JP4732397B2 - 撮像装置及びその合焦制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、被写体画像から検出された人物の顔などの主要被写体にピント合わせ(合焦処理)を行う撮像装置、及びその合焦制御方法に関するものである。
被写体光を光電変換する撮像素子を備えたデジタルカメラが広く知られている。このようなデジタルカメラには、コントラスト式のオートフォーカス(以下、単にAFという)制御機能を備えたものが多い。
コントラスト式のAF制御は、フォーカスレンズ(合焦レンズ)を光軸方向に移動させながら、撮像素子により取り込まれた画像信号から被写体画像のAFコントラスト値を検出し、そのコントラストが最も高くなる位置(ピーク位置)を合焦レンズ位置と判断し、その位置にフォーカスレンズを移動することで、自動でピント合わせを行う制御である。このピーク位置の検出には、所定レンズ送り量毎に得られるAFコントラスト値(AF評価値ともいう)を先のAFコントラスト値と比較して、AFコントラスト値が増加する方向にサンプリングを続けることで、最終的にピーク位置を検出する所謂山登り方式のAFサーチがよく用いられる。
近年、上述のAFサーチに掛かる時間を短縮するために、被写体画像を解析して人物の顔などの主要被写体を検出し、検出した顔の大きさから概略被写体距離を求め、これに基づいてAFサーチの開始位置を決定しているデジタルカメラが良く知られている(特許文献1参照)。このデジタルカメラでは、顔が検出された場合にフォーカスレンズの移動範囲(AFサーチ範囲)を狭めることができるので、AFサーチ時間を短縮することができる。
また、顔が検出されて概略被写体距離が求められた場合に、これに基づいてAFサーチの開始位置と、AFサーチのサーチ間隔(フォーカスレンズの動き幅)とを決定し、さらに、概略被写体距離にピントが合うフォーカスレンズ位置の周辺ではフォーカスレンズのサーチ間隔を狭くすることで、AFサーチ時間の短縮及びAFの検出精度の向上を図っているデジタルカメラもよく知られている(特許文献2参照)。
特開2006−201282号公報 特開2006−18246号公報
ところで、従来から顔検出時には被写体の輝度情報に基づき、絞り・感度が決定されており、絞りの絞り値に応じて被写界深度(ピントが合う範囲)も決定されていた。このため、複数の人物がいる場合や、顔に合焦していない状態で顔検出を行った場合などに、被写界深度が浅いと顔検出ができないなどの問題が生じていた。このような問題を解決するために、例えば上記特許文献1には、顔検出前にフォーカスレンズを過焦点距離位置に移動することで顔検出の信頼度を向上させる方法が記載されているが、フォーカスレンズ移動時間が必要になるため、顔検出までに要する時間が長くなる。
また、上述の山登り式のAFサーチを行う場合には、人物ではなく背景に合焦してしまわないように、フォーカスレンズを最短撮影距離側から無限遠側に向けて移動することが多い。この場合に、最短撮影距離側はフォーカスレンズの移動量に対してピント位置の変動量が小さいため、人物にピントが合う位置までのAFサーチに時間が掛かるという問題がある。上記特許文献1及び2では、AFサーチ時間の短縮、つまり、AFの高速化を目的として、AFサーチの開始点、サーチ幅、及びサーチ間隔を決定しているものの、最短撮影距離側と無限遠側とでフォーカスレンズの移動量に対するピント位置の変動量が異なることが考慮されていないので、AFの高速化には限界がある。
また、上記特許文献1及び2記載の方法では、AFの高速化を目的としてAFサーチ範囲を狭めているので、背景のピント位置が不明である。このため、AFサーチで得られた情報に基づき、人物と背景との双方にピントが合うようにするなどの撮影者の意図をAF制御に完全に反映することができないという問題がある。
本発明は上記問題を解決するためになされたものであり、人物の顔などの主要被写体の検出率の向上、AFの高速化、及び背景にもピント合わせるなどの撮影者の意図をAF制御に反映可能な撮像装置及びその合焦制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の撮像装置は、フォーカスレンズを含む撮影光学系を透過した被写体光を撮像する撮像手段と、無限遠に合焦する無限遠位置と最短撮影距離に合焦する最短撮影距離位置との間で、前記フォーカスレンズを前記撮影光学系の光軸方向に移動させるレンズ移動手段と、前記撮像手段により得られた画像のコントラスト値を算出するコントラスト値算出手段と、前記画像を解析して特定の主要被写体及びそのサイズを検出する検出手段と、前記撮影光学系の焦点距離、及び前記検出手段により検出された前記主要被写体のサイズに基づき、前記主要被写体までの概略距離を算出する概略距離算出手段と、前記概略距離に対して、前記概略距離算出手段の算出による距離算出誤差分を補正した結果に基づき、前記無限遠位置からの前記フォーカスレンズのレンズ移動距離を決定するレンズ移動距離決定手段と、前記レンズ移動手段によって前記フォーカスレンズが前記無限遠位置から前記レンズ移動距離だけ移動される間に、前記コントラスト値算出手段を駆動して、各レンズ位置において前記コントラスト値を算出するAFサーチを行うAFサーチ制御手段と、前記AFサーチ中に前記コントラスト値のピーク値を検出し、前記最短撮影距離位置に最も近い位置でピーク値となるレンズ位置を合焦レンズ位置として、前記レンズ移動手段を駆動して前記フォーカスレンズをセットする合焦制御手段と、前記合焦レンズ位置と、前記主要被写体の後方に存在する背景によってピーク値になるレンズ位置とに基づき、合焦状態にある前記主要被写体までの主要被写体距離、及び前記背景までの距離を示す副被写体距離を算出する被写体距離算出手段と、前記撮影光学系の光軸上に配置された絞りと、前記主要被写体距離及び前記副被写体距離に基づき、前記背景が被写界深度内に入るような前記絞りの絞り値を被写界深度計算により算出する絞り値算出手段と、前記絞り値算出手段の算出結果に基づき、前記絞りの絞り値を調節する第1絞り値調節手段と、を備えることを特徴とする。
前記検出手段により複数の前記主要被写体が検出された場合に、前記概略距離算出手段は、最もサイズの大きい前記主要被写体までの前記概略距離を算出することが好ましい。また、前記検出手段による前記主要被写体の検出前に、前記主要被写体が被写界深度内に入るように前記絞りを絞り込む第2絞り値調節手段備えることが好ましい。さらに、前記第2絞り値調節手段は、前記絞りの絞り値を複数段階に調整するとともに、前記検出手段による前記主要被写体の検出に失敗した場合に、前記第2絞り値調節手段による前記絞り値を1段大きくして前記絞りを絞り込む処理と、前記検出手段による前記主要被写体の検出処理とが、前記検出手段により前記主要被写体が検出されるまで繰り返し実行されることが好ましい。また、前記第2絞り値調節手段により前記絞り値が大きくされることに対応して、前記撮像手段の感度を上げる第1感度調節手段を備えることが好ましい。
前記第1絞り値調節手段により前記絞り値が大きくされることに対応して、前記撮像手段の感度を上げる第2感度調節手段を備えることが好ましい。
また、本発明は、無限遠に合焦する無限遠位置と最短撮影距離に合焦する最短撮影距離位置との間で、前記フォーカスレンズを前記撮影光学系の光軸方向に移動させるレンズ移動手段と、前記撮像手段により得られた画像のコントラスト値を算出するコントラスト値算出手段と、前記画像を解析して特定の主要被写体及びそのサイズを検出する検出手段と、前記撮影光学系の焦点距離、及び前記検出手段により検出された前記主要被写体のサイズに基づき、前記主要被写体までの概略距離を算出する概略距離算出手段と、前記概略距離に対して、前記概略距離算出手段の算出による距離算出誤差分を補正した結果に基づき、前記無限遠位置からの前記フォーカスレンズのレンズ移動距離を決定するレンズ移動距離決定手段と、前記レンズ移動手段によって前記フォーカスレンズが前記無限遠位置から前記レンズ移動距離だけ移動される間に、前記コントラスト値算出手段を駆動して、各レンズ位置において前記コントラスト値を算出するAFサーチを行うAFサーチ制御手段と、前記AFサーチ中に前記コントラスト値から、そのピーク値となる前記主要被写体及びその後方に存在する背景のレンズ位置を求め、これらのレンズ位置に基づいて前記主要被写体までの主要被写体距離、及び前記背景までの距離を示す副被写体距離を算出する被写体距離算出手段と、前記主要被写体距離及び前記副被写体距離に基づき、前記主要被写体及び背景が被写界深度内に入るレンズ位置を被写界深度計算により算出し、このレンズ位置を合焦レンズ位置として決定する合焦レンズ位置決定手段と、前記合焦レンズ位置に前記フォーカスレンズをセットする合焦制御手段と、を備えることを特徴とする。
前記AFサーチ制御手段は、前記レンズ移動距離が前記無限遠位置及び前記最短撮影距離位置間の距離の半分を超える場合には、前記フォーカスレンズを前記最短撮影距離位置から前記無限遠位置に向けて移動させることが好ましい。
前記レンズ移動距離決定手段は、前記距離算出誤差分の大きさを前記概略距離の大きさに応じて変更することが好ましい。
上記目的を達成するため、本発明の撮像装置の合焦制御方法は、無限遠に合焦する無限遠位置と最短撮影距離に合焦する最短撮影距離位置との間を移動自在なフォーカスレンズを含む撮影光学系、及びその光軸上に配置された絞りを通過した被写体光を撮像する撮像ステップと、前記撮像により得られた画像を解析して特定の主要被写体及びそのサイズを検出する検出ステップと、前記撮影光学系の焦点距離、及び前記検出ステップで検出された前記主要被写体のサイズに基づき、前記主要被写体までの概略距離を算出する概略距離算出ステップと、前記概略距離に対して、前記概略距離算出ステップの算出による距離算出誤差分を補正した結果に基づき、前記無限遠位置からの前記フォーカスレンズのレンズ移動距離を決定するレンズ移動距離決定ステップと、前記フォーカスレンズを前記無限遠位置から前記レンズ移動距離だけ移動させる間に、各レンズ位置において前記撮像により得られ画像のコントラスト値を算出するAFサーチを行うAFサーチ実行ステップと、前記AFサーチ中に前記コントラスト値のピーク値を検出し、前記最短撮影距離位置に最も近い位置でピーク値となるレンズ位置を合焦レンズ位置として、前記フォーカスレンズをセットする合焦制御ステップと、前記合焦レンズ位置と、前記主要被写体の後方に存在する背景によってピーク値になるレンズ位置とに基づき、合焦状態にある前記主要被写体までの主要被写体距離、及び前記背景までの距離を示す副被写体距離を算出する被写体距離算出ステップと、前記主要被写体距離及び前記副被写体距離に基づき、前記背景が被写界深度内に入るような前記絞りの絞り値を被写界深度計算により算出する絞り値算出ステップと、前記絞り値算出ステップの算出結果に基づき、前記絞りの絞り値を調節する絞り値調節ステップと、有することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の撮像装置の合焦制御方法は、無限遠に合焦する無限遠位置と最短撮影距離に合焦する最短撮影距離位置との間を移動自在なフォーカスレンズを含む撮影光学系を透過した被写体光を撮像する撮像ステップと、前記撮像により得られた画像を解析して特定の主要被写体及びそのサイズを検出する検出ステップと、前記撮影光学系の焦点距離、及び前記検出ステップで検出された前記主要被写体のサイズに基づき、前記主要被写体までの概略距離を算出する概略距離算出ステップと、前記概略距離に対して、前記概略距離算出ステップの算出による距離算出誤差分を補正した結果に基づき、前記無限遠位置からの前記フォーカスレンズのレンズ移動距離を決定するレンズ移動距離決定ステップと、前記フォーカスレンズを前記無限遠位置から前記レンズ移動距離だけ移動させる間に、各レンズ位置において前記撮像により得られた画像のコントラスト値を算出するAFサーチを行うAFサーチ実行ステップと、前記AFサーチ中に前記コントラスト値から、そのピーク値となる前記主要被写体及びその後方に存在する背景のレンズ位置を求め、これらのレンズ位置に基づいて前記主要被写体までの主要被写体距離、及び前記背景までの距離を示す副被写体距離を算出する被写体距離算出ステップと、前記主要被写体距離及び前記副被写体距離に基づき、前記主要被写体及び背景が被写界深度内に入るレンズ位置を被写界深度計算により算出し、このレンズ位置を合焦レンズ位置として決定する合焦レンズ位置決定ステップと、前記合焦レンズ位置に前記フォーカスレンズをセットする合焦制御ステップと、を有することを特徴とする。
本発明は、撮像により得られた画像を解析して主要被写体を検出し、この主要被写体までの概略距離を算出するとともに、フォーカスレンズの移動距離を決定して、決定した移動距離だけフォーカスレンズをピント位置の変動量の大きい無限遠位置から最短撮影距離位置側に向けて移動させながらAFサーチを行うようにしたので、AFサーチ時間(AF制御)を短縮することができる。つまり、AFを高速化することができる。また、無限遠位置からAFサーチを開始することで、背景等の副被写体のピント位置も検出することができるので、人物と背景の双方にピントが合うようにするなどの撮影者の意図を反映したAF制御が可能となる。
また、複数の主要被写体が検出された場合には、最もサイズの大きい主要被写体までの概略距離を算出するようにしたので、最も最短撮影距離側の主要被写体にフォーカスレンズを合焦させることができる。
また、AFサーチにより得られたコントラスト値が最も最短撮影距離位置側で極大となる位置を合焦レンズ位置とするようにしたので、誤って背景等の副被写体にフォーカスレンズが合焦されることが防止され、主要被写体にフォーカスレンズを合焦させることができる。
また、フォーカスレンズを合焦レンズ位置に移動させた後、AFサーチの結果に基づいて、主要被写体距離及び副被写体距離を算出し、この算出結果に基づき副被写体も被写界深度内に入るような絞り値を被写界深度計算により求めるようにしたので、人物などの主要被写体を撮影する場合に、背景などの副被写体にもピントを合わせることができる。
また、AFサーチの結果に基づいて、主要被写体距離及び副被写体距離を算出し、この算出結果に基づき、無限遠側(副被写体側)に補正されたピント設定距離を被写界深度計算により算出するようにしたので、同様に、人物などの主要被写体を撮影する場合に、背景などの副被写体にもピントを合わせることができる。
また、レンズ移動距離が無限遠位置及び最短撮影距離位置間の距離の半分を超える場合には、フォーカスレンズを最短撮影距離位置から無限遠位置に向けて移動させながらAFサーチを行うようにしたので、同様にAFサーチ時間を短縮することができる。
本発明は、被写体光を撮像する際に撮影光学系の絞り値を大きくするようにしたので、主要被写体が被写界深度内に入る可能性が高くなる。その結果、撮像により得られた画像を解析して主要被写体を検出する際に、主要被写体の検出に成功する確率を上げることができる。
また、絞り値が大きくされた場合に、撮像感度を上げるようにしたので、被写体光量の減少による画像の明るさの低下を補正することができる。
図1に示すように、本発明の撮像装置に相当するデジタルカメラ10には、撮影光学系11と、操作部12と、液晶表示装置(LCD)13と、レリーズボタン14と、メモリカードスロット15とが設けられている。
操作部12は、デジタルカメラ10の各種操作を行うためのものであり、電源のON・OFFを行う電源ボタン、デジタルカメラ10の動作モードを切り替えるモード切替ボタン、カーソルキーなどから構成されている。デジタルカメラ10の動作モードは、静止画撮影を行う撮影モード、撮影済みの画像を再生表示する再生モード、各種設定を行うメニューモードなどがある。また、撮影モードは、通常モードと顔検出モードとが選択できる。詳しくは後述するが、顔検出モードでは、人物の顔を検出した結果に基づきAF制御(AFサーチ)が行われ、通常モードでは、顔検出結果を用いずにAF制御が行われる。
LCD13には各種表示が行われる。撮影モードでは所謂スルー画が表示され、再生モードでは撮影済みの画像が表示され、メニューモードでは各種設定を行うためのメニュー画面が表示される。
レリーズボタン14は、2段階押しのスイッチである。このレリーズボタン14が半押しされたときにAE制御やAF制御を含む各種撮影準備処理が実行され、この状態でレリーズボタン14が更に押し込まれる全押しされたときに撮影処理が実行される。メモリカードスロット15には、メモリカード16が着脱自在に装填される。メモリカード16には、撮影により得られた画像データが記憶される。
撮影光学系11は、ズームレンズ18、フォーカスレンズ19、絞り20から構成される。ズームレンズ18及びフォーカスレンズ19は、それぞれズームモータ22、フォーカスモータ23(レンズ移動手段)により駆動され、撮影光軸OAに沿って前後移動される。また、絞り20は、アイリスモータ24により駆動され、絞り開口径を変化させて絞り値を切り替える。各モータ22〜24は、ステッピングモータからなり、CPU26に接続されたモータドライバ27から送信される駆動パルスにより動作制御される。
撮影光学系11の背後には、本発明の撮像手段に相当するCCDイメージセンサ(以下、単にCCDという)29が配置されている。なお、CCD29の代わりにMOS型のイメージセンサを用いるようにしてもよい。CCD29は、周知のように、複数の光電変換素子が並べられた光源変換面を備え、この光電変換面に入射した被写体光を光電変換した撮像信号を出力する。CCD29には、CPU26によって制御されるタイミングジェネレータ(TG)31が接続され、このTG31から入力されるタイミング信号(クロックパルス)により、電子シャッタのシャッタ速度(各光電変換素子への電荷蓄積時間)が決定される。
CCD29から出力された撮像信号は、アナログ信号処理回路33に入力される。アナログ信号処理回路33は、相関二重サンプリング回路(CDS)34、増幅器(AMP)35、A/D変換器(A/D)36を備えている。CDS34は撮像信号から各画素の蓄積電荷量に正確に対応したR、G、Bの画像データを生成し、AMP35は生成された画像データを増幅し、A/D36は増幅した画像データをデジタル変換する。
AMP35は、本発明の感度調節手段(第1及び第2感度調節手段)に相当するものである。CCD29のISO感度は、AMP35のゲインによって決定される。そして、A/D36から出力されたデジタルな画像データは、データバス38を介して、作業用の画像メモリであるSDRAM39に一時的に記録される。
画像処理回路41は、SDRAM39から画像データを読み出して、階調変換、ホワイトバランス補正、γ補正処理、YC変換処理などの各種画像処理を施し、この画像データを再度SDRAM39に記録する。画像処理回路41による画像処理済みの画像データは、スルー画として取得されたものはLCDドライバ42でアナログのコンポジット信号に変換され、LCD13に表示される。また、レリーズボタン14の全押しに伴い記録用として取得されたものは圧縮伸長回路43で所定の圧縮形式(例えばJPEG形式)で圧縮された後、メモリカードスロット15を経由してメモリカード16に記録される。
CPU26は、デジタルカメラ10を統括的に制御するために設けられ、デジタルカメラ10の各部に接続されている。CPU26は、図示しないROMに記憶された各種制御用のプログラムや設定情報などに基づいて、接続された各部を駆動制御する。
また、CPU26には、AE制御、AF制御をそれぞれ行うために、AE制御部45、AF制御部47、顔検出処理部49、人物距離演算部50が設けられている。AE制御部45は、詳しくは後述するが、アイリスモータ24と共に本発明の絞り調節手段(第1及び第2絞り調節手段)に構成するものである。AE制御部45は、レリーズボタン14が半押しされた時に、SDRAM39に記録された画像データを解析して、被写体の輝度情報等に基づき、最適な撮影条件となるように絞り20の絞り値、及びCCD29の電子シャッタのシャッタ速度を算出する。そして、これらの算出結果に基づきAE制御部45は、アイリスモータ24、TG31介して、それぞれ絞り値、シャッタ速度を制御する。
AF制御部47は、本発明のAFサーチ制御手段及び合焦制御手段に相当するものであり、レリーズボタン14が半押しされたときに、上述のコントラスト方式のAF制御を行う。この際に、AF制御部47は、デジタルカメラ10の撮影モードが通常モード或いは顔検出モードのいずれに設定されているかに応じて異なるAF制御を行う。
通常モードが設定されている場合に、AF制御部47は、フォーカスモータ23を制御して、フォーカスレンズ19を最短至近距離(以下、MODという)に合焦するMOD位置から無限遠(以下、INFという)に合焦するINF位置に向けて移動させながら、CCD29及びAFコントラスト値算出部52を駆動する。AFコントラス値算出部52は、撮像によりSDRAM39に記憶される画像データの輝度値などに基づいて、AFコントラスト値を逐次算出する。
AF制御部47は、所定レンズ送り量毎に得られるAFコントラスト値を先のAFコントラスト値と比較して、AFコントラスト値が上昇から下降に転じるまでレンズ移動・AFコントラスト値の算出を行う所謂山登り方式のAFサーチを行う。そして、AF制御部47は、AFコントラスト値が下降に転じたら、AFコントラスト値のピーク(極大)位置を合焦レンズ位置として決定し、この合焦レンズ位置にフォーカスレンズ19が移動されるようにフォーカスモータ23を制御する。
次に、撮影モードとして顔検出モードが選択されている場合のAF制御(AFサーチ)について説明を行う。この場合に、AF制御部47は、顔検出処理部49による人物の顔(主要被写体)の検出結果に基づき、通常モードよりも高速化されたAF(AFサーチ)を行う。
顔検出処理部49は、本発明の検出手段に相当するものである。顔検出処理部49は、顔検出モードが選択されている場合に、SDRAM39に記憶された画像データに基づき、被写体画像Pから主要被写体である人物Hの顔を検出して、被写体画像P内の顔エリアのサイズを算出する(図2参照)。
図2に示すように、人物Hの顔を検出する際には、例えば、人物Hの両目が存在する領域Aが特定され、人物Hの両目を検出することによって人物の有無が判断される。人物Hの両目が存在する領域が特定されると、人物Hの肌や髪の色とこれらの位置関係から顔の輪郭が特定され、肌色の領域の面積から顔の大きさが求められる。また、顔の大きさを求める際には、両眼の間隔を測定し、測定された両眼の間隔から顔の大きさを決定することもできる。なお、顔検出方法や顔エリアサイズの算出方法はこれらに限定されるものではなく、各種方法を用いてよい。図中の符号Bは背景である。
このような顔検出を行う際に、人物Hの顔にピントが合っていない状態で顔検出が行われても、顔検出ができないおそれが高い。このため、本実施形態では、顔検出の際には、人物の顔が被写界深度内に入るように、絞り20の絞り値を大きくして被写界深度を深くする。
図3に示すように、絞り値F=a、絞り値F=b(ただしa>b)において、それぞれのフォーカスレンズ位置とAFコントラスト値との関係を示す曲線を比較すると、絞り20の絞り値が小さい方(b:点線)は、フォーカスレンズ19の移動によるAFコントラスト値の変動が大きくなるので、被写界深度(ピントの合う範囲)は狭くなる。逆に、絞り20の絞り値が大きい方(a:実線)は、AFコントラスト値の変動が小さくなるので、被写界深度は深くなり、人物Hの顔が被写界深度内に入る可能性が高くなる。
そこで、例えば本実施形態では、顔検出の際には、絞りの絞り値(「1」、「1.4」、「2」、「2.8」、「4」、「5.6」、「8」・・・)を現在の値よりも1段大きくする(2段以上でも可)。そして、この状態で顔検出を行って顔検出に失敗した場合には、人物Hの顔が被写界深度内に入って顔検出に成功するまで、絞り20の絞り値を1段ずつ大きくする。
具体的には、図4(A)に示すように、人物Hが被写界深度内に入っていない場合には、人物Hの顔にピントが合っていないため、顔検出に失敗する。AE制御部45(図1参照)は、顔検出処理部49による顔検出が失敗したら、アイリスモータ24を制御して、絞り20の絞り値を1段大きくする(例えば「1.4」→「2」)。次いで、顔検出処理部49は顔検出を再度行う。以下、(B)に示すように、人物Hが被写界深度内に入り、顔検出に成功するまで上述の処理が繰り返し行われる。
なお、顔検出時に絞り20の絞り値を1段ずつ大きくする代わりに、例えば絞り値を最初から大きな値に設定してもよいが、絞り値を大きくした場合、つまり、絞り20をある程度以上絞り込んだ場合、絞り20による回折現象によっていわゆる小絞りボケと呼ばれる現象が発生するおそれがある。このため、絞り20を絞り過ぎないようにすることが好ましい。
絞り20の絞り値が大きくされた場合、つまり、絞り20が絞られた場合には、CCD29に入射する被写体光が減少する。このため、図1において、CPU26は、絞り20の絞り値の増加に応じてAMP35のゲインを上げ、CCD29のISO感度を上げる。これにより、被写体光量の減少による画像の明るさの低下が補正される。
人物距離算出部50は、本発明の概略距離算出手段に相当するものである。この人物距離算出部50は、AF制御部47より入力される撮影光学系11の焦点距離情報と、顔検出処理部49で算出された顔エリアサイズ情報とに基づいて、人物Hの顔までの概略距離Lsを算出する。そして、本実施形態では、顔までの概略距離Lsの算出結果に基づき、フォーカスレンズ19をIMF位置からMOD位置に向けて移動させるレンズ移動距離を決定し、決定したレンズ移動距離だけフォーカスレンズ19をINF位置から移動させながらAFサーチを行う。以下、135換算焦点距離300mmの撮影光学系11を例に挙げて、フォーカスレンズ19をIMF位置からMOD位置に向けて移動させる理由について説明を行う。
図5に示すように、MOD側は被写界深度が浅いため、フォーカスレンズ19の移動量(mm)に対するピント位置(ピント設定距離)の変動量(m)を小さくする必要がある。これに対して、INF側は被写界深度が深いため、フォーカスレンズ19の移動量に対するピント位置の変動量を大きくすることができる。このため、AFサーチを行う場合には、ピント位置の変動量が大きいINF側からサーチを開始することで、AFサーチのサーチ範囲(レンズ移動量)を少なくすることが可能である。
下記表1に、人物Hの腰から頭まで入るようにカメラ横位置で撮影した条件において、撮影光学系11の「135換算焦点距離」と、人物H(顔)までの距離である「人物距離」と、人物Hまでの距離に対してMOD側からAFサーチを行った場合のレンズ移動量である「MOD〜人物まで」と、これとは逆にINF側からAFサーチを行った場合のレンズ移動量である「INF〜人物まで」との関係を示す。なお、表1において、人物Hの腰から頭までの高さは0.85mである。
Figure 0004732397
上記表1において、「レンズ移動量比率」欄には、INF側〜MOD側までのピント合わせに必要なレンズ移動範囲を100%としたときに、「MOD〜人物まで」及び「INF〜人物まで」のそれぞれのレンズ移動量の比率を求めた結果が記入されている。また、各135換算焦点距離別のレンズ移動量比率の結果が図6にグラフ化されている。なお、図6中において、左側が「MOD〜人物まで」のレンズ移動量の比率であり、右側が「INF〜人物まで」のレンズ移動量の比率である。
表1及び図6から明らかなように、想定した(通常想定される)人物距離(135換算焦点距離28mm、人物距離28mmを除く)では、MOD側からINF側に向けてAFサーチを行うよりも、INF側からMOD側に向けてAFサーチを行った方がAFサーチ時間(距離)を短くすることができる。例えば135換算焦点距離が300mmの場合には、従来と比較してAFサーチ時間を約20%に短縮することができる。
また、AFサーチ時にフォーカスレンズ19をIMF位置からMOD位置に向けて移動させることで、AFサーチ時間を短縮(AFを高速化)することができる他に、人物Hの顔のピント位置(ピント設定距離)を検出する前に背景Bのピント位置も検出することができる。その結果、人物と背景の双方にピントが合うようにするなどの撮影者の意図を反映したAF制御が可能となる。
図1において、顔検出処理部49で顔検出が行われ、人物距離算出部50で人物Hの顔までの概略距離Lsが算出されたら、この概略距離算出結果は、AF制御部47のレンズ移動距離決定部53に入力される。レンズ移動距離決定部53は、入力された概略距離Lsに対して人物距離算出部50による概略距離算出誤差分ΔLs(図7参照)を補正した結果に基づき、AFサーチ時にフォーカスレンズ19をIMF位置からMOD位置に向けて移動させるレンズ移動距離LAF(AFサーチ範囲)を決定する。
ここで、概略距離Lsに対して概略距離算出誤差分ΔLsの補正を行う理由は、人物距離算出部50で算出される概略距離Lsは、実際の距離とは異なっているためである。そして、特に顔認識の傾向として概略距離Lsが実際の距離よりも短く算出された場合に、AFサーチの終了位置が、人物Hの顔に合焦すると推定される推定合焦レンズ位置D(図7参照)よりもMOD側になる必要があるためである。また、顔の大きさには個人差があり、特に大人と子供とでは異なるため、その点を考慮して安全を見込んだレンズ移動距離を設定しなければならないという理由もある。この概略距離算出誤差分ΔLsの大きさは、例えば、デジタルカメラの各機種別に一定の大きさでもよいし、算出された概略距離Lsの大きさに応じて変えるようにしてもよい。
AF制御部47は、レンズ移動距離決定部53でレンズ移動距離LAFが決定したら、フォーカスモータ23を駆動して、レンズ移動距離LAFだけフォーカスレンズ19をINF位置からMOD位置に向けて移動させながら、CCD29及びAFコントラスト値算出部52を駆動する。AFコントラスト値算出部52は、フォーカスレンズ19の所定レンズ送り量ごとに、AFコントラスト値を逐次取得するAFサーチを行う。
図7中の実線で示されるように、AFサーチにより得られたフォーカスレンズ位置とAFコントラスト値との関係を示す曲線(以下、AFコントラスト曲線という)には、背景Bに対応するピーク位置P1と、人物Hに対応するピーク位置P2とが存在している。上述したように、レンズ移動距離LAFは、概略距離Lsに対して概略距離算出誤差分ΔLsを補正した(加えた)距離となる。このため、AFサーチの終了位置は、推定合焦レンズ位置Dsやピーク位置P2よりもMOD側となる。なお、図中のDP1は、ピーク位置P1に対応するフォーカスレンズ位置(以下、単にレンズ位置という)であり、図中のDP2は、ピーク位置P2に対応するレンズ位置である。
AF制御部47は、AFサーチにより得られたAFコントラスト曲線に基づき、最もMOD側のピーク位置、つまり、ピーク位置P2に対応するレンズ位置DP2を人物Hの顔に合焦する合焦レンズ位置として決定する。次いで、AF制御部47は、決定された合焦レンズ位置にフォーカスレンズ19が移動されるようにフォーカスモータ23を制御する。以上で顔検出モードが選択されている場合のAF制御が完了する。
なお、上記説明では、被写体画像P(図2参照)に人物が1人しかいない場合を例に挙げて説明を行ったが、例えば図8に示すように、被写体画像P1に人物が2人いてもよい。この場合に、顔検出処理部49は、人物H1の両目の存在する領域A1、人物H2の両目の存在する領域A2を検出することで、人物H1,H2の顔を検出するとともに、それぞれの顔エリアのサイズを求める。
人物距離算出部50は、顔エリアサイズが大きい方、つまり、最も至近側の人物H1の顔を選択し、選択した人物H1の顔エリアサイズに基づき、上述の概略距離Lsを算出する。以下同様にして、レンズ移動距離LAFの決定と、AFサーチとが順に行われる。この場合には、図9に示すように、AFサーチにより得られたAFコントラスト曲線には、背景Bに対応するピーク位置P1と、遠い方の人物H2に対応するピーク位置P2と、近い方の人物H1に対応するピーク位置P3とが存在する。
上述したようにAF制御部47は、AFコントラスト曲線に基づき、最もMOD側のピーク位置、つまり、ピーク位置P3に対応するレンズ位置DP3を合焦レンズ位置として決定して、決定した合焦レンズ位置にフォーカスレンズ19を移動させる。なお、被写体画像中に人物が3人以上いた場合でも同様に、最も顔エリアのサイズの大きい人物の顔エリアサイズに基づき、概略距離Lsの算出、レンズ移動距離LAFの決定、AFサーチ、フォーカスレンズ19の移動が順に行われる。
次に、図10及び図11のフローチャートを用いてデジタルカメラ10のAF制御(合焦制御)について説明を行う。デジタルカメラ10の電源がONされ、撮影モードに設定されると、LCD13にはスルー画が表示される。CPU26は、レリーズボタン14が半押しされているか否かを判定し、半押しされていないと判定された場合、レリーズボタン14が半押しされるまで待機状態となる。
レリーズボタンが半押しされたと判定されたら、CPU26は撮影モードが通常モードと顔検出モードとのいずれに設定されているかを判定する。そして、通常モードに設定されていると判定された場合には、AF制御部47は、顔検出結果を利用しない山登り式のAFサーチを行う。
AF制御部47は、フォーカスモータ23を制御して、フォーカスレンズ19をMOD位置からINF位置に向けて移動させるともに、CCD29及びAFコントラスト値算出部52を駆動させる。AFコントラスト値算出部52は、所定レンズ送り量毎にAFコントラスト値を逐次算出する。そして、AF制御部47は、AFコントラスト値が上昇から下降に反転したら、AFコントラスト値のピーク位置を合焦レンズ位置として決定した後、フォーカスモータ23を制御して、決定した合焦レンズ位置にフォーカスレンズ19を移動させる。
また、撮影モードが顔検出モードに設定されていると判定されたら、顔検出処理部49による顔検出処理が開始される(図11参照)。この際に、AE制御部45は、アイリスモータ24を制御して、絞り20の絞り値を1段大きくすることで、被写界深度を深くする。これにより、人物Hの顔が被写界深度内に入る可能性が高くなる。これと同時に、CPU26は、CCD29に入射する被写体光量の減少による画像の明るさの低下を補正するため、絞り値の増加に応じてAMP35のゲインを上げ、CCD29のISO感度を上げる。
顔検出処理部49は、絞り値及びISO感度の調節がなされた後、SDRAM39に記憶された画像データに基づき、被写体画像Pから人物Hの顔を検出して、顔エリアのサイズを算出する。なお、顔検出に失敗した場合には、絞り20の絞り値がさらに1段大きくされるとともに、CCD29のISO感度が上げられた後、再度顔検出が行われる。以下、顔検出に成功するまで上述の処理が繰り返し行われる。そして、絞り値が最大値に設定されても顔検出に失敗した場合には、顔検出不可能と判断されて、上述の通常モード時のAFサーチが開始される。
被写体画像内の顔エリアのサイズが算出されたら、人物距離演算部50は、顔エリアサイズの算出結果と、撮影光学系11の焦点距離情報とに基づいて、人物H(顔)までの概略距離Lsを算出し、この算出結果をレンズ移動距離決定部53に入力する。なお、上述したように、顔検出処理部49により複数の顔が検出された場合には、最も大きい顔エリアサイズに対応する顔までの概略距離Lsが算出される。そして、レンズ移動距離決定部53は、概略距離Lsに対して概略距離算出誤差分ΔLsを補正した結果に基づき、レンズ移動距離LAFを決定する。
レンズ移動距離LAFが決定されたら、AF制御部47は、フォーカスモータ23を駆動して、レンズ移動距離LAFだけフォーカスレンズ19をINF位置からMOD位置に向けて移動させながら、CCD29及びAFコントラスト値算出部52を駆動させる。これにより、フォーカスレンズ19がレンズ移動距離LAF分だけ移動されるまで、所定レンズ送り量毎にAFコントラスト値を逐次算出するAFサーチが行われる。
AFサーチが完了したら、AF制御部47は、AFサーチにより得られたAFコントラスト曲線に基づき、最もMOD側のAFコントラスト値のピーク位置に対応するレンズ位置を合焦レンズ位置として決定する(図7参照)。そして、AF制御部47は、フォーカスモータ23を制御して、フォーカスレンズ19を決定した合焦レンズ位置に移動させる。以上でAF制御が完了する。
また、SDRAM39に記録された画像データが解析されて、被写体の輝度情報等に基づき、最適な撮影条件となるように、絞り20の絞り値、CCD29の電子シャッタ、及びCCD29のISO感度がAE制御部45やCPU26等により算出される。そして、これらの算出結果に基づき、絞り値、電子シャッタ速度、及びISO感度の制御が行われる。以上で撮影準備処理が完了する。
その後、CPU26は、レリーズボタン14が全押しされたか否かを判定する。全押しされていないと判定された場合、全押しされるまで待機状態となる。また、レリーズボタン14が全押しされたと判断されたら、CPU26はCCD29に撮影処理を実行させる。
CCD29から出力された撮像信号は、アナログ信号処理回路33によりデジタルな画像データに変換され、この画像データは、画像処理回路41、圧縮伸長回路43等により各種画像処理・圧縮処理が施された後、メモリカードスロット15を経由してメモリカード16に記憶される。次の撮影がある場合には上述の処理を繰り返せばよい。
以上のように本実施形態(第1実施形態)では、顔検出の際に絞り値を大きくして被写界深度を深くするようにしたので、人物の顔が被写界深度内に入る可能性が高くなり、顔検出に成功する確率(顔検出率)を上げることができる。なお、上記特許文献1に記載されているようなフォーカスレンズを過焦点距離位置に移動する時間(ステップ数)よりも、本実施形態での絞り値変更に要する時間(ステップ数)の方が短いため、顔検出に要する時間を短くすることができる。
また、本実施形態では、絞り値が大きくされた際に、CCD29のISO感度を上げるようにしたので、CCD29に入射する被写体光量の減少による画像の明るさの低下を補正することができる。
また、本実施形態では、顔検出結果に基づき決定されたレンズ移動量LAFだけ、フォーカスレンズ19をピント位置の変動量の大きいINF位置からMOD位置に向けて移動させながらAFサーチを行うようにしたので、AFサーチ時間(AF制御)を短縮することができる。さらに、INF位置からAFサーチを開始することで、背景のピント位置も検出することができるので、人物と背景の双方にピントが合うようにするなどの撮影者の意図を反映したAF制御が可能となる。
また、本実施形態では、顔検出時に複数の人物が検出された場合には、最も大きい顔エリアサイズに基づき概略距離Lsを算出するようにしたので、最もMOF側の人物にフォーカスレンズ19を合焦させることができる。
なお、上記実施形態では、顔検出モードが設定されている場合には、フォーカスレンズ19を必ずINF位置からもMOD位置に向けて移動させながらAFサーチを行うようにしているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、人物HがMOD付近にいる場合には、フォーカスレンズ19をMOD位置からINF位置に向けて移動させた方が、レンズ移動量が少なくなり、AFサーチ時間が短くなる場合もある。
この場合には、例えば図12に示すように、AF制御部47は、例えばレンズ移動距離決定部53で決定されたレンズ移動距離LAFがMOD位置及びINF位置間の距離LMIの半分を超える場合には、フォーカスレンズ19をMOD位置からINF位置に向けて移動させながら上述のAFサーチを行うようにしてもよい。
次に、本発明の第2実施形態の顔検出モード時のAF制御について説明を行う。この第2の実施形態では、上記第1実施形態で説明した方法に従ってフォーカスレンズ19を合焦レンズ位置に移動させた後、人物Hだけでなく背景Bにもピントが合うように絞り20の絞り値を調節する。
図13に示すように、第2実施形態のデジタルカメラには、上述のCPU26の代わりにCPU60が設けられている。なお、上述の第1実施形態で説明したものついては、同一符号を付してその説明は省略する。CPU60は、基本的にはCPU26と同じである。ただし、CPU60は、被写体距離算出部63(第1被写体距離算出手段)が新たに設けられたAF制御部64と、被写界深度演算部65(絞り値算出手段)とを備えている。
被写体距離算出部63は、AFサーチにより得られたAFコントラスト値(AFコントラスト曲線)と、各AFコントラス値が得られた際のフォーカスレンズの位置とに基づいて、人物Hまでのほぼ正確な主要被写体距離LAと、背景Bまでのほぼ正確な副被写体距離LBとを算出する(図14参照)。これらの算出方法として、例えば被写体距離算出部63は、AFコントラスト曲線のピーク位置P1,P2に対応するレンズ位置DP1,DP2と、予めCPU60に記憶されている所定の演算式またはデータテーブルとに基づき、両被写体距離LA,LBを算出する。なお、人物が複数の場合には、被写体距離算出部63は最もMOD側の人物までの主要被写体距離LAを求める。両被写体距離LA,LBの算出結果は、被写界深度演算部65に入力される。
被写界深度演算部65は、図14に示すように、フォーカスレンズ19が主要被写体距離LAにある人物Hに合焦する合焦レンズ位置において、両被写体距離LA,LBの算出結果に基づき、背景B(副被写体距離LB)も撮影光学系11の被写界深度(後方被写界深度Lf)内に入るような絞り20の絞り値を被写界深度計算により求める。この被写界深度計算には、後方被写界深度Lrを求めるための周知の下記式(1)が用いられる。
・ Lr=σFL/(f−σFL)
ここで、σはCCD29に結像する際の許容ボケ量を示す許容錯乱円形であり、Fは絞り20の絞り値であり、Lは人物Hまでの距離LAであり、fは撮影光学系11の焦点距離である。
上述の各パラメータの中でσ及びfは撮影前に予め分かっている。σは被写界深度演算部65内の図示しないROM等に記憶され、fはAF制御部64より被写界深度演算部65に入力される。そして、被写界深度演算部65は、式(1)のL及びLrに主要被写体距離LA、副被写体距離LBをそれぞれ代入した下記式(2)より、F(絞り値)を算出する。
・ LB=σF(LA)/{f−σF(LA)}
上記式(2)により、フォーカスレンズ19が上述の合焦レンズ位置において副被写体距離LB、つまり背景Bが被写界深度(後方被写界深度Lf)内に入るような絞り値が算出される。なお、図14中では、背景Bは被写界深度にぎりぎり入るように図示されているが、背景Bが確実に被写界深度内に入るように安全を見込んだ補正を行うようにしてもよい。算出された絞り値は、AE制御部45に入力される。
AE制御部45は、入力された絞り値に基づきアイリスモータ24を制御して、絞り20の絞り値を調節する。なお、上述したように、絞り20の絞り値が大きくされる場合には、CCD29に入射する被写体光が減少する。このため、CPU60は、顔検出時と同様に絞り20の絞り値の増加に応じてAMP35のゲインを上げて、CCD29のISO感度を上げる。
なお、被写体の輝度値がある所定量よりも低い場合には、上記式(2)で得られた絞り値では、CCD29の受光量が不足してしまう。このため、CCD29の電子シャッタのシャッタ速度とISO感度とのバランスを考えて絞り値を決定することが好ましい。
次に図15のフローチャートを用いて、第2実施形態のAF制御について説明を行う。なお、撮影モードとして通常モードが設定された場合、及び顔検出モードにおいてAFサーチが完了してフォーカスレンズ19が合焦レンズ位置に移動されるまでは、上記第1実施形態と同じであるので説明は省略する。
顔検出モードにおいてフォーカスレンズ19が合焦レンズ位置に移動された後、AF制御部64の被写体距離算出部63は、AFサーチにより得られたAFコントラスト値(AFコントラスト曲線)と、各AFコントラス値が得られた際のフォーカスレンズの位置とに基づいて、主要被写体距離LAと、副被写体距離LBとを算出して、これらの算出結果を被写界深度演算部65に入力する。
被写界深度演算部65は、予め記憶されている許容錯乱円形σと、AF制御部64より入力される撮影光学系11の焦点距離f、及び両被写体距離LA,LBとを上記式(2)に代入して、背景Bが撮影光学系11の被写界深度内に入るような絞り20の絞り値を被写界深度計算により求める。絞り値の算出結果は、AE制御部45に入力される。
また、絞り値が増加される場合に、CPU60は、最適な撮影条件となるようなCCD29のISO感度を算出する。これにより、絞り20の絞り値が大きくされた場合には、CCD29のISO感度が上げられるので、CCD29に入射する被写体光量の減少による画像の明るさの低下が補正される。これと同時に、AE制御部45は、最適な撮影条件となるようなCCD29の電子シャッタのシャッタ速度を算出する。
以下、上記第1実施形態と同様に、絞り値、電子シャッタ速度、及びISO感度の制御が行われて、撮影準備処理が完了する。これ以降は、上記第1実施形態と同じであるので説明は省略する。
以上のように本発明の第2実施形態では、フォーカスレンズ19を合焦レンズ位置に移動させた後、AFサーチの結果に基づいて、主要被写体距離LA及び副被写体距離LBを算出し、この算出結果に基づき背景Bも被写界深度内に入るような絞り値を被写界深度計算により求めるようにしたので、人物Hを撮影する場合に背景Bにもピントを合わせることができる。また、AFサーチ制御は上記第1実施形態と同じなので、AFサーチ時間を短縮できる等の上記第1実施形態で説明した効果と同様の効果も得られる。
次に、本発明の第3実施形態の顔検出モード時のAF制御について説明を行う。この第3実施形態では、上記第1実施形態で説明した方法に従ってAFサーチを行った結果に基づき、可能な限り背景Bも被写界深度に入るようなフォーカスレンズ19の合焦レンズ位置を決定する。具体的には、背景Bが被写界深度に入るように、ピント設定距離を背景側に補正する。
図16に示すように、第3実施形態のデジタルカメラには、上述のCPU26の代わりにCPU70が設けられている。CPU70は、基本的にはCPU26と同じである。ただし、CPU70は、被写体距離算出部72(第2被写体距離算出手段)と、合焦レンズ位置決定部73(合焦レンズ位置決定手段)とが新たに設けられたAF制御部75とを備えている。
被写体距離算出部72は、上記第2実施形態で説明した被写体距離算出部63(図13)と同じものであり、この被写体距離算出部63と同様にAFサーチの結果に基づき、主要被写体距離LAと、副被写体距離LBとを算出する。これらの算出結果は、合焦レンズ位置決定部73の被写界深度演算回路76に入力される。
被写界深度演算回路76は、両被写体距離LA,LBの算出結果に基づき、背景B(副被写体距離LB)も撮影光学系11の被写界深度内に入るようなピント設定距離を被写界深度計算により求める。被写界深度計算には、後方被写界深度Lrを求めるための上記式(1)と、前方被写界深度Lfを求めるための下記式(3)とが用いられる。
・ Lf=σFL/(f+σFL)
式(1)及び式(3)の各パラメータの中で、許容錯乱円形σ、焦点距離f、及び絞り値Fは撮影前に予め分かっている。そして、被写界深度演算回路76は、式(3)のLfに主要被写体距離LAを代入した下記式(4)により、主要被写体距離LA(人物H)以降の距離が被写界深度内となるようなピント設定距離L1を算出する(図17参照)。ここで、ピント設定距離L1は、このピント設定距離L1にフォーカスレンズ19を合焦させたとき(以下、必要に応じてピントを合わせるという)に、主要被写体距離LA(人物H)が前方被写界深度Lfに入る距離である。
・ LA=σF(L1)/{f+σF(L1)}
また、被写界深度演算回路76は、式(1)のLrに副被写体距離LBを代入した下記式(5)により、副被写体距離LB(背景B)以内の距離が被写界深度内となるようなピント設定距離L2を算出する(図17参照)。ここで、ピント設定距離L2は、このピント設定距離L2にピントを合わせたときに、副被写体距離LB(背景B)が後方被写界深度Lrに入る距離である。
・ LB=σF(L2)/{f−σF(L2)}
ピント設定距離L1,L2が算出されたら、合焦レンズ位置決定部73は、L1及びL2の大きさを比較する。図17(A)に示すように、L1≧L2の場合には、L1とL2との間のピント設定距離にピントを合わせることで、主要被写体距離LAと副被写体距離LBとの間の全ての被写体が被写界深度内に入る。従って、被写界深度演算回路76は、下記式(6)に基づき、ピント設定距離L1,L2の平均をとって撮影用ピント設定距離(ピント設定位置)LCを決定する。ここで、図17中の左向き矢印は、前方被写界深度の範囲を示すものであり、右向きの矢印は後方被写界深度の範囲を示すものである。
・ LC=(L1−L2)/2+L2
なお、図18に示すように、L1=L2となる場合には、許容錯乱円形σの規格限度で、人物Hと背景Bとの双方にピントを合わせることができる。つまり、人物H及び背景Bを共にぎりぎり被写界深度内に入れることができる。ここで、図中の符号DLCは、ピント設定距離LCに対応するレンズ位置(合焦レンズ位置)である。
図17(B)に示すように、L1<L2の場合には、主要被写体距離LAと副被写体距離LBとの間の全ての被写体が被写界深度内に入る解はない。このため、合焦レンズ位置決定部73は、人物にピントが合うようにするため、下記式(7)に示すように、ピント設定距離L1を撮影用ピント設定距離LCとする。
・ LC=L1
なお、ピントは背景Bよりも人物Hをメインに合わせる必要があるため、上記式(6)、式(7)に対して人物Hに重点を置くように重み係数を付け加えてもよい。
撮影用ピント設定距離LCが決定したら、合焦レンズ位置決定部73は、撮影用ピント設定距離LCに対応するフォーカスレンズ19のレンズ位置を合焦レンズ位置として決定する。そして、AF制御部75は、フォーカスモータ23を駆動して、決定された合焦レンズ位置にフォーカスレンズ19を移動させる。
次に図19のフローチャートを用いて、第3実施形態のAF制御について説明を行う。なお、撮影モードとして通常モードが設定された場合、及び顔検出モードにおいてAFサーチが完了するまでは、上記第1実施形態と同じであるので説明は省略する。
顔検出モードにおいてAFサーチが完了したら、AF制御部75の被写体距離算出部72は、AFサーチの結果に基づいて、主要被写体距離LAと、副被写体距離LBとを算出して、これらの算出結果を被写界深度演算回路76に入力する。
被写界深度演算回路76は、AF制御部75に予め記憶されている許容錯乱円形σ及び焦点距離fと、先に算出された両被写体距離LA、LBと、AE制御部45より入力される絞り20の絞り値Fとを上記式(4)、式(5)にそれぞれ代入して、ピント設定距離L1、L2を被写界深度計算により算出する。
ピント設定距離L1、L2が求められたら、合焦レンズ位置決定部73は、L1及びL2の大きさを比較してL1≧L2の場合には、上記式(6)に基づいて、撮影用ピント設定距離LCを算出する。また、L1<L2の場合には、上記式(7)に基づいて、撮影用ピント設定距離LCを算出する。次いで、合焦レンズ位置決定部73は、撮影用ピント設定距離LCに対応するレンズ位置を合焦レンズ位置として決定する。
AF制御部75は、フォーカスモータ23を駆動して、決定した合焦レンズ位置にフォーカスレンズ19を移動させる。以下、上記第1実施形態と同様に、絞り値、電子シャッタ速度、及びISO感度の制御が行われて、撮影準備処理が完了する。これ以降は、上記第1実施形態と同じであるので説明は省略する。
以上のように本発明の第3実施形態では、AFサーチの結果に基づいて、主要被写体距離LA及び副被写体距離LBを算出し、さらに、この算出結果に基づき、背景Bが被写界深度内に入る位置まで背景側(INF位置側)に補正された撮影用ピント設定距離LCを被写界深度計算により算出した結果に基づき、フォーカスレンズ19の合焦レンズ位置を決定することで、上記第2実施形態と同様に、人物Hを撮影する場合に背景Bにもピントを合わせることが可能になる。また、AFサーチ時間を短縮できる等の上記第1実施形態で説明した効果と同様の効果も得られる。
なお、上記第1〜第3実施形態では、被写体画像中の主要被写体、副被写体としてそれぞれ人物H、背景Bを例に挙げて説明を行ったが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、主要被写体は、人物以外の動物、植物、建物など何でもよい。この場合には、これらの各種主要被写体も検出可能な検出処理部を上述の顔検出処理部49の代わりに設ければよい。また、副被写体も背景以外の人物、動物、植物、建物など何でもよい。
また、上記第2及び第3実施形態では、撮影モードとして顔検出モードが設定されている場合には、背景Bも被写界深度内に入るようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、背景Bなどの副被写体を被写界深度内に入れるか否かを選択する選択スイッチ等を設けるようにしてもよい。
なお、上記第1〜第3実施形態では、AE制御時にCCD29のシャッタ速度を電子シャッタで調節するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、機械式のシャッタを用いるようにしてもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、デジタルカメラを例に挙げて説明を行ったが、本発明はこれに限定されるものではなく、AFサーチを行ってフォーカスレンズ19を合焦レンズ位置に移動させるカメラ付き携帯電話機、カメラ付きPDA等の各種撮像装置に適用することができる。
デジタルカメラ(第1実施形態)の電気的構成を示したブロック図である。 被写体画像から人物の顔を検出する方法を説明するための説明図である。 絞り値に応じたフォーカスレンズの位置とAFコントラスト値との関係の一例を示した説明図である。 顔検出時に絞り値を大きくして被写界深度を深くすることで、顔検出率が上がることを説明するための説明図であり、(A)は絞り値を大きくする前の状態、(B)は絞り値を大きくした状態である。 135換算焦点距離300mmの撮影光学系において、フォーカスレンズの移動量とピント位置との関係の一例を示した説明図である。 図5に示したレンズ移動量比率を135換算焦点距離別にグラフ化したグラフである。 顔検出モードにおいてAFサーチにより得られたAFコントラス値と、フォーカスレンズ位置との関係(AFコントラスト曲線)の一例を示した説明図である。 被写体画像から複数の人物の顔が検出される場合を説明するための説明図である。 顔検出で複数の顔が検出された時にAFサーチにより得られたAFコントラスト曲線の一例を示した説明図である。 第1実施形態のデジタルカメラにおけるAF制御のフローチャートである。 AF制御時に行われる顔検出処理のフローチャートである。 顔検出モードにおけるAFサーチ時に、MOD位置からINF位置側に向けてフォーカスレンズを移動させる場合を説明するための説明図である。 第2実施形態のデジタルカメラのCPUの電気的構成を示したブロック図である。 絞り値を大きくすることで背景も被写界深度内に入ることを説明するための説明図である。 第2実施形態のデジタルカメラにおけるAF制御のフローチャートである。 第3実施形態のデジタルカメラのCPUの電気的構成を示したブロック図である。 フォーカスレンズの撮影用ピント設定距離LCを背景側(無限遠側)に補正することで背景も被写界深度内に入ることを説明するための説明図であり、(A)はL1≧L2の場合の撮影用ピント設定距離LCであり、(B)はL1<L2の場合の撮影用ピント設定距離である。 L1=L2の場合のAFコントラスト曲線の一例を説明するための説明図である。 第3実施形態のデジタルカメラにおけるAF制御のフローチャートである。
符号の説明
10 デジタルカメラ
11 撮影光学系
19 フォーカスレンズ
20 絞り
23 フォーカスモータ
24 アイリスモータ
26,60,70 CPU
27 モータドライバ
29 CCDイメージセンサ
35 増幅器(AMP)
45 AE制御部
47,64,75 AF制御部
49 顔検出処理部
50 人物距離算出部
52 AFコントラスト値算出部
53 レンズ移動距離決定部
63,72 被写体距離算出部
65 被写界深度演算部
73 合焦レンズ位置決定部
76被写界深度演算回路
H 人物(主要被写体)
B 背景(副被写体)

Claims (11)

  1. フォーカスレンズを含む撮影光学系を透過した被写体光を撮像する撮像手段と、
    無限遠に合焦する無限遠位置と最短撮影距離に合焦する最短撮影距離位置との間で、前記フォーカスレンズを前記撮影光学系の光軸方向に移動させるレンズ移動手段と、
    前記撮像手段により得られた画像のコントラスト値を算出するコントラスト値算出手段と、
    前記画像を解析して特定の主要被写体及びそのサイズを検出する検出手段と、
    前記撮影光学系の焦点距離、及び前記検出手段により検出された前記主要被写体のサイズに基づき、前記主要被写体までの概略距離を算出する概略距離算出手段と、
    前記概略距離に対して、前記概略距離算出手段の算出による距離算出誤差分を補正した結果に基づき、前記無限遠位置からの前記フォーカスレンズのレンズ移動距離を決定するレンズ移動距離決定手段と、
    前記レンズ移動手段によって前記フォーカスレンズが前記無限遠位置から前記レンズ移動距離だけ移動される間に、前記コントラスト値算出手段を駆動して、各レンズ位置において前記コントラスト値を算出するAFサーチを行うAFサーチ制御手段と、
    前記AFサーチ中に前記コントラスト値のピーク値を検出し、前記最短撮影距離位置に最も近い位置でピーク値となるレンズ位置を合焦レンズ位置として、前記レンズ移動手段を駆動して前記フォーカスレンズをセットする合焦制御手段と、
    前記合焦レンズ位置と、前記主要被写体の後方に存在する背景によってピーク値になるレンズ位置とに基づき、合焦状態にある前記主要被写体までの主要被写体距離、及び前記背景までの距離を示す副被写体距離を算出する被写体距離算出手段と、
    前記撮影光学系の光軸上に配置された絞りと、
    前記主要被写体距離及び前記副被写体距離に基づき、前記背景が被写界深度内に入るような前記絞りの絞り値を被写界深度計算により算出する絞り値算出手段と、
    前記絞り値算出手段の算出結果に基づき、前記絞りの絞り値を調節する第1絞り値調節手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記検出手段により複数の前記主要被写体が検出された場合に、前記概略距離算出手段は、最もサイズの大きい前記主要被写体までの前記概略距離を算出することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記検出手段による前記主要被写体の検出前に、前記主要被写体が被写界深度内に入るように前記絞りを絞り込む第2絞り値調節手段備えることを特徴とする請求項1または2記載の撮像装置。
  4. 前記第2絞り値調節手段は、前記絞りの絞り値を複数段階に調整するとともに、
    前記検出手段による前記主要被写体の検出に失敗した場合に、前記第2絞り値調節手段による前記絞り値を1段大きくして前記絞りを絞り込む処理と、前記検出手段による前記主要被写体の検出処理とが、前記検出手段により前記主要被写体が検出されるまで繰り返し実行されることを特徴とする請求項3記載の撮像装置。
  5. 前記第2絞り値調節手段により前記絞り値が大きくされることに対応して、前記撮像手段の感度を上げる第1感度調節手段を備えることを特徴とする請求項4記載の撮像装置。
  6. 前記第1絞り値調節手段により前記絞り値が大きくされることに対応して、前記撮像手段の感度を上げる第2感度調節手段を備えることを特徴とする請求項1ないし5いずれか1項記載の撮像装置。
  7. フォーカスレンズを含む撮影光学系を透過した被写体光を撮像する撮像手段と、
    無限遠に合焦する無限遠位置と最短撮影距離に合焦する最短撮影距離位置との間で、前記フォーカスレンズを前記撮影光学系の光軸方向に移動させるレンズ移動手段と、
    前記撮像手段により得られた画像のコントラスト値を算出するコントラスト値算出手段と、
    前記画像を解析して特定の主要被写体及びそのサイズを検出する検出手段と、
    前記撮影光学系の焦点距離、及び前記検出手段により検出された前記主要被写体のサイズに基づき、前記主要被写体までの概略距離を算出する概略距離算出手段と、
    前記概略距離に対して、前記概略距離算出手段の算出による距離算出誤差分を補正した結果に基づき、前記無限遠位置からの前記フォーカスレンズのレンズ移動距離を決定するレンズ移動距離決定手段と、
    前記レンズ移動手段によって前記フォーカスレンズが前記無限遠位置から前記レンズ移動距離だけ移動される間に、前記コントラスト値算出手段を駆動して、各レンズ位置において前記コントラスト値を算出するAFサーチを行うAFサーチ制御手段と、
    前記AFサーチ中に前記コントラスト値から、そのピーク値となる前記主要被写体及びその後方に存在する背景のレンズ位置を求め、これらのレンズ位置に基づいて前記主要被写体までの主要被写体距離、及び前記背景までの距離を示す副被写体距離を算出する被写体距離算出手段と、
    前記主要被写体距離及び前記副被写体距離に基づき、前記主要被写体及び背景が被写界深度内に入るレンズ位置を被写界深度計算により算出し、このレンズ位置を合焦レンズ位置として決定する合焦レンズ位置決定手段と、
    前記合焦レンズ位置に前記フォーカスレンズをセットする合焦制御手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  8. 前記AFサーチ制御手段は、前記レンズ移動距離が前記無限遠位置及び前記最短撮影距離位置間の距離の半分を超える場合には、前記フォーカスレンズを前記最短撮影距離位置から前記無限遠位置に向けて移動させることを特徴とする請求項1ないし7いずれか1項記載の撮像装置。
  9. 前記レンズ移動距離決定手段は、前記距離算出誤差分の大きさを前記概略距離の大きさに応じて変更することを特徴とする請求項1ないし8いずれか1項記載の撮像装置。
  10. 無限遠に合焦する無限遠位置と最短撮影距離に合焦する最短撮影距離位置との間を移動自在なフォーカスレンズを含む撮影光学系、及びその光軸上に配置された絞りを通過した被写体光を撮像する撮像ステップと、
    前記撮像により得られた画像を解析して特定の主要被写体及びそのサイズを検出する検出ステップと、
    前記撮影光学系の焦点距離、及び前記検出ステップで検出された前記主要被写体のサイズに基づき、前記主要被写体までの概略距離を算出する概略距離算出ステップと、
    前記概略距離に対して、前記概略距離算出ステップの算出による距離算出誤差分を補正した結果に基づき、前記無限遠位置からの前記フォーカスレンズのレンズ移動距離を決定するレンズ移動距離決定ステップと、
    前記フォーカスレンズを前記無限遠位置から前記レンズ移動距離だけ移動させる間に、各レンズ位置において前記撮像により得られ画像のコントラスト値を算出するAFサーチを行うAFサーチ実行ステップと、
    前記AFサーチ中に前記コントラスト値のピーク値を検出し、前記最短撮影距離位置に最も近い位置でピーク値となるレンズ位置を合焦レンズ位置として、前記フォーカスレンズをセットする合焦制御ステップと、
    前記合焦レンズ位置と、前記主要被写体の後方に存在する背景によってピーク値になるレンズ位置とに基づき、合焦状態にある前記主要被写体までの主要被写体距離、及び前記背景までの距離を示す副被写体距離を算出する被写体距離算出ステップと、
    前記主要被写体距離及び前記副被写体距離に基づき、前記背景が被写界深度内に入るような前記絞りの絞り値を被写界深度計算により算出する絞り値算出ステップと、
    前記絞り値算出ステップの算出結果に基づき、前記絞りの絞り値を調節する絞り値調節ステップと、
    有することを特徴とする撮像装置の合焦制御方法。
  11. 無限遠に合焦する無限遠位置と最短撮影距離に合焦する最短撮影距離位置との間を移動自在なフォーカスレンズを含む撮影光学系を透過した被写体光を撮像する撮像ステップと、
    前記撮像により得られた画像を解析して特定の主要被写体及びそのサイズを検出する検出ステップと、
    前記撮影光学系の焦点距離、及び前記検出ステップで検出された前記主要被写体のサイズに基づき、前記主要被写体までの概略距離を算出する概略距離算出ステップと、
    前記概略距離に対して、前記概略距離算出ステップの算出による距離算出誤差分を補正した結果に基づき、前記無限遠位置からの前記フォーカスレンズのレンズ移動距離を決定するレンズ移動距離決定ステップと、
    前記フォーカスレンズを前記無限遠位置から前記レンズ移動距離だけ移動させる間に、各レンズ位置において前記撮像により得られた画像のコントラスト値を算出するAFサーチを行うAFサーチ実行ステップと、
    前記AFサーチ中に前記コントラスト値から、そのピーク値となる前記主要被写体及びその後方に存在する背景のレンズ位置を求め、これらのレンズ位置に基づいて前記主要被写体までの主要被写体距離、及び前記背景までの距離を示す副被写体距離を算出する被写体距離算出ステップと、
    前記主要被写体距離及び前記副被写体距離に基づき、前記主要被写体及び背景が被写界深度内に入るレンズ位置を被写界深度計算により算出し、このレンズ位置を合焦レンズ位置として決定する合焦レンズ位置決定ステップと、
    前記合焦レンズ位置に前記フォーカスレンズをセットする合焦制御ステップと、
    を有することを特徴とする撮像装置の合焦制御方法。
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