JP4763040B2 - スパッタリング装置および薄膜成膜方法 - Google Patents

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Description

本発明は、スパッタリング装置および薄膜成膜方法に関し、特に、書き込みまたは書き換えが可能なCD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)などの製造に用いるスパッタリング装置および薄膜成膜方法に適用して有効な技術に関するものである。
従来、音楽データや映像データ、あるいはコンピュータなどで使用するデータを記録する記録媒体として、CDやDVDなどの円盤状の記録媒体(以下、ディスクとよぶ)がある。前記ディスクには、読み出し専用のものの他に、たとえば、1度だけ書き込みが可能なものや、繰り返し書き換え可能なものがある。
また、前記ディスクは、中央に開口部を有する円盤状のディスク基板の表面に、1層から複数層の薄膜層が形成されており、前記薄膜層は、たとえば、スパッタリングで形成される。
前記ディクス基板の表面に、スパッタリングで薄膜層を形成するときには、まず、スパッタリング装置の外部から供給されるディスク基板をスパッタリング装置の内部に搬入する。このとき、前記ディスク基板は、たとえば、スパッタリング装置に設けられたディスク基板搬入・搬出部(ディスク基板移載ユニットとも呼ばれる)によってスパッタリング装置の内部に搬入される。また、スパッタリング装置で薄膜を成膜したディスク基板は、ディスク基板搬入・搬出部によってスパッタリング装置の外部に搬出される。
このとき、従来の前記ディスク基板搬入・搬出部は、たとえば、スパッタリング装置の外部に設けられたディスク交換ユニットから供給される前記ディスク基板を、前記ディスク基板の中央に設けられた開口部を内径チャックで保持して取り上げ、スパッタリング装置の薄膜成膜部に設けられた搬入口まで移動させる。そして、スパッタリング装置の内部にあるディスク受け皿を前記搬入口の近傍に用意しておき、前記内径チャックを開放して前記ディスク基板を前記ディスク受け皿に渡すことでディスク基板の搬入が完了する。
また、薄膜を成膜したディスク基板を搬出するときには、薄膜を成膜したディスク基板を載せたディスク受け皿を前記搬入口の近傍に配置しておき、前記ディスク基板の中央に設けられた開口部を前記ディスク基板搬入・搬出部の内径チャックで保持して取り上げる。そして、取り上げたディスク基板を前記ディスク交換ユニットまで移動させた後、前記内径チャックを開放して前記ディスク基板を前記ディスク交換ユニットに渡すことでディスク基板の搬出が完了する。
しかしながら、前記スパッタリング装置で薄膜を成膜するときには、通常、高温状態で成膜するので、前記ディスク基板には熱変形が生じる。そのため、たとえば、ディスク基板を単体でスパッタリング装置から搬出する場合には、ディスク基板の開口部の熱変形による内径チャックのチャッキングミスを防ぐために、ディスク基板を冷却する時間が必要である。その結果、稼働率が低下するという問題がある。
このような問題を解決する方法としては、たとえば、前記ディスク基板よりも熱変形が起こりにくい基板ホルダーに前記ディスク基板を載せた状態で供給し、前記ディスク基板が載せられた基板ホルダーを、前記スパッタリング装置の内部に搬入する方法がある。
ところで、前記ディスク基板の表面に薄膜を成膜するときには、たとえば、ディスク基板の中央に開けられた開口部の周囲をインナーマスクで覆い、外周部をアウターマスクで覆い、前記インナーマスクおよびアウターマスクで覆われていない領域に環状に成膜するのが一般的である。またこのとき、従来のスパッタリング装置では、前記インナーマスクおよびアウターマスクは、前記スパッタリング装置の内部で前記基板の表面に配置するのが一般的である。前記基板の表面に前記インナーマスクおよびアウターマスクを配置する方法としては、たとえば、ターゲットの中央部分にインナーマスクとして機能するマスク支柱を設け、外周部にアウターマスクを設けておき、前記ディスク基板の表面を前記マスク支柱およびアウターマスクに接触させる方法がある(たとえば、特許文献1を参照。)。
また、その他にも、たとえば、スパッタリング装置の内部にマスク移動部を設け、前記スパッタリング装置の内部に搬入された前記ディスク基板および基板ホルダーをスパッタリング位置まで移動させる途中で前記ディスク基板の表面にインナーマスクおよびアウターマスクを配置し、薄膜を成膜したディスク基板および基板ホルダーを搬出位置まで移動させる途中で前記ディスク基板の表面に配置されたインナーマスクおよびアウターマスクを取り外す方法がある(たとえば、特許文献2を参照。)。
特開2002−25132号公報 特開2002−47555号公報
しかしながら、従来のCDやDVDの製造に用いるスパッタリング装置では、前記スパッタリング装置の内部で前記基板の表面に配置するのが一般的である。
前記DVDなどのディスクは、近年、記録密度が向上しており、超微細・高密度・高精度であることが要求されている。そのため、ディスク基板に薄膜を成膜するときの成膜領域に関しても高精度であることが要求されている。すなわち、ディスク基板に薄膜を成膜するスパッタリング装置では、前記ディスク基板と、前記インナーマスクおよび前記アウターマスクとの位置合わせに高精度が要求され、位置合わせ(芯出し段取り)に時間がかかる。特に、DVD−RAM(DVD−Random Access Memory)やDVD−RW(ReWritable)などの繰り返し書き換え可能なDVDは、薄膜が多層であり、各薄膜を形成する際の前記インナーマスクおよび前記アウターマスクの位置合わせに時間がかかる。そのため、稼働率やディスクの生産性が低下するという問題があった。
また、スパッタリング装置でディスク基板の表面に薄膜を成膜するときには、前記インナーマスクおよび前記アウターマスクの表面にも薄膜が成膜される。そのため、前記インナーマスクおよび前記アウターマスクは、定期的に洗浄するメンテナンスが必要である。しかしながら、従来の一般的なスパッタリング装置では、前記インナーマスクおよび前記アウターマスクは、真空チャンバー(薄膜成膜部)の内部にあるので、洗浄する際の取り外し作業、洗浄後の取り付け作業が煩雑で時間がかかるという問題があった。
また、前記ディスク基板の表面に薄膜を成膜するスパッタリング装置では、近年、たとえば、マグネットを利用して基板ホルダーに対してインナーマスクおよびアウターマスクを固定する方法が提案されている(たとえば、特開2003−303451号公報を参照。)。この方法では、たとえば、スパッタリング装置の外部で、前記基板ホルダーに載せたディスク基板上にインナーマスクおよびアウターマスクを固定し、その状態でスパッタリング装置の内部に搬入する。しかしながら、この方法では、搬入時にインナーマスクおよびアウターマスクをディスク基板に対して固定するとともに、搬出時にインナーマスクおよびアウターマスクを取り外す機構が必要になるという問題があった。
本発明の目的は、円盤状のディスク基板の表面に薄膜を成膜するスパッタリング装置において、インナーマスクおよびアウターマスクの高精度の位置決めを容易にすることが可能な技術を提供することにある。
本発明の他の目的は、円盤状のディスク基板の表面に薄膜を成膜するスパッタリング装置において、インナーマスクおよびアウターマスクのメンテナンスを容易にすることが可能な技術を提供することにある。
本発明の他の目的は、円盤状のディスク基板の表面に薄膜を成膜するスパッタリング装置において、インナーマスクおよびアウターマスクの高精度の位置決めを容易にし、かつ、メンテナンスを容易にするとともに、装置の構成を簡素化することが可能な技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面によって明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概略を説明すれば、以下の通りである。
(1) 基板の表面に薄膜を成膜する薄膜成膜部と、前記薄膜成膜部の外部から供給される前記基板を前記薄膜成膜部に搬入し、前記薄膜成膜部で薄膜を形成した前記基板を前記薄膜成膜部の外部に搬出する基板搬入・搬出部とを有し、基板ホルダーに載せられた前記基板の表面に、前記基板の表面の一部の領域を覆うマスク部材を設置して、前記基板の表面の前記マスク部材で覆われていない領域に、スパッタリングで前記薄膜を成膜するスパッタリング装置であって、前記基板搬入・搬出部は、前記基板を載せた前記基板ホルダーの機械的保持および開放を行う基板ホルダー保持・開放手段と、前記マスク部材の機械的保持および開放を行うマスク部材保持・開放手段とを有するスパッタリング装置。
(2) 前記(1)のスパッタリング装置において、前記基板は、中央に開口部を有する円盤状であり、前記基板ホルダーは、前記基板の前記開口部に通して前記基板の位置決めを行う円筒状の位置決め部を有し、前記マスク部材は、前記基板の開口部の周囲を覆い、かつ、前記基板ホルダーの位置決め部が通る開口部を有する環状のインナーマスクと、前記基板の外周部を覆い、かつ、前記基板ホルダーの外周と係合する環状のアウターマスクからなり、前記基板搬入・搬出部は、前記基板ホルダー保持・開放手段と、前記インナーマスクの機械的保持および開放を行うインナーマスク保持・開放手段と、前記アウターマスクの機械的保持および開放を行うアウターマスク保持・開放手段と、前記基板ホルダー保持・開放手段による前記基板ホルダーの保持または開放の切り替え制御、および前記インナーマスク保持・開放手段による前記インナーマスクの保持または開放の制御を行う保持・開放制御手段を有し、前記薄膜成膜部は、前記アウターマスク保持・開放手段による前記アウターマスクの保持または開放の制御を行う保持・開放制御手段を有するスパッタリング装置。
(3) 前記(2)のスパッタリング装置において、前記基板ホルダー保持・開放手段は、前記基板ホルダーの前記位置決め部の内径側の側面で、前記基板ホルダーを保持または開放するチャックであり、前記インナーマスク保持・開放手段は、前記インナーマスクの外径側の側面で、前記インナーマスクを保持または開放するチャックであり、前記アウターマスク保持・開放手段は、前記アウターマスクの外径側の側面で、前記アウターマスクを保持または開放するチャックであるスパッタリング装置。
(4) 前記(3)のスパッタリング装置において、前記基板ホルダーの前記位置決め部は、内径側の側面に溝を有し、前記インナーマスクおよび前記アウターマスクは、外周側の側面に溝を有し、前記基板ホルダーを保持または開放するチャックは、前記基板ホルダーの前記位置決め部の内径側の側面に設けられた溝に係合するツメを有し、前記インナーマスクを保持または開放するチャックは、前記インナーマスクの外径側の側面に設けられた溝に係合するツメを有し、前記アウターマスクを保持または開放するチャックは、前記アウターマスクの外径側の側面に設けられた溝に係合するツメを有するスパッタリング装置。
(5) 基板ホルダーに載せられた基板をスパッタリング装置に搬入する第1の工程と、前記スパッタリング装置で前記基板の表面に薄膜を成膜する第2の工程と、前記薄膜を成膜した前記基板が載せられた基板ホルダーを前記スパッタリング装置の外部に搬出する第3の工程とを有する薄膜成膜方法であって、前記第1の工程は、前記スパッタリング装置の外部から供給される、前記基板ホルダーに載せられた前記基板の表面に、前記基板の表面の一部の領域を覆うマスク部材を設置した後、前記基板ホルダーに載せられた前記基板とともに、前記マスク部材を前記スパッタリング装置の内部に搬入し、前記第2の工程は、前記基板ホルダーに載せられた前記基板の表面のうち、前記マスク部材で覆われていない領域に前記薄膜を成膜し、前記第3の工程は、前記基板ホルダーに載せられた前記基板とともに、前記マスク部材を前記スパッタリング装置の外部に取り出した後、前記基板および前記基板ホルダーのみを搬出する薄膜成膜方法。
本発明のスパッタリング装置は、スパッタリングで基板の表面に薄膜を成膜する薄膜成膜部と、前記薄膜成膜部の外部から供給される前記基板を前記薄膜成膜部に搬入し、前記薄膜成膜部で薄膜を形成した前記基板を前記薄膜成膜部の外部に搬出する基板搬入・搬出部とを有し、基板ホルダーに載せられた前記基板の表面に、前記基板の表面の一部の領域を覆うマスク部材を設置して、前記基板の表面の前記マスク部材で覆われていない領域に、スパッタリングで前記薄膜を成膜するスパッタリング装置であることを前提とする。
そして、本発明のスパッタリング装置では、前記基板搬入・搬出部に、前記基板を載せた前記基板ホルダーの機械的保持および開放を行う基板ホルダー保持・開放手段と、前記マスク部材の機械的保持および開放を行うマスク部材保持・開放手段とを有する。このとき、前記基板搬入・搬出部は、前記基板ホルダーに載せられた前記基板の表面に前記マスク部材を配置してから、前記基板および前記マスク部材が載った前記基板ホルダーを前記薄膜成膜部に搬入し、前記薄膜を形成した前記基板および前記マスク部材が載った前記基板ホルダーを前記薄膜成膜部の外部に取り出した後、前記マスク部材を保持した状態で前記基板および前記基板ホルダーのみを搬出する。このようにすることで、前記基板および前記基板ホルダーを前記薄膜成膜部から排出する際に、前記マスク部材も前記薄膜成膜部から取り出すことができるので、たとえば、前記マスク部材を洗浄するメンテナンス作業が容易になる。
また、本発明のスパッタリング装置は、たとえば、CDやDVDなどのディスクを製造する場合の、中央に開口部を有する円盤状の基板(ディスク基板)に薄膜を成膜する装置に用いるスパッタリング装置である。このとき、前記基板ホルダーには、前記基板の前記開口部に通して前記基板の位置決めを行う円筒状の位置決め部を設ける。また、前記マスク部材は、前記基板の開口部の周囲を覆うインナーマスクと、前記基板の外周部を覆う環状のアウターマスクの2つで構成する。またこのとき、前記インナーマスクは、前記基板ホルダーの位置決め部が通る開口部を設けた環状形状にする。このようにすると、たとえば、前記ディスク基板を前記基板ホルダーに載せる際に、前記ディスク基板の開口部と前記基板ホルダーの位置決め部によって、前記基板ホルダー上における前記ディスク基板の位置を容易に、かつ、高精度に決めることができる。また、前記ディスク基板の表面にインナーマスクを配置する際には、前記インナーマスクの開口部と前記ディスク基板の位置決め部によって、前記基板ホルダー上における前記インナーマスクの位置を容易に、かつ、高精度に決めることができる。また、前記ディスク基板の表面にアウターマスクを配置する際には、前記アウターマスクと前記ディスク基板の外周が係合することで、前記基板ホルダー上における前記アウターマスクの位置を容易に、かつ、高精度に決めることができる。その結果、前記ディスク基板と、前記インナーマスクおよび前記アウターマスクの位置を容易に、かつ、高精度に決めることができる。
また、本発明のスパッタリング装置では、前記基板ホルダーの保持および開放と、前記マスク部材(インナーマスクおよびアウターマスク)の保持および開放を機械的に行う。このとき、前記基板ホルダー保持・開放手段は、たとえば、前記基板ホルダーの前記位置決め部の内径側の側面で、前記基板ホルダーを保持または開放するチャックを用いる。また、前記インナーマスク保持・開放手段は、前記インナーマスクの外径側の側面で、前記インナーマスクを保持または開放するチャックを用いる。また、前記アウターマスク保持・開放手段は、前記アウターマスクの外径側の側面で、前記アウターマスクを保持または開放するチャックを用いる。このとき、前記基板ホルダー保持・開放手段による前記基板ホルダーの保持または開放の切り替え制御、および前記インナーマスク保持・開放手段による前記インナーマスクの保持または開放の切り替え制御を行う保持・開放制御手段は、前記基板搬入・搬出部に設ける。一方、前記アウターマスク保持・開放手段による前記アウターマスクの保持または開放の制御を行う保持・開放制御手段は、前記薄膜成膜部に設ける。このような構成にすれば、たとえば、マグネットの磁力を利用しなくても、前記ディスク基板と、前記インナーマスクおよび前記アウターマスクの位置合わせの精度を高精度に保った状態でスパッタリング装置の薄膜成膜部に搬入することができる。そのため、ディスク基板搬入・搬出部の構成を簡素化することができる。
また、本発明のスパッタリング装置では、前記基板ホルダーの前記位置決め部の内径側の側面に溝を設け、前記インナーマスクおよび前記アウターマスクの外周側の側面に溝を設けることが望ましい。また、前記基板ホルダーを保持または開放するチャックは、前記基板ホルダーの前記位置決め部の内径側の側面に設けられた溝に係合するツメを設け、前記インナーマスクを保持または開放するチャックは、前記インナーマスクの外径側の側面に設けられた溝に係合するツメを設け、前記アウターマスクを保持または開放するチャックは、前記アウターマスクの外径側の側面に設けられた溝に係合するツメを設けることが望ましい。このようにすることで、前記基板ホルダー、前記インナーマスクおよび前記アウターマスクの保持がより確実になる。
また、本発明のスパッタリング装置を用いて、たとえば、CDやDVDなどに用いる円盤状のディスク基板に薄膜を成膜する薄膜成膜方法をまとめると、次のようになる。
すなわち、基板ホルダーに載せられた基板をスパッタリング装置に搬入する第1の工程と、前記スパッタリング装置で前記基板の表面に薄膜を成膜する第2の工程と、前記薄膜を成膜した前記基板が載せられた基板ホルダーを前記スパッタリング装置の外部に搬出する第3の工程とを有する薄膜成膜方法であって、前記第1の工程は、前記スパッタリング装置の外部から供給される、前記基板ホルダーに載せられた前記基板の表面に、前記基板の表面の一部の領域を覆うマスク部材を設置した後、前記基板ホルダーに載せられた前記基板とともに、前記マスク部材を前記スパッタリング装置の内部に搬入し、前記第2の工程は、前記基板ホルダーに載せられた前記基板の表面のうち、前記マスク部材で覆われていない領域に前記薄膜を成膜し、前記第3の工程は、前記基板ホルダーに載せられた前記基板とともに、前記マスク部材を前記スパッタリング装置の外部に取り出した後、前記基板および前記基板ホルダーのみを搬出する。
なお、本発明は、たとえば、CDやDVDなどに用いる円盤状のディスク基板に薄膜を成膜するスパッタリング装置に適用することが望ましいが、これに限らず、同様の方法で基板に薄膜を成膜するスパッタリング装置であれば適用可能であることはもちろんである。
また、本発明は、スパッタリング装置に限らず、たとえば、前記スパッタリングと同様の原理で薄膜を成膜する装置であれば適用可能であることはもちろんである。
図1は、本発明による一実施例のスパッタリング装置の概略構成を示す模式図である。 図2は、本実施例のスパッタリング装置で薄膜を成膜する基板および基板ホルダーならびにマスクの概略構成を示す模式平面図である。 図3は、図2のA−A’線における模式断面図である。 図4は、図3を分解して示した模式断面図である。 図5は、本実施例のディスク基板搬入・搬出部をディスク基板を保持する面から見た模式平面図である。 図6は、図5のB−B’線における模式断面図である。 図7は、図5のC−C’線における模式断面図である。 図8は、ディスク基板交換ユニットから供給されるディスク基板を取り上げる前の状態を示す模式断面図である。 図9は、ディスク基板交換ユニットから供給されるディスク基板を取り上げる前の状態を示す模式断面図である。 図10は、ディスク基板交換ユニットから供給されるディスク基板上にインナーマスクおよびアウターマスクが配置された状態を示す模式断面図である。 図11は、基板ホルダーを保持した状態を示す模式断面図である。 図12は、ディスク基板および基板ホルダーをディスク基板交換ユニットから取り上げた後の状態を示す模式断面図である。 図13は、ディスク基板を薄膜成膜部のロードロック室フランジに挿入するときの状態を示す模式断面図である。 図14は、ディスク基板を薄膜成膜部のロードロック室フランジに挿入したときの状態を示す模式断面図である。 図15は、ディスク基板や基板ホルダーを薄膜成膜部の内部に搬入するときの状態を示す模式断面図である。 図16は、ディスク基板や基板ホルダーを薄膜成膜部の内部に搬入するときの状態を示す模式断面図である。 図17は、ディスク基板や基板ホルダーが薄膜成膜部の内部に搬入された後の状態を示す模式断面図である。
符号の説明
1 薄膜成膜部
101 真空チャンバー
102 ターゲット
103 ディスク受け皿
104 ディスクキャリア
105 ロードロックプッシャ
106 スパッタプッシャ
107 ロードロック室フランジ
2 ディスク基板
201 開口部
3 ディスク基板搬入・搬出部
301 基板ホルダーチャック
302 基板ホルダーチャック開閉ローラー
303 インナーマスクチャック
304 インナーマスクチャック開ローラー
305 インナーマスクチャック閉バネ
306 アウターマスクチャック
307 アウターマスクチャック開ローラー
308 アウターマスクチャック閉バネ
309 チャック閉カム
310a,310b チャック開カム
311 ロードロック室蓋フランジ
312 ロードロック室蓋フランジ上下駆動源
313 チャック開閉駆動軸
314 チャック開閉駆動源
315 プレート
316 ガイド軸
4 ディスク基板交換ユニット
5 基板ホルダー
501 位置決め部
501a 基板ホルダー保持用溝
601 インナーマスク
601a 溝
602 アウターマスク
602a 溝
以下、本発明について、図面を参照して実施の形態(実施例)とともに詳細に説明する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは、同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
本発明のスパッタリング装置は、薄膜を成膜する基板を基板ホルダーに載せた状態で供給し、マスク部材を保持した状態の基板搬入・搬出部で基板および基板ホルダーを取り上げ、基板ホルダーに載った前記基板上に前記マスクを配置した状態でスパッタリング装置(薄膜成膜部)の内部に搬入する。また、薄膜が成膜された基板をスパッタリング装置(薄膜成膜部)の外部に搬出するときには、基板搬入・搬出部により、前記基板を載せた基板ホルダーおよび前記基板上に配置された前記マスク部材を取り出した後、基板搬入・搬出部でマスク部材を保持したまま、前記基板および基板ホルダーのみを排出する。
図1は、本発明による一実施例のスパッタリング装置の概略構成を示す模式図である。
本実施例のスパッタリング装置は、たとえば、CDやDVDなどの円盤状のディスクを製造する際の、円盤状のディスク基板に薄膜を成膜する工程で用いられる薄膜成膜装置である。このとき、前記スパッタリング装置は、図1に示すように、ディスク基板の表面に薄膜を成膜する薄膜成膜部1と、装置外部から供給されるディスク基板2を薄膜成膜部1に搬入するとともに、薄膜成膜部1で薄膜が成膜されたディスク基板2を装置外部に搬出するディスク基板搬入・搬出部3により構成されている。このとき、薄膜を成膜するディスク基板2はディスク交換ユニット4から供給され、薄膜が成膜されたディスク基板2はディスク交換ユニット4に搬出される。
薄膜成膜部1は、たとえば、真空チャンバー101と、真空チャンバー101の内部に配置されたターゲット102、ディスク受け皿103、ディスクキャリア104、ロードロックプッシャ105、スパッタプッシャ106などにより構成される。また、図示は省略するが、薄膜成膜部1は、その他にも、たとえば、ターゲット102の裏面側に配置されたマグネットや冷却手段、放電用ガスの供給部および排出部などを有する。
また、真空チャンバー101は、ディスク基板2の搬入および搬出を行うための開口部を有し、該開口部の外周にはロードロック室フランジ107が設けられている。
薄膜成膜部1の構成および動作、ディスク基板搬入・搬出部3の構成および動作は後述するとして、次に、本実施例のスパッタリング装置で薄膜を成膜するディスク基板2やマスクの構成などについて説明する。

図2は、本実施例のスパッタリング装置で薄膜を成膜する基板および基板ホルダーならびにマスクの概略構成を示す模式平面図である。図3は、図2のA−A’線における模式断面図である。図4は、図3を分解して示した模式断面図である。
本実施例のスパッタリング装置で薄膜を成膜するディスク基板2は、たとえば、図2乃至図4に示すように、中央に円形の開口部201を有する円盤状の基板である。そして、このディスク基板2の表面に、本実施例のスパッタリング装置で薄膜を成膜するときには、図2および図3に示すように、基板ホルダー5上にディスク基板2を載せ、さらにディスク基板2上にインナーマスク601およびアウターマスク602を配置した状態でスパッタリング装置の薄膜成膜部1の内部に搬入する。そして、ディスク基板2の表面に薄膜を成膜し、搬出するときにも、基板ホルダー5上にディスク基板2を載せ、さらにディスク基板2上にインナーマスク601およびアウターマスク602を配置した状態でスパッタリング装置の薄膜成膜部1の外部に搬出する。
このとき、基板ホルダー5は、ディスク基板2の開口部201を通る円筒状の位置決め部501を有する。この位置決め部501の外径は、たとえば、ディスク基板の開口部201の口径と等しくする。また、位置決め部501の内径側の側面には、たとえば、周方向の溝(基板ホルダー保持用溝)501aを設けておく。
また、インナーマスク601は、ディスク基板2の開口部201の周囲を覆うマスク部材であり、前記基板ホルダー5の位置決め部501が通る開口部を有する環状形状をしている。また、インナーマスク601の外径側の側面には、たとえば、周方向の溝601aを設けておく。
また、アウターマスク602は、ディスク基板2の外周部を覆うマスク部材であり、前記基板ホルダー5の外周と係合する環状形状をしている。また、アウターマスク602の外径側の側面には、たとえば、周方向の溝602aを設けておく。
なお、ディスク基板2、基板ホルダー5、インナーマスク601、およびアウターマスク602は、物理的には接触した状態であり、図4に示すように、容易に分離できる構造である。
次に、図2乃至図4に示したようなディスク基板2、基板ホルダー5、インナーマスク601、およびアウターマスク602を用いて、本実施例のスパッタリング装置でディスク基板2の表面に薄膜を形成する場合の、ディスク基板搬入・搬出部3の構成について説明する。
図5乃至図7は、本実施例のスパッタリング装置におけるディスク基板搬入・搬出部の構成例を示す模式図である。図5は、本実施例のディスク基板搬入・搬出部をディスク基板を保持する面から見た模式平面図である。図6は、図5のB−B’線における模式断面図である。図7は、図5のC−C’線における模式断面図である。
本実施例のスパッタリング装置において、ディスク基板搬入・搬出部3は、たとえば、図5乃至図7に示すように、基板ホルダーチャック301および基板ホルダーチャック開閉ローラー302、インナーマスクチャック303およびインナーマスクチャック開ローラー304ならびにインナーマスクチャック閉バネ305、アウターマスクチャック306およびアウターマスクチャック開ローラー307ならびにアウターマスクチャック閉バネ308、チャック閉カム309およびチャック開カム310a,310b、ロードロック室蓋フランジ311およびロードロック室蓋フランジ上下駆動源312、チャック開閉駆動軸313およびチャック開閉駆動源314などから構成される。
基板ホルダーチャック301および基板ホルダーチャック開閉ローラー302は、基板ホルダー5の保持および開放を行う保持・開放手段であり、チャック閉カム309およびチャック開カム310aの上下動によって、基板ホルダー5の保持および開放が切り替えられる。また、基板ホルダーチャック301には、基板ホルダー5の位置決め部501の内径側の側面に設けられた基板ホルダー保持用溝501aと係合するツメを有する。
また、インナーマスクチャック303およびインナーマスクチャック開ローラー304は、インナーマスク601の保持および開放を行う保持・開放手段であり、チャック開カム310bの上下動およびロードロック室蓋フランジ311とインナーマスクチャック303の間に設けられたインナーマスクチャック閉バネ305によって、インナーマスク601の保持および開放が切り替えられる。また、インナーマスクチャック303には、インナーマスクの外径側の側面に設けられた溝601aと係合するツメを有する。
また、チャック閉カム309およびチャック開カム310a,310bは、チャック開閉駆動軸313とつながっており、チャック開閉駆動軸313はプレート315によってチャック開閉駆動源314と接続したガイド軸316に固定されている。そのため、チャック開閉駆動源314によるガイド軸316の上下動にあわせて、チャック開閉駆動軸313およびチャック閉カム309ならびにチャック開カム310a,310bは上下動する。
なお、チャック閉カム309およびチャック開カム310a,310bは、基板ホルダーチャック301の開閉およびインナーマスクチャック303の開閉に関して、以下のような3つの状態を随時切り替えられるように設けられている。1つめの状態は、基板ホルダーチャック301は開放しており、インナーマスクチャック303は閉じてインナーマスク601を保持している状態である。2つめの状態は、基板ホルダーチャック301は閉じて基板ホルダー5を保持しており、インナーマスクチャック303は閉じてインナーマスク601を保持している状態である。3つめの状態は、基板ホルダーチャック301、インナーマスクチャック303がともに開放している状態である。このような3つの状態を実現するには、たとえば、基板ホルダーチャック301を開くチャック開カム310aと、インナーマスクチャック303を開くチャック開カム310bを上下方向にずらして設ければよい。
また、アウターマスクチャック306およびアウターマスクチャック開ローラー307は、アウターマスク602の保持および開放を行う保持・開放手段であり、ロードロック室蓋フランジ311とアウターマスクチャック306の間に設けられたアウターマスクチャック閉バネ308によって、アウターマスク602の保持および開放が切り替えられる。具体的には、通常の状態ではアウターマスクチャック306は閉じてアウターマスク602を保持しており、たとえば、ロードロック室フランジ107などでアウターマスクチャック開ローラー307を押すと開放した状態に切り替わる。
以下、本実施例のスパッタリング装置でディスク基板に薄膜を成膜する場合の、ディスク基板搬入・搬出部3および薄膜成膜部1での動作について、薄膜成膜部1の構成も交えて説明する。
図8乃至図17は、本実施例スパッタリング装置でディスク基板に薄膜を成膜する場合の、ディスク基板搬入・搬出部の動作を説明するための模式断面図である。図8および図9は、ディスク基板交換ユニットから供給されるディスク基板を取り上げる前の状態を示す模式断面図である。図10は、ディスク基板交換ユニットから供給されるディスク基板上にインナーマスクおよびアウターマスクが配置された状態を示す模式断面図である。図11は、基板ホルダーを保持した状態を示す模式断面図である。図12は、ディスク基板および基板ホルダーをディスク基板交換ユニットから取り上げた後の状態を示す模式断面図である。図13および図14は、ディスク基板を薄膜成膜部のロードロック室フランジに挿入するときの状態を示す模式断面図である。図15および図16は、ディスク基板や基板ホルダーを薄膜成膜部の内部に搬入するときの状態を示す模式断面図である。図17は、ディスク基板や基板ホルダーが薄膜成膜部の内部に搬入された後の状態を示す模式断面図である。
なお、図8、図10、図11、図12、図13、図14、図15、および図17は、図6と同じ断面で見た断面図である。また、図9、および図16は、図7と同じ断面で見た断面図である。
本実施例のスパッタリング装置でディスク基板2に薄膜を成膜する場合、ディスク基板2は、たとえば、図8および図9に示すように、基板ホルダー5に載せられた状態でディスク基板交換ユニット4から供給される。このとき、ディスク基板搬入・搬出部3は、インナーマスクチャック303でインナーマスク601を保持し、アウターマスクチャック306でアウターマスク602を保持した状態になっている。また、基板ホルダーチャック301は、開放した状態になっている。
次に、インナーマスク601の開口部と基板ホルダー5の位置決め部501の位置合わせをし、たとえば、ロードロック室蓋フランジ311を下降させて、図10に示すように、インナーマスク601およびアウターマスク602をディスク基板3上に配置した状態にする。この状態では、基板ホルダーチャック301は開放した状態になっている。そのため、続けて、チャック開閉駆動軸313を下降させてチャック閉カム309が基板ホルダー開閉ローラー302を内側に押すことにより図11に示すように、基板ホルダーチャック301のツメが基板ホルダー5の位置決め部501の内径側の側面に設けられた基板ホルダー保持用溝501aに係合し、基板ホルダー5が保持される。その後、たとえば、ロードロック室蓋フランジ311を上昇させると、図12に示すように、ディスク基板搬入・搬出部3にインナーマスク601およびアウターマスク602と、ディスク基板2を載せた基板ホルダー5が保持された状態になる。そして、この状態でディスク基板搬入・搬出部3のロードロック室蓋フランジ311を、薄膜成膜部1の開口部(ロードロック室フランジ107)上に移動させる。このとき、基板ホルダー5上に載っているディスク基板2とインナーマスク601は、基板ホルダー5の位置決め部501によって高精度に位置合わせされた状態で移動する。また、基板ホルダー5上に載っているディスク基板2とアウターマスク602は、アウターマスク602を基板ホルダー5の外周に係合させることで高精度に位置合わせされた状態で移動する。
インナーマスク601およびアウターマスク602と、ディスク基板2を載せた基板ホルダー5を保持したディスク基板搬入・搬出部3のロードロック室蓋フランジ311を薄膜成膜部1の開口部(ロードロック室フランジ107)上に移動させた後は、図13に示すように、ディスク基板搬入・搬出部3のロードロック室蓋フランジ311を下降させて、薄膜成膜部1の開口部に挿入する。このとき、アウターマスクチャック開ローラー307は、薄膜成膜部1の開口部の外周に設けられたロードロック室フランジ107に接触する。そして、ロードロック室蓋フランジ311が、ロードロック室フランジ107に完全に挿入されると、図14に示したように、アウターマスクチャック306が開放された状態になる。このとき、ロードロック室フランジ107とロードロック室蓋フランジ311は密着するので、真空ポンプにより排気し、真空チャンバー101内を高真空状態にする。
なお、ロードロック室蓋フランジ311を、ロードロック室フランジ107に挿入するときには、薄膜成膜部1の内部にあるディスク受け皿103が、図13および図14に示すように、たとえば、ロードロック室蓋フランジ311を完全に挿入されたときの高さに配置されている。このディスク受け皿103の高さは、薄膜成膜部1の開口部と重なる位置に配置されたロードロックプッシャ105によって制御する。
また、ロードロック室蓋フランジ311が、ロードロック室フランジ107に完全に挿入された時点では、図14に示すように、基板ホルダー5は、基板ホルダーチャック301で保持された状態である。同様に、図示は省略するが、インナーマスク601も、インナーマスクチャック303で保持された状態である。そのため、チャック開閉駆動軸313およびチャック開カム310a,310bを上昇させると、まず、たとえば、図15に示すように基板ホルダーチャック301側のチャック開カム310aが基板ホルダーチャック開閉ローラー302に接触し、基板ホルダーチャック301が開放される。そして、続けてチャック開閉駆動軸313を上昇させると、たとえば、図16に示すように、インナーマスクチャック303側のチャック開カム310bがインナーマスクチャック開ローラー304に接触し、インナーマスクチャック303が解放される。
そして、基板ホルダーチャック301、インナーマスクチャック303、およびアウターマスクチャック306が解放された状態になった後、ロードロックプッシャ105を下降させてディスク受け皿103を下降させると、図17に示すように、基板ホルダー5に載ったディスク基板2の上は、インナーマスク601およびアウターマスク602が配置された状態で薄膜成膜部1の内部に搬入される。このとき、基板ホルダー5に載っているディスク基板2とインナーマスク601は、基板ホルダー5の位置決め部501によって高精度に位置合わせされた状態になっている。また、基板ホルダー5に載っているディスク基板2とアウターマスク602は、アウターマスク602を基板ホルダー5の外周に係合させることで高精度に位置合わせされた状態になっている。
ロードロックプッシャ105とともにディスク受け皿103を下降させると、ディスク受け皿103は、途中で、ディスクキャリア104に載る。そして、ディスク受け皿103が載ったディスクキャリア104は回転し、ディスク受け皿103をターゲット102と対向する位置に移動させる。このとき、ディスク受け皿103の下部にはスパッタプッシャ106が配置されており、ディスク受け皿103上のディスク基板2とターゲット102の距離があらかじめ定められた距離になるように、スパッタプッシャ106を上昇させてディスク受け皿103を上昇させる。このときも、ディスクキャリア104の回転精度に依存せず、基板ホルダー5に載っているディスク基板2とインナーマスク601は、基板ホルダー5の位置決め部501によって高精度に位置合わせされた状態になっている。また、基板ホルダー5に載っているディスク基板2とアウターマスク602も、アウターマスク602を基板ホルダー5の外周に係合させることで高精度に位置合わせされた状態になっている。
そして、ディスク受け皿103上のディスク基板2とターゲット102の距離があらかじめ定められた距離になったら、たとえば、ディスク基板2とターゲット102の間に電界および磁界を印加するとともに加熱し、放電用ガスを導入してプラズマを発生させてターゲット102に衝突させ、ターゲットから原子または分子をはじき出し(スパッタし)、その原子または分子をディスク基板2の表面に堆積させて成膜する。このとき、ディスク基板2上のインナーマスク601およびアウターマスク602は、高精度に位置合わせをされているので、薄膜成膜部1の内部で、改めてマスクの位置合わせを行う必要はない。そのため、位置精度の高い薄膜を容易に成膜することができる。
また、ディスク基板2の表面に成膜した後は、前述の手順と逆の手順でディスク基板2、基板ホルダー5、インナーマスク601、およびアウターマスク602を薄膜成膜部1の外部に搬出する。すなわち、まず、スパッタプッシャ106を下降させてディスク受け皿103を下降させ、ディスクキャリア104に載せる。次に、ディスクキャリア104を回転させてディスク受け皿103をロードロック室側に戻す。そして、ロードロックプッシャ105を上昇させて、図15および図16に示したように、ディスク受け皿103上の基板ホルダー5およびインナーマスク601を、それぞれ基板ホルダーチャック301およびインナーマスクチャック303で保持できる高さまでディスク受け皿103を上昇させる。そして、ディスク基板搬入・搬出部3のチャック開閉駆動軸313を下降させると、まず、インナーマスクチャック303側のチャック開カム310bがインナーマスクチャック開ローラー304から外れ、インナーマスクチャック開バネ305が伸びて、インナーマスクチャック303のツメがインナーマスク601の溝601aに係合してインナーマスク601が保持された状態になる。続けてチャック開閉駆動軸313を下降させると、チャック閉カム309が基板ホルダーチャック開閉ローラー302に接触し、基板ホルダーチャック301のツメが基板ホルダー5の基板ホルダー保持用溝501aに係合して基板ホルダー5が支持された状態になる。
次に、ロードロック室を大気状態に戻し、ディスク基板搬入・搬出部3のロードロック室蓋フランジ311を上昇させて、ロードロック室蓋フランジ311を薄膜成膜部の開口部(ロードロック室フランジ107)から外すと、アウターマスクチャック閉バネ308が伸びて、アウターマスクチャック306のツメがアウターマスク602の溝602aに係合してアウターマスク602が支持された状態になる。
次に、ディスク基板搬入・搬出部3をディスク基板交換ユニット4上に移動させた後、チャック開閉駆動軸313を上昇させて、たとえば、図9および図10に示したように、基板ホルダーチャック301のみが解放した状態にすれば、薄膜が成膜されたディスク基板2および基板ホルダー5のみをディスク基板交換ユニット4に搬出することができる。以降、この動作を繰り返すことで、ディスク基板交換ユニット4から順次供給されるディスク基板2に、順次薄膜を形成していく。
なお、インナーマスク601およびアウターマスク602は、ディスク基板2に成膜する際のマスクであるため、ディスク基板2と同様に表面に薄膜が成膜される。そのため、インナーマスク601およびアウターマスク602は定期的に洗浄するメンテナンスが必要である。
ディスク基板搬入・搬出部3が、たとえば、ディスク基板交換ユニット4上にある場合、アウターマスクチャック306およびアウターマスクチャック開ローラー307は、ロードロック室蓋フランジ311の側面に露出した状態である。そのため、アウターマスクチャック開ローラー307を押すことでアウターマスク602を容易に取り外すことができる。また、チャック開閉駆動軸313を上昇させれば、インナーマスクチャック303が開放されるので、インナーマスク601も容易に取り外すことができる。そのため、本実施例のスパッタリング装置では、インナーマスク601およびアウターマスク602の洗浄などのメンテナンスも容易にできる。またこのとき、インナーマスク601およびアウターマスク602の材質を、たとえば、チタンにすれば、スパッタリングで成膜された薄膜は、硝酸で容易に洗浄できる。
以上説明したように、本実施例のスパッタリング装置によれば、円筒形の位置決め部501を有する基板ホルダー5を用い、前記位置決め部501を利用して基板ホルダー5とディスク基板2の位置合わせ、基板ホルダー5とインナーマスク601の位置合わせを行うことで、ディスク基板2とインナーマスク601の高精度の位置決めを容易にできる。また、アウターマスク602を基板ホルダー5の外周に係合させて基板ホルダー5とアウターマスク602の位置合わせを行うことで、ディスク基板2とアウターマスク602の高精度の位置決めも容易にできる。
また、基板ホルダー5に載ったディスク基板2の上にインナーマスク601およびアウターマスク602を配置する作業、および薄膜を成膜したディスク基板2の上に配置されたインナーマスク601およびアウターマスク602を取り外す作業を、薄膜形成部1(真空チャンバー101)の外部で行うので、インナーマスク601およびアウターマスク602のメンテナンスが容易になる。
また、インナーマスク601およびアウターマスク602の保持および開放(取り外し)は、ディスク基板搬入・搬出部3に設けたチャックおよびチャック開閉ローラーならびにチャック開閉駆動軸などによって機械的に行う。そのため、たとえば、マグネット(磁力)を利用してインナーマスクおよびアウターマスクの保持および開放を行う機構などは不要であり、ディスク基板搬入・搬出部3の構成を簡素化することができる。
以上、本発明を、前記実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々変更可能であることはもちろんである。
たとえば、前記実施例では、スパッタリング装置を挙げたが、これに限らず、スパッタリングと同様の原理で薄膜を形成する装置であり、かつ、ディスク基板のように基板上にマスクを配置して薄膜を形成する装置であれば、本発明を適用できることはもちろんである。

Claims (5)

  1. 基板の表面に薄膜を成膜する薄膜成膜部と、前記薄膜成膜部の外部から供給される前記基板を前記薄膜成膜部に搬入し、前記薄膜成膜部で薄膜を形成した前記基板を前記薄膜成膜部の外部に搬出する基板搬入・搬出部とを有し、
    基板ホルダーに載せられた前記基板の表面に、前記基板の表面の一部の領域を覆うマスク部材を設置して、前記基板の表面の前記マスク部材で覆われていない領域に、スパッタリングで前記薄膜を成膜するスパッタリング装置であって、
    前記基板搬入・搬出部は、前記基板を載せた前記基板ホルダーの機械的保持および開放を行う基板ホルダー保持・開放手段と、前記マスク部材の機械的保持および開放を行うマスク部材保持・開放手段とを有することを特徴とするスパッタリング装置。
  2. 前記基板は、中央に開口部を有する円盤状であり、
    前記基板ホルダーは、前記基板の前記開口部に通して前記基板の位置決めを行う円筒状の位置決め部を有し、
    前記マスク部材は、前記基板の開口部の周囲を覆い、かつ、前記基板ホルダーの位置決め部が通る開口部を有する環状のインナーマスクと、前記基板の外周部を覆い、かつ、前記基板ホルダーの外周と係合する環状のアウターマスクからなり、
    前記基板搬入・搬出部は、前記基板ホルダー保持・開放手段と、
    前記インナーマスクの機械的保持および開放を行うインナーマスク保持・開放手段と、
    前記アウターマスクの機械的保持および開放を行うアウターマスク保持・開放手段と、
    前記基板ホルダー保持・開放手段による前記基板ホルダーの保持または開放の切り替え制御、および前記インナーマスク保持・開放手段による前記インナーマスクの保持または開放の制御を行う保持・開放制御手段を有し、
    前記薄膜成膜部は、前記アウターマスク保持・開放手段による前記アウターマスクの保持または開放の制御を行う保持・開放制御手段を有することを特徴とする請求項1に記載のスパッタリング装置。
  3. 前記基板ホルダー保持・開放手段は、前記基板ホルダーの前記位置決め部の内径側の側面で、前記基板ホルダーを保持または開放するものであり、
    前記インナーマスク保持・開放手段は、前記インナーマスクの外径側の側面で、前記インナーマスクを保持または開放するものであり
    前記アウターマスク保持・開放手段は、前記アウターマスクの外径側の側面で、前記アウターマスクを保持または開放するものであることを特徴とする請求項2に記載のスパッタリング装置。
  4. 前記基板ホルダーの前記位置決め部は、内径側の側面に溝を有し、
    前記インナーマスクおよび前記アウターマスクは、外周側の側面に溝を有し、
    前記基板ホルダー保持・開放手段は、前記基板ホルダーの前記位置決め部の内径側の側面に設けられた溝に係合するツメを有し、
    前記インナーマスク保持・開放手段は、前記インナーマスクの外径側の側面に設けられた溝に係合するツメを有し、
    前記アウターマスク保持・開放手段は、前記アウターマスクの外径側の側面に設けられた溝に係合するツメを有することを特徴とする請求項3に記載のスパッタリング装置。
  5. 基板を載せた基板ホルダーの機械的保持および開放を行う基板ホルダー保持・開放手段と、マスク部材の機械的保持および開放を行うマスク部材保持・開放手段とを有する基板搬入・搬出部を備えたスパッタリング装置を用いる薄膜成膜方法であって、
    前記基板ホルダーに載せられた前記基板を前記基板搬入・搬出部により前記スパッタリング装置に搬入する第1の工程と、前記スパッタリング装置で前記基板の表面に薄膜を成膜する第2の工程と、前記薄膜を成膜した前記基板が載せられた基板ホルダーを前記基板搬入・搬出部により前記スパッタリング装置の外部に搬出する第3の工程とを有
    前記第1の工程は、前記スパッタリング装置の外部から供給される、前記基板ホルダーに載せられた前記基板の表面に、前記基板の表面の一部の領域を覆うマスク部材を設置した後、前記基板ホルダーに載せられた前記基板とともに、前記マスク部材を前記スパッタリング装置の内部に搬入し、
    前記第2の工程は、前記基板ホルダーに載せられた前記基板の表面のうち、前記マスク部材で覆われていない領域に前記薄膜を成膜し、
    前記第3の工程は、前記基板ホルダーに載せられた前記基板とともに、前記マスク部材を前記スパッタリング装置の外部に取り出した後、前記基板および前記基板ホルダーのみを搬出することを特徴とする薄膜成膜方法。
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