JP4726770B2 - 蓄熱装置 - Google Patents

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Description

本発明は、蓄熱材と流体との間で熱エネルギーを交換する蓄熱装置に関する。
蓄熱材に熱エネルギーを蓄え、蓄えられた熱エネルギーを冷却水等の流体に付与することで、エネルギーの有効利用を図るようにした蓄熱装置が知られている。
この蓄熱装置は、蓄熱材に流体からの熱が十分に蓄えられ、蓄熱材が流体と同じ温度になると、その後は蓄熱材に有効に蓄熱されない。
蓄熱材に熱が十分に蓄えられた状態で、蓄熱装置の内部、すなわち蓄熱材に流体を導くことは無駄な流路抵抗になり、圧力損失を生じる虞がある。
蓄熱装置による圧力損失を防ぐために、蓄熱材に熱を蓄えるとき流体を蓄熱材側に流し、蓄熱材に熱が十分に蓄えられたとき蓄熱材側に流体を導かないように流体の流れを切り替える蓄熱装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−34853公報
ここで、一般に蓄熱材は、熱が蓄えられた状態と、熱が蓄えられていない状態において体積が変化することが知られている。
特許文献1の蓄熱装置は、蓄熱材の体積変化を利用したもので、蓄熱材の体積変化に応じてスライダを移動させて流体の流れを切り替えるように構成されている。
すなわち、この蓄熱装置は、蓄熱材を充填する蓄熱材充填空間を備え、この蓄熱材充填空間が小径の連通孔を介してスライダ側の空間に連通されている。
蓄熱材をスライダ側の空間に逃がすことで蓄熱材の体積変化を吸収するとともに、蓄熱材の体積変化に応じてスライダを移動する。
よって、蓄熱材に熱が十分に蓄えられて体積が増加したとき、スライダを移動させてバイパス流路を形成することが可能である。バイパス流路を形成することで、流体を蓄熱材に導かないようにできる。
流体を蓄熱材に導かないようにすることで、流体の流路抵抗、すなわち圧力損失を抑えることができる。
しかし、特許文献1の蓄熱装置は、蓄熱材充填空間が小径の連通孔を介してスライダ側の空間に連通されているので、スライダが蓄熱材に直接接触するように構成されている。
このため、スライダと本体との隙間を密閉して、蓄熱材の漏れを防止する必要があり、構成が複雑になっていた。
さらに、従来の蓄熱装置は、スライダ側の空間に小径の連通孔を介して蓄熱材を導き、導いた蓄熱材でスライダを移動するように構成されている。
小径の連通孔に蓄熱材が付着すると、蓄熱材を流してスライダを円滑に移動させることは難しい。
このため、圧力損失を抑えるように流体の流れを円滑に切り替えることができない虞がある。
本発明は、構成の簡素化を図り、かつ圧力損失を抑えることができる蓄熱装置を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、蓄熱材を充填する蓄熱材充填空間を備えるとともに、蓄熱材充填空間に隣接させて流体を導く熱交換流路を備え、熱交換流路に流体を導くことで蓄熱材と流体との間で熱エネルギーを交換する蓄熱装置において、蓄熱材充填空間を形成し、蓄熱材の体積変化に対応して弾性変形可能な充填容器と、充填容器に設けられ、充填容器の弾性変形に対応して移動する移動体と、移動体に設けられるとともに、熱交換流路の上流側に設けられた流体切替弁とを有し、移動体は、充填容器の上部に位置する支えプレートと、この支えプレートから下方に延び、蓄熱材の流体開口部に差し込まれた中央供給流路とを備え、流体切替弁は、中央供給流路の下端部に設けられており、移動体の移動に伴ってこの流体切替弁が切替可能であり、切替弁は、熱交換流路に流体を導く位置、または熱交換流路に対して流体を迂回させる位置に切り替え可能な切替弁であることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、充填容器を弾性変形可能に形成し、この充填容器の外部に移動体を設け、移動体は、充填容器の上部に位置する支えプレートと、この支えプレートから下方に延び、蓄熱材の流体開口部に差し込まれた中央供給流路とを備え、流体切替弁は、中央供給流路の下端部に設けられている。
この流体切替弁を充填容器の弾性変形に対応させて移動することが可能になり、切替弁を熱交換流路に流体を導く位置、または熱交換流路から流体を迂回(バイパス)させる位置に配置することができる。
ここで、蓄熱材は、一般に、液体から固体に相変化を伴う材料(潜熱蓄熱材)が用いられる。
この蓄熱材は、熱が蓄えられて融点を超えると固体から液体に相変化して体積が増加し、蓄えた熱を放散(放熱)すると液体から固体に相変化して体積が減少する。
この性質を利用することで、流体が熱交換流路に流入する状態と、流入しない状態とに自動的に切り替えることができる。
すなわち、蓄熱材に熱が蓄えられて体積が増加した際に、充填容器の高さ寸法が大きくなるように充填容器弾性変形し、中央供給流路の下端部に設けられた流体切替弁が移動する。
この弾性変形に対応させて流体切替弁を、熱交換流路から流体を迂回させる位置に配置することができる。
これにより、蓄熱材に熱が蓄えられた状態において、熱交換流路に流体を導かないようにでき、流体の流路抵抗、すなわち圧力損失を抑えることができる。
一方、蓄熱材から熱が放散されて体積が減少した際に、充填容器の高さ寸法が小さくなるように充填容器弾性変形し、中央供給流路の下端部に設けられた流体切替弁が移動する。
この弾性変形に対応させて流体切替弁を、熱交換流路に流体を導く位置に配置することができる。
これにより、蓄熱材から熱が放散された状態において、熱交換流路に流体が導かれ、流体の熱を蓄熱材に蓄えることができる。
また、充填容器を弾性変形可能とし、充填容器の弾性変形を利用して流体切替弁を移動可能に構成した。充填容器の弾性変形を利用して流体切替弁を移動させることで、流体切替弁を充填容器の外部に設けることができる。
よって、移動体や流体切替弁を充填容器に設けた状態において、充填容器で蓄熱材を密封状態に保つことができる。
これにより、蓄熱材の漏れを防ぐ部材を新たに用意する必要がないので、構成の簡素化を図ることができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
図1は本発明に係る蓄熱装置をエンジン冷却系に設けた状態を示す概略図である。
エンジン冷却系10は、エンジン11の水冷ジャケット12、ウォータポンプ13、ラジエータ14、およびヒータ15のコア(ヒータコア)16が第1、第2の冷却水循環路17,18に連通され、第1冷却水循環路17の途中に蓄熱装置20が設けられている。
第2冷却水循環路18にバイパス流路21が設けられ、バイパス流路21および第2冷却水循環路18の分岐部にサーモスタット22が設けられている。
エンジン冷却系10によれば、エンジン11を始動してウォータポンプ13を作動することで、冷却水としての流体19(図4参照)が第1、第2の冷却水循環路17,18を循環する。
第2冷却水循環路18において、流体19の温度が、予め設定された所定温度に上昇するまで、流体19はラジエータ14を迂回してバイパス流路21を流れる。
第1冷却水循環路17において、流体19が循環することで、流体19を蓄熱装置20に導く。蓄熱装置20に導いた流体19を、蓄熱装置20に蓄えた熱で温める(加熱する)。
蓄熱装置20に蓄えた熱を、エンジン11の始動時に利用することで、エンジン11の一層円滑な起動や、ヒータ15の一層円滑な作動が可能になる。
エンジン11が駆動することで、エンジン11の廃熱で流体19が温められる(加熱される)。流体19の温度が、予め設定された所定温度を超えたとき、サーモスタット22が作動して、バイパス流路21が閉じられる。
よって、第2冷却水循環路18において、流体19がラジエータ14に導かれる。
ここで、第1冷却水循環路17において、流体19の温度が高くなることで、蓄熱装置20に熱(エンジンの廃熱)が蓄えられる。
蓄熱装置20に熱が十分に蓄えられたとき、蓄熱装置20の流体切替弁27(図2参照)が作動して、蓄熱装置20を迂回して流体19が循環するようにする。
以下、図2〜図8に基づいて、蓄熱装置20の構成について説明する。
図2は本発明に係る蓄熱装置を示す分解斜視図である。
蓄熱装置20は、熱交換用の蓄熱モジュール(充填容器)25と、蓄熱モジュール25に設けられた移動体26と、移動体26に設けられた流体切替弁27と、蓄熱モジュール25を収納する容器28と、容器28の下部開口28aを塞ぐ蓋部材31と、蓋部材31の外側に設けられ、流体切替弁27を収容するコネクタ32とを備える。
蓄熱モジュール25は、複数のプレート接合体35…が同軸上に接合されている。プレート接合体35は、一対のプレート36を表裏反転させた状態で同軸上に接合することで、図4に示す蓄熱材68を充填する蓄熱材充填空間63が形成されている。
すなわち、蓄熱装置20は、蓄熱モジュール25が複数のプレート36で形成されたプレート式蓄熱ユニットである。
複数のプレート接合体35…を接合する手段としては、溶接、ろう付け、接着などがある。
移動体26は、蓄熱モジュール25の上部25aに設けられた支えプレート41と、支えプレート41の中央から下方に延びて、蓄熱モジュール25の流体開口部29に差し込まれた中央供給流路42とを有する。
流体開口部29は、蓄熱モジュール25の中央に形成された開口部である。
支えプレート41は、円盤状の板材で、外形がプレート接合体35より一回り小さい円形に形成され、中央に中央開口43が形成されている。
中央供給流路42は、支えプレート41から下向きに延びた筒部材で、この筒部材の中空部42aが支えプレート41の中央開口43に連通されている。すなわち、中央供給流路42は、中央開口43に連通されている。
この中央供給流路42は、蓄熱モジュール25の流体開口部29に差し込まれている。
中央供給流路42の下端部には流体切替弁27が一体に形成されている。
流体切替弁27については図6〜図8で詳しく説明する。
容器28は、周壁45が蓄熱モジュール25より大きな円筒形に形成され、上端部45aに天井部46が形成されている。
容器28を蓄熱モジュール25に被せ、容器28の下部開口28aを蓋部材31で塞ぐことで、容器28内に蓄熱モジュール25を同軸上に収納する。
蓋部材31の外側にコネクタ32が設けられている。
コネクタ32については図6〜図8で詳しく説明する。
図3(a)は本発明に係るプレート接合体を示す斜視図、図3(b)は本発明に係るプレート接合体を示す分解斜視図である。
プレート接合体35は、一対のプレート36を表裏反転させた状態で接合されている。
以下、構成の理解を容易にするために、上側のプレート36を、表裏反転したプレート36A、下側のプレート36を、表裏反転しないプレート36Bとして説明する。
プレート36Aは、外周が円弧状に形成され、中央に中央流路口51が形成されている。このプレート36Aは、アルミニウム、ステンレス等の金属製又は樹脂製のプレートである。
プレート36Aは、外周に形成された外周フランジ52と、中央流路口51の周縁(以下、「内周」という)に形成された内周フランジ53と、外周フランジ52および内周フランジ53間に形成された合わせ部54と、合わせ部54の外周および外周フランジ52を連結する外周壁55と、合わせ部54の内周および内周フランジ53を連結する内周壁56とを有する。
外周フランジ52および内周フランジ53は、リング状に形成され、それぞれの表面が面一になるように形成されている。
外周壁55は、複数の外周壁段部61…(図5参照)を有することで、伸縮可能な蛇腹状に形成されている。外周壁55を伸縮可能な蛇腹状に形成することで、弾性変形可能とすることができる。
内周壁56は、複数の内周壁段部62…(図5参照)を有することで、伸縮可能な蛇腹状に形成されている。内周壁56を伸縮可能な蛇腹状に形成することで、弾性変形可能とすることができる。
よって、外周壁55および内周壁56を、簡単な構成で弾性変形可能に形成することができる。
外周壁55および内周壁56の弾性変形については図5で詳しく説明する。
合わせ部54は、外周フランジ52および内周フランジ53に対して所定高さH1を保つように形成されている。
これにより、プレート36Aは、合わせ部54、外周壁55、および内周壁56で充填用凹部64(図5参照)が形成される。
合わせ部54は、複数本(12本)の熱交換用凹部66…が等間隔に渦巻き状に設けられている。
熱交換用凹部66…は、熱交換流路65…(図4参照)の一部を構成するために、内周フランジ53側から外周フランジ52に向けて略120°の角度で渦巻き状に形成された溝である。
なお、プレート36Bは、プレート36Aと同一部材なので同じ符号を付して説明を省略する。
プレート接合体35は、プレート36Aの外周フランジ52とプレート36Bの外周フランジ52とを接合するとともに、プレート36Aの内周フランジ53とプレート36Bの内周フランジ53とを接合することで蓄熱材充填空間63(図4、図5参照)が密閉された状態に形成されている。
蓄熱材充填空間63には、蓄熱材68が充填(封入)されている。
外周フランジ52,52同士や、内周フランジ53,53同士を接合する手段としては、溶接、ろう付け、接着などがある。
また、プレート接合体35は、プレート36Aの外周壁段部61…(図5参照)およびプレート36Bの外周壁段部61…を有するとともに、プレート36Aの内周壁段部62…およびプレート36Bの内周壁段部62…(図5参照)を有する。
図4は本発明に係る蓄熱装置を示す断面図である。
蓄熱装置20は、複数個のプレート接合体35…を同軸上に接合することで蓄熱モジュール25が形成されている。
ここで、複数個のプレート接合体35…の接合を、最上位のプレート接合体35と、最上位から2番目のプレート接合体35との接合を例に説明する。
最上位のプレート接合体35のうち下側のプレート36Bを、最上位から2番目のプレート接合体35のうち上側のプレート36Aに臨ませる。
下側のプレート36Bの合わせ部54と上側のプレート36Aの合わせ部54とを、溶接、ろう付け、接着などで接合する。
最上位のプレート接合体35および最上位から2番目のプレート接合体35が一体に接合される。
同様に、複数個のプレート接合体35を接合することで蓄熱モジュール25が得られる。
蓄熱モジュール25は、複数の蓄熱材充填空間63を備え、複数の蓄熱材充填空間63にそれぞれ蓄熱材68が充填されている。
蓄熱材68は、液体から固体に相変化を伴う材料(潜熱蓄熱材)であり、液体と固体とで体積に差があるものが用いられる。
例えば、蓄熱材68として、水、パラフィン系のもの、酢酸ナトリウム三水塩などの塩水和物、エリスリトールなどの糖アルコール系のものが挙げられる。
本実施の形態においては、蓄熱材68として、熱が蓄えられて融点を超えると固体から液体に相変化して体積が増加し、蓄えた熱を放散すると液体から固体に相変化して体積が減少するものを例示するが、体積の増減が逆のものを使用することも可能である。
蓄熱モジュール25を容器28に収納した状態で、蓄熱モジュール25の下部25b(すなわち、合わせ部54)に蓋部材31が、溶接、ろう付け、接着などで接合されている。
蓋部材31で容器28の下部開口28aが塞がれている。
蓋部材31の中央に中央開口31a(図2も参照)が形成されている。
複数個のプレート接合体35を接合して蓄熱モジュール25を形成し、蓄熱モジュール25の下部25bに蓋部材31を接合することで、複数のプレート36…の中央流路口51…および蓋部材31の中央開口31aで蓄熱モジュール25の中央に流体開口部29が形成される。
蓋部材31に取付ブロック71を介してコネクタ32が設けられている。
コネクタ32は、蓋部材31に取付ブロック71を介して取り付けられるフランジ部72と、フランジ部72から下方に延びた筒状のコネクタ本体73と、コネクタ本体73の周壁から右側に延出された導入連結管74と、コネクタ本体73の周壁から左側に延出された導出連結管75とを有する。
コネクタ本体73は、流体開口部29に連通する収容空間77を有する。収容空間77には、流体切替弁27が昇降自在に収容されている。
収容空間77は導入連結管74に連通されるとともに、導出連結管75に連通されている。
導入連結管74および導出連結管75は、図1に示す第1冷却水循環路17に接続される。これにより、導入連結管74および導出連結管75は、第1冷却水循環路17を介してエンジン11の水冷ジャケット12(図1参照)に連結される。
蓄熱モジュール25を容器28に収納した状態で、蓄熱モジュール25の上部25a(すなわち、合わせ部54)に移動体26の支えプレート41が溶接、ろう付け、接着などで接合されている。
支えプレート41には中央に中央開口43が形成され、中央開口43の周縁から中央供給流路42が下方に延びている。
中央供給流路42は、流体開口部29に同軸上に配置されている。流体開口部29に中央供給流路42を配置することで、流体開口部29および中央供給流路42で流体排出流路81が形成される。
この中央供給流路42は、上端部42bが支えプレート41の中央開口43を経て上部流体導入路83に連通され、下端部42cに流体切替弁27が一体に形成されている。
流体切替弁27は、コネクタ本体73の収容空間77に、図8に示す流体導入位置P1と流体迂回(バイパス)位置P2間で昇降自在に収容されている。
流体切替弁27を流体導入位置P1と流体迂回位置P2間で昇降自在に構成した理由は図8で詳しく説明する。
ここで、下側のプレート36Bの合わせ部54と上側のプレート36Aの合わせ部54とを接合することで、流体19を導く複数の熱交換流路65…が形成される。
すなわち、合わせ部54,54を接合して、下側のプレート36Bの合わせ部54に形成された熱交換用凹部66…(図3参照)を上側のプレート36Aの合わせ部54で塞ぐことにより、熱交換流路65…が形成される。
同様に、合わせ部54,54を接合して、上側のプレート36Aの合わせ部54に形成された熱交換用凹部66…(図3参照)を下側のプレート36Bの合わせ部54で塞ぐことにより、熱交換流路65…が形成される。
また、蓄熱モジュール25の上部25a(すなわち、合わせ部54)に支えプレート41を接合することで、合わせ部54に形成された熱交換用凹部66…(図3参照)を支えプレート41で塞ぐことにより、熱交換流路65…が形成される。
さらに、蓄熱モジュール25の下部25b(すなわち、合わせ部54)に蓋部材31を接合することで、合わせ部54に形成された熱交換用凹部66…(図3参照)を蓋部材31で塞ぐことにより、熱交換流路65…が形成される。
熱交換流路65…は、蓄熱材充填空間63…に対して非接触状態で、かつ蓄熱材充填空間63…に隣接させて流体19を導く流路である。
熱交換流路65…は、内周側の端部が流体排出流路81に連通されるとともに、外周側の端部が外側流体導入路84に連通されている。
外側流体導入路84は、蓄熱モジュール25の外周25cと容器28の周壁45とで形成される流路である。
この外側流体導入路84は、上部流体導入路83に連通されている。
すなわち、熱交換流路65…は、外側流体導入路84の流体19を流体排出流路81に導く流路である。熱交換流路65…の上流側に流体切替弁27が設けられている。
流体19は、蓄熱材68と互いに熱交換し得る液体、すなわち熱交換流体(冷媒、熱媒)である。例えば、流体19として、エンジン冷却用の冷却水が用いられ、その他冷水や温水も用いられる。
この蓄熱装置20は、熱交換流路65…に流体19を導くことで、蓄熱材充填空間63の蓄熱材68と流体19との間で熱エネルギーを交換するものである。
図5(a),(b)は本発明に係る蓄熱装置のプレート接合体を示す断面図である。
(a)および(b)に示すように、プレート接合体35は、外周壁55、55が複数の外周壁段部61…,61…でそれぞれ形成され、内周壁56、56が複数の内周壁段部62…,62…でそれぞれ形成されている。
(a)は、プレート接合体35内に充填された蓄熱材68から熱が放散されることで蓄熱材68が固体に相変化した状態を示す。
蓄熱材68が固体に相変化することで、蓄熱材68の体積が減少する。
よって、プレート接合体35は、外周壁55、55の外周壁段部61…,61…や内周壁56、56の内周壁段部62…,62…が弾性変形しない状態に保たれる。
この状態において、プレート36A,36Bの高さ寸法が、それぞれH1に保たれ、プレート接合体35の高さ寸法が2×H1に保たれる。
(b)は、プレート接合体35内に充填された蓄熱材68に熱が蓄えられることで蓄熱材68が液体に相変化した状態を示す。
蓄熱材68が液体に相変化することで、蓄熱材68の体積が増加する。蓄熱材68の体積が増加することで、蓄熱材68でプレート36A,36Bの合わせ部54,54を矢印の如く押圧する。
外周壁55、55の外周壁段部61…,61…や内周壁56、56の内周壁段部62…,62…が弾性変形して、合わせ部54,54が互いに離れる方向に移動する。
この状態において、プレート36A,36Bの高さ寸法が、それぞれH2に保たれ、プレート接合体35の高さ寸法が2×H2に保たれる。
このように、プレート接合体35が蓄熱材68の体積変化に対応して弾性変形することで、プレート接合体35の高さ寸法が変化する。
プレート接合体35の高さ寸法を変化させることで、図4に示す蓄熱モジュール25の高さ寸法を変化させることができる。
すなわち、蓄熱モジュール25は、蓄熱材充填空間63…を備え、蓄熱材68の体積変化に対応して弾性変形可能な充填容器である。
よって、蓄熱モジュール25の上部25aに支えプレート41を設けることで、中央供給流路42を介して流体切替弁27を収容空間77において昇降させることができる。
図6は本発明に係る蓄熱装置のコネクタおよび流体切替弁を示す斜視図、図7は本発明に係る流体切替弁を破断した状態を示す斜視図である。
コネクタ32のコネクタ本体73内に収容空間77が形成されている。この収容空間77に流体切替弁27が昇降自在に収容される。
収容空間77には、導入連結管74および導出連結管75が連通されている。
流体切替弁27は、筒状の弁本体91を備え、弁本体91に中央供給流路42に連通するガイド流路92を備え、ガイド流路92に開口するガイド開口93を備え、ガイド開口93に対向する部位にガイド凹部94が形成されている。
弁本体91は、外壁91aがコネクタ本体73の内壁73bに非接触状態で、かつ、外壁91aおよび内壁73b間の隙間に流体19(図4参照)が侵入しないように形成されている。
図8(a)〜(c)は本発明に係る蓄熱装置の流体切替弁の移動を説明する図である。
(a)は、流体切替弁27が流体導入位置P1に配置された状態を示す。
蓄熱材68から熱が放散され、蓄熱材68が固体となり体積が減少する。よって、蓄熱モジュール25の高さ寸法が小さくなり、支えプレート41が下降して流体切替弁27が流体導入位置P1に配置される。
流体導入位置P1は、熱交換流路65…に流体19を導く位置である。
ガイド開口93の上半分が導入連結管74に臨み、ガイド凹部94の上半分が導出連結管75に臨む。
導入連結管74が、ガイド開口93の上半分およびガイド流路92を経て中央供給流路42に連通する。
導出連結管75が、ガイド凹部94の上半分を経て流体排出流路81に連通する。
(b)は、流体切替弁27が流体迂回位置P2に配置された状態を示す。
蓄熱材68に熱が十分蓄えられ、蓄熱材68が液体となり体積が増加する。よって、蓄熱モジュール25の高さ寸法が大きくなり、支えプレート41が上昇して流体切替弁27が流体迂回位置P2に配置される。
流体迂回位置P2は、熱交換流路65…に対して流体19を迂回(バイパス)させる位置である。
ガイド開口93が導入連結管74の上方に位置するとともに、ガイド凹部94が導出連結管75の上方に位置する。
収容空間77のうち、導入連結管74および導出連結管75の上方を流体切替弁27で塞ぐ。
導入連結管74が収容空間77を経て導出連結管75に連通する。
(c)は、流体切替弁27が流体導入位置P1と流体迂回位置P2との中間位置P3に配置された状態を示す。
蓄熱材68から熱の一部が放散され、蓄熱材68の体積が(b)の状態と比較して減少する。よって、蓄熱モジュール25の高さ寸法が(b)の状態より小さくなり、支えプレート41が下降して流体切替弁27が中間位置P3に配置される。
ガイド開口93の下部が導入連結管74の上半分に臨み、ガイド凹部94の下部が導出連結管75の上半分に臨む。
導入連結管74の上半分が、ガイド開口93の下部およびガイド流路92を経て中央供給流路42に連通する。
導出連結管75の上半分が、ガイド凹部94の下部を経て流体排出流路81に連通する。
さらに、導入連結管74の下半分が収容空間77を経て導出連結管75の下半分に連通する。
(a)〜(c)に示すように、蓄熱モジュール25の弾性変形に対応して支えプレート41(移動体26)を移動させることで、流体切替弁27を、流体導入位置P1と流体迂回位置P2との間の所望位置に切り替えることができる。
また、蓄熱モジュール25を蓄熱材68の充填容器とし、蓄熱モジュール25を弾性変形可能に構成した。
この蓄熱モジュール25の弾性変形を利用して流体切替弁27を移動可能とすることで、図4に示すように、移動体26や流体切替弁27を蓄熱モジュール25の外部に設けることができる。
よって、移動体26や流体切替弁27を蓄熱モジュール25の外部に設けた状態において、蓄熱モジュール25で蓄熱材68を密封状態に保つことができる。
これにより、蓄熱材68の漏れを防ぐ部材を新たに用意する必要がないので、構成の簡素化を図ることができる。
また、移動体26を支えプレート41と中央供給流路42とで構成した。そして、中央供給流路42を、蓄熱モジュール25の流体開口部29に差し込むことで、流体切替弁27をコネクタ32の収容空間77に配置させた。
このように、蓄熱モジュール25の流体開口部29を利用することで、移動体26や流体切替弁27を簡単な構成とすることができる。
さらに、中央供給流路42を流体19(図4参照)の流路として利用することで、部品点数を抑えて構成の簡素化をさらに図ることができる。
加えて、図4に示すように、蓄熱モジュール25の上部25a(すなわち、合わせ部54)に支えプレート41を接合することで、合わせ部54に形成された熱交換用凹部66…(図3参照)を支えプレート41で塞ぐことができる。
このように、支えプレート41を、熱交換流路65…を形成する部材と兼用することで、部品点数を抑えて構成の簡素化をさらに図ることができる。
つぎに、蓄熱装置20の作用を図9〜図11に基づいて説明する。
まず、蓄熱装置20の蓄熱材68に熱を蓄える例を図9に基づいて説明する。
図9は本発明に係る蓄熱装置に熱を蓄える例を説明する図である。
蓄熱モジュール25内の蓄熱材68から熱が放散されることで、蓄熱材68に熱エネルギーが蓄えられていない状態になる。
蓄熱材68に熱エネルギーが蓄えられていない状態において、蓄熱材68が固体に相変化して体積が減少した状態に保たれる。
蓄熱材68の体積が減少した状態に保たれることで、プレート接合体35の高さ寸法が2×H1と小さくなり、蓄熱モジュール25の高さ寸法がH3と小さくなる。
支えプレート41がH3まで下降して流体切替弁27が流体導入位置P1に配置される。
導入連結管74が、ガイド開口93の上半分およびガイド流路92を経て中央供給流路42に連通する。
導出連結管75が、ガイド凹部94の上半分を経て流体排出流路81に連通する。
エンジン11が駆動してウォータポンプ13を作動することで、エンジン11で温められた流体(冷却水)19が、第1冷却水循環路17内を矢印Aの如く循環する。
流体19が第1冷却水循環路17を循環することで、第1冷却水循環路17から導入連結管74まで導かれる。導入連結管74まで導かれた流体19は、ガイド開口93およびガイド流路92を経て矢印Bの如く中央供給流路42に導かれる。
中央供給流路42の流体19は、矢印Cの如く流れて上部流体導入路83に導かれる。上部流体導入路83の流体19は、矢印Dの如く流れて外側流体導入路84に導かれる。
外側流体導入路84の流体19は、矢印Eの如く流れて熱交換流路65…に導かれる。熱交換流路65…の流体19が矢印Fの如く流れることで、流体19と蓄熱材68との間で熱エネルギーの交換がおこなわれる。すなわち、流体19の熱が蓄熱材68に蓄えられる。
熱エネルギーの交換がおこなわれた流体19は、流体排出流路81に導かれる。
流体排出流路81の流体19は、矢印Gの如く流れてガイド凹部94に導かれる。ガイド凹部94の流体19は、導出連結管75を経て矢印Hの如く第1冷却水循環路17に導かれる。
第1冷却水循環路17に導かれた流体19は、第1冷却水循環路17を経てエンジン11の水冷ジャケット12内に戻る。
このように、エンジン11で温められた流体19を第1冷却水循環路17で循環させることで、流体19の熱を蓄熱材68に十分蓄えることができる。
流体19の熱を蓄熱材68に十分に蓄えることで、蓄熱材68が液体となり体積が増加する。
つぎに、蓄熱装置20の蓄熱材68に熱が十分に蓄えられた例を図10に基づいて説明する。
図10は本発明に係る蓄熱装置に対して流体を迂回させる例を説明する図である。
蓄熱モジュール25内の蓄熱材68に熱エネルギーが十分に蓄えられた状態において、蓄熱材68が液体に相変化して体積が増加する。
蓄熱材68の体積が増加することで、プレート接合体35の外周壁段部61…および内周壁段部62…を弾性変形させて、プレート接合体35の高さ寸法が2×H2と大きくなる。よって、蓄熱モジュール25の高さ寸法がH4と大きくなる。
支えプレート41がH4まで上昇して流体切替弁27が流体迂回位置P2に配置される。
流体切替弁27が導入連結管74および導出連結管75の上方に位置して、収容空間77のうち、導入連結管74および導出連結管75の上方を流体切替弁27で塞ぐ。
導入連結管74が収容空間77を経て導出連結管75に連通する。
エンジン11で温められた流体(冷却水)19が、第1冷却水循環路17内を矢印Aの如く継続して循環する。
流体19が第1冷却水循環路17から導入連結管74まで導かれる。導入連結管74まで導かれた流体19は、収容空間77を経て矢印Iの如く導出連結管75に導かれる。
導出連結管75の流体19は、第1冷却水循環路17に導かれる。第1冷却水循環路17に導かれた流体19は、第1冷却水循環路17を経てエンジン11の水冷ジャケット12内に戻る。
このように、プレート接合体35の外周壁段部61…および内周壁段部62…を弾性変形させることで、流体切替弁27を流体迂回位置P2に配置することができる。
これにより、蓄熱材68に熱が十分に蓄えられた状態において、熱交換流路65…に流体19を導かないようにできる。
流体19を蓄熱材68に導かないようにすることで、流体19の流路抵抗、すなわち圧力損失を抑えることができる。
つぎに、エンジン11の始動時に、蓄熱材68に蓄えた熱を利用する例を図11に基づいて説明する。
図11は本発明に係る蓄熱装置に蓄えた熱を利用する例を説明する図である。
エンジン11を止めてウォータポンプ13を停止することで、流体(冷却水)19の循環が停止する。
蓄熱装置20の蓄熱材68から熱の一部が放散され、蓄熱材68の体積が図10の状態と比較して減少する。
よって、蓄熱モジュール25の高さ寸法H5が、図10の状態より小さくなる。
支えプレート41が下降して流体切替弁27が、流体導入位置P1(図9参照)と流体迂回位置P2(図10参照)との中間位置P3に配置される。
なお、この状態において、蓄熱材68には十分な熱エネルギーが蓄えられている。
導入連結管74の上半分が、ガイド開口93の下部およびガイド流路92を経て中央供給流路42に連通する。
導出連結管75の上半分が、ガイド凹部94の下部を経て流体排出流路81に連通する。
さらに、導入連結管74の下半分が収容空間77を経て導出連結管75の下半分に連通する。
エンジン11を停止した後、所定時間経過後にエンジン11を始動する。エンジン11が駆動してウォータポンプ13を作動することで、流体(冷却水)19が、第1冷却水循環路17内を矢印Aの如く循環する。
流体19が第1冷却水循環路17を循環することで、第1冷却水循環路17から導入連結管74まで導かれる。
導入連結管74まで導かれた流体19のうち、大部分の流体19がガイド開口93およびガイド流路92を経て矢印Jの如く中央供給流路42に導かれ、残りの流体19が収容空間77および導出連結管75を経て第1冷却水循環路17に導かれる。
中央供給流路42の流体19は、矢印Kの如く流れて上部流体導入路83に導かれる。上部流体導入路83の流体19は、矢印Lの如く流れて外側流体導入路84に導かれる。
外側流体導入路84の流体19は、矢印Mの如く流れて熱交換流路65…に導かれる。熱交換流路65…の流体19が矢印Nの如く流れることで、流体19と蓄熱材68との間で熱エネルギーの交換がおこなわれる。すなわち、蓄熱材68の熱が放散され、放散された熱で流体19が温められる。
温められた流体19は、流体排出流路81に導かれる。
流体排出流路81の流体19は、矢印Oの如く流れてガイド凹部94に導かれる。ガイド凹部94の流体19は、導出連結管75を経て矢印Pの如く第1冷却水循環路17に導かれる。
第1冷却水循環路17に導かれた流体19は、第1冷却水循環路17を経てエンジン11の水冷ジャケット12内に戻る。よって、流体19の熱をエンジン11の始動時に利用することができる。
このように、蓄熱装置20を設けることで、エンジン11の廃熱を蓄熱材68に蓄え(回収し)、回収した熱をエンジン11の始動時に利用することができる。
なお、前記実施の形態では、蓄熱装置20を鉛直に向けて配置した例について説明したが、これに限らないで、蓄熱装置20の用途やレイアウト等に合わせて任意に決めることが可能である。
また、前記実施の形態では、蓄熱装置20をエンジン11に採用した例について説明したが、これに限らないで、その他の機関(装置)に採用することも可能である。
さらに、前記実施の形態では、プレート36を円盤状に形成した例について説明したが、プレート36の形状は円盤状に限らないで、矩形状などの他の形状にすることも可能である。
加えて、前記実施の形態では、外周壁55および内周壁56を段部で蛇腹状に形成することで弾性変形可能とした例について説明したが、外周壁55および内周壁56の形状はこれに限らない。
例えば、外周壁55および内周壁56を断面略U字状や断面略V字状に形成し、それぞれの周壁55,56を外部に突出させたり、内部に凹ませたりすることで弾性変形可能としてもよい。
外周壁55および内周壁56を断面略U字状や断面略V字状に形成した場合でも、外周壁55および内周壁56を、簡単な構成で弾性変形可能に形成することができる。
本発明は、蓄熱材と熱交換流体との間で熱エネルギーを交換する蓄熱装置を備えた自動車への適用に好適である。
本発明に係る蓄熱装置をエンジン冷却系に設けた状態を示す概略図である。 本発明に係る蓄熱装置を示す分解斜視図である。 (a)は本発明に係るプレート接合体を示す斜視図、(b)は本発明に係るプレート接合体を示す分解斜視図である。 本発明に係る蓄熱装置を示す断面図である。 本発明に係る蓄熱装置のプレート接合体を示す断面図である。 本発明に係る蓄熱装置のコネクタおよび流体切替弁を示す斜視図である。 本発明に係る流体切替弁を破断した状態を示す斜視図である。 本発明に係る蓄熱装置の流体切替弁の移動を説明する図である。 本発明に係る蓄熱装置に熱を蓄える例を説明する図である。 本発明に係る蓄熱装置に対して流体を迂回させる例を説明する図である。 本発明に係る蓄熱装置に蓄えた熱を利用する例を説明する図である。
符号の説明
10…エンジン冷却系、11…エンジン、19…流体、20…蓄熱装置、25…蓄熱モジュール(充填容器)、26…移動体、27…流体切替弁、29…流体開口部、41…支えプレート、42…中央供給流路、63…蓄熱材充填空間、65…熱交換流路、68…蓄熱材、P1…流体導入位置(熱交換流路に流体を導く位置)、P2…流体迂回位置(熱交換流路に対して流体を迂回させる位置)。

Claims (1)

  1. 蓄熱材を充填する蓄熱材充填空間を備えるとともに、前記蓄熱材充填空間に隣接させて流体を導く熱交換流路を備え、前記熱交換流路に前記流体を導くことで前記蓄熱材と前記流体との間で熱エネルギーを交換する蓄熱装置において、
    前記蓄熱材充填空間を形成し、前記蓄熱材の体積変化に対応して弾性変形可能な充填容器と、
    前記充填容器に設けられ、前記充填容器の弾性変形に対応して移動する移動体と、
    前記移動体に設けられるとともに、前記熱交換流路の上流側に設けられた流体切替弁とを有し、
    前記移動体は、前記充填容器の上部に位置する支えプレートと、この支えプレートから下方に延び、蓄熱材の流体開口部に差し込まれた中央供給流路とを備え、
    前記流体切替弁は、前記中央供給流路の下端部に設けられており、前記移動体の移動に伴ってこの流体切替弁が切替可能であり、
    前記切替弁は、前記熱交換流路に前記流体を導く位置、または前記熱交換流路に対して前記流体を迂回させる位置に切り替え可能な切替弁である、
    ことを特徴とする蓄熱装置。
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