JP4727536B2 - エアクリーナ - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の吸気系統を流れるエアを濾過するエアクリーナ及びその製造方法に関する。
内燃機関においては、蒸発した気化燃料がエンジン側からエアクリーナの内部に流入してくることがある。従来から、エアクリーナではかかる気化燃料を吸着させるために、フィルタエレメントに加えて吸着材をエアクリーナの内部に設けることが行われていた。この吸着材は、ユーザーにより取り外されてしまうことの無いように、エアクリーナの内部に固着させておくことが好ましい。
かかる技術の一例として、特許文献1に開示のエアクリーナがある。この特許文献1に開示のエアクリーナは、そのハウジング内をクリーン側とダスト側とに仕切るようにして設けられたフィルタエレメントを備えている。そして、吸着材を備えた板状の吸着エレメントが、クリーン側にて、フィルタエレメントと平行に配されるようにして設けられている。また、ハウジング内面には、フィルタエレメントと平行をなす様にして中心側に向けて張り出す内フランジ部が全周にわたり形成されている。そして、内フランジの一面側には溶着用のピンが形成されている。一方、吸着エレメントはその周縁にフレームが設けられている。このフレームには、内フランジに形成された溶着用のピンに対応する位置に挿入孔が形成されている。
吸着エレメントは、そのフレームに形成された挿入孔に溶着用のピンを挿入させ、フレームの面から突出した溶着用のピンの先端を加熱して潰し、この溶着用のピンでフレームをかしめることで、ハウジングに取り付けられている。
特開2002−266713号公報
しかしながら、特許文献1に示された手法では、吸着エレメントを固着させる工程を設ける必要がある。しかも、当該工程は、ハウジングの内部での作業であるため、手間がかかる。
加えて、取り付けの工程で、ピンを加熱する際の熱により吸着エレメントが悪影響を受けるだけでなく、加熱の際にピンの先端から溶けだしたピンの溶けカスが発生するおそれがある。
そこで、本発明では、吸着材を備えた吸着エレメントを特別な工程を改めて設けることなくハウジングに確実に固着させ、しかも、エレメントの性能及びエアクリーナの性能自体を維持させることができるエアクリーナ及びその製造方法を提供する。
本発明では、このような課題を解決するため、第1に以下のエアクリーナを採用している。
すなわち、開放端の形成された一対のハウジング部材(2,20)からなり、前記開放端同士が合わされて、これら開放端を相互に閉鎖してなるハウジング(1A)と、このハウジング(1A)内を各ハウジング部材(2,20)の領域に仕切るよう組み込んで、ハウジング(1A)内に取り込まれたエアを濾過するフィルタエレメント(60)と、を備えたエアクリーナ(1)において、さらに、前記ハウジング(1A)内には、気化燃料を吸着する吸着材(41)と、この吸着材(41)の外周縁を保持する保持枠(42)とから構成されて、蒸発してエンジン側から流入する気化燃料を吸着する吸着エレメント(40)が前記フィルタエレメント(60)と対向されて、前記ハウジング部材(2,20)のいずれか一方側に配置され、各ハウジング部材(2,20)におけるそれぞれの前記開放端には、他方側の開放端に向けて突出して、相互に突き合わされる溶着突起(12,29)がそれぞれ形成され、前記保持枠(42)には、この吸着エレメント(40)の配置された側とは前記フィルタエレメント(60)を介して逆側のハウジング部材(20)の溶着突起(29)に突き当てられる溶着突起(47)の形成された接続部(46)が設けられ、双方の前記ハウジング部材(2,20)の溶着突起(12,29)同士が突き当てられると共に、前記接続部(46)に形成された溶着突起(47)が、当該吸着エレメント(40)とは逆側に位置するハウジング部材(20)の溶着突起(29)と突き合わされて、これらが振動溶着されて、前記ハウジング(1A)及び前記吸着エレメント(40)が一体に形成され、各ハウジング部材(2,20)の開放端には、外側方に張り出し、相互に重ね合わされるフランジ部(8,26)がそれぞれ形成され、各ハウジング部材(2,20)の前記溶着突起(12,29)は、これらフランジ部(8,26)の相互に対向する面にそれぞれ形成され、前記フランジ部(8,26)のいずれか一方には、他方のフランジ部(8,26)に向けて突出し、バリの飛散を阻止する外側壁部(11)が、溶着されて一体化された各ハウジング部材の溶着突起(12,29)及び前記吸着エレメントの溶着突起(47)の外側に、これら溶着突起(12,29,47)から所定の距離を空けた位置に形成され、前記吸着エレメント(40)の保持枠(42)には、この吸着エレメント(40)が配置されたハウジング部材(2)とは逆側のハウジング部材(20)のフランジ部(26)に向けて突出し、前記溶着突起(12,29,47)同士の振動溶着により発生するバリの飛散を阻止する内側壁部(48)が、溶着されて一体化された各ハウジング部材の溶着突起(12,29)及び前記吸着エレメントの溶着突起(47)の内側に、これら溶着突起(12,29,47)から所定の距離を空けた位置に形成され、前記外側壁部(11)は前記溶着突起の外側を囲み、前記外側壁部(11)、前記溶着突起(12,29,47)及び前記フランジ部(8,26)で閉鎖された空間を形成せしめ、前記内側壁部(48)は、前記溶着突起の内側を囲み、前記内側壁部(48)、前記溶着突起(12,29,47)、前記保持枠の接続部(46)及び前記フランジ部(26)で閉鎖された空間を形成せしめており、各ハウジング部材(2,20)の前記開放端の近傍には、このハウジング部材(2,20)の周壁面(3,21)を外側方に張り出させた張り出し部(5,23)がそれぞれ形成され、この張り出し部(5,23)は、周壁面(3,21)から外側方へ向けて延びる水平面(6,24)と、この水平面(6,24)の外側縁にて、相互に他方側のハウジング部材(2,20)に向けて延びる垂直面(7,25)とから構成され、これら張り出し部(5,23)は組み合わされてその内部が前記フィルタエレメント(60)の周縁部が挿入される挿入部として構成され、前記フランジ部(8,26)は前記垂直面(7,25)の先端にそれぞれ形成され、前記吸着エレメント(40)の保持枠(42)は、その外周縁が折り曲げられてなる折り面(45)がこの吸着エレメント(40)の周方向に沿って形成されて、前記張り出し部(5,23)の内面に密接するよう形成され、前記折り面(45)の先端には、さらに外側方へ突出され、その先端に前記溶着突起(47)の形成された前記接続部(46)と、当該吸着エレメント(40)の配置された側とは逆側のハウジング部材(20)の前記溶着突起(29)の内側にてこのハウジング部材(20)のフランジ部(26)に向けて延びる内側壁部(48)とが形成されたエアクリーナ(1)である。
なお、本発明ではかかるエアクリーナ(1)において、溶着されて一体化された各ハウジング部材(2,20)の溶着突起(12,29)及び前記吸着エレメント(40)の溶着突起(47)は、その内側及び外側にて所定の距離を空けて、これら溶着突起(12,29,47)に沿って延びるように形成され、前記溶着突起同士(12,29,47)の振動溶着により発生するバリの飛散を阻止する前記内側壁部(11)及び前記外側壁部(48)からなる壁部(11,48)によって囲まれていることを特徴とする。
また、本発明ではこのようなエアクリーナ(1)において、各ハウジング部材(2,20)の前記開放端の近傍には、このハウジング部材(2,20)の周壁面(3,21)を外側方に張り出させた張り出し部(5,23)がそれぞれ形成され、この張り出し部(5,23)は、周壁面(3,21)から外側方へ向けて延びる水平面(6,24)と、この水平面(6,24)の外側縁にて、相互に他方側のハウジング部材に向けて延びる垂直面(7,25)とから構成され、これら張り出し部(5,23)は組み合わされてその内部が前記フィルタエレメント(60)の周縁部が挿入される挿入部として構成され、前記フランジ部(8,26)は前記垂直面(7,25)の先端にそれぞれ形成され、前記吸着エレメント(40)の保持枠(42)は、その外周縁が折り曲げられてなる折り面(45)がこの吸着エレメント(40)の周方向に沿って形成されて、前記張り出し部(5)の内面に密接するよう形成され、前記折り面(45)の先端には、さらに外側方へ突出され、その先端に前記溶着突起(47)の形成された前記接続部(46)と、当該吸着エレメント(40)の配置された側とは逆側のハウジング部材(20)の前記溶着突起(29)の内側にてこのハウジング部材(20)のフランジ部(26)に向けて延びる前記内側壁部(48)とが形成されたことを特徴としている。
そして、本発明では、前記吸着エレメント(140)に重ね合わされて、前記吸着材(141)を支持するサポート部材(180)が、前記吸着エレメント(140)の配置されるハウジング部材(102)において、前記吸着エレメント(140)より奥側に位置されて設けられるように構成した。
この場合には、前記サポート部材(180)の周縁(181)には、このサポート部材(180)が配置されるハウジング部材(102)とは逆側のハウジング部材(120)に向けて突出する溶着突起(187)が形成され、この溶着突起(187)は、このサポート部材(180)が配置されるハウジング部材(102)に形成された前記溶着突起(112)と、前記吸着エレメント(140)の保持枠(142)に形成された溶着突起(147)との間に挟み込まれて構成されていることを特徴とする。
本発明では、一対のハウジング部材及び吸着エレメントの3部材を一工程の振動溶着工程にて溶着させている。このため、第1に吸着エレメントを取り付ける工程を別途設ける必要がなく、効率的に吸着エレメントを備えたエアクリーナを製造できる。しかも、吸着エレメントはハウジングに振動溶着されるため、容易には取り外すことができない構造とすることができる。
また、振動溶着を行うと溶着用の突起部からバリが発生する。本発明では、ハウジング部材の溶着突起、及び吸着エレメントの接続部の内外に壁部を形成してバリ隠しを設けている。このため、バリがエアクリーナの内部に混入することが無く、吸着エレメント及びエンジンを損傷させることがない。このため、エアクリーナの性能及び品質を維持できる。
さらに、サポート部材を設けることで、吸着エレメントの吸着材がエアの流れの下流側に撓んでしまうことを防止できる。そして、このサポート部材を設けることで吸着材の撓みを防止できることから、吸着材を薄く形成できる。更に、吸着材が薄いため、吸着材を通過するエアの通気抵抗が低減される。このため、吸着材がフィルタエレメントの下流側において、ハウジング内の横断面をほぼ全域において覆う態様で吸着エレメントを設けることができる。このような態様で吸着エレメントを設ければ、ハウジング内に流入した気化燃料を確実に吸着でき、上流側へ気化燃料が漏洩することを効果的に防止できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態にかかるエアクリーナ1を、これを構成しているパーツに分解して表した斜視図を示し、図2は、このエアクリーナ1の一部を縦方向に切断した縦断面図を示している。
このエアクリーナ1は、その外殻をなすハウジング1Aと、ハウジング1Aの内部に収納され、ハウジング1A内に流入されたエアを濾過するフィルタエレメント60とを備えている。また、このエアクリーナ1は、ハウジング1の内部に収納されるフィルタエレメント60をハウジング1Aに対して位置固定させるホルダ70がハウジングに対して抜き差し可能に設けられている。さらに、エアクリーナ1は、蒸発されてエンジン側から流入する気化燃料を吸着させる吸着エレメント40がハウジング1Aの内部に設けられる。
ハウジング1Aは、一対のハウジング部材2,20から構成されている。図1及び図2において、上側に配置されたものが第1ハウジング部材2であり、エアクリーナ1のクリーン側を構成し、下側に配置されたものが第2ハウジング部材20であり、ダスト側を構成している。即ち、このエアクリーナ1では、下側の第2ハウジング側からエアが流入され、上側の第1ハウジング側から濾過されたエアが流出される。
第1ハウジング部材2は、4面からなる周壁面3と、上端を閉鎖している天面4とを備えており、その下面は開放された開放端として構成されている。そして、周壁面3の一面3bには、濾過されたエアを流出させる流出口10が形成されている。一方、第2ハウジング部材20は、4面からなる周壁面21と、下端を閉鎖している底面22とを備えており、その上端が開放された開放端として構成されている。そして、周壁面21の一面21bには、このエアクリーナ1にエアを流入させる流入口27が形成されている。
ハウジング1Aは、これら第1ハウジング部材2の下端に形成された開放端と第2ハウジング部材20の上端に形成された開放端とが相互に重ね合わされて、開放端が相互に他方のハウジング部材2,20により閉鎖された状態で互いの開放端同士が溶着されて構成される。
第1ハウジング部材2の下面をなす開放端の近傍には周壁面3をなす4面のうち1面3aを除く3面に、各周壁面3を外側方に向けて張り出す張り出し部5が形成されている。この張り出し部5は、後に詳細を説明するように、フィルタエレメント60の周縁が挿入される挿入部を構成する部位である。この張り出し部5は、下端から所定の高さの位置で外側方に向けて水平に張り出す水平面6と、この水平面6の外周縁にて下端側に向けて屈曲し、第1ハウジング部材2の外周を覆うように形成された垂直面7とで構成されている。
そして、第1ハウジング部材2の周壁面3と水平面6とが交差する部位では、その内面の頂部をなす稜線に沿って、断面形状が「L」字となる溝13が形成されている。この溝13は、バリ隠しとしての機能を果たす。
さらに、垂直面7の下端には、外側方に向けて突出するフランジ部8が形成されている。このフランジ部8の下面、即ち、第2ハウジング1Aと対向する面に、第2ハウジング部材20に向けて突出する溶着突起12が形成されている。
また、このフランジ部8の外周縁には、外側壁部11が、フランジ部8の形成された周壁面3の3面分にわたって形成されている。かかる外側壁部11は、溶着突起12との間に所定の距離を空けて、溶着突起12の外側を囲むようにして形成されている。この外側壁部11は、後に詳細を説明するように振動溶着の際にバリ隠しとして機能する。
これに対し、残り一面の開放端の近傍については、左右両側部を除く中間部分が第1ハウジング部材2の下端から上方に向けて窪まされた凹所9が形成されている。この凹所9は、フィルタエレメント60を着脱させる開口部1Bとして構成される。
同様に、第2ハウジング部材20の上面をなす開放端の近傍には、第1ハウジング部材2の張り出し部5に対応する周壁面21に、各周壁面21を外側方に向けて張り出した張り出し部23が形成されている。この張り出し部23も第2ハウジング部材20の上端から所定の寸法下がった位置で外側方に向けて水平に張り出す水平面24と、この水平面24の外周縁にて上端側に向けて屈曲し、第2ハウジング部材20の外周を覆うように形成された垂直面25とで構成されている。
そして垂直面25の上端には垂直面25の上端にて外側方に突出するフランジ部26が形成されている。このフランジ部26についても、その上面をなし、第1ハウジング部材2材のフランジ部8と対向する面に、第1ハウジング部材2に向けて突出する溶着突起29が形成されている。この溶着突起29は、第1ハウジング部材2に形成された溶着突起12と突き合わされて、溶着されている。そして、図2に示すように、フランジ部26の外周縁は、第1ハウジング部材2に形成されている外側壁部11の下端が突き合わされている。なお、第2ハウジング部材20の溶着突起29の幅は、第1ハウジング部材2の溶着突起12の幅の約2倍の寸法に形成されており、その先端に、第1ハウジング部材2の溶着突起12の他、後に詳細を説明する吸着エレメント40の溶着突起47の双方が当接されるように形成されている。
そして、第2ハウジング部材20における、第1ハウジング部材2の凹所9が形成された面3aと対応する面21aには、その左右両側部を除く中間部分が、第2ハウジング部材20の上端から下方に向けて窪まされた凹所28が同様に形成されている。この第2ハウジング部材20の凹所28は、第1ハウジング部材2の凹所9と合わされて、フィルタエレメント60を着脱させる開口部1Bとして形成される。
さらに、このエアクリーナ1は、図3に示す、ホルダ70を備えている。このホルダ70は、ハウジング1A内に収納されたフィルタエレメント60をハウジングに押し付けて位置固定させる。ホルダ70は、ハウジング1Aの開口部1Bを塞ぐ蓋部71と、蓋部71に対して垂直に延び、ハウジング1A内に挿入される一対の楔部72と、楔部72の先端側にて両者を連結する連結部74とを備えている。蓋部71はハウジング1Aの開口部1B全体を覆うことができる該略矩形状をなしている。各楔部72には、両者が対向している内面に、先端から根元に向かうに連れてその高さが高くなるよう傾斜しているガイド面73が形成されている。
ハウジング1A内に収納されたフィルタエレメント60は、その外形が矩形に形成されており、襞折りされた濾材61と、濾材61の外周縁を保持するフレーム62とを備えている。またフレーム62の外周面には、その全周にわたりシールパッキン64が取り付けられている。
濾材61は、不織布等を積層してなる部材であり、エアクリーナ1に流入されたエアを通過させてエアを濾過している。この濾材61を保持するフレーム62は、樹脂を射出成形する等して形成される。フレーム62には、下方に向けて延びる支持脚66と、外周面から外側方に張り出すパッキン取付フランジ63が形成されている。
なお、この支持脚66のうち側部をなす部分は、その高さがハウジング1Aの開口部1B側が低く、奥側が高くなるように、その下端が傾斜している。そして、支持脚66の側部をなす部分は、その下端がホルダ70の楔部72に設けられたガイド面73に支持される。
一方、パッキン取付フランジ63は、シールパッキン64が取付られる部位である。このパッキン取付フランジ63の先端には、上下に張り出すストッパ65が形成されており、パッキン取付フランジ63に取り付けられたシールパッキン64が離脱することを防止している。なお、この実施形態にかかるフレーム62は、当該フィルタエレメント60の短軸方向の中心に、長軸方向に延びるリブ67が設けられている。但しこのリブ67は必須なものではなく、特に設けなくともよい。
シールパッキン64は、その内側に形成された取付用の切り込みにパッキン取付フランジ63を挿入させ、接着材でパッキン取付フランジ63に接着させてフレーム62に取り付けられている。このシールパッキン64の上部には締めしろ64aが形成されており、この締めしろ64aを押しつけることでシールする。この実施形態にかかるシールパッキン64は、ハウジング1Aの挿入部に挿入され、締めしろ64aが第1ハウジング部材2側に押しつけられて、第1ハウジング部材2と第2ハウジング部材20の合わせ部をシールする。
即ち、ホルダ70の楔72には、傾斜したガイド面73が設けられている一方で、フィルタエレメント60のフレーム62にはその下端の傾斜した支持脚66が設けられている。このため、ハウジング1A内に収納されたフィルタエレメント60は、ホルダ70が開口部1Bから挿入されると、ガイド面73に押し上げられ、徐々に第1ハウジング部材2側へ押しつけられる。これにより、シールパッキン64の上側が、吸着エレメント40の保持枠42の裏面に押しつけられる。シールパッキン64の上側が押しつけられると、締めしろ64aが保持枠42により押しつぶされ、これによりハウジング1A内におけるクリーン側がシールされる。この際、ホルダ70が完全にハウジング1に挿入された状態では、ガイド面73の傾斜とこれとは逆の傾きを有する支持脚66の傾斜により、シールパッキン64は、その全周が均等に押し付けられることになる。
そして、ハウジング1A内にて気化燃料を吸着する吸着エレメント40は、内側が開口された矩形状の吸着材41と、吸着材41の外周縁を保持する保持枠42と、吸着材41の開口された内側にて吸着材41を保持する内枠51とから構成されている。
吸着材41は、活性炭などにより形成され、ハウジング1A内に流出口10から流入される蒸発した気化燃料を吸着する。
保持枠42は、樹脂を射出成形する等して形成される部材であり、その幅方向の中央に屈曲部43が形成され、この屈曲部43の外側が屈曲部43の内側に対してほぼ直角をなして下側に向けて折り曲げられた折り面45が形成されている。そして、その外周縁には、外側方に向けて突出する接続部46と、さらに下方に向けて突出する内側壁部48とが形成されている。さらに、接続部46の先端には下方に突出する溶着突起47が、保持枠42の周方向に沿って形成されている。但し、図1から明らかなように、保持枠42を構成している4辺のうち、ハウジング1Aの開口部1Bに対応する1辺には、折り面45を形成させず、第1ハウジング部材に形成された凹所9とほぼ同形をなす凹所42aが形成されている。
この保持枠42は、図2に示すように、屈曲部43の内側の部位44が第1ハウジング部材2の張り出し部5を構成する水平面6に合わせられ、折り面45が垂直面7に合わせれて保持枠42が張り出し部5の内面に密接されている。
接続部46に形成された溶着突起47は、第1ハウジング部材2のフランジ部8に形成された溶着突起12と共に、第2ハウジング部材20のフランジ部26に形成された溶着突起29に振動溶着される。一方、内側壁部48は、第2ハウジング部材20に形成された溶着突起29の内側にて、当該溶着突起29から所定の距離を隔てた位置にて、ハウジング1Aの内部と溶着突起29の形成された部位とを仕切るように形成されている。そして、この内側壁部48、第2ハウジング部材20の溶着突起29、保持枠42に形成された接続部46、及び第2ハウジング部材20のフランジ部26とにより、閉鎖された空間部Bが形成される。内側壁部48がバリ隠しとして機能して、この空間部Bには振動溶着の際に発生するバリが滞留される。
一方、保持枠42の内縁には、厚み方向の中央に保持溝50が形成されている。この保持溝50は、吸着材41の外縁をその内部に挿入させて、吸着材41の外周縁を保持している。また、保持枠42の内縁には、上方に向けて突出する突部49が形成されている。この突部49は、保持枠42の内縁に沿って形成されており、その高さが第1ハウジング部材2の内面に形成された断面形状「L」字の溝13の深さに一致されている。この突部49は、当該吸着エレメント40がハウジング1Aに取り付けられた際に、第1ハウジング部材2の溝と共にバリ隠しとして機能する。
以上の構成を備えたエアクリーナ1では、溶着突起12,29,47の外側では、溶着突起12,29、バリ隠しと機能する外側壁部11、フランジ部8、及び第2ハウジング部材のフランジ部26とにより、閉鎖された空間部Aが形成され、振動溶着の際に発生するバリがこの空間部Aの内部に滞留される。また、溶着突起12,29,47の内側では、溶着突起12,47、バリ隠しと機能する内側壁部48、保持枠42の接続部46、及び第2ハウジング部材のフランジ部26とにより、閉鎖された空間部Bが形成され、振動溶着の際に発生するバリがこの空間部Bの内部に滞留される。
なお、図2に示すように、吸着エレメント40の保持枠42の内縁に形成された突部49もバリ隠しとして機能する。即ち、振動溶着の際に、第1ハウジング部材2に形成された張り出し部5と、保持枠42との間をバリ通過した場合でも、突部49はバリがハウジング1Aの内部に侵入することを防止する。そして、突部49と第1ハウジング部材2の溝13とにより形成された小さな空間部分に通過したバリは滞留される。
このエアクリーナ1は次のように製造される。
まず、図4に示すように、第1ハウジング部材2の内側に、吸着エレメント40をはめ込む。この際、吸着エレメント40の保持枠42に形成された屈曲部43を、第1ハウジング部材2の張り出し部5における水平面6と垂直面7との境界に一致せしめ、屈曲部43の内側の部位44を水平面6の内面に、折り面45を垂直面7の内面に密接させる。
次いで、第1ハウジング部材2の開放端と第2ハウジング部材20の開放端とを重ね合わせ、相互の開放端を他方のハウジング部材2,20で閉鎖する。この際、第1ハウジング部材2のフランジ部8に形成された溶着突起12の先端、及び保持枠42の接続部46に形成された溶着突起47の先端を共に、第2ハウジング部材20のフランジ部26に形成された溶着突起29の先端に突き当てる。
次いで、両ハウジング部材2,20同士をクランプするように、相互に押圧し合う力をハウジング部材2,20に付与する。これと共に、吸着エレメント40が内部にはめ込まれた第1ハウジング部材2と、第2ハウジング部材20とを、両者が水平方向においてスライドされるように振動させる。例えば、吸着エレメント40のはめ込まれた第1ハウジング部材2を位置固定し、第1ハウジング2及び吸着エレメント40に対して第2ハウジング部材20を振動させる。これにより、第1ハウジング部材2の溶着突起12と第2ハウジング部材20の溶着突起29との間、並びに保持枠42の溶着突起47と第2ハウジング部材20の溶着突起29との間にはそれぞれ、摩擦熱が発生する。各溶着突起12,29,47は、この摩擦熱により熱溶着され、これにより、第1ハウジング部材2と第2ハウジング部材20、吸着エレメント40の保持枠42と第2ハウジング部材20とが一体に構成される。
この振動溶着の工程は、図5に示すように、各溶着突起12が適宜溶解されて、外側壁部11の先端及び内側壁部48の先端が第2ハウジング部材20のフランジ部26と当接するまで行われる。
なお、溶着突起12,29,47が摩擦熱により溶解すると、これに伴い溶着突起12,29,47からバリが発生する。しかしながら、このエアクリーナ1は、溶着突起12の内側に内側壁部48を設けている。この内側壁部48は上述したように、この内側壁部48は、溶着突起12の設けられた位置と、ハウジング1A内とを分離しており、バリ隠しとして機能する。このため、振動溶着の際に発生するバリは、ハウジング1Aの内部に飛散することがこの内側壁部48により阻止される。発生したバリは空間部Bの内部に滞留される。同様に、溶着突起12の外側に設けられた外側壁部11もバリ隠しとして機能し、振動溶着の際に発生するバリがハウジング1Aの外部に飛散することを阻止している。そして、発生したバリは、空間部Aの内部に滞留される。
以上のように、第1ハウジング部材2、第2ハウジング部材20及び吸着エレメント40が振動溶着により一体化されると、図6に示すように、4つの周壁面3,21のうち一面3a,21aには、開口部1Bの形成されたハウジング1Aが完成する。そして、ハウジング1A内に開口部1Bからフィルタエレメント60を収納させ、その後、同じく開口部1Bからホルダ70を挿入させる。ホルダ70が挿入されると、フィルタエレメント60は、ホルダ70の楔72の内面に形成されたガイド面73より上側の第1ハウジング部材2へ徐々に押し上げられる。
上述のように、ホルダ70の楔部72に形成されたガイド面73は、開口部1B側が高く形成され、先端に向かうに連れ斜め下方に向けて傾斜している。一方、フィルタエレメント60のフレーム62に形成された支持脚66は、奥側が高く、開口部1B側が低く成されている。即ち、両者の傾斜の向きは相互に逆向きである。このため、ホルダ70が完全に挿入されると、フィルタエレメント60の周囲に設けられたシールパッキン64は、全周にわったって均等な力で吸着エレメント40の保持枠42の裏面に押し付けられる。
一方、ホルダ70の蓋部71が開口部1Bを密閉する。これにより、エアクリーナ1は完成される。なお、本実施形態では内側壁部48及び外側壁部11のいずれもが第1ハウジング部材2に設けられているが、これには限定されない。
図7は、図2に示す実施形態とは別の実施形態にかかるエアクリーナ1を示している。この図7に示すエアクリーナ1では、外側壁部11が第2ハウジング部材20のフランジ部の外縁部に設けられ、その先端が第1ハウジング部材2のフランジ部まで延びるように形成されている。また、内側壁部48については、第2ハウジング部材20のフランジ部の内縁部に設けられ、その先端が吸着エレメント40の保持枠42に突き当てられるように形成されている。
かかる態様で壁部11,48を溶着突起12、29,47の外側及び内側に設けても、これら壁部11,48はバリ隠しとして機能し、振動溶着の際に発生するバリがハウジング1Aの内外に飛散することを確実に防止する。
〔第2実施形態〕
図8及び図9は、本発明の第2実施形態にかかるエアクリーナ100を示すものである。
この実施形態にかかるエアクリーナ100は、吸着エレメント140の撓みを防止するサポート部材180を具備するものである。
図8は、このエアクリーナ100を、そのパーツごとに分解して表した斜視図を示している。エアクリーナ100は、外殻をなすハウジング101と、ハウジング101内に挿入されるフィルタエレメント160とを備えている。このハウジング101は、その上部をなす第1ハウジング部材102と下部をなす第2ハウジング部材120とが合わされて構成される。第1ハウジング部材102は、周壁面103及び天面104からなり、下部は開放されている。また、第2ハウジング部材120は、周壁面121と底面122とから構成されている。そして、このエアクリーナ100についても、第1ハウジング部材102により構成されるハウジング101の上側が、クリーン側であり、第2ハウジング部材120により構成されるハウジング101の下側が、ダスト側である。また、第1ハウジング部材102には、その周壁面103に流出口110が設けられ、第2ハウジング部材120の周壁面121に流入口127が設けられている。さらに、第1ハウジング部材102と第2ハウジング部材120の合わせ部分には、ハウジング101の周壁面103,121のうち1面に開口部100Bが形成されている。この開口部100Bは、フィルタエレメント160をハウジング101の内部に挿入させるための部位である。
フィルタエレメント160は、その周縁部をなすフレーム162と、フレーム162の内側に配置される、襞折りされた濾材161とを備えている。また、フレーム162の外面にはその全周にわたり、パッキン163が取り付けられている。このフィルタエレメント160は、第1実施形態のエアクリーナ100と同様に、ホルダ170により開口部100Bから挿入されてハウジング101の内部に収容されるように構成されている。なお、ホルダ170の構造やホルダ170を用いてフィルタエレメント160をハウジング101内へ挿入させる手順等は、第1実施形態にかかるエアクリーナ100と同様であるため、ここではその説明は省略する。また、フィルタエレメント160がハウジング101内において、ホルダの楔170を利用して保持される点、及び蓋部171が開口部100Bを閉鎖する点も同様である。なお、この図8に示すフィルタエレメント160は、フレーム162の内側にリブを設けていないが、第1実施形態のものと同様にリブを設けてもよい。
そして、クリーン側をなす第1ハウジング部材102の内部には、吸着エレメント140とサポート部材180が重ね合わされるようにして設けられる。吸着エレメント140は、その周縁をなす保持枠142と、この保持枠142の内側に配置されて保持枠142に保持される吸着部141とから構成される。この吸着部141は、保持枠142の内側全面を閉鎖して構成されており、その中央部には開口は形成されていない。一方、サポート部材180は、周縁部を構成するフレーム部181と、このフレーム部181の内側において縦横に延びる複数のリブ182とから構成されている。このサポート部材180は、吸着エレメント140と重ね合わされることで、リブ182が吸着部141を支持し、吸着部141がエアの流れにより下流側に撓んでしまうことを防止する。
そして、このエアクリーナ100では、第1及び第2のハウジング部材102,120、吸着エレメント140及びサポート部材180の4部材が振動溶着されることで一体化される。図9は、これら4部材が振動溶着される部位である第1及び第2のハウジング部材102,120の合わせ部分の詳細を示すものである。
第2ハウジング部材120の周縁には外側に向けて張り出すフランジ部126が形成され、その上面には、上側に向けて突出する溶着突起129が形成されている。フランジ部126は、この第2ハウジング部材120の周縁のうち、前述の開口部100Bが形成される面を除く3面に形成される。そして、溶着突起129はこのフランジ部126の全長について形成されている。
一方、ハウジング101の上部をなす第1ハウジング部材102の内部には、サポート部材180をこの第1ハウジング部材102の奥側に位置させて、サポート部材180と吸着エレメント140とが重ね合わされて配置される。この第1ハウジング部材102の開放端の近傍についても、周壁面103の3面には、各周壁面103を外側方に向けて張り出す張り出し部105が形成されている。この張り出し部105も、水平に張り出す水平面106と、この水平面106の外周縁にて下側に向けて延びる垂直面107とで構成されている。さらに、垂直面107の下端には、外側方に向けて突出するフランジ部108が形成されている。
そして、このフランジ部108の下面には、第2ハウジング部材120に向けて突出する溶着突起112が形成されている。また、このフランジ部108の外周縁には、外側壁部111が、溶着突起112,129との間に所定の距離を空けて、溶着突起112,129の外側を囲むようにして形成されている。この外側壁部111はその先端が第2ハウジング部材120のフランジ部126に突き当てられ、溶着突起112,129との間に密閉された空間部Aを形成している。このため、この外側壁部111も、振動溶着の際にバリ隠しとして機能する。
吸着エレメント140及びサポート部材180は、この第1ハウジング部材102の張り出し部105の内側にはめ込まれるようにして配置される。これらサポート部材180の周縁をなすフレーム部181と吸着エレメント140の保持枠142とは、ともにその幅方向の中間部分に屈曲部143,183が形成され、その外縁側145,185が第2ハウジング部材120のフランジ部126に向けられている。これらサポート部材180及び吸着エレメント140は、それぞれの屈曲部143,183が張り出し部105における水平面106と垂直面107との境界線である屈曲部109に一致されて張り出し部105の内側に配置される。
そして、サポート部材180のフレーム部181の外周縁は、フランジ部108に沿うように外側に向けて張り出し、さらに、その先端に溶着突起187が第2ハウジング部材120の溶着突起129に向けて突出している。この溶着突起187は、その外面が第1ハウジング部材102に形成された溶着突起112の内面と密接している。一方、吸着エレメント104の保持枠142はその外周縁が二股に分かれ、外側が溶着突起147として形成され、内側が内側壁部148として形成されている。より詳細に説明すると、外側の部分は、外側に向けて張り出し、かつ、その先端には第2ハウジング部材120の溶着突起129に向けて突出する溶着突起147が形成されている。この外側の部位はその外面がサポート部材180の内面に密接されている。一方、内側の部位は、保持枠142の先端には、内側の一部分が第2ハウジング部材120のフランジ部における溶着突起129の内側の部位に向けて突出している。この突出する部位が内側壁部148である。この内側壁部148も、溶着突起129,147との間に一定の距離を空けてこれら溶着突起129,147と平行をなすようにして形成されている。そして、内側壁部148は、溶着突起129,147との間に密閉した空間部Bを形成せしめ、振動溶着の際にバリ隠しとして機能する。
このように、第1ハウジング部材102と第2ハウジング部材120との合わせ部分では、第2ハウジング部材120の溶着突起129に向けて、ハウジング101の外側から順に、第1ハウジング部材102の溶着突起112、サポート部材180の溶着突起187、吸着エレメント140の溶着突起147が重ねられた状態で突出している。また、第1ハウジング部材102の溶着突起112の外側には、外側壁部111が設けられ、吸着エレメント140の溶着突起147の内側には、内側壁部148が設けられ、これら外側壁部111と内側壁部148とで溶着突起112,129,147,187はその内外が囲まれる。このため、振動溶着の際に発生するバリは、これら外側壁部111及び内側壁部148の間に形成される空間部A,Bに残留され、バリが飛散することを確実に阻止する。この図9から明らかなように、第2ハウジング部材120の溶着突起129の厚み寸法と、第1ハウジング部材102、サポート部材180、及び吸着エレメント140にそれぞれ形成された各溶着突起112,148,187の厚み寸法の合計とはほぼ一致している。
なお、この実施形態にかかるエアクリーナ100では、円で囲んだX部に示すように、サポート部材180のフレーム部181の内縁部分には、その上面に第1ハウジング部材102の内面に向けて突出する突起部188がフレーム部181の内縁部分に沿って形成されている。一方、第1ハウジング部材102の内面には、突起部188に対応する位置に溝が形成されている。そして、突起部188の上端は、この溝の位置において、第1ハウジング部材102の内面に当接されている。このため、突起部、フレーム部181の上面及び溝の内側に空間部Cが形成される。同様に、吸着エレメント140の保持枠142の内縁部分には、突起部149がサポート部材180のフレーム部181に向けて形成されている。そして、突起部149、吸着エレメント140の保持枠142及びサポート部材180で囲まれた内側には空間部Dが形成される。
これら空間部C,Dは、振動溶着の際に発生するバリが、第1ハウジング部材102とサポート部材180の間、及びサポート部材180と吸着エレメント140の間を通過したとしても、バリをハウジング101の内部へ浸入することを阻止するバリ隠しとして機能する。
以上のようにして構成されたエアクリーナ100によれば、エアの吸気時においては、フィルタエレメント160を通過したエアは、続いて吸着エレメント140の吸着部141を通過する。この際、エアの圧力により吸着部141には、上側の第1ハウジング部材102側へ押し退ける力が作用するが、サポート部材180のリブ182が吸着部141を支持する。このため、吸着部141が第1ハウジング部材102側に大きく撓むことを効果的に阻止する。
その一方で、エンジンの停止時には、エンジン側からハウジング101内に流入する気化燃料は、吸着エレメント140の吸着部141に吸着され、これより上流側へ漏洩することが防止される。特に、この第2実施形態にかかるエアクリーナ100では、吸着部141が全面を覆っているため、ハウジング101内に流入した気化燃料は、吸着部141を通らなければ、これより上流側へ移動することができない構造となっている。このため、吸着部141が確実に気化燃料を確実に吸着する。
エアクリーナを、構成パーツに分解して表した斜視図。 エアクリーナの一部を縦方向に切断した縦断面図。 ホルダの斜視図。 振動溶着される前の第1ハウジング部材、第2ハウジング部材及び吸着エレメントの状態を部分的に示す図。 振動溶着後の前の第1ハウジング部材、第2ハウジング部材及び吸着エレメントの状態を部分的に示す図。 完成されたハウジングにフィルタエレメントを装着する前の状態を示すエアクリーナの斜視図。 図2に示すエアクリーナとは別の態様で外側壁部及び内側壁部を形成したエアクリーナの一部を縦方向に切断した縦断面図。 第2実施形態にかかるエアクリーナを構成パーツに分解して表した斜視図。 エアクリーナの一部を縦方向に切断した縦断面図。
符号の説明
1 エアクリーナ
2,20 ハウジング部材
5,23 張り出し部
8,26 フランジ部
9,28,42a 凹所
11 外側壁部
12,29,47 溶着突起
13 溝
40 吸着エレメント
41 吸着材
42 保持枠
43 屈曲部
45 折り面
46 接続部
48 内側壁部
60 フィルタエレメント
61 濾材
62 フレーム
63 パッキン取付フランジ
64 シールパッキン(シール材)
66 支持脚(脚部)
70 ホルダ
A,B 空間部
100 エアクリーナ
102,120 ハウジング部材
105 張り出し部
108,126 フランジ部
111 外側壁部
112,129 溶着突起
147,187溶着突起
113 溝
140 吸着エレメント
141 吸着材
142 保持枠
143 屈曲部
148 内側壁部
160 フィルタエレメント
161 濾材
162 フレーム
164 シールパッキン(シール材)
170 ホルダ
180 サポート部材
181 フレーム部
182 リブ
183 屈曲部

Claims (4)

  1. 開放端の形成された一対のハウジング部材からなり、前記開放端同士が合わされて、これら開放端を相互に閉鎖してなるハウジングと、このハウジング内を各ハウジング部材の領域に仕切るよう組み込んで、ハウジング内に取り込まれたエアを濾過するフィルタエレメントと、を備えたエアクリーナにおいて、
    さらに、前記ハウジング内には、気化燃料を吸着する吸着材と、この吸着材の外周縁を保持する保持枠とから構成されて、蒸発してエンジン側から流入する気化燃料を吸着する吸着エレメントが、前記フィルタエレメントと対向されて前記ハウジング部材のいずれか一方側に配置され、
    各ハウジング部材におけるそれぞれの前記開放端には、他方側の開放端に向けて突出して突き合わされる溶着突起がそれぞれ形成され、
    前記保持枠には、この吸着エレメントの配置された側とは前記フィルタエレメントを介して逆側のハウジング部材の溶着突起に突き当てられる溶着突起の形成された接続部が設けられ、
    双方の前記ハウジング部材の溶着突起同士が突き当てられると共に、前記接続部に形成された溶着突起が、当該吸着エレメントとは逆側に位置するハウジング部材の溶着突起と突き合わされて、これらが振動溶着されて、前記ハウジング及び前記吸着エレメントが一体に形成され、
    各ハウジング部材の開放端には、外側方に張り出し、相互に重ね合わされるフランジ部がそれぞれ形成され、各ハウジング部材の前記溶着突起は、これらフランジ部の相互に対向する面にそれぞれ形成され、
    前記フランジ部のいずれか一方には、他方のフランジ部に向けて突出し、バリの飛散を阻止する外側壁部が、溶着されて一体化された各ハウジング部材の溶着突起及び前記吸着エレメントの溶着突起の外側に、これら溶着突起から所定の距離を空けた位置に形成され、
    前記吸着エレメントの保持枠には、この吸着エレメントが配置されたハウジング部材とは逆側のハウジング部材のフランジ部に向けて突出し、前記溶着突起同士の振動溶着により発生するバリの飛散を阻止する内側壁部が、溶着されて一体化された各ハウジング部材の溶着突起及び前記吸着エレメントの溶着突起の内側に、これら溶着突起から所定の距離を空けた位置に形成され、
    前記外側壁部は前記溶着突起の外側を囲み、前記外側壁部、前記溶着突起及び前記フランジ部で閉鎖された空間を形成せしめ、前記内側壁部は、前記溶着突起の内側を囲み、前記内側壁部、前記溶着突起、前記保持枠の接続部及び前記フランジ部で閉鎖された空間を形成せしめており、
    各ハウジング部材の前記開放端の近傍には、このハウジング部材の周壁面を外側方に張り出させた張り出し部がそれぞれ形成され、この張り出し部は、周壁面から外側方へ向けて延びる水平面と、この水平面の外側縁にて、相互に他方側のハウジング部材に向けて延びる垂直面とから構成され、これら張り出し部は組み合わされてその内部が前記フィルタエレメントの周縁部が挿入される挿入部として構成され、
    前記フランジ部は前記垂直面の先端にそれぞれ形成され、
    前記吸着エレメントの保持枠は、その外周縁が折り曲げられてなる折り面がこの吸着エレメントの周方向に沿って形成されて、前記挿入部の内面に密接するよう形成され、
    前記折り面の先端には、さらに外側方へ突出され、その先端に前記溶着突起の形成された前記接続部と、当該吸着エレメントの配置された側とは逆側のハウジング部材の前記溶着突起の内側にてこのハウジング部材のフランジ部に向けて延びる前記内側壁部とが形成されたことを特徴とするエアクリーナ。
  2. 溶着されて一体化された各ハウジング部材の溶着突起及び前記吸着エレメントの溶着突起は、その内側及び外側にて所定の距離を空けて、これら溶着突起に沿って延びるように形成され、前記溶着突起同士の振動溶着により発生するバリの飛散を阻止する前記内側壁部及び前記外側壁部からなる壁部によって囲まれていることを特徴とする請求項1に記載のエアクリーナ。
  3. 前記吸着エレメントに重ね合わされて、前記吸着材を支持するサポート部材が、前記吸着エレメントの配置されるハウジング部材において、前記吸着エレメントの奥側に位置されて設けられたことを特徴とする請求項1または2に記載のエアクリーナ。
  4. 前記サポート部材の周縁には、このサポート部材が配置されるハウジング部材とは逆側のハウジング部材に向けて突出する溶着突起が形成され、この溶着突起は、このサポート部材が配置される側のハウジング部材に形成された前記溶着突起と、前記吸着エレメントの保持枠に形成された溶着突起との間に挟み込まれて構成されていることを特徴とする請求項3に記載のエアクリーナ。
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