本体と、タンク本体内に配置されて燃料を圧送するポンプモジュールと、タンク本体内で発生した蒸発燃料を液化させて該タンク本体内に戻すサブタンクとを備え、サブタンクをポンプモジュールと一体化してタンク本体内に配置した燃料タンクであって、サブタンクの内部は液相部分と気相部分とに分かれており、タンク本体の気相部分とサブタンクの液相部分とは第1連通路によって接続され、サブタンクの気相部分とタンク本体の液相部分とは第2連通路によって接続され、ポンプモジュールから圧送される燃料の一部が燃料補給通路を介してサブタンクに補給され、第2連通路および燃料補給通路はタンク本体の内部に収納され、ポンプモジュールがリザーバユニットを含み、タンク本体の上壁に、リザーバユニットおよびサブタンクが単独で通過可能であるが同時に通過不能な寸法の開口を形成し、タンク本体の開口を閉塞するフランジの下面とリザーバユニットとを伸縮連結機構を介して連結するとともに、リザーバユニットに対して水平方向にオフセットする位置でフランジの下面にサブタンクを固定し、前記伸縮連結機構は、リザーバユニットに対して上下方向に摺動可能な第1摺動部材と、フランジの下面に固定されて前記第1摺動部材に対して上下方向に摺動可能な第2摺動部材とを備えることを特徴とする燃料タンクが提案される
請求項1の構成によれば、タンク本体内で発生した蒸発燃料を液化させて該タンク本体内に戻すサブタンクと、タンク本体内の燃料を圧送するポンプモジュールとを一体化してタンク本体内に配置したので、ポンプモジュールおよびサブタンクの組み付けを一度に完了させて組み付け工数を削減することが可能になる。更に、サブタンクをポンプモジュールとは別に固定する手段が不要になるだけでなく、タンク本体の車体への搭載時にサブタンクをタンク本体に接続する配管の結合作業が不要になり、しかも前記配管を透過して蒸発燃料が大気に放散されるのを防止することができる。またタンク本体に設ける開口の数を2個から1個に減らすことができ、その開口を閉塞するフランジからの蒸発燃料の透過量を減らすことができる。
またサブタンクの気相部分とタンク本体の液相部分とを接続する第2連通路と、ポンプモジュールから圧送される燃料の一部をサブタンクに補給する燃料補給通路とをタンク本体の内部に収納したので、第2連通路および燃料補給通路をタンク本体の外部に配置する必要がなくなり、タンク本体の車体への搭載時に第2連通路および燃料補給通路の結合作業が不要になるだけでなく、第2連通路および燃料補給通路を透過して蒸発燃料が大気に放散されるのを防止することができる。
またタンク本体の開口からポンプモジュールのリザーバユニットを挿入して該タンク本体の内部で横方向に移動させ、続いて伸縮連結機構を収縮させながらサブタンクをタンク本体の開口から挿入した後にフランジでタンク本体の開口を閉塞することで、前記開口の大きさを最小限に抑えながらリザーバユニットおよびサブタンクをタンク本体の内部に収納することができ、これにより前記開口を閉塞するフランジの周囲からの蒸発燃料の漏れを最小限に抑えることができる。このとき、フランジおよびリザーバユニットを接続する伸縮連結機構が、リザーバユニットに対して上下方向に摺動可能な第1摺動部材と、フランジの下面に固定されて前記第1摺動部材に対して上下方向に摺動可能な第2摺動部材とを備えているので、タンク本体の上下方向寸法が小さく、サブタンクの上下方向寸法が大きい場合でも、伸縮連結機構を伸長状態から収縮状態へと充分に収縮させてサブタンクを支障なくタンク本体の内部に挿入することができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
図1〜図7は本発明の一実施例を示すもので、図1はポンプモジュールをタンク本体に装着した状態を示す図、図2は図1の2−2線矢視図、図3は図2の3−3線断面図、図4は伸縮連結機構を伸ばした状態を示す図、図5はタンク本体およびサブタンクの構造を示す模式図、図6はポンプモジュール組付時の作用説明図、図7はポンプモジュール組付時の作用説明図である。
図1〜図4に示すように、自動車用の合成樹脂製の燃料タンクのタンク本体11の内部に、エンジンに燃料を供給するインタンク式のポンプモジュール12が収納される。タンク本体11は上壁11aおよび下壁11bの距離が接近した偏平な形状であり、ポンプモジュール12はタンク本体11の上壁11aに形成した開口11cに着脱自在に固定されるフランジ13を備えており、フランジ13はタンク本体11の開口11cに螺合するキャップ14により固定される。フランジ13の下面に伸縮可能な伸縮連結機構15を介してリザーバユニット16が上下動自在に支持される。
リザーバユニット16は上面が開放した容器状のリザーバ17と、リザーバ17の内部に収納されたモータ一体型の燃料ポンプ18と、燃料ポンプ18の外周の一部を囲むように配置された円弧状のストレーナケース19とを備える。燃料ポンプ18はポンプフィルタ20を介して吸い上げた燃料を連通路21を介してストレーナケース19の上端に供給し、ストレーナケース19内に収納したストレーナエレメント22を通過して浄化された燃料がプレッシャレギュレータ23、燃料ダクト24およびフランジ13の継ぎ手25を介してエンジンに供給される。フランジ13の下面に、タンク本体11の内部で発生した蒸発燃料を液化するためのサブタンク26が一体に形成される。リザーバ17の側面には、フロート27により作動する液面センサ28が設けられる。
リザーバユニット16とサブタンク26とは、平面視で重ならないようにオフセットされている。リザーバユニット16の外径はタンク本体11の開口11cの内径よりも僅かに小さく、かつサブタンク26の最大径もタンク本体11の開口11cの内径よりも小さく設定される(図2参照)。またタンク本体11の上壁11aおよび下壁11b間の距離に対し、リザーバユニット16およびサブタンク26の単独の高さは小さいが、リザーバユニット16の高さおよびサブタンク26の高さの和は大きい(図1参照)。
伸縮連結機構15は、リザーバ17の上部に形成した支持孔17aに摺動自在に嵌合するパイプ状の第1摺動部材29と、フランジ13の下面に上端を固定されたロッド状の第2摺動部材30とを備えており、第1摺動部材29および第2摺動部材30はテレスコピック状に嵌合して相互に摺動可能である。第2摺動部材30の下端には、第1摺動部材29から脱落しないようにサークリップ31が装着される。第1摺動部材29の外周にコイルスプリング32が装着されており、このコイルスプリング32の弾発力で第1摺動部材29はリザーバ17から上向きに突出する方向に付勢される。伸縮連結機構15の伸縮可能距離は、サブタンク26の高さよりも大きく設定される。
図5はタンク本体11およびサブタンク26の構造を示す模式図であって、タンク本体11の内部は燃料で満たされた液相部分41と、蒸発燃料で満たされた気相部分42とに分かれており、燃料の補給あるいは燃料の消費により燃料液面43が変化すると、液相部分41の容積および気相部分42の容積は変化する。サブタンク26の内部は燃料で満たされた液相部分44と、蒸発燃料で満たされた気相部分45とに分かれており、その燃料液面46は基本的に一定である。タンク本体11の気相部分42とサブタンク26の液相部分44とは第1連通路P1によって接続され、サブタンク26の気相部分45とタンク本体11の液相部分41とは第2連通路P2によって接続される。
蒸発燃料を吸着可能なキャニスタCは、チャージポート47、パージポート48およびドレンポート49を備えており、チャージポート47はチャージ通路50によってサブタンク26の気相部分45に接続され、パージポート48はパージ通路51を介してエンジンの吸気通路(図示せず)に接続され、ドレンポート49は大気に解放される。
燃料ポンプ18が吐出した燃料を調圧するプレッシャレギュレータ23を介して分岐する燃料補給通路52がサブタンク26に接続される。燃料補給通路52がサブタンク26に開口する高さは、第2連通路P2がサブタンク26に開口する高さに等しく設定されており、その高さがサブタンク26の燃料液面46の高さとなる。燃料補給通路52にはオリフィス35が形成されており、プレッシャレギュレータ23を通過した燃料の大部分はタンク本体11に戻されるが、一部はオリフィス35を通過してサブタンク26に供給される。尚、燃料補給通路52がサブタンク26に開口する高さを、第2連通路P2がサブタンク26に開口する高さよりも高くしても良い。
タンク本体11から上方に延びるフィラーチューブ53の上端の給油口54の近傍が、蒸発燃料戻し通路55を介してタンク本体11の気相部分42に接続される。蒸発燃料戻し通路55は、給油口54からフィラーチューブ53に給油ガンで燃料を供給するとき、タンク本体11の気相部分42の蒸発燃料を給油口54の近傍に戻し、それを給油ガンから噴出する燃料と共にタンク本体11内に戻すことで、外気がタンク本体11内に吸入されるのを防止する機能を有する。
尚、本実施例では、第1連通路P1はタンク本体11の気相部分42に直接接続されておらず、蒸発燃料戻し通路55を介して間接的に接続されている。また図1および図2において、サブタンク26からフランジ13を貫通して上方に延びる継ぎ手33,34は、それぞれチャージ通路50および第1連通路P1に接続されるものである。
次に、上記構成を備えた本発明の実施例の作用を説明する。
昼間における外気温の上昇に伴って燃料タンクの温度も上昇するが、タンク本体11の温度はサブタンク26の温度よりも高温になるため、タンク本体11の気相部分42に存在できる空気および蒸発燃料の混合気のモル数が減少し、同時に燃料蒸気圧の増加に伴ってタンク本体11の液相部分41から気相部分42へと蒸発燃料が発生する。その結果、タンク本体11の気相部分42の空気および蒸発燃料の混合気が第1連通路P1を介してサブタンク26の液相部分44に気泡となって放出される(矢印a参照)。タンク本体11から供給される蒸発燃料の分圧は,サブタンク26に存在する蒸発燃料の分圧よりも高いため、その差分が液化してサブタンク26の液相部分44に溶解する。これにより、タンク本体11の気相部分42で発生した蒸発燃料のうち、チャージ通路50を介してキャニスタCのチャージされる蒸発燃料の比率を低下させ、キャニスタCの小型化を図ることができる。
夜間における外気温の下降に伴って燃料タンクの温度も下降するが、タンク本体11の温度はサブタンク26の温度よりも低温になるため、タンク本体11の気相部分42に存在できる混合気のモル数が増加し、同時に燃料蒸気圧の減少に伴ってタンク本体11の気相部分42から液相部分41へと蒸発燃料が液化する。その結果、サブタンク26の気相部分45の混合気が第2連通路P2を介してタンク本体11の液相部分41に導入される。
このように、タンク本体11の気相部分42に発生する負圧でサブタンク26の気相部分45の蒸発燃料が吸引されると、キャニスタCのドレンポート49から吸入された外気によって該キャニスタCにチャージされていた蒸発燃料がパージされ、パージされた蒸発燃料はチャージ通路50を介してサブタンク26の気相部分45に流入し、そこからタンク本体11の液相部分41に戻されて液化する、いわゆるバックパージが可能になる。エンジンの停止中に上記バックパージが行われることで、キャニスタCにチャージされている蒸発燃料の量(重量)を低く抑えることができ、これによりエンジンの運転時にキャニスタCからエンジンの吸気通路に蒸発燃料をパージする際に、パージ空気中の蒸発燃料の量を少なくしてエンジンの空燃比制御の精度に与える影響を最小限に抑えることができる。
上記バックパージによりキャニスタCからサブタンク26の気相部分45に供給される混合気は蒸発燃料の濃度が比較的に低いため、サブタンク26の気相部分45の燃料蒸気圧に応じて液相部分44からの蒸発燃料の発生が促進されて燃料成分が変化する現象(いわゆる枯れ)が起こり、サブタンク26の気相部分45の燃料蒸気圧が低下する。このようにしてサブタンク26の気相部分45の燃料蒸気圧が低下すると、タンク本体11の温度が上昇したときに、タンク本体11からサブタンク26に供給された蒸発燃料の液化を一層効果的に促進することができる。
上記バックパージはサブタンクを持たない従来の燃料タンクにおいても発生するが、その場合にはキャニスタからパージされた比較的に濃度の低い蒸発燃料が燃料タンクに供給されるため、燃料タンクの液相部分に溶解する蒸発燃料の量は比較的に少なくなる。それに対し、本実施例ではキャニスタCからパージされた蒸発燃料がサブタンク26を経由することで濃度を増してタンク本体11に供給されるため、タンク本体11の液相部分41に溶解して回収される蒸発燃料の量は比較的に多くなる。
サブタンク26の燃料液面46が第1連通路P1の開口端よりも低くなると、タンク本体11から第1連通路P1を介して供給される蒸発燃料を直接サブタンク26の液相部分44に導入できなくなり、また前記液相部分44の燃料が第2連通路P2を介してタンク本体11に戻されなくなり、その燃料が古くなって成分が変化する虞があるため、燃料ポンプ18からレギュレータ23および燃料補給通路52を介してサブタンク26に新鮮な燃料が供給される。燃料補給通路52から供給された燃料によってサブタンク26の燃料液面46が第2連通路P2の上端の開口部よりも高くなると、余剰の燃料は第2連通路P2を介してタンク本体11に戻されることで、サブタンク26の燃料液面46は常に一定の高さに維持される。
以上のように、タンク本体11の温度が上昇するときはサブタンク26において蒸発燃料を液化させ、逆にタンク本体11の温度が下降するときはタンク本体11において蒸発燃料を液化させるとともに、サブタンク26の燃料蒸気圧を低下させることで、その次にタンク本体11の温度が上昇したときに、サブタンク26における蒸発燃料の液化を促進し、タンク本体11およびサブタンク26の温度状態がいかなる場合でも蒸発燃料の発生を効果的に抑制することができる。その結果、キャニスタCの容量を小さくしても蒸発燃料の大気への放散を阻止することが可能になるだけでなく、キャニスタCからエンジンの吸気系にパージされる蒸発燃料を減少させ、エンジンの空燃比制御の精度を高めることができる。
次に、ポンプモジュール12のタンク本体11に対する組み付けについて説明する。
図6に示すように、タンク本体11からキャップ14を取り外して開口11cを露出させた状態で、ポンプモジュール12のリザーバユニット16を開口11cを通してタンク本体11の内部に挿入する。このとき、伸縮連結機構15の第1、第2摺動部材29,30は最も伸長した状態にあり、フランジ13の下面に設けたサブタンク26の下端は開口11cの上面よりも高い位置にある。
続いて、図7に示すように、タンク本体11の内部でリザーバユニット16を横方向にスライドさせ、フランジ13を開口11cの直上方に位置させる。この状態から、伸縮連結機構15の第2摺動部材30を第1摺動部材29の内部に嵌合させながらフランジ13を下降させると、サブタンク26の下半部が開口11cを通してタンク本体11の内部に挿入される。伸縮連結機構15の第2摺動部材30が第1摺動部材29の内部に完全に嵌合した後にフランジ13を更に下降させると、第1摺動部材29がコイルスプリング32を圧縮しながらリザーバ17の内部に押し込まれ、最終的にサブタンク26がタンク本体11の内部に収納されてフランジ13が開口11cに嵌合する。従って、図1に示すように、開口11cにキャップ14を螺合することで、リザーバユニット16およびサブタンク26を備えたポンプモジュール12をタンク本体11の内部に組み付けることができる。
このようにしてポンプモジュール12を組み付けた状態では、コイルスプリング32の弾発力がフランジ13に対してリザーバユニット16を下向きに付勢するように作用するので、タンク本体11の内圧が変化して上壁11aおよび下壁11b間の距離が増減しても、リザーバユニット16の下面をタンク本体11の下壁11bに押し付けてガタの発生を防止することができる。
しかして、フランジ13およびリザーバユニット16を接続する伸縮連結機構15が第1、第2摺動部材29,30を2段式に接続した構造を有しているので、フランジ13およびリザーバユニット16の相対的な移動量を充分に確保することができる。その結果、サブタンク26の上下方向寸法が大きい場合でも、リザーバユニット16をタンク本体11の内部で水平方向にスライドさせる際に(図7参照)、サブタンク26の下端がタンク本体11の開口11cと干渉するのを回避してポンプモジュール12を支障なく組み付けることができる。そして組み付けを完了した状態では、リザーバユニット16およびサブタンク26が上下方向ではなく、左右方向に並置されるので、上下方向の寸法が小さいタンク本体11への組み付けが可能になる。しかも、第1、第2摺動部材29,30をテレスコピック式に嵌合させたので、簡単な構造でフランジ13に対してリザーバユニット16を上下方向に案内することができる。
またサブタンク26をタンク本体11の外部に配置することなく、リザーバユニット16と一体化することでタンク本体11の内部に配置したので、サブタンク26をタンク本体11の外部に固定する取付ブラケット等の手段が不要になる。しかも、サブタンク26の気相部分45およびタンク本体11の液相部分41を連通させる第2連通路P2と、プレッシャレギュレータ23およびサブタンク26の気相部分45を連通させる燃料補給通路52とをタンク本体11の外部に配置する必要がないため、タンク本体11の車体への搭載時に第2連通路P2および燃料補給通路52の結合作業が不要になるだけでなく、第2連通路P2および燃料補給通路52を透過して蒸発燃料が大気に放散されるのを防止することができる。特に、リザーバユニット16およびサブタンク26を一体化してポンプモジュール12を構成したので、ポンプモジュール12をタンク本体11に組み付けるだけでリザーバユニット16およびサブタンク26の組み付けを完了することができ、組み付け工数の削減が可能になる。
またタンク本体11の開口11cの寸法は、リザーバユニット16およびサブタンク26が各々独立してが通過可能な大きさであれば良く、リザーバユニット16およびサブタンク26が同時に通過可能な大きさである必要がないため、前記開口11cの寸法を必要最小限の大きさに抑えることができる。その結果、前記開口11cを閉塞するフランジ13の周囲からの蒸発燃料の透過量を減らし、燃料タンク全体からの蒸発燃料の漏れを最小限に抑えることができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、第1、第2摺動部材29,30はテレスコピック式に嵌合するものに限定されず、相互に摺動可能な構造であれば良い。
またサブタンク26の構造も実施例に限定されず、蒸発燃料を液化可能なものであれば良い
ポンプモジュールをタンク本体に装着した状態を示す図 図1の2−2線矢視図 図2の3−3線断面図 伸縮連結機構を伸ばした状態を示す図 タンク本体およびサブタンクの構造を示す模式図 ポンプモジュール組付時の作用説明図 ポンプモジュール組付時の作用説明図
11 タンク本体
11a 上壁
11c 開口
12 ポンプモジュール
13 フランジ
15 伸縮連結機構
16 リザーバユニット
26 サブタンク
29 第1摺動部材
30 第2摺動部材
41 液相部分
42 気相部分
44 液相部分
45 気相部分
52 燃料補給通路
P1 第1連通路
P2 第2連通路

Claims (1)

  1. 燃料を貯留するタンク本体(11)と、タンク本体(11)内に配置されて燃料を圧送するポンプモジュール(12)と、タンク本体(11)内で発生した蒸発燃料を液化させて該タンク本体(11)内に戻すサブタンク(26)とを備え、サブタンク(26)をポンプモジュール(12)と一体化してタンク本体(11)内に配置した燃料タンクであって、
    サブタンク(26)の内部は液相部分(44)と気相部分(45)とに分かれており、タンク本体(11)の気相部分(42)とサブタンク(26)の液相部分(44)とは第1連通路(P1)によって接続され、サブタンク(26)の気相部分(45)とタンク本体(11)の液相部分(41)とは第2連通路(P2)によって接続され、ポンプモジュール(12)から圧送される燃料の一部が燃料補給通路(52)を介してサブタンク(26)に補給され、第2連通路(P2)および燃料補給通路(52)はタンク本体(11)の内部に収納され、
    ポンプモジュール(12)がリザーバユニット(16)を含み、
    タンク本体(11)の上壁(11a)に、リザーバユニット(16)およびサブタンク(26)が単独で通過可能であるが同時に通過不能な寸法の開口(11c)を形成し、タンク本体(11)の開口(11c)を閉塞するフランジ(13)の下面とリザーバユニット(16)とを伸縮連結機構(15)を介して連結するとともに、リザーバユニット(16)に対して水平方向にオフセットする位置でフランジ(13)の下面にサブタンク(26)を固定し、
    前記伸縮連結機構(15)は、リザーバユニット(16)に対して上下方向に摺動可能な第1摺動部材(29)と、フランジ(13)の下面に固定されて前記第1摺動部材(29)に対して上下方向に摺動可能な第2摺動部材(30)とを備えることを特徴とする燃料タンク
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