JP4750522B2 - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、静電潜像担持体上に形成された静電潜像を現像剤によって現像する現像装置、及びこの現像装置を備える画像形成装置に関する。
従来から、所定の記録媒体に現像剤像を熱定着させて画像を形成する電子写真記録方式の画像形成装置が知られている。この種の画像形成装置においては、例えば特許文献1等に記載されているように、感光体を構成する光導電性絶縁層を一様電圧に帯電する帯電工程、画像データに基づいて変調された光を当該光導電性絶縁層に照射することによって露光し、その露光された部分上の電荷を消滅させることによって感光体上に静電潜像を形成する露光工程、形成された静電潜像に少なくとも着色剤を含む現像剤(以下、トナーという。)を付着させることによって可視化する現像工程、得られた可視像を転写紙等の転写材(印字媒体)に転写する転写工程、及び、加熱や圧力又はその他適当な定着方法を用いて転写材上の可視像を定着させる定着工程を経ることにより、転写材上に画像を形成する。
特開平10−39628号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載された従来の画像形成装置においては、感光体の周面に当接して回転することによって当該感光体にトナーを付着させる現像ローラと、この現像ローラに対してトナーを供給するトナー供給ローラとの摩擦に起因して、当該現像ローラ及び当該トナー供給ローラ並びにトナーの劣化が生じることから、均一な層厚に薄層化されて帯電されたトナーを安定して供給することができず、結果として、形成された印刷物の品質低下を招来するという問題があった。また、従来の画像形成装置においては、現像ローラとトナー供給ローラとを回転駆動させるために必要なトルクが高いことから、高速に動作させた場合には回転にムラが生じ、印刷物の品質低下を招来するという問題もあった。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、現像ローラとトナー供給ローラとの摩擦に起因する当該現像ローラ及び当該トナー供給ローラ並びにトナーの劣化を防止して、均一な層厚に薄層化されて帯電されたトナーを安定して供給し、高品質の印刷物を高速に形成することができ、また、現像ローラとトナー供給ローラとを回転駆動させるために必要なトルクを低くして、高速に動作させた場合であっても印刷物の品質低下を防止することができる現像装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上述した目的を達成する本発明にかかる現像装置は、静電潜像担持体上に形成された静電潜像を現像剤によって現像する現像装置であって、所定の直流電圧である現像バイアス電圧V[V]が印加され、前記静電潜像担持体の周面に対向して回転することによって当該静電潜像担持体に現像剤を付着させる現像剤担持体と、周面が所定の弾性体から構成され、前記現像剤担持体に対して現像剤を供給するように当該現像剤担持体に回転可能に接触して配設された現像剤供給部材と、前記現像剤供給部材によって前記現像剤担持体の周面上に供給された現像剤を薄層化する現像剤層形成部材とを備え、前記現像剤供給部材は、アスカFによって測定した硬度HAF[°]が20≦HAF≦80である前記弾性体を用いて構成されるとともに、当該現像剤供給部材が前記現像剤担持体に当接することによって押しつぶされた量である押し込み量δ[mm]が0.5以下となるように配設され、前記現像剤供給部材には、所定の直流電圧に交流電圧を重畳した現像剤供給バイアス電圧V[V]が印加され、前記現像剤供給バイアス電圧V[V]は、その周波数f[Hz]が500≦f≦5000であり、且つ、そのピーク値のうち、前記現像剤の帯電極性と逆極性の方向に大きいピーク値をVSHとし、当該現像剤の帯電極性と同極性の方向に大きいピーク値をVSLとするとともに、 SL <V <V SH の関係を満たし、前記現像バイアス電圧V[V]と当該現像剤供給バイアス電圧V[V]との関係が、 <V である時間をTとし、 <V である時間をTとしたとき、Tの値がTの値より大きく、且つ、下記式(1)を満たすものであることを特徴としている。
/T≦5 ・・・(1)
このような本発明にかかる現像装置においては、現像剤担持体と現像剤供給部材との摩擦に起因する当該現像剤担持体及び当該現像剤供給部材並び現像剤の劣化を防止して、均一な層厚に薄層化されて帯電された現像剤を安定して供給することができる。したがって、本発明にかかる現像装置においては、高品質の印刷物を高速に形成することが可能となる。また、本発明にかかる現像装置においては、従来の現像装置を備える場合と比較して、現像剤担持体と現像剤供給部材とを回転駆動させるために必要なトルクを低くすることができ、高速に動作させた場合であっても印刷物の品質低下を防止することができる。
また、上述した目的を達成する本発明にかかる現像装置は、静電潜像担持体上に形成された静電潜像を現像剤によって現像する現像装置であって、所定の直流電圧である現像バイアス電圧V [V]が印加され、前記静電潜像担持体の周面に対向して回転することによって当該静電潜像担持体に現像剤を付着させる現像剤担持体と、前記現像剤担持体に対して現像剤を供給するように当該現像剤担持体に回転可能に接触して配設された現像剤供給部材とを備え、前記現像剤供給部材には、所定の直流電圧に交流電圧を重畳した現像剤供給バイアス電圧V [V]が印加され、前記現像剤供給バイアス電圧V [V]は、そのピーク値のうち、前記現像剤の帯電極性と逆極性の方向に大きいピーク値をV SH とし、当該現像剤の帯電極性と同極性の方向に大きいピーク値をV SL とするとともに、前記現像バイアス電圧V [V]と当該現像剤供給バイアス電圧V [V]との関係が、V SL <V <V である時間をT とし、V <V <V SH である時間をT としたとき、T とT との値が異なることを特徴としている。
このような本発明にかかる現像装置においては、現像剤担持体と現像剤供給部材との摩擦に起因する当該現像剤担持体及び当該現像剤供給部材並び現像剤の劣化を防止して、均一な層厚に薄層化されて帯電された現像剤を安定して供給することができる。したがって、本発明にかかる現像装置においては、高品質の印刷物を高速に形成することが可能となる。また、本発明にかかる現像装置においては、従来の現像装置を備える場合と比較して、現像剤担持体と現像剤供給部材とを回転駆動させるために必要なトルクを低くすることができ、高速に動作させた場合であっても印刷物の品質低下を防止することができる。さらに、本発明にかかる現像装置においては、現像剤供給バイアス電圧V[V]の交流電圧成分の振幅が小さくても、かかる効果を十分に得ることができることから、当該現像剤供給バイアス電圧V[V]の交流電圧成分のピーク値を現像剤の帯電極性と逆極性の方向に大きくすることによって発生していた、逆極性に帯電した現像剤によるカブリの発生をなくすことができる。
本発明においては、均一な層厚に薄層化されて帯電された現像剤を安定して供給することによって高品質の印刷物を高速に形成することができ、また、現像剤担持体と現像剤供給部材とを高速に動作させた場合であっても印刷物の品質低下を防止することができる。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
この実施の形態は、静電潜像担持体上に形成された静電潜像を現像剤によって現像する現像装置を備える画像形成装置である。特に、この画像形成装置は、静電潜像担持体としての感光体ドラムの周面に対向して回転することによって当該感光体ドラムに現像剤としてのトナーを付着させる現像剤担持体と、この現像剤担持体に対してトナーを供給する現像剤供給部材とについて、その材質、設置状況、及び印加電圧等について、本願出願人が鋭意研究を重ねた結果見出した条件を満足する現像装置を備えるものである。
まず、第1の実施の形態として示す画像形成装置について説明する。
図1に、画像形成装置における現像装置の構造を説明する側方断面図を示し、図2に、画像形成装置の構造を説明する側方断面図を示す。この画像形成装置は、図2に示すように、未画像形成の印字媒体Pを収納する用紙トレイ11を備える。この用紙トレイ11に収納された印字媒体Pは、給紙ローラ12が回転するのに応じて繰り出され、さらに、当該給紙ローラ12の下流に配設されている搬送ローラ13,14が回転するのに応じて、図示しないモータによって印刷速度に応じた回転速度で回転する転写ベルト15上へと所定のタイミングで搬送されて載置される。
また、画像形成装置は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色のそれぞれに対応する4つの画像形成部20C,20M,20Y,20Kをこの順序で印字媒体Pの給紙側から排紙側へと転写ベルト15に沿って並設している。画像形成部20C,20M,20Y,20Kは、それぞれ、図示しないモータや駆動を伝達するギヤ等によって回転駆動される転写ベルト15上に載置された印字媒体Pに対して、各色のトナーを用いた画像形成を行う。具体的には、画像形成部20C,20M,20Y,20Kは、それぞれ、静電潜像担持体としての感光体ドラム21C,21M,21Y,21Kと、これら感光体ドラム21C,21M,21Y,21Kのそれぞれの周面を帯電させる帯電ローラ22C,22M,22Y,22Kと、図示しないインターフェース部を介して外部装置から受信した画像データに基づいて感光体ドラム21C,21M,21Y,21Kのそれぞれの周面に選択的に光を照射して露光し、静電潜像を形成させる露光装置23C,23M,23Y,23Kと、感光体ドラム21C,21M,21Y,21Kのそれぞれの周面に形成された静電潜像をトナーによって現像する現像装置24C,24M,24Y,24Kと、これら現像装置24C,24M,24Y,24Kのそれぞれに供給するトナーを収納するトナーカートリッジ25C,25M,25Y,25Kと、トナーによって静電潜像を可視化して得られたトナー像を印字媒体P上に転写する転写ローラ26C,26M,26Y,26Kと、印字媒体P上にトナーが転写されずに感光体ドラム21C,21M,21Y,21Kのそれぞれの周面に残存したトナーをクリーニングして回収するクリーニングブレード27C,27M,27Y,27Kとを有する。なお、感光体ドラム21C,21M,21Y,21K、帯電ローラ22C,22M,22Y,22K、転写ローラ26C,26M,26Y,26Kは、それぞれ、図示しないモータや駆動を伝達するギヤ等によって回転駆動されるように構成されている。また、露光装置23C,23M,23Y,23K、及び現像装置24C,24M,24Y,24K、並びに図示しないモータは、それぞれ、図示しない電源及び制御部が接続されている。
このような画像形成部20C,20M,20Y,20Kは、それぞれ、図示しない制御部の制御のもとに、図示しない電源によって所定の電圧が印加された帯電ローラ22C,22M,22Y,22Kによって感光体ドラム21C,21M,21Y,21Kのそれぞれの周面を一様電圧に帯電させた上で、当該感光体ドラム21C,21M,21Y,21Kのそれぞれが回転するのにともない、その帯電された周面が露光装置23C,23M,23Y,23Kの近傍に到達すると、当該露光装置23C,23M,23Y,23Kによって画像変調された光を当該感光体ドラム21C,21M,21Y,21Kのそれぞれに照射して静電潜像を形成する。そして、画像形成部20C,20M,20Y,20Kは、それぞれ、形成された静電潜像に現像装置24C,24M,24Y,24Kのそれぞれから供給される各色のトナーを付着させることにより、各色のトナー像を生成する。
これら画像形成部20C,20M,20Y,20Kのそれぞれによって現像された各色のトナー像は、図示しない制御部の制御のもとに、感光体ドラム21C,21M,21Y,21Kのそれぞれが回転するのにともない、トナー像が生成された周面が転写ベルト15及び当該転写ベルト15を挟むように感光体ドラム21C,21M,21Y,21Kのそれぞれと対向して配設された転写ローラ26C,26M,26Y,26Kのそれぞれの近傍に到達するとともに、印字媒体Pが転写ベルト15によって搬送されるのに応じて、転写ローラ26C,26M,26Y,26Kのそれぞれによって当該印字媒体P上に順次重ね合わされて転写される。このとき、転写ローラ26C,26M,26Y,26Kには、それぞれ、図示しない電源によって所定の電圧が印加される。
そして、画像形成部20C,20M,20Y,20Kは、それぞれ、転写が完了すると、図示しない制御部の制御のもとに、感光体ドラム21C,21M,21Y,21Kのそれぞれの周面に残存したトナーを、クリーニングブレード27C,27M,27Y,27Kによってクリーニングする。また、画像形成装置は、図示しない制御部の制御のもとに、転写ベルト15の表面に残存したトナーを、クリーニングブレード28によってクリーニングする。画像形成装置においては、このような構成からなる4つの画像形成部20C,20M,20Y,20Kにより、印字媒体P上に順次各色の画像形成を行い、カラー画像を形成する。そして、画像形成装置においては、印字媒体Pを転写ベルト15に静電気的に吸着させた状態で、定着装置30へと搬送する。
さらに、画像形成装置は、このような画像形成部20C,20M,20Y,20Kの下流に定着装置30を備える。この定着装置30は、例えば金属の中空ローラの外周に弾性部材を接着して構成される定着ローラと、この定着ローラとともに印字媒体Pを押圧する加圧ローラとを有する。加圧ローラは、定着ローラに対向して当接されるように配設され、印字媒体Pを挟み込むニップ部を形成する。また、定着ローラの内部には、図示しない電源によって発熱又は発光するヒータやハロゲンランプが埋設されている。定着装置30においては、図示しない制御部の制御のもとに、これらヒータに通電したりハロゲンランプを発光させたりすることによって定着ローラを加熱する。このような定着装置30は、定着ローラ及び加圧ローラを回転させてニップ部に印字媒体Pを通紙させ、当該印字媒体Pを加熱及び押圧することにより、当該印字媒体P上のトナーを溶融させ、トナー像を熱定着させる。画像形成装置においては、このような定着装置30によって印字媒体P上に画像を定着させると、搬送ローラ31及び排出ローラ32の回転に応じて、当該印字媒体Pを搬送して外部へと排紙させ、排紙部33上に積載させる。
このような画像形成装置において、現像装置24C,24M,24Y,24Kは、それぞれ、図1に示すように構成される。なお、画像形成装置においては、上述したシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色のそれぞれに対応する4つの画像形成部20C,20M,20Y,20Kが全て同じ構成であることから、以下では、例えば画像形成部20のように、各部に付す符号として、C,M,Y,Kを除いた番号を用いて説明するものとする。
現像装置24は、同図に示すように、導電性シャフトに半導電性ゴム層を巻装して形成された現像剤担持体としての現像ローラ51と、導電性シャフトに半導電性ゴム層を巻装して形成された現像剤供給部材としてのトナー供給ローラ52と、トナーカートリッジ25から供給される現像剤としてのトナーTを薄層化して帯電させる現像剤層形成部材としての現像ブレード53とを有する。
現像ローラ51は、感光体ドラム21の周面に当接して回転することによって当該感光体ドラム21にトナーTを付着させる部材であり、図示しないモータや駆動を伝達するギヤ等によって回転駆動される。また、この現像ローラ51の導電性シャフトには、所定の直流電圧である現像バイアス電圧を印加する現像バイアス電源装置54が接続されている。トナー供給ローラ52は、現像ローラ51に対してトナーTを供給するように当該現像ローラ51に回転可能に接触して配設された部材であり、図示しないモータや駆動を伝達するギヤ等によって回転駆動される。また、このトナー供給ローラ52の導電性シャフトには、所定の直流電圧に交流電圧を重畳したトナー供給バイアス電圧を印加するトナー供給バイアス電源装置55が接続されている。現像ブレード53は、現像ローラ51の周面に当接するように設けられる部材であり、トナー層形成バイアス電源装置56から印加される所定の直流電圧であるトナー層形成バイアス電圧に基づいて、当該現像ローラ51の周面上に供給されたトナーTを薄層化して帯電させる。
このような現像装置24においては、現像ローラ51と感光体ドラム21とが接触した状態で、それぞれが同図中矢印a,bで示す方向へと回転可能に配設されている。また、現像装置24においては、トナー供給ローラ52が現像ローラ51に押し付けられた状態で、それぞれが同図中矢印c,aで示す方向へと回転可能に配設されている。なお、図3に示すように、現像ローラ51とトナー供給ローラ52とのそれぞれの回転中心を結んだ直線のうち、当該現像ローラ51と当該トナー供給ローラ52とが重なり合った部分の長さを押し込み量δと定義する。すなわち、押し込み量δは、トナー供給ローラ52が現像ローラ51に当接することによって押しつぶされた量である。なお、押し込み量δ<0であることは、現像ローラ51とトナー供給ローラ52との間に、"−δ"で表される間隙があることを示す。
さて、このような構成からなる現像装置24の効果を検証するために、トナーカートリッジ25から供給されるトナーTとして所定の負電圧に帯電したものを用い、トナー供給ローラ52の周面を構成する半導電性ゴム層の弾性ゴム材(弾性体)の硬度と、押し込み量δとを変化させて実験を行った。具体的には、次表1に示すように、トナー供給ローラ52の周面を構成する半導電性ゴム層の弾性ゴム材の硬度をいわゆるアスカFによる測定値HAF[°]としたとき、この測定値がHAF=10[°],20[°],50[°],80[°],90[°]の5通りとなるように、トナー供給ローラ52の周面を構成する弾性ゴム材を選択するとともに、−0.2[mm],0[mm],0.2[mm],0.5[mm],0.8[mm],1.0[mm]の6通りの押し込み量δとなるように、現像ローラ51とトナー供給ローラ52とを設置した。実験は、これらトナー供給ローラ52の周面を構成する弾性ゴム材の硬度HAFと押し込み量δとの組み合わせについて、同表中A〜Nで識別される14通りのパターンについて行った。
このような14通りのパターンから構成される現像装置24において、トナー供給ローラ52には、トナー供給バイアス電源装置55により、直流電圧に交流電圧を重畳したトナー供給バイアス電圧V[V]として、周波数がf[Hz]であり、トナーTの帯電極性と逆極性の方向に大きいピーク値がVSHであり、トナーTの帯電極性と同極性の方向に大きいピーク値がVSLである電圧が印加される。現像装置24の効果を検証するために、トナー供給バイアス電圧Vのピーク値VSH,VSLの値を変化させ、現像ローラ51上の単位面積あたりのトナー重量[mg/cm]を測定するとともに、印刷画像の品質を評価した。なお、トナーカートリッジ25から供給されるトナーTとして所定の負電圧に帯電したものを用いたときのトナー供給バイアス電圧Vの波形を図4に示す。
また、現像ローラ51には、現像バイアス電源装置54により、現像バイアス電圧V[V]が印加される。ここでは、現像バイアス電圧Vとして、−200[V]が印加されるものとする。トナーカートリッジ25から現像装置24内に取り込まれたトナーTは、トナー供給ローラ52によって現像ローラ51に供給される。現像装置24においては、現像ローラ51とトナー供給ローラ52との接触部において、トナー供給バイアス電圧Vの電圧値が、現像バイアス電圧Vの電圧値よりもトナーTの帯電極性方向に大きくなったときに、トナーTが現像ローラ51に引き付けられる電界が形成される。これにより、トナーTは、トナー供給ローラ52から現像ローラ51へと移動する。なお、トナーカートリッジ25から供給されるトナーTとして所定の負電圧に帯電したものを用いたときに、当該トナーTがトナー供給ローラ52から現像ローラ51へと移動するトナー供給バイアス電圧Vの電圧値と現像バイアス電圧Vの電圧値との関係を図5に示す。同図において、トナー供給バイアス電圧Vがピーク値VSLである時間a,b,cが、トナーTがトナー供給ローラ52から現像ローラ51へと移動する電圧条件を満たす時間である。
さらに、現像ローラ51の周面上に供給されたトナーTは、現像ブレード53によって薄層化される。現像ブレード53には、トナー層形成バイアス電源装置56により、トナー層形成バイアス電圧VBL[V]が印加される。ここでは、トナー層形成バイアス電圧VBLとして、−200[V]が印加されるものとする。現像ローラ51の周面上に供給されたトナーTは、トナー供給ローラ52、当該現像ローラ51、現像ブレード53によって帯電される。現像ローラ51の周面上で帯電して薄層化されたトナーTは、当該現像ローラ51の回転にともない感光体ドラム21の近傍まで搬送され、当該感光体ドラム21の周面に形成されている静電潜像を現像する。さらに、現像ローラ51の周面上で帯電して薄層化されたトナーTのうち、感光体ドラム21の周面に形成された静電潜像の現像に用いられずに当該現像ローラ51の周面上に残存したトナーの一部は、トナー供給ローラ52に引き付けられ、当該現像ローラ51の周面上から掻き落とされる。具体的には、現像装置24においては、現像ローラ51とトナー供給ローラ52との接触部において、トナー供給バイアス電圧Vの電圧値が、現像バイアス電圧Vの電圧値よりもトナーTの帯電極性と逆極性の方向に大きくなったときに、トナーTがトナー供給ローラ52に引き付けられる電界が形成される。これにより、トナーTは、現像ローラ51の周面上から掻き落とされる。なお、トナーカートリッジ25から供給されるトナーTとして所定の負電圧に帯電したものを用いたときに、当該トナーTがトナー供給ローラ52に引き付けられて現像ローラ51の周面上から掻き落とされるトナー供給バイアス電圧Vの電圧値と現像バイアス電圧Vの電圧値との関係を図5に示す。同図において、トナー供給バイアス電圧Vがピーク値VSLである時間d,e,fが、現像ローラ51の周面上からトナーTが掻き落とされる電圧条件を満たす時間である。
以下、このような現像装置24について検証した結果について、図6乃至図11を用いて説明する。
まず、現像ローラ51の周面上の単位面積あたりのトナー重量を、トナー供給バイアス電圧Vの条件を変化させて測定した結果について図6に示す。なお、ここでの現像ローラ51の周面上の単位面積あたりのトナー重量とは、当該現像ローラ51の周面のうち、当該現像ローラ51の回転方向に対して現像ブレード53よりも下流であり、且つ、感光体ドラム21と接触する位置よりも上流に位置する領域に存在するトナーTについての単位面積あたりの重量である。
このような現像ローラ51の周面上の単位面積あたりのトナー重量の測定は、上表1に示したトナー供給ローラ52の周面を構成する半導電性ゴム層の弾性ゴム材の硬度HAFがHAF=50[°]である構成パターンA,B,C,D,E,Fの現像装置24のそれぞれについて、印字媒体PとしてのA4サイズの用紙に印字可能な全ドットを印字する画像形成動作を行う過程であって当該印字媒体Pの先端部に画像形成しているときに、画像形成装置を停止して行った。このとき、トナー供給バイアス電圧Vの周波数fは、f=1000[Hz]としている。ここで、印刷結果の観点から適切な濃度が得られる現像ローラ51の周面上の単位面積あたりのトナー重量は、約0.5[mg/cm]〜0.8[mg/cm]である。また、この測定は、トナー供給バイアス電圧Vとして、周波数f=1000[Hz]、ピーク値VSH=−100[V]、ピーク値VSL=−300[V]に設定し、A4サイズの用紙に印字可能な全ドット数に対して1%のドットを印字する画像を20000枚印刷した後に行った。
同図から明らかなように、押し込み量δが大きいほど、現像ローラ51の周面上の単位面積あたりのトナー重量は少なくなる傾向がみられた。これは、押し込み量δが大きい方が、現像に用いられずに現像ローラ51の周面上に残存したトナーTがより多く掻き落とされるためである。
また、|VSH−V|/|V−VSL|の値が小さいほど、現像ローラ51の周面上の単位面積あたりのトナー重量が多く、|VSH−V|/|V−VSL|の値が大きいほど、当該トナー重量が少なくなる傾向がみられた。これは、|VSH−V|/|V−VSL|の値が小さい方が、帯電したトナーTがトナー供給ローラ52から現像ローラ51へと引き付けられる電界が大きく形成されるため、トナーTの供給量が多くなる一方で、|VSH−V|/|V−VSL|の値が大きい方が、帯電したトナーTが現像ローラ51からトナー供給ローラ52へと引き付けられる電界が大きく形成されるため、当該現像ローラ51の周面上に残存したトナーTが多く掻き落とされるためである。
さらに、押し込み量δの違いによる現像ローラ51の周面上の単位面積あたりのトナー重量に与える影響について検証すると、以下のような結果が得られた。
まず、押し込み量δ=−0.2[mm](−δ=0.2[mm]の間隙)とした構成パターンAの現像装置24においては、測定したトナー供給バイアス電圧Vの条件全体にわたって、現像ローラ51の周面上の単位面積あたりのトナー重量が適切な値よりも多くなる結果が得られた。これは、トナー供給ローラ52と現像ローラ51とが接触していないことに起因して、現像に用いられずに当該現像ローラ51の周面上に残存したトナーTが十分に掻き落とされないためである。
また、押し込み量δ=0,0.2[mm]とした構成パターンB,Cの現像装置24においては、それぞれ、1≦|VSH−V|/|V−VSL|≦6の範囲にわたって、現像ローラ51の周面上の単位面積あたりのトナー重量が適切な値となった。さらに、押し込み量δ=0.5[mm]とした構成パターンDの現像装置24においては、1≦|VSH−V|/|V−VSL|≦5の範囲にわたって、現像ローラ51の周面上の単位面積あたりのトナー重量が適切な値となった。さらにまた、押し込み量δ=0.8[mm]とした構成パターンEの現像装置24においては、0.5≦|VSH−V|/|V−VSL|≦3の範囲にわたって、現像ローラ51の周面上の単位面積あたりのトナー重量が適切な値となった。また、押し込み量δ=1.0[mm]とした構成パターンFの現像装置24においては、|VSH−V|/|V−VSL|≧1の範囲にわたって、現像ローラ51の周面上の単位面積あたりのトナー重量が適切な値よりも少なくなる結果が得られた。
以上より、トナー供給ローラ52の周面を構成する半導電性ゴム層の弾性ゴム材の硬度HAFが、HAF=50[°]である現像装置24の場合には、押し込み量δに依存するが、|VSH−V|/|V−VSL|<1である場合には、現像ローラ51の周面上の単位面積あたりのトナー重量が適切な値よりも多くなり、|VSH−V|/|V−VSL|>5である場合には、当該トナー重量が適切な値よりも少なくなり、印刷結果の観点から適切な濃度が得られない場合が生じることがわかる。したがって、この場合には、少なくともトナー供給バイアス電圧Vを1≦|VSH−V|/|V−VSL|≦5の範囲とする必要があるといえる。また、トナー供給バイアス電圧Vを1≦|VSH−V|/|V−VSL|≦5の範囲とするためには、トナー供給ローラ52と現像ローラ51とを接触させ、且つ、その押し込み量δを0.5[mm]以下とする必要がある。換言すれば、この場合には、少なくともトナー供給バイアス電圧Vが1≦|VSH−V|/|V−VSL|≦5の範囲であり、且つ、押し込み量δが0[mm]以上0.5[mm]以下である必要があることがわかる。
つぎに、構成パターンB,C,D,E,Fの現像装置24のそれぞれについて、印字媒体Pの先端部と後端部とにおける画像濃度の濃度差を検証した結果について図7に示す。
この測定は、構成パターンB,C,D,E,Fの現像装置24のそれぞれについて、印字媒体PとしてのA4サイズの用紙に印字可能な全ドットを印字する画像形成動作を行う過程であって当該印字媒体Pの後端部に画像形成しているときに、画像形成装置を停止して、現像ローラ51の周面上の単位面積あたりのトナー重量を測定し、図6に示した測定で得られた当該印字媒体Pの先端部に画像形成しているときの測定結果との差を求めることによって行った。なお、現像ローラ51の周面上の単位面積あたりのトナー重量とは、上述したように、当該現像ローラ51の周面のうち、当該現像ローラ51の回転方向に対して現像ブレード53よりも下流であり、且つ、感光体ドラム21と接触する位置よりも上流に位置する領域に存在するトナーTについての単位面積あたりの重量である。このとき、トナー供給バイアス電圧Vの周波数fは、f=1000[Hz]としている。
また、この測定は、図6に示した測定と同様に、構成パターンB,C,D,E,Fの現像装置24のそれぞれについて、トナー供給バイアス電圧Vとして、周波数f=1000[Hz]、ピーク値VSH=−100[V]、ピーク値VSL=−300[V]に設定し、A4サイズの用紙に印字可能な全ドット数に対して1%のドットを印字する画像を20000枚印刷した後に行った。ここで、印刷結果の観点から濃度差が十分に小さく、良好な印刷画像が得られる現像ローラ51の周面上の単位面積あたりのトナー重量差は、約0.1[mg/cm]以下(≧0)である。
同図から明らかなように、構成パターンB,C,D,Eの現像装置24において、|VSH−V|/|V−VSL|の値が小さいほど、トナー重量差が大きくなる傾向がみられた。これは、図6に示した測定結果からわかるように、印字媒体Pの先端部に画像形成する際に現像ローラ51の周面上に形成されるトナー層のトナー量が多く、印字媒体Pの後端部に画像形成する際にトナー供給ローラ52によるトナー供給が追い付かないためである。特に、|VSH−V|/|V−VSL|の値が1よりも小さい条件においては、その現象がさらに顕著に現れていることがわかる。一方、構成パターンFの現像装置24においては、印字媒体Pの先端部と後端部とのいずれの画像形成の際にも、現像ローラ51の周面上の単位面積あたりのトナー量が少ないため、その差が小さいという結果が得られている。
さらに、構成パターンBの現像装置24と構成パターンCの現像装置24との比較を行うと、構成パターンBの現像装置24においては、印字媒体Pの先端部の画像形成における現像ローラ51の周面上の単位面積あたりのトナー重量が大きいことから、印字媒体Pの後端部の画像形成においてトナー供給ローラ52によるトナー供給が若干不足し、この結果、トナー重量差が構成パターンCの現像装置24よりも大きくなっている。ただし、|VSH−V|/|V−VSL|≧1である条件でのトナー重量差は、印刷結果に影響を与えない0.1[mg/cm]以下であった。
また、構成パターンC,D,Eの現像装置24の比較を行うと、押し込み量δが大きくなるほど、トナー重量差が大きくなるという結果が得られた。これは、印字媒体Pの全体で、すなわち、当該印字媒体Pの先端部又は後端部のいずれの画像形成の際にも、押し込み量δが大きくなるほど、トナー供給ローラ52によって現像ローラ51の周面上から掻き落とされるトナー量が増える一方で、印字媒体Pの先端部の画像形成の際には、比較的多くトナーTが供給されることから、現像ローラ51の周面上の単位面積あたりのトナー重量差が大きくなることを意味している。ただし、押し込み量δが0[mm]以上0.5[mm]以下であり、且つ、|VSH−V|/|V−VSL|≧1である条件で、トナー重量差は、印刷結果に影響を与えない0.1[mg/cm]以下であった。すなわち、濃度差の観点からも、図6に示した測定結果と同様に、少なくともトナー供給バイアス電圧Vが1≦|VSH−V|/|V−VSL|≦5の範囲であり、且つ、押し込み量δが0[mm]以上0.5[mm]以下であれば、適切な印刷結果が得られることがわかる。
つぎに、押し込み量δ=0[mm]のときにトナー供給ローラ52の周面を構成する弾性ゴム材の硬度HAFと印字濃度との関係について検証するために、図6に示した測定と同様の測定条件で、構成パターンB,G,H,I,Jの現像装置24のそれぞれについて、印字媒体Pの先端部の画像を形成しているときの現像ローラ51の周面上の単位面積あたりのトナー重量を測定した。この結果を図8に示す。
同図から明らかなように、トナー供給ローラ52の周面を構成する弾性ゴム材の硬度HAFの値が大きいほど、現像ローラ51の周面上に形成された単位面積あたりのトナー重量が小さくなる傾向がみられた。これは、硬度HAFの値が大きいほど、トナー供給ローラ52によって現像ローラ51の周面上からより多くのトナーTを掻き落とすためである。硬度HAF=50,20,80である構成パターンB,H,Iの現像装置24においては、少なくとも1≦|VSH−V|/|V−VSL|≦5の範囲にわたって、現像ローラ51の周面上の単位面積あたりのトナー重量が適切な範囲(0.5[mg/cm]〜0.8[mg/cm])となった。
さらに、押し込み量δ=0[mm]のときにトナー供給ローラ52の周面を構成する弾性ゴム材の硬度HAFと印字媒体Pの先端部と後端部とにおける画像濃度の濃度差との関係について検証するために、図7に示した測定と同様の測定条件で、構成パターンB,H,I,Jの現像装置24のそれぞれについて、印字媒体Pの先端部の画像を形成しているときの現像ローラ51の周面上の単位面積あたりのトナー重量と、当該印字媒体Pの後端部の画像を形成しているときの現像ローラ51の周面上の単位面積あたりのトナー重量との差を測定した。この結果を図9に示す。
同図から明らかなように、トナー供給ローラ52の周面を構成する弾性ゴム材の硬度HAFの値が大きいほど、現像ローラ51の周面上に形成された単位面積あたりのトナー重量差が小さくなる傾向がみられた。また、構成パターンB,H,I,Jの現像装置24の全てにおいて、トナー重量差が適切な範囲(0.1[mg/cm]以下)となった。ただし、硬度HAFの値が最も大きい構成パターンJの現像装置24においては、現像ローラ51の周面上の単位面積あたりのトナー重量が少なく、印字媒体Pへの印刷画像の濃度が適切な範囲よりも薄かった。また、特に図示していないが、硬度HAF=10である構成パターンGの現像装置24についても同様に測定を行った。この場合、トナー重量差は大きく、印字媒体Pの先端部と後端部との濃度差は大きくなった。これは、図7に示したように、印字媒体Pの先端部に画像形成する際に現像ローラ51の周面上に形成されるトナー層のトナー量が多く、印字媒体Pの後端部に画像形成する際にトナー供給ローラ52によるトナー供給が追い付かないためである。
以上より、押し込み量δ=0[mm]である現像装置24の場合には、トナー供給ローラ52の周面を構成する半導電性ゴム層の弾性ゴム材の硬度HAFが、20≦HAF≦80であれば、画像濃度が適切であり、画像全体にわたっての濃度差が少ない良好な印刷結果が得られることがわかる。
同様に、押し込み量δ=0.5[mm]のときにトナー供給ローラ52の周面を構成する弾性ゴム材の硬度HAFと印字濃度との関係について検証するために、図6に示した測定と同様の測定条件で、構成パターンD,K,L,M,Nの現像装置24のそれぞれについて、印字媒体Pの先端部の画像を形成しているときの現像ローラ51の周面上の単位面積あたりのトナー重量を測定した。この結果を図10に示す。
同図から明らかなように、押し込み量δ=0[mm]の場合と同様に、トナー供給ローラ52の周面を構成する弾性ゴム材の硬度HAFの値が大きいほど、現像ローラ51の周面上に形成された単位面積あたりのトナー重量が小さくなる傾向がみられた。これは、上述したように、硬度HAFの値が大きいほど、トナー供給ローラ52によって現像ローラ51の周面上からより多くのトナーTを掻き落とすためである。硬度HAF=50,20,80である構成パターンD,L,Mの現像装置24においては、少なくとも1≦|VSH−V|/|V−VSL|≦5の範囲にわたって、現像ローラ51の周面上の単位面積あたりのトナー重量が適切な範囲(0.5[mg/cm]〜0.8[mg/cm])となった。
さらに、押し込み量δ=0.5[mm]のときにトナー供給ローラ52の周面を構成する弾性ゴム材の硬度HAFと印字媒体Pの先端部と後端部とにおける画像濃度の濃度差との関係について検証するために、図7に示した測定と同様の測定条件で、構成パターンD,L,M,Nの現像装置24のそれぞれについて、印字媒体Pの先端部の画像を形成しているときの現像ローラ51の周面上の単位面積あたりのトナー重量と、当該印字媒体Pの後端部の画像を形成しているときの現像ローラ51の周面上の単位面積あたりのトナー重量との差を測定した。この結果を図11に示す。
同図から明らかなように、押し込み量δ=0[mm]の場合と同様に、トナー供給ローラ52の周面を構成する弾性ゴム材の硬度HAFの値が大きいほど、現像ローラ51の周面上に形成された単位面積あたりのトナー重量差が小さくなる傾向がみられた。また、構成パターンD,L,M,Nの現像装置24の全てにおいて、トナー重量差が適切な範囲(0.1[mg/cm]以下)となった。ただし、硬度HAFの値が最も大きい構成パターンNの現像装置24においては、現像ローラ51の周面上の単位面積あたりのトナー重量が少なく、印字媒体Pへの印刷画像の濃度が適切な範囲よりも薄かった。また、特に図示していないが、硬度HAF=10である構成パターンKの現像装置24についても同様に測定を行った。この場合、トナー重量差は大きく、印字媒体Pの先端部と後端部との濃度差は大きくなった。これは、押し込み量δ=0[mm]、硬度HAF=10である構成パターンGの現像装置24と同様に、印字媒体Pの先端部に画像形成する際に現像ローラ51の周面上に形成されるトナー層のトナー量が多く、印字媒体Pの後端部に画像形成する際にトナー供給ローラ52によるトナー供給が追い付かないためである。
以上より、押し込み量δ=0.5[mm]である現像装置24の場合には、トナー供給ローラ52の周面を構成する半導電性ゴム層の弾性ゴム材の硬度HAFが、20≦HAF≦80であれば、画像濃度が適切であり、画像全体にわたっての濃度差が少ない良好な印刷結果が得られることがわかる。
さらに、構成パターンB,C,D,H,I,L,Mの現像装置24のそれぞれについて、1≦|VSH−V|/|V−VSL|≦5を満たすような条件で、トナー供給バイアス電圧Vの周波数f[Hz]を変化させ、印刷画像の品質を評価した。評価は、A4サイズの用紙に印字可能な全ドット数に対して1%のドットを印字する画像を20000枚印刷した後に、A4サイズの用紙に印字可能な全ドットを印字する画像を印字媒体Pに印刷して行った。
この結果、構成パターンB,C,D,H,I,L,Mの現像装置24の全てにおいて、トナー供給バイアス電圧Vの周波数fを500[Hz]未満とした場合には、印字媒体Pの搬送方向と垂直方向、すなわち、当該印字媒体Pの横方向に周期的な横筋が視認された。これは、上述したように、トナー供給バイアス電圧Vが現像バイアス電圧Vに対して、トナーTの帯電極性と同極性の方向に大きい場合には、トナーTがトナー供給ローラ52から現像ローラ51へと引き付けられる電界が形成され、当該現像ローラ51へのトナー供給量が増加する一方で、トナー供給バイアス電圧Vが現像バイアス電圧Vに対して、トナーTの帯電極性と同極性の方向に小さい場合には、トナーTが現像ローラ51からトナー供給ローラ52へと引き付けられる電界が形成され、当該現像ローラ51へのトナー供給量が減少するためである。すなわち、現像装置24においては、トナー供給バイアス電圧Vの交流電圧成分の周期に応じて、現像ローラ51の周面上に供給されるトナーTの量が増減することになり、トナー供給バイアス電圧Vの周波数fが小さいほど、現像ローラ51の周面上に供給されるトナーTの量の増減周期が長くなり、トナーTの多少が横筋となって視認されるようになり、印刷画像の品質が悪化するのである。トナー供給バイアス電圧Vの周波数fを大きくして評価を重ねた結果、f≧500であれば良好な品質の印刷画像が得られることがわかった。
また、構成パターンB,C,D,H,I,L,Mの現像装置24の全てにおいて、トナー供給バイアス電圧Vの周波数fを5000[Hz]よりも大きくした場合には、印字媒体Pの先端部における画像濃度が高い一方で、後端部の画像には擦れが発生し、良好な品質の印刷画像が得られなかった。これは、印字媒体Pの先端部の画像形成に相当する画像形成動作の初期時では、トナー供給ローラ52から供給されるトナーTの量が多すぎて、現像ローラ51の周面上に安定したトナー供給を行うことができなくなり、当該印字媒体Pの後端部の画像形成のために必要なトナーTが不足したことが原因である。かかる現象は、f>5000である場合には、トナー供給バイアス電圧Vの交流電圧成分の変化にトナーTの移動が追従できず、現像ローラ51へのトナー供給と当該現像ローラ51の周面上のトナーTの掻き落としとが行われなくなるためである。トナー供給バイアス電圧Vの周波数fを小さくして評価を重ねた結果、f≦5000であれば良好な品質の印刷画像が得られることがわかった。
以上のような測定及び評価結果から、現像装置24においては、トナー供給ローラ52に印加するトナー供給バイアス電圧V[V]におけるピーク値のうち、トナーTの帯電極性と逆極性の方向に大きいピーク値をVSHとし、トナーTの帯電極性と同極性の方向に大きいピーク値をVSLとしたとき、現像ローラ51に印加する現像バイアス電圧Vを用いて、
1≦|VSH−V|/|V−VSL|≦5
を満たし、
トナー供給ローラ52の周面を構成する弾性体の硬度HAF[°]が
20≦HAF≦80
を満たし、
トナー供給ローラ52が現像ローラ51に接触して配設され、且つ、その押し込み量δが0.5[mm]以下であり、
トナー供給バイアス電圧Vの周波数f[Hz]が
500≦f≦5000
を満たすとき、良好な品質の印刷画像を得ることができる。
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態として示す画像形成装置においては、上述した条件を満たす現像装置24を備えることにより、現像ローラ51とトナー供給ローラ52との摩擦に起因する当該現像ローラ51及び当該トナー供給ローラ52並びにトナーTの劣化を防止して、均一な層厚に薄層化されて帯電されたトナーTを安定して供給することができ、結果として、高品質の印刷物を高速に形成することができる。また、この画像形成装置においては、従来の現像装置を備える場合と比較して、現像ローラ51とトナー供給ローラ52とを回転駆動させるために必要なトルクを低くすることができ、高速に動作させた場合であっても印刷物の品質低下を防止することができる。
つぎに、第2の実施の形態として示す画像形成装置について説明する。
この第2の実施の形態として示す画像形成装置は、第1の実施の形態として示した画像形成装置を改良し、現像装置におけるトナー供給ローラに対するトナー供給バイアス電圧の印加方法を異なる方法としたものである。したがって、この第2の実施の形態の説明においては、第1の実施の形態の説明と同様の構成については同一符号を付し、その詳細な説明を省略するものとする。
この画像形成装置は、先に図2に示した構成からなり、先に図1に示した構成からなる現像装置24を備える。
ここで、第1の実施の形態として示した画像形成装置においては、現像装置24を備えることによる効果を十分に得るためには、トナー供給バイアス電圧Vの交流電圧成分のピーク値をトナーTの帯電極性と逆極性の方向に大きくする必要があった。そのため、第1の実施の形態として示した画像形成装置においては、トナーTの帯電極性と逆極性の方向に大きい電圧が印加されることにより、現像ローラ51の周面上で薄層化されるトナーTのうち、逆極性に帯電したトナーTが増大し、結果として、本来であればトナーTが付着すべきでない非画像部分に逆極性に帯電したトナーTが付着してしまい、印刷画像が汚れてしまうカブリが発生してしまうことがある。
そこで、第2の実施の形態として示す画像形成装置においては、トナー供給ローラ52に対するトナー供給バイアス電圧Vの印加方法を異なる方法とする。
図12に、トナー供給バイアス電圧Vの波形を示す。このトナー供給バイアス電圧Vは、上述したように、所定の直流電圧に交流電圧を重畳した振動電圧であり、そのピーク値のうち、トナーTの帯電極性と逆極性の方向に大きい値をVSHとし、トナーTの帯電極性と同極性の方向に大きい値をVSLとしている。ここで、現像バイアス電圧Vとトナー供給バイアス電圧Vとの関係が、VSL<V<Vである時間をTとし、V<V<VSHである時間をTとする。第2の実施の形態として示す画像形成装置においては、これら時間T,Tを所定の値とすることにより、トナー供給バイアス電圧Vの交流電圧成分の振幅が小さくても、現像装置24を備えることによる効果を十分に得ることができるようにする。
現像装置24においては、第1の実施の形態にて説明したように、トナー供給ローラ52から現像ローラ51へとトナーTが供給される。また、現像ローラ51の周面上で帯電して薄層化されたトナーTのうち、感光体ドラム21の周面に形成された静電潜像の現像に用いられずに当該現像ローラ51の周面上に残存したトナーTの一部は、トナー供給ローラ52に引き付けられ、当該現像ローラ51の周面上から掻き落とされる。現像装置24においては、現像ローラ51とトナー供給ローラ52との接触部において、トナー供給バイアス電圧Vの電圧値が、現像バイアス電圧Vの電圧値よりもトナーTの帯電極性方向に大きくなったときに、トナーTが現像ローラ51に引き付けられる電界が形成される。これにより、トナーTは、トナー供給ローラ52から現像ローラ51へと移動する。一方、現像装置24においては、現像ローラ51とトナー供給ローラ52との接触部において、トナー供給バイアス電圧Vの電圧値が、現像バイアス電圧Vの電圧値よりもトナーTの帯電極性と逆極性の方向に大きくなったときに、トナーTがトナー供給ローラ52に引き付けられる電界が形成される。これにより、トナーTは、現像ローラ51の周面上から掻き落とされる。したがって、現像装置24においては、時間Tの値を大きくした場合には、現像ローラ51に供給されるトナーTの量が増大し、当該現像ローラ51の周面上のトナー量が多くなることになる。一方、現像装置24においては、時間Tの値を大きくした場合には、現像ローラ51の周面上から掻き落されるトナーTの量が増大し、当該現像ローラ51の周面上のトナー量が少なくなることになる。
したがって、第1の実施の形態として示した画像形成装置においては、トナー供給バイアス電圧Vに重畳する交流電圧の波形を変化させ、当該トナー供給バイアス電圧Vのピーク値VSH,VSLを所定の値とすることにより、従来の画像形成装置の問題の解消を図ったのに対して、第2の実施の形態として示す画像形成装置においては、トナー供給バイアス電圧Vに重畳する交流電圧の波形を変化させ、時間T,Tを所定の値にすることにより、従来の画像形成装置の問題を解消することが可能となる。
実際に、トナー供給バイアス電圧Vの時間T,Tの比T/Tを変化させて、先に図6に示した測定と同様に、現像ローラ51の周面上の単位面積あたりのトナー重量を測定した。この結果を図13に示す。なお、ここでの現像ローラ51の周面上の単位面積あたりのトナー重量とは、上述したように、当該現像ローラ51の周面のうち、当該現像ローラ51の回転方向に対して現像ブレード53よりも下流であり、且つ、感光体ドラム21と接触する位置よりも上流に位置する領域に存在するトナーTについての単位面積あたりの重量である。
このような現像ローラ51の周面上の単位面積あたりのトナー重量の測定は、上表1に示したトナー供給ローラ52の周面を構成する半導電性ゴム層の弾性ゴム材の硬度HAFがHAF=50[°]である構成パターンA,B,C,D,E,Fの現像装置24のそれぞれについて、印字媒体PとしてのA4サイズの用紙に印字可能な全ドットを印字する画像形成動作を行う過程であって当該印字媒体Pの先端部に画像形成しているときに、画像形成装置を停止して行った。このとき、現像バイアス電圧Vは、−200[V]とし、トナー供給バイアス電圧Vは、周波数f=1000[Hz]、ピーク値VSH=−100[V]、ピーク値VSL=−300[V]としている。また、この測定は、トナー供給バイアス電圧Vとして、周波数f=1000[Hz]、ピーク値VSH=−100[V]、ピーク値VSL=−300[V]に設定し、A4サイズの用紙に印字可能な全ドット数に対して1%のドットを印字する画像を20000枚印刷した後に行った。
この測定結果は、図13に示すように、先に図6に示した測定結果と同様となり、少なくともトナー供給バイアス電圧Vが1≦T/T≦5の範囲であり、且つ、押し込み量δが0[mm]以上0.5[mm]以下であれば、良好な印刷結果が得られることがわかった。
すなわち、第1の実施の形態として示した画像形成装置においては、現像ローラ51にトナーTが供給される電界の強さと、当該現像ローラ51の周面上からトナーTが掻き落とされる電界の強さとの比を所定の値とすることにより、当該現像ローラ52の周面上のトナー量を適正な値とすることができたのに対して、第2の実施の形態として示す画像形成装置においては、現像ローラ51にトナーTが供給される電界が形成されている時間と、当該現像ローラ51の周面上からトナーTが掻き落とされる電界が形成されている時間との比を所定の値とすることにより、当該現像ローラ52の周面上のトナー量を適正な値とすることができる。
なお、本願出願人は、先に図7乃至図11に示した測定及び評価と同様に、トナー供給ローラ52の押し込み量δや硬度HAFをパラメータとしたトナー重量やトナー重量差についての測定や、印刷画像の品質評価についても、トナー供給バイアス電圧Vの時間T,Tの比T/Tを変化させて行った。これらの結果については、特に図示しないが、同様の結果が得られたことを確認している。
以上のような測定及び評価結果から、現像装置24においては、
トナー供給ローラ52の周面を構成する弾性体の硬度HAF[°]が
20≦HAF≦80
を満たし、
トナー供給ローラ52が現像ローラ51に接触して配設され、且つ、その押し込み量δが0.5[mm]以下であり、
トナー供給ローラ52に直流電圧に交流電圧を重畳したトナー供給バイアス電圧V[V]を印加する際に、
トナー供給バイアス電圧Vの周波数f[Hz]が
500≦f≦5000
を満たし、
トナー供給ローラ52に印加するトナー供給バイアス電圧V[V]におけるピーク値のうち、トナーTの帯電極性と逆極性の方向に大きいピーク値をVSHとし、トナーTの帯電極性と同極性の方向に大きいピーク値をVSLとするとともに、現像バイアス電圧Vとトナー供給バイアス電圧Vとの関係が、VSL<V<Vである時間をTとし、V<V<VSHである時間をTとしたとき、
1≦T/T≦5
を満たすとき、良好な品質の印刷画像を得ることができる。
以上説明したように、本発明の第2の実施の形態として示す画像形成装置においては、上述した条件を満たす現像装置24を備えることにより、トナー供給バイアス電圧Vの交流電圧成分の振幅が小さくても、第1の実施の形態にて説明した効果を十分に得ることができることから、トナー供給バイアス電圧Vの交流電圧成分のピーク値をトナーTの帯電極性と逆極性の方向に大きくすることによって発生していた、逆極性に帯電したトナーTによるカブリの発生をなくすことができる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではない。例えば、上述した実施の形態では、図4や図12に示したように、交流電圧の波形が経時的に矩形波状に変化するトナー供給バイアス電圧をトナー供給ローラに印加するものとして説明したが、本発明は、例えば図14に示すように、交流電圧の波形が経時的に三角波状に変化するトナー供給バイアス電圧をトナー供給ローラに印加するようにしてもよい。
また、上述した実施の形態では、カラー画像を形成する画像形成装置を用いて説明したが、本発明は、モノクロ画像を形成する画像形成装置にも適用することができる。
さらに、上述した実施の形態では、タンデム型の画像形成装置を用いて説明したが、本発明は、2次転写部材及びベルトを含むいわゆる中間転写方式の画像形成装置にも適用することができる。
さらにまた、上述した実施の形態では、画像の印刷を行う画像形成装置に適用した場合について説明したが、本発明は、トナーによる現像処理をともなう画像形成を行う機器であればいかなるものであっても適用することができ、例えば、電子写真プリンタや、ファクシミリ装置、複写機、及びこれらの機能を複合的に備える装置にも容易に適用することができる。
このように、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることはいうまでもない。
本発明の第1の実施の形態として示す画像形成装置における現像装置の構造を説明する側方断面図である。 本発明の第1の実施の形態として示す画像形成装置の構造を説明する側方断面図である。 図2に示す現像装置の要部構造を説明する側面図であり、押し込み量の定義について説明するための図である。 本発明の第1の実施の形態として示す画像形成装置において、所定の負電圧に帯電したトナーを用いたときのトナー供給バイアス電圧の波形を説明する図である。 本発明の第1の実施の形態として示す画像形成装置において、所定の負電圧に帯電したトナーを用いたときのトナー供給バイアス電圧の波形を説明する図であり、トナーがトナー供給ローラから現像ローラへと移動する際、及び、トナーがトナー供給ローラに引き付けられて現像ローラの周面上から掻き落とされる際のトナー供給バイアス電圧の電圧値と現像バイアス電圧の電圧値との関係を説明するための図である。 本発明の第1の実施の形態として示す画像形成装置において、押し込み量をパラメータとし、現像ローラの周面上の単位面積あたりのトナー重量を、トナー供給バイアス電圧の条件を変化させて測定した結果を説明する図である。 本発明の第1の実施の形態として示す画像形成装置において、押し込み量をパラメータとし、印字媒体の先端部の画像を形成しているときの現像ローラの周面上の単位面積あたりのトナー重量と、当該印字媒体の後端部の画像を形成しているときの現像ローラの周面上の単位面積あたりのトナー重量との差を、トナー供給バイアス電圧の条件を変化させて測定した結果を説明する図である。 本発明の第1の実施の形態として示す画像形成装置において、トナー供給ローラの硬度をパラメータとし、現像ローラの周面上の単位面積あたりのトナー重量を、トナー供給バイアス電圧の条件を変化させて測定した結果を説明する図である。 本発明の第1の実施の形態として示す画像形成装置において、トナー供給ローラの硬度をパラメータとし、印字媒体の先端部の画像を形成しているときの現像ローラの周面上の単位面積あたりのトナー重量と、当該印字媒体の後端部の画像を形成しているときの現像ローラの周面上の単位面積あたりのトナー重量との差を、トナー供給バイアス電圧の条件を変化させて測定した結果を説明する図である。 本発明の第1の実施の形態として示す画像形成装置において、トナー供給ローラの硬度をパラメータとし、現像ローラの周面上の単位面積あたりのトナー重量を、トナー供給バイアス電圧の条件を変化させて測定した結果を説明する図であり、図8に示す測定における押し込み量とは異なる押し込み量としたときの結果を説明する図である。 本発明の第1の実施の形態として示す画像形成装置において、トナー供給ローラの硬度をパラメータとし、印字媒体の先端部の画像を形成しているときの現像ローラの周面上の単位面積あたりのトナー重量と、当該印字媒体の後端部の画像を形成しているときの現像ローラの周面上の単位面積あたりのトナー重量との差を、トナー供給バイアス電圧の条件を変化させて測定した結果を説明する図であり、図9に示す測定における押し込み量とは異なる押し込み量としたときの結果を説明する図である。 本発明の第2の実施の形態として示す画像形成装置において、所定の負電圧に帯電したトナーを用いたときのトナー供給バイアス電圧の波形を説明する図である。 本発明の第2の実施の形態として示す画像形成装置において、押し込み量をパラメータとし、現像ローラの周面上の単位面積あたりのトナー重量を、トナー供給バイアス電圧の条件を変化させて測定した結果を説明する図である。 図12に示す波形とは異なるトナー供給バイアス電圧の波形を説明する図である。
符号の説明
11 用紙トレイ
12 給紙ローラ
13,14,31 搬送ローラ
15 転写ベルト
20C,20M,20Y,20K 画像形成部
21C,21M,21Y,21K 感光体ドラム
22C,22M,22Y,22K 帯電ローラ
23C,23M,23Y,23K 露光装置
24C,24M,24Y,24K 現像装置
25C,25M,25Y,25K トナーカートリッジ
26C,26M,26Y,26K 転写ローラ
27C,27M,27Y,27K,28 クリーニングブレード
30 定着装置
32 排出ローラ
33 排紙部
51 現像ローラ
52 トナー供給ローラ
53 現像ブレード
54 現像バイアス電源装置
55 トナー供給バイアス電源装置
56 トナー層形成バイアス電源装置
AF トナー供給ローラの周面を構成する弾性体の硬度
P 印字媒体
T トナー
,T 時間
BL トナー層形成バイアス電圧
現像バイアス電圧
トナー供給バイアス電圧
SH,VSL トナー供給バイアス電圧のピーク値
δ 押し込み量

Claims (4)

  1. 静電潜像担持体上に形成された静電潜像を現像剤によって現像する現像装置であって、
    所定の直流電圧である現像バイアス電圧V[V]が印加され、前記静電潜像担持体の周面に対向して回転することによって当該静電潜像担持体に現像剤を付着させる現像剤担持体と、
    周面が所定の弾性体から構成され、前記現像剤担持体に対して現像剤を供給するように当該現像剤担持体に回転可能に接触して配設された現像剤供給部材と、
    前記現像剤供給部材によって前記現像剤担持体の周面上に供給された現像剤を薄層化する現像剤層形成部材とを備え、
    前記現像剤供給部材は、アスカFによって測定した硬度HAF[°]が20≦HAF≦80である前記弾性体を用いて構成されるとともに、当該現像剤供給部材が前記現像剤担持体に当接することによって押しつぶされた量である押し込み量δ[mm]が0.5以下となるように配設され、
    前記現像剤供給部材には、所定の直流電圧に交流電圧を重畳した現像剤供給バイアス電圧V[V]が印加され、
    前記現像剤供給バイアス電圧V[V]は、その周波数f[Hz]が500≦f≦5000であり、且つ、そのピーク値のうち、前記現像剤の帯電極性と逆極性の方向に大きいピーク値をVSHとし、当該現像剤の帯電極性と同極性の方向に大きいピーク値をVSLとするとともに、 SL <V <V SH の関係を満たし、前記現像バイアス電圧V[V]と当該現像剤供給バイアス電圧V[V]との関係が、 <V である時間をTとし、 <V である時間をTとしたとき、Tの値がTの値より大きく、且つ、下記式(1)を満たすものであること
    を特徴とする現像装置。
    /T≦5 ・・・(1)
  2. 前記現像剤供給バイアス電圧V[V]は、所定の直流電圧に重畳される交流電圧の波形が経時的に矩形波状又は三角波状に変化するものであること
    を特徴とする請求項1記載の現像装置。
  3. 所定の直流電圧に重畳される交流電圧の波形を変化させて、前記Tの値と前記Tの値との比を調整することにより、前記現像剤担持体の周面上の単位面積あたりの現像剤重量を0.5[mg/cm]〜0.8[mg/cm]の範囲に維持すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載の現像装置。
  4. 所定の印字媒体に対して画像を形成する画像形成装置であって、
    搬送された前記印字媒体に対して画像形成を行う画像形成手段は、請求項1乃至請求項3のうちいずれか1項記載の現像装置を有すること
    を特徴とする画像形成装置。
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