JP4731030B2 - 買上ポイント提携システム、買上ポイント決済処理サーバ、買上ポイント付与・充当方法、買上ポイント付与・充当方法をコンピュータに実行させるプログラム、およびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

買上ポイント提携システム、買上ポイント決済処理サーバ、買上ポイント付与・充当方法、買上ポイント付与・充当方法をコンピュータに実行させるプログラム、およびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、買上の金額に応じて与えられた買上ポイントを他の買上に対する支払いの全部または一部に充当することが可能な買上ポイント提携システム、買上ポイント充当装置、買上ポイント決済処理サーバ、ICカード、買上ポイント付与・充当方法、買上ポイント付与・充当方法をコンピュータに実行させるプログラム、およびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
買上に対して、所定の割合で買上ポイントを顧客に付与して、次回以降の買上の際にその買上の支払いの全部または一部に上記買上ポイントを充当させるというサービスが従来からおこなわれていた。上記買上ポイントは、顧客が所持する磁気カードやICカードに記録され、買上の際にはそれらのカードに記録された買上ポイントに関する情報の書き換えがおこなわれていた。そして、買上ポイントは一般的に店舗ごとあるいは系列店舗ごとに独自に与えられていたので、他の店舗での利用をすることはできなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、異なる店舗間でポイントの相互交換が実現できなければ、顧客は各店舗ごとに買上ポイントを蓄積しなければならず、それゆえに、買上ポイント蓄積用のカードなどを各店舗ごと所持しなければならず、また、各店ごとのポイントであるため、実際には、一定ポイントに達せず還元利用せず捨てていたり、カードを紛失したりしており、顧客にとっての利便性が図れなかった。しかし、上記買上ポイントは、その買上ポイントが使われるとその分売り上げが減少するため、店舗における売り上げに影響をおよぼしてしまう。したがって、ポイントの相互交換を実施した場合、カード発行者の利益は計られず、顧客の囲い込みができず、本来の買上ポイント付与の目的を果たせなくなるという問題点があった。
【0004】
この発明は、これらの問題点を解決するものであって、顧客の囲い込みなどを含むカード発行者の利益(オーナーズメリット)を担保しつつ、他の店舗との買上ポイントの交換を実現することが可能な買上ポイント提携システム、買上ポイント充当装置、買上ポイント決済処理サーバ、ICカード、買上ポイント付与・充当方法、買上ポイント付与・充当方法をコンピュータに実行させるプログラム、およびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかる買上ポイント提携システムは、複数の店舗に備えられた買上ポイント付与・充当装置と、前記買上ポイント付与・充当装置において付与・充当された買上ポイントの決済処理をおこなう買上ポイント決済処理サーバとがネットワークで接続されており、前記買上ポイント付与・充当装置が、買上の金額に応じて顧客に与えられた買上ポイント数(以下「オーナーポイント数」という)に関するオーナーポイント数情報と、あらかじめ定められた店舗(以下「オーナー店舗」という)または前記オーナー店舗の業種に関するオーナー店舗情報とが記録された、コンピュータが読み取り可能な記録媒体から、前記オーナーポイント数情報および前記オーナー店舗情報を受け取る受取手段と、前記オーナーポイント数の全部または一部を、前記オーナー店舗以外の店舗(以下「非オーナー店舗」という)における買上に対する支払いの全部または一部に充当する際、前記受取手段によって受け取られたオーナー店舗情報に基づくあらかじめ定められた店舗間レートによって新たな買上ポイント数(以下「非オーナーポイント数」という)に換算する買上ポイント数換算手段と、前記オーナーポイント数から前記買上ポイント数換算手段による換算の対象となったオーナーポイント数を減算するよう前記記録媒体に記録されたオーナーポイント数情報を書き換える書き換え手段と、前記ポイント数換算手段によって換算された非オーナーポイント数に応じた金額分を前記非オーナー店舗における買上に対する支払いの全部または一部に充当する充当手段と、前記オーナー店舗情報と、前記買上ポイント数換算手段による換算の対象となったオーナーポイント数に関する情報と、前記充当手段によって充当の対象となった非オーナーポイント数に関する情報とを、前記買上ポイント決済処理サーバへ送信する決済情報送信手段と、を備え、前記買上ポイント決済処理サーバが、前記買上ポイント付与・充当装置から送信された、前記オーナー店舗に関するオーナー店舗情報と、前記買上ポイント充当装置の換算の対象となったオーナーポイント数に関するオーナーポイント数情報と、前記買上ポイント充当装置の充当の対象となった非オーナーポイント数に関する非オーナーポイント数情報とを受信する受信手段と、前記受信手段によって受信されたオーナー店舗情報、オーナーポイント数情報および非オーナーポイント数情報に基づいて、前記買上ポイント充当装置の換算の対象となったオーナーポイント数を前記顧客に与えた店舗が支払う支払金額および/または前記非オーナーポイント数に応じた金額分を買上に対する支払いの全部または一部に充当した店舗へ支払う支払金額を算出する買上ポイント決済額算出手段と、を備えたことを特徴とする。
【0006】
この発明によれば、オーナー店舗で付与された買上ポイントを非オーナー店舗において使用した場合には、そのポイントの価値が減ぜられる。
【0007】
また、この発明にかかる買上ポイント提携システムは、複数の店舗に備えられた買上ポイント付与・充当装置と、前記買上ポイント付与・充当装置において付与・充当された買上ポイントの決済処理をおこなう買上ポイント決済処理サーバとがネットワークで接続されており、前記買上ポイント付与・充当装置が、買上の金額に応じて顧客に与えられた買上ポイント数(以下「オーナーポイント数」という)に関するオーナーポイント数情報と、あらかじめ定められた店舗(以下「オーナー店舗」という)または前記オーナー店舗の業種に関するオーナー店舗情報とが記録された、コンピュータが読み取り可能な記録媒体から、前記オーナーポイント数情報および前記オーナー店舗情報を受け取る受取手段と、前記オーナーポイント数の全部または一部を、前記オーナー店舗以外の店舗(以下「非オーナー店舗」という)における買上に対する支払いの全部または一部に充当する際、前記受取手段によって受け取られたオーナー店舗情報に基づくあらかじめ定められた店舗間レートによって新たな買上ポイント数(以下「非オーナーポイント数」という)に換算する買上ポイント数換算手段と、前記オーナーポイント数から前記買上ポイント数換算手段による換算の対象となったオーナーポイント数を減算するよう前記記録媒体に記録されたオーナーポイント数情報を書き換える書き換え手段と、前記ポイント数換算手段によって換算された非オーナーポイント数に応じた金額分を前記非オーナー店舗における買上に対する支払いの全部または一部に充当する充当手段と、前記オーナー店舗情報と、前記買上ポイント数換算手段による換算の対象となったオーナーポイント数に関する情報と、前記充当手段によって充当の対象となった非オーナーポイント数に関する情報とを、前記買上ポイント決済処理サーバへ送信する決済情報送信手段と、を備え、前記買上ポイント決済処理サーバが、前記買上ポイント付与・充当装置から送信された、前記オーナー店舗に関するオーナー店舗情報と、前記買上ポイント充当装置の換算の対象となったオーナーポイント数に関するオーナーポイント数情報と、前記買上ポイント充当装置の充当の対象となった非オーナーポイント数に関する非オーナーポイント数情報とを受信する受信手段と、前記受信手段によって受信されたオーナー店舗情報、オーナーポイント数情報および非オーナーポイント数情報に基づいて、前記オーナー店舗へ支払う支払金額を算出するオーナーズメリット算出手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
この発明によれば、オーナー店舗で付与された買上ポイントを非オーナー店舗において使用した場合には、そのポイントの価値が減ぜられ、減ぜられた価値の全部または一部をオーナーズメリットとすることができる。
【0009】
また、この発明にかかる買上ポイント提携システムは、上記の発明において、前記記録媒体がICカードであり、前記受取手段および前記書き換え手段が、前記ICカードと接続してデータの送受信が可能なインタフェースを備えていることを特徴とする。
【0010】
この発明によれば、買上ポイント数情報の読み出し、書き換えが容易におこなえる。
【0011】
また、この発明にかかる買上ポイント充当装置は、買上の金額に応じて顧客に与えられた買上ポイント数(以下「オーナーポイント数」という)に関するオーナーポイント数情報と、あらかじめ定められた店舗(以下「オーナー店舗」という)または前記オーナー店舗の業種に関するオーナー店舗情報とが記録された、コンピュータが読み取り可能な記録媒体から、前記オーナーポイント数情報および前記オーナー店舗情報を受け取る受取手段と、前記オーナーポイント数の全部または一部を、前記オーナー店舗以外の店舗(以下「非オーナー店舗」という)における買上に対する支払いの全部または一部に充当する際、前記受取手段によって受け取られたオーナー店舗情報に基づくあらかじめ定められた店舗間レートによって新たな買上ポイント数(以下「非オーナーポイント数」という)に換算する買上ポイント数換算手段と、前記オーナーポイント数から前記買上ポイント数換算手段による換算の対象となったオーナーポイント数を減算するよう前記記録媒体に記録されたオーナーポイント数情報を書き換える書き換え手段と、前記ポイント数換算手段によって換算された非オーナーポイント数に応じた金額分を前記非オーナー店舗における買上に対する支払いの全部または一部に充当する充当手段と、を備えたことを特徴とする。
【0012】
この発明によれば、オーナー店舗で付与された買上ポイントを非オーナー店舗において使用した場合には、そのポイントの価値が減ぜられる。
【0013】
また、この発明にかかる買上ポイント充当装置は、上記の発明において、さらに、前記オーナー店舗情報と、前記買上ポイント数換算手段による換算の対象となったオーナーポイント数に関する情報と、前記充当手段によって充当の対象となった非オーナーポイント数に関する情報とを、買上ポイントの決済処理をおこなう買上ポイント決済処理サーバへ送信する決済情報送信手段を備えたことを特徴とする。
【0014】
この発明によれば、買上ポイントの決済処理の効率化を図ることができる。
【0015】
また、この発明にかかる買上ポイント充当装置は、上記の発明において、前記オーナー店舗情報に基づいて前記記録媒体に付与されたポイントを買上の支払いの全部または一部に充当することが可能か否かを判断する判断手段と、前記判断手段による判断の結果、充当することができないと判断された場合はその旨を報知する報知手段と、を備えたことを特徴とする。
【0016】
この発明によれば、買上ポイントの交換がおこなえる店舗であるか否かを容易に顧客に知らしめることができる。
【0017】
また、この発明にかかる買上ポイント充当装置は、上記の発明において、前記充当手段によって充当された金額分をのぞく買上に応じて買上ポイント数を算出する買上ポイント算出手段を備え、前記書き換え手段が、前記買上ポイント算出手段によって算出された買上ポイント数を加算するよう前記記録媒体に記録されたオーナーポイント数情報を書き換えることを特徴とする。
【0018】
この発明によれば、非オーナー店舗においても買上ポイントを蓄積することができる。
【0019】
また、この発明にかかる買上ポイント充当装置は、上記の発明において、前記記録媒体がICカードであり、前記受取手段が、前記ICカードと接続してデータの送受信が可能なインタフェースを備えていることを特徴とする。
【0020】
この発明によれば、買上ポイント数情報の読み出し、書き換えが容易におこなえる。
【0021】
また、この発明にかかる買上ポイント決済処理サーバは、買上ポイント充当装置から送信された、あらかじめ定められた店舗(以下「オーナー店舗」という)に関するオーナー店舗情報と、前記買上ポイント充当装置の換算の対象となった、買上の金額に応じて顧客に与えられた買上ポイント数(以下「オーナーポイント数」という)に関するオーナーポイント数情報と、前記買上ポイント充当装置の充当の対象となった、前記オーナー店舗以外の店舗(以下「非オーナー店舗」という)における買上に対する支払いの全部または一部に充当する際、前記オーナー店舗情報に基づくあらかじめ定められた店舗間レートによって新たな買上ポイント数(以下「非オーナーポイント数」という)に関する非オーナーポイント数情報とを受信する受信手段と、前記受信手段によって受信されたオーナー店舗情報、オーナーポイント数情報および非オーナーポイント数情報に基づいて、前記買上ポイント充当装置の換算の対象となったオーナーポイント数を前記顧客に与えた店舗が支払う支払金額および/または前記非オーナーポイント数に応じた金額分を買上に対する支払いの全部または一部に充当した店舗へ支払う支払金額を算出する買上ポイント決済額算出手段と、を備えたことを特徴とする。
【0022】
この発明によれば、オーナー店舗で付与された買上ポイントを非オーナー店舗において使用した場合には、そのポイントの価値が減ぜられ、また、各店舗間の決済処理を効率的におこなうことができる。
【0023】
また、この発明にかかる買上ポイント決済処理サーバは、買上ポイント充当装置から送信された、あらかじめ定められた店舗(以下「オーナー店舗」という)に関するオーナー店舗情報と、前記買上ポイント充当装置の換算の対象となった、買上の金額に応じて顧客に与えられた買上ポイント数(以下「オーナーポイント数」という)に関するオーナーポイント数情報と、前記買上ポイント充当装置の充当の対象となった、前記オーナー店舗以外の店舗(以下「非オーナー店舗」という)における買上に対する支払いの全部または一部に充当する際、前記オーナー店舗情報に基づくあらかじめ定められた店舗間レートによって新たな買上ポイント数(以下「非オーナーポイント数」という)に関する非オーナーポイント数情報とを受信する受信手段と、前記受信手段によって受信されたオーナー店舗情報、オーナーポイント数情報および非オーナーポイント数情報に基づいて、前記オーナー店舗へ支払う支払金額を算出するオーナーズメリット算出手段と、を備えたことを特徴とする。
【0024】
この発明によれば、オーナー店舗で付与された買上ポイントを非オーナー店舗において使用した場合には、そのポイントの価値が減ぜられ、減ぜられた価値の全部または一部をオーナーズメリットとしてオーナー店舗に与えられ、また、各店舗間の決済処理を効率的におこなうことができる。
【0025】
また、この発明にかかるICカードは、買上の金額に応じて顧客に与えられた買上ポイント数(以下「オーナーポイント数」という)に関するオーナーポイント数情報と、あらかじめ定められた店舗(以下「オーナー店舗」という)または前記オーナー店舗の業種に関するオーナー店舗情報とを記憶する記憶手段と、前記記憶手段によって記憶されたオーナーポイント数情報にかかるオーナーポイント数の全部または一部を、前記オーナー店舗以外の店舗(以下「非オーナー店舗」という)における買上に対する支払いの全部または一部に充当する際、前記非オーナー店舗に関する情報を受信する受信手段と、前記記憶手段によって記憶されたオーナー店舗情報および前記受信手段によって受信された非オーナー店舗に関する情報に基づくあらかじめ定められた店舗間レートによって新たな買上ポイント数(以下「非オーナーポイント数」という)に換算する買上ポイント数換算手段と、前記買上ポイント数換算手段によって換算された非オーナーポイント数に関する情報を送信する送信手段と、を備えたことを特徴とする。
【0026】
この発明によれば、買上ポイント充当装置がなくても、オーナー店舗で付与された買上ポイントを非オーナー店舗において使用した場合には、そのポイントの価値を減ずることができる。
【0027】
また、この発明にかかるICカードは、上記の発明において、さらに、前記オーナーポイント数から前記買上ポイント数換算手段による換算の対象となったオーナーポイント数を減算するよう前記記憶手段によって記憶されたオーナーポイント数情報を書き換える書き換え手段を備えたことを特徴とする。
【0028】
この発明によれば、買上ポイント充当装置がなくても、オーナー店舗で付与された買上ポイントを非オーナー店舗において使用した場合には、そのポイントの価値を減ずるようにポイント調整をすることができる。
【0029】
また、この発明にかかる買上ポイント付与・充当方法は、買上の金額に応じて顧客に与えられた買上ポイント数(以下「オーナーポイント数」という)に関する情報をコンピュータが読み取り可能な記録媒体を用いて記録する買上ポイント数情報記録工程と、前記記録媒体に記録されているオーナーポイント数の全部または一部を、あらかじめ定められた店舗(以下「オーナー店舗」という)以外の店舗(以下「非オーナー店舗」という)における買上に対する支払いの全部または一部に充当する際、前記オーナー店舗または前記オーナー店舗の業種に関する情報に基づくあらかじめ定められた店舗間レートによって新たな買上ポイント数(以下「非オーナーポイント数」という)に換算する買上ポイント数換算工程と、前記オーナーポイント数から前記買上ポイント数換算手段による換算の対象となったオーナーポイント数を減算するよう前記記録媒体に記録されたオーナーポイント数情報を書き換える書き換え工程と、前記ポイント数換算工程によって換算された非オーナーポイント数に応じた金額分を前記非オーナー店舗における買上に対する支払いの全部または一部に充当する充当工程と、を含んだことを特徴とする。
【0030】
この発明によれば、オーナー店舗で付与された買上ポイントを非オーナー店舗において使用した場合には、そのポイントの価値が減ぜられる。
【0031】
また、この発明にかかる買上ポイント付与・充当方法は、上記の発明において、さらに、前記充当工程によって充当された金額分をのぞく買上に応じて買上ポイント数を算出する買上ポイント算出工程を含み、前記書き換え工程が、前記買上ポイント算出工程によって算出された買上ポイント数を加算するよう前記記録媒体に記録されたオーナーポイント数情報を書き換えることを特徴とする。
【0032】
この発明によれば、オーナー店舗で付与された買上ポイントを非オーナー店舗において使用した場合には、そのポイントの価値を減ずるようにポイント調整をすることができる。
【0033】
また、この発明にかかる買上ポイント付与・充当方法は、上記の発明において、さらに、前記オーナー店舗に関するオーナー店舗情報、前記買上ポイント充当装置の換算の対象となったオーナーポイント数に関するオーナーポイント数情報および前記買上ポイント充当装置の充当の対象となった非オーナーポイント数に関する非オーナーポイント数情報に基づいて、前記買上ポイント数換算工程において換算の対象となったオーナーポイント数を前記顧客に与えた店舗が支払う支払金額および/または前記非オーナーポイント数に応じた金額分を買上に対する支払いの全部または一部に充当した店舗へ支払う支払金額を算出するポイント決済額算出工程を含んだことを特徴とする。
【0034】
この発明によれば、オーナー店舗で付与された買上ポイントを非オーナー店舗において使用した場合には、そのポイントの価値が減ぜられ、また、各店舗間の決済処理を効率的におこなうことができる。
【0035】
また、この発明にかかる買上ポイント付与・充当方法は、上記の発明において、さらに、前記オーナー店舗に関するオーナー店舗情報、前記買上ポイント充当装置の換算の対象となったオーナーポイント数に関するオーナーポイント数情報および前記買上ポイント充当装置の充当の対象となった非オーナーポイント数に関する非オーナーポイント数情報に基づいて、前記オーナー店舗へ支払う支払金額を算出するオーナーズメリット算出工程を含んだことを特徴とする。
【0036】
この発明によれば、オーナー店舗で付与された買上ポイントを非オーナー店舗において使用した場合には、そのポイントの価値が減ぜられ、減ぜられた価値の全部または一部をオーナーズメリットとしてオーナー店舗に与えられ、また、各店舗間の決済処理を効率的におこなうことができる。
【0037】
また、この発明にかかるプログラムは、上記の方法をコンピュータに実行させることができる。
【0038】
また、この発明にかかるコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、上記のプログラムを記録したことを特徴とする。
【0039】
この発明によれば、上記の方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したことで、そのプログラムをコンピュータ読み取り可能となり、これによって、上記の動作をコンピュータによって実現することができる。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる買上ポイント提携システム、買上ポイント充当装置、買上ポイント決済処理サーバ、ICカード、買上ポイント付与・充当方法、買上ポイント付与・充当方法をコンピュータに実行させるプログラム、およびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0041】
(買上ポイント提携システムの概要)
まず、この発明にかかる買上ポイント提携システムの概要について説明する。図1〜3は、この発明の本実施の形態にかかる買上ポイント提携システムの概要を示す説明図である。
【0042】
図1において、本実施の形態にかかる買上ポイント提携システムは、複数の店舗101,102と、処理センター103とから構成されている。店舗101は、たとえばアウトレットショップ(Aアウトレットショップ(アクセサリショップ))であり、店舗101には、買上ポイント(付与・)充当装置(POS端末装置)111が備えられている。同様に店舗102は、たとえばショッピングセンター(Bショッピングセンター(バッグ、シューズ販売店))であり、店舗102にも、買上ポイント(付与・)充当装置(POS端末装置)121が備えられている。
【0043】
また、処理センター103は、クレジットホスト(ホストコンピュータ)131と、ICポイントサーバ(買上ポイント決済処理サーバ)132とから構成されている。クレジットホスト131は、インターネットを含むネットワーク(図示を省略する)によって各店舗のPOS端末装置と接続されており、各POS端末装置におけるクレジットカードの使用状況(売上状況)に関する情報を受信する。また、ICポイントサーバ132は、インターネットを含むネットワーク(図示を省略する)によって各店舗の買上ポイント(付与・)充当装置(POS端末装置)と接続されており、各買上ポイント(付与・)充当装置における買上ポイントに関する情報を受信する。
【0044】
ここで、具体的な事例を用いて買上ポイント提携システムの概要(仕組み)を説明する。図2は、この発明の本実施の形態にかかる買上ポイント提携システムの概要(買上ポイントの充当処理の一例)を示す説明図である。まず、顧客はクレジットカード(ICカード)100を用いて、店舗101(オーナー店舗)において45000円の買い物をおこなう。図2に示す201は、その詳細を示している。図2において、買上が45000円であり、今回は買上ポイントを使用しないので、利用金額は45000円となる。そして、店舗101における(買上)ポイント付与(蓄積)率は3%であるので、45000円に対する蓄積(買上)ポイントは1350P(オーナーポイント数)となる。
【0045】
そして、前回までの蓄積(買上)ポイントが0Pであるので、今回の蓄積(買上)ポイントが蓄積(買上)ポイントの合計となって、蓄積(買上)ポイントの合計は1350Pとなる。その後、同一の顧客が、同一のクレジットカード(ICカード)100を用いて、店舗102(非オーナー店舗)において、31000円の買い物をおこなう。図2に示す202は、その詳細を示している。
【0046】
ここで、他店利用(非オーナー店舗利用)なので、蓄積(買上)ポイントに対してあらかじめ定められた店舗間レート(90%)分だけ、その価値を減ずる。具体的には、1350Pのオーナーポイントに対して90%を乗じて、1350×90%=1215P(非オーナーポイント数)となる。
【0047】
店舗102における買上が31000円であるので、全(買上)ポイントを使用すると1215円分の(買上)ポイント割引となり、利用金額は29795円となる。上記顧客は、上記29795円をクレジットカード(ICカード)100を用いて支払いをする。したがって、実際に上記顧客が支払った金額に対しては、店舗102において(買上)ポイントが付与(蓄積)される。店舗102における(買上)ポイント蓄積率が3%であるので、付与(蓄積)される(買上)ポイントは29795×3%=893Pとなる。
【0048】
そして、すでに蓄積(買上)ポイントをすべて使用しているため、今回の蓄積(買上)ポイントである893Pが蓄積(買上)ポイント合計となる。このように、オーナー店舗において蓄積した(買上)ポイントであっても、他の店舗で使用することができる。ただし、その(買上)ポイントの価値を減ずることによって、オーナー店舗におけるオーナーズメリット(詳細は後述する)を確保することができる。
【0049】
ここで、店舗102において蓄積されたポイントである893Pについては、二通りの充当方法が考えられる。第一は、上記893Pをオーナーポイント(数)とする方法である。この方法の場合に、顧客が再度店舗102における買上にポイントを充当する場合、上記893Pはオーナーポイント(数)であるから、実際に充当する場合は、店舗間レートによって、893P×90%=804P分だけ充当することになる。
【0050】
また、基本的には、店舗102(非オーナー店舗)では自社カードでも他社カードでも同じポイント蓄積率とするが、例外的に、店舗102でポイント充当時に自社カードと他社カードを差別化したい場合、ポイント付与率を変えるようにしてもよい。具体的には、以下のようにすることができる。
【0051】
▲1▼店舗102で店舗102発行のカードに対してはポイント付与率を100%とする。
Figure 0004731030
【0052】
▲2▼店舗102で他社発行のカードに対してはポイント付与率を90%とする。
Figure 0004731030
【0053】
また、第二は、上記893Pは店舗102において蓄積されたポイントなので、店舗102において使用する場合に限り、上記店舗間レートを適用しないとする方法である。その場合は、893Pとして支払いに充当することができる。この場合は、残りのポイントに蓄積ポイントを合算せずに、付与された店舗ごとに買上ポイントを記録しておくようにする。
【0054】
つぎに、上記店舗101および店舗102における買上ポイントの決済処理について説明する。図3は、この発明の本実施の形態にかかる買上ポイント提携システムの概要(決済処理の一例)を示す説明図である。各店舗101,102における買上情報(カード売上情報)および(買上)ポイント付与・充当に関する情報は処理センター103へ送信される。処理センター103では、クレジットホスト131およびICポイントサーバ132が、各店舗から送信された各情報に基づいて決済処理をおこなう。図3は、上記店舗101および店舗102における買上の決済処理(クレジット)および(買上)ポイント付与・充当の決済処理(提携間共通(買上)ポイントプログラム)の詳細を示している。
【0055】
図3の301において、クレジットに関する決済としては、店舗101におけるクレジット利用金額が45000円となる。また、加盟店手数料は、45000円のクレジット利用金額から、店舗101において付与された(買上)ポイント数1350P(円)を減算し(43650円)、それに加盟店手数料率(4%)を乗じた金額が加盟店手数料となる。したがって、今回の加盟店手数料は、1746円となる。したがって、クレジットの小計は43254円となる。
【0056】
図3の302においても同様に、クレジットに関する決済は、店舗102におけるクレジット利用額が29795円となり、加盟店手数料は、29795円のクレジット利用金額から、店舗102において付与された(買上)ポイント数893P(円)を減算し(28902円)、それに加盟店手数料率(3.5%)を乗じた金額が加盟店手数料となる。したがって、今回の加盟店手数料は、1011円となる。したがって、クレジットの小計は28784円となる。
【0057】
つぎに、買上ポイントの決済処理(提携間共通(買上)ポイントプログラム)について説明する。図3の302において、まず、(買上)ポイント還元を加算する。(買上)ポイント還元分は、店舗102において買上がなされた際、クレジットカード(ICカード)100に蓄積されていた買上ポイント数(オーナーポイント数)であり、1350Pである。そして、他店利用差分、すなわち上記オーナーポイント数から、実際に店舗102において利用した(買上)ポイント数(非オーナーポイント数)を減算した差分である135円を減算する(この他店利用差分についての詳細は後述する)。
【0058】
そして、さらに、店舗102において付与した(買上)ポイント数893円を減算する。その結果、提携間共通(買上)ポイントプログラムの小計は322円となる。その結果、クレジットの小計とトータルして、店舗102へ支払う合計(振込金額)は、29106円となる。
【0059】
図3の301においても同様に決済処理をおこなうことができる。すなわち、まず、(買上)ポイントは使用されなかったので(買上)ポイント還元は0円となる。つぎに、他店利用還元差分を加算する。これは、図3の302において、店舗102の決済処理の際に減算された他店利用差分135円のうち、消費税その他の手数用として50%を差し引いた残り(67円)を加算するものである。これが、上述したオーナーズメリットとなる。
【0060】
すなわちオーナーズメリットとは、他店において(買上)ポイントを使用する場合にオーナー店舗で使用する場合に比べてその価値が減少してしまうことから、顧客はできるだけオーナー店舗で使用しようとする。このことで、実質的な顧客の囲い込みをすることができることである。また、品揃えなどの点から、囲い込みができなかった場合であっても、上記(買上)ポイントの利用差分の全部または一部をオーナー店舗が受け取ることになるため、受け取った分がオーナーズメリットとなる。
【0061】
今回の決済処理に際しては、オーナー店舗である店舗101は顧客の囲い込みをすることができなかったが、その他店利用還元差分(67円)を受け取ることができた。
【0062】
店舗101は、他店利用還元差分67円から、買上の際に付与した(買上)ポイント分1350P(円)を減算し、小計で1283円のマイナスとなる。これを、クレジットの小計と合算して、店舗101への支払い合計金額(振込金額)は、43254円−1283円=41971円となる。
【0063】
上述の内容をまとめると以下のようになる。
(1)クレジット利用金額:
(a)クレジット利用金額とは、買上金額から(買上)ポイント割引分を差し引いた金額である。
(b)クレジット利用金額から(買上)ポイント付与分を差し引いた後、加盟店手数料が計算されることになる。
【0064】
(2)買上ポイントのファンド:
(a)(買上)ポイントのファンドは加盟店負担なので、処理センター(クレジットカード会社)103からみると、(買上)ポイント加点は費用請求、(買上)ポイント還元は費用支払いとなる。
(b)(買上)ポイントのファンドは預り金とせず、(買上)ポイント加点は収益、(買上)ポイント還元は支払いとして処理する。
(c)他店舗で(買上)ポイントを利用した場合は、(買上)ポイントの売買取引として消費税などの支払いが求められる場合が想定されるので、消費税その他の手数料のファンドを用意する。
【0065】
(3)(買上)ポイントファンドの精算タイミング:
クレジットの決済と同じタイミングで一緒に処理するとよい。
【0066】
(買上ポイント充当装置・ICカードのハードウエア構成)
つぎに、買上ポイント(付与・)充当装置およびICカードのハードウエア構成について説明する。図4は、この発明の本実施の形態にかかる買上ポイント充当装置のハードウエア構成を示す説明図(ブロック図)である。図4のブロック図において、401は、装置全体を制御するCPUを、402は、基本入出力プログラム(ブートプログラム)などを記憶したROMを、403は、CPU401のワークエリアとして使用されるRAMを、それぞれ示している。
【0067】
また、404は、CPU401の制御にしたがってHD(ハードディスク)405に対するデータのリード/ライトを制御するHDD(ハードディスクドライブ)を、405は、HDD404の制御にしたがって書き込まれたデータを記憶するHDを、それぞれ示している。
【0068】
また、406は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、あるいは文字や画像などの各種データを表示するディスプレイを、407は、音声や効果音などを出力するスピーカーをそれぞれ示している。また、408は、ICカード100とのデータの送受信をおこなうリード・ライト・ユニットを示している。リード・ライト・ユニット408の詳細については後述する。
【0069】
また、409は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたキーボードを、410は、記録紙に印刷するプリンタを、それぞれ示している。411は、インターネットなどのネットワークに接続され、上記ネットワークとCPU401とのインタフェースとして機能するモデムあるいはターミナルアダプタなどから構成されるネットワークインタフェース(I/F)を、それぞれ示している。そして、400は、上記各構成部を接続するためのバスである。
【0070】
また、キーボード409は、買上ポイント充当装置の操作指示のための指示ボタン(キー)からなる操作キー群であってもよい。また、その操作キー群は、タッチパネル方式のディスプレイ406であり、ディスプレイ406上に表示されたソフトキーであってもよい。
【0071】
さらに図5は、この発明の本実施の形態にかかる買上ポイント提携システムのICカード100およびそのリード・ライト・ユニット408のハードウエア構成を示す説明図(ブロック図)である。
【0072】
図5のブロックにおいて、(密着型)ICカード100は、CPU501とI/Oポート502とメモリ503とからなるマイコン部と、非接触電力伝送機能、非接触信号伝送機能、クロック生成機能、リセット信号生成機能などを備えたRFI/F504からなるRF部と、非接触I/F505とから構成される。また、リード・ライト・ユニット408は、非接触I/F511と、I/F回路512とから構成される。また、本実施の形態では非接触型で密接型のICカードの例を示したが、これに限定されることなく、接触型のICカードであってもよい。
【0073】
(買上ポイント充当装置の機能的構成)
つぎに、この発明の実施の形態にかかる買上ポイント充当装置の機能的構成について説明する。図6は、この発明の実施の形態にかかる買上ポイント充当装置の機能的構成を示す説明図(ブロック図)である。図6のブロック図において、買上ポイント充当装置121(111)は、受信部601と、店舗間レートテーブル602と、買上ポイント数換算部603と、書き換え部604と、充当部605と、報知部606と、決済情報送信部607と、から構成される。
【0074】
受信部601は、買上の金額に応じて顧客に与えられた買上ポイント数であるオーナーポイント数に関するオーナーポイント数情報と、あらかじめ定められた店であるオーナー店舗または前記オーナー店舗の業種に関するオーナー店舗情報とが記録されたICカード100、上記オーナーポイント数情報および上記オーナー店舗情報を受信する。受信部601は、たとえば図4および図5に示すリード・ライト・ユニット408によってその機能を実現することができる。すなわち、受信部601は、ICカード100と接続してデータの送受信が可能なインタフェースを備えている。また、上述したように、ICカードには接触型のICカードも含むため、その場合は受信部601はICカードの読み取り機能だけを備えるようにしてもよい。
【0075】
また、店舗間レートテーブル602は、あらかじめ定められた店舗間レートや店舗間において買上ポイントの提携(交換)が可能であるか否かに関する情報が記憶されている。この店舗間レートテーブル602は、たとえば図4に示したROM402、RAM403、HD405によってその機能を実現することができる。
【0076】
また、買上ポイント数換算部603は、オーナーポイント数の全部または一部を、オーナー店舗以外の店舗である非オーナー店舗(すなわち、店舗102)における買上に対する支払いの全部または一部に充当する際、受信部601によって受信されたオーナー店舗情報に基づくあらかじめ定められた、店舗間レートテーブル602に記憶されている店舗間レートによって新たな買上ポイント数である非オーナーポイント数に換算する。
【0077】
買上ポイント数換算部603は、たとえば図4に示したROM402、RAM403、HD405などに記憶されたプログラムをCPU401が実行することによってその機能を実現することができる。
【0078】
また、書き換え部604は、上記オーナーポイント数から買上ポイント数換算部603による換算の対象となったオーナーポイント数を減算するようICカード100に記録されたオーナーポイント数情報を書き換える。書き換え部604は、たとえば図4および図5に示すリード・ライト・ユニット408によってその機能を実現することができる。すなわち、書き換え部604は、ICカード100と接続してデータの送受信が可能なインタフェースを備えている。また、上述したように、ICカードには接触型のICカードも含むため、その場合は書き換え部604はICカードへの書き込み機能だけを備えるようにしてもよい。
【0079】
また、充当部605は、(買上)ポイント数換算部603によって換算された非オーナーポイント数に応じた金額分を非オーナー店舗である店舗102における買上に対する支払いの全部または一部に充当する。充当部605は、たとえば図4に示したROM402、RAM403、HD405などに記憶されたプログラムをCPU401が実行することによってその機能を実現することができる。
【0080】
また、買上ポイント数換算部603は、オーナー店舗情報に基づいてICカード100に付与された(買上)ポイントを買上の支払いの全部または一部に充当することが可能か否かを判断する。そして、報知部606は、買上ポイント数換算部603による判断の結果、充当することができないと判断された場合はその旨を報知する。報知部606は、たとえば図4に示したディスプレイ406またはスピーカー407によってその機能を実現することができる。
【0081】
また、決済情報送信部607は、オーナー店舗情報と、買上ポイント数換算手段による換算の対象となったオーナーポイント数に関する情報と、充当部605によって充当の対象となった非オーナーポイント数に関する情報とを、買上ポイントの決済処理をおこなう買上ポイント決済処理サーバであるICポイントサーバ132へ送信する。決済情報送信部607は、たとえば図4に示したネットワークI/F411によってその機能を実現することができる。
【0082】
また、買上ポイント数換算部603は、充当部605によって充当された金額分をのぞく買上に応じて買上ポイント数を算出する。そして、書き換え部604は、買上ポイント数換算部603によって算出された買上ポイント数を加算するようにICカード100に記憶されたオーナーポイント数情報を書き換える。
【0083】
また、図示を省略するが、図6に示した店舗間レートテーブル602、買上ポイント換算部603、書き換え部604の各機能を、ICカード100に持たせることもできる。すなわち、オーナーポイント数に関するオーナーポイント数情報と、オーナー店舗またはオーナー店舗の業種に関するオーナー店舗情報とをメモリ503に記憶する。
【0084】
そして、メモリ503に記憶されたオーナーポイント数情報にかかるオーナーポイント数の全部または一部を、非オーナー店舗における買上に対する支払いの全部または一部に充当する際、その非オーナー店舗に関する情報を非接触I/F505において受信する。さらに、CPU501が、メモリ503に記憶されたオーナー店舗情報および非接触I/Fによって受信された非オーナー店舗に関する情報に基づくあらかじめ定められた(メモリ503に記憶されている)店舗間レートによって新たな買上ポイント数である非オーナーポイント数に換算する。そして、非接触I/F505がリード・ライト・ユニット408へ、換算された非オーナーポイント数に関する情報を送信する。
【0085】
また、CPU501が、オーナーポイント数から換算の対象となったオーナーポイント数を減算するようメモリ503に記憶されたオーナーポイント数情報を書き換えるようにしてもよい。このようにして、買上ポイント充当装置111,121を用いることなく、他店舗で利用する際に、ICカード100によって店舗間レートに基づく買上ポイントの価値を減少させることができる。
【0086】
(買上ポイント決済処理サーバのハードウエア構成)
つぎにこの発明の実施の形態にかかる買上ポイント決済処理サーバであるICポイントサーバ132のハードウエア構成について説明する。図7は、この発明の本実施の形態にかかるICポイントサーバ(買上ポイント決済処理サーバ)のハードウエア構成を示す説明図(ブロック図)である。
【0087】
図7のブロック図において、701は、装置全体を制御するCPUを、702は、基本入出力プログラム(ブートプログラム)などを記憶したROMを、703は、CPU701のワークエリアとして使用されるRAMを、それぞれ示している。
【0088】
また、704は、CPU701の制御にしたがってHD(ハードディスク)705に対するデータのリード/ライトを制御するHDD(ハードディスクドライブ)を、705は、HDD704の制御にしたがって書き込まれたデータを記憶するHDを、それぞれ示している。
【0089】
また、706は、CPU701の制御にしたがってFD(フロッピーディスク)707に対するデータのリード/ライトを制御するFDD(フロッピーディスクドライブ)を、707は、FDD706の制御にしたがって書き込まれたデータを記憶する着脱自在のFDを、それぞれ示している。
【0090】
また、708は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、あるいは文字や画像などの各種データを表示するディスプレイを、709は、一般電話回線または専用回線710を介してネットワークに接続され、そのネットワークとCPU701とのインタフェースを、それぞれ示している。また、711は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたキーボードを、712は、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などをおこなう、ポインティングデバイスの一例としてのマウスを、それぞれ示している。
【0091】
また、713は、文字や画像を光学的に読み取るスキャナを、714は、記録紙に印刷するプリンタを、715は、着脱可能な記録媒体であるCD−ROMを、716は、CD−ROM715に対するデータのリードを制御するCD−ROMドライブを、そして、700は上記各部を接続するためのバスを、それぞれ示している。
【0092】
(買上ポイント決済処理サーバの機能的構成)
つぎに、この発明の実施の形態にかかる買上ポイント決済処理サーバの機能的構成について説明する。図8は、この発明の本実施の形態にかかるICポイントサーバ(買上ポイント決済処理サーバ)の機能的構成を示す説明図(ブロック図)である。
【0093】
図8のブロック図において、ICポイントサーバ132は、決済情報受信部801と、買上ポイント決済額算出部802と、オーナーズメリット算出部803と、送信部804と、から構成される。
【0094】
ここで、決済情報受信部801と、買上ポイント充当装置121(の決済情報送信部607)から送信された、オーナー店舗に関するオーナー店舗情報と、オーナーポイント数に関するオーナーポイント数情報と、買上ポイント充当装置121の充当の対象となった非オーナー店舗における買上に対する支払いの全部または一部に充当する際、オーナー店舗情報に基づくあらかじめ定められた店舗間レートによって新たな買上ポイント数である非オーナーポイント数に関する非オーナーポイント数情報とを受信する。決済情報受信部801は、たとえば図7に示したネットワークI/F709によってその機能を実現することができる。
【0095】
また、買上ポイント決済額算出部802と、決済情報受信部801によって受信されたオーナー店舗情報、オーナーポイント数情報および非オーナーポイント数情報に基づいて、買上ポイント充当装置の換算の対象となったオーナーポイント数を顧客に与えた店舗が支払う支払金額、すなわち図3に示した(買上)ポイント付与に関する(買上)ポイント分の金額を算出する。また、非オーナーポイント数に応じた金額分を買上に対する支払いの全部または一部に充当した店舗へ支払う支払金額、すなわち図3に示した(買上)ポイント還元に関する(買上)ポイント分の金額を算出する。買上ポイント決済額算出部802は、たとえば図7に示したROM702、RAM703、HD705などに記憶されたプログラムをCPU701が実行することによってその機能を実現することができる。
【0096】
また、オーナーズメリット算出部803と、決済情報受信部801によって受信されたオーナー店舗情報、オーナーポイント数情報および非オーナーポイント数情報に基づいて、オーナー店舗へ支払う支払金額、すなわち図3に示した他店利用差分あるいは他店利用還元差分を算出する。オーナーズメリット算出部803は、たとえば図7に示したROM702、RAM703、HD705などに記憶されたプログラムをCPU701が実行することによってその機能を実現することができる。
【0097】
また、送信部804は、買上ポイント決済額算出部802によって算出された決済額およびオーナーズメリット算出部803によって算出されたオーナーズメリット(他店利用差分あるいは他店利用還元差分)に関する情報を買上ポイント充当装置111,121へ送信する。送信された情報は、買上ポイント充当装置111,121においてディスプレイ406に表示されたり、プリンタ410によって印刷されたりする。送信部804は、たとえば図7に示したネットワークI/F709によってその機能を実現することができる。
【0098】
(ICカードのIDと買上ポイントとの関係)
つぎに、ICカードのIDと買上ポイントとの関係について説明する。ICカードにおけるオーナー店舗の判定は、基本的にはカード番号や企業コードでおこなう。たとえば、クレジットカードでは、カード番号の最初の4桁でどのクレジット会社が発行したカードかがわかる。さらに5桁目から10桁目までをみると、このカードの提携先がわかることになる。
【0099】
また、磁気カードまたはICカードのデータ中には会社コード欄もあり、そこにも企業コードが入っている場合がある。そして、カード上の企業(=オーナー)とPOS上の企業コードが一致すれば同一店舗もしくは同一グループと判定する。したがって、POS上にもカードと同様に、カード発行企業ID、業種識別ID、グループ識別IDが入ることになる。
【0100】
図9は、この発明の本実施の形態にかかる買上ポイント充当装置の店舗間レートテーブルの一例を示す説明図であり、POS上にカード発行企業IDのみがセットされている場合を示す説明図である。この場合、カードの買上ポイント共通領域に提携先コードを記入し、これをカード発行企業IDとする。なお、カード発行企業IDのない提携カードは存在しない。
【0101】
具体的には、たとえば、全国展開する電気店など、本支店に関係なくすべて同一のカード発行企業IDを記入する。たとえば、A電機=「22345678」、B電器=「25745678」というようなカード発行企業IDとなる。また、商店街などで発行されるカードもすべて同一のカード発行企業IDとなる。たとえば、練馬駅前商店街=「93456789」、上板橋通り商店街=「36856789」というようなカード発行企業IDとなる。
【0102】
そして、この際の、カードの例としては、自社カード901、他社カード(業種識別IDなし)902、他社カード(業種識別IDあり)903、他社カード(業種識別IDあり)904がある。ここでは、カード発行企業IDのみが判定の対象となるため、ほかのID(業種識別ID、グループ識別ID)は判定の対象とはしない。したがって、カード発行企業IDが一致する自社カード901は、(買上)ポイントが減額されることなく、等価値で利用でき、他のカード902,903,904は、カード発行企業IDが異なるため、(買上)ポイントの価値は利用時に減額されるが、利用することはできることになる。
【0103】
また図10は、この発明の本実施の形態にかかる買上ポイント充当装置の店舗間レートテーブルの別の一例を示す説明図であり、POS上にカード発行企業IDと業種識別IDのみがセットされている場合を示す説明図である。この場合、カードの買上ポイント共通領域に業種識別コードを記入し、これを業種識別IDとする。なお、業種識別IDが「000」の場合、業種を識別しない(定義しない)カードとする。
【0104】
具体的には、たとえば、家電販売を一つの業種とし、家電販売の業種コードを「210」すると、A電機=「210」、B電器=「210」となる。また、商店街を一つの業種として商店街の業種コードを910とすると、練馬駅前商店街=「910」、上板橋通り商店街=「910」となる。さらに、百貨店を一つの業種として、百貨店の業種コードを「930」とすると、E百貨店=「930」、Fデパート=「930」、Gモール=「930」となる。
【0105】
そして、この際の、カードの例としては、自社カード1001、他社カード(業種識別IDなし)1002、他社カード(業種識別IDあり)1003、他社カード(業種識別IDあり)1004、他社カード(業種識別IDあり)1005がある。ここで、自社カード1001は、図9においても示したとおり、(買上)ポイントが減額されることなく、等価値で利用できる。
【0106】
また、他社カード1002は、カード発行企業IDが異なるので、(買上)ポイントの価値は利用時に減額の対象となる。業種識別IDが記入されていないため、業種識別IDが異なると判断し、(買上)ポイントはそのまま利用することができる。また、他社カード1003も、カード発行企業IDが異なるので、(買上)ポイントの価値は利用時に減額の対象となる。そして、業種識別IDも異なるので、(買上)ポイントはそのまま利用することができる。
【0107】
また、他社カード1004は、カード発行企業IDが異なるので、(買上)ポイントの価値は利用時に減額の対象となる。しかし、業種識別IDが同一なため、(買上)ポイントを利用することはできない。このように同一業種の店舗では顧客に対して(買上)ポイントが利用できないようにすることで、同一業種に対しての顧客の囲い込みを図ることができる。
【0108】
また、他社カード1005は、カード発行企業IDが異なるので、(買上)ポイントの価値は利用時に減額の対象となる。また、業種識別IDが異なるが、カード側の業種識別IDが「000」もしくは異なるため、そのまま利用することができる。
【0109】
また図11は、この発明の本実施の形態にかかる買上ポイント充当装置の店舗間レートテーブルの別の一例を示す説明図であり、POS上にカード発行企業IDと業種識別IDとグループ識別IDがセットされている場合を示す説明図である。この場合、カードの買上ポイント共通領域にグループ識別コードを記入し、これをグループ識別IDとする。なお、グループ識別IDが「000」の場合、グループを識別しない(定義しない)カードとする。
【0110】
具体的には、たとえば、企業グループの番号を、Hグループ=「101」、Jグループ=「102」となる。また、商店街の場合、練馬駅前商店街=「201」、上板橋通り商店街=「202」となる。
【0111】
そして、この際の、カードの例としては、自社カード1101、他社カード(業種識別IDなし)1102、他社カード(業種識別IDあり)1103、他社カード(業種識別IDあり)1104、他社カード(業種識別IDあり)1105、他社カード(業種識別IDあり)1106がある。ここで、自社カード1101は、図9および図10においても示したとおり、(買上)ポイントが減額されることなく、等価値で利用できる。
【0112】
また、他社カード1102は、カード発行企業IDが異なるので、(買上)ポイントの価値は利用時に減額の対象となる。つぎに、業種識別IDが記入されていないため、業種識別IDが異なると判断し、その場合は、グループ識別IDを見に行く。そして、グループ識別IDが記入されておらず、グループ識別IDが異なると判断するため、(買上)ポイントは利用することができない。
【0113】
また、他社カード1103も、カード発行企業IDが異なるので、(買上)ポイントの価値は利用時に減額の対象となる。そして、業種識別IDも異なるので、グループ識別IDを見に行き、グループ識別IDが記入されておらず、グループ識別IDが異なると判断するため、(買上)ポイントは利用することができない。
【0114】
また、他社カード1104は、カード発行企業IDが異なるので、(買上)ポイントの価値は利用時に減額の対象となる。しかし、業種識別IDが同一なため、(買上)ポイントを利用することはできない。このように同一業種の店舗では顧客に対して(買上)ポイントが利用できないようにすることで、同一業種に対しての顧客の囲い込みを図ることができる。
【0115】
また、他社カード1105は、カード発行企業IDが異なるので、(買上)ポイントの価値は利用時に減額の対象となる。そして、業種識別IDも異なるので、グループ識別IDを見に行き、グループ識別IDが異なるため、(買上)ポイントは利用することができない。
【0116】
また、他社カード1106は、カード発行企業IDが異なるので、(買上)ポイントの価値は利用時に減額の対象となる。そして、業種識別IDも異なるので、グループ識別IDを見に行き、グループ識別IDが同一であるため、(買上)ポイントを利用することができる。
【0117】
(買上ポイント充当装置の処理手順)
つぎに、この発明の実施の形態にかかる買上ポイント充当装置における処理の内容について説明する。図12は、この発明の本実施の形態にかかる買上ポイント充当装置の処理手順を示すフローチャートである。図12のフローチャートにおいて、まず、ICカード100からのカード情報が入力された(受信した)か否かを判断する(ステップS1201)。
【0118】
ここで、カード情報が入力されるのを待って、入力された場合(ステップS1201:Yes)は、入力されたカード情報の中からオーナー店舗に関する情報を取得(抽出)する(ステップS1202)。つぎに、自装置(買上ポイント充当装置)がオーナー店舗のものであるか否かを判断する(ステップS1203)。ここで、オーナー店舗のものであると判断した場合(ステップS1203:Yes)は、従来技術における(買上)ポイント充当処理であるので、通常処理をおこなう。
【0119】
一方、ステップS1203において、自装置(買上ポイント充当装置)がオーナー店舗のものでない、すなわち、持ち込まれたICカード100が別のオーナー店舗によって発行されたものである場合(ステップS1203:No)は、つぎに、自装置の店舗が、ICカード100に蓄積された買上ポイントを交換(使用)することができるか否かを判断する(ステップS1204)。
【0120】
そして、使用することができると判断した場合(ステップS1204:Yes)は、つぎに店舗間レートを取得する(ステップS1205)。その後、ICカード100から取得した情報のうち、蓄積されている買上ポイント数(オーナーポイント数)、すなわち残っているオーナーポイント数(A)と、そのオーナーポイント数(A)を店舗間レートによって換算した非オーナーポイント数(A’)と、上記店舗間レートを、たとえば、図14に示すようにディスプレイ406に表示する(ステップS1206)。
【0121】
つぎに、使用するオーナーポイント数(B)の入力があるのを待って、入力がない場合(ステップS1207:No)は、買上ポイントの使用がキャンセルされたか否かを判断する(ステップS1208)。ここで、キャンセルされた場合(ステップS1208:Yes)は、一連の処理を終了する。一方、キャンセルがされていない場合(ステップS1208:No)はステップS1207へ移行する。
【0122】
そして、ステップS1207において、使用するオーナーポイント数(B)の入力があった場合(ステップS1207:Yes)は、オーナーポイント数の書き換え(A−B)をおこなう(ステップS1209)。さらに、オーナーポイント数(B)を店舗間レートによって換算した非オーナーポイント数(B’)を支払いに充当する(ステップS1210)。
【0123】
つぎに、ステップS1210において充当した結果、支払額があったか、すなわち、支払額の方が充当額よりも多かったか否かを判断する(ステップS1211)。そして、支払額があった場合(ステップS1211:Yes)は、その支払額に対する(買上)ポイント数を付与(蓄積)し(ステップS1212)、その後ステップS1213へ移行する。一方、ステップS1211において、支払額がなかった場合(ステップS1211:No)は、何もせずにステップS1213へ移行する。
【0124】
そして、ステップS1213において、買上ポイントに関する情報をICポイントサーバ132へ送信し、一連の処理を終了する。また、ステップS1204において、(買上)ポイント交換ができないと判断した場合(ステップS1204:No)は、買上ポイントが利用できない旨を報知し(ステップS1214)一連の処理を終了する。
【0125】
(買上ポイント決済処理サーバの処理手順)
つぎに、この発明の実施の形態にかかる買上ポイント決済処理サーバにおける処理の内容について説明する。図13は、この発明の本実施の形態にかかる買上ポイント決済処理サーバの処理手順を示すフローチャートである。図13のフローチャートにおいて、まず、買上ポイントの充当がおこなわれた店舗からの情報を受信したか否かを判断する(ステップS1301)。
【0126】
ステップS1301において、受信するのを待って、受信した場合(ステップS1301:Yes)は、つぎに、受信した情報の中から買上ポイントを付与した店舗を特定する(ステップS1302)。そして、オーナーポイント数から、ステップS1302において特定された店舗が支払う支払額(X)を算出する(ステップS1303)。
【0127】
つぎに、受信した情報の中から買上ポイントを充当した店舗を特定する(ステップS1304)。そして、非オーナーポイント数から、ステップS1304において特定された店舗が受領する受取額(Y)を算出する(ステップS1305)。
【0128】
つぎに、受信した情報の中からオーナー店舗を特定する(ステップS1306)。そして、オーナーポイント数から非オーナーポイント数を減算した額(X−Y)、すなわち他店利用差分の全部または一部をオーナーズメリットとして算出する(ステップS1307)。
【0129】
そして、ほかに支払額あるいは受取額があるか否かを判断し(ステップS1308)、ある場合(ステップS1308:Yes)は、相殺処理をおこない(ステップS1309)、その後ステップS1310へ移行する。一方、ステップS1308において、ほかに支払額および受取額がない場合(ステップS1308:No)は、何もせずにステップS1310へ移行する。
【0130】
ステップS1310においては、決済処理の状況に関する情報を各店舗に送信する(ステップS1310)。その後、ステップS1301へ移行し、初期状態に戻る。
【0131】
(買上ポイント充当装置の表示画面の一例)
つぎに、図14〜図16を用いて、買上ポイント充当装置111,121のディスプレイ406の表示画面の画面構成の一例について説明する。図14は、買上の際に、ICカード100を買上ポイント充当装置111,121によって読み取らせた際に表示される表示画面の一例である。図14においては、ICカード100に蓄積された買上ポイントが当該店舗で利用できる場合であり、現在までの蓄積(買上)ポイント数(オーナーポイント数:1350P)と、当該店舗での換算レート(90%)と、当該店舗での使用可能(買上)ポイント(非オーナーポイント:1215P)が表示される。
【0132】
もしも、ICカード100に蓄積された買上ポイントが当該店舗で利用できない場合は、図示を省略するが「利用できない」旨の表示をおこなうか、音声等によってその旨を報知することになる。
【0133】
つぎに、買上金額が確定した場合に、図15に示す表示画面を表示する。この場合、(買上)ポイント割引金額(1215円)と、新たに蓄積される(買上)ポイント(893P)を表示する。さらに、図16に示すように顧客が利用したい(買上)ポイント数を指定した場合は、その(買上)ポイント数(900P)と、使用後の残り(買上)ポイント(215P)を表示する。このように、各種(買上)ポイント数、換算レートなどを常に顧客に提示することによって、(買上)ポイントに関して顧客が誤解をしないようにすることができる。
【0134】
以上説明したように、本実施の形態によれば、オーナー店舗で付与された買上ポイントを非オーナー店舗において使用した場合には、そのポイントの価値が減ぜられ、減ぜられた価値の全部または一部をオーナーズメリットとすることができる。また、各店舗間の決済処理を効率的におこなうことができる。このようにして、顧客の囲い込みなどを含むカード発行者の利益(オーナーズメリット)を担保しつつ、他の店舗との買上ポイントの交換を実現することができる。
【0135】
なお、本実施の形態で説明した買上ポイント付与・充当方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フロッピーディスク、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、上記記録媒体を介して、インターネットなどのネットワークを介して配布することができる。
【0136】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、複数の店舗に備えられた買上ポイント付与・充当装置と、前記買上ポイント付与・充当装置において付与・充当された買上ポイントの決済処理をおこなう買上ポイント決済処理サーバとがネットワークで接続されており、前記買上ポイント付与・充当装置が、買上の金額に応じて顧客に与えられた買上ポイント数(以下「オーナーポイント数」という)に関するオーナーポイント数情報と、あらかじめ定められた店舗(以下「オーナー店舗」という)または前記オーナー店舗の業種に関するオーナー店舗情報とが記録された、コンピュータが読み取り可能な記録媒体から、前記オーナーポイント数情報および前記オーナー店舗情報を受け取る受取手段と、前記オーナーポイント数の全部または一部を、前記オーナー店舗以外の店舗(以下「非オーナー店舗」という)における買上に対する支払いの全部または一部に充当する際、前記受取手段によって受け取られたオーナー店舗情報に基づくあらかじめ定められた店舗間レートによって新たな買上ポイント数(以下「非オーナーポイント数」という)に換算する買上ポイント数換算手段と、前記オーナーポイント数から前記買上ポイント数換算手段による換算の対象となったオーナーポイント数を減算するよう前記記録媒体に記録されたオーナーポイント数情報を書き換える書き換え手段と、前記ポイント数換算手段によって換算された非オーナーポイント数に応じた金額分を前記非オーナー店舗における買上に対する支払いの全部または一部に充当する充当手段と、前記オーナー店舗情報と、前記買上ポイント数換算手段による換算の対象となったオーナーポイント数に関する情報と、前記充当手段によって充当の対象となった非オーナーポイント数に関する情報とを、前記買上ポイント決済処理サーバへ送信する決済情報送信手段と、を備え、前記買上ポイント決済処理サーバが、前記買上ポイント付与・充当装置から送信された、前記オーナー店舗に関するオーナー店舗情報と、前記買上ポイント充当装置の換算の対象となったオーナーポイント数に関するオーナーポイント数情報と、前記買上ポイント充当装置の充当の対象となった非オーナーポイント数に関する非オーナーポイント数情報とを受信する受信手段と、前記受信手段によって受信されたオーナー店舗情報、オーナーポイント数情報および非オーナーポイント数情報に基づいて、前記買上ポイント充当装置の換算の対象となったオーナーポイント数を前記顧客に与えた店舗が支払う支払金額および/または前記非オーナーポイント数に応じた金額分を買上に対する支払いの全部または一部に充当した店舗へ支払う支払金額を算出する買上ポイント決済額算出手段と、を備えたため、オーナー店舗で付与された買上ポイントを非オーナー店舗において使用した場合には、そのポイントの価値が減ぜられ、これによって、顧客の囲い込みなどを含むカード発行者の利益(オーナーズメリット)を担保しつつ、他の店舗との買上ポイントの交換を実現することが可能な買上ポイント提携システムが得られるという効果を奏する。
【0137】
また、この発明によれば、複数の店舗に備えられた買上ポイント付与・充当装置と、前記買上ポイント付与・充当装置において付与・充当された買上ポイントの決済処理をおこなう買上ポイント決済処理サーバとがネットワークで接続されており、前記買上ポイント付与・充当装置が、買上の金額に応じて顧客に与えられた買上ポイント数(以下「オーナーポイント数」という)に関するオーナーポイント数情報と、あらかじめ定められた店舗(以下「オーナー店舗」という)または前記オーナー店舗の業種に関するオーナー店舗情報とが記録された、コンピュータが読み取り可能な記録媒体から、前記オーナーポイント数情報および前記オーナー店舗情報を受け取る受取手段と、前記オーナーポイント数の全部または一部を、前記オーナー店舗以外の店舗(以下「非オーナー店舗」という)における買上に対する支払いの全部または一部に充当する際、前記受取手段によって受け取られたオーナー店舗情報に基づくあらかじめ定められた店舗間レートによって新たな買上ポイント数(以下「非オーナーポイント数」という)に換算する買上ポイント数換算手段と、前記オーナーポイント数から前記買上ポイント数換算手段による換算の対象となったオーナーポイント数を減算するよう前記記録媒体に記録されたオーナーポイント数情報を書き換える書き換え手段と、前記ポイント数換算手段によって換算された非オーナーポイント数に応じた金額分を前記非オーナー店舗における買上に対する支払いの全部または一部に充当する充当手段と、前記オーナー店舗情報と、前記買上ポイント数換算手段による換算の対象となったオーナーポイント数に関する情報と、前記充当手段によって充当の対象となった非オーナーポイント数に関する情報とを、前記買上ポイント決済処理サーバへ送信する決済情報送信手段と、を備え、前記買上ポイント決済処理サーバが、前記買上ポイント付与・充当装置から送信された、前記オーナー店舗に関するオーナー店舗情報と、前記買上ポイント充当装置の換算の対象となったオーナーポイント数に関するオーナーポイント数情報と、前記買上ポイント充当装置の充当の対象となった非オーナーポイント数に関する非オーナーポイント数情報とを受信する受信手段と、前記受信手段によって受信されたオーナー店舗情報、オーナーポイント数情報および非オーナーポイント数情報に基づいて、前記オーナー店舗へ支払う支払金額を算出するオーナーズメリット算出手段と、を備えたため、オーナー店舗で付与された買上ポイントを非オーナー店舗において使用した場合には、そのポイントの価値が減ぜられ、減ぜられた価値の全部または一部をオーナーズメリットとすることができ、これによって、顧客の囲い込みなどを含むカード発行者の利益(オーナーズメリット)を担保しつつ、他の店舗との買上ポイントの交換を実現することが可能な買上ポイント提携システムが得られるという効果を奏する。
【0138】
また、この発明によれば、上記の発明において、前記記録媒体がICカードであり、前記受取手段および前記書き換え手段が、前記ICカードと接続してデータの送受信が可能なインタフェースを備えているため、買上ポイント数情報の読み出し、書き換えが容易におこなえ、これによって、顧客の囲い込みなどを含むカード発行者の利益(オーナーズメリット)を担保しつつ、他の店舗との買上ポイントの交換を実現することが可能な買上ポイント充当装置が得られるという効果を奏する。
【0139】
また、この発明によれば、受取手段が、買上の金額に応じて顧客に与えられた買上ポイント数(以下「オーナーポイント数」という)に関するオーナーポイント数情報と、あらかじめ定められた店舗(以下「オーナー店舗」という)または前記オーナー店舗の業種に関するオーナー店舗情報とが記録された、コンピュータが読み取り可能な記録媒体から、前記オーナーポイント数情報および前記オーナー店舗情報を受け取り、買上ポイント数換算手段が、前記オーナーポイント数の全部または一部を、前記オーナー店舗以外の店舗(以下「非オーナー店舗」という)における買上に対する支払いの全部または一部に充当する際、前記受取手段によって受け取られたオーナー店舗情報に基づくあらかじめ定められた店舗間レートによって新たな買上ポイント数(以下「非オーナーポイント数」という)に換算し、買い換え手段が、前記オーナーポイント数から前記買上ポイント数換算手段による換算の対象となったオーナーポイント数を減算するよう前記記録媒体に記録されたオーナーポイント数情報を書き換え、充当手段が、前記ポイント数換算手段によって換算された非オーナーポイント数に応じた金額分を前記非オーナー店舗における買上に対する支払いの全部または一部に充当するため、オーナー店舗で付与された買上ポイントを非オーナー店舗において使用した場合には、そのポイントの価値が減ぜられ、これによって、顧客の囲い込みなどを含むカード発行者の利益(オーナーズメリット)を担保しつつ、他の店舗との買上ポイントの交換を実現することが可能な買上ポイント充当装置が得られるという効果を奏する。
【0140】
また、この発明によれば、上記の発明において、決済情報送信手段が、前記オーナー店舗情報と、前記買上ポイント数換算手段による換算の対象となったオーナーポイント数に関する情報と、前記充当手段によって充当の対象となった非オーナーポイント数に関する情報とを、買上ポイントの決済処理をおこなう買上ポイント決済処理サーバへ送信するため、買上ポイントの決済処理の効率化を図ることができ、これによって、顧客の囲い込みなどを含むカード発行者の利益(オーナーズメリット)を担保しつつ、他の店舗との買上ポイントの交換を実現することが可能な買上ポイント充当装置が得られるという効果を奏する。
【0141】
また、この発明によれば、上記の発明において、判断手段が、前記オーナー店舗情報に基づいて前記記録媒体に付与されたポイントを買上の支払いの全部または一部に充当することが可能か否かを判断し、報知手段が、前記判断手段による判断の結果、充当することができないと判断された場合はその旨を報知するため、買上ポイントの交換がおこなえる店舗であるか否かを容易に顧客に知らしめることができ、これによって、顧客の囲い込みなどを含むカード発行者の利益(オーナーズメリット)を担保しつつ、他の店舗との買上ポイントの交換を実現することが可能な買上ポイント充当装置が得られるという効果を奏する。
【0142】
また、この発明によれば、上記の発明において、買上ポイント算出手段が、前記充当手段によって充当された金額分をのぞく買上に応じて買上ポイント数を算出し、前記書き換え手段が、前記買上ポイント算出手段によって算出された買上ポイント数を加算するよう前記記録媒体に記録されたオーナーポイント数情報を書き換えるため、非オーナー店舗においても買上ポイントを蓄積することができ、これによって、顧客の囲い込みなどを含むカード発行者の利益(オーナーズメリット)を担保しつつ、他の店舗との買上ポイントの交換を実現することが可能な買上ポイント充当装置が得られるという効果を奏する。
【0143】
また、この発明によれば、上記の発明において、前記記録媒体がICカードであり、前記受取手段が、前記ICカードと接続してデータの送受信が可能なインタフェースを備えているため、買上ポイント数情報の読み出し、書き換えが容易におこなえ、これによって、顧客の囲い込みなどを含むカード発行者の利益(オーナーズメリット)を担保しつつ、他の店舗との買上ポイントの交換を実現することが可能な買上ポイント充当装置が得られるという効果を奏する。
【0144】
また、この発明によれば、受信手段が、買上ポイント充当装置から送信された、あらかじめ定められた店舗(以下「オーナー店舗」という)に関するオーナー店舗情報と、前記買上ポイント充当装置の換算の対象となった、買上の金額に応じて顧客に与えられた買上ポイント数(以下「オーナーポイント数」という)に関するオーナーポイント数情報と、前記買上ポイント充当装置の充当の対象となった、前記オーナー店舗以外の店舗(以下「非オーナー店舗」という)における買上に対する支払いの全部または一部に充当する際、前記オーナー店舗情報に基づくあらかじめ定められた店舗間レートによって新たな買上ポイント数(以下「非オーナーポイント数」という)に関する非オーナーポイント数情報とを受信し、買上ポイント決済額算出手段が、前記受信手段によって受信されたオーナー店舗情報、オーナーポイント数情報および非オーナーポイント数情報に基づいて、前記買上ポイント充当装置の換算の対象となったオーナーポイント数を前記顧客に与えた店舗が支払う支払金額および/または前記非オーナーポイント数に応じた金額分を買上に対する支払いの全部または一部に充当した店舗へ支払う支払金額を算出するため、オーナー店舗で付与された買上ポイントを非オーナー店舗において使用した場合には、そのポイントの価値が減ぜられ、また、各店舗間の決済処理を効率的におこなうことができ、これによって、顧客の囲い込みなどを含むカード発行者の利益(オーナーズメリット)を担保しつつ、他の店舗との買上ポイントの交換を実現することが可能な買上ポイント決済処理サーバが得られるという効果を奏する。
【0145】
また、この発明によれば、受信手段が、買上ポイント充当装置から送信された、あらかじめ定められた店舗(以下「オーナー店舗」という)に関するオーナー店舗情報と、前記買上ポイント充当装置の換算の対象となった、買上の金額に応じて顧客に与えられた買上ポイント数(以下「オーナーポイント数」という)に関するオーナーポイント数情報と、前記買上ポイント充当装置の充当の対象となった、前記オーナー店舗以外の店舗(以下「非オーナー店舗」という)における買上に対する支払いの全部または一部に充当する際、前記オーナー店舗情報に基づくあらかじめ定められた店舗間レートによって新たな買上ポイント数(以下「非オーナーポイント数」という)に関する非オーナーポイント数情報とを受信し、オーナーズメリット算出手段が、前記受信手段によって受信されたオーナー店舗情報、オーナーポイント数情報および非オーナーポイント数情報に基づいて、前記オーナー店舗へ支払う支払金額を算出するため、オーナー店舗で付与された買上ポイントを非オーナー店舗において使用した場合には、そのポイントの価値が減ぜられ、減ぜられた価値の全部または一部をオーナーズメリットとしてオーナー店舗に与えられ、また、各店舗間の決済処理を効率的におこなうことができ、これによって、顧客の囲い込みなどを含むカード発行者の利益(オーナーズメリット)を担保しつつ、他の店舗との買上ポイントの交換を実現することが可能な買上ポイント決済処理サーバが得られるという効果を奏する。
【0146】
また、この発明によれば、記憶手段が、買上の金額に応じて顧客に与えられた買上ポイント数(以下「オーナーポイント数」という)に関するオーナーポイント数情報と、あらかじめ定められた店舗(以下「オーナー店舗」という)または前記オーナー店舗の業種に関するオーナー店舗情報とを記憶し、受信手段が、前記記憶手段によって記憶されたオーナーポイント数情報にかかるオーナーポイント数の全部または一部を、前記オーナー店舗以外の店舗(以下「非オーナー店舗」という)における買上に対する支払いの全部または一部に充当する際、前記非オーナー店舗に関する情報を受信し、買上ポイント数換算手段が、前記記憶手段によって記憶されたオーナー店舗情報および前記受信手段によって受信された非オーナー店舗に関する情報に基づくあらかじめ定められた店舗間レートによって新たな買上ポイント数(以下「非オーナーポイント数」という)に換算し、送信手段が、前記買上ポイント数換算手段によって換算された非オーナーポイント数に関する情報を送信するため、買上ポイント充当装置がなくても、オーナー店舗で付与された買上ポイントを非オーナー店舗において使用した場合には、そのポイントの価値を減ずることができ、これによって、顧客の囲い込みなどを含むカード発行者の利益(オーナーズメリット)を担保しつつ、他の店舗との買上ポイントの交換を実現することが可能なICカードが得られるという効果を奏する。
【0147】
また、この発明によれば、上記の発明において、書き換え手段が、前記オーナーポイント数から前記買上ポイント数換算手段による換算の対象となったオーナーポイント数を減算するよう前記記憶手段によって記憶されたオーナーポイント数情報を書き換えるため、買上ポイント充当装置がなくても、オーナー店舗で付与された買上ポイントを非オーナー店舗において使用した場合には、そのポイントの価値を減ずるようにポイント調整をすることができ、これによって、顧客の囲い込みなどを含むカード発行者の利益(オーナーズメリット)を担保しつつ、他の店舗との買上ポイントの交換を実現することが可能なICカードが得られるという効果を奏する。
【0148】
また、この発明によれば、買上ポイント数情報記録工程が、買上の金額に応じて顧客に与えられた買上ポイント数(以下「オーナーポイント数」という)に関する情報をコンピュータが読み取り可能な記録媒体を用いて記録し、買上ポイント数換算工程が、前記記録媒体に記録されているオーナーポイント数の全部または一部を、あらかじめ定められた店舗(以下「オーナー店舗」という)以外の店舗(以下「非オーナー店舗」という)における買上に対する支払いの全部または一部に充当する際、前記オーナー店舗または前記オーナー店舗の業種に関する情報に基づくあらかじめ定められた店舗間レートによって新たな買上ポイント数(以下「非オーナーポイント数」という)に換算し、書き換え工程が、前記オーナーポイント数から前記買上ポイント数換算手段による換算の対象となったオーナーポイント数を減算するよう前記記録媒体に記録されたオーナーポイント数情報を書き換え、充当工程が、前記ポイント数換算工程によって換算された非オーナーポイント数に応じた金額分を前記非オーナー店舗における買上に対する支払いの全部または一部に充当するため、オーナー店舗で付与された買上ポイントを非オーナー店舗において使用した場合には、そのポイントの価値が減ぜられ、これによって、顧客の囲い込みなどを含むカード発行者の利益(オーナーズメリット)を担保しつつ、他の店舗との買上ポイントの交換を実現することが可能な買上ポイント付与・充当方法が得られるという効果を奏する。
【0149】
また、この発明によれば、上記の発明において、さらに、買上ポイント算出工程が、前記充当工程によって充当された金額分をのぞく買上に応じて買上ポイント数を算出し、前記書き換え工程が、前記買上ポイント算出工程によって算出された買上ポイント数を加算するよう前記記録媒体に記録されたオーナーポイント数情報を書き換えるため、オーナー店舗で付与された買上ポイントを非オーナー店舗において使用した場合には、そのポイントの価値を減ずるようにポイント調整をすることができ、これによって、顧客の囲い込みなどを含むカード発行者の利益(オーナーズメリット)を担保しつつ、他の店舗との買上ポイントの交換を実現することが可能な買上ポイント付与・充当方法が得られるという効果を奏する。
【0150】
また、この発明によれば、上記の発明において、ポイント決済額算出工程が、前記オーナー店舗に関するオーナー店舗情報、前記買上ポイント充当装置の換算の対象となったオーナーポイント数に関するオーナーポイント数情報および前記買上ポイント充当装置の充当の対象となった非オーナーポイント数に関する非オーナーポイント数情報に基づいて、前記買上ポイント数換算工程において換算の対象となったオーナーポイント数を前記顧客に与えた店舗が支払う支払金額および/または前記非オーナーポイント数に応じた金額分を買上に対する支払いの全部または一部に充当した店舗へ支払う支払金額を算出するため、オーナー店舗で付与された買上ポイントを非オーナー店舗において使用した場合には、そのポイントの価値が減ぜられ、また、各店舗間の決済処理を効率的におこなうことができ、これによって、顧客の囲い込みなどを含むカード発行者の利益(オーナーズメリット)を担保しつつ、他の店舗との買上ポイントの交換を実現することが可能な買上ポイント付与・充当方法が得られるという効果を奏する。
【0151】
また、この発明によれば、上記の発明において、オーナーズメリット算出工程が、前記オーナー店舗に関するオーナー店舗情報、前記買上ポイント充当装置の換算の対象となったオーナーポイント数に関するオーナーポイント数情報および前記買上ポイント充当装置の充当の対象となった非オーナーポイント数に関する非オーナーポイント数情報に基づいて、前記オーナー店舗へ支払う支払金額を算出するため、オーナー店舗で付与された買上ポイントを非オーナー店舗において使用した場合には、そのポイントの価値が減ぜられ、減ぜられた価値の全部または一部をオーナーズメリットとしてオーナー店舗に与えられ、また、各店舗間の決済処理を効率的におこなうことができ、これによって、顧客の囲い込みなどを含むカード発行者の利益(オーナーズメリット)を担保しつつ、他の店舗との買上ポイントの交換を実現することが可能な買上ポイント付与・充当方法が得られるという効果を奏する。
【0152】
また、この発明によれば、上記の方法をコンピュータに実行させることによって、上記の動作をコンピュータによって実現することが可能なプログラムが得られるという効果を奏する。
【0153】
また、上記の発明によれば、上記の方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したことで、そのプログラムをコンピュータ読み取り可能となり、これによって、上記の動作をコンピュータによって実現することが可能な記録媒体が得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の本実施の形態にかかる買上ポイント提携システムの概要(全体構成)を示す説明図である。
【図2】この発明の本実施の形態にかかる買上ポイント提携システムの概要(買上ポイントの充当処理の一例)を示す説明図である。
【図3】この発明の本実施の形態にかかる買上ポイント提携システムの概要(決済処理の一例)を示す説明図である。
【図4】この発明の本実施の形態にかかる買上ポイント充当装置のハードウエア構成を示す説明図(ブロック図)である。
【図5】この発明の本実施の形態にかかる買上ポイント提携システムのICカードおよびそのリード・ライト・ユニットのハードウエア構成を示す説明図(ブロック図)である。
【図6】この発明の本実施の形態にかかる買上ポイント充当装置の機能的構成を示す説明図(ブロック図)である。
【図7】この発明の本実施の形態にかかるICポイントサーバ(買上ポイント決済処理サーバ)のハードウエア構成を示す説明図(ブロック図)である。
【図8】この発明の本実施の形態にかかるICポイントサーバ(買上ポイント決済処理サーバ)の機能的構成を示す説明図(ブロック図)である。
【図9】この発明の本実施の形態にかかる買上ポイント充当装置の店舗間レートテーブルの一例を示す説明図である。
【図10】この発明の本実施の形態にかかる買上ポイント充当装置の店舗間レートテーブルの別の一例を示す説明図である。
【図11】この発明の本実施の形態にかかる買上ポイント充当装置の店舗間レートテーブルの別の一例を示す説明図である。
【図12】この発明の本実施の形態にかかる買上ポイント充当装置の処理手順を示すフローチャートである。
【図13】この発明の本実施の形態にかかる買上ポイント決済処理サーバの処理手順を示すフローチャートである。
【図14】この発明の本実施の形態にかかる買上ポイント充当装置の表示画面の一例を示す説明図である。
【図15】この発明の本実施の形態にかかる買上ポイント充当装置の表示画面の別の一例を示す説明図である。
【図16】この発明の本実施の形態にかかる買上ポイント充当装置の表示画面の別の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
100 クレジットカード(ICカード)
101,102 店舗
103 処理センター
111,121 買上ポイント付与・充当装置(POS端末装置)
131 クレジットホスト
132 ICポイントサーバ
400,700 バス
401,501,701 CPU
402,702 ROM
403,703 RAM
404,704 HDD
405,705 HD
406,708 ディスプレイ
407 スピーカー
408 リード・ライト・ユニット
409,711 キーボード
410,714 プリンタ
411,709 ネットワークI/F
502 I/Oポート
503 メモリ
504 RFI/F
505,511 非接触I/F
512 I/F回路
601 受信部
602 店舗間レートテーブル
603 買上ポイント数換算部
604 書き換え部
605 充当部
606 報知部
607 決済情報送信部
715 CD−ROM
716 CD−ROMドライブ
801 決済情報受信部
802 買上ポイント決済額算出部
803 オーナーズメリット算出部
804 送信部

Claims (9)

  1. 複数の店舗に備えられた、カード利用による買上ポイント付与・充当装置と、前記買上ポイント付与・充当装置において付与・充当された買上ポイントの決済処理をおこなう買上ポイント決済処理サーバとがネットワークで接続されており、
    前記買上ポイント付与・充当装置が、
    カード利用の金額に応じて顧客に与えられた買上ポイント数(以下「オーナーポイント数」という)に関するオーナーポイント数情報と、あらかじめ定められた店舗(以下「オーナー店舗」という)または前記オーナー店舗の業種に関するオーナー店舗情報とが記録された、コンピュータが読み取り可能な記録媒体から、前記オーナーポイント数情報および前記オーナー店舗情報を受け取る受取手段と、
    前記オーナーポイント数の全部または一部を、前記オーナー店舗以外の店舗(以下「非オーナー店舗」という)における買上に対する支払いの全部または一部に充当する際、前記受取手段によって受け取られたオーナー店舗情報に基づくあらかじめ定められた店舗間レートによって新たな買上ポイント数(以下「非オーナーポイント数」という)に換算する買上ポイント数換算手段と、
    前記オーナーポイント数から前記買上ポイント数換算手段による換算の対象となったオーナーポイント数を減算するよう前記記録媒体に記録されたオーナーポイント数情報を書き換える書き換え手段と、
    前記買上ポイント数換算手段によって換算された非オーナーポイント数に応じた金額分を前記非オーナー店舗における買上に対する支払いの全部または一部に充当する充当手段と、
    前記オーナー店舗情報と、前記買上ポイント数換算手段による換算の対象となったオーナーポイント数に関する情報と、前記充当手段によって充当の対象となった非オーナーポイント数に関する情報と、前記非オーナ店舗におけるカード利用金額および当該カード利用金額にともなうオーナーポイント数に関する利用金額情報とを、前記買上ポイント決済処理サーバへ送信する決済情報送信手段と、
    を備え、
    前記買上ポイント決済処理サーバが、
    前記買上ポイント付与・充当装置から送信された、前記オーナー店舗に関するオーナー店舗情報と、前記買上ポイント付与・充当装置の換算の対象となったオーナーポイント数に関するオーナーポイント数情報と、前記買上ポイント付与・充当装置の充当の対象となった非オーナーポイント数に関する非オーナーポイント数情報と、前記利用金額情報と、を受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信されたオーナー店舗情報、オーナーポイント数情報、非オーナーポイント数情報および前記利用金額情報に基づいて、前記買上ポイント付与・充当装置の換算の対象となったオーナーポイント数を前記顧客に与えた前記オーナ店舗へカード会社が支払う第1の支払金額および/または前記非オーナーポイント数に応じた金額分を買上に対する支払いの全部または一部に充当した前記非オーナ店舗へカード会社が支払う第2の支払金額を算出する買上ポイント決済額算出手段と、
    を備え、
    前記第1の支払金額は、前記オーナー店舗におけるカード利用金額または当該カード利用金額から所定の手数料を引いた金額に前記オーナー店舗における前記オーナーポイント数に応じた金額を減算し、かつ、前記非オーナー店舗の買上ポイント付与・充当装置の換算の対象となったオーナーポイント数から前記非オーナー店舗の買上ポイント付与・充当装置の充当の対象となった非オーナーポイントを減算して他店利用還元差分とし、当該他店利用還元差分に応じた金額に基づく金額を加算した金額であり、
    前記第2の支払金額は、カード利用金額または当該カード利用金額から所定の手数料を引いた金額に前記オーナー店舗における前記オーナーポイント数に応じた金額を加算し、かつ、前記非オーナー店舗の買上ポイント付与・充当装置の換算の対象となったオーナーポイント数から前記非オーナー店舗の買上ポイント付与・充当装置の充当の対象となった非オーナーポイントを減算して他店利用還元差分とし、当該他店利用還元差分に応じた金額、および前記非オーナー店舗におけるオーナーポイント数に応じた金額を減算した金額であることを特徴とする買上ポイント提携システム。
  2. 複数の店舗に備えられた買上ポイント付与・充当装置と、前記買上ポイント付与・充当装置において付与・充当された買上ポイントの決済処理をおこなう買上ポイント決済処理サーバとがネットワークで接続されており、
    前記買上ポイント付与・充当装置が、
    買上の金額に応じて顧客に与えられた買上ポイント数(以下「オーナーポイント数」という)に関するオーナーポイント数情報と、あらかじめ定められた店舗(以下「オーナー店舗」という)または前記オーナー店舗の業種に関するオーナー店舗情報とが記録された、コンピュータが読み取り可能な記録媒体から、前記オーナーポイント数情報および前記オーナー店舗情報を受け取る受取手段と、
    前記オーナーポイント数の全部または一部を、前記オーナー店舗以外の店舗(以下「非オーナー店舗」という)における買上に対する支払いの全部または一部に充当する際、前記受取手段によって受け取られたオーナー店舗情報に基づくあらかじめ定められた店舗間レートによって新たな買上ポイント数(以下「非オーナーポイント数」という)に換算する買上ポイント数換算手段と、
    前記オーナーポイント数から前記買上ポイント数換算手段による換算の対象となったオーナーポイント数を減算するよう前記記録媒体に記録されたオーナーポイント数情報を書き換える書き換え手段と、
    前記買上ポイント数換算手段によって換算された非オーナーポイント数に応じた金額分を前記非オーナー店舗における買上に対する支払いの全部または一部に充当する充当手段と、
    前記オーナー店舗情報と、前記買上ポイント数換算手段による換算の対象となったオーナーポイント数に関する情報と、前記充当手段によって充当の対象となった非オーナーポイント数に関する情報とを、前記買上ポイント決済処理サーバへ送信する決済情報送信手段と、
    を備え、
    前記買上ポイント決済処理サーバが、
    前記買上ポイント付与・充当装置から送信された、前記オーナー店舗に関するオーナー店舗情報と、前記買上ポイント付与・充当装置の換算の対象となったオーナーポイント数に関するオーナーポイント数情報と、前記買上ポイント付与・充当装置の充当の対象となった非オーナーポイント数に関する非オーナーポイント数情報とを受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信されたオーナー店舗情報、オーナーポイント数情報および非オーナーポイント数情報に基づいて、前記オーナー店舗へ支払う支払金額を算出するオーナーズメリット算出手段と、
    を備え、
    前支払金額は、前記非オーナー店舗の買上ポイント付与・充当装置の換算の対象となったオーナーポイント数から前記非オーナー店舗の買上ポイント付与・充当装置の充当の対象となった非オーナーポイントを減算して他店利用還元差分とし、当該他店利用還元差分に応じた金額に基づく金額を加算した金額であることを特徴とする買上ポイント提携システム。
  3. 前記記録媒体がICカードであり、前記受取手段および前記書き換え手段が、前記ICカードと接続してデータの送受信が可能なインタフェースを備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の買上ポイント提携システム。
  4. 買上ポイント付与・充当装置から送信された、あらかじめ定められた店舗(以下「オーナー店舗」という)に関するオーナー店舗情報と、前記買上ポイント付与・充当装置の換算の対象となった、カード利用の金額に応じて顧客に与えられた買上ポイント数(以下「オーナーポイント数」という)に関するオーナーポイント数情報と、前記買上ポイント付与・充当装置の充当の対象となった、前記オーナー店舗以外の店舗(以下「非オーナー店舗」という)における買上に対する支払いの全部または一部に充当する際、前記オーナー店舗情報に基づくあらかじめ定められた店舗間レートによって新たな買上ポイント数(以下「非オーナーポイント数」という)に関する非オーナーポイント数情報と、前記非オーナ店舗におけるカード利用金額および当該カード利用金額にともなうオーナーポイント数に関する利用金額情報とを受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信されたオーナー店舗情報、オーナーポイント数情報、非オーナーポイント数情報および前記利用金額情報に基づいて、前記買上ポイント付与・充当装置の換算の対象となったオーナーポイント数を前記顧客に与えた前記オーナ店舗へカード会社が支払う第1の支払金額および/または前記非オーナーポイント数に応じた金額分を買上に対する支払いの全部または一部に充当した前記非オーナ店舗へカード会社が支払う第2の支払金額を算出する買上ポイント決済額算出手段と、
    を備え、
    前記第1の支払金額は、前記オーナー店舗におけるカード利用金額または当該カード利用金額から所定の手数料を引いた金額に前記オーナー店舗における前記オーナーポイント数に応じた金額を減算し、かつ、前記非オーナー店舗の買上ポイント付与・充当装置の換算の対象となったオーナーポイント数から前記非オーナー店舗の買上ポイント付与・充当装置の充当の対象となった非オーナーポイントを減算して他店利用還元差分とし、当該他店利用還元差分に応じた金額に基づく金額を加算した金額であり、
    前記第2の支払金額は、カード利用金額または当該カード利用金額から所定の手数料を引いた金額に前記オーナー店舗における前記オーナーポイント数に応じた金額を加算し、かつ、前記非オーナー店舗の買上ポイント付与・充当装置の換算の対象となったオーナーポイント数から前記非オーナー店舗の買上ポイント付与・充当装置の充当の対象となった非オーナーポイントを減算して他店利用還元差分とし、当該他店利用還元差分に応じた金額、および前記非オーナー店舗におけるオーナーポイント数に応じた金額を減算した金額であることを特徴とする買上ポイント決済処理サーバ。
  5. 買上ポイント付与・充当装置から送信された、あらかじめ定められた店舗(以下「オーナー店舗」という)に関するオーナー店舗情報と、前記買上ポイント付与・充当装置の換算の対象となった、買上の金額に応じて顧客に与えられた買上ポイント数(以下「オーナーポイント数」という)に関するオーナーポイント数情報と、前記買上ポイント付与・充当装置の充当の対象となった、前記オーナー店舗以外の店舗(以下「非オーナー店舗」という)における買上に対する支払いの全部または一部に充当する際、前記オーナー店舗情報に基づくあらかじめ定められた店舗間レートによって新たな買上ポイント数(以下「非オーナーポイント数」という)に関する非オーナーポイント数情報とを受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信されたオーナー店舗情報、オーナーポイント数情報および非オーナーポイント数情報に基づいて、前記オーナー店舗へ支払う支払金額を算出するオーナーズメリット算出手段と、
    を備え、
    前支払金額は、前記非オーナー店舗の買上ポイント付与・充当装置の換算の対象となったオーナーポイント数から前記非オーナー店舗の買上ポイント付与・充当装置の充当の対象となった非オーナーポイントを減算して他店利用還元差分とし、当該他店利用還元差分に応じた金額に基づく金額を加算した金額であることを特徴とする買上ポイント決済処理サーバ。
  6. カード利用の金額に応じて顧客に与えられた買上ポイント数(以下「オーナーポイント数」という)に関する情報をコンピュータが読み取り可能な記録媒体を用いて記録する買上ポイント数情報記録工程と、
    前記記録媒体に記録されているオーナーポイント数の全部または一部を、あらかじめ定められた店舗(以下「オーナー店舗」という)以外の店舗(以下「非オーナー店舗」という)における買上に対する支払いの全部または一部に充当する際、前記オーナー店舗または前記オーナー店舗の業種に関する情報に基づくあらかじめ定められた店舗間レートによって新たな買上ポイント数(以下「非オーナーポイント数」という)に換算する買上ポイント数換算工程と、
    前記オーナーポイント数から前記買上ポイント数換算工程による換算の対象となったオーナーポイント数を減算するよう前記記録媒体に記録されたオーナーポイント数情報を書き換える書き換え工程と、
    前記買上ポイント数換算工程によって換算された非オーナーポイント数に応じた金額分を前記非オーナー店舗における買上に対する支払いの全部または一部に充当する充当工程と、
    前記オーナー店舗情報と、前記買上ポイント数換算工程による換算の対象となったオーナーポイント数に関する情報と、前記充当工程によって充当の対象となった非オーナーポイント数に関する情報と、前記非オーナ店舗におけるカード利用金額および当該カード利用金額にともなうオーナーポイント数に関する利用金額情報と、基づいて、前記買上ポイント数換算工程による換算の対象となったオーナーポイント数を前記顧客に与えた前記オーナ店舗へカード会社が支払う第1の支払金額および/または前記非オーナーポイント数に応じた金額分を買上に対する支払いの全部または一部に充当した前記非オーナ店舗へカード会社が支払う第2の支払金額を算出する買上ポイント決済額算出工程と、
    を備え、
    前記第1の支払金額は、前記オーナー店舗におけるカード利用金額または当該カード利用金額から所定の手数料を引いた金額に前記オーナー店舗における前記オーナーポイント数に応じた金額を減算し、かつ、前記非オーナー店舗の換算の対象となったオーナーポイント数から前記非オーナー店舗の充当の対象となった非オーナーポイントを減算して他店利用還元差分とし、当該他店利用還元差分に応じた金額に基づく金額を加算した金額であり、
    前記第2の支払金額は、カード利用金額または当該カード利用金額から所定の手数料を引いた金額に前記オーナー店舗における前記オーナーポイント数に応じた金額を加算し、かつ、前記非オーナー店舗の換算の対象となったオーナーポイント数から前記非オーナー店舗の充当の対象となった非オーナーポイントを減算して他店利用還元差分とし、当該他店利用還元差分に応じた金額、および前記非オーナー店舗におけるオーナーポイント数に応じた金額を減算した金額であることを特徴とする買上ポイント付与・充当方法。
  7. 買上の金額に応じて顧客に与えられた買上ポイント数(以下「オーナーポイント数」という)に関する情報をコンピュータが読み取り可能な記録媒体を用いて記録する買上ポイント数情報記録工程と、
    前記記録媒体に記録されているオーナーポイント数の全部または一部を、あらかじめ定められた店舗(以下「オーナー店舗」という)以外の店舗(以下「非オーナー店舗」という)における買上に対する支払いの全部または一部に充当する際、前記オーナー店舗または前記オーナー店舗の業種に関する情報に基づくあらかじめ定められた店舗間レートによって新たな買上ポイント数(以下「非オーナーポイント数」という)に換算する買上ポイント数換算工程と、
    前記オーナーポイント数から前記買上ポイント数換算工程による換算の対象となったオーナーポイント数を減算するよう前記記録媒体に記録されたオーナーポイント数情報を書き換える書き換え工程と、
    前記買上ポイント数換算工程によって換算された非オーナーポイント数に応じた金額分を前記非オーナー店舗における買上に対する支払いの全部または一部に充当する充当工程と、
    前記オーナー店舗情報と、前記買上ポイント数換算工程による換算の対象となったオーナーポイント数に関する情報と、前記充当工程によって充当の対象となった非オーナーポイント数に関する情報と、基づいて、前記オーナー店舗へ支払う支払金額を算出するオーナーズメリット算出工程と、
    を備え、
    前支払金額は、前記非オーナー店舗の換算の対象となったオーナーポイント数から前記非オーナー店舗の充当の対象となった非オーナーポイントを減算して他店利用還元差分とし、当該他店利用還元差分に応じた金額に基づく金額を加算した金額であることを特徴とする買上ポイント付与・充当方法。
  8. 前記請求項6〜7のいずれか一つに記載された方法をコンピュータに実行させるプログラム。
  9. 前記請求項8に記載されたプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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