JP4729724B2 - 車両用サンバイザ構造 - Google Patents

車両用サンバイザ構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4729724B2
JP4729724B2 JP2008102857A JP2008102857A JP4729724B2 JP 4729724 B2 JP4729724 B2 JP 4729724B2 JP 2008102857 A JP2008102857 A JP 2008102857A JP 2008102857 A JP2008102857 A JP 2008102857A JP 4729724 B2 JP4729724 B2 JP 4729724B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spring
piece
sun visor
shaft
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008102857A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009248931A (ja
Inventor
豊 岡崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kasai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kasai Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kasai Kogyo Co Ltd filed Critical Kasai Kogyo Co Ltd
Priority to JP2008102857A priority Critical patent/JP4729724B2/ja
Publication of JP2009248931A publication Critical patent/JP2009248931A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4729724B2 publication Critical patent/JP4729724B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)

Description

本発明は、車両の運転席或いは助手席の前方あるいは側方から齎される太陽光や対向車の前照灯光などの照射光を遮光すべくなした車両用サンバイザ構造に関するものである。
従来のこの種の車両用サンバイザ構造は、図13乃至図15に示すように、車体(不図示)にブラケットhを介して回転可能に装着される二面巾a−1を有するシャフトaと、シャフトaを回転可能に支持してサンバイザ本体(不図示)を取付けるサポートcと、シャフトaに跨設されるばね本体部e及びばね本体部eに接続形成されサポートcのスプリング装着部dに装着される二股状のばね片部f1、f2を有するスプリングgとを備え、スプリングgのばね本体部eにシャフトaの二面巾a−1を挟持する平坦面g−1、g−2が形成されて構成している。
また、スプリングgの一方のばね片部f1の先端部には切り起すことによって係止片f1−1が形成されていて、係止片f1−1の先端部がサポートcのスプリング装着部dに係止していると共に、他方のばね片部f2の先端部は一方のばね片部f1方向に折り曲げられて係止片f2−1を形成しており、係止片f2−1が係止片f1−1を係止することによって、スプリングgがスプリング装着部dに装着されている。
かかる構成において、スプリングgの平坦面g−1、g−2がシャフトaの二面巾a−1をそれぞれ挟持することにより、シャフトaの二面巾a―1にスプリングgの平坦面g−1、g−2が面当りしてスプリングgにトルクを発生させ、これにより、サンバイザ本体bの格納位置を保持するようになっている(図16参照)。
このようなサンバイザ本体の格納位置から、車両前方等から照射される照射光を遮光する使用状態(図17参照)にするためには、サンバイザ本体を、スプリングgの付勢力に抗してシャフトaを中心に回動させ、乗員の好みの角度で保持させることによって、サンバイザ本体を照射光の入射方向に対向させて当該照射光を遮光するようになっている(特許文献1乃至3参照)。
特開平9−226367号公報 特開平9−265649号公報 特開2001−150949号公報。
しかしながら、スプリングgのスプリング装着部dへの装着構造が、一方のばね片部f1の先端部を切り起こすことによって形成した係止片f1−1をスプリング装着部dに係止すると共に、他方のばね片部f2の先端部を折曲げることによって形成した係止片f2−1を係止片f−1に係止するように構成されているために、サンバイザ本体を回動させた際に、図17に示すように、スプリングgがシャフトaに押し拡げられることになって係止片f1−1と係止片f2−1の係止部に応力が集中し、当該係止部に割れが生じ易くなって、製造過程におけるサンバイザ本体の操作耐久試験においてスプリングgに割れが生じることがあり、またこのようにスプリングgがシャフトaによって押し広げられた後の戻ろうとした際にもスプリングgに割れが生じやすく、製造工程において工程不良となってしまっていた。
そこで、本発明は、サポートのスプリング装着部に装着したスプリングにおいて、その装着構造をサンバイザ本体の回動時に応力の集中が起きないようになして、サンバイザ本体の操作耐久試験において割れが生じないようにして、製造工程における操作耐久試験等に耐え得る製品を提供するようになした車両用サンバイザ構造を提供することを目的としている。
本発明に係る車両用サンバイザは、車体に回動可能に装着されるシャフトと、該シャフトに回転可能に支持されてサンバイザ本体が取付けられるサポートと、前記シャフトに跨設するばね本体部及び該ばね本体部に接続形成されて前記サポートに設けられたスプリング装着部に装着され且つ二股状に形成された一対のばね片部を有するスプリングとを備え、前記両ばね本体部が前記シャフトを挟持することによって、前記サンバイザ本体の格納状態を保持するように構成した車両用サンバイザ構造であって、前記一対のばね片部のうち一方のばね片部の先端部全体を他方のばね片部側に折曲して引掛け片部を形成し、該引掛け片部を前記他方のばね片部の先端部の外側より引掛けた状態で、前記スプリングを前記スプリング装着部に装着し、さらに、前記ばね本体部に、前記シャフトの面取り部に対向するように形成した平坦面の内方側に近接するように沿って、一対のスリットを形成し、該両スリットは、その端部同士が前記他方のばね片部において連結しており、また、前記一方のばね片部は、外方に折曲形成されたストッパー片部を有し、該ストッパー片部は、前記スプリング装着部に前記両ばね片部が嵌合した状態において、前記サポートにおける連結部片の上面に当接状態になるように構成してなることを特徴とする。

ここで、サンバイザ本体は、射出成形体或いはビーズ発泡成形体等からなる樹脂芯材の外表面に、織布、不織布或いはPVCシート等のサンバイザ表皮を被包することにより構成するとよい。
又、サンバイザ本体が取付けられるサポートは、PP等の合成樹脂成形体からなり、軸受け孔が設けられており、この軸受け孔内にシャフトが回動可能に軸受けされることによって、シャフトの軸周りに沿ってサンバイザ本体を回動操作可能に構成するとよい。
上記のように構成する本発明によれば、スプリングのスプリング装着部への装着構造は、一方のばね片部の先端部全体を他方のばね片部側に折曲して引掛け片部を形成し、該引掛け片部が他方のばね片部の先端部をその外側より引掛けた状態にしたために、一方のばね片部に形成した引掛け片部は、他方のばね片部の先端部に係合あるいは係止しておらず、単に引っ掛かるだけであるので、引掛け片部が他方のばね片部の先端部の動きをフリー状態にしていることになって、サンバイザ本体を回動したことによってスプリングがシャフトにより押し拡げられた際、またこの状態から元に戻ろうとした際に、一方のばね片部の引掛け片部と他方のばね片部の先端部とには応力が集中することがなく、引掛け片部に割れが発生することがなく、製造過程におけるサンバイザ本体の操作耐久試験においてスプリングの両ばね片部特に引掛け片部に割れが生じるのを防止することができ、製造工程において工程不良品となく、結果的に、製品コストの低減を図ることができる。
次に、図を用いて、本発明に係る第1の実施例について説明する。
図1は本発明に係る第1の実施例を採用した車両用サンバイザの斜視図、図2は図1の車両用サンバイザの一部を破断して描画した正面図、図3は図2の一点鎖線園内を描画した拡大図、図4は図1におけるブラケットに装着されたシャフトとスプリングが装着されたサポートとを分解して描画した斜視図、図5は図1のシャフトとスプリングが装着されたサポートとをシャフトの軸線に沿って切断することによって描画した断面図、図6は図5のA−A断面図、図7は図5のB−B断面図、図8は図2のスプリングを背面斜めから描画した斜視図、図9は図2のスプリングを正面側肩描画した斜視図である。
図において、車両用サンバイザは、車両の運転席或いは助手席の前方または側方に齎された照射光を遮光すべく矩形を呈するプレート状に形成されたサンバイザ本体1と、車体(不図示)に回動可能に装着される断面略円形で且つ略L字形に折曲構成されたシャフト2と、シャフト2に回転可能に支持されてサンバイザ本体1が取付けられるサポート3と、シャフト2の一端側に跨設するばね本体部4a及びばね本体部4aに接続形成されサポート3に設けられたスプリング装着部3cに装着される二股状のばね片部4b、4cを有するスプリング4とを備えて構成している。
サンバイザ本体1は、射出成形体或いはビーズ発泡成形体等の成形品からなる樹脂芯材の外表面に織布、不織布或いはPVCシート等のサンバイザ表皮を被包することにより構成している。
樹脂芯材は、図示しないが、互いに殻状に成形された一対の分割サンバイザ体を接合することにより内部に空間部が形成されるように構成するとよい。
サポート3は、PP等の合成樹脂を射出成形等により成形した樹脂成形体から構成されており、シャフト2を挿通する一対の軸受け部3aが形成され、両軸受け部3aは連結部3bによって連結されていると共に、連結部3bには薄肉状のスプリング装着部3cがスプリング4を装着するために一体に形成されている。
シャフト2の外周部には、一対の軸受け部3aの間の位置においてシャフト2の軸方向に互いに離間するように、一対の平面状の面取り部2aが形成されている。
スプリング4は、鋼板をプレス成形する等により形成され、頭部には断面略楕円形状に弯曲したばね本体部4aを備え、ばね本体部4aの一面4a−1側には、各面取り部2aに対向するように、一対の平坦面4dが形成されている。
又、ばね本体部4aの一面4a−1側に対向している他面4a−2側における、両平坦面4dに対してシャフト2の径方向反対側で対向する位置において、シャフト2の弧状外周面2bに沿うように、凹弯曲接触部5が形成されている。
そして、ばね本体部4aの一面4a−1側に形成した両平坦面4dをそれぞれシャフト2の各面取り部2aに対向させるとともに、他面4a−1側に形成した凹弯曲接触部5をシャフト2における両面取り部2aに対して径方向反対側の弧状外周面2bに対向させた状態で、シャフト2を弾接することによって、ばね本体部4aがシャフト2の外周部を挟持し、サンバイザ本体1の格納状態(通常車両の天井部に近接して添接させた状態)に保持するようになっている。
更に、スプリング4の両ばね片部4b、4cのうち、一方のばね片部4bの先端部は、全体をシャフト2方向(図6において上方)に折曲することによって引掛け片部4b−1が形成されており、引掛け片部4b−1が他方のばね片部4cにおけるストレート状になったままの先端部4c−1を外側より巻き込むように引掛けた状態にして、スプリング4をスプリング装着部3cに装着するようになっている。
なお、図示しないが、両方のばね片部4b、4cの中央部に、それぞれスプリング装着部3cを押圧する突起を形成して、該突起によりスプリング装着部3cの側面をそれぞれ押圧するように構成してもよい。
又、シャフト2に形成した一対の面取り部2aは、サンバイザ本体1の格納時に通常車両の取付け面(例えば天井面)に対して対向しているように構成しているが、これに限定されることなく、車両の車室側に対向するようにしてもよい。
以上のように構成する本発明の実施例において、スプリング4のスプリング装着部3cへの装着構造は、一方のばね片部4bの先端部全体を他方のばね片部4c側に折曲して引掛け片部4b−1を形成し、引掛け片部4b−1が他方のばね片部4cのストレート状となった先端部4c−1をその外側より引掛けた状態にしたために、一方のばね片部4bに形成した引掛け片部4b−1は、他方のばね片部4cの先端部4c−1に係合あるいは係止しておらず、単に引掛かる状態になっているだけであるので、引掛け片部4b−1は他方のばね片部4cに係合しておらず、引掛け片部4b−1が他方のばね片部4cの先端部の動きをフリー状態にしていることになって、サンバイザ本体1を回動したことによってスプリング4がシャフト2により押し拡げられた際、またこの状態から元に戻ろうとした際に、一方のばね片部4bの引掛け片部4b−1と他方のばね片部4cの先端部4c−1とには応力が集中することがなく、引掛け片部4b−1に割れが発生することがなく、製造過程におけるサンバイザ本体1の操作耐久試験においてスプリング4の両ばね片部4b、4c特に引掛け片部4b−1に割れが生じるのを防止することができることから、製造工程において工程不良品とならずに、結果的に、製品コストの低減を図ることができる。
そして、本実施例によれば、ばね本体部4aの両平坦面4dは、シャフト2の各面取り部2aに面当りすると共に、凹弯曲接触部5がシャフト2の弧状外周面2bに面当りしていることになって、サンバイザ本体1の格納状態を保持すべく、シャフト2とサポート3とが位置決めされている。
また、このような格納状態からサンバイザ本体1を使用状態にする場合、サンバイザ本体1をシャフト2に対して回動させることになるが、このようなサンバイザ本体1の回動操作に従って、ばね本体部4aの平坦面4dにシャフト2の面取り部2aの角部が当接して、平坦面4dを押し拡げ、スプリング4のばね力によってサンバイザ本体1の回転角度が適宜に保持され、サンバイザ本体1が乗員の好みの角度で保持されることになる。
このとき、ばね本体部4aの他面4a−2側に設けた凹弯曲接触部5は、常にシャフト2の弧状外周面2bとの間で面当りとなって、スプリング4のばね力によるシャフト2への挟持力を高めることになる。
この点、上記従来の技術によれば、図17に示すように、サンバイザ本体が使用状態に保持されている場合には、スプリングgの平坦面g−1、g−2は、シャフトaの二面巾a−1より離れて、シャフトaの弧状外周面に対向していることになってしまう。
本発明に係る上記第1の実施例によれば、このような従来技術とは異なって、サンバイザ本体の1の使用位置において、スプリング4はシャフト2に対して充分なトルクを発生させて、乗員の好みの位置に保持することができ、製造工程において常時操作耐久試験等に耐え得る製品を提供することができ、製品コストを低減することができる。
次に、本発明に係る第2の実施例について、図10乃至図12を用いて説明する。上記第1の実施例と同一構成については、図中に符号を付すことにより、詳細な説明を割愛する。
本発明に係る第2の実施例においては、先ず、スプリング4のばね本体部4aの一面4a−1側に形成した一対の平坦面4dの内方側にそれぞれ近接するように沿って、スリット4fが形成され、スリット4fは、他方のばね片部4cまで延設して、他方のばね片部4cにおいて各々のスリット4fの端部をスリット4fで連結しており、更に、スリット4fは、ばね本体部4aの他面4a―2側における凹弯曲接触部5にほぼ到達する位置まで延設している。
また、スプリング4の一方のばね片部4bの略中央部には、下端が一方のばね片部4bに連結した状態の切り起し片4gが形成されている。
スプリング4の一方のばね片部4bにおける引掛け片部4b−1の先端の略中央は、外方に折曲されて、ストッパー片部4iに形成されている。
一方、サポート3の連結部3bは、互いに離間した状態で存する一方の連結部片3b−1および他方の連結部片3b−2に分割形成されている。
両連結部片3b−1、3b−2との間には、一方のばね片部4bおよび他方のばね片部4cを共に挿入して装着する貫通溝状のスプリング装着部3cが形成されている。
また、サポート3の一方の連結部片3b−1には、切り起し片4gの先端部が係合するために下方に面する段差面3b−1aが形成されている。
サポート3の他方の連結部片3b−2の上面の略中央部には、凹部3b−2aが形成され、スプリング装着部3cに両ばね片部4b、4cが嵌合した状態で、ストッパー片部4iが他方の連結部片3b−2の図中上壁である係合面3dに引掛けた状態になるように構成されている。
このように構成する第2の実施例においては、上記第1の実施例と同様に、サンバイザ本体の1の使用位置において、スプリング4はシャフト2に対して充分なトルクを発生させて、乗員の好みの位置に保持することができ、製造工程において常時操作耐久試験等に耐え得る製品を提供することができ、製品コストを低減することができ、しかも、スプリング4のスプリング装着部3cへの装着構造は、一方のばね片部4bの先端部全体を他方のばね片部4c側に折曲して引掛け片部4b−1を形成し、引掛け片部4b−1が他方のばね片部4cのストレート状となった先端4c−1をその外側より引掛けた状態にしただけであるために、引掛け片部4b−1は他方のばね片部4cに係合しておらず、フリー状態となっているので、サンバイザ本体1を回動させ、スプリング4がシャフト2に押し拡げられた際、或いは押し拡げられた状態から元に戻る際に、一方のばね片部4b(引掛け片部4b−1)は、他方のばね片部4cに対して動くことができ、引掛け片部4b−1と他方ばね片部4cの先端部4c−1に応力集中することがなくなり、引掛け片部4b−1に割れが発生することがなく、製造過程におけるサンバイザ本体1の操作耐久試験においてスプリング4の両ばね片部4b、4c特に引掛け片部4b−1に割れが生じるのを防止することができることから、製造工程において工程不良品とならずに、結果的に、製品コストの低減を図ることができる。
さらに、第2の実施例においては、サンバイザ本体1をシャフト2に対して回動操作させ、スプリング4が押し拡げられた際や、その後元に戻ろうとした際に、ばね本体部4aには応力がかかることになるが、ばね本体部4aの一対の平坦面4dの内方に沿ってそれぞれスリット4fを形成していることから、当該応力がスリット4fによって分散させることができ、この結果、スプリング4(特に各平坦面4d)に割れの発生を未然に防止することができる。
スプリング4におけるスリット4fに囲まれた部位およびシャフト2の当接状態と、スプリング4の一対の平坦面4dおよびシャフト2側の一対の面取り部2aの当接状態を、別々に調節することができ、サンバイザ本体1を格納位置から使用状態にするべく引出した際の初期トルクと、サンバイザ本体1を格納位置から使用状態にする途中の回動操作の際の中間トルクを別々に調節できることになる。
例えば、スプリング4におけるスリット4fで囲まれた部位をシャフト2へ強干渉させることによって、初期トルクに影響を及ぼすことなく、中間トルクのみを高めることができ、サンバイザ本体1を乗員の好みの位置に確実に保持できる。
さらに、スプリング装着部3cにスプリング4の一方のばね片部4bと他方のばね片部4cを挿入すると、一方のばね片部4bの先端に形成したストッパー片部4iが、他方の連結部片3b−2の係合面3dに当接係合することから、スプリング4の一方のばね片部4bと他方のばね片部4cのスプリング装着部3cへの挿入量が規制され、スプリング4の一方のばね片部4bと他方のばね片部4cとは、両連結部片3b−1および3b−2の間で挟持されることになる。
さらにまた、スプリング4の両ばね片部4b、4cがスプリング装着部3cに挿入した際に、スプリング4の一方のばね片部4bに形成した切り起し片4gがサポート3の一方の連結片部3b−1に形成した段差面3b−1aに係合することになって、一旦組付ければ、スプリング4がサポート3から抜け出ることを防止できることになる。
なお、上記第2の実施例においては、スリット4fは、スプリング4のばね本体部4aの一面4a−1側に形成した一対の平坦面4dの内方側にそれぞれ近接するように沿って、形成されると共に、ばね本体部4aの他面4a―2側における凹弯曲接触部5にほぼ到達する位置まで延設させているが、これに限定されるものではなく、ばね本体部4aの他面4a−2側に延設されていなくてもよい。
又、本発明に係る車両用サンバイザ構造は、シャフト2に対してサンバイザ本体1をスライド操作して、遮光範囲を変更できるように構成したスライド式サンバイザに適用してもよい。
以上説明したように、本発明は、スプリングのスプリング装着部への装着構造は、一方のばね片部の先端部全体を他方のばね片部側に折曲して引掛け片部を形成し、該引掛け片部が他方のばね片部の先端部をその外側より引掛ける状態にするという構成にしたために、一方のばね片部に形成した引掛け片部は、他方のばね片部の先端部に係合あるいは係止しておらず、単に引っ掛かるだけであるので、引掛け片部が他方のばね片部の先端部の動きをフリー状態にしていることになって、サンバイザ本体を回動したことによってスプリングがシャフトにより押し拡げられた際、またこの状態から元に戻ろうとした際に、一方のばね片部の引掛け片部と他方のばね片部の先端部とには応力が集中することがなく、引掛け片部に割れが発生することがなく、製造過程におけるサンバイザ本体の操作耐久試験においてスプリングの両ばね片部特に引掛け片部に割れが生じるのを防止することができ、製造工程において工程不良品となく、結果的に、製品コストの低減を図ることができることから、車両の運転席或いは助手席の前方あるいは側方から齎される太陽光や対向車の前照灯光などの照射光を遮光すべくなした車両用サンバイザ構造等に好適であるといえる。
本発明に係る第1の実施例を採用した車両用サンバイザの斜視図である。 図1の車両用サンバイザの一部を破断して描画した正面図である。 図2の一点鎖線円内を描画した拡大図である。 図1におけるブラケットに装着されたシャフトとスプリンが装着されたサポートとを分解して描画した斜視図である。 図1のシャフトとスプリングが装着されたサポートとをシャフトの軸線に沿って切断することによって描画した断面図である。 図5のA−A断面図である。 図5のB−B断面図である。 図2のスプリングを背面斜めから描画した斜視図である。 図2のスプリングを正面側斜めから描画した斜視図である。 本発明に係る第2の実施例におけるスプリングとサポート部材を分割して正面側から描画した斜視図である。 同じく、スプリングとサポート部材を分割して背面側から描画した斜視図である。 同じくスプリングとサポート部材を組み付けてシャフトを装着してシャフトの軸線に対して交差する方向に沿って切断することによって描画した断面図である。 従来における車両用サンバイザのブラケットに装着されたシャフトとスプリンが装着されたサポートとを分解して描画した斜視図である。 同じくシャフトとスプリングが装着されたサポートとをシャフトの軸線に沿って切断することによってサンバイザ本体の格納状態を描画した断面図である。 図14のC−C断面図である。 サンバイザ本体の格納時における図14のD−D断面図である。 サンバイザ本体の使用状態における図14のC−C断面図である。
符号の説明
1 サンバイザ本体
2 シャフト
2b 弧状外周面
3 サポート
3c スプリング装着部
4 スプリング
4a ばね本体部
4b 一方のばね片部
4b−1 引掛け片部
4c 他方のばね片部
4c−1 先端部




Claims (1)

  1. 車体に回動可能に装着されるシャフトと、該シャフトに回転可能に支持されてサンバイザ本体が取付けられるサポートと、前記シャフトに跨設するばね本体部及び該ばね本体部に接続形成されて前記サポートに設けられたスプリング装着部に装着され且つ二股状に形成された一対のばね片部を有するスプリングとを備え、前記両ばね本体部が前記シャフトを挟持することによって、前記サンバイザ本体の格納状態を保持するように構成した車両用サンバイザ構造であって、前記一対のばね片部のうち一方のばね片部の先端部全体を他方のばね片部側に折曲して引掛け片部を形成し、該引掛け片部を前記他方のばね片部の先端部の外側より引掛けた状態で、前記スプリングを前記スプリング装着部に装着し、さらに、前記ばね本体部に、前記シャフトの面取り部に対向するように形成した平坦面の内方側に近接するように沿って、一対のスリットを形成し、該両スリットは、その端部同士が前記他方のばね片部において連結しており、また、前記一方のばね片部は、外方に折曲形成されたストッパー片部を有し、該ストッパー片部は、前記スプリング装着部に前記両ばね片部が嵌合した状態において、前記サポートにおける連結部片の上面に当接状態になるように構成してなることを特徴とする車両用サンバイザ構造。
JP2008102857A 2008-04-10 2008-04-10 車両用サンバイザ構造 Active JP4729724B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008102857A JP4729724B2 (ja) 2008-04-10 2008-04-10 車両用サンバイザ構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008102857A JP4729724B2 (ja) 2008-04-10 2008-04-10 車両用サンバイザ構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009248931A JP2009248931A (ja) 2009-10-29
JP4729724B2 true JP4729724B2 (ja) 2011-07-20

Family

ID=41310015

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008102857A Active JP4729724B2 (ja) 2008-04-10 2008-04-10 車両用サンバイザ構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4729724B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI535738B (zh) 2009-03-10 2016-06-01 三菱麗陽股份有限公司 (甲基)丙烯酸酯系聚合物、樹脂組成物及成形體
JP6093029B2 (ja) 2013-11-13 2017-03-08 株式会社パイオラックス サンバイザ用バネおよびサンバイザ用支持装置
CZ27422U1 (cs) 2014-06-11 2014-10-20 Todex Company Services, S.R.O. Pružina pro aretaci polohy sluneční clony motorových vozidel

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1035276A (ja) * 1996-07-29 1998-02-10 Neox Lab:Kk 車両用サンバイザの軸受構造
JP2001347832A (ja) * 2000-06-08 2001-12-18 Kasai Kogyo Co Ltd サンバイザの支承装置
JP2005119536A (ja) * 2003-10-17 2005-05-12 Kasai Kogyo Co Ltd 車両用サンバイザの軸受構造

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09226367A (ja) * 1996-02-23 1997-09-02 Kasai Kogyo Co Ltd サンバイザーの取付構造
JP2937856B2 (ja) * 1996-03-21 1999-08-23 河西工業株式会社 サンバイザーの取付構造
JP2001150949A (ja) * 1999-11-29 2001-06-05 Piolax Inc サンバイザー

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1035276A (ja) * 1996-07-29 1998-02-10 Neox Lab:Kk 車両用サンバイザの軸受構造
JP2001347832A (ja) * 2000-06-08 2001-12-18 Kasai Kogyo Co Ltd サンバイザの支承装置
JP2005119536A (ja) * 2003-10-17 2005-05-12 Kasai Kogyo Co Ltd 車両用サンバイザの軸受構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009248931A (ja) 2009-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5191960B2 (ja) 車両用サンバイザ
CN1966309B (zh) 挂钩附接单元
JP6479215B2 (ja) ステアリングホイールユニット、エアバッグモジュール及びステアリングホイール本体
JP4729724B2 (ja) 車両用サンバイザ構造
US20150258925A1 (en) Device for assembling rear seat back assembly
US20160257231A1 (en) Vehicle seat
JP4593304B2 (ja) 車両用サンバイザ
JP5821304B2 (ja) ガーニッシュ取付構造
CN104999949A (zh) 交通工具用座椅的夹子安装结构
JP5738055B2 (ja) クリップ
JP2014091342A (ja) 車両用樹脂ガラス
JP4856481B2 (ja) 車両の後部構造
US20120000615A1 (en) Sunshade
JP2009248927A (ja) 車両用サンバイザ構造
JP2014173643A (ja) クリップ
JP5911023B2 (ja) 樹脂部材取付構造
JP6206652B2 (ja) ドアミラー取付構造
JP2005119536A (ja) 車両用サンバイザの軸受構造
US20090179458A1 (en) Automotive panel assembly
JP4472427B2 (ja) 車両用サンバイザ
JP2015089749A (ja) 自動車用内張りパネル
JP5932532B2 (ja) ドアグラスランの取付構造
JP6144485B2 (ja) 自動車用吸音構造
JP2018177101A (ja) 車両用サンバイザ
JP4814548B2 (ja) ヘッドレストサポート用のブラケット

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100914

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100916

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101018

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110322

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110328

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140428

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4729724

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250