JP4764217B2 - 開封刃を有するオーバーキャップ付き容器 - Google Patents

開封刃を有するオーバーキャップ付き容器 Download PDF

Info

Publication number
JP4764217B2
JP4764217B2 JP2006073098A JP2006073098A JP4764217B2 JP 4764217 B2 JP4764217 B2 JP 4764217B2 JP 2006073098 A JP2006073098 A JP 2006073098A JP 2006073098 A JP2006073098 A JP 2006073098A JP 4764217 B2 JP4764217 B2 JP 4764217B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
blade
container
overcap
lid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006073098A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007246129A (ja
Inventor
收孝 牧野
徹生 中井
伸夫 山中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Morinaga Milk Industry Co Ltd
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Morinaga Milk Industry Co Ltd
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Morinaga Milk Industry Co Ltd, Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Morinaga Milk Industry Co Ltd
Priority to JP2006073098A priority Critical patent/JP4764217B2/ja
Publication of JP2007246129A publication Critical patent/JP2007246129A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4764217B2 publication Critical patent/JP4764217B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Containers Opened By Tearing Frangible Portions (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Description

本発明は、開封刃を有するオーバーキャップ付き容器に関するものであり、該容器の開封時における手指と内容物との接触、飛散を確実に回避し、操作性を向上させることを目的とするものである。
コーヒーや紅茶等の飲料は、近年、内容物の味や風味を良好に維持するために無菌充填システムが採用されてきており、それに用いる容器としては、その本体部分をコップ状とし、その口部にフィルム状の密封シートを貼り付けるとともに、さらに該密封シートを保護するためにその外側にオーバーキャップを装着したものが一般的な構成になっている。
この種の容器は、容器の胴体にストローが備えつけられていて、該ストローを、オーバーキャップに形成されている孔から差し入れ、その先端部で密封シートを突き破ることで容器内の内容物を吸引するようにしている。
また、最近では、ウオーマーにより内容物が加温されるようになってきていることからストローの使用が困難で、オーバーキャップの押し下げ片を利用して密封シートをワンタッチで切り開き、該オーバーキャップに形成された飲み口から直接、内容物を飲むタイプの容器も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、密封シートをワンタッチで切り開くタイプの容器は、押し下げ片を操作する際の力加減によっては内容物が飛び散ることがあること、また、指先の触れた押し下げ片が内容物に漬かってしまうことに加え、勢いあまって指先が内容物に触れてしまうことがあり衛生面においても好ましいものとは言えず、その解決が求められていた。
特開2004−359314号公報
本発明の課題は、内容物の飛び散りをなくし、衛生的に開封できる新規な開封刃を有するオーバーキャップ付きの容器を提案するところにある。
本発明は、内容物を収納する充填空間を有し、口部において貼着された密封シートにて該充填空間を液密状態に保持する容器本体と、密封シートを内側に収めて容器本体の口部に固定保持されるオーバーキャップとを備え、
前記オーバーキャップの天面壁部に、内容物の注出口を形成する開口を設け、
前記開口に、先端側に位置する刃部とこの刃部に一体連結した操作レバーからな、該刃部を密封シートに向けて振り下ろし可能にヒンジ連結した開封刃と、該開封刃を挟んで該密封シートと反対側に該開口を開閉する蓋体を配設し、
該蓋体は、該天面壁部に、該開封刃のヒンジ連結部よりも後端側に位置し該蓋体を回動可能に支持する支点を備えるとともに、該蓋体の支点よりも後端側に位置し該蓋体の引き起こし動作にて該操作レバーの端に連係させて該刃部を振り下ろ、引き起こし動作が終了する該蓋体の行き止まり姿勢にて、該操作レバーの裏面に接触して刃部の振り降ろし姿勢を維持する押し上げ端を有することを特徴とする開封刃を有するオーバーキャップ付き容器である。
上記の構成になる容器において、前記押し上げ端は、操作レバーの末端に連係する爪部からなり、該爪部には、操作レバーの裏面に線接触して刃部の振り下ろし姿勢を一定に維持する円弧摺動面を設けるのが好ましい。
また、前記蓋体は、引き起こし動作の行き止まり端にて、オーバーキャップの天面壁部の係止部に嵌合して該蓋体を固定する係合部を設けることができる。
内容物の注出口となる開口を開けるべく、蓋体を引き起こすと、開封刃の操作レバーの末端が蓋体の押し上げ端と連係しヒンジ連結した部分を支点にして刃部が密封シートへ向けて振り下ろされる。刃部による密封シートの押し切りは蓋体の引き起こし速度に依存するため、該蓋体の緩慢な操作でもって徐々に開封されることとなり、内容物が飛散することはない。
また、刃部の振り下ろしは、操作レバーにより間接的に行うことができるので、指先が触れることはなく衛生的な開封が可能となるだけでなく、てこの原理により小さな力で開封することができる。
以下、図面を用いて本発明をより具体的に説明する。
図1は本発明に従うオーバーキャップ付き容器の実施の形態を示した図であり、図2はその外観斜視図である。
図における1はコップ状の容器本体である。この容器本体1は内容物を収納する充填空間mを有し、その口部1aのフランジfに密封シート2が貼着されていて、この密封シート2によって充填空間mを液密状態に保持する。
また、3は密封シート2を内側に収めて容器本体1の口部1aに着脱自在に固定保持されるオーバーキャップである。このオーバーキャップ3は密封シート2に距離を隔てて対面する天面壁部3aと、この天面壁部3aの縁部に一体連結するとともに密封シート2を囲撓する周壁3bからなり、天面壁部3aには区画凹所3aが設けられている。
また、4は天面壁部3aの区画凹所3aに設けられた開口であり、この開口4と周壁3bの一部分とで内容物を注出する飲み口を形成する。
5は開口4を塞ぐように配置された開封刃である。この開封刃5は密封シート2を押し切る刃部5aと、この刃部5aに一体連結した操作レバー5bからなっており、図2に示すように区画凹所3aにヒンジhを介して連結保持されている。
6は天面壁部3aにおいて枢支軸Pを介して回動可能でかつ、抜け出し不能に支持された蓋体である。この蓋体6は開口4を開閉するもので、枢支軸Pは、区画凹所3aの側周壁に形成された係止溝に挿入されており、該係止溝は、挿入端を狭く形成することにより枢支軸Pの抜け出しを防止している。蓋体6の先端部には周壁3bに係留される係止片6aが設けられており、その後端部には操作レバー5bの裏面に線接触する円弧摺動面nを有し、開口4を開放する引き起こし動作でもって操作レバー5bの末端に連係させて刃部5aを密封シート2に向けて振り下ろす爪部6bが設けられている。
さらに、7は蓋体6の天面に一体成形された例で示した係合部(凸部)、8は区画凹所3aに設けられ該凸部7と嵌合する係止部(凹部)である。該凸部7は蓋体6を引き起こし、その行き止まり端(蓋体が区画凹所3aの底壁に突き当たったところ)にて凹部8に嵌合するもので、これにより蓋体6をオーバーキャップ3に固定する。
容器の開封前は、図1に示すように、開封刃5は蓋体6の裏面に平行配置された状態にある。
容器を開封すべく、蓋体6を引き起こすと、蓋体6の爪部6bは図3に示す如く、開封刃5の操作レバー5bの末端に連係してヒンジhを支点に該末端を上方に向かせるように押し上げることとなり、これにより刃部5aが密封シート2に向けて振り下ろされ、
該密封シート2を押し切ることとなる。
蓋体6の引き起こしの際、爪部6bの円弧摺動面nは操作レバー5bの裏面に線状に接触して摺動するが、該円弧摺動面n(後述する押し上げ端6′)は蓋体6の回動中心(枢支軸)からの寸法(半径)が全て同じになるため、密封シート2を押し切ったのちは、振り下ろしに係る姿勢が一定に保たれることになる。
図4(a)(b)は本発明に従う開封刃を有するオーバーキャップ付き容器の他の実施の形態を示したものであり、図5はその外観斜視図を示したものである。
この例は、蓋体6を、天面壁部3aにヒンジhを介して回動可能に一体連結し、その後端を、刃部5aを密封シート2に向けて振り下ろす押し上げ端6′(爪部6bを省略)として構成したものである。
かかる構成の容器は、蓋体6及び開封刃5を、オーバーキャップ3と一体的に成形することができるものであって、部材の組み立て作業が不要であり、容器の効率的な製造が可能となる。
本発明に従うオーバーキャップ付きの容器は、基本的には、刃部5aに触れることなしに容器を開封することができるものであり、開封に際して内容物が指先に触れることがない。
また、刃部5aは操作レバー5bを介して振り下ろすので、力の加減を調整することが可能であり、勢いあまって内容物が飛び散ることがないだけでなく、てこの原理により小さな力で開封することが可能となる。
開封刃を使って容器を開封する際に生じていた内容物の飛び散りがなく、内容物に触れることのない衛生的にも好ましいオーバーキャップ付きの容器が提供できる。
本発明に従うオーバーキャップ付き容器の実施の形態を示した図である。 図1に示した容器の外観斜視図である。 図1に示した容器の開封要領の説明図である。 (a)(b)は本発明に従うオーバーキャップ付き容器の他の実施の形態を示した図である。 図4に示した容器の外観斜視図である。
符号の説明
1 容器本体
1a 口部
2 密封シート
3 オーバーキャップ
3a 天面壁部
3a 区画凹所
3b 周壁
4 開口
5 開封刃
5a 刃部
5b 操作レバー
6 蓋体
6′押し上げ端
7 係合部(凸部)
8 係止部(凹部)
m 充填空間
f フランジ
P 枢支軸
h ヒンジ
ヒンジ

Claims (3)

  1. 内容物を収納する充填空間を有し、口部において貼着された密封シートにて該充填空間を液密状態に保持する容器本体と、密封シートを内側に収めて容器本体の口部に固定保持されるオーバーキャップとを備え、
    前記オーバーキャップの天面壁部に、内容物の注出口を形成する開口を設け、
    前記開口に、先端側に位置する刃部とこの刃部に一体連結した操作レバーからな、該刃部を密封シートに向けて振り下ろし可能にヒンジ連結した開封刃と、該開封刃を挟んで該密封シートと反対側に該開口を開閉する蓋体を配設し、
    該蓋体は、該天面壁部に、該開封刃のヒンジ連結部よりも後端側に位置し該蓋体を回動可能に支持する支点を備えるとともに、該蓋体の支点よりも後端側に位置し該蓋体の引き起こし動作にて該操作レバーの端に連係させて該刃部を振り下ろし、引き起こし動作が終了する該蓋体の行き止まり姿勢にて、該操作レバーの裏面に接触して刃部の振り降ろし姿勢を維持する押し上げ端を有することを特徴とする開封刃を有するオーバーキャップ付き容器。
  2. 前記押し上げ端が、操作レバーの末端に連係する爪部からなり、該爪部は、操作レバーの裏面に線接触して刃部の振り降ろし姿勢を一定に維持する円弧摺動面を有する請求項1記載の開封刃を有するオーバーキャップ付き容器。
  3. 前記蓋体は、引き起こし動作の行き止まり端にて、オーバーキャップの天面壁部の係止部に嵌合して該蓋体を固定する係合部を有する、請求項1又は2記載の開封刃を有するオーバーキャップ付き容器。
JP2006073098A 2006-03-16 2006-03-16 開封刃を有するオーバーキャップ付き容器 Expired - Fee Related JP4764217B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006073098A JP4764217B2 (ja) 2006-03-16 2006-03-16 開封刃を有するオーバーキャップ付き容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006073098A JP4764217B2 (ja) 2006-03-16 2006-03-16 開封刃を有するオーバーキャップ付き容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007246129A JP2007246129A (ja) 2007-09-27
JP4764217B2 true JP4764217B2 (ja) 2011-08-31

Family

ID=38590830

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006073098A Expired - Fee Related JP4764217B2 (ja) 2006-03-16 2006-03-16 開封刃を有するオーバーキャップ付き容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4764217B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5042809B2 (ja) * 2007-12-27 2012-10-03 江崎グリコ株式会社 振出口付容器
JP5033619B2 (ja) * 2007-12-28 2012-09-26 株式会社吉野工業所 蓋付きカップ容器
CN106414258B (zh) * 2014-03-28 2019-03-01 达能农场股份有限公司 具有方便容器打开和随后其内容物的直接消费的装置的顶盖
JP6459265B2 (ja) * 2014-07-11 2019-01-30 凸版印刷株式会社 開封刃を備えるオーバーキャップとこのオーバーキャップが被せ付けられている容器
JP6328065B2 (ja) * 2015-01-30 2018-05-23 株式会社吉野工業所 開封刃付き容器

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3607002B2 (ja) * 1996-04-30 2005-01-05 テトラ ラバル ホールデイングス エ フイナンス ソシエテ アノニム 容器の注口形成装置
JP2006008178A (ja) * 2004-06-25 2006-01-12 Toppan Printing Co Ltd 液体包装容器用口栓

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007246129A (ja) 2007-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4764218B2 (ja) 開封刃を有するオーバーキャップ付き容器
JP4764217B2 (ja) 開封刃を有するオーバーキャップ付き容器
USD646162S1 (en) Container
JP2002173162A (ja) 飲料用容器の栓体
JP2016521552A (ja) 容器
JP2007223663A (ja) 開封刃を有するオーバーキャップ付き容器
JP2007314237A (ja) 開封刃を有するオーバーキャップ付き容器
JP2008260544A (ja) 蓋付き容器
JP4258603B2 (ja) カップ型容器の開封補助具
JP2009083899A (ja) オーバーキャップ付き容器
JP2008132307A (ja) コンパクト容器
JP2006335464A (ja) 飲料容器
JP5166088B2 (ja) 家庭用薄紙収納容器
KR200319267Y1 (ko) 수용기 케이스의 구조
JP6346344B1 (ja) 容器蓋
JP4953906B2 (ja) 気密コンパクト
JP2008062952A (ja) 飲料用カップ蓋
JP2011207499A (ja) 容器、蓋
JP2009179346A (ja) オーバーキャップ付き容器
JP3795006B2 (ja) ビール又は発泡酒用容器
KR20170002113U (ko) 컵 뚜껑
JP5128301B2 (ja) オーバーキャップ付き容器
JP2007112457A (ja) 家庭用薄紙収納容器
JP4594669B2 (ja) カップ型容器
JP2017214093A (ja) 蓋付きカップ容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101012

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101019

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110208

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110318

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110531

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110610

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140617

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4764217

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees