JP4741749B2 - 脱着式ノズル - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は脱着式ノズルに関し、電気・電子部品、金属材、食品等の各種の製造ラインにおいて、高精度エッチング工程、冷却工程、洗浄工程、塗装工程、殺菌工程等で、配管に多数並列して固定されているアダプターよりノズル本体を略ワンタッチの回転操作で簡単に脱着するものである。
【0002】
【従来の技術】
スプレーノズルにおいて、ノズルに目詰まり、摩耗等が発生した場合、配管に固定されたアダプターからノズル本体を取り外して補修、交換する必要がある。スプレーノズルが多数個に設置されている場合、例えば、ブラウン管のシャドーマスクのエッチング工程作業場等においては、1ラインに数百から数千のスプレーノズルが配管に間隔をあけて取り付けられており、これらスプレーノズルのアダプターからノズル本体を着脱するには、多大の労力が必要となる。
【0003】
よって、従来から、ノズル本体の交換を工具を使用せずに行えるようにしたスプレーノズルが提案されている。
例えば、特開昭58−84067号、特開平4−227870号において、ノズル本体を90度回転操作することによりアダプターから着脱できるものが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来提案されているこの種のノズルは、ノズル本体とアダプターとのシール部に硬いOリングを介在させてシール性を確保しているため、回転操作時に大きな操作力を必要とする問題がある。さらに、回転操作して所定の固定位置にした時の節度感がなく、よって、着脱作業時の操作性が悪くなる問題がある。
【0005】
スプレーノズルは配管に数百から数千と多数個取り付けれており、定期的なメンテナンスや交換時には、上記大きな操作力を要することと、固定位置へ回転した時の節度感が悪いことは、交換作業に非常に手数がかかると共に作業員の負担となる。特に、スプレーノズルが高い位置あるいは狭い位置に設置されている場合には、交換作業は作業者に過大な負担を強いることとなる。
【0006】
本発明は上記した問題に鑑みてなされたもので、第1に回転操作力を小さくしながらシール性を確保できるようにすることを課題としている。また、第2に、固定位置へ移動させた時の節度感を得ることができるようにすることを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、流体供給管と接続されるアダプターに対して、ノズル本体の回転操作で脱着するノズルであって、
上記アダプターは供給管に螺着するネジ筒に先端開口の大径筒部を連続させ、該大径筒部の底面には中央流路の周縁に広幅な環状シール部を設けると共に該環状シール部の外周に環状凹部を設ける一方、大径筒部の周壁部の内周に、一対の突出部と、該突出部の間の一対の凹部とを設け、上記突出部に周方向の係止穴を設けて、これら係止穴の一端側は傾斜部を介して上記凹部と連続させると共に他端側は段差を介して上記凹部と連続させ、
上記ノズル本体は、アダプターの大径筒部への挿入筒部の外周面に、対向して一対の係止突起を設け、これら係止突起を上記アダプターの凹部に挿入後に90度回転させて上記傾斜部を接させて上記係止穴に嵌合係止して固定する一方、逆回転して取り外す構成とし、
かつ、上記挿入筒部の挿入側となる後端面に、上記アダプターの広幅な環状シール部と圧接する弾性ゴムパッキンを取り付け、
上記ゴムパッキンは断面略コ字型として、内周面に開口した環状凹部を設けて弾性を高めると共に、上記アダプターの環状シール部と当接する圧接片部は内周に向かって厚さを漸減させると共に緩やかなV状傾斜とし、該圧接片部が偏平状に変形して環状シール部に圧接する構成としていることを特徴とする脱着式ノズルを提供している。
【0008】
本発明の脱着式ノズルでは、特に、ノズル本体とアダプターとの間に介在させるゴムパッキンを改良し、上記のごとく断面略コ字型として弾性を高めると共に、アダプター側と接する面は緩やかなV形状として、変形してアダプター側の環状受け面に密着させると共に、取り外し時には弾性復帰してノズル本体を押し出す方向に付勢するため、操作性とシール性の両方を兼ね備えることができる。
さらに、ノズル噴霧時において、液圧がノズルの断面略コ字型の環状凹部に負荷され、凹部を押し広げるため密着性が高まり、シール性能をより改善することができる。
【0009】
上記弾性ゴムパッキンは、JIS K 6301の試験方法に準拠する硬度(Hs)を70〜90、好ましくは約80とし、適宜な柔軟性と弾性力とを持たせている。
また、弾性ゴムパッキンは、外径がφ16.2とすると、その内部に設ける環状凹部の軸線方向の幅は0.3mm〜1.0mmとし、この環状凹部を設けることにより軸線方向の伸縮量を大としている。
さらに、アダプターの環状シール部と接触する側の圧接片部は、対向片部より内周側に突出させ、かつ、前記したように、内周側突出端に向かって肉厚を次第に薄くし、しかも、環状シール部と接する面を緩やかなにV字傾斜させているため、アダプターの環状シール部と弾性ゴムパッキンの圧接片部とが接するシール面は、確実に密着させることができ、シール性を高めることができる。しかも、弾性ゴムパッキンの変形を容易としているため、ノズル本体をアダプターに取り付ける時の操作力を小さくすることができる。
さらに、弾性ゴムパッキンの対向片にも環状シールリブを突設しているため、弾性ゴムパッキンとノズル本体の底面との間もシール性も確実なものとすることができる。
【0010】
また、本発明では、上記アダプターに設ける一対の上記係止穴には、上記ノズル本体の係止突起の挿入側に傾斜した段差を設け、係止穴に係止突起を挿入しやすくした後に回転力を有する部分を設け、該部分を乗り越えた位置で節度音を発生して、係止穴へ嵌合固定される構成としている。
【0011】
詳細には、係止穴の内面に窪み部と膨出部とを連続させた傾斜段差を設け、係止穴に係止突起を挿入するとき、窪み部により係止穴を大きくしているため挿入しやすくし、ついで、膨出部があるため、これを乗り越えるまでは若干大きな回転操作力を要するようにし、乗り越えると、パチンと節度音を発生させて係止穴内に係止突起を固定しているため、固定時の節度感を高めることができる。
【0012】
上記ノズル本体の形状は、アダプターに嵌合させる上記挿入筒部の先端に小径筒部を介して、先端が縮径して噴射口部に連続する噴射筒部に連続させて設けていると共に、該噴射筒部を間隔をあけて囲む大径カバー筒部を設け、該大径カバー筒部の外周面は中央が窪む湾曲面とすると共に、外周面に回転操作用突起を設けている。
【0013】
ノズル本体は脱着時に操作員が把持する必要があるため、大径カバー筒部を設けると共に、該大径カバー筒部の外周面を湾曲面とし、さらに、回転操作用突起を設けていることにより、ノズル本体の回転操作を非常にしやすくしている。
【0014】
上記大径カバー筒部に、係止突起と対応する位置に切欠を設けると、アダプター内に挿入される係止突起の位置を切欠により外部から確かめながら操作することができ、使い勝っ手の良いものとすることができる。
【0015】
また、噴射口より噴射される噴霧パターンを扇型とする場合には噴射口の両側を切欠く一方、噴霧パターンを充円錐とする場合には、噴射口の両側に上記切欠を設けない等、噴霧パターンに応じて、適宜に対応させることができる。
【0016】
上記アダプターおよびノズル本体はポリプロピレン、ポリフェニレンサルファイド等からなる樹脂で一体成形していると共に、上記弾性ゴムパッキンはEPDM、NBRから成形している。
このように、アダプターとノズル本体を樹脂成形品とすることで、係止突起を係止穴に挿入して回転操作した時に、アダプターとノズル本体とが摺動する面における摩擦抵抗を低減でき、操作性を高めることができると共に、弾性ゴムパッキンを上記EPDM、NBRで成形すると、所要の硬度とすることが容易にできると共に、所期の耐久性も得ることができる。
【0017】
また、上記ノズル本体の軸芯を通る流路にはワーラーを配置して、流路を通る流体に旋回を与えて、噴射口からの噴霧を旋回流としてもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
実施形態のノズルは電気・電子部品の製造工程において、現像液、エッチング液、剥離液、洗浄液を噴霧するために配管に多数並列して取り付けられるもの、配管を通して供給する液体を各アダプター1に分岐させて流入させ、各アダプターに取り付けたノズル本体2より噴霧させる一流体のスプレーノズルからなる。
【0019】
図1はアダプター1にノズル本体2を弾性ゴムパッキン3を介して連結固定した断面図であり、図2はメンテナンス時にアダプター1よりノズル本体2を取り外す時の状態を示す断面図である。
上記アダプター1およびノズル本体2はポリフェニレンサルファイドからなる一体成形の樹脂製品品からなり、弾性ゴムパッキンはEPDMからなる成形品である。
【0020】
図3に示すアダプター1は液体供給管(配管)に螺着するネジ筒10に先端開口の大径筒部11を連続させている。大径筒部11の底面には中央流路12の周縁に広幅な環状シール部13を設けると共に、環状シール部13の外周に環状凹部14を設けている。上記環状シール部13は内周から外周にかけて若干ネジ筒部側に傾斜させた広幅な平坦面からなる。
【0021】
アダプター1の大径筒部11の周壁部の内周に、一対の突出部15と、該突出部15の間の一対の凹部16とを設けている。一対の突出部15に周方向の係止穴17を設け、これら係止穴17の一端側は傾斜部18を介して凹部16と連続させると共に、他端側は段差を介して凹部16と連続させている。
また、各係止穴17には、ノズル本体2に設ける後述の係止突起25の挿入側で且つ噴射側の係止穴17の内面に窪み部19aに連続して膨出部19bからなる傾斜19を設けている。この傾斜部19は図4の拡大図に示すように、窪み部9aの底面から膨出部19bの先端にかける傾斜角度は15°〜30°とし、他端側は膨出部19bから係止穴17の内面にかけて45°〜90°の傾斜角度θ2を付けている。本実施形態では、θ1は20°、θ2は60°としている。また、膨出部19bの突出量L1は0.2〜035mmとしている。
さらに、凹部16の外周面には補強リブ20を突設している。
【0022】
図5に示すノズル本体2は、アダプター1の大径筒部11に内嵌する挿入筒部21と、該挿入筒部21の先端に小径筒部22を連続させ、該小径筒部22の先端中央より噴射筒部23を連続させると共に、先端外周より噴射筒部23と間隔をあけて囲む大径カバー筒部24を突設している。
【0023】
上記挿入筒部21の外周面に、対向して一対の係止突起25を設け、これら係止突起25をアダプター1の凹部16に挿入後に90度回転させて係止穴17に嵌合係止して固定する一方、逆回転して取り外すようにしている。
この係止突起25の高さHは係止穴17の窪み部19aの部分の高さよりも小さいため、係止穴17に容易に挿入できる一方、窪み部19aに連続する膨出部19bの部分の開口高さを係止突起25の高さ丁度密嵌する高さとし、この膨出部19bを乗り越えると、係止突起25が係止穴17に位置決め固定されるようにしている。
【0024】
係止突起25を外周面に突設した上記挿入筒部21の中央流路26は小径筒部22の中央流路を介して噴射筒部23内の小径な中央流路27へと連続させ、噴射筒部23の先端を噴射口28としている。該噴射口28は、本実施形態では対向する噴射筒部の周壁を切り欠いて扇型噴射口としている。
また、挿入筒部21の流路26内にはX字型のワーラー38を配置して、流体に旋回を与えている。
【0025】
噴射筒部23の外周に設ける大径カバー筒部24は、外周面を中央が窪む湾曲面として作業員が掴みやすくしている。さらに、外周面に回転操作用突起29を対向位置に一対突設し、かつ、回転操作用突起29と直交位置で、係止突起25の突設位置と同一軸線上の対応位置に切欠30を設けている。
【0026】
ノズル本体2の挿入筒部21の後端面には、円環形状の弾性ゴムパッキン3を、挿入筒部21の外周枠31内にはめ込んで取り付けている。該弾性ゴムパッキン3はアダプター1の広幅な環状シール部13に密着させるものであり、上記外周枠31は外周の環状凹部14に嵌合させるものである。
【0027】
弾性ゴムパッキン3は、図6に示すように、断面略コ字型として、内周面に開口した環状凹部33を設けて弾性を高めている。また、環状凹部33を囲む一側片からなり、環状シール部13と当接する圧接片部34は、内周に向かって厚さを漸減させると共に緩やかなV状傾斜とし、圧接片部34が偏平状に変形して環状シール部13に圧接する形状としている。
さらに、圧接片部34と環状凹部33を介して対向する対向片部35には、環状のシールリブ36を突設させている。
【0028】
上記弾性ゴムパッキンは、JIS K 6301の試験方法に準拠する硬度(Hs)を70〜90とし、本実施形態では、硬度(Hs)を80としている。
また、本実施形態では、弾性ゴムパッキン3の外径をφ16.2、圧接片部34の内径をφ10.3とし、対向片部の内径をφ11.6とし、環状凹部33の幅L3を0.3mm〜1.0mmとしている。
さらに、圧接片部34の傾斜角度θ3、θ4はぞれぞれ9.5°、16.6°としている。
【0029】
上記構成からなるノズルでは、アダプター1にノズル本体2を組付ける時、ノズル本体2の係止突起25をアダプター1の凹部16に差し込み、この状態でノズル本体2を90度回転させる。
係止突起25は凹部16と係止穴17との間の傾斜部18を通り、係止穴17に挿入される。係止穴17には挿入側に傾斜段差19の窪み部19aがあるため、係止突起25は係止穴17にように挿入できる。係止穴17に係止突起25の挿入先端側を挿入して回転させると膨出部19bを乗り換えるため若干強い回転力で係止突起25を回転させる。係止突起25の他端側が膨出部19bを乗り越えて、係止突起25が係止穴17内の所定位置にロック位置にきた時に、パチンと節度音が発生すると共に、回転操作にも節度感が生じる。
【0030】
上記ノズル本体2の挿入筒部21をアダプター1の大径筒部11に挿入した時点で、底面側の弾性ゴムパッキン3はアダプターの環状シール部13に面接触する。係止突起25を係止穴17に挿入し、傾斜19の膨出部19bにより押し下げられると、弾性ゴムパッキン3に押圧力が付加され、環状凹部33を収縮させると共に圧接片部34が環状シール部1に密着するように変形させ、シール性を確保する。
このように、ノズル本体2を90度回転させるだけのワンタッチ操作でアダプター1にシール性を確保しながら、図1に示すように、取り付けることができる。
かつ、ノズル本体2アダプター1の所定位置まで回転させると、節度音がなると共に、回転操作力にも節度感が発生するため、取付作業性を高めることができる。
さらに、ノズルからの噴霧時に、ゴムパッキン3の環状凹部33内に液体が流入し、この液圧により環状凹部33を押し広げるため、アダプター1とノズル本体2との間のシール性を高めることができる。
【0031】
一方、メンテナンス時に配管にネジ締め固定されているアダプター1からノズル本体2を取り外す場合には、上記取付時と逆方向にノズル本体2を90度回転させる。この回転操作で、係止突起25が係止穴17より外れ、係止突起25は凹部16にはまり込んで図2に示す状態となる。この状態より、ノズル本体2を真っすぐに引き抜くことにより簡単にノズル本体2をアダプター1から取り外すことができる。
特に、弾性ゴムパッキン3が環状凹部33を拡大するように原状に復帰してノズル本体1を取り外す方向に付勢するため、取り外し時における操作力も低減することができる。
【0032】
本発明のノズルは上記実施形態に限定されず、図7に示すように、噴射口28の周壁に切欠を設けず、噴射口28より噴霧されるパターンを充円錐パターンとしてもよい。
さらに、図8(A)(B)に示すように、上記ノズル本体2の噴射筒部と大径カバー筒部との間の隙間に。噴霧方向変換用のノズルアダプター40を下向きに連結して、下向きの噴霧としてもよい。図8(A)はの噴霧変換ノズルアダプター40はY形扇形ノズルアダプターであり、図8(B)は円錐ノズルアダプターであるにをアダプター1の軸線方向に対して直角方向に下を向けて、下向き噴霧としてもよい。
【0033】
さらに、図9に示すように、アダプター1の大径筒部11の凹部16の外周面に設ける補強リブ20の間にさらに補強リブ20’を設けて、補強リブの本数を増加させても良い。また、図10に示すように、大径筒部11の開口端側の外周に格子枠状の補強リブ20”を設けてもよい。
アダプターの大径筒部11は取付時の操作性をソフトにするために凹部16を設けているが、噴霧時の水圧に耐えるために、上記のように補強リブを設けることが好ましい。
【0034】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明の脱着式ノズルによれば、回転操作で結合するノズル本体とアダプターとの間のシール部に介在させる弾性ゴムパッキンとして、環状凹部を設けて弾性が高めているため、取付時の操作力を小さくしながら、シール性を確保することができる。
【0035】
さらに、アダプターの係止穴には段差を設け、該係止穴に挿入するノズル本体の係止突起が所定のロック位置に達すると節度音を発生させると共に、作業者に節度感を与えるため、ノズル本体の取付作業性を向上させることができ。特に、多数個のノズルのメンテナンスを行う場合、作業性を飛躍的に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態を示し、(A)は正面図、(B)はアダプターにノズル本体を固定した状態の軸線方向の断面図、(C)は(B)と直交方向の断面図である。
【図2】 (A)はアダプターよりノズル本体を取り外す時の正面図、(B)は軸線方向の断面図である。
【図3】 アダプターを示し、(A)は正面図、(B)は軸線方向の断面図、(C)は側面図、(D)は軸直角方向の断面図である。
【図4】 (A)はアダプターの係止穴の部分を示す図面、(B)は(A)の要部拡大図である。
【図5】 ノズル本体を示し、(A)は正面図、(B)は軸線方向の断面図、(C)は側面図である。
【図6】 弾性ゴムパッキンを示し、(A)は平面図、(B)は断面図、(C)は一部拡大断面図である。
【図7】 他の実施形態のノズルを示す正面図である。
【図8】 (A)(B)はそれぞれ他の実施形態のノズルを示す図面である。
【図9】 (A)(B)は他の実施形態のノズルを角度を変えて示す図面である。
【図10】 (A)(B)は他の実施形態のノズルを角度を変えて示す図面である。
【符号の説明】
1 アダプター
2 ノズル本体
3 弾性ゴムパッキン
11 大径筒部
13 環状シール部
15 突出部
16 凹部
17 係止穴
18 傾斜部
19 傾斜段差
19a 窪み部
19b 膨出部
20 補強リブ
21 挿入筒部
23 噴射筒部
24 大径カバー筒部
25 係止突起
28 噴射口
33 環状凹部
34 圧接片部
36 ワーラー

Claims (5)

  1. 流体供給管と接続されるアダプターに対して、ノズル本体の回転操作で脱着するノズルであって、
    上記アダプターは供給管に螺着するネジ筒に先端開口の大径筒部を連続させ、該大径筒部の底面には中央流路の周縁に広幅な環状シール部を設けると共に該環状シール部の外周に環状凹部を設ける一方、大径筒部の周壁部の内周に、一対の突出部と、該突出部の間の一対の凹部とを設け、上記突出部に周方向の係止穴を設けて、これら係止穴の一端側は傾斜部を介して上記凹部と連続させると共に他端側は段差を介して上記凹部と連続させ、
    上記ノズル本体は、アダプターの大径筒部への挿入筒部の外周面に、対向して一対の係止突起を設け、これら係止突起を上記アダプターの凹部に挿入後に90度回転させて上記傾斜部を接させて上記係止穴に嵌合係止して固定する一方、逆回転して取り外す構成とし、
    かつ、上記挿入筒部の挿入側となる後端面に、上記アダプターの広幅な環状シール部と圧接する弾性ゴムパッキンを取り付け、
    上記ゴムパッキンは断面略コ字型として、内周面に開口した環状凹部を設けて弾性を高めると共に、上記アダプターの環状シール部と当接する圧接片部は内周に向かって厚さを漸減させると共に緩やかなV状傾斜とし、該圧接片部が偏平状に変形して環状シール部に圧接する構成としていることを特徴とする脱着式ノズル。
  2. 上記ノズル本体の弾性ゴムパッキンは、硬度Hs70〜90とし、環状凹部の軸線方向の幅は0.3mm〜1.0mmとし、その圧接片部は対向片部より内周側に突出させると共に対向片には環状シールリブを突設している請求項1に記載の脱着式ノズル。
  3. 上記アダプターに設ける一対の上記係止穴には、上記ノズル本体の係止突起の挿入側に窪み部から膨出部が連続する傾斜段差を設け、係止穴に挿入される係止突起が傾斜段差を越えた位置で節度音を発生して、係止穴へ嵌合固定される構成としている請求項1または請求項2に記載の脱着式ノズル。
  4. 上記ノズル本体は上記挿入筒部の先端に小径筒部を介して、先端が縮径して噴射口部に連続する噴射筒部連続させて設けていると共に、該噴射筒部を間隔をあけて囲む大径筒部を設け、該大径筒部の外周面は中央が窪む湾曲面とすると共に回転操作用突起を設けている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の脱着式ノズル。
  5. 上記アダプターおよびノズル本体はポリプロピレン、ポリフェニレンサルファイド等からなる樹脂成形品であり、上記弾性ゴムパッキンはEPDM、NBRからなる成形品である請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の脱着式ノズル。
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