JP4759159B2 - 画像処理装置、走査方式変換方法、記憶媒体、及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、走査方式変換方法、記憶媒体、及びプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、インターレース走査方式による画像信号(インターレース画像信号)を、順次走査方式による画像信号(順次走査画像信号)に変換するための装置或いはシステムに用いられる、画像処理装置、走査方式変換方法、それを実施するための処理ステップ等をコンピュータに実行させるためのプログラム、当該プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より例えば、NTSC方式やPAL方式等のテレビジョン方式によるテレビジョン放送では、画面の走査方式として、インターレース走査方式が採用されている。
【0003】
インターレース走査方式は、奇数行目の走査線の情報を有する画面と、偶数行目の走査線の情報を有する画面とを交互に伝送することで、帯域を節約し高効率の伝送を実現する走査方式である。
【0004】
しかしながら、インターレース走査方式は、ラインフリッカ等の問題をあわせ持つことにより、例えば、ディスプレイ等の表示装置において、当該インターレース走査方式による画像信号(インターレース画像信号)の隙間を補間して、順次走査画像信号に変換して出力することが行なわれている。
【0005】
一方、ディジタル放送は、MPEG2規格(以下、単に「MPEG2」とも言う)に準拠するようになされているが、MPEG2は、インターレース構造の信号に対応している。これにより、ディジタル放送においても、インターレース画像信号から順次走査画像信号への変換処理が必要である。
【0006】
ここで、MPEG2とは、動き補償型の圧縮方式の規格である。したがって、MPEG2では、符号化及び復号化時に動き補償を行うことになり、これにより得られたデータは、動きベクトルを既に持っていることになる。すなわち、NTSC方式等のテレビジョン方式によるインターレース画像信号を順次走査画像信号へ変換(以下、この変換を「走査線変換」或いは「走査方式変換」とも言う)する際に必要とされていた動き検出は必要ない。
【0007】
上記の点に着目した技術として、例えば、特開平10−126749号等には、前のフィールドの画素から補間を行うフィールド間補間と、補間すべき位置の上下の画素から補間を行うフィールド内補間とを、MPEG2における動きベクトルを基準として切り替える構成が記載されている。この構成によれば、動き検出回路を用いることなく、画像信号の走査方式を変換することができ、また、回路規模を低減することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したようなディジタル放送は、1チャンネルあたりに必要な帯域が、例えば、従来からのNTSC方式のテレビジョン放送よりもはるかに少ないため、多チャンネル化、及びデータ放送との多重等が可能となる。
【0009】
しかしながら、ディジタル放送において多チャンネル化や多重化等を行おうとすると、これに伴って、ディジタル放送受信機(ディジタルテレビジョン装置等)内のマイクロプロセッサが処理するデータ量が増加することになる。また、このような多くのデータを処理しつつ、さらに走査線変換処理を行うと、当該処理が間に合わないことにより、駒落ちによる画質劣化が発生するという問題が生じてくる。
【0010】
そこで、上記の問題を解決するために、例えば、特開平11−146398号等では、マイクロプロセッサを用いたディジタルテレビジョン装置等において、マイクロプロセッサの負荷を何らかの手法で検出し、駒落ちを押さえる構成が提案されている。
【0011】
しかしながら、特開平11−146398号等に記載された従来の構成は、復号器の処理を変更して処理負荷を低減する構成であり、走査線変換処理の負荷を考慮した構成ではない。
【0012】
例えば、復号化処理から走査線変換までの処理を、マイクロプロセッサで実行する場合、復号化処理とは別に、走査線変換処理の負荷を監視し、その負荷に応じて、走査線変換手法を変更するための手段が必要となることが考えられるが、従来では、このような構成が実現されていなかった。
【0013】
上述のように、マイクロプロセッサを用いたディジタルテレビジョン装置等の従来の画像処理装置では、多チャンネルの同時視聴等によりマイクロプロセッサにかかる負荷が大きくなると駒落ち等が発生し、この結果、画質劣化が生じていた。また、復号化処理を変更することでマイクロプロセッサへの処理負荷を軽減することもできるが、一方の走査線変換の処理負荷は、その構成によっては小さなものではない。そこで、例えば、マイクロプロセッサへの処理負荷が大きい場合には、処理負荷の小さな走査線変換手法に変更するような構成が必要になると考えられるが、このような構成において、単純に処理負荷が大きくなったときに、全ての走査線変換を行わないようにすると、画質が急激に劣化してしまうことになる。
【0014】
そこで、本発明は、上記の欠点を除去するために成されたもので、マイクロプロセッサへの処理負荷が大きくなると、処理負荷の大きい走査線変換を、処理負荷の小さい走査線変換に変更可能な構成とすることで、急激な画質の劣化を生じることなく、走査線変換を続けて実行できる、画像処理装置、走査方式変換方法、それを実施するための処理ステップ等をコンピュータに実行させるためのプログラム、当該プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像処理装置は、第1の走査方式による第1の画像信号が動き補償予測符号化により符号化された符号化信号から、第2の走査方式による第2の画像信号を取得する画像処理装置であって、上記符号化信号を復号して得られた第1の画像信号を記憶する第1の画像記憶手段と、上記符号化信号を復号して得られた動きベクトルを記憶する動きベクトル記憶手段と、上記動きベクトル記憶手段内の動きベクトルに基づいて、上記第1の画像記憶手段内の第1の画像信号により構成される画面を動領域か静止領域に領域分割する領域分割手段と、上記第1の画像記憶手段内の第1の画像信号に対する上記第2の画像信号への変換処理の負荷を推定する推定手段と、 上記推定手段によって推定された負荷が所定値よりも低い場合には、走査方式変換の手法として、上記動領域にはフィールド内補間方式を実行し、上記静止領域にはフィールド間補間方式を実行し、上記推定手段によって推定された負荷が所定値よりも高い場合には、上記動領域と上記静止領域とにフィールド間補間方式を実行する走査方式変換手段とを備え、上記走査方式変換手段は、上記推定手段によって推定された負荷が所定値よりも高い場合であって、上記動領域と上記静止領域とにフィールド間補間方式を実行しても当該負荷が所定値より低くならない場合には、上記フィールド間補間方式の実行に代えて、補間すべき位置に特定値を挿入する。
本発明の画像処理装置における他の態様は、第1の走査方式による第1の画像信号が動き補償予測符号化により符号化された符号化信号から、第2の走査方式による第2の画像信号を取得する画像処理装置であって、上記符号化信号を復号して得られた第1の画像信号を記憶する第1の画像記憶手段と、上記符号化信号を復号して得られた動きベクトルを記憶する動きベクトル記憶手段と、上記動きベクトル記憶手段内の動きベクトルに基づいて、上記第1の画像記憶手段内の第1の画像信号により構成される画面を動領域か静止領域か中間領域かに領域分割する領域分割手段と、上記第1の画像記憶手段内の第1の画像信号に対する上記第2の画像信号への変換処理の負荷を推定する推定手段と、上記推定手段によって推定された負荷に基づいて、上記領域分割手段による分割領域において、上記第1の画像記憶手段内の第1の画像信号に対する上記第2の画像信号への走査方式変換処理の手法である、フィールド内補間方式、フィールド間補間方式、動き補償補間方式もしくは当該補間方式に代えて補間すべき位置に特定値を挿入する方式を選択して実行する走査方式変換手段とを備える。
【0016】
本発明の走査方式変換方法は、第1の走査方式による第1の画像信号が動き補償予測符号化により符号化された符号化信号から、第2の走査方式による第2の画像信号を取得するための走査方式変換方法であって、上記符号化信号を復号して得られた第1の画像信号を記憶する画像記憶ステップと、上記符号化信号を復号して得られた動きベクトルを記憶する動きベクトル記憶ステップと、上記動きベクトル記憶ステップにより記憶された動きベクトルに基づいて、上記画像記憶ステップにより記憶された第1の画像信号により構成される画面を動領域か静止領域に領域分割する領域分割ステップと、上記画像記憶ステップにより記憶された第1の画像信号に対する上記第2の画像信号への変換処理の負荷を推定する推定ステップと、 上記推定ステップによって推定された負荷が所定値よりも低い場合には、走査方式変換の手法として、上記動領域にはフィールド内補間方式を実行し、上記静止領域にはフィールド間補間方式を実行し、上記推定ステップによって推定された負荷が所定値よりも高い場合には、上記動領域と上記静止領域とにフィールド間補間方式を実行する走査方式変換ステップとを備え、上記走査方式変換ステップは、上記推定ステップによって推定された負荷が所定値よりも高い場合であって、上記動領域と上記静止領域とにフィールド間補間方式を実行しても当該負荷が所定値より低くならない場合には、上記フィールド間補間方式の実行に代えて、補間すべき位置に特定値を挿入する。
本発明の走査方式変換方法における他の態様は、第1の走査方式による第1の画像信号が動き補償予測符号化により符号化された符号化信号から、第2の走査方式による第2の画像信号を取得するための走査方式変換方法であって、上記符号化信号を復号して得られた第1の画像信号を記憶する画像記憶ステップと、上記符号化信号を復号して得られた動きベクトルを記憶する動きベクトル記憶ステップと、上記動きベクトル記憶ステップにより記憶された動きベクトルに基づいて、上記画像記憶ステップにより記憶された第1の画像信号により構成される画面を動領域か静止領域か中間領域かに領域分割する領域分割ステップと、上記画像記憶ステップにより記憶された第1の画像信号に対する上記第2の画像信号への変換処理の負荷を推定する推定ステップと、上記推定ステップによって推定された負荷に基づいて、上記領域分割ステップによる分割領域において、上記画像記憶ステップにより記憶された第1の画像信号に対する上記第2の画像信号への走査方式変換処理の手法である、フィールド内補間方式、フィールド間補間方式、動き補償補間方式もしくは当該補間方式に代えて補間すべき位置に特定値を挿入する方式を選択して実行する走査方式変換ステップとを備える。
【0017】
本発明のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、上記走査方式変換方法の処理ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムを記録する
【0018】
本発明のプログラムは、コンピュータに、上記走査方式変換方法の処理ステップを実行させる
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0034】
[第1の実施の形態]
本発明は、例えば、図1に示すような走査方式変換装置100に適用される。
本実施の形態の走査方式変換装置100は、ディジタルテレビジョン装置等に用いられ、特に、MPEG2に準拠したエンコーダにより符号化された画像信号(以下、「MPEG2画像データ」と言う)を入力信号とし、このMPEG2画像データを復号することで、インターレース構造の画像データ(インターレース画像データ)及び動きベクトルを取得し、動きベクトルに基づいた領域統合によりインターレース画像データを静止領域のデータと動領域のデータに分割し、これらの領域毎に画像データを並べ直し、静止領域の画像データについては静止領域用の走査方式変換を施すことで順次走査画像データを取得し、動領域の画像データについては動領域用の走査方式変換を施すことで順次走査画像データを取得するが、このとき、処理対象のデータの量から、現在の全体の処理負荷を推定し、この推定の結果、処理負荷が重いようであれば、動領域についての走査方式変換の手法を、フィールド内補間からフィールド間補間に変更するように構成されている。これにより画質の急激な劣化を伴わずに、全体の処理負荷を低減することができる。
以下、本実施の形態の走査方式変換装置100の構成及び動作について具体的に説明する。
【0035】
尚、本実施の形態では、フィールド内補間よりもフィールド内補間の方が、演算処理に時間を要し、処理負荷が大きいと仮定している。
【0036】
走査方式変換装置100は、上記図1に示すように、MPEG2画像データが入力される入力端子101と、入力端子101からのMPEG2画像データを復号するMPEG2復号部102と、MPEG2復号部102での復号に必要な参照フィールドの画像データを記憶する参照用メモリ104と、MPEG2復号部102で得られたインターレース画像データを記憶する表示用メモリ103と、MPEG2復号部102で得られた動きベクトルのデータを記憶する動きベクトル105と、動きベクトル記憶メモリ105に記憶された動きベクトルに基づき画面領域分割を行なう領域分割部106と、領域分割部6の分割結果(統合結果)に基づき走査方式を選択する走査方式選択部107と、表示用メモリ103内の画像データを走査方式選択部107での選択指示に基づき静止領域の画像データと動領域の画像データに分配する信号分配部108と、信号分配部108により得られた静止領域の画像データを記憶する信号記憶メモリ109と、信号分配部108により得られた動領域の画像データを記憶する信号記憶メモリ110と、信号記憶メモリ109に記憶された静止領域の画像データの走査方式を変換する走査方式変換部111と、信号記憶メモリ110に記憶された動領域の画像データの走査方式を変換する走査方式変換部112と、走査方式変換部111及び走査方式変換部112による走査方式変換後の画像データを記憶する出力用メモリ113と、出力用メモリ113内の画像データを外部出力する出力端子114とを備えている。
【0037】
上述のような走査方式変換装置100において、先ず、入力端子101には、MPEG2画像データが入力される。
具体的には例えば、ディジタル放送チューナやDVD等の蓄積メディアからディジタルテレビジョン装置に与えられたMPEG2データは、当該装置内のデマルチプレクサにより、MPEG2音声データとMPEG2画像データに分配される。これらのデータのうちの、MPEG2画像データが、入力端子101に対して入力される。
【0038】
MPEG2復号部102は、入力端子101に入力されたMPEG2画像データを復号する。このとき、参照用メモリ104には、現フィールドの復号に必要な参照フィールドの画像データが記憶されているため、MPEG2復号部102は、参照用メモリ104内の画像データを用いて、当該復号処理を行なう。
【0039】
そして、MPEG2復号部102は、上記の復号処理により取得したインターレース画像データを表示用メモリ103に供給すると共に、当該インターレース画像データと共に取得した動きベクトルのデータを動きベクトル記憶メモリ105に供給する。
【0040】
尚、MPEG2では、輝度信号及び色差信号から構成される画像は、8×8画素のブロック単位でDCT処理(直交変換処理)される。また、輝度信号を4ブロック、色差信号をそれぞれ1ブロックの、合計6ブロックをまとめて1マクロブロックで扱うことが多く、動きベクトルは、当該マクロブロック単位で検出される。
本実施の形態では、上記の検出動きベクトルを用いて、走査方式変換を行うため、当該走査方式変換をもマクロブロック単位で行うことになる。
【0041】
MPEG2復号部102により、1画面分のMPEG2画像データの復号が終了すると、表示用メモリ103には、1画面分の現フィールドのインターレース画像データが記憶されることになる。また、動きベクトル記憶メモリ105にも、1画面分の動きベクトルが記憶されることになる。
【0042】
領域分割部106は、動きベクトル記憶メモリ105に記憶された1画面分の動きベクトルに基づいて、当該画面の領域分割を行う。
本実施の形態では、走査方式変換の手法として、静止領域に対してフィールド間補間を、動領域に対してフィールド内補間を適用する手法を用いるため、領域分割部106において、動きベクトルを基準とする領域分割を行うにあたっては、静止領域と動領域に分割できればよい。
【0043】
具体的には例えば、図2(a),(b)は、領域分割部106における領域分割の一例(例1)を示したものである。
【0044】
先ず、領域分割部106は、動きベクトル記憶メモリ105内の対象動きベクトルを、任意のしきい値と比較することで、対象動きベクトルに対応するマクロブロックを動領域又は静止領域に仮分割する。
【0045】
上記の仮分割の様子を示したものが、上記図2(a)である。
上記図2(a)では、1つの画面201が5×5のマクロブロックに分割されている。これらのマクロブロックに対応する動きベクトルが、動きベクトル記憶メモリ105に記憶される。
したがって、領域分割部106は、個々のマクロブロックに対応する動きベクトルについて、任意のしきい値よりも大きいか否かの結果に基づいて、画面201を、静止領域(白ブロック参照)と動領域(黒ブロック参照)に分割する。
【0046】
次に、領域分割部106は、仮分割した画面201のそれぞれにマクロブロックに対して、注目マクロブロック(対象マクロブロック)の動きベクトルと、その周囲の8つのマクロブロックの動きベクトルとを比較した結果、注目マクロブロックの動きベクトルが、その周囲の8つのマクロブロックの動きベクトルと明らかに傾向が異なる場合、注目マクロブロックを、その周囲の8つのマクロブロックと同一の領域に統合する、という処理を行なう。
【0047】
例えば、注目マクロブロックが、動領域と判定されたマクロブロックであり、その周囲の8つのマクロブロックのうち、6つのマクロブロックが、静止領域と判定されたマクロブロックである場合、注目マクロブロックが動領域と判定されていたとしても、静止領域として、その周囲の静止領域に統合する。
【0048】
上記の統合の様子を示したものが、上記図2(b)である。すなわち、上記図2(b)は、上記図2(a)に示した仮分割の画面201に対して、上記の統合を行なった結果である。
上記図2(b)において、“A”で示すマクロブロックは、その周囲の7つのマクロブロックが静止領域と判定されたマクロブロックであることにより、本来動領域と判定されていたが、静止領域に統合されている。
【0049】
尚、本実施の形態では、その一例として、注目マクロブロックの周囲の8つのマクロブロックのうち、6つ以上のマクロブロックが、注目マクロブロックと異なる領域の判定結果である場合に、その領域に注目マクロブロックを統合するようにしているが、統合の判定の基準となるマクロブロック数(ここでは、6つ)はこれに限られることはない。
【0050】
図3(a),(b)は、領域分割部106における領域分割の他の例(例2)を示したものである。
【0051】
先ず、領域分割部106は、動きベクトル記憶メモリ105内の対象動きベクトルを、第1のしきい値及び第2のしきい値と比較することで、対象動きベクトルに対応するマクロブロックを、明らかに静止している領域、及び明らかに動いている領域、及び動きベクトルが小さく動いているかどうかあいまいな中間領域の3つ領域の何れかに仮分割する。
【0052】
上記の仮分割の様子を示したものが、上記図3(a)である。
上記図3(a)では、1つの画面301が5×5のマクロブロックに分割されている。これらのマクロブロックに対応する動きベクトルが、動きベクトル記憶メモリ105に記憶される。
したがって、領域分割部106は、個々のマクロブロックに対応する動きベクトルについて、第1のしきい値よりも大きいか否か、さらに第2のしきい値よりも大きいか否かの結果に基づいて、画面301を、静止領域(白ブロック参照)動領域(黒ブロック参照)、及び中間領域(斜線ブロック参照)に分割する。
【0053】
次に、領域分割部106は、仮分割した画面301の中の中間領域(斜線ブロックの領域)のそれぞれにマクロブロックに対して、注目マクロブロック(対象マクロブロック)の周囲の8つのマクロブロックを参照し、静止領域と判定されたマクロブロック数、及び動領域と判定されたマクロブロック数を認識し、注目マクロブロックを、マクロブロック数の多い方の静止領域又は動領域に統合する、という処理を行なう。
【0054】
このとき、静止領域と判定されたマクロブロック数と、動領域と判定されたマクロブロック数とが同じである場合、領域分割部106は、注目マクロブロックを、予め決められた領域(静止領域又は動領域)へ統合する。
【0055】
また、注目マクロブロックの周囲のマクロブロックの全てが、中間領域と判定されたマクロブロックである場合、領域分割部106は、注目マクロブロックの統合は保留し、統合可能なマクロブロックから先に処理し、その後、保留しておいたマクロブロックについての統合を行なう。これにより、仮分割で中間領域と判定されたマクロブロックは全て、静止領域又は動領域に統合される。
【0056】
上記の統合の様子を示したものが、上記図3(b)である。すなわち、上記図3(b)は、上記図3(a)に示した仮分割の画面301に対して、上記の統合を行なった結果である。
上記図3(b)において、“A”で示すマクロブロックは、仮分割時に中間領域と判定されたマクロブロックであるが、その周囲に、静止領域と判定されたマクロブロックが多く存在するため、静止領域に統合されている。また、“B”で示すマクロブロックは、仮分割時に中間領域と判定されたマクロブロックであるが、その周囲に、動領域と判定されたマクロブロックが多く存在するため、動領域に統合されている。
【0057】
上述のようにして、領域分割部106は、画面の領域分割(領域統合)を行ない、走査方式選択部107は、領域分割部106の統合結果に基づいて、信号分配部108が処理対象とするマクロブロックが、動領域と静止領域の何れに属するマクロブロックであるかを示す信号、すなわち動領域用の走査方式変換を行うべきマクロブロックであるか、或いは静止域用の走査方式変換を行うべきマクロブロックであるかを示す信号(変換方式選択信号)を信号分配部108に供給する。
【0058】
信号分配部108は、表示用メモリ103に記憶されたインターレース画像データを構成するそれぞれのマクロブロックについて、走査方式選択部107からの変換方式選択信号に基づき、対象マクロブロックを、静止領域用の信号記憶メモリ111又は動領域用の信号記憶メモリ112に分配する。
【0059】
このとき、信号分配部108は、対象マクロブロックに対して、画面内での位置を示す情報を、任意の構成により付加して、静止領域用の信号記憶メモリ111又は動領域用の信号記憶メモリ112に分配する。
【0060】
例えば、信号分配部108は、画面の位置に基づいた番号を、“0”から順に、対象マクロブロックに付加する。この場合、720画素×480画素で構成された画面(画像データ)の場合、マクロブロックの数は1350個であり、付加される番号は“0”から“1350”となる。番号の付加方法としては、例えば、対象マクロブロックの先頭に対して、10ビットの位置情報ビットを付加する方法等が挙げられる。或いは、対象マクロブロックの先頭に付加する10ビットの位置情報を、先頭6ビットで水平位置を示し、後ろ4ビットで垂直位置を示す情報としてもよい。
【0061】
また、信号分配部108は、信号記憶メモリ109及び信号記憶メモリ110の空き状況を監視し、後述する構成により、処理負荷を推定する。
【0062】
信号記憶メモリ109及び信号記憶メモリ110はそれぞれ、例えば、2画面分の記憶容量を有するメモリである。
静止領域用の信号記憶メモリ109は、信号分配部108から供給された、静止領域と判定されたマクロブロックを、当該マクロブロックに付加された位置情報と共に順次に記憶する。また、動領域用の信号記憶メモリ110も同様に、信号分配部108から供給された、動領域と判定されたマクロブロックを、当該マクロブロックに付加された位置情報と共に順次に記憶する。
【0063】
静止領域用の走査方式変換部111は、静止領域用の信号記憶メモリ109に記憶されているマクロブロックの画像データの走査方式を、後述する構成により変換し、当該マクロブロックに付加された位置情報に基いて、走査方式変換後のマクロブロックを、出力用メモリ113の該当する位置へ格納する。
【0064】
動領域用の走査方式変換部112は、動領域用の信号記憶メモリ110に記憶されているマクロブロックの画像データの走査方式を、後述する構成により変換し、当該マクロブロックに付加された位置情報に基いて、走査方式変換後のマクロブロックを、出力用メモリ113の該当する位置へ格納する。
【0065】
ここで、図4(a)は、静止領域用の走査方式変換部111での走査方式変換を示したものであり、同図(b)は、動領域用の走査方式変換部112での走査方式変換を示したものである。
【0066】
静止領域用の走査方式変換部111は、上記図4(a)に示すように、参照用メモリ103からの該当する画像データ401,402、及び信号記憶メモリ109からの該当する画像データ403,403の入力を受け、前フィールドの画素値(“○”印参照)を補間が必要な位置(“△”印参照)に補間する。
【0067】
動領域用の走査方式変換部112は、上記図4(b)に示すように、信号記憶メモリ110からの該当する画像データ411,412の入力を受け、補間が必要な位置(“△”印参照)の上下に位置する画素(“○”参照)の平均値で補間する。
【0068】
上述のような処理により、インターレース画像データから順次走査画像データへの変換への変換がなされる。
【0069】
また、走査方式変換部111及び走査方式変換部112は、信号記憶メモリ109及び信号記憶メモリ110内のマクロブロックが既に処理されたか否かを信号分配部108が監視できるように、処理済のマクロブロックに対して、処理済みを示すフラグを付加する。
例えば、走査方式変換部111及び走査方式変換部112は、処理済みのマクロブロックに付加された位置情報を、そのビット全てを“1”に設定する。
【0070】
信号分配部108は、信号記憶メモリ109及び信号記憶メモリ110内のマクロブロックを、その位置情報を参照することで、処理済みであるか否かを監視し、この結果により、処理負荷を推定する。
【0071】
具体的には例えば、信号分配部108は、表示用メモリ103内の画面先頭の画像データを、信号記憶メモリ109又は信号記憶メモリ110に分配するとき、信号記憶メモリ109及び信号記憶メモリ110内のマクロブロックに対して、走査方式変換部111及び走査方式変換部112により負荷された処理済みを示すフラグを参照することで、処理済みでないマクロブロックがどのくらい存在するかを認識する。
【0072】
そして、信号分配部108は、処理済みでないマクロブロックが一定数以上ある場合、例えば、1画面分のマクロブロックが未処理の状態で残っている場合、処理負荷が大きく処理が間に合っていないと判定し、次に分配を行う画面の画像データを分配するにあたって、その動領域のマクロブロックについては、走査方式変換の手法を、フィールド内補間からフィールド間補間に切り替えるようにする。例えば、信号分配部108は、動領域用の走査方式変換部112に対して、上記の走査方式変換の手法を切り替えることを示す信号(走査方式変換手法切替信号)を供給する。これにより、動領域用の走査方式変換部112は、信号分配部108からの走査方式変換手法切替信号に基づいて、走査方式変換の手法を、フィールド内補間からフィールド間補間に切り替える。
【0073】
また、信号分配部108は、動領域用の走査方式変換部112において、動領域についての走査方式変換の手法がフィールド間補間で代用されている間も、信号記憶メモリ109及び信号記憶メモリ110の監視を続け、処理済みでないマクロブロックの残量が少なくなってきたら、処理負荷が軽くなったものと判定し、動領域の走査方式変換の手法をフィールド内補間に戻す。例えば、信号分配部108は、動領域用の走査方式変換部112に対して、上記の走査方式変換の手法を切り替えを戻すことを示す信号(走査方式変換手法切替信号)を供給する。これにより、動領域用の走査方式変換部112は、信号分配部108からの走査方式変換手法切替信号に基づいて、走査方式変換の手法を元に戻す。
【0074】
また、信号分配部108は、動領域用の走査方式変換部112において、動領域についての走査方式変換の手法をフィールド間補間で代用しても処理負荷が軽くならない場合、静止領域及び動領域の双方についての走査方式変換を行わないようにする。例えば、信号分配部108は、走査方式変換部111及び走査方式変換部112に対して、補間すべき位置に“0”もしくは適当な数値を挿入するように指示を与える。この場合、出力用メモリ113には、インターレース画像データが格納される。
【0075】
上述のようにして、信号分配部108からの処理負荷に応じた指示に基づいて、動領域用の走査方式変換部112及び静止領域用の走査方式変換部111は、信号記憶メモリ109及び信号記憶メモリ110のマクロブロックに対して走査方式変換を行なう。この変換後のマクロブロックは、出力用メモリ113の該当する位置に格納される。
【0076】
出力メモリ113は、動領域用の走査方式変換部112及び静止領域用の走査方式変換部111により該当する位置に格納されたマクロブロックの画像データを出力端子114を介して出力する。
【0077】
例えば、マクロブロックに付加された位置情報として、画面における位置を示す“0”〜“1350”の番号が与えられている場合、その番号値を、出力用メモリ113のアドレスに変換し、そのアドレスに画像データを書き込み、出力端子114から出力する。この結果、出力端子114からは、順次走査画像データが出力されることになる。
【0078】
上述のように、本実施の形態では、MPEG2の画像データから得られる動きベクトルに基づいて、当該画像データから構成される画面を、静止領域と動領域の2つに領域に分割し、静止領域の画像データに対しては静止領域用の走査方式変換部111によりフィールド間補間を行い、動領域の画像データに対しては動領域用の走査方式変換部112によりフィールド内補間を行う。このとき、信号分配部108が、それぞれの変換部用メモリ109,110の使用状況(未処理のマクロブロック数)を監視(処理負荷の監視)しながら、静止領域用の走査方式変換部111及び動領域用の走査方式変換部112で処理対象とするマクロブロックの分配を行う。また、信号分配部108が、処理負荷が大きくなったと判断すると、動領域についての走査方式変換手法を、フィールド間補間で代用する。
このように構成したことにより、マイクロプロセッサを用いて、MPEG2画像データの復号及び走査方式変換を行う際、処理負荷が大きくなったときでも、急激な画質の劣化を引き起こすことなく、走査方式変換を行うことができる。
【0079】
尚、本実施の形態では、その一例として、フィールド間補間よりもフィールド内補間の方が、処理負荷が大きいとしたが、装置或いはシステムによっては、フィールド間補間のためのメモリ参照に多くの時間を要すること等により、フィールド間補間の方が処理負荷が大きくなることもある。この場合、処理負荷が大きいと判断したときに、本実施の形態とは逆に、フィールド間補間をフィールド内補間に変更する。
【0080】
また、例えば、フィールド間補間とフィールド内補間が、それぞれ処理負荷がほとんど変わらない場合、処理負荷が大きくなったときに、何れかの手法を、もう一方の手法に変更するようにしてもよい。また、この場合、補間すべき位置に“0”もしくは適当な数値を挿入すること等により、動領域についての走査方式変換を行わないようにするようにしてもよい。
【0081】
また、本実施の形態では、処理負荷が大きくなったときに、動領域についての走査方式変換手法をフィールド間補間とすることで、処理負荷の低減を図るが、例えば、補間すべき位置に“0”もしくは適当な数値を挿入すること等して、走査方式変換を行わないようにしてもよい。
【0082】
[第2の実施の形態]
本発明は、例えば、図5に示すような走査方式変換装置500に適用される。
尚、上記図5の走査方式変換装置500において、上記図1の走査方式変換装置100と同様に動作する箇所には同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0083】
まず、第1の実施の形態では、走査方式変換手法として、フィールド内補間とフィールド間補間の2種類を用い、領域分割についても、当該走査方式変換手法に対応させて、静止領域と動領域の2つに分割するようにし、処理負荷に基づいて、通常の走査方式変換、動領域についてフィールド間補間で代用する変換、及び走査方式変換無し等のように走査方式変換処理を変化させることで、処理負荷の低減を図るように構成した。
【0084】
これに対して本実施の形態では、走査方式変換手法として、フィールド内補間、フィールド間補間、及び動き補償補間の3種類を用い、領域分割についても、当該走査方式変換手法に対応させて、静止領域、動領域、及び中間領域の3つに分割するように構成する。このように、走査方式変換手法を多く用いるように構成することで、処理負荷が大きくなった場合の、処理の変化の段階を多くすることが可能となり、その分、違和感の少ない処理負荷の低減を図ることができる。
【0085】
尚、本実施の形態では、フィールド間補間が最も処理負荷が小さく、これについで、フィールド内補間、動き補償補間が順に処理負荷が大きいと仮定する。
【0086】
このため、本実施の形態の走査方式変換装置500は、上記図5に示すように、上記図1に示した構成に加えて、信号記憶メモリ119及び走査方式変換部120を備え、動きベクトル記憶メモリ105の出力(動きベクトル)を走査方式変換120へも供給するように構成されている。
【0087】
領域分割部106は、動きベクトル記憶メモリ105に記憶された1画面分の動きベクトルに基づいて領域分割を行うが、上記図3(a)を用いて説明したように、第1のしきい値及び第2のしきい値を用いて、明らかに静止している領域(静止領域)と、明らかに動いている領域(動領域)と、いずれにも判断できない中間領域との3つの領域に分割する。
【0088】
また、領域分割部106は、1画面を構成するマクロブロックのそれぞれに対して、注目マクロブロック(対象マクロブロック)の周囲8つのマクロブロックのうち、6つまでが同一の領域で、且つ注目マクロブロックと異なる領域の場合、注目マクロブロックを当該領域に統合する、という処理を施す。
【0089】
走査方式選択部107は、領域分割部106の統合結果に基づいて、信号分配部108が処理対象とするマクロブロックが、動領域、静止領域、及び中間領域の何れに属するマクロブロックであるかを示す信号、すなわち動領域用の走査方式変換を行うべきマクロブロックであるか、或いは静止域用の走査方式変換を行うべきマクロブロックであるか、或いは中間領域用の走査方式変換を行うべきマクロブロックであるかを示す信号(変換方式選択信号)を信号分配部108に供給する。
【0090】
信号分配部108は、表示用メモリ103に記憶されたインターレース画像データを構成するそれぞれのマクロブロックについて、走査方式選択部107からの変換方式選択信号に基づき、対象マクロブロックを、静止領域用の信号記憶メモリ111、又は動領域用の信号記憶メモリ112、又は中間領域用の信号記憶メモリ119に分配する。
【0091】
このとき、信号分配部108は、第1の実施の形態と同様にして、メモリ109,110,119を監視し、処理負荷の推定を行う。
【0092】
そして、信号分配部108は、上記処理負荷の推定の結果、処理負荷が大きいと判定した場合、先ず、中間領域に対する走査方式変換を中止し、次の画面からは領域を3分割ではなく2分割で行うように、領域分割部116及び変換方式選択部107に対して、割込信号等により指示する。
【0093】
この場合、領域分割部106は、信号分配部108からの指示に基づいて、領域を3分割する手法を、第1の実施の形態と同様の2分割する手法に切り替える。
また、走査方式選択部107は、3つの走査方式変換から1つを選択する手法から、第1の実施の形態と同様の2つの走査方式変換から1つを選択する手法に切り替える。
【0094】
ここで、図6は、中間領域用の走査方式変換部120での走査方式変換を示したものである。
中間領域用の走査方式変換部120は、上記図6に示すように、参照用メモリ103からの該当する画像データ601,602、及び信号記憶メモリ119からの該当する画像データ603,603の入力を受け、点線で囲まれたマクロブロックの動きベクトルが太破線矢印である場合、補間画素を(“△”参照)を動きベクトルと平行なベクトルが指す、参照フィールドと対になるフィールドの画素(“○”参照)で補間し、ベクトルの指す位置に画素が存在しない場合は最も近い画素で補間する。
【0095】
上述のような構成及び動作が、第1の実施の形態と異なる点である。
すなわち、本実施の形態では、走査方式変換手法として3種類の手法を用い、分割領域を静止領域、動領域、及び中間領域の3つの領域とし、処理負荷に基づいて、3種類の走査方式変換、静止領域及び動領域の走査方式変換、動領域をフィールド間補間で代用する変換、及び走査方式変換無しの4段階の処理の中の該当する処理を実行するように構成した。これにより、走査方式変換の切り替えによる画質劣化を軽減することができる。
【0096】
例えば、静止領域及び動領域の走査方式変換から、静止領域のみの走査方式変換に切り替えるときの画質劣化よりも、3種類の走査方式変換から、静止領域及び動領域の走査方式変換への切り替えるときの方が、画質の劣化が少なくてすむので、3種類の走査方式変換から2種類の走査方式変換への切り替えにより処理負荷を小さくできるような場合は、本実施の形態は大きな効果を持つことになる。
【0097】
尚、中間領域についての走査方式変換を中止し、静止領域及び動領域のみの走査方式変換を行っても処理負荷が小さくならない場合、第1の実施の形態と同様に、静止領域及び動領域の双方についての走査方式変換を行わないようにしてもよい。また、逆に、処理負荷が小さくなり、中間領域の走査方式変換を再開する場合、これについても第1の実施と同様であるため、その詳細な説明は省略する。
【0098】
また、本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様に、動領域の走査方式変換手法を、フィールド間補間からフィールド内補間に切り替えるようにしたが、例えば、走査方式変換手法を行わないようにしてもよいのは、第1の実施の形態と同様である。
【0099】
また、本実施の形態では、フィールド間補間が最も処理の負荷が小さく、これについで、フィールド内補間、動き補償補間が順次処理負荷が大きいと仮定した。動き補償補間が、他の走査方式変換手法に比べ負荷が小さいことは、その計算量から考えられない。
【0100】
また、フィールド内補間の方がフィールド間補間よりも処理負荷が小さい場合や、フィールド間補間とフィールド内補間の処理負荷の大きさがほとんど同じである場合等については、第1の実施の形態と同様に処理できることは明らかである。
【0101】
[第3の実施の形態]
本発明は、例えば、図7に示すような走査方式変換装置700に適用される。
尚、上記図7の走査方式変換装置700において、上記図1の走査方式変換装置100と同様に動作する箇所には同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0102】
まず、第1の実施の形態では、処理負荷の大きさを推定するために、信号記憶メモリ109,110(第2の実施の形態では、これに加えて信号記憶メモリ119)を監視するようにした。
【0103】
これに対して本実施の形態では、処理負荷の大きさを推定するために、表示用メモリ103を監視する。
【0104】
このため、本実施の形態の走査方式変換装置700は、上記図7に示すように、上記図1に示した構成に加えて、表示用メモリ103の前段に負荷推定部121を備えるように構成されている。
【0105】
負荷推定部121は、MPEG2復号部102から供給される画像データ(復号済みの次に表示すべき画像データ)を表示用メモリ103に書き込む際、表示用メモリ103の残量を監視する。
【0106】
具体的には例えば、表示用メモリ103において、1画面を構成するそれぞれのマクロブロックに対して、1ビットの処理終了監視ビットを付与し、未処理のマクロブロックについては“1”に設定し、処理済みのマクロブロックについては“0”に設定する。
【0107】
負荷推定部121は、上記の処理終了監視ビットを参照することで、表示用メモリ103内に未処理のマクロブロックが一定以上あるか否かを判断し、一定以上の未処理のマクロブロックが存在する場合、処理負荷が大きいと判定する。この場合、負荷推定部121は、MPEG2復号部102に対して、次の画面の画像データの処理から、動きベクトル記憶メモリ105への動きベクトルの出力を止めるよう指示すると共に、領域分割部106に対して、領域分割を停止するよう指示する。さらに、負荷推定部121は、信号分配部108に対して、処理負荷が大きいことを通知する。
【0108】
領域分割部106は、負荷推定部121からの指示に基づいて、動領域用の走査方式変換部112に対して、フィールド内補間からフィールド内補間に切り替えるよう指示する。
また、信号分配部108は、負荷推定部121からの通知により、処理負荷が大きい場合、表示用メモリ103から受け取るマクロブロックの画像データを交互に、静止領域用の信号記憶メモリ109と動領域用の信号記憶メモリ110にそれぞれ分配する。
【0109】
上述のような処理によっても、処理負荷が低減されない場合、第1の実施の形態と同様に、静止領域及び動領域共に、走査方式変換を行わないようにすることで、処理負荷を低減するようにしてもよい。
【0110】
上述のように本実施の形態は、処理負荷が大きくなった場合に領域分割を停止する点と、この場合に静止領域と動領域の区別なくフィールド間補間を適用する点とが、第1の実施の形態の構成と異なり、このような構成をとることで、処理負荷の低減の効果を、より期待できる。
【0111】
尚、第1〜第3の実施の形態では、フィールド間補間に参照フィールドを用いているが、例えば、処理負荷が大きくなった場合に、動領域をフィールド間補間で代用する際の画質の劣化が大きいことにより、1フィールド前の画面を任意の構成で記憶し、その1フィールドの画素で、フィールド間補間を行なうようにしてもよい。
【0112】
また、本発明の目的は、第1〜第3の実施の形態のホスト及び端末の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読みだして実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が第1〜第3の実施の形態の機能を実現することとなり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体及び当該プログラムコードは本発明を構成することとなる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、ROM、フロッピーディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等を用いることができる。
また、コンピュータが読みだしたプログラムコードを実行することにより、第1〜第3の実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって第1〜第3の実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された拡張機能ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって第1〜第3の実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0113】
図8は、上記コンピュータ機能800の構成の一例を示したものである。
コンピュータ機能800は、上記図8に示すように、CPU801と、ROM802と、RAM803と、キーボード(KB)809のキーボードコントローラ(KBC)805と、表示部としてのCRTディスプレイ(CRT)810のCRTコントローラ(CRTC)806と、ハードディスク(HD)811及びフロッピーディスク(FD)812のディスクコントローラ(DKC)807と、ネットワーク820と接続するためのネットワークインターフェースカード(NIC)808とが、システムバス804を介して互いに通信可能に接続された構成としている。
【0114】
CPU801は、ROM802或いはHD811に記憶されたソフトウェア、或いはFD812より供給されるソフトウェアを実行することで、システムバス804に接続された各構成部を総括的に制御する。
すなわち、CPU801は、所定の処理シーケンスに従った処理プログラムを、ROM802、或いはHD811、或いはFD812から読み出して実行することで、第1〜第3の実施の形態での動作を実現するための制御を行う。
【0115】
RAM803は、CPU801の主メモリ或いはワークエリア等として機能する。
KBC805は、KB809や図示していないポインティングデバイス等からの指示入力を制御する。
CRTC806は、CRT810の表示を制御する。
DKC807は、ブートプログラム、種々のアプリケーション、編集ファイル、ユーザファイル、ネットワーク管理プログラム、及び本実施の形態における上記処理プログラム等を記憶するHD811及びFD812とのアクセスを制御する。
NIC808は、ネットワーク820上の装置或いはシステムと双方向にデータをやりとりする。
【0116】
【発明の効果】
以上説明したように本発明では、第1の走査方式(インターレース走査方式等)による第1の画像信号が動き補償予測符号化により符号化(MPEG2等)された符号化信号から、第2の走査方式(順次走査方式等)による第2の画像信号を取得するにあたって、動きベクトルに基づいて、第1の画像信号により構成される画面を領域分割し、それぞれに分割領域について、処理負荷に基づいた手法による走査方式変換処理を実行する。これにより、例えば、マイクロプロセッサへの処理負荷が大きくなると、処理負荷の大きい走査線変換を、処理負荷の小さい走査線変換に変更することで、急激な画質の劣化を生じることなく、走査線変換を続けて実行できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態において、本発明を適用した走査方式変換装置の構成を示すブロック図である。
【図2】上記走査方式変換装置での領域分割の一例(例1)を説明するための図である。
【図3】上記領域分割の他の例(例2)を説明するための図である。
【図4】上記走査方式変換装置での走査方式変換手法の一例を説明するための図である。
【図5】第2の実施の形態において、本発明を適用した走査方式変換装置の構成を示すブロック図である。
【図6】上記走査方式変換装置での走査方式変換手法の一例を説明するための図である。
【図7】第3の実施の形態において、本発明を適用した走査方式変換装置の構成を示すブロック図である。
【図8】第1〜第3の実施の形態の機能を実現させるための処理プログラムをコンピュータ読出可能な記憶媒体から読み出して実行するコンピュータ機能の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
100 走査方式変換装置
101 入力端子
102 MPEG2復号部
103 表示用メモリ
104 参照用メモリ
105 動きベクトル記憶メモリ
106 領域分割部
107 変換方式選択部
108 信号分配部
109,110 信号記憶メモリ
111,112 走査方式変換部
113 出力用メモリ
114 出力端子

Claims (6)

  1. 第1の走査方式による第1の画像信号が動き補償予測符号化により符号化された符号化信号から、第2の走査方式による第2の画像信号を取得する画像処理装置であって、
    上記符号化信号を復号して得られた第1の画像信号を記憶する第1の画像記憶手段と、
    上記符号化信号を復号して得られた動きベクトルを記憶する動きベクトル記憶手段と、
    上記動きベクトル記憶手段内の動きベクトルに基づいて、上記第1の画像記憶手段内の第1の画像信号により構成される画面を動領域か静止領域に領域分割する領域分割手段と、
    上記第1の画像記憶手段内の第1の画像信号に対する上記第2の画像信号への変換処理の負荷を推定する推定手段と、
    上記推定手段によって推定された負荷が所定値よりも低い場合には、走査方式変換の手法として、上記動領域にはフィールド内補間方式を実行し、上記静止領域にはフィールド間補間方式を実行し、上記推定手段によって推定された負荷が所定値よりも高い場合には、上記動領域と上記静止領域とにフィールド間補間方式を実行する走査方式変換手段と
    を備え、
    上記走査方式変換手段は、上記推定手段によって推定された負荷が所定値よりも高い場合であって、上記動領域と上記静止領域とにフィールド間補間方式を実行しても当該負荷が所定値より低くならない場合には、上記フィールド間補間方式の実行に代えて、補間すべき位置に特定値を挿入することを特徴とする画像処理装置。
  2. 第1の走査方式による第1の画像信号が動き補償予測符号化により符号化された符号化信号から、第2の走査方式による第2の画像信号を取得する画像処理装置であって、
    上記符号化信号を復号して得られた第1の画像信号を記憶する第1の画像記憶手段と、
    上記符号化信号を復号して得られた動きベクトルを記憶する動きベクトル記憶手段と、
    上記動きベクトル記憶手段内の動きベクトルに基づいて、上記第1の画像記憶手段内の第1の画像信号により構成される画面を動領域か静止領域か中間領域かに領域分割する領域分割手段と、
    上記第1の画像記憶手段内の第1の画像信号に対する上記第2の画像信号への変換処理の負荷を推定する推定手段と、
    上記推定手段によって推定された負荷に基づいて、上記領域分割手段による分割領域において、上記第1の画像記憶手段内の第1の画像信号に対する上記第2の画像信号への走査方式変換処理の手法である、フィールド内補間方式、フィールド間補間方式、動き補償補間方式もしくは当該補間方式に代えて補間すべき位置に特定値を挿入する方式を選択して実行する走査方式変換手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  3. 第1の走査方式による第1の画像信号が動き補償予測符号化により符号化された符号化信号から、第2の走査方式による第2の画像信号を取得するための走査方式変換方法であって、
    上記符号化信号を復号して得られた第1の画像信号を記憶する画像記憶ステップと、
    上記符号化信号を復号して得られた動きベクトルを記憶する動きベクトル記憶ステップと、
    上記動きベクトル記憶ステップにより記憶された動きベクトルに基づいて、上記画像記憶ステップにより記憶された第1の画像信号により構成される画面を動領域か静止領域に領域分割する領域分割ステップと、
    上記画像記憶ステップにより記憶された第1の画像信号に対する上記第2の画像信号への変換処理の負荷を推定する推定ステップと、
    上記推定ステップによって推定された負荷が所定値よりも低い場合には、走査方式変換の手法として、上記動領域にはフィールド内補間方式を実行し、上記静止領域にはフィールド間補間方式を実行し、上記推定ステップによって推定された負荷が所定値よりも高い場合には、上記動領域と上記静止領域とにフィールド間補間方式を実行する走査方式変換ステップと
    を備え、
    上記走査方式変換ステップは、上記推定ステップによって推定された負荷が所定値よりも高い場合であって、上記動領域と上記静止領域とにフィールド間補間方式を実行しても当該負荷が所定値より低くならない場合には、上記フィールド間補間方式の実行に代えて、補間すべき位置に特定値を挿入することを特徴とする走査方式変換方法。
  4. 第1の走査方式による第1の画像信号が動き補償予測符号化により符号化された符号化信号から、第2の走査方式による第2の画像信号を取得するための走査方式変換方法であって、
    上記符号化信号を復号して得られた第1の画像信号を記憶する画像記憶ステップと、
    上記符号化信号を復号して得られた動きベクトルを記憶する動きベクトル記憶ステップと、
    上記動きベクトル記憶ステップにより記憶された動きベクトルに基づいて、上記画像記憶ステップにより記憶された第1の画像信号により構成される画面を動領域か静止領域か中間領域かに領域分割する領域分割ステップと、
    上記画像記憶ステップにより記憶された第1の画像信号に対する上記第2の画像信号への変換処理の負荷を推定する推定ステップと、
    上記推定ステップによって推定された負荷に基づいて、上記領域分割ステップによる分割領域において、上記画像記憶ステップにより記憶された第1の画像信号に対する上記第2の画像信号への走査方式変換処理の手法である、フィールド内補間方式、フィールド間補間方式、動き補償補間方式もしくは当該補間方式に代えて補間すべき位置に特定値を挿入する方式を選択して実行する走査方式変換ステップと
    を備えることを特徴とする走査方式変換方法。
  5. 請求項3または4に記載の走査方式変換方法の処理ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  6. コンピュータに、請求項3または4に記載の走査方式変換方法の処理ステップを実行させるためのプログラム。
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