JP4753499B2 - コイル綴じ製本用表紙及びその表紙付コイル綴じ冊子 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コイル綴じ製本用表紙及びその表紙付コイル綴じ冊子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
用紙束の背面側の端部に、その背面に沿い所定の間隔を隔ててパンチ穴を用紙束の天地にまたがって形成し、その各パンチ穴に針金やプラスチックなどによりリング状あるいは螺旋状に形成したコイルを挿通して用紙束の背面部をこのコイルで綴じるようにしたコイル製本(リング製本ともいう。)はよく知られている。
【0003】
図10はこのようなコイル製本を行なったコイル綴じ冊子の一例を示すもので、この図において、1は用紙束、2は螺旋状に形成したコイル、3は用紙束1の表面を覆う表紙、4は用紙束1の裏面を覆う裏表紙、5はパンチ穴である。コイル綴じ冊子は、用紙束1の背面と表紙3および4の端縁を合わせて、表紙3、用紙束1および裏表紙4を重ね、その重ねた束の背面側の端部位置に、背面に沿って天地方向に所定の間隔を隔てて複数のパンチ穴5を形成し、この各パンチ穴5にコイル2を挿通し、このコイル2で綴じて構成されている。なお、コイルは螺旋状に形成したものに限らず、各パンチ穴5に対応して配列したリング状のコイルである場合もある。この場合、リングの開放部をパンチ穴5に対向して配置し、その開放部を閉じることによりコイル綴じが完成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このようなコイル綴じ冊子において表紙を設ける場合、その表紙は用紙束1の表面を覆う表紙3と用紙束1の裏面を覆う裏表紙4とからなるため、綴じコイル2は厚く露出した状態となっている。そのためにコイル綴じ冊子を多く重ねるとコイルが絡まり、また、背文字が入れられないので所望の冊子の出し入れが行いにくいという問題があり、また、コイルの部分で中身の露出が多いため保存性が悪いという問題がある。
【0005】
本発明は、このような問題を解消すべくなされたもので、コイル綴じ製本におけるコイルの露出を防止するコイル綴じ製本用表紙およびその表紙を取り付けた冊子を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る本発明は、用紙束の背面側の端部にその背面に沿って所定の間隔を隔てて複数のパンチ穴を形成し、その複数の各パンチ穴にコイルを挿通して前記用紙束の背面側の端部を前記コイルで綴じてなる冊子を覆う表紙であって、前記表紙は、1枚の厚紙を二つ折りして重ね、その折り曲げた端部からの所定幅を、前記コイルを挿通する前記パンチ穴を形成する綴代部とし、前記綴代部の一方の端部に連接して前記冊子の表表面を覆う表面部を、前記綴代部の他方の端部に連接して前記冊子のコイルを覆う背面部を形成するとともに、前記背面部の端部に連接して前記冊子の裏面を覆う裏面部を形成し、前記各連接部のそれぞれに前記冊子の天地方向に伸びる折筋を形成したことを特徴とする。
【0007】
請求項2に係る本発明は、請求項1記載のコイルがパンチ穴の間隔をピッチとする螺旋状であることを特徴とし、請求項3に係る本発明は、請求項1又は請求項2に記載の表紙において用紙束の表面に対向する表紙の表面に窓を形成してなることを特徴とする。
【0008】
請求項4に係る本発明は、請求項1又は請求項2又は請求項3に記載の表紙を用紙束の表面上に前記表紙の綴代部と前記用紙束の背面側の端部を合わせて重ね、その重ねた位置に前記用紙束の背面に沿って所定の間隔を隔てて複数のパンチ穴を形成し、その複数の各パンチ穴にコイルを挿通して前記表紙と用紙束とを前記コイルで綴じ、前記表紙の背面部および裏面部を前記コイルの外側面を囲む前記用紙束の背面および裏面に折り曲げ形成してなることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態に係る表紙の斜視図、図2〜図8は図1の表紙を用いた表紙付コイル綴じ冊子の組立て説明図、図9は本発明の実施の形態に係る表紙付コイル綴じ冊子の構成を示す斜視図である。なお、図10に示す従来の表紙付コイル綴じ冊子と同一および対応する部分には同一の符号を付している。
【0010】
図1において、6は表紙であり、表紙6は用紙束の表面を覆う表面部3と用紙束の裏表面を覆う裏表面部4とを1枚の厚紙を折り曲げ重ねて形成されている。折り曲げた所定幅の端部6aは密着され、コイル挿通穴を形成する綴代部となっている。綴代部6aの端縁に折筋6cが形成され、折筋6cから裏表面部4に到る間に背面部6bが形成されている。6d、6e、6fは折筋であり背面部6bの幅をコイルの外径に応じた幅にするためで、例えば用紙束の厚みが厚くコイルの外径が大きい場合には、折筋6fで折り曲げることにより背幅を広くする。
【0011】
以上のように構成した表紙6は、表紙付コイル綴じ冊子を形成するとき、図2に示すように綴る用紙束1の上に綴代部6a側の端縁を用紙束1の背面1aに合わせて積み重ね、図3に示すように綴代部6aおよび用紙束1の背面側の端部にコイル挿通用のパンチ穴5を形成する。このパンチ穴5は図9に示すように、用紙束1の背面に沿い所定の間隔を隔てて天地にまたがって形成されている。
【0012】
パンチ穴5を形成したあとその各パンチ穴5に、パンチ穴5の間隔をピッチとする螺旋状のコイル2を回転して順次挿通し、図4に示すように用紙束1と表紙6をコイル2で綴じる。そして、図5に示すように表紙6を反対方向に開き、図6に示すように折筋6cで裏表面部4側を折り曲げ、さらに図7に示すように折筋6dで用紙束1の裏面側に折り曲げる。図9はこの状態の斜視図である。最後に表面部3側に形成された折筋6cで表面部3側を図8に示すように、用紙束1の表面側に折り曲げて表紙付コイル綴じ冊子を完成させる。これにより用紙束1の表面、裏面およびコイル2の全体を一つの表紙6で覆うことができる。
【0013】
なお、以上の実施の形態では、表紙6を1枚の厚紙を折り曲げて形成しているが、表紙6の部材は適宜であり、また、2枚の厚紙を綴代部で貼り合わせて形成しても良い。また、図9に一点鎖線で示すよう表面部3に窓Wを形成するようにしても良い。さらにコイルは螺旋状に形成したものに限らず、各パンチ穴5に対応して配列したリング状のコイルであっても良い。
【0014】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によればコイル綴じ部の外周面をそのコイルで綴じた表紙で覆うので、180度あるいは360度の見開き性や取外し性などが行ないやすいコイル綴じ製本の長所を保持したまま、重ねた冊子からの出し入れが容易であるとともに、中身の露出が少ないため保存性が良いという効果を奏し、また、コイル綴じ部を表紙により補強することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る表紙の斜視図である。
【図2】図1の表紙を用いた表紙付コイル綴じ冊子の組立て説明図である。
【図3】図1の表紙を用いた表紙付コイル綴じ冊子の組立て説明図である。
【図4】図1の表紙を用いた表紙付コイル綴じ冊子の組立て説明図である。
【図5】図1の表紙を用いた表紙付コイル綴じ冊子の組立て説明図である。
【図6】図1の表紙を用いた表紙付コイル綴じ冊子の組立て説明図である。
【図7】図1の表紙を用いた表紙付コイル綴じ冊子の組立て説明図である。
【図8】図1の表紙を用いた表紙付コイル綴じ冊子の組立て完成側面図である。
【図9】本発明の実施の形態に係る表紙付コイル綴じ冊子の構成を示す斜視図である。
【図10】従来の表紙付コイル綴じ冊子の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 用紙束
1a 用紙束の背面
2 綴じコイル
3 表面部
4 裏表面部
5 パンチ穴
6 表紙
6a 綴代部
6b 背面部
6c、6d、6e、6f 折筋
Claims (4)
- 用紙束の背面側の端部にその背面に沿って所定の間隔を隔てて複数のパンチ穴を形成し、その複数の各パンチ穴にコイルを挿通して前記用紙束の背面側の端部を前記コイルで綴じてなる冊子を覆う表紙であって、前記表紙は、1枚の厚紙を二つ折りして重ね、その折り曲げた端部からの所定幅を、前記コイルを挿通する前記パンチ穴を形成する綴代部とし、前記綴代部の一方の端部に連接して前記冊子の表表面を覆う表面部を、前記綴代部の他方の端部に連接して前記冊子のコイルを覆う背面部を形成するとともに、前記背面部の端部に連接して前記冊子の裏面を覆う裏面部を形成し、前記各連接部のそれぞれに前記冊子の天地方向に伸びる折筋を形成したことを特徴とするコイル綴じ製本用表紙。
- 前記コイルはパンチ穴の間隔をピッチとする螺旋状であることを特徴とする請求項1記載のコイル綴じ製本用表紙。
- 用紙束の表面に対向する表紙の表面部に窓を形成してなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコイル綴じ製本用表紙。
- 請求項1又は請求項2又は請求項3に記載の表紙を用紙束の表面上に前記表紙の綴代部と前記用紙束の背面側の端部を合わせて重ね、その重ねた位置に前記用紙束の背面に沿って所定の間隔を隔てて複数のパンチ穴を形成し、その複数の各パンチ穴にコイルを挿通して前記表紙と用紙束とを前記コイルで綴じ、前記表紙の背面部および裏面部を前記コイルの外側面を囲む前記用紙束の背面および裏面に折り曲げ形成してなることを特徴とする表紙付コイル綴じ冊子。
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