JP4750319B2 - 投射用ズームレンズ - Google Patents

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Description

【0001】
この発明は、液晶パネル等に表示された原画像をスクリーン等の表示媒体上に拡大投射する投射用ズームレンズに関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶パネル等に表示された原画像を、スクリーン等の表示媒体上に拡大投射する液晶プロジェクタが、ビデオ再生画像やコンピュータデータ等の表示用として近来広く普及している。なかでも、プレゼンテーションなどに使用される「フロント投射式の3板液晶プロジェクタ」は、画像が高精細であることから普及率が高い。
【0003】
3板液晶プロジェクタでは、投射用レンズと液晶パネルの間に「各液晶パネルから射出する光(各液晶パネルに表示された画像により2次元的に空間変調されている)をプリズム等で合成して投射用レンズに入射させる色合成光学系」を配置する必要があるため、投射用レンズは色合成光学系配備用のスペースを確保するための「長いバックフォーカス」を持たねばならない。
【0004】
また、色合成光学系の分光透過率は入射角により変化するので、液晶パネルから色合成光学系に入射する光線の入射の変化する範囲が大きいと、投影されたカラー画像における各色の明るさが、画角により変化して見づらい画像になる。このような事態を避けるため、投射用レンズは「入射光束の各光線の入射角度が、縮小側で光軸と略平行になるテレセントリックな性質」を持つ事が好ましい。
【0005】
また、フロント投射式の3板液晶プロジェクタにはその使い勝手の面から、1.2〜1.3倍程度で表示画像を変倍できること、手軽に持ち運びが出来るようにコンパクトであること、短い投射距離で大画面を投射できること等が要請されている。このような要請に応えるため、投射用レンズは「ズーム機能を持ち、嵩張らず、広画角である」ことが好ましい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は上記要請に応えるべく、半画角40度以上の広画角でありながらも高い解像力を維持し、色合成光学系の配置に必要な長いバックフォーカスを持ち、尚且つ、高いテレセントリック性を有する、コンパクトな投射用ズームレンズの実現を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明の投射用ズームレンズは、図1に例示するように、拡大側(図1の左方)から縮小側に向かって順次、負の屈折力の第1レンズ群I、正の屈折力の第2レンズ群II、正の屈折力の第3レンズ群III、負の屈折力の第4レンズ群IV、正の屈折力の第5レンズ群V、正の屈折力の第6レンズ群VIを配し、第3、第4レンズ群間に開口絞りSTを有してなる。
【0008】
広角端から望遠端へ連続変倍する際、第1レンズ群I、第4レンズ群IV、第6レンズ群VIは固定され、第2レンズ群II、第3レンズ群III、第5レンズ群Vが光軸上を移動する。
【0009】
広角端における全系の焦点距離:fw、第1レンズ群Iの焦点距離:f1、拡大側の共役点が無限遠のときのバックフォーカス:Bf、全系の長さ:Lは、条件:
(1) 1.4<Bf/fw
(2) 1.0<|f1|/fw<1.7
(3) 6.5<L/fw<9.0
を満足する(請求項1)。なお、フォーカシングは、第1レンズ群の繰り出しにより行なう。
【0010】
広角端から望遠端への連続変倍に伴う第2レンズ群II、第3レンズ群III、第5レンズ群Vの光軸上の移動は、種々の移動が可能であるが、請求項1記載の投射用レンズにおいては、これら第2、第3、第5レンズ群が何れも拡大側へ移動する。また、上記広角端から望遠端への連続変倍に際して、第2レンズ群と第3レンズ群の間隔は狭くなる。
【0011】
請求項1記載の投射用ズームレンズの第1レンズ群は「すべて負レンズ(負の屈折力を持つレンズ)で構成し、そのうちの少なくとも1枚を非球面レンズとする」ことが好ましい(請求項2)。この請求項2記載の投射用ズームレンズの場合、第1レンズ群に配される非球面レンズはプラスチック材料で形成することが好ましく、その場合、プラスチックの非球面レンズのd線に対する焦点距離:f1pが、条件:
(4) |fw /f1p|<0.3
を満足することが好ましい(請求項3)。
【0012】
また、請求項1〜3の任意の1に記載の投射用ズームレンズの第4レンズ群は、拡大側から順に、縮小側に大きい曲率を持つ負レンズと、拡大側に大きい曲率を持つ負レンズを配した「2枚構成」とすることが好ましい(請求項4)。
【0013】
請求項1〜4の任意の1に記載の投射用ズームレンズの第6レンズ群は、2枚の正レンズ(正の屈折力を持つレンズ)で構成するのが好ましく(請求項5)、その場合、これら正レンズのアッベ数:ν6が、条件:
(5) 50<ν6
を満足することが好ましい(請求項6)。
【0014】
請求項1〜6の任意の1に記載の投射用ズームレンズの第6レンズ群は、少なくとも1枚「プラスチックを材料とする非球面レンズ」を配することが好ましく、このプラスチックの非球面レンズのd線に対する焦点距離:f6pが、条件:
(6) |fw /f6p|<0.3
を満足することが好ましい(請求項7)。
【0015】
請求項1〜6の任意の1に記載の投射用ズームレンズの第6レンズ群にはまた「光学面に薄い樹脂層を形成され、上記樹脂層の空気と接触する側の面に非球面形状とした、所謂ハイブリッドレンズ」を配することも好ましい(請求項8)。
【0016】
この発明の投射用ズームレンズは、広い画角と長いバックフォーカスを持たせるため、負の屈折力を持つ第1レンズ群を先頭とした「ネガティブリード」型ズームレンズとしている。
【0017】
条件式(1)は、3板式液晶プロジェクタの投射用ズームレンズとして必要な「長いバックフォーカス」と「大きな画角」を両立させるための条件である。全系の焦点距離が最短となる広角端において、縮小側の主点位置を第6レンズ群の縮小側レンズ面よりもさらに光源側(縮小側)に位置させて成立させている。
【0018】
半画角:40度以上という大きな画角を保持しつつ、条件式(1)の下限値:1.4を超えると、バックフォーカスが短くなり、投射用レンズと液晶パネルの間にプリズム等の「色合成光学系」を配置することが困難になる。
【0019】
条件式(2)は、長いバックフォーカスと良好な光学性能を両立させるための条件であり、条件式(2)の下限値:1.0を超えると、第1レンズ群の負の屈折力が過大になり、コマ収差、像面湾曲等の軸外収差を良好に保つのが困難になる。また、条件式(2)の上限値:1.7を超えると、第1レンズ群の負の屈折力が小さくなり過ぎて所要のバックフォーカスが得られなくなる。
【0020】
条件式(3)は、投射用ズームレンズのコンパクト性と像性能のバランスに関するもので、半画角:40度以上という大きな画角を保持しつつ、条件式(3)の下限値:6.5を超えると、各レンズ群の屈折力が過大となり、球面収差、コマ収差、非点収差等の補正が困難となり、またレンズ群を移動する領域を十分に確保することが出来ず、所望の変倍比(1.2〜1.3倍)が得られなくなる。
【0021】
一方、条件式(3)の上限値:9.0を超えると、投射用ズームレンズの全長が長くなってコンパクト性が失われ、さらに開口絞りから離れた所に配置されるレンズの外径・厚みが大きくなりコストの高いレンズとなってしまう。
【0022】
請求項1記載の投射用ズームレンズのように「広角端から望遠端への連続変倍を、第2、第3、第5レンズ群の拡大側への移動により実行し、その際に、第2、第3レンズ群を、これら両者の間隔が狭くなるように移動させる」ことにより、少ないスペースを有効に使い十分な変倍比を得、且つ、変倍による球面収差、コマ収差等の諸収差変動を抑え、良好なテレセントリック性を維持できる。
【0023】
ネガティブリードのズームレンズにおいて構造的に発生する歪曲収差は、正レンズを「開口絞りから拡大側に離れた軸外主光線高の高いところ」に配置して逆符号の高次歪曲収差を発生させることにより相殺を図るのが一般的である。
【0024】
しかし、このような正レンズは「入射瞳を縮小側へ移動させる」作用も生じるので、このような一般的な歪曲収差相殺を行うと、レンズ外径は大きくなり広画角化は困難となる。
【0025】
請求項2記載の投射用ズームレンズは、第1レンズ群を全て負レンズで構成することで入射瞳を拡大側へ移動させ、さらに、歪曲収差を1枚の非球面レンズで補正することにより、広画角ながらも外径が小さく、歪曲収差の非常に小さいレンズとして実現できる。
【0026】
請求項2記載の投射用ズームレンズの第1レンズ群内に配される非球面レンズは、成形容易で安価なプラスチックを材料とすることが望ましいが、プラスチックレンズはガラスレンズに比して温・湿度等の環境変化による結像性能の変動が大きい。
【0027】
請求項3記載の投射用ズームレンズでは、第1レンズ群内に配するプラスチックの非球面レンズの焦点距離:f1pが条件式(4)を満足するようにすることで、環境変化に対し像性能の変動が少ないレンズを実現している。
【0028】
請求項4記載の投射用ズームレンズのように、第4レンズ群を「拡大側から順に、縮小側に大きい曲率を持つ負レンズと、拡大側に大きい曲率を持つ負レンズとによる2枚構成」とすることにより、球面収差、非点収差を良好に補正して、より大きなバックフォーカス得ることが可能となる。
【0029】
請求項5記載の投射用ズームレンズのように、第6レンズ群を「2枚の正レンズのみ」で構成することにより、良好なテレセントリック性を少ないスペースで実現できる。この場合、液晶パネル側から投射用ズームレンズ(の縮小側)に入射する軸外の主光線は、第6レンズ群で大きく光軸方向に曲げられるので、光線の「波長の違いによる曲がり度合いの差」によって発生する倍率色収差も大きくなりやすい。
【0030】
このような倍率色収差は、請求項6記載の投射用ズームレンズのように、第6レンズ群を構成する正レンズのアッベ数:ν6が、条件式(5)を満足するように材料を適切に選ぶことにより小さく抑えることができる。
【0031】
請求項7記載の投射用ズームレンズのように、第6レンズ群に少なくとも1枚の非球面レンズを配することによって、少ないレンズ枚数でコマ収差、歪曲収差の補正を良好に行うことが可能であるが、この場合も「非球面レンズは、成形容易で安価なプラスチックを材料とする」ことが望ましい。
【0032】
しかし、プラスチックは一般的にガラスに比べ屈折率が小さいため、ペッツバール和の増大、さらには、環境変化に対する結像性能の変動を考慮すると、上記プラスチックの非球面レンズにあまり大きな屈折力を与えることは出来ない。
請求項7記載の投射用ズームレンズでは、非球面レンズの焦点距離:f6pが条件式(6)を満足するようにすることで、対環境性に優れた良好な像性能を実現している。
【0033】
請求項8記載の投射用ズームレンズのように、第6レンズ群の1枚の非球面レンズをハイブリッド型のレンズとすることによっても、環境変化に対し安定した結像性能を実現できる。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態として、具体的な実施例を4例挙げる。
【0035】
各実施例において、「S」により面の番号、「R」により各面の曲率半径(非球面にあっては近軸曲率半径)、「D」により光軸上の面間隔をそれぞれ表す。
なお、変倍により変化する面間隔は、広角端と望遠端の値を「広角端/望遠端」のように併記した。
【0036】
「Nd」及び「νd」は、各レンズの材質の、d線に対する屈折率とアッベ数を表す。「fw」、「ft」はそれぞれ前述したように、広角端、望遠端における全系の焦点距離、「f1」は第1レンズ群の焦点距離、「F/No」は広角端での明るさを表すF値、「ω」は広角端での半画角、「obd」はスクリーンからレンズ第1面(第1レンズ群の最も拡大側のレンズ面)までの距離、「Bf」は空気中(プリズムのない状態)でのバックフォーカス、「L」は全系の長さを表す。なお、長さの次元を持つ量の単位は「mm」である。
【0037】
非球面の形状は、光軸との交点を原点として、光軸に対する高さ:h、光軸方向の変移:Z、近軸曲率:c(前記近軸曲率半径の逆数)、円錐定数:K、高次項の非球面係数:A、B、C、D、Eとして、周知の式:
Figure 0004750319
で表し、c(=1/R)、K、A〜Eの値を与えて特定する。
実施例1
図1に、実施例1の投射用ズームレンズのレンズ構成を示す。
【0038】
拡大側(図面左側)から負の屈折力の第1レンズ群I、正の屈折力の第2レンズ群II、正の屈折力の第3レンズ群III、開口絞りST、負の屈折力の第4レンズ群IV、正の屈折力の第5レンズ群V、正の屈折力の第6レンズ群VIを配した構成となっている。
Figure 0004750319
Figure 0004750319
条件式(5)の値は、対象となる数値の中で最も小さい値を表示している。他の実施例においても同様であり、特に実施例3、4のハイブリッドレンズにおいては、薄い樹脂材も対象として含まれている。
【0039】
図2、3は、実施例1の投射用ズームレンズの広角端、望遠端における球面収差、非点収差、歪曲収差を示す図で、図4、5は同様に広角端、望遠端におけるコマ収差を示す図である。
【0040】
各収差図は、546nmの波長を持つ緑の光の収差を示すが、球面収差図、コマ収差図には赤、青の光を代表して、波長:610nmと460nmの収差も表示している。また、非点収差図におけるSはサジタル像面、Mはメリディオナル像面の収差であり、他の実施例の収差図においても同様である。
実施例2
図6に、実施例2の投射用ズームレンズのレンズ構成を図1に倣って示す。
Figure 0004750319
Figure 0004750319
図7、8に、実施例2の投射用ズームレンズの広角端、望遠端における球面収差、非点収差、歪曲収差を示し、図9、10は同様にコマ収差を示す。
実施例3
図11に、実施例3の投射用ズームレンズのレンズ構成を図1に倣って示す。
【0041】
第6レンズ群の1枚のレンズはハイブリッド型の非球面レンズとしている。
Figure 0004750319
Figure 0004750319
図12、13に、実施例3の投射用ズームレンズの広角端、望遠端における球面収差、非点収差、歪曲収差を示し、図14、15は同様にコマ収差を示す。
実施例4
図16に、実施例4の投射用ズームレンズのレンズ構成を図1に倣って示す。
第6レンズ群の1枚のレンズをハイブリッド型の非球面レンズとしている。
Figure 0004750319
Figure 0004750319
図17、18に、実施例4の投射用ズームレンズの広角端、望遠端における球面収差、非点収差、歪曲収差を示し、図19、20は同様にコマ収差を示す。
【0042】
なお、レンズ構成を示す各図において、符号Pは色合成手段としての「色合成プリズム」を示している。
上に挙げた実施例1〜4の投射用ズームレンズは何れも、拡大側から縮小側に向かって、負の屈折力の第1レンズ群I、正の屈折力の第2レンズ群II、正の屈折力の第3レンズ群III、負の屈折力の第4レンズ群IV、正の屈折力の第5レンズ群V、正の屈折力の第6レンズ群VIを配し、第3、第4レンズ群間に開口絞りSTを有してなり、広角端から望遠端へ連続変倍する際、第1レンズ群I、第4レンズ群IV、第6レンズ群VIが固定され、第2レンズ群II、第3レンズ群III、第5レンズ群Vが光軸上を移動し、さらに広角端の全系の焦点距離:fw、第1レンズ群の焦点距離:f1、拡大側の共役点が無限遠の時のバックフォーカス:Bf、全系の長さ:Lが条件:
(1) 1.4<Bf/fw
(2) 1.0<|f1|/fw<1.7
(3) 6.5<L/fw<9.0
を満足している(請求項1)。
【0043】
そして、広角端から望遠端へ連続変倍する際、第2レンズ群II、第3レンズ群III、第5レンズ群Vは何れも拡大側へ移動するとともに、第2、第3レンズ群は、これら両者の間隔が狭くなるように移動し(請求項1)、各実施例とも第1レンズ群Iは全て負レンズで構成され、縮小側から1番目に非球面レンズが配置され(請求項2)、この非球面レンズはプラスチックを材料とし、d線に対する焦点距離:f1pが、条件:
(4) |fw /f1p|<0.3
を満足している(請求項3)。
【0044】
実施例1〜4は何れも、第4レンズ群IVが、拡大側から順に、縮小側に大きい曲率を持つ負レンズと拡大側に大きい曲率を持つ負レンズを配した2枚構成である(請求項4)。また、第6レンズ群VIは2枚の正レンズで構成され、その内1枚が、実施例1,2ではプラスチックを材料とする非球面レンズで、d線に対する焦点距離:f6pが条件:
(6) |fw /f6p|<0.3
を満足し(請求項7)、実施例3,4ではハイブリッド非球面レンズである(請求項8)。
また、これら正レンズのアッベ数:ν6は、条件:
(5) 50<ν6
を満足している(請求項6)。
【0045】
【発明の効果】
以上に説明したように、この発明によれば、半画角40度以上の広画角でありながらも高い解像力を維持し、長いバックフォーカス、高いテレセントリック性を有するコンパクトな投射用ズームレンズを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の投射用ズームレンズのレンズ構成(実施例1)を説明するための図である。
【図2】実施例1の広角端における球面収差、非点収差、歪曲収差を示す図である。
【図3】実施例1の望遠端における球面収差、非点収差、歪曲収差を示す図である。
【図4】実施例1の広角端におけるコマ収差を示す図である。
【図5】実施例1の望遠端におけるコマ収差を示す図である。
【図6】実施例2の投射用ズームレンズのレンズ構成図である。
【図7】実施例2の広角端における球面収差、非点収差、歪曲収差を示す図である。
【図8】実施例2の望遠端における球面収差、非点収差、歪曲収差を示す図である。
【図9】実施例2の広角端におけるコマ収差を示す図である。
【図10】実施例2の望遠端におけるコマ収差を示す図である。
【図11】実施例3の投射用ズームレンズのレンズ構成図である。
【図12】実施例3の広角端における球面収差、非点収差、歪曲収差を示す図である。
【図13】実施例3の望遠端における球面収差、非点収差、歪曲収差を示す図である。
【図14】実施例3の広角端におけるコマ収差を示す図である。
【図15】実施例3の望遠端におけるコマ収差を示す図である。
【図16】実施例4の投射用ズームレンズのレンズ構成図である。
【図17】実施例4の広角端における球面収差、非点収差、歪曲収差を示す図である。
【図18】実施例4の望遠端における球面収差、非点収差、歪曲収差を示す図である。
【図19】実施例4の広角端におけるコマ収差を示す図である。
【図20】実施例4の望遠端におけるコマ収差を示す図である。
【符号の説明】
I 第1レンズ群
II 第2レンズ群
III 第3レンズ群
IV 第4レンズ群
V 第5レンズ群
VI 第6レンズ群
ST 開口絞り
P 色合成系プリズム

Claims (8)

  1. 拡大側から縮小側に向かって順次、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、負の屈折力の第4レンズ群、正の屈折力の第5レンズ群、正の屈折力の第6レンズ群を配し、上記第3、第4レンズ群間に開口絞りを有してなり、広角端から望遠端へ連続変倍する際、上記第1、第4、第6レンズ群が固定され、上記第2、第3、第5レンズ群が光軸上を移動する投射用ズームレンズにおいて、
    広角端から望遠端へ連続変倍する際、第2、第3、第5レンズ群が全て、拡大側へ移動するとともに、第2、第3レンズ群は、これら両者の間隔が狭くなるように移動し、
    広角端における全系の焦点距離をfw、第1レンズ群の焦点距離をf1、拡大側の共役点が無限遠のときのバックフォーカスをBf、全系の長さをLとするとき、これらが条件:
    (1) 1.4<Bf/fw
    (2) 1.0<|f1|/fw<1.7
    (3) 6.5<L/fw<9.0
    を満足することを特徴とする投射用ズームレンズ。
  2. 請求項1記載の投射用ズームレンズにおいて、
    第1レンズ群がすべて負レンズから構成され、そのうちの少なくとも1枚が非球面レンズであることを特徴とする投射用ズームレンズ
  3. 請求項2記載の投射用ズームレンズにおいて、
    第1レンズ群の非球面レンズがプラスチックを材料とするもので、d線に対する焦点距離をf1pとするとき、このf1pが条件:
    (4) |fw/f1p|<0.3
    を満足することを特徴とする投射用ズームレンズ
  4. 請求項1〜3の任意の1に記載の投射用ズームレンズにおいて、
    第4レンズ群が、拡大側から順に、縮小側に大きい曲率を持つ負レンズと拡大側に大きい曲率を持つ負レンズを配して構成されたことを特徴とする投射用ズームレンズ
  5. 請求項1〜4の任意の1に記載の投射用ズームレンズにおいて、
    第6レンズ群が、2枚の正レンズで構成されたことを特徴とする投射用ズームレンズ。
  6. 請求項1〜5の任意の1に記載の投射用ズームレンズにおいて、
    第6レンズ群に配される正レンズのアッベ数をν6とするとき、このν6が条件:
    (5) 50<ν6
    を満足することを特徴とする投射用ズームレンズ
  7. 請求項1〜6の任意の1に記載の投射用ズームレンズにおいて、
    第6レンズ群に少なくとも1枚、プラスチックを材料とする非球面レンズが配され、この非球面レンズのd線に対する焦点距離をf6pとするとき、このf6pが、条件:
    (6) |fw/f6p|<0.3
    を満足することを特徴とする投射用ズームレンズ。
  8. 請求項1〜6の任意の1に記載の投射用ズームレンズにおいて、
    第6レンズ群が、非球面のハイブリッドレンズを少なくとも1枚有することを特徴とする投射用ズームレンズ
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