JP4727177B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、筒内に向けて燃料を噴射する第1の燃料噴射手段(筒内噴射用インジェクタ)と吸気通路または吸気ポート内に向けて燃料を噴射する第2の燃料噴射手段(吸気通路噴射用インジェクタ)とを備えた内燃機関の制御装置に関し、特に、第1の燃料噴射手段と第2の燃料噴射手段との分担比率が変更された場合に吸気ポートの内壁面に付着した燃料分を補正する技術に関する。
機関吸気通路内に燃料を噴射するための第1の燃料噴射弁(背景技術においては、吸気通路噴射用インジェクタ)と、機関燃焼室内に常時燃料を噴射するための第2の燃料噴射弁(背景技術においては、筒内噴射用インジェクタ)とを具備し、機関負荷が予め定められた設定負荷よりも低いときには第1燃料噴射弁(吸気通路噴射用インジェクタ)からの燃料噴射を停止すると共に機関負荷が設定負荷よりも高いときには第1燃料噴射弁(吸気通路噴射用インジェクタ)から燃料を噴射するようにした内燃機関が公知である。この内燃機関では両燃料噴射弁から噴射される燃料の合計である全噴射量が機関負荷の関数として予め定められており、この全噴射量は機関負荷が高くなるほど増大せしめられる。
このような内燃機関では機関負荷が設定負荷よりも高くなって第1燃料噴射弁(吸気通路噴射用インジェクタ)からの燃料噴射が開始されたときには、第1燃料噴射弁(吸気通路噴射用インジェクタ)からの噴射燃料の一部が吸気通路内壁面に付着し、その結果、吸気通路から機関燃焼室内に供給される燃料量は第1燃料噴射弁(吸気通路噴射用インジェクタ)からの噴射燃料量も少なくなる。したがって、内燃機関の負荷の関数として予め定められた噴射量に基づいて各燃料噴射弁から燃料噴射を行なうと第1燃料噴射弁(吸気通路噴射用インジェクタ)からの燃料噴射が開始されたときに、実際に機関燃焼室内に供給される燃料量が要求燃料量よりも少なくなってしまい(リーンな状態)、そのため機関の出力トルクが一時的に低下してしまうという問題を生じる。
また、このような内燃機関では機関負荷が設定負荷よりも低くなって第1燃料噴射弁(吸気通路噴射用インジェクタ)からの燃料噴射が停止されたときには、吸気通路内壁面に付着している燃料が機関燃焼室内に供給され続ける。その結果、内燃機関の負荷の関数として予め定められた噴射量に基づいて各燃料噴射弁から燃料噴射を行なうと第1燃料噴射弁(吸気通路噴射用インジェクタ)からの燃料噴射が停止されたときに、実際に機関燃焼室内に供給される燃料量が要求燃料量よりも多くなってしまい(リッチな状態)、そのため機関の出力トルクが一時的に高くなってしまうという問題を生じる。
特開平5−231221号公報(特許文献1)は、筒内に向けて燃料を噴射する筒内噴射用インジェクタと吸気通路または吸気ポート内に向けて燃料を噴射する吸気通路噴射用インジェクタとを備えた内燃機関において、ポート噴射の開始時および停止時に機関出力トルクが変動するのを阻止する燃料噴射式内燃機関を開示する。この燃料噴射式内燃機関は、機関吸気通路内に燃料を噴射するための第1の燃料噴射弁(吸気通路噴射用インジェクタ)と、機関燃焼室内に燃料を噴射するための第2の燃料噴射弁(筒内噴射用インジェクタ)とを具備し、機関の運転状態が予め定められた運転領域内にあるときには第1燃料噴射弁からの燃料噴射を停止するとともに機関の運転状態が上記予め定められた運転領域外となったときには第1燃料噴射弁から燃料を噴射するようにした内燃機関であって、第1燃料噴射弁からの燃料噴射が開始されたときに吸気通路内壁面に付着する付着燃料量を推定しかつ第1燃料噴射弁からの燃料噴射が停止されたときに機関燃焼室内に流入する付着燃料の流入量を推定する手段と、第1燃料噴射弁からの燃料噴射が開始されたときに第2燃料噴射弁からの噴射燃料量を上記付着燃料量だけ増量補正するとともに、第1燃料噴射弁からの燃料噴射が停止されたときに第2燃料噴射弁からの噴射燃料量を上記流入量だけ減量補正する手段とを含む。
この燃料噴射式内燃機関によると、第1燃料噴射弁からの燃料噴射が開始されたときに第2燃料噴射弁からの噴射燃料量を付着燃料量だけ増量補正することによって実際に機関燃焼室内に供給される燃料量が要求燃料量となり、第1燃料噴射弁からの燃料噴射が停止されたときに第2燃料噴射弁からの噴射燃料量を流入量だけ減量補正することによって実際に機関燃焼室内に供給される燃料量が要求燃料量となる。その結果、第1燃料噴射弁からの燃料供給の開始時および停止時のいずれの場合においても、機関燃焼室内に供給される燃料量は要求燃料量となるので、機関出力トルクが変動するのを阻止することができる。
特開平5−231221号公報
しかしながら、特許文献1に開示された燃料噴射式内燃機関においては、第1燃料噴射弁(吸気通路噴射用インジェクタ)からの燃料噴射が行なわれていない状態から開始されたとき、または、第1燃料噴射弁(吸気通路噴射用インジェクタ)からの燃料噴射が行なわれている状態から停止されたときのみを対象として、第2燃料噴射弁(筒内噴射用インジェクタ)の燃料噴射量を補正しているに過ぎない。すなわち、DI比率r(全燃料噴射量に対する筒内噴射用インジェクタの燃料噴射量の比率)が1(筒内噴射用インジェクタからの燃料噴射しか行なわれていない状態)から変化したとき(吸気通路噴射用インジェクタからの燃料噴射が開始された状態)、または、DI比率rが0(吸気通路噴射用インジェクタからの燃料噴射しか行なわれていない状態)から変化したとき(筒内噴射用インジェクタからの燃料噴射が開始された状態)を対象としたものであって、吸気通路噴射用インジェクタのON/OFFに伴う壁面付着量の補正を筒内噴射用インジェクタで行なっているものに過ぎない。DI比率rが、r(1)(0<r(1)<1)の第1の状態からr(2)(0<r(1)<r(2)<1)の第2の状態に変化した(DI比率が上昇した)場合や、DI比率rが、r(3)(0<r(3)<1)の第3の状態からr(4)(0<r(4)<r(3)<1)の第4の状態に変化した(DI比率が低下した)場合における壁面付着量の補正を対象としていない。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、筒内に燃料を噴射する第1の燃料噴射手段と吸気通路に燃料を噴射する第2の燃料噴射手段とで噴射燃料を分担する内燃機関において、DI比率の変化時に壁面付着量を適正に補正することができる、内燃機関の制御装置を提供することである。
第1の発明に係る制御装置は、筒内に燃料を噴射するための第1の燃料噴射手段と吸気通路内に燃料を噴射するための第2の燃料噴射手段とを備えた内燃機関を制御する。この制御装置は、内燃機関に要求される条件に基づいて、第1の燃料噴射手段と第2の燃料噴射手段とで分担して燃料を噴射するように、燃料噴射手段を制御するための制御手段と、噴射量分担率が変化した場合に吸気通路の壁面付着燃料を推定するための推定手段とを含む。制御手段は、第1の燃料噴射手段と第2の燃料噴射手段とで燃料噴射量が分担されている領域において、壁面付着燃料を、第1の燃料噴射手段と第2の燃料噴射手段とで分担して補正するように、燃料噴射手段を制御するための手段を含む。
第1の発明によると、第1の燃料噴射手段(たとえば筒内噴射用インジェクタ)と第2の燃料噴射手段(たとえば吸気通路噴射用インジェクタ)とで分担して燃料を噴射しているときに(0<DI比率r<1)、(内燃機関に対する負荷が同じ状態で)DI比率rがステップ状に上昇(r<1)すると、吸気通路噴射用インジェクタの燃料噴射量がステップ状に減少する。このとき、吸気ポートに付着していた燃料が燃焼室に吸入される。このままでは空燃比がリッチになるので、吸気通路噴射用インジェクタで壁面付着燃料の補正を行なう。すなわち、吸気通路噴射用インジェクタの燃料噴射量を減少させるように補正する。この補正により、吸気通路噴射用インジェクタの最小噴射量を下回る場合が発生すると、もはや吸気通路噴射用インジェクタの燃料噴射量を減らすことによる壁面付着燃料の補正は不可能になる。この状態のままでは、依然空燃比がリッチであるので、筒内噴射用インジェクタを用いて壁面付着燃料の補正を行なう。吸気通路噴射用インジェクタで補正しきれなかった燃料噴射分だけ減算して、筒内噴射用インジェクタの燃料噴射量とする。
逆に、筒内噴射インジェクタと吸気通路噴射用インジェクタとで分担して燃料を噴射しているときに(0<DI比率r<1)、(内燃機関に対する負荷が同じ状態で)DI比率rがステップ状に低下(0<r)すると、吸気通路噴射用インジェクタの燃料噴射量がステップ状に増加する。このとき、吸気ポートに所定分の燃料が付着するまで燃焼室に吸入される燃料が減少する。このままでは空燃比がリーンになるので、吸気通路噴射用インジェクタで壁面付着燃料の補正を行なう。すなわち、吸気通路噴射用インジェクタの燃料噴射量を増加させるように補正する。この補正により、吸気通路噴射用インジェクタの最大噴射量を上回る場合が発生すると、もはや吸気通路噴射用インジェクタの燃料噴射量を増やすことによる壁面付着燃料の補正は不可能になる。この状態のままでは、依然空燃比がリーンであるので、筒内噴射用インジェクタを用いて壁面付着燃料の補正を行なう。吸気通路噴射用インジェクタで補正しきれなかった燃料噴射分だけ加算して、筒内噴射用インジェクタの燃料噴射量とする。
このようにすると、筒内噴射用インジェクタと吸気通路噴射用インジェクタとで分担して燃料を噴射している状態が継続しているときであってDI比率rの変化前後においても、筒内噴射用インジェクタからの燃料噴射量と吸気ポートから流入する燃料量との比率が所望の値に保持され、筒内噴射用インジェクタからの燃料噴射量がDI比率rからずれることによる、筒内噴射用インジェクタの噴口にデポジットが堆積することや燃焼悪化を回避できる。また、空燃比のフィードバックの追従遅れに起因するエミッションの悪化も防止できる。その結果、筒内噴射用インジェクタと吸気通路噴射用インジェクタとで、噴射燃料を分担する内燃機関において、DI比率の変化時に壁面付着量を適正に補正することができる、内燃機関の制御装置を提供することができる。
第2の発明に係る制御装置においては、第1の発明の構成に加えて、制御手段は、補正による燃料減少量が第2の燃料噴射手段の最小噴射量を下回った場合には、第2の燃料噴射手段からの噴射燃料量を最小噴射量とし、残りの補正を第1の燃料噴射手段からの燃料噴射量で行なうように、インジェクタを制御するための手段を含む。
第2の発明によると、DI比率rがステップ状に上昇(r<1)すると、吸気通路噴射用インジェクタの燃料噴射量がステップ状に減少する。このとき、吸気ポートに付着していた燃料が燃焼室に吸入されるので空燃比がリッチになるため、吸気通路噴射用インジェクタで壁面付着燃料の補正を行なう。吸気通路噴射用インジェクタの燃料噴射量を減少させるように補正しようとして吸気通路噴射用インジェクタの最小噴射量を下回る場合が発生すると、もはや吸気通路噴射用インジェクタの燃料噴射量を減らすことによる壁面付着燃料の補正は不可能になる。この状態のままでは、依然空燃比がリッチであるので、筒内噴射用インジェクタを用いて壁面付着燃料の補正を行なう。吸気通路噴射用インジェクタで補正しきれなかった燃料噴射分だけ減算して、筒内噴射用インジェクタの燃料噴射量とすることができる。
第3の発明に係る制御装置においては、第1の発明の構成に加えて、制御手段は、補正による燃料増加量が第2の燃料噴射手段の最大噴射量を上回った場合には、第2の燃料噴射手段からの噴射燃料量を最大噴射量とし、残りの補正を第1の燃料噴射手段からの燃料噴射量で行なうように、インジェクタを制御するための手段を含む。
第3の発明によると、DI比率rがステップ状に低下(0<r)すると、吸気通路噴射用インジェクタの燃料噴射量がステップ状に増加する。このとき、吸気ポートに所定分の燃料が付着するまで燃焼室に吸入される燃料が減少するので、空燃比がリーンになるため、吸気通路噴射用インジェクタで壁面付着燃料の補正を行なう。吸気通路噴射用インジェクタの燃料噴射量を増加させるように補正しようとして吸気通路噴射用インジェクタの最大噴射量を上回る場合が発生すると、もはや吸気通路噴射用インジェクタの燃料噴射量を増やすことによる壁面付着燃料の補正は不可能になる。この状態のままでは、依然空燃比がリーンであるので、筒内噴射用インジェクタを用いて壁面付着燃料の補正を行なう。吸気通路噴射用インジェクタで補正しきれなかった燃料噴射分だけ加算して、筒内噴射用インジェクタの燃料噴射量とすることができる。
第4の発明に係る制御装置においては、第1〜3のいずれかの発明の構成に加えて、第1の燃料噴射手段は、筒内噴射用インジェクタであって、第2の燃料噴射手段は、吸気通路用インジェクタである。
第4の発明によると、第1の燃料噴射手段である筒内噴射用インジェクタと第2の燃料噴射手段である吸気通路噴射用インジェクタとを別個に設けて噴射燃料を分担する内燃機関において、DI比率の変化時に壁面付着量を適正に補正することができる、内燃機関の制御装置を提供することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
図1に、本発明の実施の形態に係る内燃機関の制御装置であるエンジンECU(Electronic Control Unit)で制御されるエンジンシステムの概略構成図を示す。なお、図1には、エンジンとして直列4気筒ガソリンエンジンを示すが、本発明はこのようなエンジンに限定されるものではない。
図1に示すように、エンジン10は、4つの気筒112を備え、各気筒112はそれぞれ対応するインテークマニホールド20を介して共通のサージタンク30に接続されている。サージタンク30は、吸気ダクト40を介してエアクリーナ50に接続され、吸気ダクト40内にはエアフローメータ42が配置されるとともに、電動モータ60によって駆動されるスロットルバルブ70が配置されている。このスロットルバルブ70は、アクセルペダル100とは独立してエンジンECU300の出力信号に基づいてその開度が制御される。一方、各気筒112は共通のエキゾーストマニホールド80に連結され、このエキゾーストマニホールド80は三元触媒コンバータ90に連結されている。
各気筒112に対しては、筒内に向けて燃料を噴射するための筒内噴射用インジェクタ110と、吸気ポートまたは/および吸気通路内に向けて燃料を噴射するための吸気通路噴射用インジェクタ120とがそれぞれ設けられている。これらインジェクタ110、120はエンジンECU300の出力信号に基づいてそれぞれ制御される。また、各気筒内噴射用インジェクタ110は共通の燃料分配管130に接続されており、この燃料分配管130は燃料分配管130に向けて流通可能な逆止弁140を介して、機関駆動式の高圧燃料ポンプ150に接続されている。なお、本実施の形態においては、2つのインジェクタが別個に設けられた内燃機関について説明するが、本発明はこのような内燃機関に限定されない。たとえば、筒内噴射機能と吸気通路噴射機能とを併せ持つような1個のインジェクタを有する内燃機関であってもよい。
図1に示すように、高圧燃料ポンプ150の吐出側は電磁スピル弁152を介して高圧燃料ポンプ150の吸入側に連結されており、この電磁スピル弁152の開度が小さいときほど、高圧燃料ポンプ150から燃料分配管130内に供給される燃料量が増大され、電磁スピル弁152が全開にされると、高圧燃料ポンプ150から燃料分配管130への燃料供給が停止されるように構成されている。なお、電磁スピル弁152はエンジンECU300の出力信号に基づいて制御される。
一方、各吸気通路噴射用インジェクタ120は、共通する低圧側の燃料分配管160に接続されており、燃料分配管160および高圧燃料ポンプ150は共通の燃料圧レギュレータ170を介して、電動モータ駆動式の低圧燃料ポンプ180に接続されている。さらに、低圧燃料ポンプ180は燃料フィルタ190を介して燃料タンク200に接続されている。燃料圧レギュレータ170は低圧燃料ポンプ180から吐出された燃料の燃料圧が予め定められた設定燃料圧よりも高くなると、低圧燃料ポンプ180から吐出された燃料の一部を燃料タンク200に戻すように構成されており、したがって吸気通路噴射用インジェクタ120に供給されている燃料圧および高圧燃料ポンプ150に供給されている燃料圧が上記設定燃料圧よりも高くなるのを阻止している。
エンジンECU300は、デジタルコンピュータから構成され、双方向性バス310を介して相互に接続されたROM(Read Only Memory)320、RAM(Random Access Memory)330、CPU(Central Processing Unit)340、入力ポート350および出力ポート360を備えている。
エアフローメータ42は吸入空気量に比例した出力電圧を発生し、このエアフローメータ42の出力電圧はA/D変換器370を介して入力ポート350に入力される。エンジン10には機関冷却水温に比例した出力電圧を発生する水温センサ380が取付けられ、この水温センサ380の出力電圧は、A/D変換器390を介して入力ポート350に入力される。
燃料分配管130には燃料分配管130内の燃料圧に比例した出力電圧を発生する燃料圧センサ400が取付けられ、この燃料圧センサ400の出力電圧は、A/D変換器410を介して入力ポート350に入力される。三元触媒コンバータ90上流のエキゾーストマニホールド80には、排気ガス中の酸素濃度に比例した出力電圧を発生する空燃比センサ420が取付けられ、この空燃比センサ420の出力電圧は、A/D変換器430を介して入力ポート350に入力される。
本実施の形態に係るエンジンシステムにおける空燃比センサ420は、エンジン10で燃焼された混合気の空燃比に比例した出力電圧を発生する全域空燃比センサ(リニア空燃比センサ)である。なお、空燃比センサ420としては、エンジン10で燃焼された混合気の空燃比が理論空燃比に対してリッチであるかリーンであるかをオン−オフ的に検出するO2センサを用いてもよい。
アクセルペダル100は、アクセルペダル100の踏込み量に比例した出力電圧を発生するアクセル開度センサ440に接続され、アクセル開度センサ440の出力電圧は、A/D変換器450を介して入力ポート350に入力される。また、入力ポート350には、機関回転数を表わす出力パルスを発生する回転数センサ460が接続されている。エンジンECU300のROM320には、上述のアクセル開度センサ440および回転数センサ460により得られる機関負荷率および機関回転数に基づき、運転状態に対応させて設定されている燃料噴射量の値や機関冷却水温に基づく補正値などが予めマップ化されて記憶されている。
以下、吸気ポートに付着する燃料について説明する。
吸気通路噴射用インジェクタ120からのポート噴射量Qpが増加した場合(DI比率rが減少:0<r)、吸気ポートの内壁面に付着する燃料量Qmを考えてみると、1回のポート噴射量Qpによって付着する燃料量はポート噴射量Qpが多いほど増大するものと考えられ、したがって1回のポート噴射量Qpによって付着する燃料量はポート噴射量Qpに比例することになる。一方、吸気ポートの内壁面の温度が低いほど付着燃料量が増大するものと考えられ、したがって付着燃料量は吸気ポートの内壁面の温度に反比例することになる。ところで吸気ポートの内壁面の温度はほぼ機関冷却水温Twに比例するので付着燃料量は機関冷却水温Twに対して反比例することになる。このように1回のポート噴射量Qpによって付着する燃料量はポート噴射量Qpに比例し、機関冷却水温Twに反比例するので1回のポート噴射量Qpによって付着する燃料量はQp・f(Tw)で表わされることになる。したがってポート噴射量Qpが次々に行なわれた場合の付着燃料量Qmは、Qp・f(Tw)の累積値となる(ただし、厳密には、吸気通路噴射用インジェクタ120からのポート噴射量Qpが増加する前の吸気ポートの内壁面の燃料付着状態を考慮しなければならない)。
ポート噴射量Qpが増加された当初は、付着燃料量Qmが増大するがしばらくすると平衡状態に達して付着燃料量Qmが一定となる。平衡状態に達したときの付着燃料量Qm、すなわち付着燃料量Qmの最大値Qmaxは、吸気ポート内の絶対圧PMおよび吸気ポートの内壁面の温度、すなわち機関冷却水温Twの関数となる。すなわち、吸気ポート内の絶対値PMが低くなるほど付着燃料の蒸発が促進されるので、吸気ポート内の絶対圧PMが高くなるほど最大値Qmaxは大きくなる。一方、最大値Qmaxは機関冷却水温Twが低くなるほど増大する。
上述したようにポート噴射量Qpが増加されると付着燃料量が徐々に増大し、平衡状態に達したとき、すなわち最大値Qmaxになったときに付着燃料が燃焼室内に流入を開始すると考える。このように考えるとポート噴射量Qpが増加されたときに燃焼室内に流入しない燃料量は最大値Qmaxと付着燃料量Qmとの差(Qmax−Qm)で表わされることになる。したがってポート噴射量Qpが増加されたときに、壁面付着による補正量(fmw)として(Qmax−Qm)だけ増量すれば、実際に燃焼室内に供給される燃料量は要求全噴射量Qallに一致することになる。
逆に、吸気通路噴射用インジェクタ120からの燃料噴射量が減少した場合(DI比率rが増加:r<1)、吸気ポートの内壁面上に付着している燃料が徐々に燃焼室内に流入する。このとき、燃焼室内に流入する付着燃料の流入量Qnは、付着燃料量Qmに比例するものと考えられる。さらに、流入量Qnは、アクセルペダル100の踏込み量Accが大きくなって吸入空気量が増大するほど増大するものと考えられるので、流入量Qnはアクセルペダル100の踏込み量Accに比例することになる。また、流入量Qnは吸気ポートの内壁面の温度が高くなるほど増大するものと考えられるので、流入量Qnは機関冷却水温Twが高くなるにつれて増大するものと考えられる。したがって、流入量Qnは、Qm・f(Acc)・f(Tw)で表わされることになり、ポート噴射量Qpが減少されたときに、壁面付着による補正量(fmw)として、Qm・f(Acc)・f(Tw)だけ減量すれば、実際に燃焼室内に供給される燃料量は要求全噴射量Qallに一致することになる(ただし、厳密には、吸気通路噴射用インジェクタ120からのポート噴射量Qpが停止される状態にはならないので、この状態での吸気ポートの内壁面上に付着している燃料が燃焼室内に流入することを考慮しなければならない)。
図2を参照して、本発明の実施の形態に係る制御装置であるエンジンECU300で実行されるプログラムの制御構造について説明する。なお、このフローチャートは、予め定められた時間間隔や、予め定められたエンジン10のクランク角度の時に実行される。
ステップ(以下、ステップをSと略す。)100にて、エンジンECU300は、壁面付着による補正係数fmw、吸気通路噴射用インジェクタ120の基本噴射量taupb、筒内噴射用インジェクタ110の基本噴射量taudbを算出する。このとき、筒内噴射用インジェクタ110の基本噴射量taudbは、
taudb=r×EQMAX×klfwd×fafd×kgd×kpr …(1)
により算出される。また、吸気通路噴射用インジェクタ120の基本噴射量taupbは、
taupb=k×(1−r)×EQMAX×klfwd×fafp×kgp+fmw …(2)
として算出される。上記した(1)式および(2)式において、rは噴き分け率(DI比率)であって、EQMAXは最大噴射量であって、klfwdは負荷率であって、fafdおよびfafpはストイキ状態のフィードバック係数であって、kgdは筒内噴射用インジェクタ110の学習値であって、kprは燃圧に応じた変換係数であって、kgpは吸気通路噴射用インジェクタ120の学習値である。
S200にて、エンジンECU300は、吸気通路噴射用インジェクタ120の基本噴射量taupbから吸気通路噴射用インジェクタの最小噴射量tauminを減算した値が負である
か否かを判断する。taupb−taumin<0であると(S200にてYES)、処理はS30
0へ移される。もしそうでないと(S200にてNO)、処理はS400へ移される。
S300にて、エンジンECU300は、筒内噴射用インジェクタ110の最終噴射量taudに、taudb+(taupb−taumin)を代入し、吸気通路噴射用インジェクタ120の最終噴射量taupに、taumin+tauv(無効噴射量)を代入する。
S400にて、エンジンECU300は、筒内噴射用インジェクタ110の最終噴射量taudに、taudbを代入し、吸気通路噴射用インジェクタ120の最終噴射量taupに、taupbを代入する。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、本実施の形態に係る内燃機関の制御装置であるエンジンECU300により制御されるエンジン10の動作について、図3のタイミングチャートを参照して説明する。
図3(A)に示すように、DI比率rを急激に増加させると、図3(C)に示すように吸気通路噴射用インジェクタ120からの基本噴射量taupbが急減に減少して、図3(D)に示すように筒内噴射用インジェクタ110からの基本噴射量taudbが急減に増加する。また、壁面付着による補正係数fmwは、図3(B)に示すように、急激に負の値となった後、徐々に0に戻る。これらの壁面付着による補正係数fmw、吸気通路噴射用インジェクタ120の基本噴射量taupb、筒内噴射用インジェクタ110の基本噴射量taudbが、一定の時間間隔で算出される(S100)。
吸気ポートに付着していた燃料が燃焼室に吸入されるので、まずは吸気通路噴射用インジェクタ120で補正する。図3(B)に示すように壁面付着の補正係数fmwが負の値として算出され、図3(C)に示すように吸気通路噴射用インジェクタ120の基本噴射量taupbが小さく算出されていて、吸気通路噴射用インジェクタ120の基本噴射量taupbが吸気通路噴射用インジェクタ120の最小噴射量tauminを下回ること(taupb−taumin<0)を想定する(S200にてYES)。
このようになると、もはや吸気通路噴射用インジェクタ120の噴射燃料量Qpを減らすことによる壁面付着燃料分の補正は不可能になる。そのため、吸気通路噴射用インジェクタ110側の最終噴射量taupは、taumin+tauv(無効分を考慮した最小燃料量Qmin)とする(S400)。これでも空燃比がリッチになってしまうので、筒内噴射用インジェクタ110を用いて補正する。吸気通路噴射用インジェクタ120で補正しきれなかった(taupb−taumin)の分だけ、筒内噴射用インジェクタ110の基本噴射量taudbから減算して、筒内噴射用インジェクタ110の最終噴射量taudを算出する。
以上のようにして、燃料を筒内噴射用インジェクタと吸気通路噴射用インジェクタとで分担している場合において、DI比率rがステップ状に上昇(r<1)した場合であって、吸気通路噴射用インジェクタの燃料噴射量がステップ状に減少する。このとき、吸気ポートに付着していた燃料が燃焼室に吸入されるので空燃比がリッチになるため、吸気通路噴射用インジェクタで壁面付着燃料の補正を行なう。吸気通路噴射用インジェクタの燃料噴射量を減少させるように補正しようとして吸気通路噴射用インジェクタの最小噴射量を下回る場合が発生すると、もはや吸気通路噴射用インジェクタの燃料噴射量を減らすことによる壁面付着燃料の補正は不可能になる。この状態のままでは、依然空燃比がリッチであるので、筒内噴射用インジェクタを用いて壁面付着燃料の補正を行なう。吸気通路噴射用インジェクタで補正しきれなかった燃料噴射分だけ減算して、筒内噴射用インジェクタの燃料噴射量とすることができる。
図4に、DI比率rがステップ状に低下(0<r)した場合のタイミングチャートを示す。図4(A)にDI比率r、図4(B)に壁面付着による補正係数fmw、図4(C)に吸気通路噴射用インジェクタ120の基本噴射量taupbおよび最終噴射量taup、図4(D)に筒内噴射用インジェクタ110の基本噴射量taudbおよび最終噴射量taudをそれぞれ示す。
吸気ポートに燃料が付着して平衡状態になるまでは燃料が燃焼室に吸入されないので、まずは吸気通路噴射用インジェクタ120で補正する。図4(B)に示すように壁面付着の補正係数fmwが正の値として算出され、図4(C)に示すように吸気通路噴射用インジェクタ120の基本噴射量taupbが大きく算出されていて、吸気通路噴射用インジェクタ120の基本噴射量taupbが吸気通路噴射用インジェクタ120の最大噴射量taumaxを上回ること(taupb−taumax>0)を想定する。
このようになると、もはや吸気通路噴射用インジェクタ120の噴射燃料量Qpを増やすことによる壁面付着燃料分の補正は不可能になる。そのため、吸気通路噴射用インジェクタ110側の最終噴射量taupは、taumaxとする。これでも空燃比がリーンになってしまうので、筒内噴射用インジェクタ110を用いて補正する。吸気通路噴射用インジェクタ120で補正しきれなかった(taupb−taumax)の分だけ(厳密には無効噴射分を考慮して
算出される)、筒内噴射用インジェクタ110の基本噴射量taudbに加算して、筒内噴射
用インジェクタ110の最終噴射量taudを算出する。
以上のようにして、燃料を筒内噴射用インジェクタと吸気通路噴射用インジェクタとで分担している場合において、DI比率rがステップ状に低下(0<r)すると、吸気通路噴射用インジェクタの燃料噴射量がステップ状に増加する。このとき、吸気ポートに所定分の燃料が付着するまで燃焼室に吸入される燃料が減少するので、空燃比がリーンになるため、吸気通路噴射用インジェクタで壁面付着燃料の補正を行なう。吸気通路噴射用インジェクタの燃料噴射量を増加させるように補正しようとして吸気通路噴射用インジェクタの最大噴射量を上回る場合が発生すると、もはや吸気通路噴射用インジェクタの燃料噴射量を増やすことによる壁面付着燃料の補正は不可能になる。この状態のままでは、依然空燃比がリーンであるので、筒内噴射用インジェクタを用いて壁面付着燃料の補正を行なう。吸気通路噴射用インジェクタで補正しきれなかった燃料噴射分だけ加算して、筒内噴射用インジェクタの燃料噴射量とすることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態に係る制御装置で制御されるエンジンシステムの概略構成図である。 本発明の実施の形態に係る制御装置であるエンジンECUで実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る制御装置であるエンジンECUで制御された場合においてDI比率が上昇した場合のタイミングチャートである。 本発明の実施の形態に係る制御装置であるエンジンECUで制御された場合においてDI比率が下降した場合のタイミングチャートである。
符号の説明
10 エンジン、20 インテークマニホールド、30 サージタンク、40 吸気ダクト、42 エアフローメータ、50 エアクリーナ、60 電動モータ、70 スロットルバルブ、80 エキゾーストマニホールド、90 三元触媒コンバータ、100 アクセルペダル、110 筒内噴射用インジェクタ、112 気筒、120 吸気通路噴射用インジェクタ、130 燃料分配管、140 逆止弁、150 高圧燃料ポンプ、152 電磁スピル弁、160 燃料分配管(低圧側)、170 燃料圧レギュレータ、180 低圧燃料ポンプ、190 燃料フィルタ、200 燃料タンク、300 エンジンECU、310 双方向性バス、320 ROM、330 RAM、340 CPU、350 入力ポート、360 出力ポート、370,390,410,430,450 A/D変換器、380 水温センサ、400 燃料圧センサ、420 空燃比センサ、440 アクセル開度センサ、460 回転数センサ。

Claims (3)

  1. 筒内に燃料を噴射するための第1の燃料噴射手段と吸気通路内に燃料を噴射するための第2の燃料噴射手段とを備えた内燃機関の制御装置であって、
    前記内燃機関に要求される条件に基づいて、前記第1の燃料噴射手段と前記第2の燃料噴射手段とで分担して燃料を噴射するように、前記第1および前記第2の燃料噴射手段を制御するための制御手段と、
    前記制御手段によって前記第1および前記第2の燃料噴射手段の間での噴射量分担率が変化されることによって前記第2の燃料噴射手段からの燃料噴射量が変化した場合に前記吸気通路の壁面付着燃料の量を推定するための推定手段とを含み、
    前記制御手段は、前記第1の燃料噴射手段と前記第2の燃料噴射手段との両方から燃料が噴射されるように分担が制御されている領域において、前記第2の燃料噴射手段による分担率が減少するように前記噴射量分担率が変化することによって前記第2の燃料噴射手段からの燃料噴射量が減少した場合に、変化後の前記噴射量分担率に基づいて設定された前記第1および前記第2の燃料噴射手段のそれぞれの燃料噴射量に対して、機関燃焼室内に供給される燃料量についての前記壁面付着燃料の影響による増減分を、前記第1の燃料噴射手段と前記第2の燃料噴射手段とで分担して補正するための補正手段を含
    前記補正手段は、前記補正が反映された前記第2の燃料噴射手段による燃料噴射量の基本設定値が前記第2の燃料噴射手段の最小噴射量を下回ったときに、前記第2の燃料噴射手段からの噴射燃料量を最小噴射量とし、残りの補正を前記第1の燃料噴射手段からの燃料噴射量で行なうように、前記第1および前記第2の燃料噴射手段からの燃料噴射量を制御するための手段を含む、内燃機関の制御装置。
  2. 筒内に燃料を噴射するための第1の燃料噴射手段と吸気通路内に燃料を噴射するための第2の燃料噴射手段とを備えた内燃機関の制御装置であって、
    前記内燃機関に要求される条件に基づいて、前記第1の燃料噴射手段と前記第2の燃料噴射手段とで分担して燃料を噴射するように、前記第1および前記第2の燃料噴射手段を制御するための制御手段と、
    前記制御手段によって前記第1および前記第2の燃料噴射手段の間での噴射量分担率が変化されることによって前記第2の燃料噴射手段からの燃料噴射量が変化した場合に前記吸気通路の壁面付着燃料の量を推定するための推定手段とを含み、
    前記制御手段は、前記第1の燃料噴射手段と前記第2の燃料噴射手段との両方から燃料が噴射されるように分担が制御されている領域内において、前記第2の燃料噴射手段による分担率が増加するように前記噴射量分担率が変化することによって前記第2の燃料噴射手段からの燃料噴射量が増加した場合に、変化後の前記噴射量分担率に基づいて設定された前記第1および前記第2の燃料噴射手段のそれぞれの燃料噴射量に対して、機関燃焼室内に供給される燃料量についての前記壁面付着燃料の影響による増減分を、前記第1の燃料噴射手段と前記第2の燃料噴射手段とで分担して補正するための補正手段を含み、
    前記補正手段は、前記補正が反映された前記第2の燃料噴射手段による燃料噴射量の基本設定値が前記第2の燃料噴射手段の最大噴射量を上回ったときに、前記第2の燃料噴射手段からの噴射燃料量を最大噴射量とし、残りの補正を前記第1の燃料噴射手段からの燃料噴射量で行なうように、前記第1および前記第2の燃料噴射手段からの燃料噴射量を制御するための手段を含む、内燃機関の制御装置。
  3. 前記第1の燃料噴射手段は、筒内噴射用インジェクタであって、
    前記第2の燃料噴射手段は、吸気通路用インジェクタである、請求項1または2に記載の内燃機関の制御装置。
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