JP4747178B2 - 通信装置、装置起動制御方法、通信制御方法及び通信制御プログラム - Google Patents

通信装置、装置起動制御方法、通信制御方法及び通信制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、光クロスコネクト装置、SONET (Synchronous Optical Network)/SDH(Synchronous Digital Hierachy)、クロスコネクト装置、ルータ、イサーネットスイッチ等の通信ネットワークに使用される通信装置,制御方法,及び制御プログラムに関する。
通信システムを自律的に運用させる要求に伴い、光クロスコネクト装置,SONET/SDH クロスコネクト装置,ルータ,イサーネットスイッチ等の通信装置に実装されている制御ソフトウェアは、非常に複雑ものになっている。このように複雑化した制御ソフトウェアを実装する通信装置では、制御ソフトウェア自身の不具合による突然の停止や、機能拡張のためのソフトウェアのバージョンアップに際し、再起動が必要になる場合がある。この場合において、通信装置が通信ネットワークに流れるユーザトラヒックの影響を最小限に抑えるためには、制御ソフトウェアが扱う情報を再起動する前の状態に早急に復元することが要求される。
ところで、従来の通信装置に実装されている制御ソフトウェアで扱う情報の一部は、メモリのコストを考慮して不揮発メモリではなく揮発メモリに記憶されている。このため、制御ソフトウェアを再起動する際には、揮発メモリに記憶されていた情報の再構築が必要となる。
従来の通信装置は、例えば図12に示すような通信ネットワークに使用される装置であって、装置制御部51と、スイッチ部52とから構成されている。この内、装置制御部51は、図13に示すように、揮発メモリ511と情報変換部511とを備えている。ここで、揮発メモリ511はパス情報を記憶する。情報変換部512は、スイッチ接続情報(後述する)と複数の外部制装置60から取得したパス情報とから、これを自装置のパス情報に変換し、これによって得られるパス情報を揮発メモリ511に記憶させる。スイッチ部52は、揮発メモリ521にスイッチ接続情報を記憶する。ここで、外部制装置60は、それぞれパス情報を記憶し、♯1〜♯4の通信装置50との間でパス情報を交換する機能を備えている(例えば特許文献1参照、非特許文献1、2参照)。
ここで、特許文献1に示されているサービス制御部が、装置制御部51に対応し、特許文献1に示されているサービス提供部がスイッチ部52に相当し、更に特許文献1に示されているサービス制御に関する情報およびサービス提供に関する情報が、パス情報とスイッチ接続情報に、それぞれ相当する。
また、非特許文献1と非特許文献2に示されている「node」が通信装置50に相当し、非特許文献1と非特許文献2に示されている「control plane」が装置制御部51に相当し、非特許文献1と非特許文献2に示されている「RSVP State」がパス情報に相当し、非特許文献1と非特許文献2に示されている「forwarding state」がスイッチ接続情報に相当する。なお、非特許文献1と非特許文献2には、特にスイッチ部52の記載がない。
上述した従来の通信装置が再起動したときの動作を、パスP1の中間に設置されている♯2の通信装置50が再起動したときの場合とパスP1の始点に設置されている♯1の通信装置が再起動したときの場合とに分けて説明する。
(1).パスPの中間地点に設置された♯2の通信装置50が再起動したときの動作
図14(a)はパスP1の中間地点に設置されている通信装置が再起動したときの動作を示すシーケンス図であり、図14(b)はパスPの中間地点に設置されている通信装置が再起動した際の各♯1〜♯4の通信装置50におけるパスP1の状態を示す図である。ここで、再起動の動作において、障害によりパス情報を再構築するのは装置制御部51であり、スイッチ部52は、スイッチの接続状態を維持することを前提とする。
図14(a)に示すように、♯2の通信装置50の装置制御部51が停止する以前(T1:装置停止)には、♯1〜♯4すべての通信装置にて、パスP1の情報が保持されている(図14(b)の(a)参照)。この状態において、♯2の通信装置50の装置制御部51に実装されている制御フトウェアの不具合やその他故障などにより停止したとき、この通信装置50の装置制御部51は、揮発メモリに記憶されているパスPの情報を失う(図14(b)の(b)参照)。
その後、隣接装置である♯1の通信装置50及び♯3の通信装置50は、定期的に相互に交換するHello メッセージなど送受信状態を確認して、♯2の通信装置50が停止したことを検出し(T11:障害検出、T21:障害検出)、♯2の通信装置50が再起動するまで待機する(図14(b)の(b)参照)。♯2の通信装置50が再起動を完了すると(T2:再起動完了)、再び Hello メッセージなどの更新が再開されるので、♯1の通信装置50および♯2の通信装置50は、♯2の通信装置50の障害が復旧したことを検出する(T12:障害復旧検出、T22:障害復旧検出)。このとき、♯2の通信装置50の装置制御部51は、♯1及び♯3の通信50の装置制御部51の存在は確認できるが、パスPのパス情報が保持されていない状態になっている(図14(b)の(c)参照)。
パスP1の上流装置に該当する♯1の通信装置50の装置制御部51は、障害復旧を検出すると、♯2の通信装置50の装置制御部51がパP1の情報を再構築できるように、リカバリーシグナリング(RS1)を送信する。このとき、パスの下流装置に該当する♯3の通信装置50の制御装置部51は、リカバリーシグナリング(RS1)が到着するまで待機状態となる。
♯2の通信装置50の装置制御部51は、リカバリーシグナリング(RS1)を受信すると(T3:パス再開開始)、パスの情報の一部(双方向パスの内の片方向)を再構築する。その後、♯2の通信装置50は、♯3の通信装置50の装置制御部51にリカバリーシグナリング(RS2)を送信する。♯3の通信装置50の装置制御部51は、リカバリーシグナリング(RS2)を受信すると、このリカバリーシグナリング(RS2)に対する応答としてのリカバリーシグナリング(RS3)を♯2の通信装置50の装置制御部51に送信する。
これを受信した♯2の通信装置50の装置制御部51は、パス情報の残り(双方向パスの残り)を再構築し、その後、♯1の通信装置50に対してリカバリーシグナリング(RS4)を送信する。リカバリーシグナリング(RS4)を送信した時点で、♯2の通信装置50においてパス情報の再構築が完了し(T4:パス準備完了)、図14(b)の(d)参照)のように、パスP1のパス情報がすべての装置において、完全に復元される。
(2).パスPの始点に設置されている♯1の通信装置が再起動したとき動作
図15(a))は、パスP1の始点に設置されている♯1の通信装置が再起動したとき動作を示すシーケンス図であり、図15(b)は、パスP1の始点に設置されている通信装置が再起動した際の各♯1〜♯4の通信装置50におけるパスP1の状態を示す図である。ここで、♯1の通信装置50の装置制御部51が停止する以前(T1:制御ソフトウェア停止)は、♯1〜♯4のすべての通信装置50において、パスP1の情報が保持されている(図15(b)の(a)参照)。
この状態において、♯1の通信装置50の装置制御部51が制御ソフトウェアの不具合やその他故障などにより停止したとき、♯2の通信装置50の装置制御部は、保存しているパスP1の情報を失う(図15(b)の(b)参照)。
その後、隣接装置である♯2の通信装置50の装置制御部51は、定期的に相互に交換するHello メッセージなど送受信状態を確認して、♯1の通信装置50が停止したことを検出し(T11:障害検出)、♯1の通信装置50の装置制御部51が再起動するまで待機する(図15(b)の(b)参照)。♯1の通信装置50の装置制御部51が再起動を完了すると(T2:再起動完了)、再びHello メッセージなどの更新が再開されるので、♯2の通信装置50は、♯1の通信装置50の障害が復旧したことを検出する(T12:障害復旧検出)。このとき、♯1の通信装置50の装置制御部51は、♯2の通信装置50の制御装置部51の存在は確認できるが、パスP1の情報が保持されていない状態になっている(図15(b)の(c)参照)。
♯2の通信装置50の装置制御部51が♯1の通信装置50が障害を復旧した旨を検出すると、♯1の通信装置50の装置制御部51がパスPの情報を再構築できるように、リカバリーシグナリング(RS1)を送信する。♯1の通信装置50の装置制御部51は、リカバリーシグナリング(RS1)を受信すると、パスの情報の一部(双方向パスのうちの片方向)を再構築して、♯2の通信装置50の装置制御部51にリカバリーシグナリング(RS2)を送信する。リカバリーシグナリング(RS2)を受信した♯2の通信装置50の制御装置部51は、受信の応答としてリカバリーシグナリング(RS3)を♯1の通信装置50の装置制御部51に送信する。すると♯1の通信制御装置50は、リカバリーシグナリング(RS3)を受信し、パス情報の残り(双方向パスの残り)のパス情報を再構築し、パス情報の再構築を完了する(図15(b)の(d)参照)。
ここで、パスP1の終端地点に当たる♯4の通信装置50の装置制御部51が障害になったときの動作は、前述した中間地点が障害になったときの動作(図14)において、リカバリーシグナリング(RS2、RS3)を転送しないでリカバリーシグナリング(RS4)が返答されることを除いた場合と同じになる。
特開2002−84558号公報 L. Berger, "Generalized Multi-Protocol Label Switching (GMPLS) Signaling Resource ReserVation Protocol-Traffic Engineering (RSVP-TE) Extensions," IETF RFC 3473, Jan. 2003 (9章 Fault Handling) A. Satyanarayana, et. al. "Extensions to GMPLS RSVP Graceful Restart," IETF Internet-Draft draft-ietf-ccamp-rsvp-restart-ext-03, Jun. 2005.
上述した従来の通信装置では、再起動作において、復元する複数のパスがそれぞれ独立に再起動作が可能な場合には、確実にすべてのパス情報の復元を行うことができる。しかしながら、通常の通信装置により管理される複数のパスは、独立ではなく、互いに関連する場合がある。このような場合には、隣接する通信装置から送信されるリカバリーシグナリングは順不同で到着するため、通信装置は、再起動を行うに際して、ときにはパス情報の復元に失敗する場合があった。
例えば、図16に示すように、パスがN次に階層化される場合には、高階層のパスを復元する際には、低階層のパスを予め復元されていないと復元することができない。また、図17に示すように、通信に関して高い信頼性を確保するために、現用パスと複数の予備パスを設定される場合には、現用パスを復元した直後に再び障害を検出し、現用パスから予備パスへの切替を実施するに際して、予備パスの復元が完了していないときには、予備パスへの切替に失敗するという不都合があった。
そこで、本発明の目的は、上述した問題点に鑑み、ネットワークに接続された通信装置の装置制御部に障害が発生した場合に、消失したパス情報を元の状態に確実に復元することが可能な通信装置,装置起動制御方法,通信制御方法,及び通信制御プログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明にかかる通信装置では、トラヒックの方路を切替えるスイッチ部とこのスイッチ部を制御する装置制御部とを備えている。この内、装置制御部は所定の制御ソフトウエアが動作するプロトコル処理部と該プロトコルが保持する情報を保存する揮発性記憶部等の記憶部とを有し、又スイッチ部は、内蔵のスイッチ回路部を前述した装置制御部からの要求により制御する制御部と前記スイッチ回路部の接続状態を記憶する不揮発性記憶部とを備えている。そして、前述した装置制御部が、装置起動時又は制御ソフトウエアのアップデート時等に失われる前記揮発性記憶部の情報の一部であるパス情報等を、前述したスイッチ部の不揮発性記憶部が保持するI/F情報と隣接装置からのパス情報等に基づいて元の状態に再構築する機能を備えた構成を、基本的構成として採用している。
このため、本発明によると、スイッチ部の不揮発性記憶部がスイッチ回路部の接続状態を記憶していることから、これと隣接装置からのパス情報等とに基づいて装置制御部では円滑に且つ確実に装置起動時等に失われた揮発性記憶部の情報の一部であるパス情報等を復元することができる。
ここで、前述した再構築されるパス情報は、前述したプロトコル処理部が保持するリンク情報と互いに関連のある複数のパス情報であるとしてもよい(請求項2)。又、互いに関連のある複数のパス情報としては、上位階層のパスが下位階層のパスを利用する階層関係にある複数のパス情報としてもよい(請求項3)。又、この互いに関連のある複数のパス情報としては、現用パスと予備パスの関係のある複数のパス情報としてもよい。
又、前述した装置制御部は、前述したプロトコル処理部に隣接装置から送り込まれる複数のパスを予め設けられたパス再構築の順序を定義する定義情報に基づいて再構築するパス順序制御手段を備えた構成とし、このパス順序制御手段により前述したパス再構築の機能を実行するようにしてもよい。
このため、本発明によると、パス再構築の順序を定義する定義情報が有効に機能して、パス順序制御手段により、前記パス情報等を確実に且つ効率良く復元(再構築)することができる。
更に、前述したプロトコル処理部はその処理動作時に機能して論理I/Fを管理する論理I/F管理手段を備え、この論理I/F管理手段は階層化されたパスを設定するときに低階層のパスを論理I/Fとして不揮発記憶部に保存する機能を有する構成とする。同時に前述した装置制御部は、当該装置制御部の再起動時又は制御ソフウエアのアップデートの際に失われる揮発部に格納された複数のパス情報を、当該装置制御部の再起動後に前述したスイッチ部の不揮発性記憶部が保持するI/F情報と装置制御部が保持する論理I/F情報と隣接装置から送信される複数のパス情報とに基づいて、階層化された複数のパス情報を順序に関係なく再構築する機能を備えているように構成してもよい。
このようにすると、下位階層のパスを論理I/Fとして不揮発記憶部に保存すると共にリスタート時に物理I/Fと論理I/Fとを再構築したあと互いに関連のある複数のパス情報を再構築することにより上位階層のパス構築に際して下位階層のリンクが無いという状況が防止され、これがため、パスがN次に階層関係にある複数のパス情報を、隣接装置から送信されるパス情報の順序を意識することなくリスタート前の状態に確実に復元することができる。
又、前述したプロトコル処理部はその処理動作時に障害が発生した場合に当該障害情報を遅延させる情報遅延手段を備え、装置制御部は、当該装置制御部の再起動時又は制御ソフウエアのアップデートの際に失われる揮発部に格納された複数のパス情報を、当該装置制御部の再起動後に前記スイッチ部の不揮発性記憶部が保持するI/F情報と隣接装置から送信される複数のパス情報に基づいて再構築する機能を有すると共に、この再構築完了後に前記情報遅延手段で遅延させた障害情報を隣接する他の通信装置に通知すると共に障害の回復を実行する機能を備えている構成としてもよい。
このようにすると、例えば制御ソフトウエアの再起動時に障害が発生した場合においてもパス情報の再構築の際に障害情報をパスの再構築が完了するまで遅延させるようにしたので、パスの再構築の最中に障害回復が実行されることが無くなり、かかる点において、現用と予備の関係にある複数のパス情報を隣接装置から送信されるパス情報の順序を意識すること無くリスタート前の状態に確実に復元でき、同時に障害回復も確実に実施することが可能となる。
更に、本発明にかかる通信装置は、以下のように構成してもよい。即ち、本発明にかかる通信装置は、ユーザトラフィックを伝送するパスのパス情報を構築するに際して上位層のパスが下位層のパスに従属するという階層構造を有するネットワークと制御メッセージを送受信する制御ネットワークとに接続され使用されるもので、前述したパスの物理情報を示すI/F情報を記憶するI/F情報記憶手段と、前述したパスを形成する通信経路と接続するスイッチの状態を示すスイッチ情報を記憶するスイッチ情報記憶手段と、前述したパス情報を構築するパスの順序を定義するための順序定義情報を記憶するパス順序定義情報記憶手段とを備えている。
また、この通信装置では、再起動後に機能し前記I/F情報記憶手段に記憶されているI/F情報とスイッチ情報記憶手段に記憶されているスイッチ情報とに基づいて隣接するすべての通信装置を特定する再起動前のリンク情報を生成するリンク情報生成手段と、このリンク情報生成手段により生成された前記リンク情報に記述されている隣接するすべての通信装置から当該通信装置が保持する保持パス情報を前記制御ネットワークを介して取得する保持パス情報取得手段とを有している。
更に、この通信装置については、前述した保持パス情報取得手段により、隣接するすべての通信装置が保持する保持パス情報が取得されると,前述したパス順序定義情報記憶手段に記憶されている順序定義情報に基づいて前記パス情報を生成するに際して下位層のパスを先にして上位層のパスを後にするようにパスの順序を決定する順序決定手段と、前述したパス順序決定手段により決定されるパスの順序および前記保持パス情報取得手段により取得した前記保持パス情報に基づいて前記パス情報を生成するパス情報生成手段と、を備えていることを特徴とする。
このため、本発明では、パス順序決定手段により、パス順序定義情報記憶手段に記憶されている順序定義情報に基づき、パス情報を生成するに際して下位層のパスを先にし、上位層のパスを後にするようにパスの順序を決定するので、通信装置が障害が発生したのち、パス情報を確実に復元することができる。
又、本発明にかかる通信装置は、パスの物理情報を示すI/F情報を記憶するI/F情報記憶手段と、パスを形成する通信経路と接続するスイッチの状態を示すスイッチ情報を記憶するスイッチ情報記憶手段と、パスの論理情報を示す論理I/F情報を記憶する論理I/F情報記憶手段とを備えている。又、この通信装置は、再起動後に機能し前記I/F情報記憶手段に記憶されているI/F情報,前記論理I/F情報記憶手段に記憶されている論理I/F情報,および前記スイッチ情報記憶手段に記憶されているスイッチ情報に基づいて隣接するすべての通信装置を特定する再起動前のリンク情報を生成するリンク情報生成手段と、前記リンク情報生成手段により生成される前記リンク情報に記述されている隣接する通信装置から当該通信装置が保持する保持パス情報を前記制御ネットワークを介して取得する保持パス情報取得手段と、前述した保持パス情報取得手段により前記保持パス情報を取得すると下位層のパス情報が予め形成されているか否かに関わらずにパス情報を生成するパス情報生成手段と備えていることを特徴とする。
このため、本発明によると、リンク情報生成手段が、I/F情報,論理I/F情報,及びスイッチ情報に基づき、隣接するすべての通信装置を特定する再起動前のリンク情報を生成するので、このリンク情報はリンクに関して論理情報を有する。従って、上層層のパスの保持パス情報が下位層のパスの保持パス情報より先に取得されても、論理情報を有するリンク情報を使って、下位層のパス情報よりも先に生成することができる。つまり、階層の上下に関係なしに、保持パス情報を取得した順にパス情報を生成することが可能となっている。
ここで、本発明にかかる通信装置にあっては、更に、前述したI/F情報記憶手段に格納されている前記I/F情報に障害情報が記述されている場合には、これを正常値に書き換えて障害情報を隠蔽したI/F情報を生成する隠蔽I/F情報生成手段と、前述した論理I/F情報記憶手段に記憶されている論理I/F情報に障害情報が記述されている場合には、これを正常値に書き換えて障害情報を隠蔽した論理I/F情報を生成する隠蔽論理I/F情報生成手段とを備えた構成としてもよい。又、前述したリンク情報生成手段では、再起動後に機能し前記隠蔽I/F情報生成手段により生成された正常値に書き換えて障害情報を隠蔽したI/F情報,前記隠蔽論理I/F情報生成手段により生成された正常値に書き換えて障害情報を隠蔽した論理I/F情報,及び前記スイッチ情報記憶手段に記憶されているスイッチ情報に基づいて隣接するすべての通信装置を特定する再起動前のリンク情報を生成する機能を備えたものとしてもよい。
又、通信装置の前述したパス情報生成手段により生成されたパス情報は、現用系パスと、現用系パスに障害が発生した際に使用される予備系パスを示すパスの属性を示すパス属性情報を有する。更にこの通信装置は、隣接する通信装置から前記ネットワークに通信障害が発生した旨を示す障害情報を当該通信装置から取得する障害情報取得手段と、この障害情報取得手段により取得した障害情報を、前記I/F情報記憶手段に書き込むとともに、前記パス情報生成手段によりパス情報が形成される際に、当該障害情報を障害がない旨の情報に書き込む障害情報書込み手段と、前記パス情報生成手段によりパス情報が生成されたのち、前記I/F情報記憶手段に前記障害情報に基づいて障害が発生したリンク情報を特定する障害リンク特定手段と、この障害リンク特定手段により特定されたリンク情報から、この障害により影響を受けるパスを検出する障害パス検出手段と、この障害パス検出手段により検出された障害が発生したパスが接続された隣接する通信装置に対して、前記現用系パスを予備系パスに切り替える要求を前記制御ネットワークを介して送信するパス切替え要求手段と、を更に備えた構成としてもよい。
このため、本発明によると、パス情報が構築されたのち、パスに障害が発生した場合には、パス情報に現用系パスと予備系パスを有するので、検出された障害が発生したパスが接続された隣接する通信装置に対して、現用系パスを予備系パスに切り替えることができるという利点がある。
本発明にかかる通信装置起動制御方法では、通信装置が備えている装置制御部を再起動する第1の工程と、前記装置制御部に並設されたスイッチ部の記憶部に格納されているI/F情報と隣接装置から送り込まれるパス情報等を保持する第2の工程と、この保持された情報に基づいて前記装置制御部の記憶部から再起動時等に失われた複数のパス情報等を元の状態である互いに関連のある複数のパス情報に再構築する第3の工程とを備えた構成を基本構成として採用している。
このため、本発明によると、スイッチ部の不揮発性記憶部で記憶されているスイッチ回路部の接続状態と隣接装置からのパス情報等とを手順良く利用してパス情報等を復元し得るので、作業に無駄がなく円滑に且つ迅速にパス情報等の復元が可能となる。
ここで、前述した第3の工程の実行に際しては、予め設けられたパス再構築の順序を定義する定義情報に基づいて前記装置制御部が備えているパス順序制御手段が作動し複数のパス情報等を元の状態に再構築するようにしてもよい。
又、前述した第3の工程の実行に際しては、まず物理I/F情報を実施した後に互いに関連のある複数のパス情報を予め設けられたパス再構築の優先順序を定義する定義情報に従って順番に再構築するようにしてもよい。
更に、前述した第3の工程における互いに関連のある複数のパス情報としては、上位階層のパスが下位階層のパスを利用する階層関係にある複数のパスを対象とし、これら階層関係にある複数のパスを元の状態に再構築するようにしてもよい。
又、前述した第3の工程における互いに関連のある複数のパス情報としては、現用パスと予備パスの関係のある複数のパスを対象とし、これら現用パスと予備パスの関係のある複数のパスを元の状態に再構築するようにしてもよい。
更に、本発明にかかる通信制御方法では、ユーザトラフィックを伝送するパスのパス情報を構築するに際して、上位層のパスが下位層のパスに従属するという階層構造を有するネットワークに当該ユーザトラフィックの伝送を制御するとともに、制御ネットワークを介して各通信装置が当該通信装置相互間での制御メッセージの送受信を制御する制御方法であって、前記通信装置を再起動したのちに当該通信装置の装置制御部が、予め別に記憶された前記パスの物理情報を示すI/F情報と前記パスを形成する通信経路と接続するスイッチの状態を示すスイッチ情報とに基づいて隣接するすべての通信装置を特定する再起動前のリンク情報を生成し、この生成した前記リンク情報に記述されている隣接するすべての通信装置から、当該通信装置が保持する保持パス情報を前記制御ネットワークを介して取得し、その後、予め別に設定された前記パス情報構築用のパスの順序を定義するための順序定義情報に基づいて、前記パス情報を生成するに際して下位層のパスを先にし、上位層のパスを後にするようにパスの順序を決定し、そして、この決定したパスの順序および先に取得した前記保持パス情報に基づいて前述したパス情報を生成することを特徴とする。
このため、本発明によると、予め記憶する順序定義情報に基づき、パス情報を生成するに際して下位層のパスを先にし、上位層のパスを後にするようにパスの順序を決定するので、通信装置に障害が発生しても、その後に、パス情報を確実に復元することが可能となる。
又、本発明にかかる通信制御方法では、ユーザトラフィックを伝送するパスのパス情報を構築するに際して、上位層のパスが下位層のパスに従属するという階層構造を有するネットワークに当該ユーザトラフィックの伝送を制御すると共に、制御ネットワークを介して各通信装置が通信装置相互間での制御メッセージの送受信を制御する制御方法であって、前述した通信装置を再起動したのちに、当該通信装置の装置制御部が、予め別に記憶された前記パスの物理情報を示すI/F情報,前記パスの論理情報を示す論理I/F情報,及び前記パスを形成する通信経路と接続するスイッチの状態を示すスイッチ情報とに基づいて隣接するすべての通信装置を特定する再起動前のリンク情報を生成し、この生成したリンク情報に記述されている隣接する通信装置から、当該通信装置が保持する保持パス情報を前記制御ネットワークを介して取得し、その後、下位層のパス情報が予め形成されているか否かに関わらず前記装置制御部がパス情報を生成することを特徴とする。
このため、本発明によると、I/F情報,論理I/F情報,及びスイッチ情報に基づいて隣接するすべての通信装置を特定する再起動前のリンク情報を生成するので、このリンク情報は、リンクに関して論理情報を有する。従って、上層層のパスの保持パス情報が下位層のパスの保持パス情報より先に取得されても、論理情報を有するリンク情報を使って、下位層のパス情報よりも先に生成することができる。つまり、階層の上下に関係なしに、保持パス情報を取得した順にパス情報を生成することができる。
ここで、上記通信制御方法にあって、前述した通信装置の再起動後に、前述したI/F情報に障害情報が記述されている場合にはこれを正常値に書き換えて障害情報を隠蔽したI/F情報を生成し、また、前述した論理I/F情報に障害情報が記述されている場合にはこれを正常値に書き換えて障害情報を隠蔽した論理I/F情報を生成し、この正常値に書き換えて障害情報を隠蔽したI/F情報,正常値に書き換えて障害情報を隠蔽した論理I/F情報,および前記スイッチ情報に基づいて、隣接するすべての通信装置を特定する再起動前のリンク情報を生成するようにしてもよい。
又、上記通信制御方法にあって、前記生成したパス情報には、現用系パスと当該現用系パスに障害が発生した際に使用される予備系パスに係るパスの属性を示すパス属性情報を有するものとし、隣接する通信装置から前記ネットワークに通信障害が発生した旨を示す障害情報を当該通信装置から取得し、この取得した前記障害情報を記憶手段に書き込み、前記パス情報を生成したのち、前記記憶手段に書き込まれた障害情報によって障害が発生したリンク情報を特定し、この特定した前記リンク情報から、この障害により影響を受けるパスを検出し、この検出した障害が発生したパスが接続された隣接する通信装置に対して、前記現用系パスを予備系パスに切り替える要求を前記制御ネットワークを介して送信するようにしてもよい。
このため、本発明によると、パス情報が構築されたのち、パスに障害が発生した場合には、パス情報に現用系パスと予備系パスを有するので、検出された障害が発生したパスが接続された隣接する通信装置に対して、現用系パスを予備系パスに切り替えることができる。
本発明にかかる通信制御プログラムは、ユーザトラフィックを伝送するパスのパス情報を構築するに際して、上位層のパスが下位層のパスに従属するという階層構造を有するネットワークに当該ユーザトラフィックの伝送を制御すると共に、制御ネットワークを介して各通信装置が通信装置相互間での制御メッセージの送受信を制御する制御プログラムであって、前述した通信装置を再起動した後に、予め別に記憶されたパスの物理情報を示すI/F情報と前記パスを形成する通信経路と接続するスイッチの状態を示すスイッチ情報とに基づいて隣接するすべての通信装置を特定する再起動前のリンク情報を生成する手順、 生成した前記リンク情報に記述されている隣接するすべての通信装置から、当該通信装置が保持する保持パス情報を前記制御ネットワークを介して取得する手順、 その後に予め記憶設定された前記パス情報を構築するパスの順序を定義するための順序定義情報に基づいて,前記パス情報を生成するに際して下位層のパスを先にし上位層のパスを後にするようにパスの順序を決定する手順、およびこの決定されたパスの順序と先に取得した保持パス情報とに基づいて前述したパス情報を生成する手順、にかかるプログラムをコンピュータに実行させるようにしたことを特徴とする。
このため、本発明によると、予め記憶する順序定義情報に基づき、パス情報を生成するに際して下位層のパスを先にし上位層のパスを後にするようにパスの順序を決定するので、通信装置が障害が発生した後にパス情報を確実に復元処理することができる。
更に、本発明にかかる通信制御プログラムでは、ユーザトラフィックを伝送するパスのパス情報を構築するに際して、上位層のパスが下位層のパスに従属するという階層構造を有するネットワークに当該ユーザトラフィックの伝送を制御すると共に制御ネットワークを介して各通信装置が通信装置相互間での制御メッセージの送受信を制御する通信制御プログラムであって、前述した通信装置を再起動したのち、予め記憶された前記パスの物理情報を示すI/F情報,前記パスの論理情報を示す論理I/F情報,及び前記パスを形成する通信経路と接続するスイッチの状態を示すスイッチ情報とに基づいて隣接するすべての通信装置を特定する再起動前のリンク情報を生成する手順、 生成した前記リンク情報に記述されている隣接する通信装置から当該通信装置が保持する保持パス情報を前記制御ネットワークを介して取得する手順、 その後、下位層のパス情報が予め形成されているか否かに関わらずパス情報を生成する手順、にかかるプログラムをコンピュータに実行させるようにしたことを特徴とする。
このため、本発明によると、I/F情報,論理I/F情報,及びスイッチ情報に基づき、隣接するすべての通信装置を特定する再起動前のリンク情報を生成するので、このリンク情報は、リンクに関して論理情報を有する。従って、上層層のパスの保持パス情報が下位層のパスの保持パス情報より先に取得されても、論理情報を有するリンク情報を使って、下位層のパス情報よりも先に生成することができる。つまり、階層の上下に関係なしに、保持パス情報を取得した順にパス情報を生成することができる。
本発明によると、ネットワークに接続された通信装置の再起動時等に装置制御部に障害が発生してパス情報等が失われた場合であっても、互いに関連のある複数のパス情報を再起動前の元の状態に確実に復元することが可能な通信装置,装置起動制御方法,通信制御方法,及び通信制御プログラムを提供するができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。最初に本発明の実施形態における全体的な構成および重要ポイントについて説明する。
〈全体的な構成および機能〉
図1乃至図11に示すように、本実施形態にあって、通信装置10は、ユーザトラフィックを伝送するパスのパス情報を構築するに際して上位層のパスが下位層のパスに従属するというネットワークと、制御メッセージを送受信する制御ネットワークとに接続されて使用されている。
この通信装置10では、トラヒックの方路を切替えるスイッチ部12とこのスイッチ部12を制御する装置制御部11とを備えている。この内、装置制御部11は所定の制御ソフトウエアが動作するプロトコル処理部111と該プロトコル処理部111が保持する情報を保存する揮発性記憶部112等の記憶部とを有している。又スイッチ部12は、内蔵のスイッチ回路部122を前述した装置制御部11からの要求により制御する制御部121と前記スイッチ回路部122の接続状態を記憶する不揮発性記憶部123とを備えている。そして、前述した装置制御部11が、装置起動時又は制御ソフトウエアのアップデート時等に失われる前記揮発性記憶部112の情報の一部であるパス情報等を、前述したスイッチ部12の不揮発性記憶部123が保持するI/F情報123bと隣接装置からのパス情報等に基づいて元の状態に再構築する機能を備えた構成を、基本的構成として採用している。
このため、本実施形態によると、スイッチ部12の不揮発性記憶部123がスイッチ回路部122の接続状態を記憶していることから、これと隣接装置からのパス情報等とに基づいて装置制御部11では円滑に且つ確実に装置起動時等に失われた揮発性記憶部112の情報の一部であるパス情報等を復元することができる。
ここで、前述した再構築されるパス情報は、前述したプロトコル処理部111が保持するリンク情報と互いに関連のある複数のパス情報を意味する。又、互いに関連のある複数のパス情報としては、上位階層のパスが下位階層のパスを利用する階層関係にある複数のパス情報を意味する。更に、この互いに関連のある複数のパス情報としては、現用パスと予備パスの関係のある複数のパス情報であってもよい。
又、前述した装置制御部11は、前述したプロトコル処理部111に隣接装置から送り込まれる複数のパスを予め設けられたパス再構築の順序を定義する定義情報113bに基づいて再構築するパス順序制御手段37(図4参照)を備えた構成とし、このパス順序制御手段37により前述したパス再構築の機能が実行されるようになっている。
このため、本実施形態によると、パス再構築の順序を定義する定義情報が有効に機能して、パス順序制御手段37により、前述したパス情報等を確実に且つ効率良く復元(再構築)することができる。
更に、前述したプロトコル処理部111は、その処理動作時に機能して論理I/Fを管理する論理I/F管理手段38(図8参照)を設定し、この論理I/F管理手段38は階層化されたパスを設定するときに低階層のパスを論理I/Fとして不揮発記憶部に保存する機能を備えた構成となっている。同時に、前述した装置制御部11は、当該装置制御部11の再起動時又は制御ソフウエアのアップデートの際に失われる揮発記憶部112に格納された複数のパス情報を、当該装置制御部11の再起動後に前述したスイッチ部12の不揮発性記憶部123が保持するI/F情報123bと,装置制御部11が保持する論理I/F情報と,隣接装置から送信される複数のパス情報とに基づいて、階層化された複数のパス情報を順序に関係なく再構築する機能を備えている。
このため、下位階層のパスを論理I/Fとして不揮発記憶部123に保存すると共に、リスタート時に物理I/Fと論理I/Fを再構築したあと互いに関連のある複数のパス情報を再構築することにより、上位階層のパス構築に際して下位階層のリンクが無いという状況が防止され、これがため、パスがN次に階層関係にある複数のパス情報を、隣接装置から送信されるパス情報の順序を意識することなくリスタート前の状態に確実に復元することができる。
又、前述したプロトコル処理部111はその処理動作時に障害が発生した場合に当該障害情報を遅延させる情報遅延手段39(図8参照)を備えている。装置制御部11は、当該装置制御部11の再起動時又は制御ソフウエアのアップデートの際に失われる揮発記憶部112に格納された複数のパス情報を、当該装置制御部11の再起動後に前記スイッチ部12の不揮発性記憶部123が保持するI/F情報と隣接装置から送信される複数のパス情報に基づいて再構築する機能を有すると共に、この再構築完了後に前記情報遅延手段39で遅延させた障害情報を隣接する他の通信装置に通知すると共に障害の回復を実行する機能を備えている。
このようにすると、例えば制御ソフトウエアの再起動時に障害が発生した場合においてもパス情報の再構築の際に障害情報をパスの再構築が完了するまで遅延させるようにできるので、パスの再構築の最中に障害回復が実行されることが無くなり、かかる点において、現用と予備の関係にある複数のパス情報を隣接装置から送信されるパス情報の順序を意識すること無くリスタート前の状態に確実に復元でき、同時に障害回復も確実に実施することが可能となる。
更に、本実施形態にかかる通信装置10は、以下のように構成してもよい。即ち、本実施形態にかかる通信装置は、ユーザトラフィックを伝送するパスのパス情報を構築するに際して上位層のパスが下位層のパスに従属するという階層構造を有するネットワークと制御メッセージを送受信する制御ネットワーク20とに接続され使用されるもので、前述したパスの物理情報を示すI/F情報を記憶するI/F情報記憶手段(不揮発記憶部123:図2参照)と、前述したパスを形成する通信経路と接続するスイッチの状態を示すスイッチ情報を記憶するスイッチ情報記憶手段(不揮発記憶部123)と、前述したパス情報を構築するパスの順序を定義するための順序定義情報を記憶するパス順序定義情報記憶手段(不揮発記憶部113)とを備えている。
また、この通信装置10では、再起動後に機能し前記I/F情報記憶手段に記憶されているI/F情報と,スイッチ情報記憶手段に記憶されているスイッチ情報とに基づいて隣接するすべての通信装置10を特定する再起動前のリンク情報を生成するリンク情報生成手段(リソース管理手段36:図4参照)と、このリンク情報生成手段により生成された前記リンク情報に記述されている隣接するすべての通信装置10から当該通信装置10が保持する保持パス情報を前記制御ネットワーク20を介して取得する保持パス情報取得手段(シグナリングプロトコル手段33:図4参照)とを有している。
更に、この通信装置10については、前述した保持パス情報取得手段により、隣接するすべての通信装置が保持する保持パス情報が取得されると,前述したパス順序定義情報記憶手段に記憶されている順序定義情報に基づいて前記パス情報を生成するに際して下位層のパスを先にして上位層のパスを後にするようにパスの順序を決定する順序決定手段(パス順序制御手段37:図4参照)と、この順序決定手段により決定されるパスの順序および前記保持パス情報取得手段により取得した前記保持パス情報に基づいて前記パス情報を生成するパス情報生成手段(リソース管理手段36:図4参照)とを備えている。
このため、これによると、順序決定手段およびパス順序定義情報記憶手段に記憶されている順序定義情報に基づいてパス情報を生成するに際しては、下位層のパスを先にし、上位層のパスを後にするようにパスの順序を決定するので、通信装置10に障害が発生しても、その後にパス情報を確実に復元することができるという利点がある。
又、本実施形態にかかる通信装置10は、パスの物理情報を示すI/F情報を記憶するI/F情報記憶手段(不揮発記憶部123)と、パスを形成する通信経路と接続するスイッチの状態を示すスイッチ情報を記憶するスイッチ情報記憶手段(不揮発記憶部123)と、パスの論理情報を示す論理I/F情報を記憶する論理I/F情報記憶手段(不揮発記憶部113)とを備えている。又、この通信装置10は、再起動後に機能し前記I/F情報記憶手段に記憶されているI/F情報,前記論理I/F情報記憶手段に記憶されている論理I/F情報,および前記スイッチ情報記憶手段に記憶されているスイッチ情報に基づいて隣接するすべての通信装置10を特定する再起動前のリンク情報を生成するリンク情報生成手段(リソース管理手段36:図4参照)と、前述したリンク情報生成手段により生成されるリンク情報に記述されている隣接する通信装置10から当該通信装置10が保持する保持パス情報を前記制御ネットワーク20を介して取得する保持パス情報取得手段(シグナリングプロトコル手段33:図4参照)と、前述した保持パス情報取得手段により前記保持パス情報を取得すると下位層のパス情報が予め形成されているか否かに関わらずにパス情報を生成するパス情報生成手段(リソース管理手段36:図4参照)と備えている。
このため、これによると、リンク情報生成手段が、I/F情報,論理I/F情報,及びスイッチ情報に基づき、隣接するすべての通信装置を特定する再起動前のリンク情報を生成するので、このリンク情報はリンクに関して論理情報を有する。従って、上層層のパスの保持パス情報が下位層のパスの保持パス情報より先に取得されても、論理情報を有するリンク情報を使って、下位層のパス情報よりも先に生成することができる。つまり、階層の上下に関係なしに、保持パス情報を取得した順にパス情報を生成することが可能となっている。
ここで、本実施形態にかかる通信装置10にあっては、更に、前述したI/F情報記憶手段に格納されているI/F情報に障害情報が記述されている場合には、これを正常値に書き換えて障害情報を隠蔽したI/F情報を生成する隠蔽I/F情報生成手段(情報遅延手段39:図8参照)と、前述した論理I/F情報記憶手段に記憶されている論理I/F情報に障害情報が記述されている場合には、これを正常値に書き換えて障害情報を隠蔽した論理I/F情報を生成する隠蔽論理I/F情報生成手段(情報遅延手段39:図8参照)とを備えている。又、前述したリンク情報生成手段では、再起動後に機能し前記隠蔽I/F情報生成手段により生成された正常値に書き換えて障害情報を隠蔽したI/F情報,前記隠蔽論理I/F情報生成手段により生成された正常値に書き換えて障害情報を隠蔽した論理I/F情報,及び前記スイッチ情報記憶手段に記憶されているスイッチ情報に基づいて隣接するすべての通信装置10を特定する再起動前のリンク情報を生成する機能を備えている。
又、通信装置10の前述したパス情報生成手段により生成されるパス情報は、現用系パスと、現用系パスに障害が発生した際に使用される予備系パスを示すパスの属性を示すパス属性情報を有する。
更に、この通信装置10は、隣接する他の通信装置10から前記ネットワークに通信障害が発生した旨を示す障害情報を当該通信装置から取得する障害情報取得手段(シグナリングプロトコル手段33:図4参照)と、この障害情報取得手段により取得した障害情報を前記I/F情報記憶手段に書き込むと共に前記パス情報生成手段によりパス情報が形成される際に当該障害情報を障害がない旨の情報に書き込む障害情報書込み手段(I/F管理手段42:図8参照)と、前記パス情報生成手段によりパス情報が生成された後に前記I/F情報記憶手段に前記障害情報に基づいて障害が発生したリンク情報を特定する障害リンク特定手段と、この障害リンク特定手段により特定されたリンク情報から、この障害により影響を受けるパスを検出する障害パス検出手段(I/F管理手段42:図8参照)と、この障害パス検出手段により検出された障害が発生したパスが接続された隣接する通信装置10に対して、前記現用系パスを予備系パスに切り替える要求を制御ネットワーク20を介して送信するパス切替え要求手段(シグナリングプロトコル手段33:図4参照)と、を備えた構成となっている。
このため、これによると、パス情報が構築されたのち、パスに障害が発生した場合には、パス情報に現用系パスと予備系パスを有するので、検出された障害が発生したパスが接続された隣接する通信装置10に対して、現用系パスを予備系パスに切り替えることができるという利点がある。
次に、上述した全体的な構成内容を第1乃至第2の各実施形態に分けて、以下具体的に説明する。
〈第1実施形態〉
図1に、本第1実施形態にかかる通信装置を含む通信システム全体の構成を示し、図2に、本第1実施形態にかかる通信装置の構成を示す。
図1に示すように、この実施形態に係る♯1〜♯5の通信装置10は、前述したように光ネットワーク上で使用され、且つ制御ネットワーク20及び制御回線16を介して隣接する通信装置10に制御メッセージを送受信する装置である。ここで、光ネットワークは、制御メッセージ以外のユーザトラヒックを伝送する1〜N本の光ファイバーからなる主信号物理回線130を有している。また、互いの通信装置10との間に形成され光ネットワークのパスは、階層化されている。ここで、パスの階層化とは、パスのパス情報を構築するに際し、上位層のパスが下位層のパスに従属した関係を有することをいう。
また、光ネットワークは、ユーザトラヒックを伝送するため、♯1〜5の通信装置10の間には、例えば、パスP100,パスP200,及びパスP201からなる3つのパスが形成されている。なお、パスP200は、♯2の通信装置10と♯4の通信装置10との間の現用系パスであり、パスP201は、♯5の通信装置10とを介して♯2の通信装置10と♯4の通信装置10との間の現用系パスP200に対する予備系パスである。
♯1〜♯5通信装置10は、図2に示すように、装置制御部11と、スイッチ部12と、主信号I/F部13とを備えて構成されている。この内、装置制御部11は、装置自体を制御すると共に、制御ネットワーク20を介して隣接する通信装置10の装置制御部11との間で制御メッセージの交換を行うものであり、プロトコル処理部111,揮発記憶部112,不揮発記憶部113,及び制御I/F部114とを備えて構成されている。
プロトコル処理部111は、CPU(図示せず)有し、このCPUが不揮発記憶部113に記憶されている制御ソフトウェアを実行することによって、後述する各プロトコル手段が行う処理を実行する。
揮発記憶部112は、装置10の再起動が発生したときに消去される情報を記憶する例えばDRAMで構成された装置であって、ユーザトラヒックが伝送されるパスを特定するためのパス情報が記述されたパス情報リスト112a、ノード間をつなぐリンクを特定するためのリンク情報が記述されたリンク情報リスト112b、及びリンクを介してノードの接続形態を示すトポロジ情報が記述されたトポロジ情報リスト112cを記憶する。
パス情報リスト112aは、図3(a)に示すように、パス識別子、始端通信装置識別子、終端通信装置識別子、パス帯域、自装置のIN接続I/F、自装置のOUT接続I/F、自装置のIN−LABEL(イン−ラベル)、自装置のOUT−LABEL(アウト−ラベル)、パス属性(現用系/予備系)、及びパス障害情報からなるパス情報が記述されている。
ここで、パス識別子には、ユーザトラフィックを転送するパスを識別する情報を有している。始端通信装置識別子には、光ネットワークの始端に設置されている通信装置10を識別する情報を有しており、終端通信装置識別子には、光ネットワークの終端に設置されている通信装置10を識別する情報を有している。パス帯域には、ユーザトラフィックを転送するための通信速度を示す情報を有している。自装置のIN接続I/Fには、スイッチ回路部122を構成するスイッチ群のうちユーザトラフィックを受信する際に使用するスイッチを指定する情報を有しており、自装置のOUT接続I/Fには、ユーザトラフィックを送信する際に使用するスイッチを指定する情報を有している。自装置のIN−LABELには、ユーザトラフィックの受信先の隣接する通信装置10を指定する情報を有しており、自装置のOUT−LABELには、ユーザトラフィックの送信先の隣接する通信装置10を示す情報を有している。パス属性(現用系/予備系)には、当該パスが現用系のパスであるか予備系のパスであるかを示す情報を有している。パス障害情報には、パスに発生した障害情報を有している。
リンク情報リスト112bは、図3(b)に示すように、リンク識別子,接続先リンク識別子,リンク帯域,リンク属性,リンク障害,使用情報,及びリンクアドレスからなるリンク情報が記述されている。
リンク識別子には、ユーザトラフィックを転送するリンクを識別する情報を有している。接続先リンク識別子には、ユーザトラフィックを転送する先の通信装置10に規定されているリンクを識別する情報を有している。帯域には、リンクに送信する通信速度を有している。リンク属性には、リンクに有する属性を示す情報を有している。リンク障害には、リンクに発生した障害情報を有している。使用情報には、リンクの使用情報を有している。リンクアドレスには、リンクを識別するためのアドレスを有している。
トポロジ情報リスト112cは、図3(c)に示すように、通信装置識別子、及びリンク情報と同一な情報からなるトポロジ情報が記述されている。ここで、リンク情報、パス情報、及びトポロジ情報は、制御ソフトウェアが自律的に収集または設定した情報である。ここで、通信装置識別子の項目には、自装置が有する識別子が記述されている。
図2に示す不揮発記憶部(パス順序定義情報記憶手段、論理I/F情報記憶手段)113は、再起動が発生したときでも情報が消去されない情報を記憶する、例えばROM、EEPROMで構成された装置であって、設定情報リスト113a、及び、定義情報リスト113bを記憶する。
設定情報リスト113aは、図3(d)に示すように、リンク情報を構築する際に必要となるリンクアドレスを示すアドレス情報、各プロトコル部の動作を規定する情報が記述されている。尚、アドレス情報は装置運用者が手動で入力し設定した情報である。
又、定義情報リスト113bは、図3(e)に示すように、パス情報を再構築するに際して、優先するパスを決定するための定義が記述されている。例えば、予備系パスは現用系パスより優先し、また、下位階層のパスは上位階層パスより優先する。
図2に示す制御I/F部114は、制御ネットワーク20とプロトコル処理部111との間をインタフェースする。即ち、プロトコル処理部11から出力された制御メッセージを隣接する通信装置10に制御ネットワーク20を介して送信するとともに、制御ネットワーク20を介して通信装置10から送信されてきた制御メッセージに対する応答をプロトコル処理部11に出力する。
スイッチ部12は、主信号I/F部13から導出された♯1〜♯Nの主信号物理回線130と接続され、ハードウェア制御部121と、スイッチ回路部122と、不揮発性記憶部123とを備えている。
ここで、ハードウェア制御部121は、CPU(図示せず)有し、このCPUが不揮発記憶部123に記憶されている制御ソフトウェアを実行することによって、後述する各プロトコル手段が行う処理を実行する。
又、スイッチ回路部122は、ハードウェア制御部121からの回線切替要求に従い、主信号I/F部13から導出された♯1〜♯主信号物理回線30の切り替えを行う。
更に、不揮発記憶部(I/F情報記憶手段、スイッチ情報記憶手段)123は、例えばROM、EEPROMで構成された記憶装置であって、スイッチ部12を制御する制御ソフトウェア(図示せず)、スイッチ情報リスト123a及びI/F情報リスト123bを記憶する。
スイッチ情報リスト123aは、図3(f)に示すように、接続識別子、IN接続I/F、OUT接続I/F、自装置のIN−LABEL、自装置のOUT−LABEL、及びパス識別子からなるスイッチ情報が記述されている。
前述した接続識別子には、接続するリンクの情報を有している。IN接続I/Fには、ユーザトラフィックを受信する際のスイッチを示す情報を有しており、OUT接続I/Fには、ユーザトラフィックを送信する際のスイッチを示す情報を有している。自装置のIN−LABELには、ユーザトラフィックの受信先の隣接する通信装置10を指定する情報を有しており、自装置のOUT−LABELには、ユーザトラフィックの送信先の隣接する通信装置10を示す情報を有している。パス識別子には、ユーザトラフィックを転送するパスを識別する情報を有している。
I/F情報リスト123bは、図3(g)に示すように、I/F識別子、帯域、I/F属性、及びI/F障害からなるI/F情報が記述されている。
この内、前述したI/F識別子には、リンクが接続されたスイッチの情報を有しており、帯域には、スイッチが取り扱う通信速度を示す情報を有している。I/F属性には、スイッチに接続するリンクの促成を示す情報を有しており、I/F障害には、スイッチに接続するリンクに発生した障害情報を有している。
主信号I/F部13は、通信用コネクタ等で構成され、♯1〜♯Nの主信号物理回線130を介して自装置10のスイッチ部12と隣接する通信装置10のスイッチ部12との間をインターフェースする。
次に、装置制御部11について、その制御ソフトウェア、及びスイッチ部12の制御ソフトウェアを稼働したときの機能を説明する。
図4に、本第1実施形態の通信装置に実装されている制御ソフトウェアが稼働したときの機能ブロック図を示す。この通信装置10は、装置制御部11の制御ソフトウェアを稼働することにより、図4に示すように、制御パケット送受信手段31と、ルーティングプロトコル手段ン32と、シグナリングプロトコル手段33と、リンク管理プロトコル手段34と、パス管理手段35と、リソース管理手段36と、パス順序制御手段37とを生成する。また、スイッチ部12の制御ソフトウェアを稼働することにより、スイッチ管理手段41と、I/F管理手段42を生成する。
ここで、制御パケット送受信手段31は、制御ネットワーク20を介して隣接する通信装置10との間で、例えば、制御メッセージとしてのリカバリーシグナリング(後述する)を送受信する。又、前述したルーティングプロトコル手段32は、隣接する複数の通信装置10の間で経路情報を交換する。
シグナリングプロトコル手段(保持パス情報取得手段)33は、要求に応じてパスのリソースの設定を処理する機能を備えている。即ち、シグナリングプロトコル手段33は、隣接する♯1、♯3、♯4、♯5の通信装置10の装置制御装置部11に対して、制御パケット送受信手段31を介して再起動完了通知(Hello メッセージ)の送信を開始する。シグナリングプロトコル手段33は、制御パケット送受信手段31を介して♯1、♯3、♯4、♯5の通信装置10からの複数のリカバリシグナリング(RS1)が入力されると(ステップS43、ステップS44)、これらリカバリシグナリング(RS1)に有するリソース情報が、再起動前に設定されていたパス情報と一致するかどうか確認するために、リソース情報確認要求1をリソース管理手段36に要求する。
リンク管理プロトコル手段34は、主信号物理回線130及び制御回線16の管理を行う機能を備えている。又、パス管理手段35は、シグナリングプロトコル手段33が処理したパス情報を管理する。
リソース管理手段36は、リンク管理プロトコル手段34が処理したリンク情報を管理する機能を備えている。即ち、リソース管理手段36は、I/F情報がI/F管理手段42から入力されると、スイッチ管理手段41に対してスイッチ接続情報の取得要求を出力する。また、リソース管理手段36は、不揮発記憶部113aに記憶されている設定情報リストに記述されているアドレス情報を読み出たのち、取得したI/F情報、スイッチ情報、及びアドレス情報に基づき、リンク情報を生成し、その後、生成したリンク情報が記述されたリンク情報リスト112cを揮発記憶部112に記憶し、リンク情報を再構築する。
また、リソース管理手段36は、リンク情報の再構築を完了した旨をシグナルリングプロトコル部34に出力する。リソース管理手段36は、入力されたリソース情報に記述されているパス識別子が、不揮発記憶部123に記憶されているスイッチ情報リスト123aに記述されているスイッチ情報の中のパス識別子(図3(f)参照)と一致すれば、再起動前に設定されていたパス情報と一致するものと認識し、パス順序制御手段37に再構築すべきパスの順序を決定させる順序制御要求を送信する。
パス順序制御手段37は、通信装置10や制御ソフトウェアが再起動した際にパス情報の再構築を行う際のパスの順序を制御する機能を備えている。
前述した通信装置10は、スイッチ部12の制御ソフトウェアを実行することにより、スイッチ管理手段41と、I/F管理手段42とを設定する。
この内、スイッチ管理手段41はスイッチ情報を管理する。即ち、スイッチ管理手段41は、不揮発記憶部123に保存されているスイッチ情報リスト123aに記述されているスイッチ情報を読み出し、このスイッチ情報をリソース管理手段36に出力する。
又、I/F管理手段42はI/F情報を管理する。即ち、I/F管理手段42は、不揮発記憶部123に記憶されているI/F情報リスト123bからI/F情報を読み出し、このI/F情報をリソース管理手段36に出力する。
次に、この第1の実施形態における通信装置10の動作を説明する。
最初に、通信装置10の動作の概要及び重要ポイントについて説明し、後にそれら全体を詳述する。
まず、この第1の実施形態における通信装置10の再起動に際しては、通信装置が備えている装置制御部11を再起動する第1の工程と、この装置制御部11に並設されたスイッチ部12の記憶部に格納されているI/F情報と隣接装置から送り込まれるパス情報等を保持する第2の工程と、この保持された情報に基づいて前記装置制御部11の記憶部から再起動時等に失われた複数のパス情報等を元の状態である互いに関連のある複数のパス情報に再構築する第3の工程とを備えている。
このため、これによると、スイッチ部12の不揮発性記憶部123で記憶されているスイッチ回路部122の接続状態と隣接装置からのパス情報等とを手順良く利用してパス情報等を復元し得るので、作業に無駄がなく円滑に且つ迅速にパス情報等の復元が可能となる。
ここで、前述した第3の工程の実行に際しては、予め設けられたパス再構築の順序を定義する定義情報に基づいて前記装置制御部11が備えているパス順序制御手段37(図4参照)が有効に作動し、複数のパス情報等が元の状態に再構築される。
又、この第3の工程の実行に際しては、まず物理I/F情報を実施した後に互いに関連のある複数のパス情報を予め設けられたパス再構築の優先順序を定義する定義情報に従って順番に再構築される。
更に、前述した第3の工程における互いに関連のある複数のパス情報としては、上位階層のパスが下位階層のパスを利用する階層関係にある複数のパスを対象とし、これら階層関係にある複数のパスが元の状態に再構築される。
ここで、前述した第3の工程における互いに関連のある複数のパス情報としては、現用パスと予備パスの関係のある複数のパスを対象とし、これら現用パスと予備パスの関係のある場合の複数のパスも元の状態に再構築される。
更に、本実施形態にかかる図1の通信システムでは、ユーザトラフィックを伝送するパスのパス情報を構築するに際して、上位層のパスが下位層のパスに従属するという階層構造を有するネットワークに当該ユーザトラフィックの伝送を制御するとともに、制御ネットワークを介して各通信装置が当該通信装置相互間での制御メッセージの送受信を制御する。この場合、前述した通信装置10を再起動したのちに当該通信装置10の装置制御部11が、予め別に記憶された前記パスの物理情報を示すI/F情報と前記パスを形成する通信経路と接続するスイッチの状態を示すスイッチ情報とに基づいて隣接するすべての通信装置10を特定する再起動前のリンク情報を生成し、この生成した前記リンク情報に記述されている隣接するすべての通信装置10から、当該通信装置が保持する保持パス情報を前記制御ネットワーク20を介して取得し、その後、予め別に設定された前記パス情報構築用のパスの順序を定義するための順序定義情報に基づいて、前記パス情報を生成するに際して下位層のパスを先にし、上位層のパスを後にするようにパスの順序を決定し、そして、この決定したパスの順序および先に取得した前記保持パス情報に基づいて前述したパス情報を生成する構成となっている。
このため、本実施形態によると、予め記憶する順序定義情報に基づき、パス情報を生成するに際して下位層のパスを先にし、上位層のパスを後にするようにパスの順序を決定するので、通信装置に障害が発生しても、その後に、パス情報を確実に復元することが可能となる。
これを更に詳述する。
まず、装置制御部11が再起動した際には、正常に稼働していたときに揮発記憶部112に記憶されていたパス情報,トポロジ情報,及びリンク情報が消滅しているので、再起動を行うに際して、これらの情報を再構築する必要がある。そして、リンク情報は、パス情報及びトポロジ情報より先に再構築する必要がある。また、パス情報及びトポロジ情報の構築は、任意の順序もしくは同時に再構築することが可能である。そこで、この実施形態の通信装置の動作の説明を、(1)リンク情報の再構築する動作、(2)リンク情報の再構築後のパス情報の再構築する動作の順に説明する。なお、トポロジ情報の再構築の動作については、トポロジ情報リストに記述されているトポロジ情報がリンク情報リストに記述されている通信装置の識別情報のほかは同一であり、一旦リンク情報を構築してしまえば、その情報を用いて簡単に生成することができるので、その動作説明を省略する。
(1).リンク情報の再構築する動作について
図5は、本第1実施形態にかかる通信装置10がリンク情報を再構築する際の動作を示すシーケンス図である。この図5に示すように、再起動がなされると(T1:再起動)、リソース管理手段36は、I/F管理手段42に対してI/F情報の取得要求を出力する(ステップS10)。すると、I/F管理手段42は、不揮発記憶部123に記憶されているI/F情報リスト123bからI/F情報を読み出し、このI/F情報をリソース管理手段36に出力する(ステップS11)。
リソース管理手段36は、I/F情報がI/F管理手段42から入力されると、スイッチ管理手段41に対してスイッチ接続情報の取得要求を出力する(ステップS12)。すると、スイッチ管理手段41は、不揮発記憶部123に保存されているスイッチ情報リスト123aに記述されているスイッチ情報を読み出し、このスイッチ情報をリソース管理手段36に出力する(ステップS13)。
次に、リソース管理手段36は、不揮発記憶部113aに記憶されている設定情報リストに記述されているアドレス情報を読み出す。その後、リソース管理手段36は、取得したI/F情報、スイッチ情報、及びアドレス情報に基づき、リンク情報を生成し、その後、生成したリンク情報が記述されたリンク情報リスト112cを揮発記憶部112に記憶し、リンク情報を再構築する(T2:リンク情報再構築完了)。
即ち、リソース管理手段36は、取得したI/F情報のうちのI/F識別子,帯域,I/F属性,及びI/F障害を、それぞれリンク情報を形成する接続先リンク識別子,リンク帯域,リンク属性,リンク障害とする。また、リソース管理手段36は、取得したスイッチ情報のうち接続識別子をリンク情報を形成するリンク識別子とし、IN接続I/F、OUT接続I/F、自装置IN−LABEL、及び自装置OUT−LABELを有している場合には、使用情報にリンクが使用されている旨を記述する。さらに、リソース管理手段36は、取得したアドレス情報をリンク情報を形成するリンクアドレスとしてリンク情報を生成する。
(2).パス情報を再構築する動作について
図6は、本第1実施形態にかかる通信装置がパス情報を再構築する際の動作を示すシーケンス図である。図7は、本第1実施形態にかかる通信装置がパス順序を決定する動作を示すフローチャートである。ここで、リンク情報の再構築が完了したのち、♯2の通信装置10において、3本のパスP100、パスP200、パスP 201のパス情報を再構築する動作について説明する。なお、♯4の通信装置の装置制御部11は、パスP100が直接接続されるFA(Forwardding Adjacency)と呼ばれる論理的な隣接装置である。
図6に示すように、リンク情報の再構築が完了すると(T100:リンク情報の再構築完了)、リソース管理手段36は、リンク情報の再構築を完了した旨をシグナルリングプロトコル部34に出力する(ステップS40)。シグナリングプロトコル手段33は、隣接する♯1、♯3、♯4、♯5の通信装置10の装置制御装置部11に対して、制御パケット送受信手段31を介して再起動完了通知(Hello メッセージ)の送信を開始する(ステップS41、ステップS42)。その後、隣接する♯1、♯3、♯4、♯5のそれぞれの通信装置10の装置制御部11は、制御ネットワーク20及び制御回線16を介して受信されたHello メッセージを検出すると、再構築する必要があるパスに対するリカバリシグナリング(RS1)を♯2の通信装置10に制御回線16及び制御ネットワーク20を介して送信する。
♯2の通信装置10のシグナリングプロトコル手段33は、制御パケット送受信手段31を介して♯1、♯3、♯4、♯5の通信装置10からの複数のリカバリシグナリング(RS1)が入力されると(ステップS43、ステップS44)、これらリカバリシグナリング(RS1)に有するリソース情報が、再起動前に設定されていたパス情報と一致するかどうか確認するために、リソース情報確認要求1をリソース管理手段36に要求する(ステップS45)。
リソース管理手段(リンク情報生成手段、パス情報生成手段)36は、入力されたリソース情報に記述されているパス識別子が、不揮発記憶部123に記憶されているスイッチ情報リスト123aに記述されているスイッチ情報の中のパス識別子(図3(f)参照)と一致すれば、再起動前に設定されていたパス情報と一致するものと認識し、パス順序制御手段37に再構築すべきパスの順序を決定させる順序制御要求を送信する(ステップS46)。ここで、リソース情報に有するパス識別子とスイッチ情報リスト123aに記憶されているパス識別子とに矛盾がある場合はエラーとして扱い、一致する情報がない場合は新規のパス情報として扱う。
パス順序制御手段37は、すべての再構築すべきパスの順序制御要求を受信したのち、後述する順序制御アルゴリズムを用いて、パス情報を構築すべきパスの優先順位を決定する順序決定処理(この処理は後述する)を行う。その結果、パス順序制御手段37は、その優先順位をパスP201、パスP200、パスP100の順に決定する。その後、パス順序制御手段37は、パス情報を構築するに際して最優されるパスP201をリソース管理手段36に通知する(ステップS47)。
リソース管理手段36は、通知されたパスP201に対する、先に有入力されたリソース確認要求に対するリソース確認応答をシグナリングプロトコル手段33に出力する(ステップS48)。シグナリングプロトコル手段33は、リソース確認応答が入力されると、制御パケット送受信手段31を介して、♯4の通信装置10の装置制御部11にリカバリシグナリング(RS2)を送信する(ステップS49、ステップS50)。
♯4の通信装置11の装置制御部11は、リカバリシグナリング(RS2)に対する応答を、制御回線16及び制御ネットワーク20を介して♯2のシグナリングプロトコル手段33にリカバリシグナリング(RS3)を送信する。
♯2のシグナリングプロトコル手段33は、♯4の通信装置10からのリカバリシグナリング(RS3)を受信すると(ステップS51、ステップS52)、先に送信したリカバリシグナリング(RS2)に対する応答が正しいかどうかを問い合わせるために、リソース確認要求2をリソース管理手段36に出力する(ステップS53)。すると、リソース管理手段33は、ソース情報に有するパス情報に基づき、揮発記憶部112にパス201のパス情報を有するパス情報リスト112aを記憶する。この時点で、パスP201についてのパス情報の再構築が完了する。
リソース管理手段36は、パスP201の再構築が完了した旨の通知をパス順序制御手段37に通知する(ステップS54)。その後、パス順序制御手段37は、不揮発記憶部113に記憶されている定義情報リスト113bを参照して、優先されるパスP200をリソース管理手段36に通知する(ステップ55)。
以下、同様にして、パスP200、パスP100のパス情報の再構築が行われる。パスP200は、♯3の通信装置10の装置制御部11との間でリカバリーシグナリングを交換して、パス情報の再構築を行う(ステップS56〜ステップS63)。パスP100は、♯5の通信装置10の装置制御部11との間でリカバリーシグナリングを交換して、パス情報の再構築を行う(ステップS64〜ステップS70)。
その後、パスP100のパス情報の再構築が完了したことがパス順序制御手段37に通知されると(ステップS70)、すべてのパスが再構築されたことが確認でき、再起動処理が完了する。なお、パスP100は、パスの中間に設置されている♯2の通信装置10が再起動するので、リソース確認要求(ステップS61)の後に、リソース確認応答がシグナリングプロトコル手段33に通知され、シグナリングプロトコル手段33は、リカバリーシグナリング(RS4、図示せず)を送信する処理が入る。
次に、上述したパス情報を構築すべきパスの優先順位を決定する順序決定処理を説明する。図7は、パス情報を構築するべきパスの優先順位を決定する動作を示すフローチャートである。
まず、上述したようにしてリンク情報が再構築されたのち、パス順序制御手段37は、リソース管理手段36から順序制御要求が入力されると(S80)、すべてのパスに対する順序制御要求が入力されたか否かを判定する(ステップS81)。パス順序制御手段37は、すべてのパスに対する順序制御要求が未だに入力されていないと判定した場合には(ステップS81;NO)、ステップS80に処理を移行し、すべてのパスに対する順序制御要求が入力されるまで待機する。
一方、パス順序制御手段37は、すべてのパスに対する順序制御要求が入力されたと判定した場合には(ステップS81;YES)、不揮発記憶部113の定義情報リスト113に記述されている定義情報を参照し(ステップS82)、優先順、すなわちパスP201、パスP200、パスP100の順にこれらを揮発記憶部メモリ112のワーク領域(図示せず)に記憶する(ステップS83)。ここで、当該パスが予備系パスで、かつ、下位階層のパスである場合には、定義1及び定義2に基づき、優先順位が高いパスとして取り扱われる。
次に、パス順序制御手段37は、ワーク領域に記憶されているもっとも高い順位を有するパスをリソース管理手段36に通知する(ステップS84)。その後、パス順序制御手段37は、リソース管理手段36から完了通知が入力されたか否かを判定し(ステップS85)、完了通知が入力されていないと判定した場合には(ステップ85;NO)、完了通知が入力されるまで待機し、一方、完了通知が入力されたと判定した場合には(ステップ85;YES)、該当するパスをワーク領域から削除する(ステップS86)。その後、パス順序制御手段37は、ワーク領域にパスが記憶されているか否かを判定する(ステップS87)。
パス順序制御手段37は、ワーク領域にパスが記憶されていると判定した場合には(ステップ87;YES)、パスの順序制御が未だ完了していないものと認識し、ステップS84に移行し、上述したと同様の操作を続ける。一方、パス順序制御手段37は、ワーク領域にパスが記憶されていないと判定した場合には(ステップ87;NO)、パス情報を構築すべきパスの優先順位を決定する順序決定処理が完了したものと認識し、処理を終了する。
この実施形態によれば、情報を再構築する複数のパスの関係が、階層関係になっている場合、および現用/ 予備関係になっている場合においても、パスを再起動前と同じ適切な状態に復元することができる。
〈第2実施形態〉
図8に、本第2実施形態にかかる通信装置の機能を示す機能ブロック図を示す。
この第2の実施形態における通信装置10は、前述した第1実施形態の通信装置10の場合と同様に、装置制御部と、スイッチ部と、主信号I/F部とを備えている。そして、この通信装置、及びその構成部分、並びに機能ブロック図に示された各構成部分に付する参照符合は、前述した第1実施形態の通信装置のものと同一のものは同一の符合を付すものとする。
この実施形態の通信装置10は、前述した第1の実施形態の場合(図1)と同様に階層化されたと同様な光ネットワークにおいて♯1〜♯5の通信装置10として設置されている。
♯1〜♯5通信装置10は、図2に示すように、装置制御部11と、スイッチ部12と、主信号I/F部13とを備えて構成されている。装置制御部11は、装置自体を制御するとともに、制御ネットワーク20を介して他の通信装置10の制御装置部11との間で制御メッセージの交換を行うものであって、プロトコル処理部111、揮発記憶部112、不揮発記憶部113、及び、制御I/F部114とを備える。
揮発記憶部112は、パス情報リスト112a、リンク情報リスト112b、及びトポロジ情報リスト112cを記憶する。不揮発性記憶部113は、制御ソフトウェア(図示せず)、設定情報リスト113a、及び論理I/F情報リスト113c(図8参照)を記憶する。揮発記憶部123は、制御ソフトウェア(図示せず)、スイッチ情報リスト123a、及びI/F情報リスト123bを記憶する。
又、論理I/F情報リスト113cは、パスの論理情報を示す論理I/F情報が記述されている。論理I/F情報は、上述したI/F情報と同様、ユーザトラフィックを伝送するパスのパス情報を構築するに際して、上位層のパスが下位層のパスに従属することが示されている。
図8は、本発明に係る第2実施形態の通信装置に搭載されている制御ソフトウェアを実行したときの機能ブロック図である。通信装置10は、装置制御部11の制御ソフトウェアを稼働させることにより、制御パケット送信手段31と、ルーティングプロトコル部32と、シグナリングプロトコル手段(保持パス情報取得手段、障害情報取得手段、パス切替え要求手段と)33と、リンク管理プロトコル手段34と、パス管理手段35と、リソース管理手段36と、論理I/F管理手段38と、情報遅延手段39とを生成し、また、スイッチ部12の制御ソフトウェアを稼働させることにより、スイッチ管理手段41と、I/F管理手段(障害情報書込み手段、障害パス検出手段)42を生成する。
論理I/F管理手段38は、論理I/F情報として管理する。情報遅延手段39は、不揮発記憶部123cに記憶されているI/F情報リスト1123bに障害情報が記述されている場合には、これを正常値(障害が無い)に書き換えて障害情報を隠蔽したI/F情報を生成し、このI/F情報をリソース管理手段36に出力する。また、情報遅延手段39は、不揮発記憶部113に記憶されている論理I/F情報リスト113cに障害情報が記述されている場合には、これを正常値(障害が無い)に書き換えて障害情報を隠蔽した論理I/F情報を生成し、この論理I/F情報をリソース管理手段36に出力する。
通信装置10は、スイッチ部12の制御ソフトウェアを実行することにより、スイッチ管理手段41と、I/F管理手段42とを構成する。
次に、本第2実施形態にかかる通信装置の動作を説明する。ここで、最初に全体的な基本動作および重要ポイントを説明し、その後、それらを詳述する。
本実施形態にかかる通信装置10にあっては、ユーザトラフィックを伝送するパスのパス情報を構築するに際して、上位層のパスが下位層のパスに従属するという階層構造を有するネットワークに当該ユーザトラフィックの伝送を制御すると共に、制御ネットワークを介して各通信装置10が相互間での制御メッセージの送受信を制御するように構成されている。
又、この通信装置10を再起動した後は、当該通信装置10の装置制御部が、予め別に記憶された前記パスの物理情報を示すI/F情報,前記パスの論理情報を示す論理I/F情報,及び前記パスを形成する通信経路と接続するスイッチの状態を示すスイッチ情報とに基づいて、隣接するすべての通信装置を特定する再起動前のリンク情報を生成し、この生成したリンク情報に記述されている隣接する通信装置から、当該通信装置が保持する保持パス情報を前記制御ネットワーク20を介して取得し、その後、下位層のパス情報が予め形成されているか否かに関わらず前記装置制御部11がパス情報を生成する機能を備えている。
このため、これによると、I/F情報,論理I/F情報,及びスイッチ情報に基づいて隣接するすべての通信装置を特定する再起動前のリンク情報を生成するので、このリンク情報はリンクに関して論理情報を有する。従って、上層層のパスの保持パス情報が下位層のパスの保持パス情報より先に取得されても、論理情報を有するリンク情報を使って、下位層のパス情報よりも先に生成することができる。つまり、階層の上下に関係なしに、保持パス情報を取得した順にパス情報を生成することができる。
ここで、上記通信制御の手法にあっては、前述した通信装置の再起動後に、前述したI/F情報に障害情報が記述されている場合にはこれを正常値に書き換えて障害情報を隠蔽したI/F情報を生成し、また、前述した論理I/F情報に障害情報が記述されている場合にはこれを正常値に書き換えて障害情報を隠蔽した論理I/F情報を生成し、この正常値に書き換えて障害情報を隠蔽したI/F情報,正常値に書き換えて障害情報を隠蔽した論理I/F情報,および前記スイッチ情報に基づいて、隣接するすべての通信装置を特定する再起動前のリンク情報を生成するようになっている。
又、上記通信制御方法にあっては、前記生成したパス情報には、現用系パスと当該現用系パスに障害が発生した際に使用される予備系パスに係るパスの属性を示すパス属性情報を有するものとし、隣接する通信装置から例えば前記ネットワークに通信障害が発生した旨を示す障害情報を当該通信装置から取得し、この取得した前記障害情報を記憶手段に書き込み、前記パス情報を生成したのち、前記記憶手段に書き込まれた障害情報によって障害が発生したリンク情報を特定し、この特定した前記リンク情報から、この障害により影響を受けるパスを検出し、この検出した障害が発生したパスが接続された隣接する通信装置に対して、前記現用系パスを予備系パスに切り替える要求を前記制御ネットワークを介して送信するように構成してもよい。
このため、これによると、パス情報が構築された後にパスに障害が発生した場合には、パス情報に現用系パスと予備系パスを有するので、検出された障害が発生したパスが接続された隣接の通信装置に対して、現用系パスを予備系パスに切り替えることができる。
以下、これらの動作を更に具体的に説明する。
(1).リンク情報の再構築する動作について
図9に、本第2実施形態にかかる通信装置10がリンク情報の再構築する動作を示すシーケンス図を示す。通信装置10の再起動がなされると(T1:再起動)、リソース管理手段36は、I/F管理手段42に対してI/F情報の取得要求をI/F管理手段38に出力する(ステップS90)。すると、I/F管理手段42は、不揮発記憶部123に記憶されているI/F情報を読み出し、このI/F情報を情報遅延手段39に出力する(ステップS91)。
この情報遅延手段39は、I/F情報が入力されると、I/F情報の中のI/F障害フィールドを調べ(図3(g)参照)、このフィールドが障害状態を示している場合には、これを正常値に書き換えて障害情報を隠蔽したI/F情報を生成し、この障害情報を隠蔽したI/F情報をI/F情報取得応答としてリソース管理手段37に出力する。一方、情報遅延手段39は、I/F障害フィールドが障害状態を示していな場合には、I/F管理手段42から入力されたI/F情報そのままI/F情報取得応答としてリソース管理手段36に出力する(ステップS92)。
次に、リソース管理手段36は、論理I/F管理手段38に対して論理I/F情報の取得要求を出力する(S93)。論理I/F管理手段38は、再起動後に読み込んだ不揮発記憶部123の論理I/F情報を、情報遅延手段39に出力する(ステップS94)。
情報遅延手段(隠蔽I/F情報生成手段、隠蔽論理I/F情報生成手段)39は、論理I/F情報が入力されると、論理I/F情報の中のI/F障害フィールドを調べ(図8(b)参照)、このフィールドが障害状態を示している場合には、これを正常値に書き換えて障害情報を隠蔽した論理I/F情報を生成し、この障害情報を隠蔽した論理I/F情報を論理I/F情報取得応答としてリソース管理手段36に出力する。一方、情報遅延手段39は、論理I/F障害フィールドが障害状態を示していな場合には、論理I/F管理手段38から入力された論理I/F情報そのままを論理I/F情報取得応答としてリソース管理手段36に出力する(ステップS95)。
最後に、リソース管理手段36は、スイッチ管理手段35にスイッチ接続情報取得要求を発行する(ステップS96)。すると、スイッチ管理手段35は、不揮発記憶部123に保存されているスイッチ接続情報をスイッチ接続情報取得応答として返答する(ステップ97)。
リソース管理手段36は、第1実施形態の通信装置のリソース管理手段36と同様にして、障害状態が記述されていないリンク情報リスト112bが揮発記憶部112に生成され、その結果、物理と論理の両方を含むリンク情報の再構築が完了する。
(2).パス情報の再構築する動作について
図10は、第2実施形態の通信装置におけるリンク情報の再構築後のパス情報を再構築する動作を示すシーケンス図である。なお、♯4の通信装置の装置制御部11は、パスP100が直接接続されるFA(Forwardding Adjacency)と呼ばれる論理的な隣接装置である。リンク情報の再構築(T100:リンク情報野の再構築完了)が完了すると、ソース管理手段36は、リンク情報が構築した旨を示すリンク情報構築完了通知をシグナリングプロトコル手段33に出力する(ステップS100)。
シグナリングプロトコル手段33は、♯1、♯3、♯4、♯5の隣接する通信装置10の装置制御部11に対して、制御パケット送受信手段31を介して再起動完了通知(Hello メッセージ)の送信を開始する(ステップS101、ステップS102)。
その後、隣接する♯1、♯3、♯4、♯5の通信装置10の制御装置部11は、Hello
メッセージを検出すると再構築する必要があるパスに対して、それぞれリカバリーシグナリング(RS1)を送信する(ステップS103〜ステップS105)。
♯1、♯3、♯4、♯5の通信装置10の制御パケット送受信部31は、受信したリカバリーシグナルメッセージ(RS1)を受信すると、このメッセージ(RS1)をシグナリングプロトコル手段33に出力する(ステップS106〜ステップS108)に出力する。
シグナリングプロトコル手段33は、これらメッセージ(RS1)の要求しているリソースが再起動前に設定されていたパス情報と一致するかどうか確認するために、リソース確認要求をリソース管理手段36に要求する(S109〜S111)。リソース管理手段36は、リンク情報の再構築動作で通知されているスイッチ接続情報のパス識別子と一致すればリソース確認応答を返答する(S112〜S114)。
その後、シグナリングプロトコル手段33は、制御パケット送受信手段31を介して、♯4、♯3、♯5の通信装置10にリカバリーシグナリング(RS2)を送信する(ステップS115〜ステップS120)。
隣接する♯1、♯3、♯4、♯5の通信装置10は、リカバリーシグナリング(RS2)の応答としてリカバリーシグナリング(RS3)を送信する(ステップS121〜ステップS123)。
その後、シグナリングプロトコル部33は、制御パケット送受信部31を介してリカバリーシグナリング(RS3)が入力されると(ステップS124〜ステップS126)、リソース管理部36にリソース確認要求を出力する(ステップS127からステップS129)。
リソース管理部36は、制御パケット送受信手段31とシグナリングプロトコル手段33を介してリソース確認要求が入力されると、スイッチ接続情報にしたがって接続先が正しいことを確認すると、パス情報の再構築が完了する(T101:全パス情報の再構築完了)。
なお、図10において、3本のパスP100、パスP200、パスP201情報の再構築は、隣接する通信装置10の装置制御部11からのリカバリーシグナリング(RS1)1 が到着した順序で処理すること可能であり、本発明の第1の実施の態の通信装置ように順序制御は必要がない。また、パスP100は、パスの中間にある♯2の通信装置装置10の再起動であるので、図示しないが、リソース確認要求(ステップS124)の後に、リソース確認応答がシグナリングプロトコル手段33に通知され、シグナリングプロトコル手段33は、リカバリーシグナリング(RS4、図示せず)を送信する処理が入る。
次に、通信装置を再起動し、パス情報が構築された後に隣接する通信装置間を結ぶ回線に障害が発生した場合の動作について説明する。
図11は、♯2の通信装置の再起動中に隣接する♯3通信装置と♯4の通信装置との間を結ぶファイバーに切断などの障害が発生した場合の動作を示すシーケンス図である。♯4の通信装置10のI/F管理手段42は、ファイバーに障害が発生すると、障害情報を検出する。
その後、♯2の通信装置10は、SONET/SDH のAIS (Alarm Indication
Signal )などのアラーム伝達の仕組みを使って、その障害情報が通知され、不揮発記憶部123のI/F情報リスト123bに障害情報が記述される。ここで、この障害情報が入力される前において、すでに、リソース管理手段36は、情報遅延手段38から障害状態が正常値(障害なし)として通知されているものとする。
リソース管理手段36が、パスの再構築が完了した旨の通知を情報遅延手段39に出力すると(ステップ130)、情報遅延手段38は、障害になっているリンクの障害情報をリソース管理手段36に通知する(ステップ131)。リソース管理手段36は、リンクの障害により影響を受けたパスを検索し、そのパスをシグナリングプロトコル手段33に通知する(ステップ132)。
シグナリングプロトコル手段33は、隣接する♯1、♯3、♯4、♯5の通信装置10の装置制御部11に、制御パケット送信部31を介して、パスの切替えを要求する切り替えシグナリングを送信する(ステップS133、ステップS134)。このとき、すでにすべてのパス情報の再構築はすでに完了しているため、予備パスへの切替に失敗することはなく、確実に切替えることが可能である。
以上のように、この第2の実施形態によれば、情報を再構築する複数のパスの関係が、階層関係になっている場合、およびに現用/ 予備関係になっている場合においても、パスを再起動前と同じ適切な状態に復元することが可能である。特に、この実施形態によれば、第1実施形態をことなり、関連のある複数のパスを、属性を意識することなく、すなわち、パスの再構築の順序を意識することなく確実に再構築することができる。従って、第1実施形態の通信装置が実行するパス情報の構築処理を簡素化することができる。
なお、本実施形態の動作では、パスの階層箇所であり、かつ現用系と予備系の分岐箇所の両方が含まれる通信装置を例に挙げて説明したが,本発明はこれに限定されることなく、パスの階層箇所、又は現用系と予備系の分岐箇所を単独で含んでいる通信装置にも適用することができる。
また、装置の電源などに障害が発生し、通信装置10全体が再起動した場合においても、スイッチ部12で保存するスイッチ情報リスト123aとI/F情報リスト123bが、不揮発記憶部123に記憶されているので、本第1実施形態にかかる通信装置においても適用することができる。
〈第3の実施形態〉
この第3の実施形態は、前述した通信装置10の各制御機能をコンピュータプログラムで実行するようにしたもので、その内容は、前述した各実施形態における通信装置10の再起動時の通信制御動作とほぼ同等の内容となっている。
即ち、本実施形態における通信制御プログラムは、ユーザトラフィックを伝送するパスのパス情報を構築するに際して、上位層のパスが下位層のパスに従属するという階層構造を有するネットワークに当該ユーザトラフィックの伝送を制御すると共に、制御ネットワークを介して各通信装置10が通信装置相互間での制御メッセージの送受信を制御する制御プログラムである。この制御プログラムは、前述した通信装置10を再起動した後に、予め別に記憶されたパスの物理情報を示すI/F情報と前記パスを形成する通信経路と接続するスイッチの状態を示すスイッチ情報とに基づいて隣接するすべての通信装置10を特定する再起動前のリンク情報を生成する手順、 生成した前記リンク情報に記述されている隣接するすべての通信装置10から、当該通信装置10が保持する保持パス情報を前記制御ネットワーク20を介して取得する手順、 その後に予め記憶設定された前記パス情報を構築するパスの順序を定義するための順序定義情報に基づいて,前記パス情報を生成するに際して下位層のパスを先にし上位層のパスを後にするようにパスの順序を決定する手順、およびこの決定されたパスの順序と先に取得した保持パス情報とに基づいて前述したパス情報を生成する手順、にかかるプログラムをコンピュータに実行させるようにしたことを、その内容とする。
このため、これによると、予め記憶する順序定義情報に基づき、パス情報を生成するに際して下位層のパスを先にし上位層のパスを後にするようにパスの順序を決定するので、通信装置が障害が発生した後にパス情報を迅速に且つ確実に復元処理することができる。
更に、本実施形態における通信制御プログラムでは、ユーザトラフィックを伝送するパスのパス情報を構築するに際して、上位層のパスが下位層のパスに従属するという階層構造を有するネットワークに当該ユーザトラフィックの伝送を制御すると共に制御ネットワークを介して各通信装置が通信装置相互間での制御メッセージの送受信を制御する通信制御プログラムである。そして、この制御プログラムは、前述した通信装置を再起動したのち、予め記憶された前記パスの物理情報を示すI/F情報,前記パスの論理情報を示す論理I/F情報,及び前記パスを形成する通信経路と接続するスイッチの状態を示すスイッチ情報とに基づいて隣接するすべての通信装置を特定する再起動前のリンク情報を生成する手順、生成した前記リンク情報に記述されている隣接する通信装置から当該通信装置が保持する保持パス情報を前記制御ネットワークを介して取得する手順、その後、下位層のパス情報が予め形成されているか否かに関わらずパス情報を生成する手順、にかかるプログラムをコンピュータに実行させるようにしたことを、その内容とする。
このため、これによると、I/F情報,論理I/F情報,及びスイッチ情報に基づき、隣接するすべての通信装置を特定する再起動前のリンク情報を生成するので、このリンク情報は、リンクに関して論理情報を有する。従って、上層層のパスの保持パス情報が下位層のパスの保持パス情報より先に取得されても、論理情報を有するリンク情報を使って、下位層のパス情報よりも先に生成することができる。つまり、階層の上下に関係なしに、保持パス情報を取得した順にパス情報を生成することができる。
そして、上記第3の実施形態によると、前記各実施形態の場合と同様に、ネットワークに接続された通信装置の再起動時等に装置制御部に障害が発生してパス情報等が失われた場合であっても、互いに関連のある複数のパス情報を再起動前の元の状態に確実に復元することが可能となる。
本発明に係る第1実施形態(及び第2実施形態)の通信装置が使用されている光ネットワークの構成を示すブロック図である。 本発明に係る第1実施形態の通信装置の構成を示すブロック図である。 図2中の揮発記憶部、及び不揮発記憶部に記憶されている情報を説明した図である。 制御ソフトウェアを実行することにより構成される機能ブロック図である。 本発明に係る第1実施形態の通信装置におけるリンク情報再構築の動作を示すシーケンス図である。 本発明に係る第1実施形態の通信装置におけるパス情報再構築の動作を示すシーケンス図である。 本発明に係る第1実施形態の通信装置におけるパス順序制御手段の処理を示すフローチャートである。 本発明に係る第2実施形態の通信装置の機能ブロック図である。 本発明に係る第2実施形態の通信装置におけるリンク情報再構築の動作を示すシーケンス図である。 本発明に係る第2実施形態の通信装置におけるパス情報再構築の動作を示すシーケンス図である。 本発明に係る第2実施形態の通信装置におけるパス情報再構築後の動作を示すシーケンス図である。 従来例における通信装置が使用されているネットワークの構成を示すブロック図である。 図12中の通信装置の構成を示すブロック図である。 従来例における通信装置の再起動を示すシーケンス図である。 従来例における通信装置の再起動を示すシーケンス図である。 従来例における通信装置の再起動において復元できない階層関係を示すブロック図である。 従来例における通信装置の再起動手順では復元できない現用/ 予備関係を示すブロック図である。
符号の説明
10 通信装置
11 装置制御部
12 スイッチ部
13 主信号I/F部
30 装置制御部の制御ソフトウェア
31 制御パケット送受信手段
32 ルーティングプロトコル手段
33 シグナリングプロトコル手段(保持パス情報取得手段、障害情報取得手段、パス切替え要求手段と)
34 リンク管理プロトコル手段
35 パス管理手段
36 リソース管理手段(リンク情報生成手段、パス情報生成手段)
37 パス順序制御手段(順序決定手段)
38 論理I/F管理手段
39 情報遅延手段(隠蔽I/F情報生成手段、隠蔽論理I/F情報生成手段)
40 スイッチ部の制御ソフトウェア
41 スイッチ管理手段
42 I/F管理手段(障害情報書込み手段、障害パス検出手段)
111 プロトコル処理部
112 揮発記憶部
112a パス情報リスト
112b リンク情報リスト
112c トポロジ情報リスト
113 不揮発記憶部(パス順序定義情報記憶手段、論理I/F情報記憶手段)
113a 設定情報リスト
113b 定義情報リスト
114 制御I/F部
121 ハードウェア制御部
122 スイッチ回路部
123 不揮発記憶部(I/F情報記憶手段、スイッチ情報記憶手段)
123a スイッチ情報リスト
123b I/F情報リスト
130 主信号物理回線
P100、P200、P201 パス

Claims (20)

  1. 2以上の通信装置相互間のトラヒックの方路を切替えるスイッチ部と、このスイッチ部を制御する装置制御部とを備え、
    前記装置制御部は、所定の制御ソフトウエアが動作するプロトコル処理部と、障害発生の際に前記プロトコル処理部が保持する情報を保存する揮発性記憶部とを有し、
    前記スイッチ部は、内蔵のスイッチ回路部を前記装置制御部からの要求により制御する制御部と、前記スイッチ回路部の接続状態を記憶する不揮発性記憶部とを有し
    前記装置制御部障害発生の際に失われる前記揮発性記憶部の情報の一部である互いに関連する複数パスのパス情報を、前記スイッチ部の不揮発性記憶部が保持するI/F情報と隣接装置からのパス情報に基づいて再構築する機能を備えていることを特徴とした通信装置。
  2. 前記請求項1に記載の通信装置において、
    前記互いに関連のある複数のパス情報は、上位階層のパスが下位階層のパスを利用する階層関係にある複数のパス情報であることを特徴とした通信装置。
  3. 前記請求項1に記載の通信装置において、
    前記互いに関連のある複数のパス情報は、現用パスと予備パスの関係のある複数のパス情報であることを特徴とした通信装置。
  4. 前記請求項1に記載の通信装置において、
    前記装置制御部は、
    前記パス情報を再構築する際のパスの順序を決定するパス順序制御手段と、
    前記パス順序制御手段が決定したパスの順序に従って前記パス情報を再構築するパス情報生成手段とを有することを特徴とする通信装置。
  5. 前記請求項1に記載の通信装置において、
    前記プロトコル処理部は、その処理動作時に機能して論理I/Fを管理する論理I/F管理手段を備え、この論理I/F管理手段は階層化されたパスを設定するときに低階層のパスを論理I/Fとして不揮発記憶部に保存する機能を有し、
    前記装置制御部は、障害発生の際に失われる揮発性記憶部に格納された複数のパス情報を、前記スイッチ部の不揮発性記憶部が保持する前記I/F情報及び前記論理I/F情報と隣接装置から送信される複数のパス情報に基づいて、階層化の順序に関係なく再構築する機能を備えていることを特徴とする通信装置。
  6. 前記請求項1に記載の通信装置において、
    前記プロトコル処理部はその処理動作時に障害が発生した場合に当該障害情報を遅延させる情報遅延手段を備え、
    前記装置制御部は、障害発生の際に失われる揮発性記憶部に格納された複数のパス情報を、前記スイッチ部の不揮発性記憶部が保持する前記I/F情報と隣接装置から送信される複数のパス情報に基づいて再構築する機能を有すると共に、この再構築完了後に前記情報遅延手段で遅延させた障害情報を隣接する他の通信装置に通知すると共に障害の回復を実行する機能を備えていることを特徴とした通信装置。
  7. ユーザトラフィックを伝送するパスのパス情報を構築するに際して上位層のパスが下位層のパスに従属するという階層構造を有するネットワークと制御メッセージを送受信する制御ネットワークとに接続された通信装置において、
    前記パスの物理情報を示すI/F情報を記憶するI/F情報記憶手段と、前記パスを形成する通信経路と接続するスイッチの状態を示すスイッチ情報を記憶するスイッチ情報記憶手段と、前記パス情報を構築するパスの順序を定義するための順序定義情報を記憶するパス順序定義情報記憶手段とを備えると共に、
    障害発生後に機能し前記I/F情報記憶手段に記憶されているI/F情報と前記スイッチ情報記憶手段に記憶されているスイッチ情報とに基づいて、隣接するすべての通信装置を特定する障害発生の際のリンク情報を生成するリンク情報生成手段と、このリンク情報生成手段により生成された前記リンク情報に記述されている隣接するすべての通信装置から当該通信装置が保持するパス情報を前記制御ネットワークを介して取得する保持パス情報取得手段とを有し、
    この保持パス情報取得手段により、前記隣接するすべての通信装置が保持するパス情報が取得されると、前記パス順序定義情報記憶手段に記憶されている前記順序定義情報に基づいて障害発生の際のパス情報を生成するに際して下位層のパスを先にして上位層のパスを後にするようにパスの順序を決定するパス順序決定手段と、前記パス順序決定手段により決定されるパスの順序および前記保持パス情報取得手段により取得した前記パス情報に基づいて、障害発生の際のパス情報を生成するパス情報生成手段と、を備えたことを特徴とする通信装置。
  8. ユーザトラフィックを伝送するパスのパス情報を構築するに際して、上位層のパスが下位層のパスに従属するという階層構造を有するネットワークと、制御メッセージを送受信する制御ネットワークとに接続された通信装置において、
    前記パスの物理情報を示すI/F情報を記憶するI/F情報記憶手段と、前記パスを形成する通信経路と接続するスイッチの状態を示すスイッチ情報を記憶するスイッチ情報記憶手段と、前記パスの論理情報を示す論理I/F情報を記憶する論理I/F情報記憶手段とを備えると共に、
    障害発生後に機能し前記I/F情報記憶手段に記憶されているI/F情報,前記論理I/F情報記憶手段に記憶されている論理I/F情報,および前記スイッチ情報記憶手段に記憶されているスイッチ情報に基づいて、隣接するすべての通信装置を特定する障害発生の際のリンク情報を生成するリンク情報生成手段と、前記リンク情報生成手段により生成される前記リンク情報に記述されている隣接する通信装置から当該通信装置が保持するパス情報を前記制御ネットワークを介して取得するパス情報取得手段とを有し、
    前記パス情報取得手段により前記パス情報を取得すると下位層のパス情報が予め形成されているか否かに関わらずに障害発生前のパス情報を生成するパス情報生成手段と、
    を備えることを特徴とした通信装置。
  9. 請求項記載の通信装置において、
    前記I/F情報記憶手段に記憶されている前記I/F情報に障害情報が記述されている場合には、これを正常値に書き換えて障害情報を隠蔽したI/F情報を生成する隠蔽I/F情報生成手段と、
    前記論理I/F情報記憶手段に記憶されている前記論理I/F情報に障害情報が記述されている場合には、これを正常値に書き換えて障害情報を隠蔽した論理I/F情報を生成する隠蔽論理I/F情報生成手段と、を備え、
    前記リンク情報生成手段は、
    障害発生後に機能し前記隠蔽I/F情報生成手段により生成された正常値に書き換えて障害情報を隠蔽したI/F情報,前記隠蔽論理I/F情報生成手段により生成された正常値に書き換えて障害情報を隠蔽した論理I/F情報,及び前記スイッチ情報記憶手段に記憶されているスイッチ情報に基づいて隣接するすべての通信装置を特定する障害発生の際のリンク情報を生成することを特徴とした通信装置。
  10. 請求項記載の通信装置において、
    前記パス情報生成手段により生成されたパス情報には、現用系パスと、現用系パスに障害が発生した際に使用される予備系パスを示すパスの属性を示すパス属性情報を有し、
    隣接する通信装置から前記ネットワークに通信障害が発生した旨を示す障害情報を当該通信装置から取得する障害情報取得手段と、
    前記パス情報生成手段により前記パス情報が形成される際に、前記障害情報取得手段により取得した前記障害情報を、正常値に書き換えて障害情報を隠蔽した障害がない旨の情報として前記I/F情報記憶手段に書き込む障害情報書込み手段と、
    前記パス情報生成手段により前記パス情報が生成されたのち、前記I/F情報記憶手段に前記障害情報に基づき、障害が発生したリンク情報を特定する障害リンク特定手段と、
    前記障害リンク特定手段により特定された前記リンク情報から、この障害により影響を受けるパスを検出する障害パス検出手段と、
    前記障害パス検出手段により検出された障害が発生したパスが接続された隣接する通信装置に対して、前記現用系パスを予備系パスに切替える要求を前記制御ネットワークを介して送信するパス切替え要求手段と、
    を更に備えることを特徴とする通信装置。
  11. 通信装置が備えている装置制御部を再起動する第1の工程と、
    前記装置制御部に並設されたスイッチ部の記憶部に格納されているI/F情報と隣接装置から送り込まれるパス情報を保持する第2の工程と、
    この保持された情報に基づいて前記装置制御部の揮発性記憶部から障害発生の際に失われた複数のパス情報を前記I/F情報と前記パス情報とに基づいて、元の互いに関連のある複数のパス情報として再構築する第3の工程とを備えていることを特徴とした通信装置起動制御方法。
  12. 前記請求項11記載の通信装置起動制御方法において、
    前記第3の工程の実行に際しては、予め設定された前記パス情報を再構築する順序に従って、前記互いに関連のある複数のパス情報として再構築することを特徴とする通信装置起動制御方法。
  13. 前記請求項11に記載の通信装置起動制御方法において、
    前記第3の工程における互いに関連のある複数のパス情報としては、上位階層のパスが下位階層のパスを利用する階層関係にある複数のパスを対象とし、これら階層関係にある複数のパスを元の状態に再構築するようにしたことを特徴とする通信装置起動制御方法。
  14. 前記請求項11に記載の通信装置起動制御方法において、
    前記第3の工程における互いに関連のある複数のパス情報としては、現用パスと予備パスの関係のある複数のパスを対象とし、これら現用パスと予備パスの関係のある複数のパスを元の状態に再構築するようにしたことを特徴とする通信装置起動制御方法。
  15. ユーザトラフィックを伝送するパスのパス情報を構築するに際して、上位層のパスが下位層のパスに従属するという階層構造を有するネットワークに当該ユーザトラフィックの伝送を制御するとともに、制御ネットワークを介して各通信装置が当該通信装置相互間での制御メッセージの送受信を制御する通信制御方法において、
    障害発生後に前記通信装置の装置制御部が、予め別に記憶された前記パスの物理情報を示すI/F情報と、前記パスを形成する通信経路接続するスイッチの状態を示すスイッチ情報とに基づいて隣接するすべての通信装置を特定する障害発生の際のリンク情報を生成し、
    この生成した前記リンク情報に記述されている隣接するすべての通信装置から、当該通信装置が保持するパス情報を前記制御ネットワークを介して取得し、
    その後、予め別に設定されたパス情報構築用のパスの順序を定義するための順序定義情報に基づいて、障害発生の際のパス情報を生成するに際して下位層のパスを先にし、上位層のパスを後にするようにパスの順序を決定し、
    この決定したパスの順序および先に取得した前記パス情報に基づいて障害発生の際のパス情報を生成して通信障害を回復させることを特徴とする通信制御方法。
  16. ユーザトラフィックを伝送するパスのパス情報を構築するに際して、上位層のパスが下位層のパスに従属するという階層構造を有するネットワークに当該ユーザトラフィックの伝送を制御するとともに、制御ネットワークを介して各通信装置が通信装置相互間での制御メッセージの送受信を制御する通信制御方法において、
    障害発生後に前記通信装置の装置制御部が、予め別に記憶された前記パスの物理情報を示すI/F情報,前記パスの論理情報を示す論理I/F情報,及び前記パスを形成する通信経路接続するスイッチの状態を示すスイッチ情報とに基づいて、隣接するすべての通信装置を特定する障害発生の際のリンク情報を生成し、
    この生成したリンク情報に記述されている隣接する通信装置から、当該通信装置が保持するパス情報を前記制御ネットワークを介して取得し、
    その後、下位層のパス情報が予め形成されているか否かに関わらず前記装置制御部が障害発生の際のパス情報を生成して通信障害を回復させることを特徴とした通信制御方法。
  17. 請求項16記載の通信制御方法において、
    障害発生後に前記I/F情報に障害情報が記述されている場合には、これを正常値に書き換えて障害情報を隠蔽したI/F情報を生成し、
    また、前記論理I/F情報に障害情報が記述されている場合には、これを正常値に書き換えて障害情報を隠蔽した論理I/F情報を生成し、
    この正常値に書き換えて障害情報を隠蔽したI/F情報,正常値に書き換えて障害情報を隠蔽した論理I/F情報,および前記スイッチ情報に基づいて、隣接するすべての通信装置を特定する障害発生の際のリンク情報を生成することを特徴とした通信制御方法。
  18. 請求項17記載の通信制御方法において、
    生成したパス情報には、現用系パスと当該現用系パスに障害が発生した際に使用される予備系パスに係るパスの属性を示すパス属性情報を有し、
    隣接する通信装置から前記ネットワークに通信障害が発生した旨を示す障害情報を当該通信装置から取得し、
    取得した前記障害情報を記憶手段に書き込み、
    前記パス情報を生成したのち、前記記憶手段に書き込まれた前記障害情報に基づき障害が発生したリンク情報を特定し、
    特定した前記リンク情報から、この障害により影響を受けるパスを検出し、
    検出した障害が発生したパスが接続された隣接する通信装置に対して、前記現用系パスを予備系パスに切替える要求を前記制御ネットワークを介して送信することを特徴とする通信制御方法。
  19. ユーザトラフィックを伝送するパスのパス情報を構築するに際して、上位層のパスが下位層のパスに従属するという階層構造を有するネットワークに当該ユーザトラフィックの伝送を制御するとともに、制御ネットワークを介して各通信装置が通信装置相互間での制御メッセージの送受信を制御する通信制御プログラムにおいて、
    障害発生後に、予め別に記憶された前記パスの物理情報を示すI/F情報と前記パスを形成する通信経路接続するスイッチの状態を示すスイッチ情報とに基づいて、隣接するすべての通信装置を特定する障害発生の際のリンク情報を生成する手順、
    生成した前記リンク情報に記述されている隣接するすべての通信装置から、当該通信装置が保持するパス情報を前記制御ネットワークを介して取得する手順、
    その後、予め記憶設定されたパス情報を構築するパスの順序を定義するための順序定義情報に基づいて、障害発生の際のパス情報を生成するに際して下位層のパスを先にし上位層のパスを後にするようにパスの順序を決定する手順、
    この決定されたパスの順序,および先に取得した前記パス情報に基づいて、障害発生の際のパス情報を生成して通信障害を回復する手順、をコンピュータに実行させることを特徴とした通信制御プログラム。
  20. ユーザトラフィックを伝送するパスのパス情報を構築するに際して、上位層のパスが下位層のパスに従属するという階層構造を有するネットワークに当該ユーザトラフィックの伝送を制御するとともに、制御ネットワークを介して各通信装置が通信装置相互間での制御メッセージの送受信を制御する通信制御プログラムにおいて、
    障害発生後に、予め記憶する前記パスの物理情報を示すI/F情報、予め記憶する前記パスの論理情報を示す論理I/F情報、及び、予め記憶する前記パスを形成する通信経路接続するスイッチの状態を示すスイッチ情報に基づき、隣接するすべての通信装置を特定する障害発生の際のリンク情報を生成する手順、
    生成した前記リンク情報に記述されている隣接する通信装置から、当該通信装置が保持する保持パス情報を前記制御ネットワークを介して取得する手順、
    その後、下位層のパス情報が予め形成されているか否かに関わらず障害発生の際のパス情報を生成して通信障害を回復する手順、
    をコンピュータに実行させることを特徴とした通信制御プログラム。
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