JP4757499B2 - 処理装置および処理方法 - Google Patents

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本発明は、半導体ウエハやフラットパネルディスプレイ(FPD)用ガラス基板等の被処理体に対して、洗浄処理、エッチング処理、超臨界流体処理等の処理流体による処理、熱処理等の所定の処理を行うための処理装置および処理方法に関する。
例えば、半導体デバイスの製造装置では、複数の半導体ウエハが収容されたキャリア(容器)をその製造装置に設けられた載置ステージに載置し、そこから製造装置の内部に半導体ウエハを搬入して、所定の処理を行う構造が広く採用されている。ここで、キャリアから製造装置の内部に半導体ウエハを搬入する際には、それに先だって、トラブル無くキャリアから半導体ウエハを搬出するために、キャリアにどのような状態で半導体ウエハが収容されているかの検査(所謂、マッピングと呼ばれる検査)が行われる。また、複数の半導体ウエハを所定の治具に保持させて一括して処理するバッチ式の製造装置では、適宜、治具に保持された半導体ウエハのマッピングが行われる。こうしたキャリアや製造装置内部における半導体ウエハのマッピングは、検査位置ごとに専用の検査用センサ装置を設けて行っている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、検査位置ごとに検査用センサ装置を配備したのでは、検査用センサ装置の数が多くなることによって、製造装置全体のコストが高くなる。また、製造装置のプロセス制御が複雑となる。さらに、近時、半導体ウエハの大径化によって検査用センサ装置も大型化を余儀なくされており、検査用センサ装置の設置スペースを確保するためには、製造装置全体のフットプリントを大きくしなければならなくなる。
特開2001−60615号公報
本発明はかかる事情に鑑みてなされてものであり、複数箇所での被処理体のマッピングを簡単に行うことができる、コンパクトで安価な処理装置を提供することを目的とする。また本発明は、この処理装置による被処理体の処理方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の観点によれば、被処理体に所定の処理を施す処理部を備えた処理装置であって、
被処理体を収容したキャリアを搬入出するための、複数のキャリアを載置可能なキャリア載置部と、
被処理体を認識するためのセンサを供えた複数の第1ハンドと、
前記第1ハンドを係脱自在なロボットと、
を具備し、
前記ロボットは、前記第1ハンドを係合して、前記第1ハンドを前記キャリア載置部に載置された複数のキャリアにそれぞれアクセスさせて、各キャリアにおける被処理体の収容状態を検査し、
その際に、前記キャリア載置部における各キャリアの載置位置に応じて前記複数の第1ハンドの中から所定の1本の第1ハンドを係合し、その第1ハンドによりその載置位置に載置されたキャリアにおける被処理体の収容状態を検査することを特徴とする処理装置、が提供される。
この第1の観点に係る処理装置では、被処理体を保持および解放するための保持機構を備え、前記ロボットと係脱自在な第2ハンドをさらに具備する構成とし、このロボットが前記第2ハンドを係合して、キャリア載置部に載置されたキャリアに対する被処理体の搬入出、および、キャリアと処理部との間での被処理体の搬送を行う構成とすることが好ましい。一方、第1ハンドに被処理体を保持および解放するための保持機構を装備させて、ロボットがこの第1ハンドを係合して、キャリア載置部に載置されたキャリアに対する被処理体の搬入出、および、キャリアと前記処理部との間での被処理体の搬送をさらに行う構成としてもよい。このような構成とすることにより、キャリアと処理部との間での被処理体の搬送に必要なスペースを小さくすることができる。
た、前記処理部に対して被処理体を搬入出するために被処理体を保持するホルダーと、前記ホルダーを載置するためのホルダー載置部と、をさらに具備し、前記ロボットは係合した前記第1ハンドを、前記載置部に載置された前記ホルダーにアクセスさせて前記ホルダーにおける被処理体の収容状態を検査するようにしてもよい。
このような構成により、被処理体を保持および解放するための保持機構を備え、前記ロボットと係脱自在な第2ハンドをさらに具備する構成とすることが好ましく、この第2ハンドを係合させたロボットに、キャリア載置部に載置されたキャリアおよびホルダー載置部に載置されたホルダーに対する被処理体の搬入出、キャリアとホルダーとの間での被処理体の搬送を行わせることができる。このような構成とすることにより、キャリアと処理部との間での被処理体の搬送に必要なスペースを小さくすることができる。
第2ハンドを装備させる代わりに、第1ハンドに被処理体を保持および解放するための保持機構を装着し、この第1ハンドを係合したロボットに、キャリアおよびホルダーに対する被処理体の搬入出、および、キャリアとホルダーとの間での被処理体の搬送を行わせてもよい。
発明の第の観点によれば、 被処理体に所定の処理を行う処理装置における被処理体の処理方法であって、
被処理体が収容されたキャリアを載置するキャリア載置部の所定位置に複数のキャリアを載置する工程と、
被処理体を認識するセンサを備えた第1ハンドを所定のロボットに係合する工程と、
前記ロボットが前記第1ハンドを用いて前記キャリア載置部に載置されたキャリアごとに被処理体の収容状態を検査する工程と、
を有し、
前記ロボットは複数の第1ハンドを交換自在であり、前記キャリア載置部に載置されたキャリアの載置位置に応じて係合する第1ハンドを交換して、各キャリアにおける被処理体の収容状態を検査することを特徴とする処理方法が提供される。
この第2の観点に係る方法において、前記第1ハンドは、被処理体を保持/解放するための保持機構を備え、前記ロボットに係合された前記第1ハンドにより、前記キャリアから被処理体を取り出し、被処理体を保持するホルダーに保持させる工程と、被処理体に所定の処理を行う処理部に前記ホルダーを搬送し、前記ホルダーに保持された被処理体を処理する工程と、をさらに有するものとすることができる。
また、上記第2の観点に係る方法において、前記ロボットと前記第1ハンドとの係合を解いて、被処理体を保持/解放するための保持機構を備えた第2ハンドを前記ロボットに係合させる工程と、前記第2ハンドを係合したロボットにより、前記キャリアから被処理体を取り出し、被処理体を保持するホルダーに保持させる工程と、被処理体に所定の処理を行う処理部に前記ホルダーを搬送し、前記ホルダーに保持された被処理体を処理する工程と、をさらに有するものとすることができる。
これら方法において、第1ハンドを係合したロボットによりホルダーにおける被処理体の収容状態を検査する工程をさらに設けることが好ましい。また、処理部においてホルダーに保持された被処理体に所定の処理を施す工程の後に、ホルダーを所定の位置に戻し、ホルダーにおける被処理体の収容状態を前記第1ハンドを係合したロボットを用いて検査する工程をさらに設けることも好ましい。所定の処理が終了した被処理体を保持したホルダーにおける被処理体の収容状態を検査する工程の後に、ホルダーに保持された被処理体を所定のキャリアに収容し、キャリアにおける被処理体の収容状態を第1ハンドを係合したロボットを用いて検査する工程をさらに設けることも好ましい。
本発明によれば、複数箇所での被処理体のマッピングを1台のロボットにより行うことができるので、コンパクトで安価な処理装置を実現することができる。また、このロボットに被処理体を搬送させる構造とすることで、さらに処理装置をコンパクト化することができ、その場合には、ロボットの駆動に必要な位置データとマッピングを行うことによって得られる位置データとを関連付けすることができるので、被処理体を搬送する際のロボットのポジショニングや動きを正確に再現することができるという効果も得られる。さらに、ロボットは1台で足りることから、従来のように複数のロボットに制動位置を覚えさせる必要がなく、制御が容易となる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。ここでは、被処理体としての半導体ウエハを洗浄する洗浄処理装置を例に挙げることとする。図1に洗浄処理装置100の概略構造を示す斜視図を、図2に洗浄処理装置100の概略構造を示す平面図を、それぞれ示す。
洗浄処理装置100は、ウエハWが収容されたキャリアCを載置するためのキャリア載置部1と、ウエハWに所定の洗浄液(例えばフッ酸水溶液やAPM薬液、純水等)を供給してウエハWを洗浄するチャンバ21を備え、チャンバ21において使用する各種洗浄液の貯留,送液,回収を行う洗浄処理部2と、キャリア載置部1とチャンバ21との間でウエハWの搬送を行うためのウエハ搬送部3と、洗浄処理装置100に備えられた各種電装品を駆動するための配電設備やスイッチングレギュレータ等を備えた電源制御部4と、を有している。
また洗浄処理装置100は、洗浄処理条件の設定(レシピ選択)や洗浄処理の開始/停止を行い、また洗浄処理の進行をモニタするための図示しない制御盤を備えている。この制御盤は、洗浄処理装置100の正面や側面に取り付けてもよいし、洗浄処理装置100から離れた位置に配置してもよい。
キャリアCには、複数(例えば、26枚)のウエハWが略水平姿勢で鉛直方向(Z方向)に一定の間隔(例えば、10mm間隔)で収容されている。キャリア載置部1には、2個のキャリアCをY方向に並べて載置する載置台11が設けられており、ウエハ搬送部3側の垂直パネルには、キャリアCの載置位置に合わせて、シャッタ12a,12bによってそれぞれ開閉自在なウエハ搬入出口13a,13bが形成されている。キャリアCに対するウエハWの搬入出はキャリアCの一側面を通して行われ、この搬入出面には係脱可能な蓋(図示せず)が取り付けられている。キャリアCは、この蓋がウエハ搬入出口13a,13bにフィットするように載置台11に載置される。
シャッタ12aにはキャリアCの蓋を把持する把持機構15が設けられている。把持機構15によってシャッタ12aがキャリアCの蓋を把持した状態で、シャッタ12aをウエハ搬送部3側に後退、降下させることにより、ウエハ搬入出口13aを開口することができるようになっている。シャッタ12bはシャッタ12aと同じ構造を有している。
ウエハ搬送部3は、チャンバ21に対して複数(例えば、キャリアCの収容枚数と同じ26枚)のウエハWを一括して搬入出するために所定間隔(例えば、3mm)で平行に保持する2のホルダー32a・32bと、各ホルダー32a,32bを載置するためのホルダー載置ステージ33a,33bと、キャリアCおよび各ホルダー32a,32bにおけるウエハWの収容状態(例えば、枚数、ウエハWの抜け(ジャンプスロット)、斜め挿入、飛び出し、重なり等の異常)を検査するための第1ハンド36a,36bと、各第1ハンド36a,36bを載置するための第1ハンド載置ステージ37a,37bと、キャリアCおよび各ホルダー32a,32bに対してウエハWを1枚ずつ搬入出するために1枚のウエハWを保持する2枚の第2ハンド34a,34bと、各第2ハンド34a,34bを載置するための第2ハンド載置ステージ35a,35bと、ホルダー32a,32bに収容するウエハWの数を調整するためのダミーウエハWが収容されたダミーウエハ収容部40と、を備えている。
なお、各第2ハンド載置ステージ35a,35bは、図2に示す第2ハンド34a,34bのそれぞれ下に配置されており、各第1ハンド載置ステージ37a,37bは図2に示す第1ハンド36a,36bのそれぞれ下に配置されているが、これらは図1および図2には図示されておらず、後に図5,6を参照しながら説明することとする。また、ホルダー載置ステージ33a,33bは、ウエハ搬送部3内のウエハ搬入出口13a・13bの上側に配設されているが、これも図1および図2には図示されておらず、後に図8を参照しながら説明することとする。
また、ウエハ搬送部3の基台3aには、第1ハンド36aを係合してキャリアCとホルダー32aにおけるウエハWの収容状態を検査し、第2ハンド34aを係合してキャリアCとホルダー32a,32bとの間でウエハWを搬送し、ホルダー32aを係合してホルダー載置ステージ33aとチャンバ21との間でウエハWを搬送する(同様に、第1ハンド36bを係合してキャリアCとホルダー32bにおけるウエハWの収容状態を検査し、第2ハンド34bを係合してキャリアCとホルダー32a,32bとの間でウエハWを搬送し、ホルダー32bを係合してホルダー載置ステージ33bとチャンバ21との間でウエハWを搬送する)ための1台の多関節構造を有する多機能ロボット31(以下「ロボット31」と記す)が配設されている。また、ウエハ搬送部3の天井部には、ウエハ搬送部3に清浄な空気をダウンフローするためのファンフィルタユニット(FFU)が装備されている。
図3にロボット31の概略構造を示す斜視図を示す。このロボット31は、一般的に垂直多関節型6軸ロボットと呼ばれているものであり、図中の矢印A〜Aの回転動作を組み合わせることによって、人の手・腕に近い動きを行うことができる構造を有している。ロボット31の先端には、ホルダー32a,32b、第2ハンド34a,34b、第1ハンド36a,36bを個々に係脱するための係脱部60が取り付けられており、ホルダー32a,32b、第2ハンド34a,34b、第1ハンド36a,36bにはそれぞれ、ロボット31の係脱部60と対をなす係合部63(後に示す図5〜7参照)が設けられている。
図4に係脱部60と係合部63の概略構造とこれらの係脱状態を示す断面図を示す。係脱部60は、係合部63に設けられた係合凹部63a内に挿入される挿入凸部60aを有しており、その挿入凸部60aには係合凹部63a内に横設されたロックピン63bに係合する垂直方向に回転可能なロックカム60bが設けられている。このロックカム60bには中心方向に向かって延びる長孔60cが設けられ、この長孔60c内に回転および摺動自在に係合するピン60dが設けられている。また、係脱部60はエアシリンダ等の伸縮機構により動作するピストンロッド61aを備えており、ロックカム60bはピン60dを介してピストンロッド61aの先端部に連結されている。
ピストンロッド61aの基端には、その先端側よりも外径の長い鍔部61cが形成されており、ピストンロッド61aを収容する筒体61bの内端部とピストンロッド61aの鍔部61cとの間には、ロックカム60bの位置を安定させるためのスプリング60eが設けられている。また、ピストンロッド61aは、係脱部60の挿入凸部60aの基部側に露呈された近接センサ62が、係合部63と係脱部60の近接を確認した後に作動されるようになっている。
例えば、このように構成される係脱部60を備えたロボット31と、係合部63を備えた第1ハンド36aとを係合させるには、最初に図4(a)に示すように、ピストンロッド61aを係脱部60の先端側に位置させてスプリング60eを縮ませ、係脱部60を係合部63側に移動させてもロックカム60bがロックピン63bに接触しない状態とする。続いて図4(b)に示すように、係合部63の係合凹部63a内に挿入凸部60aが挿入されるように、ロボット31を駆動する。そして、係合凹部63a内の所定位置まで挿入凸部60aが挿入されたことを近接センサ58の信号によって確認した後、次に図4(c)に示すように、スプリング60eが伸びるようにピストンロッド61aを後退させて、ロックカム60bを回転させてロックピン63bに係合させる。これにより、ロボット31と第1ハンド36aとが係合された状態となる。これらの係合を解く順序は、これらを係合させた順序の逆を行えばよい。
第1ハンド36aはウエハ搬入出口13aにフィットするように載置されたキャリアCおよびホルダー32aにおけるウエハWの収容状態を検査するために用いられ、第1ハンド36bはウエハ搬入出口13bにフィットするように載置されたキャリアCおよびホルダー32aにおけるウエハWの収容状態を検査するために用いられ、ロボット31は、適宜、これら第1ハンド36a,36bを係脱する。
これらの第1ハンド36a,36bは同じ構造を有し、第1ハンド載置ステージ37a,37bは同じ構造を有しているので、図5に第1ハンド36aと第1ハンド載置ステージ37aの概略構造を示す斜視図を示し、これらを例に説明する。第1ハンド36aの基端部には上述した係合部63が設けられており、二股に分かれた先端部には、ウエハWを認識するための発光素子39aと受光素子39bとからなるセンサ39が設けられている。また、第1ハンド36aには、センサ39のオペレーションに関わるケーブル39cが付属しており、第1ハンド36aをウエハ搬送部3内で移動させることによるケーブル39cの絡み等の発生を防止すべく、第1ハンド載置ステージ37aはウエハ搬入出口13aに近接した位置に設けられている(図1,図2参照)。
ロボット31が第1ハンド載置ステージ37aにおいて確実に第1ハンド36aを係脱するために、第1ハンド36aは常に第1ハンド載置ステージ37aの一定の位置に載置されなければならない。そのため、第1ハンド載置ステージ37aには、第1ハンド36aの位置を確認するための位置確認センサ38aが設けられており、ロボット31は位置確認センサ38aの検出信号にしたがって、第1ハンド載置ステージ37a上での第1ハンド36aの係脱位置を認識する。
図6にこの第1ハンド36aによるキャリアCに収容されたウエハWの収容状態を検査し、キャリアCにおけるウエハWの収容状態を把握する方法(所謂、マッピング)を模式図を示す。最初に、ロボット31は第1ハンド載置ステージ37aにアクセスして、第1ハンド36aを係合し、例えば、第1ハンド36aをキャリアCに収容された最下端のウエハWの僅かに下側に、その後に第1ハンド36aを鉛直に(Z方向に)上昇させた際にウエハWに接触しないように、近接させる(図6(a)の左図)。なお、第1ハンド36aの先端形状は、キャリアCからのウエハWの飛び出しがあった場合(ウエハWの飛び出しの検査方法は後に説明する)にも、第1ハンド36aを鉛直に上昇させた際にウエハWに接触しない形状に設計される。
発光素子39aを点灯させると、この状態では、発光素子39aと受光素子39bの間の光路には障害物がないために、受光素子39bから受光状態を示す信号が得られる。次に、第1ハンド36aを一定の速度で下から上に向けてスキャンさせると、ウエハWの端部によって発光素子39aと受光素子39bの間の光路が遮られる(図6(a)の右図)。こうして、キャリアCにおけるウエハWの収容状態が良好であれば、受光素子39bから受光状態と遮光状態とが一定の周期で現れる検出信号が得られ、この検出信号からウエハWの位置と数を確認することができる。
また、例えば、キャリアC内にジャンプスロットがあった場合には、受光状態の時間幅が長い信号部分が得られ、キャリアC内の1箇所のスロットに2枚以上のウエハWが重なっていた場合には、遮光状態の時間幅の長い信号部分が得られ、その時間幅からウエハWの重なり枚数を把握することもできる。さらに、ウエハWがウエハWが斜めに挿入されている場合には、通常よりも遮光状態の時間幅の長い信号部分(この場合、ウエハWが複数重なっている場合よりも時間幅が長くなる)が得られる。
キャリアCからのウエハWの飛び出しを検出する場合には、第1ハンド36aをキャリアCに収容された最下端のウエハWの僅かに下側であって、発光素子39aと受光素子39bとの間の光路がキャリアCにおけるウエハWの正常な収容位置の先端よりも一定距離だけウエハ搬送部3側の位置に近接させる(図6(b)の左図)。その後、発光素子39aを点灯させて、第1ハンド36aを上昇させると、飛び出したウエハW′があれば、そのウエハW′によって遮光信号が得られるので(図6(b)の右図)、飛び出したウエハWの位置と数を確認することができる。このような第1ハンド36aのスキャンは上から下に向かって行ってもよい。
ホルダー32aにおけるウエハWのマッピングもこれと同様にして行われる。また、第1ハンド36bを係合したロボット31によって、ウエハ搬入出口13bにフィットするように載置台11に載置されたキャリアCにおけるウエハWのマッピングと、ホルダー32bにおけるウエハWのマッピングも、これと同様にして行われる。このようなマッピング処理においてジャンプスロットや斜め収容等の収容異常が検出された場合には、警報(光、音、制御盤でのディスプレイ表示)を発令し、洗浄処理装置100のオペレータがこのような異常に対して、適宜、対処する構成とすることも好ましい。
このようにしてキャリアCやホルダー32a,32bにおけるウエハWのマッピングを行うと、ロボット31の駆動に必要な位置データとマッピングを行うことによって得られる位置データとを関連付けすることができるので、後述するようにロボット31に第2ハンド34a,34bを係合してウエハWを搬送する際に、ロボット31のポジショニングや動きを正確に再現することができる。また、1台のロボット31で、載置台11に載置されたキャリアCおよびホルダー32a,32bにおけるウエハWのマッピングを行うことができるので、従来のように、従来のように複数のロボットに制動位置を覚えさせる必要がなく、制御が容易となる。
さらに、洗浄処理装置100では、キャリアCにおけるウエハWの収容状態を検査するためのセンサ装置を各ウエハ搬入出口13a・13bの近くに固定して設けないために、その設置スペースを省くことができる。またウエハ搬入出口の数と同じ数のセンサ装置を設置する必要がないために、装置コストも低く抑えることができる。
第2ハンド34a,34bは同じ構造を有し、第2ハンド載置ステージ35a,35bは同じ構造を有しているので、図7(a)に第2ハンド34aと第2ハンド載置ステージ35aの概略構造を示す斜視図を示し、これらを例に説明する。第2ハンド34aは、ウエハWを保持、開放するためのウエハ保持機構を構成する、4個の保持ピン65a,65b,65c,65dと、保持ピン65c,65dを保持ピン65a,65bに対して接近/後退させるための図示しない移動機構と、を備えている。なお、保持ピン65a,65bは第2ハンド34aの本体に固定されている。
これら保持ピン65a〜65dはそれぞれ図7(b)の斜視図に示すように、円柱部材の長さ方向中心にその外径が上下端部よりも短くなるような絞り(くびれ)が形成された構造を有しており、この絞りの部分でウエハWを把持する。保持ピン65a〜65dの高さは、第2ハンド34aをキャリアC内に収容されたウエハWどうしの隙間に挿入することができる厚みとする必要があるため、例えば、キャリアC内でウエハWどうしの間隔が10mmであり、第2ハンド34a本体の厚みが3mmの場合には、1.5〜2.0mmとすることが好ましい。
ロボット31が第2ハンド載置ステージ35aにおいて確実に第2ハンド34aを係脱するために、第2ハンド34aは常に第2ハンド載置ステージ35aの一定の位置に載置されなければならない。そのため、第2ハンド載置ステージ35aには、第2ハンド34aの位置を確認するための位置確認センサ38bが設けられている。なお、第2ハンド34aをキャリアCに収容されたウエハWを搬出するために用い、第2ハンド34bをチャンバ21での処理が終了したウエハWをキャリアCに搬入するために用いると、洗浄処理前のウエハWに付着したパーティクル等が第2ハンドに転写され、これがさらに洗浄処理が終了したウエハWへ転写されることを防止することができる。
キャリアCからのウエハWの搬出方法には、以下に説明する第1の搬出方法と第2の搬出方法がある。第1の搬出方法では、まず第2ハンド34aをウエハWの下側に挿入し、次いで保持ピン65a〜65dの絞り部がウエハWの真横に位置するように、第2ハンド34aを上昇させる。このとき保持ピン65a〜65dがウエハWに接触しないように、保持ピン65c,65dを基部側(係合部63側)にスライドさせておく。続いて、保持ピン65a,65bの絞り部にウエハWの端面が当接するように、第2ハンド34aを基部側に少し引く。そして保持ピン65c,65dの絞り部にウエハWの端面が当接するように、保持ピン65c,65dをウエハW側にスライドさせる。こうして保持ピン65a〜65dにウエハWが把持されたら、ウエハWをキャリアC内に収容するためにキャリアCの内壁に設けられた棚とウエハWとが摺れないように、第2ハンド34aの高さを調整して、キャリアCから第2ハンド34aを引き出す。
一般的にウエハWは、その主面を上に(裏面を下に)向けてキャリアCに収容されているので、この第1の搬出方法では、ウエハWの裏面が第2ハンド34a本体に対面するように、ウエハWが第2ハンド34aに保持される。
キャリアCに収容されたウエハWを搬出する第2の搬出方法は、ロボット31が図3に示すロボット31の矢印A4による動きによって係合した第2ハンド34aを反転させることができるという特徴を利用する。すなわち、(1)保持ピン65a〜65dが第2ハンド34a本体の下側に位置するように第2ハンド34aを反転させ、(2)第2ハンド34aを取り出すウエハWの上側に挿入し、(3)保持ピン65a〜65dの絞り部がウエハWの真横に位置するように第2ハンド34aを降下させ、(4)保持ピン65a,65bの絞り部にウエハWの端面を当接させ、(5)保持ピン65c,65dの絞り部をウエハWの端面に当接させ、(6)第2ハンド34aをキャリアCから引き出す、という手順で行われる。この第2の搬出方法では、ウエハWの主面が第2ハンド34a本体に対面するように、ウエハWが第2ハンド34aに保持される。図7(c)に、この第2の搬出方法によってウエハWがキャリアCから搬出された状態を示す。
このような第1の搬出方法または第2の搬出方法の逆操作を行うことによって、洗浄処理が終了したウエハWをキャリアCに搬入することができるが、前述したように、キャリアC内ではウエハWはその主面が上を向くように収容する必要があるので、キャリアCへのウエハWの搬入方法は、キャリアCからのウエハWの搬出方法を考慮して決定する。
ホルダー32a,32bは同じ構造を有し、ホルダー載置ステージ33a,33bは同じ構造を有しているので、図8(a)にホルダー32aの概略構造を示す斜視図を示し、図8(b),(c)にホルダー載置ステージ33aの概略構造を示す側面図および裏面図を示し、これらを例に説明する。ホルダー32aは、ベースプレート66と、ベースプレート66上に起立して設けられた把持棒67a,67b,67c,67dと、ベースプレート66の裏面に設けられた係合部63と、を有している。
ベースプレート66の内側と把持棒67a〜67dには、PEEK等の耐食性に優れる材料が用いられ、ベースプレート66の外側には、ステンレス等の金属材料が好適に用いられる。各把持棒67a〜67dには、ウエハWの周縁を挟み込むための溝68が、隣接するウエハWどうしの隙間幅(面間隔)が例えば3mmとなるように、一定の間隔で形成されている。このようにホルダー32aにウエハWを狭い隙間幅で収容することで、チャンバ21(後に説明する)を小型化し、洗浄液の使用量を低減し、また洗浄処理装置100のフットプリントを小さくすることができる。
ホルダー載置ステージ33aには、ロボット31の係脱部60とホルダー32aの係合部63とが係合した状態で、ホルダー載置ステージ33aに対して搬入出できるように、係合部63の大きさに合わせた切り込み69が形成されている。また、ホルダー載置ステージ33aは、把持棒67a側が低く、ウエハWの搬入出側が高くなるように、水平面に対して所定角度(例えば、10度)傾斜して配設されている。これにより、ホルダー32aからのウエハWの落下を防止することができる。ホルダー載置ステージ33aにおけるホルダー32aの載置位置は、例えば、ホルダー載置ステージ33aに設けられたストッパ64によって、一定とされる。第2ハンド載置ステージ35a等と同様に、ホルダー載置ステージ33aに、ホルダー32aの載置位置を決めるための位置確認センサを設けることも好ましい。
上述したようにホルダー32aにおけるウエハWの収容間隔が狭いために、ホルダー32aへのウエハWの搬入は、ベースプレート66側から逐次行う。そのためには、ウエハWを保持した第2ハンド34aのホルダー32aへのアクセスを第2ハンド34a本体の下側にウエハWが把持されている状態で行う必要がある。第2ハンド34aによってキャリアCからウエハWを搬出するために前述した第1の搬出方法を用いた場合には、キャリアCからウエハWが搬出された後に、ウエハWが第2ハンド34a本体の下側に位置するように、第2ハンド34aを反転させて先に図7(c)に示した状態とした後に、第2ハンド34aをホルダー32aにアクセスさせる。一方、第2の搬出方法を用いた場合には、図7(c)に示した状態でウエハWがキャリアCから搬出されるので、その姿勢で第2ハンド34aをホルダー32aにアクセスさせればよい。
この状態で把持棒67a〜67dに形成された溝68にウエハWが把持されるように、把持棒67a〜67dの長手方向と垂直な方向から第2ハンド34aをホルダー32aにアクセスさせる。続いて、保持ピン65c,65dを第2ハンド34aの基部側(係合部63側)にスライドさせてウエハWと離間させ、保持ピン65a,65bがウエハWと離間するように第2ハンド34aをストッパ64側にスライドさせ、第2ハンド34aを上昇させてホルダー32aから待避させる。これによりウエハWがホルダー32aに保持される。
ホルダー32aは、キャリアCに収容可能なウエハWの数と同数のウエハWを保持することができるものとすると、キャリアCに実際に収容されているウエハWの枚数がキャリアCに収容できる定数に達していない場合にベースプレート66側から逐次ウエハWが収容されたホルダー32aをチャンバ21に収容すると、把持棒67a〜67dの先端側にウエハWどうしの隙間よりも広い空間が形成されることとなる。その場合、ベースプレート66側のウエハWと把持棒67a〜67dの先端側のウエハWとで洗浄状態に差が生ずるおそれがある。そこで、常にホルダー32aに収容されるウエハWの数が一定となるように、不足した数のダミーウエハWをダミーウエハ収容部40からホルダー32aに搬入することが好ましい。
ダミーウエハ収容部40は、例えば、キャリアCと同じ構造とすることができる。ダミーウエハ収容部40へのダミーウエハWの収容は、ダミーウエハWが収容されたキャリアCを載置台11に載置し、そのキャリアCからダミーウエハ収容部40へウエハWを搬送するように、制御盤から指令を与えることによって行われる。第1ハンド36bを係合したロボット31により、ダミーウエハ収容部40におけるウエハWのマッピングを行うことも好ましい。
図1ではダミーウエハ収容部40を基台3a上に設けたが、これに限定されるものでなく、ロボット31の稼働範囲内であれば、例えば、ホルダー載置ステージ33a等と同様に、ウエハ搬送部3内の上側に設けてもよい。また、洗浄処理装置100では、1箇所にダミーウエハ収容部40が設けられているが、ホルダー32a,32bごとにダミーウエハ収容部を設ける等、複数箇所にダミーウエハ収容部を設けることも好ましい。
ホルダー32a,32bにおけるウエハWのマッピングはそれぞれ第1ハンド36a,36bを係合したロボット31により、キャリアCにおけるウエハWのマッピングと同様にして行うことができる。そのため、ホルダー載置ステージ33a,33bそれぞれにウエハ検査のためのセンサ装置を設ける必要がない。こうして、センサ装置を設置するためのスペースが不要となるために、洗浄処理装置100をコンパクトに構成することができ、しかも、装置コストを低く抑えることができる。
ホルダー載置ステージ33a,33bとチャンバ21との間でのウエハWの搬送は、ホルダー32a,32bを個々に係合したロボット31により行われる。このように洗浄処理装置100では、キャリアCとチャンバ21との間のウエハWの搬送を1台のロボット31で行うために、ウエハ搬送部3のフットプリントを小さくすることができる。
図9に、ホルダー32aをチャンバ21に装着した状態を示す断面図を示す。なお、この図9には、チャンバ21内への各種洗浄液の供給形態を簡略して併記している。チャンバ21のウエハ搬送部3側には、把持棒67a〜67dに把持されたウエハWを搬入出するための窓21aが形成されている。ベースプレート66には段差が設けられており、把持棒67a〜67dが取り付けられている上段部分66aは、チャンバ21の内部に挿入される。
一方、下段部分66bは窓21aの内側に挿入することはできない。上段部分66aとの段差面にはOリング22が配設されており、ベースプレート66の下段部分66bの側面には、係合部63が設けられている面の直径がOリング22が設けられている面の直径よりも短くなるように、傾斜が設けられている。把持棒67a〜67dに把持されたウエハWをチャンバ21内に挿入した状態において、ベースプレート66の下段部分66bの側面を囲うように、チャンバ21にエアグリップリング23が設けられている。
チャンバ21に対する各ホルダー32aの脱着はエアグリップリング23を膨張させていない状態で行われる。ロボット31がホルダー32aをチャンバ21側に所定の力で押し当てた状態でエアグリップリング23を膨張させると、ベースプレート66の下段部分66bの側面の傾斜に起因して、ベースプレート66がチャンバ21側に押し込まれ、Oリング22がチャンバ21の壁面に密着して窓21aが閉塞され、かつ、ホルダー32aがチャンバ21に装着された状態となる。このような状態となった後に、ロボット31は係脱部60(図9には示さず)と係合部63との係合を解く。なお、図9ではエアグリップリング23を膨張させていない状態を示している。
洗浄処理装置100では、チャンバ21の窓21aを封止するための専用の蓋とその移動機構を設ける必要がないために、装置構造がシンプルになる。また、エアグリップリング23によってホルダー32aがチャンバ21に装着された状態では、ロボット31はフリーになるので、その間にキャリアCにおけるウエハWの収容状態確認や、キャリアCからの別のホルダー32bへのウエハWの搬送等の作業を行うことができるようになる。
チャンバ21による洗浄処理は、例えば、主にチャンバ21に収容されたウエハWよりも下の位置からチャンバ21内に洗浄液を供給し(図9に示す「主供給」)、これと同時にチャンバ21内における洗浄液の流れを調整するためにチャンバ21の上下方向の中間部からも適量の洗浄液を供給して(図9に示す「副供給」および「補正供給」)、チャンバ21内を一定量の洗浄液で満たし、所定時間保持した後にチャンバ21の下部からチャンバ21内の洗浄液を排出することによって行うことができる。また、チャンバ21へ洗浄液を供給しながら、チャンバ21内が常に一定量の洗浄液で満たされるように、チャンバ21の上部から洗浄液をオーバーフローさせ、所定時間経過後にチャンバ21への洗浄液供給を停止し、チャンバ21の下部からチャンバ21内の洗浄液を排出してもよい。こうしてチャンバ21からオーバーフローした洗浄液は、濾過後に再びチャンバ21に供給することができる。
洗浄液による処理後には、例えば、洗浄液による処理と同様の方法を用いて純水によるリンス処理を行い、さらに乾燥用の窒素ガスをチャンバ21内に供給してウエハWを乾燥させる処理を行う。チャンバ21内の上端には、窒素ガス等のガスを一定量溜めるためのガススペース24が設けられており、チャンバ21内で圧力変動を吸収して、チャンバ21からの液漏れの発生等が防止されるようになっている。
次に、洗浄処理装置100によるウエハWの洗浄処理工程について、図10および図11に示すフローチャートを参照しながら説明する。最初に、載置台11にウエハ搬入出口13aと対面するようにキャリアC(以下「キャリアC1」と記す)を載置する(ステップ1)。続いてキャリアC1を開口させるために、シャッタ12aにキャリアC1の蓋を把持させて、シャッタ12aをウエハ搬送部3側に引き込み、降下させる(ステップ2)。
ロボット31を第1ハンド載置ステージ37aにアクセスさせて第1ハンド36aを係合させ(ステップ3)、キャリアC1におけるウエハWのマッピングを行う(ステップ4)。ここでは、26枚のウエハWが異常なく収容されていたとする。このマッピングが終了したら、ロボット31を再び第1ハンド載置ステージ37aにアクセスさせて第1ハンド36aの係合を解き、第1ハンド36aを第1ハンド載置ステージ37aの所定位置に載置する(ステップ5)。
続いて、ロボット31を第2ハンド載置ステージ35aにアクセスさせて第2ハンド34aを係合させ(ステップ6)、先に説明した第1の搬出方法または第2の搬出方法にしたがってキャリアC1からウエハWを搬出し、先に説明したホルダー32aへの搬入方法にしたがって、キャリアCから搬出したウエハWをホルダー32aに収容する(ステップ7)。
そして、キャリアC1からホルダー32aへのウエハWの搬送が終了したら、ロボット31を再び第2ハンド載置ステージ35aにアクセスさせて第2ハンド34aの係合を解き、第2ハンド34aを第2ハンド載置ステージ35aの所定位置に載置する(ステップ8)。次いで、ロボット31を再び第1ハンド載置ステージ37aにアクセスさせて第1ハンド36aを係合させ(ステップ9)、ホルダー32aにおけるウエハWのマッピングを行う(ステップ10)。なお、このステップ9,10は省略することもできる。
続いてロボット31をホルダー載置ステージ33aにアクセスさせてホルダー32aを係合させ(ステップ11)、ホルダー32aをホルダー載置ステージ33aから搬出し、縦姿勢(図8(a)に示す姿勢)に変換してチャンバ21にアクセスさせ、エアグリップリング23が動作してホルダー32aがチャンバ21に装着された後に、ホルダー32aの係合を解く(ステップ12)。このステップ12が終了したら、チャンバ21では収容されたウエハWの洗浄処理を開始する(ステップ13)。
このようにしてステップ1〜ステップ12の操作が行われている間に、ウエハ搬入出口13bと対面するように別のキャリアC(以下「キャリアC2」と記す)を載置台11に載置し、キャリアC2を開口させておく(ステップ14)。そして、前述したステップ3〜ステップ11に倣って、キャリアC2におけるウエハWのマッピング、キャリアC2に収容されたウエハWのホルダー32bへの搬送、ホルダー32bにおけるウエハWのマッピングを行う(ステップ15)。なお、ここでは、ステップ15が終了する前にチャンバ21でのステップ13の洗浄処理が終了していても、ステップ15の処理が優先して行われることとする。
チャンバ21でのキャリアC1に係るウエハWの洗浄処理が終了したら、ロボット31をチャンバ21に装着されたホルダー32aにアクセスさせてこれを係合させ(ステップ16)、エアグリップリング23によるホルダー32aの保持が解除された後に、ホルダー32aをチャンバ21からホルダー載置ステージ33aへと搬送する(ステップ17)。そして、ロボット31とホルダー32aとの係合を解いた後に、ステップ11〜13に倣って、ロボット31をホルダー載置ステージ33bにアクセスさせてホルダー32bを係合させ、チャンバ21へ装着し、洗浄処理を開始する(ステップ18)。
ステップ18の洗浄処理が始まった時点で、ロボット31はフリーになっているので、ホルダー32aからキャリアC1へウエハWを搬送するために、その前に、先のステップ9,10と同様にしてホルダー32aにおけるウエハWのマッピングを行う(ステップ19)。このステップ19のマッピングによって、例えば、洗浄処理中にウエハWの破損等の発生の有無を確認することができ、何らかの異常があった場合には、洗浄処理装置100のオペレータが洗浄処理装置100の稼働を停止して、復帰のための対処を行う。
なお、キャリアC1に係るウエハWがチャンバ21での処理中に破損等した場合には、チャンバ21内にウエハWの破片が残る場合があり、そのような状態でキャリアC2に係るウエハWを収容したホルダー32bをチャンバ21に装着すると、チャンバ21やホルダー32b、ウエハWの二次的な破損を招くおそれがある。そこで、スループットは低下するが、ステップ18とステップ19を入れ替えて実行することも好ましい。
続いて、ロボット31を第2ハンド載置ステージ35bにアクセスさせて第2ハンド34bを係合させ、ホルダー32aからキャリアC1へウエハWを搬送する(ステップ20)。その後、ロボット31と第2ハンド34bとの係合を解き、ロボット31に再び第1ハンド36aを係合させて、キャリアC1におけるウエハWのマッピングを行うことも好ましい。キャリアC1にウエハWが収容されたらシャッタ12aによりウエハ搬入出口13aを閉じ、シャッタ12aによるキャリアC1の蓋の把持を解除して、キャリアC1を次の処理工程を行う装置等へと搬送する(ステップ21)。
ステップ18の終了後に新たなキャリアC(以下「キャリアC3」と記す)がウエハ搬入出口13aと対面するように載置された場合には、前述したステップ2〜8にしたがって、そのキャリアC3に収容されたウエハWをホルダー32aに搬送し、さらにステップ9,10にしたがってホルダー32aにおけるウエハWのマッピングを行ってもよい。
キャリアC2に係るウエハWの洗浄処理が終了したら、ステップ16,17,19〜21に倣って、ロボット31にチャンバ21に装着されたホルダー32bを係合させ、エアグリップリング23によるホルダー32bの保持が解除された後に、ホルダー32bをチャンバ21からホルダー載置ステージ33bへと搬送し、ロボット31とホルダー32bとの係合を解き、ロボット31に第1ハンド36bを係合させてホルダー32bにおけるウエハWのマッピングを行い、ロボット31と第1ハンド36bとの係合を解いた後に、ロボット31に第2ハンド34bを係合させてホルダー32bからキャリアC2へウエハWを搬送し、必要に応じてキャリアC2におけるウエハWのマッピングを行い、シャッタ12bによりウエハ搬入出口13bを閉じ、シャッタ12bによるキャリアC2の蓋の把持を解除して、キャリアC2を次の処理工程を行う装置等へと搬送する(ステップ22)。
以降、上述した一連の処理が載置台11にキャリアCが搬入され次第、逐次行われるが、ウエハWの搬送順序は、チャンバ21の稼働状況を踏まえて、好ましくはスループットが向上するように変更することができる。このように、洗浄処理装置100ではロボット31の稼動率が高く、これによって一定の高いスループットを実現することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明はこのような形態に限定されるものではない。例えば、第1ハンド36a,36bと第2ハンド34a,34bの機能を併せ持つものとして、図12(a)の平面図に示すハンド41を用いることも好ましく、ハンド41の先端部の拡大図を図12(b)に示した。これら図12(a)・(b)中の符号39a,39bは図5に示した発光素子,受光素子を、符号65a〜65cは図7に示した保持ピンをそれぞれ示している。
このようなハンド41を用いれば、例えば、ロボット31が前述したように第1ハンド36a,36bと第2ハンド34a,34bとを適宜交換する必要なくして、キャリアCおよびホルダー32a,32bにおけるウエハWのマッピング、キャリアCとホルダー32a,32bとの間におけるウエハWの搬送を行うことができるので、スループットをさらに高めることができる。またハンド41を載置するためのスペースを小さくすることができ、これによりウエハ搬送部3を省スペース化することも可能である。
例えば、2本のハンド41を装備させた場合には、そのうちの1本を、載置台11にウエハ搬入出口13a,13bの位置にかかわらず載置されたキャリアCにおける処理前のウエハのマッピング、キャリアCからホルダー32a,32bへの搬送およびホルダー32a,32bにおける処理前のウエハWのマッピングに用い、残りの1本を、ホルダー32a,32bにおける処理後のウエハWのマッピング、ホルダー32a,32bからキャリアCへのウエハWの搬送およびキャリアCにおける処理後のウエハのマッピングに用いることができる。
また、上記形態においては、キャリア載置部1には2個のキャリアCを載置できる構成としたが、キャリアCの載置数は、ロボット31の可動範囲の広さによって決定されるものであり、本発明は、3個以上のキャリアCを載置することができる構成へ変更することを妨げない。より多くのキャリアCを載置する構成とした場合、スループットを向上させる観点からはチャンバの数を増やすことが望まれるが、その場合にはフットプリントが大きくなるので、フットプリントとスループットのバランスを考慮して、構成を決定すればよい。
第1ハンド36a,36bには、ケーブル39cが付属した構成を示したが、センサ39をバッテリー駆動させ、かつ、センサ検出信号を電波等に変換して制御部へ送る構成へ変更すると、ケーブル39cが不要となるので、その場合には、1本の第1ハンドで2カ所に載置されたキャリアCおよび各ホルダー34a,34bにおけるウエハWのマッピングを行うことができる構成を実現することができる。
洗浄処理装置100では、第1ハンド36a,36bと第2ハンド34a,34bをそれぞれ水平に載置する構成としたが、これに限定されず、図13の垂直断面図に示すように、これらを縦姿勢で収容することができるポケット91a(第1ハンド36a,36b用),91b(第2ハンド34a,34b用)を設けた構成としてもよい。この場合、ウエハ搬送部のフットプリントをさらに小さくすることができる。
ホルダー32a,32bとしては、ベースプレート66側からウエハWの搬入を行い、ウエハWの搬出を把持棒67a〜67dの先端側から行うものを示したが、ホルダー32a,32bの構造は、これに限定されるものではない。例えば、把持棒67a〜67dに形成される溝68のうちでベースプレート66に最も近い溝の位置を、その溝に把持されるウエハWとベースプレート66と間に形成される隙間に第2ハンド34a,34bが十分にアクセスできる位置に設定したホルダーでは、ホルダーへのウエハWの搬入をベースプレート66側からも把持棒67a〜67dの先端側からも行うことができ、また、ホルダーからのウエハWの搬出をベースプレート66側からも把持棒67a〜67dの先端側からも行うことができる。
但し、このようなホルダーを用いようとすると、チャンバを相応に大型化する必要が生ずる。また、このホルダーでは、ウエハW間の隙間幅とウエハWとベースプレート66との間の隙間幅とが異なるので、最もベースプレート66側に把持されたウエハWの洗浄後の状態が他のウエハWの洗浄後の状態と実質的に変わらない場合に用いることができる。
また、第2ハンドとして1枚の半導体ウエハを搬送するものを取り上げたが、処理時のピッチ(洗浄処理装置100の場合、ホルダー32a・32bにおけるウエハ間隔)に余裕のある場合には、第2ハンドは必ずしも1枚を保持するものでなくともよい。さらに、上記説明においては、被処理体として半導体ウエハを取り上げたが、これに限定されるものではなく、その他の被処理体、例えば、フラットパネルディスプレイ(FDP)用のガラス基板、各種セラミックス基板、樹脂基板等であってもよく、さらに被処理体は基板に限定されるものでもない。
本発明は、半導体装置やFDP等の製造のための各種基板の洗浄処理装置やエッチング処理装置、超臨界流体処理装置に好適であり、さらに熱処理装置等にも適用することができる。
洗浄処理装置の概略構造を示す斜視図。 洗浄処理装置の概略構造を示す平面図。 ロボットの概略構造を示す斜視図。 係脱部と係合部の概略構造とこれらの係脱状態を示す断面図。 第1ハンドと第1ハンド載置ステージの概略構造を示す斜視図。 第1ハンドによるキャリアに収容されたウエハのマッピング方法を示す模式図。 第2ハンドとハンド載置ステージの概略構造を示す斜視図と、保持ピンの概略構造を示す斜視図と、ウエハを下側で保持した状態を示す斜視図。 ホルダーの概略構造を示す斜視図と、ホルダー載置ステージの概略構造を示す側面図と、裏面図。 ホルダーをチャンバに装着した状態を示す断面図。 洗浄処理装置によるウエハの洗浄工程を示すフローチャート。 洗浄処理装置によるウエハの洗浄工程を示すフローチャート。 別のハンドの概略構造を示す平面図。 第1ハンドと第2ハンドの別の配設形態を示す断面図。
符号の説明
1;キャリア載置部
2;洗浄処理部
3;ウエハ搬送部
11;載置台
21;チャンバ
31;ロボット
32a・32b;ホルダー
34a・34b;第2ハンド
36a・36b;第1ハンド
37a・37b;第1ハンド載置ステージ
39;センサ
39a;発光素子
39b;受光素子
40;ダミーウエハ収容部
60;係脱部
63;係合部
65a〜65d;保持ピン
67a〜67d;把持棒
91a・91b;ポケット
100;洗浄処理装置

Claims (21)

  1. 被処理体に所定の処理を施す処理部を備えた処理装置であって、
    被処理体を収容したキャリアを搬入出するための、複数のキャリアを載置可能なキャリア載置部と、
    被処理体を認識するためのセンサを供えた複数の第1ハンドと、
    前記第1ハンドを係脱自在なロボットと、
    を具備し、
    前記ロボットは、前記第1ハンドを係合して、前記第1ハンドを前記キャリア載置部に載置された複数のキャリアにそれぞれアクセスさせて、各キャリアにおける被処理体の収容状態を検査し、
    その際に、前記キャリア載置部における各キャリアの載置位置に応じて前記複数の第1ハンドの中から所定の1本の第1ハンドを係合し、その第1ハンドによりその載置位置に載置されたキャリアにおける被処理体の収容状態を検査することを特徴とする処理装置。
  2. 被処理体を保持および解放するための保持機構を備え、前記ロボットと係脱自在な第2ハンドをさらに具備し、
    前記ロボットは前記第2ハンドを係合して、前記キャリア載置部に載置されたキャリアに対する被処理体の搬入出、および、前記キャリアと前記処理部との間での被処理体の搬送を行うことを特徴とする請求項1記載の処理装置。
  3. 前記第1ハンドは、さらに被処理体を保持および解放するための保持機構を具備し、
    前記ロボットは前記第1ハンドを係合して、前記キャリア載置部に載置されたキャリアに対する被処理体の搬入出、および、前記キャリアと前記処理部との間での被処理体の搬送を行うことを特徴とする請求項1記載の処理装置。
  4. 前記第1ハンドを1本ずつ載置する複数の第1ハンド載置部をさらに具備し、
    前記ロボットは、検査対象のキャリアに最も近い第1ハンド載置部にアクセスして第1ハンドを係合することを特徴とする請求項1に記載の処理装置。
  5. 前記複数の第1ハンド載置部はそれぞれ前記第1ハンドの載置位置を検出する第1ハンド位置確認センサを具備し、
    前記ロボットは、各第1ハンド載置部において、前記第1ハンド位置確認センサからの信号に基づいて一定位置で第1ハンドの係脱を行うことを特徴とする請求項4に記載の処理装置。
  6. 記処理部に対して被処理体を搬入出するために被処理体を保持するホルダーと、
    前記ホルダーを載置するためのホルダー載置部と、
    をさらに具備し、
    前記ロボットは係合した前記第1ハンドを、前記載置部に載置された前記ホルダーにアクセスさせて前記ホルダーにおける被処理体の収容状態を検査することを特徴とする請求項1に記載の処理装置。
  7. 被処理体を保持および解放するための保持機構を備え、前記ロボットと係脱自在な第2ハンドをさらに具備し、
    前記ロボットは前記第2ハンドを係合して、前記キャリア載置部に載置されたキャリアおよび前記ホルダー載置部に載置されたホルダーに対する被処理体の搬入出、および、前記キャリアと前記ホルダーとの間での被処理体の搬送を行うことを特徴とする請求項6に記載の処理装置。
  8. 前記第2ハンドを2本備え、1本の第2ハンドは前記キャリアに収容された被処理体を搬出するために用いられ、残る1本の第2ハンドは前記処理部での処理が終了した被処理体を前記キャリアに搬入するために用いられることを特徴とする請求項7に記載の処理装置。
  9. 前記第2ハンドを載置するために、前記第2ハンドの載置位置を検出する第2ハンド位置確認センサを備えた第2ハンド載置部をさらに具備し、
    前記ロボットは、前記第2ハンド位置確認センサからの信号に基づいて前記第2ハンド載置部における一定位置で第2ハンドの係脱を行うことを特徴とする請求項7または請求項8に記載の処理装置。
  10. 前記第2ハンドは1個の被処理体を保持することを特徴とする請求項7から請求項9のいずれか1項に記載の処理装置。
  11. 前記第1ハンドは、さらに被処理体を保持および解放するための保持機構を具備し、
    前記ロボットは前記第1ハンドを係合して、前記キャリア載置部に載置されたキャリアおよび前記ホルダー載置部に載置されたホルダーに対する被処理体の搬入出、および、前記キャリアと前記ホルダーとの間での被処理体の搬送を行うことを特徴とする請求項6に記載の処理装置。
  12. 前記第1ハンドを載置するために、前記第1ハンドの載置位置を検出する第1ハンド位置確認センサを備えた第1ハンド載置部をさらに具備し、
    前記ロボットは、各第1ハンド載置部において、前記第1ハンド位置確認センサからの信号に基づいて一定位置で第1ハンドの係脱を行うことを特徴とする請求項6から請求項11のいずれか1項に記載の処理装置。
  13. 前記ホルダー、前記ホルダー載置部をそれぞれ複数具備し、かつ、前記キャリア載置部は複数のキャリアを載置可能な構造を有し、
    前記ロボットは、検査対象のキャリアおよびホルダーに最も近い第1ハンド載置部にアクセスして第1ハンドを係合し、前記検査対象のキャリアおよびホルダーにおける被処理体の収容状態を検査することを特徴とする請求項6から請求項12のいずれか1項に記載の処理装置。
  14. 前記ホルダー、前記ホルダー載置部および前記第1ハンドの数はそれぞれ、前記キャリア載置部に載置することができるキャリアの数と同数であることを特徴とする請求項13に記載の処理装置。
  15. 前記被処理体は基板であり、前記キャリアには複数の基板が収容され、前記ホルダーには複数の基板を保持させることができ、
    前記ロボットは前記第1ハンドを係合して、前記キャリアおよび前記ホルダーにおける基板の数、抜け、重なり、斜め挿入、飛び出しを検査することを特徴とする請求項6から請求項14のいずれか1項に記載の処理装置。
  16. 被処理体に所定の処理を行う処理装置における被処理体の処理方法であって、
    被処理体が収容されたキャリアを載置するキャリア載置部の所定位置に複数のキャリアを載置する工程と、
    被処理体を認識するセンサを備えた第1ハンドを所定のロボットに係合する工程と、
    前記ロボットが前記第1ハンドを用いて前記キャリア載置部に載置されたキャリアごとに被処理体の収容状態を検査する工程と、
    を有し、
    前記ロボットは複数の第1ハンドを交換自在であり、前記キャリア載置部に載置されたキャリアの載置位置に応じて係合する第1ハンドを交換して、各キャリアにおける被処理体の収容状態を検査することを特徴とする処理方法。
  17. 前記第1ハンドは、被処理体を保持/解放するための保持機構を備え、
    前記ロボットに係合された前記第1ハンドにより、前記キャリアから被処理体を取り出し、被処理体を保持するホルダーに保持させる工程と、
    被処理体に所定の処理を行う処理部に前記ホルダーを搬送し、前記ホルダーに保持された被処理体を処理する工程と、
    をさらに有することを特徴とする請求項16に記載の処理方法。
  18. 前記ロボットと前記第1ハンドとの係合を解いて、被処理体を保持/解放するための保持機構を備えた第2ハンドを前記ロボットに係合させる工程と、
    前記第2ハンドを係合したロボットにより、前記キャリアから被処理体を取り出し、被処理体を保持するホルダーに保持させる工程と、
    被処理体に所定の処理を行う処理部に前記ホルダーを搬送し、前記ホルダーに保持された被処理体を処理する工程と、
    をさらに有することを特徴とする請求項16に記載の処理方法。
  19. 前記第1ハンドを係合したロボットにより、前記ホルダーにおける被処理体の収容状態を検査する工程をさらに具備することを特徴とする請求項17または請求項18に記載の処理方法。
  20. 前記処理部において前記ホルダーに保持された被処理体に所定の処理を施す工程の後に、前記ホルダーを所定の位置に戻し、前記ホルダーにおける被処理体の収容状態を前記第1ハンドを係合したロボットを用いて検査する工程をさらに有することを特徴とする請求項17から請求項19のいずれか1項に記載の処理方法。
  21. 前記所定の処理が終了した被処理体を保持したホルダーにおける被処理体の収容状態を検査する工程の後に、前記ホルダーに保持された被処理体を所定のキャリアに収容し、当該キャリアにおける被処理体の収容状態を前記第1ハンドを係合したロボットを用いて検査する工程をさらに有することを特徴とする請求項20に記載の処理方法。
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