JP4730029B2 - 液滴吐出記録ヘッドの駆動方法及び液滴吐出記録装置 - Google Patents

液滴吐出記録ヘッドの駆動方法及び液滴吐出記録装置 Download PDF

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Description

本発明は、液滴を吐出して画像の記録を行う液滴吐出記録ヘッドの駆動方法及び当該液滴吐出記録ヘッドを備えた液滴吐出記録装置に関する。
従来、液滴吐出記録ヘッドからインク滴等の液滴を吐出して記録媒体に画像を記録するインクジェットプリンタ等の液滴吐出記録装置が知られている。
この種の液滴吐出記録装置は、液滴吐出記録ヘッドに対して、記録するドットの濃度に応じた駆動電圧を画素毎に印加することにより、吐出される液滴の体積を調整して階調表現を行っており、従来は上記駆動電圧としてアナログ駆動波形を用いているものが一般的であった。しかしながら、この種の液滴吐出記録装置では、駆動電圧としてアナログ駆動波形を用いることにより電圧振幅や時間変化を任意に調整できるため、ドット径変調の範囲を大きくすることができ、所望の滴量の液滴を吐出させることも容易である一方、アナログ駆動波形を発生させるために駆動回路が大型化してしまい、消費電力も大きい、という問題点もあった。
そこで、近年、2値のデジタル駆動波形を用いて駆動回路を小型化・低コスト化し、消費電力も低減させることが検討されている。しかし、この2値のデジタル駆動波形は、電圧振幅が電源電圧で決まり、駆動波形の時間変化もスイッチング素子のオン・オフ状態に応じて決まるため、駆動電圧の波形の自由度が大きく低下してしまい、所望の滴量に調整することが非常に困難である。
そこで、以上のようなデジタル駆動波形を用いて吐出される液滴の滴量を調整するための技術として、特許文献1には、インク滴を噴射させない程度の第2のパルス信号Bを印加してインク液が収容されたインク流路内に予備圧力変動を与え、時間Td後にインク滴を噴射させるための第1のパルス信号Aを印加するものとしており、第1のパルス信号Aのパルス幅Waをインク室内の圧力波(振動波)の片道伝播時間Tとし、第2のパルス信号Bのパルス幅Wbを0.3×T以下、または(N−0.3)×T〜(N+0.3)×T(Nは偶数)に調整することにより、吐出される液滴の滴量を調整する技術が提案されている。
また、特許文献2には、補助パルスを印加し、時間Td後に主パルスを印加するものとしており、インク液が収容された収容室に発生する振動波の固有振動周期をTc(特許文献2では「T」と表記。)とした場合に、時間TdをTcからTc×3/2の間で調整することにより、吐出されるインク滴の滴量を調整する技術が提案されている。
なお、特許文献2の固有振動周期Tcは特許文献1の片道伝播時間Tの2倍に相当する(Tc=2T)ものとされている。
特開平9−29959号公報 特開2002−326357公報
しかしながら、上記特許文献1及び特許文献2に記載の技術では、滴量の調整範囲が狭く、特に中濃度部の階調表現が良好に行えない、という問題点があった。
なお、特許文献1に記載の技術では、時間Tdを0.3×T(=0.15×Tc)から3×T(=1.5×Tc)の範囲で変化させているが、噴射されるインク滴の体積が変化するものとなっていない。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、滴量の調整範囲が広く、中濃度部の階調表現を良好に行うことができる液滴吐出記録ヘッドの駆動方法及び液滴吐出記録装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、吐出口が設けられると共に液体が収容される収容室と、前記収容室の体積を膨張、収縮させる圧電素子とを複数組有し、前記圧電素子に対して画像データにより示される画像の対応する各画素の濃度に応じて2値のデジタル駆動波形とされたパルス電圧を印加することにより、前記収容室に収容された液体に振動波を与えて前記吐出口から液滴を吐出させて前記画像の記録を行う液滴吐出記録ヘッドの駆動方法であって、前記画像データにより示される画像の各画素の濃度を低濃度部、中濃度部、高濃度部の3段階の濃度範囲に分類し、前記中濃度部の画素を記録する場合に、前記振動波による前記収容室に収容された液体の固有振動周期をTcとし、前記パルス電圧の印加によって前記圧電素子に印加される電圧が2値の間で反転する時間をTsとしたときに、前記圧電素子に対してパルス幅がTs以上かつTc/4以下である第1パルス電圧を印加し、当該画素の濃度に応じてTs以上かつTc以下の範囲内で予め設定されたインターバルの後に、パルス幅が略Tc/2である第2パルス電圧を印加し、前記高濃度部の画素を記録する場合に、前記圧電素子に対してパルス幅が略Tc/2である第3パルス電圧を印加し、当該画素の濃度に応じてTs以上かつTc/2以下、又はTc/2以上かつTc以下、又はTc以上かつTc×3/2以下の何れか1つの範囲内で予め設定されたインターバルの後に、パルス幅が略Tc/2である第4パルス電圧を印加する。
このように請求項1記載の発明によれば、第1パルス電圧を印加して収容室内に収容された液体に振動波を発生させ、Ts以上かつTc以下の範囲内で記録する画素の濃度に応じて予め設定されたインターバルの後に、第2パルス電圧を印加しているので、収容室内に発生した振動波の減衰が少ないタイミングで第2パルス電圧を印加することができるため、滴量の調整範囲が広く、中濃度部の階調表現を良好に行うことができる。また、インターバルをTs以上かつTc以下の範囲内としているので、中濃度部の画素を記録する際の駆動形成を短くすることができ、画像の記録を高速化することもできる。
なお、インターバルをTs以上かつTc/2以下の範囲内とすると、高濃度部の画素を記録する際の駆動形成を短くすることができ、画像の記録を高速化することができる。
また、本発明は、請求項記載の発明のように、前記低濃度部の画素を記録する場合に、前記圧電素子に対してパルス幅が略Tc/2である第5パルス電圧を印加し、当該画素の濃度に応じてTs以上かつTc/2以下の範囲内で予め設定されたインターバルの後に、パルス幅がTs以上かつTc/4以下である第6パルス電圧を印加するものとしてもよい。
また、請求項3記載の発明は、吐出口が設けられると共に液体が収容される収容室と、前記収容室の体積を膨張、収縮させる圧電素子とを複数組有し、前記圧電素子に対して画像データにより示される画像の対応する各画素の濃度に応じて2値のデジタル駆動波形とされたパルス電圧を印加することにより、前記収容室に収容された液体に振動波を与えて前記吐出口から液滴を吐出させて前記画像の記録を行う液滴吐出記録ヘッドの駆動方法であって、前記画像データにより示される画像の各画素の濃度を低濃度部、中濃度部、高濃度部の3段階の濃度範囲に分類し、前記中濃度部の画素を記録する場合に、前記振動波による前記収容室に収容された液体の固有振動周期をTcとし、前記パルス電圧の印加によって前記圧電素子に印加される電圧が2値の間で反転する時間をTsとしたときに、前記圧電素子に対してパルス幅がTs以上かつTc/4以下である第1パルス電圧を印加し、当該画素の濃度に応じてTs以上かつTc以下の範囲内で予め設定されたインターバルの後に、パルス幅が略Tc/2である第2パルス電圧を印加し、前記低濃度部の画素を記録する場合に、前記圧電素子に対してパルス幅が略Tc/2である第5パルス電圧を印加し、当該画素の濃度に応じてTs以上かつTc/2以下の範囲内で予め設定されたインターバルの後に、パルス幅がTs以上かつTc/4以下である第6パルス電圧を印加するものである。
また、請求項2又は請求項3記載の発明は、請求項4記載の発明のように、前記第1パルス電圧及び第6パルス電圧のパルス幅を同一とすることが好ましい。
また、本発明は、請求項5記載の発明のように、同じ波形のパルス電圧を複数の前記圧電素子に印加した際の複数の前記吐出口から吐出される滴量のばらつきを補正するための補正情報を記憶手段に予め記憶しておき、前記記憶手段に記憶された前記補正情報に基づき、前記インターバルの期間を補正するものとしてもよい。
一方、上記目的を達成するために、請求項6記載の発明は、吐出口が設けられると共に液体が収容される収容室と、前記収容室の体積を膨張、収縮させる圧電素子とを複数組有し、前記圧電素子に対して画像データにより示される画像の対応する各画素の濃度に応じて2値のデジタル駆動波形とされたパルス電圧を印加することにより、前記収容室に収容された液体に振動波を与えて前記吐出口から液滴を吐出させて前記画像の記録を行う液滴吐出記録ヘッドを備えた液滴吐出装置であって、前記画像データにより示される画像の各画素の濃度を低濃度部、中濃度部、高濃度部の3段階の濃度範囲に分類する分類手段と、前記分類手段により分類された前記中濃度部の画素を記録する場合に、前記振動波による前記収容室に収容された液体の固有振動周期をTcとし、前記パルス電圧の印加によって前記圧電素子に印加される電圧が2値の間で反転する時間をTsとしたときに、前記圧電素子に対してパルス幅がTs以上かつTc/4以下である第1パルス電圧を印加し、当該画素の濃度に応じてTs以上かつTc以下の範囲内で予め設定されたインターバルの後に、パルス幅が略Tc/2である第2パルス電圧を印加し、前記高濃度部の画素を記録する場合に、前記圧電素子に対してパルス幅が略Tc/2である第3パルス電圧を印加し、当該画素の濃度に応じてTs以上かつTc/2以下、又はTc/2以上かつTc以下、又はTc以上かつTc×3/2以下の何れか1つの範囲内で予め設定されたインターバルの後に、パルス幅が略Tc/2である第4パルス電圧を印加する電圧印加手段と、を備えている。
よって、請求項6記載の発明は、請求項1記載の発明と同様に作用するので、請求項1記載の発明と同様に、滴量の調整範囲が広く、中濃度部の階調表現を良好に行うことができる。また、インターバルをTs以上かつTc以下の範囲内としているので、中濃度部の画素を記録する際の駆動形成を短くすることができ、画像の記録を高速化することもできる。
また、請求項6記載の発明は、請求項7記載の発明のように、前記電圧印加手段が、前記低濃度部の画素を記録する場合に、前記圧電素子に対してパルス幅が略Tc/2である第5パルス電圧を印加し、当該画素の濃度に応じてTs以上かつTc/2以下の範囲内で予め設定されたインターバルの後に、パルス幅がTs以上かつTc/4以下である第6パルス電圧を印加するものとしてもよい。
また、請求項8記載の発明は、吐出口が設けられると共に液体が収容される収容室と、前記収容室の体積を膨張、収縮させる圧電素子とを複数組有し、前記圧電素子に対して画像データにより示される画像の対応する各画素の濃度に応じて2値のデジタル駆動波形とされたパルス電圧を印加することにより、前記収容室に収容された液体に振動波を与えて前記吐出口から液滴を吐出させて前記画像の記録を行う液滴吐出記録ヘッドを備えた液滴吐出装置であって、前記画像データにより示される画像の各画素の濃度を低濃度部、中濃度部、高濃度部の3段階の濃度範囲に分類する分類手段と、前記分類手段により分類された前記中濃度部の画素を記録する場合に、前記振動波による前記収容室に収容された液体の固有振動周期をTcとし、前記パルス電圧の印加によって前記圧電素子に印加される電圧が2値の間で反転する時間をTsとしたときに、前記圧電素子に対してパルス幅がTs以上かつTc/4以下である第1パルス電圧を印加し、当該画素の濃度に応じてTs以上かつTc以下の範囲内で予め設定されたインターバルの後に、パルス幅が略Tc/2である第2パルス電圧を印加し、前記低濃度部の画素を記録する場合に、前記圧電素子に対してパルス幅が略Tc/2である第5パルス電圧を印加し、当該画素の濃度に応じてTs以上かつTc/2以下の範囲内で予め設定されたインターバルの後に、パルス幅がTs以上かつTc/4以下である第6パルス電圧を印加する電圧印加手段と、を備えたものである。
また、請求項7又は請求項8記載の発明は、請求項9記載の発明のように、前記第1パルス電圧及び第6パルス電圧のパルス幅を同一としたものとしてもよい。
請求項6〜請求項9の何れか1項に記載の発明は、請求項10記載の発明のように、同じ波形のパルス電圧を複数の前記圧電素子に印加した際の複数の前記吐出口から吐出される滴量のばらつきを補正するための補正情報を記憶手段に予め記憶しておき、前記記憶手段に記憶された前記補正情報に基づき、前記インターバルの期間を補正するものとしてもよい。
以上説明したように、本発明によれば、第1パルス電圧を印加して収容室内に収容された液体に振動波を発生させ、Ts以上かつTc以下の範囲内で記録する画素の濃度に応じて予め設定されたインターバルの後に、第2パルス電圧を印加しているので、滴量の調整範囲が広く、中濃度部の階調表現を良好に行うことができる、という優れた効果を有する。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、以下では、本発明をインクジェットプリンタに適用した場合について説明する。
[第1の実施の形態]
図1には、第1の実施の形態に係るインクジェットプリンタ(以下、単に「プリンタ」という)10の構成が概略的に示されている。
同図に示すように、プリンタ10には、無端状の搬送ベルト12が複数のローラ14に巻き掛けられており、図中矢印Aで示される方向に周回するようになっている。なお、複数のローラ14の一部は不図示の駆動手段の駆動力を受けて回転する駆動ローラとされており、他のローラは搬送ベルト12の回転に追従して回転する従動ローラとされている。
一方、プリンタ10には、用紙トレイ20が配設されており、当該用紙トレイ20には、画像を記録するための記録用紙Pが積み重ねられて収容される。当該用紙トレイ20に収容された記録用紙Pは、不図示のピックアップ機構により最上層から1枚ずつ持ち出されて給紙搬送路22に案内され、給紙搬送路22によって、搬送ベルト12上の所定位置に送り出される。なお、搬送ベルト12には、記録用紙Pを密着保持する機能が備えられている。これにより、給紙搬送路22により送り込まれた記録用紙Pは、密着保持された状態で矢印A方向に搬送されることになる。
プリンタ10には、上記搬送ベルト12上に記録用紙Pが送り込まれる所定位置の搬送方向下流側に、上記記録用紙Pの搬送経路に沿って記録ヘッドユニット37が配設されている。この記録ヘッドユニット37には、搬送ベルト12による記録用紙Pの搬送方向上流側から、シアン(C)色インク吐出用、マゼンタ(M)色インク吐出用、イエロー(Y)色インク吐出用、ブラック(K)色吐出用の4つの記録ヘッド36が設けられており、搬送される記録用紙Pは、各色の記録ヘッド36に順次対向される。
各色の記録ヘッド36は、多数のインク吐出ノズル40(図1では図示省略、図2参照)が上記矢印A方向と直交する搬送ベルト12の幅方向全域にわたって配列されているFWA(Full Width Array)型のものとされている。
各記録ヘッド36は、記録ヘッド制御部50によりそれぞれ駆動され、画像データに基づいて各色のインク滴が各記録ヘッド36に設けられたインク吐出ノズル40から吐出されるようになっている。これにより、搬送ベルト12に密着された記録用紙Pには、順次対向する各記録ヘッド36によりインク滴が吐出されてフルカラー画像が記録される。
また、搬送ベルト12による記録用紙Pの搬送経路上であって記録ヘッドユニット37の下流側には、搬送経路が屈曲される位置に設けられたローラ14の配設位置に対応するようにスクレーパ26が設けられており、画像記録が終了した記録用紙Pを搬送ベルト12から分離させて、排出路28を介して排紙トレイ30に送り出すようになっている。
図2には第1の実施の形態に係る記録ヘッド36の断面図が示されている。
同図に示されるように、記録ヘッド36は、インク吐出ノズル40、インクタンク41、供給路44、圧力室46及び圧電素子42を備えている。
インクタンク41には、各々の記録ヘッド36が対応している色のインクカートリッジ(図示省略)から適量のインクが供給され、一時的に蓄えられる。また、インクタンク41は、供給路44を介して圧力室46と連通されており、圧力室46はインク吐出ノズル40を介して外部と連通されている。
また、圧力室46の壁面の一部は、圧力調整板46Aにより構成されており、当該圧力調整板46Aには圧電素子42が取り付けられている。
圧電素子42は、圧力調整板46Aに対する押圧力を変化させることにより、圧力室46内の容積を収縮又は膨張させる。すなわち、圧力室46内の容積の変化により発生するインクの振動波(圧力波)によってインクタンク41内に蓄えられたインクが供給路44及び圧力室46を介してインク吐出ノズル40から吐出されるようになっている。
記録ヘッド制御部50(図1参照)は、不図示の交流電源と接続されると共に、各記録ヘッド36に設けられた各圧電素子42とそれぞれ接続されている。また、記録ヘッド制御部50と各圧電素子42との間には、スイッチング素子(図示省略)が直列接続されている。記録ヘッド制御部50では、駆動信号に応じて当該スイッチング素子をオン/オフさせることにより各圧電素子42に2値のデジタル駆動波形を入力する。
本実施の形態では、1印字周期の駆動波形を、記録する画素の濃度に応じて異ならせることにより、1画素を形成するインク量を調整して階調表現を行っており、予め設定された複数の駆動波形の中から各画素毎の濃度に応じた駆動波形を選択し、選択した駆動波形を、画素に対応する圧電素子42に印加して各インク吐出ノズル40から吐出するインク量を調整するようにしている。
ここで、第1の実施の形態では、圧電素子42に印加する電圧の駆動波形として、後述する非噴射パルスP1と噴射パルスP2が予め組み合わされて中濃度用駆動波形(図3(A)参照)とされており、噴射パルスP3、P4が予め組み合わされて高濃度用駆動波形(図4(A)参照)とされており、噴射パルスP5と非噴射パルスP6が予め組み合わされて低濃度用駆動波形(図5(A)参照)とされている。この駆動波形を構成する各パルスは、圧力室46を膨張させる第1工程(図3(A)、図4(A)、図5(A)に示される駆動波形の立下り部分に対応)と、圧力室46を膨張させたまま維持する第2工程(図3(A)、図4(A)、図5(A)に示される駆動波形のローレベル部分に対応)と、圧力室46を元の位置まで収縮させる第3工程(図3(A)、図4(A)、図5(A)に示される駆動波形の立上り部分に対応)と、からなる。
なお、各パルスの電圧振幅は電源電圧で決まり、また、圧電素子42には静電容量Cが存在し、スイッチング素子にはオン抵抗Rが存在するため、2値のデジタル駆動波形の立上がりと立下りには、これら静電容量C及びオン抵抗Rに依存する時定数で決まる傾きが生じ、圧電素子42に印加される電圧が反転する立ち上がり、立ち下がりには所定の時間Tsが必要となる。
第1の実施の形態では、噴射パルスP2、P3、P4、及びP5を同じパルス幅としており、また、非噴射パルスP1、P6を同じパルス幅としている。また、噴射パルスP2、P3、P4、P5と非噴射パルスP1、及びP6とを、それぞれパルス幅を異ならせている。なお、本明細書中では、パルス幅やインターバルを、各駆動波形を入力するための駆動信号によりスイッチング素子をオン/オフさせるタイミングを基準とした期間として規定している。
より具体的には、第1の実施の形態では、噴射パルスP2、P3、P4、P5の各パルス幅PW2、PW3、PW4、PW5を、圧力室46の体積の増減によって発生する振動波が圧力室46内に収容されたインクを伝播する振動波の固有振動周期(ヘルムホルツ周波数ともいう)Tcの1/2としている。これにより、各噴射パルスP2、P3、P4、P5が圧電素子42に印加された場合、圧力室46の膨張によりインク流が圧力室46に入出する周期に共振するタイミングで圧力室46が収縮されるので、インク滴がインク吐出ノズル40から吐出される。
一方、第1の実施の形態では、非噴射パルスP1、P6のパルス幅PW1、PW6を、上述した立ち下がり時間Ts以上かつインク流の固有振動周期Tcの1/4以下としている。これにより、各非噴射パルスP1、P6が印加された場合、圧力室46の膨張によりインク流が圧力室46に入出する周期とは共振しないタイミングで圧力室46が収縮されるので、インク滴は圧力室46内に引込まれ、インク吐出ノズル40から吐出されない。
次に、第1の実施の形態に係る3パターンの駆動波形について詳細に説明する。なお、ここでは、1印字周期を50μsecとし、インク滴の固有振動周期Tcを12μsecとし、立上がり、立ち下がり時間Tsを1μsecとして説明する。
図3(A)には、中濃度部の画素を記録する場合に圧電素子42に印加される中濃度部用駆動波形の一例が示されている。同図に示されるように、中濃度部では、非噴射パルスP1を印加した後、所定のインターバルINT1だけ間隔を空けて噴射パルスP2を印加するようにしている。
これにより、非噴射パルスP1が印加されると圧力室46の容積の変化により圧力室46内に振動波が発生する。この振動波は圧力室46内を伝播し、図6(A)に示すように、インク吐出ノズル40のメニスカス(インク液面)43を固有振動周期Tcで振動させる。図6(B)には、図6(A)に示したメニスカス43の振幅Yと固有振動周期Tcとの関係が示されている。中濃度部の画素を記録する場合、図3(A)に示したように、非噴射パルスP1を印加した後、インターバルINT1だけ時間が経過した後に続けて噴射パルスP2を印加するので、メニスカス43の振動状態に応じた量のインク滴が吐出される。
図3(B)には、本実施の形態に係る記録ヘッド36を用い、電圧振幅V=15V、非噴射パルス幅PW1=2μsec(Ts≦PW1≦Tc/4)、噴射パルス幅PW2=6μsec(=Tc/2)として、インターバルINT1を変化させたときにインク吐出ノズル40から吐出されるインク滴体積の測定結果の一例が示されている。同図に示されるように、インターバルINT1を変化させると、12μsec(=Tc)以下の範囲でインク滴体積の変動が最も大きいことがわかる。これは、図6(B)に示したように、非噴射パルスP1による振動波によりインク吐出ノズル40のメニスカス43が振動するが、インターバルINT1が長くなるほどメニスカス43の振幅Yが減衰しており、インターバルINT1がTc以下の範囲においてメニスカス43の振幅Yの変動幅が最も大きいためである。また、高濃度用駆動波形、中濃度用駆動波形、低濃度用駆動波形の何れにおいても続けて2回目のパルス電圧を印加するには、立ち上がり時間Tsを経過して圧電素子42の電圧が立ち上るまで待つ必要があるため、インターバルINT1をTs以上かつTc以下の範囲内とすることにより、中濃度部の画素を記録する際に吐出されるインク滴の滴量の調整範囲を広くすることができるため、良好な階調表現を行うことができる。
また、図3(C)には、同じく本実施の形態に係る記録ヘッド36を用い、電圧振幅V=15V、非噴射パルス幅PW1=2μsec、噴射パルス幅PW2=6μsecとして、インターバルINT1を変化させたときにインク吐出ノズル40から吐出されるインク滴の速度の測定結果の一例が示されている。この場合、インク滴速度は、インターバルINT1の変化に応じてゆるやかに変化している。
一方、図4(A)には、高濃度部の画素を記録する場合に圧電素子42に印加される高濃度部用駆動波形の一例が示されている。同図に示されるように、高濃度部では、噴射パルスP3を印加した後、所定のインターバルINT2だけ間隔を空けて2つめの噴射パルスP4を印加するようにしている。
これにより、1つめの噴射パルスP3が印加されると圧力室46の容積の変化によりインク吐出ノズル40から1つのインク滴が吐出される。その後、インターバルINT2だけ時間が経過した後に続けて2つめの噴射パルスP4が印加されるので、2つのインク滴が連続して吐出される。
図4(B)には、本実施の形態に係る記録ヘッド36を用い、電圧振幅V=15V、噴射パルス幅PW3、PW4=6μsec(=Tc/2)として、インターバルINT2を変化させたときにインク吐出ノズル40から吐出されるインク滴体積の測定結果の一例が示されている。同図に示されるように、インターバルINT2をTs以上かつ6μsec(=Tc/2)以下、又は6μsec以上かつ12μsec(=Tc)以下、又は、12μsec以上かつ18μsec(=Tc×3/2)以下、の何れかの範囲内とすることにより、低濃度部の画素を記録する際に吐出されるインク滴の滴量の調整範囲を広くすることができるため、良好な階調表現を行うことができる。
また、図4(C)には、同じく本実施の形態に係る記録ヘッド36を用い、電圧振幅V=15V、噴射パルス幅PW3、PW4=6μsecとして、インターバルINT2を変化させたときにインク吐出ノズル40から吐出されるインク滴の速度の測定結果の一例が示されている。同図に示されるように、インターバルINT2を変化させてもインク滴速度はほぼ一定である。
一方、図5(A)には、低濃度部の画素を記録する場合に圧電素子42に印加される低濃度部用駆動波形の一例が示されている。同図に示されるように、低濃度部では、噴射パルスP5を印加した後、所定のインターバルINT3だけ間隔を空けて非噴射パルスP6を印加するようにしている。
これにより、噴射パルスP5が印加されると圧力室46の容積の変化によりインク吐出ノズル40から1つのインク滴が吐出されるが、インターバルINT3だけ時間が経過した後に続けて非噴射パルスP6が印加されて吐出されているインク滴の一部が圧力室46に引込まれるので、噴射パルスP1を1つだけ印加する場合と比較して吐出されるインク滴体積が少なくなる。
図5(B)には、本実施の形態に係る記録ヘッド36を用い、電圧振幅V=15V、噴射パルス幅PW5=6μsec、非噴射パルス幅PW6=2μsecとして、インターバルINT3を変化させたときにインク吐出ノズル40から吐出されるインク滴体積の測定結果の一例が示されている。同図に示されるように、インターバルINT3をTs以上かつ6μsec(=Tc/2)以下の範囲内とすることにより、高濃度部の画素を記録する際に吐出されるインク滴の滴量の調整範囲を広くして、良好な階調表現を行うことができる
また、図5(C)には、同じく本実施の形態に係る記録ヘッド36を用い、電圧振幅V=15V、噴射パルス幅PW1=6μsec、非噴射パルス幅PW2=2μsecとして、インターバルINT3を変化させたときにインク吐出ノズル40から吐出されるインク滴の速度の測定結果の一例が示されている。同図に示されるように、インターバルINT3を変化させてもインク滴速度はほぼ一定である。
このように、本実施の形態に係る記録ヘッド36では、高濃度用駆動波形、中濃度用駆動波形、低濃度用駆動波形ではインターバルINT1、INT2、INT3を調整することにより、噴射されるインク量を調整することが可能となっている。
図7には、図3乃至図5に示される高濃度用駆動波形、中濃度用駆動波形、低濃度用駆動波形の各パルス幅、及び各インターバルの関係から導出された、第1の実施の形態に係る記録ヘッド制御部50による各圧電素子42の駆動信号を生成するためのパラメータが濃度レベル毎に示されている。なお、図7に示すパラメータは、記録ヘッド制御部50に備えられた図示しないROM等の記憶手段に予め記憶されている。
なお、各濃度レベルは、それぞれ予め設定された濃度範囲を示すものであり、濃度データに応じて特定することができる。すなわち、記録ヘッド制御部50では、画像データにより示される画像の各画素の濃度に基づいて当該画素の濃度レベルを1〜6の何れかに分類し、分類した濃度レベルに応じたパラメータを用いて駆動波形を生成して各圧電素子42に印加する。また、同図において濃度レベルを示す丸付き数字1〜6は、図3乃至図5の丸付き数字にそれぞれ対応しており、濃度レベルを示す数値が大きくなるほど、高濃度となる。
例えば、濃度レベル2の場合、パラメータはV1=15V、PW5=6.0、PW6=2.0、INT3=3.0であるので、インターバルINT3で噴射パルスP5の後に非噴射パルスP6を印加する、一例として図5(A)に示される低濃部度用駆動波形が印加される。
また、濃度レベル4の場合、パラメータはV1=15V、PW1=2.0、PW2=6.0、INT1=7.0であるので、インターバルINT1で非噴射パルスP1の後に噴射パルスP2を印加する、一例として図3(A)に示される中濃度部用駆動波形が印加される。
さらに、濃度レベル6の場合、パラメータはV1=15V、PW3=6.0、PW4=6.0、INT2=7.0であるので、インターバルINT2で噴射パルスP3の後に噴射パルスP4を印加する、一例として図4(A)に示される高濃度部用駆動波形が印加される。
図8には、各濃度レベルに応じたパラメータを用いて生成される駆動波形を圧電素子42に印加した場合のインク滴体積(図8(A))及びインク滴速度(図8(B))が示されている。同図(A)に示されるように、各濃度レベルに応じたパラメータを用いることでインク滴体積を3.8pl〜27.4plまで滑らかに変化させることができる。また、同図(B)に示されるように、各濃度レベルにおけるインク滴速度は12m/sec付近でほぼ一定となっているので、着弾位置ずれが発生することなくインク滴体積を滑らかに変化させることができ、低濃度から高濃度まで階調表現を精度よく行うことができる。
このように、第1の実施の形態によれば、吐出口(ここでは、インク吐出ノズル40)が設けられると共に液体が収容される収容室(ここでは、圧力室46)と、前記収容室の体積を膨張、収縮させる圧電素子とを複数組有し、前記圧電素子に対して画像データにより示される画像の対応する各画素の濃度に応じて2値のデジタル駆動波形とされたパルス電圧を印加することにより、前記収容室に収容された液体に振動波を与えて前記吐出口から液滴を吐出させて前記画像の記録を行う液滴吐出記録ヘッドの駆動方法であって、前記画像データにより示される画像の各画素の濃度を低濃度部、中濃度部、高濃度部の3段階の濃度範囲に分類し、前記中濃度部の画素を記録する場合に、前記振動波による前記収容室に収容された液体の固有振動周期をTcとし、前記パルス電圧の印加によって前記圧電素子に印加される電圧が2値の間で反転する時間をTsとしたときに、前記圧電素子に対してパルス幅がTs以上かつTc/4以下である第1パルス電圧(ここでは、非噴射パルスP1)を印加し、当該画素の濃度に応じてTs以上かつTc以下の範囲内で予め設定されたインターバル(ここでは、インターバルINT1)の後に、パルス幅が略Tc/2である第2パルス電圧(ここでは、噴射パルスP2)を印加してるので、中濃度部の画素を記録する際に吐出される液滴の滴量の調整範囲を広くして、良好な階調表現を行うことができる。また、インターバルをTs以上かつTc以下の範囲内とすることにより、1印字周期の駆動波形を短くすることができるので、印字速度を高速化することができる。
また、第1の実施の形態によれば、前記高濃度部の画素を記録する場合に、前記圧電素子に対してパルス幅が略Tc/2である第3パルス電圧(ここでは、噴射パルスP3)を印加し、当該画素の濃度に応じてTs以上かつTc/2以下、又はTc/2以上かつTc以下、又はTc以上かつTc×3/2以下の何れか1つの範囲内で予め設定されたインターバル(ここでは、インターバルINT2)の後に、パルス幅が略Tc/2である第4パルス電圧(ここでは、噴射パルスP4)を印加しているので、高濃度部の画素を記録する際に吐出される液滴の滴量の調整範囲を広くして、良好な階調表現を行うことができる。なお、インターバルを、Ts以上かつTc/2以下の範囲とすることにより、1印字周期の駆動波形の短くすることができるので、印字速度を高速化することができる。
また、第1の実施の形態によれば、前記低濃度部の画素を記録する場合に、前記圧電素子に対してパルス幅が略Tc/2である第5パルス電圧(ここでは、噴射パルスP5)を印加し、当該画素の濃度に応じてTs以上かつTc/2以下の範囲内で予め設定されたインターバル(ここでは、インターバルINT3)の後に、パルス幅がTs以上かつTc/4以下である第6パルス電圧(ここでは、非噴射パルスP6)を印加しているので、低濃度部の画素を記録する際に吐出される液滴の滴量の調整範囲を広くして、良好な階調表現を行うことができる。
また、第1の実施の形態によれば、前記第1パルス電圧及び第6パルス電圧のパルス幅を同一としているので、駆動波形を噴射パルス及び非噴射パルスの2種類のパルス電圧により制御できるため、駆動波形の制御が容易となる。
なお、第1の実施の形態では、高濃度用駆動波形、中濃度用駆動波形、低濃度用駆動波形で各々2つの濃度レベルを設けて吐出される液滴の滴量の調整範囲を広くする場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各々2より大きい多数の濃度レベルを設けて記録されるドット径の種類を多くして調整範囲を広くするものとしてもよい。また、記録する画素の濃度に応じてインターバルの期間を演算して求めるものとしてもよい。
さらに、例えば、画質モードとして通常モードと高画質モードを備えるものとし、通常モードでは濃度レベル2、4、6を使用して吐出される液滴の滴量を大きくして印字速度を速め、高画質モードでは濃度レベル1、3、5を使用して吐出される液滴の滴量を小さくして記録されるドット径を小さくし、高精細な画像を記録するものとしてもよい。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態では、インターバルを調整することによって記録ヘッド36の製造ばらつきによって生じる各インク吐出ノズル40から吐出される液滴の滴量のばらつきを補正する場合の形態例について説明する。なお、第2の実施の形態に係るプリンタ10の構成は、記録ヘッド制御部50を除いて図1、図2と同様であるため、以下では記録ヘッド制御部50の構成を図9を参照しつつ説明する。
同図に示すように、本実施の形態に係る記録ヘッド制御部50は、各記録ヘッド36の動作を司るコントローラ52と、記録ヘッド36の各々に対応して設けられた駆動回路としての駆動IC(Integrated Circuit)54と、を備えている。
コントローラ52は、図示しないCPU、RAM、ROM、及び各種信号を発生させる信号発生回路を備えており、各記録ヘッド36に対応して設けられた全ての駆動IC54が接続されている。コントローラ52は、各々の駆動IC54にクロック信号、駆動波形指定信号及びラッチ信号と、第1駆動波形信号〜第16駆動波形信号を出力して各記録ヘッド36の作動の制御を行うものとされている。
記録ヘッド36には、圧電素子42の特性のばらつきや圧力室46の体積の製造上のばらつき等により、各圧電素子42に同じ波形のパルス電圧を印加したとしても各インク吐出ノズル40から吐出される液滴の滴量にばらつきが発生する場合がある。
そこで、本実施の形態に係る記録ヘッド制御部50は、記録ヘッド36の製造時等に各インク吐出ノズル40から吐出される滴量のばらつきを測定して求められた当該滴量のばらつきを補正するための補正情報を図示しないROMに予め記憶しており、コントローラ52は、画像データにより示される画像の画素の濃度と補正情報とに基づいて当該画素を記録する際に用いる駆動波形信号を指定する駆動波形指定信号を出力するものとされている。
表1には、第1駆動波形信号〜第16駆動波形信号として用いられる駆動波形信号の種類が示されている。
Figure 0004730029
表1に示される予備駆動波形信号1〜4は、インク滴を吐出しない場合に選択される予備の駆動波形信号である。なお、本実施の形態では、予備駆動波形信号1〜4は圧電素子42に各々異なる周期で非噴射パルスを発生させる駆動波形信号とされており、非噴射パルスによりインク吐出ノズル40近傍のインク液を攪拌してインクの増粘によるノズル目詰まりを防止する。
また、高濃度用駆動波形信号1〜4は、圧電素子42に対して記録ヘッド36の製造上のばらつきに応じて予め定められた各々異なるインターバルINT2の高濃度用駆動波形(図4(A)参照)を発生させる駆動波形信号となっており、中濃度用駆動波形信号1〜4は、圧電素子42に対して記録ヘッド36の製造上のばらつきに応じて予め定められた各々異なるインターバルINT1の中濃度用駆動波形(図3(A)参照)を発生させる駆動波形信号となっており、低濃度用駆動波形信号1〜4は、圧電素子42に対して記録ヘッド36の製造上のばらつきに応じて予め定められた各々異なるインターバルINT3の低濃度用駆動波形(図5(A)参照)を発生させる駆動波形信号となっている。
図10には、本実施の形態に係る駆動IC54の構成が示されている。
本実施の形態に係る駆動IC54は、シフトレジスタ56と、ラッチ回路58と、シフトレジスタ60N1〜60N16、セレクタ62と、レベルシフタ64と、スイッチ素子部66と、を備えている。
コントローラ52から出力されたクロック信号及び駆動波形指定信号はシフトレジスタ56に入力され、ラッチ信号はラッチ回路58に入力される。
なお、以下では、錯綜を回避するため、1つの圧電素子42のみに駆動波形を供給する場合について説明するが、他の圧電素子42についても同様である。
シフトレジスタ56は、入力された駆動波形指定信号により示される圧電素子42毎に印加させる駆動波形を指定した指定情報をパラレルデータに変換してラッチ回路58へ出力する。
ラッチ回路58は、シフトレジスタ56から出力されたパラレルデータをラッチ信号の入力に応じてラッチ(自己保持)する。
セレクタ62には、コントローラ52から第1駆動波形信号〜第16駆動波形信号がシフトレジスタ60N1〜60N16を介して入力されると共に、ラッチ回路58によってラッチされた指定情報がセレクト端子に入力される。従って、セレクタ62は、第1駆動波形信号〜第16駆動波形信号から、指定情報によって指定された駆動波形信号を選択して出力することになる。
セレクタ62の駆動波形信号の出力端子はレベルシフタ64に接続されており、セレクタ62から出力された駆動波形信号はレベルシフタ64によってレベル変換されて出力される。なお、レベルシフタ64には、不図示の電源から所定電圧レベル(本実施の形態では、15Vの所定レベル)の電力が供給されており、レベルシフタ64では、駆動波形指定信号によって指定された駆動波形信号をレベル変換する。
一方、本実施の形態に係るスイッチ素子部66は、PチャネルMOS FET(以下、「PMOS」という。)66AとNチャネルMOS FET(以下、「NMOS」という。)66Bのドレイン同士が接続されると共に、PMOS66AとNMOS66Bのゲートが接続されている。
ここで、スイッチ素子部66におけるPMOS66Aのソースには、図示しない可変電源からの電圧レベルV1(本実施の形態では、15V)とされた電力が供給されると共に、NMOS66Bのソースは接地されてグランドレベルとされている。また、PMOS66A及びNMOS66Bの各ゲートにはレベルシフタ64の一方の出力端子が接続されており、セレクタ62によって選択された駆動波形信号で、かつレベルシフタ64によってレベル変換された駆動波形信号Sが入力される。
従って、スイッチ素子部66では、レベルシフタ64から入力された駆動波形信号Sの信号レベルがハイレベルである場合はPMOS66Aがオフ状態でNMOS66Bがオン状態となるため、出力される電圧の電圧レベルはグランドレベルとなる。これに対し、レベルシフタ64から入力された駆動波形信号Sの信号レベルがローレベルである場合はPMOS66Aがオン状態でNMOS66Bがオフ状態となるため、出力される電圧の電圧レベルは電圧レベルV1となって、圧電素子42に印加される。
次に、第2の実施の形態の係る記録ヘッド制御部50の作用を説明する。
コントローラ52は、画像データにより示される画像のうち記録ヘッド36にて記録する各画素の濃度に基づいて当該画素の濃度レベルを高濃度、中濃度、低濃度、記録なしの何れかに分類し、図示しないROMに記憶されている補正情報に基づいて当該画素を記録する際に用いる駆動波形信号を指定する駆動波形指定信号を出力し、また、クロック信号、ラッチ信号、及び第1駆動波形信号〜第16駆動波形信号を出力する。
駆動IC54では、入力された駆動波形指定信号により示される指定情報がパラレルデータに変換されてラッチ回路58にラッチされ、セレクタ62へ連続して出力される。
セレクタ62では、シフトレジスタ60N1〜60N16を介して入力される第1駆動波形信号〜第16駆動波形信号から、指定情報によって指定された駆動波形信号を選択して出力する。
セレクタ62から出力された駆動波形信号(図11(A))は、レベルシフタ64により所定電圧レベルにレベル変換され(図11(B))、スイッチ素子部66によって駆動波形信号の信号レベルがローレベルである場合に圧電素子42に対して電圧レベルV1の電圧が印加され、駆動波形信号の信号レベルがハイレベルである場合に圧電素子42の電圧がグランドレベルとなる(図11(C))。なお、上述したように、駆動波形の電圧振幅は電源電圧で決まり、圧電素子42には静電容量Cが存在し、PMOS66A及びNMOS66Bにはオン抵抗Rが存在するため、圧電素子42に印加される電圧の立ち上がり、立ち下がりには時間Tsが発生する。
これにより、各圧電素子42に当該圧電素子42が記録する画素の濃度に応じて高濃度用駆動波形、中濃度用駆動波形、低濃度用駆動波形の何れかが、製造ばらつきに応じてインターバルが補正されて印加されるため、各インク吐出ノズル40から吐出されるインク滴のばらつきを抑えることができ、良好な画像を記録することができる。
このように第2の実施の形態によれば、同じ波形のパルス電圧を複数の前記圧電素子に印加した際の複数の前記吐出口から吐出される滴量のばらつきを補正するための補正情報を記憶手段(ここでは、コントローラ52に備えられたROM)に予め記憶しておき、前記記憶手段に記憶された前記補正情報に基づき、前記インターバルの期間を補正しているので、各吐出口から吐出される滴量のばらつきを抑えて良好な画像を記録することができる。
なお、第2の実施の形態では、予めインターバルの異なる高濃度用駆動波形、中濃度用駆動波形、低濃度用駆動波形から駆動波形を選択する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、第1の実施の形態の記録ヘッド制御部50において画像データにより示される画像の画素の濃度の応じて駆動信号を生成するためのパラメータも求め、補正情報に基づいて、インターバルのパラメータを補正するものとしてもよい。
その他、第1及び第2の実施の形態で説明したプリンタ10の構成(図1、図2参照)及び、記録ヘッド制御部50(図9、図10参照)の構成は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
また、図3乃至図5、図7、図8に示す測定値も一例であり、各値は実際の記録ヘッドの仕様や吐出させる液体の流路における固有振動周期等に応じて適宜設定し得る。
また、第1及び第2の実施の形態で説明したプリンタ10は、記録媒体上へ画像(文字を含む)を記録するものであったが、本発明の液滴吐出装置は、これに限定されるものではない。すなわち、記録媒体は記録用紙Pに限定されるものでなく、また、吐出する液体もインクに限定されるものではない。例えば半導体や液晶表示器等のパターン形成のためにシート状の基板に液滴を吐出するパターン形成装置等の他の液滴吐出記録装置にも適用することができる
第1の実施の形態に係るFWA型インクジェットプリンタの構成を示す概略図である。 第1の実施の形態に係る記録ヘッドの構成を示す断面図である。 (A)は中濃度部用駆動波形を示す波形図であり、(B)はインターバルINT1を変化させたときのインク吐出ノズルから吐出されるインク滴体積の測定結果を示すグラフであり、(C)はインターバルINT1を変化させたときのインク吐出ノズルから吐出されるインク滴速度の測定結果を示すグラフである。 (A)は高濃度部用駆動波形を示す波形図であり、(B)はインターバルINT2を変化させたときのインク吐出ノズルから吐出されるインク滴体積の測定結果を示すグラフであり、(C)はインターバルINT2を変化させたときのインク吐出ノズルから吐出されるインク滴速度の測定結果を示すグラフである。 (A)は低濃度部用駆動波形を示す波形図であり、(B)はインターバルINT3を変化させたときのインク吐出ノズルから吐出されるインク滴体積の測定結果を示すグラフであり、(C)はインターバルINT3を変化させたときのインク吐出ノズルから吐出されるインク滴速度の測定結果を示すグラフである。 (A)はインク吐出ノズルのメニスカスの振動を示す拡大図であり、(B)振動波によるメニスカスの振幅と周期の関係を示す波形図である。 第1の実施の形態に係る各濃度レベル毎の駆動信号を生成するためのパラメータを示す図である。 (A)は各濃度レベルに応じたインク滴体積を示すグラフであり、(B)は各濃度レベルに応じたインク滴速度を示すグラフである。 第2の実施の形態に係る記録ヘッド制御部の構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態に係る駆動ICの詳細な構成を示すブロック図(一部回路図)である。 第2の実施の形態に係る駆動ICの各部分での駆動波形信号を示す波形図である。
符号の説明
10 プリンタ
36 記録ヘッド
40 インク吐出ノズル
42 圧電素子
43 メニスカス
46 圧力室
50 記録ヘッド制御部
52 コントローラ
66 スイッチ素子部

Claims (10)

  1. 吐出口が設けられると共に液体が収容される収容室と、前記収容室の体積を膨張、収縮させる圧電素子とを複数組有し、前記圧電素子に対して画像データにより示される画像の対応する各画素の濃度に応じて2値のデジタル駆動波形とされたパルス電圧を印加することにより、前記収容室に収容された液体に振動波を与えて前記吐出口から液滴を吐出させて前記画像の記録を行う液滴吐出記録ヘッドの駆動方法であって、
    前記画像データにより示される画像の各画素の濃度を低濃度部、中濃度部、高濃度部の3段階の濃度範囲に分類し、
    前記中濃度部の画素を記録する場合に、前記振動波による前記収容室に収容された液体の固有振動周期をTcとし、前記パルス電圧の印加によって前記圧電素子に印加される電圧が2値の間で反転する時間をTsとしたときに、前記圧電素子に対してパルス幅がTs以上かつTc/4以下である第1パルス電圧を印加し、当該画素の濃度に応じてTs以上かつTc以下の範囲内で予め設定されたインターバルの後に、パルス幅が略Tc/2である第2パルス電圧を印加し、
    前記高濃度部の画素を記録する場合に、前記圧電素子に対してパルス幅が略Tc/2である第3パルス電圧を印加し、当該画素の濃度に応じてTs以上かつTc/2以下、又はTc/2以上かつTc以下、又はTc以上かつTc×3/2以下の何れか1つの範囲内で予め設定されたインターバルの後に、パルス幅が略Tc/2である第4パルス電圧を印加する
    液滴吐出記録ヘッドの駆動方法。
  2. 前記低濃度部の画素を記録する場合に、前記圧電素子に対してパルス幅が略Tc/2である第5パルス電圧を印加し、当該画素の濃度に応じてTs以上かつTc/2以下の範囲内で予め設定されたインターバルの後に、パルス幅がTs以上かつTc/4以下である第6パルス電圧を印加する
    請求項1記載の液滴吐出記録ヘッドの駆動方法。
  3. 吐出口が設けられると共に液体が収容される収容室と、前記収容室の体積を膨張、収縮させる圧電素子とを複数組有し、前記圧電素子に対して画像データにより示される画像の対応する各画素の濃度に応じて2値のデジタル駆動波形とされたパルス電圧を印加することにより、前記収容室に収容された液体に振動波を与えて前記吐出口から液滴を吐出させて前記画像の記録を行う液滴吐出記録ヘッドの駆動方法であって、
    前記画像データにより示される画像の各画素の濃度を低濃度部、中濃度部、高濃度部の3段階の濃度範囲に分類し、
    前記中濃度部の画素を記録する場合に、前記振動波による前記収容室に収容された液体の固有振動周期をTcとし、前記パルス電圧の印加によって前記圧電素子に印加される電圧が2値の間で反転する時間をTsとしたときに、前記圧電素子に対してパルス幅がTs以上かつTc/4以下である第1パルス電圧を印加し、当該画素の濃度に応じてTs以上かつTc以下の範囲内で予め設定されたインターバルの後に、パルス幅が略Tc/2である第2パルス電圧を印加し、
    前記低濃度部の画素を記録する場合に、前記圧電素子に対してパルス幅が略Tc/2である第5パルス電圧を印加し、当該画素の濃度に応じてTs以上かつTc/2以下の範囲内で予め設定されたインターバルの後に、パルス幅がTs以上かつTc/4以下である第6パルス電圧を印加する
    液滴吐出記録ヘッドの駆動方法。
  4. 前記第1パルス電圧及び第6パルス電圧のパルス幅を同一とした
    請求項2又は請求項3記載の液滴吐出記録ヘッドの駆動方法。
  5. 同じ波形のパルス電圧を複数の前記圧電素子に印加した際の複数の前記吐出口から吐出される滴量のばらつきを補正するための補正情報を記憶手段に予め記憶しておき、
    前記記憶手段に記憶された前記補正情報に基づき、前記インターバルの期間を補正する
    請求項1乃至請求項4の何れか1項記載の液滴吐出記録ヘッドの駆動方法。
  6. 吐出口が設けられると共に液体が収容される収容室と、前記収容室の体積を膨張、収縮させる圧電素子とを複数組有し、前記圧電素子に対して画像データにより示される画像の対応する各画素の濃度に応じて2値のデジタル駆動波形とされたパルス電圧を印加することにより、前記収容室に収容された液体に振動波を与えて前記吐出口から液滴を吐出させて前記画像の記録を行う液滴吐出記録ヘッドを備えた液滴吐出装置であって、
    前記画像データにより示される画像の各画素の濃度を低濃度部、中濃度部、高濃度部の3段階の濃度範囲に分類する分類手段と、
    前記分類手段により分類された前記中濃度部の画素を記録する場合に、前記振動波による前記収容室に収容された液体の固有振動周期をTcとし、前記パルス電圧の印加によって前記圧電素子に印加される電圧が2値の間で反転する時間をTsとしたときに、前記圧電素子に対してパルス幅がTs以上かつTc/4以下である第1パルス電圧を印加し、当該画素の濃度に応じてTs以上かつTc以下の範囲内で予め設定されたインターバルの後に、パルス幅が略Tc/2である第2パルス電圧を印加し、前記高濃度部の画素を記録する場合に、前記圧電素子に対してパルス幅が略Tc/2である第3パルス電圧を印加し、当該画素の濃度に応じてTs以上かつTc/2以下、又はTc/2以上かつTc以下、又はTc以上かつTc×3/2以下の何れか1つの範囲内で予め設定されたインターバルの後に、パルス幅が略Tc/2である第4パルス電圧を印加する電圧印加手段と、
    を備えた液滴吐出記録装置。
  7. 前記電圧印加手段は、前記低濃度部の画素を記録する場合に、前記圧電素子に対してパルス幅が略Tc/2である第5パルス電圧を印加し、当該画素の濃度に応じてTs以上かつTc/2以下の範囲内で予め設定されたインターバルの後に、パルス幅がTs以上かつTc/4以下である第6パルス電圧を印加する請求項6記載の液滴吐出記録装置。
  8. 吐出口が設けられると共に液体が収容される収容室と、前記収容室の体積を膨張、収縮させる圧電素子とを複数組有し、前記圧電素子に対して画像データにより示される画像の対応する各画素の濃度に応じて2値のデジタル駆動波形とされたパルス電圧を印加することにより、前記収容室に収容された液体に振動波を与えて前記吐出口から液滴を吐出させて前記画像の記録を行う液滴吐出記録ヘッドを備えた液滴吐出装置であって、
    前記画像データにより示される画像の各画素の濃度を低濃度部、中濃度部、高濃度部の3段階の濃度範囲に分類する分類手段と、
    前記分類手段により分類された前記中濃度部の画素を記録する場合に、前記振動波による前記収容室に収容された液体の固有振動周期をTcとし、前記パルス電圧の印加によって前記圧電素子に印加される電圧が2値の間で反転する時間をTsとしたときに、前記圧電素子に対してパルス幅がTs以上かつTc/4以下である第1パルス電圧を印加し、当該画素の濃度に応じてTs以上かつTc以下の範囲内で予め設定されたインターバルの後に、パルス幅が略Tc/2である第2パルス電圧を印加し、前記低濃度部の画素を記録する場合に、前記圧電素子に対してパルス幅が略Tc/2である第5パルス電圧を印加し、当該画素の濃度に応じてTs以上かつTc/2以下の範囲内で予め設定されたインターバルの後に、パルス幅がTs以上かつTc/4以下である第6パルス電圧を印加する電圧印加手段と、
    を備えた液滴吐出記録装置。
  9. 前記第1パルス電圧及び第6パルス電圧のパルス幅を同一とした請求項7又は請求項8記載の液滴吐出記録装置。
  10. 同じ波形のパルス電圧を複数の前記圧電素子に印加した際の複数の前記吐出口から吐出される滴量のばらつきを補正するための補正情報を記憶手段に予め記憶しておき、
    前記記憶手段に記憶された前記補正情報に基づき、前記インターバルの期間を補正する請求項6〜請求項9の何れか1項に記載の液滴吐出記録装置。
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