JP4755455B2 - パワートランジスタのオンオフを制御する制御回路およびそれを用いたスイッチングレギュレータならびに電子機器 - Google Patents

パワートランジスタのオンオフを制御する制御回路およびそれを用いたスイッチングレギュレータならびに電子機器 Download PDF

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本発明は、スイッチングレギュレータ等に用いられるパワートランジスタの駆動技術に関し、特にその低消費電力化のための技術に関する。
近年の携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)、ノート型パーソナルコンピュータなどのさまざまな電子機器に、デジタル信号処理を行うマイクロプロセッサが搭載されている。こうしたマイクロプロセッサの駆動に必要とされる電源電圧は、半導体製造プロセスの微細化に伴って低下しており、なかには1.5V以下の低電圧で動作するものもある。
一方、こうした電子機器には電源としてリチウムイオン電池などの電池が搭載される。リチウムイオン電池から出力される電池電圧は、3V〜4V程度であり、電池電圧をそのままマイクロプロセッサに供給したのでは、無駄な電力消費が発生する。そこで、降圧型のスイッチングレギュレータなどを用いて電池電圧を降圧し、定電圧化してマイクロプロセッサに供給するのが一般的である。たとえば、特許文献1から3には、降圧型のスイッチングレギュレータに関する技術が開示されている。
特開2004−32875号公報 特開2002−252971号公報 特開2003−319643号公報
電池の長寿命化が求められる電子機器において、スイッチングレギュレータの高効率化は、非常に重要な技術的課題である。スイッチングレギュレータの効率を制限する要因のひとつとして、スイッチング素子として使用されるパワートランジスタのオン抵抗が挙げられる。スイッチングレギュレータの効率を高めるためには、損失として働くオン抵抗を可能な限り小さく、すなわちトランジスタサイズを大きく設計することが望ましい。
しかしながら、パワートランジスタにある程度の電流が流れる重負荷時の効率を重視してトランジスタサイズを大きく設計すると、パワートランジスタのゲート容量が大きくなる。半導体製造プロセスにも依存するが、パワートランジスタのゲート容量は、数10pFから数百pFのオーダーと大きい。その結果、パワートランジスタをオンオフさせるためにゲート電圧を変化させる際に必要となるゲートドライブ電流が大きくなるという問題が発生する。特に、パワートランジスタに流れる電流が小さい軽負荷時においては、ゲートドライブ電流により効率が制限されてしまうことになる。
本発明はかかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的のひとつは、スイッチングレギュレータのスイッチング素子として機能するパワートランジスタのゲートドライブ電流を低減することにある。
本発明のある態様は、時分割的にオンオフを繰り返すパワートランジスタのゲート電圧を制御する制御回路に関する。この制御回路は、パワートランジスタのゲートと固定電圧端子間に直列に設けられた、電荷転送用スイッチおよび電荷保存用キャパシタと、パワートランジスタのゲートに第1電圧または前記第1電圧より低い第2電圧を印加してパワートランジスタのオンオフを切り替えるとともに、それと同期して電荷転送用スイッチのオンオフを制御するドライバ回路と、を備える。
この態様によると、パワートランジスタのゲートに蓄えられた電荷を、電荷保存用キャパシタに転送して蓄えておき、次にゲート電圧を遷移させるときに、蓄えた電荷をゲートに再転送する。結果としてゲートドライブ電流を低減し、低消費電力化を図ることができる。
電荷保存用キャパシタの容量を、パワートランジスタのゲート容量よりも大きく設定してもよい。電荷保存用キャパシタの容量値を大きくするほど、ゲートドライブ電流を低減することができる。
ドライバ回路は、パワートランジスタのゲート電圧を第2電圧から第1電圧に上昇させるとき、電荷転送用スイッチをオンして電荷保存用キャパシタからパワートランジスタのゲートに電荷を転送し、その後、電荷転送用スイッチをオフするとともに、パワートランジスタのゲートに、第1電圧を印加してもよい。
また、ドライバ回路は、パワートランジスタのゲート電圧を第1電圧から第2電圧に下降させるとき、電荷転送用スイッチをオンしてパワートランジスタのゲートから電荷保存用キャパシタに電荷を転送し、その後、電荷転送用スイッチをオフするとともに、パワートランジスタのゲートに、第2電圧を印加してもよい。
電荷転送用スイッチと、電荷保存用キャパシタと、ドライバ回路と、を1つの半導体基板上に一体集積化してもよい。また、制御対象となるパワートランジスタをさらに一体集積化してもよい。
なお、「一体集積化」とは、回路の構成要素のすべてが半導体基板上に形成される場合や、回路の主要構成要素が一体集積化される場合が含まれ、回路定数の調節用に一部の抵抗やキャパシタなどが半導体基板の外部に設けられていてもよい。
本発明の別の態様は、降圧型のスイッチングレギュレータである。このスイッチングレギュレータは、一端に入力電圧が印加されたスイッチングトランジスタと、カソードがスイッチングトランジスタの他端に接続され、アノードが接地された整流用ダイオードと、スイッチングトランジスタと整流用ダイオードの接続点に一端が接続される出力インダクタと、出力インダクタの他端と接地間に設けられた出力キャパシタと、スイッチングトランジスタのオンオフを時分割的に制御する上述の制御回路と、を備える。
また、スイッチングレギュレータは、整流用ダイオードに代えて同期整流用トランジスタを備えてもよい。制御回路は、スイッチングトランジスタおよび同期整流用トランジスタのオンオフを制御し、かつ電荷保存用キャパシタおよび電荷転送用スイッチを、スイッチングトランジスタまたは同期整流用トランジスタの少なくとも一方のゲートと接地間に設けてもよい。
この態様によると、降圧型のスイッチングトランジスタのゲートドライブ電流を低減することができ、スイッチングレギュレータの効率を改善することができる。
本発明のさらに別の態様は、昇圧型のスイッチングレギュレータである。このスイッチングレギュレータは、一端に入力電圧が印加されたインダクタと、インダクタの他端と接地間に設けられたスイッチングトランジスタと、インダクタおよびスイッチングトランジスタの接続点にアノードが接続された整流用ダイオードと、整流用ダイオードのカソードと接地間に設けられた出力キャパシタと、スイッチングトランジスタのオンオフを時分割的に制御する上述の制御回路と、を備える。
スイッチングレギュレータは、整流用ダイオードに代えて同期整流用トランジスタを備えてもよい。制御回路は、スイッチングトランジスタおよび同期整流用トランジスタのオンオフを制御し、かつ電荷転送用スイッチおよび電荷保存用キャパシタを、スイッチングトランジスタまたは同期整流用トランジスタの少なくとも一方のゲートと接地間に設けてもよい。
この態様によると、昇圧型のスイッチングトランジスタのゲートドライブ電流を低減することができ、スイッチングレギュレータの効率を改善することができる。
本発明のさらに別の態様は、電子機器である。この電子機器は、電池と、電池から出力される電池電圧を降圧または昇圧して負荷に供給する上述のスイッチングレギュレータと、を備える。
この態様によると、パワートランジスタのゲートドライブ電流を低減することにより、スイッチングレギュレータの効率を改善することができ、ひいては電池の寿命を延ばすことができる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せや本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明に係るパワートランジスタのゲート電圧を制御する制御回路によれば、ゲートドライブ電流を低減することができる。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態は、スイッチングレギュレータや、モータドライバのHブリッジ回路、チャージポンプ回路に、スイッチング素子として使用されるパワートランジスタのオンオフを時分割に制御する制御回路に関する。
図1は、第1の実施の形態に係る制御回路100の構成を示す回路図である。本実施の形態では、駆動対象のパワートランジスタM1が、PチャンネルMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)の場合について説明する。なお、駆動対象のパワートランジスタはNチャンネルMOSFEETであってもよく、この場合、ゲート電圧のハイレベルとローレベルを反転すればよい。
パワートランジスタM1のソースには電源電圧Vddが印加されており、制御回路100は、パワートランジスタM1のゲート電圧を切り替えることによりパワートランジスタM1のオンオフを制御する。パワートランジスタM1のドレインには、NチャンネルMOSFETや抵抗などの図示しない負荷が接続される。
制御回路100は、電荷転送用スイッチSW1、電荷保存用キャパシタC1、ドライバ回路10を含む。以下の説明において、信号およびキャパシタに付された符号は、必要に応じてそれぞれの電圧値および容量値を表すものとして用いることとする。
電荷転送用スイッチSW1および電荷保存用キャパシタC1は、パワートランジスタM1のゲートと、固定電圧端子である接地間に直列に設けられる。電荷保存用キャパシタC1の容量は、パワートランジスタM1のゲート容量Cg1よりも大きく設定しておく。電荷保存用キャパシタC1の容量は、パワートランジスタM1のゲート容量Cg1の少なくとも1.5倍以上、望ましくは3倍から10倍以上となるように、可能な限り大きく設計することが望ましい。
ドライバ回路10には、パワートランジスタM1のオン、オフを指示するパルス信号SIG1が入力される。ドライバ回路10は、パルス信号SIG1がローレベルのときパワートランジスタM1をオンし、パルス信号SIG1がハイレベルのときパワートランジスタM1をオフする。ドライバ回路10は、その出力端子12から第1電圧V1、または第1電圧V1より低い第2電圧V2を出力し、パワートランジスタM1のゲートに印加する。本実施の形態において、第1電圧V1および第2電圧V2はそれぞれ、電源電圧Vddおよび接地電位0Vであるとする。パワートランジスタM1は、ドライバ回路10によりゲートに第1電圧V1=Vddが印加されるときオフし、ゲートに第2電圧V2=0Vが印加されるときオンとなる。
さらに、ドライバ回路10は、パワートランジスタM1のゲート電圧Vg1の制御と同期して電荷転送用スイッチSW1のオンオフを制御する。ドライバ回路10から電荷転送用スイッチSW1に出力される信号をスイッチ制御信号SIG2という。電荷転送用スイッチSW1は、このスイッチ制御信号SIG2がハイレベルのときオン、ローレベルのときオフする。ドライバ回路10の出力端子12は、電荷転送用スイッチSW1がオンする期間、ハイインピーダンスとなるように構成される。
ドライバ回路10は、パワートランジスタM1のゲート電圧Vg1を第2電圧V2=0Vから第1電圧V1=Vddに上昇させるとき、すなわち、パワートランジスタM1をオンからオフに切り替えるとき、電荷転送用スイッチSW1をオンして電荷保存用キャパシタC1からパワートランジスタM1のゲートに電荷を転送し、その後、電荷転送用スイッチSW1をオフするとともに、パワートランジスタM1のゲートに、第1電圧V1=Vddを印加する。
逆に、ドライバ回路10は、パワートランジスタM1のゲート電圧Vg1を第1電圧V1=Vddから第2電圧V2=0Vに下降させるとき、すなわちパワートランジスタM1をオフからオンに切り替えるとき、電荷転送用スイッチSW1をオンしてパワートランジスタM1のゲートから電荷保存用キャパシタC1に電荷を転送し、その後、電荷転送用スイッチSW1をオフするとともに、パワートランジスタM1のゲートに、第2電圧V2=0Vを印加する。
図2(a)〜(d)は、図1の制御回路100の動作状態を示すタイミングチャートである。図2(a)は、ドライバ回路10に入力されるパルス信号SIG1を、図2(b)は、スイッチ制御信号SIG2を、図2(c)は、パワートランジスタM1のゲート電圧Vg1を、図2(d)は、電荷保存用キャパシタC1に現れる電圧Vc1を示す。
はじめに、ドライバ回路10が、パワートランジスタM1のゲート電圧Vg1を第2電圧V2=0Vから第1電圧V1=Vddに上昇させるときの動作について説明する。時刻T1以前の状態φ0において、パワートランジスタM1のゲート電圧Vg1は第2電圧V2に固定されている。
時刻T1にパルス信号SIG1がハイレベルとなり、パワートランジスタM1のオフが指示される。ドライバ回路10は、所定時間Δtの間、スイッチ制御信号SIG2をハイレベルとして電荷転送用スイッチSW1をオンするとともに、出力端子12をハイインピーダンスとする。電荷転送用スイッチSW1がオンすると、電荷保存用キャパシタC1に蓄えられた電荷がパワートランジスタM1のゲートに転送される。電荷転送用スイッチSW1がオンすると、パワートランジスタM1のゲート電圧Vg1は上昇し、電荷保存用キャパシタC1に現れる電圧Vc1は低下し、2つの電圧は等しくなる。
時刻T2にドライバ回路10は、スイッチ制御信号SIG2をローレベルとして電荷転送用スイッチSW1をオフするとともに、パワートランジスタM1のゲートに第1電圧V1=Vddを印加する。その結果、パワートランジスタM1のゲート電圧Vg1はただちに電源電圧Vddまで上昇する。時刻T3にパルス信号SIG1がローレベルとなるまでの期間φ2において、パワートランジスタM1のゲートには第1電圧V1=Vddが印加され続け、パワートランジスタM1はオフとなる。また、この間、電荷転送用スイッチSW1はオフとなるため、電荷保存用キャパシタC1に現れる電圧Vc1は一定値に保たれる。
つぎに、ドライバ回路10が、パワートランジスタM1のゲート電圧Vg1を第1電圧V1=Vddから第2電圧V2=0Vに下降させるときの動作について説明する。
時刻T3にパルス信号SIG1がローレベルとなり、パワートランジスタM1のオンが指示される。時刻T3から、所定時間Δt経過後の時刻T4までの期間φ3において、ドライバ回路10はスイッチ制御信号SIG2をハイレベルとして電荷転送用スイッチSW1をオンするとともに、出力端子12をハイインピーダンスとする。電荷転送用スイッチSW1がオンすると、パワートランジスタM1のゲートに蓄えられた電荷が、電荷保存用キャパシタC1に転送され、パワートランジスタM1のゲート電圧Vg1は低下し、電荷保存用キャパシタC1に現れる電圧Vc1は上昇し、2つの電圧は等しくなる。
時刻T4にドライバ回路10は、スイッチ制御信号SIG2をローレベルとして電荷転送用スイッチSW1をオフするとともに、パワートランジスタM1のゲートに第2電圧V2=0Vを印加する。その結果、パワートランジスタM1のゲート電圧Vg1はただちに接地電位0Vまで下降する。その後、時刻T5にパルス信号SIG1が再びハイレベルとなるまでの期間φ4において、パワートランジスタM1のゲートには第2電圧V2=0Vが印加され続け、パワートランジスタM1はオンとなる。また、この間、電荷転送用スイッチSW1はオフとなるため、電荷保存用キャパシタC1に現れる電圧Vc1は一定値に保たれる。
ここで、パワートランジスタM1のゲート電圧Vg1および電荷保存用キャパシタC1に現れる電圧Vc1に着目する。パワートランジスタM1のゲートに第1電圧V1=Vddが印加される期間φ2において、電荷保存用キャパシタC1に現れる電圧をVcLとし、パワートランジスタM1のゲートに第2電圧V2=0Vが印加される期間φ4において、電荷保存用キャパシタC1に現れる電圧をVcHとする。時刻T1からT2までの期間φ1において、パワートランジスタM1のゲートに蓄えられている電荷Qg1の変化量ΔQg1と、電荷保存用キャパシタC1に蓄えられている電荷Qc1の変化量ΔQc1は電荷保存の法則から等しくなる。したがって、各電圧および容量値との間には、下記式(1)の関係が成り立つ。
VcL×Cg1=(VcH−VcL)×C1 …(1)
また、時刻T3からT4までの期間φ3において、パワートランジスタM1のゲートに蓄えられている電荷Qg1の変化量ΔQg1と、電荷保存用キャパシタC1に蓄えられている電荷Qc1の変化量ΔQc1も等しい。したがって、各電圧および容量値との間には、下記式(2)の関係が成り立つ。
(Vdd−VcH)×Cg1=(VcH−VcL)×C1 …(2)
式(1)(2)より、電圧VcLおよび電圧VcHとして下記式(3)、(4)を得る。
VcL=C1/(Cg1+2×C1)×Vdd …(3)
VcH=(Cg1+C1)(Cg1+2×C1)×Vdd …(4)
いま、電荷保存用キャパシタC1の容量値が、パワートランジスタM1のゲート容量に対して十分に大きくなるように設計した場合、すなわちC1≫Cg1が成り立つとき、下記式(5)の関係が成り立つ。
VcL=VcH=Vdd/2 …(5)
電荷保存用キャパシタC1および電荷転送用スイッチSW1を有さない従来の制御回路においては、パワートランジスタM1をオフからオンに切り替える際に、ゲート電圧Vg1を0VからVddまで変化させる必要があった。このときに必要とされる電荷量は、Vdd×Cg1となり、スイッチング動作の周波数をfとすると、ゲートドライブ電流Idrvとして、Idrv=Vdd×Cg1×fの電流が必要であった。
一方、上述したように、電荷保存用キャパシタC1の容量値を十分に大きく設計した場合、ドライバ回路10は、パワートランジスタM1をオフからオンに切り替える際に、ゲート電圧Vg1を、Vdd/2からVddまで変化させればよい。すなわち、従来よりもゲートドライブ電流Idrvを、50%低減することが可能となる。
図3は、図1のドライバ回路10の構成例を示す回路図である。以降の図において、既出の構成要素と同一もしくは同等の構成要素には同一の符号を付し、適宜重複した説明を省略するものとする。図3において、図1の電荷転送用スイッチSW1はNチャンネルMOSFETとして構成される。
ドライバ回路10は、第1インバータINV1〜第3インバータINV3、ハイサイドトランジスタ14、ローサイドトランジスタ16、ANDゲート18を含む。
ハイサイドトランジスタ14は、PチャンネルMOSFETであって、出力端子12と第1電圧V1=Vddが供給される第1端子20間に設けられる。ハイサイドトランジスタ14がオンすると、出力端子12には第1電圧V1が現れ、パワートランジスタM1のゲートに第1電圧V1が印加される。また、ローサイドトランジスタ16は、NチャンネルMOSFETであって、出力端子12と第2電圧V2=0Vが供給される第2端子22間に設けられる。ローサイドトランジスタ16がオンすると、出力端子12には第2電圧V2が現れ、パワートランジスタM1のゲートに第2電圧V2が印加される。ハイサイドトランジスタ14、ローサイドトランジスタ16のオン、オフはそれぞれ、第1インバータINV1および第2インバータINV2の出力信号SIG3、SIG4によって制御される。ハイサイドトランジスタ14、ローサイドトランジスタ16がともにオフのとき、出力端子12はハイインピーダンスとなる。
ドライバ回路10に入力されたパルス信号SIG1は、第1インバータINV1、第2インバータINV2に入力される。第1インバータINV1は、パルス信号SIG1の立ち上がりエッジ(以下、ポジエッジともいう)を所定時間Δt遅延させる。また、第2インバータINV2は、パルス信号SIG1の立ち下がりエッジ(以下、ネガエッジともいう)を所定時間Δt遅延させる。ポジエッジ、あるいはネガエッジを遅延させるインバータは、PチャンネルMOSFETとNチャンネルMOSFETを接続した一般的なインバータの電流経路上に抵抗素子を設け、容量成分と組み合わせてCR時定数回路を構成することにより実現できる。
第1インバータINV1の出力信号SIG3は、ハイサイドトランジスタ14のゲートに入力され、第2インバータINV2の出力信号SIG4は、ローサイドトランジスタ16のゲートに入力される。出力信号SIG3、SIG4は、それぞれハイサイドトランジスタ14およびローサイドトランジスタ16のオンオフを制御する。
また、第1インバータINV1、第2インバータINV2、第3インバータINV3、ANDゲート18は、電荷転送用スイッチSW1のオンオフを制御するスイッチ制御信号SIG2を生成するスイッチ制御信号生成回路として機能する。
第3インバータINV3は、第2インバータINV2の出力信号SIG4を反転する。ANDゲート18は、第1インバータINV1の出力信号SIG3と、第3インバータINV3の出力信号SIG5の論理積をスイッチ制御信号SIG2として出力する。
図4(a)〜(f)は、図3のドライバ回路10の動作状態を示すタイミングチャートである。図4(a)は、パルス信号SIG1を、図4(b)は、第1インバータINV1の出力信号SIG3を、図4(c)は、第2インバータINV2の出力信号SIG4を、図4(d)は、第3インバータINV3の出力信号SIG5を、図4(e)は、スイッチ制御信号SIG2を、図4(f)は、ドライバ回路10によってパワートランジスタM1のゲートに印加される電圧を表す。
時刻T1にパルス信号SIG1がローレベルからハイレベルに変化すると、第1インバータINV1の出力信号SIG3は、所定時間Δt経過後の時刻T2にハイレベルからローレベルへと遷移する。また、第2インバータINV2の出力信号SIG4は、時刻T1に遅延無くハイレベルからローレベルへと遷移する。第3インバータINV3により出力信号SIG4を反転して得られる出力信号SIG5は、時刻T1にローレベルからハイレベルへと遷移する。
時刻T1から時刻T2の期間、第1インバータINV1の出力信号SIG3はハイレベルであるため、ハイサイドトランジスタ14はオフとなる。また第2インバータINV2の出力信号SIG4はローレベルであるため、ローサイドトランジスタ16もオフとなる。その結果、出力端子12はハイインピーダンスとなる。この期間、ANDゲート18の出力信号であるスイッチ制御信号SIG2はハイレベルとなるため、電荷転送用スイッチSW1はオンし、電荷転送が行われる。
時刻T2に第1インバータINV1の出力信号SIG3がローレベルとなると、ハイサイドトランジスタ14がオンとなり、出力端子12には第1電圧V1=Vddが現れる。時刻T3に、パルス信号SIG1がローレベルとなると同時に、第1インバータINV1の出力信号SIG3はローレベルからハイレベルへと遷移する。また、第2インバータINV2の出力信号SIG4は、時刻T3から所定時間Δt経過後の時刻T4にローレベルからハイレベルへと遷移する。時刻T3から時刻T4の期間、スイッチ制御信号SIG2は再びハイレベルとなり、電荷転送用スイッチSW1がオンされて電荷転送が行われる。また、この間、ハイサイドトランジスタ14、ローサイドトランジスタ16はともにオフとなるため、出力端子12はハイインピーダンスとなる。時刻T4に第2インバータINV2の出力信号SIG4がハイレベルとなると、ローサイドトランジスタ16がオンし、出力端子12には第2電圧V2=0Vが現れる。
このように、ドライバ回路10を図3に示す構成とすることにより、パワートランジスタM1のゲート電圧の制御と、電荷転送用スイッチSW1のオンオフの制御を好適に行うことができる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態では、第1の実施の形態で説明した制御回路100の具体的な回路への応用例として降圧型のスイッチングレギュレータについて説明する。
図5は、図1の制御回路100を用いたスイッチングレギュレータ制御回路110および降圧型スイッチングレギュレータ200全体の構成を示す回路図である。同期整流方式の降圧型スイッチングレギュレータ200は、スイッチングレギュレータ制御回路110、出力インダクタL1、出力キャパシタC2を備える。スイッチングレギュレータ制御回路110は、ひとつの半導体基板に集積化されたLSIチップであり、スイッチング素子として機能するスイッチングトランジスタM1、同期整流用トランジスタM2は、スイッチングレギュレータ制御回路110に内蔵される。
出力キャパシタC2は一端が接地され、他端が出力インダクタL1の一端に接続される。出力インダクタL1の他端は、スイッチングレギュレータ制御回路110と接続される。この降圧型スイッチングレギュレータ200は、スイッチングレギュレータ制御回路110によって出力インダクタL1に流れる電流を制御してエネルギ変換を行い、入力電圧Vinを降圧する。降圧された電圧は、出力キャパシタC2により平滑化され、出力端子204に接続される負荷(図示せず)に出力電圧Voutとして供給される。
スイッチングレギュレータ制御回路110は、入力・出力端子として、入力端子102、スイッチング端子104、電圧帰還端子106を備える。入力端子102には電池が接続され、入力電圧Vinとして電池電圧Vbatが入力される。また、スイッチング端子104は、出力インダクタL1に接続され、スイッチングレギュレータ制御回路110の内部で生成したスイッチング電圧Vswを出力する。また、電圧帰還端子106は、負荷に印加される出力電圧Voutが帰還される端子である。
スイッチングレギュレータ制御回路110は、パルス信号生成回路30、制御回路100、スイッチングトランジスタM1、同期整流用トランジスタM2を備える。パルス信号生成回路30には、降圧型スイッチングレギュレータ200の出力電圧Voutが、電圧帰還端子106を介して入力される。パルス信号生成回路30は、出力電圧Voutが所望の目標電圧Vsetに近づくようにデューティ比が変化するパルス信号SIG1を出力する。パルス信号生成回路30の構成は、一般的に知られた技術を用いることができるため説明を省略する。パルス信号生成回路30によるパルス信号SIG1の生成方法としては、上述した出力電圧Voutをモニタする電圧モード制御や、出力インダクタL1に流れる電流をモニタする電流モード制御などが知られており、これらの中から設計仕様を満たす方式を適宜選択して構成すればよい。
スイッチングトランジスタM1、同期整流用トランジスタM2は、入力電圧Vinが印加される入力端子102と接地端子間に直列に接続されており、2つのトランジスタの接続点の電圧を、スイッチング電圧Vswとして、スイッチングレギュレータ制御回路110の外部に接続される出力インダクタL1の一端に印加する。スイッチングトランジスタM1は、第1ゲート電圧Vg1がローレベルのときがオンし、ハイレベルのときオフする。また、同期整流用トランジスタM2は、第2ゲート電圧Vg2がハイレベルのときオンし、ローレベルのときオフする。
図1の制御回路100は、図5に示すパワートランジスタM1、同期整流用トランジスタM2を駆動するために好適に用いることができる。制御回路100は、ドライバ回路10、第1電荷転送用スイッチSW1a、第2電荷転送用スイッチSW1b、第1電荷保存用キャパシタC1a、第2電荷保存用キャパシタC1bを含む。
ドライバ回路10は、パルス信号SIG1にもとづいて、スイッチングトランジスタM1、同期整流用トランジスタM2を相補的にオンオフする。ドライバ回路10は、スイッチングトランジスタM1をオンオフするための第1ドライバユニット10aと、同期整流用トランジスタM2をオンオフするための第2ドライバユニット10bを含む。スイッチングトランジスタM1のゲートと接地間には、第1電荷転送用スイッチSW1a、第1電荷保存用キャパシタC1aが直列に接続されている。第1ドライバユニット10aは、第1電荷転送用スイッチSW1aのオンオフを制御する。同様に、第2ドライバユニット10bは、第2電荷転送用スイッチSW1bのオンオフを制御する。第1ドライバユニット10a、第2ドライバユニット10bは、図3と同様の構成とすればよい。
以上のように構成した降圧型スイッチングレギュレータ200によれば、スイッチングトランジスタM1および同期整流用トランジスタM2のオンオフを制御するためのゲートドライブ電流を低減することができ、効率を改善することができる。
なお、図5のスイッチングレギュレータ制御回路110においては、スイッチングトランジスタM1、同期整流用トランジスタM2の両方のゲートに第1電荷保存用キャパシタC1a、第2電荷保存用キャパシタC1bを設けたが、いずれか一方にのみ設けてもよい。たとえば、スイッチングトランジスタM1をPチャンネルMOSFETで構成し、同期整流用トランジスタM2をNチャンネルMOSFETで構成する場合には、スイッチングトランジスタM1の方が面積が大きくなる。このような場合には、スイッチングトランジスタM1のゲートにのみ電荷保存用キャパシタC1を設けてもよい。また、同期整流用トランジスタM2を、整流用ダイオードに置換してもよい。
さらに、図1の制御回路の応用は、降圧型のスイッチングレギュレータに限定されるものではなく、昇圧型のスイッチングレギュレータに適用してもよい。図6は、図1の制御回路100を用いた昇圧型スイッチングレギュレータ210の構成を示す回路図である。昇圧型スイッチングレギュレータ210は、スイッチングレギュレータ制御回路120、インダクタL2、出力キャパシタC3を含む。インダクタL2の一端には、入力電圧Vinが印加される。スイッチングトランジスタM3は、インダクタL2の他端と接地間に設けられる。同期整流用トランジスタM4は、インダクタL2およびスイッチングトランジスタM3の接続点に接続される。同期整流用トランジスタM4の他端と、接地間には出力キャパシタC3が接続される。スイッチングレギュレータ制御回路120は、スイッチングトランジスタM3および同期整流用トランジスタM4のオンオフを時分割的に制御する。
このようにして構成された昇圧型スイッチングレギュレータ210によれば、スイッチングトランジスタM3および同期整流用トランジスタM4のゲートドライブ電流を好適に削減し、高効率化を図ることができる。図6の同期整流用トランジスタM4は、整流用ダイオードに置換してもよい。
図7は、図5または図6のスイッチングレギュレータを含む電子機器300の構成を示すブロック図である。電子機器300は、たとえば携帯電話端末やCDプレイヤ、PDAなどの電池駆動型の小型情報端末である。以下、電子機器300は携帯電話端末であるとして説明する。電子機器300は、電池310、電源装置320、アナログ回路330、デジタル回路340、マイクロプロセッサ350、LED360を含む。電池310は、たとえばリチウムイオン電池であり、電池電圧Vbatとして3〜4V程度を出力する。アナログ回路330は、パワーアンプや、アンテナスイッチ、LNA(Low Noise Amplifier)、ミキサやPLL(Phase Locked Loop)などの高周波回路を含み、電源電圧Vcc=3.4V程度で安定動作する回路ブロックを含む。また、デジタル回路340は、各種DSP(Digital Signal Processor)などを含み、電源電圧Vdd=3.4V程度で安定動作する回路ブロックを含む。マイクロプロセッサ350は、電子機器300全体を統括的に制御するブロックであり、電源電圧1.5Vで動作する。LED360は、RGB3色のLED(Light Emitting Diode)を含み、液晶のバックライトや、照明として用いられ、その駆動には、4V以上の駆動電圧が要求される。
電源装置320は、多チャンネルのスイッチング電源であり、チャンネルごと必要に応じて、電池電圧Vbatを降圧、または昇圧する複数のスイッチングレギュレータやリニアレギュレータを備え、アナログ回路330、デジタル回路340、マイクロプロセッサ350、LED360に対して適切な電源電圧を供給する。
本実施の形態に係る図5の降圧型スイッチングレギュレータ200や図6の昇圧型スイッチングレギュレータ210は、図7の電源装置320の各チャンネルに用いることができる。たとえば1.5Vで動作するマイクロプロセッサ350に対しては降圧型スイッチングレギュレータ200を、高電圧が必要とされるLED360に対しては昇圧型スイッチングレギュレータ210を適用することができる。このような電源装置320の各チャンネルに使用されるスイッチングレギュレータのパワートランジスタを、上述した制御回路100を用いて駆動することにより、回路の消費電流を削減し、電池の寿命を延ばすことができる。
上記実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
実施の形態では、パワートランジスタを時分割的にオンオフさせるアプリケーションとしてスイッチングレギュレータを例に説明したがこれには限定されない。制御回路100はその他のアプリケーションにも好適に使用することができ、たとえば、チャージポンプ回路のスイッチング素子として用いられるMOSFETの駆動や、モータドライバ回路のHブリッジ回路などの駆動にも好適に用いることができる。
実施の形態では、制御回路100がひとつのLSIに一体集積化される場合について説明したが、これには限定されず、一部の構成要素がLSIの外部にディスクリート素子あるいはチップ部品として設けられ、あるいは複数のLSIにより構成されてもよい。
実施の形態で説明したハイレベル、ローレベルの論理値の設定は一例であって、インバータなどによって適宜反転させることにより自由に変更することが可能である。
第1の実施の形態に係る制御回路の構成を示す回路図である。 図2(a)〜(d)は、図1の制御回路の動作状態を示すタイミングチャートである。 図1のドライバ回路の構成例を示す回路図である。 図4(a)〜(f)は、図3のドライバ回路の動作状態を示すタイミングチャートである。 第2の実施の形態に係る降圧型スイッチングレギュレータ全体の構成を示す回路図である。 第2の実施の形態に係る昇圧型スイッチングレギュレータ全体の構成を示す回路図である。 図5または図6のスイッチングレギュレータを含む電子機器の構成を示すブロック図である。
符号の説明
C1 電荷保存用キャパシタ、 SW1 電荷転送用スイッチ、 10 ドライバ回路、 M1 パワートランジスタ、 100 制御回路、 SIG1 パルス信号、 SIG2 スイッチ制御信号。

Claims (11)

  1. 時分割的にオンオフを繰り返すパワートランジスタのゲート電圧を制御する制御回路であって、
    前記パワートランジスタのゲートと固定電圧端子間に直列に設けられた、電荷転送用スイッチおよび電荷保存用キャパシタと、
    前記パワートランジスタのゲートに、第1電圧または前記第1電圧より低い第2電圧を印加して前記パワートランジスタのオンオフを切り替えるとともに、それと同期して前記電荷転送用スイッチのオンオフを制御するドライバ回路と、
    を備え
    前記ドライバ回路は、前記パワートランジスタのゲート電圧を前記第2電圧から前記第1電圧に上昇させるとき、
    前記電荷転送用スイッチをオンして前記電荷保存用キャパシタから前記パワートランジスタのゲートに電荷を転送し、その後、前記電荷転送用スイッチをオフするとともに、前記パワートランジスタのゲートに、前記第1電圧を印加することを特徴とする制御回路。
  2. 前記電荷保存用キャパシタの容量を、前記パワートランジスタのゲート容量よりも大きく設定したことを特徴とする請求項1に記載の制御回路。
  3. 前記ドライバ回路は、前記パワートランジスタのゲート電圧を前記第1電圧から前記第2電圧に下降させるとき、
    前記電荷転送用スイッチをオンして前記パワートランジスタのゲートから前記電荷保存用キャパシタに電荷を転送し、その後、前記電荷転送用スイッチをオフするとともに、前記パワートランジスタのゲートに、前記第2電圧を印加することを特徴とする請求項1または2に記載の制御回路。
  4. 前記ドライバ回路は、
    前記パワートランジスタのオン、オフを指示するパルス信号を反転する第1インバータと、
    前記パルス信号を反転する第2インバータと、
    前記第2インバータの出力を反転する第3インバータと、
    前記第1インバータの出力と前記第3インバータの出力の論理積に応じた信号を、前記電荷転送用スイッチに出力するANDゲートと、
    そのソースに前記第1電圧が印加され、そのゲートに前記第1インバータの出力が印加されたハイサイドトランジスタと、
    そのドレインが前記ハイサイドトランジスタのドレインと接続され、そのソースに前記第2電圧が印加され、そのゲートに前記第2インバータの出力が印加されたローサイドトランジスタと、
    を含むことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の制御回路。
  5. 前記電荷転送用スイッチと、前記電荷保存用キャパシタと、前記ドライバ回路と、を1つの半導体基板上に一体集積化したことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の制御回路。
  6. 制御対象となる前記パワートランジスタをさらに一体集積化したことを特徴とする請求項に記載の制御回路。
  7. 一端に入力電圧が印加されたスイッチングトランジスタと、
    カソードが前記スイッチングトランジスタの他端に接続され、アノードが接地された整流用ダイオードと、
    前記スイッチングトランジスタと前記整流用ダイオードの接続点に一端が接続される出力インダクタと、
    前記出力インダクタの他端と接地間に設けられた出力キャパシタと、
    前記スイッチングトランジスタのオンオフを時分割的に制御する請求項1から6のいずれかに記載の制御回路と、
    を備えることを特徴とするスイッチングレギュレータ。
  8. 前記整流用ダイオードに代えて同期整流用トランジスタを備え、
    前記制御回路は、前記スイッチングトランジスタおよび前記同期整流用トランジスタのオンオフを制御し、かつ前記電荷転送用スイッチおよび前記電荷保存用キャパシタを、前記スイッチングトランジスタまたは前記同期整流用トランジスタの少なくとも一方のゲートと接地間に設けたことを特徴とする請求項7に記載のスイッチングレギュレータ。
  9. 一端に入力電圧が印加されたインダクタと、
    前記インダクタの他端と接地間に設けられたスイッチングトランジスタと、
    前記インダクタおよび前記スイッチングトランジスタの接続点にアノードが接続された整流用ダイオードと、
    前記整流用ダイオードのカソードと接地間に設けられた出力キャパシタと、
    前記スイッチングトランジスタのオンオフを時分割的に制御する請求項1から6のいずれかに記載の制御回路と、
    を備えることを特徴とするスイッチングレギュレータ。
  10. 前記整流用ダイオードに代えて同期整流用トランジスタを備え、
    前記制御回路は、前記スイッチングトランジスタおよび前記同期整流用トランジスタのオンオフを制御し、かつ前記電荷転送用スイッチおよび前記電荷保存用キャパシタを、前記スイッチングトランジスタまたは前記同期整流用トランジスタの少なくとも一方のゲートと接地間に設けたことを特徴とする請求項9に記載のスイッチングレギュレータ。
  11. 電池と、
    前記電池から出力される電池電圧を降圧または昇圧して負荷に供給する請求項7から10のいずれかに記載のスイッチングレギュレータと、
    を備えることを特徴とする電子機器。
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