JP4749923B2 - 音声案内装置 - Google Patents
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Description
本装置は、自動車や携帯電話、PDA等に搭載される。
一方、交差点名による案内は、全くその場所を知らないユーザにとっては、聞いてもどこのことだかわからず、また、知らない名称であるがゆえに聞き取りにくく、前方から視線をはずし、地図を見たい誘惑を駆り立たせる。
このようなユーザが場所に対してもっている情報量とナビの案内がミスマッチすることを回避しようとする技術が、提案されている。
また、特許文献2には、案内にレベルを設け、ボリュームコントロールのようなスイッチで、ユーザに、レベルを指定してもらうか、または自宅周辺かどうかの情報や、道路環境等の情報から自動的にレベルを判断し設定することにより直感的に分かりやすい案内表示をするナビゲーション装置が記載されている。
また、ユーザがよく知っている道路やエリアがある場合は、案内回数を減らしたり、ボリュームを下げたりすることにより、案内を簡略化するナビゲーション装置も提案されている(特許文献4)。
さらに、距離をそのまま知らせるのではなく、「まだまだ先」とか「もう少し」というように感覚的に表現する車両誘導装置も提案されている(特許文献5)。
また、特許文献2におけるスイッチはユーザが希望の案内を選べる良い手段であるが、場所等によって好みのレベルが変化する場合もあり、そのたびに毎回設定するのは面倒である。
また、特許文献3における相対的な位置関係による案内は、コンビニのような目標物がある場合には便利であるが、道路環境によってある場合と無い場合があり、無い場合は別の案内を行わなければならない。
さらに、特許文献4および5のように、案内を簡略化したり感覚的に表現した場合は、適切な案内となる場合もあるが、曲がる交差点の位置や渋滞の詳細な情報を知りたい利用者には不適切であり、結局何らかの操作をして地図を見ることになるので、安全性の問題がある。
また、一旦通知した案内文による案内がユーザの満足のいくものでなかった場合には、その旨のユーザの応答に対して、自動的に次に優先順位の高い案内文を選択して音声通知するので、ユーザの複雑な操作を必要とせず、十分な安全性を確保した上で、そのユーザにとってよりわかりやすい音声案内をすることができる。
また、前記案内文のひな形は、比較的詳細な道路環境を通知可能な形式の第1テンプレートと、比較的案内内容を省略した形式の第2テンプレートとからなることを特徴とする。
また、前記入力部は、入力された音声を認識する音声認識処理部と、ユーザの手動操作により応答を入力するボタン操作判断部のいずれか一つ、あるいは両方を備えたことを特徴とする。
また、前記選択履歴部が保存する履歴情報は、案内地点を特定する道路地図情報と、その案内地点に対して通知された案内文を特定する案内分類情報と、案内日とを含むことを特徴とする。
さらに、この発明は、案内地点を通り過ぎたかどうかを検出する案内地点通過検出部と、案内地点を通り過ぎた後、その案内地点の手前で通知された案内がユーザの満足の行くものであったかどうかを確認する案内確認部とをさらに備えたことを特徴とする音声案内装置を提供する。
また、この発明は、地図情報を記録した地図記録部と、過去に案内したことのある案内地点の履歴情報を保存した選択履歴管理部と、案内地点に関するユーザの認知度を判断するユーザ固有の保有度情報を保存した場所情報保有度推測部と、案内文を作成する案内文作成部と、案内文の通知の優先順位を付与する通知順位付与部と、案内文を選択する通知操作管理部と、音声で案内文を通知する出力部と、ユーザの指示又は応答を入力し認識する入力部とを備えた音声案内装置の案内文通知方法であって、案内文作成部が、地図情報を用いて、案内地点の1または複数の案内文を作成し、通知順位付与部が、作成された案内文に対して、前記履歴情報と保有度情報とを用いて通知の優先順位を付与し、通知操作管理部が、最も高い優先順位の案内文を選択し、前記出力部が、前記通知操作管理部によって選択された第1の案内文を通知した後、前記入力部から前記第1の案内文に不満である旨の応答があった場合に、前記通知操作管理部が次に優先順位の高い第2の案内文を選択して、出力部が前記第2の案内文を音声で通知する音声案内装置の案内文通知方法を提供するものである。
さらに、案内地点を通り過ぎたかどうかを検出し、案内地点を通り過ぎた後、その案内地点の手前で前記出力部によって通知された案内がユーザの満足の行くものであったかどうかを確認することを特徴とする。
また、ROM等に予め格納されている制御プログラムに基づいて、CPUが各種ハードウェアを動作させることにより音声案内機能を実現する。制御プログラムは、予めROM等の読み出し専用メモリに格納して提供してもよいが、フラッシュメモリやハードディスク等の書き換え可能な記録媒体に記録した形態で提供することもできる。
また、ネットワークを経由して、制御プログラムを格納したサーバ等からダウンロードしてもよい。
地図記録部は、すでにナビゲーション装置で用いられているものを用いてもよい。
この発明の案内地点とは、ナビゲーション装置で目的地までのルートを設定した場合に、交差点や道路の分岐点など、ユーザが目的地に到着するまでに要所となる地点を意味し、既存のナビゲーション装置で案内される地点と同一地点でもよい。
たとえば、音声案内装置を利用するユーザが、装置を利用する前に予め設定した情報(登録情報)や、装置を自動車に設置してしばらく走行した後、その走行により取得した情報(走行履歴情報)が、保有度情報に相当する。
登録情報(図1の登録情報18)とは、自宅住所,会社住所,ナビゲーションシステムでユーザ自らが指定入力した地点の地理的情報,個人情報,名称などを含む情報である。走行履歴情報(図1の走行履歴17)とは、たとえば、ある特定地点に対する所定期間内における走行回数,その地点を通過した日時,走行目的などを含む。
<この発明の音声案内装置の実施例の構成>
図1に、この発明の音声案内装置の一実施例の構成ブロック図を示す。
この発明の音声案内装置は、たとえば、自動車等の乗物に取り付けられ、この発明の音声案内機能はいわゆるナビゲーション装置の一つの機能として実現される。
また、各機能ブロックは、主としてCPU,ROM,RAM,タイマー,I/Oインタフェースなどからなるマイクロコンピュータによって実現され、ROM等のメモリに格納された制御プログラムに基づいて、CPUがハードウェアを有機的に動作させることにより、この発明の機能が実行される。
その他、地図記録部(地図DB)51,音声合成前処理部52,音声合成部53,出力部54,案内開始判断部61,ルート設定部62,渋滞情報受信部63,挙動検出部64,位置検出部65,ルート検索部60,目的値設定部67,経由地設定部68,案内地点通過検出部71は、音声案内に不可欠なものであるが、従来の音声案内装置やカーナビゲーション装置でも備えられているものである。
ユーザ入力解釈部11は、入力部10から入力された指示内容を解釈する部分であり、たとえば、入力音声の内容を認識する音声認識処理部12,ボタン等の入力操作を判断するボタン操作判断部13などが含まれる。
作成可否判定部21は、道路名称検出部22,交差点名称検出部23,地名検出部24,目的建物検出部25,道路特徴検出部26とから構成される。
通知順位付与部28には、後述する図10のような順位付け規則30が記録され、この規則に基づいて、通知可能な案内文に対して通知の優先順位が付与される。場所情報保有度推測部16には、走行履歴17,登録情報18が記録される。
たとえば、道路名称検出部22は、地図記録部51を参照しながら、現在の走行位置について予め記録された道路名があるか否かチェックし、あれば、その道路名を取得する。
同様に、交差点名称検出部23では案内すべき地点の交差点名を取得し、地名検出部24では案内すべき地点の住所(地名),目的建物検出部25では案内すべき地点の近傍の所定範囲にある建物の名称,道路特徴検出部26では案内地点の道路の特徴情報を取得する。
また、案内文作成部20は、案内すべき地点Aの検出と、その地点Aと現在の走行位置との距離も算出する。
場所情報保有推測部16は、記録されている走行履歴17や登録情報18をもとに、案内しようとする地点が、ユーザにとってどの程度知られたものであるかを判断する部分である。
ここで、「走行履歴17」とは、前記したように、ある特定地点の走行回数などの情報である。「登録情報18」とは、ユーザが自ら設定入力した特定地点の地理的情報などの情報である。
選択履歴情報19とは、過去にユーザに通知したことのある案内文に関する情報であり、図11にその一実施例を示している。
この情報19には、たとえば案内した地点の地理的情報と、その案内地点を通ったときの日時,通過時に通知した案内文を特定する情報とが含まれる。
また、ユーザからの選択入力により通知する案内文を変更したり、出力した案内文に関する情報を、選択履歴情報19として選択履歴管理部15へ与える部分でもある。
また図1において、目的地設定部67は、ユーザの入力によって目的地を設定する部分であり、経由地設定部68は、ユーザの入力によって経由地を設定する部分である。
挙動検出部64とは、ドライバのハンドル操作による操舵角やアクセルブレーキ操作によって車両の進行方向や移動距離を検出する部分である。
ルート検索部66とは、現在地から目的地設定部67で入力された目的地までの走行ルートを検索する部分である。
ルート設定部62とは、ルート検索部で検索されたルートを走行予定ルートとして設定する部分である。
渋滞情報受信部63とは、VICSなどの道路交通情報システムから渋滞情報や交通規制情報を受信する部分である。
案内開始判断部61とは、ある規則に基づいて、経路案内、渋滞案内などの案内の開始を判断する部分である。
案内地点通過検出部71は、挙動検出部64、位置検出部65などを用いて案内地点を通過したかどうかを検出する部分である。
地図記録部51は、CD−ROM,DVD−ROM,HDDなどがこれに相当し、この中には道路情報,座標,地名,ランドマーク,施設情報、道路名、交差点名、地名、住所などの地図情報が関連づけて予め記録されている。
これらの地図情報は、図示しない表示部(LCDなど)に表示される。
案内説明文作成部74は、音声で案内された内容がユーザにとって満足のいくものでなかった場合に、ユーザに選択可能な案内を選択してもらうための案内説明文を作成する部分である。余裕時間計算部75は、次の案内地点に到着するまでにかかる予想時間を算出する部分である。
この発明の音声案内処理の一つの概略実施例を説明する。
図2に、この発明の音声案内処理の一実施例のフローチャートを示す。
案内開始判断部61によって音声案内をすべき地点に近づいたことが検出されると、音声案内処理が実行される。図2において、案内可能な複数個の案内文を作成する案内文の生成処理(ステップS1),作成された案内文のどれを選択するかを決めるための優先順位付与処理(ステップS2),最も優先順位の高い案内文を合成音声で出力する音声通知処理(ステップS3),出力した案内文がユーザにとって満足のいくものであったか否かを確認するユーザ応答確認処理(ステップS4)という一連の処理が実行される。
ユーザ応答確認処理(ステップS4)では、通知された音声に対して入力部10から入力されたユーザの応答を確認する処理(ステップS41),ユーザが満足しなかった場合の通知操作管理部14による案内文の再選択と再通知(ステップS42)と、ユーザが応答した内容を考慮して、実際に選択された案内文の履歴情報を保存する選択履歴情報の保存処理(ステップS43)とを行う。
このようなユーザ応答確認を行うことにより、次回の案内においてユーザにとってより満足度の高い案内文が出力されるように制御することが可能となる。
ここでは、案内文生成処理(ステップS1)の一実施例について説明する。
図3に、音声案内をするべき交差点付近の道路環境の模式的説明図を示す。
図3において、▲マークが自車の現在位置で、約4キロ先の国道2号線のA交差点の右折を案内するものとする。また、案内開始判断部61は、次の場合、案内するタイミングになったと判断し、案内文作成部20が案内文を作成するものとする。
経路案内の場合
(1)運転を開始した直後、最初の交差点や分かれ道で、進むべき方向を案内する。
(2)曲がるべき交差点や分かれ道にある程度(約300m)近づいたときと、かなり(約50mくらい)近づいたとき、および直前、で進むべき方向を案内する。
(3)曲がるべき交差点や分かれ道を曲がった後で、次に曲がるべき交差点や分かれ道について、進むべき方向と共に案内する。なお、経路案内の他に、渋滞案内、施設案内などの場合もある。
たとえば、図3の場合▲の現在位置で、案内開始判断部61は、次の右折案内をするタイミングになったと判断し、A交差点に関する地点情報と、進行方向(右折)の情報とが、案内文作成部20に通知される。
まず、ステップS101において、案内文作成部20が、地図DB51を参照しながら、現在地と案内地点の距離を求める。図3の実施例1では、距離は約4キロである。
ステップS102:交差点名称検出部23が、案内地点は、交差点で交差点名があるかを確認し、あれば、交差点名を取得する(ステップS103)。実施例1の場合、交差点名はあり、「A交差点」と取得する。
実施例の場合、目印建物はあり、位置関係は「右手」であり、名称は「ショップ★★C町◇◇店」、ジャンルは「コンビニエンスストア(コンビニ)」を取得する。
以上のステップS102からステップS112までの処理は、この通りの順序でなくてもよい。たとえば、ステップS111をステップS102よりも先に実行してもよい。
図6に、案内テンプレートDB29に、予め保存されているテンプレートの一実施例を示す。案内テンプレートの適用条件が大分類、中分類、小分類で示されている。大分類とは、経路案内、渋滞案内、施設案内、のような案内分類を示し、中分類は、大分類を距離や進行方向によって分類し、小分類は中分類を更に詳細な案内内容によって分類したものである。案内テンプレート中の括弧〔と〕の中に示された部分は、実際の道路環境や進行方向によって置き換えられる部分である。実施例では、現在地点と案内地点の距離から、案内テンプレートの「経路案内」の「次の右左折案内(遠距離)」を選び、先の結果から、小分類「距離」「道路名」「交差点名」「交差点名、道路名」「目印建物ジャンル」「目印建物名称」「道路特徴:T字路」「地名」が案内可能であり、これを取り出す。
図7に、作成された案内文の一実施例を示す。
図7において、図3に示した交差点Aにさしかかるときに、案内可能な8つの候補の案内文を示している。
ステップS1では、このような案内文が作成されるが、次のステップS2において、各案内文に優先順位が付与される。
図2のステップS2において、各案内文に対する優先順位を付与する。順位の付与のために、順位付け規則30,場所情報保有度推測部のユーザ固有の保有度情報(17,18),選択履歴情報19を利用する。
ステップS121において、通知順位付与部28は、案内文の数が1つしかなければ、それに順位1をつける。
案内文の数が複数ある場合、場所情報保有度推測部16に案内地点に関するユーザの情報保有度を問い合わせ、この保有度に応じた順位付けをする(ステップS123)。
さらに、ステップS124において、この順位付けをした案内文に対して、過去の選択履歴の情報を用いた順位付けを行う。
たとえば、ユーザの自宅住所付近の場合、よく知っていると判断する。それ以外の場所の場合、走行履歴を利用して、例えば、週に1回以上通っている場所の場合、よく知っていると判断し、月に1回以上通っている場合、少し知っていると判断し、それより回数が少ない場合、あまり知らない、と判断する。
また、走行履歴17からあまり知らないと判断された場合でも、現地点が登録地点情報18に登録されている場所付近の場合、少し知っていると判断する。なお、携帯電話のナビゲーションサービスを利用する場合、携帯電話にユーザの会社情報などが入っていればこれを利用してもよい。
この保有度による判断の結果は、順位付け規則の選択に用いられる。
ここで、3つの順位付け規則が予め用意されているものとする。
規則1は、案内地点を「ユーザがよく知っている場合」に適用される規則とする。規則2は、案内地点を、「ユーザが少し知っている場合」に適用される規則とする。規則3は、案内地点を、「ユーザがほとんど知らない場合」に適用される規則とする。
図10に、この発明の順位付け規則の一実施例の説明図を示す。
自宅付近でない場合は、ステップS132へ進み、案内地点が週に1回以上通っている場所であれば、よく知っている場所と考え、同様に規則1に従った順位付けを行う。
一方、週に1回以上通らないが、月に1回以上通っている場所であるときには(ステップS134)、規則2に従って、順位付けを行う(ステップS135)。
月に1回以上通らない場所であるときは、ステップS136へ進み、登録地点に登録されている場所付近か否かチェックし、登録されている場合は、ステップS135へ進み、規則2に従った順位付けを行う。登録されていない場合は、ステップS137へ進み、規則3に従った順位付けを行う。
この場合、図7の「およそ4キロ先、A交差点を右折し、国道1号線に入ります。それまで道なりに進んでください。」という案内文が最も優先順位の高いものとして順位付けされる。規則2が適用された場合も同様である。
また、規則3が適用された場合は、小分類が「距離」の案内文「およそ4キロ先、右折です。それまで道なりに進んでください。」に最も高い優先順位が付与される。
以上が、ステップS123における順位付けの処理内容である。
ここでは、通知順位付与部28は、選択履歴管理部15に、取得した案内地点の進行方向を含む道路地図情報と、図6に示したような案内分類に関する情報とを与える。
選択履歴管理部15は、与えられた情報と、過去に保存されていた選択履歴情報19とを比較して、現在案内しようとしている地点が、過去に通ったことがあり、その時に選択された案内が選択履歴情報19の中に、あるか否か確認する。
選択履歴情報19は、案内地点を示す一般的な道路地図情報と、その場所で選択された案内の案内分類(表6の案内文テンプレート中の大分類中分類小分類に相当)と、最後に案内した日時で構成される。道路地図情報は、たとえば、二次メッシュ番号,ノード番号と、そのノード番号に進入する進入リンク番号と、ノードを経由した先のリンク番号を示す脱出リンク番号とで構成され、どのリンク(道路)からノード(道路の交わる点)に入り、どのリンク(道路)に抜けていったかを示す情報を少なくとも持つものである。
ステップS141において、選択履歴管理部15は、選択履歴情報19の中に、案内地点の道路地図情報と作成した案内の案内分類(大分類中分類)に一致する道路地図情報があるか否かをチェックする。一致するものがあれば、ステップS142へ進み案内分類(小分類)を通知順位付与部28へ返す。
図3の場合、交差点Aに、コンビニがあるので、図11の番号1が該当し、一致するものがあったとする。このとき、番号1の小分類「目印建物ジャンル」が、通知順位付与部28に与えられる。
ステップS141で一致するものがない場合は、処理を終了する。
通常、一致する案内文があるはずであるが、例えば、店舗などはなくなる場合があり、目印建物がなくなり一致しない場合がある。この場合は、ステップS143で、一致するものがないとして処理を終了する。
規則4において、途中順位の案内文が順位1位となったとき、その小分類の順序位置を基点として順位を付け直す。
ここでは、「目印建物ジャンル」が順位1位であり、この位置を基点として順位を付け直している。2位以下は、規則2に予め付与された順位の順に付与し、その後、最初の順位に戻る。すなわち、図13では、図7の規則2で3位であった「目印建物ジャンル」を1位としたので、これに続く4位と5位の「目印建物名称」と「道路特徴」が2位と3位となる。その後次の順位である6位の「距離」が4位となる。
さらに、図7の最終順位まで順位を付け直したので、図7の1位へ戻り、まだ付与し直していない2つの小分類(「道路名」,「交差点名」)に対して5位と6位の順位を付ける。
図7には、ステップS124の処理により、順位が付与し直された後の案内文の順位を示している。これにより、順位付け規則により一旦付与された順位が、過去の選択履歴情報に基づいて付与し直される。
優先順位付与処理で、作成された案内文の優先順位が決定されると、ステップS3において、この優先順位に基づいて、最も高い優先順位が付与された案内文を、音声で通知する。
図14に、音声通知処理の一実施例のフローチャートを示す。
図7のように順位が付与された案内文は、通知操作管理部14へ送られる。
通知操作管理部14は、ステップS151において、順位が1位の案内文を取り出し、この案内文の選択フラグを、「選択」に設定する。
ステップS152において、音声合成前処理部52と音声合成部53によって、取り出した案内文の合成音声を作成する。
図7の場合には、順位が1位である「目印建物ジャンル」の案内文が取り出され、「およそ4キロ先、右手にコンビニが見えますので、その先を右折です。それまで道なりに進んでください。」という合成音声が出力される。
案内地点で、案内文の音声通知をした後、ステップS4において、その案内文がユーザにとって的確なものであるか否かをチェックする。
図15に、ユーザ応答の確認処理の一実施例のフローチャートを示す。
図14のステップS153において案内文の出力を行った後、タイマーをスタートさせる。ステップS171において、前回の応答案内から一定時間が経過する間に、ユーザの音声が入力されるか否か確認する。ステップS172において、ユーザの応答がなければ、ステップS171へ戻り、応答があればステップS173へ進む。ステップS173において、音声認識処理を実行する。
音声認識処理では、ユーザの音声が入力されたことの確認と、入力された場合の音声の認識を行う。たとえば、図15では、「わからない」という音声が入力された場合の処理について示す。
ユーザが「わからない」と言うと、ステップS173において、音声認識処理部12がこれを認識する。
ステップS175において、音声案内文を再生中か否か判断し、再生中の場合は、ステップS176へ進み、音声案内を停止する。これは、バージインの場合の処理に相当する。
一方、再生中でない場合、すなわち、音声案内が既に終了したときは、ステップS177に進む。この後、前回出力した案内文がユーザにとって的確でなかったと考えられるので、ステップS177以下の処理で、他の案内文の出力を試みる。
次に、ステップS180において、選択フラグが「選択」となっている案内文を取り出す。ステップS181において、その案内文の合成音声を生成し、再生する。たとえば、図7の場合、2番目の順位の「目印建物名称」の案内文が出力される。
この後、ユーザが音声案内に対して「わらかない」という応答をしなかった場合に、その音声案内がユーザにとって満足のいく案内であったと判断することができる。
ステップS171において、前回の音声案内の後、一定時間を経過してもユーザ応答が無い場合、たとえば、「わからない」という音声入力がなかった場合、選択履歴情報19に、直前の前回出力した案内文の情報(道路地図情報,案内分類)を追加保存する(ステップS182)。
ステップS182では、図7において、前回の案内が、順位2の「目印建物名称」による案内であった場合、案内地点の道路地図情報と、案内分類である大分類「経路案内」,中分類「右左折案内(遠距離)」,小分類「目印建物名称」と,本日の日付とを、選択履歴管理部15に与える。
さらに、ステップS182では、選択履歴管理部15は、選択履歴情報19の中に道路地図情報と案内分類(大分類中分類)が一致する情報がないか検索し、あれば書き換え、無ければ与えられた情報を追加保存する。
上記実施例では、音声認識を利用し、ユーザから「わからない」という発声を確認するようにしたが、入力ボタンを用意し、ユーザ入力解釈部11にボタン操作判断部13を設けてもよい。
音声案内再生中にボタンを押すか、音声案内再生終了後一定時間経過以内にボタンを押すと、現在の音声案内を停止し、次の音声案内を探し、再生するようにすればよい。一方、音声案内再生終了後一定時間を越えた場合に、ボタン操作が行われても、操作ミスとみなし、何も行わない。
これにより、音声認識がうまくできなかった場合でも、ユーザ自らの入力操作により、応答確認が可能となる。すなわち、音声入力とは異なる入力手段を別に設けることにより、ユーザの意思で応答入力が可能となり、ユーザの応答入力をより確実に行うことができる。
図16に、案内テンプレートの他の実施例を示す。
ここでは、図6に示した案内テンプレートと同じものを「正式」とし、文章の一部分を省略したものを「省略」として示している。
図6に示した案内テンプレートでは、どの文章にも「およそ〔距離〕先」という文が存在するが、音声やボタン操作で、「わからない」というユーザ応答をした後、最初に「およそ4キロ先」というような案内が必ず出力される。この案内はユーザが音声応答をするたびに行われるので、ユーザにとっては非常にわずらわしい場合もある。
そこで、図16に示したように、「省略」の形式に相当する案内文を生成するためのテンプレートを予め用意する。
そして、優先順位が1位の案内文を音声出力する場合は、「正式」の形式による案内文を作成し、ユーザ応答後に優先順位が2位以下の案内文を生成する場合は、「省略」の形式の案内文を作成し、音声出力する。これによれば、初回の音声案内は省略されていない文で通知され、ユーザ応答後の案内では省略形の案内がされるので、ユーザにとって的確でわかりやすい案内が可能となる。
図17において、たとえば優先順位が1位の案内文は正式形式のものが出力されるが、優先順位が2位以降の案内文は、省略形式のものを出力するようにする。
これによれば、ユーザ応答確認後に出力される音声案内には、省略形が用いられ、「およそ4キロ先」という文が出力されないので、ユーザにとってより開きやすい内容となる可能性が大きい。
音声認識処理において、ユーザ発声「わからない」以外の音声を認識するようにしてもよい。たとえば、「くどい」、「もう一度」、「前」、「次」などを音声認識するようにしてもよい。
たとえば、ユーザが案内内容が詳しすぎると考えて、「くどい」という音声応答をした場合、次に、より簡潔な「省略」形式で、案内文を出力するようにする。
また、「前」という音声応答が入力された場合、前回の案内を再度開きたいと考え、案内順位を1つ前に戻り、1回前の案内文を再生するようにする。
また、「次」という音声応答が入力された場合、「わからない」という応答と同様に、次の優先順位の案内文を出力するようにする。
このように、音声認識する単語や文章を、案内文再生の機能と対応づけて記憶しておくことにより、そのユーザにとってより的確な案内が可能となる。もちろん、ボタンの操作内容と前記案内文再生の機能とを対応付ける実施形態とすることによっても、ユーザにとってより的確な案内が可能となる。例えば、1つのボタンに対して1つの案内文再生の機能を対応付けたり、或いは、1つのボタンに対して複数の案内文再生機能を割り当てておきボタンの押下を持続させる時間又は押下タイミング等の操作内容に対して所定の案内文再生機能を対応付けるという実施形態としても良い。
ここでは、ある案内地点について、音声案内をし、その案内地点を通過した後に、案内内容がユーザが満足のいくものであったか否かを確認する処理について説明する。
案内確認処理は、図1の案内地点通過検出部71と、案内確認部72とを利用する。
案内地点通過検出部71が、まず、現在位置が、案内地点を通過したか否かを検出する。
その後、案内確認部72が、案内地点を通過する直前に行った案内内容が、ユーザにとって満足のいくものであったか否かを確認する。確認文作成部73がユーザに確認を行うための確認文を作成する。
また、この実施例では、選択履歴管理部15の選択履歴情報19に、選択または除外を意味するフラグを設ける。
フラグが「選択」となっている案内は、過去に選択されたことがあり、現在も音声案内の候補とすることができる案内である。
一方、フラグが「除外」となっている案内は、過去に選択されたことがあるが、現在は音声案内の候補として採用しない案内である。また、「選択」と「除外」を意味するフラグは1つでもよいが、「選択フラグ」と、「除外フラグ」をそれぞれ別々に設けてもよい。
このフラグの「選択」か「除外」かの設定は、次のようなユーザからの音声入力により行う。
まず、ステップS201において、案内地点通過検出部71が、現在地点が、案内地点を通過したか否かチェックする。このチェックは、挙動検出部64と位置検出部65によって車の現在位置を把握することにより行うことができる。
通過したことを検出すると、ステップS202へ進み、案内確認部72が、案内確認文を作成する。たとえば、「今の案内でよろしかったですか?」というような質問文を作成する。
この確認文を開いたユーザは、「はい」または「いいえ」というような返答をする。
たとえば、ユーザがさきほど案内された内容に満足したときは、満足したことを示す肯定返答(「はい」)をする。一方、案内内容に満足できなかったときは、否定応答(「いいえ」)をする。
ユーザからの応答があった場合、その応答内容を音声認識によって解析する。
ステップS205において、その応答が「はい」という肯定応答であった場合、案内した内容は満足のいくものであったと解釈し、処理を終了する。
一方、応答が「いいえ」という否定応答であった場合、案内は満足のいくものでなかったと判断し、ステップS206へ進む。
ステップS206において、案内確認部72は、選択履歴管理部15に、案内地点情報(たとえば、道路地図情報)を与え、選択履歴管理部15は、その案内地点情報に対応する案内のフラグを、「除外」に設定する。
あるいは2つのフラグを別々に設ける場合は、選択フラグに加えて、除外フラグを「除外」に設定する。
また、案内地点通過後の所定時間内に、以上のような確認処理をするので、ユーザによる複雑な操作は必要なく、安全性も確保できる。
また、図19のステップS204において、タイマーをスタートさせ一定時間経過しても、ユーザからの応答が何もなければ、音声案内に満足したものと考え、このループを抜けて、処理を終了してもよい。
上記実施例では、ユーザから音声案内に対する満足の有無の応答を確認するものであったが、不満であった場合に、ユーザが満足のいく案内をユーザに選択してもらってもよい。
以下に、ユーザ自ら案内を選択するための確認処理について説明する。
この実施例では、以下に示すように、装置とユーザとの間で、対話形式の応答が必要となるので、確認処理に時間がかかることが予想される。そこで、安全性の確保の観点から、余裕時間計算部75で、次の案内地点に到着するまでの時間を計算し、所定の余裕がある場合にのみ、この確認処理を実行するようにする。
次の案内地点に到着するまでの時間は、たとえばルート設定部62に登録された予定走行ルートと案内開始判定部61の案内開始条件から、次に案内を開始する地点を検索し、現在地点からの距離を現在の車両の平均速度で割ることにより計算することができる。
ここでは、案内地点通過検出部71が、案内地点を通過したことをすでに検出した後を示している。
まず、ステップS210において、案内確認部の余裕時間計算部75は、次の案内地点に到着するまでの予想時間を計算する。
ステップS211において、この計算された時間(余裕時間)が、予め設定された時間(たとえば5分)以上あれば、ステップS212へ進む。一方、余裕時間が設定時間より少なければ、安全性の観点から確認処理はせずに、処理を終了する。
一方、不満を示す否定応答(いいえ)であった場合、ステップS213へ進み、このとき説明していない案内文があるか否かを判断し、説明していない案内文があるときは、ユーザが選択可能な案内文について、案内説明文作成部74がその説明文を作成する。
ステップS216において、作成した案内説明文をユーザに音声で通知し、ユーザにこれでよいか否かの返答を求める。
ステップS216において、ユーザが「はい」と応答した場合、その案内文に対応する案内地点情報を、選択履歴管理情報として保存し、処理を終了する(ステップS218)。
また、ステップS213において、もしすべての案内を説明してもユーザが「はい」と言わなかった場合は、「案内は以上です。」と伝え、案内地点の手前で案内した案内文は通知しないことも選択肢に入れて、再び最初から案内の説明を繰り返す(ステップS214,S215)。
例えば、図3に示す道路環境で、案内地点の手前で、距離による案内と道路名による案内を行い、道路名による案内で、ユーザが何も言わなかったとする。つまり、選択したとみなしたとする。そして、案内地点通過後に、案内に対して満足したかどうかを問い合わせるため、例えば、「今の案内でよろしかったですか?」という音声を出力する。
不満であったことを示す否定応答が返ってきたら、図21のように、順次案内に関する説明文を作成し、通知する。なお、距離による案内と道路名による案内は、既に通知済みなので、他の通知していない案内の説明文を先に作成して通知するものとする。
さらに、もし途中で、次の案内をする地点に到着した場合には、案内地点の手前でユーザが選んだ案内に除外フラグをたて、次の案内地点の案内を開始する。
以上のように、ユーザによる応答確認を行えば、安全性を確保した上で、次回案内地点を通過するときに、ユーザにとってより適切な案内が可能となる。
11 ユーザ入力解釈部
12 音声認識処理部
13 ボタン操作判断部
14 通知操作部
15 選択履歴管理部
16 場所情報保有度推測部
17 走行履歴
18 登録情報
19 選択履歴情報
20 案内文作成部
21 作成可否判定部
22 道路名称検出部
23 交差点名称検出部
24 地名検出部
25 目印建物検出部
26 道路特徴検出部
27 テンプレート選択部
28 通知順位付与部
29 案内テンプレートDB
30 順位付け規則
51 地図記録部
52 音声合成前処理部
53 音声合成部
54 出力部
61 案内開始判断部
62 ルート設定部
63 渋滞情報受信部
64 挙動検出部
65 位置検出部
66 ルート検索部
67 目的地設定部
68 経由地設定部
71 案内地点通過検出部
72 案内確認部
73 確認文作成部
74 案内説明文作成部
75 余裕時間計算部
Claims (14)
- 地図情報を記録した地図記録部と、地図情報を用いて、案内地点の1または複数の案内文を作成する案内文作成部と、過去に案内したことのある案内地点の履歴情報を保存した選択履歴管理部と、案内地点に関するユーザの認知度を判断するユーザ固有の保有度情報を保存した場所情報保有度推測部と、作成された案内文に対して、前記履歴情報と保有度情報とを用いて通知の優先順位を付与する通知順位付与部と、最も高い優先順位の案内文を選択する通知操作管理部と、選択された案内文を音声で通知する出力部と、ユーザの指示又は応答を入力し認識する入力部とを備え、
出力部が第1の案内文を通知した後、入力部から前記第1の案内文に不満である旨の応答があった場合に、前記通知操作管理部が次に優先順位の高い第2の案内文を選択して、出力部が第2の案内文を音声で通知する音声案内装置。 - 前記案内文作成部は、複数個の案内文のひな形を予め格納した案内テンプレート記録部と、案内地点の選択環境に適合した地理的情報を取得し、案内の可否を判断し案内可能なひな形を案内テンプレート記録部から選択する作成可否判定部と、選択されたひな形に、前記取得された地理的情報を適用して案内文を作成するテンプレート選択部とを備えたことを特徴とする請求項1の音声案内装置。
- 作成可否判定部は、案内地点に対して、地図記録部を参照し、名称を持つ道路かどうかを検出する道路名称検出部と、交差点であって名称がついているどうかを検出する交差点名検出部と、周辺の地名を検出する地名検出部と、目印となる建物を検出する目印建物検出部と、道路特徴を検出する道路特徴検出部のいずれか1つ以上を備えたことを特徴とする請求項2の音声案内装置。
- 案内テンプレート記録部は、案内文の種類を示す大分類、中分類、小分類と、案内文のひな形とを対応づけて記録することを特徴とする請求項2の音声案内装置。
- 前記案内文のひな形が、比較的詳細な道路環境を通知可能な形式の第1テンプレートと、比較的案内内容を省略した形式の第2テンプレートとからなることを特徴とする請求項2の音声案内装置。
- 前記入力部は、入力された音声を認識する音声認識処理部と、ユーザの手動操作により応答を入力するボタン操作判断部のいずれか一つ、あるいは両方を備えたことを特徴とする請求項1の音声案内装置。
- 前記通知順位付与部は、予め定められた順位付け規則を備え、前記案内文作成部によって作成された案内文に対して、前記順位付け規則に基づいて優先順位を付与することを特徴とする請求項1の音声案内装置。
- 前記選択履歴部が保存する履歴情報は、案内地点を特定する道路地図情報と、その案内地点に対して通知された案内文を特定する案内分類情報と、案内日とを含むことを特徴とする請求項1の音声案内装置。
- 前記場所情報保有度推測部に保存される保有度情報には、自宅住所,およびユーザが指定した地点の地理的情報を含む登録情報と、特定地点に対する所定期間内における走行回数を含む走行履歴情報とが含まれることを特徴とする請求項1の音声案内装置。
- 案内地点を通り過ぎたかどうかを検出する案内地点通過検出部と、案内地点を通り過ぎた後、その案内地点の手前で通知された案内がユーザの満足の行くものであったかどうかを確認する案内確認部とをさらに備えたことを特徴とする請求項1の音声案内装置。
- 前記案内確認部は、直前に案内した案内地点Aと次の案内地点Bまでの時間を計算する余裕時間計算部と、案内地点Aにおいて選択可能であった案内文に対応づけられた案内説明文を作成する案内説明文作成部とを備え、余裕時間計算部が計算した時間が所定時間以上であった場合に、前記案内確認部が案内地点Aを通り過ぎた後、その案内地点Aの手前で通知した案内が、ユーザの満足のいくものであったかどうかを確認し、入力部から不満である旨の応答があった場合に、ユーザの望む案内文を選択可能なように、出力部が、前記案内説明文を音声で出力することを特徴とする請求項10の音声案内装置。
- 請求項1乃至11に記載したいずれかの音声案内装置と、前記地図情報を表示する表示部とを備えたことを特徴とするナビゲーション装置。
- 地図情報を記録した地図記録部と、過去に案内したことのある案内地点の履歴情報を保存した選択履歴管理部と、案内地点に関するユーザの認知度を判断するユーザ固有の保有度情報を保存した場所情報保有度推測部と、案内文を作成する案内文作成部と、案内文の通知の優先順位を付与する通知順位付与部と、案内文を選択する通知操作管理部と、音声で案内文を通知する出力部と、ユーザの指示又は応答を入力し認識する入力部とを備えた音声案内装置の案内文通知方法であって、
案内文作成部が、地図情報を用いて、案内地点の1または複数の案内文を作成し、
通知順位付与部が、作成された案内文に対して、前記履歴情報と保有度情報とを用いて通知の優先順位を付与し、
通知操作管理部が、最も高い優先順位の案内文を選択し、
前記出力部が、前記通知操作管理部によって選択された第1の案内文を通知した後、
前記入力部から前記第1の案内文に不満である旨の応答があった場合に、
前記通知操作管理部が次に優先順位の高い第2の案内文を選択して、出力部が前記第2の案内文を音声で通知する音声案内装置の案内文通知方法。 - 案内地点を通り過ぎたかどうかを検出し、
案内地点を通り過ぎた後、その案内地点の手前で前記出力部によって通知された案内がユーザの満足の行くものであったかどうかを確認することを特徴とする請求項13の音声案内装置の案内文通知方法。
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