JP4765026B2 - 背凭れカバー - Google Patents

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Description

本発明は、椅子の背凭れに装着される背凭れカバーに関する。
従来、この種の背凭れカバーとしては、例えば内面に発泡ウレタン層を備えたクッション性を有するシートを下方開放の袋状体に縫製し、椅子の背凭れの上方から着脱自在に装着できるようにしたもの等がある(例えば、特許文献1参照)。
また、背凭れのクッション性を高めることを目的とした背凭れ用マットとして、例えば可撓性を有するマット基板における凭れ面側に、加圧ポンプにより膨張収縮自在なエアクッションを、前記マット基板を覆う伸縮性の生地からなるマットカバーとマット基板との間に保持し、エアクッションが凭れ面側に膨張するようにしたもの等がある(例えば、特許文献2参照)。
登録実用新案第3099218号公報(第4頁、第1−2図参照) 登録実用新案第3057132号公報(第7−8頁、第1、3図参照)
しかしながら、上記特許文献1に記載の背凭れカバーにあっては、背凭れの上方から簡単に装着することができるが、例えば背凭れカバーが背凭れよりも大き過ぎる場合には、装着は簡単であるものの、使用時において位置ずれが生じたり、起立時に背凭れから逸脱してしまう虞がある。逆に小さすぎる場合には、位置ずれや逸脱はないものの、きつくなるために装着しにくいといった問題を有していた。
また、特許文献2に記載の背凭れマットにあっては、着座者の体型や要望等に応じてエアクッションを膨張収縮させることでクッションの厚みを変化させることができるものの、背凭れの所定位置に設置した状態で固定ベルトを介して背凭れに装着しなければならないため、装着に手間がかかるといった問題があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、適度なクッション性を有し、かつ、背凭れに簡単に装着できるとともに、装着時における位置ずれや逸脱を防止できる背凭れカバーを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の背凭れカバーは、
椅子の背凭れの少なくとも前面及び背面を被覆するように装着される背凭れカバーであって、
前記背凭れカバーは、前記背凭れの前面または背面を被覆可能な第1の被覆面部及び第2の被覆面部を有し、該第1の被覆面部または第2の被覆面部の少なくともいずれか一方には、流体を密閉可能な密閉空間が形成されており、該密閉空間内に充満された流体により少なくとも内向きに膨出して前記背凭れを締め付けるクッション部が構成されることを特徴としている。
この特徴によれば、密閉空間内に充満された流体によりクッション部が構成されることで、背凭れに背凭れカバーを装着してもクッション性が損なわれることがないばかりか、装着した際にクッション部により背凭れが締め付けられ、背凭れカバーの位置ずれや逸脱が効果的に防止されるため、簡単に装着できるとともに、装着手段等を別途設ける必要がないので構造が簡素化される。
本発明の請求項2に記載の背凭れカバーは、請求項1に記載の背凭れカバーであって、
前記密閉空間内と外部とを連通する連通路と、該連通路を閉鎖可能な閉鎖手段と、からなる流体流通部を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、使用時に流体を充填することでクッション部を形成することができるため、嵩張ることがないようにコンパクト化した状態で運搬や保管できるとともに、着座者の体型あるいは背凭れの大きさや形状等に合わせて密閉空間内の流体の充填量を調整することでクッション部の厚みを変えられるため、着座者の所望する厚みのクッション部を構成することができる。
本発明の請求項3に記載の背凭れカバーは、請求項2に記載の背凭れカバーであって、
前記流体流通部は、前記クッション部の内壁面に設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、閉鎖手段がクッション部の外面側に露呈して着座者の背中に当たることがないので、着座者に不快感を与えることがないばかりか、外観体裁を損ねることがない。
本発明の請求項4に記載の背凭れカバーは、請求項1〜3のいずれかに記載の背凭れカバーであって、
前記椅子は、遊技場に設置される複数の遊技機に対応して配設される椅子であって、
前記第1の被覆面部または前記第2の被覆面部の少なくともいずれか一方の外面に、当該背凭れカバーを装着する椅子に対応する遊技機に使用されている機種固有のキャラクタが描かれていることを特徴としている。
この特徴によれば、背凭れの前面または背面スペースを、対応する遊技機の機種の宣伝・広告用スペースとして利用することができる。
なお、遊技機はいわゆるパチンコ機やスロットマシン等を含む。
本発明の請求項5に記載の背凭れカバーは、請求項4に記載の背凭れカバーであって、
前記クッション部は、前記密閉空間内に充満される流体により外向きに膨出するように構成されており、該クッション部の外面に前記キャラクタが描かれていることを特徴としている。
この特徴によれば、クッション部の外面に描かれたキャラクタを立体的に見せることができることで、椅子の側方からのキャラクタの視認性が向上するため、宣伝効果を効果的に高めることができる。
本発明の請求項6に記載の背凭れカバーは、請求項1〜5のいずれかに記載の背凭れカバーであって、
前記密閉空間内に、クッション部の形状を保持する補助板が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、密閉空間内に流体が十分に充満されていない状態でもクッション部の形状が保持されるため、外観体裁が損なわれることがない。
本発明の実施例を以下に説明する。
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1は本発明の実施例としての背凭れカバー5が椅子に適用された状態を示す斜視図であり、図2(a)は図1に適用された背凭れカバーを示す正面図であり、(b)は背面図であり、図3は図2のA−A断面図であり、図4は背凭れカバーが背凭れに装着された状態を示す要部拡大断面図であり、図5は図4のB−B断面図であり、図6は背凭れカバーの前面と背面とを反転して装着した状態を示す断面図であり、図7は変形例としての背凭れカバーの使用状態を示す斜視図である。
図1には、本発明の背凭れカバーが適用された遊技場内の一部が示されている。本実施例における遊技場内には、遊技機の一例であるパチンコ機2が複数設置された遊技島1が複数(図1中には1島のみ)配設されているとともに、各遊技島1に複数設置された各パチンコ機2に対応して椅子3が配設されており、各椅子3の背凭れ4には、本発明の実施例としての背凭れカバー5が装着されている。
本実施例におけるパチンコ機2は、複数種類の図柄を変動表示させることが可能な可変表示装置6を備えており、各可変表示装置6による変動表示結果として、例えば777等の予め定められた当たり図柄の組合せが入賞ライン上に揃うと、遊技客に対して遊技媒体の一例であるパチンコ球が所定量払い出されるようになっている。また、遊技客に対して払い出されたパチンコ球は、図1に示されるように、各パチンコ機2に対応して配置される遊技媒体貯留箱としての球箱8内に貯留できるようになっている。なお、球箱8の側面には、可変表示装置6にて変動表示される複数種類の図柄のうちの1種の図柄が印刷されたシール7が貼着されている。
本実施例の背凭れカバー5は、図2及び図3に示されるように、汚れに強く、かつ耐久性を有する塩化ビニル製の2枚のシート材9a、9bにおける下辺を除く左右側辺及び上辺を熱溶着にて一体化することにより、背凭れ4の上方から着脱自在に装着できるように下面が開口する袋状体として形成されている。2枚のシート材9a、9bは、主に背凭れ4の前面4a及び背面4b(図4参照)それぞれを被覆可能な左右幅を有するとともに、上下幅は背凭れ4よりも長寸の上下幅を有しており、これら2枚のシート材9a、9bにより、背凭れ4の前面4aまたは背面4bをそれぞれ被覆可能な第1の被覆面部及び第2の被覆面部が形成されている。なお、以下においては、シート材9aにより背凭れ4の前面4aを被覆し、シート材9bにより背凭れ4の背面4bを被覆する場合を説明する。
特に図2に示されるように、シート材9a、9bにおける直線状の下辺及び左右側辺にて形成される略正方形状の領域が、背凭れ4の前面4a及び背面4bを被覆する被覆面部5a(第1の被覆面部及び第2の被覆面部)とされているとともに、上部の略半円状の領域が、背凭れ4への装着時において該背凭れ4の上端よりも上方に突出する突出部5bとされている。
シート材9aの内面側には、シート材9aよりも小形の塩化ビニル製のシート材9cが、その周縁をシート材9aに対して熱溶着することにより取り付け一体化されており、これらシート材9a、9cにより形成された密閉空間S1内に流体{本実施例ではエアー(空気)}を注入することで、特に図3及び図4に示されるような第1のクッション部としてのエアクッション部10が構成されるようになっている。なお、図2(a)に示されるラインL1は、シート材9aとシート材9cとの接合ラインであるため、エアクッション部10は接合ラインL1にて囲まれた領域に構成される。
エアクッション部10の内壁面を構成するシート材9cの下部には、図3に示されるように、密閉空間内にS1内にエアーを注入するためのゴム製のエアー注入口12が設けられている。この流体流通部を構成するエアー注入口12は、密閉空間S1内と外部とをエアーの流通を可能に連通する連通路12aと、連通路12aの外側の開口を閉鎖可能な閉鎖手段としての蓋12bとから構成されており、エアー注入口12を介して密閉空間S1内にエアーを充填したり、密閉空間S1内に充填されたエアーを抜いてエアクッション部10を膨張収縮させて厚みを調整できるようになっている。なお、蓋12bの代わりに、連通路12a内に逆止弁等を設け、これを閉鎖手段としてもよい。
また、密閉空間S1内には、厚段ボール材からなる補助板13が収納され、エアクッション部10の折れ曲がりが防止されているため、密閉空間S1内にエアーが十分に充満されていない状態でもエアクッション部10の形状が保持され、外観体裁が損なわれることがないようになっている。
このように構成されるエアクッション部10は、密閉空間S1内に注入されたエアーにより、背凭れ4の前面4a側となる内方と、パチンコ機2側である外方とのそれぞれに向けて膨出することにより所定厚みに構成されるようになっている。具体的には、背凭れカバー5の外面を形成するシート材9aは塩化ビニル製であるために若干の伸縮性を有するため、外向きに膨出することになり、また、シート材9cは、同じく伸縮性を有するとともに、シート材9aとは別個に形成したものを該シート材9aの内面に取り付けられていることで、シート材9aを基準として内向き(背凭れ4側)に膨出することになる。
一方、シート材9bの内面側には、シート材9bよりも小形の塩化ビニル製のシート材9dが、その周縁をシート材9bに対して熱溶着することにより取り付けられており、これらシート材9b、9dにより形成された収納空間S2内には、高密度ウレタン材からなる板状のクッション材14が収納されており、第2のクッション部としてのクッション部11が構成されている。なお、図2(b)に示されるラインL2は、シート材9bとシート材9dとの接合ラインであるため、クッション部11は接合ラインL2にて囲まれた領域に構成される。
本実施例におけるクッション材14の厚みは約10mmとされており、特に図3、図4に示されるように、クッション材14にて構成されるクッション部11の厚みは、エアーにより構成されるエアクッション部10の厚み(約50〜80mm)よりも肉薄とされているため、後述するように装着時に向きを前後反転させることで、着座者は所望の肉厚のクッション部を選択してクッションとして利用することができるようになっている。
また、シート材9aにおける接合ラインL1にて囲まれた領域内、つまりエアクッション部10の外面、及びシート材9bにおける接合ラインL2にて囲まれた領域内、つまりクッション部11の外面には、例えば図1に示されるように、当該背凭れカバー5を装着する椅子3に対向配置されているパチンコ機2に使用されているキャラクタC、詳しくは、該パチンコ機2に備えられた可変表示装置6の表示画面上に変動表示される複数種類の図柄として使用されるキャラクタC(図2、図3では配列番号7番の図柄)が印刷されている。
本実施例においては、可変表示装置6にて変動表示される複数種類の図柄のうちの1種のキャラクタCが、エアクッション部10及びクッション部11の外面にそれぞれ印刷されている。このようにエアクッション部10及びクッション部11の外面に、可変表示装置6の表示画面上に変動表示される複数種類の図柄として使用されるキャラクタCを印刷することで、図1に示されるように、背凭れ4の前面または背面スペースを、対応するパチンコ機2の機種の宣伝・広告用スペースとして利用することができる。
また、キャラクタCが外側に膨出するエアクッション部10の外面及び外側に膨出するクッション部11の外面に印刷されていることで、それぞれのクッション部10、11の外面に描かれたキャラクタCが立体的に見えるため、椅子3の側方からのキャラクタCの視認性が向上し、宣伝効果が効果的に高まる。
さらに、このようなキャラクタCを、少なくともパチンコ機2の可変表示装置6の画面上に表示されているよりも大きなスペースである背凭れカバー5の外面に印刷することができることで、遊技場内の遊技客のみならず、遊技場外からの視認性が高まるため、パチンコ機2の近傍に行かなくてもパチンコ機2の機種を遠方から特定することができる。
また、キャラクタCを可変表示装置6にて変動表示される図柄とすることで、印刷されたキャラクタCを見た遊技客がその椅子3に対応するパチンコ機2の機種をより特定しやすくなる。
次に、このように構成された背凭れカバー5の使用状況を、主に図4及び図5に基づいて説明する。背凭れカバー5を使用する際には、まずエアー注入口12から密閉空間S1内に適量のエアーを注入し、密閉空間S1を膨張させてエアクッション部10を構成した状態で、下面を開口させた状態で背凭れ4の上方から被せるようにして装着する。
ここで、背凭れカバー5は、2枚のシート材9a、9bの左右端辺及び上辺が互いに熱溶着により接合されて下面が開口する袋状体に形成されることで、2枚のシート材9a、9bが所定幅以上に開くことが規制されるので、背凭れ4に装着した状態において、内向きに膨出するエアクッション部10が背凭れ4の前面4aを圧迫し、背凭れカバー5全体が背凭れ4を締め付ける作用が働く。
従って、背凭れカバー5を背凭れ4に装着した後に、バンドや紐等により背凭れカバー5を背凭れ4に締め付けたりしなくても、装着した際において背凭れカバー5の背凭れ4に対する位置ずれや逸脱が効果的に防止されるため、簡単に装着することができる。また、交換する際には上方に引き抜くだけで簡単に背凭れ4から取り外すことができる。
また、エアクッション部10の内壁面を構成するシート材9cの下部所定箇所にエアー注入口12が設けられていることで、使用時にエアーを充填することでエアクッション部10を簡単に形成することができるとともに、非使用時には、エアーを抜いてエアクッション部10が肉薄となるようにコンパクト化することができるため、運搬時や保管時において嵩張って邪魔になることがない。
また、エアクッション部10の厚みを、密閉空間S1内のエアーの充填量を調整することで簡単に変化させることができるため、着座者の体型あるいは背凭れ4の大きさや形状等に応じたエアクッション部10を構成することができる。
さらに、このエアー注入口12は、エアクッション部10の内壁面を構成するシート材9cの下部所定箇所に設けられているため、エアー注入口12がエアクッション部10の外面側に露呈して着座者の背中に当たることがないので、着座者に不快感を与えることがないばかりか、外観体裁を損ねることがない。
また、第1のクッション部としてのエアクッション部10の反対側面には、第2のクッション部としてのクッション部11が形成されているため、例えば着座者が薄肉のクッションを所望する場合には、図6に示されるように、エアクッション部10が背面4b側でクッション部11が前面4a側となるように、背凭れカバー5の前後面を反転して背凭れ4に装着することで、薄肉のクッション部を使用できるため、着座者は使用状態に応じて所望する厚みのクッション部を選択することができる。
よって、例えばこのような遊技場において、椅子3が固定されている場合、例えば体型や遊技する際の姿勢等に合わせて座面や背凭れ4を自由に移動させることができないが、エアクッション部10のエアー量を調整して厚みを変化させたり、あるいは背凭れカバー5を前後反転してクッション部11を使用するなど、所望する厚みのクッション部を選択して使用することで、最適な姿勢で遊技を行うことができるため、長期間遊技を行っても疲れにくくなる。
さらに肉厚のエアクッション部10が背凭れ4の背面4b側に位置することで、例えば椅子3の後ろの通路を遊技客や店員が通る際に椅子3に接触することがあっても、エアクッション部10により衝撃が緩和されるため、安全性が向上する。
また、第2のクッション部としてのクッション部11が板状のクッション材14にて構成されていることで、クッション部11を肉薄としても、最適なクッション性が得られる。さらに、第2のクッション部としてのクッション部11よりも、エアーにて構成される第1のクッション部としてのエアクッション部10の方を肉厚とすることで、クッション部11の方を肉厚にした場合に比べて、エアーを抜いたときに背凭れカバー5全体を肉薄状とすることができるため、運搬時や保管時において嵩張ることを回避できる。
また、背凭れカバー5の上部には、装着時において背凭れ4の上端よりも上方に突出する突出部5bが形成されているとともに、エアクッション部10が、エアーの注入により被覆面部5aから突出部5bにかけて連続的に構成されるようになっているため、突出部5bが背凭れ4に支持されない状態でも、突出部5bの形状が内部に充満されたエアーにより維持されるため、背凭れ4に背凭れカバー5を装着するだけで、クッション性を損ねることなく、背凭れ面を簡単に上方に広げることができる。また、これにより着座者の体型が大きい場合や背の低い背凭れに装着する場合等に対応した心地良い快適なクッションを得ることができる。
さらに、突出部5bの形状がエアクッション部10にて保持されるとともに、このエアクッション部10内のエアーをエアー注入口12から抜くことで、運搬時や収納時において突出部5bを折り畳んでコンパクト化することができるため、嵩張って邪魔になることがない。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例における背凭れカバー5は、2枚のシート材9a、9bの左右端辺及び上端辺が熱溶着により接合されて下面が開口する袋状体に形成されていたが、必ずしも袋状体に形成されていなくても、背凭れ4の前面4a及び背面4bを被覆可能な第1の被覆面部と第2の被覆面部とを有していれば、例えば図7に示される背凭れカバー5’のように、2枚のシート材9a’、9b’の左右端辺のみを接合し、上面及び下面が開口する筒状のカバーとしてもよい。
さらに、前記実施例における背凭れカバー5は、2枚のシート材9a、9bの左右端辺が直接熱溶着にて接合されていたが、特に図示しないが、例えば第1の被覆面部と第2の被覆面部とを構成するシート材9a、9bの左右端辺がバンドや紐等で接合されていてもよい。
また、前記実施例における背凭れカバー5は、第2のクッション部としてのクッション部11を形成する収納空間S2内にはクッション材14のみが収納されていたが、該収納空間S2を密閉空間として内部にエアーを充填可能に構成し、クッション性をより向上できるようにしてもよい。
また、前記実施例におけるエアクッション部10は、内部に充填されたエアーにより内外に向けて膨出するように構成されていたが、少なくとも内向きに膨出して背凭れ4を締め付けて装着されるようになっていれば、必ずしも密閉空間S1内部にエアーが充填されたときに外向きに膨出しなくてもよい。
さらに前記実施例におけるエアクッション部10は、塩化ビニル製のシート材9a、9cにて内外に向けて膨出するように形成されていたが、例えばシート材9aにおける接合ラインL1に囲まれた領域及びシート材9cを、伸縮性を有する素材にて構成することでエアクッション部10を膨出させるようにしてもよい。なお、シート材9a〜9cの材質は塩化ビニル材に限定されるものではなく、任意の材質を適用可能である。
また、前記実施例における背凭れカバー5は、エアクッション部10及びクッション部11が構成可能とされているが、少なくともエアクッション部10のみが構成可能とされていればよい。
また、前記実施例においては、エアクッション部10及びクッション部11の外面に、当該背凭れカバー5を装着する椅子3に対応するパチンコ機2に使用されているキャラクタとしての図柄が印刷されているが、例えば可変表示装置6の表示画面上にて変動表示される図柄以外のキャラクタや、可変表示装置6の表示画面上に表示されないが機種固有のものとして使用されるキャラクタ等を印刷してもよいし、あるいは遊技場のイベントや宣伝用等の絵柄や、装飾用の絵柄等を印刷してもよい。
また、前記実施例においては、密閉空間S1内にエアーを充填することによりクッション部10が構成されるようになっていたが、本発明はエアーに限定されるものではなく、例えばガス等の空気以外の気体を充填してもよいし、あるいは水(溶液)等の液体を充填することでクッション部を構成するようにしてもよい。
また、前記実施例における背凭れカバー5は、遊技場の椅子に装着するものとされていたが、本発明の背凭れカバーは、遊技場の椅子に装着するものだけに限定されるわけでなく、遊技場以外の施設、例えば飲食店舗や映画館等の劇場等に設置されている椅子や、あるいはオフィスや家庭用の一般的な椅子等にも適用可能である。
本発明の実施例としての背凭れカバー5が椅子に適用された状態を示す斜視図である。 (a)は図1に適用された背凭れカバーを示す正面図であり、(b)は背面図である。 図2のA−A断面図である。 背凭れカバーが背凭れに装着された状態を示す要部拡大断面図である。 図4のB−B断面図である。 背凭れカバーの前面と背面とを反転して装着した状態を示す断面図である。 変形例としての背凭れカバーの使用状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 遊技島
2 パチンコ機(遊技機)
3 椅子
4 背凭れ
4a 前面
4b 背面
5 背凭れカバー
5a 被覆面部(第1の被覆面部及び第2の被覆面部)
5b 突出部
6 可変表示装置
7 シール
8 球箱
9a〜9d シート材
10 エアクッション部
11 クッション部
12 エアー注入口(流体流通部)
12a 連通路
12b 蓋(閉鎖手段)
13 補助板
14 クッション材
L1、L2 接合ライン
S1 密閉空間
S2 収納空間

Claims (6)

  1. 椅子の背凭れの少なくとも前面及び背面を被覆するように装着される背凭れカバーであって、
    前記背凭れカバーは、前記背凭れの前面または背面を被覆可能な第1の被覆面部及び第2の被覆面部を有し、該第1の被覆面部または第2の被覆面部の少なくともいずれか一方には、流体を密閉可能な密閉空間が形成され、該密閉空間内に充満された流体により少なくとも内向きに膨出して前記背凭れを締め付けるクッション部が構成されることを特徴とする背凭れカバー。
  2. 前記密閉空間内と外部とを連通する連通路と、該連通路を閉鎖可能な閉鎖手段と、からなる流体流通部を備える請求項1に記載の背凭れカバー。
  3. 前記流体流通部は、前記クッション部の内壁面に設けられている請求項2に記載の背凭れカバー。
  4. 前記椅子は、遊技場に設置される複数の遊技機に対応して配設される椅子であって、
    前記第1の被覆面部または前記第2の被覆面部の少なくともいずれか一方の外面に、当該背凭れカバーを装着する椅子に対応する遊技機に使用されている機種固有のキャラクタが描かれている請求項1〜3のいずれかに記載の背凭れカバー。
  5. 前記クッション部は、前記密閉空間内に充満される流体により外向きに膨出するように構成されており、該クッション部の外面に前記キャラクタが描かれている請求項4に記載の背凭れカバー。
  6. 前記密閉空間内に、クッション部の形状を保持する補助板が設けられている請求項1〜5のいずれかに記載の背凭れカバー。
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