JP4762709B2 - 既存建物の基礎地盤の液状化を低減し不同沈下を防止する工法 - Google Patents

既存建物の基礎地盤の液状化を低減し不同沈下を防止する工法 Download PDF

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この発明は、例えば砂質地盤など液状化の虞がある地盤上に建築された、平面規模の大きい既存建物の基礎を支持する地盤(以下、基礎地盤という。)の液状化を低減し不同沈下を防止する工法に関する。
地下水で飽和された砂地盤等の液状化層を有する地盤上に構築された建物は、地震発生時には基礎地盤に液状化現象が生じ、液状化層の体積変化により構造物が沈下又は不同沈下し建物の傾きや倒壊など多大なる被害をもたらすことが知られている。
前記のような液状化現象を低減して沈下や不同沈下が生じることを防止するため、構造物の直下位置の基礎地盤内に、閉鎖形状で、内部に格子壁を設けた地盤改良壁を構築して液状化を防止することが広く実用に供されている。
特許文献1には、構造物の基礎下に地盤改良壁を構築し、重心の偏っている側の地盤改良壁を他の側より厚く構成して沈下又は不同沈下を低減する技術が開示されている。
また、特許文献2には、液状化層の液状化による構造物の沈下量が許容沈下量以下となるような層厚を有する地盤改良壁を、前記構造物の直下若しくは下方の前記液状化層内に平面視で前記構造物が内包される領域に部分的に形成して地盤が液状化しても構造物を安定的に支持する技術が開示されている。
特開2003−20659号公報 特開2005−83174号公報
従来の閉鎖形状の地盤改良壁による液状化防止工法は、想定する地震の大きさや地盤条件に応じて格子壁の間隔が決定されることになる。したがって、新設建物であれば容易に実施できるが、既存建物の場合、建物直下に実施することは至難であり多大なコストがかかる。
したがって、実際には、既存建物の外周を囲むだけの地盤改良壁を構築し、その壁厚を相当に厚くすることで地盤改良壁の剛性を確保し、その面外変形を拘束して液状化現象を防止している。しかし、壁厚を相当厚くするためには多大なコストが嵩むし、建物平面規模が大きくなると現実的な強度や壁厚の範囲を超えることになる。
特許文献1の技術も、やはり構造物の直下に位置する基礎地盤に実施する工法であり既存建物に実施することは至難である。加えて重心の偏っている部分を厚くしなければならず作業性が非常に悪くコストも嵩む。また、既存建物はもとより新築建物に実施して不同沈下を低減させたとしても、強大な地震による既存建物のロッキング振動によって生じる変動荷重を低減させる構成については記載もないし示唆もされていない。
特許文献2の技術もやはり、構造物の直下に位置する基礎地盤に実施する工法であり既存建物に実施することが難しいものである。また、地盤改良壁のみで液状化対策を行い構造物を安定的に支持すると記載されているが、不同沈下を防止する又は不同沈下による建物の傾斜を修正する点については考慮されていない。しかるに地震時のおけるロッキング振動等を低減する点については尚のこと期待できないものである。
要するに、建物の基礎地盤の液状化を低減し且つ建物を十分に支持して不同沈下を防止する好適な工法は未だ無い。
本発明の目的は、液状化現象の虞がある地盤上に建築された既存建物の基礎地盤の液状化を低減し不同沈下を防止する手段として好適な工法を提供することである。更に云えば、地震時に生じる既存建物のロッキング振動を低減しながら同既存建物を支持させる工法で、既存建物の在立に影響されずに実施でき、経済的で工期の短縮を図れる、既存建物基礎地盤の液状化を防止し不同沈下を防止する工法を提供することにある。
本発明の次の目的は、既存建物が傾斜した際にはジャッキアップにより適切な位置へ修正して不同沈下の影響を低減させる、既存建物基礎の液状化を低減し不同沈下を防止する工法を提供することにある。
上述した従来技術の課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明に係る既存建物基礎の液状化を低減し不同沈下を防止する工法は、
既存建物1又は1’の基礎地盤2aの液状化を低減し不同沈下を防止する工法であって、
前記既存建物1の基礎地盤2aの外周を取り囲む閉鎖形状の地盤改良壁3を構築する工程と、
前記地盤改良壁3の上端面へ鉄筋コンクリート造の支持部材4を構築する工程と、
前記支持部材4上に既存建物1のロッキング振動による浮き上がりを許容するダンパー5を設置し、既存建物1の外周部定着した控え壁6を前記ダンパー5上に構築して、同既存建物1の荷重を地盤改良壁3へ伝達可能に構成する工程と、から成ることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載した既存建物基礎の液状化を低減し不同沈下を防止する工法において、
既存建物1又は1’外周部を構成する外周柱10に控え壁6を定着し、同控え壁6をダンパー5上に構築することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項に記載した既存建物基礎の液状化を低減し不同沈下を防止する工法において、
既存建物1又は1’の基礎地盤2aの外周を取り囲む閉鎖形状の地盤改良壁3は、繊維補強材を混入したセメントで高強度に構築することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1又は3のいずれか一に記載した既存建物基礎の液状化を低減し不同沈下を防止する工法において、
既存建物1又は1’の基礎地盤2aの外周を取り囲む閉鎖形状の地盤改良壁は、控え壁6が設置される部分の壁厚を厚く又は高強度に構築することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1又は3〜4のいずれか一に記載した既存建物基礎の液状化を低減し不同沈下を防止する工法において、
地盤改良壁3は、既存建物1又は1’が建築された基礎地盤の液状化層が厚い場合、液状化層S内の沈下許容範囲内の深さに、又は液状化層Sを貫通して非液状化層Hに到達する深さに構築することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1又は3〜5のいずれか一に記載した既存建物基礎の液状化を低減し不同沈下を防止する工法において、
地盤改良壁3の上端面へ構築した支持部材4と控え壁6との間に前記ダンパーに代えてジャッキを設置し、同ジャッキを操作して既存建物1又は1’の不同沈下を修正する工程を含むことを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1〜6のいずれか一に記載した既存建物基礎の液状化を低減し不同沈下を防止する工法において、
既存建物1又は1’の基礎は直接基礎構造又は杭基礎構造であることを特徴とする。
本発明に係る既存建物基礎の液状化を低減し不同沈下を防止する工法は、以下に説明する効果を奏する。
(1)大規模既存建物1の基礎地盤2aの外周を取り囲む閉鎖形状の地盤改良壁3を構築して同基礎地盤2aの液状化を低減させ、前記地盤改良壁3の上に設置したダンパー材5の上に、既存建物1の外周部(外周柱10)へ定着した控え壁6地盤改良壁3の上へ構築して建物荷重を伝達させるので、アスペクト比が大きな建物でも地震時にロッキング振動する振動エネルギーをダンパー材5が吸収しつつ、変動荷重の全部又は一部を地盤改良壁3が鉛直変位を許容しながら支持し、不同沈下を確実に防止して既存建物1の健全性を保持できる。
地盤改良壁3は、公知の施工実績が豊富な深層混合処理工法等により、事前に仮設工事等の必要もなく汎用技術、慣用技術として高い信頼性のもとに構築でき、既存建物1の存立に一切悪影響を及ぼさないので、工期の短縮とコストの低減を実現できる。
(2)控え壁6は既存建物1の外周柱10に定着させると、既存建物1の長期鉛直力やロッキング振動により生じる変動荷重を効果的に地盤改良壁3へ伝達させることができるほか、外周柱10への定着はアンカー7により強固にできる。
(3)地盤改良壁3の上端面に構築した支持部材4と控え壁6との間にジャッキを設置すると、巨大な地震により万が一既存建物1が傾斜してもジャッキを操作し地盤改良壁3を反力に取って既存建物1を適切な位置に修正することで、不同沈下を確実に修正して既存建物1の健全性を保持することができる。
(4)本発明を複数の支持杭又は摩擦杭等の基礎杭に支持された既存建物1’に実施すると、地盤改良壁3が地震時に基礎地盤2aの液状化を低減しつつ、杭の変動荷重を一部負担するので、基礎杭の耐震性能を向上させることができる。
本発明は、既存建物1直下の基礎地盤2a閉鎖形状の地盤改良壁3で囲い込み液状化を低減し不同沈下を防止する工法である。
前記既存建物1の基礎地2aの外周を取り囲む閉鎖形状の地盤改良壁3を構築する。
前記地盤改良壁3の上端面へ鉄筋コンクリート造の支持部材4を設置する。
前記支持部材4上にダンパー材5を設置し、既存建物1の外周部に定着した控え壁6を前記ダンパー5上に構築して既存建物1の荷重を地盤改良壁3伝達可能にする。
以下、本発明に係る既存建物基礎の液状化を低減し不同沈下を防止する工法の実施例を、図面に基づいて説明する。
図1A、図1Bは、液状化層Sがある地盤2上に直接基礎形式で建築された平面規模の大きい既存建物1の直下の基礎地盤2aの外周を取り囲む閉鎖形状の地盤改良壁3を非液状化層Hに到達する深さまで構築した状態を示した。
地盤改良壁3の構築は、例えばセメントミルク等の安定剤を地盤中へ注入し、掘削土と攪拌・混合して固化させて、剛性が大で難透水性の壁として形成する、公知の深層混合処理工法或いはソイルセメント壁工法により構築する。深層混合処理工法によれば、図1A、図1Bに示すように、既存建物1の直下の基礎地盤2aの外周を取り囲む筒の地盤改良壁3を、地表から所定の深さまで連続状態に構築できる。壁厚は、掘削攪拌翼の外径寸法の選択により、50cm程度から2m近くまで、既存建物1の平面規模を勘案して決定する。また、所謂適度なラップ処理により、長手方向に連続して止水性を有する地盤改良壁3の構築ができる。
前記地盤改良壁3は、高引っ張り力を期待可能な繊維補強材を混入したセメントで高強度に構築して、地盤改良壁3を薄型にし、作業性の向上を図ることが好ましい(請求項3記載の発明)。
次に、上記閉鎖形状に構築した地盤改良壁3の上面に支持部材4を設置する。具体的には、地盤改良壁3の上面に型枠を設置し、配筋をした上でコンクリートを打設して鉄筋コンクリート造の支持部材4を構築する。前記地盤改良壁3は、鉄筋を有さずセメントミルク等を固化材として構築されている。その故に、大きな荷重が集中的又は局部的にかかると破損するか不同沈下の原因となる。特に既存建物1の外周外周柱10が配置されていて、同外周柱10へ後述の控え壁6を構築すると、同控え壁直下の地盤改良壁3には建物荷重が集中してしまう。したがって、支持部材4を構築する目的は、控え壁6を通じて伝達される既存建物1の荷重を確実に且つ平均的に広く地盤改良壁3へ伝達させること、及び後述するダンパー設置のための高さレベルを確保することにある。上記の点から前記支持部材4は既存建物1の荷重に耐える厚さに構築される。
次に、上記支持部材4上の所定箇所へダンパー5を設置する。前記ダンパー5としては、例えば建物のロッキング振動による浮き上がり等を許容する伸縮機能を有するリング形状のゴム等が好適に使用される。前記ダンパー5は、その上面及び/又は下面にアンカー材等の鋼材を取り付けて支持部材4及び後述する控え壁6の何れか一方又は両方と連結される。前記所定箇所とは後述する控え壁6が設けられる箇所のことである。
記ダンパー5の上に、既存建物1の外周壁と接するように型枠を設置し、配筋を行い、コンクリートを打設して鉄筋コンクリート造の控え壁6が構築される。前記控え壁6は、予め既存建物1の外周壁1aに打ち込まれたアンカー等の緊結部材7により既存建物1の外周壁へ定着して、同建物1の荷重を地盤改良壁3へ伝達可能に構成されている。
図1Bに示した通り、既存建物1の外周に外周柱10が配置されている場合には、前記外周柱10に控え壁6を定着することが好ましい(請求項2記載の発明)。
また、既存建物1のアスペクト比が大きい場合、相対的に軸力変動が大きくなるので、図2A、図2Bに示すように、地盤改良壁3は控え壁6が設置される部分3’を厚したり、高強度化して鉛直支持力を強化することが好ましい(請求項4記載の発明)。前記地盤改良壁3の厚さに応じて、支持部材4、ダンパー5及び控え壁6の大きさも適切に設計される。
仮に、液状化層Sが厚い場合には、図3に示すように、地盤改良壁3を非液状化層Hまで到達させずに、液状化による沈下を許容沈下量の範囲内の深さまでに調整して構築し施工コストを低減することも可能である。
上記のような構成としたので、地震時には既存建物1のロッキング振動による振動エネルギーをダンパー5が吸収しつつ、地盤改良壁3が変動荷重の全部又は一部を許容しながら支持して、同既存建物1の健全性を保持できるのである。
示することは省略したが、上記地盤改良壁1の上に配置された支持部材4と控え壁6との間に、前記ダンパー5の代わりにジャッキを設置すると、不同沈下等により既存建物1が傾斜した場合には、前記ジャッキを操作し地盤改良壁3を反力にとって適切な高さ位置に戻す修正して既存建物1の健全性を保持できる。前記ジャッキは、その上下接触面へ衝撃吸収材を取り付けて地震時に発生する曲げモーメントを低減させる構成の実施が好ましい。
上述した図3に示すように、地盤改良壁3を非液状化層Hまで到達させない構成の場合には、液状化が終了して地盤中の過剰間隙水圧が消散すれば支持力が回復するので、万が一不同沈下が生じても、ダンパー5を取り外して、上述した実施例2と同様ジャッキを設置し、地盤改良壁3を反力にして既存建物の沈下を原状へ修正することができる。
図1〜図3までは、直接基礎とした既存建物1に関する実施について説明した。しかし、本発明は、既存建物1の直下の状況如何に一切左右されずに実施できる例えば図4Aに示すような摩擦杭11による杭基礎に支持された既存建物1’についても、或いは図4Bに示すように支持杭12による杭基礎に支持された既存建物1”についても同様に実施できる。
上記のように既存建物の基礎を杭基礎構造すると、地盤改良壁3が地震時に直下地盤2aの液状化を低減しつつ、外周部寄りに位置する杭11、12の変動荷重を一部負担する(格子線部13の働き)ので、杭の耐震性能を向上させることができる。
以上に本発明の各実施形態を図面に基づいて説明したが、本発明は、図示例の実施形態の限りではない。その技術的思想を逸脱しない範囲において、当業者が通常に行う設計変更、応用のバリエーションの範囲を含むことを念のために付言する。例えば、新設建物についても同様の方法で実施すること可能である。
Aは、本発明に係る既存建物の基礎地盤の液状化を低減し不同沈下を防止する工法の全体構成を示す立面図である。BはAの平面図である。 Aは控え壁が設置される部分の地盤改良壁を厚くした実施例を示した立面図である。BはAの平面図である。 液状化層が厚い場合の実施例を示した立面図である。 Aは本発明を摩擦杭による基礎杭支持された既存建物に実施した一例を示す立面図である。Bは本発明を支持杭による基礎杭支持された既存建物に実施した一例を示す立面図である。
1、1’ 既存建物
2 地盤
2a 基礎地盤
3 地盤改良壁
4 支持部材
5 ダンパー(又はジャッキ)
6 控え壁
7 緊結部材
10 外周柱
11 摩擦杭
12 指示杭
S 液状化層
H 非液状化層

Claims (7)

  1. 既存建物の基礎地盤の液状化を低減し不同沈下を防止する工法であって、
    前記既存建物の基礎地盤の外周を取り囲む閉鎖形状の地盤改良壁を構築する工程と、
    前記地盤改良壁の上端面へ鉄筋コンクリート造の支持部材を構築する工程と、
    前記支持部材上に既存建物のロッキング振動による浮き上がりを許容するダンパーを設置し、既存建物の外周部定着した控え壁を前記ダンパー上に構築して、同既存建物の荷重を地盤改良壁へ伝達可能に構成する工程と、
    から成ることを特徴とする、既存建物基礎の液状化を低減し不同沈下を防止する工法。
  2. 既存建物の外周部を構成する外周柱に控え壁を定着し、同控え壁をダンパー上に構築することを特徴とする、請求項1に記載した既存建物基礎の液状化を低減し不同沈下を防止する工法。
  3. 既存建物の基礎地盤の外周を取り囲む閉鎖形状の地盤改良壁は、繊維補強材を混入したセメントで高強度に構築することを特徴とする、請求項1に記載した既存建物基礎の液状化を低減し不同沈下を防止する工法。
  4. 既存建物の基礎地盤の外周を取り囲む閉鎖形状の地盤改良壁は、控え壁が設置される部分の壁厚を厚く又は高強度に構築することを特徴とする、請求項1又は3に記載した既存建物基礎の液状化を低減し不同沈下を防止する工法。
  5. 地盤改良壁は、既存建物が建築された地盤の液状化層が厚い場合、液状化層内の沈下許容範囲内の深さに、又は液状化層を貫通して非液状化層に到達する深さに構築することを特徴とする、請求項1又は3〜4のいずれか一に記載した既存建物基礎の液状化を低減し不同沈下を防止する工法。
  6. 地盤改良壁の上端面へ構築した支持部材と控え壁との間に前記ダンパーに代えてジャッキを設置し、同ジャッキを操作して既存建物の不同沈下を修正する工程を含むことを特徴とする、請求項1又は3〜5のいずれか一に記載した既存建物基礎の液状化を低減し不同沈下を防止する工法。
  7. 既存建物の基礎は直接基礎又は杭基礎構造であることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一に記載した既存建物基礎の液状化を低減し不同沈下を防止する工法。
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