JP4765457B2 - レンズ駆動装置及びカメラ付き携帯電話 - Google Patents

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本発明は、レンズ駆動装置に係り、特に、レンズをレンズの光軸方向に移動可能なレンズ駆動装置及びこのレンズ駆動装置を用いたカメラ付き携帯電話に関する。
例えば、レンズ駆動装置を用いたカメラ付き携帯機器として、カメラ付き携帯電話が知られている。一般に、このようなカメラ付き携帯電話においては、片手で携帯電話を持って被写体を撮影するといったような、不安定な姿勢でカメラ機能が使用される場合が多い。
そこで、不安定な姿勢でカメラ機能が用いられた場合の対策として、レンズ駆動装置に用いられているレンズを内蔵した可動鏡筒を、2枚の弾性部材を用いて挟み込み、光軸方向における可動鏡筒の移動を安定させるという技術が知られている(特許文献1参照)。
特開2004−333995号
近年、カメラ付きの携帯電話においては、持ち運びの利便性等から小型化、薄型化が要求されており、カメラ付きの携帯電話に用いられるレンズ駆動装置に対しても、当然に小型化、薄型化が要求されている。
しかし、特許文献1に開示されているレンズ駆動装置は、2枚の弾性部材で可動鏡筒を挟み込む構成を採用しているため、2枚の弾性部材を配置するためのスペースをレンズ駆動装置内に確保する必要があり、その結果、レンズ駆動装置が大型になり、そのレンズ駆動装置を用いたカメラ付き携帯電話が、厚く、大型になるという問題がある。
また、2枚の弾性部材をレンズ駆動装置の所定の位置に正確に組み込む必要があるため、弾性部材のレンズ駆動装置への組み付け位置がずれると、それぞれの弾性部材の反力中心位置がずれてねじれが生じてしまい、可動鏡筒の移動方向が歪んでしまう。その結果、可動鏡筒内のレンズが、レンズの光軸方向に対して傾いた方向に移動してしまうという問題もある。
本発明は、上述の点を考慮し、小型、薄型であって、可動鏡筒の移動が安定したレンズ駆動装置及びカメラ付き携帯電話を提供するものである。
本発明に係るレンズ駆動装置は、レンズを有する可動鏡筒と、前記可動鏡筒を前記レンズの光軸方向に移動させる駆動機構と、前記可動鏡筒と前記駆動機構とを収納する固定ホルダと、を備えたレンズ駆動装置であって、前記可動鏡筒を移動可能に保持する単一の弾性部材を有する構成とする。
また、本発明に係るレンズ駆動装置は、レンズを有する可動鏡筒と、動鏡筒に取り付けられたコイルと、イルが挿入されるように配置されたヨークと、ークに取り付けられて、ークとともに磁気回路を構成するマグネットと、動鏡筒を収納する固定ホルダと、固定ホルダを連結するための単一の弾性部材と、を備える。
さらに、弾性部材は、可動鏡筒を移動可能に保持する四角形状の枠体と、四角形状の枠体と同一平面内の内側に位置し、可動鏡筒の下端部を保持するための保持枠体と、四角形状の枠体角部と保持枠体とを、半径方向に直線的に連結すると共に、保持枠体側に蛇行形状部を有する連結体と、を備える。
好ましくは、本発明に係るレンズ駆動装置の前記ヨークの上部と前記固定ホルダの上部とが略同じ高さであって、前記可動鏡筒の上部が、前記固定ホルダの上部から突出している構成とする。
さらに好ましくは、本発明に係るレンズ駆動装置の前記弾性部材を、前記可動鏡筒の重心位置近傍に配置した構成とする。
本発明のレンズ駆動装置では、レンズ駆動装置の高さを低くし、薄型にするので、レンズ駆動装置を小型にすることができる。
本発明に係るカメラ付き携帯電話は、レンズ駆動装置と、このレンズ駆動装置によって得られた画像を表示する表示手段とを有するカメラ付き携帯電話であって、前記レンズ駆動装置は、レンズを有する可動鏡筒と、前記可動鏡筒を前記レンズの光軸方向に移動させる駆動機構と、前記可動鏡筒と前記駆動機構とを収納する固定ホルダと、を備えたレンズ駆動装置であって、前記可動鏡筒を移動可能に保持する単一の弾性部材を有する構成とする。
本発明のカメラ付き携帯電話では、レンズ駆動装置の高さを低くしたので、そのレンズ駆動装置を用いたカメラ付き携帯電話を小型にすることができる。
本発明に係るレンズ駆動装置によれば、小型、薄型のレンズ駆動装置とすることができる。
本発明に係るカメラ付き携帯電話によれば、小型、薄型のカメラ付き携帯電話とすることができる。
以下、本発明に係るレンズ駆動装置及びカメラ付き携帯電話を実施するための最良の形態の例について、図面を参照して説明するが、本発明は以下の例に限定されるものではない。なお、本実施の形態は、携帯電話のカメラ部分として搭載するのに適した構成となっているが、PDA(Personal Degital Assistance)等他の携帯機器に搭載するようにしてもよい。
図1は、本発明の実施の形態例に係るレンズ駆動装置の分解斜視図である。
図1に示すように、本例に係るレンズ駆動装置1は、可動鏡筒10と、駆動コイル14と、ヨーク15と、駆動マグネット18と、弾性部材19と、固定ホルダ20とから構成されている。
可動鏡筒10は、内部に複数枚のレンズを有しており、レンズホルダ26が設けられている。レンズホルダ26は、レンズを保持する円筒部26aと、駆動コイル14を取り付け固定するための鍔部26bとから構成されている。
駆動コイル14は、単線を複数回層状に巻いた空芯を有する円筒状のコイルであって、空芯に可動鏡筒10の円筒部26aが挿入された状態で、鍔部26bに接着固定される。
ヨーク15は、内径と外径とを有する断面U字型のリング形状で構成されており、下向きの開口部を有している。ヨーク15の中心には、可動鏡筒10の円筒部26aが挿入され、ヨーク15の内側には、可動鏡筒10に取り付けられた駆動コイル14が挿入される。
駆動マグネット18は、リング形状を有しており、ヨーク15の外周壁面の内側に沿って固定配置されている。
弾性部材19は、1枚の平面状の弾性板で構成されている。弾性板は、固定ホルダ20と連結するための四角形の枠で形成された固定部19aと、可動鏡筒10の下端部と連結するためのリング状の枠で形成された固定部19bと、可動鏡筒10を移動可能にする弾力を有する弾性部19cとによって構成されている。弾性部19cは、いわゆる蛇行形状部を有しており、固定部19aと固定部19bとを接続するように構成されている。
固定ホルダ20は、略正方形状の底部と、底部に沿った周壁部とからなり、上方に開口を有している。固定ホルダ20は、その内部に可動鏡筒10、ヨーク15、弾性部材19を収納する。
図2は、本発明の実施の形態例に係るレンズ駆動装置の固定ホルダに破断線を入れた場合の斜視図である。
図2に示すように、固定ホルダ20には、可動鏡筒10、ヨーク15、弾性部材19が収納されている。
可動鏡筒10の下部は、4本の弾性部19cを有する単一の弾性部材19によって支持されている。ここで、単一とは、固定ホルダ20内に設けられている弾性部材19が1枚のみであることを意味する。弾性部材19の固定部19bは、接着剤等によって固定ホルダ20の内壁に沿って固定されている。また、可動鏡筒10は、可動鏡筒10の円筒部26aの上部がヨーク15の上部から突出するように支持されている。
ヨーク15は、中心に可動鏡筒10の円筒部26aが挿入され、内側に可動鏡筒10の鍔部26bに固定された駆動コイル14が挿入された状態で、固定ホルダ20の内周面の一部に接着固定されている。また、ヨーク15の内側には、駆動コイル14と対向するように駆動マグネット18が固定されている。
図3は、本発明の実施の形態例に係るレンズ駆動装置の断面図である。
図3に示すように、レンズ駆動装置1は、主に、可動鏡筒10と、図中に矢印で示されたレンズ12の光軸方向Fに沿って、可動鏡筒10を移動させる駆動機構(駆動コイル14と駆動マグネット18)と、これらを収納するケースとしての役割を有している固定ホルダ20とから構成されている。
可動鏡筒10の内部には、レンズ12と、スペーサとしての中間部材28が配置されている。
レンズ12は、カメラの撮影レンズで、複数枚のレンズ部材が組み合わせられることによって構成されている。図2の上側(レンズ駆動装置1の前側)が被写体側レンズ部材12aで、下側(レンズ駆動装置1の後側)がカメラボディ側レンズ部材12bである。なお、本例のレンズ駆動装置1では、可動鏡筒10が、レンズ12と樹脂製のレンズホルダ26と中間部材28という複数の部材から構成されているが、これらのうち複数の部材または全ての部材が同一部材で一体に構成されていても良い。
被写体側レンズ部材12aは、中央にレンズ機能を持つ円形のレンズ部を有し、外周にレンズ部を保持して支えるためのホルダ部(図示せず)を有している。ホルダ部は、中間部材28に当接している。カメラボディ側レンズ部材12bは、中央にレンズ機能を持つレンズ部を有し、外周にレンズ部を保持して支えるためのホルダ部(図示せず)を有している。カメラボディ側レンズ部材12bのホルダ部も中間部材28に当接している。
被写体側レンズ部材12aおよびカメラボディ側レンズ部材12bのレンズ部は、樹脂製の非球面レンズとされており、ホルダ部とレンズ部は樹脂の一体成型によって形成されている。レンズホルダ26は、円筒部26aと鍔部26bとで構成されている。また、中間部材28が存在することによって、レンズ12の取り付け作業や位置決め作業を簡易にしている。
レンズホルダ26の円筒部26aは、有底筒形状をしており、レンズ12がその円筒部内26aに嵌め込まれている。また、レンズホルダ26の円筒部26aの前面には、被写体からの反射光をレンズ12に取り込む円形の入射窓36が形成されている。
レンズホルダ26の鍔部26bは、円筒部26aの下方側に形成されており、円筒部26aの外周に沿った円盤状の形状を有している。鍔部26bには、駆動コイル14が載置され、固定されている。
中間部材28は、中央に孔34を有する円板状部材とされている。この中間部材28によって被写体側レンズ部材12aとカメラボディ側レンズ部材12bの間隔を一定に保持している。
可動鏡筒10をレンズ12の光軸方向Fに移動させる駆動機構は、光軸Fを囲むように巻回されている駆動コイル14と、この駆動コイル14との間で電磁吸引力または電磁反発力を発生する電磁部材である駆動マグネット18とで構成されている。
駆動コイル14は、レンズホルダ26の鍔部26bに載置するように固定されており、駆動コイル14の上部が、ヨーク15の内側に挿入するように配置されている。
駆動マグネット18は、リング形状を有しており、ヨーク15の外周面の内側に沿って固定され、可動鏡筒10の円筒部26aの周囲に位置するように保持されている。
すなわち、駆動マグネット18は、ヨーク15の内側で、駆動コイル14と対向するように配置されており、レンズ駆動機構内の磁気回路が構成される。
可動鏡筒10の下方には、可動鏡筒10を移動可能に保持する単一の弾性部材19が配置されている。弾性部材19は、固定ホルダ20と可動鏡筒10とを連接するように、固定ホルダ20の内側面とレンズホルダ26の円筒部26aの後側端部に取り付けられている。本例の弾性部材19は、固定ホルダ20内の一平面内に配置されているが、ここで一平面内とは、固定ホルダ20内において高さが同一の面をいう。
なお、本例では、弾性部材19を、駆動コイル14と駆動マグネット18とによって構成される磁気回路の下方に配置するようにしているが、弾性部材19を磁気回路の上方に配置する構成としてもよい。
また、本例のレンズ駆動装置1においては、図3に示すように、固定ホルダ20の上部に形成される端面と、ヨーク15の上部に形成される端面とで、略同一の高さとなる面が構成されている。また、可動鏡筒10の上部の端面が、ヨーク15と固定ホルダ20の上部の端面とで形成される面から突出した状態で、弾性部材19に保持されている。即ち、ヨーク15と固定ホルダ20とで形成された面の上方には、破線で示すような空間Sが形成されている。
なお、レンズ駆動装置1の光軸Fに沿った後側には、フィルタや撮像素子等を有する図示しない撮像素子ユニットが配置されている。
本例のレンズ駆動装置1によれば、可動鏡筒10を単一の弾性部材19で保持しているので、複数の弾性部材を用いる必要がなく、レンズ駆動装置1を小型、薄型にすることができる。また、ヨーク15と固定ホルダ20の上方に空間スペースSを形成することができるので、そのスペースの分だけレンズ駆動装置1を小型、薄型にすることができる。
また、本例のレンズ駆動装置によれば、可動鏡筒10を単一の弾性部材で保持しているので、複数の弾性部材を用いた場合に生じる可動鏡筒10の移動方向の歪みを防止し、可動鏡筒の移動動作を安定させることができる。さらに、可動鏡筒10を単一の弾性部材で保持するので、複数の弾性部材を用いる必要がなく、コストを抑えることができる。
なお、弾性部材19の弾性部19cの厚みを増すことで、弾性部材のばね定数を上げることにより、可動鏡筒10の共振周波数をそれほど変化させることなく、可動鏡筒10の移動の動作を安定させることができる。
図4は、本発明の他の実施の形態例に係るレンズ駆動装置の断面図である。図4において、図3と対応する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
図4に示すように、固定ホルダ20の底部には、光軸方向に突出したガイドシャフト21が形成されている。また、レンズホルダ26の鍔部26bの一部に、ガイドシャフト21が設けられている方向に延長される部位が形成されている。
鍔部26bの延長された部位には、ガイドシャフト21を挿入するための孔が形成されている。形成された孔の大きさは、可動鏡筒10がガイドシャフト21に沿って自由に動くことができる程度の大きさに形成されている。
本例のレンズ駆動装置1によれば、可動鏡筒10の移動を補助するガイドシャフト21を設けたので、不安定な姿勢でカメラ機能が使用された場合であっても、ガイドシャフト21が可動鏡筒10の姿勢を一定の状態に保持することができるので、可動鏡筒10が光軸方向から傾くことを防止することができる。その結果、不安定な姿勢でカメラ機能が使用された場合であっても、可動鏡筒10が光軸方向から傾くことがないので、解像度の劣化等の光学的性能の悪化を防止することができる。
図5は、本発明の別の実施の形態例に係るレンズ駆動装置の固定ホルダに破断線を入れた場合の斜視図である。なお、図5において、図2と対応する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
図5に示すように、ヨーク15の外周壁の一部には、弾性部19cを含んだ弾性部材19の腕部に対応して複数の切欠き15aが形成されている。本例の弾性部材10は、固定ホルダ20が有している隅部の数に応じて4本の腕部を有しているため、ヨーク15に形成される切欠き15aは4箇所に形成される。なお、ヨーク15の内周壁側にも、複数の切欠きが、外周壁側に設けられた切欠き15aに対向する位置に形成されている。
マグネット18は、切欠き15aが設けられている部分を除いたヨーク15の外周壁の内側に沿って設けられている。
弾性部材19は、固定部19aが固定ホルダ20の内周面に固定され、弾性部19cを含んだ腕部がヨーク15の内側で二分割で形成されたコイル14に挟みこまれ、固定部19bが、可動鏡筒10に円筒部26aの外周に沿って固定されている。
図6は、本発明の別の実施の形態例に係るレンズ駆動装置の断面図である。なお、図6において、図3と対応する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
図6に示すように、本例の弾性部材19は、可動鏡筒10の重心g位置付近に配置されている。即ち、可動鏡筒10の重心gが位置する点を含んだ平面に沿って弾性部材19が設けられている。言い換えれば、固定ホルダ20内において、可動鏡筒10の重心gが位置する高さと弾性部材19が位置する高さとが同じ高さになるように、弾性部材19が固定ホルダ20に取り付けられている。
駆動コイル14は、上下方向に二分割されて形成されているが、分割された下方向のコイルの高さは、レンズホルダの鍔部26bに取り付けられた際に、可動鏡筒10の重心gを含む平面の高さと一致するように形成されている。また、ヨーク15には、可動鏡筒10の重心gを含む平面の高さに対応する位置に切欠きが設けられている。
単一の弾性部材19は、固定ホルダ20内の同一平面内に配置されている。弾性部材19の固定部19aは、固定ホルダ20に取り付けられて、弾性部19cを含む腕部は、ヨーク15及び駆動マグネット18に設けられた切欠き部を貫通し、分割された駆動コイル14の間を通り、固定部19bは、可動鏡筒10の円筒部26aに接続されている。すなわち、本例のレンズ駆動装置1は、磁気回路の一部を分割して、弾性部材19を貫通させる構成を有している。また、可動鏡筒10は、弾性部材19によって、重心g位置で固定ホルダ20に吊られている。
本例のレンズ駆動装置1によれば、単一の弾性部材19を可動鏡筒10の重心付近gに配置しているので、可動鏡筒10を、可動鏡筒10の重心位置gで固定ホルダ20に吊り下げることができる。従って、不安定な姿勢でカメラ機能が使用された場合であっても、弾性部材が可動鏡筒10の重心gを保持しているので、可動鏡筒が光軸に対して傾くことを防止することができる。その結果、不安定な姿勢でカメラ機能が使用された場合であっても、可動鏡筒10が光軸方向から傾くことがないので、解像度の劣化等の光学的性能の悪化を防止することができる。
図7は、本発明に係るレンズ駆動装置を取り付けた際のカメラ付き携帯電話の斜視図である。
図7に示すように、カメラ付き携帯電話100は、操作ボタンが配列された本体部101と、カメラによって撮影した画像を表示する部分が裏面に形成されたカバー部102とからなる。カバー部102を本体部101に合致するようにスライド若しくは折り畳むことで、持ち運びに都合のよいコンパクトなサイズにすることができる。カメラ機能を使用して撮影を行う場合には、図8に示したように、本体部101とカバー部102をずらした状態で使用する。
カメラ付き携帯電話100のカバー部102の背面部には、レンズ駆動装置1を埋設するための穴が形成されている。レンズ駆動装置1を、レンズホルダ26に形成された入射窓36が外側を向くようにして、その穴に取り付ける。
本例のカメラ付き携帯電話100によれば、薄型のレンズ駆動装置1を用いているので、カバー部102の厚さを薄くすることができる。その結果、本体部101とカバー部102とを合致させた場合に、カメラ付き携帯電話の全体の厚さを薄くすることができので、カメラ付き携帯電話100を小型、薄型にすることができる。また、レンズ駆動装置1のヨーク15及び固定ホルダ20の上部に形成された空間スペースSに、携帯電話100の部品を配置することができるので、カメラ付き携帯電話100の薄型化、小型化を図ることができる。
次に、図8を参照しながら、このレンズ駆動装置1を含むカメラ付き携帯電話100のカメラ120のシステム構成を説明する。
このカメラ120は、レンズ12を有する可動鏡筒10を駆動して切り換え動作を実現するドライバ122と、撮像素子104から得られる画像信号を処理するISP(Image Signal Processor)124と、画像データを保存するストレージデバイス126と、コントロールロジック部128と、電子処理をするための画像を一時保管する単数または複数のメモリ130と、光学画像や電子処理された電子画像を表示する表示手段132と、これらの各部材をコントロールするシステムコントローラとしてのMPU(Micro Processing Unit)134を有している。
ここで、カメラ120は、レンズ12を有する可動鏡筒10等からなるレンズ駆動装置1のメカ部分と、撮像素子104と、ドライバ122と、ISP124とから構成される。撮像素子104とドライバ122とISP124とは、回路基板106に設置される。制御部は、コントロールロジック部128とMPU134とで構成される。また、画像取得手段が、撮像素子104とISP124と制御部とで構成される。MPU134は、切り換え指令を読み取る切り換え指令読取手段となり、レンズ12の操作位置を確認する操作位置確認手段となり、また、レンズ12の位置を検出する現在位置検出手段ともなる。
図3に示す状態において、図示されない所定の切り換えスイッチが操作されると、弾性部材19を介して、駆動コイル14に電流が流れる。すると、電流の向きと駆動マグネット18による磁界の向きとによって、フレミングの左手の法則により駆動マグネット18に力が作用する。本例では、駆動マグネット18が、ヨーク15に固定されており、ヨーク15は固定ホルダ20に固定されているため、反作用として駆動コイル14に力が働くこととなる。これによって、可動鏡筒10は、弾性部材19の弾性力によって光軸方向Fに移動する。なお、フレミングの左手の法則は、磁界中に線電流が流れているときに、その線電流を流している物体に働く力の関係を示すものである。
また、上述の実施の形態例では、駆動マグネット18と駆動コイル14とで駆動機構を構成したが、駆動コイルの位置に駆動マグネットを配置し、駆動マグネットの位置に駆動コイルを配置する構成とし、いわゆるムービングマグネット駆動としても良い。
また、本実施の形態では、レンズ駆動装置1をカメラ付き携帯電話100のカメラ部分の機能として組み込んだ例を示したが、このレンズ駆動装置1は、モバイルコンピュータ、PDA等の他の携帯機器に使用したり、監視カメラ、医療用カメラ等他のカメラ装置や、自動車、テレビ等の電子機器にも組み込むことができる。
図1は、本発明の実施の形態例に係るレンズ駆動装置の分解斜視図である。 図2は、本発明の実施の形態例に係るレンズ駆動装置の固定ホルダに破断線を入れた場合の斜視図である。 図3は、本発明の実施の形態例に係るレンズ駆動装置の断面図である。 図4は、本発明の他の実施の形態例に係るレンズ駆動装置の断面図である。 図5は、本発明の別の実施の形態例に係るレンズ駆動装置の固定ホルダに破断線を入れた場合の斜視図である。 図6は、本発明の別の実施の形態例に係るレンズ駆動装置の断面図である。 図7は、本発明に係るレンズ駆動装置を取り付けた際のカメラ付き携帯電話の斜視図である。 図8は、本発明の実施の形態に係るレンズ駆動装置を含むカメラのシステム構成を示す模式図である。
符号の説明
1・・レンズ駆動装置、10・・可動鏡筒、12・・ レンズ、14・・1駆動コイル、15・・ヨーク、18・・ 駆動マグネット、19・・弾性部材、20・・ 固定ホルダ、21・・ガイドシャフト、26・・レンズホルダ、28・・中間部材、34・・孔、36・・入射窓、100・・カメラ付き携帯電話、F・・光軸方向、g・・可動鏡筒重心、S・・スペース

Claims (6)

  1. レンズを有する可動鏡筒と、前記可動鏡筒を前記レンズの光軸方向に移動させる駆動機構と、前記可動鏡筒と前記駆動機構とを収納する固定ホルダと、前記固定ホルダを連結するための単一の弾性部材と、を備え
    前記弾性部材は、前記可動鏡筒を移動可能に保持する四角形状の枠体と、
    前記四角形状の枠体と同一平面内の内側に位置し、前記可動鏡筒の下端部を保持するための保持枠体と、
    前記四角形状の枠体角部と前記保持枠体とを、半径方向に直線的に連結すると共に、前記保持枠体側に蛇行形状部を有する連結体と、
    を備えるレンズ駆動装置。
  2. レンズを有する可動鏡筒と、
    前記可動鏡筒に取り付けられたコイルと、
    前記コイルが挿入されるように配置されたヨークと、
    前記ヨークに取り付けられて、前記ヨークとともに磁気回路を構成するマグネットと、
    前記可動鏡筒を収納する固定ホルダと、前記固定ホルダを連結するための単一の弾性部材と、を備え
    前記弾性部材は、前記可動鏡筒を移動可能に保持する四角形状の枠体と、
    前記四角形状の枠体と同一平面内の内側に位置し、前記可動鏡筒の下端部を保持するための保持枠体と、
    前記四角形状の枠体角部と前記保持枠体とを、半径方向に直線的に連結すると共に、前記保持枠体側に蛇行形状部を有する連結体と、
    を備えるレンズ駆動装置。
  3. 前記ヨークの上部と前記固定ホルダの上部とが略同じ高さであって、前記可動鏡筒の上部が、前記固定ホルダの上部から突出していることを特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動装置。
  4. 前記可動鏡筒の移動を補助するための補助部材を有していることを特徴とする請求項2に記載のレンズ駆動装置。
  5. 前記弾性部材を、前記可動鏡筒の重心位置近傍に配置していること
    を特徴とする請求項1または2に記載のレンズ駆動装置。
  6. レンズ駆動装置と、このレンズ駆動装置によって得られた画像を表示する表示手段と、を備え
    前記レンズ駆動装置は、
    レンズを有する可動鏡筒と、
    前記可動鏡筒を前記レンズの光軸方向に移動させる駆動機構と、
    前記可動鏡筒と前記駆動機構とを収納する固定ホルダと、前記固定ホルダを連結するための単一の弾性部材と、を備え
    前記弾性部材は、前記可動鏡筒を移動可能に保持する四角形状の枠体と、
    前記四角形状の枠体と同一平面内の内側に位置し、前記可動鏡筒の下端部を保持するための保持枠体と、
    前記四角形状の枠体角部と前記保持枠体とを、半径方向に直線的に連結すると共に、前記保持枠体側に蛇行形状部を有する連結体と、
    を備えるカメラ付き携帯電話。
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