JP4724093B2 - Rfidタグリーダ用アンテナ - Google Patents

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Description

本発明は、近接して複数のRFIDタグがあっても、目的のRFIDタグからデータを読み取ることができるRFIDタグリーダ用アンテナに関する。
近年、物品などの情報を管理するためにRFIDタグが広く利用されている。このRFIDタグは、本願出願人が製造したミューチップ(登録商標)などのICチップと、このICチップに接続された小型アンテナとによって構成されている。このICチップには、ID(Identification:識別子)などのデータが記録され、小型アンテナを通じてRF(Radio Frequency:無線周波数;高周波)信号でデータを送信可能である。そこで、RFIDタグリーダを用いれば、このICチップに記録されているIDなどのデータを非接触で読み取り、物品の管理などに供することができる。
このRFIDタグリーダは、ダイポールアンテナ、スパイラルアンテナ、パッチアンテナなどのアンテナを備え、数cmから数十cm程度の通信距離で、RFIDタグからデータを読み取ることを意図して設計されている。したがって、前記した通信距離では、このRFIDタグリーダを用いて、RFIDタグの読み取りを容易に行える。
この従来のRFIDタグリーダは、具備するアンテナのビームパターン内に、放射する電波のエネルギが分散される。したがって、このビーム内であって、前記した通信距離に所在するRFIDタグのデータを容易に読み取ることができる。しかし、さらなる小型化を図るために短縮形のアンテナを備えたRFIDタグを読み取るには、より電界強度の高い電磁波を要するため、データの読み取りが困難である問題点があった。
さらに、この従来のRFIDタグリーダは、多数のRFIDタグが近接していると、そのアンテナのビーム内に複数のRFIDタグが所在することとなり、これら複数のRFIDタグに対してデータの読み取り動作が行われる。このため、読み取ったデータがどのRFIDタグのものであるか特定できないので、これらのRFIDタグを付した物品の識別ができない問題点があった。
そこで、台紙に連続して貼り付けられているラベルに内蔵されているRFタグの読み込み/書き込みを行う場合、所望のRFタグとだけ通信を行うため、電波の波長をλとしたとき、アンテナと反射板とをλ/2(または、その整数倍)だけ隔てて対向させ、反射板からλ/4(または、その奇数倍)の位置にRFタグを配置するRFタグリーダ/ライタが開示されている(例えば、特許文献1参照)。このRFタグリーダ/ライタによれば、RFタグが置かれた位置(つまり、反射板からλ/4の奇数倍の位置)において、進行波の腹と反射波の腹とが同位相で一致するので、それらの位置が電波の振幅の局大点となり、RFタグに電界強度の大きい電波を浴びせることとなる。
特開2005−328259号公報(段落[0031]〜[0036]、図7〜図9)
しかしながら、従来のRFタグリーダ/ライタ(特許文献1記載)では、アンテナおよび反射板と、RFタグとの位置関係を正確に保たないと、所要の電界強度の電波をRFタグに浴びせることができないばかりか、位置によっては、反射板がない場合よりも、RFタグに浴びせられる電波の電界強度が小さくなってしまい、RFタグとの通信が困難になるという問題点があった。また、電波の周波数が2.45GHzの場合を例に挙げると、アンテナと反射板との距離はλ/2≒約6cm、離れることになる。この間隙には、小型化を図ったRFタグを付した小型または細型の物品が多数入ってしまう。このような場合、特定のRFタグを読み出して、目的の物品を識別することができない問題点があった。
本発明は、前記した問題点に鑑みてなされたものであり、近接して複数のRFIDタグがあっても、目的のRFIDタグからデータを確実に読み取ることができるRFIDタグリーダ用アンテナを提供することをその課題とする。
前記した課題を解決するため、本発明のRFIDタグリーダ用アンテナは、RFIDタグからデータを読み取るためのRFIDタグリーダに備えるRFIDタグリーダ用アンテナであって、その給電点の両側に電気的長さが相等しい第1のアンテナ素子および第2のアンテナ素子を、その放射方向を対向させて配置し、前記第1のアンテナ素子と前記第2のアンテナ素子との間隙に前記RFIDタグを付した物品を挿入したとき、前記RFIDタグが前記給電点に近づきすぎないよう制止する構造を具備した
本発明のRFIDタグリーダ用アンテナによれば、近接して複数のRFIDタグがあっても、目的のRFIDタグからのデータを選択的に読み取ることができる。
《第1実施形態》
図1は、本発明による第1実施形態のRFIDタグリーダ用アンテナ101を示す斜視図である。
このRFIDタグリーダ用アンテナ101は、基板2の表面または層間に、図示しないRFIDタグリーダに接続された給電点3から両側に分岐された2本のアンテナ素子4aおよびアンテナ素子4bをパターン形成したものである。つまり、2本のアンテナ素子4aおよびアンテナ素子4bは、それぞれ、基板2の長手方向の両縁を沿ってパターン形成されていて、これらの2本のアンテナ素子4a,4bが、給電点3を通る線に関して線対称となるよう構成されている。
また、基板2は、2本のアンテナ素子4a,4bが並行する部分においてコの字状に切り欠かれて、この切り欠かれた領域Sに読み取り対象のRFIDタグ22(図3を参照して後記)が挿入される形状となっている。また、基板2のコの字状に切り欠かれた領域Sの凹部終端(すなわち、最奥部)の位置決めガイド2aは、読み取り対象のRFIDタグ22を制止することによって給電点3に接近しすぎることを防止し、アンテナ素子4aおよびアンテナ素子4bの先端近傍で読み取りを容易に行えるようにする機能を果たしている。
このように、RFIDタグリーダ用アンテナ101は、給電点3から両側に分岐された2本のアンテナ素子4aおよびアンテナ素子4bによって、ダイポールアンテナが構成されている。そして、一方のアンテナ素子(例えば、第1のアンテナ素子であるアンテナ素子4a)がプラス電位のとき、他方のアンテナ素子(例えば、第2のアンテナ素子であるアンテナ素子4b)がマイナス電位(または、グラウンド電位)となる。
また、使用電波の周波数は、実用上、搬送波周波数fcとみなせるので、使用電波の自由空間での波長λが一意に定まる。この波長λの値を基に、給電点3からそれぞれのアンテナ素子4a,4bの先端までの電気的長さをλ/4とする具体的な値を求めることができる。より正確には、アンテナ素子4aおよびアンテナ素子4bは、基板2上または基板2内にパターン形成され、基板2の影響を受けるため、アンテナ素子4aおよびアンテナ素子4bの長さを、基板2の比誘電率によって、自由空間の波長に対するパターン上の波長の短縮率を考慮し決定する。したがって、アンテナ素子4aおよびアンテナ素子4bの物理的長さ(つまり、実際の長さ)は電気的長さλ/4より短くなるが、電気的長さはλ/4を維持している。また、アンテナ素子4aとアンテナ素子4bとの間隔は、識別対象物の寸法(直径)を考慮して、例えば約λ/8とする。
一例を挙げると、使用電波の搬送波周波数fcが2.45GHzである場合、自由空間での波長λは約12cmであるので、アンテナ素子4aおよびアンテナ素子4bの電気的長さはそれぞれ約3cmであり、かつアンテナ素子4aとアンテナ素子4bの間隔は約1.5cmである。一方、読み取り対象となるRFIDタグ22(図3参照)は、例えば、厚さが約0.5mmで、約3mm×約4mm角の大きさである。したがって、RFIDタグリーダ用アンテナ101のアンテナ素子4aとアンテナ素子4bで囲われた凹部形状の領域Sは、この程度の大きさのRFIDタグ22を外被に貼付した通信ケーブル21などを挟み込んで、そのRFIDタグ22と通信を行うのに最適な形状および寸法となっている。
通信ケーブル21は、例えば、1本または複数本の内部導体(芯線)を、発泡ポリエチレンなど低誘電率の誘電体で覆い、さらに、シールド被覆を兼ねた外部導体をこの誘電体の外表面に形成した後、HDPE(高密度ポリエチレン)などからなる絶縁物(保護物を兼ねてもよい)で被覆したものである。通信ケーブル21は、また、通信用の対より線を複数組束ねて、保護物で被覆したものや、これに金属箔などからなるシールド層を設けたものでもよい。なお、通信ケーブル21は、識別対象物の一例として挙げたものであって、本説明で言及する2つのアンテナ素子4a,4b、または、後記するアンテナ素子17a,17bで挟み込むことができ、かつ、RFIDタグ22が貼付可能なものであれば、識別対象物とすることができる。
通信ケーブル21に貼付するRFIDタグ22は、後記するように、例えば、インピーダンスマッチング用のT型スリットが形成された小型アンテナの表面に、T型スリットを跨ぐようにしてICチップを搭載したものである。RFIDタグ22は、その共振方向が、通信ケーブル21の円周方向に一致するように貼付される。通信ケーブル21において、RFIDタグ22を貼付した箇所およびその近辺は、熱収縮チューブ23が密着され、固定および保護がなされている。または、RFIDタグ22を、あらかじめ熱収縮チューブ23の内面に仮固定しておき、このRFIDタグ22つきの熱収縮チューブ23を通信ケーブル21の所定箇所へ通した後、熱収縮チューブ23を収縮させて、RFIDタグ22を取り付けてもよい。この手順によれば、作業者が意識することなく、RFIDタグ22の共振方向を、通信ケーブル21の円周方向に一致させることができる。
アンテナ素子4aおよびアンテナ素子4bは、給電点3において電流値が最大になるように電流給電されるので、アンテナ素子4aとアンテナ素子4bに挟まれた内部空間(つまり、領域S)においては、電磁界を強め合うように作用する。したがって、アンテナ素子4aとアンテナ素子4bに挟まれた領域Sの電磁界の強度は非常に大きくなる。また、各アンテナ素子4a,4bの電気的長さはそれぞれλ/4であるから、給電点3から電流給電すると、給電点3での電位の振幅は最小になり、アンテナ素子4aの先端部分およびアンテナ素子4bの先端部分での電位が正負逆でその振幅および電位差が最大になるので、アンテナ素子4aの先端部分とアンテナ素子4bの先端部分との間で電磁界の強度が最も大きくなる。
したがって、RFIDタグリーダ用アンテナ101のアンテナ素子4aとアンテナ素子4bの間の領域Sに対して、通信ケーブル21のRFIDタグ22が貼付された位置を挿入していけば、電位差が最も大きいアンテナ素子4a,4bの先端部分を最初に通過した瞬間にそのRFIDタグ22と通信が行われ、RFIDタグリーダはRFIDタグ22のデータを読み取ることができる。このとき、RFIDタグリーダ用アンテナ101がRFIDタグ22を識別した瞬間に、「ピッ、ピッ」という発音などにより報知するよう構成すれば、RFIDタグリーダ用アンテナ101の領域Sの凹部終端(つまり、位置決めガイド2aの位置)まで通信ケーブル21を挿入するまでもなく、より短い時間でRFIDタグ22を識別できる。
なお、通信ケーブル21がRFIDタグリーダ用アンテナ101の領域Sの凹部終端まで挿入されたとしても、位置決めガイド2aの端面は軟質樹脂などでコーティングされているので、通信ケーブル21が位置決めガイド2aに突き当たっても、衝撃が弱められる。これによって、給電点3またはRFIDタグ22の破損を防止できる。
本発明による第1実施形態のRFIDタグリーダ用アンテナ101は、領域Sへ集中的に電磁波を発生させるように2本のアンテナ素子4a,4bの放射方向が対向して配置された構成である。例えば、昆虫のクワガタの大あごのように2本のアンテナ素子4a,4bが並行して(概略平行して)伸びた構成になっている。そして、2本のアンテナ素子4a,4bのそれぞれに逆極性の電圧が印加されたとき、対向する2本のアンテナ素子4a,4bからそれぞれ逆位相の電波を放射させている。これによって、2本のアンテナ素子4a,4bで挟まれた狭い領域S内が特に電磁界の強度が大きくなるので、2本のアンテナ素子4a,4bの間に存在するRFIDタグ22だけを個別に識別したり、高周波信号の送受信能力が良好でないRFIDタグ22に強い電磁界を与えて、そのRFIDタグ22を識別したりすることができる。
《第2実施形態》
図2は、本発明による第2実施形態のRFIDタグリーダ用アンテナ102の構成図であって、図2(a)は、その上面図であり、図2(b)は、その図2(a)に示すA−A断面図である。
このRFIDタグリーダ用アンテナ102では、ガラス繊維強化エポキシ樹脂、フッ素樹脂、またはセラミックなどからなる所定の比誘電率を持った基板12の一面(例えば、裏面)には、コネクタ取付パターン13およびグラウンドパターン14が連続的にパターン形成されている。さらに、グラウンドパターン14はa点で基板12の一方の端面側へほぼ直角に折れ曲がって、その終端b点がスルーホール15aに接続されている。なお、このコネクタ取付パターン13およびグラウンドパターン14はグラウンド電位となっている。
さらに、グラウンドパターン14の終端のb点のスルーホール15aには、0.5〜1.0mmφの太さのピアノ線などの導体線からなるアンテナ素子17aの一端がロウ付けなどによって固定されている。また、このアンテナ素子17aは、基板12の端面のc点から約λ/4の長さだけ伸びていて、その先端部分は通信ケーブル21(図1参照)を挿入しやすいように外側へ曲げられている。このとき、アンテナ素子17aは基板12の他面(表面)側に平行に伸びている。また、グラウンドパターン14のパターン部分がほぼ直角に折れ曲がったa点からスルーホール15a(b点)を経由してアンテナ素子17aが基板12の端面のc点に至るまでの長さ(つまり、a点からc点までの長さ)は約λ/12程度となっている。この長さに相当する位置(つまり、a点からc点までの位置)では、電位差がほとんどないので電界は弱い。なお、スルーホール15a(b点)が基板12の端面のc点に近い場合は、実用上はスルーホール15a(b点)からアンテナ素子17aの先端までの長さをλ/4としてもよい。
一方、基板12の他面(表面)において、コネクタ取付パターン13から絶縁された中央部分に形成されたスルーホール15cには、0.5〜1.0mmφの太さの信号線パターン16の一端が電気的に接続され、その信号線パターン16はグラウンド電位のグラウンドパターン14に対して平行に、基板12を挟んで絶縁されて配線され、マイクロストリップ線路を形成している。したがって、グラウンド電位のグラウンドパターン14と、このグラウンドパターン14に平行に配線された信号線パターン16とによって、所定の特性インピーダンス(例えば、50Ωまたは75Ω)の線路が形成されている。さらに、この信号線パターン16は、グラウンドパターン14がa点でほぼ直角に折れ曲がった方向とは反対側の基板12の端面側へほぼ直角に折れ曲がって、その終端となるd点がスルーホール15bに接続されている。
さらに、信号線パターン16の終端となるd点のスルーホール15bには、0.5〜1.0mmφの太さのピアノ線などの導体線からなるアンテナ素子17bの一端がロウ付けなどによって固定されている。また、このアンテナ素子17bは、基板12の端面のe点からその基板12の表面に平行にλ/4弱の長さだけ伸びていて、先端部分は通信ケーブル21を挿入しやすいように外側へ湾曲されている。また、信号線パターン16がグラウンドパターン14のパターン部分からほぼ直角に折れ曲がったa点からスルーホール15b(d点)を経由してアンテナ素子17bが基板12の端面のe点に至るまでの長さ(つまり、a点からe点までの長さ)は約λ/12程度となっている。なお、この長さに相当する位置(つまり、a点からe点までの位置)では、電位差が小さいので、電界も弱いとみなしてよい。なお、スルーホール15b(d点)が基板12の端面のe点に近い場合は、実用上はスルーホール15b(d点)からアンテナ素子17bの先端までの長さをλ/4としてもよい。
また、アンテナ素子17aおよびアンテナ素子17bが突き出している側の基板12の端面(図1に示す位置決めガイド2aに相当)には、PETなどの軟質樹脂がコーティングされているので、通信ケーブル21(図1参照)が基板12の端面まで挿入されても、通信ケーブル21の外被を傷つけたり通信ケーブル21に貼付されたRFIDタグ22を破損したりするおそれは小さい。さらに、基板12の端面が傷ついたり破損したりするおそれも小さい。さらに、アンテナ素子17a,17bの表面は、スルーホール15a,15bに挿入されている付近を除き、フッ素樹脂やポリエチレンなどの軟質樹脂でコーティングが施されているので、通信ケーブル21をアンテナ素子17aとアンテナ素子17bとの間に挿入するとき、通信ケーブル21やRFIDタグ22を傷つけにくい。
このRFIDタグリーダ用アンテナ102は、一対のアンテナ素子17aおよびアンテナ素子17bが基板12の一方の端面からλ/4弱の長さで伸びており、アンテナ素子17aとアンテナ素子17bとの間隔は平行な部分において約λ/8となっている。また、基板12の他方側に配置されたコネクタ取付パターン13には、図示しないケーブルのコネクタが接続され、さらにそのケーブルの他端には図示しないRFIDタグリーダが接続される。したがって、一対のアンテナ素子17aおよびアンテナ素子17bの間に通信ケーブル21(図1参照)のRFIDタグ22が貼付された位置を挿入すると、電位差が最も大きくなるアンテナ素子17aの先端部分とアンテナ素子17bの先端部分とに挟まれた領域でRFIDタグ22が識別され、RFIDタグリーダによってRFIDタグ22のデータが読み取られる。また、アンテナ素子17aおよびアンテナ素子17bの外側の空間の電界強度は、これに比べると小さいので、読み取り対象外のタグ(図示せず)を読み取るおそれは小さくなる。
図3は、第2実施形態のRFIDタグリーダ用アンテナ102によって、通信ケーブル21に貼付されたRFIDタグ22のデータを読み取る状態を示す読取実施図である。
図3に示すように、RFIDタグリーダ用アンテナ102の2本のアンテナ素子17a,17bは、例えば、使用する電波の周波数を2.45GHzとすると、1.5cm(λ/8)の間隔をもって基板12の端面から3cm弱(λ/4弱)突き出ている。
一方、読み取り対象の通信ケーブル21にはRFIDタグ22が円周方向に貼り付けられている。通信ケーブル21は、例えば、信号用の芯線にグラウンド用のシールド被覆が施されて外被で覆われた断面構造であって、その直径は5〜10mm程度である。また、RFIDタグ22は、インピーダンスマッチング用のT型スリットが形成された小型アンテナの表面に、T型スリットを跨ぐようにしてICチップが搭載された構造となっている。このような構造のRFIDタグ22は、例えば、0.5mm厚×3mm巾×4mm長さぐらいの寸法であって、通信ケーブル21の円周方向に、共振方向が一致する向きに巻かれ、さらに熱収縮チューブ23を被せて固定および保護がなされている。
したがって、RFIDタグリーダ用アンテナ102から突き出た2本のアンテナ素子17a、17bによって、通信ケーブル21のRFIDタグ22の位置を挟み込むように挿入すると、2本のアンテナ素子17a,17bが送受信作用を呈して、RFIDタグ22と、2本のアンテナ素子17a,17bとの間で通信が行われる。このとき、2本のアンテナ素子17aとアンテナ素子17bとに挟まれた先端付近の領域が最も電磁界の強度が大きいので、通信ケーブル21のRFIDタグ22が2本のアンテナ素子17a、17bの先端部分を通過した瞬間にRFIDタグ22と2本のアンテナ素子17a、17bとの間で通信は完了する。そして、RFIDタグ22からの信号は、基板12の後部に形成されたコネクタ取付パターン13から図示しないRFIDタグリーダへ送信されてRFIDタグ22のデータが読み取られる。
《第3実施形態》
図4は、本発明による第3実施形態のRFIDタグリーダ用アンテナ103の構成図である。
第3実施形態の説明では、第2実施形態の説明との重複を避けて、図2に示した第2実施形態のRFIDタグリーダ用アンテナ102と異なる構成について説明する。
第3実施形態のRFIDタグリーダ用アンテナ103は、基板12の比誘電率が大きいことによる波長短縮効果を利用して、2本のアンテナ素子17a、17bのうち一方のアンテナ素子17aを物理的に短くし、長い方のアンテナ素子17bをかぎ型に折り曲げて通信ケーブル21に引っ掛けられる形状にしたものである。RFIDタグリーダ用アンテナ103を、かぎ型に折り曲げられたアンテナ素子17bで、通信ケーブル21に引っかけておけば、後記するように、その間、作業者は、RFIDタグリーダ用アンテナ103に手を取られることなく、記録作業や照合作業など別個の作業を行うことができ、その後、直ちに隣接する通信ケーブル(図示せず)の識別作業に取りかかれるので、作業効率全体を向上させることができる。
このRFIDタグリーダ用アンテナ103では、一方のアンテナ素子17bは、信号線パターン16に接続されたスルーホール15bが基板12の端面に近い位置にあるので、スルーホール15bからアンテナ素子17bの先端までの電気的長さは、λ/4弱であって、物理的長さ(実際の長さ)もほぼこれに等しい。したがって、アンテナ素子17bは、長さに余裕があるので、通信ケーブル21が引っ掛けられるように先端部分をかぎ型(L字型)に折り曲げられている。
また、他方のアンテナ素子17aは、グラウンドパターン14に接続されたスルーホール15aが基板12の端面から遠い位置(つまり、端面から奥まった位置)にあるので、アンテナ素子17a側の電気的長さをλ/4に維持すると、物理的長さは短くなる。すなわち、アンテナ素子17a側については、比較的長い距離分、グラウンドパターン14が基板12上で引き回されているので、基板12の比誘電率によって波長短縮効果が生じ、アンテナ素子17a側の電気的長さをλ/4に維持したまま、物理的長さ(実際の長さ)を短くできる。
このようにして基板12の比誘電率による波長短縮効果を利用することにより、アンテナ素子17bの物理的長さ(実際の長さ)に対してアンテナ素子17aの物理的長さ(実際の長さ)を短くすることができる。したがって、図4に示すように、物理的に長いアンテナ素子17bを折り曲げて、物理的に短いアンテナ素子17aと先端部分が揃うように、アンテナ素子17a,17bの形状を形成することにより、アンテナ素子17a(の折り曲げ部分)を通信ケーブル21に引っ掛け可能な構造にできる。そのため、例えば、作業者は、通信ケーブル21をアンテナ素子17a、17bで挟み込んでRFIDタグ22の読み取りを行った後(または行いながら)、アンテナ素子17aを通信ケーブル21に引っ掛けておき、ペンなどによる記録作業を行うことができる。したがって、アンテナ素子17a,17bをこのような形状にすることにより、RFIDタグリーダを取り扱うときの作業性が一段と向上する。
なお、アンテナ素子17a側のスルーホール15aとアンテナ素子17b側のスルーホール15bをともに基板12の端面に近い位置に配置して、アンテナ素子17aにポリエチレンやナイロン、セラミックなどの誘電体からなる鞘を被せてもよい。これにより、誘電体製の鞘によって波長短縮効果を呈するので、アンテナ素子17aは電気的長さをλ/4に維持しながら物理的長さを短くすることができる。したがって、図4のアンテナ素子17a、17bの先端部分の形状のように、長い方のアンテナ素子17aをかぎ型に折り曲げて通信ケーブル21に引っ掛けられるような形状にすることができる。
《第4実施形態》
図5は、本発明による第4実施形態のRFIDタグリーダ用アンテナ104の構成図であって、図5(a)は、識別対象の通信ケーブル21を挟み込む前の状態を示し、図5(b)は、通信ケーブル21を挟み込んでRFIDタグ22を識別する状態を示す。
なお、第4実施形態のRFIDタグリーダ用アンテナ104は、特に説明を行うほかは、第2実施形態のRFIDタグリーダ用アンテナ102または第3実施形態のRFIDタグリーダ用アンテナ103と同様の構成でよい。
図5に示す第4実施形態のRFIDタグリーダ用アンテナ104は、アンテナ素子17aとアンテナ素子17bをそれぞれ対称的に屈曲させるとともに、基板12の端部近傍に形成されたスルーホール15aから突出したアンテナ素子17aとスルーホール15bから突出したアンテナ素子17bを途中で交差させる。もちろん、交差する可能性のある範囲では、アンテナ素子17aとアンテナ素子17bとは電気的に絶縁しておく。つまり、ある時点では、アンテナ素子17aとアンテナ素子17bが『鋏み』のような形状になっている。
このような形状のRFIDタグリーダ用アンテナ104において、図5(a)に示すように、通信ケーブル21を挟み込むようにして、アンテナ素子17a,17bの間に通信ケーブル21を挿入する。そして、アンテナ素子17aとアンテナ素子17bに外力を加え、通信ケーブル21を挟み込む。これによって、図5(b)に示すように、アンテナ素子17aとアンテナ素子17bとで通信ケーブル21をクランプした状態でRFIDタグ22と通信が行われ、通信ケーブル21に貼付されたRFIDタグ22のデータが読み取られる。
アンテナ素子17aおよびアンテナ素子17bは、途中で交差しているため、通信ケーブル21をアンテナ素子17a,17bの間に押し込んでも、この交差している箇所で制止され、RFIDタグ22が給電点に近づきすぎることなく、アンテナ素子17a,17bの先端により近い箇所で、通信ケーブル21が挟み込まれ、RFIDタグ22が読み取られることとなる。
このようにして、ピアノ線などの導体線からなるアンテナ素子17aとアンテナ素子17bとが柔軟性をもって曲げ可能に構成することにより、アンテナ素子17a,17bの先端部分を通信ケーブル21に挿入した後に、そのアンテナ素子17a,17bの先端部分を通信ケーブル21に貼付されたRFIDタグ22の位置でクランプし、アンテナ素子17a,17bと、RFIDタグ22とで通信可能になる。このとき、アンテナ素子17a,17bは柔軟性または可撓性のあるピアノ線などの導体線で形成されているので、アンテナ素子17aとアンテナ素子17bによる挟み込み操作を行っても、スルーホール15a,15bにストレスがあまりかからない。したがって、スルーホール15a,15bの部分のロウ付け部分はほとんど疲労せず、亀裂が生じない。
なお、アンテナ素子17a,17bの根元部分がスルーホール15a,15bに差し込まれた箇所をロウ付けなどにより固着する代わりに、アンテナ素子17a,17bの端部に雄ネジを切り、スルーホール15a,15bに雌ネジを切って、ねじ込んでもよい。この構成によれば、アンテナ素子17aとアンテナ素子17bとによって挟み込み操作を行っても、スルーホール15a,15bおよびアンテナ素子17a,17bにストレスがかかることなく、かつ、アンテナ素子17a,17bの端部とスルーホール15a,15bの間の導電性は良好に維持される。また、アンテナ素子17a,17bの端部とスルーホール15a,15bの間の導電性が良好に維持されれば、アンテナ素子17a,17bを単にスルーホール15a,15bに差し込んだり、差し込んだ先端をかしめたりして構成してもよい。
また、アンテナ素子17aとアンテナ素子17bを交差させることによって、アンテナ素子17aとアンテナ素子17bの配線間隔の平均値を大きく変えずに曲げ(挟みこみ)を実現することができるので、アンテナ素子17aとアンテナ素子17bとの間の相互インダクタンスの変化を抑制することができる。その結果、RFIDタグリーダ用アンテナ104の入力インピーダンスがほとんど変わらず、RFIDタグリーダ用アンテナ104の電気的特性の変化を抑制することができるので、安定した状態でRFIDタグ22と通信を行うことができる。
《第5実施形態》
図6は、本発明による第5実施形態のRFIDタグリーダ用アンテナ105を示す構成図であって、図6(a)は、太めの通信ケーブル21を挟んでRFIDタグ22を識別する前段階の状態を示し、図6(b)は太めの通信ケーブル21を挟んでRFIDタグ22を識別する段階の状態を示す。
すなわち、図6(a)に示すように、基板12に形成されたスルーホール15a,15bから所定の広がり角度を持って末広がり形状にアンテナ素子17a,17bを形成することにより、かなり太い通信ケーブル21を挟み込んでも、通信ケーブル21のRFIDタグ22とアンテナ素子17a,17bとによって通信を行うことができる。
また、図6(b)に示すように、基板12に形成されたスルーホール15a,15bから途中まで並行にアンテナ素子17a,17bを形成し、その先から所定の広がり角度を持って末広がり形状にアンテナ素子17a,17bを形成することにより、通常の太さまたは太めの通信ケーブル21を挟み込んで、通信ケーブル21のRFIDタグ22とアンテナ素子17a,17bとによって通信を行うことができる。
このようにして、アンテナ素子17a,17bを、スルーホール15a,15bの位置または途中の位置から末広がりに形成したり、あるいはアンテナ素子17a,17bの末広がりの角度を変えることによって、測定対象となる通信ケーブル21の太さに自在に対応して貼付されたRFIDタグ22と通信を行うことができる。つまり、図6(a)、図6(b)に示す第5実施形態のRFIDタグリーダ用アンテナ105によれば、太さの異なる通信ケーブル21のRFIDタグ22に対応できる。
なお、任意の太さの通信ケーブル21が末広がりのアンテナ素子17a,17bの内部に挿入されるとき、通信ケーブル21が挿入される深さによってRFIDタグ22に照射される電界強度はほとんど変わらない。その理由は次の通りである。アンテナ素子17aとアンテナ素子17bが最も開いている先端部に通信ケーブル21が存在するときは、アンテナ素子17a,17bの先端部から放射される電界強度が最も強くても、通信ケーブル21のRFIDタグ22とアンテナ素子17a,17bとの距離が長いために、通信ケーブル21に貼付されたRFIDタグ22に照射される電界強度は減衰したレベルになる。一方、アンテナ素子17aとアンテナ素子17bとの間隔が狭くなる奥部に通信ケーブル21が存在するときは、アンテナ素子17a,17bの途中部分から放射される電界強度はやや弱くなるが、通信ケーブル21のRFIDタグ22とアンテナ素子17a,17bとの距離が短くなるので、通信ケーブル21に貼付されたRFIDタグ22に照射される電界強度はそれ程減衰しないレベルを維持している。したがって、通信ケーブル21が末広がりのアンテナ素子17a,17bのいずれの位置にあっても一定の電界レベルで通信を維持することができる。
《第6実施形態》
図7は、本発明による第6実施形態のRFIDタグリーダ用アンテナ106の構成図であり、図7(a)は通信ケーブル21を挟む前の状態を示し、図7(b)は通信ケーブル21を挟んでRFIDタグ22を識別する状態を示す。
図7(a)に示すように、基板12に形成されたスルーホール15a,15bから所定の広がり角度をつけ、かつ先端部分で平行または先つぼまりに形成されたアンテナ素子17a,17bを用意し、これらのアンテナ素子17aとアンテナ素子17bとの間に樹脂などの絶縁体からなる(または、絶縁処理を施した)引きバネ24を取り付ける。これによって、通信ケーブル21を挟む前に、引きバネ24に抗してアンテナ素子17aとアンテナ素子17bとの間隔を手などで広げて、アンテナ素子17a,17bの先端部分に対応する空間の中央部に通信ケーブル21を配置する。そして、アンテナ素子17a,17bから手を離すと、図7(b)に示すように、アンテナ素子17aとアンテナ素子17bの先端部分で通信ケーブル21がクランプされて、アンテナ素子17a,17bと通信ケーブル21に貼付されたRFIDタグ22との間で通信を行うことができる。
このようにして、広がり角度をつけたアンテナ素子17aとアンテナ素子17bとの間に引きバネ24を取り付けることによって、被測定対象の通信ケーブル21の太さに自由度を持たせてアンテナ素子17aとアンテナ素子17bとで通信ケーブル21を挟み込むことができ、かつ、通信ケーブル21を傷つけることなくソフトにクランプすることができる。これによって、アンテナ素子17aとアンテナ素子17bとによって太さの異なる通信ケーブル21を自在に挟み込んでRFIDタグ22と通信を行うことができる。
《第7実施形態》
本発明の第7実施形態によるRFIDタグリーダ用アンテナは、基板12に対してRFIDタグリーダ側のコネクタ25を取り付けた構成である。ここでは、基板12の平面に対してコネクタ25を直角に取り付ける例(第1例)と、平行に取り付ける例(第2例)とがあるので、その両者について説明する。
図8は、本発明による第7実施形態において、基板12の平面に対してコネクタ25を直角に取り付ける第1例の構成図であって、図8(a)はその上面図であり、図8(b)はその側面図である。
なお、図2〜図7に示す第2実施形態から第6実施形態までのRFIDタグリーダ用アンテナ102〜106は、図8に示すように基板12の平面に対してコネクタ25を直角に取り付ける構成について図示したが、図9を参照して後記するように、基板12の平面に対してコネクタ25を平行に取り付ける構成とすることもできる。
本実施形態の第1例では、図8(a)に示すように、基板12の裏面にコネクタ取付パターン13が形成され、図8(b)に示すように、RFIDタグリーダ側のコネクタ25を基板12のコネクタ取付パターン13に対して直角に取り付ける。
この取り付け方法によれば、コネクタ25のピンがコネクタ取付パターン13のスルーホールに対し挿入されて強固に固定され、また、コネクタ25とコネクタ取付パターン13との接合面積が広くなる。このため、コネクタ25を機械的に強固にコネクタ取付パターン13へ取り付けることができ、また、電気的な接続特性を安定にできる。
図9は、本発明による第7実施形態において、基板12の平面に対してコネクタ25を平行に取り付ける第2例の構成図であって、図9(a)はその上面図であり、図9(b)はその側面図である。
図9(a)に示すように、本実施形態の第2例では、基板12の後部には、コネクタ25を接続するためにコプレーナ線路27が形成されている。これによって、図9(b)に示すように、基板12に対して平行にコネクタ25を接続することができる。このようにして基板12に対してコネクタ25を平行に接続することにより、例えば、2.45GHzの高周波信号を伝送する場合において、コネクタ25を直角に取り付ける場合と、コネクタ25を平行に取り付ける場合とを比較すると、信号の伝搬ロスは0.1〜0.2dB程度異なる。この程度の差異は、RFIDタグリーダがRFIDタグ22の微小信号によってデータを読み取る場合には、多少の影響を及ぼす可能性もあるが、接続する線路の向きによる取り扱いの容易さなどを考慮して、取り付ける向きを決めればよい。例えば、図9のように基板12とコネクタ25を平行に接続することにより、RFIDタグリーダンテナのアンテナ素子17a,17bによって通信ケーブル21を挟み込んでRFIDタグ22のデータを読み取るときの使い勝手がよくなる。
《第8実施形態》
図10は、本発明による第8実施形態のRFIDタグリーダ用アンテナ110を示す外観斜視図である。
このRFIDタグリーダ用アンテナ110は、前記した各実施形態のRFIDタグリーダ用アンテナ(アンテナ部31として示す)のコネクタ25に対して、グリップ部33を接続したものであって、グリップ部33に対して給電線34によって、その先端にあるRFIDタグリーダ(図示せず)に接続して用いられる。ユーザは、ゴムなどで覆われ、誘電体からなるグリップ部33を把持して、アンテナ部31の先端に突き出ている2本一対のアンテナ32によって図示しない通信ケーブル21のRFIDタグ22付近を挟み込む。すると、RFIDタグ22のデータがRFIDタグリーダによって読み取られた瞬間に、タグリーダから「ピッピッ」と音がするので、アンテナ32によって次の通信ケーブル21を挟み込んでRFIDタグ22のデータを読み取ることとなる。
グリップ部33の一端(先端側)には、メス型のコネクタ26が取り付けられ、他端(手元側)には、オス型のコネクタ25が取り付けられている。グリップ部33の先端側から手元側へは、セミリジットケーブルなどの低損失線路からなる給電線35が貫通している。給電線35の先端側は、メス型のコネクタ26に接続され、このコネクタ26とアンテナ32のオス型のコネクタ25とが接続される。給電線35の手元側は、オス型のコネクタ25に接続され、このコネクタ25と給電線34を終端するメス型のコネクタ26とが接続される。給電線34は、RFIDタグリーダ本体(図示せず)に接続される。
図11は、本発明による第7実施形態において、RFIDタグリーダ用アンテナ102〜106のいずれかに対してコネクタ25を平行に取り付けたときの外観図であって、図11(a)は、その平面図であり、図11(b)は、その側面図である。
すなわち、RFIDタグリーダ用アンテナ102〜106のいずれかにコネクタ25を平行に取り付けたものがアンテナ部31である。アンテナ部31には2本で1対のアンテナ32が突き出ている。このアンテナ32は、使用電波の周波数が2.45GHzの場合において、長さが3cm程度で間隔が1.5cm程度の形状で2本のアンテナ素子17a,17b(図2〜図9参照)が突き出たものである。
図10に戻り、一例を挙げると、複数の通信ケーブル21(図3等参照)の両端付近に、RFIDタグ22(図3参照)を貼付しておく。これらのRFIDタグ22は、各々、一意の識別子のデータを記憶している。また、通信ケーブル21ごとに、両端付近に貼付したRFIDタグ22の識別子と、接続すべき機器とを記録したデータベースを作成しておく。このデータベースは、書面で作成してもよいが、RFIDタグリーダが参照可能なように、電磁的記録方式で調製し、RFIDタグリーダに格納しておくとよい。
これらの通信ケーブル21を用いて、3台以上の機器を接続するときは、まず、通信ケーブル21の一端のRFIDタグ22を読み取り、データベースを参照して、接続すべき機器を検索し、この機器に通信ケーブル21の一端を接続する。そして、同様の作業を繰り返し、データベースに記録されているすべての接続工事を行う。したがって、ユーザが、図10に示すようなRFIDタグリーダ用アンテナ110によって多数の通信ケーブル21(図示せず)の末端にそれぞれ貼付されたRFIDタグ22(図示せず)を読み取りながら配線接続を行うことにより、2つの電子機器間の通信ケーブル21を正確に接続することができる。しかも、RFIDタグリーダ用アンテナ110は、狭い間隔で配置させた2本のアンテナ32によって1本ごとに通信ケーブル21を挟んで対応するRFIDタグ22のデータを読み取って行くので、隣り合う通信ケーブル21に貼付されたRFIDタグ22のデータを読み取るおそれはほとんどない。これによって、通信ケーブル21の配線色を変えなくても配線の接続誤りを犯すことを抑止できる。
本発明による各実施形態のRFIDタグリーダ用アンテナ101〜106,110は、図1(または図2等)に示すように、RFIDタグ22のデータ(情報)を読み取るためのRFIDタグリーダに供するRFIDタグリーダ用アンテナであって、給電点(3など)の両側に同じ電気的長さのアンテナ素子4a(またはアンテナ素子17a)とアンテナ素子4b(またはアンテナ素子17b)が対向して配置されてダイポールアンテナを構成している。このとき、アンテナ素子4a(または17a)とアンテナ素子4b(または17b)は、それぞれ異極性電位であって、相互に逆位相で電磁波を放射している。これによって、アンテナ素子4a(または17a)とアンテナ素子4b(または17b)で囲まれた空間(Sなど)が特に大きい電界強度の領域となり、アンテナ素子4a(または17a)の外側の空間およびアンテナ素子4b(または17b)の外側の空間は比較的小さい電界強度の領域となる。したがって、アンテナ素子4a(または17a)とアンテナ素子4b(または17b)で囲まれた空間に存在する特定のRFIDタグ22からデータが読み取られる。
また、本発明による各実施形態のRFIDタグリーダ用アンテナ101〜106,110は、使用電波の波長をλとしたとき、アンテナ素子4a(またはアンテナ素子17a)側およびアンテナ素子4b(またはアンテナ素子17b)側の電気的長さはほぼλ/4となっている。これによって、給電点に電流分布の腹があるとき、λ/4に位置するアンテナ素子4a(または17a)の先端部分およびアンテナ素子4b(または17b)の先端部分がそれぞれ電流分布の節となり、電圧分布の最低値および最高値が現れるので、アンテナ素子4a(または17a)の先端部分とアンテナ素子4b(または17b)の先端部分が電界強度の最も強い部位となる。したがって、アンテナ素子4a(または17a)とアンテナ素子4b(または17b)に挟まれた領域であって、かつ先端部分の付近にRFIDタグ22を置けば、RFIDタグリーダ用アンテナ101〜106,110は最大の電界で特定のRFIDタグ22を読み取ることができる。
好ましくは、アンテナ素子4a(またはアンテナ素子17a)とアンテナ素子4b(またはアンテナ素子17b)は、λ/8の間隔で平行にλ/4弱だけ自由空間へ突出している。例えば、使用電波の周波数を2.45GHzとすると、アンテナ素子4a(または17a)とアンテナ素子4b(または17b)は、1.5cm(λ/8)の間隔で3cm(λ/4)の長さだけ空間に突出している。これによって、例えば、通信ケーブル21の末端付近にRFIDタグ22をあらかじめ貼付しておき、その通信ケーブルの末端付近をアンテナ素子4a(または17a)およびアンテナ素子4b(または17b)で囲まれた領域(凹部)へ挿入すれば、それぞれの通信ケーブル21のデータ(情報)を個別に読み取ることができる。したがって、両側の末端にRFIDタグ22を貼付した通信ケーブル21を、本発明による各実施形態のRFIDタグリーダ用アンテナ101〜106,110を備えたRFIDタグリーダ(図示せず)で識別しながら電子機器間を接続すれば、配線が容易であり、誤配線が防止される。
本発明のRFIDタグリーダ用アンテナは、細い通信ケーブル21などの末端に貼付しておいたRFIDタグ22の各々から、IDなどのデータを読み取ることができるので、工場の製造ラインにおける電子機器の配線のように、正確さが特に求められる配線や、複雑に入り組んだ事務所のコンピュータネットワークなどの配線を、RFIDタグ22を読み取りながら、容易かつ誤りなく点検することなどに有効に利用できる。
本発明による第1実施形態のRFIDタグリーダ用アンテナを示す斜視図である。 本発明による第2実施形態のRFIDタグリーダ用アンテナの構成図である。 第2実施形態のRFIDタグリーダ用アンテナによって、通信ケーブルに貼付されたRFIDタグのデータを読み取る状態を示す読取実施図である。 本発明による第3実施形態のRFIDタグリーダ用アンテナの構成図である。 本発明による第4実施形態のRFIDタグリーダ用アンテナの構成図である。 本発明による第5実施形態のRFIDタグリーダ用アンテナを示す構成図である。 本発明による第6実施形態のRFIDタグリーダ用アンテナの構成図である。 本発明による第7実施形態において、基板の平面に対してコネクタを直角に取り付ける第1例の構成図である。 本発明による第7実施形態において、基板の平面に対してコネクタを平行に取り付ける第2例の構成図である。 本発明による第8実施形態のRFIDタグリーダ用アンテナを示す外観斜視図である。 本発明による第7実施形態において、RFIDタグリーダ用アンテナのいずれかに対してコネクタを平行に取り付けたときの外観図である。
符号の説明
2,12 基板
2a 位置決めガイド
3 給電点
4a,4b アンテナ素子
13 コネクタ取付パターン
14 グラウンドパターン
15a,15b,15c スルーホール
16 信号線パターン
17a,17b アンテナ素子
21 通信ケーブル
22 RFIDタグ
23 熱収縮チューブ
24 引きバネ
25 コネクタ(オス型)
26 コネクタ(メス型)
27 コプレーナ線路
31 アンテナ部
32 アンテナ
33 グリップ部
34,35 給電線
101〜106,110 RFIDタグリーダ用アンテナ

Claims (18)

  1. RFIDタグからデータを読み取るためのRFIDタグリーダに備えるRFIDタグリーダ用アンテナであって、
    その給電点の両側に電気的長さが相等しい第1のアンテナ素子および第2のアンテナ素子を、その放射方向を対向させて配置し
    前記第1のアンテナ素子と前記第2のアンテナ素子との間隙に前記RFIDタグを付した物品を挿入したとき、前記RFIDタグが前記給電点に近づきすぎないよう制止する構造を具備したことを特徴とするRFIDタグリーダ用アンテナ。
  2. 前記第1のアンテナ素子および前記第2のアンテナ素子は、前記給電点から給電されるダイポールアンテナを構成していることを特徴とする請求項1に記載のRFIDタグリーダ用アンテナ。
  3. 前記第1のアンテナ素子および前記第2のアンテナ素子は、前記給電点を通じてそれぞれ位相をずらして給電されることを特徴とする請求項1に記載のRFIDタグリーダ用アンテナ。
  4. 前記RFIDタグに対して送受する電波の波長をλとしたとき、前記第1のアンテナ素子および前記第2のアンテナ素子の電気的長さは、いずれも、λ/4であることを特徴とする請求項1に記載のRFIDタグリーダ用アンテナ。
  5. 前記第1のアンテナ素子および前記第2のアンテナ素子は、それぞれ、前記給電点を通じ所定の特性インピーダンスを有する線路を経由して前記RFIDタグリーダに接続されていることを特徴とする請求項1に記載のRFIDタグリーダ用アンテナ。
  6. 前記特性インピーダンスは50Ωまたは75Ωであることを特徴とする請求項に記載のRFIDタグリーダ用アンテナ。
  7. 前記線路は、少なくともその一部がマイクロストリップ線路であって、
    誘電体からなる基板と、
    導電体からなり前記基板の一方の表面に形成された信号線パターンと、
    導電体からなり前記基板を挟み前記信号線パターンと対向して前記基板の他方の表面に形成されたグラウンドパターンと、
    を具備したことを特徴とする請求項に記載のRFIDタグリーダ用アンテナ。
  8. 前記線路は、少なくともその一部がコプレーナ線路であって、
    誘電体からなる基板と、
    導電体からなり前記基板の一方の表面に形成された信号線パターンと、
    導電体からなり前記信号線パターンを挟んで前記信号線パターンが形成された前記表面に形成されたグラウンドパターンと、
    を具備したことを特徴とする請求項に記載のRFIDタグリーダ用アンテナ。
  9. 前記第1のアンテナ素子および前記第2のアンテナ素子は、λ/8の間隔で平行して自由空間に突出していることを特徴とする請求項1に記載のRFIDタグリーダ用アンテナ。
  10. 前記基板は既知の比誘電率を有し、前記第1のアンテナ素子の一部と前記第2のアンテナ素子の一部は異なる長さで当該基板の上に配置され、当該第1のアンテナ素子と当該第2のアンテナ素子は物理的長さを異にして自由空間へ突出していることを特徴とする請求項または請求項に記載のRFIDタグリーダ用アンテナ。
  11. 前記第1のアンテナ素子または前記第2のアンテナ素子のいずれかは、少なくともその一部が誘電体からなる鞘で被覆され、当該第1のアンテナ素子および当該第2のアンテナ素子は、各々、物理的長さが異なり、電気的長さが同じであることを特徴とする請求項1に記載のRFIDタグリーダ用アンテナ。
  12. 前記第1のアンテナ素子または前記第2のアンテナ素子のうち、物理的長さが長いアンテナ素子は、物理的長さの短いアンテナ素子と先端部の放射方向が対向するように折り曲げられていることを特徴とする請求項10または請求項11に記載のRFIDタグリーダ用アンテナ。
  13. 前記第1のアンテナ素子および前記第2のアンテナ素子はそれぞれ対称に屈曲し、それぞれ途中位置で絶縁されて交差し、当該第1のアンテナ素子および当該第2のアンテナ素子の先端部分が可動して近接または遠隔が可能であることを特徴とする請求項1に記載のRFIDタグリーダ用アンテナ。
  14. 前記第1のアンテナ素子と前記第2のアンテナ素子は、前記給電点に近い根元部分から先端部分に向けて任意の広がり角度を持って末広がりに形成されていることを特徴とする請求項1に記載のRFIDタグリーダ用アンテナ。
  15. 前記第1のアンテナ素子と前記第2のアンテナ素子は、前記給電点に近い根元部分から所定範囲までが平行に形成され、当該所定範囲より先は所定の広がり角度を持って末広がりに形成されていることを特徴とする請求項1に記載のRFIDタグリーダ用アンテナ。
  16. 前記第1のアンテナ素子と前記第2のアンテナ素子は、前記給電点に近い根元部分から所定範囲までが任意の広がり角度を持って末広がりに形成され、当該所定範囲より先は平行または先つぼまりに形成され、
    前記第1のアンテナ素子の先端部分と前記第2のアンテナ素子の先端部分との間隙が狭まるように牽引する引きバネを具備していることを特徴とする請求項1に記載のRFIDタグリーダ用アンテナ。
  17. 前記基板上に形成され前記給電点へ接続されたコネクタ取付パターンと、前記基板面と直角に当該コネクタ取り付けパターンへ接続されたコネクタとを具備したことを特徴とする請求項に記載のRFIDタグリーダ用アンテナ。
  18. 前記基板上に形成され前記給電点へ接続されたコネクタ取付パターンと、前記基板面と平行に当該コネクタ取り付けパターンへ接続されたコネクタとを具備したことを特徴とする請求項に記載のRFIDタグリーダ用アンテナ。
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