JP4751989B2 - 映像表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の観測者のそれぞれに対応して複数の異なる映像を切り替えて単一の表示画面に表示する映像表示装置及び補正データの作成方法に関する。
見る方向により異なる複数の映像を同時に1つの画面に表示可能な機能を備えた表示装置がある。例えば、時分割で異なる映像(視点1映像、視点2映像)を交互に透過型液晶表示装置に表示させるのと同期して、異なる2方向に指向性をもつバックライトを交互に切り替えて照明する方法が知られている。
ところで、時分割で異なる映像を交互に切り替えて表示しても、観測の目的としない反対側の映像がわずかに観測されてしまうことが知られており、このような現象はクロストークと呼ばれている。クロストークは、バックライト光が迷光によって目的の方向以外に散乱し、これが原因となって発生するものと考えられている。クロストークによる漏洩量は、観測の目的としない映像、すなわち漏洩側映像の輝度に比例する。
図15は、クロストークを補正するための従来の一構成例を示している。観測側映像信号、と漏洩側映像信号はクロストーク補正演算部13に入力されると、観測側/漏洩側切替部100により切り替えられてそれぞれの別個の出力部から出力される。観測側映像信号は減算器103に入力され、漏洩側映像信号は乗算器102の一方の入力部に入力される。乗算器102の他方の入力部にはクロストークを考慮してあらかじめ決められた固定値120が入力される。乗算器102は固定値120と漏洩側映像信号との乗算を行って乗算結果を漏洩量として減算器103に入力する。減算器103は観測側映像信号から乗算結果(漏洩量)を減算した値を出力する。観測側映像から漏洩側映像の漏洩分を予め差し引いて表示することにより、漏洩妨害を低減することができる。特開2000−134644は上記したクロストーク除去のための構成の一例を開示している。
特開2000−134644
しかしながら、上記した特開2000−134644では、あらかじめ与えられた固定の漏洩量を減算するのみであり、漏洩側の映像、観測側の映像、画素配置などの種々の要因に依存するクロストークを低減することができなかった。
本発明はこのような課題に着目してなされたものであり、その目的とするところは、漏洩側の映像、観測側の映像、画素配置を含む種々の要因に起因するクロストークを低減することができる映像表示装置及び補正データの作成方法を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の態様は、複数の異なる観測方向へそれぞれ異なる映像を時分割で切り替えて単一の表示画面に表示する映像表示装置であって、映像表示素子と、複数の異なる映像信号のうち一方の観測側によって観測される観測側映像信号と、該観測側映像信号以外の非観測側映像信号とを取得した後、取得された前記観測側映像信号と前記非観測側映像信号と用いて、映像の切り替え表示により発生するクロストークを抑制するための補正信号を生成する補正信号生成手段と、前記補正信号生成手段で生成された補正信号を前記観測側映像信号から減算して前記クロストークが抑制された観測側映像信号を出力する減算手段と、前記減算手段から出力された観測側映像信号に基づいて前記表示画面を駆動する駆動回路と、を具備し、前記補正信号生成手段は、前記非観測側映像信号により表示される映像の輝度と、前記観測側映像信号により表示される映像の輝度の双方に依存して変化する前記補正信号を生成する
また、本発明の第2の態様に係る映像表示装置は、第1の態様において、前記クロストークによる観測側映像の輝度増加分は、前記非観測側映像信号が一定の場合、前記観測側映像信号の輝度の増加とともに増加し、所定の輝度を超えると減少に転ずる特性を持ち、
前記補正信号生成手段は、前記クロストークを軽減させる特性を持つ補正信号を生成する
また、本発明の第3の態様に係る映像表示装置は、第2の態様において、前記クロストークによる観測側映像の輝度増加分は、前記非観測側映像信号の輝度の増加とともに増加するものであり、かつ、前記非観測側映像信号の輝度に拘わらず、前記観測側映像信号の輝度の増加とともに増加し、所定の輝度を超えると減少に転ずる特性を持ち、前記補正信号生成手段は、前記クロストークを軽減させる特性を持つ補正信号を生成する
また、本発明の第4の態様に係る映像表示装置は、第2または第3の態様において、前記所定の輝度は、中間の輝度である
また、本発明の第5の態様に係る映像表示装置は、第1から第4のいずれか1つの態様において、前記補正信号生成手段は、前記表示画面の画面位置に応じて変化する補正信号を生成する
また、本発明の第6の態様に係る映像表示装置は、第1から第5のいずれか1つの態様において、前記補正信号生成手段は、前記映像表示素子の表面画面の温度に応じて変化する補正信号を生成する
また、本発明の第7の態様に係る映像表示装置は、第1から第6のいずれか1つの態様において、前記補正信号生成手段は、所定の関数に従って補正信号を生成する
また、本発明の第8の態様に係る映像表示装置は、第1から第7のいずれか1つの態様において、前記補正信号生成手段は、所定の変換テーブルに従って補正信号を生成する
また、本発明の第9の態様に係る映像表示装置は、第1から第8のいずれか1つの態様において、前記補正信号生成手段は、前記観測側映像信号により表示される映像の輝度をx軸とし、前記クロストークによる観測側映像の輝度増加分をy軸とした座標系において、前記非観測側映像信号により表示される映像の輝度を所定量だけ変化させつつ前記観測側映像信号により表示される映像の輝度を変化させることによりxとyの値をプロットして作成した複数の曲線で表されるクロストークを抑制するための補正データを保持する変換テーブルをもつ。
また、本発明の第10の態様に係る映像表示装置は、第8または第9の態様において、 前記変換テーブルは、前記観測側映像信号により表示される映像の輝度に応じて変化するデータを含み、前記補正信号生成手段は、入力された観測側映像信号に基づいて前記変換テーブルを用いて補正信号を生成する。
また、本発明の第11の態様に係る映像表示装置は、第10の態様において、前記補正信号生成手段は、前記変換テーブルに基づいて作成した変換出力を、前記非観測側映像信号の輝度に応じて変化させて前記非観測側映像信号に乗算する乗算手段を含み、乗算して補正した非観測側映像信号を前記補正信号として出力する。
本発明によれば、漏洩側の映像、観測側の映像、画素配置を含む種々の要因に起因するクロストークを低減することができる。
まず、クロストークの発生メカニズムについて説明する。図1は、従来の考え方によるクロストークの発生メカニズムについて説明するための図である。横軸は時間、縦軸は表示素子を構成する液晶の透過率である。ここでは表示素子に観測側映像を描画することを左描画と呼び、漏洩側映像を描画することを右描画と呼ぶ。タイミング1で白の映像信号を表示素子に印加して左描画を開始するとともに、これに同期してタイミング2で左バックライトの発光を開始する。左描画の開始とともに液晶の透過率が立ち上がり、所定の応答時間を経た後、印加された映像信号に応じた透過率となる。その後、リセット信号の印加により透過率は徐々に減少してタイミング3で透過率は0となる。このタイミング3で白の映像信号を表示素子に印加して右描画を開始するとともに、これに同期してタイミング4で右バックライトの発光を開始する。右描画の開始とともに液晶の透過率が立ち上がり、所定の応答時間を経た後、印加された映像信号に応じた透過率となる。その後、リセット信号の印加により透過率は徐々に減少して透過率は0となる。Aで示される面積は左描画のときの輝度を表し、印加された左映像信号に依存する。また、Bで示される面積は右描画のときの輝度を表し、印加された右映像信号に依存する。このとき、Bの面積の一定比率(α倍)に相当する輝度が左側の輝度Aにクロストーク妨害となって現れるものと考えられている。
しかしながら、クロストークは、漏洩側の映像の輝度のみならず、観測側の映像の輝度にも依存することが確認された。特に、透過型液晶表示装置においては、液晶の特性に履歴があるため、観測側の映像を表示した後に漏洩側の映像を表示すると、漏洩側の映像が観測側の映像の影響を受けて僅かにひずみが生じる。同様に漏洩側の映像を表示した後に観測側の映像を表示した場合にも、観測側の映像が漏洩側の映像の影響を受けて僅かにひずみが生じる。このときのクロストーク漏洩量は、漏洩側の映像の輝度に依存するだけでなく、観測対象の映像の輝度にも依存する。以下にこれについて図2を参照してさらに説明する。
図2は、本発明の考え方によるクロストーク発生メカニズムについて説明するための図である。横軸は時間、縦軸は表示素子を構成する液晶の透過率である。ここでは表示素子に観測側映像を描画することを左描画と呼び、漏洩側映像を描画することを右描画と呼ぶ。(A)は左描画で白の映像を描画するとともに右描画でも白の映像を描画したときのクロストーク妨害の様子を示している。(B)は左描画で中間調の映像を描画し、右描画で白の映像を描画したときのクロストーク妨害の様子を示している。(C)は左描画で黒の映像を描画し、右描画で白の映像を描画したときのクロストーク妨害の様子を示している。(D)は左描画で白の映像を描画し、右描画で中間調の映像を描画したときのクロストーク妨害の様子を示している。(E)は左描画で中間調の映像を描画し、右描画でも中間調の映像を描画したときのクロストーク妨害の様子を示している。(F)は左描画で黒の映像を描画し、右描画で中間調の映像を描画したときのクロストーク妨害の様子を示ている。
図2からわかるように、観測側映像として中間調の映像信号を描画した場合((B)、(E)の場合)には、Bの面積の一定比率(α倍)に相当する輝度が左側の輝度Aにクロストーク妨害となって現れることに加えて、観測側映像信号の輝度Aに依存したクロストーク妨害要因が漏洩側映像に発生し、この要因に基づく輝度Aへのクロストーク妨害も発生することがわかる。
図3の(A)から(D)は、表示画面200の上下位置に応じて描画の開始がずれることを説明するための図である。ここでは図3の(A)に示すように、画面上端、中央、下端の3つの位置を考える。図3の(B)は、画面上端での描画タイミングを示しており、図3の(C)は、画面中央での描画タイミングを示しており、図3の(D)は画面下端での描画タイミングを示している。図からわかるように、画面上端の左描画はタイミング1で開始されるが、画面中央、画面下端の左描画タイミングは少し遅れて描画が開始されることがわかる。
図4の(A)から(C)は、表示画面200の上下位置によってクロストーク妨害の様子が変化することを説明するための図である。ここでは左描画では中間調の映像信号が印加され、右描画では白の映像信号が印加されるものとする。図4の(A)は、画面上端を描画したときのクロストーク妨害を示しており、図4の(B)は、画面中央を描画したときのクロストーク妨害を示しており、図4の(C)は、画面下端を描画したときのクロストーク妨害を示している。
図4からわかるように、Bの面積の一定比率(α倍)に相当する輝度が左側の輝度Aにクロストーク妨害となって現れることに加えて、観測側映像信号の輝度Aに依存したクロストーク妨害要因が右側の輝度に発生し、これに基づく輝度Aへのクロストーク妨害も発生するが、このクロストーク妨害は画面の上下位置によって異なることがわかる。
図5の(A)、(B)は、クロストーク妨害が温度によって異なることを説明するための図である。図5の(A)は、高温時のクロストーク妨害の様子を示しており、図5の(B)は、低温時のクロストーク妨害の様子を示している。図5からわかるように、Bの面積の一定比率(α倍)に相当する輝度が左側の輝度Aにクロストーク妨害となって現れることに加えて、観測側映像信号の輝度Aに依存したクロストーク妨害要因が発生し、これに基づく輝度Aへのクロストーク妨害が発生するが、右描画によるBの輝度面積は温度によって異なることがわかる。
図6は、画面内の横方向の位置によってクロストーク妨害の大きさが異なることを説明するための図である。各光源301−1、301−2からの光を導くための導光板300−1,300−2が画面の横方向に沿って位置されている。各光源301−1、301−2からの光量は概して各光源301−1、301−2から遠ざかるにしたがって小さくなるが、これに比例してクロストーク量(漏れ量)の大きさも異なる。
以下に、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
(第1実施形態)
図7は、本発明の第1実施形態に係る映像表示装置の概略構成を示すブロック図である。観測側映像信号は、観測側映像入力端子10−1から逐次入力されてメモリ11−1に蓄積される。表示時において観測側映像信号はメモリ11−1から読み出され、直線変換部12−1でガンマ補正が施された後、クロストーク補正演算部13に入力される。
一方、漏洩側映像信号は、漏洩側映像入力端子10−2から逐次入力されてメモリ11−2に蓄積される。表示時において漏洩側映像信号はメモリ11−2から読み出され、直線変換部12−2でガンマ補正が施された後、クロストーク補正演算部13に入力される。クロストーク補正演算部13では入力された映像信号に対してクロストーク補正が施されるが、その詳細は後述する。その後、非線形変換部14で当該映像信号に対してガンマ逆補正が施された後、パネル駆動回路15に供給される。パネル駆動回路15は入力された観測側映像信号と漏洩側映像信号とを単一の表示画面に切り替えて表示する。
図8は、図7で説明したクロストーク補正演算部13の概略構成を示すブロック図である。直線変換後の観測側映像信号と直線変換後の漏洩側映像信号はクロストーク補正演算部13に入力されると、観測側/漏洩側切替部100により切り替えられてそれぞれの別個の出力部から出力される。観測側映像信号は減算器103に入力されるとともに、変換テーブル101の一方の入力部に入力される。
一方、漏洩側映像信号は変換テーブル101の他方の入力部に入力されるとともに、乗算器102の一方の入力部に入力される。補正テーブルにはクロストークを考慮した補正曲線が予め記憶されており、入力された観測側映像信号の輝度及び漏洩側映像信号の輝度に応じた所定の変換を行って変換結果を出力する。この変換結果は乗算器102の他方の入力部に入力される。乗算器102は当該変換結果と漏洩側映像信号との乗算を行って乗算結果を漏洩量として減算器103に入力する。減算器103は観測側映像信号から乗算結果(漏洩量)を減算した値を出力してガンマ逆補正を行う非線形変換部14に入力する。このようにして、観測側映像に漏洩した映像が除去されるので、漏洩側の映像、観測側の映像、画素配置を含む種々の要因に起因するクロストークを低減することができる。
図8において、変換テーブル101と乗算器102とは映像の切り替え表示により発生するクロストークを抑制するための補正信号を生成する補正信号生成手段を構成する。
図9は、クロストークによる観測側映像の輝度増加分(以下、クロストークの輝度増加分と呼ぶ)の一例をxy座標系により表した図である。このような補正曲線の作成方法については後述する。x軸は観測側映像信号により表示される映像の輝度であり、y軸はクロストークの輝度増加分である。なお、x軸の輝度値は実際の輝度を2.2乗したときの数値である。
前記したように、クロストークは、観測側映像信号の輝度と漏洩側映像信号の輝度とに依存する。すなわち、図9に示すように、クロストークの特性は、漏洩側映像信号の輝度が異なれば異なる特性曲線となり、図9では、漏洩側映像信号の輝度が446、105502、196965であるときのクロストーク曲線が示されている。これらの数値は、実際の輝度を2.2乗したときの数値である。輝度が196965のときのクロストーク曲線を近似した多項式で表現すると、y=−9*10-11*x2+2*10-5*x+1.3431となる。
また、クロストークの輝度増加分は、非観測側映像信号が一定の場合すなわち1つのクロストーク曲線のみを考慮すると、観測側映像信号の輝度がx軸に沿って増加するにつれて増加し中間の輝度で最大となり、その後は減少するという特性を持っている。中間輝度の位置での補正係数を大きくしているのは、中間輝度でクロストーク妨害が最大になると考えられるためである。また、クロストークの輝度増加分は、漏洩側映像信号の輝度の増加(図9では、446、105502、196965と増加している)とともに増加する特性を持つ。したがって、このクロストークの輝度増加分に合わせて変換テーブル101を作成すれば、観測側映像信号の輝度に応じて変化するクロストークを補正することができる。変換テーブル101の基になる補正曲線がクロストークの輝度増加分と同様に変化するものであることを示すため、図9には「補正曲線A」等の記載を加えてある。
以下に、上記した補正曲線の作成方法について説明する。図10は、クロストーク量測定系の構成を示す図である。また、図11はクロストーク量測定用画像を示しており、(a)側は、観測側映像であり、(b)側は漏洩側映像である。
まず、測定用の映像としての観測側映像と漏洩側映像とを交互に切り替えて映像表示素子の表示画面200に表示する(手順S1)。次に、表示画面200に表示されている観測側映像(図11の(a1))の輝度をフォトダイオード等で構成される輝度センサ201により測定する(手順S2)。このとき、漏洩側映像(図11の(b1))の輝度は黒の状態すなわち輝度が0の状態(図11の(b1))にあることを仮定する。次に、漏洩側映像の輝度を所定量だけ大きく(明るく)し(図11の(b2))、このときの観測側映像(図11の(a2))の輝度を輝度センサ201により測定する(手順S3)。次に、手順S2で測定された観測側映像の輝度値と、手順S3で測定された観測側映像の輝度値との差を測定する(手順S4)。この差が図9で説明したクロストークの輝度増加分である。
次に、観測側映像信号(図11の(a1))の輝度値を所定量だけ変化させて手順S2と手順S3とを行い、手順S4で新たな輝度増加分を得る。上記の手順を繰り返すことにより、漏洩側映像がある輝度をもつときの補正曲線(図9で言うと例えば輝度=105502としたときの補正曲線B)が得られる。
なお、観測側映像のみを表示させてその輝度値を測定し(手順S5)、第2手順で得た輝度値と、第3手順で得た輝度値とから第5手順で得た輝度値を差し引いてから、第4手順を行うようにしてもよい。
さらに、漏洩側映像の輝度を他の輝度(図9で言うと例えば196965、446)にして上記の手順を実行することにより、それぞれ補正曲線A、Cが得られる。
(第2実施形態)
図12は、第2実施形態に係るクロストーク補正演算部13の構成を示す図である。図12の構成では観測側映像信号のみが変換テーブル101に入力され、漏洩側映像信号は入力されない。クロストークの輝度増加分は観測側映像信号の輝度の変化に対して所定の関数に従って変化するような特性をもつことを利用し、漏洩側映像の輝度に応じて所定の係数を観測側映像の輝度に乗算して補正データを得る。したがって、変換テーブル101には観測側映像信号の輝度値に応じて変化するデータのみが記憶され、メモリ容量を節約することができる。
入力された観測側映像信号に対応する観測側映像の輝度が変換テーブル101において選択されて乗算器102に入力される。乗算器102では、観測側/漏洩側切替部100から入力される漏洩側映像信号の輝度に応じて、所定の係数を観測側映像の輝度に乗算し、乗算結果を補正データとして減算器103に入力する。
(第3実施形態)
図13、図14は、本発明の第3実施形態の構成を示す図である。第3実施形態では、図14に示すように、変換テーブル101は、表示画面の分割された各画面位置(例えば上、中、下の各画面位置)に対応して複数個(図では101−1,101−2,101−3)設けられ、画面位置に応じた補正を可能としたものである。すなわち、メモリ11−1および11−2から観測側映像信号と漏洩側映像信号を読み出すときに、当該読み出しアドレスに対応する画面位置に応じて、複数の変換テーブル101−1,101−2,101−3を切り替えることを特徴とする。なお、上記変換テーブルは、より精度を上げるために表示画面の画素数だけ設けるようにしてもよい。また、映像表示素子の温度を検出する温度センサを設け、該温度センサから出力される温度情報に基いて複数の変換テーブルを切り替えて使用するようにしてもよい。
以上、上記した第1乃至第3実施形態によれば、漏洩側の映像、観測側の映像、画素配置を含む種々の要因に起因するクロストークを低減することが可能になる。
図1は、従来の考え方によるクロストークの発生メカニズムについて説明するための図である。 本発明の考え方によるクロストーク発生メカニズムについて説明するための図である。 図3の(A)から(D)は、表示画面の上下位置に応じて描画の開始がずれることを説明するための図である。 図4の(A)から(C)は、画面の上下位置によってクロストーク妨害の様子が変化することを説明するための図である。 図5の(A)、(B)は、クロストーク妨害が温度によって異なることを説明するための図である。 図6は、画面内の横方向の位置によってクロストーク妨害の大きさが異なることを説明するための図である。 図7は、本発明の第1実施形態に係る映像表示装置の概略構成を示すブロック図である。 図8は、図7に示すクロストーク補正演算部13の概略構成を示すブロック図である。 図9は、クロストークの輝度増加分の一例をxy座標系により表した図である。 図10は、クロストーク量測定系の構成を示す図である。 図11はクロストーク量測定用画像を示す図である。 図12は、第2実施形態に係るクロストーク補正演算部13の構成を示す図である。 図13は、本発明の第3実施形態に係る映像表示装置の概略構成を示すブロック図である。 図14は、図13に示すクロストーク補正演算部13の概略構成を示すブロック図である。 図15は、クロストークを補正するための従来の一構成例を示す図である。
符号の説明
10−1 観測側映像入力部
10−2 漏洩側映像入力部
11−1,11−2 メモリ
12−1,12−2 直線変換部(ガンマ補正)
13 クロストーク補正演算部
14 非線形変換部(ガンマ逆補正)
15 パネル駆動回路
100 観測側/漏洩側切替部
101 変換テーブル
102 乗算器
103 減算器
200 表示画面
201 輝度センサ
202 変換テーブル

Claims (11)

  1. 複数の異なる観測方向へそれぞれ異なる映像を時分割で切り替えて単一の表示画面に表示する映像表示装置であって、
    映像表示素子と、
    複数の異なる映像信号のうち一方の観測側によって観測される観測側映像信号と、該観測側映像信号以外の非観測側映像信号とを取得した後、取得された前記観測側映像信号と前記非観測側映像信号と用いて、映像の切り替え表示により発生するクロストークを抑制するための補正信号を生成する補正信号生成手段と、
    前記補正信号生成手段で生成された補正信号を前記観測側映像信号から減算して前記クロストークが抑制された観測側映像信号を出力する減算手段と、
    前記減算手段から出力された観測側映像信号に基づいて前記表示画面を駆動する駆動回路と、
    を具備し、
    前記補正信号生成手段は、前記非観測側映像信号により表示される映像の輝度と、前記観測側映像信号により表示される映像の輝度の双方に依存して変化する前記補正信号を生成することを特徴とする映像表示装置。
  2. 前記クロストークによる観測側映像の輝度増加分は、前記非観測側映像信号が一定の場合、前記観測側映像信号の輝度の増加とともに増加し、所定の輝度を超えると減少に転ずる特性を持ち、
    前記補正信号生成手段は、前記クロストークを軽減させる特性を持つ補正信号を生成することを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
  3. 前記クロストークによる観測側映像の輝度増加分は、前記非観測側映像信号の輝度の増加とともに増加するものであり、かつ、前記非観測側映像信号の輝度に拘わらず、前記観測側映像信号の輝度の増加とともに増加し、所定の輝度を超えると減少に転ずる特性を持ち、前記補正信号生成手段は、前記クロストークを軽減させる特性を持つ補正信号を生成することを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
  4. 前記所定の輝度は、中間の輝度であることを特徴とする請求項2または3に記載の映像表示装置。
  5. 前記補正信号生成手段は、前記表示画面の画面位置に応じて変化する補正信号を生成することを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の映像表示装置。
  6. 前記補正信号生成手段は、前記映像表示素子の表面画面の温度に応じて変化する補正信号を生成することを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の映像表示装置。
  7. 前記補正信号生成手段は、所定の関数に従って補正信号を生成することを特徴とする請求項1から6のいずれか1つに記載の映像表示装置。
  8. 前記補正信号生成手段は、所定の変換テーブルに従って補正信号を生成することを特徴とする請求項1から7のいずれか1つに記載の映像表示装置。
  9. 前記補正信号生成手段は、前記観測側映像信号により表示される映像の輝度をx軸とし、前記クロストークによる観測側映像の輝度増加分をy軸とした座標系において、前記非観測側映像信号により表示される映像の輝度を所定量だけ変化させつつ前記観測側映像信号により表示される映像の輝度を変化させることによりxとyの値をプロットして作成した複数の曲線で表されるクロストークを抑制するための補正データを保持する変換テーブルをもつ請求項1から8のいずれか1つに記載の映像表示装置。
  10. 前記変換テーブルは、前記観測側映像信号により表示される映像の輝度に応じて変化するデータを含み、
    前記補正信号生成手段は、入力された観測側映像信号に基づいて前記変換テーブルを用いて補正信号を生成する請求項8または9に記載の映像表示装置。
  11. 前記補正信号生成手段は、前記変換テーブルに基づいて作成した変換出力を、前記非観測側映像信号の輝度に応じて変化させて前記非観測側映像信号に乗算する乗算手段を含み、乗算して補正した非観測側映像信号を前記補正信号として出力することを特徴とする請求項10記載の映像表示装置。
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