JP4732629B2 - コンビネーションメータ - Google Patents

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JP4732629B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば自動車、オートバイ、船舶、農建機、航空機に代表される各種乗物(搭載対象)に搭載されるコンビネーションメータに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば自動車のダッシュボードには、様々な種類の計測値を指針式表示する複数のメータを一つの統合ユニット体にまとめたコンビネーションメータ(複合計器)が搭載されている。
【0003】
このようなコンビネーションメータの多くは、複数の回路基板と、これら回路基板に搭載される複数の計器ムーブメントと、これら計器ムーブメントの各々に設けられた回転軸よって駆動される複数の指針と、これら各指針に対応する複数の表示意匠部が形成され、これら表示意匠部と各指針とで計器ムーブメントの数に応じた複数種の指針式表示部(代表的なものとして速度計表示部、エンジン回転計表示部、水温計表示部、燃料計表示部)を形成する目盛り板と、これら各構成部品を収納するケース体と、このケース体と組み合わされて各指針式表示部を露出し、それ以外の所要部を隠蔽する見返し部材(被覆部材)と、その前方に配置され、指針式表示部を透視可能とする透明カバーとで構成されている。
【0004】
ところで、この種のコンビネーションメータにあっては、例えば自動車の特定車種(搭載対象)のグレード展開あるいはその種別バリエーションに応じて、組み込まれる指針式表示部の数が異なる場合がある。例えばあるグレードでは組み込まれる指針式表示部が2種類となる第1のグレードと、一種類となる第2のグレードとでなる場合は、各グレードに応じて指針式表示部の数が異なるため、指針式表示部の数に応じて必要数の回路基板や計器ムーブメントを用意する必要があり、これに応じて、ケース体や指針、見返し部材等の構造が変化して新規部品が増加し、コストが嵩むため、各グレード間で回路基板の共通化を図るために、回路基板をその大きさが各グレード共通の一枚基板とし、この一枚基板に必要数の計器ムーブメントを電気接続することが考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来、走行速度やエンジン回転といった被測定対象の変化が激しく、指針動作に素早い応答性が要求される速度計表示部用またはエンジン回転計用の計器ムーブメントは、回路基板上に搭載したマイクロコンピュータ(制御手段)を通じて駆動し、燃料残量や水温とった被測定対象の変化が穏やかで、指針動作にそれほど素早い応答性が要求されない燃料計表示部用または水温計表示部用の計器ムーブメントは、マイクロコンピュータ等の素子を介さずに、センサ出力に応じた抵抗値変化等に応じて直接駆動しており、このような駆動方式の違いに応じて計器ムーブメントの構造も異なるため、指針式表示部の種類によっては、各グレード間で計器ムーブメントの構造が異なる場合があり、この場合、例えば回路基板に接続される接続端子の数や位置が異なることに加え、マイクロコンピュータ等の素子の有無も加わって、回路基板上の回路パターンが大きく変化し、これにより回路基板の制作に要する負荷が大きなり、結局、十分なコストメリットを得ることは難しかった。
【0006】
本発明はこの点に鑑みてなされたものであり、その主な目的は、回路基板をグレードやバリエーション間で共通化するに際して、回路基板の制作に要する負荷を軽減し、コストダウンを達成することが可能なコンビネーションメータを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するため、表示面に沿って延びる硬質一枚基板からなる回路基板と、この回路基板に電気接続される複数の計器ムーブメントと、これら計器ムーブメントの各々に設けられた回転軸によって駆動される複数の指針と、これら各指針に対応する複数の表示意匠部が形成され、これら表示意匠部と前記各指針とで被測定対象が異なる複数種類の指針式表示部を形成する目盛り板とを備えるコンビネーションメータであって、前記指針式表示部の種類の組み合わせパターンが搭載対象のグレードあるいはそのバリエーションに応じて異なるように設定され、前記各計器ムーブメントは前記指針式表示部の種類及び前記グレードあるいはそのバリエーションによらず同一構造に設定され、前記計器ムーブメントはその全てが適用される前記指針式表示部の種類に応じて制御駆動できるよう設定されると共に前記回路基板上に搭載された制御手段を通じて駆動され、前記各計器ムーブメントの個数及びそれらの前記回路基板に対する前記回転軸位置が前記グレードあるいはそのバリエーション間で共通に設定されてなることを特徴とする。
【0009】
また本発明は前記目盛り板の表示意匠部の全てもしくは一部を前記グレードあるいはそのバリエーション毎に異ならせたことを特徴とする。
【0010】
また本発明は前記目盛り板と前記回路基板との間にケース体を備え、このケース体の構造を前記グレードあるいはその前記バリエーション間で共通に設定したことを特徴とする。
【0011】
また本発明は前記各指針式表示部の所要部を露出する被覆部材を有し、この被覆部材の構造を前記グレードあるいはそのバリエーション間で共通に設定したことを特徴とする。
【0012】
また本発明は前記各指針が前記指針式表示部の種類及び前記グレードあるいはそのバリエーションによらず同一構造に設定されることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明によるコンビネーションメータは、回路基板と、この回路基板に電気接続される複数の計器ムーブメントと、これら計器ムーブメントの各々に設けられた回転軸よって駆動される複数の指針と、これら各指針に対応する複数の表示意匠部が形成され、これら表示意匠部と各指針とで計器ムーブメントの数に応じた複数種の指針式表示部を形成する単一もしくは複数の目盛り板とを備える。回路基板は少なくともその外形サイズがグレードあるいはバリエーション間で共通もしくは同じ一枚基板に設定され、指針式表示部の種類の組み合わせパターンは、搭載対象のグレードあるいはその種別等のバリエーションに応じて異なるように設定され、各計器ムーブメントは指針式表示部の種類及びグレードあるいはバリエーションによらず同一構造または共通構造に設定され、各計器ムーブメントの個数及び回路基板に対する各計器ムーブメントの前記回転軸位置は、グレードあるいはバリエーション間で共通もしくは同じに設定されている。
このように指針式表示部の種類の組み合わせパターンを搭載対象のグレードあるいはその種別等のバリエーションに応じて異ならせ、各計器ムーブメントを同一構造または共通構造に設定し、さらに各計器ムーブメントの個数及び回路基板に対する各計器ムーブメントの回転軸位置を共通化することで、回路パターンの大きな変化を抑え、基板制作時のアートワーク(パターン設計)の負荷を軽減させることができ、これによりコストダウンを達成することができる。
【0014】
なおこの場合、目盛り板は表示意匠部の全部あるいは一部が各グレードに応じて異なることになるが、指針式表示部の種類に応じた表示意匠部を有していれば、目盛り板は一枚の板材であってもよいし、複数に分割された板材であってもよい。
【0015】
また計器ムーブメントの全てを回路基板上に搭載された制御手段を通じて駆動するよう構成すると、計器ムーブメントの共通化に有利であり、この際、制御手段は、指針式表示部の種類やグレードによらず共通構造となる計器ムーブメントを、適用される指針式表示部の種類(例えば速度計表示部、エンジン回転計表示部、燃料計表示部、水温計表示部)に応じて制御・駆動するプログラムを有するマイクロコンピュータから構成できる。
【0016】
また目盛り板と回路基板との間にケース体を備える場合、このケース体の構造を共通化すると、搭載対象のグレードあるいはそのバリエーション毎に専用のケース体を制作せずに済み、さらなるコストダウンに有効である。
【0017】
また各指針式表示部の所要部を露出する被覆部材を有する場合、この被覆部材の構造を共通化すると、搭載対象のグレードあるいはそのバリエーション毎に専用の被覆部材を制作せずに済み、さらなるコストダウンに有効である。
【0018】
また各指針を指針式表示部の種類及び搭載対象のグレードあるいはそのバリエーションによらず共通構造に設定すると、指針構造を共通化でき、さらなるコストダウンに有効である。
【0019】
【実施例】
以下、添付図面に基づき、本発明によるコンビネーションメータを自動車用のコンビネーションメータに適用した場合を例に実施例を説明する。
【0020】
図1,図2は、本発明の実施例によるコンビネーションメータの正面図で、図1は速度計表示部とエンジン回転計表示部とでなる指針式表示部(第1の組み合わせパターン)が組み込まれたコンビネーションメータを示し、図2は速度計表示部と燃料計表示部とでなる指針式表示部(第2の組み合わせパターン)が組み込まれたコンビネーションメータを示すものである。図3,図4は本発明の実施例によるコンビネーションメータの断面図で、図3は図1のA−A線に沿った断面図、図4は図2のB−B線に沿った断面図である。図5は本発明の実施例による回路基板の正面図である。図6,図7は本発明の実施例による計器ムーブメントを示し、図6は計器ムーブメントの正面図、図7は計器ムーブメントの断面図である。図8は本発明の実施例によるケース体の正面図である。
【0021】
図1のコンビネーションメータの表示面には、その中央に速度計表示部からなる指針式表示部SPが配置され、その左方にエンジン回転計表示部からなる指針式表示部TAが配置され、その右方に車両の走行距離データと残燃料データとを表示する表示する液晶ディスプレイからなる表示パネルDP1が配置され、表示パネルDPの上方に複数のシンボルマークからなり後述する光源の点灯により所定情報を警報表示もしくは報知表示するインジケータ表示部DP2が配置されている。
【0022】
図2のコンビネーションメータの表示面には、その中央に速度計表示部からなる指針式表示部SPが配置され、その左方に燃料計表示部からなる指針式表示部FUが配置され、その右方に車両の走行距離データを表示する表示する液晶ディスプレイからなる表示パネルDP1が配置され、表示パネルDP1の上方に複数のシンボルマークからなり後述する光源の点灯により所定情報を警報表示もしくは報知表示するインジケータ表示部DP2が配置されている。
【0023】
図1に記載のコンビネーションメータと図2記載のコンビネーションメータは、特定車種のグレード展開に応じて、組み込まれる指針式表示部SP,TA,FUの種類の組み合わせが異なっており、この場合、第1の組み合わせパターンとなる指針式表示部SPと指針式表示部TAが組み合わされる図1記載のコンビネーションメータが第1のグレードとなり、第2の組み合わせパターンとなる指針式表示部SPと指針式表示部FUが組み合わされる図2記載のコンビネーションメータが第2のグレードとなるものである。
【0024】
図3において、第1のグレードとなる図1記載のコンビネーションメータは、回路基板1、計器ムーブメント2、表示パネルDP1を支持する保持体3、指針4、目盛り板5、ケース体6、見返し部材(被覆部材)7、透明カバー8とを有している。
【0025】
図4において、第2のグレードとなる図2記載のコンビネーションメータも図1記載のコンビネーションメータと同様、回路基板1、計器ムーブメント2、表示パネルDP1を支持する保持体3、指針4、目盛り板5、ケース体6、見返し部材(被覆部材)7、透明カバー8とを有している。
【0026】
回路基板1は、紙フェノール系またはガラスエポキシ系の材料にて形成され、コンビネーションメータの表示面に沿って延びる硬質一枚基板からなり、第1のグレードと第2のグレードとで、外形サイズが同じく、回路パターン(図示しない)の引き回しもその全部もしくは大部分が同じ(共通)に設定されている。また回路基板1には、図5にも示すように、計器ムーブメント2と保持体3が搭載される他、計器ムーブメント2を駆動制御するマイクロコンピュータ(制御手段)2Aをはじめとする回路素子や指針4,目盛り板5,表示パネルDP1,インジケータ表示部DP2を照明する発光ダイオードからなる光源Lが搭載されており、これらの点も第1,第2のグレード共通である。
【0027】
計器ムーブメント2は、第1,第2のグレード及び指針式表示部SP,TA,FUの種別とは無関係に共通(同一)構造のムーブメントが使用され、且つそれらの全てがマイクロコンピュータ2Aを通じて駆動制御されるようになっており、図6,図7に詳しく示すように、ロータ磁石21を固定した駆動軸22と、この駆動軸22とは所定間隔を隔てて併設される回転軸23とを、合成樹脂製のハウジング24にて軸支し、駆動軸22と回転軸23とを、駆動軸22に対し回転軸23を減速回転させる伝達機構TRを介して連結し、回転軸23の一端をハウジング24から外部(前方)に突出させ、さらにハウジング24の外周に一対のコイル25,26を巻回し、このコイル25,26の各端部をハウジング24に固定した4本の端子27に接続してなる。このように構成される計器ムーブメント2は、回路基板1の背面に所定間隔を隔てて2個搭載され、それらの回転軸21及び端子27は、回路基板1を貫通して前方側に突出し、端子27は回路基板1の前方側で前記回路パターンに半田付け接続(電気接続)されている。この際、計器ムーブメント2の個数は、各グレード毎に2個づつ搭載され、それらの回路基板1に対する搭載位置は、回転軸23位置及び端子27位置が各グレード間で回転軸23の位置が一致するように設定されている。
【0028】
そしてマイクロコンピュータ2Aからの駆動制御信号が前記回路パターン、端子27を介して各計器ムーブメント2のコイル25,26に供給されることにより、各コイル25,26に合成磁界が発生し、この合成磁界によりロータ磁石21が回転するもので、ロータ磁石21の回転は、伝達機構TRを介して回転軸23に伝達され、これにより回転軸23に装着される指針4が回転動作するものである。
なおマイクロコンピュータ2Aは、1つのグレード内で適用される指針式表示部SP,TA,FU全てを制御し得るプログラムやこのプログラムに従って計器ムーブメント2を駆動するPWMドライバ等を含むマイクロコンピュータ(ワンチップマイコン)からなり、指針式表示部SP,TA,FUの種類やコンビネーションメータのグレードによらず共通構造となる計器ムーブメント2を、適用される指針式表示部SP,TA,FUの種類に応じて制御・駆動できるよう設定されており、指針式表示部SP,TA,FUの種類に応じた適用プログラムの切り換えは、所定の切換手段または判別手段に基づいて行うようになっている。 このように本例では、マイクロコンピュータ2Aも指針式表示部SP,TA,FUの種類や各グレードによらず、共通化(プログラムの共通化)が図られているが、指針式表示部SP,TA,FUの種類やグレードに応じて、組み込むプログラムを選択してもよい。
また本例では制御手段を制御用のプログラムやドライバを含むマイクロコンピュータ2Aから構成したが、マイクロコンピュータ2Aとドライバとは別々の回路素子から構成することもできるし、制御手段それ自体をマイクロコンピュータ2Aではなく、ロジック回路にて構成することもできる。
【0029】
保持体3は、白色の合成樹脂にて枠形に形成され、その前方側で表示パネルDP1を支持すると共に、内部に表示パネルDP1をバックライト照明するための光源(図示しない)を収納しており、第1,第2のグレードで構造が同じく設定されている。
【0030】
また表示パネルDP1は、第1のグレード側(図1側)が走行距離データと燃料データを表示し、第2のグレード(図2側)が走行距離データのみを表示する点で表示内容が異なる以外は、その大きさが各グレード間で同じに設定されている。
【0031】
指針4は、回路基板1上に光源Lの光を受けて発光する透光性材料からなる線状の指示部と、この指示部の回転中心を覆う遮光性カバーとでなる発光指針が使用され、各計器ムーブメント2の回転軸23に装着されている。またこの指針4も第1,第2のグレード及び指針式表示部SP,TA,FUの種別とは無関係に共通(同一)構造に設定されている。
【0032】
目盛り板5は、回転軸23と指針4との連結を可能とする貫通孔51を有する点と、表示パネルDP1の上側に延長する延長部(図示しない)を有し、この延長部にインジケータ表示部DP2の複数のシンボルマークが形成される点、指針4と組み合わされて走行速度を表示する指針式表示部SPを形成する表示意匠部(速度計表示部)52を有する点、外形サイズの点で各グレード共通(同一)の一枚板となるが、第1のグレードの場合、指針4と組み合わされてエンジン回転数を表示する指針式表示部TAを形成する表示意匠部(エンジン回転計表示部)53を有するのに対し、第2のグレードの場合、指針4と組み合わされて残燃料を表示する指針式表示部FUを形成する表示意匠部(燃料計表示部)54を有する点で相違している。なお本例では、目盛り板5は、一枚板からなるが、複数枚に分割することもでき、このように分割する場合、例えば指針式表示部SPを形成する目盛り板5は、各グレード共通とし、指針式表示部TAと指針式表示部FUを構成する目盛り板5を、専用の表示意匠部53,54を有する目盛り板5として設定し、各グレードに応じて選択するようにしてもよい。
【0033】
また各表示意匠部52,53,54とインジケータ表示部DP2の前記シンボルマークを形成する部分は、光透過性に形成され、それ以外の部分は、遮光性を有するように設定され、各表示意匠部52,53,54とシンボルマーク形成部分は、光源Lの光にてバックライト照明されるようになっている。
【0034】
ケース体6は、白色の合成樹脂により、各グレード間で同一構造に形成され、回路基板1と目盛り板5との間に配置され目盛り板5を背後から支持している。そして図8にも示すように、回転軸23の周囲に配置された光源Lの光を指針4に導く筒部61と、この筒部61の外側に配置された光源Lの光を目盛り板5側に反射する反射部62と、保持体3及び表示パネルDP2を前方に露出させる開口部63と、前記シンボルマークと光源Lとの間に位置する複数の灯室64とを有している。
【0035】
見返し部材7は、遮光性を有する合成樹脂により、各グレード間で同一構造に形成され、各指針式表示部SP,TA,FU、表示パネルDP1、インジケータ表示部DP2とを露出する窓部71を有している。
【0036】
透明カバー8は、透光性を有する合成樹脂により、各グレード間で同一構造に形成され、コンビネーションメータの表示面を透視可能に覆っている。
【0037】
以上のように本実施例では、回路基板1と、この回路基板1に搭載され且つ電気接続される複数の計器ムーブメント2と、これら計器ムーブメント2の各々に設けられた回転軸23よって駆動される複数の指針4と、これら各指針4に対応する複数の表示意匠部52,53,54が形成され、これら表示意匠部52,53,54と各指針4とで計器ムーブメント2の数に応じた複数種の指針式表示部SP,TA,FUを形成する目盛り板5とを備えており、回路基板1を少なくともその外形サイズがグレード間で共通の一枚基板とし、指針式表示部SP,TA,FUの種類の組み合わせパターンを搭載対象のグレードに応じて異なるように設定し、各計器ムーブメント2を指針式表示部SP,TA,FUの種類及びグレードによらず同一構造とし、一枚の回路基板1に対する各計器ムーブメント2の個数個数及びそれらの回路基板1に対する回転軸23位置をグレード間で共通に設定したことにより、回路パターンの大きな変化を抑え、基板制作時のアートワーク(パターン設計)の負荷を軽減させることができ、これによりコストダウンを達成することができる。
【0038】
また本実施例では、計器ムーブメント2の全てが回路基板1上に搭載された制御手段2Aを通じて駆動されることにより、計器ムーブメントの共通化に有利である。
【0039】
また本実施例では、ケース体6の構造を共通化したことにより、搭載対象のグレード毎に専用のケース体6を制作せずに済み、さらなるコストダウンに有効である。
【0040】
また本実施例では、見返し部材7及び透明カバー8の構造を共通化したことにより、搭載対象のグレード毎に専用の見返し部材7や透明カバー8を制作せずに済み、さらなるコストダウンに有効である。
【0041】
また本実施例では、各指針4を指針式表示部SP,TA,FUの種類及び搭載対象のグレードによらず同一構造としたことにより、指針構造を共通化でき、さらなるコストダウンに有効である。
【0042】
なお前記実施例では、特定車種のグレード展開に応じて指針式表示部SP,TA,FUの種類の組み合わせが変化する例を示したが、グレード展開ではなく、特定車種の種別や種類等のバリエーションに応じて組み合わせを変化させてもよい。またこのようなグレード展開またはバリエーション展開は、前記実施例のように2パターンに限らず、それ以上のパターン数であってもよい。
【0043】
また前記実施例では、指針式表示部SP,TA,FUの種類の組み合わせが2つの種類からなる場合を示したが、組み合わされる指針式表示部SP,TA,FUの種類は2つに限らず、3つあるいはそれ以上であってもよい。
【0044】
また本実施例では、計器ムーブメント2の回転軸23位置及び端子27位置を各グレード並びに指針式表示部SP,TA,FUの種類によらず、同一位置に設定したが、少なくとも回転軸23位置が各グレード間で同一(共通)位置にあればよく、端子27位置は各グレードあるいは指針式表示部SP,TA,FUの種類に応じて相違してもよい。但し、できる限り端子27位置も含めて同一位置に設定した方が、回路パターンの変化を少なくすることができる。
【0045】
また本実施例では、計器ムーブメント2が回路基板1に直接搭載され、その端子27を回路基板1の前記回路パターンに半田付けする場合を示したが、計器ムーブメント2は必ずしも回路基板1に直接搭載しないくともよく、任意の部品、例えばケース体6に計器ムーブメント2を搭載(支持または保持)させてもよく、さらに計器ムーブメント2と回路基板1との電気接続は、半田付けに限らず、任意の接続構造、例えば専用の接続端子やコネクタを用いて接続してもよい。
【0046】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明は、表示面に沿って延びる硬質一枚基板からなる回路基板と、この回路基板に電気接続される複数の計器ムーブメントと、これら計器ムーブメントの各々に設けられた回転軸によって駆動される複数の指針と、これら各指針に対応する複数の表示意匠部が形成され、これら表示意匠部と前記各指針とで被測定対象が異なる複数種類の指針式表示部を形成する目盛り板とを備えるコンビネーションメータであって、前記指針式表示部の種類の組み合わせパターンが搭載対象のグレードあるいはそのバリエーションに応じて異なるように設定され、前記各計器ムーブメントは前記指針式表示部の種類及び前記グレードあるいはそのバリエーションによらず同一構造に設定され、前記計器ムーブメントはその全てが適用される前記指針式表示部の種類に応じて制御駆動できるよう設定されると共に前記回路基板上に搭載された制御手段を通じて駆動され、前記各計器ムーブメントの個数及びそれらの前記回路基板に対する前記回転軸位置が前記グレードあるいはそのバリエーション間で共通に設定されてなることにより、回路基板をグレードやバリエーション間で共通化するに際して、回路基板の制作に要する負荷を軽減し、コストダウンを達成することが可能なコンビネーションメータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるコンビネーションメータの正面図で、速度計表示部とエンジン回転計表示部とでなる指針式表示部(第1の組み合わせパターン)が組み込まれたコンビネーションメータの正面図。
【図2】本発明の実施例によるコンビネーションメータの正面図で、速度計表示部と燃料計表示部とでなる指針式表示部(第2の組み合わせパターン)が組み込まれたコンビネーションメータの正面図。
【図3】図1のA−A線に沿った断面図。
【図4】図2のB−B線に沿った断面図。
【図5】本発明の実施例による回路基板の正面図。
【図6】本発明の実施例による計器ムーブメントの正面図。
【図7】本発明の実施例による計器ムーブメントの断面図。
【図8】本発明の実施例によるケース体の正面図。
【符号の説明】
1 回路基板
2 計器ムーブメント
2A マイクロコンピュータ(制御手段)
3 保持体
4 指針
5 目盛り板
6 ケース体
7 見返し部材(被覆部材)
8 透明カバー
21 ロータ磁石
22 駆動軸
23 回転軸
24 ハウジング24
25,26 コイル
27 端子
51 貫通孔
52,53、54 表示意匠部
61 筒部
62 反射部
63 開口部
64 灯室
71 露出部
DP1 表示パネル
DP2 インジケータ表示部
L 光源
SP,TA,FU 指針式表示部
TR 伝達機構

Claims (5)

  1. 表示面に沿って延びる硬質一枚基板からなる回路基板と、
    この回路基板に電気接続される複数の計器ムーブメントと、
    これら計器ムーブメントの各々に設けられた回転軸によって駆動される複数の指針と、
    これら各指針に対応する複数の表示意匠部が形成され、これら表示意匠部と前記各指針とで被測定対象が異なる複数種類の指針式表示部を形成する目盛り板とを備えるコンビネーションメータであって、
    前記指針式表示部の種類の組み合わせパターンが搭載対象のグレードあるいはそのバリエーションに応じて異なるように設定され、
    前記各計器ムーブメントは前記指針式表示部の種類及び前記グレードあるいはそのバリエーションによらず同一構造に設定され、
    前記計器ムーブメントはその全てが適用される前記指針式表示部の種類に応じて制御駆動できるよう設定されると共に前記回路基板上に搭載された制御手段を通じて駆動され、
    前記各計器ムーブメントの個数及びそれらの前記回路基板に対する前記回転軸位置が前記グレードあるいはそのバリエーション間で共通に設定されてなることを特徴とするコンビネーションメータ。
  2. 前記目盛り板の表示意匠部の全てもしくは一部を前記グレードあるいはそのバリエーション毎に異ならせたことを特徴とする請求項1記載のコンビネーションメータ。
  3. 前記目盛り板と前記回路基板との間にケース体を備え、このケース体の構造を前記グレードあるいはそのバリエーション間で共通に設定したことを特徴とする請求項1記載のコンビネーションメータ。
  4. 前記各指針式表示部の所要部を露出する被覆部材を有し、この被覆部材の構造を前記グレードあるいはそのバリエーション間で共通に設定したことを特徴とする請求項1記載のコンビネーションメータ。
  5. 前記各指針が前記指針式表示部の種類及び前記グレードあるいはそのバリエーションによらず同一構造に設定されることを特徴とする請求項1記載のコンビネーションメータ。
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