JP2001054143A - 時分割方式による立体画像表示におけるクロストーク低減方法および装置 - Google Patents

時分割方式による立体画像表示におけるクロストーク低減方法および装置

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JP2001054143A
JP2001054143A JP11222255A JP22225599A JP2001054143A JP 2001054143 A JP2001054143 A JP 2001054143A JP 11222255 A JP11222255 A JP 11222255A JP 22225599 A JP22225599 A JP 22225599A JP 2001054143 A JP2001054143 A JP 2001054143A
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eye image
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Koichi Hamada
宏一 浜田
Yasuichiro Kurita
泰市郎 栗田
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Nippon Hoso Kyokai NHK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 時分割表示方式で左目用の画像を左目に、右
目用の画像を右目にそれぞれ表示することにより立体画
像を表示する立体画像表示装置においては、表示装置に
使用する蛍光体の残光特性により、右目用の画像の一部
が左目に、左目用の画像の一部が右目に漏れ込み、左右
両目用の表示画像として本来表示されるべきでない画像
が表示されることに起因する画質妨害(クロストーク妨
害)を動画像、静止画像を問わず低減させるという解決
すべき課題があった。 【解決手段】 画像を表示する前に、左目用の画像から
右目用の画像を、右目用の画像から左目用の画像を、そ
れぞれあらかじめ与えられた漏れ量だけ減算してから表
示することによりクロストーク妨害を低減するものにお
いて、減算を行う前に、左右目用の画像を時分割方式で
表示する順番に応じて、右目用または左目用の信号を1
フィールド期間遅延させてから減算するように構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、時分割表示方式で
左目用の画像を左目に、右目用の画像を右目にそれぞれ
表示することにより立体画像を表示する立体画像表示方
法および装置において、特に、左右両目用画像のクロス
トーク妨害を除去ないし低減するクロストーク低減方法
および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、陰極線管(CRT)や気体放電表
示パネル(PDP)等の画像表示装置を用いて、時分割
方式で左目用の画像を左目に、右目用の画像を右目にそ
れぞれ表示することにより立体画像の表示を行うように
したものがある(例えば、本願人の出願に係る「立体画
像表示方法および装置」(特願平10−205093
号))。
【0003】しかし、この種時分割方式で立体画像を表
示する立体画像表示方法においては、例えば、CRTや
PDPの蛍光体の残光特性など、表示装置自体の特性上
の理由から右目用の画像の一部が左目に、左目用の画像
の一部が右目に漏れ込み(以下、クロストークと言
う)、左右両目用の表示画像として本来表示されるべき
でない画像が表示されることに起因する画質妨害(以
下、クロストーク妨害と言う)が発生する。
【0004】一方、クロストーク妨害の除去ないし低減
のためには、本願人の出願に係る「立体画像表示におけ
るクロストーク低減方法および装置」(特願平10−3
05270号)がある。
【0005】この(特願平10−305270号)クロ
ストーク低減方法について簡単に説明する。図4は、ク
ロストーク低減方法の原理的構成(以下、これを従来の
クロストーク低減回路と言う)を示している。図4にお
いて、左目用の画像入力信号Lおよび右目用の画像入力
信号Rは、それぞれ2分岐され、各分岐された信号の一
方は係数回路3,4(ともに、
【外1】 で示す)に入力され、各分岐された信号の他方は減算回
路5,6の被減数端子に入力される。また、上記係数回
路3,4の出力信号は減算回路5,6の減数端子に入力
され、減算回路5,6の出力端子からクロストークが減
算された左右両目用の画像信号L′,R′がそれぞれ出
力される。
【0006】上記において、係数回路3を通った左目用
の画像信号は、あらかじめ測定しておいたクロストーク
量(左目用の画像が右目に漏れ込む量)に近い値にな
る。その信号は、減算回路6により右目用の画像信号か
ら減算される。また、係数回路4を通った右目用の画像
信号は、あらかじめ測定しておいたクロストーク量(右
目用の画像が左目に漏れ込む量)に近い値になる。その
信号は、減算回路5により左目用の画像信号から減算さ
れる。ここで、係数回路3,4の係数値αは、あらかじ
めクロストーク量の測定により定めておくものとする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した特願
平10−305270号によるクロストーク低減方法
は、特に、立体画像表示装置が時分割方式で構成れたと
き、立体画像表示しようとする画像が静止画像であれば
原理的にクロストークは完全に除去できるものの、立体
画像表示しようとする画像が動画像の場合には、動きの
大きさに応じてクロストークが残留することが判明し
た。
【0008】その理由について以下に述べる。いま、画
像表示装置に立体画像を時分割方式で表示するにあたっ
て、上述した図4で示される回路の出力信号L′,R′
を同時信号から時分割信号に直して左目用画像と右目用
画像の時分割表示を行い、このときの信号L′,R′の
時間配列が図5に示すとおりであると仮定する。なお、
各信号L′,R′の右下の添字は立体カメラによる撮影
順(フィールド番号)を示し、添字が同じL′,R′は
同一フィールドの信号である。また、図5に示される各
左右画像L′,R′の1フィールドが(1/120)s
ecとなっているのは、通常の1フィールドが(1/6
0)secの立体カメラ出力を時間幅1/2に圧縮し
て、本来の1フィールド期間((1/60)sec)に
左右の両画像を納めるためである。
【0009】前述したように、左右画像のクロストーク
はCRTやPDPの蛍光体の残光特性などに起因するた
め、時分割方式の立体画像表示では、常に1フィールド
前の画像が漏れ込むことになる。いま、n番目(図5参
照)に撮影された画像Ln ′およびRn ′によって立体
画像を表示したとき、実際に表示される左右画像それぞ
れの明るさをLn ″,Rn ″で表すと、Ln ″,Rn
は、1フィールド前の画像の漏れ(図5参照)を考慮し
て Ln ″=Ln ′+αRn-1 ′ (1) Rn ″=Rn ′+αLn ′ (2) で表される。
【0010】これら(1),(2)式は、左右目用画像
の時分割表示方式におけるクロストークのモデルを表し
ている。このことは左右目用画像の同時表示方式の立体
画像表示装置では、考えられなかったクロストークが残
留しているという見方ができる。図6は、この状況を等
価回路で示している。
【0011】図6中の従来のクロストーク低減回路(図
4の回路と同じ)に供給されるカメラからの画像出力を
n ,Rn (それぞれ左、右目用画像信号)とすると、
同低減回路の出力Ln ′,Rn ′の間に Ln ′=Ln −αRn (3) Rn ′=Rn −αLn (4) が成り立つ。
【0012】(3)式と、(4)式においてフィールド
番号nをn−1とした式を(1)式に代入して整理する
と、 Ln ″=Ln −α2n-1 +α(Rn-1 −Rn ) (5) となる。(5)式から、Rn-1 =Rn (静止画)なら
ば、α(Rn-1 −Rn )の項はゼロになり、クロストー
クは発生しないが、Rn-1 ≠Rn (動画)のときは、そ
の動き量に応じたクロストークはキャンセルされない
(すなわち、クロストークが残留する)ことが分かる。
【0013】一方、(3)式と(4)式を(2)式に代
入して整理すると、 Rn ″=Rn −α2n (6) となり、静止画、動画にかかわらず、クロストークはキ
ャンセルされる(すなわち、クロストークが残留しな
い)ことが分かる。
【0014】なお、以上は、時分割方式で立体画像を表
示するに際して、図5に示すように同一のフィールド番
号を有する左右目用の画像のうち左目用の画像が先に発
光するようにした場合であり、もし、右目用の画像が先
に発光するようにした場合には、右目用の画像の明るさ
R″に動き量に応じたクロストークが残留することにな
るのは当然である。
【0015】本発明の目的は、時分割方式により立体画
像を表示する立体画像表示装置の上述した種類のクロス
トーク低減方法および装置において、立体画像表示しよ
うとする画像が動画像のときでもクロストークが残留し
ないクロストーク低減方法および装置を提供することに
ある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明時分割方式による立体画像表示におけるクロ
ストーク低減方法は、左目用の画像を左目に、右目用の
画像を右目に時分割方式によりそれぞれ表示することで
立体画像を表示するにあたり、画像を表示する前に、左
目用の画像から右目用の画像を、右目用の画像から左目
用の画像をそれぞれあらかじめ与えられた漏れ量だけ減
算してから表示するようにしたクロストーク低減方法に
おいて、同一のフィールド番号を有する左右目用の画像
のうち左目用の画像が先に表示されるときは前記左目用
の画像から減算される右目用の画像を、同一のフィール
ド番号を有する左右目用の画像のうち右目用の画像が先
に表示されるときは前記右目用の画像から減算される左
目用の画像をそれぞれ前記減算に先立って1フィールド
期間遅延させるようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0017】また、本発明時分割方式による立体画像表
示におけるクロストーク低減装置は、左目用の画像を左
目に、右目用の画像を右目に時分割方式によりそれぞれ
表示することで立体画像を表示する表示装置のクロスト
ークを低減する装置であって、画像を表示する前に、左
目用の画像から右目用の画像を、右目用の画像から左目
用の画像をそれぞれあらかじめ与えられた漏れ量だけ減
算する減算回路を少なくとも具えるとともに、同一のフ
ィールド番号を有する左右目用の画像のうち左目用の画
像が先に表示されるときは前記左目用の画像から減算さ
れる右目用の画像を、同一のフィールド番号を有する左
右目用の画像のうち右目用の画像が先に表示されるとき
は前記右目用の画像から減算される左目用の画像をそれ
ぞれ前記減算に先立って1フィールド期間遅延させるた
めの1フィールド遅延回路が前記減算回路の減数端子側
に配置されていることを特徴とするものである。
【0018】また、本発明時分割方式による立体画像表
示におけるクロストーク低減装置は、前記あらかじめ与
えられた漏れ量だけの右目用の画像および左目用の画像
をそれぞれ右目用の画像および左目用の画像から取り出
すための取出し用分岐点の入力側にそれぞれ逆ガンマ補
正回路が配置されていることを特徴とするものである。
【0019】また、本発明時分割方式による立体画像表
示におけるクロストーク低減装置は、前記減算を行うこ
とによって明るさが負になる画素について、当該画素の
レベルを黒レベルに制限するためのリミッター回路が前
記減算回路の出力側にそれぞれ配置されていることを特
徴とするものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照し、発明の
実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。本発明
クロストーク低減方法および装置は、上述した(5)式
のα(Rn-1 −Rn )の項が静止画、動画に関係なくゼ
ロになるようにすればよいという着想に基づいている。
【0021】そのために、本発明では、上述の(3)式
が Ln ′=Ln −αRn-1 (7) と書けるように、図6中の減算回路5に供給されるαR
n を1フィールド期間遅らせてαRn-1 にするものとす
る。
【0022】具体的には、時分割表示を行う際に、左目
用の画像を先に表示する場合(図5に示す時間配列)に
は、左目用の画像信号からあらかじめ与えられた漏れ量
だけ右目用の画像信号を減算する前に、右目用の画像信
号を1フィールド遅延させるものとする。これとは逆
に、右目用の画像を先に表示する場合には、右目用の画
像信号からあらかじめ与えられた漏れ量だけ左目用の画
像信号を減算する前に、左目用の画像信号を1フィール
ド遅延させるものとする。
【0023】図1は、本発明クロストーク低減装置の第
1の実施形態を示している。ここでは、図4に示した従
来のクロストーク低減回路におけると同一の構成要素に
同一の符号を付して示している。図中
【外2】 は、1フィールドの遅延回路を表し、これによりf(α
n )=αRn-1 となる。このようにクロストーク低減
装置を構成すると、 Ln ″=Ln −α2n-1 (8) Rn ″=Rn −α2n (9) となり、この場合、静止画、動画にかかわらずクロスト
ーク成分を完全に除去することが可能になる。
【0024】図1の回路構成は、図5の時間配列で左目
用画像を先に表示する場合に対応した構成を示し、その
ため、1フィールド遅延回路
【外3】 は係数回路4と減算回路5の間に介挿されたが、右目用
画像を先に表示する場合は、1フィールド遅延回路
【外4】 を係数回路3と減衰回路6の間に介挿すればよい。その
場合には、(8)式、(9)式はそれぞれ L″=Ln −α2n (10) R″=Rn −α2n-1 (11) となる。
【0025】また、図1に示す映像入力信号LおよびR
は、緑、青、赤の三原色色信号のいずれかの系統のそれ
ぞれ左右目用画像の入力信号を示し、残る2つの原色色
信号についても同一の回路構成により、本発明による信
号処理が行われる。
【0026】また、図1中の逆ガンマ補正回路1,2の
使用目的は次の通りである。すなわち、テレビジョン画
像信号など通常の画像信号は、CRTでの表示が前提と
なっているので、CRTの入出力特性、いわゆるガンマ
特性を補正するために送像側でガンマ補正がなされてい
る。ガンマ補正された信号は、その値が表示すべき光の
明るさに対してリニアな信号ではないため、このままで
は画像信号どおしの加減算(図1中の減算回路5,6が
該当する)ができない。そこで、逆ガンマ補正回路1,
2を用いてリニアな信号に変換する。逆ガンマ補正回路
は、送像側のガンマ補正回路とは逆の特性の入出力特性
を有している。
【0027】逆ガンマ補正回路1,2でガンマ特性が解
かれた後、左目用画像信号は係数器3を通り、あらかじ
め測定しておいたクロストーク量(左目用の画像が右目
に漏れこむ量)に近い値になる。その信号は、減算回路
6により右目用画像信号から減算される。また、右目用
画像信号は係数器4を通り、あらかじめ測定しておいた
クロストーク量(右目用の画像が左目に洩れこむ量)に
近い値になる。その信号は、さらに1フィールドの遅延
回路を介して減算回路5に供給され、左目用の画像信号
から減算される。なお、係数器5,6の各係数値αは、
あらかじめクロストーク量の測定により定めておく。
【0028】上述したように、本発明クロストーク低減
方法および装置はその構成中に減算回路5,6を含むた
め、クロストーク低減のためのすべての信号処理を行う
前に逆ガンマ補正を行っている。このため、本発明クロ
ストーク低減方法および装置においては、基本的に得ら
れる画像信号が、装置を構成する逆ガンマ補正回路によ
って、そのレベルが表示すべき光の明るさに対してリニ
アな信号になっている。このことは、本発明方法および
装置がPDPや液晶(LCD)のような信号対発光輝度
(明るさ)の特性がリニアな画像表示装置を用いての時
分割方式による立体画像表示装置の実現に特に適したも
のであると言える。
【0029】図2は、本発明クロストーク低減装置を使
用して構成したサブフィールド法によるPDP立体画像
表示装置の一構成例を示している。図2において、左目
用の映像入力信号Lおよび右目用の映像入力信号Rは、
それぞれA/D変換回路7,8に入力されてデジタル信
号に変換される。本例においても、映像入力信号L,R
(アナログ信号)はそれぞれ緑、青、赤の三原色色信号
であり、各信号ごとに以下の処理が行われる。また、同
図に示すように、左目用映像入力信号Lは同期検出回路
9にも入力され、同回路において水平、垂直同期信号が
検出される。
【0030】A/D変換回路7,8の出力であるデジタ
ル映像信号(それぞれ左目用および右目用の)は、破線
にて囲んで示す図1に示したのと同じ本発明クロストー
ク低減装置Aに入力される。同装置の出力信号、すなわ
ち、クロストークが低減された左目用および右目用のデ
ジタル映像信号L′,R′はそれぞれリミッター10,
11に入力される。このリミッター10,11の役目
は、クロストーク低減装置Aが映像信号どうしの減算処
理を含んでいるため、減算の結果、クロストーク低減装
置Aの出力側から出力される映像信号の明るさが負にな
ってしまう場合があるが、負の明るさは映像信号として
表現できないため、これらリミッター10,11を通し
て負の明るさを有する信号を明るさの最低値(黒レベ
ル)に制限するためのものである。
【0031】図2において、サブフィールド変換回路1
2以降の回路構成は、サブフィールド法を用いた本願人
の出願に係る「立体画像表示方法および装置」(特願平
10−205093号、および特願平10−28259
0号)の明細書および図面において、立体画像表示装置
の一例の構成(図2)として説明されている中でサブフ
ィールド変換回路4以降の回路構成と同じである。
【0032】すなわち、サブフィールド変換回路12に
は、同期検出回路9から水平、垂直同期信号が、また本
発明クロストーク低減装置Aによりクロストークが低減
された左右の各デジタル映像信号L′,R′がリミッタ
ー10,11を介してそれぞれ供給され、水平、垂直同
期信号をもとにデジタル映像信号L′,R′をサブフィ
ールド信号に分解して出力し、同時にシャッター眼鏡1
6のシャッターを駆動するためのタイミング信号も出力
する。このサブフィールド変換回路12は、誤差拡散法
やディザ法などを用いて、階調表示性能を大きく低下さ
せることなく実際に表示できる階調まで映像信号のビッ
ト数を削減する疑似階調作成回路を含むこともある。
【0033】サブフィールド変換回路12の出力信号で
あるサブフィールド信号は、パネル駆動回路13を介し
てPDPパネル14に供給され、同パネル14に画像表
示を行う。また、サブフィールド変換回路12からのタ
イミング信号は眼鏡制御回路15に供給され、シャッタ
ー眼鏡16のL側、R側用シャッター開閉信号を生成し
て当該眼鏡に供給する。この際のシャッター開閉信号は
導線を用いて供給したり、または赤外線を用いるなどし
てワイヤレスでシャッター眼鏡16に供給することがで
きる。
【0034】図3は、図1に示した本発明クロストーク
低減装置の第1の実施形態を、さらにCRTを用いた時
分割表示方式の立体画像表示装置に適するように変形し
た第2の実施形態を示している。図3において、リミッ
ター10,11は負の明るさを有する信号を黒レベルに
制限するためのもので、図2により説明したものと同じ
である。本発明クロストーク低減装置は画像信号どうし
の減算を行っているため、逆ガンマ補正回路1,2によ
り左右目用それぞれの映像信号をリニアな信号に変換し
ている。
【0035】しかし、CRTに画像表示をする場合に
は、映像信号の信号対発光輝度(明るさ)の関係を送像
側で行っているガンマ補正回路の特性に合わせる必要が
あり、そのために送像側のガンマ補正と同じ特性を有す
るガンマ補正回路17,18をそれぞれ左目用の映像信
号および右目用の映像信号の信号路に介挿するようにし
ている。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、時分割表示方式により
左目用の画像を左目に、右目用の画像を右目にそれぞれ
表示することにより立体画像を表示する立体画像表示に
おいて、表示装置の蛍光体の残光特性により、右目用の
画像の一部が左目に、左目用の画像の一部が右目に漏れ
込み、左右両目用の表示画像として本来表示されるべき
でない画像が表示されることに起因する画質妨害を動画
像、静止画像を問わず低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明クロストーク低減装置の第1の実施形
態を示している。
【図2】 本発明クロストーク低減装置を使用して構成
したサブフィールド法によるPDP立体画像表示装置の
一構成例を示している。
【図3】 本発明クロストーク低減装置の第2の実施形
態を示している。
【図4】 従来のクロストーク低減回路を示している。
【図5】 画像表示装置に表示される左目用画像と右目
用画像の時間配列を示している。
【図6】 画像表示装置に左右目用の信号を時分割方式
により供給したとき、従来のクロストーク低減回路を用
いてもクロストークが残留することを等価回路で示して
いる。
【符号の説明】
1,2 逆ガンマ補正回路 3,4 係数回路 5,6 減算回路 7,8 A/D変換回路 9 同期検出回路 10,11 リミッター 12 サブフィールド変換回路 13 パネル駆動回路 14 PDPパネル 15 眼鏡制御回路 16 シャッター眼鏡 17,18 ガンマ補正回路 A クロストーク低減装置
【外5】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左目用の画像を左目に、右目用の画像を
    右目に時分割方式によりそれぞれ表示することで立体画
    像を表示するにあたり、 画像を表示する前に、左目用の画像から右目用の画像
    を、右目用の画像から左目用の画像をそれぞれあらかじ
    め与えられた漏れ量だけ減算してから表示するようにし
    たクロストーク低減方法において、 同一のフィールド番号を有する左右目用の画像のうち左
    目用の画像が先に表示されるときは前記左目用の画像か
    ら減算される右目用の画像を、同一のフィールド番号を
    有する左右目用の画像のうち右目用の画像が先に表示さ
    れるときは前記右目用の画像から減算される左目用の画
    像をそれぞれ前記減算に先立って1フィールド期間遅延
    させるようにしたことを特徴とする時分割方式による立
    体画像表示におけるクロストーク低減方法。
  2. 【請求項2】 左目用の画像を左目に、右目用の画像を
    右目に時分割方式によりそれぞれ表示することで立体画
    像を表示する表示装置のクロストークを低減する装置で
    あって、 画像を表示する前に、左目用の画像から右目用の画像
    を、右目用の画像から左目用の画像をそれぞれあらかじ
    め与えられた漏れ量だけ減算する減算回路を少なくとも
    具えるとともに、 同一のフィールド番号を有する左右目用の画像のうち左
    目用の画像が先に表示されるときは前記左目用の画像か
    ら減算される右目用の画像を、同一のフィールド番号を
    有する左右目用の画像のうち右目用の画像が先に表示さ
    れるときは前記右目用の画像から減算される左目用の画
    像をそれぞれ前記減算に先立って1フィールド期間遅延
    させるための1フィールド遅延回路が前記減算回路の減
    数端子側に配置されていることを特徴とする時分割方式
    による立体画像表示におけるクロストーク低減装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の時分割方式による立体画
    像表示におけるクロストーク低減装置において、前記あ
    らかじめ与えられた漏れ量だけの右目用の画像および左
    目用の画像をそれぞれ右目用の画像および左目用の画像
    から取り出すための取出し用分岐点の入力側にそれぞれ
    逆ガンマ補正回路が配置されていることを特徴とする時
    分割方式による立体画像表示におけるクロストーク低減
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載の時分割方式によ
    る立体画像表示におけるクロストーク低減装置におい
    て、前記減算を行うことによって明るさが負になる画素
    について、当該画素のレベルを黒レベルに制限するため
    のリミッター回路が前記減算回路の出力側にそれぞれ配
    置されていることを特徴とする時分割方式による立体画
    像表示におけるクロストーク低減装置。
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