JP4738247B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置に関し、特に高輝度被写体を撮像する際の黒化けを解消する装置に関する。
従来、CMOSセンサを使って太陽などの高輝度被写体を撮像する際の黒化け現象を解消する装置が提案されている。
特許文献1は、補正回路を用いて黒化け現象を解消する固体撮像装置を開示する。
特開2000−287131号公報
しかし、特許文献1の装置は、電圧検出手段やリセット電圧設定手段などの補正回路をCMOSセンサに搭載させる必要があった。
したがって本発明の目的は、CMOSセンサに補正回路を追加することなく、黒化け現象を解消する撮像装置を提供することである。
本発明に係る撮像装置は、フォトダイオードと、フローティングディフュージョンと、
リセットトランジスタと、撮影の為の電荷蓄積期間の間に、又は電荷蓄積期間が終了後に、リセットトランジスタがオン状態でサンプルホールドして求めた第1リセット電位とリセットトランジスタがオフ状態でサンプルホールドして求めたフォトダイオードからフローティングディフュージョンにオーバーフローした電荷に基づく第1信号電位との差異に基づく第1画素信号と、電荷蓄積期間の終了前にリセットトランジスタがオフ状態でサンプルホールドして求めた第2リセット電位と電荷蓄積期間の終了後にリセットトランジスタがオフ状態でサンプルホールドして求めた電荷蓄積期間の間にフォトダイオードに蓄積された電荷に基づく第2信号電位との差異に基づく第2画素信号とを出力する相関二重サンプリング及びサンプルホールド回路とを備える。
好ましくは、第1、第2画素信号を合成する画像処理部を備える。
また、好ましくは、電荷蓄積期間の間、電荷蓄積期間終了後のいずれにおいてフォトダイオードからオーバーフローした電荷に基づく第1信号電位を求めるかを判断する制御部を備える。
さらに好ましくは、制御部は、電荷蓄積期間の長さが、全画素の第1画素信号を出力する時間を有するか否かを判断ことにより、電荷蓄積期間の間、電荷蓄積期間終了後のいずれにおいてフォトダイオードからオーバーフローした電荷に基づく第1信号電位を求めるかを判断する。
また、好ましくは、リセットトランジスタのオン状態、オフ状態を制御するタイミングパルスを出力するタイミングジェネレータを備える。
以上のように本発明によれば、CMOSセンサに補正回路を追加することなく、黒化け現象を解消する撮像装置を提供することができる。
以下、第1の実施形態について、図を用いて説明する。第1の実施形態にかかる撮像装置1は、撮像部10、画像処理部50、タイミングジェネレータ60、制御部70、及びAE部80を備える(図1参照)。
撮像部10は、受光された被写体像を形成する光を光電変換するM行N列の画素アレイ(M×N画素)と、N個のCDS(相関二重サンプリング)及びSH(サンプルホールド)回路、N本の垂直読み出し線HL、及び水平読み出し線VLを有するCMOSセンサである。M、Nは1以上の整数である。
第m行目、第n列目の画素を第m行第n列画素Pmnと、第n列目のCDS及びSH回路を第n列回路SHと、第n列目の垂直読み出し線を第n列垂直読み出し線HLと定義する(図2参照)。mは1以上M以下の整数、nは1以上N以下の整数である。
第n列回路SHは、第1行第n列画素P1n〜第M行第n列画素PMnにおいて蓄積された電荷に基づいて、画素ごとの第1、第2画素信号を、画像処理部50に出力する。
第1画素信号は、撮影の為の電荷蓄積期間Tの中の第1期間T1の間、又は撮影の為の電荷蓄積期間Tが終了後に、フォトダイオード11に蓄積され、フローティングディフュージョン13にオーバーフローされた電荷に基づいて、リセットトランジスタ14がオン状態でプリセットレベル用にサンプルホールドして求めた第1リセット電位rv1と、リセットトランジスタ14がオフ状態でデータレベル用にサンプルホールドして求めた第1信号電位sv1との差異に基づいて求められる。
第2画素信号は、撮影の為の電荷蓄積期間Tの間にフォトダイオード11に蓄積され、フローティングディフュージョン13に転送された電荷に基づいて、電荷蓄積期間Tの終了前にリセットトランジスタ14がオフ状態でプリセットレベル用にサンプルホールドして求めた第2リセット電位rv2と、電荷蓄積期間Tの終了後にリセットトランジスタ14がオフ状態でデータレベル用にサンプルホールドして求めた第2信号電位sv2との差異に基づいて求められる。
画像処理部50は、第1〜第N列回路SH〜SHから出力された各画素の第1、第2画素信号を合成し、これを画素ごとの画像信号として所定の信号処理を行う。
タイミングジェネレータ60は、各部に出力するタイミングパルスを制御する。特に、後述するリセットトランジスタ14など撮像部10の各トランジスタに出力するON/OFF信号のタイミングを制御する。
制御部70は、各部を制御する。制御部70は、電荷蓄積期間Tの長さが、全画素の第1画素信号を出力する時間(第1読み出し期間TT1)を有するか否かを判断する。有する場合は、第1画素信号の出力動作を第1期間T1で行い(第1期間T1の間のフォトダイオード11からオーバーフローした電荷に基づく第1信号電位sv1を求める、図3参照)、有しない場合は、第1画素信号の出力動作を電荷蓄積期間Tの終了後に行う(電荷蓄積期間Tの終了後にフォトダイオード11からオーバーフローした電荷に基づく第1信号電位sv1を求める、図4参照)。
全画素の第2画素信号を出力する時間を第2読み出し期間TT2と定義する(図6、7参照)。
AE部80は、被写体の測光動作を実行して露光値を演算し、この露光値に基づき撮影に必要となる絞り値及び電荷蓄積期間Tを演算する。
第m行第n列画素Pmnは、フォトダイオード(PD)11、転送トランジスタ(TG)12、フローティングディフュージョン(FD)13、リセットトランジスタ(RG)14、増幅トランジスタ15、及び選択トランジスタ(SL)16を有する。
第n列回路SHは、SHP(プリセットレベル用サンプルホールドトランジスタ)21、SHD(データレベル用サンプルホールドトランジスタ)22、SR(列選択トランジスタ)23、C(プリセットレベル用キャパシタ)24、C(データレベル用キャパシタ)25、及び差分回路26を有する。
図2を用いて、第1、第2画素信号が出力される過程を説明する。フォトダイオード11において、第m行第n列画素Pmnにおける受光量に応じた電荷が発生し、発生した電荷が蓄積される。フォトダイオード11は、転送トランジスタ12を介してフローティングディフュージョン13に接続される。転送トランジスタ12にON信号が入力されると、フォトダイオード11に蓄積された電荷はフローティングディフュージョン13に転送される。フローティングディフュージョン13の電位は、転送された電荷に応じた電位に変わる。
フローティングディフュージョン13は、リセットトランジスタ14を介して所定の電位(基準入力電位)に維持された電源線Vddに接続される。リセットトランジスタ14にON信号が入力されると、フローティングディフュージョン13に転送された電荷は電源線Vddに掃出されてリセットされる。またフローティングディフュージョン13の電位は、電源線Vddの電位にリセットされる。
フローティングディフュージョン13は増幅トランジスタ15に接続される。フローティングディフュージョン13の電位に応じた信号電圧が、画素信号として第m行第n列画素Pmnから出力可能になる。
増幅トランジスタ15は、選択トランジスタ16を介して第n列垂直読み出し線HLに接続される。選択トランジスタ16にON信号が入力されると、画素信号は第n列垂直読み出し線HLに出力される。第n列垂直読み出し線HLは、第n列回路SHのSHP21、及びSHD22と接続される。
SHP21は、SR23、C24、及び差分回路26と接続される。SHD22は、SR23、C25、及び差分回路26と接続される。SR23を制御することにより、第n列の画素(第1行第n列画素P1n〜第M行第n列画素PMn)の中から画素信号を読み出しする行(画素)が選択される。
差分回路26において、SHD22にON信号が入力されるときにC25によって保持(データレベル用にサンプルホールド)される信号電位から、SHP21にON信号が入力されるときにC24によって保持(プリセットレベル用にサンプルホールド)されるリセット電位が減算されることにより、選択した画素の画素信号が被写体像に対応した画素信号(第1、第2画素信号)として、水平読み出し線VLを介して、画像処理部50へ出力される。
転送トランジスタ12、リセットトランジスタ14、選択トランジスタ16、SHP21、及びSHD22にはタイミングジェネレータ60からパルス状のON/OFF信号が入力される。ON/OFF信号のタイミングは、図3、4のタイミングチャートを使って説明する。
図3、図4のタイミングチャートでは、第m行第n列画素Pmnのフォトダイオード11において撮影のための電荷蓄積が開始されてから、フローティングディフュージョン13において蓄積された電荷が掃き出しされるまでの間の各トランジスタに入力するON/OFF信号を説明する。総ての画素(第1行第1列画素P11〜第M行第N列画素PMN)においても同様のON/OFF信号のタイミングを有するが、行ごとに、各画素のフォトダイオード11において撮影のための電荷蓄積が開始されるタイミングが異なる(ライン露光、図6、図7参照)。
電荷蓄積期間Tの長さが、全画素の第1読み出し期間TT1を有する場合のタイミングチャートを図3に、有しない場合のタイミングチャートを図4に示す。
まず、図3のタイミングチャートについて説明する。時点t11までは、転送トランジスタ12はオフ状態、リセットトランジスタ14はオン状態、選択トランジスタ16はオフ状態、SHP21はオフ状態、SHD22はオフ状態にされている。
時点t11で、転送トランジスタ12にON信号が入力されオン状態にされる。転送トランジスタ12、及びリセットトランジスタ14がオン状態にされているので、フォトダイオード11に蓄積されていた電荷はフローティングディフュージョン13に転送され、フローティングディフュージョン13に転送された電荷は電源線Vddに掃出されてリセットされる(初期リセット動作)。
時点t12で、転送トランジスタ12がオフ状態にされ、フォトダイオード11において撮影のための電荷蓄積が開始される(電荷蓄積期間T開始)。
時点t13で、選択トランジスタ16にON信号が入力され、第m行第n列画素Pmnからの画素信号が第n垂直読み出し線HLに出力可能な状態にされる。
時点t14で、SHP21にON信号が入力されオン状態にされる。これにより、C24によって第1リセット電位rv1が保持される。第1リセット電位rv1が保持されるとSHP21はオフ状態にされる。
時点t15でリセットトランジスタ14がオフ状態にされる。このとき、太陽などの高輝度被写体を撮像する画素のフォトダイオード11では、蓄積される電荷が、通常の被写体を撮像する場合に比べて大きくなり、過剰に発生した電荷が、転送トランジスタ12がオフ状態であるにもかかわらず、フローティングディフュージョン13に漏れ出(オーバーフロー)される(図3のフォトダイオード11(1)、フローティングディフュージョン13(1)参照)。通常の被写体を撮像する画素のフォトダイオード11では、電荷が過剰に発生しないので、転送トランジスタ12がオフ状態であることから、蓄積された電荷がフローティングディフュージョン13にオーバーフローされない(図3のフォトダイオード11(2)、フローティングディフュージョン13(2)参照)。
時点t16で、SHD22にON信号が入力されオン状態にされる。これによりC25によって第1信号電位sv1が保持される。第1信号電位sv1が保持されるとSHD22はオフ状態にされる。
時点t17で、リセットトランジスタ14にON信号が入力されオン状態にされる。これにより、フローティングディフュージョン13にオーバーフローした電荷は電源線Vddに掃出されてリセットされる。
時点t18で、選択トランジスタ16がオフ状態にされる。
時点t18の後、差分回路26の出力端子から、第1信号電位sv1と第1リセット電位rv1との差異が第m行第n列画素Pmnの第1画素信号として、水平読み出し線VLを介して、画像処理部50に出力される。
電荷が過剰に発生した画素においては、フローティングディフュージョン13にオーバーフローした電荷に基づいて、第1信号電位sv1と第1リセット電位rv1との間に差異が生ずる(図3のフローティングディフュージョン13(1)参照)。電荷が過剰に発生しない画素においては、フローティングディフュージョン13に電荷がオーバーフローしないため、第1信号電位sv1と第1リセット電位rv1との間に差異が生じない(図3のフローティングディフュージョン13(2)参照)。
時点t11〜t18の動作(第1画素信号の取り出し動作)は、同じ行の他の画素(第m行第1列画素Pm1〜第m行第N列画素PmN)においても同じタイミングで行われる。但し、水平読み出し線VLを介して、画像処理部50に出力されるタイミングは、それぞれの画素で異なる。時点t11の動作が最初に行われた行の画素において、時点t18動作後から時点t19における動作が行われるまでに、他の行(の画素)において時点t11〜t18における動作と同じ動作(第1画素信号の取り出し動作)が行われる(図6参照)。総ての行について、時点t11〜t18の動作(画像処理部50への出力を含む)が完了することにより、第1読み出し期間TT1が終了する。
時点t19で、選択トランジスタ16にON信号が入力されてオン状態にされ、第m行第n列画素Pmnからの画素信号が第n垂直読み出し線HLに出力可能な状態にされる。
時点t20で、リセットトランジスタ14がオフ状態にされる。このとき、太陽などの高輝度被写体を撮像する画素のフォトダイオード11では、蓄積される電荷が、通常の被写体を撮像する場合に比べて大きくなり、過剰に発生した電荷が、転送トランジスタ12がオフ状態であるにもかかわらず、フローティングディフュージョン13にオーバーフローされる(図3のフォトダイオード11(1)、フローティングディフュージョン13(1)参照)。通常の被写体を撮像する画素のフォトダイオード11では、電荷が過剰に発生しないので、転送トランジスタ12がオフ状態であることから、蓄積された電荷がフローティングディフュージョン13にオーバーフローされない(図3のフォトダイオード11(2)、フローティングディフュージョン13(2)参照)。
時点t21で、SHP21にON信号が入力されオン状態にされる。これにより、C24によって第2リセット電位rv2が保持される。第2リセット電位rv2が保持されるとSHP21はオフ状態にされる。
時点t22で、転送トランジスタ12にON信号が入力されオン状態にされ、電荷蓄積期間Tが終了する。転送トランジスタ12がオン状態にされると、フォトダイオード11に蓄積されていた電荷はフローティングディフュージョン13に転送される。但し、高輝度被写体を撮像する画素のフォトダイオード11では、既に過剰に発生した電荷がフローティングディフュージョン13にオーバーフローされている(図3のフローティングディフュージョン13(1)参照)。
転送トランジスタ12がオフ状態にされた後、時点t23で、SHD22にON信号が入力されオン状態にされる。これによりC25によって第2信号電位sv2が保持される。第2信号電位sv2が保持されるとSHD22はオフ状態にされる。
時点t24で、リセットトランジスタ14にON信号が入力されオン状態にされる。これにより、フローティングディフュージョン13に転送された電荷は電源線Vddに掃出されてリセットされる。
時点t25で、選択トランジスタ16がオフ状態にされる。
時点t25の後、差分回路26の出力端子から、第2信号電位sv2と第2リセット電位rv2との差異が第m行第n列画素Pmnの第2画素信号として、水平読み出し線VLを介して、画像処理部50に出力される。
電荷が過剰に発生した画素においては、フローティングディフュージョン13にオーバーフローした電荷に基づいて、第2信号電位sv2と第2リセット電位rv2との間に差異が生じない(図3のフローティングディフュージョン13(1)参照)。電荷が過剰に発生しない画素においては、フローティングディフュージョン13に電荷がオーバーフローしないため、第2信号電位sv2と第2リセット電位rv2との間に差異が生じる(図3のフローティングディフュージョン13(2)参照)。
第1、第2画素信号は、画像処理部50において合成される。合成された画素信号は、高輝度被写体を撮像した画素であっても黒化けが生じない。高輝度被写体を撮像した画素における第2画素信号は、無信号状態であるため、第2画素信号に対応する画像は黒化けするが、第1画素信号で無信号状態を補完するためである。通常被写体を撮像した画素においては、第2画素信号に基づいて画像を得ることが可能であるため、無信号状態の第1画素信号を合成しても画像に悪影響を及ぼすことはない。
時点t19〜t25の動作(第2画素信号の取り出し動作)は、同じ行の他の画素(第m行第1列画素Pm1〜第m行第N列画素PmN)においても同じタイミングで行われる。但し、水平読み出し線VLを介して、画像処理部50に出力されるタイミングは、それぞれの画素で異なる。時点t11の動作が最初に行われた行の画素において、時点t25における動作が行われた後、他の行(の画素)において時点t19〜t25における動作と同じ動作(第2画素信号の取り出し動作)が行われる(図6参照)。総ての行について、時点t19〜t25の動作(画像処理部50への出力を含む)が完了(第2読み出し期間TT2が終了)することにより全画素の読み出し動作が完了する。
1フレーム期間FTは、時点t11〜t25の動作(画像処理部50への出力を含む)が完了する時間を有する。1フレーム期間FT終了後の初期リセット動作に基づいて、次の1フレーム期間FTが開始される。
次に、図4のタイミングチャートについて説明する。図3のタイミングチャートと同じ動作の時点は同じ時点番号を付している。時点t11までは、転送トランジスタ12はオフ状態、リセットトランジスタ14はオン状態、選択トランジスタ16はオフ状態、SHP21はオフ状態、SHD22はオフ状態にされている。
時点t11で、転送トランジスタ12にON信号が入力されオン状態にされる。転送トランジスタ12、及びリセットトランジスタ14がオン状態にされているので、フォトダイオード11に蓄積されていた電荷はフローティングディフュージョン13に転送され、フローティングディフュージョン13に転送された電荷は電源線Vddに掃出されてリセットされる(初期リセット動作)。
時点t12で、転送トランジスタ12がオフ状態にされ、フォトダイオード11において撮影のための電荷蓄積が開始される(電荷蓄積期間T開始)。
時点t19で、選択トランジスタ16にON信号が入力されてオン状態にされ、第m行第n列画素Pmnからの画素信号が第n列垂直読み出し線HLに出力可能な状態にされる。
時点t20で、リセットトランジスタ14がオフ状態にされる。このとき、太陽などの高輝度被写体を撮像する画素のフォトダイオード11では、蓄積される電荷が、通常の被写体を撮像する場合に比べて大きくなり、過剰に発生した電荷が、転送トランジスタ12がオフ状態であるにもかかわらず、フローティングディフュージョン13にオーバーフローされる(図4のフォトダイオード11(1)、フローティングディフュージョン13(1)参照)。通常の被写体を撮像する画素のフォトダイオード11では、電荷が過剰に発生しないので、転送トランジスタ12がオフ状態であることから、蓄積された電荷がフローティングディフュージョン13にオーバーフローされない(図4のフォトダイオード11(2)、フローティングディフュージョン13(2)参照)。
時点t21で、SHP21にON信号が入力されオン状態にされる。これにより、C24によって第2リセット電位rv2が保持される。第2リセット電位rv2が保持されるとSHP21はオフ状態にされる。
時点t22で、転送トランジスタ12にON信号が入力されオン状態にされ、電荷蓄積期間Tが終了する。転送トランジスタ12がオン状態にされると、フォトダイオード11に蓄積されていた電荷はフローティングディフュージョン13に転送される。但し、高輝度被写体を撮像する画素のフォトダイオード11では、既に過剰に発生した電荷がフローティングディフュージョン13にオーバーフローされている(図4のフローティングディフュージョン13(1)参照)。
転送トランジスタ12がオフ状態にされた後、時点t23で、SHD22にON信号が入力されオン状態にされる。これによりC25によって第2信号電位sv2が保持される。第2信号電位sv2が保持されるとSHD22はオフ状態にされる。
時点t24で、リセットトランジスタ14にON信号が入力されオン状態にされる。これにより、フローティングディフュージョン13に転送された電荷は電源線Vddに掃出されてリセットされる。
時点t25で、選択トランジスタ16がオフ状態にされる。
時点t25の後、差分回路26の出力端子から、第2信号電位sv2と第2リセット電位rv2との差異が第m行第n列画素Pmnの第2画素信号として、水平読み出し線VLを介して、画像処理部50に出力される。
電荷が過剰に発生した画素においては、フローティングディフュージョン13にオーバーフローした電荷に基づいて、第2信号電位sv2と第2リセット電位rv2との間に差異が生じない(図4のフローティングディフュージョン13(1)参照)。電荷が過剰に発生しない画素においては、フローティングディフュージョン13に電荷がオーバーフローしないため、第2信号電位sv2と第2リセット電位rv2との間に差異が生じる(図4のフローティングディフュージョン13(2)参照)。
時点t11、t12、t19〜t25の動作(第2画素信号取り出し動作)は、同じ行の他の画素(第m行第1列画素Pm1〜第m行第N列画素PmN)においても同じタイミングで行われる。但し、水平読み出し線VLを介して、画像処理部50に出力されるタイミングは、それぞれの画素で異なる。時点t11の動作が最初に行われた行の画素における時点t25動作後から時点t33における動作が行われるまでに、他の行(の画素)における時点t11、t12、t19〜t25(第2画素信号の取り出し動作)の動作が行われる(図7参照)。総ての行について、時点t19〜t25の動作(画像処理部50への出力を含む)が完了することにより、第2読み出し期間TT2が終了する。
時点t33で、選択トランジスタ16にON信号が入力され、第m行第n列画素Pmnからの画素信号が第n列垂直読み出し線HLに出力可能な状態にされる。
時点t34で、SHP21にON信号が入力されオン状態にされる。これにより、C24によって第1リセット電位rv1が保持される。第1リセット電位rv1が保持されるとSHP21はオフ状態にされる。
時点t35でリセットトランジスタ14がオフ状態にされる。このとき、太陽などの高輝度被写体を撮像する画素のフォトダイオード11では、蓄積される電荷が、通常の被写体を撮像する場合に比べて大きくなり、過剰に発生した電荷が、転送トランジスタ12がオフ状態であるにもかかわらず、フローティングディフュージョン13にオーバーフローされる(図4のフォトダイオード11(1)、フローティングディフュージョン13(1)参照)。通常の被写体を撮像する画素のフォトダイオード11では、電荷が過剰に発生しないので、転送トランジスタ12がオフ状態であることから、蓄積された電荷がフローティングディフュージョン13にオーバーフローされない(図4のフォトダイオード11(2)、フローティングディフュージョン13(2)参照)。
時点t36で、SHD22にON信号が入力されオン状態にされる。これによりC25によって第1信号電位sv1が保持される。第1信号電位sv1が保持されるとSHD22はオフ状態にされる。
時点t37で、リセットトランジスタ14にON信号が入力されオン状態にされる。これにより、フローティングディフュージョン13にオーバーフローした電荷は電源線Vddに掃出されてリセットされる。
時点t38で、選択トランジスタ16がオフ状態にされる。
時点t38の後、差分回路26の出力端子から、第1信号電位sv1と第1リセット電位rv1との差異が第m行第n列画素Pmnの第1画素信号として、水平読み出し線VLを介して、画像処理部50に出力される。
電荷が過剰に発生した画素においては、フローティングディフュージョン13にオーバーフローした電荷に基づいて、第1信号電位sv1と第1リセット電位rv1との間に差異が生ずる(図4のフローティングディフュージョン13(1)参照)。電荷が過剰に発生しない画素においては、フローティングディフュージョン13に電荷がオーバーフローしないため、第1信号電位sv1と第1リセット電位rv1との間に差異が生じない(図4のフローティングディフュージョン13(2)参照)。
第1、第2画素信号は、画像処理部50において合成される。合成された画素信号は、高輝度被写体を撮像した画素であっても黒化けが生じない。
時点t33〜t38の動作(第1画素信号取り出し動作)は、同じ行の他の画素(第m行第1列画素Pm1〜第m行第N列画素PmN)においても同じタイミングで行われる。但し、水平読み出し線VLを介して、画像処理部50に出力されるタイミングは、それぞれの画素で異なる。時点t11の動作が最初に行われた行の画素において、時点t38における動作が行われた後に、他の行における時点t33〜t38における動作と同じ動作(第1画素信号の取り出し動作)が行われる(図7参照)。総ての行について、時点t33〜t38の動作(画像処理部50への出力を含む)が完了(第1読み出し期間TT1が終了)することにより全画素の読み出し動作が完了する。
1フレーム期間FTは、時点t11〜t38の動作(画像処理部50への出力を含む)が完了する時間を有する。1フレーム期間FT終了後の初期リセット動作に基づいて、次の1フレーム期間FTが開始される。
第1信号電位sv1と第1リセット電位rv1との間に差異が生じない場合、及び第2信号電位sv2と第2リセット電位rv2との間に差異が生じない場合は、その画素信号(画像処理部50に出力される信号)はゼロであり、受光される光が全くなかったかのように、その画素に対応する部分の画像は黒である。
太陽などの高輝度被写体を撮像する場合、高輝度被写体の光を受光した画素に対応する部分の画像が黒くなる黒化けが、第2画素信号に基づく画像に現れる(図5参照)。本実施形態では、第2画素信号に基づく画像の黒化け発生箇所を補正する第1画素信号に基づく画像を合成するので、黒化け現象を解消することが可能になる。なお、第1画素信号に基づく画像では、高輝度被写体の光を受光しない画素に対応する部分の画像が黒くなるが、画素信号レベルがゼロの状態(無信号状態)であるため、合成しても第2画素信号に影響を与えることはない。
本実施形態では、タイミングジェネレータ60から出力されるタイミングパルスに基づいて、リセットトランジスタ14などのオン状態にするタイミングを制御することにより、黒化け現象を解消することが可能であるため、黒化け現象を解消するための補正回路を用意する必要はない。
本実施形態における撮像装置の構成図である。 第m行第n列画素と、第n列回路の構成図である。 電荷蓄積期間の長さが、全画素の第1読み出し期間を有する場合の、トランジスタのON/OFF状態などを示すタイミングチャートある。 電荷蓄積期間の長さが、全画素の第1読み出し期間を有しない場合の、トランジスタのON/OFF状態などを示すタイミングチャートある。 第1、第2画素信号に基づく画像、これらの合成した画像を示す図である。 電荷蓄積期間の長さが、全画素の第1読み出し期間を有する場合の、行ごとのトランジスタのON/OFF状態などを示すタイミングチャートある。 電荷蓄積期間の長さが、全画素の第1読み出し期間を有しない場合の、行ごとのトランジスタのON/OFF状態などを示すタイミングチャートある。
符号の説明
1 撮像装置
10 撮像部
11 フォトダイオード(PD)
12 転送トランジスタ(TG)
13 フローティングディフュージョン(FD)
14 リセットトランジスタ(RG)
15 増幅トランジスタ
16 選択トランジスタ(SL)
21 SHP
22 SHD
23 SR
24 C
25 C
26 差分回路
50 画像処理部
60 タイミングジェネレータ
70 制御部
80 AE部
FT 1フレーム期間
HL 第n列垂直読み出し線
mn 第m行第n列画素
SH 第n列回路
T 電荷蓄積期間
T1 第1期間
TT1、TT2 第1、第2読み出し期間
VL 水平読み出し線

Claims (5)

  1. フォトダイオードと、
    フローティングディフュージョンと、
    リセットトランジスタと、
    撮影の為の電荷蓄積期間の間に、又は前記電荷蓄積期間が終了後に、前記リセットトランジスタがオン状態でサンプルホールドして求めた第1リセット電位と前記リセットトランジスタがオフ状態でサンプルホールドして求めた前記フォトダイオードから前記フローティングディフュージョンにオーバーフローした電荷に基づく第1信号電位との差異に基づく第1画素信号と、前記電荷蓄積期間の終了前に前記リセットトランジスタがオフ状態でサンプルホールドして求めた第2リセット電位と前記電荷蓄積期間の終了後に前記リセットトランジスタがオフ状態でサンプルホールドして求めた前記電荷蓄積期間の間に前記フォトダイオードに蓄積された電荷に基づく第2信号電位との差異に基づく第2画素信号とを出力する相関二重サンプリング及びサンプルホールド回路とを備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第1、第2画素信号を合成する画像処理部を備えることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記電荷蓄積期間の間、前記電荷蓄積期間終了後のいずれにおいて前記フォトダイオードからオーバーフローした電荷に基づく前記第1信号電位を求めるかを判断する制御部を備えることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記制御部は、前記電荷蓄積期間の長さが、全画素の前記第1画素信号を出力する時間を有するか否かを判断ことにより、前記電荷蓄積期間の間、前記電荷蓄積期間終了後のいずれにおいて前記フォトダイオードからオーバーフローした電荷に基づく前記第1信号電位を求めるかを判断することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記リセットトランジスタのオン状態、オフ状態を制御するタイミングパルスを出力するタイミングジェネレータを備えることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
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