JP4747246B2 - 通行料課金システム、車載器、及びホストコンピュータシステム - Google Patents

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Description

本発明は、通行料課金システムに係り、特に、車両の通行に伴って有料道路の通行料を自動的に課金する通行料課金システムに関する。
車両に通行料を自動的に課金する通行料課金システムとして、車両に車載器を搭載し、この車載器にクレジットカードを挿入し、課金ゲートにおいて行われる路側システムとの通信に基づいて、通行料に相当する度数をクレジットカードから引き落とすという方法が知られている。
しかしながら、このような方法では、ドライバーは高価な車載器を購入する必要があることからその普及が思うように進まなかった。
本発明の目的は、車載器のコストダウンを図ることが可能な通行料課金システムを提供することにある。
以下に、[発明の実施の形態]で使用される番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明の実施の形態]の記載との対応関係を明らかにするために付加されている。但し、付加された番号・符号は、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明による通行料課金システムは、課金領域の路側に設けられ、前記課金領域に進入した車両(2)を検知し、前記検知した車両(2)に向けて少なくとも通行料金情報と通行料金決済側のアドレスとを含んだ課金情報(a)を送信する路側装置(6)と、前記車両(2)に設けられ、路側装置(6)から送信された課金情報(a)を受信し、この受信した課金情報に含まれたアドレスへこの課金情報(a)を送信するよう指示情報を出力する車載器(3)と、前記車載器(3)から出力された指示情報に基づいて、前記アドレスへ前記課金情報(a)を送信する携帯電話(4)と、携帯電話(4)から送信された課金情報を受信し、この車両に対する課金処理を行う課金装置(7)とを備えたことを特徴とする。当該通行料課金システムでは、車載器(3)からの情報の発信は、携帯電話(4)から実行可能であり、車載器(3)と路側装置(6)との間で双方向通信を行う必要がない。このため、双方向通信を行う必要がない車載器(3)は、安価に製造可能である。
前記課金装置(7)は、課金処理結果(b)を送信元の携帯電話(4)に向けて送信し、前記携帯電話(4)は、前記課金装置(7)から送信された課金処理結果(a)を受信し、表示または音声出力することが好ましい。
本発明による通行料課金システムは、車両(2)に備えられた車載器(3)と携帯電話(4)とを含む。車載器(3)は、課金領域の路側に設けられた路側装置(6)から送信された、少なくとも通行料金情報と通行料金決済側のアドレスとを含んだ課金情報(a)を受信する受信手段(12)と、前記受信手段(12)によって受信された課金情報(a)に含まれたアドレスへ前記課金情報(a)を送信するよう前記携帯電話(4)に指示情報を出力する指示手段(15)とを備えている。前記携帯電話(4)は、前記指示手段から出力された指示情報に基づいて、前記指定されたアドレスへ前記課金情報(a)を送信するとともに、この送信した課金情報(a)に基づいて課金処理側(7)においてなされ、前記課金処理側(7)から返信された課金処理結果(b)を受信することを特徴とする。
前記携帯電話(4)は、前記受信した課金処理結果(b)を、表示または音声出力することが好ましい。
本発明による車載器(35)は、路側装置(32)から第1情報(37)を受信する受信器(35a)と、携帯電話(36)に接続するためのインターフェース(35c)と、第1情報(37)の少なくとも一部を含む第2情報(39)を生成し、前記第2情報(39)を前記インターフェース(35c)を介して前記携帯電話(36)に出力する演算器(35d)とを備えている。
前記第1情報(37)は、前記路側装置(32)を識別するための路IDと、当該車載器(35)を搭載した車両(34)が前記路側装置(32)を通過した時刻を示す通過時刻とを含むことが好ましい。
前記演算器(35d)は、前記第1情報(37)に、当該車載器(35)を搭載した車両のナンバープレートに記載されたプレート番号を追加して前記第2情報(39)を生成する
当該車載器は、前記第1情報(37)を保存するメモリ(35b)を更に備え、且つ、前記演算器(35d)は、前記インターフェース(35c)に前記携帯電話(36)が接続されたかを監視して、前記インターフェース(35c)に前記携帯電話(36)が接続されたとき、前記第2情報(39)を前記携帯電話(36)に出力することが好ましい。
当該車載器は、視覚的出力器(35e)を更に備え、演算器(35d)は、前記車両(34)に対する課金の決済処理を行う決済サービスセンタ装置(33)に、前記第2情報(39)を前記携帯電話(36)を用いて送信し、前記第2情報(39)が送信された後、前記メモリに記憶されている第1情報(37)を消去し、且つ、前記メモリ(35b)に第1情報(37)が保存されているとき、前記視覚的出力器(35e)に視覚的な出力を出力させることが好ましい。
前記演算器(35d)は、前記車両(34)に対する課金の決済処理を行う決済サービスセンタ装置(33)に、前記第2情報(39)を前記携帯電話(36)を用いて送信し、前記第2情報(39)を送信した後、前記決済処理が所定の時間以内に完了したかを監視し、前記決済処理が所定の第1時間以内に完了しないとき、前記携帯電話(36)を用いて、前記第2情報(39)を前記決済サービスセンタ装置(33)に再度送信することが好ましい。
前記第2情報(39)は、前記路側装置(32)から前記第1情報(37)がN回(Nは、2以上の所定の自然数)受信される毎に、前記携帯電話(36)に出力されることが好ましい。
当該車載器は、ユーザにより操作される入力手段(35g)を更に備え、前記演算器(35d)は、前記入力手段(35g)による指示があり、且つ、前記インターフェース(35c)に前記携帯電話(36)が接続されたとき、前記第2情報(39)を前記携帯電話(36)に出力することが好ましい。
当該車載器は、前記第1情報(37)を受信したとき、前記路側装置(32)に投光する投光器を更に備えていることが好ましい。
本発明による通行料課金システム用ホストコンピュータシステムは、携帯電話(36)から無線電話回線を介して第2情報(39)を受信し、路側装置(32)から第3情報(38)を受信し、且つ、前記第2情報(39)と前記第3情報(38)とに基づいて、前記路側装置(32)を通過した車両(34)への課金の決済処理を行うホストコンピュータ(33a)を備えている。
当該通行料課金システム用ホストコンピュータシステムにおいて、前記第2情報(39)は、前記携帯電話(36)に接続される車載器(35)に記憶されている前記車両834)の第1ライセンスプレート番号を含み、前記第3情報(38)は、前記路側装置(32)が前記車両(34)のナンバープレートの撮影画像(57)を自動認識することによって得られる第2ライセンスプレート番号を含み、ホストコンピュータ(33a)は、前記第1ライセンスプレート番号と前記第2ライセンスプレート番号とを用いて前記車両(34)の識別を行うことが好ましい。
前記ホストコンピュータ(33a)は、前記第2ライセンスプレート番号と同一の第1ライセンスプレート番号を有する第2情報(39)が前記携帯電話(36)から送信されないとき、第1ライセンスプレート番号と前記第2ライセンスプレート番号とのうちの前記第2ライセンスプレート番号のみを使用して前記車両の識別を実行する。
当該通行料課金システム用ホストコンピュータシステムは、更に、表示装置(33f)を備えた目視確認用端末(33d)を備え、且つ、前記ホストコンピュータ(33a)は、前記路側装置(32)から前記撮像画像(57)を受信し、且つ、前記撮影画像(57)から前記第2ライセンスプレート番号を認識する自動認識が失敗しているとき、前記目視確認用端末(33d)に前記撮像画像(57)を送信し、前記目視確認用端末(33d)は、前記表示装置(33f)に前記撮像画像(57)を表示することが好ましい。
前記第2情報(39)は、前記携帯電話(36)に接続される車載器(35)に記憶されている前記車両(34)の第1ライセンスプレート番号と、第1付属情報とを含み、前記第3情報(38)は、前記路側装置(32)が前記車両のナンバープレートの撮影画像を自動認識することによって得られる第2ライセンスプレート番号と第2付属情報とを含み、前記ホストコンピュータ(33a)は、前記撮影画像(57)から前記第2ライセンスプレート番号を認識する自動認識が失敗し、且つ、前記第1付属情報と前記第2付属情報とが一致するとき、前記第1ライセンスプレート番号と前記第2ライセンスプレート番号とのうちの前記第1ライセンスプレートのみを使用して前記車両(34)を識別することが好ましい。
前記第1付属情報と前記第2付属情報とは、前記車両(34)の前記ナンバープレートが撮影される毎に変更される撮像IDを含むことが好ましい。
前記ホストコンピュータ(33a)は、前記第3情報(38)に基づいて、前記決済処理が行われているか否かを判断し、前記決済処理が行われていないとき、前記路側装置(32)から第1情報(37)を受信した車載器(35)に、前記携帯電話(36)を接続することを促す接続要求(40a)を送信することが好ましい。
本発明による携帯電話は、通行料を課金するために使用される車載器(35)に接続され、且つ、前記車載器(35)から送信された情報(39)を、前記通行料の決済処理を行うホストコンピュータ(33a)に無線電話回線を通じて伝送する。
本発明による携帯電話の動作方法は、通行料を課金するために使用される車載器(35)から情報(39)を受け取るステップと、前記情報(39)を、前記通行料の決済処理を行うホストコンピュータ(33a)に無線電話回線を通じて伝送するステップとを備えている。
本発明により、車載器のコストダウンを図ることが可能な通行料課金システムが提供される。
以下に、本発明の各実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態に係る通行料課金システムの構成例を示す概念図である。第1の実施の形態に係る通行料課金システムは、車両2に搭載された車載器3と携帯電話4、および路側に備えられた路側装置6と決済サービスセンタ装置7とから構成してなる。
有料道路等の課金領域には、車両2を検知するための図示しないカメラ、VPD、レーザVPD、踏み板、ループコイル等のうちの少なくともいずれかを備えている。このような課金領域に車両2が入ると、課金領域に備えられた図示しないカメラ、VPD、レーザVPD、踏み板、ループコイル等のうちのいずれかがそれを検知する。認識情報に基づいて、路側に設置された路側装置6は、狭域通信によって、決済サービスセンタ装置7のアドレス(電話番号)、料金等の課金情報aを暗号化してこの車両の車載器3に送信する。なお、このような狭域通信の具体的な方法としては、DSRC(Dedicated Short Range Communication)、光ビーコン、電波ビーコン、ブルートゥース等がある。
図2は、車載器3の機能ブロック図である。車載器3は、狭域受信器12と、CPU13と、メモリ14と、インタフェース(I/F)15とを備えている。
狭域受信器12は、路側装置6から送信される課金情報aを受信し、受信した課金情報aをCPU13に転送する。車載器3および携帯電話4は、路側装置6から送信された課金情報aを復号しない。
CPU13は、狭域受信器12から転送された課金情報aをメモリ14に記憶させる。また、この課金情報aに基づいて、I/F15に対して、携帯電話4から決済サービスセンタ装置7に決済依頼用の電話をかけさせる。
I/F15は、CPU13からの指示に基づいて、携帯電話4を決済サービスセンタ装置7のアドレスにオートダイヤルする。
このような構成をした車載器3に、車両2のナンバープレートに記載されたプレート番号情報を暗号化して登録しておき、路側装置6から課金情報aが送信された場合には、この課金情報aに、この暗号化したプレート番号情報を付加するようにしても良い。この場合、プレート番号情報は暗号化されているので、第三者による読み出しや改竄はできない。
携帯電話4は、I/F15によってオートダイヤルされる。決済サービスセンタ装置7にオートダイヤルされると、無線電話回線を介して、決済サービスセンタ装置7にこの課金情報aを送信する。また、決済サービスセンタ装置7から送信された課金処理結果bを受信し、文字データあるいは音声データとして出力する。
決済サービスセンタ装置7は、車両2の携帯電話4から送信された課金情報aを復号し、この内容に基づいて、まず、路側装置6で認識された情報と一致しているかを認証する。そして、路側装置6で認識された認識情報cと、送信された課金情報aとの相互認証がなされた場合には、送信元の車両2の課金処理を行う。そして、無線電話回線を介して、この課金処理結果bを送信元の車両2の携帯電話4に向けて返信する。
なお、車載器3と携帯電話4との接続方法としては、図3(a)および図3(b)に示すように、PDCケーブルやUSBケーブルなどを用いた有線によるもの、図3(c)および図3(d)に示すように、ブルートゥースや赤外線などを用いた無線によるもの、あるいは、図3(e)に示すように、携帯電話4を車載器3もしくは車両2に直接はめ込んだ一体化によるもの等あるが、その方法は問わない。
車載器3および携帯電話4の構成の変形例として、図4に示すように、携帯電話4の機能を持つ基板16を車載器3に内蔵した構成にしても良い。
次に、以上のように構成した本実施の形態に係る通行料課金システムの動作について図5に示すデータ流れ図、および図6に示すフローチャートを用いて説明する。
路上を走行している車両2が、課金領域に入ると、課金領域に備えられた図示しないカメラ、VPD、レーザVPD、踏み板、ループコイル等のうちのいずれかによって検知される。更に、路側に設置されたカメラ、電子ナンバープレート(車両無線タグ)リーダ等によってナンバープレートが認識される。この認識情報cに基づいて、路側装置6からこの車両2の車載器3に向けて、狭域通信によって、暗号化された課金情報aが送信される。また、この認識情報cが決済サービスセンタ装置7に送信される(S1)。
この送信された課金情報aは、車載器3の狭域受信器12によって受信され、さらにCPU13に転送される。そして、CPU13では、狭域受信器12から転送された課金情報aに基づいて、課金情報aを拒否するか承諾するかが判定される(S2)。なお、拒否する場合(S2:No)というのは、例えば、料金が異なる場合(普通車なのに大型車の料金が請求されている場合)等である。課金情報aに矛盾がない場合(S2:Yes)には、この課金情報aが承諾され、メモリ14に記憶され、更に、I/F15によって、携帯電話4が、課金情報aで指定された決済サービスセンタ装置7のアドレス(電話番号)へとオートダイヤルされる(S3)。
携帯電話4が、決済サービスセンタ装置7にオートダイヤルすることによって、無線電話回線を利用して、決済サービスセンタ装置7に課金情報aが送信される(S4)。
決済サービスセンタ装置7では、車両2の携帯電話4から送信された課金情報aが復号され、この内容に基づいて、路側装置6で認識された認識情報cとの認証がなされる。そして、認証がなされると、送信元の車両2の課金処理が行われる(S5)。この課金処理結果bは、決済サービスセンタ装置7から、無線電話回線を利用して、送信元の車両2の携帯電話4に向けて返信される(S6)。
決済サービスセンタ装置7から送信された課金処理結果bは、携帯電話4によって受信され、携帯電話4の表示画面上に文字データとして出力されたり、あるいは携帯電話4のスピーカから音声データとして出力される(S7)。
なお、ステップS6に記載したような課金処理結果bを、携帯電話4に返信する場合に限らず、ドライバーが自主的に決済サービスセンタ装置7にアクセスして課金処理結果bを確認することもできる。また、携帯電話4によって受信された課金処理結果bを車載器3に転送し、車載器3で表示もしくは音声出力するようにすることも可能である。
上述したように、本実施の形態に係る通行料課金システムにおいては、上記のような作用により、路側装置6と通信する車載器3を備えているために、課金側は車両2の正確な位置を測定、および車種の特定を行うことができるために、正しい通行料を提示することができる。
路側に設けられた路側装置6と車載器3との通信は、路側装置6から車載器3側へのダウンリンクのみであり、かつ、狭域通信に限定されている。路側装置6への通信を行わない車載器3は、コストダウンを図ることができる。
また、車載器3は、路側装置6から受信した課金情報aを、決済サービスセンタ装置7に送信する場合には、携帯電話4をオートダイヤルすることによって行うことができる。これによって、ドライバーは運転中に自ら携帯電話4をかける必要はなくなり、運転中の安全性を高めることができる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態を図7から図9を用いて説明する。
本発明の第2の実施の形態は、その全体構成を図1に示す第1の実施の形態に係る通行料課金システムの構成のうちの、携帯電話4にICカード21を適用した構成のみが異なる。
したがって、ここでは、図7を用いて異なる構成についてのみ説明し、同一部分に関する説明を省略し、重複説明を避ける。
図7は、本実施の形態に係る通行料課金システムに適用する車載器3と携帯電話4との機能ブロック図である。すなわち、この携帯電話4は、送受信器19と、CPU20と、ICカード21とを備えている。
送受信器19は、通常の通話を行う他に、車載器3および決済サービスセンタ装置7との間でデータの送受信を行う。データの送受信を行う場合には、CPU20と連携して行い、車載器3からデータを受信した場合には、この受信したデータをCPU20に出力する一方、CPU20からデータを受け取って、受け取ったデータを決済サービスセンタ装置7へ送信する。
CPU20は、送受信器19によって受信されたデータに基づいて、ICカード21へのデータの書き込みや、ICカード21に書き込まれているデータの読み取りを行う。また、送受信器19がデータを送信する場合には、必要なデータを送受信器19に渡す。
ICカード21は、データ書込可能な記憶媒体であって、携帯電話4に着脱可能な構成としている。このICカード21には、有料道路等の料金に相当する度数が書き込まれている。そして、有料道路等の料金を支払う場合には、料金に相当する度数が減じられることによって決算するようにしている。このようなICカード21は、ガソリンスタンドやサービスエリア等の所定の施設において、料金を支払うことによって、料金に相当する度数が書き込まれたものを購入することと可能としている。また、所定の施設において、料金を支払い、その料金に相当する度数を追加して書き込むことも可能としている。
このように送受信器19と、CPU20と、ICカード21とを備えた携帯電話4に対して、I/F15からオートダイヤル要求がなされたときの動作について、図8に示すデータ流れ図、および図9に示すフローチャートを用いて説明する。なお、図8および図9に示すステップS11およびステップS12については、図5および図6に示すステップS1およびステップS2と同じである。
課金情報aに矛盾がない場合(S12:Yes)には、I/F15から携帯電話4に対してオートダイヤル要求がなされる。このオートダイヤル要求は、送受信器19によって受信される(S13)。送受信器19によってオートダイヤル要求が受信されると、CPU20は、ICカード21の残り度数を確認し、確認結果を送受信器19に出力する。そして、送受信器19は、無線電話回線を利用して、決済サービスセンタ装置7にダイヤルし、課金情報aおよびICカード21の残り度数情報dを送信する(S14)。
決済サービスセンタ装置7は、携帯電話4から送信された課金情報aを復号し、この内容に基づいて、まず、路側装置6から送信された認識情報cと一致しているかが認証される。そして、ICカード21の残り度数から料金を徴収することができる場合には、料金に相当する度数を引き落とすよう課金処理結果bが送信元の携帯電話4の送受信器19に返信される(S15)。
なお、ICカード21の残り度数が少なく、料金を徴収することができない場合には、第1の実施の形態で説明したようにして送信元の車両2の課金処理が行われる。そして、無線電話回線を利用して、この課金処理結果bが送信元の車両2の携帯電話4に向けて返信される(S6参照)。
ステップS15において決済サービスセンタ装置7から返信された課金処理結果bは、送受信器19によって受信される。そして、CPU20によってICカード21の残り度数から、課金処理結果bに基づいて料金に相当する度数が減じられ、新たな度数がICカード21に書き込まれる(S16)。また、送受信器19から引落結果情報eとして、ICカード21に新たに書き込まれた度数が決済サービスセンタ装置7に送信される(S17)。
送受信器19から送信された引落結果情報eが決済サービスセンタ装置7に受信されることによって、決済サービスセンタ装置7によって決済の完了が認識される(S18)。
上述したように、本実施の形態に係る通行料課金システムにおいては、上記のように構成しているので、第1の実施の形態で得られた作用効果を、ICカード21を用いることによっても、同様に奏することができる。
(実施の第3形態)
実施の第3形態では、ロードプライシングに特化された通行料課金システムが提供されている。実施の第3形態では、特に、路側装置から車載器に送られる情報、路側装置から決済サービスセンター装置に送られる情報、及び車載器から無線電話回線を介して決済サービスセンター装置に送られる情報が、ロードプライシングに特化した内容に定められている。
図10に示されているように、実施の第3形態に係る通行料課金システムでは、ロードプライシングの対象地域である課金領域31の境界31aに、路側装置32が設けられる。路側装置32は、課金領域31に進入するための全ての道路に設けられる。路側装置32のそれぞれには、路側装置32を識別するために、互いに異なるID番号(以下、「路ID」という。)が与えられている。路側装置32は、課金処理を行うための決済サービスセンタ装置33に接続されている。
課金領域31に進入する車両34は、路側装置32から送られる情報を受信するために、車載器35を搭載する義務が課せられる。但し、車載器35には、路側装置32に発信する機能は設けられない。その代り、車載器35には、携帯電話36に接続する機能が与えられ、車載器35は、携帯電話36を使用して、決済サービスセンタ装置33への通信を行う。実施の第1形態と同様に、車載器35が、車載器35から路側装置32への通信機能を持たないことにより、車載器35の価格の低減が図られている。
図11は、実施の第3形態の通行料課金システムの機能ブロック図である。路側装置32は、カメラ41と、アンテナ42と、路側制御装置43とを含む。カメラ41は、路側装置32を通過して課金領域31に進入する車両34を検知する。カメラ41は、車両34を検知すると、車両34のナンバープレートを撮影する。アンテナ42は、課金領域31に進入する車両34に搭載された車載器35への無線通信に使用される。路側制御装置43は、カメラ41とアンテナ42とを制御する。
路側制御装置43は、時計装置43a、メモリ43b、インターフェース43c、及びCPU43dを含む。時計装置43aは、現在の時刻を示す時刻信号を生成する。メモリ43bは、路側装置32に与えられている路IDを記憶する。インターフェース43cは、路側装置32から決済サービスセンタ装置33への通信機能を提供する。CPU43dは、路側装置32での演算処理と、路側装置32の全体の制御を行う。
このような構成を有する路側制御装置43は、カメラ41によって車両34の課金領域31への進入を検知すると、車両34が通過した路側装置32の路IDと、車両34が路側装置32を通過した通過時刻と、その車両34に課せられる料金とを示す課金情報37を生成し、車両34の車載器35に無線通信によって伝送する。課金情報37の生成は、以下のようにして行われる。カメラ41が車両34の課金領域31への進入を検知すると、CPU43dは、時計装置43aが生成する時刻信号を参照して車両34が路側装置32を通過した通過時刻を特定する。更にCPU43dは、車両34の撮像画像から車両34の車種を特定し、車両34に課せられる料金を決定する。車両34の車種の特定には、踏板、光電センサなど他のセンサから得られる情報が併用され得る。更に、CPU43dは、メモリ43bから路IDを読み出して、読み出した路IDと、通過時刻、及び料金とを示す課金情報37を生成する。
更に路側制御装置43は、車両34が通過した路側装置32の路IDと、通過時刻と、車両34のナンバープレートに記載されたプレート番号とを示す認識情報38を決済サービスセンタ装置33に送信する。認識情報38の生成は、以下のようにして行われる。カメラ41は、車両34の課金領域31への進入を検知すると、車両34のナンバープレートを撮像する。路側制御装置43のCPU43dは、車両34のナンバープレートの撮像画像から、車両34のナンバープレートに記載されたプレート番号を特定する。続いて、CPU43dは、特定したプレート番号と、上述の路ID、及び通過時刻とを示す認識情報38を生成する。
車載器35は、狭域受信器35a、メモリ35b、インターフェース35c、及びCPU35dを含む。狭域受信器35aは、路側装置34から課金情報37を受信する。メモリ35bは、狭域受信器35aが受信した課金情報37を保存する。上述の路ID、通過時刻、及び料金は、メモリ35bに記憶されることになる。更にメモリ35bは、車載器35が搭載されている車両34のナンバープレートのプレート番号を記憶する。インターフェース35cは、車載器35から携帯電話36に情報を伝送するために使用される。更に、インターフェース35cは、車載器35のCPU35dによって携帯電話36を制御する制御ポートとして使用される。CPU35dは、車載器35の全体を制御し、更に、車載器35で行われる演算を実行する。更に、CPU35dは、インターフェース35cを介して携帯電話36を制御する。
このような構成を有する車載器35は、上述の課金情報37に、メモリ35bに記憶されたプレート番号を付加して課金情報39を生成する。車載器35は、生成した課金情報39を、携帯電話36を使用して無線電話回線を介して決済サービスセンター装置33に送信する。
決済サービスセンター装置33は、ホストコンピュータ33aを含む。ホストコンピュータ33aは、携帯電話36から送信された課金情報39を受信し、更に、路側装置32から送られた認識情報38を受信して、通過車両データベース33bに保存する。更に、通過車両データベース33bには、更に、車両34の課金領域31への進入に対する課金が決済されているか否かの情報が登録される。
ホストコンピュータ33aは、携帯電話36から送信された課金情報39の内容と、路側装置32から送られた認識情報38の内容とが一致しているかを認証する。ホストコンピュータ33aは、認識情報38と課金情報39との内容とが一致している場合、車両34に対する課金処理を行う。課金処理により、課金領域31への進入に対する課金が決済される。更にホストコンピュータ33aは、無線電話回線を介して、課金処理の結果を示す課金処理結果情報40を携帯電話に向けて返信する。
実施の第3形態の通行料課金システムの動作は、実施の第1形態とほぼ同様である。車両34が、課金領域31に進入すると、路側装置32のカメラ41は、車両34が課金領域31に進入したことを検知する。車両34の課金領域31への進入が検知されると、路側制御装置43のCPU43dは、時計装置43aを使用して、車両34が路側装置32を通過した通過時刻を同定する。更に、CPU43dは、車両34の車種を判別して、車両34に課される料金を決定する。CPU43dは、自己の路IDと、通過時刻と、料金とを示す課金情報37を生成する。生成された課金情報37は、アンテナ42によって、車両34に搭載された車載器35に送信される。
更に、路側制御装置43のCPU43dは、カメラ41によって撮影された車両34のナンバープレートの撮像画像から、車両34のナンバープレートに記載されたプレート番号を特定する。CPU43dは、上述の路IDと、通過時刻と、特定したプレート番号とを示す認識情報38を生成する。生成された認識情報38は、インターフェース43cによって決済サービスセンター装置33に送信される。
車載器35の狭域受信器35aは、路側装置32のアンテナ42から課金情報37を受信する。課金情報37が受信されると、車載器35のCPU35dは、課金情報37を拒否するか承諾するかを判定する。CPU35dは、車両33が普通車であるにも関わらず、課金情報37に示されている料金が大型車の料金である場合のように、課金情報37に矛盾が存在する場合には、課金情報37を拒否する。課金情報37に矛盾がない場合には、CPU35dは、受信した課金情報37を承諾し、メモリ35bに保存する。
更に、CPU35dは、インターフェース35cを介して携帯電話36を制御して、携帯電話36に決済サービスセンタ装置33に発呼させる。
携帯電話36から決済サービスセンタ装置33への無線電話回線が確立されると、CPU35dは、メモリ35bに記憶されている車両33のプレート番号を読み出し、読み出したプレート番号を課金情報37に付加して、課金情報39を生成する。CPU35dは、生成した課金情報39を、確立された無線電話回線を介して決済サービスセンタ装置33に送信する。
決済サービスセンタ装置33では、携帯電話36から送信された課金情報39と、路側装置32から送信された認識情報38との内容が一致しているか否かが判断される。そして、課金情報39と、路側装置32から送信された認識情報38との内容が一致している場合、車両33に対する課金処理が行われる。この課金処理の結果を示す課金処理結果情報40が、決済サービスセンタ装置33から、確立された無線電話回線を介して、車両33の携帯電話36に向けて返信される。
課金処理結果情報40は、携帯電話36の表示画面上に文字データとして出力され、あるいは携帯電話36のスピーカから音声データとして出力される。以上で車両33に対する課金の決済処理が完了する。
実施の第3形態では、実施の第1形態と同様に、路側装置32と車載器35との間の通信は、路側装置32から車載器35へのダウンリンクのみである。路側装置32への通信を行わない車載器35は、低いコストで製造することができる。このように、実施の第3形態では、ロードプライシングに適合した車載器35のコストダウンが図られている。
(実施の第4形態)
実施の第4形態では、車載器35と携帯電話36とが常時に接続される必要をなくすために、実施の第3の形態の通行料課金システムの車載器35と携帯電話36との動作が改良されている。携帯電話36を常時に車載器35に接続することは、携帯電話36の利便性を低減し、好ましくない。更に、ユーザは、携帯電話36を車載器35に接続することを忘れる場合がある。このため、実施の第4形態に係る通行料課金システムは、車載器35と携帯電話36とが常時に接続される必要をなくすような動作を行う。
図12は、実施の第4形態の通行料課金システムの機能ブロック図である。実施の第4形態の通行料課金システムでは、車載器35に、表示LED35eが追加されている。表示LED35eは、携帯電話36が車載器35に接続されていないときに、携帯電話36を車載器35に接続するようにユーザに促すために使用される。表示LED35eは、CPU35dの制御の下、点灯し、又は消灯する。
実施の第4形態では、携帯電話36が車載器35に接続されていない場合、課金情報37が、メモリ35bに蓄積される。課金情報37がメモリ35bに蓄積されている場合、CPU35dは、表示LED35eを点灯して、携帯電話36を車載器35に接続するようにユーザに促す。課金情報37が、メモリ35bに蓄積されている状態で、携帯電話36が車載器35に接続されると、課金情報39の生成と、決済サービスセンター装置33への課金情報39の送信とが行われる。
図13は、実施の第4形態において、車両34が課金領域31に入域した時の車載器35の動作を示すフローチャートである。
路側装置32は、車両34の課金領域31への入域を検知すると、課金情報37を生成し、車両34の車載器35に無線通信によって伝送する。実施の第3形態と同様に、課金情報37には、車両34が通過した路側装置32の路IDと、車両34が路側装置32を通過した通過時刻と、その車両34に課せられる料金とが示されている。
車載器35は、狭域受信器35aによって課金情報37を受信する(S21)。課金情報37を受信すると、車載器35のCPU35dは、課金情報37を拒否するか承諾するかを判定する(ステップS22)。
CPU35dは、車両33が普通車であるにも関わらず、課金情報37に示されている料金が大型車の料金である場合のように、課金情報37に矛盾が存在する場合には、課金情報37を拒否する。課金情報37に矛盾がない場合には、CPU35dは、受信した課金情報37を承諾し、メモリ35bに保存する(ステップS23)。課金情報37に矛盾が存在する場合、CPU35dは、課金情報37を拒否し、廃棄する(エンド)。
車両34が課金領域31に入域した時の車載器35の動作は、以上で終了する。課金情報37の受信と、決済サービスセンタ33への課金情報39の発信とは、一連の動作では行われない。
一方で、車載器35のCPU35dは、課金の決済を行うために、受信した課金情報37からの課金情報39の生成と、課金情報39の決済サービスセンタ33への送信とを以下のようにして行う。
図14に示されているように、車載器35のCPU35dは、課金情報37がメモリ35bに蓄積されているか否かを監視する(ステップS31)。課金情報37がメモリ35bに蓄積されている場合、CPU35dは、表示LED35eを点灯して、携帯電話36を車載器35に接続するようにユーザに要求する(ステップS32)。
更に、CPU35dは、携帯電話36が車載器35に接続されているか否かを監視する(ステップS33)。携帯電話36が車載器35に接続されていない場合(ステップS33:NO)、携帯電話36が車載器35に接続されるまで、表示LED35eを点灯し続ける(ステップS32)。
携帯電話36が車載器35に接続されると、車両34に課される課金の決済処理が行われる(ステップS34)。
より具体的には、車載器35のCPU35dは、インターフェース35cを介して携帯電話36を制御して、携帯電話36に決済サービスセンタ装置33に発呼させる。携帯電話36から決済サービスセンタ装置33への無線電話回線が確立されると、CPU35dは、メモリ35bに記憶されている車両33のプレート番号を読み出し、読み出したプレート番号を課金情報37に付加して、課金情報39を生成する。CPU35dは、生成した課金情報39を、確立された無線電話回線を介して決済サービスセンタ装置33に送信する。
決済サービスセンタ装置33では、携帯電話36から送信された課金情報39と、路側装置32から送信された認識情報38との内容が一致しているか否かが判断される。そして、課金情報39と、路側装置32から送信された認識情報38との内容が一致している場合、車両33に対する課金処理が行われる。この課金処理の結果を示す課金処理結果情報40が、決済サービスセンタ装置33から、確立された無線電話回線を介して、車両34の携帯電話36に向けて返信される。
課金処理結果情報40は、携帯電話36の表示画面上に文字データとして出力され、あるいは携帯電話36のスピーカから音声データとして出力される。以上で車両33に対する課金の決済処理が完了する。
車両33に対する課金の決済処理が完了すると、CPU35dは、表示LED35eを消灯し、更に、決済処理が行われた課金情報37をメモリ35bから消去する(ステップS35)。
実施の第4形態に係る通行料課金システムでは、携帯電話36が車載器35に接続されるまで、課金情報37がメモリ35bに蓄積される。実施の第4形態では、車載器35と携帯電話36とが常時に接続される必要がなく、ユーザにとっての利便性が向上されている。
(実施の第5形態)
実施の第5形態に係る通行料課金システムでは、携帯電話36から決済サービスセンタ装置33への通信中における無線電話回線の偶発的な遮断に対応した動作が行われる。このため、車載器35の動作のうち、課金情報39の決済サービスセンタ33への送信のための動作が、図15に示されているように変更される。
車載器35のCPU35dは、実施の第4形態と同様に、課金情報37がメモリ35bに蓄積されているか否かを監視する(ステップS41)。課金情報37がメモリ35bに蓄積されている場合、CPU35dは、表示LED35eを点灯して、携帯電話36を車載器35に接続するようにユーザに要求する(ステップS42)。
更に、CPU35dは、携帯電話36が車載器35に接続されているか否かを監視する(ステップS43)。携帯電話36が車載器35に接続されていない場合(ステップS43:NO)、携帯電話36が車載器35に接続されるまで、表示LED35eを点灯し続ける(ステップS42)。
携帯電話36が車載器35に接続されると、車両34に課される課金の決済処理が行われる(ステップS44)。ステップS44における決済処理は、実施の第4形態のステップS34と同一の過程で行われる。携帯電話36から決済サービスセンタ33への無線電話回線が遮断されたときには、決済処理は中断され、完了されない。
CPU35dは、ステップS44の決済処理が開始されて、所定の時間Tが経過した時刻に、決済処理が完了したかを確認する(ステップS45)。決済処理が完了しない場合、CPU35dは、所定の時間Tだけ待った後(ステップS46)、再度、ステップS44の決済処理を再試行する。決済処理が完了するまで、再試行は繰り返し行われる。
車両33に対する課金の決済処理が完了すると、CPU35dは、表示LED35eを消灯し、更に、決済処理が行われた課金情報37をメモリ35bから消去する(ステップS47)。
実施の第5形態では、携帯電話36から決済サービスセンタ装置33への通信中において無線電話回線が偶発的に遮断されると、自動的に再試行が行われ、確実な決済処理の実行が実現されている。
(実施の第6形態)
実施の第6形態では、車両34が課金領域31にN回だけ入域して初めて携帯電話36から決済サービスセンタ装置33への発呼が行われ、携帯電話36から決済サービスセンタ装置33への発呼回数を減らされている。携帯電話36から決済サービスセンタ装置33への発呼回数の減少により、ユーザに課せられる通信費用を抑制することができる。
このような動作を実行するために、図16に示されているように、実施の第6形態では、車載器35に、課金カウンタ35fが追加されている。課金カウンタ35fは、メモリ35bに記憶されている課金情報37の数を示している。この課金カウンタ35fを参照して、車載器35のCPUdは、携帯電話36から決済サービスセンタ装置33への発呼を行うか否かを判断する。
図17は、実施の第6形態において、車両34が課金領域31に入域した時の車載器35の動作を示すフローチャートである。
実施の第4形態と同様に、車載器35は、狭域受信器35aによって課金情報37を受信する(S21)。課金情報37を受信すると、車載器35のCPU35dは、課金情報37を拒否するか承諾するかを判定する(ステップS22)。
課金情報37に矛盾が存在する場合、CPU35dは、課金情報37を拒否し、廃棄する(エンド)。課金情報37に矛盾がない場合には、CPU35dは、受信した課金情報37を承諾し、メモリ35bに保存する(ステップS23)。
課金情報37のメモリ35bへの保存に続いて、CPU35dは、課金カウンタ35fに記憶されているカウンタ値を1だけ増加する(ステップS24)。課金カウンタ35fに記憶されているカウンタ値は、メモリ35bに保存されている課金情報37の数と一致する。
以上で、車両34が課金領域31に入域した時の車載器35の動作が完了する。
一方で、車載器35のCPU35dは、課金カウンタ35fに記憶されているカウンタ値を参照しながら、課金情報39の決済サービスセンタ33の送信を行う。
図18に示されているように、車載器35のCPU35dは、課金カウンタ35fに記憶されているカウンタ値がN以上であるか否かを監視する(ステップS51)。カウンタ値がNより小さい場合、CPU35dは、何もしない(エンド)。
一方、カウンタ値がN以上である場合、CPU35dは、実施の第5形態と同様にして、表示LED35eを点灯して、携帯電話36を車載器35に接続するようにユーザに要求する(ステップS52)。携帯電話36が車載器35に接続されると、車両34に課される課金の決済処理が行われる(ステップS44)。ステップS44における決済処理は、実施の第4形態のステップS34と同一の過程で行われる。携帯電話36から決済サービスセンタ33への無線電話回線が遮断され、決済処理は完了しない場合には、実施の第5形態と同様に、CPU35dは、所定の時間Tだけ待った後(ステップS46)、再度、ステップS44の決済処理を再試行する。決済処理が完了するまで、再試行は繰り返し行われ
る。
車両33に対する課金の決済処理が完了すると、CPU35dは、表示LED35eを消灯し、更に、決済処理が行われた課金情報37をメモリ35bから消去する(ステップS47)。更に、CPU35dは、課金カウンタ35fをクリアして、課金カウンタ35fに記憶されているカウンタ値を0に戻す。
実施の第6形態では、車両34が課金領域31にN回だけ入域して初めて携帯電話36から決済サービスセンタ装置33への発呼が行われ、これにより、携帯電話36から決済サービスセンタ装置33への発呼回数が削減されている。発呼回数の削減は、通信費が抑制できる点でユーザにとって好ましい。
(実施の第7形態)
図19に示されているように、実施の第7形態では、携帯電話36を車載器35に接続するようにユーザに促すために、接続要求電子メール40aが決済サービスセンタ装置33から携帯電話36に送信される。接続要求電子メール40aを送信するために、車両登録データベース33cが決済サービスセンタ装置33のホストコンピュータ33aに用意されている。車両登録データベース33cには、車両34のナンバープレートに記載されているプレート番号と携帯電話36の電子メールアドレスとが一対一に対応して登録されている。この車両登録データベース33cを使用して、接続要求電子メール40aが携帯電話36に送信される。
接続要求電子メール40aが携帯電話36に送信される過程をより詳細に説明する。
車両34が課金領域31に進入すると、路側装置32は、車両34の進入を検知する。更に路側装置32は、カメラ41を用いて車両34のナンバープレートを撮像し、ナンバープレートの撮像画像から車両34のプレート番号を特定する。路側装置32は、自己の路IDと、車両34が路側装置32を通過した通過時刻と、特定されたプレート番号とを示す認識情報38を決済サービスセンタ装置33に送信する。決済サービスセンタ装置33のホストコンピュータ33aは、認識情報38を受信して、通過車両データベース33bに登録する。この時点では、車両34の課金領域31への進入に関する決済は行われていないため、ホストコンピュータ33aは、決済が行われていないことを示す情報を通過車両データベース33bに登録する。
その後、車両34の車載器35に接続されている携帯電話36から課金情報39が送られてくると、決済が行われるが、課金情報39が送られてこない場合には、決済は行われない。
ホストコンピュータ33aは、定期的に、通過車両データベース33bを検索して、通過車両データベース33に登録された車両34のうち、決済が行われていないもののプレート番号を抽出する。更に、ホストコンピュータ33aは、抽出したプレート番号を検索キーとして車両登録データベース33cを検索し、決済が行われていない車両34の車載器35に接続されるべき携帯電話36の電子メールアドレスを取得する。ホストコンピュータ33aは、取得した電子メールアドレスを用いて、接続要求電子メール40aを送信する。
実施の第7形態では、携帯電話36を車載器35に接続するようにユーザに促す接続要求電子メール40aが決済サービスセンタ装置33から携帯電話36に送信され、決済の円滑化が図られている。
(実施の第8形態)
課金処理は、料金を支払うというユーザの意思を確認した後に行われるべきである。そこで、実施の第8形態では、車載器35に、携帯電話36から決済サービスセンター33への課金情報39の送信を指示する課金決済処理開始ボタン35gが設けられている。
図21は、車載器35が、決済サービスセンター33への課金情報39の送信を行う過程を示している。実施の第4形態と同様に、車載器35のCPU35dは、課金情報37がメモリ35bに蓄積されているか否かを監視する(ステップS31)。課金情報37がメモリ35bに蓄積されている場合、CPU35dは、表示LED35eを点灯して、携帯電話36を車載器35に接続するようにユーザに要求する(ステップS32)。
更に、CPU35dは、携帯電話36が車載器35に接続されているか否かを監視する(ステップS33)。携帯電話36が車載器35に接続されていない場合(ステップS33:NO)、携帯電話36が車載器35に接続されるまで、表示LED35eを点灯し続ける(ステップS32)。
さらにCPU35dは、課金決済処理開始ボタン35gが押下されたかを監視する(ステップS36)。課金決済処理開始ボタン35gが押下されない限り、車両34に課される課金の決済処理が行われない(ステップS36:NO)。
課金決済処理開始ボタン35gが押下されると、決済サービスセンター33への課金情報39の送信が行われ、車両34に課される課金の決済処理が行われる(ステップS34)。車両34に対する課金の決済処理が完了すると、CPU35dは、表示LED35eを消灯し、更に、決済処理が行われた課金情報37をメモリ35bから消去する(ステップS35)。
このように、実施の第8形態では、課金決済処理開始ボタン35gが車載器35に設けられ、料金を支払うというユーザの意思を確認した後に車両34に課される課金の決済処理が行われる。
(実施の第9形態)
上述のとおり、実施の第1形態から第8形態では、車載器と携帯電話とを用いて決済が行われるが、実際には、携帯電話36の電源が切断されていたり、ユーザが携帯電話36を保有していない場合が有り得る。更に、ナンバープレートの撮像画像に基づくプレート番号の自動認識は、ナンバープレートが汚れていたり、破損している場合に失敗することがある。実施の第9形態では、これらの場合に対する対策が行われ、課金処理が適正化されている。
図22に示されているように、実施の第9形態では、路側装置32は、路ID、通過時刻、及びプレート番号を示す認識情報38に加えて、ナンバープレートの撮像により得られるナンバープレート撮像画像57を決済サービスセンター装置33に送信する。認識情報38とナンバープレート撮像画像57とは、互いに関連付けされて、センタコンピュータ33aの車両通過データベース33bに記憶される。
更に、実施の第9形態では、決済サービスセンター33には、目視確認用端末33dが追加される。目視確認用端末33dは、入力装置33e、表示装置33f、及び演算装置33gを含んで構成される。表示装置33fは、自動認識が失敗した車両のナンバープレート撮像画像57を表示する。入力装置33eは、例えば、キーボードやマウス等で構成され、目視によって確認されたプレート番号を入力するために使用される。演算装置33gは、表示装置33fへのナンバープレート撮像画像57の表示を制御し、入力装置33eから受け取った情報の処理を行う。
以下、実施の第9形態における課金システムの動作についてより詳細に説明する。
実施の第3形態と同様に、車両34が、課金領域31に進入すると、路側装置32のカメラ41は、車両34が課金領域31に進入したことを検知する。車両34の課金領域31への進入が検知されると、路側制御装置43のCPU43dは、自己の路IDと、車両34が路側装置32を通過した通過時刻と、料金とを示す課金情報37を生成し、車載器35に送信する。
更に、路側制御装置43のCPU43dは、カメラ41によって撮影された車両34のナンバープレートの撮像画像から、車両34のナンバープレートに記載されたプレート番号を自動認識によって特定する。CPU43dは、上述の路IDと、通過時刻と、特定したプレート番号とを示す認識情報38を生成し、インターフェース43cを用いて決済サービスセンター装置33に送信する。更に、CPU43dは、ナンバープレート撮像画像57を決済サービスセンター33に送信する。認識情報38とナンバープレート撮像画像57とは、関連付けされた上で車両通過データベース33bに保存される。但し、プレート番号の自動認識に失敗した場合、CPU43dは、プレート番号を認識情報38に挿入しない。
車載器35の狭域受信器35aは、路側装置32のアンテナ42から課金情報37を受信する。課金情報37を受信すると、車載器35のCPU35dは、メモリ35bに記憶されているプレート番号を読み出す。CPU35dは、読み出したプレート番号を課金情報37に付加して、課金情報39を生成する。CPU35dは、携帯電話36を制御して決済サービスセンタ装置33に発呼させ、生成した課金情報39を、無線電話回線を介して決済サービスセンタ装置33に送信する。
決済サービスセンタ装置33では、携帯電話36から送信された課金情報39と、路側装置32から送信された認識情報38とから、課金処理が行われる。図23は、実施の第9形態で行われる課金処理の内容を示している。課金処理の内容は、以下の3つの場合に場合分けされる。
ケース1:携帯電話36から課金情報39が送信され、自動認識によるプレート番号の認識が成功している場合
ホストコンピュータ33aは、携帯電話36からの課金情報39に示されている路ID、通過時刻、及びプレート番号と、路側装置32から送信された認識情報38に示されている路ID、通過時刻、及びプレート番号とを比較する。路ID、通過時刻、及びプレート番号がいずれも一致する場合、ホストコンピュータ33aは、一致したプレート番号から車両34を特定し、課金処理を行う。
一方、路ID、通過時刻、及びプレート番号のいずれかが一致しない場合、ホストコンピュータ33aは、路側装置32から受け取ったナンバープレート撮像画像57を目視確認用端末33dに送る。目視確認用端末33dでは、ナンバープレート撮像画像が表示装置33fに表示され、目視によるプレート番号の確認と、人手による課金処理が行われる。
ケース2:携帯電話36から課金情報39が送信されないが、路側装置32から送信された認識情報38に自動認識によって得られたプレート番号が含まれている場合
ケース2は、携帯電話36の電源が切断されていたり、ユーザが携帯電話36を保有していない場合であると想定される。ケース2では、ホストコンピュータ33aは、自動認識によって得られたプレート番号から車両34を特定し、課金処理を行う。
ケース3:自動認識によるプレート番号が失敗した場合
この場合、ホストコンピュータ33aは、路側装置32から受け取ったナンバープレート撮像画像57を目視確認用端末33dに送る。目視確認用端末33dでは、ナンバープレート撮像画像57が表示装置33fに表示され、目視によるプレート番号の確認と、人手による課金処理が行われる。
このように、実施の第9形態では、携帯電話36の電源が切断されていたり、ユーザが携帯電話36を保有していない場合、プレート番号の自動認識が失敗した場合の課金処理の適正化が図られている。
(実施の第10形態)
上述の通り、実施の第9形態では、自動認識によるプレート番号が失敗した場合には、目視によるプレート番号の確認が行われる。自動認識によるプレート番号が失敗した全ての場合について、目視による確認を行うためには、多くの労力が必要である。
自動認識によるプレート番号が失敗した全ての場合について、目視による確認を行う必要があるのは、課金情報37及び認識情報38に記述される通過時刻の更新の時間間隔が、複数の車両34が路側装置32を通過する時間間隔より長い場合に、複数のナンバープレート撮像画像57に対して、同一の内容を有する認識情報38が関連付けされる事態が発生するためである。そこで、実施の第10形態では、課金情報37、39及び認識情報38に、通過時刻の代わりに、ナンバープレートが撮像される毎に変更される撮像IDが含められ、異なるナンバープレート撮像画像57に対して、異なる撮像IDを含む認識情報38が関連付けされることが保証されている。更に、異なるナンバープレート撮像画像57に対して、異なる撮像IDを含む認識情報38が関連付けされることを利用して、目視作業の削減が図られている。以下では、通過時刻の代わりに撮像IDが含められている課金情報37、39及び認識情報38は、それぞれ、課金情報37’、39’及び認識情報38’と記載される。
図24は、実施の第11形態に係る課金システムの機能ブロック図である。実施の第11形態では、時計装置43aの代わりに、撮像IDを出力する撮像カウンタ43fが使用される。撮像カウンタ43fは、カメラ41がナンバープレートを撮像する毎に、出力する撮像IDを変更する。
路側装置32は、車両34の課金領域31への進入を検知すると、自己の路IDと、撮像カウンタ43fが出力する撮像IDと、車両34に課される料金とを示す課金情報37’を生成する。路側装置32は、生成した課金情報37’を車両34の車載器35に送信する。更に、路側装置32は、車両34のナンバープレートを撮像してナンバープレート撮像画像57を取得する。更に、路側装置32は、ナンバープレート撮像画像57からプレート番号を識別し、自己の路IDと、撮像カウンタ43fが出力する撮像IDと、識別したプレート番号とを示す認識情報38’を生成する。路側装置32は、生成した認識情報38’とナンバープレート撮像画像57とを決済サービスセンター装置33に送信する。更に認識情報38’の生成の後、撮像カウンタ43fは、出力する撮像IDを変更する。撮像IDの変更は、次に車両34のナンバープレートを撮像する前に完了され、これにより、異なるナンバープレート撮像画像に対して、異なる撮像IDを有する認識情報38’が関連付けされる。
図25は、実施の第10形態で行われる課金処理の内容を示している。実施の第10形態では、自動認識によるプレート番号が失敗した場合の課金処理の過程が2つに場合分けされる。
ケース3−1:自動認識によるプレート番号が失敗したが、携帯電話36から課金情報39が送信されている場合
この場合、路側装置32から送信された認識情報38には、プレート番号が示されていない。しかし、携帯電話36から送られている課金情報39’に示されている路IDと撮像IDとにそれぞれ一致する路IDと撮像IDとを含む認識情報38’が存在する場合、車両34が路側装置32を通過した蓋然性が高い。
そこで、携帯電話36から送られている課金情報39’に示されている路IDと撮像IDとに、それぞれ一致する路IDと撮像IDとを含む認識情報38’が存在する場合、路側装置32から送信された決済サービスセンター装置33のホストコンピュータ33aは、課金情報39’に示されているプレート番号によって車両34を特定し、車両34に対する課金処理を行う。
一方、携帯電話36から送られている課金情報39’に示されている路IDと撮像IDとに、それぞれ一致する路IDと撮像IDとを含む認識情報38’が存在しない場合、ホストコンピュータ33aは、路側装置32から受け取ったナンバープレート撮像画像を目視確認用端末33dに送る。目視確認用端末33dでは、ナンバープレート撮像画像が表示装置33fに表示され、目視によるプレート番号の確認と、人手による課金処理が行われる。
ケース3−2:自動認識によるプレート番号が失敗し、且つ、携帯電話36から課金情報39が送信されていない場合
ホストコンピュータ33aは、路側装置32から受け取ったナンバープレート撮像画像を目視確認用端末33dに送る。目視確認用端末33dでは、ナンバープレート撮像画像が表示装置33fに表示され、目視によるプレート番号の確認と、人手による課金処理が行われる。
実施の第10形態では、携帯電話36から送られている課金情報39’に示されている路IDと撮像IDとに、それぞれ一致する路IDと撮像IDとを含む認識情報38’が存在する場合には、目視作業が行われず、目視作業が削減されている。
(実施の第11形態)
実施の第11形態では、目視作業の確実化のために、路側装置32のカメラ41に向けて投光する投光器が車載器35に設けられている。
図26は、実施の第11形態に係る通行料課金システムの機能ブロック図である。車載器35には、カメラ41に向けて投光する投光器として識別LED35eが設けられている。識別LED35eは、CPU35dによる制御の下、点灯し、又は消灯する。実施の第11形態に係る通行料課金システムの他の構成は、実施の第9形態と同一である。
続いて、実施の第11形態に係る通行料課金システムの動作を説明する。
車両34が、課金領域31に進入すると、路側装置32のカメラ41は、車両34が課金領域31に進入したことを検知する。車両34の課金領域31への進入が検知されると、路側制御装置43のCPU43dは、自己の路IDと、車両34が路側装置32を通過した通過時刻と、料金とを示す課金情報37を生成し、アンテナ42を用いて車載器35に送信する。
課金情報37を狭域受信器35aによって受信すると、車載器35のCPU35dは、識別LED35eを点灯する。識別LED35eは、路側装置32のカメラ41に向けて投光する。
続いて、路側装置32は、カメラ41を用いて車両34のナンバープレートを撮像する。このとき、ナンバープレート撮像画像57には、識別LED35eによってカメラ41に出力された光が写される。路側装置32は、上述の路IDと、通過時刻と、自動認識によって特定したプレート番号とを示す認識情報38を生成し、ナンバープレート撮像画像57とともに決済サービスセンター装置33に送信する。認識情報38とナンバープレート撮像画像57とは、関連付けされた上で車両通過データベース33bに保存される。但し、自動認識によるプレート番号の認識が失敗した場合、認識情報38にはプレート番号が含まれない。
一方、車載器35の狭域受信器35aは、路側装置32のアンテナ42から課金情報37を受信する。課金情報37を受信すると、車載器35は、メモリ3bに記憶されているプレート番号を課金情報37に付加して、課金情報39を生成する。車載器35は、携帯電話36を制御して決済サービスセンタ装置33に発呼させ、生成した課金情報39を、無線電話回線を介して決済サービスセンタ装置33に送信する。
決済サービスセンタ装置33では、路側装置32から送信された認識情報38とから、携帯電話36から送信された課金情報39と、課金処理が行われる。自動認識によるプレート番号の認識が成功した場合には、実施の第9形態と同様に、認識情報38と課金情報39とのそれぞれに含まれる路IDと、通過時刻と、プレート番号とが比較され、それらが一致する場合に、課金の決済が行われる。
一方、自動認識によるプレート番号の認識が失敗した場合には、ナンバープレート撮像画像57が目視確認用端末33dに表示される。表示されたナンバープレート撮像画像57に認識LED35eからの光が写されていれば、それは、ナンバープレート撮像画像57に対応する課金情報39が携帯電話36から送られていることを意味している。目視確認用端末33dは、オペレータによる操作に応じて、課金情報39のうち、その路IDと通過時刻とが一致する認識情報38が存在するものを検索する。更に、目視確認用端末33dは、検索された課金情報39に示された路IDと通過時刻とプレート番号とを表示装置33fに表示する。表示装置33fに表示されたプレート番号には、必ず、ナンバープレート撮像画像57に写されたナンバープレートのプレート番号が含まれている。ナンバープレート撮像画像57に写されたナンバープレートのプレート番号の一部が目視確認不能であっても、オペレータは、目視確認が可能な部分に基づいて表示装置33fに表示されたプレート番号を選択することによって、ナンバープレートの目視確認を行うことができる。
このように実施の第11形態では、課金情報37の受信に応答して、路側装置32のカメラ41に向けて光を投光する識別LED35eが車載器35に設けられ、目視作業の確実化が図られている。
図1は、第1の実施の形態に係る通行料課金システムの構成例を示す概念図である。 図2は、車載器の機能ブロック図である。 図3は、車載器と携帯電話との接続方法を示す概念図である。 図4は、携帯電話の機能を持つ基板を車載器に内蔵した構成例を示す機能ブロック図である。 図5は、第1の実施の形態に係る通行料課金システムの動作を示すデータ流れ図である。 図6は、第1の実施の形態に係る通行料課金システムの動作を示すフローチャートである。 図7は、第2の実施の形態に係る通行料課金システムに適用する車載器と携帯電話との機能ブロック図である。 図8は、第2の実施の形態に係る通行料課金システムの動作を示すデータ流れ図である。 図9は、第2の実施の形態に係る通行料課金システムの動作を示すフローチャートである。 図10は、第2の実施の形態に係る通行料課金システムを示す。 図11は、第2の実施の形態に係る通行料課金システムの機能ブロック図である。 図12は、実施の第4形態に係る通行料課金システムの機能ブロック図である。 図13は、実施の第4形態における、車両34が課金領域31に入域した時の車載器35の動作を示すフローチャートである。 図14は、実施の第4形態における、課金情報39の決済サービスセンタ33への送信と決済処理の過程を示すフローチャートである。 図15は、実施の第5形態における、課金情報39の決済サービスセンタ33への送信と決済処理の過程を示すフローチャートである。 図16は、実施の第6形態に係る通行料課金システムの機能ブロック図である。 図17は、実施の第6形態において、車両34が課金領域31に入域した時の車載器35の動作を示すフローチャートである。 図18は、実施の第6形態における、課金情報39の決済サービスセンタ33への送信と決済処理の過程を示すフローチャートである。 図19は、実施の第7形態に係る通行料課金システムの機能ブロック図である。 図20は、実施の第8形態に係る通行料課金システムの機能ブロック図である。 図21は、実施の第8形態における、課金情報39の決済サービスセンタ33への送信と決済処理の過程を示すフローチャートである。 図22は、実施の第9形態に係る通行料課金システムの機能ブロック図である。 図23は、実施の第9形態におけるホストコンピュータ33aの動作を示す図である。 図24は、実施の第10形態に係る通行料課金システムの機能ブロック図である。 図25は、実施の第10形態におけるホストコンピュータ33aの動作を示す図である。 図26は、実施の第11形態に係る通行料課金システムの機能ブロック図である。
符号の説明
a…課金情報
b…課金処理結果
c…認識情報
d…残り度数情報
e…引落結果情報
2…車両
3…車載器
4…携帯電話
6…路側装置
7…決済サービスセンタ装置
12…狭域受信器
13,20…CPU
14…メモリ
15…インタフェース
16…基板
19…送受信器
21…ICカード
31…課金領域
32…路側装置
33…決済サービスセンタ装置
34…車両
35…車載器
36…携帯電話
37…課金情報
38…認識情報
39…課金情報
40…課金処理結果
40a…接続要求電子メール
41…カメラ
42…アンテナ
43…路側制御装置

Claims (16)

  1. 路側装置と、
    車両に搭載され、インターフェースを備える車載器と、
    前記インターフェースに接続される携帯電話と、
    ホストコンピュータ
    とを備え、
    前記車載器は、前記車両のプレート番号を記憶する記憶手段を備えると共に、前記路側装置から第1課金情報を受信して、前記第1課金情報の少なくとも一部と前記記憶手段に記憶された前記プレート番号とを含む第2課金情報を生成し、
    前記携帯電話は、前記第2課金情報を前記車載器から受け取って無線電話回線を介して前記ホストコンピュータに送信し、
    前記路側装置は、
    車両のナンバープレートの撮影画像を撮像する撮像手段と、
    前記撮影画像の自動認識によって前記ナンバープレートに記載されたプレート番号を特定する特定手段と、
    前記撮影画像の自動認識によって特定された前記プレート番号を含む識別情報を送信する送信手段
    とを備え、
    前記ホストコンピュータは、前記携帯電話から受け取った前記第2課金情報に含まれる前記プレート番号と、前記路側装置から受け取った前記識別情報に含まれる前記プレート番号とを用いて車両の識別を行い、前記第2課金情報と前記識別情報とに基づいて記車両への課金の決済処理を行う
    通行料課金システム。
  2. 請求項に記載の通行料課金システムであって、
    前記第1課金情報は、前記路側装置を識別するための路IDと、前記車両が前記路側装置を通過した時刻を示す通過時刻とを含むように生成され、
    前記第2課金情報は、前記第1課金情報に含まれる前記路IDと前記通過時刻とを含み、
    前記識別情報は、前記路側装置を識別するための路IDと、前記車両が前記路側装置を通過した時刻を示す通過時刻とを含むように生成され、
    前記ホストコンピュータは、前記第2課金情報の内容と前記識別情報の内容が一致する場合、前記車両に対する課金処理を行う
    通行料課金システム。
  3. 請求項又はに記載の通行料課金システムであって、
    前記車載器は、前記第1課金情報に、前記記憶手段に記載された前記プレート番号を追加して前記第2課金情報を生成する
    通行料課金システム。
  4. 請求項乃至のいずれかに記載の通行料課金システムであって、
    前記識別情報に含まれるプレート番号と同一のプレート番号を有する前記第2課金情報が前記携帯電話から送信されないとき、前記ホストコンピュータは、前記識別情報に含まれるプレート番号のみを使用して前記車両の識別を実行する
    通行料課金システム。
  5. 請求項乃至のいずれかに記載の通行料課金システムにおいて、
    前記第1課金情報は、前記車両の前記ナンバープレートが撮影される毎に変更される撮像IDを含み、
    前記第2課金情報は、前記第1課金情報に含まれる前記撮像IDを含み、
    前記識別情報は、前記撮像IDを含み、
    前記ホストコンピュータは、前記撮影画像から前記第2ライセンスプレート番号を認識する自動認識が失敗し、且つ、前記第2課金情報の前記撮像IDと前記識別情報の前記撮像IDとが一致するとき、第2課金情報に含まれる前記プレート番号と前記識別情報に含まれる前記プレート番号とのうち、前記第2課金情報に含まれる前記プレート番号のみを使用して前記車両を識別する
    通行料課金システム。
  6. 路側装置から第1課金情報を受信する受信器と、
    携帯電話に接続するためのインターフェースと、
    車両のプレート番号を記憶し、前記第1課金情報を保存するように構成された記憶手段と、
    前記第1課金情報の少なくとも一部と前記記憶手段に記憶されたプレート番号とを含む第2課金情報を生成し、前記第2課金情報を前記インターフェースを介して前記携帯電話に出力する演算器と、
    視覚的出力器
    とを備え、
    前記演算器は、前記インターフェースに前記携帯電話が接続されたかを監視して、前記インターフェースに前記携帯電話が接続されたとき、前記第2課金情報を前記携帯電話に出力し、
    前記演算器は、前記車両に対する課金の決済処理を行うホストコンピュータに、前記第2課金情報を、前記携帯電話を用いて送信し、前記第2課金情報が送信された後、前記記憶手段に記憶されている第1課金情報を消去し、且つ、前記記憶手段に前記第1課金情報が保存されているとき、前記視覚的出力器に視覚的な出力を出力させる
    車載器。
  7. 請求項に記載の車載器において、
    前記演算器は、
    前記車両に対する課金の決済処理を行う決済サービスセンタ装置に、前記第2課金情報を前記携帯電話を用いて送信し、
    前記第2課金情報を送信した後、前記決済処理が所定の時間以内に完了したかを監視し、
    前記決済処理が所定の第1時間以内に完了しないとき、前記携帯電話を用いて、前記第2情報を前記決済サービスセンタ装置に再度送信する
    車載器。
  8. 請求項6又は7に記載の車載器において、
    前記第2課金情報は、前記路側装置から前記第1課金情報がN回(Nは、2以上の所定の自然数)受信される毎に、前記携帯電話に出力される
    車載器。
  9. 路側装置から第1課金情報を受信する受信器と、
    携帯電話に接続するためのインターフェースと、
    車両のプレート番号を記憶し、前記第1課金情報を保存するように構成された記憶手段と、
    前記第1課金情報の少なくとも一部と前記記憶手段に記憶されたプレート番号とを含む第2課金情報を生成し、前記第2課金情報を前記インターフェースを介して前記携帯電話に出力する演算器と、
    とを備え、
    前記演算器は、前記インターフェースに前記携帯電話が接続されたかを監視して、前記インターフェースに前記携帯電話が接続されたとき、前記第2課金情報を前記携帯電話に出力し、
    前記演算器は、
    前記車両に対する課金の決済処理を行う決済サービスセンタ装置に、前記第2課金情報を前記携帯電話を用いて送信し、
    前記第2課金情報を送信した後、前記決済処理が所定の時間以内に完了したかを監視し、
    前記決済処理が所定の第1時間以内に完了しないとき、前記携帯電話を用いて、前記第2課金情報を前記決済サービスセンタ装置に再度送信する
    車載器。
  10. 路側装置から第1課金情報を受信する受信器と、
    携帯電話に接続するためのインターフェースと、
    車両のプレート番号を記憶し、前記第1課金情報を保存するように構成された記憶手段と、
    前記第1課金情報の少なくとも一部と前記記憶手段に記憶されたプレート番号とを含む第2課金情報を生成し、前記第2課金情報を前記インターフェースを介して前記携帯電話に出力する演算器と、
    とを備え、
    前記演算器は、前記インターフェースに前記携帯電話が接続されたかを監視して、前記インターフェースに前記携帯電話が接続されたとき、前記第2課金情報を前記携帯電話に出力し、
    前記第2課金情報は、前記路側装置から前記第1課金情報がN回(Nは、2以上の所定の自然数)受信される毎に、前記携帯電話に出力される
    車載器。
  11. 路側装置から第1課金情報を受信する受信器と、
    携帯電話に接続するためのインターフェースと、
    車両のプレート番号を記憶し、前記第1課金情報を保存するように構成された記憶手段と、
    前記第1課金情報の少なくとも一部と前記記憶手段に記憶されたプレート番号とを含む第2課金情報を生成し、前記第2課金情報を前記インターフェースを介して前記携帯電話に出力する演算器と、
    前記第1課金情報を受信したとき、前記路側装置に投光する投光器を更に備えた
    車載器。
  12. 携帯電話から無線電話回線を介して第2課金情報を受信し、路側装置から識別情報を受信し、且つ、前記第2課金情報と前記識別情報とに基づいて、前記路側装置を通過した車両への課金の決済処理を行うホストコンピュータを備え
    前記第2課金情報は、前記携帯電話に接続される車載器に記憶されている前記車両のプレート番号を含み、
    前記識別情報は、前記路側装置が前記車両のナンバープレートの撮影画像を自動認識することによって得られるプレート番号を含み、
    前記ホストコンピュータは、前記第2課金情報に含まれる前記プレート番号と前記識別情報に含まれる前記プレート番号とを用いて前記車両の識別を行う
    通行料課金システム用ホストコンピュータシステム。
  13. 請求項12に記載の通行料課金システム用ホストコンピュータシステムにおいて、
    前記識別情報に含まれる前記プレート番号と同一のプレート番号を有する前記第2課金情報が前記携帯電話から送信されないとき、前記ホストコンピュータは、前記識別情報に含まれる前記プレート番号と前記第2課金情報に含まれる前記プレート番号とのうち、前記識別情報に含まれる前記プレート番号のみを使用して前記車両の識別を実行する
    通行料課金システム用ホストコンピュータシステム。
  14. 請求項12又は13に記載の通行料課金システム用ホストコンピュータシステムにおいて、
    更に、表示装置と入力装置とを備えた目視確認用端末を備え、
    前記ホストコンピュータは、前記路側装置から前記撮像画像を受信し、且つ、前記撮影画像から前記プレート番号を認識する自動認識が失敗しているとき、前記目視確認用端末に前記撮像画像を送信し、
    前記目視確認用端末は、前記表示装置に前記撮像画像を表示する
    通行料課金システム用ホストコンピュータシステム。
  15. 請求項12乃至14のいずれかに記載の通行料課金システム用ホストコンピュータシス
    テムにおいて、
    前記路側装置から受け取った前記識別情報は、前記車両の前記ナンバープレートが撮影される毎に変更される撮像IDを含み、
    前記第2課金情報は、前記路側装置から前記車載器に送られた前記撮像IDを含み、
    前記ホストコンピュータは、前記撮影画像から前記プレート番号を認識する自動認識が失敗し、且つ、前記路側装置から受け取った前記識別情報の前記撮像ID前記第2課金情報の前記撮像IDとが一致するとき、前記識別情報に含まれる前記プレート番号と前記第2課金情報に含まれる前記プレート番号とのうち、前記第2課金情報に含まれる前記プレート番号のみを使用して前記車両の識別を実行する
    通行料課金システム用ホストコンピュータシステム。
  16. 請求項12乃至15のいずれかに記載の通行料課金システム用ホストコンピュータシステムにおいて、
    前記ホストコンピュータは、前記識別情報に基づいて、前記決済処理が行われているか否かを判断し、前記決済処理が行われていないとき、前記路側装置から第1課金情報を受信した車載器に、前記携帯電話を接続することを促す接続要求を送信する
    通行料課金システム用ホストコンピュータシステム
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