JP4726688B2 - 超音波探傷方法 - Google Patents

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Description

本発明は、金属材料又は無機材料からなる被検査体の内部に超音波を入射させ、被検査体内部の欠陥から反射してくる反射エコーを検出することにより、当該欠陥を検出する超音波探傷法に関する。特に、被検査体が、中実の柱状又は中空で筒状の柱状の形状をしている場合、又は、被検査体が、中実の柱状又は中空で筒状の柱状の形状で、その内部又は外部にネジが切ってある場合に好適な超音波探傷技術に関する。
鋼材やアルミ材などの金属材料や無機材料の内部にある介在物や、鋼材同士を溶接したときの溶接部の不良といった被検査体の欠陥を検出するために、被検査体に超音波を入射して、当該欠陥による反射エコーの有無を調べることが広く行われている。例えば、接触媒質と被検査体との音響的なカップリングを安定させ、精密な探傷を行うために、超音波を発信、受信する超音波探触子、及び、被検査体を水中に浸して測定する水浸式超音波探傷法が、通常、利用される(非特許文献1、参照)。
金属板の被検査体の内部にある欠陥(介在物や空隙など)を、超音波探触子を用いて垂直探傷法で検出するときには、図2(a)に示すように配置して、集束型探触子2を被検査体31の面内方向に二次元走査して測定すればよい。
一方、柱状体が被検査体であるとき、例えば、図2(b)に示すような円筒状の被検査体1の内部欠陥を検出するときや、図2(c)に示すような平板に溶接等により接合された円筒状の被検査体101の内部欠陥を検出するとき、特に、側壁近傍の欠陥を検出するときには、被検査体の上面(上の端面104)の端に超音波探触子を対向させて設置しなければならず、超音波探触子から送信された超音波のすべてを円筒状の被検査体内に入射させることは困難である。
すなわち、超音波探触子から送信された超音波の一部又は大部分は、被検査体に入射せずに、被検査体外の水中を伝播することになる。
この場合、被検査体の内側壁102又は外側壁103に気泡や水中を浮遊するゴミ等が付着し、かつ、その位置が、付着物から反射した超音波エコーが溶接部等の検査したいエコーと同じ位置に検出されるような位置であれば、付着物からのエコーを欠陥と判断してしまい、誤検出となる場合がある。
このために、探傷前に、刷毛等を用いて付着物を完全に除去しておくことが必要になるが、被検査体の形状や数によっては、この作業は非常に煩雑なものとなり、検査の効率を低下させる原因になっていた。また、中実の柱状体の超音波探傷をする場合も、上記の中空の柱状体である筒状体の探傷と同様の問題があった。
水浸式超音波探傷法において、気泡の存在が問題となることは古くから知られているが、従来は、水の中に浮遊している気泡からの反射エコーを誤検出することを問題としており、その対策として、特許文献1〜4に開示されているように、使用する水の中に気泡が混入するのを防ぐことや、気泡を含まない水を供給すること等が提案されている。
特開2002−22715号公報 特開2002−296246号公報 特開2001−116729号公報 特開平11−211702号公報 新非破壊検査便覧(日刊工業新聞社1992年10月15日発行)、P295図2.379、P307 図2.392
このような状況に鑑み、本発明は、中空で筒状の柱状体、又は、中実の柱状の被検査体の欠陥を、気泡や付着物からの反射エコーを誤検出することなく、高感度で効率よく検出することを目的とする。
本発明の要旨とするところを以下に記載する。
本発明の超音波探傷方法は、端面A及び端面B並びに側壁Cを有する柱状体の被検査体について、前記端面Aに超音波探触子を対向させて超音波を垂直に入射させ、被検査体内部又は端面B近傍の所定の部位の欠陥による反射エコーを検出する水浸式の超音波探傷方法であって、被検査体の側壁Cに嵌着可能な側壁Dと端面Eを有し、端面Eが前記端面Aと並ぶように、かつ、端面Aから所定の範囲に取り付け可能な付着物除去具を被検査体に嵌装して、被検査体の側壁に付着した付着物による、前記所定の部位の欠陥による反射エコーへの影響を除去して探傷をすることを特徴とする。
また、本発明の超音波探傷方法は、前記被検査体は、側壁にネジを有し、前記付着物除去具は、側壁に前記ネジに嵌合するネジを有することを特徴とする。
そして、前記柱状体は、中実の柱状体であり、前記側壁は、外側壁であることを特徴とする。
また、前記柱状体は、中空で筒状の柱状体であり、前記側壁は、内側壁又は外側壁であることを特徴とする。
さらに、また、前記柱状体は、前記端面Bで他の部材に接合された接合部を有し、前記所定の部位の欠陥は、該接合部にあることを特徴とする。
例として、円筒の内側壁にネジが切ってある被検査体を探傷する場合における本発明による付着物除去具の例を、図6に示す。図6(a)に示すように、側壁すなわち外周にネジが切ってある付着物除去具208を使用してもよいし、図6(b)に示すように、内側壁すなわち内周にネジがない付着物除去具8を使用してもよい。
また、円筒の外側壁にネジが製作してある場合の本発明による付着物除去具308を、図7に示す。この場合も、図7(a)に示すように、リング状の付着物除去具の内周にネジを製作した付着物除去具を使用してもよいし、円筒の側壁である外周にネジがない場合の付着物除去具108を使用してもよい。
このとき、被検査体の上面(端面)と付着物除去具の上面(端面)を揃えるように嵌め合わせることにより、上側から超音波をロスが少なく被検査体に入射させることができ、かつ、不要な超音波の散乱の抑制して、ノイズを低減することができる。
さらに、また、本発明の超音波探傷方法は、前記付着物除去具は、その厚さが、付着物除去具の壁面による前記超音波の反射エコーが前記被検査体内の被検査箇所の欠陥からの反射エコーに混入しないように、被検査体の超音波入射面である前記端面Aから被検査箇所までの距離並びに付着物除去具及び被検査体中の音速に基づいて所定の計算で設定されるものであることを特徴とする。
本発明の超音波探傷方法においては、柱状体(筒状又は中実の柱状)の被検査体について、水浸式の超音波探傷法により欠陥を検出する際に、気泡や浮遊するゴミ等を欠陥と誤認識することなく被検査体内部の欠陥を高感度に検出することができる。また、従来のように被検査体に付着した気泡や浮遊するゴミ等を1つ1つ取り除く煩雑な手順が必要なくなるために、被検査材内部の欠陥を効率よく検出することも可能である。
本発明の超音波探傷方法の実施の形態を、具体的に図面を用いて詳細に説明する。なお、以下の説明においては、中実の柱状体を「柱状体」、中空で筒状の柱状体を「筒」と記す。
まず、筒状の被検査体の例として、上側に端面があり、側壁として内側壁と外側壁を有する円筒状の金属を平板に接合した被検査体101の接合部5を、従来の方法を用いて送受信型の超音波探触子2により探傷した場合の配置の概略を、図3(a)に、また、超音波波形3を、図3(b)に示す。この場合、受信する信号には、被検査体表面で反射した表面エコー11と、欠陥があれば欠陥で反射した欠陥エコー13が含まれる。この欠陥エコーの有無により、接合部の健全性等を評価する。
ところが、図4に示すように、被検査体の内側壁に気泡9が付着した場合には、超音波探触子の位置によっては、気泡で反射された気泡からのエコー14が検出される。この気泡からのエコー14が、前記欠陥エコー13に近い位置に検出された場合には、両者を判別することは難しく、気泡からのエコー14を欠陥エコーと誤認識してしまう。
この気泡等の付着物を除去するために、本発明では、図1に示す付着物除去具8を円筒内部に嵌め合わせて装着し、探傷を行う。付着物除去具8の上面(端面)からは被検査体の上面(端面)と同様に超音波が強く反射するので、付着物除去具の表面エコーが被検査体の表面エコーと重なるように、両者の上面は同一平面となるように装着するのが好ましい。
付着物除去具8により、気泡等の付着物がとり除かれることになるので、その影響を低減することが可能である。また、付着物除去具の装着により、内部に気泡等が残る場合があるが、付着物除去具を通過して再度水中に伝播する超音波の強度は非常に少ないので、実用上問題とならない。
以上、円筒の内側壁の付着物の除去について説明したが、円筒の外側壁に付着した付着物を除去するためには、図5に示すように、円筒の外側壁にリング状の付着物除去具108を装着すればよい。さらに、内側と外側の両側壁への付着物を除去するために、両者を同時に使用することも可能である。
以上においては、被検査体として円形の断面形状を有する筒状の物体を例に説明したが、断面形状が多角形である角形の筒状の物体に対しても、角形の断面形状の付着物除去具を嵌合させることにより、本発明の超音波探傷法を適用できる。
また、リング状の付着物除去具の超音波の伝播方法と交差する方向の幅(断面の幅)は、該幅が超音波探触子径よりも著しく小さい場合、付着物除去具の外側壁への気泡等の付着が問題となるので、超音波探触子径と同程度であることが好ましい。
同様に、筒状内部に嵌め合わせて用いる付着物除去具においても、特に、付着物除去具の重量を抑えたい場合には、付着する気泡等が探傷結果に影響を与えない断面の幅を確保したうえで、内部をくり貫いたドーナツ状としてもよい。
また、柱状の被検査体の側壁に付着する気泡等の影響を除くために、リング状の付着物除去具を使用する場合についても、同様の効果が得られる。
<第1の実施の形態>
上側に端面があり、側壁として内側壁と外側壁を有する円筒状の金属を平板に接合した筒状の被検査体101を超音波探傷するときの付着物除去具の好ましい厚さtを決定する方法を、図8〜10を用いて説明する。
図8は、気泡等の付着物がないときの探傷の様子を示す図である。図8において、超音波探触子2により発生した超音波3の一部は、被検査体の上面で反射して超音波探触子に戻り、表面エコー11として検出される。残りは、被検査体1の中に入射し、接合部5に欠陥があれば、そこで反射したエコーが、欠陥エコー13として検出される。
それぞれのエコーの到達時間は、水中の縦波音速をCw、超音波探触子と被検査体上面までの距離をL、被検査体中の縦波音速をCl1、被検査体の筒の高さをhとすると、送信パルスから表面エコーまでが2L/Cw、表面エコーから欠陥エコーまでが2h/Cl1である。
通常の探傷では、図8(b)に示すように、送信パルスから(1)式で表される時間τd後を中心として適当な幅2τをもつゲート15を作成し、この中に検出されたエコーを欠陥エコーと判断して探傷を行う。
ところが、図9に示すように、被検査体1の側壁面(この場合は外側壁面)に気泡9が付着している場合に、被検査体の外側を探傷しようとして超音波探触子を外側壁面に近づけて設置すると、超音波探触子の一部が、被検査体から外れて気泡に向かって進行することになる。気泡によって反射されたエコー6も、他のエコーと同様に、超音波探触子によって検出され、その到達時間τbは、被検査体上面(端面)から気泡までの距離をdとすれば(2)式で表される。
到達時間τb後の気泡からのエコーが、欠陥を検出するためのゲート20内となった場合、気泡エコーと欠陥エコーと区別する手段はないために、気泡エコーを欠陥エコーと誤認識してしまうことになる。
図10に、筒内側壁の気泡からのエコーを除去するために付着物除去具8を装着した場合の探傷の様子を示す。円筒状の付着物除去具8を用いて気泡の除去を行うことにより、気泡からのエコーの発生を防ぐ。また、付着物除去具8の厚さtは、以下に記すように付着物除去具内部からの反射エコーが、欠陥検出ゲート20内に混入しないように決定されるが、その上面が、被検査体の上面と一致するように、脚部を持った構造となっている。
付着物除去具の厚さをtとすると、超音波は、その中にも入射し、裏面で反射したエコー(以後、エコー1と呼ぶ)15が検出される。他にも、超音波探触子には、付着物除去具裏面で縦波から横波にモード変換したエコー(以後、エコー2と呼ぶ)16や、付着物除去具上面で反射した後に再度付着物除去具裏面に縦波として進行し、裏面で反射した後に検出されるエコー(以後、エコー3と呼ぶ)17等が検出される。
エコー2の原因となる横波は、縦波が垂直でなく、ある角度を持って裏面に入射したときに発生するため、超音波探触子の振動子径や集束の様子によって強く発生したり、又は、検出されなかったりする。
付着物除去具8中の縦波(l)及び横波(s)の音速を、それぞれ、Cl2及びCs2とする。これら付着物除去具内部の反射エコーが欠陥検出ゲート20内に混入すると、欠陥と誤判断されるため、例えば、エコー1とエコー2の間に検出ゲートが内包されるためには、付着物除去具の厚さtは、以下の条件(3)式を満たす必要がある。
これを、tについて展開すると、(4)式が得られる。
この(4)式を満たすように付着物除去具の厚さtを決定すれば、エコー1やエコー2が検出ゲート内に混入することはない。
もちろん、エコー2とエコー3の間に検出ゲートが内包されるようにtの値を決定することも可能である。
以上のように、付着物除去具の形状及び厚さは、超音波入射面から探傷箇所までの距離と、被検査体と付着物除去具の音速に基づいて、付着物除去具内での多重反射エコーが探傷箇所に混入しないように設定すればよい。
また、付着物除去具の材質は、被検査体と同一であってもよいし、音速のわかっている別種の金属や樹脂等でもかまわない。
<第2の実施の形態>
第1の実施の形態では、検査箇所として筒状の物体を平板に接合した場合の接合部を例にとって本発明の実施の形態を説明した。本発明は、このような接合部を検査する場合のみではなく、筒状、又は、柱状の物体の内部において特定の深さの部位を検査する場合にも有効である。その場合の付着物除去具の厚さtを決定する方法について、以下に説明する。
図11は、筒状の物体の深さsの部位18を検査する場合を説明する図である。このとき、欠陥エコーが検出される時間は、第1の実施の形態と同様にして(5)式で表される。
一方、付着物除去具内での多重反射エコーの出現する間隔は第1の実施の形態と同じであるから、多重反射エコーが欠陥エコーと重ならない条件は(6)式となる。
これを、tについて展開すると、(7)式が得られる。
この(7)式を満たすように、付着物除去具の厚さtを決定すれば、多重反射エコーが欠陥エコーと重なることはない。したがって、筒状、又は、柱状の被検査体の内部において特定の深さにある欠陥を超音波探傷することができる。
被検査体として、高さ20mm、外形26mm、内側にM16−ピッチ1.5mmのネジが製作してある鋼材を板厚30mmの鋼板に液相拡散接合により接合して製作し、超音波探触子により、接合部の欠陥検出を試みた。
使用したプローブは周波数15MHz、超音波振動子直径12mm、焦点距離F=100mmであり、水距離Lを20mmに設定し、円筒を含む35mm×35mmのエリアを0.2mmピッチで探傷した結果を、図12(a)に示す。
探傷結果は画像として得られ、欠陥からのエコーが強い部分が白く検出されている。この結果は、被検査体の円筒内部や外側壁面の気泡を刷毛等により十分に除去した後に得られた結果である。
続いて、被検査体を十分に乾かし、再度水中に没して探傷した結果が、図12(b)である。この場合は、B部やD部のように円筒内部のネジ部に付着した気泡からのエコーが顕著にみられる。今回使用した鋼材の音速はCl1=Cl2=5,920m/s,Cs2=3,230m/sであり、ゲートの幅τ=0.5μs(鋼中でのゲート幅はCl1xτ/2=2.96mmに相当する)に設定すれば、(4)式より付着物除去具の厚さtは、15.2mm<t<18.5mmであればよい。
そこで、図13に示すような、t=17mmの付着物除去具を製作し、図12(b)の状態の被検査体に装着して再度探傷した。その結果を、図12(c)に示す。装着前にみられた気泡からのエコーが除去されて、図12(a)に示されている欠陥のみが検出されていることがわかる。
図14には、図12に示すA、B、Cの各部で測定される超音波エコーを示す。ただし、図12(c)では、エコー1とエコー3のみが存在しており、この場合は、エコー2が検出されていない。図12(a)と図12(c)を比較すると、欠陥エコーは、エコー1よりも後ろで検出されており、エコー1を欠陥と誤認識することがないことがわかる。
本発明の超音波探傷方法の一実施の形態の概略を示す図である。(a)は、付着物除去具を円筒内部に装着した態様を示し、(b)は、付着物除去具の態様を示す。 従来法における超音波探触子と、幅広の被検査体との配置例を示す図である。 従来法における超音波探触子と、円筒の被検査体との配置例を示す図である。 従来法における超音波探触子と、円筒を平板に接合した被検査体との配置例を示す図である。 従来法における、円筒を平板に接合した被検査体を探傷する場合の配置と信号の例を示す図である。(a)は、配置を示し、(b)は、信号を示す。 従来法における、気泡が付着した場合の信号の例を示す図である。(a)は、配置を示し、(b)は、信号を示す。 外側壁面の付着物を除去するための付着物除去具を示す図である。(a)は、付着物除去具を装着した態様を示し、(b)は、付着物除去具の態様を示す。 内側壁面にネジがある場合に付着物を除去するための付着物除去具を示す図である。(a)は、外周にネジが切ってある付着物除去具を示し、(b)は、内周にネジが切ってない付着物除去具を示す。 外側壁面にネジがある場合に付着物を除去するための付着物除去具を示す図である。(a)は、内周にネジを設けたリング状の付着物除去具を示し、(b)は、ネジがない付着物除去具を示す。 円筒を平板に接合した被検査体を探傷する場合の配置と信号を示す図である。(a)は、配置を示し、(b)は信号を示す。 図8で示す配置での、気泡が付着した場合の信号を示す図である。(a)は、配置を示し、(b)は、信号を示す。 内側壁面の付着物除去具を装着した場合の配置と信号を示す図である。(a)は、配置を示し、(b)は、信号を示す。 円筒の所定の深さを検査するときに、内側壁面の付着物除去具を装着した場合の配置と信号を示す図である。(a)は、配置を示し、(b)は、信号を示す。 実施例の探傷結果を示す図である。(a)は、気泡なしの結果を示し、(b)は、気泡ありの結果を示し、(c)は、t=17mmのキャップ(付着物除去具)を装着した時の結果を示す。 実施例で使用した付着物除去具を示す図である。 実施例で確認して、欠陥エコー、気泡からのエコー、付着物除去具内の反射エコーを示す図である。(a)は、欠陥エコーを示し、(b)は、気泡からのエコーを示し、(c)は、付着物除去具内の反射エコーを示す。
符号の説明
1 円筒状の被検査体
2 超音波探触子
3 欠陥等を検出したい箇所から反射する超音波
4 欠陥
5 接合部(ロウ付け、溶接部)
6 気泡からの反射する超音波
7 付着物除去具裏面から反射する超音波
8 付着物除去具
9 気泡
10 送信パルス
11 表面エコー
13 欠陥エコー
14 気泡からのエコー
15 付着物除去具裏面からのエコー(エコー1)
16 付着物除去具裏面からのエコー(エコー2)
17 付着物除去具裏面からのエコー(エコー3)
18 検査したい部位
20 ゲート
31 板状の被検査体
101 板の接合した円筒状の被検査体
102 内側壁
103 外側壁
104 端面
108 被検査体の外側に嵌め合わせる付着物除去具
208 外側壁にネジを有し、被検査体の内側に嵌め合わせる付着物除去具
308 内側壁にネジを有し、被検査体の外側に嵌め合わせる付着物除去具

Claims (6)

  1. 端面A及び端面B並びに側壁Cを有する柱状体の被検査体について、前記端面Aに超音波探触子を対向させて超音波を垂直に入射させ、被検査体内部又は端面B近傍の所定の部位の欠陥による反射エコーを検出する水浸式の超音波探傷方法であって、
    被検査体の側壁Cに嵌着可能な側壁Dと端面Eを有し、端面Eが前記端面Aと並ぶように、かつ、端面Aから所定の範囲に取り付け可能な付着物除去具を被検査体に嵌装して、
    被検査体の側壁に付着した付着物による、前記所定の部位の欠陥による反射エコーへの影響を除去して探傷をする
    ことを特徴とする超音波探傷方法。
  2. 前記被検査体は、側壁にネジを有し、前記付着物除去具は、側壁に前記ネジに嵌合するネジを有することを特徴とする請求項1に記載の超音波探傷方法。
  3. 前記柱状体は、中実の柱状体であり、前記側壁は、外側壁であることを特徴とする請求項1又は2に記載の超音波探傷方法。
  4. 前記柱状体は、中空で筒状の柱状体であり、前記側壁は、内側壁又は外側壁であることを特徴とする請求項1又は2に記載の超音波探傷方法。
  5. 前記柱状体は、前記端面Bで他の部材に接合された接合部を有し、前記所定の部位の欠陥は、該接合部にあることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の超音波探傷方法。
  6. 前記付着物除去具は、その厚さが、付着物除去具の壁面による前記超音波の反射エコーが前記被検査体内の被検査箇所の欠陥からの反射エコーに混入しないように、被検査体の超音波入射面である前記端面Aから被検査箇所までの距離並びに付着物除去具及び被検査体中の音速に基づいて所定の計算で設定されるものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の超音波探傷方法。
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