JP4735758B2 - 共焦点顕微鏡装置 - Google Patents

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Description

本発明は、試料の観察層からの射出光による画像と、観察層の両側の層からの射出光による画像とを1回のスキャンで取得することの可能な共焦点顕微鏡装置に関する。
特許文献1には、試料の観察層からの射出光による画像と、観察層の両側の層からの射出光による画像とを1回のスキャンで取得することの可能な共焦点顕微鏡装置が開示されている。この共焦点顕微鏡装置では、それら2種類の画像の合成方法を変えることによりセクショニング幅及び画像の明るさ変更することができる。
従ってこの共焦点顕微鏡装置のユーザは、画像取得後にそれら2種類の画像の合成方法を変えることによってセクショニング幅及び画像の明るさを自由に変えることができるので、何度も画像を取り直す必要が無いため、短時間で適正な画像が得られ、試料への光ダメージを軽減できる。
国際公開2007/010697号パンフレット
しかしながら1つの観察視野内に著しく暗い部位と著しく明るい部位とが存在する場合、観察したい部位の明るさに合わせて合成方法をその都度変更する必要があった。
そこで本発明は、観察視野の全域又は全波長成分を一括して観察するのに適した画像を生成することのできる共焦点顕微鏡装置を提供することを目的とする。
本発明の共焦点顕微鏡装置は、光源と、前記光源からの光を試料に集光する照明光学系と、前記試料からの光を集光する集光光学系と、前記集光光学系の集光位置に配置され、入射する光を少なくとも前記試料の前記集光点の近傍からの光と、その周辺からの光とに分離し、それぞれ検出する検出手段と、前記検出手段から出力される前記集光点の近傍からの光の信号と、前記周辺からの光の信号とを演算処理して前記試料の画像を生成すると共に、前記集光点の近傍からの光の信号と前記周辺からの光の信号との比率を前記画像の領域毎にそれぞれ設定する画像生成手段と、を備えることを特徴とする。
なお、前記画像生成手段は、前記設定された前記比率に応じて、前記集光点の近傍からの光の信号と前記周辺からの光の信号との和の演算又は差の演算を行ってもよい。
また、前記画像生成手段は、前記集光点の近傍からの光の信号に基づいて前記比率を設定してもよい。
また、前記画像生成手段は、前記領域毎に前記比率を設定しながら、順次、前記画像を生成してもよい。
また、前記画像生成手段は、前記集光点の近傍からの光の信号と前記周辺からの光の信号とをそれぞれ記憶する記憶手段を備え、前記記憶手段内において前記領域毎に前記比率を設定してもよい。
また、前記画像生成手段は、前記領域毎の前記比率の設定を、ユーザからの指示に応じて行ってもよい。
また、本発明の別の共焦点顕微鏡装置は、光源と、前記光源からの光を試料に集光する照明光学系と、前記試料からの光を集光する集光光学系と、前記集光光学系の集光位置に配置され、入射する光を少なくとも前記試料の前記集光点の近傍からの光と、その周辺からの光とに分離し、それぞれを波長成分に分光すると共に、それぞれを前記波長成分毎に検出する検出手段と、前記検出手段から出力される前記波長成分毎の前記集光点の近傍からの光の信号と、前記波長成分毎の前記周辺からの光の信号とを演算処理して前記試料の画像を前記波長成分毎に生成すると共に、前記集光点の近傍からの光の信号と前記周辺からの光の信号との比率を、前記波長成分毎の前記画像の領域毎にそれぞれ設定する画像生成手段と、を備えることを特徴とする。
なお、前記画像生成手段は、前記設定された前記比率に応じて、前記集光点の近傍からの光の信号と前記周辺からの光の信号との和の演算又は差の演算を行ってもよい。
また、前記画像生成手段は、前記比率を前記集光点の近傍からの光の信号に基づいて設定してもよい。
また、前記画像生成手段は、前記領域毎に前記比率を設定しながら、順次、前記画像を生成してもよい。
また、前記画像生成手段は、前記集光点の近傍からの光の信号と前記周辺からの光の信号とをそれぞれ記憶する記憶手段を備え、前記記憶手段内において前記領域毎に前記比率を設定してもよい。
また、前記画像生成手段は、前記領域毎の前記比率の設定を、ユーザからの指示に応じて行ってもよい。
本発明によれば、観察視野の全域又は全波長成分を一括して観察するのに適した画像を生成することのできる共焦点顕微鏡装置が実現する。
共焦点顕微鏡装置の光学系の構成図である。 光分離部材19を説明する図である。 集光レンズ18の焦点面上の領域を説明する図である。 試料10の観察層と、その両側の層とを説明する図である。 共焦点顕微鏡装置の制御系の構成図である。 蛍光信号IsのZ方向の感度特性を示す図である。 第1実施形態のCPU221の動作フローチャートである。 ルックアップテーブルを説明する図である。 第1実施形態の適正画像を説明する図である。 第2実施形態のCPU221の動作フローチャートである。 第2実施形態のモニタ23に表示される画像を説明する図である(スキャン直後の様子)。 第2実施形態のモニタ23に表示される画像を説明する図である(領域が指定された様子)。 第2実施形態のモニタ23に表示される画像を説明する図である(セクショニング幅が変更された様子)。 第3実施形態の共焦点顕微鏡装置の光学系の構成図である。 第3実施形態のCPU221の動作フローチャートである。 第3実施形態の適正画像を説明する図である。
[第1実施形態]
本発明の共焦点顕微鏡装置の第1実施形態を説明する。
図1は、共焦点顕微鏡装置の光学系の構成図である。図1に示すとおり、共焦点顕微鏡装置には、レーザユニット11、光ファイバ7、コリメートレンズ12、フィルタ13、ダイクロイックミラー14、ガルバノスキャナ15、リレーレンズ161、対物レンズ16、試料10、フィルタ17、集光レンズ18、光分離部材19、光ファイバ19s、光ファイバ19m、光検出器20s、光検出器20mなどが配置される。
試料10は、例えば生体細胞を培養した培養標本であり、その生体細胞は所定の蛍光物質により予め染色されている。試料10の光軸方向の位置は、観察対象物が対物レンズ16の焦点面に存在するよう不図示の顕微鏡の上下動機構によって予め調整されている。以下、対物レンズ16の光軸方向をZ方向とし、試料10のうち対物レンズ16の焦点深度内に存在する層を「観察層」という。
レーザユニット11は、前記所定の蛍光物質の励起波長と同じ波長のレーザ光を出射する。レーザユニット11から射出したレーザ光は、光ファイバ7の内部を伝搬してからコリメートレンズ12において平行光束化された後、フィルタ13を介してダイクロイックミラー14へ入射する。そのレーザ光はダイクロイックミラー14を通過し、ガルバノスキャナ15の2つのミラーで順に反射した後、リレーレンズ161及び対物レンズ16を通り、試料10の観察層の1箇所に集光する。レーザ光が照射された領域、即ち集光点及びその前後では蛍光物質が励起され、蛍光を発する。
発生した蛍光は、その集光点に向かったレーザ光と同じ光路を逆に辿りながら、対物レンズ16、リレーレンズ161、ガルバノスキャナ15を通り、ダイクロイックミラー14へ向かう。その蛍光はダイクロイックミラー14で反射し、フィルタ17を介して集光レンズ18へ入射する。その蛍光は、集光レンズ18によって集光されつつ光分離部材19へ入射し、2つの蛍光Ls,Lmに分離される。この光分離部材19の詳細は後述する。
光分離部材19において分離された一方の蛍光Lsは、光ファイバ19sの内部を伝搬してから光検出器20sへ入射し、蛍光信号Isに変換される。光分離部材19において分離された他方の蛍光Lmは、光ファイバ19mの内部を伝搬してから光検出器20mへ入射し、蛍光信号Imに変換される。
したがって、以上の共焦点顕微鏡装置は、レーザユニット11と、ガルバノスキャナ15と、光検出器20sと、光検出器20mとを同期駆動することにより、試料10をレーザ光でスキャンしながら2種類の蛍光信号Is,Imを並列的に取得することができる。
図2は、光分離部材19を説明する図である。図2に示すとおり光分離部材19の全体は、入射する蛍光に対し透明な部材であり、その部材上に光分離面19sと光分離面19mと反射面19Aとが形成されている。
光分離面19sは、微小円形の透過面(ピンホール)19s’と、そのピンホール19s’の周辺領域をカバーする反射面19s”とからなり、光分離面19mは、円形の透過面19m’と、その透過面19m’の周辺領域をカバーする反射面19m”とからなる。このうち、ピンホール19s’の径rsは前述した集光点の径に対応しており、透過面19m’の径rmは、ピンホール19s’の径rsよりも大きく、例えばrm=2×rsである。
集光レンズ18から光分離部材19へ入射した蛍光は、光分離面19sへ入射し、ピンホール19s’を透過する蛍光と、反射面19s”を反射する蛍光とに分離される。このうち反射面19s”を反射した蛍光は、反射面19Aへ向かい、その反射面19Aを反射した後に光分離面19mへ入射し、透過面19m’を透過する蛍光と、反射面19m”を反射する蛍光とに分離される。このうち、ピンホール19s’を透過した蛍光が前述した蛍光Lsであり、透過面19m’を透過した蛍光が前述した蛍光Lmである。
ここで、ピンホール19s’の配置箇所とピンホール19m’の配置箇所とは、集光レンズ18の焦点深度に比べて光路長差が十分に短いので、同一焦点面とみなすことができる。
図3に示すとおり、集光レンズ18の焦点面上の領域を考えると、蛍光Lsは、集光レンズ18の焦点面中央の円形領域Asに向かう蛍光に相当し、蛍光Lmは、その円形領域Asの外側のリング領域Amに向かう蛍光に相当する(円形領域Asの径が前述したrsに相当し、リング領域Amの外径が前述したrmに相当する。)。
これら各蛍光の射出元を示すと、円形領域Asに向かう蛍光Lsの射出元は、図4に示すとおり試料10の観察層10sであり、リング領域Amに入射する蛍光Lmの射出元は、観察層10sの両側の層10mである。したがって、本実施形態の共焦点顕微鏡装置では、観察層10sからの蛍光Lsと、その両側の層10mからの蛍光Lmとが並列的かつ個別に検出される。
なお、光分離部材19を省略し、蛍光Lsの強度と蛍光Lmの強度とを個別に検出可能な光検出器を光分離部材19の配置箇所へ配置してもよい。このような光検出器の受光面は、円形領域Asと同形状の受光領域と、リング領域Amと同形状の受光領域とを有する。
図5は、共焦点顕微鏡装置の制御系の構成図である。図5に示すとおり、共焦点顕微鏡には、コントローラ21と、コンピュータ22と、モニタ23と、入力器24とが備えられる。
コントローラ21には、2つのI/V変換器211s,211mと、2つのA/D変換器212s,212mと、制御回路210とが備えられる。コンピュータ22には、CPU221と、2つのフレームメモリ220s,220mと、RAM222と、ハードディスクドライブ223と、表示用メモリ224と、インタフェース225とが備えられる。
光検出器20sから出力される蛍光信号Isは、I/V変換器211sを通り電圧信号に変換される。そのI/V変換器211sから出力される蛍光信号Isは、A/D変換器212sを通りディジタル信号に変換される。そのA/D変換器212sから出力される蛍光信号Isはフレームメモリ220sへ入力される。
光検出器20mから出力される蛍光信号Imは、I/V変換器211mを通り電圧信号に変換される。そのI/V変換器211mから出力される蛍光信号Imは、A/D変換器212mを通りディジタル信号に変換される。そのA/D変換器212mから出力される蛍光信号Imはフレームメモリ220mへ入力される。
制御回路210は、CPU221からのスキャン指示に応じて、前述したレーザユニット11、ガルバノスキャナ15、光検出器20s、光検出器20mを同期制御してスキャンを行う。そのスキャンにより、フレームメモリ220sには1フレーム分の蛍光信号Isが、フレームメモリ220mに1フレーム分の蛍光信号Imがそれぞれ並列的に蓄積される。スキャンが終了すると、制御回路210はCPU221へ終了信号を与える
スキャンによってフレームメモリ220sに蓄積される1フレーム分の蛍光信号Isは、試料10の観察層10s(図4参照)の画像を示し、スキャンによってフレームメモリ220mに蓄積される1フレーム分の蛍光信号Imは、観察層の両側の層10m(図4参照)の画像を示す。
コンピュータ22のハードディスクドライブ223には予め観察用のプログラムが格納されており、CPU221はその観察用のプログラムをRAM222上へ読み出し、そのプログラムを実行する。その際、CPU221は必要に応じて、入力器24及びインタフェース225を介してユーザの指示を認識したり、制御回路210へスキャン指示を与えたりする。
また、CPU221は、スキャン時にフレームメモリ220sに蓄積される1フレーム分の蛍光信号Isを読み出し、それを表示用メモリ224の所定領域へ書き込むことにより、モニタ23に対し観察層10sの画像を表示することができる。また、CPU221は、スキャン時にフレームメモリ220s,220mに蓄積される蛍光信号Is,Imを読み出し、両者の和からなる和信号(Is+Im)を生成し、それを表示用メモリ224の所定領域へ書き込むことにより、モニタ23に対し観察層10sと両側の層10mとを含む全体層の画像を表示することができる。すなわち、CPU221は、蛍光信号Isによるセクショニング幅の狭い画像と、和信号(Is+Im)によるセクショニング幅の広い画像とを表示することができる。
また、CPU221は、スキャンで取得された画像をハードディスクドライブ223へ保存することもできる。この際、蛍光信号Isが示す画像と、蛍光信号Imが示す画像とは個別に保存されることが望ましい。個別に保存しておけば、セクショニング幅の異なる2種類の画像を任意のタイミングで任意の回数だけ生成することができるからである。
ここで、蛍光信号Isのレベルと、試料10中のZ位置との関係(感度特性)を示すと、図6の太曲線のようになる。蛍光信号Isは、観察層(Z=−0.3〜+0.3)から射出された蛍光の信号を多く含んでいることが分かる。なお、図6の横軸においてZ=0が対物レンズ16の焦点面を示している。
また、蛍光信号Imのレベルと、試料10中のZ位置との関係(感度特性)を示すと、図6の細曲線のようになる。蛍光信号Imは、観察層の両側の層(Z=−0.5の近傍、及びZ=+0.5の近傍)から射出された蛍光の信号を多く含んでいることが分かる。
したがって、蛍光信号Isと蛍光信号Imとの重み付け和からなる和信号(Is+αIm)を考えると、α>0であるときの和信号(Is+αIm)は、セクショニング幅が広く明るい画像を示し、α<0であるときの和信号(Is+αIm)は、セクショニング幅の狭い画像を示す。
これを拡張して考えると、αの値を連続的に変化させると、セクショニング幅を連続的に変化させることも可能である。よって、CPU221が和信号(Is+αIm)が示す画像を表示し、かつその係数αを−1〜+1の範囲で連続的に変化させると、その画像のセクショニング幅を連続的に変化させることができる。以下、セクショニング幅に寄与するこの係数αを、「セクショニング係数」と称す。
なお、通常の観察では、セクショニング係数αの変化の範囲は−0.5〜+1で十分である。よって、以下ではセクショニング係数αの変化の範囲を−0.5〜+1とする。
図7は、CPU221の動作フローチャートである。
ステップS11:CPU221は、ユーザから観察開始指示が入力されたか否かを判別する。入力された場合にはステップS12へ進む。
ステップS12:CPU221は、制御回路210へスキャン指示を与える。これによってスキャンが開始され、フレームメモリ220s,220mに蛍光信号Is,Imがそれぞれ蓄積され始める。
ステップS13:CPU221は、フレームメモリ220s,220mに蓄積される蛍光信号Is,Imを読み出す。本ステップでは、蛍光信号Is,Imが読み出されるものとする。
ステップS14:CPU221は、読み出された蛍光信号Isに基づき、画素毎にセクショニング係数αを算出する。このとき、例えば、図8に示すような入出力特性のルックアップテーブルが使用される。このルックアップテーブルによると、蛍光信号Isの値が大きいほどセクショニング係数αの値は小さくなり、蛍光信号Isの値が小さいほどセクショニング係数αの値は大きくなる。
ステップS15:CPU221は、算出したセクショニング係数αと、読み出した蛍光信号Isと、読み出した蛍光信号Imとに基づき、和信号Iを生成する。各画素の和信号Iは、その画素と共通の画素番号を持つ蛍光信号Is,Imと、その画素と共通の画素番号を持つセクショニング係数αとにより、I=Is+αImで表される。
ステップS16:CPU221は、和信号Iを、表示用メモリ224の対応するアドレスへ書き込む。
ステップS17:CPU221は、制御回路210からの終了信号の有無により、スキャンが終了したか否かを判別する。終了していない場合はステップS13へ戻って次の処理を開始し、終了した場合はフローを終了する。
以上のCPU221の動作によると、モニタ23には、例えば図9(D)に示すとおり和信号I=Is+αImが示す画像が表示される。この画像のセクショニング係数αは、領域毎に異なり、しかも各領域のセクショニング係数αは、その領域に存在する物体の明るさに適した値を採る。以下、この画像を「適正画像」と称して詳しく説明する。
図9(A),(B),(C)には、適正画像(図9(D))の比較対象となる3種類の画像を示した。これら3種類の画像の適正画像との相違は、セクショニング係数αが画像内で一様という点にある。図9(A)に示す画像全体のセクショニング係数αは−0.5であり、図9(B)に示す画像全体のセクショニング係数αは±0であり、図9(C)に示す画像全体のセクショニング係数αは+1である。
ここで、図9(B)の画像に、適正な明るさの領域と、霞がかかった領域と、黒潰れした領域とが存在していたと仮定する。この場合に画像全体のセクショニング係数αを±0から1へと変更すると、例えば図9(C)に示すとおり、適正な明るさであった領域には、霞がかかり、黒潰れしていた領域は適正な明るさになる。その反対に画像全体のセクショニング係数αを±0から−0.5へと変更すると、例えば図9(A)に示すとおり、適正な明るさであった領域は黒潰れし、霞がかかっていた領域は適正な明るさとなる。
本実施形態のCPU221がステップS14で行ったのは、図9(B)に示す画像の各領域の明るさに基づき、各領域に適したセクショニング係数αを算出する処理である。例えばCPU221は、図9(B)に示す画像上で適正な明るさであった領域のセクショニング係数αの値を±0と算出し、図9(B)に示す画像上で霞がかかっていた領域のセクショニング係数αの値を−0.5と算出し、図9(B)に示す画像上で黒潰れしていた領域のセクショニング係数αの値を+1と算出する。
したがって、この場合に生成される適正画像(図9(D))は、図9(A)に示す画像のうち適正な明るさの領域と、図9(B)に示す画像のうち適正な明るさの領域と、図9(C)に示す画像のうち適正な明るさの領域とを互いに繋ぎ合わせたものとなる。したがって、適正画像(図9(D))は、観察視野内の各領域をそれぞれ適正な明るさで表現する。
なお、本実施形態のCPU221は、セクショニング係数αを画素毎に設定したが、その処理時間を短縮するために、複数の画素からなる小領域毎に設定してもよい。
また、本実施形態のCPU221は、適正画像の生成及び表示を蛍光信号の取得期間中にリアルタイムで行ったが、適正画像の生成及び表示を蛍光信号の取得期間の終了後に行ってもよい。或いは、その表示のみを蛍光信号の取得期間の終了後に行ってもよい。
また、本実施形態のCPU221は、セクショニング係数αの算出をルックアップテーブルにより行ったが計算式により行ってもよい。
また、本実施形態のCPU221は、生成した適正画像(又は算出したセクショニング係数αの値)をユーザからの保存指示などに応じてハードディスクドライブ223へ保存してもよい。その際には、その適正画像(又は算出したセクショニング係数αの値)が、同じスキャンで取得された蛍光信号Isが示す画像と、蛍光信号Imが示す画像とに対応づけられることが望ましい。
また、本実施形態のCPU221は、画像の各領域のセクショニング係数αを決定するに当たり、セクショニング係数αが0である画像(つまり蛍光信号Isが示す画像)の輝度分布を参照したが、セクショニング係数αが0以外である画像(例えば和信号(Is+Im)が示す画像)の輝度分布を参照してもよい。
[第2実施形態]
本発明の共焦点顕微鏡装置の第2実施形態を説明する。ここでは、第1実施形態との相違点のみを説明する。相違点は、CPU221の動作にある。
図10は、本実施形態のCPU221の動作フローチャートである。図7に示したフローチャートとの相違点は、ステップS14に代えてステップS24が実行され、ステップS17の後段にステップS25〜S27が実行される点にある。以下、ステップS24,S25〜S27を説明する。
ステップS24:CPU221は、全画素のセクショニング係数αを1に設定する。したがって、本実施形態のスキャンによると、モニタ23上に例えば図11に示すような画像が表示される。この画像では全ての領域の明るさが適正になるとは限らない。ここでは、図11に示すとおり、適正な明るさの領域と、霞がかった領域との2種類が存在しているものと仮定する。
このときモニタ23には、画像全体のセクショニング係数αをユーザがCPU221へ指定するためのGUI画像(スラーダーバー100)が表示される。画像の表示当初、セクショニング係数αは1なので、スラーダーバー100は「低」のポジションを指している。
この状態でユーザは入力器24を操作し、例えば図12に示すとおり画像上に矩形枠(又は閉曲線)を描くことができる。これによって、画像上の1又は複数の任意の領域がCPU221へと指定される。領域が指定された場合、スラーダーバー100は、指定された領域のセクショニング係数αをユーザがCPU221へ指定するためのGUI画像となる。
したがって、ユーザは、画像内でセクショニング係数αを変更すべき領域、すなわち画像内で霞がかかっている領域を指定してから、スラーダーバー100をスライド操作すればよく、画像全体に霞がかかっていた場合は、領域を指定せずにスラーダーバー100をスライド操作すればよい。
ステップS25:CPU221は、スラーダーバー100の操作の有無に基づきセクショニング係数αが新たに指定されたか否かを判別し、新たに指定された場合にはステップS26へ移行し、新たに指定されなかった場合には待機する。
ステップS26:CPU221は、スラーダーバー100のスライド位置に基づきユーザが指定したセクショニング係数αを認識し、そのセクショニング係数αを使用してユーザが指定した領域内の和信号I=Is+αImを再生成する。なお、CPU221は、その時点でユーザが領域を指定していなかった場合には、ユーザが画像全体を指定したものとみなして同様の処理を行う。
ステップS27:CPU221は、再生成した和信号Iを、表示用メモリ224のうち、ユーザが指定した領域に対応するアドレスに書き込み、ステップS25へ戻る。
したがって、ユーザが画像上で領域を指定し、かつスラーダーバー100をスライド操作すると、モニタ23上の画像は、図12に示す状態から図13に示す状態へとリアルタイムで変化する。ユーザが領域及びセクショニング係数αを適切に指定すれば、その画像は適正画像(つまり観察視野内の暗い物体と明るい物体とをそれぞれ適正な明るさで表現する画像)となる。
なお、本実施形態のCPU221は、ユーザが指定した領域のセクショニング係数αをユーザに変更させ、非指定領域のセクショニング係数αを1に固定したが、ユーザからの指示に応じてその関係を反転させてもよい。このようにしておけば、画像内に著しく輝度の低い領域が多かった場合と、画像内に著しく輝度の高い領域が多かった場合との双方に対処することができる。
また、本実施形態のCPU221は、セクショニング係数αの異なる2種類の領域を画像内に混在させたが、セクショニング係数αの異なる3種類以上の領域を画像内に混在させてもよい。その場合、ユーザは、2種類以上の領域を指定し、それら領域の各々についてセクショニング係数αを指定することになる。
なお、本実施形態のCPU221は、セクショニング係数αが1である画像の生成及び表示を蛍光信号の取得期間中にリアルタイムで行ったが、その生成及び表示を蛍光信号の取得期間の終了後に行ってもよい。或いは、その表示のみを蛍光信号の取得期間の終了後に行ってもよい。
また、本実施形態のCPU221は、前述した適正画像(又はユーザが指定したセクショニング係数αの値)をユーザからの保存指示などに応じてハードディスクドライブ223へ保存してもよい。その際には、その適正画像(又はユーザが指定したセクショニング係数αの値)が、同じスキャンで取得された蛍光信号Isが示す画像と、蛍光信号Imが示す画像とに対応づけられることが望ましい。
[第3実施形態]
本発明の共焦点顕微鏡装置の第3実施形態を説明する。ここでは、第1実施形態との相違点のみを説明する。第1の相違点は、光検出器20s,20mの各々が2チャンネル化され、それに対応してI/V変換器211s,211m,A/D変換器212s,212m,フレームメモリ220s,220mの各々が2系統化された点にある。よって、合計すると光検出器,I/V変換器,A/D変換器,フレームメモリの数はそれぞれ4となる。また、第2の相違点はCPU221の動作にある。
図14は、本実施形態の共焦点顕微鏡装置の光学系の構成図である。この光学系に配置される試料10は、励起波長の異なる2種類の蛍光物質(第1の蛍光物質,第2の蛍光物質)により予め染色されており、レーザユニット11は、第1の蛍光物質の励起波長と同じ波長のレーザ光と、第2の蛍光物質の励起波長と同じ波長のレーザ光とを照射する。
したがって、試料10では第1の蛍光物質と第2の蛍光物質との双方が励起され、試料10から発する蛍光には、波長の異なる2つの波長成分が含まれることになる。以下、これら2つの波長成分の一方が赤色に相当するR色成分であり、他方が緑色に相当するG色成分であると仮定する。この場合、光分離部材19から射出する一方の蛍光LsにはR色成分とG色成分とが含まれ、光分離部材19から射出する他方の蛍光LmにもR色成分とG色成分とが含まれる。
この共焦点顕微鏡装置において、光ファイバ19sから射出した蛍光Lsは、ダイクロイックミラー201sへ入射し、R色成分LsrとG色成分Lsgとに分離される。このうちR色成分Lsrは光検出器20srへ入射し、蛍光信号Isrに変換される。また、G色成分Lsgは光検出器20sgへ入射し、蛍光信号Isgに変換される。
また、光ファイバ19mから射出した蛍光Lmは、ダイクロイックミラー201mへ入射し、R色成分LmrとG色成分Lmgとに分離される。このうちR色成分Lmrは光検出器20mrへ入射し、蛍光信号Imrに変換される。また、G色成分Lmgは光検出器20mgへ入射し、蛍光信号Imgに変換される。
以上の4種類の蛍光信号Isr,Isg,Imr,Imgは、第1実施形態の2種類の蛍光信号Is,Imが別々の経路を経て並列的に2つのフレームメモリへ蓄積されたのと同様に、別々の経路を経て並列的に4つのフレームメモリへ蓄積される。
図15は、本実施形態のCPU221の動作フローチャートである。
ステップS11:CPU221は、ユーザから観察開始指示が入力されたか否かを判別する。入力された場合にはステップS12へ進む。
ステップS12:CPU221は、制御回路210へスキャン指示を与える。これによってスキャンが開始され、フレームメモリ220s,220mに蛍光信号Is,Imがそれぞれ蓄積され始める。
ステップS17:CPU221は、制御回路210からの終了信号の有無により、スキャンが終了したか否かを判別する。終了していない場合は待機し、終了した場合はステップS33へ移行する。
ステップS33:CPU221は、スキャンによって4つのフレームメモリに蓄積された1フレーム分の蛍光信号Isr,1フレーム分の蛍光信号Isg,1フレーム分の蛍光信号Imr,1フレーム分の蛍光信号Imgを読み出す。
ステップS34:CPU221は、読み出された蛍光信号Isr,Isgに基づき、R色成分のセクショニング係数αrとG色成分のセクショニング係数αgとを算出する。R色成分のセクショニング係数αrは、蛍光信号Isrのフレーム内平均値に基づき算出され、G色成分のセクショニング係数αgは、蛍光信号Isgのフレーム内平均値に基づき算出される。
その平均値とセクショニング係数との関係は、第1実施形態における蛍光信号Isとセクショニング係数αとの関係(図8参照)と同じである。よって、本ステップでも第1実施形態で使用したのと同じ入出力特性を有したルックアップテーブルが使用される。
ステップS35:CPU221は、算出したR色成分のセクショニング係数αrと、読み出した蛍光信号Isrと、読み出した蛍光信号Imrとに基づき、R色成分の和信号Ir=Isr+αr・Imrを生成する。また、CPU221は、算出したG色成分のセクショニング係数αgと、読み出した蛍光信号Isgと、読み出した蛍光信号Imgとに基づき、G色成分の和信号Ig=Isg+αg・Imgを生成する。そして、CPU221は、生成した2種類の和信号Ir,Igから和信号Iを生成する。和信号Iは、R色成分及びG色成分のみからなる2色カラーの色信号である。和信号IのR色成分には和信号Irの値が付与され、和信号IのG色成分には和信号Igの値が付与される。
ステップS36:CPU221は、生成した和信号Iを表示用メモリ224の所定領域へ書き込み、フローを終了する。
以上のCPU221の動作によると、モニタ23には、例えば図16(D)に示すとおり和信号Iが示す画像が表示される。なお、図16では、画像が2つの色成分を有していることを示すために、R色成分とG色成分とをオーバーラップさせて描いた(R色成分が手前)。
この画像のセクショニング係数αは、色成分毎に異なり、しかも各色成分のセクショニング係数αr,αgは、その色成分に対応する物体の明るさに適した値を採る。以下、この画像を「適正画像」と称して詳しく説明する。
図16(A),(B),(C)には、適正画像(図16(D))の比較対象となる3種類の画像を示した。これら3種類の画像の適正画像との相違は、セクショニング係数αがG色成分とR色成分との間で共通という点にある。図16(A)に示す画像のセクショニング係数αr,αgは何れも−0.5であり、図16(B)に示す画像のセクショニング係数αr,αgは何れも±0であり、図16(C)に示す画像のセクショニング係数αr,αgは何れも+1である。
ここで、図16(B)の画像のR色成分は適正な明るさであり、G色成分は黒潰れしていたと仮定する。この場合にセクショニング係数αr,αgの双方を±0から1へと変更すると、例えば図16(C)に示すとおり、適正な明るさであったR色成分には霞がかかり、黒潰れしていたG色成分は適正な明るさになる。その反対に、セクショニング係数αr,αgの双方を±0から−0.5へと変更すると、例えば図16(A)に示すとおり、適正な明るさであったR色成分が黒潰れする。
本実施形態のCPU221がステップS34で行ったのは、図16(B)に示す画像の各色成分の明るさに基づき、各色成分に適したセクショニング係数αr,αgを算出する処理である。例えばCPU221は、図16(B)に示す画像上で適正な明るさであったR色成分のセクショニング係数αrの値を±0と算出し、図16(B)に示す画像上で黒潰れしていたG色成分のセクショニング係数αgの値を+1と算出する。
したがって、この場合に生成される適正画像(図16(D))は、図16(B)に示す画像の適正な明るさの色成分(R色成分)と、図16(C)に示す画像の適正な明るさの色成分(G色成分)とを互いに重ね合わせたものとなる。したがって、適正画像(図16(D))は、観察視野のR色成分及びG色成分をそれぞれ適正な明るさで表現する。
なお、本実施形態のCPU221は、セクショニング係数αの算出をルックアップテーブルにより行ったが計算式により行ってもよい。
また、本実施形態のCPU221は、セクショニング係数αを画像の色成分毎に設定したが、画像の色成分毎かつ領域毎に設定してもよい。つまり、本実施形態に第1実施形態を組み合わせてもよい。その場合、適正画像の生成及び表示を蛍光信号の取得期間中にリアルタイムで行ってもよい。
また、本実施形態のCPU221は、画像のR色成分のセクショニング係数αrを決定するに当たり、セクショニング係数αrが0である画像(つまり蛍光信号Isrが示す画像)の平均輝度を参照したが、セクショニング係数αrが0以外である画像(例えば和信号(Isr+Imr)が示す画像)の平均輝度を参照してもよい。
また、本実施形態のCPU221は、画像のG色成分のセクショニング係数αgを決定するに当たり、セクショニング係数αgが0である画像(つまり蛍光信号Isgが示す画像)の平均輝度を参照したが、セクショニング係数αgが0以外である画像(例えば和信号(Isg+Img)が示す画像)の平均輝度を参照してもよい。
また、本実施形態のCPU221は、生成した適正画像(又は算出したセクショニング係数αr,αgの値)をユーザからの保存指示などに応じてハードディスクドライブ223へ保存してもよい。その際には、その適正画像(又は算出したセクショニング係数αr,αgの値)が、同じスキャンで取得された蛍光信号Isrが示す画像、蛍光信号Isgが示す画像、蛍光信号Imrが示す画像、蛍光信号Imgが示す画像に対応づけられることが望ましい。
また、本実施形態のCPU221は、各色成分のセクショニング係数αr,αgを自動的に決定したが、少なくとも1つの色成分のセクショニング係数をユーザに指定させてもよい。つまり、前述した第2実施形態は第1実施形態の変形例であったが、本実施形態を同様に変形してもよい。
また、本実施形態の顕微鏡装置のチャンネル数は2であったが、3以上に増やしてもよい。その場合は、画像の色成分が増えるので、個別に設定すべきセクショニング係数もその分だけ増える。

Claims (12)

  1. 光源と、
    前記光源からの光を試料に集光する照明光学系と、
    前記試料からの光を集光する集光光学系と、
    前記集光光学系の集光位置に配置され、入射する光を少なくとも前記試料の前記集光点の近傍からの光と、その周辺からの光とに分離し、それぞれ検出する検出手段と、
    前記検出手段から出力される前記集光点の近傍からの光の信号と、前記周辺からの光の信号とを演算処理して前記試料の画像を生成すると共に、前記集光点の近傍からの光の信号と前記周辺からの光の信号との比率を前記画像の領域毎にそれぞれ設定する画像生成手段と、
    を備えることを特徴とする共焦点顕微鏡装置。
  2. 請求項1に記載の共焦点顕微鏡装置において、
    前記画像生成手段は、
    前記設定された前記比率に応じて、前記集光点の近傍からの光の信号と前記周辺からの光の信号との和の演算又は差の演算を行う
    ことを特徴とする共焦点顕微鏡装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の共焦点顕微鏡装置において、
    前記画像生成手段は、
    前記集光点の近傍からの光の信号に基づいて前記比率を設定する
    ことを特徴とする共焦点顕微鏡装置。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の共焦点顕微鏡装置において、
    前記画像生成手段は、
    前記領域毎に前記比率を設定しながら、順次、前記画像を生成する
    ことを特徴とする共焦点顕微鏡装置。
  5. 請求項1に記載の共焦点顕微鏡装置において、
    前記画像生成手段は、
    前記集光点の近傍からの光の信号と前記周辺からの光の信号とをそれぞれ記憶する記憶手段を備え、前記記憶手段内において前記領域毎に前記比率を設定する
    ことを特徴とする共焦点顕微鏡装置。
  6. 請求項5に記載の共焦点顕微鏡装置において、
    前記画像生成手段は、
    前記領域毎の前記比率の設定を、ユーザからの指示に応じて行う
    ことを特徴とする共焦点顕微鏡装置。
  7. 光源と
    前記光源からの光を試料に集光する照明光学系と、
    前記試料からの光を集光する集光光学系と、
    前記集光光学系の集光位置に配置され、入射する光を少なくとも前記試料の前記集光点の近傍からの光と、その周辺からの光とに分離し、それぞれを波長成分に分光すると共に、それぞれを前記波長成分毎に検出する検出手段と、
    前記検出手段から出力される前記波長成分毎の前記集光点の近傍からの光の信号と、前記波長成分毎の前記周辺からの光の信号とを演算処理して前記試料の画像を前記波長成分毎に生成すると共に、前記集光点の近傍からの光の信号と前記周辺からの光の信号との比率を、前記波長成分毎の前記画像の領域毎にそれぞれ設定する画像生成手段と、
    を備えることを特徴とする共焦点顕微鏡装置。
  8. 請求項7に記載の共焦点顕微鏡装置において、
    前記画像生成手段は、
    前記設定された前記比率に応じて、前記集光点の近傍からの光の信号と前記周辺からの光の信号との和の演算又は差の演算を行う
    ことを特徴とする共焦点顕微鏡装置。
  9. 請求項7又は請求項8に記載の共焦点顕微鏡装置において、
    前記画像生成手段は、
    前記比率を前記集光点の近傍からの光の信号に基づいて設定する
    ことを特徴とする共焦点顕微鏡装置。
  10. 請求項7〜請求項9の何れか一項に記載の共焦点顕微鏡装置において、
    前記画像生成手段は、
    前記領域毎に前記比率を設定しながら、順次、前記画像を生成する
    ことを特徴とする共焦点顕微鏡装置。
  11. 請求項7に記載の共焦点顕微鏡装置において、
    前記画像生成手段は、
    前記集光点の近傍からの光の信号と前記周辺からの光の信号とをそれぞれ記憶する記憶手段を備え、前記記憶手段内において前記領域毎に前記比率を設定する
    ことを特徴とする共焦点顕微鏡装置。
  12. 請求項11に記載の共焦点顕微鏡装置において、
    前記画像生成手段は、
    前記領域毎の前記比率の設定を、ユーザからの指示に応じて行う
    ことを特徴とする共焦点顕微鏡装置。
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